JPH11280483A - 可変容量ターボチャージャ - Google Patents

可変容量ターボチャージャ

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JPH11280483A
JPH11280483A JP10085943A JP8594398A JPH11280483A JP H11280483 A JPH11280483 A JP H11280483A JP 10085943 A JP10085943 A JP 10085943A JP 8594398 A JP8594398 A JP 8594398A JP H11280483 A JPH11280483 A JP H11280483A
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JP
Japan
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opening
scroll portion
exhaust
turbine rotor
closing
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JP10085943A
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Jun Kawaguchi
潤 川口
Toshiro Kawakami
俊郎 川上
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/12Control of the pumps
    • F02B37/22Control of the pumps by varying cross-section of exhaust passages or air passages, e.g. by throttling turbine inlets or outlets or by varying effective number of guide conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B37/00Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
    • F02B37/02Gas passages between engine outlet and pump drive, e.g. reservoirs
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガス流量が多い内燃機関でもタービン効
率の高いスクロール部容積を選定できるようにするこ
と。 【解決手段】 径方向に区画壁32を介して並設され、
該区画壁に形成される連通孔32aを介して互いに連通
する内側スクロール部30及び外側スクロール部31と
排気入口11aとの連通を第1開閉手段33、40、4
1、42により選択的に開閉制御すると共に、排気入口
と排気出口11bとをスクロール部及びタービンロータ
13を経由せずに連通するバイパス通路34を第2開閉
手段40、41、42により選択的に開閉制御するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変容量ターボチ
ャージャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可変容量ターボチャージャとして
は、例えば、実公平8−7061号公報に開示されるも
のがある。この可変容量ターボチャージャにおいては、
タービンロータを介して排気入口と排気出口とを連通
し、その断面積が漸次減少するスクロール部に多数の可
動式ノズルベーンを有するリングノズルが配置されてい
る。このリングノズルは、各々のノズルベーンの角度を
変更することにより、スクロール部よりタービンロータ
へ流れ込む排気ガスの角度を調節し、タービンロータが
受ける力を調節するものである。即ち、排気ガス流量の
少ない低速域においては、タービンロータの接線方向に
排気ガスが流れるようにしてタービンロータが回転方向
に受ける力を大きくし、タービンロータを効率的に回転
させ、排気ガス流量の多い高速域においては、タービン
ロータの回転軸に向かって排気ガスが流れるようにして
タービンロータが回転方向に受ける力を小さくし、必要
以上にタービンロータが回転しないようにすると共に、
