JPH11280588A - 燃料噴射ノズル - Google Patents

燃料噴射ノズル

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JPH11280588A
JPH11280588A JP8679098A JP8679098A JPH11280588A JP H11280588 A JPH11280588 A JP H11280588A JP 8679098 A JP8679098 A JP 8679098A JP 8679098 A JP8679098 A JP 8679098A JP H11280588 A JPH11280588 A JP H11280588A
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JP
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nozzle
needle
fuel
back pressure
pressure chamber
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JP8679098A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ito
猪頭  敏彦
Akikazu Kojima
昭和 小島
Yoshihiro Narahara
義広 楢原
Hidetsugu Takemoto
英嗣 竹本
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ノズルニードルの応答性及び加工性
を向上できるとともに、組立て精度を向上できる燃料噴
射ノズルを得ることにある。 【解決手段】高圧燃料を噴射する噴孔23を開閉するノ
ズルニードル29をノズルボディ21内に収容し、この
ニードル29に付与する背圧を電磁弁10で制御して噴
孔を開閉し、かつ、ノズルボディ中空部25を噴孔への
燃料の供給通路としたアキュームータノズルを前提とす
る。中空部25に噴孔23に向けて突出するニードルガ
イド24を設ける。このガイド24の先端部24aとニ
ードル29のヘッド部30とを摺動自在に嵌合させ、こ
れらの間に背圧室38を形成する。背圧室38を絞り通
路34を介して中空部25に連通させ、電磁弁10と背
圧室38とを連通する燃料通路28をニードルガイド2
4に設ける。ガイド24の突出長さに応じてノズルニー
ドル29を短く軽くしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関、特に、
ディーゼルエンジン用の燃料噴射装置に備えられる燃料
噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な燃料噴射ノズルは、噴孔を有し
たノズルボディ内の油溜りに高圧燃料を供給するための
燃料孔を、ノズルボディのガイドホールに沿うように設
けているので、径が大きく、又、前記燃料孔は直径2m
m程度と細くかつ100mm以上と長いので、この燃料
孔の孔開け加工には手間が掛かりコスト高であるという
問題がある。
【0003】そこで、前記のような油溜りや燃料孔を要
しない燃料噴射ノズルが提案され、特開平1−2909
60号公報、及び特開平9−32681号公報で知られ
ている。これらの公報には、高圧燃料を噴射する噴孔を
有するノズルボディ内に、噴孔を開閉するノズルニード
ルを伴って往復移動されるコマンドピストンを収容し、
このピストンと噴孔との間のノズルボディ中空部(必要
により噴孔を閉じる方向にノズルニードルを付勢するコ
イルばねが収容される。)を噴孔への高圧燃料の供給通
路として用いるとともに、コマンドピストンに付与され
る背圧を電磁弁で制御することによって噴孔を開閉する
燃料噴射ノズルが記載されている。
【0004】このようにノズルボディ中空部を噴孔への
高圧燃料の供給通路として用いる燃料噴射ノズルは、い
わゆるアキュームレータノズルと称されており、前記油
溜り及び燃料孔を省略できる。この種燃料噴射ノズルで
は、ノズルニードルの上から噴孔を閉じる方向に加わる
力に抗してノズルニードルを引上げて噴射を行なわせる
ために、既述のようにノズルニードルの上側にコマンド
ピストンを配置して、このピストンにノズルニードルを
連動させている。
【0005】こうした連動関係を実現するために、特開
平1−290960号公報のものでは、コマンドピスト
ン(ニードル弁ピストン)をノズルニードル(ニードル
弁)と一体片で構成するか、又は異なる外径を有する部
分を圧力嵌め又は溶接して堅固に連結している。又、特
開平9−32681号公報のものでは、ニードルノズル
