JPH11281861A - 光ケーブル導入構造及び光ケーブル導入接続方法 - Google Patents

光ケーブル導入構造及び光ケーブル導入接続方法

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JPH11281861A
JPH11281861A JP10109917A JP10991798A JPH11281861A JP H11281861 A JPH11281861 A JP H11281861A JP 10109917 A JP10109917 A JP 10109917A JP 10991798 A JP10991798 A JP 10991798A JP H11281861 A JPH11281861 A JP H11281861A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の屋外型光ケーブル接続構造では、光ケ
ーブルはテンションメンバで固定されているだけなの
で、光ケーブルに風による揺れや振動等の外力が働いた
場合には、光ケーブルに捻じれや曲げ等が生じ、実装さ
れた光ファイバが捻じられたり、引っ張られることによ
り破断するという課題があった。 【解決手段】 装置筐体2の側壁21に固定されるアダ
プタ3と、このアダプタ3の中心部長手方向に形成され
た貫通孔に挿着されるケース4と、中心部に光ケーブル
6を保持してこのケース4を包覆するようにアダプタ3
に装着されるリングナットアセンブリ5とを主たる構成
要素とする光ケーブル導入構造であって、リングナット
アセンブリ5に保持された光ケーブル6のテンションメ
ンバ61をケース4及びアダプタ3を通して装置筐体2
の内部に導入し、その内部に設けられたテンションメン
バ固定部46で固定する。この結果、光ケーブル6は、
リングナットアセンブリ5とテンションメンバ固定部4
6の2箇所で強固に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブルを導入
する通信機器に関し、特に、屋外設置用通信装置の光ケ
ーブル導入構造及び光ケーブル導入方法に関する。
【0002】光ケーブルは、同軸ケーブルと比較してデ
ータ伝送量を多くできるが、機械的強度には損傷し易い
構造をしている。
【0003】通信ネットワーク網において、光ケーブル
を接続する箇所は、ネットワーク網の幹線系に使われ、
装置と光ケーブルを接続する接点箇所では、ケーブル自
身の機械的強度が弱いために、特に問題が生じ易く、問
題が発生した場合のネットワーク網に与える影響力が大
きいので、信頼性・品質の高さが要求される。
【0004】本発明は屋外設置用通信装置へ直接導入す
る光ケーブルの保持、並びに防水処置を確実に実施し、
且つ通信機器内部の部品実装スペースの確保を主目的と
している。
【0005】
【従来の技術】従来の光ケーブル導入構造としては、第
1の従来技術としてあげられる簡易クランプ構造と、第
2の従来技術としてあげられる自己融着テープによる簡
易防水固定構造と、第3の従来技術としてあげられるク
ロージャ構造と、第4の従来の技術としてあげられる屋
外型接続構造が知られている。以下、これらの従来例に
よる光ケーブル導入構造について説明する。
【0006】図19(a)、(b)は第1の従来技術で
ある簡易クランプ構造図であって、そのうち図19
(a)は簡易クランプ構造の外観を示す正面図、図19
(b)は簡易クランプ構造の各部品を分解して示す正面
図である。
【0007】図19(a)、(b)において、この簡易
クランプ構造は、クランプ本体110と締付ナット11
1から構成され、クランプ本体110が装置筐体120
にナット112で固定され、クランプ本体110の内部
には筒型ゴムパッキン115と樹脂製で内側に向いた爪
を持つホルダ117と筒型ゴムパッキン115を押すリ
ング116が装着されている。光ケーブル130の固定
は、筒型ゴムパッキン115をナット111で締め付け
ることで、筒型ゴムパッキン115に光ケーブル130
の中心方向へ潰す力が生じ、それによって光ケーブル1
30が固定される。
【0008】さらに、光ケーブル130のテンションメ
ンバ131はテンションメンバ固定部119に固定され
る。この簡易クランプ構造の防水構造は、締付ナット1
11をクランプ本体110にパッキン113と114と
共に締め付け、内部に実装された筒型ゴムパッキン11
5を潰すことで、光ケーブル130と装置筐体120と
の隙間を無くし、防水性を確保する構造である。
【0009】図20(a)、(b)は第2の従来技術で
ある自己融着テープによる簡易防水固定構造図であり、
図20(a)は外観図を示す正面図、図20(b)は各
部品の分解正面図である。
【0010】図20(a)、(b)において、光ケーブ
ル130に自己融着テープ133を巻き、巻いた後の光
ケーブル130の直径が装置筐体120に取り付けた光
ケーブル導入筒141の内径より若干大きめにしてお
き、自己融着テープ133を巻いた光ケーブル130を
光ケーブル導入筒141の中に押し込み、装置筐体12
0内のクランプ固定金具143に設けられた光ケーブル
用クランプ142でゴムブッシュ144を介して光ケー
ブル130を保持し、先端のテンションメンバ131を
テンションメンバ固定部132で固定する。防水構造
は、自己融着テープ133の弾性を利用し、自己融着テ
ープ133を光ケーブル導入筒141と光ケーブル13
0との隙間になじませて防水性を確保する構造である。
【0011】図21は第3の従来技術であるクロージャ
構造を示す断面図である。
【0012】図21において、クロージャ本体150内
に光ケーブル130が導入され、テンションメンバ固定
部132によりテンションメンバ131が保持された
後、クロージャ本体150内に設けられた光ケーブル固
定部152で光ケーブル130の外被が保持され、クロ
ージャ本体150の光ケーブル導入口に設けられたゴム
パッキン151にて光ケーブル130とクロージャ本体
150間の防水が行われている。
【0013】図22は第4の従来技術である屋外型接続
構造を示す断面図である。
【0014】図22に示された構造の基本構成は、特開
昭63−008607号公報に示されているように、本
体ケース160と接続器161と締付金具162とを含
んでいる。
【0015】図22において、光ケーブル130の防水
方法としては、接続器161のハウジング面に具備して
いるOリング溝にOリング163をはめ込み、本体ケー
ス160に接続ねじ164で固定し、ハウジング面の防
水を行い、光ケーブル導入口では、導入口にテーパを設
け、ここにOリング163を取り付け、光ケーブル13
0をOリング163に貫通させ、締付金具162を接続
器161に設けたねじ部に係止することで、光ケーブル
130と接続器161と締付金具162間の隙間をOリ
ング163で塞ぎ防水としている。
【0016】光ケーブルの保持方法としては、本体ケー
ス160に接続器161を固定する前に、光ケーブル1
30のテンションメンバ131を接続器161内部に具
備しているテンションメンバ固定部132により保持す
ることで光ケーブル130の固定をし、光ファイバ12
7を光コネクタ128を介して光アダプタ129に接続
している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
各従来例には下記に示す如き欠点があった。
【0018】第1の従来技術である簡易クランプ構造で
は、爪を立て光ケーブルの外被を引っ掛ける構造である
ので、爪による外被の痕で、外被が破損し、そこから水
分が装置内部に浸透するという課題を有していた。
【0019】また、本簡易クランプ構造では、筒型ゴム
パッキンを潰すことで防水性を確保しているので、特に
径の小さな光ケーブルを防水する際には、筒型ゴムパッ
キンを強く潰すことになり、光ケーブルと筒型ゴムパッ
キンの間にしわが発生し、あるいは筒型ゴムパッキンに
負荷が長期的にかかるので、筒型ゴムパッキンに亀裂が
生じ、それに起因して光ケーブルと筒型ゴムパッキンと
の間に隙間が発生して防水性が確保できないという課題
を有していた。
【0020】第2の従来技術である自己融着テープによ
る簡易防水固定構造では、自己融着テープで光ケーブル
を巻き、その光ケーブルを光ケーブル導入口に挿入し、
自己融着テープの弾性を利用し隙間を埋め、簡易的に防
水しているので、経時変化で自己融着テープの劣化が生
じ、防水性が低下すること、あるいは光ケーブルの捻じ
れまたは曲げた際の力が装置内部に伝わり、装置内の光
ファイバの破損につながるという課題を有していた。
【0021】また、第3の従来技術であるクロージャ構
造では、光ケーブルをクロージャ内に導入するために、
装置内に占める導入部の実装面積が大きくなってしまう
という課題を有していた。
【0022】第4の従来技術である屋外型接続構造で
は、光ケーブル径に合わせ、接続器と締付け具がペアに
なっているために、光ケーブル径に合わせた光ケーブル
導入部をいくつも用意しなければならないので、汎用性
が欠けるという課題を有していた。
【0023】一般に光ケーブルは、情報伝達量の多い基
幹の部分には太い外径のケーブルが、情報量の少ない末
端の部分には細い外径のケーブルが使用され、またメー
カによって外径が異なったものとなっている。従って、
ケーブル設備の移動とか変更等が発生した場合には、叙
上の従来技術ではすべのケーブル設備を交換しなければ
ならないという欠点があった。
【0024】また、本屋外型接続構造では、光ケーブル
の取り付けや交換をする場合に、あるいは接続器内部に
実装した後の光ファイバの曲率半径を調整する必要があ
る場合には、ケーブル導入部を全て分解しなければなら
ず、作業性と保守性が悪いという課題を有していた。
【0025】さらに、本屋外型接続構造では、光ケーブ
ルはテンションメンバで固定されているだけなので、光
ケーブルに外力、例えば風による揺れや振動が働いた場
合には、光ケーブルに捻じれや曲げ等が生じ、接続器内
に実装された光ファイバが捻じられたり、引っ張られる
ことになり、光ファイバが破断するという課題を有して
いた。
【0026】また、本屋外型接続構造では、テンション
メンバの保持と光ファイバのスプライス処理と規定曲率
半径以上(半径Rが30mm以上)での光ファイバの曲
げを接続器内部で実施しているので、接続器を小型化す
ることができないという課題を有していた。
