JPH11281895A - 望遠鏡用プロテクタ - Google Patents
望遠鏡用プロテクタInfo
- Publication number
- JPH11281895A JPH11281895A JP9984898A JP9984898A JPH11281895A JP H11281895 A JPH11281895 A JP H11281895A JP 9984898 A JP9984898 A JP 9984898A JP 9984898 A JP9984898 A JP 9984898A JP H11281895 A JPH11281895 A JP H11281895A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion
- protector
- telescope
- lens barrel
- objective lens
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可撓シートに複数箇所の容袋部を設けて、こ
れら各容袋部にクッション材が封入することにより外方
に向けて突出するクッション部としたクッション部材で
対物レンズ鏡筒の外周を覆うように装着することにより
格別の重量化を伴わず、双眼鏡や単眼鏡からなる望遠鏡
を衝撃から有効に保護する。 【解決手段】 双眼鏡1の対物レンズ鏡筒2を保護する
プロテクタ10として、クッション部材11と外郭部材
12とからなり、クッション部材は伸縮性のある可撓シ
ート13に複数の容袋部を形成して、内部に衝撃吸収能
力の高いクッション材14を封入したクッション部15
を構成し、これらクッション部材11及び外郭部材12
は2分割されて分割カバー16を構成している。クッシ
ョン部材11は外郭部材12に固定して双眼鏡1の対物
レンズ鏡筒2a,2aに嵌合され、連結部3の位置で相
互に接合される。クッション部15は、外郭部材12に
設けた透孔12aを介して、その外面から外方に向けて
突出している。
れら各容袋部にクッション材が封入することにより外方
に向けて突出するクッション部としたクッション部材で
対物レンズ鏡筒の外周を覆うように装着することにより
格別の重量化を伴わず、双眼鏡や単眼鏡からなる望遠鏡
を衝撃から有効に保護する。 【解決手段】 双眼鏡1の対物レンズ鏡筒2を保護する
プロテクタ10として、クッション部材11と外郭部材
12とからなり、クッション部材は伸縮性のある可撓シ
ート13に複数の容袋部を形成して、内部に衝撃吸収能
力の高いクッション材14を封入したクッション部15
を構成し、これらクッション部材11及び外郭部材12
は2分割されて分割カバー16を構成している。クッシ
ョン部材11は外郭部材12に固定して双眼鏡1の対物
レンズ鏡筒2a,2aに嵌合され、連結部3の位置で相
互に接合される。クッション部15は、外郭部材12に
設けた透孔12aを介して、その外面から外方に向けて
突出している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双眼鏡や単眼鏡か
らなる望遠鏡に装着され、衝撃緩衝作用を発揮させるた
めの望遠鏡用プロテクタに関するものである。
らなる望遠鏡に装着され、衝撃緩衝作用を発揮させるた
めの望遠鏡用プロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】望遠鏡の一例として、例えば双眼鏡は不
使用時には専用のケース内に収納されるが、野外でバー
ウォッチングを行う際等、フィールドを移動しながら観
察する場合の便宜を図るために、首掛け用の紐を双眼鏡
に連結できるようにしている。従って、観察場所を変え
る際等には、必ずしも双眼鏡を手で把持しなくても、持
ち運びができるようになっている。そして、双眼鏡は、
たとえ首に掛けることができるにしろ、野外活動時にお
いて長い時間携帯されるものであるから、携帯時の負担
の軽減を図るために、鏡筒をプラスチックで形成する
等、できるだけ軽量なものにされている。
使用時には専用のケース内に収納されるが、野外でバー
ウォッチングを行う際等、フィールドを移動しながら観
察する場合の便宜を図るために、首掛け用の紐を双眼鏡
に連結できるようにしている。従って、観察場所を変え
る際等には、必ずしも双眼鏡を手で把持しなくても、持
ち運びができるようになっている。そして、双眼鏡は、
たとえ首に掛けることができるにしろ、野外活動時にお
いて長い時間携帯されるものであるから、携帯時の負担
の軽減を図るために、鏡筒をプラスチックで形成する
等、できるだけ軽量なものにされている。
【0003】このように、双眼鏡の軽量化を図るために
は、鏡筒等をできるだけ薄肉化しなければならないこと
から、衝撃に対しては弱いものとなる。野外での観察時
には、通常、観察者は移動しながら双眼鏡を用いて観察
したり、目から外す等の動作を繰り返すことがあり、不
注意等により落としたり、また物にぶつけたりする可能
性がかなり高い。比較的薄肉のプラスチック鏡筒内にガ
ラス製のレンズを装着している関係から、衝撃が加わる
と、鏡筒が変形乃至損傷を生じるだけでなく、内部に装
着したレンズを破損させるという事態が発生することに
なる。
は、鏡筒等をできるだけ薄肉化しなければならないこと
から、衝撃に対しては弱いものとなる。野外での観察時
には、通常、観察者は移動しながら双眼鏡を用いて観察
