JPH11283606A - 円筒型電池およびその製造方法 - Google Patents

円筒型電池およびその製造方法

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JPH11283606A
JPH11283606A JP10133862A JP13386298A JPH11283606A JP H11283606 A JPH11283606 A JP H11283606A JP 10133862 A JP10133862 A JP 10133862A JP 13386298 A JP13386298 A JP 13386298A JP H11283606 A JPH11283606 A JP H11283606A
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electrode
protruding end
cylindrical battery
positive electrode
winding
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Application number
JP10133862A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Takeuchi
友康 竹内
Fumiaki Murakami
文章 村上
Yoshio Miyata
芳生 宮田
Mamoru Shimoda
守 下田
Yukinari Niimi
幸成 新美
Hironobu Ueda
弘信 植田
Hisanao Kojima
小島  久尚
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力及び高エネルギー密度を有し、かつ高
い生産性を有する円筒型電池を提供する。 【解決手段】 本発明の円筒型電池は、帯状の正極21
と帯状の負極22と両極の間にそれぞれ介在する二枚の
帯状のセパレータ23とが円筒状に巻かれた巻回電極2
をもつ電池である。正極21および負極22は、セパレ
ータ23の軸長方向端より突出し半径方向に並んだ突出
端部213、223を有し、そして突出端部213,2
23からは、部分的に周方向に切断されて求心方向に重
ね合わせられた集合部215,225が形成され、各集
合部215,225は心棒1に接続されている。正極2
1および負極22の各部は短距離で集合部215を介し
て電極端子11,12に接続されているので、電池の内
部抵抗が小さく、高出力および高エネルギー密度が得ら
れる。また、生産工程が比較的簡素で生産性も高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型電池の技術
分野に属し、より詳しくは巻回電極をもつ円筒型電池の
技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話や携帯ビデオカメラ等の
電源として主流となりつつあるリチウム二次電池は、高
エネルギー密度をもつことから自動車用バッテリーとし
ても注目されている。しかし、自動車用バッテリーとし
て利用する場合には、モータを駆動するために大出力が
要求されるうえに、燃費と加速性とを向上させる目的で
軽量化の要求が強いので、従来のリチウム二次電池に対
してさらに高出力化及び高エネルギー密度化が不可欠で
ある。
【0003】従来のリチウム二次電池では、電極と端子
とを細い金属箔(タブ)で接続することにより、電池反
応で電極に発生した電流を外部に取り出している。しか
し、タブ数が少ないと電流の高い集電効率が得られず、
高出力を得ることができなくなってしまうという不都合
を生じる。一方、タブ数を増やすことによって高出力化
に対応させることができるが、この場合には多数のタブ
を正負の各電極や電極端子に接続することに工数を費や
し、生産性が低下してしまうという不都合を生じる。
【0004】一方、特開昭55−80269号公報で
は、巻回電極の端面に集電用の円板を溶着した電池が開
示されている。しかし、この電池では、電極の厚さが薄
かったり、電極の材料に難溶接材料が用いられていたり
すると、電極と円板との溶着が困難となって電池の生産
性が低くなるという不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、高出力及び高エネルギー密度
を有し、かつ高い生産性を有する円筒型電池を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】[物の発明] (第1手段)本発明の第1手段は、請求項1記載の円筒
型電池である。本発明の第1手段の円筒型電池は、帯状
の正極と帯状の負極と該正極および該負極の間にそれぞ
れ介在する帯状のセパレータとが円筒状に巻かれた巻回
電極をもつ電池であって、前記正極および前記負極の少
なくとも一方は、前記セパレータの巻回軸長方向の端部
から突出し半径方向に並んだ突出端部を有し、少なくと
も遠心方向側の該突出端部は、部分的に周方向に切断さ
れ、かつ求心方向側の該突出端部と重ね合わせられた集
合部が形成され、電極端子に接続されていることを特徴
とする。
【0007】本手段の円筒型電池では、径方向に並んだ
各電極層を、それぞれ突出端部の集合部を介して外部端
子と容易に電気的に接続することができる。それゆえ、
本手段によれば、高い電池の生産性が得られるという効
果がある。また、突出端部を通じて径方向に並んだ各電
極層から電流を集めることができるので、電池の内部抵
抗が小さくなって電極からの集電効率が高くなり、高出
力及び高エネルギー密度を得ることができるという効果
がある。
【0008】なお、本手段の円筒型電池は、帯状の正極
と帯状の負極と該正極および該負極の間にそれぞれ介在
する帯状のセパレータとが円筒状に巻かれた巻回電極を
もつ電池である。本手段は、電池の種類で特に限定され
るものではなく、リチウム二次電池を含む巻回電極電池
一般に用いることができる。また、正極及び負極は、集
電体と該集電体の表面に設けられた電極活物質とからな
るものを用いることができる。このとき、集電体及び電
極活物質の材料については、特に限定されるものではな
く、公知のものを用いることができる。セパレータの材
質についても、電池の種類に応じて選択することができ
る。
【0009】(第2手段)本発明の第2手段は、請求項
2記載の円筒型電池である。すなわち、本手段の円筒型
電池では、前記正極および前記負極の少なくとも一方
が、前記セパレータの巻回軸長方向の端部から突出し径
方向に並んだ突出端部を有し、少なくとも遠心方向側の
該突出端部は、部分的に周方向に切断され、かつ求心方
向側の該突出端部と重ね合わせられた集合部が形成さ
れ、電極端子に接続されている。