内燃機関の排圧上昇を抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の可変容量ターボチャージャにおいては、多数の
ノズルベーンの角度を同時に変更させるリンク機構が必
要となる。また、スクロール部は雰囲気温度が1000
℃近い高温となるため、耐熱性の優れた材料を用いて多
数のノズルベーンやリンク機構を成形する必要があり、
当該可変容量ターボチャージャの製造コストが増大す
る。また、排気ガス中には、炭化物や酸化スケール等が
含まれており、これらが各ノズルベーンの可動部に詰ま
ってノズルベーンの作動が損なわれる恐れがあり、当該
可変容量ターボチャージャの作動信頼性が低いという問
題がある。
【0004】これら問題を解決する新規な可変容量ター
ボチャージャを本出願人は、特願平9−79431号に
て提案した。この可変容量ターボチャージャは、スクロ
ール部を区画壁を介して並設され、該区画壁に形成され
る連通孔を介して互いに連通する内側スクロール部と外
側スクロール部とに分割し、これら内側スクロール部及
び外側スクロール部と排気入口との連通を開閉手段によ
り開閉制御することで、上記した問題を招くことなく、
タービンロータの回転力を制御できるようにしたもので
ある。これによれば、排気ガス量の少ない内燃機関の低
速域では、容量の少ない内側スクロール部のみに排気ガ
スを流入させ、高い排気流速を得ることでタービンロー
タを加速して過給圧を高め、所定の過給圧に達する中速
域以降では外側スクロール部にも排気ガスを流入させ、
タービンロータに当たる排気ガスの流速を下げることで
一定の過給圧となるように開閉手段の開度が制御され
る。
【0005】ところで、タービンの効率は、図8に示す
ように、タービンロータの大きさとの兼ね合いで決定さ
れる所定のスクロール部容積にて最大効率のピークが得
られ、それよりも大きなスクロール容積ではタービン効
率が低下する。これに対し、図7に示すように、スクロ
ール部内に流入し得る排気ガスの流量は、スクロール部
の容積により決定されるため、内燃機関から排出される
排気ガスの流量に応じて最適なスクロール容積が決定さ
れる。
【0006】従って、上記した内燃機関から排出される
排気ガスの流量が多い内燃機関では、図7及び図8にa
で示すようなタービン効率の低いスクロール容積を選定
せざるを得ず、内燃機関にてタービン背圧が高くなり、
内燃機関の出力の低下を招く。
【0007】ゆえに、本発明は、当該可変容量ターボチ
ャージャにおいて、排気ガス流量が多い内燃機関でもタ
ービン効率の高いスクロール部容積を選定できるように
することを、その課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた技術的手段は、当該可変容量ターボチャージャ
を、シャフトと、該シャフトの一端に固定されるタービ
ンロータと、該タービンロータを収容すると共に排気入
口、排気出口及び前記排気入口と前記排気出口とを前記
タービンロータを介して連通し、その断面積が漸次減少
するスクロール部を有するタービンハウジングと、前記
シャフトの他端に固定され、コンプレッサハウジング内
に収容されたコンプレッサロータと、前記スクロール部
を径方向に内側スクロール部と外側スクロール部とに分
割すると共に両スクロール部間を連通する連通孔を備え
た区画壁と、前記排気入口と前記排気出口とを前記スク
ロール部及び前記タービンロータを経由せずに連通する
バイパス通路と、前記排気入口と前記内側スクロール部
及び前記外側スクロール部間の連通を選択的に開閉可能
な第1開閉手段と、前記バイパス通路を選択的に開閉可
能な第2開閉手段を備えてなる構成としたことである。
【0009】上記した手段において、前記第1開閉手段
を、前記排気入口側の前記区画壁基部に形成され、前記
内側スクロール部及び前記外側スクロール部を連通する
第1開口と、該第1開口を選択的に開閉することで前記
排気入口と前記外側スクロール部の連通を選択的に開閉
する開閉弁とから構成すると共に、前記バイパス通路の
前記排気入口側の第2開口を前記第1開口に並設し、該
第2開口が前記開閉弁により前記第1開口と同時に選択
的に開閉されるように第2開閉手段を構成しても良い。
【0010】上記した手段によれば、スクロール部に導
入された排気ガスは、例えば内燃機関の低速域には第1
開閉手段によって内側スクロール部へ流入して、タービ
ンロータを加速し、内燃機関の中高速域には第1開閉手
段によって排気ガスは外側スクロール部にも流入し、タ
ービンロータの回転を制限させる。このときには、第2
開閉手段により排気入口よりバイパス通路を介して排気
出口へ排気ガスの一部をバイパスすることで、内側及び