したり、目から外す等の動作を繰り返すことがあり、不
注意等により落としたり、また物にぶつけたりする可能
性がかなり高い。比較的薄肉のプラスチック鏡筒内にガ
ラス製のレンズを装着している関係から、衝撃が加わる
と、鏡筒が変形乃至損傷を生じるだけでなく、内部に装
着したレンズを破損させるという事態が発生することに
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】落下等による衝撃でレ
ンズや鏡筒が損傷しないように保護するには、鏡筒の強
度を向上させ、しかもレンズが直接物等に衝突しないよ
うにしなければならないが、そうすると双眼鏡全体の形
状が大きくなり、かつ重量も増すことになるので、持ち
運びに不便になる等の点で好ましくはない。また、鏡筒
の部分をゴム等の弾性部材で覆うようにしたものもある
が、薄肉のゴムを使用しただけでは、必ずしも有効な保
護手段としての機能を発揮させることができず、またゴ
ムの厚みを大きくすると、それだけ重量が増すから、や
はり好ましくはない。
ンズや鏡筒が損傷しないように保護するには、鏡筒の強
度を向上させ、しかもレンズが直接物等に衝突しないよ
うにしなければならないが、そうすると双眼鏡全体の形
状が大きくなり、かつ重量も増すことになるので、持ち
運びに不便になる等の点で好ましくはない。また、鏡筒
の部分をゴム等の弾性部材で覆うようにしたものもある
が、薄肉のゴムを使用しただけでは、必ずしも有効な保
護手段としての機能を発揮させることができず、またゴ
ムの厚みを大きくすると、それだけ重量が増すから、や
はり好ましくはない。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、格別の重量化を伴わ
ず、双眼鏡等の望遠鏡を衝撃から有効に保護できるよう
にすることにある。
あって、その目的とするところは、格別の重量化を伴わ
ず、双眼鏡等の望遠鏡を衝撃から有効に保護できるよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、内部に対物レンズを装着した対物レ
ンズ鏡筒と、内部に接眼レンズが装着され、前記対物レ
ンズ鏡筒に対して光軸方向に移動可能な接眼レンズ鏡筒
とを有する望遠鏡に装着されて、衝撃緩和機能を発揮さ
せるものにおいて、少なくとも前記対物レンズ鏡筒の外
周を覆うように装着される可撓シートに複数の伸縮性を
有する容袋部を形成して、これら各容袋部の内部にクッ
ション材を封入することにより外方に向けて突出するク
ッション部を形成したクッション部材を備える構成とし
たことをその特徴とするものである。
ために、本発明は、内部に対物レンズを装着した対物レ
ンズ鏡筒と、内部に接眼レンズが装着され、前記対物レ
ンズ鏡筒に対して光軸方向に移動可能な接眼レンズ鏡筒
とを有する望遠鏡に装着されて、衝撃緩和機能を発揮さ
せるものにおいて、少なくとも前記対物レンズ鏡筒の外
周を覆うように装着される可撓シートに複数の伸縮性を
有する容袋部を形成して、これら各容袋部の内部にクッ
ション材を封入することにより外方に向けて突出するク
ッション部を形成したクッション部材を備える構成とし
たことをその特徴とするものである。
【0007】ここで、クッション材は衝撃の吸収能力が
高い部材から構成され、例えば衝撃吸収性のあるゲル
材、スポンジ、軟性ゴム等が好適である。また、望遠鏡
としては、観察者が両目を接眼できるようにした双眼鏡
と、片目で観察できる単眼鏡とがあり、双眼鏡は一対の
レンズ鏡筒を連結部で連結してなるものであり、また単
眼鏡は1本のレンズ鏡筒から構成される。双眼鏡の場合
には、クッション部材は2つの対物レンズ鏡筒から連結
部を覆うように設けた可撓シートに複数の容袋部を形成
して、これら各容袋部にクッション材を封入して膨出さ
せることによってクッション部とすることができる。こ
こで、クッション部は対物レンズの光軸と概略平行な方
向に長手となるように形成するのが好ましい。さらに、
この可撓シート上に外郭部材を嵌合させて設け、この外
郭部材におけるクッション部に対面する部位を開口させ
ることにより、クッション部を外部に突出させるように
することができる。外郭部材としては、ゴム等の弾性部
材で形成することもでき、また比較的薄肉の硬質プラス
チック等で形成しても良い。一方、単眼鏡に装着される
プロテクタとして構成する場合には、この単眼鏡の対物
レンズ鏡筒を囲繞する略円筒形に形成したクッション部
材を用いる。
高い部材から構成され、例えば衝撃吸収性のあるゲル
材、スポンジ、軟性ゴム等が好適である。また、望遠鏡
としては、観察者が両目を接眼できるようにした双眼鏡
と、片目で観察できる単眼鏡とがあり、双眼鏡は一対の
レンズ鏡筒を連結部で連結してなるものであり、また単
眼鏡は1本のレンズ鏡筒から構成される。双眼鏡の場合
には、クッション部材は2つの対物レンズ鏡筒から連結
部を覆うように設けた可撓シートに複数の容袋部を形成
して、これら各容袋部にクッション材を封入して膨出さ
せることによってクッション部とすることができる。こ
こで、クッション部は対物レンズの光軸と概略平行な方
向に長手となるように形成するのが好ましい。さらに、
この可撓シート上に外郭部材を嵌合させて設け、この外
郭部材におけるクッション部に対面する部位を開口させ
ることにより、クッション部を外部に突出させるように
することができる。外郭部材としては、ゴム等の弾性部
材で形成することもでき、また比較的薄肉の硬質プラス