【0010】それゆえ、前記突出端部は、正極及び負極
が巻回軸方向に対してそれぞれ反対方向にずらされて巻
回されることにより形成することができる。このとき、
セパレータは正極と負極のそれぞれ対向する面の間に介
在させる。その結果、巻回軸方向に対し、一端側に正極
の突出端部が形成され、他端側に負極の突出端部が形成
され、正極側の集合部と負極側の集合部とが別個に形成
されるので、製造上の都合が良いという効果がある。
【0011】なお、突出端部の部分的な切断は、巻き取
る前に行ってもよいし、巻き取っている最中、あるいは
巻き取った後に行ってもよい。突出端部の集合部は、一
箇所だけに限らず2箇所以上設けてもよい。 (第3手段)本発明の第3手段は、請求項3記載の円筒
型電池である。
【0012】本手段では、前記突出端部が、周方向に沿
って機械的強度の弱い脆弱部を有し、該脆弱部で切断さ
れて重ね合わせられている。この脆弱部は、周方向に延
びる薄肉部を突出端部の少なくとも一部に形成すること
で設けることができる。こうした薄肉部は、プレスやエ
ッチングあるいは切削などにより形成することができ
る。
【0013】したがって本手段によれば、前述の第1手
段の効果に加えて、突出端部に外周側から求心方向へ押
圧力をかけるだけで脆弱部が破断し、容易に突出端部の
集合部を形成することができるという効果がある。 (第4手段)本発明の第4手段は、請求項4記載の円筒
型電池である。
【0014】本手段では、前記脆弱部は、前記突出端部
の周方向に沿って貫通孔を断続的に形成することで設け
られている。こうした貫通孔としては、例えばミシン目
状の貫通孔が挙げられる。したがって本手段によれば、
前述の第3手段と同様の効果に加えて、脆弱部の形成が
容易であるという効果がある。
【0015】(第5手段)本発明の第5手段は、請求項
5記載の円筒型電池である。本手段では、正極及び負極
の少なくとも一方は、集電体と該集電体の表面に設けら
れた電極活物質とからなり、突出端部は、電極の軸方向
端より突出した集電体よりなる。それゆえ、集電体だけ
で突出端部を形成することにより、集合部における各電
極層の突出端部間の電気的抵抗を小さくすることがで
き、電極からの集電効率を向上させることができる。
【0016】したがって本手段によれば、前述の第1手
段の効果に加えて、突出端部の集合部での導電性が向上
して電池の内部抵抗が低減されるので、より大出力を発
揮することができるという効果がある。 (第6手段)本発明の第6手段は、請求項6記載の円筒
型電池である。
【0017】本手段では、巻回電極は、軸中心に前記集
合部と通電して電流路を形成する心棒をもつ。この心棒
は、正極、負極及びセパレータの巻回中心となるととも
に、電流路ともなる。それゆえ、この心棒の周りに巻回
電極を形成することにより、巻回作業を容易にすること
ができるとともに、電極からの集電を容易にすることが
できる。
【0018】したがって本手段によれば、前述の第1手
段の効果に加えて、巻回電極の形成が容易になるばかり
ではなく、電極からの集電も容易になるという効果があ
る。 (第7手段)本発明の第7手段は、請求項7記載の円筒
型電池である。本手段では、心棒は、一端側に設けられ
正極の集合部と接続される正極端子部と、他端側に設け
られ負極の前記集合部と接続される負極端子部と、正極
端子部及び負極端子部の間に介在する絶縁部とからな
る。特に、突出端部が、巻回軸方向に対し、一端側に正
極の突出端部が形成され、他端側に負極の突出端部が形
成されている場合に、この心棒を用いることにより正極
及び負極の通電路をそれぞれ形成しやすくなるととも
に、外部に電流を取り出すことが容易にできるようにな
る。
【0019】したがって本手段によれば、前述の第6手
段の効果に加えて、正負両極でそれぞれ通電路が形成し
やすくなるという効果がある。 (第8手段)本発明の第8手段は、請求項8記載の円筒
型電池である。本手段では、集合部は、溶接により一体
的に心棒に接合されている。これにより、切断された突
出端部が互いに溶接されて一体的な集合部となり、この
一体的な集合部が心棒に溶接されて集合部と心棒が一体
的となる。それゆえ、集合部における突出端部間の電気
的抵抗及び集合部と心棒との電気的抵抗を一層小さくす
ることができる。この集合部の溶接には、レーザ溶接や
スポット溶接などの溶接方法を用いることができる。
【0020】したがって本手段によれば、前述の第6手
段の効果に加えて、集合部における突出端部間の電気的
抵抗及び集合部と心棒との電気的抵抗が一層小さくな
り、電池の内部抵抗が小さくなるので、よりいっそうの
大出力化が可能になるという効果がある。 (第9手段)本発明の第9手段は、請求項9記載の円筒
型電池である。
【0021】本手段では、電極端子は、巻回軸中心に配
設されていて巻回軸長方向の集合部に対応する位置に形
成された平面である接合面を有し、集合部は、電極端子
の接合面に接合されている。接合面は平面であるので、
集合部を接合面に溶接等により接合する際に、電気溶接
用の電極や超音波溶接用のホーンの先端面が平面で形成
され、接合面積が確保されるので、溶接等による接合が
より容易になる。
【0022】したがって本手段によれば、前述の第1手
段の効果に加えて、突出端部の集合部を溶接等により電
極端子に接合する作業がより容易になるという効果があ
る。 (第10手段)本発明の第10手段は、請求項10記載
の円筒型電池である。本手段では、突出端部の集合部
は、超音波溶接により、電極端子の接合面に一体的に接
合されている。超音波溶接は、発熱が少なく加熱部分が
局所に限定されるので、過熱による正極および負極のそ
れぞれの活物質の熱損傷が生じにくく、過熱による電池
性能の低下が防止される。
【0023】したがって本手段によれば、前述の第9手
段の効果に加えて、過熱による電池性能の低下が防止さ
れるという効果がある。 [製造方法の発明] (第11手段)本発明の第11手段は、請求項11記載
の円筒型電池の製造方法である。
【0024】すなわち、本手段の円筒型電池の製造方法
は、巻回工程、切り込み工程および接合工程とを有す
る。ここで、巻回工程は、正極と、負極と、該正極と負
極との間に介在する二枚のセパレータとを、正極および
負極のうち少なくとも一方はセパレータの巻回軸長方向
の端部から突出した突出端部を有する状態で、円筒状に
巻回して巻回電極を形成する工程である。切り込み工程
は、突出端部を倒れないように保持する保持手段により
突出端部を保持しつつ、突出端部のうち一部に切り刃に
よって外周部から巻回面内方向に切り込みを入れる工程
である。接合工程は、突出端部のうち切り込みを入れら
れた一部を求心方向に押圧して一体に接合し、集合部を
形成する工程である。
【0025】本手段では、切り込み工程で、切り刃によ
って突出端部の一部に切り込みが入れられるので、予め