【0027】また光ケーブルの装置への導入に関して
は、次の事項が要望されている。
【0028】装置に導入される光ケーブルが台風による
強風で揺れた場合や誤って光ケーブルを引っ張った場合
など、ケーブルに掛かる伸張力やモーメント、捻じれに
対し充分なケーブル保持力が必要である。
【0029】ケーブル径の違うケーブルを装置に導入す
る際に、雨水などが装置と光ケーブルの隙間から侵入し
ないように確実に防水処置をする必要がある。
【0030】ケーブル導入の際にプラグとリセプタクル
をもつコネクタによる導入方法が知られているが、防
水、引張強度及び電気的特性の面で信頼度が薄く、また
コストが高価であるために直接光ケーブルを導入するこ
とが信頼性及びコスト面で望まれている。
【0031】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記諸欠点を解消する為に及び従来におけ
る叙上の要望に対応する為になされたものであり、従っ
て本発明の目的は、小型で、防水性、保守性、汎用性に
富み、しかも光ケーブルの破断防止をした新規な光ケー
ブル導入構造及びその接続方法を提供することにある。
【0032】本発明の他の目的は、アダプタとリングナ
ットアセンブリ間に挿着されるケースまたはケースアセ
ンブリをその内径を異にした数種のものを準備すると共
に、容易に着脱可能とすることにより、外径の異なった
任意の光ケーブルに対応することができ、かつ外径の異
なる光ケーブルの交換作業を容易にすることを可能とし
た新規な光ケーブル導入構造及びその導入方法を提供す
ることにある。
【0033】本発明の更に他の目的は、光ケーブルの固
定手段を複数箇所(第1及び第2の固定手段)を設ける
ことにより、光ケーブルの破断防止を的確なものとする
ことを可能とした新規な光ケーブル導入構造及びその導
入方法を提供することにある。
【0034】本発明の更に他の目的は、光ケーブルの第
1の固定手段であるテンションメンバ固定部を装置の外
部に配設することにより、従来存在していた装置筐体内
のデッドスペースを除去し、筐体内を有効に活用し、装
置の小型化を実現することを可能とした新規な光ケーブ
ル導入構造及びその導入接続方法を提供することにあ
る。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の技
術に内在する上記諸課題を解決するために鋭意研究を重
ね、小型で、防水性、保守性、汎用性に富み、しかも光
ケーブルの破断防止をした光ケーブル導入構造とその導
入接続方法を開発した。
【0036】即ち、上記目的を達成する為に、基本発明
及び第1の発明及び第2の発明は下記に示す如く構成さ
れている。
【0037】[基本発明]本発明に係る光ケーブル導入
構造は、装置筐体に光ケーブルを導入する光ケーブル導
入構造であって、光ケーブルを少なくとも2箇所で固定
したことを特徴としている。
【0038】前記光ケーブルを少なくとも2箇所で固定
する場所は、前記装置筐体の外部であることを特徴とし
ている。
【0039】また、本発明に係る光ケーブル導入構造
は、前記光ケーブルを少なくとも2箇所で固定するに際
し、少なくとも1箇所は光ケーブルそのものを固定する
手段であり、また少なくとも1箇所は光ケーブルのテン
ションメンバを固定する手段である。
【0040】また、本発明に係る光ケーブル導入構造
は、光ケーブルを中央部に保持して装置筐体に装着され
るアダプタと、前記光ケーブルを中央部に保持して前記
アダプタに結合されるリングナットアセンブリと、該リ
ングナットアセンブリと前記アダプタとの間に介装され
たケースとを具備することを特徴としている。
【0041】前記ケースは、その外径は同一であり、そ
の内径が適用される光ケーブルの外径に応じて種々の内
径のものが用意されている。
【0042】また、本発明に係る光ケーブル導入構造
は、装置筐体に光ケーブルを導入する光ケーブル導入構
造において、光ケーブルのテンションメンバを固定する
テンションメンバ固定手段が前記装置筐体の外部に設け
られていることを特徴としている。
【0043】前記ケースに、光ケーブルのテンションメ
ンバを固定するテンションメンバ固定手段を設け、該ケ
ースをケースアセンブリとしている。
【0044】前記アダプタ、リングナットアセンブリ及
びケースから成る構造を屋外設置用通信装置に適用して
いる。
【0045】[第1の発明]本第1の発明に係る光ケー
ブル導入構造は、光ファイバとテンションメンバを所定
長剥き出すように端末処理された光ケーブルと、前記光
ケーブルを保持するケーブル保持部とアダプタ結合部と
を有するリングナットアセンブリと、このリングナット
アセンブリで保持された光ケーブルを挿入位置決めする
ケーブルストッパ部と前記光ケーブルの外皮を介して侵
入する水を防止する第3のOリングとを有するケース
と、このケースを挿入収容する収容部と前記ケースとの
防水をする複数の第2のOリングと装置筐体との防水を
する第1のOリングと前記リングナットアセンブリのア
ダプタ結合部に螺合される第2の螺合部と装置筐体へ螺
着される第1の螺合部とを有するアダプタと、前記光ケ
ーブルのテンションメンバを固定するテンションメンバ
固定部とを備えて構成される。
【0046】また本第1の発明に係る光ケーブル導入構
造は、前記リングナットアセンブリがケーブル保持部と
アダプタ結合部とで一体構成され、前記ケーブル保持部
は前記光ケーブルに装着するパッキンと該パッキンを介
して前記光ケーブルを挟持するクランプサポートとクラ
ンププレートとボルトとで構成され、前記アダプタ結合
部はケーブル貫通部とリングとで構成され、このケーブ
ル貫通部は前記光ケーブルを貫通できるように筒形で前
記筒の第1の端の内部に螺刻され前記アダプタと螺合す
る雌ねじとこの雌ねじに隣接して設けられ前記リングを
遊嵌するリング収容部とを有し、前記リングは、円板形
で前記円板の中心に設けられ前記光ケーブルが貫通する
孔と前記円板の外周に螺刻され前記円板を前記雌ねじと
螺合しさらに前記リング収容部に遊嵌するための雄ねじ
と前記アダプタ結合部が前記アダプタと螺合締結されて
前記リングが前記ケースの第3のOリングを前記ケース
に押圧できるに充分な強度と厚みとを有することを特徴
としている。
【0047】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入構造は、前記アダプタ結合部が前記ケーブル貫通部の
リング収容部に前記リングを遊嵌することを特徴として
いる。
【0048】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
構造は、前記リング収容部が前記アダプタ結合部が前記
アダプタと螺合締結して前記リングが前記ケースの第3
のOリングを前記ケースに押圧するための押圧壁を有す
ることを特徴としている。
【0049】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入構造は、前記アダプタ結合部が、前記ケーブル貫通部
の筒の第1の端の外周に設けられ、前記アダプタとの螺
合を容易にする多角形部を有することを特徴としてい
る。
【0050】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
構造は、前記パッキンが、専用パッキンあるいは汎用パ
ッキンのいずれかであることを特徴としている。
【0051】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入構造は、前記専用パッキンが、前記光ケーブルの外径
に整合する内径を有する円筒を軸方向に2分割して成る
第1のパッキンピースと第2のパッキンピースとで構成
されていることを特徴としている。
【0052】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
構造は、前記汎用パッキンが円筒形で前記光ケーブルに
装着するため前記円筒の軸方向に切れ目を有し、前記円
筒の軸方向に段階的に異なる複数の内径を有し、前記円
筒の外周に前記内径の変化部に対応して設けられた外周
スリットを有し、前記外周スリットで切断し前記光ケー
ブルの外径に整合する内径のパッキンを選択できること
を特徴としている。
【0053】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入構造は、前記ケースが、前記光ケーブルを挿入し前記
アダプタに挿入収容されるように筒形で前記光ケーブル
の挿入口である前記筒の第1の端の外周に設けられ前記
アダプタに挿入収容される際の抜け止めのためのフラン
ジ部と、前記筒内部に設けられ前記筒内部を前記第1の
端から軸方向に第1の空間と第2の空間に分割し前記光
ケーブルの挿入を前記第1の空間までに制限して位置決
めし前記光ケーブルの光ファイバとテンションメンバの
みを前記第2の空間へ貫通させるケーブルストッパ部
と、前記第1の端の光ケーブルの挿入口に設けられたテ
ーパ部に装着される第3のOリングとを有することを特
徴としている。
【0054】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
構造は、前記ケースの第2の空間に、防水用のエポキシ
系樹脂あるいはアクリル系樹脂のいずれかより成る封止
材を注入することを特徴としている。
【0055】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入構造は、前記アダプタが前記ケースを挿入収容できる
ように筒形で前記筒の第1の端の外周に螺刻され前記リ
ングナットアセンブリと螺合する第1の雄ねじと、前記
筒の第2の端の外周に螺刻され前記装置筐体へ螺着する
第2の雄ねじと、この第2の雄ねじに隣接して設けられ
たOリング溝に装着する第1のOリングと、前記筒の内
部に設けられた複数のOリング溝の各々に装着する複数
の第2のOリングと、前記筒の中央外周に設けられ、前
記装置筐体への螺着を容易にする多角形部とを有するこ
とを特徴としている。
【0056】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
構造は、前記第1のOリングと第2のOリングと第3の
Oリングが、弾性材料より成ることを特徴としている。
