JPH11280107A - 作業用機械の油圧制御回路 - Google Patents

作業用機械の油圧制御回路

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JPH11280107A
JPH11280107A JP10383198A JP10383198A JPH11280107A JP H11280107 A JPH11280107 A JP H11280107A JP 10383198 A JP10383198 A JP 10383198A JP 10383198 A JP10383198 A JP 10383198A JP H11280107 A JPH11280107 A JP H11280107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業中に作業部がキャブに接近した場合に、
作業部がキャブに干渉することを回避しながら作業を続
行できるようにする。 【解決手段】 スティック用縮小側パイロット油路に、
操作具が操作されていない状態で電磁比例減圧弁34に
パイロット圧油を供給できるパイロットポンプ油路Pを
設け、作業部が干渉防止領域内に侵入したとき、スティ
ックを自動的にアウトさせることで干渉防止領域を回避
しながら作業を続行できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
作業用機械の油圧制御回路の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業用機械の
なかには、左右揺動するオフセット型の作業部を取付け
たものあるが、このようなものにおいて、作業部を移動
させたとき該作業部が運転席部に接触(干渉)してしま
う惧れがあり、この様なものにおいては、作業部と運転
席部との接触を回避するための配慮が必要となる。そこ
で従来、作業部の姿勢を検出する姿勢検出手段と、該姿
勢検出手段からの検出信号に基づいて作業部が運転席部
の所定範囲以内に接近しているか否かの判断を行う制御
部とを設け、そして作業部が運転席部の所定範囲内まで
接近している判断された場合には、作業部用油圧アクチ
ュエータの油圧回路に対して制御部から制御指令を出力
して、作業部を停止させるようにしたものがある。この
様なものとして、例えば、図6に示す如きものが知られ
ているが、このものは、ブーム用シリンダ等の油圧アク
チュエータ45への圧油供給制御を行うためのパイロッ
ト式のコントロールバルブ46と、操作具47の操作に
基づいてパイロット圧油を出力するパイロットバルブ4
8A、48Bとのあいだに、制御部からの指令に基づい
て作動する電磁比例減圧弁49A、49Bが設けられて
いる。そして、作業部が運転席部から離れている場合に
は、上記電磁比例減圧弁49A、49Bを開いてコント
ロールバルブ46へのパイロット圧油の供給を許容する
一方、作業部が運転席部に接近した場合には、電磁比例
減圧弁49A、49Bを閉じてコントロールバルブ46
へのパイロット圧油の供給を断ち、これにより作業部を
停止させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来のも
のは、前述したように、作業部が運転席部に接近した場
合に、電磁比例減圧弁を閉じて作業部を停止させるもの
であるため、作業の途中で作業部が停止してしまうこと
になって作業能率が低下するという問題があり、ここに
本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、作業部を移動させるべく作動す
る油圧アクチュエータと、該油圧アクチュエータへの圧
油供給制御を行うためのパイロット式のコントロールバ
ルブとを備えてなる作業用機械の油圧制御回路に、制御
部からの指令に基づいて前記コントロールバルブへのパ
イロット圧油の供給制御を行う制御弁と、操作具操作に
基づいて前記制御弁にパイロット圧油を出力するパイロ
ットバルブと、パイロット油圧源から前記パイロットバ
ルブを経由することなく制御弁にパイロット圧油を供給
できるパイロットポンプ油路と、操作具操作がなされて
いる状態ではパイロットバルブから出力されたパイロッ
ト圧油を制御弁に供給し、操作具操作がなされていない
状態ではパイロットポンプ油路からのパイロット圧油を
制御弁に供給する切換弁とを設け、さらに前記制御部に
は、作業部の姿勢を検出する姿勢検出手段からの入力信
号に基づいて作業部が予め設定される干渉防止領域に侵
入したか否かを判断する判断手段と、該判断手段により
作業部が前記干渉防止領域内に侵入したと判断されたと
き、前記制御弁に対し、作業部が干渉防止領域から遠ざ
かる方向のパイロット圧油をコントロールバルブに供給
するよう制御指令を出力する干渉防止制御手段とを設け
たものである。そして、この様にすることにより、作業