突出端部の根本部分に脆弱部を形成しておく必要がなく
なり、工数低減になって製造コストを低減することがで
きる。また、切り込み工程において、保持手段により突
出端部が倒れないように突出端部が保持されているの
で、加工不具合が生じにくく、その結果、製品の信頼性
と歩留まり率とが向上する。
【0026】したがって本手段によれば、コストダウン
が可能であるうえに製品の信頼性が向上するという効果
がある。 (第12手段)本発明の第12手段は、請求項12記載
の円筒型電池の製造方法である。本手段では、保持手段
は、円盤と円盤の一方の面に植え込まれた多数の針とを
有する剣山状の支持部材である。また、切り込み工程
は、支持部材の針が巻回電極の突出端部の間に挿入され
て介在するように、支持部材が巻回軸長方向から巻回電
極の突出端部に挿置されて行われる工程である。それゆ
え、巻回電極の突出端部が倒れないように、同突出端部
が支持部材の針によって確実に支持されるので、切り込
み工程において加工不具合が生じにくくなる。
【0027】したがって本手段によれば、前述の第11
手段の効果に加えて、切り込み工程での信頼性が向上す
るという効果がある。 (第13手段)本発明の第13手段は、請求項13記載
の円筒型電池の製造方法である。本手段では、保持手段
は、巻回電極の突出端部に巻回軸長方向の端部側から圧
縮空気を供給する圧縮空気供給装置である。また、切り
込み工程は、圧縮空気供給装置により突出端部の間に吹
き込まれた空気によって突出端部が遠心方向に圧力を受
け、突出端部の周方向に張力が生じた状態で行われる工
程である。それゆえ、切り込み工程において、巻回電極
の突出端部に針等の物体が挿入されることがないので、
保持手段である圧縮空気供給装置により突出端部に挫屈
等の不具合が生じることがなく、保持手段の信頼性が高
い。また、同様の理由で、保持手段により突出端部が支
持された状態にするのに時間がかからず、切り込み工程
がより短時間で終了する。
【0028】したがって本手段によれば、前述の第11
手段の効果に加えて、保持手段の信頼性が高く長持ちす
る上に、切り込み工程がより短時間で終了して工数節減
になるという効果がある。 (第14手段)本発明の第14手段は、請求項14記載
の円筒型電池の製造方法である。
【0029】本手段では、保持手段は、巻回電極の突出
端部と共に巻回され、少なくとも一部は突出端部の間に
介在するスペーサである所定の厚さのテープ部材であ
る。また、巻回工程は、テープ部材を突出端部と共に巻
回する工程である。さらに、切り込み工程は、テープ部
材の少なくとも一部が突出端部の間に介在した状態で切
り込みを行い、しかる後にテープ部材を除去する工程で
ある。
【0030】それゆえ、巻回電極が巻回により形成され
る際に、同時にテープ部材が巻回電極の突出端部に介在
した状態で巻回されるので、突出端部の全ての隙間にテ
ープ部材が介在する。その結果、切り込み工程において
突出端部の保持がより確実になり、切り込み工程での切
り刃による切り込みに際して突出端部の倒れ等の不具合
が防止される。
【0031】したがって本手段によれば、前述の第11
手段の効果に加えて、切り込み工程での加工信頼性が向
上するという効果がある。 (第15手段)本発明の第15手段は、請求項15記載
の円円筒型電池の製造方法である。本手段では、保持手
段は、巻回電極の突出端部と共に巻回されて突出端部の
間に介在するスペーサである所定の直径の円形断面をも
つ線部材である。また、巻回工程は、この線部材を突出
端部と共に巻回する工程である。さらに、切り込み工程
は、線部材が突出端部の間に介在した状態で切り込みを
行い、しかる後に線部材を除去する工程である。
【0032】それゆえ、巻回電極が巻回により形成され
る際に、同時に線部材が巻回電極の突出端部に介在した
状態で巻回されるので、突出端部の全ての隙間に線部材
が介在する。その結果、前述の第14手段と同様に、切
り込み工程において突出端部の保持がより確実になり、
切り込み工程での突出端部の倒れ等の不具合が防止され
る。そしてさらに、テープ部材と異なって、円形断面を
もつ線部材の摩擦力は小さいので、突出端部の間から線
部材を除去する際に、突出端部を破いてしまう不具合が
防止される。
【0033】したがって本手段によれば、前述の第11
手段の効果に加えて、切り込み工程での加工信頼性がよ
りいっそう向上するという効果がある。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明する。 [実施例1] (実施例1の構成)本実施例の円筒型電池は、図1に示
されるように、心棒1、巻回電極2、電池ケース3、及
び電池ケース3内に保持された非水電解液(図示せず)
からなるリチウム二次電池である。
【0035】心棒1は、一端側に設けられる正極端子部
11と、他端側に設けられる負極端子部12と、正極端
子部11及び負極端子部12の間に介在して正極端子部
11及び負極端子部12を連結する連結ピン13とから
なる。正極端子部11は、有底円筒状の本体部111
と、本体部111の一端側に一体的に形成されたフラン
ジ112と、フランジ112より突出し外周にネジ山が
形成された突出部113とからなり、それぞれ導電体材
料により一体的に成形されてなる。負極端子部12も正
極端子部11と同様に、有底円筒状の本体部121と、
本体部121の他端側に一体的に形成されたフランジ1
22と、フランジ122より突出し外周にネジ山が形成
された突出部123とからなり、それぞれ導電体材料に
より一体的に成形されてなる。連結ピン13は、正極端
子部11及び負極端子部12を絶縁するため絶縁材料に
よりなり、中央部にリング状の突部131を有する。
【0036】巻回電極2は、帯状の正極21と帯状の負
極22と正極21および負極22の間にそれぞれ介在す
る帯状のセパレータ23とが、円筒状に巻回されたもの
である。すなわち、正極21は、集電体211と、この
集電体211の両面に設けられた正極活物質212とか
らなる。正極21の集電体211は、数10μm以下の
薄いアルミニウム箔からなり、正極活物質212は、リ
チウムマンガン酸化物などからなる。負極22も正極2
1と同様に、集電体221と、この集電体221の両面
に設けられた負極活物質222とからなる。負極22の
集電体221は、数10μm以下の薄い銅箔からなり、
負極活物質222は、カーボンなどからなる。セパレー
タ23は、ポリエチレンやポリプロピレンなどによりな
る。
【0037】巻回電極2は、図2に示されるように、正
極21及び負極22が巻回軸方向に対してそれぞれ反対
方向にずらされて巻回されて形成されたものであり、電
極の軸方向端より突出した集電体よりなる突出端部21
3(上端側)及び突出端部223(下端側)を有する。
すなわち、正極21の突出端部213と負極22の突出