チック等で形成しても良い。一方、単眼鏡に装着される
プロテクタとして構成する場合には、この単眼鏡の対物
レンズ鏡筒を囲繞する略円筒形に形成したクッション部
材を用いる。
【0008】クッション部を設けた可撓シートからなる
対物レンズ保護カバーは、その全体が伸縮性を有するも
のであるから、それ自体を望遠鏡の両対物レンズ鏡筒か
ら連結部にかけての部位に嵌合するように装着できる。
一方、外郭部材は、必ずしも伸縮可能な部材で形成され
るのではないので、左右に2分割するようになし、望遠
鏡に装着した状態で相互に接合させて固定する。従っ
て、対物レンズ保護カバーも外郭部材と同様に2分割し
て、予め分割された外郭部材に固着して、分割カバーと
するのが、望遠鏡への装着が容易になる。
対物レンズ保護カバーは、その全体が伸縮性を有するも
のであるから、それ自体を望遠鏡の両対物レンズ鏡筒か
ら連結部にかけての部位に嵌合するように装着できる。
一方、外郭部材は、必ずしも伸縮可能な部材で形成され
るのではないので、左右に2分割するようになし、望遠
鏡に装着した状態で相互に接合させて固定する。従っ
て、対物レンズ保護カバーも外郭部材と同様に2分割し
て、予め分割された外郭部材に固着して、分割カバーと
するのが、望遠鏡への装着が容易になる。
【0009】対物レンズ鏡胴の先端側をも保護する場合
には、外郭部材には前記対物レンズ鏡筒より前方に突出
する張り出し部を形成して、この張り出し部でこの対物
レンズ鏡筒の筒端部を覆うように構成することができ
る。また、外郭部材が弾性材で構成されている場合に
は、この張り出し部に空洞部を設けて、この空洞部内に
クッション材を封入するように構成できる。さらに、接
眼レンズ部の鏡筒の外周にも保護バッグを設けるように
するのが好ましい。ここで、接眼レンズ鏡筒は対物レン
ズ鏡筒に対して光軸方向に移動可能となっているから、
接眼レンズ鏡筒には、クッション部材とは別個の接眼レ
ンズ部保護リングを設ける。この接眼レンズ部保護リン
グは、例えば所定の厚みがあり、接眼レンズ鏡胴のほぼ
全体を覆う円環状のゴム部材で形成して、このゴム部材
にも、衝撃吸収性を有するクッション材を封入するのが
好ましい。
には、外郭部材には前記対物レンズ鏡筒より前方に突出
する張り出し部を形成して、この張り出し部でこの対物
レンズ鏡筒の筒端部を覆うように構成することができ
る。また、外郭部材が弾性材で構成されている場合に
は、この張り出し部に空洞部を設けて、この空洞部内に
クッション材を封入するように構成できる。さらに、接
眼レンズ部の鏡筒の外周にも保護バッグを設けるように
するのが好ましい。ここで、接眼レンズ鏡筒は対物レン
ズ鏡筒に対して光軸方向に移動可能となっているから、
接眼レンズ鏡筒には、クッション部材とは別個の接眼レ
ンズ部保護リングを設ける。この接眼レンズ部保護リン
グは、例えば所定の厚みがあり、接眼レンズ鏡胴のほぼ
全体を覆う円環状のゴム部材で形成して、このゴム部材
にも、衝撃吸収性を有するクッション材を封入するのが
好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。まず、図1乃至図4に望遠
鏡の一例としての双眼鏡の構成を示す。双眼鏡1は左右
のレンズ鏡筒2,2を有し、これら両レンズ鏡筒2,2
間は連結部3で連結されている。レンズ鏡筒2は、内部
に対物レンズを設けた対物レンズ鏡筒2aと、内部に接
眼レンズが装着され、観察者が接眼する接眼レンズ鏡筒
2bとから構成される。また、連結部3は両対物レンズ
鏡筒2a,2a間を掛け渡すようにして設けられ、図示
したものは対物レンズ鏡筒2aを囲繞するように構成し
ているが、対物レンズ鏡筒の側部に固定的に取り付ける
ようにしたものもある。接眼レンズ鏡筒2bは対物レン
ズ鏡筒2aに対して所定の間隔だけ光軸方向に移動可能
となっており、これによって観察者による視度の調整を
行えるようにしている。この視度調整を行うために、連
結部3の後方位置には視度調整つまみ4が設けられてい
る。
施の形態について説明する。まず、図1乃至図4に望遠
鏡の一例としての双眼鏡の構成を示す。双眼鏡1は左右
のレンズ鏡筒2,2を有し、これら両レンズ鏡筒2,2
間は連結部3で連結されている。レンズ鏡筒2は、内部
に対物レンズを設けた対物レンズ鏡筒2aと、内部に接
眼レンズが装着され、観察者が接眼する接眼レンズ鏡筒
2bとから構成される。また、連結部3は両対物レンズ
鏡筒2a,2a間を掛け渡すようにして設けられ、図示
したものは対物レンズ鏡筒2aを囲繞するように構成し
ているが、対物レンズ鏡筒の側部に固定的に取り付ける
ようにしたものもある。接眼レンズ鏡筒2bは対物レン
ズ鏡筒2aに対して所定の間隔だけ光軸方向に移動可能
となっており、これによって観察者による視度の調整を
行えるようにしている。この視度調整を行うために、連
結部3の後方位置には視度調整つまみ4が設けられてい
る。
【0011】以上の構成を有する双眼鏡1には、図5に
示したように、プロテクタ10が装着されるようになっ
ている。プロテクタ10としては、図6及び図7に示し
たクッション部材11と外郭部材12とから構成され
る。クッション部材11は、可撓シート13を有し、こ
の可撓シート13はゴム等の伸縮性のある比較的薄肉の
シート状の部材を円環状に形成したものであり、図7か
ら明らかなように、上下2枚のシートを重ね合わせたも
のから構成される。これら2枚のシートは熱圧着等の手
