JPH11279005A - 節足動物寄生虫による攻撃と侵襲に対して動物およびヒトを保護するための1,4―ジアリ―ル―3―フルオロ―2―ブテン化合物 - Google Patents

節足動物寄生虫による攻撃と侵襲に対して動物およびヒトを保護するための1,4―ジアリ―ル―3―フルオロ―2―ブテン化合物

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JPH11279005A
JPH11279005A JP11015965A JP1596599A JPH11279005A JP H11279005 A JPH11279005 A JP H11279005A JP 11015965 A JP11015965 A JP 11015965A JP 1596599 A JP1596599 A JP 1596599A JP H11279005 A JPH11279005 A JP H11279005A
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JP11015965A
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Mary Ehlers Doscher
メアリー・エーラーズ・ドシヤー
Kathleen Heaney
キヤスリーン・ヒーニイ
Kurt Allen Schwinghammer
カート・アレン・シユウイングハマー
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American Cyanamid Co
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N31/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic oxygen or sulfur compounds
    • A01N31/04Oxygen or sulfur attached to an aliphatic side-chain of a carbocyclic ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 節足動物寄生虫の防除のための組成物に関す
る。 【解決手段】 構造式I 具体的には、例えば1−(p−クロロフェニル)−1−
[2−フルオロ−3−(4−フルオロ−3−フェノキシ
フェニル)プロペニル]シクロプロパンで表わされる化
合物を、動物、ヒトまたはそれらの環境に投与するか適
用することによって、節足動物寄生虫の防除、または該
寄生虫による侵襲および寄生から、動物およびヒトを治
療し、そして動物およびヒトを予防し、そして保護する
ための方法および組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】節足動物および腸内寄生虫は、毎年、数
億ドルの世界規模の経済的損失を惹起する。特に、ハ
エ、ノミ、シラミ、カ、ブヨ、ダニ(mite)、マダ
ニ(tick)および蠕虫は、家畜や伴侶動物分野に対
して甚大な損害を引き起こす。また、節足動物寄生虫
は、ヒトにとって迷惑であり、そしてヒトや動物におい
て病原菌を媒介することもできる。
【0002】今日、市販の殺寄生虫剤(parasit
icide)を入手できるにもかかわらず、なお、ヒ
ト、家畜および伴侶動物への損害が発生する。したがっ
て、新規な、より有効な殺寄生虫剤を創生すべく研究が
進行中である。
【0003】白バエを防除するのに有用であるある種の
1,4−ジアリール−3−フルオロ−2−ブテン化合物
が、WO97/16067に開示されている。そして土壌殺虫剤
として有用であるある種のフルオロオレフィン化合物
が、WO94/06741に開示されている。しかしながら、W
O97/16067もWO94/06741も、節足動物寄生虫による攻
撃と侵襲から動物やヒトを保護する方法については何も
記述していない。
【0004】米国特許第5,248,834号は、総括的に、医
療領域を含むいくつかの領域において有害生物(pes
t)を防除するために使用できるある種のフルオロオレ
フィン化合物を開示している。しかしながら、その特許
は、いかなるフルオロオレフィン化合物であるかを具体
的には記述していない。
【0005】英国特許出願公開第2,288,803号は、医療
領域を含むいくつかの領域において有害生物を防除する
ために使用できる可能性のあるある種のフルオロオレフ
ィン化合物を開示している。しかしながら、その特許出
願は、フルオロオレフィン化合物が、土壌殺虫剤として
特に有用であることを開示しているので、医療用途とは
異なる教示である。
【0006】それ故、本発明の目的は、動物およびヒト
を治療する方法、および節足動物寄生虫を防除する方
法、そして節足動物寄生虫による侵襲(infesta
tion)および感染(infection)から動物
およびヒトを予防し、保護する方法を提供することであ
る。
【0007】また、本発明の目的は、動物およびヒトを
治療するための組成物、および節足動物寄生虫を防除す
るための組成物、そして節足動物寄生虫による侵襲およ
び感染から動物およびヒトを予防し、保護するための組
成物を提供することである。
【0008】本発明のこれらの目的および他の目的は、
以降に記述されるそれらの詳細な説明から一層明らかに
なるであろう。
【0009】
【発明の構成】本発明は、節足動物寄生虫を防除、また
は該寄生虫による侵襲および寄生から、動物およびヒト
を予防し、そして保護するための処置方法であって、下
記構造式Iをもつ1,4−ジアリール−3−フルオロ−
2−ブテン化合物またはその光学異性体の殺寄生虫的に
有効な量を、動物、ヒトまたはそれらの環境に投与する
か適用することを含んでなる方法を提供する。
【0010】
【化3】 式中、Rは、水素もしくはC1−C4アルキルであり、そ
してR1は、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル
もしくはシクロプロピルであるか、またはRおよびR1
は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロ
プロピル基を形成し;Arは、独立して、ハロゲン原
子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C
1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基
から選ばれる3個までの基により、場合によっては置換
されているフェニルであるか、あるいは独立して、ハロ
ゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル
基、C 1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコ
キシ基から選ばれる3個までの基により、場合によって
は置換されている1−または2−ナフチルであり;そし