中に作業部が干渉防止領域に侵入した場合に、作業部が
干渉防止領域から遠ざかる方向のパイロット圧油が自動
的に供給されることになって、干渉防止領域を回避しな
がら作業を続行できることになる。このものにおいて、
作業部を移動せしめる油圧アクチュエータとして、上下
および左右揺動自在なオフセット型のブームを上下揺動
させるためのブーム上下用シリンダと、左右揺動させる
ためのブーム左右用シリンダと、ブームの先端部に前後
揺動自在に支持されるスティックを前後揺動させるため
のスティック用シリンダとを備え、そして該スティック
用シリンダのコントロールバルブにスティックを干渉防
止領域から遠ざける方向のパイロット圧油を供給する油
路に、前記制御弁、パイロットバルブ、パイロットポン
プ油路および切換弁を設け、さらにブーム上下用シリン
ダ、ブーム左右用シリンダ、およびスティック用シリン
ダの各コントロールバルブにブームまたはスティックが
干渉防止領域に近づく方向のパイロット圧油を供給する
各油路に、制御弁およびパイロットバルブを設けたもの
においては、従来の作業部が停止する回路に対し、ステ
ィックを干渉防止領域から遠ざける方向のパイロット圧
油を供給する油路にパイロットポンプ油路および切換弁
を設けるだけで、干渉防止領域を回避しながら作業を続
行できることになって、回路の簡略化が計れ、コストア
ップの抑制に寄与できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一の実施の形態
を、図面に基づいて説明する。図1および図2におい
て、1はオフセット型の油圧ショベルであって、該油圧
ショベル1は、下部走行体2、上部旋回体3、キャブ
4、作業部5等の各部から構成されており、さらに該作
業部5は、基端部が上部旋回体3に上下揺動自在に支持
されるリアブーム6、該リアブーム6の先端部に左右揺
動自在に支持されるフロントブーム7、該フロントブー
ム7の先端部に左右および前後揺動自在に支持されるス
ティック8、該スティック8の先端部に前後揺動自在に
支持されるバケット9、およびこれらを揺動せしめるた
めのブーム用シリンダ(本発明のブーム上下用シリンダ
に相当する)10、オフセット用シリンダ(本発明のブ
ーム左右用シリンダに相当する)11、スティック用シ
リンダ12、バケット用シリンダ13等から構成されて
いること等の基本的構成は従来通りであるが、本実施の
形態において、キャブ4は上部旋回体3の左側部に設け
られている。さらに前記リアブーム6は、ブーム用シリ
ンダ10が縮小することで下降し、ブーム用シリンダ1
0が伸長することで上昇する構成となっている。またフ
ロントブーム7は、オフセット用シリンダ11が縮小す
ることにより左方向、つまりキャブ4に接近する方向に
移動し、またオフセット用シリンダ11が伸長すること
により右方向に移動する構成となっている。さらにまた
スティック8は、スティック用シリンダ12が伸長する
ことで機体後方側に揺動(スティックイン)し、スティ
ック用シリンダ12が縮小することで機体前方側に揺動
(スティックアウト)する構成となっている。
【0006】前記各シリンダ10〜13への圧油供給制
御を、図3に示す油圧制御回路図に基づいて説明する
と、図3において、14はメインポンプ、15はパイロ
ットポンプ、16は油タンク、また17〜20はブーム
用、オフセット用、スティック用、バケット用の各コン
トロールバルブであって、これら各コントロールバルブ
17〜20は、縮小側パイロットポート17a〜20a
および伸長側パイロットポート17b〜20bを備えた
パイロット操作式の三位置切換弁から構成されている。
そして、前記各コントロールバルブ17〜20は、両パ
イロットポート17a〜20b、17b〜20bにパイ
ロット圧油が供給されていない状態では、対応する各シ
リンダ10〜13への圧油供給を停止する中立位置Nに
位置しているが、縮小側パイロットポート17a〜20
aにパイロット圧油が供給されることで、シリンダ10
〜13の縮小側油室にメインポンプ14からの圧油を供
給する縮小側位置Xに切換り、また伸長側パイロットポ
ート17b〜20bにパイロット圧油が供給されること
で、シリンダ10〜13の伸長側油室にメインポンプ1
4からの圧油を供給する伸長側位置Yに切換る構成とな
っている。
【0007】また、21〜24は操作具(図示せず)の
操作に基づいて前記各コントロールバルブ17〜20の
パイロットポート17a〜20a、17b〜20bにパ
イロット圧油を供給するためのブーム用、オフセット
用、スティック用、バケット用のパイロットバルブであ
って、これら各パイロットバルブ21〜24は、それぞ
れ縮小側パイロットバルブ21A〜24Aと伸長側パイ
ロットバルブ21B〜24Bとから構成されている。そ
してこれらパイロットバルブ21〜24は、対応する操
作具が中立状態のとき(操作されていないとき)には、
パイロットポンプ15に接続されるポンプポート21a
〜24aが閉じ、かつ油タンク16に接続されるタンク
ポート21b〜24bと出力ポート21c〜24cとが
連通しているが、操作具を縮小側または伸長側に操作す
ることにより、該操作された側のパイロットバルブ21
A〜24Aまたは21B〜24Bの出力ポート21c〜
24cがポンプポート21a〜24aに連通し、これに
より前記操作具の操作量に対応する圧力のパイロット圧
油が出力ポート21c〜24cから出力される構成とな
っている。尚、図3中、25、26、27はそれぞれ上
部旋回体3を旋回させるための旋回用モータ、旋回用コ
ントロールバルブ、旋回用パイロットバルブである。
【0008】さらに、前記ブーム用縮小側パイロットバ
ルブ21Aとブーム用コントロールバルブ縮小側パイロ
ットポート17aとを連結するブーム用縮小側パイロッ
ト油路、ブーム用伸長側パイロットバルブ21Bとブー
ム用コントロールバルブ伸長側パイロットポート17b
とを連結するブーム用伸長側パイロット油路、オフセッ
ト用縮小側パイロットバルブ22Aとオフセット用コン
トロールバルブ縮小側パイロットポート18aとを連結
するオフセット用縮小側パイロット油路、スティック用
伸長側パイロットバルブ23Bとスティック用コントロ
ールバルブ伸長側パイロットポート19bとを連結する
スティック用伸長側パイロット油路の各パイロット油路
には、それぞれブーム用縮小側、ブーム用伸長側、オフ
セット用縮小側、スティック用伸長側の各電磁比例減圧
弁28、29、30、31が設けられているが、これら
電磁比例減圧弁28、29、30、31は同様のもので
あるため、ブーム用縮小側の電磁比例減圧弁28を例に
とって説明すると、該電磁比例減圧弁28は、第一〜第
三ポート28a、28b、28c、およびソレノイド2
8dを備えているが、第一ポート28aは油タンク16
に、第二ポート28bはブーム用縮小側パイロットバル
ブ21Aの出力ポート21cに、第三ポート28cはブ
ーム用コントロールバルブ17の縮小側パイロットポー
ト17aにそれぞれ接続されている。そしてこの電磁比
例減圧弁28は、ソレノイド28dが励磁していない状
態では、第一ポート28aと第三ポート28cとを連通
する弁路を開き、かつ第二ポート28bを閉じていて、
縮小側パイロットポート17aからの油を油タンク16
に排出するようになっているが、後述する制御部32か
らの作動指令に基づいてソレノイド28dが励磁するこ
とにより、第二ポート28bと第三ポート28cとを連
通する出力用弁路を開くように構成されている。そして
該出力用弁路が開くことにより、パイロットバルブ出力
ポート21cからのパイロット圧油がコントロールバル
ブ縮小側パイロットポート17aに出力されるようにな
っているが、該出力圧力は、制御部32からソレノイド
28dの励磁回路に出力される制御指令に対応して増減
するようになっている。
【0009】一方、前記スティック用縮小側パイロット
バルブ23Aとスティック用コントロールバルブ縮小側
パイロットポート19aとを連結するスティック用縮小
側パイロット油路には、切換弁33およびスティック用
縮小側の電磁比例減圧弁34が設けられている。前記切
換弁33は、五ポート二位置切換弁であって、第一ポー
ト33aは油タンク16に、第二ポート33bはスティ
ック用縮小側パイロットバルブ23Aの出力ポート23
cに、第三ポート33cはパイロットポンプ油路Pに、
第四ポート33dはスティック用縮小側電磁比例減圧弁
34の第一ポート34aに、第五ポート33eはスティ
ック用縮小側電磁比例減圧弁34の第二ポート34bに
それぞれ接続されている。ここで、前記パイロットポン
プ油路Pは、スティック用パイロットバルブ23の上流
側から切換弁33に至る油路であって、該パイロットポ
ンプ油路Pによりパイロットポンプ15からの圧油がス
ティック用パイロットバルブ23を経由することなく切
換弁33に供給されるようになっている。さらに前記切
換弁33にはパイロットポート33fが設けられている
が、該パイロットポート33fは、スティック用縮小側
パイロットバルブ出力ポート23cと切換弁第二ポート
33bとを連結するパイロット油路に接続されていて、
スティック用縮小側パイロットバルブ23Aからパイロ
ット圧油が出力されることに伴いパイロットポート33
fにもパイロット圧油が供給されるようになっている。
そしてこの切換弁33は、パイロットポート33fにパ
イロット圧油が供給されていない状態では、弾機33g
の付勢力により、第一ポート33aが閉じ、第三ポート
33cから第五ポート33eに至る弁路が開き、かつ第
四ポート33dから第二ポート33bに至る弁路が開く
第一位置Xに位置していて、パイロットポンプ油路Pか
らのパイロット圧油を電磁比例減圧弁第二ポート34b
