JPH11280774A - トーションバーとその結合構造 - Google Patents

トーションバーとその結合構造

Info

Publication number
JPH11280774A
JPH11280774A JP10085346A JP8534698A JPH11280774A JP H11280774 A JPH11280774 A JP H11280774A JP 10085346 A JP10085346 A JP 10085346A JP 8534698 A JP8534698 A JP 8534698A JP H11280774 A JPH11280774 A JP H11280774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torsion bar
shaft
output shaft
input shaft
torsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10085346A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakiyo Oya
雅清 大矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP10085346A priority Critical patent/JPH11280774A/ja
Publication of JPH11280774A publication Critical patent/JPH11280774A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造容易にして新規なトーションバーを提供
する。 【解決手段】 入力軸1と出力軸2間において両者を結
合するトーションバー3において、前記トーションバー
3はその両端部3a,3bがそれぞれ多角形に成形され
るとともに、その相対向する両側面にそれぞれ係合凹部
3cを形成し、係合凹部3cに肉を叩打して突起部1a
を係合させ、ピン6を圧入し、又は、ねじ7を螺入して
結合する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトーションバーと
その結合構造に係るもので、特に入力軸と出力軸を結合
し両者の回転位相差を検出するトルクセンサを付加する
トーションシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトーションシャフトは、図7〜
図9に示すように、入力軸11と出力軸12をトーショ
ンバー13で結合してなり、入力軸11と出力軸12間
の回転位相差を検出するトルクセンサが付加される。ト
ーションバー13は断面円形の棒状体で、その両端部に
拡径した所定長さの接合端部13a,13bが形成さ
れ、一方の接合端部13bにの外周面にはセレーション
が形成されている。接合端部13a,13bにはそれぞ
れピン16,17を挿通する孔が互いに90度の位相差
を有し穿設してある。一方、入力軸11と出力軸12に
は接続端部13a,13bを嵌合する軸孔14,15が
穿設されている。そして、このトーションバー13の結
合は、接続端部13a,13bをそれぞれ軸孔14,1
5にガタなく挿入した後、回転止めのためのピン16,
17を挿入する孔18,18をドリルで同時加工してリ
ーマを通し、ピン16,17を打ち込み、確実な固定を
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のトーションバー13では、入力軸11と出力軸12
との固定に多工程を要し、それぞれの部品の高い精度が
要求される。また、接続端部13a,13bが断面円形
であるから円柱状素材を切削加工して製造しなければな
らないので、高価となる不都合があった。
【0004】そこで、この発明はこれらの不都合を解決
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるトーシ
ョンバーは、請求項1によれば、入力軸と出力軸間にお
いて両者を結合するトーションバーにおいて、前記トー
ションバーはその両端部をそれぞれ多角形に成形すると
ともに、その相対向する両側面にそれぞれ係合凹部を形
成してなることを特徴とする。
【0006】また、この発明にかかるトーションバーの
結合構造は、請求項2によれば、入力軸と出力軸とをト
ーションバーで結合したトーションシャフトにおいて、
前記トーションバーの両端部をそれぞれ多角形に形成す
るとともに、前記入力軸と出力軸にはその多角形の端部
を嵌合する多角形断面の穴を形成してなることを特徴と
する。
【0007】そして、請求項3によれば、前記トーショ
ンバーの端部を断面方形の板状に形成してその相対向す
る両側面に係合凹部を形成し、該係合凹部に前記入力軸
又は出力軸の外部を叩打して凹入した突起部が係合する
ことを特徴とし、また、請求項4によれば、前記トーシ
ョンバーの端部を断面方形の板状に形成してその相対向
する両側面に係合凹部を形成し、該係合凹部に前記入力
軸又は出力軸に穿設した孔から挿入したピン又はねじの
先端部が係合することを特徴とする。
【0008】したがって、トーションバーの両端部を、
入力軸と出力軸にそれぞれ形成した係合穴に密に嵌合し
て、入力軸の肉を係合凹部に叩打して係合させ、又は、
ピンを圧入し、若しくはねじを螺合して係合させる僅か
な工程で簡便迅速容易かつ安価にトーションシャフトを
形成できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につき
図を参照して説明する。この発明にかかるトーションシ
ャフトは、図1〜図3に示すように、トーションバー3
の両端部3a,3bが入力軸1と出力軸2にそれぞれ穿
設した軸孔4及び軸孔5に挿入されて、軸孔4,5の底
部に形成した係合穴4a,5aに係合し一体的に結合し
て成る。トーションバー3は、図4又は図5に示すよう
に、両端部3a,3bが断面方形の板状体に形成されお
り、両端部3a,3b間は断面円形でも、又は、断面方
形でもよい。これら両端部3a,3bの相対向する両側
面には円弧状の係合凹部3cが相対向して形成されてい
る。この係合凹部3cには、端部3a側では入力軸1の
肉を叩打して形成した突起部1aが密に係合し、端部3
b側では出力軸2に穿設した孔2aから圧入するピン6
が、また、出力軸2に穿設したねじ孔2bからねじ7が
螺入されて、密に係合している。しかしながら、これら
の固定手段の一つを採用することに代えてもよい。
【0010】係合穴4a,5aは、図6(a)に示すよ
うに、例えば入力軸1の軸心部にパイロット孔10を穿
設した後、そのパイロット孔10を所定長さに残して所
定長の軸孔4を穿設する。そして、図6(b)〜(c)
に示すように、この軸孔4を形成してその底部に残るパ
イロット孔10に、ポンチ8を叩打して係合穴4aを形
成するのである。ポンチ8は、図6(a)に示すよう
に、端部3a,3bとほぼ同じ形状の板状体に、その中
心部をパイロット孔10の内径とほぼ同じ円弧状に膨ら
ませた断面形状をしている。したがって、係合穴4a
は、図6(d)に示すように、パイロット孔10を中心
とし、かつ、直径方向で相対向して左右に、断面コ字形
の穴部11が形成されて成る。トーションバー3の端部
3a,3bの断面形状は、上記の方形の他にも多角形と
し、これに合った軸孔4a,5aの形状とすることが可
能である。
【0011】かくして、トーションバー3で結合された
入力軸1と出力軸2からなるトーションシャフトは、自
動車の油圧又は電動パワーステアリング装置に用いら
れ、入力軸1と出力軸2間の回転位相差を検出するトル
クセンサが付加される。この場合、入力軸1はステアリ
ングホイールを軸着するステアリングコラムのアッパー
シャフトであり、出力軸2はステアリングギヤボックス
と接続した中間シャフトに接続するロアーシャフトであ
る。なお、この発明のトーションバー3は、電動パワー
ステアリング装置に限らず、その他の機械部品として応
用できることは明らかである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、トーシ
ョンバーの両端部を、入力軸と出力軸にそれぞれ形成し
た係合穴に密に嵌合して、入力軸の肉を係合凹部に叩打
して係合させ、又は、ピンを圧入し、若しくはねじを螺
合して係合させる僅かな工程で簡便迅速容易かつ安価に
トーションシャフトを形成できる。また、端部は多角形
で入力軸又は出力軸に固定されるから、繰り返し回転耐
久性に優れている。しかも、入力軸又は出力軸の肉を係
合凹部に叩打してトーションバーに係合させたときは、
部品点数が減少し、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すトーションシャフ
トの断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】トーションバーの斜視図
【図5】トーションバーの他の例を示す斜視図
【図6】トーションバーの係合穴の加工工程説明図
【図7】従来のトーションシャフトの断面図
【図8】図7のC−C断面図
【図9】図7のD−D断面図
【符号の説明】
1…入力軸 1a…突起部 2…出力軸 2a…孔 2b…ねじ孔 3…トーションバー 3a,3b…端部 3c…係合凹部 4,5…軸孔 4a,5a…係合穴 6…ピン 7…ねじ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と出力軸間において両者を結合す
    るトーションバーにおいて、前記トーションバーはその
    両端部をそれぞれ多角形に成形するとともに、その相対
    向する両側面にそれぞれ係合凹部を形成してなることを
    特徴とするトーションバー。
  2. 【請求項2】 入力軸と出力軸とをトーションバーで結
    合したトーションシャフトにおいて、前記トーションバ
    ーの両端部をそれぞれ多角形に形成するとともに、前記
    入力軸と出力軸にはその多角形の端部を嵌合する多角形
    断面の穴を形成してなることを特徴とするトーションバ
    ーの結合構造。
  3. 【請求項3】 前記トーションバーの端部を断面方形の
    板状に形成してその相対向する両側面に係合凹部を形成
    し、該係合凹部に前記入力軸又は出力軸の外部を叩打し
    て凹入した突起部が係合することを特徴とする請求項2
    記載のトーションバーの結合構造。
  4. 【請求項4】 前記トーションバーの端部を断面方形の
    板状に形成してその相対向する両側面に係合凹部を形成
    し、該係合凹部に前記入力軸又は出力軸に穿設した孔か
    ら挿入したピン又はねじの先端部が係合することを特徴
    とする請求項2記載のトーションバーの結合構造。
JP10085346A 1998-03-31 1998-03-31 トーションバーとその結合構造 Pending JPH11280774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10085346A JPH11280774A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 トーションバーとその結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10085346A JPH11280774A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 トーションバーとその結合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11280774A true JPH11280774A (ja) 1999-10-15