てAr1は、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキ
ル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基
もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個ま
での基により、場合によっては置換されているフェノキ
シフェニル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキ
ル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基
もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個ま
での基により、場合によっては置換されているフェニ
ル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C
1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくは
1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基に
より、場合によっては置換されているビフェニル、独立
して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4
ロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4
ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基により、場
合によっては置換されているベンジルフェニル、あるい
は独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1
−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくは
1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基に
より、場合によっては置換されているベンゾイルフェニ
ルであり、そして二重結合に関する基ArCRR1−お
よび−CH2Ar1の立体配置は、主として、相互にトラ
ンスである。
【0011】また、本発明は、節足動物寄生虫を防除ま
たは該寄生虫による侵襲および感染から、動物およびヒ
トを予防し、そして保護するための組成物を提供する。
本発明の組成物は、農学的または薬物学的に許容できる
キャリヤーおよび式I化合物の節足動物殺寄生虫的に有
効量を含有する。有利には、本発明の1,4−ジアリー
ル−3−フルオロ−2−ブテン化合物、およびそれらを
含有する組成物は、本発明の実施において、特に、ハ
エ、ノミ、シラミ、カ、ブヨ、ダニおよびマダニによる
侵襲および感染に対して有用であることが見い出され
た。
【0012】本発明の方法および組成物において有用で
ある1,4−ジアリール−3−フルオロ−2−ブテン
は、構造式Iをもつ。
【0013】
【化4】 [式中、R,R1,ArおよびAr1は、式Iについて先
に記述されたとおりである]。
【0014】本発明の方法および組成物における使用の
ために好適な式I化合物は、次の場合の化合物である。
【0015】式中のRは、水素であり、そしてR1は、
イソプロピル、トリフルオロメチルもしくはシクロプロ
ピルであるか、またはRおよびR1が、メチルである
か、またはRおよびR1が、それらが結合する炭素原子
と一緒になって、シクロプロピル基を形成し;Arが、
独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1
4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基もしくはC1
−C4ハロアルコキシ基から選ばれる3個までの基によ
り、場合によっては置換されているフェニルであり;そ
してAr1が、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アル
キル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ
基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個
までの基により、場合によっては置換されている3−フ
ェノキシフェニル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4
アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコ
キシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる
5個までの基により、場合によっては置換されている3
−ビフェニル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アル
キル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ
基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個
までの基により、場合によっては置換されている3−ベ
ンジルフェニル、あるいは独立して、ハロゲン原子、C
1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4
アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選
ばれる5個までの基により、場合によっては置換されて
いる3−ベンゾイルフェニルである。
【0016】より好適な式I化合物は、次の場合の化合
物である。
【0017】Rが、水素であり、そしてR1が、イソプ
ロピル、トリフルオロメチルもしくはシクロプロピルで
あるか、またはRおよびR1が、メチルであるか、また
はRおよびR1が、それらが結合する炭素原子と一緒に
なって、シクロプロピル基を形成し;Arが、独立し
て、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロ
アルキル基、C1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4
ロアルコキシ基から選ばれる3個までの基により、場合
によっては置換されているフェニルであり;そしてAr
1が、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、
1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基もしく
はC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基
により、場合によっては置換されている3−フェノキシ
フェニルである。