に供給できると共に、電磁比例減圧弁第一ポート34a
からの油をパイロットバルブ23Aを介して油タンク1
6に排出できるようになっている。一方、パイロットポ
ート33fにパイロット圧油が供給された場合には、第
三ポート33cが閉じ、第二ポート33bから第五ポー
ト33eに至る弁路が開き、かつ第四ポート33dから
第一ポート33aに至る弁路を開く第二位置Yに切換っ
て、パイロットバルブ出力ポート23cからのパイロッ
ト圧油を電磁比例減圧弁第二ポート34bに供給できる
と共に、電磁比例減圧弁第一ポート34aからの油を油
タンク16に排出できるようになっている。
【0010】また、前記スティック用縮小側の電磁比例
減圧弁34は、前述した電磁比例減圧弁28、29、3
0、31と同様の構造のものであって、制御部32から
の制御指令に対応して出力圧力が増減するものである
が、このものの第一ポート34aは前記切換弁33の第
四ポート33dに、第二ポート34bは切換弁第五ポー
ト33eに、第三ポート34cはスティック用コントロ
ールバルブ19の縮小側パイロットポート19aにそれ
ぞれ接続されている。そしてこのスティック用縮小側の
電磁比例減圧弁34は、ソレノイド34dが励磁してい
ない状態では、第一ポート34aと第三ポート34cと
を連通する弁路を開き、かつ第二ポート34bを閉じて
いて、縮小側パイロットポート19abからの油を油タ
ンク16に流すようになっているが、制御部32からの
作動指令に基づいてソレノイド34dが励磁することに
より、第二ポート34bと第三ポート34cとを連通す
る出力用弁路を開くように構成されている。そして該出
力用弁路が開くことにより、前記第一位置Xの切換弁3
3を経由したパイロットポンプ油路Pからのパイロット
圧油、または第二位置Yの切換弁33を経由したパイロ
ットバルブ23Aからのパイロット圧油がコントロール
バルブ縮小側パイロットポート19aに出力されるよう
になっている。
【0011】さらに、35はロック用電磁弁であって、
このものは、前記パイロットバルブ21〜24のポンプ
ポート21a〜24aおよび切換弁33の第三ポート3
3cの一次側(上流側)に配設されている。そしてこの
ロック用電磁弁35は、オペレータがロック用操作具
(図示せず)を操作することに基づいて、パイロットポ
ンプ15からのパイロット圧油をパイロットバルブ21
〜24および切換弁33に出力する非ロック位置Xと、
パイロット圧油を出力しないロック位置Yとに切換るよ
うに構成されている。
【0012】一方、前記制御部32は、マイクロコンピ
ュータ等を用いて構成されるものであるが、このものに
は、リアブーム6の上部旋回体3に対する相対角度を検
出するブーム角度センサ36、フロントブーム7のリア
ブーム6に対する相対角度を検出するオフセット角度セ
ンサ37、スティック8のフロントブーム7に対する相
対角度を検出するスティック角度センサ38、ブーム用
縮小側パイロットバルブ21Aからパイロット圧油が出
力されたことを検知するブーム用縮小側圧力センサ39
A、同様にブーム用伸長側、オフセット用縮小側、ステ
ィック用縮小側、およびスティック用伸長側の各パイロ
ットバルブ21B、22A、23A、23Bからパイロ
ット圧油が出力されたことをそれぞれ検知するブーム用
伸長側、オフセット用縮小側、スティック用縮小側、お
よびスティック用伸長側の各圧力センサ39B、40
A、41A、41B等からの信号が入力するようになっ
ており、これら入力信号に基づいて、前記ブーム用縮小
側、ブーム用伸長側、オフセット用縮小側、スティック
用縮小側、スティック用伸長側の各電磁比例減圧弁2
8、29、30、34、31等に制御指令を出力するよ
うに構成されている。
【0013】尚、オフセット用伸長側パイロットバルブ
22Bとオフセット用コントロールバルブ伸長側パイロ
ットポート18bとを連結するオフセット用伸長側パイ
ロット油路、バケット用縮小側パイロットバルブ24A
とバケット用コントロールバルブ縮小側パイロットポー
ト20aとを連結するバケット用縮小側パイロット油
路、およびバケット用伸長側パイロットバルブ24Bと
バケット用コントロールバルブ伸長側パイロットポート
20bとを連結するバケット用伸長側パイロット油路の
各パイロット油路には、制御部32からの指令で作動す
る電磁比例減圧弁が設けられておらず、操作具の操作に
基づいて上記各パイロットバルブ22B、24A、24
Bから出力されたパイロット圧油がそのままパイロット
ポート18b、20a、20bに供給されるようになっ
ている。つまり、右オフセットおよびバケット9の作動
については、後述する制御部32の干渉防止制御に関与
せず、常に操作具の操作に対応して行われる構成となっ
ている。
【0014】次に、前記制御部32における干渉防止制
御について、図4に示すブロック図に基づいて説明する