Family

ID=13856119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10085346A Pending JPH11280774A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 トーションバーとその結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11280774A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101872897B1 (ko) 토크 센서의 로터 및 이를 포함하는 토크 센서
JP5217861B2 (ja) 連結構造およびステアリング装置
JP3936928B2 (ja) 電制スロットル装置
JP2008132845A (ja) ステアリング装置におけるジョイントヨーク及びシャフトの結合構造
JPH11280774A (ja) トーションバーとその結合構造
JP6673308B2 (ja) ステアリング用トルク伝達軸
JP2010036678A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2011247353A (ja) 自在継手用ヨーク及びこれを備えた自在継手
JP4214762B2 (ja) トルク伝達具の組み付け方法
JP2000320564A (ja) 自在継手のヨークとその製造方法
JP5163683B2 (ja) 継手のヨークと回転軸との結合装置及びその組立方法
KR100452814B1 (ko) 회전축과 측정기기간의 연결구
JP2005121507A (ja) トルクセンサ
JPH11310142A (ja) パワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法
JP2002211422A (ja) トーションバーの組み付け方法およびその方法に用いるトーションバー
JPH0979280A (ja) 弾性軸継手
JP2006177454A (ja) ノックピンを備えた結合構造物
JP2000095122A (ja) 電動式パワーステアリング装置におけるウォームホイールの取付け構造
JP2004132516A (ja) 軸部材と円筒部材の結合構造及び結合方法
JP4683297B2 (ja) 自在継手とシャフトとの結合構造を製造する方法
JP2006001065A (ja) 溶着部品
JP2004360786A (ja) シャフトとヨークの連結構造
JP2007040789A (ja) トルク検出装置
JP2007168646A (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH11310141A (ja) パワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法