【0018】本発明における使用のためのもっとも好適
な式I化合物は、次の場合の化合物である。
【0019】Rが、水素であり、そしてR1が、イソプ
ロピル、トリフルオロメチルもしくはシクロプロピルで
あるか、またはRおよびR1が、それらが結合する炭素
原子と一緒になって、シクロプロピル基を形成し;Ar
が、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、4−
(トリフルオロメトキシ)フェニルもしくは4−エトキ
シフェニルであり;そしてAr1が、4−フルオロ−3
−フェノキシフェニル、m−(p−フルオロフェノキ
シ)フェニル、4−フルオロ−3−(p−フルオロフェ
ノキシ)フェニルもしくは3−フェノキシフェニルであ
る。
【0020】節足動物寄生虫を防除または該寄生虫によ
る侵襲および感染から、動物およびヒトを治療し、予防
し、そして保護するために特に有用である1,4−ジア
リール−3−フルオロ−2−ブテン化合物は、なかんず
く、以下の化合物を包含する。
【0021】1−(p−クロロフェニル)−1−[2−
フルオロ−3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニ
ル)プロペニル]シクロプロパン,(Z)−;2,5,
5,5−テトラフルオロ−4−(p−フルオロフェニ
ル)−1−(m−フェノキシフェニル)−2−ペンテ
ン,(Z)−;4−(p−クロロフェニル)−2−フル
オロ−1−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)
−5−メチル−2−ヘキセン,(Z)−;1−[1−
(p−クロロフェニル)−3−フルオロ−4−(4−フ
ルオロ−3−フェノキシフェニル)−2−ブテニル]シ
クロプロパン,(Z)−;1−{1−(p−クロロフェ
ニル)−3−フルオロ−4−[4−フルオロ−3−(p
−フルオロフェノキシ)フェニル]−2−ブテニル}シ
クロプロパン,(Z)−;および1−[3−フルオロ−
4−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)−1−
[p−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−ブテ
ニル}シクロプロパン,(Z)−。
【0022】本発明の方法および組成物は、限定される
ものでないが、ノミ、マダニ、シラミ、カ、ブヨ、ハ
エ、サシバエ(biting fly)、ウマバエ(w
arble fly)、コケバエ(muscoid f
ly)、ヒツジダニ(sheep ked)、腸内蝿蛆
症および鼻内ボット症を起こす幼虫を含む蝿蛆症バエ幼
虫、ダニ、ツツガムシ、ならびにウシ、ヒツジ、ウマ、
シカ、ラクダ、ブタ、ヤギ、シロイタチ、ミンク、ウサ
ギ、両生類、爬虫類、魚類、鳥類、家禽、イヌおよびネ
コ、およびヒトを含む動物を刺したり(bitin
g)、吸ったり(sucking)、侵入したり(bu
rrowing)するその他の寄生虫を包含する節足動
物寄生虫による侵襲および感染に対して有用である。本
発明の方法および組成物は、特に、ハエ、ノミ、シラ
ミ、カ、ブヨ、ダニおよびマダニの防除およびこれらに
よる侵襲および感染から、動物およびヒトを治療し、予
防し、そして保護するために有用である。
【0023】1,4−ジアリール−3−フルオロ−2−
ブテン化合物は、目・中気門類(例えば鳥禽ダニ)のメ
ンバーを含む亜綱・アカリ(Acari)、亜目・前気門類
(例えばニキビダニ)、無気門類(例えばカイセンおよ
びヒゼンダニ)および陰気門類(例えば甲虫ダニ)を含
むアカリホルム(Acariformes)、そして科・イクソド
イデア(Ixodoidea)、イクソヂデ(Ixodidae)(例え
ばhard tick)およびアルガシデ(Argasida
e)(例えばsoft tick)のメンバーを含むダ
ニ類(Acarina)からの動物およびヒトの節足動物寄生
虫に対して有効である。
【0024】また、本化合物は、目・双翅類(Dipter
a)(シムリイデ(Simuliidae)、フレボトミネ(Phleb
otominae)、セラトポゴニデ(Ceratopogonidae)、ク
ルシデ(Culcidae)、ラギオニデ(Rhagionidae)、ア
テリシデ(Athericidae)、クロロピデ(Chloropida
e)、サルコファギデ(Sarcophagidae)、タバニデ(Ta
banidae)、ムシデ(Muscidae)、ヒポボシデ(Hippobo
scidae)およびカリフォリデ(Calliphoridae))、ノ
ミ類(属・クテノセファリデス(Ctenocephalides)、
エチドノファガ(Echidnophaga)、プレックス(Pule
x)およびクセノプシラ(Xenopsylla)、クテノセファ
リデス・フェリス(Ctenocephalides felis)のノミを
含む)、ハジラミ類(Mallophaga)(属・ボビコラ(Bo
vicola)、トリコデクテス(Trichodectes)およびダミ
リナ(Damilina)の刺す(biting)シラミを含
む)、シラミ類(Anoplura)(属・ハエマトピナス(Ha
ematopinus)、リノグナタス(Linognathus)およびソ
レノポテス(Solenopotes)の吸う(sucking)
シラミを含む)および半翅類(Hemiptera)のメンバー
を含む昆虫類の動物およびヒトの節足動物寄生虫に対し
て有効である。本化合物は、上記寄生虫の全生活段階の
間で有用である。
【0025】また、本発明の方法および組成物は、目・
二生類(Digenea)(例えばファシオーラ・ヘパチカ(F
asciola hepatica)のメンバーを含む綱・吸虫類(Trem
atoda);綱・コチロダ(Cotyloda)(例えばジフィロ
ボトリウム種(Diphyllobothrium spp.)およびスピロ
メトラ種(Spirometra spp.);綱・真正条虫類(Euces
toda)(例えばモニエジア種(Moniezia spp.),タル
ニア種(Talnia spp.)およびエチノコッカス種(Echin
ococcus spp.));および目・桿線虫類(Rhabditi
a)、円虫類(Strongylida)(例えばハエモンカス種
(Haemonchus spp.),オステルタジア種(Ostertagia
spp.),クーペリア種(Cooperia spp.)およびアンシ
クロストマ種(Ancyclostoma spp.))、 蟯虫類(Oxyur
ida)(例えば、オキシウリス種(Oxyuris spp.),回虫
類(Ascaridida)(例えば、トキサカラ種(Toxacara sp
p.))、旋尾線虫類(Spirurida)(例えば、ドラカン
クルス種(Dracunculus spp.)、テラジア種(Thelazia
spp.)、オンコセラ種(Onchocera spp.)およびジロ
フィラリア種(Dirofilaria spp.)、および有針類(En
oplida)(例えばトリキュリス種(Trichuris spp.))
のメンバーを含む綱・線虫類(Nematoda)からの腸内寄
生虫に対しても有用であろう。
【0026】式I化合物は、限定されないが、駆虫剤、
例えばベンズイミダゾール、ピペラジン、レバミソー
ル、ピランテル、プラジカンテル等;エンデクトサイド
(endectocide)、例えばアベルメクチン、
ミルベマイシン等;殺外部寄生虫剤、例えばクロルフェ
ナピルを含むアリールピロール、有機リン剤、カルバメ
ート、フィプロニルを含むγ−酪酸阻害剤、ピレスロイ
ド、スピノサッド、イミダクロプリド等;昆虫の成長調
整剤、例えばピリプロキシフェン、シロマジン等;およ
びキチンシンターゼ阻害剤、例えばフルフェノクスロン
を含むベンゾイル尿素、を含む1種以上の他の殺寄生虫
剤との組み合わせ物または結合物(conjuncti
on)において使用されてもよい。
【0027】また、式I化合物は、効力を増進し、スペ
クトルを拡大し、そして寄生虫防除のための慣用法を提
供するために、1種以上の他の慣用の相乗剤、例えばピ
ペロニルブトキシド、N−オクチルビシクロヘプタンジ
カルボキシイミド、ピリジン−2,5−ジカルボン酸ジ
プロピルおよび1,5a,6,9,9a,9b−ヘキサ
ヒドロ−4a(4H)−ジベンゾフランカルボキシアル
デヒドとの組み合わせ物または抱合物においても使用で
きる。
【0028】式I化合物は、局所的には、動物またはヒ
トの皮膚、毛皮、獣皮、羽毛もしくは毛髪に対して、振
りかけ剤、塗布剤、噴霧剤、浸漬剤、背面塗擦剤(ba
ck−rubber)、水和剤、粉剤、乳剤原液、水溶
剤、シャンプー、ペースト剤、フォーム剤、クリーム
剤、水溶液剤、懸濁剤もしくはゲル剤として適用され
る。そのような組成物は、一般に、活性化合物約0.1
ppm〜700,000ppmを含有する。さらに、本
化合物は、固形マトリックスの形態、例えばイアー・タ
グ、首輪もしくはメダルとして提供されてもよい。
【0029】また、式I化合物は、経口、胃内またはル
ーメン内に、水溶液剤、ペースト剤、ゲル剤、錠剤、大
型丸薬もしくは飲薬として投与されるか、または調合さ
れる飼料中にフィードプレミックスとして混合されても
よい。そのような投与は、腸内および体内蝿蛆症の防除
のため、そして処置される動物およびヒトの便および尿
中における寄生虫の発生を予防するために、特に有用で
ある。その上、式I化合物は、また、動物およびヒトに
対して非経口的に投与されてもよい。
【0030】また、式I化合物は、動物およびヒトが生
息している環境中に、噴霧剤、粉剤、餌料、固形マトリ
ックス、水溶液剤、水和剤、乳剤原液もしくは燻蒸剤と
して適用することができる。これらの環境は、これに限
定されないが、住居、庭、納屋、畜舎、犬舎、鳥小屋、
飼養地、きゅう舎、牛舎、事務所、作業場、食品製造工
場、酪農場、水産場、禽舎、動物園などを包含する。
【0031】動物、ヒトまたはそれらの環境に投与また
は適用される活性化合物の量は、特定の化合物、標的有
害生物、適用または投与方法、および治療される特定の
宿主に応じて変化するであろう。当業者は、殺有害生物
性の有効量がどれだけであるか、過度の実験なしに容易
に決定することができる。
【0032】本発明の方法および組成物、そしてそれら
の製造方法において有用である1,4−ジアリール−3
−フルオロ−2−ブテン化合物は、ドイツ特許出願公開
第2,288,803号;WO 94/06741;WO 97/16067;およ
び1997年6月19日出願の同時係属の米国特許出願番号
08/879,918に記述されている。
【0033】本発明のさらなる理解を容易にするため
に、先ず、次の実施例が、本発明のより特定の詳細を具
体的に説明する目的のために示めされる。本発明の範囲