【0057】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入構造は、前記弾性材料が、ニトリルゴム、シリコンゴ
ム、フッ素ゴムのいずれかであることを特徴としてい
る。
【0058】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
構造は、前記リングナットアセンブリと前記ケースと前
記アダプタが、金属材料あるいはプラスチックのいずれ
かより成ることを特徴としている。
【0059】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入構造は、前記金属材料が、真鍮、ステンレス、アルミ
ニウムのいずれかであることを特徴としている。
【0060】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
接続方法は、接続しようとする光ケーブルの外径に整合
する専用パッキンをクランプサポートとクランププレー
トに装着し、前記光ケーブルの外径に整合するリングを
リング収容部に遊嵌してリングナットアセンブリの準備
組立をし、準備組立されたリングナットアセンブリのケ
ーブル貫通部に前記光ケーブルを貫通させ、前記光ケー
ブルをクランプサポートとクランププレートで挟みボル
トで仮保持し、リングナットアセンブリが仮保持された
前記光ケーブルを所定長だけ光ファイバとテンションメ
ンバを剥き出すように端末処理を行い、装置筐体に予め
螺着されているアダプタにケースを挿着し、リングナッ
トアセンブリが仮保持され、端末処理された前記光ケー
ブルに第3のOリングを通し、前記光ケーブルをケース
のケーブルストッパ部に押し当たるまでケースに挿入し
て光ケーブルの挿入位置を決めると共に、光ファイバと
テンションメンバをケーブルストッパ部の孔に貫通さ
せ、貫通したテンションメンバを前記装置筐体内のテン
ションメンバ固定部で固定し、前記リングナットアセン
ブリと前記装置筐体に予め螺着されているアダプタと螺
合締結し、前記リングナットアセンブリのボルトを本締
めして前記リングナットアセンブリを前記光ケーブルに
本保持することを特徴としている。
【0061】さらに、本第1の発明に係る光ケーブル導
入接続方法は、接続しようとする光ケーブルの外径に整
合するように汎用パッキンを切断加工し、該汎用パッキ
ンを前記光ケーブルに装着することを特徴としている。
【0062】また、本第1の発明に係る光ケーブル導入
接続方法は、前記リングナットアセンブリと前記アダプ
タとの螺合締結が、前記リングが前記第3のOリングを
前記ケースに押圧するように締結することを特徴として
いる。
【0063】[第2の発明]上記目的を達成するため
に、第2の発明に係る光ケーブル導入構造は、装置筐体
の側壁に第1のOリングを介して固定され、長手方向中
心部に第1の貫通孔を有するアダプタと、該アダプタの
外端部に係止されるフランジを有し、長手方向中心部に
第2の貫通孔を有し、前記第1の貫通孔に第2のOリン
グを介して挿着され、前記第2の貫通孔の入口に第3の
Oリングを介して導入される光ケーブルの先端部が当接
するストッパを備え、前記光ケーブルを固定する第1の
光ケーブル固定手段を具備するケースアセンブリと、長
手方向中心部に前記光ケーブルを挿通する第3の貫通孔
を有し、前記アダプタの外端部及び前記ケースアセンブ
リのフランジを被覆して前記アダプタに固定され、前記
光ケーブルを固定する第2の光ケーブル固定手段を具備
するリングナットアセンブリとを具備して構成され、前
記第1の光ケーブル固定手段を前記装置筐体の外部に配
設したことを特徴としている。
【0064】第2の発明に係る光ケーブル導入構造は、
前記第1の光ケーブル固定手段が、前記光ケーブルのテ
ンションメンバを固定するテンションメンバ固定手段で
あることを特徴としている。
【0065】また、第2の発明に係る光ケーブル導入構
造においては、前記装置筐体に対する前記アダプタの固
定、前記アダプタの第1の貫通孔に対する前記ケースア
センブリの挿着及び前記アダプタ外端部に対する前記リ
ングナットアセンブリの固定がすべて着脱自在に実行さ
れる。
【0066】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造に
おいては、前記ケースアセンブリの中心部に形成された
第2の貫通孔と同軸に前記ストッパの中心部を貫通して
前記光ケーブルの光ファイバ及びテンションメンバが挿
通される中心孔が形成されている。
【0067】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造に
おいては、前記テンションメンバ固定手段は、前記ケー
スアセンブリの前記フランジとは反対側の端部に設けら
れている。
【0068】また第2の発明に係る光ケーブル導入構造
においては、前記テンションメンバ固定手段は、前記装
置筐体の前記側壁内に配設されている。
【0069】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造の
前記テンションメンバ固定手段は、前記ケースアセンブ
リの前記端部において前記テンショメンバを押さえるテ
ンションメンバ押さえ金具と、該押さえ金具を固定する
ねじなどの固定具とにより構成されている。
【0070】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造の
前記ケースアセンブリにつき、前記使用に供される光ケ
ーブルの外径に応じて、前記第2の貫通孔の内径が異な
る複数種類のケースアセンブリを用意しておき、使用さ
れる光ケーブルに応じて前記ケースアセンブリを選択、
変更して使用される。
【0071】また第2の発明に係る光ケーブル導入構造
においては、前記テンションメンバ固定手段により前記
テンショメンバを固定した後に、前記ケースアセンブリ
が前記アダプタに挿着される。
【0072】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造に
おける前記リングナットアセンブリは、前記アダプタに
結合されるアダプタ結合手段と、前記光ケーブルを固定
する第1及び第2のケーブル保持部(クランプサポート
とクランププレート)から成る第2の光ケーブル固定手
段とを有している。
【0073】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造に
おいて、前記第1及び第2のケーブル保持部にはその中
心部長手方向にそれぞれ断面が反円形の第1及び第2の
溝が形成され前記第1、第2のケーブル保持部が結合さ
れて断面が円形の貫通孔となり、該貫通孔と前記アダプ
タ結合手段の中心部長手方向に形成された貫通孔とが連
結されて前記第3の貫通孔を形成し、前記第1、第2の
溝にそれぞれ使用に供される前記光ケーブルの外径に応
じて選択された専用または汎用のパッキンの第1、第2
の断片が嵌入されて前記光ケーブルが導入される。
【0074】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造に
おいては、前記アダプタ結合手段の前記貫通孔内に形成
されたリング収容部にリングが遊嵌されている。
【0075】さらに第2の発明に係る光ケーブル導入組
立方法は、導入しようとする光ケーブルの外径に整合す
る専用パッキンをクランプサポートとクランププレート
に装着し、前記光ケーブルの外径に整合するリングをリ
ング収容部に遊嵌してリングナットアセンブリの準備組
立をし、準備組立されたリングナットアセンブリのケー
ブル貫通部に前記光ケーブルを貫通させ、前記光ケーブ
ルをクランプサポートとクランププレートで挟みボルト
で仮保持し、リングナットアセンブリが仮保持された前
記光ケーブルを所定長だけ光ファイバとテンションメン
バを剥き出すように端末処理を行い、前記光ケーブルの
外径に整合するケースアセンブリを選択的に準備し、前
記光ケーブルを前記ケースアセンブリのケーブルストッ
パ部に押し当たるまで該ケースアセンブリに挿入して光
ケーブルの挿入位置を決めると共に、前記光ファイバと
テンションメンバをケーブルストッパ部の孔に貫通さ
せ、端末処理された前記テンションメンバをケースアセ
ンブリに形成されたテンションメンバ固定手段で固定
し、装置筐体に予め螺着されているアダプタに前記テン
ションメンバが固定されたケースアセンブリを挿着し、
リングナットアセンブリが仮保持され、テンションメン
バが固定された前記光ケーブルに第3のOリングを通
し、前記リングナットアセンブリと前記装置筐体に予め
螺着されているアダプタと螺合締結し、前記リングナッ
トアセンブリのボルトを本締めして前記リングナットア
センブリを前記光ケーブルに本保持することを特徴とし
ている。
【0076】第2の発明に係る光ケーブル導入組立方法
は、接続しようとする光ケーブルの外径に整合するよう
に汎用パッキンを切断加工し、該汎用パッキンを前記光
ケーブルに装着することを特徴としている。
【0077】また、第2の発明に係る光ケーブル導入組
立方法は、前記リングナットアセンブリと前記アダプタ
との螺合締結が、前記リングが前記第3のOリングを前
記ケースに押圧するように締結することを特徴としてい
る。
【0078】
【発明の実施の形態】次に本発明をその好ましい各実施
の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0079】[第1の発明の実施の形態]図1は、第1
の発明に係る光ケーブル導入構造の一実施の形態を示す
正面図、図2は第1の発明に係る光ケーブル導入構造の
一実施の形態を示す断面図、図3は第1の発明に係る光
ケーブル導入構造の一実施の形態の各構成要素を分解し
て示した分解斜視図である。
【0080】図1〜図3を参照するに、本第1の発明に
係る光ケーブル導入構造の一実施の形態は、装置筐体2
の側壁21にねじ止めされたアダプタ3と、光ケーブル
6の位置決めと防水のためのケース4と、光ケーブル6
を導入保持するリングナットアセンブリ5と、光ケーブ
ル6のテンションメンバ61を固定するテンションメン
バ固定部46から構成されている。
【0081】各構成部を図面を用いて詳細に説明する。
【0082】図4はアダプタ3の構造図であり、そのう
ち図4(a)はその部分断面図、図4(b)はその側面
図である。図5はケース4の構造図であり、そのうち図
5(a)はその部分断面図、図5(b)はその側面図で
ある。図6はリングナットアセンブリ5の構造図であ
り、そのうち図6(a)はその構成部品の一部分解斜視
図、図6(b)はその一部断面図、図6(c)は汎用パ
ッキン9の構造図である。図7は光ケーブル6の断面図
である。
【0083】アダプタ3は、図4(a)、(b)に示す
ように、真鍮、ステンレス、アルミニウムなどの金属材
あるいはプラスチックからなる筒形部3aと、弾性材
料、例えばニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムな
どから成る第1のOリング10と第2のOリング11と
12とから構成されている。
【0084】筒形部3aには、筒の中心部長手方向に貫
通孔31が形成され、筒の両端に第1の結合部(雄ね
じ)32と第2の結合部(雄ねじ)33と、筒の外径に
第1のOリング溝3bと、筒の内径に(貫通孔に)複数
のOリング溝、例えば第2のOリング溝3cと3dとを
具備している。
【0085】第1の結合部(雄ねじ)32は、図1に示
す装置筐体2への螺着用であり、一方、第2の結合部
(雄ねじ)33は、図6(b)に示すリングナットアセ
ンブリ5のアダプタ結合部51内に螺刻された雌ねじ5
1aとの螺合締結用である。
【0086】図4におけるアダプタ3の第1のOリング
溝3bには、装置筐体2とアダプタ3間を防水するため
の第1のOリング10が装着されている。
【0087】第2のOリング溝3cと3dには、アダプ
タ3とケース4間の隙間を塞ぎ防水のための第2のOリ
ング11と12が挿着されている。
【0088】アダプタ3の外周3eには、アダプタ3を
装置筐体2にねじ止めし易いように、図4(b)に示す
ように、例えば6角あるいは12角形等の多角形部3f
を有している。
【0089】ケース4は、図5(a)、(b)に示すよ
うに、真鍮、ステンレス、アルミニウムなどの金属材あ
るいはプラスチックから成り、筒形部4aとフランジ部
41を具備している。
【0090】筒形部4aの外径は、図4に示すアダプタ
3の内径に挿入できる外径寸法に形成されている。
【0091】筒形部4aの内部中心長手方向には孔42
が形成されており、孔42には、ケーブルストッパ部4
4が設けられ、筒形部4aの内部は該ケーブルストッパ
部44により軸方向に区切られた2つの空間すなわち第
1の空間42aと第2の空間42bから構成されてい
る。該ケーブルストッパ部44の中心部には、光ケーブ
ル6の光ファイバとテンションメンバを通すための孔4
4aを具備している。第1の空間42aは光ケーブル6
を挿入する空間であり、ケーブルストッパ部44により
光ケーブル6が装置2の内部に挿入されるのを防止して
いる。第2の空間42bは、光ケーブル6を介して侵入
してくる極微量の水分や空気を遮断するためにエポキシ
系樹脂あるいはアクリル系樹脂のいずれかより成る封止
剤が充填(注入)される空間である。
【0092】ケース4のフランジ部41には、ケース4
と光ケーブル6間の隙間を塞ぎ防水のための弾性材料、
例えばニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムなどか
らなる第3のOリング13(図2、図3参照)を装着す
るためのテーパ溝45が設けられている。
【0093】リングナットアセンブリ5は、図6(a)
に示すように、アダプタ結合部51とケーブル保持部
(第2の光ケーブル保持部)52とで構成されている。
【0094】ケーブル保持部52は、クランプサポート
52aとクランププレート52bとボルト16と専用パ
ッキン8あるいは図6(c)に示す汎用パッキン9より
構成されている。
【0095】クランプサポート52aとクランププレー
ト52bは、専用パッキン8あるいは汎用パッキン9が
装着された光ケーブル6を、ボルト16とにより挟持す
る。クランプサポート52aとクランププレート52b
と専用パッキン8あるいは汎用パッキン9の軸方向の長
さは、光ケーブル6が被る外力を吸収できるように充分
長く採られている。
【0096】専用パッキン8は、適用される光ケーブル
の外径に整合する内径を有する円筒を軸方向に2分割し
て成る第1のパッキンピース81と第2のパッキンピー
ス82とで構成され、適用光ケーブル専用のパッキンで
ある。
【0097】一方、汎用パッキン9は、図6(c)に示
すように、適用光ケーブルの外径に依存しない円筒形パ
ッキンであって、その軸方向に段階的に異なる内径、例
えば内径r1とr2とr3を有し、光ケーブルに装着す
るために円筒の縦方向の切れ目9aと円筒の外周に前記
内径の変化部に対応して設けられた外周スリット9bと
を有する構造であり、外周スリット9bで切断して分割
し、適用光ケーブルの外径に整合する内径のパッキンを
選択できるような構造である。
【0098】アダプタ結合部51は、図6(b)に示す
ように、ケーブル貫通孔52cとリング7から構成され
る。ケーブル貫通孔52cは、光ケーブル6を貫通でき
るように筒形で、筒の第1の端の内部に螺刻されアダプ
タ3と螺合される雌ねじ51aと、この雌ねじ51aに
隣接して設けられリング7を遊嵌するリング収容部51
bとを有する。前記筒の外周には、アダプタ3と螺合締
結を容易にするために多角形部51cを有する。
【0099】リング7は、その中央に光ケーブルを通す
孔73を有し、その孔径は適用光ケーブルの外径に整合
している。リング7は、その外周に雄ねじ72が螺刻さ
れ、その雄ねじ72によりケーブル貫通部52cの雌ね
じ51aの有効ねじ範囲51dに螺合され、さらに貫通
され、リング収容部51bに遊嵌される。
【0100】リング収容部51bは、リング7が遊嵌さ
れるようにリング7の外径より若干大なる内径を有する
と共に、押圧壁51eを有する。この押圧壁51eは、
図2に示すように、リングナットアセンブリ5のアダプ
タ結合部51がアダプタ3と螺合締結されると、リング
7が第3のOリング13をケース4のテーパ溝45に押
圧するように働く。この結果、第3のOリング13とテ
ーパ溝45間の隙間を塞ぐことが可能となる。リング7
には、第3のOリング13をテーパ溝45に押圧できる
に充分な強度と厚みとが必要である。
【0101】装置筐体2の内部にはテンションメンバ固
定部(第1の光ケーブル固定手段)46が設けられてお
り、このテンションメンバ固定部46は、図2に示すよ
うに、ボルト15とテンションメンバ61を押さえる押
さえ金具14とプレート14aから構成されている。
【0102】次に、第1の発明に係る光ケーブル導入構
造の組立接続方法の一実施の形態について詳細に説明す
る。
【0103】図8(a)、(b)、(c)、(d)、
(e)は第1の発明に係る光ケーブル導入構造の組立方
法の一実施の形態を示す接続工程図であり、そのうち図
8(a)はリングナットアセンブリ5の組立工程図、図
8(b)はリングナットアセンブリ5が装着された光ケ
ーブル組立工程図、図8(c)はケース4をアダプタ3
に装着する工程を示す組立工程図、図8(d)はリング
ナットアセンブリ5が装着された光ケーブル6をケース
4に挿入する際の組立工程図、図8(e)は光ケーブル
導入構造の組立完了図である。
【0104】図8を主体に、図1〜図7を併用して、第
1の発明に係る組立接続方法を説明する。
【0105】まず図8(a)に示すように、接続しよう
とする光ケーブル6の外径に整合するパッキン8あるい
は整合するように切断選択された汎用パッキン9(図8
(a)には図示されていない)をクランプサポート52
aとクランププレート52bに装着するとともに、光ケ
ーブル6の外径に整合するリング7をアダプタ結合部5
1へ螺合させ、更に貫通、遊嵌させる。
【0106】次に、図8(b)に示すように、光ケーブ
ル6をクランプサポート52aとクランププレート52
b間に導入し、ボルト16で仮止めする。すなわち、前
記光ケーブル6にリングナットアセンブリ5が仮保持さ
れる。
【0107】次に、リングナットアセンブリ5が仮保持
された光ケーブル6を、図7に示すように、所定の長さ
まで光ファイバ62とテンションメンバ61を剥ぎ出す
ように端末処理を行う。
【0108】次に、図8(c)に示すように、装置筐体
2の側壁21に予め固定されているアダプタ3にケース
4を挿着する。
【0109】次に、図8(d)に示すように、リングナ
ットアセンブリ5が仮保持され端末処理された光ケーブ
ル6に第3のOリング13を挿通し、ケース4に挿入す
る。ここで、この第3のOリング13は、光ケーブル6
とケース4間の防水用である。光ケーブル6をケース4
へ挿入するときには、光ケーブル6をケース4のケーブ
ルストッパ部44に押し当たるまで挿入し、光ケーブル
6の挿入位置を決めると共に、光ファイバ62とテンシ
ョンメンバ61をケーブルストッパ部44の孔44aに
貫通させる。
【0110】次に、図2に示すように、貫通したテンシ
ョンメンバ61を、装置筐体2内のテンションメンバ固
定部46の押さえ金具14とプレート14aで挟み、ボ
ルト15で締め付けて、テンションメンバ61を固定す
る。これにより、光ケーブル6が装置筐体2と反対方向
に引っ張られた際の光ケーブルの保持を確実にしてい
る。
【0111】次に、図8(e)に示すように、リングナ
ットアセンブリ5をアダプタ3に螺合締結し、リングナ
ットアセンブリ5のボルト16を本締めし、リングナッ
トアセンブリ5を光ケーブル6に本保持する。この工程
により、図2に示すように、リングナットアセンブリ5
の遊嵌されていたリング7が第3のOリング13をケー
ス4のテーパ溝45に押圧するので、第3のOリング1
3とテーパ溝45間に生じる隙間を塞ぎ、防水する。さ
らに、リングナットアセンブリ5の本保持で、光ケーブ
ル6が被る外力をリングナットアセンブリ5で吸収し、
外力の光ファイバ接続部への影響を回避している。
【0112】次に、図2に示すように、エポキシ系樹脂
あるいはアクリル系樹脂から成る封止材47をケース4
の第2の空間42bに封入して充填し防水加工をする。
【0113】上述の組立工程により、図1と図2に示す
第1の発明の一つの実施の形態である光ケーブル導入構
造が実現される。
【0114】第1の発明に係る光ケーブル導入構造は、
全ての構成部品と構成部品間に防水対策が施され、且
つ、ケース4、リング7、パッキン8等の僅かな構成部
品の変更で外径の異なる任意の光ケーブルに対応するこ
とが可能となり、またさらに、光ケーブルが被る外力の
影響を全く受けない構造を実現することができる。