と、まず制御部32は、ブーム角度センサ36、オフセ
ット角度センサ37、スティック角度センサ38からの
検出信号に基づき、姿勢演算器42により作業部5の姿
勢(位置)を演算する。一方、制御部32のメモリー3
2aには、作業部5がキャブ4にこれ以上接近してはな
らないとして設定された干渉防止領域(例えばキャブ4
から300mm以内の範囲)Hが記憶されている。そし
て制御部32は、前記姿勢演算器42により演算された
作業部5の姿勢とメモリー32aに記憶された干渉防止
領域Hとを比較演算器43により比較演算して、その演
算結果を出力信号演算器44に出力する。さらにこの出
力信号演算器44には、ブーム用縮小側、ブーム用伸長
側、オフセット用縮小側、スティック用縮小側、および
スティック用伸長側の各圧力センサ39A、39B、4
0A、41A、41Bからの信号が入力される。
【0015】そして前記出力信号演算器44は、比較演
算器43および圧力センサ39A、39B、40A、4
1A、41Bからの入力信号に基づき、ブーム用縮小
側、ブーム用伸長側、オフセット用縮小側、スティック
用縮小側、スティック用伸長側の各電磁比例減圧弁2
8、29、30、34、31のソレノイド励磁回路に制
御指令を出力する。つまり、この出力信号演算器44
は、前記比較演算器43により作業部5が干渉防止領域
Hから予め設定される所定範囲以上離れていると演算さ
れた場合には、前記圧力センサ39A、39B、40
A、41A、41Bによりパイロット圧油の出力が検知
されたパイロット油路の電磁比例減圧弁28、29、3
0、34、31に対し、出力用弁路を全開するようソレ
ノイド励磁指令を出力する。これにより、操作具の操作
に基づいてブーム用縮小側、ブーム用伸長側、オフセッ
ト用縮小側、スティック用伸長側の各パイロットバルブ
21A、21B、22A、23Bからパイロット圧油が
出力された場合、該パイロット圧油は、全開の電磁比例
減圧弁28、29、30、31を経由してそのままコン
トロールバルブパイロットポート17a、17b、18
a、19bに供給されるようになっている。また、ステ
ィック用縮小側パイロット油路においては切換弁33が
設けられているが、該切換弁33は、前述したように、
操作具の操作に基づいてスティック用縮小側パイロット
バルブ23Aからパイロット圧油が出力されている状態
では、第二位置Yに切換わってパイロットバルブ23A
からのパイロット圧油を電磁比例減圧弁34に供給する
ようになっており、而して操作具の操作に基づいてステ
ィック用縮小側パイロットバルブ23Aからパイロット
圧油が出力された場合、該パイロット圧油は、上記第二
位置Yの切換弁33、全開の電磁比例減圧弁34を経由
してコントロールバルブパイロットポート19aに供給
されるようになっている。つまり、作業部5が干渉防止
領域Hから所定間隔以上離れている場合、作業部5は、
操作具の操作に対応して作動する。
【0016】これに対し、前記比較演算器43により作
業部5が干渉防止領域Hに対し予め設定される所定範囲
以内に近づいている演算された場合、出力信号演算器4
4は、前記圧力センサ39A、39B、40A、41
A、41Bによりパイロット圧油の出力が検知されたパ
イロット油路の電磁比例減圧弁28、29、30、3
4、31に対し、出力用弁路を開くようソレノイド励磁
指令を出力する。この場合、電磁比例減圧弁28、2
9、30、34、31の出力用弁路の開度量は、作業部
5が干渉防止領域Hに近づくほど電磁比例減圧弁28、
29、30、34、31からの出力圧力が小さくなるよ
うに調節される。これにより、操作具の操作に基づいて
ブーム用縮小側、ブーム用伸長側、オフセット用縮小
側、スティック用縮小側、スティック用伸長側の各パイ
ロットバルブ21A、21B、22A、23A、23B
からパイロット圧油が出力された場合、該パイロット圧
油は、電磁比例減圧弁28、29、30、34、31に
より減圧された状態でコントロールバルブパイロットポ
ート17a、17b、18a、19a、19bに供給さ
れる。つまり、作業部5が干渉防止領域Hの所定間隔以
内に近づいた場合、ブーム下降および上昇、左オフセッ
ト、スティックインおよびスティックアウトの各作動
は、減速された状態で行なわれる。
【0017】一方、前記比較演算器43により作業部5
が干渉防止領域Hの外側境界線部に達したと演算された
場合、出力信号演算器44は、図5に示す制御指令表図
に基づいて電磁比例減圧弁28、29、30、31、3
4に対し制御指令を出力するが、本実施の形態では、干
渉防止領域Hとしてキャブのフロント・サイド部(前部
および右側部)干渉防止領域とキャブのルーフ部干渉防
止領域の二つの領域が設定されていて、各領域において
別々の制御がなされる。前記図5には、操作具の操作状
態と作業部5への作動指令との関係が示されているが、