は、実施例によって限定されることなく、請求の範囲に
定義される完全な内容を包含すべきである。
【0034】
【実施例】(実施例1)成熟ネコノミ、クテノセファリデス・フェリス(Ctenoc
ephalides felis)に対する試験化合物の評価 この試験は、成熟ネコノミに対する試験化合物の接触活
性を評価するために計画される。試験化合物を、100
%アセトン中300,100,10および1ppmに溶
解する。これらの各希釈液100μlを、ピペッターを
用いて20ml容ガラスのシンチレーションバイアルの
底に添加する。バイアルを、ヒュームフード下で15分
間乾燥させる。バイアルの底は、面積4.909cm2
である。各希釈液によって適用される試験化合物量は、
それぞれ6.2,2.0,0.2および0.02μg/
cm2に等しい。発生したばかりの成熟ネコノミを、C
2で麻酔させて動かなくし、そして鉗子を用いてシン
チレーションバイアル中に数えていれる。ノミ5匹を、
各バイアルに入れる。これらの試験は、化合物の1適用
割合当たり10〜15匹のノミになるように、2〜3並
列で実施される。死滅率測定は、ノミをバイアル中に入
れた後、4時間および24時間目に実施される。乱され
た時に動かないノミは、死んだとみなされる。次いで、
死滅率%を、各処置について計算する。
【0035】得られたデータを、表Iに記す。本発明の
評価に使用された化合物は、化合物番号を与えられ、そ
して名称で特定される。表Iのデータは、化合物番号で
報告される。
【0036】 化合物の評価 化合物番号 1 1−(p−クロロフェニル)−1−[2−フルオロ−3−(4−フル オロ−3−フェノキシフェニル)プロペニル]シクロプロパン,(Z)− 2 2,5,5,5−テトラフルオロ−4−(p−フルオロフェニル)− 1−(m−フェノキシフェニル)−2−ペンテン,(Z)− 3 4−(p−クロロフェニル)−2−フルオロ−5−メチル−1−(m −フェノキシフェニル)−2−ヘキセン,(Z)− 4 4−(p−クロロフェニル)−2−フルオロ−1−(4−フルオロ− 3−フェノキシフェニル)−5−メチル−2−ヘキセン, (Z)−および(E)−, (8:1) 5 2−フルオロ−4−(p−フルオロフェニル)−5−メチル−1− (m−フェノキシフェニル)−2−ヘキセン,(Z)− 6 4−(p−エトキシフェニル)−2−フルオロ−5−メチル−1− (m−フェノキシフェニル)−2−ヘキセン,(Z)− 7 1−[1−(p−クロロフェニル)−3−フルオロ−4−(4−フル オロ−3−フェノキシフェニル)−2−ブテニル]シクロプロパン,(Z )− 8 1−{1−(p−クロロフェニル)−3−フルオロ−4−[m−(p −フルオロフェノキシ)フェニル]−2−ブテニル}シクロプロパン, (Z)− 9 1−{1−(p−クロロフェニル)−3−フルオロ−4−[4−フル オロ−3−(p−フルオロフェノキシ)フェニル]−2−ブテニル}シク ロプロパン,(Z)− 10 1−{3−フルオロ−4−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル )−1−[p−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2−ブテニル}シ クロプロパン,(Z)−。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】 (実施例2)成熟ツノハエ(horn fly)、ヘマトビア・イリ
タンス(Haematobia irritans)(ピレスロイド感受
性)に対する試験化合物の評価 この試験は、100x20mmの使い捨てプラスチック
ペトリ皿内に置かれた9cmのWhatman No.