(ニードル弁)とコマンドピストン(コントロールピス
トン)とを別部材で作り、これら両者を軸芯ずれを許容
する接続部材で連結し一体化している。
【0006】図7は前記特開平1−290960号公報
においてコマンドピストンとノズルニードルとを一体片
で構成した場合の燃料噴射ノズルの概略的構成をを示す
断面図である。この図中101は外面に開放される高圧
フィードポート102、ドレーンポート103、及び噴
孔104が形成されたノズルボディで、この内部には高
圧フィードポート102が連通したノズルボディ中空部
105が設けられ、かつ、この中空部105の上端に連
通するシリンダ穴106が形成されている。図7中10
7は上端部をコマンドピストン108とするとともに下
端部にボデイシート面(弁座面)109に接離するニー
ドル弁体110を設けたノズルニードルである。このニ
ードル107は、コマンドピストン108をシリンダ穴
106内に摺動自在に嵌合させてノズルボディ101に
収容されて、ノズルボディ中空部105に収容されたコ
イルばね111により常に閉弁方向に付勢されている。
そして、コマンドピストン108とシリンダ穴106の
上端との間に背圧室112が形成されている。この背圧
室112は流入側絞り通路113を介してノズルボディ
中空部105に連通されているとともに、流出側絞り通
路114及びノズルボディ101に内蔵された電磁弁1
15を介して前記燃ドレーンポート103に連通されて
いる。
【0007】この燃料噴射ノズルの無噴射時には、電磁
弁115が閉じているから背圧室112内に導かれた高
圧燃料の圧力及びコイルばね111の力等により、ニー
ドル弁体110がボディシート面109に接する状態に
ノズルニードル107は下降されていて、噴孔104は
閉じられている。燃料噴射時には、それまで閉じていた
電磁弁115が開かれて、背圧室112内の高圧燃料が
流出側絞り通路113及び電磁弁115を通ってドレー
ンポート103から流出するので、背圧室112内の圧
力が減少するに従い、ノズルニードル107に対して上
向きに作用するノズルボディ中空部105内の高圧燃料
の圧力によって、このノズルニードル107が上昇され
て噴孔104が開かれる。それに伴い、ノズルボディ中
空部105内の高圧燃料がノズルニードル107の下部
の回りを通り抜けて噴孔104を通って燃焼室に噴射さ
れる。以上のように電磁弁115を遠隔制御で開閉して
背圧室112内の圧力を制御することにより、ノズルニ
ードル107を軸方向に繰り返し往復移動させて噴孔1
04から燃料を間欠的に噴射することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7に示される従来の
構造では、電磁弁115の開閉に伴い軸方向に往復移動
されるノズルニードル107は、ノズルボディ101の
シリンダ穴106に上向きに入り込む上端部のコマンド
ピストン108から噴孔104を開閉する下端部のニー
ドル弁体110まで一体に形成されるため、長い棒状を
呈する。そのため、ノズルニードル107の質量が大き
く、したがって、ノズルニードル107の応答性が良く
ないという問題がある。更に、ノズルニードル107が
長いために、それへの熱処理等に伴う歪みが発生し易
く、熱処理等の加工が難しいという問題もある。しか
も、ノズルボディ101へのノズルニードル107の組
付け姿勢は、そのコマンドピストン108とシリンダ穴
106との嵌合によって規制されるが、この規制位置か
らボディシート面109までの距離が長いために、ボデ
ィシート面109を内面に有したシート部(弁座部)と
ニードル弁体110との同軸度を出しずらいという問題
もある。
【0009】ところで、図7のノズルニードルに対して
コマンドピストンをノズルニードルとは別々に作って、
これらを軸方向に並べて設ける場合には、ノズルニード
ルの質量を小さくできるとともに熱処理等の加工も容易
にできるが、ノズルボディ中空部内の高圧燃料がコマン
ドピストンとノズルニードルとの接合面に入り込んで、
これらを軸方向に分離させるように作用するために、こ
のような対策は不適当である。
【0010】又、特開平9−32681号公報のように
ノズルニードルとコマンドピストンとを別体としてこれ
らを接続部材を用いて連結したものでも、連結されたノ
ズルニードルとコマンドピストンとは一体的に動かされ
るから、やはり、質量が大きく、ノズルニードルの応答
性が良くないという問題がある。そればかりか、ノズル
ニードルとコマンドピストンとの連結に接続部材を用い
るので、部品点数及びその組付け工数が増えてコスト高
になるとともに、接続部材によりノズルボディのシート
部とニードル弁体との同軸度が更に出しずらくなるとい
う問題もある。
【0011】更に、図7に代表されるように従来のもの