段により相互に部分的に固着されており、非接着部間に
は複数の相互に独立した容袋部が形成されており、これ
ら各容袋部の内部には、衝撃吸収能力の高いゲル、例え
ばシリコン製ゲルや、スポンジその他のクッション材1
4を封入することにより外向きに膨出したクッション部
15を構成している。クッション部15は、双眼鏡1を
保護するためのものであり、必要に応じて適宜の箇所に
形成されており、これらは対物レンズ鏡筒2aの光軸と
概略平行な方向に向けて長手となって、対物レンズ鏡筒
2aのほぼ全長を覆うようになっている。
示したように、プロテクタ10が装着されるようになっ
ている。プロテクタ10としては、図6及び図7に示し
たクッション部材11と外郭部材12とから構成され
る。クッション部材11は、可撓シート13を有し、こ
の可撓シート13はゴム等の伸縮性のある比較的薄肉の
シート状の部材を円環状に形成したものであり、図7か
ら明らかなように、上下2枚のシートを重ね合わせたも
のから構成される。これら2枚のシートは熱圧着等の手
段により相互に部分的に固着されており、非接着部間に
は複数の相互に独立した容袋部が形成されており、これ
ら各容袋部の内部には、衝撃吸収能力の高いゲル、例え
ばシリコン製ゲルや、スポンジその他のクッション材1
4を封入することにより外向きに膨出したクッション部
15を構成している。クッション部15は、双眼鏡1を
保護するためのものであり、必要に応じて適宜の箇所に
形成されており、これらは対物レンズ鏡筒2aの光軸と
概略平行な方向に向けて長手となって、対物レンズ鏡筒
2aのほぼ全長を覆うようになっている。
【0012】外郭部材12はある程度剛性のあるゴム材
または硬質プラスチック等から構成され、連結部3の概
略中央位置を中心として左右に2分割されている。そし
て、クッション部材11も同様に、2分割されたもので
あって、このクッション部材11は外郭部材12の内面
に接着等の手段で固着されている。また、外郭部材12
にはクッション部材11のクッション部15に対応する
位置には、クッション部15と同じかそれよりやや広い
透孔12aが形成されており、クッション部15は、こ
の透孔12aから外部に突出している。ただし、クッシ
ョン部15の突出量をあまり大きくすると、手で把持す
るのが困難になることから、これらクッション部15は
外郭部材12から僅かに突出しており、しかもこの突出
部分は概略平坦になっている。
または硬質プラスチック等から構成され、連結部3の概
略中央位置を中心として左右に2分割されている。そし
て、クッション部材11も同様に、2分割されたもので
あって、このクッション部材11は外郭部材12の内面
に接着等の手段で固着されている。また、外郭部材12
にはクッション部材11のクッション部15に対応する
位置には、クッション部15と同じかそれよりやや広い
透孔12aが形成されており、クッション部15は、こ
の透孔12aから外部に突出している。ただし、クッシ
ョン部15の突出量をあまり大きくすると、手で把持す
るのが困難になることから、これらクッション部15は
外郭部材12から僅かに突出しており、しかもこの突出
部分は概略平坦になっている。
【0013】以上のように、プロテクタ10は、左右に
2分割した分割カバー16,16から構成される。そし
て、これら両分割カバー16は双眼鏡1を構成する左右
一対の対物レンズ鏡筒2a,2aに側方から嵌合され
て、連結部3の位置で相互に接合されるようにして組み
付けられることになる。なお、プロテクタ10を2つに
分割した分割カバー16で形成したのは、双眼鏡1への
装着の便宜を図るためのものであり、クッション部材1
1のみならず、外郭部材12も伸縮可能な弾性部材で形
成され、双眼鏡1に嵌合可能なものであれば、プロテク
タとしては必ずしも分割カバーとして構成する必要はな
い。つまり、クッション部材11及び外郭部材12は共
に概略ループ形状とすることもできる。
2分割した分割カバー16,16から構成される。そし
て、これら両分割カバー16は双眼鏡1を構成する左右
一対の対物レンズ鏡筒2a,2aに側方から嵌合され
て、連結部3の位置で相互に接合されるようにして組み
付けられることになる。なお、プロテクタ10を2つに
分割した分割カバー16で形成したのは、双眼鏡1への
装着の便宜を図るためのものであり、クッション部材1
1のみならず、外郭部材12も伸縮可能な弾性部材で形
成され、双眼鏡1に嵌合可能なものであれば、プロテク
タとしては必ずしも分割カバーとして構成する必要はな
い。つまり、クッション部材11及び外郭部材12は共
に概略ループ形状とすることもできる。
【0014】これによって、分割カバー16は対物レン
ズ鏡筒2aを完全に覆うようになるが、さらにこれら分
割カバー16を構成する外郭部材12は、対物レンズ鏡
筒2aから前方及び後方に向けて張り出している。外郭
部材12における前方への張り出し部は対物レンズ鏡筒
2aの先端部を衝撃から保護する先端保護部17であ
り、この先端保護部17は、対物レンズ鏡筒2aの全周
を囲繞するものであり、しかもこの対物レンズ鏡筒2a
の先端から所定の長さ突出している。そして、この先端
保護部17には円環状の空洞部18が形成されており、
この空洞部18の内部には、前述したクッション部15
と同様のクッション材19が封入されている。そして、
この空洞部18を形成した部位の内径は、他の部位より
対物レンズ鏡筒2aの厚み分程度内側に突出しており、