【0115】[第2の発明の実施の形態]しかしなが
ら、叙上の第1の発明には下記に示すごとき欠点が発生
した。
【0116】先ず第1に、光ケーブルのテンションメン
バ固定手段が装置の筐体内に設けられているために、デ
ッドスペースが多くなり、装置内部を有効に活用するこ
とができない場合があり、従って装置の小型化、操作性
に大きく影響する。特に装置に対する光ケーブル導入部
の数が多くなれば多くなるほど、その悪影響が甚大にな
る。
【0117】上記と同様の理由により、光ケーブルから
テンションメンバを取り出し端末処理してテンションメ
ンバ固定手段により固定する場合に、装置筐体の内部で
実行しなければならず、従って光ファイバを規定曲率半
径(半径Rが30mm)以上に曲げ加工を強いられた
り、組立工数が多くなるばかりか、煩雑になったり、あ
るいはその装着時間も多く必要となる。
【0118】第2として、アダプタとリングナットアセ
ンブリの間に装着されているケースの一部にはエポキシ
系樹脂あるいはアクリル系樹脂のいずれかにより成る封
止剤が充填されているので、現在使用されている光ケー
ブルと外径が異なる光ケーブルと交換する場合に、上記
ケースの交換が容易ではなく、円滑な交換作業を実行す
ることができない欠点が出てきた。
【0119】次に第2の発明をその好ましい各実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0120】[第2の発明の第1の実施の形態]図9
は、第2の発明に係る光ケーブル導入構造の第1の実施
の形態を装置に装着した状態の外観を示す正面図、図1
0は第2の発明に係る光ケーブル導入構造の一実施の形
態の3個の主要構成要素が結合された状態における要部
断面図、図11は第2の発明に係る光ケーブル導入構造
の一実施の形態の3個の主要構成要素が分離された状態
を示す分解斜視図である。
【0121】図9〜図11を参照するに、第2の発明に
係る光ケーブル導入構造の一実施の形態は、光ケーブル
導入構造1が装着される装置筐体2と、この装置筐体2
に着脱自在に固定(螺着)されるアダプタ3と、このア
ダプタ3の中心部の長手方向に形成された貫通孔31に
着脱自在に挿着されるケースアセンブリ4と、ケースア
センブリ4のフランジ41の部分とアダプタ3の外端面
を被覆するようにアダプタ3の外端面に着脱自在に結合
(螺着)されるリングナットアセンブリ5とを具備して
いる。
【0122】図12は第2の発明の主構成要素の一つで
あるアダプタの構造を示す一部断面分解斜視図である。
【0123】図12を主として参照するに、このアダプ
タ3は、前述した第1の発明のアダプタ3と全く同様の
ものであり、中心部長手方向にケースアセンブリ4が挿
通される貫通孔31が形成され、第1の結合部32と第
2の結合部33を有し、第1の結合部32の部分で装置
筐体2の側壁21にアダプタ3と側壁21間の防水用第
1のOリング10を介して着脱自在に螺着結合され、第
2の結合部33の部分でリングナットアセンブリ5と着
脱自在に結合されるように形成されている。アダプタ3
は、必要に応じて複数個装置筐体2の側壁21に予じめ
結合されている。
【0124】図13(a)〜(c)は第2の本発明の主
構成要素の一つであるケースアセンブリの構造を示し、
そのうち(a)は断面図、(b)は各要素を分解して示
す分解斜視図、(c)は組立完成後の状態を示す斜視図
である。
【0125】図13(a)〜(c)において、ケースア
センブリ4は、端部にフランジ41が形成され、中心部
長手方向に光ケーブル6を挿通する孔42が設けられて
おり、アダプタ3の貫通孔31内に形成されたOリング
溝34、35に嵌着されるアダプタ3とケースアセンブ
リ4間の防水用第2のOリング11、12を介してアダ
プタ3の貫通孔31内に着脱自在に挿着されるものであ
る(図12参照)。
【0126】ケースアセンブリ4は、図13(a)の断
面図に示されるように、光ケーブル6の図14に示すよ
うな端末処理された光ケーブルのテンションメンバ61
が挿通される中心孔43が設けられている。孔42と中
心孔43は連通され、孔42と孔43の境界部は孔42
に挿通された光ケーブル6の端部が係止されるストッパ
44となっている。
【0127】ケースアセンブリ4は、アダプタ3に挿着
された場合には、フランジ41の段差面がアダプタの第
2の結合部33の外端面と係止され、それ以上内方即ち
装置筐体2側に移動しないように構成されている。
【0128】図13(a)、(b)、(c)を参照する
に、ケースアセンブリ4のフランジ41の中心部に設け
られた孔42の入口にはテーパ溝45が形成されてお
り、アダプタ3の第2の結合部33に後述されるリング
ナットアセンブリ5のアダプタ結合部51が連結される
時に、このテーパ溝45に第3のOリング13が介装さ
れてケースアセンブリ4と光ケーブル6間に密着され、
しかして、これら両物体間の防水を達成するものであ
る。
【0129】フランジ41とは反対側のケースアセンブ
リ4の端部には、本第2の発明の主要素の一つであるテ
ンションメンバ固定部46が設けられている。ケースア
センブリ4の孔42内に挿着されてストッパ44の地点
に位置決めされた光ケーブル6から引き出されて図14
に示す如く端末処理されたテンションメンバ61は、テ
ンションメンバ固定部46でテンションメンバ押え金具
14及びねじ15によって固定される。
【0130】このテンションメンバ固定部46は、図1
0に見られるごとく、装置筐体2の側壁21内、すなわ
ち装置筐体2の外側に設けられ、これが本第2の発明の
特徴の一つである。
【0131】ケースアセンブリ4は、使用される光ケー
ブル6の外径に適応した内径を有するが、外径は使用さ
れる光ケーブルの外径に関係なく共通した一定の外径を
有し、アダプタ3の貫通孔31の内径より若干小さめに
形成されている。この構成は叙上の第1の発明と同様で
ある。
【0132】ケースアセンブリ4をアダプタ3と後述さ
れるリングナットアセンブリ5との間に設けた大きな理
由は、光ケーブルの外径は、現在のところ、メーカによ
っても異なることが多く、また種類によっても外径が異
なるために、設定時に使用される光ケーブルの外径に即
座に対応させるため、及び現在使用されている光ケーブ
ルの外径と異なった外径の光ケーブルに変更しなければ
ならない事態が発生した際に、その必要に応じてケース
アセンブリを交換するだけで容易にその要求に対して対
処可能としたことである。
【0133】即ち、従来では使用される光ケーブルの外
径が変更された場合には基本構成要素のすべてを交換す
る必要があったが、本発明によれば、ケースアセンブリ
4の孔42の内径の異なるケースアセンブリ4を光ケー
ブル6の外径に応じて複数種のものを製作して準備して
おくことによりケースアセンブリ4を別の内径のものに
変更するだけでよい。勿論、その時には第3のOリング
13もそのケーブル外径に合ったものを使用することに
なるし、また、後述されるリングナットアセンブリ5の
アダプタ結合部51内に遊嵌されているリング7および
第2の光ケーブル固定部52に用いられるパッキン8ま
たは9も対応する寸法のものに変更することになる。
【0134】次に本第2の発明の3個の基本構成要素の
もう一つの要素であるリングナットアセンブリ5につい
て説明する。
【0135】図15はリングナットアセンブリの各構成
要素を分解して示す分解斜視図である。
【0136】図15を参照するに、リングナットアセン
ブリ5はアダプタ3の第2の結合部33と結合されるア
ダプタ結合部51及び光ケーブル6を保持固定するケー
ブル保持部(第2の光ケーブル固定部)52を具備して
いる。このリングナットアセンブリ5は前述した第1の
発明のリングナットアセンブリと全く同一である。
【0137】アダプタ結合部51には、アダプタ3の第
2の結合部33の雄ねじと螺合される雌ねじ51aが内
部に形成され、その先にはリング7が収容されるリング
収容部51b(図10及び図6(b)参照)が形成され
ている。
【0138】リング7をアダプタ結合部51内に設けら
れたリング収容部51b内に遊嵌させるには、第1の発
明において説明したように、リング7の外円周部71に
形成された雄ねじ72が上記雌ねじ51aに螺合しなが
ら回転させられて内部に進入させられ、その後に雄ねじ
72が上記雌ねじ51aとの螺合から外れ、その先に形
成されたリング収容部51bに収容される。
【0139】リング7の外径はリング収容部51aの内
径よりも若干小さく形成されているので、リング7はリ
ング収容部51a内で遊嵌状態にあり、軸方向に若干移
動可能に収容されている。リング7の中心部には孔73
が形成され、この孔73は使用に供される光ケーブル6
の外径寸法に応じて種々の内径のものが用意されてお
り、光ケーブル6の外径寸法に合わせて選択使用される
ものである。
【0140】リング7は、前述したケースアセンブリ4
と共に、使用に供される光ケーブル6の外径に応じて対
応する内径のものが選択使用されるものであるが、その
交換の際にはリング7をリング収容部51bから除去し
て取り出す必要があり、その際には、ピンセット様の治
具(図示せず)等を使用してリング7に形成された孔7
a(図17参照)に上記治具の先端を挿入して実施する
ことにより容易に実行することができる。リング7をリ
ング収容部51bに挿入する時にも上記と同様にすれば
よい。
【0141】リングナットアセンブリ5のケーブル保持
部52は、中心長手方向に断面が半円形の溝52cを形
成されたクランプサポート52aと、同じく中心長手方
向に断面が半円形の溝52cを形成されたクランププレ
ート52bとを有している。溝52cと溝52cとが組
合わされて断面が円形の孔となり、前記したアダプタ結
合部51のリング収容部51bと連通されている。
【0142】溝52c、52cにはそれぞれ専用パッキ
ン8の半片である第1、第2のパッキンピース81、8
2が嵌合させられ、その間に光ケーブル6が挿着される
ように構成されている。パッキン8は専用パッキンであ
るが、前述した図6(c)に示された汎用パッキン9も
同様に使用可能である。専用パッキン8は、光ケーブル
6の外径に応じて複数用意されており、使用される光ケ
ーブルの外径に応じて選択使用されるものである。
【0143】ケーブル保持部(第2の光ケーブル固定
部)52にパッキン8または9が装着され、それらによ
って形成された孔に光ケーブル6を挿着して、クランプ