では、背圧室112と電磁弁115とが近く、これらを
連通する流出側絞り通路114が絞りを有すると言えど
も、電磁弁115の開閉によって引き起こされる圧力波
が容易に背圧室112に波及するため、ノズルニードル
107の応答特性が乱れ易いという問題もある。
【0012】本発明が解決しようとする第1の課題は、
ノズルニードルの応答性及び加工性を向上できるととも
に、組立て精度を向上できる燃料噴射ノズルを得ること
にある。
【0013】本発明が解決しようとする第2の課題は、
前記第1の課題を解決するにあたり、ノズルニードルの
応答特性の乱れを抑制できる燃料噴射ノズルを得ること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料を噴射す
る噴孔を有するとともに前記噴孔への燃料の供給通路と
して用いられるノズルボディ中空部を有したノズルボデ
ィ内に、前記噴孔を開閉するノズルニードルを往復移動
自在に収容し、このノズルニードルに付与される背圧を
電磁弁で制御することによって前記噴孔を開閉する燃料
噴射ノズルを前提とする。
【0015】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記ノズルボディ中空部に前記
噴孔に向けて突出するニードルガイドを設け、このニー
ドルガイドの先端部と前記ノズルニードルのヘッド部と
を互いに摺動自在に嵌合させて、これらの間に前記背圧
を与える背圧室を形成し、この背圧室を絞り通路を介し
て前記ノズルボディ中空部に連通させるとともに、前記
電磁弁と前記背圧室とを連通する燃料通路を前記ニード
ルガイドに設けたことを特徴としている。
【0016】この請求項1の発明において、絞り通路は
ノズルボディ中空部内の高圧燃料を背圧室に導くから、
電磁弁が閉じている時には、ノズルニードルのヘッド部
に作用する背圧室の圧力(背圧)は高く、それに伴いニ
ードルガイドを摺動するノズルニードルは噴孔側に押さ
れて、この噴孔を閉じる。この無噴射状態において電磁
弁が開かれると、燃料通路が背圧室内の燃料を電磁弁に
導き出すに従い、背圧室内の圧力が急激に低くなるとと
もに前記ヘッド部に作用する背圧も急激に減少するの
で、ノズルボディ中空部内の高圧燃料がノズルニードル
に与える力によってノズルニードルはニードルガイド側
に移動して噴孔を開いて、燃料噴射を行わせる。
【0017】前記のように軸方向に往復移動されるノズ
ルニードルはノズルボディに設けたニードルガイドで案
内される。そして、このガイドは噴孔に向けてノズルボ
ディ中空部内に突出しているので、その突出寸法に見合
ってこのガイドの先端部とヘッド部との間に形成された
背圧室を噴孔に近づけて設けることができ、それに伴い
ノズルニードルを短くできる。そのため、ノズルニード
ルの質量を小さくできるとともに、このニードルの姿勢
を規制するニードルガイドの先端部から噴孔までの距離
を短くできる。
【0018】前記請求項1の発明を実施するにあたり、
ノズルニードルに背圧を与える背圧室を形成する手段と
して請求項2の発明のように、前記ノズルニードルのヘ
ッド部が嵌合穴を有し、この嵌合穴に前記ニードルガイ
ドの先端部を摺動自在に嵌合させて、これら先端部と嵌
合穴とで前記背圧室を形成するとよい。
【0019】同様に、前記請求項1又は2の発明を実施
するにあたり、ノズルニードルに背圧を与える背圧室を
形成する手段として請求項3の発明のように、前記ノズ
ルニードルのヘッド部が太く、このヘッド部から前記ノ
ズルニードルの先端部がなすニードル弁体にわたるニー
ドルボディを前記ヘッド部より細くするとよい。この請
求項3の発明においては、ヘッド部のみが太いので、ノ
ズルニードル全体の質量をより小さくできる。
【0020】前記第2の課題を解決するために、請求項
1〜3のいずれかの発明に従属する請求項4の発明は、
燃料通路に前記背圧室側に寄せてオリフィスを設けたこ
とを特徴としている。
【0021】この請求項4の発明は、請求項1〜3のい
ずれかの発明の作用に加えて次の作用がある。すなわ
ち、電磁弁を閉じるに伴って、背圧室から電磁弁に至る
燃料通路には圧力波が発生するが、燃料通路の背圧室側
に設けたオリフィスによって前記圧力波が背圧室に波及
することを抑制できる。
【0022】又、前記請求項2〜4の発明を実施するに
あたり、ノズルボディ中空部内の高圧燃料を背圧室に導
くための手段としての絞り通路を、請求項5の発明のよ
うに、ヘッド部に設けるとよい。
【0023】同様に、前記請求項1〜4の発明を実施す
るにあたり、ノズルボディ中空部内の高圧燃料を背圧室
に導くための手段としての絞り通路を、請求項6の発明
のように、ニードルガイドに設けるとよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態に