これにより形成される段差17aは分割カバー16の位
置決め部として機能する。なお、外郭カバー12を硬質
プラスチックで形成した場合には、先端保護部17の部
位は弾性部材、例えばゴム等で構成し、この先端保護部
17は外郭カバー12の先端に固着される。また、先端
保護部17には、図示しない先端キャップを着脱可能に
装着することによって、不使用時等において、外部に露
出している対物レンズの損傷防止を図ることもできる。
ズ鏡筒2aを完全に覆うようになるが、さらにこれら分
割カバー16を構成する外郭部材12は、対物レンズ鏡
筒2aから前方及び後方に向けて張り出している。外郭
部材12における前方への張り出し部は対物レンズ鏡筒
2aの先端部を衝撃から保護する先端保護部17であ
り、この先端保護部17は、対物レンズ鏡筒2aの全周
を囲繞するものであり、しかもこの対物レンズ鏡筒2a
の先端から所定の長さ突出している。そして、この先端
保護部17には円環状の空洞部18が形成されており、
この空洞部18の内部には、前述したクッション部15
と同様のクッション材19が封入されている。そして、
この空洞部18を形成した部位の内径は、他の部位より
対物レンズ鏡筒2aの厚み分程度内側に突出しており、
これにより形成される段差17aは分割カバー16の位
置決め部として機能する。なお、外郭カバー12を硬質
プラスチックで形成した場合には、先端保護部17の部
位は弾性部材、例えばゴム等で構成し、この先端保護部
17は外郭カバー12の先端に固着される。また、先端
保護部17には、図示しない先端キャップを着脱可能に
装着することによって、不使用時等において、外部に露
出している対物レンズの損傷防止を図ることもできる。
【0015】一方、分割カバー16の後方側に向けての
張り出し部は覆い部20となっており、この覆い部20
は、図8に示したように、対物レンズ鏡筒2aに連結し
て設けた接眼レンズ部2bの上部を覆っており、この接
眼レンズ部2bの外周面との間には円環状の隙間が形成
されている。ここで、覆い部20の部位は目当て部側で
あるから、この覆い部20の端面を観察する者の顔に当
接させた時に、その輪郭に沿うような形状としておけ
ば、接眼側における外光を遮ることができるようにな
る。
張り出し部は覆い部20となっており、この覆い部20
は、図8に示したように、対物レンズ鏡筒2aに連結し
て設けた接眼レンズ部2bの上部を覆っており、この接
眼レンズ部2bの外周面との間には円環状の隙間が形成
されている。ここで、覆い部20の部位は目当て部側で
あるから、この覆い部20の端面を観察する者の顔に当
接させた時に、その輪郭に沿うような形状としておけ
ば、接眼側における外光を遮ることができるようにな
る。
【0016】さらに、接眼レンズ鏡筒2bには目当て部
を構成すると共に、この接眼レンズ鏡筒2b及びそれに
設けた接眼レンズを保護するための接眼レンズ部保護リ
ング21が嵌合して設けられる。この接眼レンズ部保護
リング21は内外周面が実質的に円筒形状となり、その
両端が閉塞した円環状となった厚肉のゴム部材で形成さ
れ、内部には、クッション材14と同様の部材からなる
クッション材22を封入した円環状のクッション部23
を形成している。この接眼レンズ部保護リング21を接
眼レンズ鏡筒2bに嵌合した状態で固定的に保持するた
めに、その内周面には円環状の突条21aが形成されて
おり、この突条21aは接眼レンズ鏡筒2bの外周面に
形成した円環状凹溝5に嵌合される。従って、接眼レン
ズ部保護リング21を接眼レンズ鏡筒2bに嵌合させ
て、その突条21aを円環状凹溝5に嵌合させることに
より固定できることになる。
を構成すると共に、この接眼レンズ鏡筒2b及びそれに
設けた接眼レンズを保護するための接眼レンズ部保護リ
ング21が嵌合して設けられる。この接眼レンズ部保護
リング21は内外周面が実質的に円筒形状となり、その
両端が閉塞した円環状となった厚肉のゴム部材で形成さ
れ、内部には、クッション材14と同様の部材からなる
クッション材22を封入した円環状のクッション部23
を形成している。この接眼レンズ部保護リング21を接
眼レンズ鏡筒2bに嵌合した状態で固定的に保持するた
めに、その内周面には円環状の突条21aが形成されて
おり、この突条21aは接眼レンズ鏡筒2bの外周面に
形成した円環状凹溝5に嵌合される。従って、接眼レン
ズ部保護リング21を接眼レンズ鏡筒2bに嵌合させ
て、その突条21aを円環状凹溝5に嵌合させることに
より固定できることになる。
【0017】以上のように構成されるプロテクタ10は
双眼鏡1に装着されて、物等と衝突したり、また誤って
落下させたりした時における緩衝作用を発揮するように
なっている。ここで、クッション部材11及び外郭部材
12からなるプロテクタ10と、接眼レンズ部保護リン
グ21とはそれぞれ独立に装着されることになる。そこ
で、プロテクタ10を構成する各部材を双眼鏡1に組み
込む方法の一例について以下に説明する。
双眼鏡1に装着されて、物等と衝突したり、また誤って
落下させたりした時における緩衝作用を発揮するように
なっている。ここで、クッション部材11及び外郭部材
12からなるプロテクタ10と、接眼レンズ部保護リン
グ21とはそれぞれ独立に装着されることになる。そこ
で、プロテクタ10を構成する各部材を双眼鏡1に組み
込む方法の一例について以下に説明する。
【0018】ここで、プロテクタ10は左右の分割カバ