サポート52a、クランププレート52bをボルト16
によって締め付ければ、光ケーブル6はケーブル保持部
(第2の光ケーブル固定部)52に固定されることは前
述した第1の発明と同様である。
【0144】本第2の発明に係る光ケーブル導入構造の
基本構成要素、即ち、アダプタ3、ケースアセンブリ4
及びリングナットアセンブリ5等は例えば真鍮、ステン
レススチール、アルミニウム等の金属材料、あるいはプ
ラスチック材料により形成され、またリング7、パッキ
ン8、9、Oリング10、11、12、13等は例えば
ニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等の弾性材料
によって形成されることが望ましい。
【0145】次に、本第2の発明に係る光ケーブル導入
構造1の構成方法について説明する。
【0146】先ず本発明の主構成要素の一つであるアダ
プタ3は装置筐体2の側壁21に予め固定(螺着)され
ている。アダプタ3の装置筐体2に対する螺着の際に両
者間に第1のOリング10が嵌合され、これによって装
置筐体2とアダプタ3間の防水が実現される。
【0147】次に使用される光ケーブル6の外径に適合
する内径を有するケースアセンブリ4とリングナットア
センブリ5に嵌合されるリング7とパッキン8または9
を用意し、リング7及びパッキン8または9をリングナ
ットアセンブリ5に嵌着する。
【0148】次に、光ケーブル6をリングナットアセン
ブリ5に貫通させた後に、図14に示す如く、光ケーブ
ル6の端末処理を行い、テンションメンバ61及び光フ
ァイバ62を任意の所定長さまで引き出すようにケーブ
ル皮覆の剥離及びテンションメンバを切断する。
【0149】次にケースアセンブリ4と光ケーブル6間
の防水用Oリング13をテーパ溝45に挿着する。アダ
プタ3とケースアセンブリ4間との防水は、アダプタ3
に既に装着されている2個の第2のOリング11、12
によりケースアセンブリ4をアダプタ3に挿着すること
により実現される。
【0150】次いで、端末処理された光ケーブル6をケ
ースアセンブリ4に挿入する。その際には、光ケーブル
6はケース4内に設けられたストッパ44に当接し、そ
れによって光ケーブル6の挿着位置が決定される。更
に、ケースアセンブリ4のストッパ44に隣接して形成
された中心孔43を介してテンションメンバ61と光フ
ァイバ62が貫通させられ、テンションメンバ押さえ金
具14及びねじ15によってテンションメンバ61をケ
ースアセンブリ4に形成されたテンションメンバ固定部
46に固定する。
【0151】次にリングナットアセンブリ5を、そのア
ダプタ結合部51をアダプタ3の第2の結合部33に結
合(螺着)することにより、アダプタ3に結合、固定す
る。この際にリングナットアセンブリ5のアダプタ結合
部51内に遊嵌されしかも光ケーブル6に挿通されてい
るリング7とケースアセンブリ4のテーパ溝45内に嵌
着されている第3のOリング13とがケースアセンブリ
4と光ケーブル間及びリングナットアセンブリ5間を塞
ぎ封止し、防水を実現している。
【0152】リングナットアセンブリ5をアダプタ3に
締付け固定した後で、ケーブル保持部(第2のケーブル
固定部)52のクランプサポート52aにボルト16に
よってクランププレート52bを締付けることによっ
て、光ケーブル6をパッキン8または9を介してクラン
プサポート52a、クランププレート52b間に固定す
ることができ、光ケーブル6に生じる外力の影響をこの
第2の固定部でも吸収することが可能となる。
【0153】[第2の発明の第2、第3の実施の形態]
図16(a)、(b)、(c)は第2の発明による第2
の実施の形態を示す組立完成した斜視図、分解斜視図、
ケースアセンブリの組立完成した斜視図である。
【0154】図16(a)〜(c)を参照するに、この
第2の発明の第2の実施の形態は、パイプ状構造のテン
ションメンバの例を示し、ケースアセンブリ4のテイシ
ョンメンバ固定部46が前述した第1の実施の形態と異
なるだけで、他の構成は第1の実施の形態と同様であ
る。
【0155】第2の実施の形態では図16に示す配置
で、ケースアセンブリ4に圧入ピン17を圧入する。圧
入ピン17にはテンションメンバ61を貫通させるため
の貫通孔17aが設けられている。
【0156】クランプ18、クランプ19はそれぞれ圧
入ピン17のねじ部17bを通すための孔が設けられて
おり、クランプ18、クランプ19を圧入ピン17に通
し、ナット20によりクランプ19をクランプ18に押
しつけ、クランプ18とクランプ19間にテンションメ
ンバ61を挟み込むことで、テンションメンバ61を保
持する例である。
【0157】図17は本第2の発明による第3の実施の
形態を示す分解斜視図である。
【0158】図17を参照するに、本第2の発明による
第3の実施の形態では前記第2の実施の形態のクランプ
19をクランプ25に変更した例を示す。クランプ25
は、テンションメンバ61が単線あるいはより線の場合
に適している。
【0159】図18は本発明に係る光ケーブル導入構造
を屋外設置用通信装置に装着した使用例を示す斜視図で
ある。
【0160】図18を参照するに、装置筐体2の例とし
て屋外設置用通信装置27が使用されており、この通信
装置27の側壁271には本発明(第1、第2の発明)
に係る光ケーブル導入構造1が装着されている。
【0161】通信装置27は例えばCATVの中継増幅
器、地上、柱上、マンホール等に設置される電子装置、
通信機等に適用される。
【0162】
【発明の効果】本第1及び第2の発明は以上の如く構成
され、作用するものであり、本発明によれば以下に示す
諸効果が得られる。
【0163】本第1の発明によれば、光ケーブル本体を
装置内部に導入することなく、テンションメンバと光フ
ァイバのみを装置内に導入し、光ケーブル本体をリング
ナットアセンブリにより装置に固定し、テンションメン
バは装置内のテンションメンバ固定部で固定する構造な
ので、小型で、防水性に富み、しかも光ケーブルへ働く
外力に対抗でき、光ケーブルの破断防止した光ケーブル
導入構造を提供することができる。
【0164】また本第1の発明によれば、構成部品の主
要部を変更せずに、光ケーブル外径に関係する構成部品
のみの交換で、外径の異なる光ケーブルに対応できるの
で、使用する光ケーブルの外径に最適な防水性能を有し
て汎用性に富み、しかも光ケーブル外径に依らずに組立
作業は同じで調整の必要がなく、ヒューマンエラーによ
る作業不良を撲滅することができ、簡単・確実に短時間
で作業することができる保守性に富んだ光ケーブル導入
構造及びその導入方法を提供することが可能となる。
【0165】また、本第2の発明に係る光ケーブル導入
構造1により、光ケーブル導入部を装置2外に設置し、
光ケーブル6の径の違いによる調整は、ケースアセンブ
リ4とリングナットアセンブリ5内のリング7及びパッ
キン8または9を交換することで対応し、光ケーブル6
の引張力に対してはケースアセンブリ4に設けられた第
1の光ケーブル固定部(テンションメンバ固定部46)
及びリングナットアセンブリ5に設けられた第2の光ケ
ーブル固定部52により対応し、従来または第1の発明
に係る装置の内部に実装していたテンションメンバの保
持機構を装置2の外部に設けることによってデッドスペ
ースを除去し、装置筐体内を有効に活用することが可能
となり、光ケーブル6の保持と防水を本光ケーブル導入
構造1で実現することができる。
【0166】第2の発明に係る光ケーブル導入構造によ
れば、装置に導入する光ケーブルの外径に応じて、光ケ
ーブル導入部の最適な防水性能を発揮することができ
る。
【0167】その理由は、光ケーブル線径の異なるケー
ブルを1つの構造で防水する場合に、一般的には、光ケ
ーブルとケースアセンブリの間にパッキンを入れ、ケー
スアセンブリを締め付けることで光ケーブルとパッキン
の間の隙間を無くし防水をしている。このような構造で
は無理にパッキンを締め付けているために、パッキン表
面にしわが発生し、毛細管現象によりここから空気ある
いは水の侵入が考えられるが、本発明による構造では、
本光ケーブル導入部のケースアセンブリ部を交換するこ
とで、ケーブル径に適したケースと交換することがで
き、他の構成部品はそのまま流用できる。また交換した
ケースは他のケーブル導入部で再使用することができ
る。
【0168】本第2の発明では、装置筐体の外部におけ
る光ケーブル導入部に、第1、第2の2箇所の光ケーブ
ルに固定手段を設置することで、設置後、誤ってケーブ
ルを引っ掛けたり、雨風雪などの重み、台風などの強風
により光ケーブルに生じるモーメントや捻じれを防止
し、装置内部の光ファイバに影響を及ぼさない効果が得
られる。
【0169】また第2の発明では、光ケーブル内部にあ
るテンションメンバを装置内部に導入せずに、装置外部
に保持することで、装置内部に設けていたテンションメ
ンバ固定部を無くすことができるために、装置筐体内部
において、光ファイバを制限された曲率半径の範囲内で
加工、操作することが可能となり、装置内部に充分な実
装スペースが無い小型機器には特に効果がある。
【0170】第2の発明の光ケーブル導入方法において
は、光ケーブルのテンションメンバをケースアセンブリ
に固定した後に、装置筐体に組み込むことが可能となっ
たので、光ケーブル導入構造を装置に組み込んだ後に装
置筐体内でテンションメンバ固定作業を実行する第1の
発明に比較して、装置筐体内での上記作業が除去され、
全体として装置に対する光ケーブル導入工程が大幅に簡
略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る光ケーブル導入構造の一実施
の形態を装置筐体に実装した状態を示す正面図である。
【図2】第1の発明に係る光ケーブル導入構造の一実施
の形態を装置筐体に実装した状態を示す断面図(図1の
A部の断面図)である。
【図3】第1の発明に係る光ケーブル導入構造の一実施
の形態を示す分解斜視図である。
【図4】(a)は第1の発明におけるアダプタの構造を
示す一部断面正面図、(b)はその側面図である。
【図5】(a)は第1の発明におけるケースの構造を示
す一部断面正面図、(b)はその側面図である。
【図6】(a)は第1の発明におけるリングナットアセ
ンブリの構造を示す分解斜視図、(b)は一部断面正面
図、(c)は汎用パッキンの斜視図である。
【図7】本発明に係る光ケーブルの断面図である。