このものにおいて、ブーム下降、ブーム上昇、スティッ
クアウト、スティックイン、左オフセットの操作状態
は、それぞれブーム用縮小側、ブーム用伸長側、スティ
ック縮小側、スティック用伸長側、オフセット用縮小側
の圧力センサ39A、39B、41A、41B、40A
からの検知信号の入力に基づいて判断する。また、ブー
ム下降、ブーム上昇、スティックアウト、左オフセット
の作動指令については、それぞれブーム用縮小側、ブー
ム用伸長側、スティック用縮小側、オフセット用縮小側
の電磁比例減圧弁28、29、34、30に対し、出力
用弁路を開くようソレノイド励磁指令を出力する。さら
に、ブーム下降停止、ブーム上昇停止、スティックイン
停止、スティックアウト停止、左オフセット停止の作動
指令については、それぞれブーム用縮小側、ブーム用伸
長側、スティック用伸長側、スティック用縮小側、オフ
セット用縮小側の電磁比例減圧弁28、29、31、3
4、30に対し、出力用弁路を閉じるようソレノイド非
励磁指令を出力する。ここで、前記ブーム下降、ブーム
上昇、左オフセットの作動指令は、ブーム下降、ブーム
上昇、左オフセットの操作がそれぞれなされている状態
で出力されるため、電磁比例減圧弁28、29、30の
出力用弁路が開くと、パイロットバルブ21A、21
B、22Aから出力されたパイロット圧油がコントロー
ルバルブパイロットポート17a、17b、18aに供
給される。一方、スティックアウトの作動指令は、ステ
ィックアウトの操作がなされていない状態で出力される
ため、パイロットバルブ23Aからのパイロット圧油の
出力はないが、該パイロットバルブ23Aからパイロッ
ト圧油が出力されていない状態では、前述したようにス
ティック用縮小側パイロット油路に設けられた切換弁3
3が第一位置Xに位置しているため、パイロットポンプ
油路Pからのパイロット圧油が、上記第一位置Xの切換
弁33、電磁比例減圧弁34を経由してコントロールバ
ルブパイロットポート19aに供給される。
【0018】そしてまず、フロント・サイド部干渉防止
領域において、作業部5が干渉防止領域Hの外側境界線
部に達したときの制御について図5に基づいて説明する
と、ブーム下降の操作が単独でなされている場合には、
ブーム下降およびスティックアウトの作動指令が出力さ
れる。これにより、スティック8をアウトさせて作業部
5が干渉防止領域内Hに侵入することを回避しながら、
ブーム下降の作動を継続することができる。この場合、
作業部5は、干渉防止領域Hの外側境界線部に略沿うよ
うにして下降する。スティックインの操作が単独でなさ
れている場合には、スティックイン停止の作動指令が出
力され、また、左オフセットの操作が単独でなされてい
る場合には、左オフセット停止の作動指令が出力され
る。ブーム下降およびスティックインの操作が複合でな
されている場合には、ブーム下降およびスティックアウ
トの作動指令が出力され、また、ブーム下降および左オ
フセットの操作が複合でなされている場合には、ブーム
下降、スティックアウトおよび左オフセットの作動指令
が出力され、また、スティックインおよび左オフセット
の操作が複合でなされている場合には、スティックアウ
トおよび左オフセットの作動指令が出力され、さらに、
ブーム下降、スティックインおよび左オフセットの操作
が複合でなされている場合には、ブーム下降、スティッ
クアウトおよび左オフセットの作動指令が出力される。
これにより、スティック8をアウトさせて作業部5が干
渉防止領域内Hに侵入することを回避しながら、ブーム
下降、左オフセットの作動を継続することができる。こ
の場合、作業部5は、干渉防止領域Hの外側境界線部に
略沿うようにして移動する。ブーム上昇の操作が単独で
なされている場合には、ブーム上昇およびスティックア
ウトの作動指令が出力される。これにより、スティック
8をアウトさせて作業部5が干渉防止領域内Hに侵入す
ることを回避しながら、ブーム上昇の作動を継続するこ
とができる。この場合、作業部5は、干渉防止領域Hの
外側境界線部に略沿うようにして移動する。ブーム上昇
およびスティックインの操作が複合でなされている場合
には、ブーム上昇およびスティックアウトの作動指令が
出力され、また、ブーム上昇および左オフセットの操作
が複合でなされている場合には、ブーム上昇、スティッ
クアウトおよび左オフセットの作動指令が出力され、さ
らに、ブーム上昇、スティックインおよび左オフセット
の操作が複合でなされている場合には、ブーム上昇、ス
ティックアウトおよび左オフセットの作動指令が出力さ
れる。これにより、スティック8をアウトさせて作業部
5が干渉防止領域内Hに侵入することを回避しながら、
ブーム上昇、左オフセットの作動を継続することができ
る。この場合、作業部5は、干渉防止領域Hの外側境界
線部に沿うようにして移動する。また、このフロント・
サイド部干渉防止領域の制御において、スティックアウ