外側スクロール部に排気ガスが流入することによりスク
ロール部容積が増大してタービン効率が下がる(図7)
ことが防止されて、タービン効率が最大となるスクロー
ル部容積が選定される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従った可変容量タ
ーボチャージャの一実施形態を図面に基づき、説明す
る。
【0012】図1において、円筒状のベアリングハウジ
ング10には、軸孔10aが形成されており、該軸孔1
0a内にはラジアル軸受21、22を介してシャフト2
0が回転可能に支承されている。ラジアルベアリング2
1、22は、軸孔10a内に回転可能に嵌合されてお
り、互いに向き合う側への軸方向の移動をスナップリン
グにより規制されている。ラジアルベアリング22は、
図示右側への移動をベアリングハウジング10の図示右
端に固定されるプレートで規制されている。ラジアルベ
アリング21に嵌合されるシャフト20の図示左側には
小径部が形成されており、該小径部にはその図示右側の
端部にラジアルベアリング22の一端面に当接するフラ
ンジ部が形成される筒状のブッシュ23が嵌合されてい
る。該ブッシュ23の図示左側には、その図示右側の端
部にフランジ部が形成されるブッシュ29が嵌合されて
いる。ブッシュ29の外周に形成される環状溝にはオイ
ルシールが嵌着されており、該オイルシールにはベアリ
ングハウジング10の軸孔10aの図示左側に形成され
る大径孔内に嵌合されるプレートシール25の内周筒部
が液密的に摺接する。ブッシュ29の図示左側のシャフ
ト20の小径部にはコンプレッサロータ19が嵌合さ
れ、小径部の端部にら合されるボルト27により固定さ
れている。これにより、ブッシュ23、29はコンプレ
ッサロータ19の図示右端面とシャフト20の小径部の
段部との間で挟持され、コンプレッサロータ19と共に
シャフト20と一体的に回転する。ブッシュ23、29
のフランジ部間には、ベアリングハウジング10の大径
孔の図示右側に固定されるスラストベアリング24が介
装されており、該スラストベアリング24にはベアリン
グハウジング10に形成され、ラジアルベアリング2
1、22へオイルを供給するオイル通路に連通されて、
ブッシュ23、29のフランジ部との摺動部間へオイル
を供給するオイル供給孔が形成されている。尚、プレー
トシール25には、ブッシュ29の筒部が貫通する孔を
有するオイル遮蔽プレート26が固定されている。ま
た、ベアリングハウジング10には吸気入口18a及び
吸気出口18bを備えたコンプレッサハウジング18が
気密的に固定されており、該コンプレッサハウジング1
8内にコンプレッサロータ19が収容される。
【0013】シャフト20の図示右端には、ベアリング
ハウジング10の図示右端に遮蔽板12を介して固定さ
れるタービンハウジング11内に位置するタービンロー
タ13が固着されている。タービンハウジング11に
は、排気入口11aと排気出口11bとが形成されてい
る。この排気入口11aには、図示しない内燃機関の排
気マニホルドが接続され、排気出口11bには図示しな
い排気出口管が気密的に接続されている。
【0014】タービンハウジング11には、図2に示す
ように、排気入口11aに導入された排気ガスをタービ
ンロータ13の外周に導くスクロール部が形成されてい
る。このスクロール部には、タービンハウジング11に
設けられたインボリュート区画壁32により内側スクロ
ール部30と該内側スクロール部30より大きな容積を
有する外側スクロール部31が区画形成されている。内
側及び外側スクロール部30、31はその断面積がター
ビンロータ13の回転方向(図2において反時計方向)
に漸次減少するように設けられていて、またインボリュ
ート区画壁32の下流側部分には異なる傾斜面(第1の
面及び第2の面)を有し、内側及び外側スクロール部3
0、31を連通する複数の連通孔32aが形成されてい
る。各連通孔32aの上流側の傾斜面である第1の面
は、タービンロータ13の接線方向に内側スクロール部
30側へ延びており、各連通孔32aの下流側の傾斜面
である第2の面は、タービンロータ13の回転中心の近
くへ向かって垂直に近い角度で内側スクロール部30側
へ延びている。尚、内側スクロール部30の上流側端部
は排気入口11aに常に連通されており、その下流側端
部はタービンロータ13のブレードの外周部に開口して
いる。
【0015】インボリュート区画壁32の基部(上流側
端部)には、図1乃至図3に示すように、内側及び外側
スクロール部30、31を連通する開口33が形成され