【図8】(a)〜(e)は第1の発明に係る光ケーブル
導入構造の組立接続工程図である。
【図9】第2の発明による一実施の形態を装置筐体に装
着した状態を示す正面図である。
【図10】第2の発明による一実施の形態を装置筐体に
装着した状態を示す断面図である。
【図11】第2の発明による一実施の形態の3個の基本
構成要素(アダプタ、ケースアセンブリ、リングナット
アセンブリ)を分解して示す分解斜視図である。
【図12】第2の発明に係るアダプタの構造を示す分解
斜視図である。
【図13】(a)は第2の発明に係るケースアセンブリ
の断面図、(b)は第2の発明に係るケースアセンブリ
の分解斜視図、(c)は第2の発明に係るケースアセン
ブリの組立完成した斜視図である。
【図14】光ケーブルの端末処理を示す斜視図である。
【図15】第2の発明に係るリングナットアセンブリの
分解斜視図である。
【図16】(a)は第2の発明による他の実施の形態の
完成した状態を示す斜視図、(b)は各構成要素を分解
して示す斜視図、(c)は第2の発明に係るケースアセ
ンブリの完成した状態を示す斜視図である。
【図17】第2の発明による更に他の実施の形態を示す
分解斜視図である。
【図18】本発明に係る光ケーブル導入構造を屋外設置
用通信装置に装着した使用例を示す斜視図である。
【図19】(a)は第1の従来技術を示す正面図、
(b)はその分解正面図である。
【図20】(a)は第2の従来技術を示す正面図、
(b)はその分解正面図である。
【図21】第3の従来技術を示す断面図である。
【図22】第4の従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1…光ケーブル導入構造 2…装置筐体 3…アダプタ 4…ケースまたはケースアセンブリ 46…テンションメンバ固定部 5…リングナットアセンブリ 6…光ケーブル 61…テンションメンバ 62…光ファイバ 7…リング 8…専用パッキン 9…汎用パッキン 10〜13…Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 弘之 東京都港区芝浦三丁目18番21号日本電気エ ンジニア リング株式会社内 (72)発明者 長沢 敏秀 東京都港区芝浦三丁目18番21号日本電気エ ンジニア リング株式会社内

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置筐体に光ケーブルを導入する光ケー
    ブル導入構造であって、光ケーブルを少なくとも2箇所
    で固定したことを特徴とする光ケーブル導入構造。
  2. 【請求項2】 前記光ケーブルを少なくとも2箇所で固
    定する場所は、前記装置筐体の外部であることを更に特
    徴とする請求項1に記載の光ケーブル導入構造。
  3. 【請求項3】 前記光ケーブルを少なくとも2箇所で固
    定するに際し、少なくとも1箇所は光ケーブルそのもの
    を固定する手段であり、また少なくとも1箇所は光ケー
    ブルのテンションメンバを固定する手段であることを更
    に特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の
    光ケーブル導入構造。
  4. 【請求項4】 光ケーブルを中央部に保持して装置筐体
    に装着されるアダプタと、前記光ケーブルを中央部に保
    持して前記アダプタに結合されるリングナットアセンブ
    リと、該リングナットアセンブリと前記アダプタとの間
    に介装されたケースとを具備することを特徴とした光ケ
    ーブル導入構造。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、その外径は同一であり、
    その内径が適用される光ケーブルの外径に応じて種々の
    内径のものが用意されていることを更に特徴とする請求
    項4に記載の光ケーブル導入構造。
  6. 【請求項6】 装置筐体に光ケーブルを導入する光ケー
    ブル導入構造において、光ケーブルのテンションメンバ
    を固定するテンションメンバ固定手段が前記装置筐体の
    外部に設けられていることを特徴とする光ケーブル導入
    構造。
  7. 【請求項7】 前記ケースに、光ケーブルのテンション
    メンバを固定するテンションメンバ固定手段を設け、該
    ケースをケースアセンブリとしたことを更に特徴とする
    請求項3または4のいずれか一項に記載の光ケーブル導
    入構造。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載されたアダプタ、リング
    ナットアセンブリ及びケースから成る構造を屋外設置用
    通信装置に適用したことを更に特徴とする請求項2に記
    載の光ケーブル導入構造。
  9. 【請求項9】 光ファイバとテンションメンバを所定長
    剥き出すように端末処理された光ケーブルと、 前記装置筐体に結合される第1の結合部と、該装置筐体
    との防水をする第1のOリングと、後記リングナットア
    センブリの前記アダプタ結合部に螺合される第2の結合
    部と、 後記ケースを挿入収容する収容部と、後記ケースとの防
    水をする複数の第2のOリングとを有するアダプタと、 後記リングナットアセンブリで保持された前記光ケーブ
    ルを挿入位置決めするケーブルストッパ部と、前記光ケ
    ーブルの外皮を介して侵入する水を防止する第3のOリ
    ングとを有するケースと、 前記光ケーブルを保持するケーブル保持部と、前記アダ
    プタと結合されるアダプタ結合部とを有するリングナッ
    トアセンブリと、 前記光ケーブルのテンションメンバを固定するテンショ
    ンメンバ固定部と、 を有することを特徴とする光ケーブル導入構造。
  10. 【請求項10】 前記リングナットアセンブリが、ケー
    ブル保持部と、アダプタ結合部とで一体構成され、 前記ケーブル保持部は、前記光ケーブルに装着するパッ
    キンと、該パッキンを介して前記光ケーブルを挟持する
    クランプサポートとクランププレートとボルトとで構成
    され、 前記アダプタ結合部は、ケーブル貫通部とリングとで構
    成され、 前記ケーブル貫通部は、前記光ケーブルを貫通できるよ
    うに筒形で、前記筒の第1の端の内部に螺刻され前記ア
    ダプタと螺合する雌ねじと、該雌ねじに隣接して設けら
    れ前記リングを遊嵌するリング収容部とを有し、 前記リングは、円板形で、前記円板の中心に設けられ前
    記光ケーブルが貫通する孔と、前記円板の外周に螺刻さ
    れ前記円板を前記雌ねじと螺合しさらに前記リング収容
    部に遊嵌するための雄ねじと、前記アダプタ結合部が前
    記アダプタと螺合締結されて前記リングが前記ケースの
    第3のOリングを前記ケースに押圧できるに充分な強度
    と厚みとを有する、 ことを更に特徴とする請求項9に記載の光ケーブル導入
    構造。
  11. 【請求項11】 前記アダプタ結合部が、前記ケーブル
    貫通部のリング収容部に前記リングを遊嵌することを更
    に特徴とする請求項10に記載の光ケーブル導入構造。
  12. 【請求項12】 前記リング収容部が、前記アダプタ結
    合部が前記アダプタと螺合締結されて前記リングが前記
    ケースの第3のOリングを前記ケースに押圧するための
    押圧壁を有することを更に特徴とする請求項10に記載
    の光ケーブル導入構造。
  13. 【請求項13】 前記アダプタ結合部が、前記ケーブル
    貫通部の筒の第1の端の外周に設けられ、前記アダプタ
    との螺合を容易にする多角形部を有することを更に特徴
    とする請求項10に記載の光ケーブル導入構造。
  14. 【請求項14】 前記パッキンが、専用パッキンあるい
    は汎用パッキンのいずれかであることを更に特徴とする
    請求項10に記載の光ケーブル導入構造。
  15. 【請求項15】 前記専用パッキンが、前記光ケーブル
    の外径に整合する内径を有する円筒を軸方向に2分割し
    て成る第1のパッキンピースと第2のパッキンピースと
    で構成されていることを更に特徴とする請求項14に記
    載の光ケーブル導入構造。
  16. 【請求項16】 前記汎用パッキンが、円筒形で、前記
    光ケーブルに装着するために前記円筒の軸方向に切れ目
    を有し、前記円筒の軸方向に段階的に異なる複数の内径
    を有し、前記円筒の外周に前記内径の変化部に対応して
    設けられた外周スリットを有し、前記外周スリットで切
    断し前記光ケーブルの外径に整合する内径のパッキンを
    選択できることを更に特徴とする請求項14に記載の光
    ケーブル導入構造。
  17. 【請求項17】 前記ケースが、 前記光ケーブルを挿入し、前記アダプタに挿入収容され
    るように筒形で、 前記光ケーブルの挿入口である前記筒の第1の端の外周
    に設けられ、前記アダプタに挿入収容される際の抜け止
    めのためのフランジ部と、 前記筒内部に設けられ、前記筒内部を前記第1の端から
    軸方向に第1の空間と第2の空間に分割し、前記光ケー
    ブルの挿入を前記第1の空間までに制限して位置決め
    し、前記光ケーブルの光ファイバとテンションメンバの
    みを前記第2の空間へ貫通させるケーブルストッパ部
    と、 前記第1の端の光ケーブルの挿入口に設けられたテーパ
    部に装着される第3のOリングと、 を有することを更に特徴とする請求項9に記載の光ケー
    ブル導入構造。
  18. 【請求項18】 前記ケースの第2の空間に、防水用の
    エポキシ系樹脂あるいはアクリル系樹脂のいずれかより
    成る封止材を注入することを更に特徴とする請求項9に
    記載の光ケーブル導入構造。
  19. 【請求項19】 前記アダプタが、 前記ケースを挿入収容できるよう筒形で、 前記筒の第1の端の外周に螺刻され、前記リングナット
    アセンブリと螺合する第1の雄ねじと、 前記筒の第2の端の外周に螺刻され、前記装置筐体へ螺
    着する第2の雄ねじと、 前記第2の雄ねじに隣接して設けられたOリング溝に装
    着する第1のOリングと、 前記筒の内部に設けられた複数のOリング溝の各々に装
