JPH11281264A - インゴットの予熱装置を有する溶解炉 - Google Patents
インゴットの予熱装置を有する溶解炉Info
- Publication number
- JPH11281264A JPH11281264A JP10406298A JP10406298A JPH11281264A JP H11281264 A JPH11281264 A JP H11281264A JP 10406298 A JP10406298 A JP 10406298A JP 10406298 A JP10406298 A JP 10406298A JP H11281264 A JPH11281264 A JP H11281264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting furnace
- ingot
- exhaust gas
- melting
- preheater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Coating With Molten Metal (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶解炉からの排ガスを利用したインゴットの
予熱装置を有する溶解炉を提供する。 【解決手段】 インゴットを溶解炉入口へ搬送する搬送
装置と、該搬送装置により前記溶解炉入口へ搬送された
インゴットを前記溶解炉へ投入するよう入口に設けられ
た投入装置と、前記溶解炉で発生した排ガスによりイン
ゴットを予熱するよう前記搬送装置の上に設けられた予
熱装置と、前記溶解炉で発生した排ガスを前記予熱装置
へ導くよう、溶解炉排気口と予熱装置吸気口との間に設
けられた排ガスダクトと、該排ガスダクトの経路に設け
られた吸引ブロアとを含む。
予熱装置を有する溶解炉を提供する。 【解決手段】 インゴットを溶解炉入口へ搬送する搬送
装置と、該搬送装置により前記溶解炉入口へ搬送された
インゴットを前記溶解炉へ投入するよう入口に設けられ
た投入装置と、前記溶解炉で発生した排ガスによりイン
ゴットを予熱するよう前記搬送装置の上に設けられた予
熱装置と、前記溶解炉で発生した排ガスを前記予熱装置
へ導くよう、溶解炉排気口と予熱装置吸気口との間に設
けられた排ガスダクトと、該排ガスダクトの経路に設け
られた吸引ブロアとを含む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、溶融メッキライ
ンの溶融メッキ釜に溶解金属を投入するため、金属イン
ゴットを加熱溶解する溶解炉に関する。
ンの溶融メッキ釜に溶解金属を投入するため、金属イン
ゴットを加熱溶解する溶解炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】 従来、溶融メッキラインの溶融メッキ
釜に対し、溶解炉でインゴットを加熱溶解して投入する
場合、インゴットを常温のまま溶解炉へ投入しバーナー
で加熱溶解し、いつでも溶融メッキ釜に溶解金属を補給
できるよう保温し続けていた。
釜に対し、溶解炉でインゴットを加熱溶解して投入する
場合、インゴットを常温のまま溶解炉へ投入しバーナー
で加熱溶解し、いつでも溶融メッキ釜に溶解金属を補給
できるよう保温し続けていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、近
年、溶融メッキラインの高稼働率化，能力増大，大型化
により消費メッキ材料が増大してきた。そのため、溶解
炉でインゴットを加熱溶解し保温するため、エネルギー
消費量の増大という問題が生じていた。本発明は上記課
題を解決し、溶解炉からの排ガスを利用したインゴット
の予熱装置を有する溶解炉を提供することを目的とす
る。
年、溶融メッキラインの高稼働率化，能力増大，大型化
により消費メッキ材料が増大してきた。そのため、溶解
炉でインゴットを加熱溶解し保温するため、エネルギー
消費量の増大という問題が生じていた。本発明は上記課
題を解決し、溶解炉からの排ガスを利用したインゴット
の予熱装置を有する溶解炉を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、インゴッ
トを溶解炉入口へ搬送する搬送装置と、該搬送装置によ
り前記溶解炉入口へ搬送されたインゴットを前記溶解炉
へ投入するよう入口に設けられた投入装置と、前記溶解
炉で発生した排ガスによりインゴットを予熱するよう前
記搬送装置の上に設けられた予熱装置と、前記溶解炉で
発生した排ガスを前記予熱装置へ導くよう、溶解炉排気
口と予熱装置吸気口との間に設けられた排ガスダクト
と、該排ガスダクトの経路に設けられた吸引ブロアとを
含むことである。溶解炉でインゴットを加熱溶解し保温
する際に発生した熱エネルギーのうち溶解炉から排出さ
れる排ガスが蓄えている残存エネルギーを回収し、溶解
前の予熱工程を取り込み、この工程で再利用することで
熱効率に優れたものである。
め、本発明の構成は次のとおりとする。即ち、インゴッ
トを溶解炉入口へ搬送する搬送装置と、該搬送装置によ
り前記溶解炉入口へ搬送されたインゴットを前記溶解炉
へ投入するよう入口に設けられた投入装置と、前記溶解
炉で発生した排ガスによりインゴットを予熱するよう前
記搬送装置の上に設けられた予熱装置と、前記溶解炉で
発生した排ガスを前記予熱装置へ導くよう、溶解炉排気
口と予熱装置吸気口との間に設けられた排ガスダクト
と、該排ガスダクトの経路に設けられた吸引ブロアとを