端部223とは、巻回軸長方向に沿って互いに背向する
方向へセパレータ23の間から突出している。なお、正
極21及び負極22には、突出端部213、223に周
方向に延びるミシン目状の貫通孔214、224が、予
め突出端部213,223の根本部分の巻回軸長方向の
同じ位置に形成されているものが用いられている。
【0038】正極21、負極22及びセパレータ23を
巻回した後、図3に示されるように、巻回軸方向の両端
に形成される突出端部において、径方向に並んだ各電極
層の突出端部の貫通孔214、224をそれぞれ共通の
半径方向に合わせて部分的に周方向に切断した。すなわ
ち、ここでは巻回電極の直径方向に重なる2箇所で切断
した。
【0039】続いて、図4に示されるように、遠心方向
側の突出端部の切断部分を軸芯方向側の突出端部の切断
部分に押圧してそれぞれ重ね合わせ、集合部215、2
25を形成した。集合部215、225ではスポット溶
接により突出端部どうしが互いに溶接されており、かつ
これら集合部215、225がそれぞれ正極端子部11
及び負極端子部12に溶接されている。このように正極
21及び負極22は、それぞれ突出端部213、223
の集合部215、225を通じて、正極端子部11及び
負極端子部12に電気的に接続されている。
【0040】ケース3は、金属製の筒部31と、筒部3
1の両端の開口を塞ぐ蓋部32、32とから構成されて
いる。蓋部32、32はそれぞれ中心部に貫通孔を有す
る。これら蓋部32、32の貫通孔に、心棒1の正極端
子部11及び負極端子部12の突出部113、123が
絶縁パッキング33、33を介して装着される。そし
て、雌ねじを有する平ワッシャー状のナット34、34
が正負の突出部113、123螺合されることにより、
蓋部32、32が固定されて筒部31の開口を封止し、
電池内が密閉されている。
【0041】非水電解液は、エチレンカーボネートなど
を含む有機溶媒にLiPF6 などのリチウム塩を溶解さ
せて調製したものである。 (実施例1の作用効果)本実施例では、正負両極21,
22の突出端部213,223の根本部分に、ミシン目
状の貫通孔214,224を有する脆弱部が形成されて
いるので、各突出端部213,223に外周面から求心
方向に押圧力をかけるだけで各突出端部213,223
が脆弱部で破断する。その結果、各突出端部213,2
23がそれぞれ部分的に求心方向に寄せ集められて集合
部215,225を形成するので、集合部215,22
5の形成が容易である。
【0042】また、各集合部215,225がそれぞれ
正極端子部11および負極端子部12にスポット溶接さ
れているので、同時に各集合部215,225を形成す
る各突出端部213,223も互いにスポット溶接され
て互いに強固に接合される。その結果、各集合部21
5,225とそれぞれの正極端子部11および負極端子
部12との間の導通が良くなり接続抵抗が低減されるの
で、電池の内部抵抗が低減される。
【0043】さらに、起電力をもつ正極21および負極
22の各部から各突出端部213,223の各集合部2
15,225までは周方向の距離が半周分以下であるの
で、各部からの電流は周方向に長距離流れることがな
く、短距離で各集合部215,225に到達する。その
結果、正極21および負極22の中を流れる電流の距離
が短くなり、正極21および負極22の中での電気抵抗
が減少して、電池の内部抵抗がさらに低減される。
【0044】したがって、本実施例の円筒型電池によれ
ば、内部抵抗が低減されているのでより高出力が得ら
れ、高出力になる分だけ高エネルギー密度も得られると
いう効果がある。そればかりではなく、正負の突出端部
213,223での集合部215,225の形成と、集
合部215,225の正負の端子部11,12へのスポ
ット溶接も容易であるので、生産性も高いという効果が
ある。
【0045】[実施例2] (実施例2の構成)本発明の実施例2としての円筒型電
池は、突出端部に周方向に延びる薄肉部(切り欠き溝)
をあらかじめ有する正極及び負極が用いられている点の
他は、実施例1の円筒型電池と同様の構成をもつ電池で
ある。
【0046】すなわち、図5及び図6に、巻き取る前の
帯状の正極21’の一部を概略的に示す。正極21’
は、集電体211’と、この集電体211’の両面に設
けられた正極活物質212’とからなり、突出端部21
3’となる集電体部分に、周方向に延びる切り欠き溝2
14’を有する。この切り欠き溝214’は切削により
形成したものである。
【0047】正極21’、負極(図略)及びセパレータ
(図略)の巻回は、実施例1の円筒型電池と同様に、正
極21’及び負極を巻回軸方向に対してそれぞれ反対方
向にずらして巻回した。正極21’、負極及びセパレー
タを巻回した後、巻回軸方向の両端に形成される突出端
部において、径方向に並んだ各電極層の突出端部の切り
欠き溝214’をそれぞれ一半径方向に合わせて部分的
に周方向に切断した。続いて、遠心方向側の突出端部の
切断部分を軸芯方向側の突出端部の切断部分に押圧する
ことにより、径方向に並んだ各電極層の突出端部をそれ
ぞれ重ね合わせ、集合部を形成した。
【0048】(実施例2の作用効果)実施例2の円筒型
電池においても実施例1と同様の作用が得られるので、
実施例1と同様に、実施例2の円筒型電池によっても、
高出力、高エネルギー密度および高生産性の効果があ
る。 [実施例3] (実施例3の構成)本発明の実施例3としての円筒型電
池は、図7に示すように、集電体211”の突出端部2
13”に複数のスリット状の貫通孔214”をあらかじ
め有する帯状の正極21”をもつ。本実施例の円筒型電
池は、同様に集電体の突出端部223”にこの貫通孔2
14”と同じ形態の貫通孔224”(図8に一部図示す
る)をあらかじめ有する帯状の負極をもつ。本実施例の
円筒型電池は、以上の点の他は、実施例1の円筒型電池
と同様の構成を持っている。なお、この正極21”は、
実施例1と同様に、集電体211”の両面に正極活物質
212”が塗布されたものである。
【0049】貫通孔214”、224”の孔の長さ及び
孔の配列間隔が変わっているのは、図8に示されるよう
に、正極21”、負極22”および二枚のセパレータ
(図略)が共に巻回されたときに、半径方向に並ぶ各電
極層の突出端部213”,223”の貫通孔214”、
224”が、それぞれ半径方向に重なり合うようにする
ためである。この巻回電極2”では、それぞれの貫通孔
214”、224”により、突出端部213”,22
3”があらかじめ部分的に周方向に切断された形態とな
っている。
【0050】正極21”、負極22”及びセパレータを
巻回した後、図9に示されるように、外周側の突出端部
213”,223”の切断部分を、内周側の突出端部2
13”,223”の切断部分に押圧することにより、半
径方向に並んだ各電極層の突出端部213”,223”
をそれぞれ重ね合わせ、集合部215”、225”を形
成した。しかる後、スポット溶接で正極21”および負
極22”の集合部215’,225”を、それぞれ正極
端子部11および負極端子部12に一体的に接合する点
は、実施例1および実施例2と同様である。
【0051】(実施例3の作用効果)本実施例の円筒型
電池では、実施例1,2と異なって、正極21および負
極22それぞれの貫通孔214”,224”が予め突出
端部213”,223”に形成されており、突出端部2
13”,223”には脆弱部が形成されていない。それ
ゆえ、集合部215”,225”を形成する際に、脆弱
部から予期しないクラック等が発生して突出端部21
3”,223”が損傷する恐れがない。
【0052】また、ミシン目状の貫通孔や切り欠きによ
る脆弱部が形成されていないので、集合部215”,2
25”以外の部分での突出端部213”,223”の導
電性が改善されており、電池の内部抵抗はいっそう低減
されている。したがって、本実施例の円筒型電池によれ
ば、前述の実施例1,2を上回る高出力、高エネルギー
密度および高生産性が得られるという効果がある。
【0053】[実施例4] (実施例4の構成)本発明の実施例4としての円筒型電
池は、突出端部全域にわたって部分的なスリット状の貫
通孔が断続的に形成された正極及び負極が用いられてい
る点の他は、実施例1の円筒型電池と同様の構成を持っ
ている。
【0054】図10に巻き取る前の帯状の正極21”’
の一部を概略的に示す。正極21”’は、集電体21
1”’の突出端部213”’全域にわたって断続的に形
成されたスリット状の貫通孔214”’を有する。正極
21”’、負極(図略)及び二枚のセパレータ(図略)
を巻回した後、遠心方向側の突出端部の切断部分を軸芯
方向側の切断部分に押圧することにより、径方向に並ん
だ各電極層の突出端部をそれぞれ重ね合わせ、集合部
(図略)を形成した。集合部を形成した後、スポット溶
接によって正負両極の集合部を、それぞれ図示しない正
極端子部および負極端子部に一体的に接合する点は、前
述の実施例1〜3と同様である。
【0055】(実施例4の作用効果)本実施例の円筒型
電池では、上記集合部を形成する際に剪断力がかかって
破断すべき突出端部213”’の最も根本の貫通孔21
4”の間から、突出端部213”’の先端方向へクラッ
クが発生した場合にも、途中の貫通孔214”にクラッ
クがかかってクラックの進行が止まる。それゆえ、集合
部の形成がより容易になるという新たな効果がある。
【0056】その他の作用効果は、実施例1と同様であ
る。 [実施例5] (実施例5の構成)本発明の実施例5としての円筒型電
池は、前述の実施例3の円筒型電池とほぼ同様の構成を
しているが、図11に示すように心棒1の形状が異なる
ほか、正負両極の突出端部の集合部が心棒1に超音波溶
接されている点が、実施例3の構成と異なっている。
【0057】すなわち、図12に示すように、芯棒1を
構成する正負の電極端子11,12は、正負の突出端部
の巻回軸長方向の集合部に対応する位置に形成された平
面である接合面114,124を有する。そして、図1
3に正極側だけを代表して示すように、芯棒1を構成す
る正電極端子11は、巻回電極2の巻回軸中心に配設さ
れている。巻回軸長方向の突出端部213”の集合部2
15”に対応する位置に形成された平面である接合面1
14”には、集合部215”が超音波溶接用のチップT
を押し付けられて、超音波溶接により一体的に接合され
ている。負極側でも同様にして、負極の突出端部の集合
部(図略)が、負電極端子12の接合面124に超音波
溶接により一体的に接合されている。
【0058】なお、超音波溶接用のチップTによって突
出端部213”を押圧して求心方向に変形させることに
より集合部215”を形成して、工数を節減しても良
い。また、本実施例においては、心棒1の形状が前述の
実施例1〜4と大きく異なっているが、接合面114,
124が形成されている点を除いては、心棒1の形状の
多様性を示したに過ぎない。
【0059】(実施例5の作用効果)本実施例の円筒型
電池では、正負の電極端子11,12の側面に平面から
なる接合面114,124が形成されている。それゆ
え、正極側を代表して説明すると、再び図13に示すよ
うに、突出端部213”のうち貫通孔214”で切り欠
いてある部分が集合部215”を形成して、電極端子1
1の接合面114にかなり広い接合面積をもって一体的
に溶接されている。その結果、接合面114と集合部2
15”とが接合する溶接面での接続抵抗が小さくなり、
電池の内部抵抗が小さくなるので、よりいっそう高出力
および高エネルギー密度が得られるという効果がある。
【0060】また、接合面114が溝状に正極端子11
に形成されているので、集合部215”が溝状の接合面
114に係合し、溶接チップTが巻回軸長方向に微振動
しても、集合部215”が巻回軸長方向に乱れて分散す
ることがなく、まとまって接合面114に超音波溶接さ
れる。それゆえ、超音波溶接の際に製造不具合が起きに
くく、歩留まりと信頼性とが向上するという効果があ
る。
【0061】さらに、超音波溶接はあまり熱量を発生し
ないので、過熱に弱い正負両極の活物質が過熱によって
損傷を受けることが防止され、さらに歩留まりと信頼性
とが向上するという効果もある。したがって、本実施例
の円筒型電池によれば、よりいっそう高出力および高エ
ネルギー密度が得られるばかりではなく、歩留まりと信
頼性とが向上するという効果がある。
【0062】[実施例6] (実施例6の構成)本発明の実施例6の円筒型電池は、
完成した状態では前述の実施例3の円筒型電池とほぼ同
様の構成をしている。ただし、実施例3では巻回電極2
の巻回以前に貫通孔214”,224”が突出端部21
3”,223”に形成されている(図7および図8を参
照)が、本実施例では巻回電極の巻回後に突出端部21
3,223に切り刃による切り込みが入れられる点であ
る。すなわち、本実施例の特徴は製造方法にあるので、
次の製造方法の項で詳細に説明する。
【0063】(実施例6の製造方法)本発明の実施例6
としての円筒型電池の製造方法は、巻回工程、切り込み
工程および接合工程とを有する。先ず、巻回工程は、正
極21と、負極2と、両極21,22の間に介在する二
枚のセパレータ23とを、両極21,22がセパレータ
23の巻回軸長方向の端部から互いに配向した方向へ突
出した突出端部213,223を有する状態(図1参
照)で、円筒状に巻回して巻回電極を形成する工程であ
る。この巻回工程では、正負の突出端部213,223
の根本部分に脆弱部が形成されていない点を除いて、実
施例1の製造方法の巻回工程と同様である。
【0064】次に、切り込み工程は、突出端部213,
223を倒れないように保持する保持手段により突出端
部213,223を保持しつつ、突出端部のうち一部に