1濾紙を用いて実施される。試験用量は、濾紙1cm2
当たり試験物質のμg量として表される。
【0039】1)800または1000μlが、目的の
用量割合を得るのに必要な量を含有するように、アセト
ン中試験化合物溶液を調製する。
【0040】2)濾紙上に試験溶液800または100
0μlをピペッティングする。
【0041】3)濾紙をfume hood下で乾燥さ
せる。
【0042】4)乾燥後、濾紙を、ペトリ皿の蓋に置
く。一般に、ペトリ皿を、約24時間保持した後、試験
生物を添加する。
【0043】5)2種以上の血液餌料を食した2〜5日
齢のツノハエ(ピレスロイド感受性)を、アッセイに使
用する。ハエを、ホールディングケージから小バイアル
中に集める。次いで、バイアルを冷蔵庫中で約4分間冷
蔵して、ハエを動かなくする。動かなくなったハエを、
次に、ペトリ皿の底に、12〜25匹ばらまき、次い
で、ペトリ皿を閉め、そして裏返す。
【0044】6)ハエが動くようになったら(約5分)
直ぐに、ハエを検査して、どのハエが死んでるか弱って
いるかを決める。この数を、皿中の全ハエ数から減じ
る。
【0045】7)ペトリ皿を室温に保持し、そして10
分〜6時間の所望の間隔で検査する。
【0046】8)各検査時間において、すべての死んだ
ハエを記録する。ハエが、たとえまだ動いていても歩け
なければ死んだとみなす。
【0047】9)各試験には、アセトンのみで処理した
濾紙を含む対照のペトリ皿をおいた。
【0048】10)すべての時間隔における死滅率%
を、次の式を用いて算出する:
【0049】
【数1】 次に、死滅率%を、Abbotの式を用いて、対照死滅
率について補正する。
【0050】ピレスロイド感受性ツノハエのデータを、
表IIに記す。評価された化合物は、実施例1に示した
化合物番号によって記される。
【0051】
【表3】 (実施例3)成熟イエバエ、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestic
a)に対する試験化合物の評価 この試験は、イエバエに対する試験化合物の活性を評価
するために計画される。試験化合物を、100%アセト
ン中300,100および10ppmに溶解する。これ
らの各希釈液100μlを、ピペッターを用いて20m
l容ガラスのシンチレーションバイアルの底に添加す
る。バイアルを、ヒュームフード下で15分間乾燥させ
る。次いで、バイアルを横にし、そして各希釈液250
μlを、バイアルの側面に適用する。バイアルを回転機
上に置き、そしてフード下で回転させ、アセトンを完全
に蒸発させてバイアルの側面をコーティングする。バイ
アルの底は、面積4.909cm2あり、側面は、高さ
4.5cmX周囲8.8cmあるので、シンチレーショ
ンバイアルの全皮膜面積は、44.51cm2である。
各希釈液によって適用される試験化合物量は、それぞれ
2.36,0.79および0.079μg/cm2に等
しい。全試験において、未処理のバイアル2〜3並列を
含める。5〜7日齢の成熟イエバエを、冷蔵庫中で5分
間冷蔵して動かなくし、そしてハエを動かないまま保持
するためにCO2を常に流しているソーティングプラッ
トホーム上に置く。鉗子を用いて各シンチレーションバ
イアル中に、ハエ5匹を数えていれる。バイアルの上部
に、ハエを保持するのに十分なシート綿の玉で栓をす
る。これらの試験は、化合物の1つの適用割合当たり1
0〜20匹のハエになるように、2〜4並列で実施され
る。死滅率測定は、ハエをバイアル中に入れた後、1時
間および4時間目に実施される。乱された時に立つこと
ができないハエは、死んだとみなされる。次いで、死滅
率%を、各処置について計算する。
【0052】得られるデータを、表IIIに記す。評価
された化合物は、実施例1に示された化合物番号によっ
て記される。
【0053】
【表4】 本発明の特徴および態様は以下のとおりである。
【0054】1. 節足動物寄生虫を防除、または該寄
生虫による侵襲および感染から、動物およびヒトを予防
し、そして保護するために処置する方法であって、構造
【0055】
【化5】 [式中、Rは、水素もしくはC1−C4アルキルであり、
そしてR1は、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキ
ルもしくはシクロプロピルであるか、またはRおよびR
1は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シク
ロプロピル基を形成し;Arは、独立して、ハロゲン原
子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C
1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基
から選ばれる3個までの基により、場合によっては置換
されているフェニルであるか、あるいは独立して、ハロ
ゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル
基、C 1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコ
キシ基から選ばれる3個までの基により、場合によって
は置換されている1−または2−ナフチルであり;そし
てAr1は、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキ
ル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基
もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個ま
での基により、場合によっては置換されているフェノキ
シフェニル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキ
ル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基
もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個ま
での基により、場合によっては置換されているフェニ
ル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C
1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくは
1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基に
より、場合によっては置換されているビフェニル、独立
して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4
ロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4
ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基により、場
合によっては置換されているベンジルフェニル、あるい