係る燃料噴射ノズルを備えたディーゼルエンジン用の電
子式燃料噴射装置系の構成を概略的に示す図1の系統図
に示されるように、フィードポンプ1により燃料タンク
2から吸い出された燃料は燃料噴射ポンプ3で加圧され
高圧燃料となって蓄圧室であるコモンレール4に圧送さ
れる。コモンレール4への高圧燃料の圧送量は、燃料噴
射ポンプ3に取付けられた調整用電磁弁5を、電子式制
御ユニット(ECU)6からの制御信号により制御する
ことで調整される。多気筒のディーゼルエンジン7には
その各気筒に個別に対応して燃料噴射ノズル8が取付け
られ、これらノズル8の夫々は高圧パイプ9を介してコ
モンレール4に接続されている。そして、各燃料噴射ノ
ズル8からの高圧燃料の噴射量及び噴射時期等は、各燃
料噴射ノズル8が夫々に有する電磁弁10への通電をE
CU6で制御することにより決められる。
【0025】なお、図1中符号11はコモンレール4内
の高圧燃料の圧力を検出する圧力センサで、その検出情
報はECU6に供給される。同じく符号12はエンジン
7の温度を検出する温度センサで、その検出情報はEC
U6に供給される。同様に、符号13はアクセルペダル
を示し、その踏み込み量についての情報はECU6に供
給される。ECU6はそれに供給される前記各情報等に
基づいて前記電磁弁5、10等への通電等を制御し、そ
れに伴い各燃料噴射ノズル8から対応する気筒内燃焼室
への燃料の噴射量や噴射時期等を制御する。
【0026】前記のようなディーゼルエンジン用の電子
式燃料噴射装置は、近年の排気ガス規制の強化に対応で
き、又、地球環境の保護にも優れ、しかも、ドラビリ向
上も実現できる点で優れている。
【0027】前記各燃料噴射ノズル8にはいわゆるアキ
ュームレータノズル又は蓄圧式燃料噴射用インジェクタ
と称されるものが採用され、その構成を図2を参照して
説明する。図2に示されるように燃料噴射ノズル8が備
えるノズルボディ21の先細状に形成されたシート部
(弁座部)22には、これを貫通して高圧燃料を噴射す
る小径の噴孔23が1以上設けられている。シート部2
2の傾斜した内底面はボディシート面(弁座面)22a
となっている。このホール型燃料噴射ノズル8のノズル
ボディ21は大径部と小径部とを連続させた段付き円筒
形状をなし、その内部には、このボディ21の軸方向に
延びて噴孔23への高圧燃料の供給通路として用いられ
るノズルボディ中空部25が設けられている。この中空
部25は、スプリング収容室として用いられる上部の大
径中空部位25aと、この下端中央部と噴孔23とを連
通する小径中空部位25bとで形成されていて、小径中
空部位25bの下端はシート部22で閉じられている。
【0028】ノズルボデイ21には大径中空部位25a
に連通する高圧フィードポート26が設けられ、このポ
ート26にはコモンレール4に連なった高圧パイプ9の
先端が接続される。ノズルボディ21の大径中空部位2
5a内にはその中心軸線(図示しない)上に位置してニ
ードルガイド24が一体に設けられている。このガイド
24は大径中空部位25aの天井面から噴孔23に向け
て突出する軸部で形成されているとともに、その先端部
は縮径加工されている。したがって、ニードルガイド2
4は段部からなるストッパ24aを有しているととも
に、このストッパ24aより先端側の小径軸部分が固定
のガイド端部24bとして使用されるようになってい
る。
【0029】ノズルボディ21の上端部には前記電磁弁
10が内蔵され、この電磁弁10の一端はノズルボディ
21に設けられたドレーンポート27に接続され、この
ポート27は図示しない戻りパイプを通じて前記燃料タ
ンク2に連通されている。電磁弁10の他端は絞り28
aを介してノズルボディ21に設けた燃料通路28に接
続されている。小径の細長い孔からなる燃料通路28
は、ニードルガイド24の中心部を通ってガイド端部2
4bの先端面に開口されていて、後述する背圧室38に
連通される。
【0030】ノズルボディ中空部25には噴孔23を開
閉するノズルニードル29がノズルボディ23の軸方向
に往復移動自在に収容されている。このニードル29
は、例えばSKH(タングステン系高速度鋼)等の耐摩
耗性に優れる材料からなるとともに、上端部にニードル
ガイド24よりも太いヘッド部30を有し、下端部(先
端部)にニードル弁体31を有し、かつ、これらヘッド
部30とニードル弁体31とにわたる軸状のニードルボ
ディ32を有している。ニードルボディ32はヘッド部
30の下面中央部から一体に突設されていて、このボデ
ィ32及びニードル弁体31はいずれもヘッド部30よ
り細く形成されている。
【0031】ヘッド部30には、その上面に開放する嵌
合穴33が設けられているとともに、この嵌合穴33の