切り刃によって外周部から巻回面内方向に切り込みを入
れる工程である。ここで、本実施例の切り込み工程で使
用する保持手段は、図14に示すように、円盤41と円
盤41の一方の面に植え込まれた多数の針42とを有す
る剣山状の支持部材4である。
【0065】すなわち切り込み工程では、図15に示す
ように、二つの支持部材4が巻回電極2の巻回軸長方向
から互いに対向して、巻回電極2の突出端部213,2
23に挿入される。そして、支持部材4の多数の針42
が、巻回電極2の突出端部213,223の間に挿入さ
れて介在するように、支持部材4が巻回軸長方向から巻
回電極2の突出端部213,223に挿置されるに至
る。
【0066】その結果、巻回電極2の突出端部213,
223が倒れないように、支持部材4の針42によって
確実に支持されるので、切り込み工程において加工不具
合が生じにくくなる。すなわち、図16に示すように、
カッターナイフ状の切り刃Cによって、突出端部21
3,223が根本部分で円弧状に切断される。その際
に、切り刃Cから突出端部213,223を傾ける力が
作用しても、突出端部213,223は、支持部材4の
多数の針42に支持されているので倒れる恐れがない。
なお、切り粉が出て短絡等の不具合を生じることがない
ように、切り刃Cには振動等を加えない方がよい。
【0067】なお、切り刃Cによる突出端部213,2
23の根本部分の切断が完了すると、二つの支持部材4
は、巻回軸長方向に沿って互いに逆方向に取り去られ
る。最後の接合工程は、突出端部213,223のうち
切り込みを入れられた一部を求心方向に押圧して一体に
接合し、集合部215,225(図4参照)を形成する
工程である。集合部215,225が形成された後、集
合部215,225は、スポット溶接によって正極端子
11および負極端子部12に一体的に溶接される(図4
参照)。
【0068】しかる後、前述の実施例1〜5と同様に、
一体的に接合された心棒1と巻回電極2とは、電池ケー
ス3に収容されて封止される。 (実施例6の作用効果)本手段では、切り込み工程で、
切り刃Cによって突出端部213,223の一部の根本
部分に切り込みが入れられるので、予め突出端部21
3,223の根本部分に脆弱部を形成しておく必要がな
くなる。それゆえ、工数低減になり、製造コストを低減
することができる。また、切り込み工程において、保持
手段としての支持部材4により突出端部213,223
が倒れないように、突出端部213,223が保持され
ているので、加工不具合が生じにくく、製品の信頼性と
歩留まり率とが向上する。
【0069】したがって、本実施例の円筒型電池の製造
方法によれば、製品のさらなるコストダウンが可能であ
るうえに、製品の信頼性および歩留まり率が向上すると
いう効果がある。 (実施例6の各種変形態様)前述の支持部材4の針42
は、再び図42に示すように、円錐形状をしていたが、
針42の形状は、先端部だけが尖っている細い棒状の形
状をしている変形態様の実施も可能である。また、支持
部材4の円盤41は、必ずしも円盤状の形状をしている
必要はなく、さらに貫通孔40も必須ではない。
【0070】切り刃Cとその切り込み軌跡に関しては、
以下のように多様な変形態様が実施可能である。先ず本
実施例の変形態様1として、図17に示すように、円盤
状の二枚の切り刃Cで両側から突出端部213,223
(図略)の根本に円弧状の軌跡で切り込みを入れる切り
込み工程を持つ円筒型電池の製造方法の実施が可能であ
る。この際、切り粉が出て短絡等の不具合を生じること
がないように、円盤状の切り刃Cは回転させない方がよ
い。本変形態様においても、突出端部213,223は
支持部材4によって倒れないように支持されている点
は、実施例6と同様である。
【0071】また、本実施例の変形態様2として、図1
8に示すように、二枚のカッターナイフ状の切り刃Cを
平行に移動させて、突出端部213,223の根本に両
側から切り込みを入れても良い。同様に、変形態様3と
して、図19に示すように、二枚の円盤状の切り刃Cを
平行に移動させて、突出端部213,223の根本に両
側から切り込みを入れても良い。
【0072】さらに、本実施例の変形態様4として、図
20に示すように、大きめの円盤状の切り刃Cを一方か
ら求心方向へ移動させて、突出端部213,223の根
本に円弧状の切れ目を入れても良い。同様に、変形態様
5として、図21に示すように、更に大きい半月状の切
り刃Cを一方から求心方向へ移動させて、突出端部21
3,223の根本により半径が大きい円弧状の切れ目を
入れても良い。あるいは、変形態様6として、図22に
示すように、先端が尖った扇状の切り刃Cを一方から求
心方向へ移動させて、突出端部213,223の根本の
扇状の領域に切れ目を入れても良い。
【0073】[実施例7] (実施例7の製造方法)本発明の実施例7の円筒型電池
の構成は、前述の実施例6の円筒型電池の構成と同様で
ある。本発明の実施例7の特徴は、円筒型電池の製造方
法にあるので、以下、本実施例の円筒型電池の製造方法
について説明する。
【0074】本発明の実施例7としての円筒型電池の製
造方法は、切り込み工程において保持手段が実施例6と
異なるのみで、その他の点については前述の実施例6の
製造方法と同様である。本実施例の切り込み工程で使用
する保持手段は、図23に示すように、巻回電極2の突
出端部213,223に巻回軸長方向の両方の端部側か
ら圧縮空気を供給する対向した一対の圧縮空気供給装置
5である。圧縮空気供給装置5には、図示しないエアー
ポンプから所定の圧力の圧縮空気が供給され、同圧縮空
気は、吹き込み口50から圧縮空気供給装置5の内部に
流入してから、多孔板51を通じて巻回電極2の両端部
にほぼ均等に供給される。圧縮空気供給装置5の外縁部
52は、円筒状に突出しており、内周面で突出端部21
3,223の最外周部を支持している。
【0075】すなわち、本実施例の切り込み工程は、圧
縮空気供給装置5により突出端部213,223の間に
吹き込まれた空気によって、突出端部213,223が
遠心方向に空気圧力を受け、突出端部213,223の
周方向に張力が生じた状態で、切り刃Cによる突出端部
213,223の根本への切り込みが行われる工程であ
る。
【0076】(実施例7の作用効果)それゆえ、本実施
例の切り込み工程においては、巻回電極2の突出端部2
13,223に針等の物体が挿入されることがないの
で、保持手段である圧縮空気供給装置5により突出端部
213,223に挫屈等の不具合が生じることがなく、
保持手段の信頼性が高い。また、同様の理由で、保持手
段である圧縮空気供給装置5により突出端部213,2
23が支持された状態にするのに時間がかからず、切り
込み工程がより短時間で終了する。
【0077】したがって本実施例によれば、前述の実施