は独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1
−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくは
1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基に
より、場合によっては置換されているベンゾイルフェニ
ル;であり、そして二重結合に関する基ArCRR1
および−CH2Ar1の立体配置は、主として、相互にト
ランスである]をもつ化合物またはその光学異性体の殺
寄生虫的に有効な量を、動物、ヒトまたはそれらの環境
に投与するか適用することを含んでなる方法。
【0056】2. Rが、水素であり、そしてR1は、
イソプロピル、トリフルオロメチルもしくはシクロプロ
ピルであるか、またはRおよびR1が、メチルである
か、またはRおよびR1が、それらが結合する炭素原子
と一緒になって、シクロプロピル基を形成し;Arが、
独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1
4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基もしくはC1
−C4ハロアルコキシ基から選ばれる3個までの基によ
り、場合によっては置換されているフェニルであり;そ
してAr1が、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アル
キル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ
基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個
までの基により、場合によっては置換されている3−フ
ェノキシフェニル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4
アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコ
キシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる
5個までの基により、場合によっては置換されている3
−ビフェニル、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アル
キル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ
基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個
までの基により、場合によっては置換されている3−ベ
ンジルフェニル、あるいは独立して、ハロゲン原子、C
1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4
アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選
ばれる5個までの基により、場合によっては置換されて
いる3−ベンゾイルフェニルである、上記1に記載の方
法。
【0057】3. Ar1が、独立して、ハロゲン原
子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C
1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基
から選ばれる5個までの基により、場合によっては置換
されている3−フェノキシフェニルである、上記2に記
載の方法。
【0058】4. Rが、水素であり、そしてR1は、
イソプロピル、トリフルオロメチルもしくはシクロプロ
ピルであるか、またはRおよびR1は、それらが結合さ
れる炭素原子と一緒になって、シクロプロピル基を形成
し;Arは、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニ
ル、4−(トリフルオロメトキシ)フェニルもしくは4
−エトキシフェニルであり;そしてAr1は、4−フル
オロ−3−フェノキシフェニル、m−(p−フルオロフ
ェノキシ)フェニル、4−フルオロ−3−(p−フルオ
ロフェノキシ)フェニルもしくは3−フェノキシフェニ
ルである、上記3に記載の方法。
【0059】5. 化合物が、1−(p−クロロフェニ
ル)−1−[2−フルオロ−3−(4−フルオロ−3−
フェノキシフェニル)プロペニル]シクロプロパン,
(Z)−;2,5,5,5−テトラフルオロ−4−(p
−フルオロフェニル)−1−(m−フェノキシフェニ
ル)−2−ペンテン,(Z)−;4−(p−クロロフェ
ニル)−2−フルオロ−1−(4−フルオロ−3−フェ
ノキシフェニル)−5−メチル−2−ヘキセン,(Z)
−;1−[1−(p−クロロフェニル)−3−フルオロ
−4−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)−2
−ブテニル]シクロプロパン,(Z)−;1−{1−
(p−クロロフェニル)−3−フルオロ−4−[4−フ
ルオロ−3−(p−フルオロフェノキシ)フェニル]−
2−ブテニル}シクロプロパン,(Z)−;および1−
[3−フルオロ−4−(4−フルオロ−3−フェノキシ
フェニル)−1−[p−(トリフルオロメトキシ)フェ
ニル]−2−ブテニル}シクロプロパン,(Z)−から
なる群から選ばれる、上記4に記載の方法。
【0060】6. さらに、局所的に、動物またはヒト
の皮膚、毛皮、獣皮、羽毛もしくは毛髪に対して、化合
物を含有する組成物を適用することを含む、上記1に記
載の方法。
【0061】7. 動物が、ウシ、ヒツジ、ウマ、シ
カ、ラクダ、ブタ、ヤギ、シロイタチ、ミンク、ウサ
ギ、両生類、爬虫類、魚類、鳥類、家禽、イヌおよびネ
コからなる群から選ばれる、上記6に記載の方法。
【0062】8. ハエ、ノミ、シラミ、カ、ブヨ、ダ
ニおよびマダニによる侵襲および寄生を防除し、予防す
るための上記6に記載の方法。
【0063】9. 化合物が、動物またはヒトに対し
て、経口的、胃内またはルーメン内に投与される、上記
1に記載の方法。
【0064】10.化合物が、動物またはヒトに対して
非経口的に投与される、上記1に記載の方法。
【0065】11.動物が、ウシ、ヒツジ、ウマ、シ
カ、ラクダ、ブタ、ヤギ、シロイタチ、ミンク、ウサ
ギ、両生類、爬虫類、魚類、鳥類、家禽、イヌおよびネ
コからなる群から選ばれる、上記1に記載の方法。
【0066】12.化合物が、1種以上の相乗剤との組
み合わせ物または結合物において、投与されるか、また
は適用される、上記1に記載の方法。
【0067】13.化合物が、1種以上の他の殺寄生虫
性化合物との組み合わせ物または結合物において、投与
されるか、または適用される、上記1に記載の方法。
【0068】14.化合物を含有する組成物が、動物ま
たはヒトの環境に適用される、上記1に記載の方法。
【0069】15.組成物が、農学的または薬物学的に
許容できるキャリヤー、および構造式
【0070】