底部とヘッド部30の外部とを連通する絞り通路34が
設けられている。ヘッド部30を変形方向に貫通する絞
り通路34は細い通孔からなり、その断面積は燃料通路
28の断面積よりも小さい。ニードル弁体31は、前記
ボディシート面22aに接離するニードルシート部35
及びこの上側に連なるテーパ面36を有して、先細状に
形成されている。ニードルボディ32は前記小径中空部
位25bの穴径よりも小径である。
【0032】ノズルボディ中空部25内に収容される前
記構成のノズルニードル29のヘッド部30は、その嵌
合穴33をニードルガイド24のガイド端部24bに摺
動自在に嵌合させて大径中空部位25a内に配置され、
同様に、ニードル弁体31及びニードルボディ32は小
径中空部位25b内に配置される。このような収容によ
り、ガイド端部24bと嵌合穴33との間には背圧室3
8が形成されるとともに、小径中空部位25bの内周面
とニードルボディ32の外周面との間に導油間隙39が
形成される。
【0033】背圧室38には、絞り通路34を通ってノ
ズルボディ中空部25内の高圧燃料が導入され、それに
より、ノズルニードル29のヘッド部30内に設けられ
た背圧室38内の高圧燃料の圧力は、ノズルニードル2
9を押し下げる背圧として作用するようになっている。
しかも、この背圧室38には燃料通路28が連通されて
いる。又、ニードルシート部35は大径中空部位25a
に連通した導油間隙39と前記噴孔23との間に位置さ
れ、このシート部33のボディシート面22aへの接離
により、導油間隙39と前記噴孔23との連通・非連通
が制御されて、それに伴い噴孔23が開閉されるように
なっている。
【0034】ノズルボディ中空部25の大径中空部位2
5aにはニードルガイド24を巻装するコイルばね40
が収容されている。ばね40の上端は大形中空部位25
aの天井面に当接して支持され、下端はヘッド部30を
ばね受けとして利用しこのヘッド部30の上面に当接し
て支持されている。このコイルばね40は常にノズルニ
ードル29を閉弁方向に押圧する付勢力をノズルニード
ル29に与えている。
【0035】前記構成の燃料噴射ノズル8は以下のよう
な燃料噴射を行なう。つまり、このノズル8には既述の
ようにコモンレール4から高圧パイプ9を介して高圧燃
料が導かれる。この燃料は、高圧フィードポート26か
らノズルボディ中空部25に導かれて、導油間隙39を
通ってニードル弁体31のテーパ面36等に作用してノ
ズルニードル29に上向きの力を与えるとともに、絞り
通路34を通って背圧室38へと導かれてノズルニード
ル29の下向きの背圧を与える。
【0036】そのため、電磁弁10が閉じている無燃料
噴射時には、図1(A)に示されるようにコイルばね4
0のばね力等でボディシート面22aにニードルシート
部35が押付けられて噴孔23が閉じられた状態に保持
される。この閉弁状態はノズルニードル29に加えられ
る次式の閉弁力Fで維持される。
【0037】 F={(Pc・π)/4}・{ΦDn2 −(ΦDn2 −ds2 )}+Fsp ={(Pc・π・ds2 )/4}+Fsp ここに、Pcは燃料圧力、Fspはコイルばね40の付
勢力、Φdsはニードルシート部35の径、ΦDnはヘ
ッド部30の径である。
【0038】そして、燃料噴射時には既述のようにEC
U6により電磁弁10が開かれる。そうすると、高圧に
保たれていた背圧室38内の燃料が燃料通路28、絞り
28a、及び電磁弁10をこの記載順に通ってドレーン
ポート27から流出する。それに伴い図3中の背圧変動
特性Aに示されるように背圧室38内の圧力(言い換え
れば、ノズルニードル29に対して下方向に作用する背
圧)が徐々に低下するとともに、図3中のノズルニード
ル29に作用する合力の変動特性Bに示されるようにノ
ズルニードル29を押し下げようとする合力が次第に少
なくなる。それに伴い、前記背圧が所定値まで低下した
時点(電磁弁10が開かれてからt1経過時)からノズ
ルニードル29はこれを押上げようとする合力を受け
る。つまり、ヘッド部30の下面及び前記テーパ面36
に対して上向きに作用する高圧燃料の燃料圧が、ノズル
ニードル29を押し下げようとする力に打ち勝つ。
【0039】それにより、図3中t2経過時点からノズ
ルニードル29はコイルばね40に抗して上昇を開始す
る。この際、ノズルニードル29は嵌合穴33の内周面
をニードルガイド24のガイド端部24bに摺動させな
がら上昇するので、やがて、ヘッド部30の上端面がニ
ードルガイド24のストッパ24aに当て止めされるこ
とにより、ノズルニードル29の最大リフト量が規制さ
れる。そして、以上のような挙動によりノズルニードル
29が上昇することに伴い、図1(B)に示されるよう
にニードルシート部35がボディシート面22aから離
れてノズルボディ中空部25と噴孔23とが連通される
から、こうして開かれた噴孔23に対してニードルボデ
ィ32の周囲の導油間隙39を通って高圧燃料が噴孔2
3に導かれ、この噴孔23から燃焼室に向けて勢いよく
噴射される。
【0040】この燃料噴射の終了時には電磁弁10がE
CU6で閉じられる。そのため、絞り通路34を通って
ノズルボディ中空部25内の高圧燃料が、背圧室38に
流入するとともに、この背圧室38を介して燃料通路2
8にも流入するから、これら燃料通路28及び背圧室3
8の圧力が前記背圧変動特性Aに示されるように徐々に
上昇する。そして、背圧室38内の圧力が所定値まで上
昇すると、ノズルニードル29は下向きの合力(前記閉
弁力F)を受けて下降を開始して、図1(A)に示され
るようにニードルシート部35をボディシート面22a
に当接させて噴孔23を閉じる。それにより燃料噴射が
停止する。以後、こうした燃料の噴射と停止とが前記電
磁弁10の制御により繰り返される。
【0041】前記のように動作する燃料噴射ノズル8
は、ノズルボディ21のノズルボディ中空部25内に噴
孔23に向けて突出するニードルガイド24を設けて、
その先端のガイド端部24bにノズルニードル29の嵌
合穴33を摺動自在に嵌合させて、ガイド端部24bと
嵌合穴33との間に背圧室38を形成したから、ニード
ルガイド24の突出長さに応じてノズルニードル29の
長さを短くできるとともに、このニードル29の姿勢を
拘束するガイド端部24bからシート部22までの距離
も短くできる。
【0042】このようにノズルニードル29を短くでき
ることに伴いその質量を減らすことができるから、前記
開閉弁10の開閉制御に伴う燃料噴射動作におけるノズ
ルニードル29の応答性を向上することができる。しか
も、ノズルニードル29が短いことにより、それに対す
る熱処理等においてノズルニードル29に歪みを発生し
づらくなり、熱処理加工を容易に行なえるとともに、そ
の加工精度を高めることもできる。更に、ノズルニード
ル24の姿勢を拘束するガイド端部24からシート部2
2までの距離も短くできることとあいまって、小径中空
部部位25bとニードルボディ32との間のクリアラン
ス、つまり、導油間隙39を通して高圧燃料を噴孔23
に導くので、ガイド端部24bにノズルニードル29の
姿勢が拘束されるにも拘らず、ボディシート面22aを
有したシート部22とノズルニードル29のニードル弁
体31との同軸度を出し易くなり、組立て精度を向上で
きる。
【0043】又、第1の実施の形態の構造では、背圧室
38を形成するために、ノズルニードル29のヘッド部
30を太くして、そこに嵌合穴33を設けて、この穴3
3をニードルガイド24のガイド端部24bに嵌合させ
たから、ノズルニードル29はそのヘッド部30以外の
部分まで太くする必要がなく、ヘッド部30からニード
ル弁体31にわたるニードルボディ32をヘッド部30
より細くできる。このようにノズルニードル29はその
ヘッド部30のみが太いだけでありその他の部分は細い
ので、ノズルニードル29全体の質量をより小さくで
き、したがって、その応答性をより向上できるものであ
る。
【0044】図4は本発明の第2の実施の形態を示して
いる。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の形
態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1
の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、オ
リフィス41を燃料通路28の背圧室38側に寄せて、
例えば背圧室38側の端部に設けて、このオリフィス4
1を介して燃料通路28と背圧室38とを連通した点で
あり、この点以外の構成は前記第1の実施の形態と同じ
である。
【0045】この第2の実施の形態の構成においても、
前記第1の実施の形態と同じ作用を得て本発明の第1の
課題を解決できる。しかも、この第2の実施に形態では
オリフィス41を設けたことにより以下の点で第1の実
施の形態に係る燃料噴射ノズルよりも優れている。
【0046】すなわち、第1の実施の形態に係る燃料噴
射ノズルでは燃料通路28が直接背圧室38に連通して
いるため、電磁弁10の開閉、特に、閉弁に伴って圧力
波が発生して、それが影響して背圧室38に圧力変動を
生じる。しかし、オリフィス41で圧力波が背圧室38
に波及することを抑制できる。そのため、電磁弁10の
開閉に伴う背圧室38の圧力変動を少なくしてノズルニ
ードル29の応答特性の乱れを抑制できる。
【0047】図5は本発明の第3の実施の形態を示して
いる。この実施の形態は基本的には前記第2の実施の形