ている。第2スクロール部31内には、図2乃至図4に
示すように、開口33を開閉する開閉弁40が配設され
ている。本実施形態においては、該開閉弁33は吸気出
口18b内の過給圧に応じて周知の空気圧式のアクチュ
エータ42及びリンク機構41を介して開閉されるよう
になっていて、過給圧が所定圧未満である内燃機関の低
速回転時には、開閉弁40により開口33が閉塞され、
過給圧が所定圧以上となる内燃機関の中高速回転時に
は、開閉弁40により開口33が開放される。
【0016】また、タービンハウジング11には、排気
入口11aと排気出口11bとをタービンロータ13を
経由しないで連通するバイパス通路34が設けられてい
て、該バイパス通路34の排気入口11a側開口34a
は図3及び図4に示すように、開口33に並設されてい
る。本実施形態においては、バイパス通路34の排気入
口11a側開口34aは開口33と同時に開閉弁40に
より開閉されるようになっている。
【0017】以上の構成からなる本実施形態の作用を説
明する。
【0018】図示しない内燃機関が始動されると、ター
ボチャージャによる過給が開始される。即ち、排気マニ
ホルドから排気入口11aに流れ込んだ排気ガスはター
ビンロータ13を回転駆動し、シャフト20と共にコン
プレッサロータ19が回転され、図示しない内燃機関を
過給する。
【0019】このとき、吸気出口18bの過給圧が所定
圧未満である内燃機関の低速回転時には、上記したよう
に開閉弁40により開口33及びバイパス通路34の開
口34aが図2乃至図4に示すように閉塞される。この
ため、図2に示すように、排気マニホルドから排気入口
11aに流れ込んだ排気ガスが内側スクロール部30の
みを介してタービンロータ13へ供給され、タービンロ
ータ13が回転駆動される。これにより、高い排気流速
が得られると共に、内側スクロール部30を経て排気ガ
スがタービンロータ13の接線方向に流れ(タービンロ
ータ13のブレードに大きな流入角で当たる)、効率良
くタービンロータ13が回転されてタービンロータ13
が加速し過給圧が高められる。
【0020】吸気出口18bの過給圧が所定圧以上とな
る内燃機関の中高速回転時には、開閉弁40により開口
33及びバイパス通路34の開口34aが図5及び図6
に示すように、開放される。このため、排気マニホルド
から排気入口11aに流れ込んだ排気ガスが内側スクロ
ール部30へ流入すると共に、図5及び図6に示すよう
に、開口33を通して外側スクロール部31へ流入す
る。外側スクロール部31へ流れ込んだ排気ガスは、区
画壁32の連通孔32aを介して内側スクロール部30
へタービンロータ13の回転中心へ向けて流入して内側
スクロール部30へ流入する排気ガスと再合流し、内側
スクロール部30内の排気ガスのタービンロータ13の
接線方向の流れをタービンロータ13の回転中心側への
流れに変えると共にタービンロータ13に当たる排気ガ
スの流速が低下する。この結果、排気ガスがタービンロ
ータ13のブレードに流入角度の小さい状態で当たるよ
うになり、タービンロータ13を回転させる効率が低下
し、タービンロータ13の回転上昇が抑制されて過給圧
が一定に保たれる。
【0021】このとき、内側及び外側スクロール部3
0、31に排気ガスが流入することによりスクロール部
容積が見かけ上増大してタービン効率が見かけ上は下が
るが、開閉弁40によりバイパス通路34が開放され、
排気入口11aへ導入された排気ガスの一部がバイパス
通路34を介して排気出口11bへバイパスされてスク
ロール部内流入可能流量が図8のように減少するので、
スクロール部容積の増大は見かけよりも小さくなる。こ
のため、図7に示すようにタービン効率を最大に維持し
つつ、上記したタービンロータ13の回転制御が可能と
なる。
【0022】また、本実施形態においては、1つの開閉
弁40により開口33とバイパス通路34の開口34a
の開閉を制御することができるので、簡素な構成で上記
したタービン効率及びタービンロータ13の回転制御が
達成される。
【0023】
【発明の効果】以上の如く、請求項1の発明によれば、
径方向に区画壁を介して並設され、該区画壁に形成され
る連通孔を介して互いに連通する内側スクロール部及び
外側スクロール部と排気入口との連通を第1開閉手段に
より選択的に開閉制御することにより、例えば内燃機関
の低速域には排気ガスを第1開閉手段によって内側スク
ロール部へ流入させ、タービンロータを加速し過給圧を
高め、内燃機関の中高速域には第1開閉手段によって排
気ガスを外側スクロール部にも流入させ、タービンロー