トの操作が単独または前述した各操作と複合してなされ
た場合(スティックアウトの操作とスティックインの操
作とが同時になされることは、もちろん無い)は、ステ
ィックアウトの作動指令が単独または前記各作動指令と
併せて出力される。
【0019】次に、ルーフ部干渉防止領域において、作
業部5が干渉防止領域Hの外側境界線部に達したときの
制御について説明すると、ブーム下降の操作が単独でな
されている場合には、ブーム下降停止の作動指令が出力
され、スティックインの操作が単独でなされている場合
には、スティックイン停止の作動指令が出力され、ステ
ィックアウトの操作が単独でなされている場合には、ス
ティックアウト停止の作動指令が出力される。尚、前記
ブーム下降の操作が単独でなされている場合の作動指令
については、次に説明するブーム下降およびスティック
インの操作が複合でなされている場合のように、スティ
ック8の角度が仰角であるときにはブーム下降およびス
ティックアウトの作動指令を出力するように設定するこ
ともできる。このようにした場合には、スティック8を
アウトさせて作業部5が干渉防止領域内Hに侵入するこ
とを回避しながら、ブーム下降の作動を継続することが
できる。ブーム下降およびスティックインの操作が複合
でなされている場合には、スティック8の姿勢によりブ
ーム下降およびスティックアウトの作動指令、またはブ
ーム下降停止およびスティックイン停止の作動指令が出
力される。つまり、図6(A)に示す如く、スティック
8の揺動支点を通る垂直線Lに対しスティック8の角度
が仰角である場合には、ブーム下降およびスティックア
ウトの作動指令が出力され、これにより、スティック8
をアウトさせて作業部5が干渉防止領域内Hに侵入する
ことを回避しながら、ブーム下降の作動を継続すること
ができる。この場合、作業部5は、干渉防止領域Hの外
側境界線部に沿うようにして移動する。また、図6
(B)に示す如く、スティック8の揺動支点を通る垂直
線Lに対しスティック8の角度が俯角である場合には、
ブーム下降停止およびスティックイン停止の作動指令が
出力される。ブーム下降およびスティックアウトの操作
が複合でなされている場合には、ブーム下降停止および
スティックアウト停止の作動指令が出力される。また、
このルーフ部干渉防止領域の制御において、ブーム上昇
の操作がなされた場合には、ブーム上昇の作動指令が出
力され、また左オフセットの操作がなされた場合には、
左オフセットの作動指令が出力されるが、ブーム上昇、
左オフセットの操作が前述した各操作と複合してなされ
た場合(ブーム上昇の操作とブーム下降の操作とが同時
になされることは、もちろん無い)は、前記各作動と併
せてブーム上昇、左オフセットの作動指令が出力され
る。尚、前記フロント・サイド部干渉防止領域およびル
ーフ部干渉防止領域の何れの制御においても、右オフセ
ットおよびバケット9の作動は、前述したように干渉防
止制御に関与しないため、操作具の操作に対応した作動
が行なわれる。
【0020】叙述の如く構成されたものにおいて、作業
部5は、前述したように、干渉防止領域Hから所定間隔
以上離れている状態では、操作具の操作に対応して作動
するが、干渉防止領域Hの所定間隔以内に近づいた場合
には自動的に減速し、さらに干渉防止領域Hに達した場
合には、操作具の操作状態や作業部5の姿勢に対応し
て、自動的に停止するか、あるいはスティック8が自動
的にアウトして作業部5が干渉防止領域Hに侵入するこ
とを回避しながらブーム3の下降および上昇、左オフセ
ットの作動を続行できることになる。
【0021】この結果、例えばブーム下降の操作をして
いるときに作業部5が干渉防止領域Hに達した場合、ス
ティック8が自動的にアウトして干渉防止領域Hを回避
しながらブーム6の下降作動が続行されることになっ
て、従来のように作業が停止してしまうようなことがな
く、作業能率が向上する。
【0022】しかもこのものは、スティック8を自動的
にアウトさせることのみで干渉防止領域Hを回避しなが
ら作業を続行できる構成となっているから、作業部5に
設けられる油圧アクチュエータのうちスティック用シリ
ンダ12の回路のみにシリンダが自動的に縮小するため
の回路を組み込めば良いことになって、回路の簡略化が
計れ、コストアップの抑制に寄与できる。
【0023】さらに、前記スティック用シリンダ12の
回路に組込まれるシリンダが自動的に縮小するための回
路は、スティック用縮小側パイロット油路に組込まれる
ことになるが、この場合、パイロットバルブ23Aから
出力されるパイロット圧油と、パイロットポンプ油路P
からのパイロット圧油との何れか一方を切換弁33で選
択し、該選択されたパイロット圧油を、制御部32から
の指令で作動する電磁比例減圧弁34に供給する構成と
なっているから、従来のシリンダを自動的に停止させる
ための回路に対し、高価な電磁比例減圧弁を追加する必
要がなく、切換弁33とパイロットポンプ油路Pを設け
るだけで良いことになって、更なるコストアップの抑制
に寄与できる。
【0024】尚、本発明は上記実施の形態に限定されな
いことは勿論であって、上記実施の形態では、切換弁3
3は、パイロットポート33fにパイロット圧油が供給
されることで第一位置Xから第二位置Yに切換わる構成
となっているが、この切換弁を、制御部からのソレノイ
ド励磁指令に基づいて第一位置から第二位置に切換わる
電磁弁とし、そしてスティック用縮小側圧力センサから
の検知信号が制御部に入力された場合に、制御部からソ
レノイド励磁指令を出力して切換弁を第二位置に切換え
る構成にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】フロントブームを左右揺動させた状態を示す油
圧ショベルの平面図である。
【図3】油圧アクチュエータの油圧制御回路図である。
【図4】干渉防止制御の制御手順を示すブロック図であ
る。
【図5】干渉防止制御の制御指令を示す表図である。
【図6】(A)はスティックの角度が仰角である場合、
(B)はスティックの角度が俯角である場合を示す図で
ある。
【図7】従来例を示す油圧アクチュエータの油圧制御回
路図である。
【符号の説明】
4 キャブ 5 作業部 10 ブーム用シリンダ 11 オフセット用シリンダ 12 スティック用シリンダ 17 ブーム用コントロールバルブ 18 オフセット用コントロールバルブ 19 スティック用コントロールバルブ 21A ブーム用縮小側パイロットバルブ 21B ブーム用伸長側パイロットバルブ 22A オフセット用縮小側パイロットバルブ 23A スティック用縮小側パイロットバルブ 23B スティック用伸長側パイロットバルブ 28 ブーム用縮小側電磁比例減圧弁 29 ブーム用伸長側電磁比例減圧弁 30 オフセット用縮小側電磁比例減圧弁 31 スティック用伸長側電磁比例減圧弁 32 制御部 33 切換弁 34 スティック用縮小側電磁比例減圧弁 H 干渉防止領域 P パイロットポンプ油路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業部を移動させるべく作動する油圧ア
    クチュエータと、該油圧アクチュエータへの圧油供給制
    御を行うためのパイロット式のコントロールバルブとを
    備えてなる作業用機械の油圧制御回路に、 制御部からの指令に基づいて前記コントロールバルブへ
    のパイロット圧油の供給制御を行う制御弁と、 操作具操作に基づいて前記制御弁にパイロット圧油を出
    力するパイロットバルブと、 パイロット油圧源から前記パイロットバルブを経由する
    ことなく制御弁にパイロット圧油を供給できるパイロッ
    トポンプ油路と、 操作具操作がなされている状態ではパイロットバルブか
    ら出力されたパイロット圧油を制御弁に供給し、操作具
    操作がなされていない状態ではパイロットポンプ油路か
    らのパイロット圧油を制御弁に供給する切換弁とを設
    け、 さらに前記制御部には、作業部の姿勢を検出する姿勢検
    出手段からの入力信号に基づいて作業部が予め設定され
    る干渉防止領域に侵入したか否かを判断する判断手段
    と、該判断手段により作業部が前記干渉防止領域内に侵
    入したと判断されたとき、前記制御弁に対し、作業部が
    干渉防止領域から遠ざかる方向のパイロット圧油をコン
    トロールバルブに供給するよう制御指令を出力する干渉
    防止制御手段とを設けた作業用機械の油圧制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、作業部を移動せしめ
    る油圧アクチュエータとして、上下および左右揺動自在
    なオフセット型のブームを上下揺動させるためのブーム
    上下用シリンダと、左右揺動させるためのブーム左右用
    シリンダと、ブームの先端部に前後揺動自在に支持され
    るスティックを前後揺動させるためのスティック用シリ
    ンダとを備え、そして該スティック用シリンダのコント
    ロールバルブにスティックを干渉防止領域から遠ざける
    方向のパイロット圧油を供給する油路に、前記制御弁、
    パイロットバルブ、パイロットポンプ油路および切換弁
    を設け、さらにブーム上下用シリンダ、ブーム左右用シ
    リンダ、およびスティック用シリンダの各コントロール
    バルブにブームまたはスティックが干渉防止領域に近づ
    く方向のパイロット圧油を供給する各油路に、制御弁お
    よびパイロットバルブを設けた作業用機械の油圧制御回
    路。
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