例6の効果に加えて、保持手段の信頼性が高く長持ちす
る上に、切り込み工程がより短時間で終了して工数節減
になるという効果がある。 [実施例8] (実施例8の製造方法)本発明の実施例8の円筒型電池
の構成も、前述の実施例6の円筒型電池の構成と同様で
ある。実施例8の特徴は、円筒型電池の製造方法にある
ので、以下、本実施例の円筒型電池の製造方法について
説明する。
【0078】本発明の実施例8としての円筒型電池の製
造方法は、巻回工程が実施例6と少し異なり、切り込み
工程において保持手段が実施例6と異なるのみで、その
他の点については前述の実施例6の製造方法と同様であ
る。本実施例の実施例8としての円筒型電池の製造方法
では、図24に示すように、保持手段は、巻回電極2の
突出端部213,223と共に巻回され、巻回軸長方向
の幅の約半分が突出端部の間に介在するスペーサである
所定の厚さのテープ部材6である。テープ部材6の半径
方向の厚さは、突出端部213,223の間の間隙に合
わせて設定されている。それゆえ、本実施例の巻回工程
は、テープ部材6を突出端部と共に巻回する工程であ
る。さらに、本実施例の切り込み工程は、テープ部材6
の巻回軸長方向の幅の約半分が突出端部213,223
の間に介在した状態で切り刃Cによる切り込みを行い、
しかる後にテープ部材6を除去する工程である。
【0079】(実施例8の作用効果)それゆえ本実施例
では、巻回電極2が巻回により形成される際に、同時に
テープ部材6が巻回電極2の突出端部213,223に
介在した状態で巻回されるので、突出端部213,22
3の全ての隙間にテープ部材6が介在する。その結果、
切り込み工程において突出端部213,223の保持が
より確実になり、切り込み工程での突出端部213,2
23の倒れ等の不具合が防止される。
【0080】したがって、本実施例の円筒型電池の製造
方法によれば、前述の実施例5,6の効果に加えて、切
り込み工程での加工信頼性が向上するという効果があ
る。 [実施例9] (実施例9の製造方法)本発明の実施例9の円筒型電池
の構成は、前述の実施例7,8と同様に、前述の実施例
6の円筒型電池の構成と同様である。本発明の実施例9
の特徴は、円筒型電池の製造方法にあるので、以下、本
実施例の円筒型電池の製造方法について説明する。
【0081】本発明の実施例9としての円筒型電池の製
造方法では、図25に示すように、保持手段が前述の実
施例8のテープ部材6に代えて円形断面の線部材7が使
用されている点だけが実施例8と異なり、その他の点で
は実施例8と同様である。すなわち、本実施例で使用す
る保持手段は、巻回電極2の突出端部213,223と
共に巻回されて突出端部213,223の間に介在する
スペーサである所定の直径の円形断面をもつ線部材7で
ある。線部材7の半径は、突出端部213,223の間
の間隙の幅に合わせて設定されている。すなわち、本実
施例の巻回工程は、この線部材7を突出端部213,2
23と共に巻回する工程である。さらに、本実施例の切
り込み工程は、線部材7が突出端部213,223の間
に介在した状態で切り刃Cによる切り込みを行い、しか
る後に線部材7を除去する工程である。
【0082】(実施例9の作用効果)それゆえ、巻回電
極2が巻回により形成される際に、同時に線部材7が巻
回電極2の突出端部213,223に介在した状態で巻
回されるので、突出端部213,223の全ての隙間に
線部材7が介在する。その結果、前述の実施例8と同様
に、切り込み工程において切り刃Cによる突出端部21
3,223の切り込みを行う際に、突出端部213,2
23の保持がより確実になり、切り込み工程での突出端
部213,223の倒れ等の不具合が防止される。そし
てさらに、前述の実施例8のテープ部材6と異なって、
円形断面をもつ線部材7の摩擦力は小さいので、突出端
部213,223の間の間隙から線部材7を除去する際
に、突出端部213,223を破いてしまう不具合が防
止される。
【0083】したがって、本実施例の円筒型電池の製造
方法によれば、前述の実施例8の効果に加えて、切り込
み工程での加工信頼性がよりいっそう向上するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の円筒型電池の構成を断面で概略的
に示す部分分解斜視図である。
【図2】 実施例1の円筒型電池の作製において、正
極、負極及びセパレータを心棒に巻き取って形成した直
後の巻回電極の斜視図である。
【図3】 実施例1の円筒型電池の作製において、突出
端部が部分的に切断されたときの様子を示す斜視図であ
る。
【図4】 実施例1の円筒型電池の作製において、図3
で示された切断部分が軸芯方向側の突出端部に押圧され
て重ね合わせられることにより集合部が形成され、かつ
この集合部が溶接されている様子を示す上面図である。
【図5】 実施例2の円筒型電池において、巻き取られ
る前の帯状の電極の様子を示す正面図である。
【図6】 実施例2の円筒型電池において、巻き取られ
る前の帯状の電極の様子を示す断面図である。
【図7】 実施例3の円筒型電池において、巻き取られ
る前の帯状の電極の様子を示す正面図である。
【図8】 実施例3の円筒型電池の作製において、正
極、負極及びセパレータを心棒に巻き取って形成した直
後の巻回電極の斜視図である。
【図9】 実施例3の円筒型電池の作製において、遠心
方向側の貫通孔を有する突出端部が軸芯方向側の突出端
部に押圧されて重ね合わせられることにより集合部が形
成される様子を示す斜視図である。
【図10】実施例4の円筒型電池において、巻き取られ
る前の帯状の電極の様子を示す正面図である。
【図11】実施例5の心棒の外形を示す斜視図である。
【図12】実施例5の心棒の構成を示す断面図である。
【図13】実施例5の超音波溶接を模式的に示す断面図
である。
【図14】実施例6の製造方法に用いる支持部材の形状
を示す斜視図である。
【図15】実施例6の切り込み工程を示す断面図であ
る。
【図16】実施例6の切り込み工程を模式的に示す平面
図である。
【図17】実施例6の変形態様1の切り込み工程を模式
的に示す平面図である。
【図18】実施例6の変形態様2の切り込み工程を模式
的に示す平面図である。
【図19】実施例6の変形態様3の切り込み工程を模式
的に示す平面図である。
【図20】実施例6の変形態様4の切り込み工程を模式
的に示す平面図である。
【図21】実施例6の変形態様5の切り込み工程を模式
的に示す平面図である。
【図22】実施例6の変形態様6の切り込み工程を模式
的に示す平面図である。
【図23】実施例7の切り込み工程を示す断面図であ
る。
【図24】実施例8の切り込み工程を示す断面図であ
る。
【図25】実施例9の切り込み工程を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1:心棒 11:正極端子部 111:本体部 112:フランジ 113:突出部