含むことである。溶解炉でインゴットを加熱溶解し保温
する際に発生した熱エネルギーのうち溶解炉から排出さ
れる排ガスが蓄えている残存エネルギーを回収し、溶解
前の予熱工程を取り込み、この工程で再利用することで
熱効率に優れたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施態様を図面に
示す一実施例にもとづき説明する。溶解炉１はアルミの
インゴットＡをＮＧガスを燃料とするガスバーナーで加
熱溶解し溶融メッキ浴槽Ｂへ送るものである。溶解炉１
の入口におけるインゴット投入方向に対し、直交する方
向から溶解炉入口までインゴットＡを送る搬送手段２と
して、ローラーコンベアが設けられる。このローラーコ
ンベアは、ローラー軸にチェン車が固定され、これらの
チェン車をチェンループで係合させ、チェンループを動
力で循環させるようにした、公知のチェン伝動手段によ
り、間欠的に動力により駆動される。このローラーコン
ベアで溶解入口まで運ばれてきたインゴットＡを溶解炉
へ押し込み投入するため、投入装置３としてプッシャー
を設けられる。このプッシャーも公知のもので、インゴ
ットＡを推し進めるプッシュバーを溶解炉１の入口に向
かって進退させるようにしたものである。
示す一実施例にもとづき説明する。溶解炉１はアルミの
インゴットＡをＮＧガスを燃料とするガスバーナーで加
熱溶解し溶融メッキ浴槽Ｂへ送るものである。溶解炉１
の入口におけるインゴット投入方向に対し、直交する方
向から溶解炉入口までインゴットＡを送る搬送手段２と
して、ローラーコンベアが設けられる。このローラーコ
ンベアは、ローラー軸にチェン車が固定され、これらの
チェン車をチェンループで係合させ、チェンループを動
力で循環させるようにした、公知のチェン伝動手段によ
り、間欠的に動力により駆動される。このローラーコン
ベアで溶解入口まで運ばれてきたインゴットＡを溶解炉
へ押し込み投入するため、投入装置３としてプッシャー
を設けられる。このプッシャーも公知のもので、インゴ
ットＡを推し進めるプッシュバーを溶解炉１の入口に向
かって進退させるようにしたものである。
【０００６】さてここで、予熱装置４がローラーコンベ
ア２の上に設けられ、溶解炉１で発生した排気ガスで、
ローラーコンベア２で運ばれるインゴットＡを溶解炉に
投入する直前まで、保温するのである。溶解炉１で発生
した熱エネルギーを蓄えている排ガスをこの予熱装置４
へ吸引するために、予熱装置４の吸気口と溶解炉１の排
気口の間に排ガスの通路となる排ガスダクト６が設けら
れる。そして、このダクト６の予熱装置側の端部に吸引
ブロア５が接続される。
ア２の上に設けられ、溶解炉１で発生した排気ガスで、
ローラーコンベア２で運ばれるインゴットＡを溶解炉に
投入する直前まで、保温するのである。溶解炉１で発生
した熱エネルギーを蓄えている排ガスをこの予熱装置４
へ吸引するために、予熱装置４の吸気口と溶解炉１の排
気口の間に排ガスの通路となる排ガスダクト６が設けら
れる。そして、このダクト６の予熱装置側の端部に吸引
ブロア５が接続される。
【０００７】以上において作動状態を説明する。インゴ
ットＡをローラーコンベア２に載せ予熱装置４内へ搬送
し、排ガスで加熱保温する。溶解炉１への投入が必要に
なった時、予熱装置４内にあるインゴットＡをローラー
コンベア２で動かし溶解炉入口まで搬送し、プッシャー
３で溶解炉１へ投入する。そして、溶解炉１へのインゴ
ットＡの投入で、ローラーコンベア２上にスペースがで
きたら、ローラーコンベア２を１ピッチ送り、新たなイ
ンゴットを載せ、予熱装置に入れる。
ットＡをローラーコンベア２に載せ予熱装置４内へ搬送
し、排ガスで加熱保温する。溶解炉１への投入が必要に
なった時、予熱装置４内にあるインゴットＡをローラー
コンベア２で動かし溶解炉入口まで搬送し、プッシャー
３で溶解炉１へ投入する。そして、溶解炉１へのインゴ
ットＡの投入で、ローラーコンベア２上にスペースがで
きたら、ローラーコンベア２を１ピッチ送り、新たなイ
ンゴットを載せ、予熱装置に入れる。
【０００８】従って、溶解炉１の排出エネルギーでイン
ゴットＡを予熱でき、溶解炉は予熱された状態から溶解
させるのに必要な分だけの熱量を発生させればよく、常
温から予熱させるエネルギーに相当する熱量を削減でき
る。その結果、予熱装置で約５００℃までの範囲で予熱
でき、約３０％の燃料を削減できた。
ゴットＡを予熱でき、溶解炉は予熱された状態から溶解
させるのに必要な分だけの熱量を発生させればよく、常
温から予熱させるエネルギーに相当する熱量を削減でき
る。その結果、予熱装置で約５００℃までの範囲で予熱
でき、約３０％の燃料を削減できた。
【０００９】本発明は前記した実施例や実施態様に限定
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
されず、特許請求の精神および範囲を逸脱せずに種々の
変形を含む。
【００１０】
【発明の効果】 本発明の構成により、インゴットを溶
解させるための燃料を飛躍的に削減できる。また、溶解
時間の短縮ができ、溶解炉の能力が向上できる。
解させるための燃料を飛躍的に削減できる。また、溶解
時間の短縮ができ、溶解炉の能力が向上できる。
【図１】 本発明の一実施例の平面図である。
Ａ インゴット Ｂ 溶融メッキ浴槽 １ 溶解炉 ２ 搬送装置 ３ 投入装置 ４ 予熱装置 ５ 吸引ブロア ６ ダクト
Claims (1)
- 【請求項１】 インゴットを溶解炉入口へ搬送する搬送
装置と、該搬送装置により前記溶解炉入口へ搬送された