ー16,16から構成されており、これら各分割カバー
16はクッション部材11と外郭部材12とから構成さ
れる。クッション部材11にはクッション材14が充填
されて、クッション部15が形成されており、このクッ
ション部15は外郭部材12に形成した透孔12aから
外方に突出するように、外郭部材12の内面側に接合さ
れて、接着等の手段により固着されている。
ー16,16から構成されており、これら各分割カバー
16はクッション部材11と外郭部材12とから構成さ
れる。クッション部材11にはクッション材14が充填
されて、クッション部15が形成されており、このクッ
ション部15は外郭部材12に形成した透孔12aから
外方に突出するように、外郭部材12の内面側に接合さ
れて、接着等の手段により固着されている。
【0019】分割カバー16は、双眼鏡1の左右の両側
からそれぞれ装着されるが、この分割カバー16を構成
する外郭部材12が弾性部材で形成されている場合に
は、側部側を大きく開いて双眼鏡1の両対物レンズ鏡筒
2aに嵌合させるようにする。また、外郭部材12が硬
質プラスチックで形成されている場合であっても、強制
的に拡開させても、弾性的に復元するから、分割カバー
16の双眼鏡1への装着に支障を来すことはない。
からそれぞれ装着されるが、この分割カバー16を構成
する外郭部材12が弾性部材で形成されている場合に
は、側部側を大きく開いて双眼鏡1の両対物レンズ鏡筒
2aに嵌合させるようにする。また、外郭部材12が硬
質プラスチックで形成されている場合であっても、強制
的に拡開させても、弾性的に復元するから、分割カバー
16の双眼鏡1への装着に支障を来すことはない。
【0020】両分割カバー16が双眼鏡1の左右両側か
ら嵌合させるように装着されると、その先端側における
先端保護部17に形成した段差17aを対物レンズ鏡筒
2aの筒端部に当接させると共に、相互の分割カバー1
6,16の側端部を連結部3の位置で相互に接合させ
る。これによって、両分割カバー16からなるプロテク
タ10が双眼鏡1に所定の位置に装着されたことにな
る。ただし、このままでは分割カバー16が脱落する可
能性があるので、少なくとも両側の分割カバー16,1
6の接合部を接着剤を用いて固着し、さらに安定性を持
たせるには、分割カバー16を双眼鏡1の外面に接着す
るように構成すれば良い。
ら嵌合させるように装着されると、その先端側における
先端保護部17に形成した段差17aを対物レンズ鏡筒
2aの筒端部に当接させると共に、相互の分割カバー1
6,16の側端部を連結部3の位置で相互に接合させ
る。これによって、両分割カバー16からなるプロテク
タ10が双眼鏡1に所定の位置に装着されたことにな
る。ただし、このままでは分割カバー16が脱落する可
能性があるので、少なくとも両側の分割カバー16,1
6の接合部を接着剤を用いて固着し、さらに安定性を持
たせるには、分割カバー16を双眼鏡1の外面に接着す
るように構成すれば良い。
【0021】また、接眼レンズ部保護リング21は分割
カバー16,16からなるプロテクタ10とは別個に接
眼レンズ鏡筒2bに嵌合させるようにして取り付ける。
この接眼レンズ部保護リング21は弾性部材で構成され
ているので、単にその内径を広げるようにすれば、接眼
レンズ鏡筒2bに容易に装着できる。ここで、接眼レン
ズ部保護リング21の装着は、プロテクタ10を装着し
た後であっても良いが、プロテクタ10を構成する外郭
部材12には覆い部20が設けられ、この覆い部20は
接眼レンズ部保護リング21を覆っているので、外郭部
材12を取り付ける前の段階で接眼レンズ部保護リング
21を装着する方が、より容易に装着できることにな
る。この接眼レンズ部保護リング21は突条21aを接
眼レンズ鏡筒2bに設けた円環状凹溝5に嵌合させるこ
とにより固定されるので、必ずしも接着剤等を用いて固
着する必要はない。
カバー16,16からなるプロテクタ10とは別個に接
眼レンズ鏡筒2bに嵌合させるようにして取り付ける。
この接眼レンズ部保護リング21は弾性部材で構成され
ているので、単にその内径を広げるようにすれば、接眼
レンズ鏡筒2bに容易に装着できる。ここで、接眼レン
ズ部保護リング21の装着は、プロテクタ10を装着し
た後であっても良いが、プロテクタ10を構成する外郭
部材12には覆い部20が設けられ、この覆い部20は
接眼レンズ部保護リング21を覆っているので、外郭部
材12を取り付ける前の段階で接眼レンズ部保護リング
21を装着する方が、より容易に装着できることにな
る。この接眼レンズ部保護リング21は突条21aを接
眼レンズ鏡筒2bに設けた円環状凹溝5に嵌合させるこ
とにより固定されるので、必ずしも接着剤等を用いて固
着する必要はない。
【0022】以上のようにして双眼鏡1にプロテクタ1
0が装着されるが、接眼レンズ鏡筒2bを覆う接眼レン
ズ部保護リング21は、対物レンズ鏡筒2aを覆うプロ
テクタ10とは別個の部材で形成しているので、観察者
の視度に応じて、適宜視度調整つまみ4を回動すること
により行う視度調整に支障を来すことはない。
0が装着されるが、接眼レンズ鏡筒2bを覆う接眼レン
ズ部保護リング21は、対物レンズ鏡筒2aを覆うプロ
テクタ10とは別個の部材で形成しているので、観察者
の視度に応じて、適宜視度調整つまみ4を回動すること
により行う視度調整に支障を来すことはない。
【0023】而して、クッション部材11のクッション
部15や、先端保護部17を構成する空洞部18、さらに
接眼レンズ部保護リング21の内部にはクッション材が
封入されているので、極めて良好なクッション作用を発
揮することになり、たとえ大きな衝撃が加わっても双眼
鏡1を構成する各部を有効に保護できる。特に、シリコ
ン製ゲルをクッション材として使用すると、このシリコ
ン製ゲルは著しく高い衝撃吸収機能を発揮することか
ら、極めて大きな衝撃が繰り返し加わったとしても、例
えば崖の上で周囲を観察している時に、誤って双眼鏡1
を崖下にまで落下させる等の事態が生じたとしても、シ
リコン製ゲルにより衝撃が極めて有効に吸収され、全体
が大きくバウンドするものの、レンズ面に直接物が衝突
しない限り、レンズ鏡筒2はもとより、このレンズ鏡筒
2に装着したレンズが損傷するおそれはない。
部15や、先端保護部17を構成する空洞部18、さらに
接眼レンズ部保護リング21の内部にはクッション材が
封入されているので、極めて良好なクッション作用を発
揮することになり、たとえ大きな衝撃が加わっても双眼
鏡1を構成する各部を有効に保護できる。特に、シリコ
ン製ゲルをクッション材として使用すると、このシリコ
ン製ゲルは著しく高い衝撃吸収機能を発揮することか
ら、極めて大きな衝撃が繰り返し加わったとしても、例
えば崖の上で周囲を観察している時に、誤って双眼鏡1
を崖下にまで落下させる等の事態が生じたとしても、シ
リコン製ゲルにより衝撃が極めて有効に吸収され、全体
が大きくバウンドするものの、レンズ面に直接物が衝突
しない限り、レンズ鏡筒2はもとより、このレンズ鏡筒
2に装着したレンズが損傷するおそれはない。
【0024】以上のように、プロテクタ10は双眼鏡1
の全体を極めて有効に保護できるようになっているか
ら、レンズ鏡筒2の全体及び連結部3は、格別強度を高
くする必要はない。しかも、双眼鏡1の全体のうち、外
部に露出しているのは、接眼レンズ及び対物レンズだけ
になる。従って、レンズ鏡筒2の全体及び連結部3の材
質や厚み等は自由に設定できる。また、双眼鏡1の全体
外観に意匠を施す場合において、外郭部材12と、この
外郭部材12から突出する状態に設けた可撓シート13
のクッション部15とを異なる色調とすることによっ
て、その間の色調の差に基づいて所望のコントラストを
出す等のことが可能になる。
の全体を極めて有効に保護できるようになっているか
ら、レンズ鏡筒2の全体及び連結部3は、格別強度を高
くする必要はない。しかも、双眼鏡1の全体のうち、外
部に露出しているのは、接眼レンズ及び対物レンズだけ
になる。従って、レンズ鏡筒2の全体及び連結部3の材
質や厚み等は自由に設定できる。また、双眼鏡1の全体
外観に意匠を施す場合において、外郭部材12と、この
外郭部材12から突出する状態に設けた可撓シート13
のクッション部15とを異なる色調とすることによっ
て、その間の色調の差に基づいて所望のコントラストを
出す等のことが可能になる。
【0025】さらに、望遠鏡の他の例として単眼鏡があ
るが、単眼鏡は単一のレンズ鏡筒で構成され、対物レン
ズ鏡筒に接眼レンズ鏡筒を光軸方向に相対移動可能に連
結する構成としているから、前述した双眼鏡1に用いら
れるクッション部材11のうち、一方の対物レンズ鏡筒
を囲む部分のみで構成すれば良く、また外郭部材は円筒
状のものとする。この場合には、外郭部材は2つに分割
する必要はなく、光軸方向に向けて挿通できれば、完全
な円筒形にすることもでき、また弾性変形が可能な部材
で形成されておれば、1箇所の切り込み部を形成するよ
うに構成すれば良い。
るが、単眼鏡は単一のレンズ鏡筒で構成され、対物レン
ズ鏡筒に接眼レンズ鏡筒を光軸方向に相対移動可能に連
結する構成としているから、前述した双眼鏡1に用いら
れるクッション部材11のうち、一方の対物レンズ鏡筒
を囲む部分のみで構成すれば良く、また外郭部材は円筒
状のものとする。この場合には、外郭部材は2つに分割
する必要はなく、光軸方向に向けて挿通できれば、完全
な円筒形にすることもでき、また弾性変形が可能な部材
で形成されておれば、1箇所の切り込み部を形成するよ
うに構成すれば良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は対物レン
ズ鏡筒の外周を覆うように装着される可撓シートに複数
の容袋部を形成して、これら各容袋部の内部にクッショ
ン材を封入することにより外方に向けて突出するクッシ
ョン部を形成したクッション部材を備える構成としたの
で、格別の重量化を伴わず、双眼鏡や単眼鏡からなる望
遠鏡を衝撃から有効に保護できる等の効果を奏する。
ズ鏡筒の外周を覆うように装着される可撓シートに複数
の容袋部を形成して、これら各容袋部の内部にクッショ
ン材を封入することにより外方に向けて突出するクッシ
ョン部を形成したクッション部材を備える構成としたの
で、格別の重量化を伴わず、双眼鏡や単眼鏡からなる望
遠鏡を衝撃から有効に保護できる等の効果を奏する。
【図1】望遠鏡の一例としての双眼鏡の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の背面図である。
【図5】双眼鏡に装着されるプロテクタを装着した状態
の外観図である。
の外観図である。
【図6】プロテクタの横方向の断面図である。
【図7】プロテクタの縦方向の断面図である。
【図8】プロテクタを装着した双眼鏡を接眼側から見た
外観図である。
外観図である。