タの回転を制限させることができ、高温の排気ガス中に
多くの可動部を設けて、製造コストの増大及び作動信頼
性の低下を招くことなく、タービンロータの回転を制御
することができる。また、排気入口と排気出口とをスク
ロール部及びタービンロータを経由せずに連通するバイ
パス通路を第2開閉手段により選択的に開閉制御される
ので、例えば内燃機関の高速域に第2開閉手段により排
気入口よりバイパス通路を介して排気出口へ排気ガスの
一部をバイパスさせることで、内側及び外側スクロール
部に排気ガスが流入することによりスクロール部容積が
増大してタービン効率が下がることを防止することがで
きて、タービン効率が最大となるスクロール部容積を選
定することが可能となる。
【0024】請求項2の発明によれば、第1開閉手段と
第2開閉手段を共通化し、1つの開閉弁で排気入口と内
側スクロール部及び外側スクロール部間の連通の開閉及
びバイパス通路の開閉を制御することができるので、簡
素な構成で排気ガス流量が多い内燃機関でもタービン効
率の高いスクロール部容積を選定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った可変容量ターボチャージャの一
実施形態を示す断面図である。
【図2】開閉弁が閉弁した状態を示す図1のA−A断面
図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
【図5】開閉弁が開弁した状態を示す図1のA−A断面
図である。
【図6】開閉弁が開弁した状態を示す図3のC−C断面
図である。
【図7】タービン効率とスクロール部容積との関係を示
す特性図である。
【図8】スクロール部内流入可能流量とスクロール部容
積との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
10 ベアリングハウジング 11 タービンハウジング 11a 排気入口 11b 排気出口 13 タービンロータ 18 コンプレッサハウジング 19 コンプレッサロータ 20 シャフト 30 内側スクロール部 31 外側スクロール部 32 インボリュート区画壁 32a 連通孔 33 開口(第1開口) 34 バイパス通路 34a バイパス通路の排気入口側開口(第2開口) 40 開閉弁(第1開閉手段、第2開閉手段) 41 リンク機構(第1開閉手段、第2開閉手段) 42 アクチュエータ(第1開閉手段、第2開閉手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトと、該シャフトの一端に固定さ
    れるタービンロータと、該タービンロータを収容すると
    共に排気入口、排気出口及び前記排気入口と前記排気出
    口とを前記タービンロータを介して連通し、その断面積
    が漸次減少するスクロール部を有するタービンハウジン
    グと、前記シャフトの他端に固定され、コンプレッサハ
    ウジング内に収容されたコンプレッサロータと、前記ス
    クロール部を径方向に内側スクロール部と外側スクロー
    ル部とに分割すると共に両スクロール部間を連通する連
    通孔を備えた区画壁と、前記排気入口と前記排気出口と
    を前記スクロール部及び前記タービンロータを経由せず
    に連通するバイパス通路と、前記排気入口と前記内側ス
    クロール部及び前記外側スクロール部間の連通を選択的
    に開閉可能な第1開閉手段と、前記バイパス通路を選択
    的に開閉可能な第2開閉手段を備えてなる可変容量ター
    ボチャージャ。
  2. 【請求項2】 前記第1開閉手段を、前記排気入口側の
    前記区画壁基部に形成され、前記内側スクロール部及び
    前記外側スクロール部を連通する第1開口と、該第1開
    口を選択的に開閉することで前記排気入口と前記外側ス
    クロール部の連通を選択的に開閉する開閉弁とから構成
    すると共に、前記バイパス通路の前記排気入口側の第2
    開口を前記第1開口に並設し、該第2開口が前記開閉弁
    により前記第1開口と同時に選択的に開閉されるように
    第2開閉手段を構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の可変容量ターボチャージャ。
JP10085943A 1998-03-31 1998-03-31 可変容量ターボチャージャ Pending JPH11280483A (ja)

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