態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第2
の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
3の実施の形態が第2の実施の形態と異なる部分は、絞
り通路34をヘッド部30に設けることに代えてニード
ルガイド24に設けた点である。
【0048】つまり、ニードルガイド24の先端部外周
面には、ガイド端部24bを横切って上端がストッパ2
4aの真上に開放し、かつ、下端がガイド端部24bの
先端面(下端面)に開放する溝を設けて、この溝を絞り
通路34としたものである。この点以外の構成は前記第
1の実施の形態と同じである。
【0049】この第3の実施の形態の構成においても、
前記第2の実施の形態と同じ作用を得て本発明の第1及
び第2の課題を解決できる。なお、この第3の実施の形
態において、前記のように溝からなる絞り通路34をニ
ードルガイド24の先端部外周面に設けることに代え
て、上端がヘッド部30の上面に開放するとともに、下
端がノズルニードル29の最大リフト位置でもニードル
ガイド24によって塞がれない長さを有する溝を、嵌合
穴33の内周面に上下方向に延びて設けて、この溝を絞
り通路34としてもよい。
【0050】図6は本発明の第4の実施の形態を示して
いる。この実施の形態は基本的には前記第1の実施の形
態と同様な構成であるので、同様構成部分には前記第1
の実施の形態と同じ符号を付して、その構成および作用
の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第
4の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、背
圧室をニードルガイドに内蔵し、そのために、このガイ
ドの先端部及びノズルニードルの上部の構造を変えた
点、及びオリフィスを設けた点等である。
【0051】すなわち、第4の実施の形態において、ニ
ードルガイド24の先端部からなるガイド端部24bに
は、この先端面(下端面)に開放する嵌合穴33が設け
られているとともに、この嵌合穴33の上部には段部よ
りなるストッパ24aが設けられている。ストッパ24
aより上側の穴部分はその下側の穴部分よりも小径であ
る。前記上側の穴部分には、ガイド端部24bを半径方
向に貫通して設けられた絞り通路34が連通されている
とともに、燃料通路28がその嵌合穴33側に寄せて設
けたオリフィス41を介して連通されている。ノズルニ
ードル29のヘッド部30は、ニードルボディ32と同
径以下であって、嵌合穴33に摺動自在に嵌合されてお
り、このヘッド部30とガイド端部24bとの間に背圧
室38が形成されている。又、ノズルニードル29はヘ
ッド部30とニードルボディ32との境界部から外側に
張り出す環状フランジ部からなるばね座42を有してい
る。このばね座42はコイルばね40の下端を支持して
いる。これらの点以外の構成は前記第1の実施の形態と
同じである。
【0052】したがって、この第4の実施の形態の構成
においても、前記第1の実施の形態と同じ作用を得て本
発明の第1の課題を解決できるとともに、オリフィス4
1を設けたので、前記第2、第3の実施の形態と同様に
電磁弁10の開閉に伴う圧力波の影響を軽減して、本発
明の第2の課題を解決できる。しかも、第4の実施の形
態によれば、ノズルニードル29のヘッド部30に嵌合
穴33を設ける必要がないので、ヘッド部30を第1の
実施の形態の場合よりも細くでき、又、ばね座42は大
径であるとは言え薄くて済むから、ノズルニードル29
の質量をより少なくして、応答特性をより向上できる点
で優れている。なお、この第4の実施の形態に対して前
記第3の実施の形態で説明した溝からなる絞り通路34
を適用してもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。請求項
1〜3、5、6に記載の発明によれば、ノズルニードル
の軸方向の往復移動を案内するニードルガイドを噴孔に
向けてノズルボディ中空部内に突設し、このガイドの先
端部とヘッド部との間にノズルニードルに背圧を付与す
る背圧室を形成したので、ノズルニードルが短くなって
その熱処理等の加工性を向上できるとともに、ノズルニ
ードルの質量を小さくできその応答性を向上でき、しか
も、このニードルの姿勢を規制する背圧室から噴孔まで
の距離も短くなるので、ノズルボディのシート部とノズ
ルニードルのニードル弁体との同軸度が出し易くなって
組立て精度を向上できる。
【0054】請求項1〜3の発明に従属する請求項4に
記載の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加え