【化6】 [式中、R,R1,ArおよびAr1は、上記1において
定義されたとおりである]をもつ化合物の殺寄生虫的に
有効な量を含有する、節足動物寄生虫を防除または該寄
生虫による侵襲および寄生から、動物およびヒトを予防
し、そして保護するための組成物。
【0071】16.R,R1,ArおよびAr1が、上記
2において定義されたとおりである、上記17に記載の
組成物。
【0072】17.Ar1が、独立して、ハロゲン原
子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C
1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基
から選ばれる5個までの基により、場合によっては置換
される3−フェノキシフェニルである、上記16に記載
の組成物。
【0073】18.Rが、水素であり、そしてR1が、
イソプロピル、トリフルオロメチルもしくはシクロプロ
ピルであるか、またはRおよびR1が、それらが結合す
る炭素原子と一緒になって、シクロプロピル基を形成
し;Arが、4−クロロフェニル、4−フルオロフェニ
ル、4−(トリフルオロメトキシ)フェニルもしくは4
−エトキシフェニルであり;そしてAr1が、4−フル
オロ−3−フェノキシフェニル、m−(p−フルオロフ
ェノキシ)フェニル、4−フルオロ−3−(p−フルオ
ロフェノキシ)フェニルもしくは3−フェノキシフェニ
ルである、上記17に記載の組成物。
【0074】19.さらに、1種以上の相乗剤を含有す
る、上記15に記載の組成物。
【0075】20.さらに、1種以上の他の殺寄生虫性
化合物を含有する、上記15に記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キヤスリーン・ヒーニイ アメリカ合衆国ペンシルベニア州19067ヤ ードレイ・ユニバーシテイドライブ1206 (72)発明者 カート・アレン・シユウイングハマー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19067ヤ ードレイ・ユニバーシテイドライブ1206

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 節足動物寄生虫を防除、または該寄生虫
    による侵襲および感染から、動物およびヒトを予防し、
    そして保護するための処置方法であって、構造式 【化1】 [式中、 Rは、水素もしくはC1−C4アルキルであり、そしてR
    1は、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキルもしく
    はシクロプロピルであるか、またはRおよびR1は、そ
    れらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロプロピ
    ル基を形成し;Arは、独立して、ハロゲン原子、C1
    −C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C1−C4
    アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基から選
    ばれる3個までの基により、場合によっては置換されて
    いるフェニルであるか、あるいは独立して、ハロゲン原
    子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基、C
    1−C4アルコキシ基もしくはC1−C4ハロアルコキシ基
    から選ばれる3個までの基により、場合によっては置換
    されている1−または2−ナフチルであり;そしてAr
    1は、独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、
    1−C4ハロアルキル基、C1−C4アルコキシ基もしく
    はC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基
    により、場合によっては置換されているフェノキシフェ
    ニル、 独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1
    4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくはC1
    −C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基によ
    り、場合によっては置換されているフェニル、 独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1
    4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくはC1
    −C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基によ
    り、場合によっては置換されているビフェニル、 独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1
    4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基もしくはC1
    −C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個までの基によ
    り、場合によっては置換されているベンジルフェニル、
    あるいは独立して、ハロゲン原子、C1−C4アルキル
    基、C1−C4ハロアルキル基、C 1−C4アルコキシ基も
    しくはC1−C4ハロアルコキシ基から選ばれる5個まで
    の基により、場合によっては置換されているベンゾイル
    フェニル;であり、そして二重結合に関する基ArCR
    1−および−CH2Ar1の立体配置は、主として、相
    互にトランスである]をもつ化合物またはその光学異性
    体の殺寄生虫的に有効な量を、動物、ヒトまたはそれら
    の環境に投与するか適用することを含んでなる方法。
  2. 【請求項2】組成物が、農学的または薬物学的に許容で
    きるキャリヤー、および構造式 【化2】 [式中、R,R1,ArおよびAr1は、請求項1におい
    て定義されたとおりである]をもつ化合物の殺寄生虫的
    に有効な量を含有する、節足動物寄生虫を防除、または
    該寄生虫による侵襲および感染から、動物およびヒトを
    予防し、そして保護するための組成物。
JP11015965A 1998-01-30 1999-01-25 節足動物寄生虫による攻撃と侵襲に対して動物およびヒトを保護するための1,4―ジアリ―ル―3―フルオロ―2―ブテン化合物 Pending JPH11279005A (ja)

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