    着する複数の第2のOリングと、 前記筒の中央外周に設けられ、前記装置筐体への螺着を
    容易にする多角形部と、 を有することを更に特徴とする請求項9に記載の光ケー
    ブル導入構造。
  20. 【請求項20】 前記第1のOリングと第2のOリング
    と第3のOリングが、弾性材料より成ることを更に特徴
    とする請求項9に記載の光ケーブル導入構造。
  21. 【請求項21】 前記弾性材料が、ニトリルゴム、シリ
    コンゴム、フッ素ゴムのいずれかであることを更に特徴
    とする請求項20に記載の光ケーブル導入構造。
  22. 【請求項22】 前記リングナットアセンブリと前記ケ
    ースと前記アダプタが、金属材料あるいはプラスチック
    のいずれかにより成ることを更に特徴とする請求項9に
    記載の光ケーブル導入構造。
  23. 【請求項23】 前記金属材料が、真鍮、ステンレス、
    アルミニウムのいずれかであることを更に特徴とする請
    求項22に記載の光ケーブル導入構造。
  24. 【請求項24】 装置筐体の側壁に第1のOリングを介
    して固定され、長手方向中心部に第1の貫通孔を有する
    アダプタと、 該アダプタの外端部に係止されるフランジを有し、長手
    方向中心部に第2の貫通孔を有し、前記第1の貫通孔に
    第2のOリングを介して挿着され、前記第2の貫通孔の
    入口に第3のOリングを介して導入される光ケーブルの
    先端部が当接するストッパを備え、前記光ケーブルを固
    定する第1の光ケーブル固定手段を具備するケースアセ
    ンブリと、 長手方向中心部に前記光ケーブルを挿通する第3の貫通
    孔を有し、前記アダプタの外端部及び前記ケースアセン
    ブリのフランジを被覆して前記アダプタに固定され、前
    記光ケーブルを固定する第2の光ケーブル固定手段を具
    備するリングナットアセンブリと、 を有し、前記第1の光ケーブル固定手段を前記装置筐体
    の外部に配設することを特徴とした光ケーブル導入構
    造。
  25. 【請求項25】 前記第1の光ケーブル固定手段は、前
    記光ケーブルのテンションメンバを固定するテンション
    メンバ固定手段であることを更に特徴とする請求項24
    に記載の光ケーブル導入構造。
  26. 【請求項26】 前記装置筐体に対する前記アダプタの
    固定、前記アダプタの第1の貫通孔に対する前記ケース
    アセンブリの挿着及び前記アダプタ外端部に対する前記
    リングナットアセンブリの固定はすべて着脱自在に実行
    されることを更に特徴とする請求項24に記載の光ケー
    ブル導入構造。
  27. 【請求項27】 前記ケースアセンブリの中心部に形成
    された第2の貫通孔と同軸に前記ストッパの中心部を貫
    通して前記光ケーブルの光ファイバ及びテンションメン
    バが挿通される中心孔が形成されていることを更に特徴
    とする請求項24に記載の光ケーブル導入構造。
  28. 【請求項28】 前記テンションメンバ固定手段は、前
    記ケースアセンブリの前記フランジとは反対側の端部に
    設けられていることを更に特徴とする請求項25に記載
    の光ケーブル導入構造。
  29. 【請求項29】 前記テンションメンバ固定手段は、前
    記装置筐体の前記側壁内に配設されていることを更に特
    徴とする請求項25〜28のいずれか一項に記載の光ケ
    ーブル導入構造。
  30. 【請求項30】 前記テンションメンバ固定手段は、前
    記ケースアセンブリの前記端部において前記テンショメ
    ンバを押さえるテンションメンバ押さえ金具と、該押さ
    え金具を固定するねじなどの固定具とにより構成される
    ことを更に特徴とする請求項25〜29のいずれか一項
    に記載の光ケーブル導入構造。
  31. 【請求項31】 前記ケースアセンブリにつき、前記使
    用に供される光ケーブルの外径に応じて、前記第2の貫
    通孔の内径が異なる複数種類のケースアセンブリを用意
    しておき、使用される光ケーブルに応じて前記ケースア
    センブリを選択、変更して使用することを更に特徴とす
    る請求項24に記載の光ケーブル導入構造。
  32. 【請求項32】 前記テンションメンバ固定手段により
    前記テンショメンバを固定した後に、前記ケースアセン
    ブリを前記アダプタに挿着することを更に特徴とする請
    求項25に記載の光ケーブル導入構造。
  33. 【請求項33】 前記リングナットアセンブリは、前記
    アダプタに結合されるアダプタ結合手段と、前記光ケー
    ブルを固定する第1及び第2のケーブル保持部から成る
    第2の光ケーブル固定手段とを有することを更に特徴と
    する請求項1に記載の光ケーブル導入構造。
  34. 【請求項34】 前記第1及び第2のケーブル保持部に
    はその中心部長手方向にそれぞれ断面が反円形の第1及
    び第2の溝が形成され前記第1、第2のケーブル保持部
    が結合されて断面が円形の貫通孔となり、該貫通孔と前
    記アダプタ結合手段の中心部長手方向に形成された貫通
    孔とが連結されて前記第3の貫通孔を形成し、前記第
    1、第2の溝にそれぞれ使用に供される前記光ケーブル
    の外径に応じて選択された専用または汎用のパッキンの
    第1、第2の断片が嵌入されて前記光ケーブルが導入さ
    れることを更に特徴とする請求項24または33のいず
    れか一項に記載の光ケーブル導入構造。
  35. 【請求項35】 前記アダプタ結合手段の前記貫通孔内
    に形成されたリング収容部にリングが遊嵌されているこ
    とを更に特徴とする請求項24、33または34のいず
    れか一項に記載の光ケーブル導入構造。
  36. 【請求項36】 接続しようとする光ケーブルの外径に
    整合する専用パッキンをクランプサポートとクランププ
    レートに装着し、前記光ケーブルの外径に整合するリン
    グをリング収容部に遊嵌してリングナットアセンブリの
    準備組立をし、 準備組立されたリングナットアセンブリのケーブル貫通
    部に前記光ケーブルを貫通させ、前記光ケーブルをクラ
    ンプサポートとクランププレートとで挟みボルトで仮保
    持し、 リングナットアセンブリが仮保持された前記光ケーブル
    を所定長だけ光ファイバとテンションメンバを剥き出す
    ように端末処理を行い、 装置筐体に予め螺着されているアダプタにケースを挿着
    し、 リングナットアセンブリが仮保持され、端末処理された
    前記光ケーブルに第3のOリングを通し、 前記光ケーブルをケースのケーブルストッパ部に押し当
    たるまでケースに挿入して光ケーブルの挿入位置を決め
    ると共に、光ファイバとテンションメンバをケーブルス
    トッパ部の孔に貫通させ、 貫通したテンションメンバを前記装置筐体内のテンショ
    ンメンバ固定部で固定し、 前記リングナットアセンブリと前記装置筐体に予め螺着
    されているアダプタと螺合締結し、前記リングナットア
    センブリのボルトを本締めして前記リングナットアセン
    ブリを前記光ケーブルに本保持することを特徴とする光
    ケーブル導入接続方法。
  37. 【請求項37】 接続しようとする光ケーブルの外径に
    整合するように汎用パッキンを切断加工し、該汎用パッ
    キンを前記光ケーブルに装着することを更に特徴とする
    請求項36に記載の光ケーブル導入接続方法。
  38. 【請求項38】 前記リングナットアセンブリと前記ア
    ダプタとの螺合締結が、前記リングが前記第3のOリン
    グを前記ケースに押圧するように締結することを更に特
    徴とする請求項36に記載の光ケーブル導入接続方法。
  39. 【請求項39】 導入しようとする光ケーブルの外径に
    整合する専用パッキンをクランプサポートとクランププ
    レートに装着し、前記光ケーブルの外径に整合するリン
    グをリング収容部に遊嵌してリングナットアセンブリの
    準備組立をし、 準備組立されたリングナットアセンブリのケーブル貫通
    部に前記光ケーブルを貫通させ、前記光ケーブルをクラ
    ンプサポートとクランププレートで挟みボルトで仮保持
    し、 リングナットアセンブリが仮保持された前記光ケーブル
    を所定長だけ光ファイバとテンションメンバを剥き出す
    ように端末処理を行い、 前記光ケーブルの外径に整合するケースアセンブリを選
    択的に準備し、 前記光ケーブルを前記ケースアセンブリのケーブルスト
    ッパ部に押し当たるまで該ケースアセンブリに挿入して
    光ケーブルの挿入位置を決めると共に、前記光ファイバ
    とテンションメンバをケーブルストッパ部の孔に貫通さ
    せ、 端末処理された前記テンションメンバをケースアセンブ
    リに形成されたテンションメンバ固定手段で固定し、 装置筐体に予め螺着されているアダプタに前記テンショ
    ンメンバが固定されたケースアセンブリを挿着し、 リングナットアセンブリが仮保持され、テンションメン
    バが固定された前記光ケーブルに第3のOリングを通
    し、 前記リングナットアセンブリと前記装置筐体に予め螺着
    されているアダプタと螺合締結し、前記リングナットア
    センブリのボルトを本締めして前記リングナットアセン
    ブリを前記光ケーブルに本保持することを特徴とする光
    ケーブル導入接続方法。
  40. 【請求項40】 接続しようとする光ケーブルの外径に
    整合するように汎用パッキンを切断加工し、該汎用パッ
    キンを前記光ケーブルに装着することを更に特徴とする
    請求項39に記載の光ケーブル導入接続方法。
  41. 【請求項41】 前記リングナットアセンブリと前記ア
    ダプタとの螺合締結が、前記リングが前記第3のOリン
    グを前記ケースに押圧するように締結することを更に特
    徴とする請求項39に記載の光ケーブル導入接続方法。
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