インゴットを前記溶解炉へ投入するよう入口に設けられ
た投入装置と、前記溶解炉で発生した排ガスによりイン
ゴットを予熱するよう前記搬送装置の上に設けられた予
熱装置と、前記溶解炉で発生した排ガスを前記予熱装置
へ導くよう、溶解炉排気口と予熱装置吸気口との間に設
けられた排ガスダクトと、該排ガスダクトの経路に設け
られた吸引ブロアとを含むことを特徴とするインゴット
の予熱装置を有する溶解炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10406298A JPH11281264A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | インゴットの予熱装置を有する溶解炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10406298A JPH11281264A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | インゴットの予熱装置を有する溶解炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11281264A true JPH11281264A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14370699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10406298A Withdrawn JPH11281264A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | インゴットの予熱装置を有する溶解炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11281264A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1091011A2 (en) * | 1999-10-04 | 2001-04-11 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Hot dipping apparatus |
| DE10253464A1 (de) * | 2002-11-16 | 2004-05-27 | INDUGA Industrieöfen und Giesserei-Anlagen GmbH & Co. KG | Vorrichtung und Verfahren zur Warmtauchbeschichtung von band- oder drahtförmigem Material |
| DE102007015964A1 (de) | 2007-04-03 | 2008-10-09 | Sms Demag Ag | Vorrichtung zum Einbringen metallischer Barren in ein Metallbad |
| CN108088258A (zh) * | 2016-11-21 | 2018-05-29 | 华孚精密金属科技(常熟)有限公司 | 铝锭上料装置 |
| KR102192852B1 (ko) * | 2020-02-25 | 2020-12-18 | 윤경호 | 열 효율성이 향상된 알루미늄 주조 장치 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10406298A patent/JPH11281264A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1091011A2 (en) * | 1999-10-04 | 2001-04-11 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Hot dipping apparatus |
| EP1091011A3 (en) * | 1999-10-04 | 2002-07-10 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Hot dipping apparatus |
| DE10253464A1 (de) * | 2002-11-16 | 2004-05-27 | INDUGA Industrieöfen und Giesserei-Anlagen GmbH & Co. KG | Vorrichtung und Verfahren zur Warmtauchbeschichtung von band- oder drahtförmigem Material |
| DE102007015964A1 (de) | 2007-04-03 | 2008-10-09 | Sms Demag Ag | Vorrichtung zum Einbringen metallischer Barren in ein Metallbad |
| CN108088258A (zh) * | 2016-11-21 | 2018-05-29 | 华孚精密金属科技(常熟)有限公司 | 铝锭上料装置 |
| KR102192852B1 (ko) * | 2020-02-25 | 2020-12-18 | 윤경호 | 열 효율성이 향상된 알루미늄 주조 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |