JPH11279759A - スパッタ形状シミュレーション方法 - Google Patents

スパッタ形状シミュレーション方法

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JPH11279759A
JPH11279759A JP8001898A JP8001898A JPH11279759A JP H11279759 A JPH11279759 A JP H11279759A JP 8001898 A JP8001898 A JP 8001898A JP 8001898 A JP8001898 A JP 8001898A JP H11279759 A JPH11279759 A JP H11279759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計算時間を短縮することができるスパッタ形
状シミュレーション方法を提供する。 【解決手段】 半導体プロセスにおけるスパッタ形状シ
ミュレーション方法において、モンテカルロ法で計算し
た3次元の粒子軌道を2次元に投影した角度でソーティ
ングし、シャドウ判定点の水平軸方向となす角度から明
らかにシャドウが起こる粒子以外を選択して形状計算す
る。そして、選択した粒子軌道についてのみ擬似3次元
シャドウ判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造工
程におけるスパッタ工程において、半導体基板上にスパ
ッタにより形成される膜の形状をシミュレーションする
スパッタ形状シミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスパッタ形状シミュレーション方
法の一例が、特開平09−015101号公報及び19
96年に日本応用物理学会から発行されたSISPAD96 Tec
hnicalDigestの第77頁乃至第78頁に掲載された"A Pract
ical Sputter Equipment Simulation System for Alumi
num Including Surface Diffusion Model"と題するH.Ya
madaによる論文に記載されている。
【0003】図3は、この従来のスパッタ形状シミュレ
ーション方法を示す図である。このシミュレーション方
法は、フラックスを形状に向ける手段と、フラックスが
シャドウされるかどうかを判定する手段と、シャドウさ
れない場合に形状点を移動する手段とから構成されてい
る。
【0004】このような構成を有する従来のスパッタ形
状シミュレーションシステムはつぎのように動作する。
即ち、モンテカルロ法で計算したスパッタ粒子の軌道か
ら、次のように擬似3次元的にシャドウ判定を行い膜成
長を計算する。先ず、コンタクトホール中心線で切断
して得られる外形線の各座標点をつなげたストリングデ
ータを作成し、コンタクトホール形状をモデル化する。
形状を構成する座標点のうち、膜成長を計算しようと
する座標点を一つ選択し、その点にモンテカルロ法で計
算したスパッタ粒子の軌道を向ける。シャドウ判定す
る形状点を一つ選びだし、この点とコンタクトホール対
称軸との距離を計算する。シャドウ判定する形状点を
含む水平面と軌道との交点を計算し、交点とコンタクト
ホール対称軸との距離が、シャドウ判定する形状点とコ
ンタクトホール対称軸との距離よりも大きいときには、
シャドウ効果により粒子が入射されないとする。シャ
ドウ効果が生じない場合には、その軌道の入射方向に膜
成長を計算しようとする座評点を移動する。前記〜
の操作により全ての形状点でシャドウ判定を行う。
前記〜の操作により全ての形状点で膜成長を計算す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術においては、シャドウにより、ほとんどのスパッ
タ粒子が膜成長に寄与しない場合でも、全てのスパッタ
粒子の軌道についてシャドウ判定を行っているために、
モンテカルロ粒子が膜成長に寄与するか否かのシャドウ
判定に多くの計算時間がかかるという問題点がある。ま
た、上記公報以外にも、特開平6−52269号公報、
特開平8−171549号公報、特開平8−27408
4号公報に形状シミュレーション方法が開示されている
が、これらの公知技術においても、長時間の計算時間が
必要であるという欠点がある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、計算時間を短縮することができるスパッタ
形状シミュレーション方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスパッタ形
状シミュレーション方法は、半導体プロセスにおけるス
パッタ形状シミュレーション方法において、モンテカル
ロ法で計算した3次元の粒子軌道を2次元に投影した角
度でソーティングする工程と、シャドウ判定点の水平軸
方向となす角度から明らかにシャドウが起こる粒子以外
を選択して形状計算する工程と、選択した粒子軌道につ
いてのみ擬似3次元シャドウ判定を行う工程とを有する
ことを特徴とする。
【0008】本発明に係る他のスパッタ形状シミュレー
ション方法は、モンテカルロ法で計算したスパッタ粒子
の軌道をXZ平面に投影し、X軸となす角度θxが小さ
い順にソートする工程と、モンテカルロ法で計算したス
パッタ粒子の軌道をYZ平面に投影し、Y軸となす角度
θyが小さい順にソートする工程と、XZ平面でコンタ
クトホール中心線で切断して得られる外形線の各座標点
を結ぶストリングデータを作成しコンタクトホール形状
をモデル化する工程と、YZ平面上で成長する座標点と
下地形状の上部端を結ぶ直線がY軸となす角度θを計算
する工程と、スパッタ粒子の軌道の中からθ3≦θy≦
π−θ3となるスパッタ粒子の軌道を選択する工程と、
シャドウ判定する座標点を一つ選択しこの点とコンタク
トホール対称軸との間の距離Rを計算する工程と、XZ
平面上で成長する形状点とシャドウを判定する形状点と
を結ぶ直線がX軸となす角度θ1と成長する形状点とシ
ャドウを判定する形状点の軸対称な点を結ぶ直線がX軸
となす角度θ2を計算する工程と、θ1≦θx≦θ2と
なるスパッタ粒子の軌道を選択する工程と、選択したス
パッタ粒子の内の一つを膜成長を計算しようとする座標
点に向ける工程と、シャドウ判定する座標点を含む水平
面とスパッタ粒子の軌道の交点と対称軸との距離rを計
算する工程と、シャドウ判定する座標点とコンタクトホ
ール対称軸との距離Rよりもシャドウ判定面とスパッタ
粒子の軌道の交点と対称軸との距離rが大きい場合は膜
成長は計算せずr<Rの場合は軌道の入射方向に膜成長
を計算しようとする座標点を移動して膜成長を計算する
工程とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付の図面を参照して具体的に説明する。図1及び図2は
本発明の第1実施例方法を示すフローチャート図であ
る。また、図3及び図4はビアホールのXZ平面2次元
断面図、図5及び図6は夫々モンテカルロ法で計算した
スパッタ粒子の軌道のXZ平面及びYZ平面への投影デ
ータの模式図、図7は擬似3次元シャドウ判定の模式図
である。
【0010】先ず、モンテカルロ法で計算したスパッタ
粒子の軌道をXZ平面に投影し、X軸となす角度θxが
小さい順にソートする(ステップ101)。即ち、モン
テカルロ法で計算したスパッタ粒子の軌道のXZ平面へ
の投影がX軸となす角度θxに応じてソートする。スパ
ッタ粒子の軌道のモンテカルロ法で計算したスパッタ粒
子の3次元の各軌道をXZ平面へ投影したベクトルを とし、X軸方向の単位ベクトル となす角度θxを下記数式1により計算する。
【0011】
【数1】
【0012】全ての軌道について角度θxを計算した
後、小さい順にソーティングを行い、小さい順番に番号
をつけ、配列に格納する。即ち、スパッタ粒子の軌道デ
ータのうち1つを無作為に選択し、θxをデータ配列に
格納し、変数Nに1を、変数Mに1を夫々代入する。次
に、次のスパッタ粒子の軌道の角度θxを、N番目のデ
ータのθxの値と比較し、大きい場合はN以上のデータ
総数を新たなMとして、偶数のMには下記数式2を適用
し、奇数のMには下記数式4を適用する。一方、スパッ
タ粒子の軌道の角度θxがN番目のデータのθxの値よ
り小さい場合は、N以下のデータ総数を新たなMとし
て、偶数のMには数式3を適用し、奇数のMには数式5
を適用し、新たなNを計算する。
【0013】
【数2】N=N+1/2×M
【0014】
【数3】N=N―1/2×M
【0015】
【数4】N=N+1/2×(M―1)
【0016】
【数5】N=N―1/2×(M―1) これを、M=1になるまで継続し、そのときのNのデー
タより大きい場合はNとN+1の間に、Nのデータより
小さい場合にはNの一つ手前に、次のスパッタ粒子のデ
ータを格納する。以上の手順により、全てのスパッタ粒
子をθxの小さい順にデータ配列に格納する。
【0017】次いで、モンテカルロ法で計算したスパッ
タ粒子の軌道をYZ平面に投影し、Y軸となす角度θy
が小さい順にソートする(ステップ102)。即ち、モ
ンテカルロ法で計算したスパッタ粒子の軌道のYZ平面
への投影がY軸となす角度に応じてソートする。3次元
軌道のYZ平面へ投影したベクトルを とし、Y軸方向の単位ベクトル となす角度θyを下記数式6により計算する。
【0018】
【数6】
【0019】全ての軌道について角度θyを計算した
ら、小さい順にソーティングを行い、小さい順番に番号
をつけ配列に格納する。このときのソーティングの手順
は、数式2乃至4を使用したθxのソーティングの手順
と全く同じである。
【0020】その後、ウエハ半径方向XZ平面で、コン
タクトホール中心線で切断して得られる外形線の各座標
点を結ぶストリングデータを作成し、コンタクトホール
形状をモデル化する(ステップ103)。即ち、コンタ
クトホールのXZ平面での断面形状をモデル化する。図
7に示すようなXZ平面に含まれるようなコンタクトホ
ール中心線で切断して得られる外形線の各座標点を結ぶ
ストリングデータを作成し、コンタクトホール形状をモ
デル化する。
【0021】そして、図7に示すような形状を構成する
座標点のうち、膜成長を計算しようとする座標点を一つ
選択する(ステップ104)。
【0022】次いで、YZ平面上で、膜成長する形状点
と下地形状の上部端を結ぶ直線がY軸となす角度θ3を
計算する(ステップ105)。即ち、YZ平面上で、膜
成長する座標点と下地形状の上部端を結ぶ直線がY軸と
なす角度を計算する。図4に示すように、YZ平面で、
膜成長させる座標点を起点として、下地形状の上部端の
点へ向かうベクトルを とし、Y軸方向の単位ベクトルを として、角度θ3を下記数式7により計算する。
【0023】
【数7】
【0024】次に、スパッタ粒子の軌道の中からθ3≦
θy≦π−θ3となるスパッタ粒子の軌道を選択する
(ステップ106)。即ち、θ3以上、π−θ3以下の
θyをもつスパッタ粒子の軌道を選択する。図6に示す
ように、YZ平面でのソートされたスパッタ粒子の軌道
データの中から、θyがバイナリソートにより、θ3以
上且つπ―θ3以下の粒子を選択する。具体的には、数
式2乃至5を使用してθyをソーティングするときと同
じ手順によって、θ3のスパッタ粒子のYZ平面上への
投影データをθyでソーティングした配列上での位置を
特定し、θy≧θ3であって、θyがθ3に一番近いデ
ータの番号をNminとし、同様な手順により、θx≦
π−θ3であって、θyがθ3に一番近いデータの番号
をNmaxとし、格納されている番号NがNmin<N<Nma
xのデータを選択することで、θ3≦θx≦π−θ3と
なるスパッタ粒子の軌道を選択する。全ての粒子につい
てθy<θ3又はθy>π−θ3である場合は全ての粒
子でシャドウが起こるとする。
【0025】次に、シャドウ判定する座標点を一つ選択
し、この点とコンタクトホール対称軸との間の距離Rを
計算する(ステップ107)。図7に示すように、シャ
ドウ判定する座標点(Xshadow,0,Zshadow)を一つ選
び、この点とコンタクトホール対称軸(0,0,Zshadow)と
の距離Rを下記数式8により計算する。
【0026】
【数8】R2=Xshadow2 その後、XZ平面上で、成長する形状点とシャドウを判
定する形状点とを結ぶ直線がX軸となす角度θ1と、成
長する形状点とシャドウを判定する形状点の軸対称な点
を結ぶ直線がX軸となす角度θ2を計算する(ステップ
108)。即ち、XZ平面上で、膜成長する座標点とシ
ャドウを判定する座標点及びシャドウを判定する座標点
の軸対称な点を結ぶ直線がX軸となす角度を夫々計算す
る。図3に示すように、成長させる点を起点としてシャ
ドウ判定をする点へ向かうベクトルを とし、X軸方向の単位ベクトルを として、角度θ1を下記数式9により求める。更に、膜
成長させる座標点を起点として、シャドウを判定する座
標点に軸対称な点へ向かうベクトルを とし、X軸方向の単位ベクトルを として、角度θ2を下記数式10により計算する。
【0027】
【数9】
【0028】
【数10】
【0029】次に、θ1≦θx≦θ2となるスパッタ粒
子の軌道を選択する(ステップ109)。図5に示すよ
うに、XZ平面でのソートされたスパッタ粒子の軌道デ
ータの中から、バイナリソートにより、θxがθ1以上
且つθ2以下の粒子を選択する。即ち、θ3≦θx≦θ
3となるスパッタ粒子の軌道を選択したときと同様の手
順により、θ1≦θx≦θ2となるスパッタ粒子の軌道
を選択する。
【0030】次に、選択したスパッタ粒子の内の一つ
を、膜成長を計算しようとする座標点に向ける(ステッ
プ110)。
【0031】次いで、シャドウ判定する座標点を含む水
平面とスパッタ粒子の軌道の交点と対称軸との距離rを
計算する(ステップ111)。即ち、シャドウ判定面で
のスパッタ粒子の軌道と対称軸との間の距離rを計算す
る。具体的には、図7に示すように、シャドウ判定する
形状点を含む水平面と軌道との交点(Xcr、Yc、Z
cr)を計算し、この交点とコンタクトホール対称軸
(0、0、Zcr)との距離rの2乗を下記数式11に
より計算する。
【0032】
【数11】r2=Xcr2+Ycr2 そして、シャドウ判定する座標点とコンタクトホール対
称軸との距離Rよりもシャドウ判定面とスパッタ粒子の
軌道の交点と対称軸との距離rが大きい場合は、シャド
ウ効果が起こるとして膜成長は計算しない判定をする
(ステップ112)。即ち、rがシャドウ判定する形状
点とコンタクトホール対称軸との距離Rよりも大きいと
きには、シャドウ効果により粒子が入射されないとする
擬似3次元的なシャドウ判定を行う。
【0033】シャドウ効果が生じない場合、即ち、r<
Rの場合には、その軌道の入射方向に膜成長を計算しよ
うとする座標点を移動して、膜成長を計算する(ステッ
プ113)。即ち、シャドウ効果が生じない場合には、
その軌道の入射方向に膜成長を計算しようとする座標点
を移動して、膜成長を計算する。
【0034】そして、ステップ110〜ステップ113
の操作により、全ての選択したスパッタ粒子の軌道につ
いて、シャドウ効果が生じる場合は擬似3次元的なシャ
ドウ判定を行い、シャドウ効果が起こらない場合は膜成
長を計算する(ステップ114)。
【0035】また、ステップ107〜ステップ113の
操作により、全ての形状を構成する座標点でシャドウ判
定を行う(ステップ115)。
【0036】このようにして、ステップ104〜ステッ
プ113の操作により、全ての形状を構成する座標点で
膜成長を計算する(ステップ116)。
【0037】本実施例においては、3次元スパッタ粒子
軌道を2次元平面に投影し、明らかにシャドウされる粒
子を2次元的にシャドウを判定し、粒子数に比例して計
算時間のかかる3次元シャドウ判定の回数を減少させた
ので、例えば、cos分布をもつスパッタ粒子が、高さ
の半分の間隔の座標点で形状を表現したアスペクト比2
のコンタクトホールに入射するとき、入射するスパッタ
粒子のうち、コンタクトホール底部の座標点に到達する
ものの16%、コンタクトホール高さの半分の座標点に
到達するものの49%、コンタクトホール上面の座標点
に到達するものの100%の粒子を擬似3次元シャドウ
判定を行う前に選択できる。このため、粒子の個数に比
例する擬似3次元シャドウ判定の計算時間は55%
((16+49+100)/(100+100+10
0)×100)に削減できる。このように、擬似3次元
シャドウ判定にかかる計算時間を約半分に短縮できる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について図8
を参照して説明する。本実施例は、先ず、モンテカルロ
法で抽出したスパッタ粒子の軌道をソートした際に、各
範囲での軌道データの数が全体の10%程度になるよう
に、グループ分けを行う。
【0039】次に、2次元的なデータのシャドウ判定を
する際に用いるθmin、θmaxに挟まれる範囲を特
定する際に、まず、θmin、θmaxが含まれるグル
ープmin、及びグループmaxを特定する。この際、
対称とするグループは、前回の膜成長点のシャドウ判定
で特定したグループの境界で判定し、範囲外のときには
前回特定した隣のグループに入るとする。
【0040】更に、グループmin内でθminの、ま
た、グループmax内でθmaxの、バイナリソートを
夫々行い、θmin、θmaxのデータの位置を決定す
る。以下、第1の実施例と同様に、選択したスパッタ粒
子の軌道データを用いて、膜成長を計算する。
【0041】第2の実施例に特有の効果は、例えば10
00個のデータを第1の実施例でバイナリソートする場
合には10回の判定が必要であるが、第2の実施例にお
いては、グループの判定に2回、グループ内での判定に
7回の計9回の判定によって、θmin、θmaxの位
置を特定し、θmin≦θ≦θmaxのデータを選択す
ることができ、バイナリソートにかかる計算時間を9割
に、バイナリソートにかかる計算時間を全体の1割とす
ると、全体の計算時間を1%削減できる。これは、角度
によってソーティングを行ったときに、全体の1割程度
の個数を含むグループに分割し、θの位置の検索の際、
前回の選択の前後のグループのみを使って計算するため
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
3次元スパッタ粒子軌道を2次元平面に投影し、明らか
にシャドウされる粒子を2次元的にシャドウを判定し、
粒子数に比例して計算時間のかかる3次元シャドウ判定
の回数を減少させたので,擬似3次元シャドウ判定にか
かる計算時間を著しく短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例方法の前半を示すフローチ
ャート図である。
【図2】本発明の第1実施例方法の後半を示すフローチ
ャート図である。
【図3】ビアホールの2次元断面図である。
【図4】同じくビアホールの2次元断面図である。
【図5】スパッタ粒子の軌道の2次元平面への投影デー
タの模式図である。
【図6】スパッタ粒子の軌道の2次元平面への投影デー
タの模式図である。
【図7】疑似3次元シャドウ判定の模式図である。
【図8】本発明の第2実施例方法におけるスパッタ粒子
の軌道の2次元平面への投影データを示す模式図であ
る。
【符号の説明】 101〜116:ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体プロセスにおけるスパッタ形状シ
    ミュレーション方法において、モンテカルロ法で計算し
    た3次元の粒子軌道を2次元に投影した角度でソーティ
    ングする工程と、シャドウ判定点の水平軸方向となす角
    度から明らかにシャドウが起こる粒子以外を選択して形
    状計算する工程と、選択した粒子軌道についてのみ擬似
    3次元シャドウ判定を行う工程とを有することを特徴と
    するスパッタ形状シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 モンテカルロ法で計算したスパッタ粒子
    の軌道をXZ平面に投影し、X軸となす角度θxが小さ
    い順にソートする工程と、モンテカルロ法で計算したス
    パッタ粒子の軌道をYZ平面に投影し、Y軸となす角度
    θyが小さい順にソートする工程と、XZ平面でコンタ
    クトホール中心線で切断して得られる外形線の各座標点
    を結ぶストリングデータを作成しコンタクトホール形状
    をモデル化する工程と、YZ平面上で成長する座標点と
    下地形状の上部端を結ぶ直線がY軸となす角度θを計算
    する工程と、スパッタ粒子の軌道の中からθ3≦θy≦
    π−θ3となるスパッタ粒子の軌道を選択する工程と、
    シャドウ判定する座標点を一つ選択しこの点とコンタク
    トホール対称軸との間の距離Rを計算する工程と、XZ
    平面上で成長する形状点とシャドウを判定する形状点と
    を結ぶ直線がX軸となす角度θ1と成長する形状点とシ
    ャドウを判定する形状点の軸対称な点を結ぶ直線がX軸
    となす角度θ2を計算する工程と、θ1≦θx≦θ2と
    なるスパッタ粒子の軌道を選択する工程と、選択したス
    パッタ粒子の内の一つを膜成長を計算しようとする座標
    点に向ける工程と、シャドウ判定する座標点を含む水平
    面とスパッタ粒子の軌道の交点と対称軸との距離rを計
    算する工程と、シャドウ判定する座標点とコンタクトホ
    ール対称軸との距離Rよりもシャドウ判定面とスパッタ
    粒子の軌道の交点と対称軸との距離rが大きい場合は膜
    成長は計算せずr<Rの場合は軌道の入射方向に膜成長
    を計算しようとする座標点を移動して膜成長を計算する
    工程とを有することを特徴とするスパッタ形状シミュレ
    ーション方法。
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