114:接合面 12:負極端子部 121:本体部 122:フランジ 123:突出部
124:接合面 13:連結ピン 131:突部 2:巻回電極 21:正極 211:集電体 212:正極活物質 213:突
出端部 214,214”:貫通孔 214’:切り欠き溝 215:集合部 22:負極 221:集電体 222:負極活物質 223:突
出端部 224,224”:貫通孔 224’:切り欠き溝 225:集合部 23:セパレータ 3:電池ケース 31:筒部 32:蓋部 33:絶縁パッキング
34:ナット 4:支持部材(保持手段として) 40:貫通孔 41:円盤 42:針(多数) 5:圧縮空気供給装置(保持手段として) 50:吹き込み口 51:多孔板 52:外縁部 6:テープ部材(保持手段であるスペーサとして) 7:線部材(保持手段であるスペーサとして) C:切り刃 T:チップ(超音波溶接用)
フロントページの続き (72)発明者 下田 守 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 新美 幸成 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 植田 弘信 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小島 久尚 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の正極と、帯状の負極と、該正極と該
    負極との間にそれぞれ介在する帯状のセパレータとが円
    筒状に巻かれた巻回電極をもつ電池であって、 前記正極および前記負極の少なくとも一方は、前記セパ
    レータの巻回軸長方向の端部から突出し半径方向に並ん
    だ突出端部を有し、 該突出端部のうち少なくとも遠心方向側の一部は、部分
    的に周方向に切断され求心方向側の該突出端部と重ね合
    わせられて、 該突出端部の一部が重ね合わされた集合部が形成され、 該集合部は、電極端子に接続されていることを特徴とす
    る円筒型電池。
  2. 【請求項2】前記突出端部は、前記正極及び前記負極が
    巻回軸長方向に沿ってそれぞれ反対方向にずらされて巻
    回されることにより形成されている、 請求項1に記載の円筒型電池。
  3. 【請求項3】前記突出端部は、巻回周方向に沿って機械
    的強度の弱い脆弱部を有し、該脆弱部で切断されて重ね
    合わせられている、 請求項1に記載の円筒型電池。
  4. 【請求項4】前記脆弱部は、前記突出端部の巻回周方向
    に沿って断続的に形成された貫通孔を有する、 請求項3に記載の円筒型電池。
  5. 【請求項5】前記正極及び前記負極のうち少なくとも一
    方は、集電体と該集電体の表面に設けられた電極活物質
    とからなり、 前記突出端部は、前記セパレータの巻回軸長方向の端部
    から突出した該集電体よりなる、 請求項1に記載の円筒型電池。
  6. 【請求項6】前記巻回電極は、巻回軸中心に前記集合部
    と通電して電流路を形成する心棒をもつ、 請求項1に記載の円筒型電池。
  7. 【請求項7】前記心棒は、前記正極の前記集合部と接続
    される正極端子部と、前記負極の前記集合部と接続され
    る負極端子部と、該正極端子部と該負極端子部との間に
    介在する絶縁部とからなる、 請求項6に記載の円筒型電池。
  8. 【請求項8】前記集合部は、溶接により一体的に心棒に
    接合されている、 請求項6に記載の円筒型電池。
  9. 【請求項9】前記電極端子は、巻回軸中心に配設されて
    いて、前記巻回軸長方向の前記集合部に対応する位置に
    形成された平面である接合面を有し、 前記集合部は、該電極端子の該接合面に接合されてい
    る、 請求項1記載の円筒型電池。
  10. 【請求項10】前記集合部は、超音波溶接により、前記
    電極端子の前記接合面に一体的に接合されている、 請求項9記載の円筒型電池。
  11. 【請求項11】正極と、負極と、該正極と負極との間に
    介在する二枚のセパレータとを、該正極および該負極の
    うち少なくとも一方は該セパレータの巻回軸長方向の端
    部から突出した突出端部を有する状態で、円筒状に巻回
    して巻回電極を形成する巻回工程と、 該突出端部を倒れないように保持する保持手段により該
    突出端部を保持しつつ、該突出端部のうち一部に切り刃
    によって外周部から巻回面内方向に切り込みを入れる切
    り込み工程と、 該突出端部のうち該一部を求心方向に押圧して一体に接
    合して集合部を形成する接合工程と、を有することを特
    徴とする円筒型電池の製造方法。
  12. 【請求項12】前記保持手段は、円盤と該円盤の一方の
    面に植え込まれた多数の針とを有する剣山状の支持部材
    であり、 前記切り込み工程は、該針が前記突出端部の間に挿入さ
    れて介在するように、該支持部材が巻回軸長方向から前
    記巻回電極の該突出端部に挿置されて行われる工程であ
    る、 請求項11記載の円筒型電池の製造方法。
  13. 【請求項13】前記保持手段は、前記突出端部に巻回軸
    長方向の端部側から圧縮空気を供給する圧縮空気供給装
    置であり、 前記切り込み工程は、圧縮空気供給装置により該突出端
    部の間に吹き込まれた空気によって該突出端部が遠心方
    向に圧力を受け、該突出端部の周方向に張力が生じた状
    態で行われる工程である、 請求項11記載の円筒型電池の製造方法。
  14. 【請求項14】前記保持手段は、前記突出端部と共に巻
    回され、少なくとも一部は前記突出端部の間に介在する
    スペーサである所定の厚さのテープ部材であり、 前記巻回工程は、該テープ部材を該突出端部と共に巻回
    する工程であり、 前記切り込み工程は、該テープ部材の少なくとも一部が
    該突出端部の間に介在した状態で前記切り込みを行い、
    その後該テープ部材を除去する工程である、 請求項11記載の円筒型電池の製造方法。
  15. 【請求項15】前記保持手段は、前記突出端部と共に巻
    回されて前記突出端部の間に介在するスペーサである所
    定の直径の円形断面をもつ線部材であり、 前記巻回工程は、該線部材を該突出端部と共に巻回する
    工程であり、 前記切り込み工程は、該線部材が該突出端部の間に介在
    した状態で前記切り込みを行い、しかる後に該線部材を
    除去する工程である、 請求項11記載の円筒型電池の製造方法。
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