て、電磁弁の開閉に伴い燃料通路に発生する圧力波が背
圧室に波及することを少なくしたから、背圧室の圧力変
動が少なくなりノズルニードルの応答特性の乱れを抑制
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る燃料噴射ノズ
ルを備えたディーゼルエンジン用の電子式燃料噴射装置
系の構成を概略的に示す系統図。
【図2】(A)は無噴射状態において第1の実施の形態
に係る燃料噴射ノズルの構成を概略的に示す断面図。
(B)は噴射状態において第1の実施の形態に係る燃料
噴射ノズルの構成を概略的に示す断面図。
【図3】図2に示された燃料噴射ノズルの電磁弁の開閉
のタイミングと、背圧の変化と、ノズルニードルに作用
する力の変化と、ノズルニードルのリフト量の変化との
関係を示すタイムチャート。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る燃料噴射ノズ
ルの構成を概略的に示す断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る燃料噴射ノズ
ルの構成を概略的に示す断面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る燃料噴射ノズ
ルの構成を概略的に示す断面図。
【図7】従来例に係る燃料噴射ノズルの構成を概略的に
示す断面図。
【符号の説明】
8…燃料噴射ノズル、 10…電磁弁、 21…ノズルボディ、 22…シート部、 22a…ボディシート面、 23…噴孔、 24…ニードルガイド、 24b…ガイド端部、 25…ノズルボディ中空部、 28…燃料通路、 29…ノズルニードル、 30…ヘッド部、 31…ニードル弁体、 32…ニードルボディ、 33…嵌合穴、 34…絞り通路、 35…ニードルシート部、 36…テーパ面、 38…背圧室、 40…コイルばね、 41…オリフィス。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 61/16 F02M 61/16 F (72)発明者 竹本 英嗣 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を噴射する噴孔を有するとともに前記
    噴孔への燃料の供給通路として用いられるノズルボディ
    中空部を有したノズルボディ内に、前記噴孔を開閉する
    ノズルニードルを往復移動自在に収容し、このノズルニ
    ードルに付与される背圧を電磁弁で制御することによっ
    て前記噴孔を開閉する燃料噴射ノズルにおいて、 前記ノズルボディ中空部に前記噴孔に向けて突出するニ
    ードルガイドを設け、このニードルガイドの先端部と前
    記ノズルニードルのヘッド部とを互いに摺動自在に嵌合
    させて、これらの間に前記背圧を与える背圧室を形成
    し、この背圧室を絞り通路を介して前記ノズルボディ中
    空部に連通させるとともに、前記電磁弁と前記背圧室と
    を連通する燃料通路を前記ニードルガイドに設けたこと
    を特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 【請求項2】前記ノズルニードルのヘッド部が嵌合穴を
    有し、この嵌合穴に前記ニードルガイドの先端部を摺動
    自在に嵌合させて、これら先端部と嵌合穴とで前記背圧
    室を形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴
    射ノズル。
  3. 【請求項3】前記ノズルニードルのヘッド部が太く、こ
    のヘッド部から前記ノズルニードルの先端部がなすニー
    ドル弁体にわたるニードルボディを前記ヘッド部より細
    くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴
    射ノズル。
  4. 【請求項4】前記燃料通路に前記背圧室側に寄せてオリ
    フィスを設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちの
    いずれか1項に記載の燃料噴射ノズル。
  5. 【請求項5】前記絞り通路を前記ヘッド部に設けたこと
    を特徴とする請求項2〜4のうちのいずれか1項に記載
    の燃料噴射ノズル。
  6. 【請求項6】前記絞り通路を前記ニードルガイドに設け
    たことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項
    に記載の燃料噴射ノズル。
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