1 双眼鏡 2 レンズ鏡
筒 2a 対物レンズ鏡筒 2b 接眼レ
ンズ鏡筒 3 連結部 10 プロテ
クタ 11 クッション部材 12 外郭部
材 13 可撓シート 14,19,
22 クッション材 15,23 クッション部 16 分割カ
バー 17 先端保護部 15 空洞部 21 接眼レンズ部保護リング
筒 2a 対物レンズ鏡筒 2b 接眼レ
ンズ鏡筒 3 連結部 10 プロテ
クタ 11 クッション部材 12 外郭部
材 13 可撓シート 14,19,
22 クッション材 15,23 クッション部 16 分割カ
バー 17 先端保護部 15 空洞部 21 接眼レンズ部保護リング
Claims (9)
- 【請求項1】 内部に対物レンズを装着した対物レンズ
鏡筒と、内部に接眼レンズが装着され、前記対物レンズ
鏡筒に対して光軸方向に移動可能な接眼レンズ鏡筒とを
有する望遠鏡に装着されて、衝撃緩和機能を発揮させる
ものにおいて、少なくとも前記対物レンズ鏡筒の外周を
覆うように装着される可撓シートに複数の伸縮性を有す
る容袋部を形成して、これら各容袋部の内部にクッショ
ン材を封入することにより外方に向けて突出するクッシ
ョン部を形成したクッション部材を備える構成としたこ
とを特徴とする望遠鏡用プロテクタ。 - 【請求項2】 前記クッション材は、衝撃吸収性のある
ゲル材、スポンジ、軟性ゴムの少なくとも一種類のもの
からなることを特徴とする請求項1記載の望遠鏡用プロ
テクタ。 - 【請求項3】 前記望遠鏡は双眼鏡であり、前記クッシ
ョン部材を構成する可撓シートは、一対の対物レンズ鏡
筒とその間を連結する連結部とを囲むように装着し、前
記複数のクッション部は光軸と概略平行な方向に長手と
なるように形成したことを特徴とする請求項1記載の望
遠鏡用プロテクタ。 - 【請求項4】 前記可撓シートは、そのクッション部を
除いて外郭部材で覆う構成としたことを特徴とする請求
項3記載の望遠鏡用プロテクタ。 - 【請求項5】 前記外郭部材及び可撓シートは左右に2
分割された分割カバーを構成し、両分割カバーは前記望
遠鏡に装着した状態で、相互に接合されるもので構成し
たことを特徴とする請求項4記載の望遠鏡用プロテク
タ。 - 【請求項6】 前記望遠鏡は単眼鏡であり、前記クッシ
ョン部材は、この単眼鏡の対物レンズ鏡筒を囲繞する略
円筒形に形成し、前記複数のクッション部は光軸と概略
平行な方向に長手となるように形成したことを特徴とす
る請求項1記載の望遠鏡用プロテクタ。 - 【請求項7】 前記外郭部材には前記対物レンズ鏡筒よ
り前方に突出する張り出し部を形成して、この張り出し
部でこの対物レンズ鏡筒の筒端部を覆うように構成した
ことを特徴とする請求項1記載の望遠鏡用プロテクタ。 - 【請求項8】 前記張り出し部には空洞部を設けて、こ
の空洞部内にクッション材を封入する構成としたことを
特徴とする請求項7記載の望遠鏡用プロテクタ。 - 【請求項9】 前記接眼レンズ鏡筒には、クッション部
材とは別個の接眼レンズ部保護リングを設け、この接眼
レンズ部保護リングは所定の厚みを有し、前記接眼レン
ズ鏡胴のほぼ全体を覆う円環状のゴム部材からなり、こ
のゴム部材に、衝撃吸収性を有するクッション材を封入
した空洞部を形成したことを特徴とする請求項1記載の
望遠鏡用プロテクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9984898A JPH11281895A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 望遠鏡用プロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9984898A JPH11281895A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 望遠鏡用プロテクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11281895A true JPH11281895A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14258230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9984898A Pending JPH11281895A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 望遠鏡用プロテクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11281895A (ja) |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP9984898A patent/JPH11281895A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041222 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070814 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20071211 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |