JPH11278474A - 紙容器 - Google Patents

紙容器

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JPH11278474A
JPH11278474A JP10087489A JP8748998A JPH11278474A JP H11278474 A JPH11278474 A JP H11278474A JP 10087489 A JP10087489 A JP 10087489A JP 8748998 A JP8748998 A JP 8748998A JP H11278474 A JPH11278474 A JP H11278474A
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
panels
wall side
gable roof
gable
Prior art date
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Application number
JP10087489A
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English (en)
Inventor
Yasuo Hanawa
保雄 塙
Junichi Miyazaki
純一 宮崎
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 頂部シール部の全てのシール部を剥し、胴部
断面積とほぼ同じ大きさの開口部をなすように開封した
状態からの再封を容易にすることにより、非液状体を内
容物とする容器としても使用に便利なようにした紙容器
を提供する。 【解決手段】 切妻屋根壁パネルの斜め折線を谷折りす
ることにより切妻屋根壁側頂部シールパネル31,32
及び妻壁側シールパネル33,34を十文字形状をなす
ように重合して開口部を閉鎖し、この状態から前記切妻
屋根壁側頂部シールパネル及び妻壁側頂部シールパネル
を左又は右に捻りながら、斜め折線により形成される切
妻屋根壁パネル及び妻壁パネル23,24の4つの山形
傾斜パネルA、Dを押し込み、該4つの山形傾斜パネル
の各頂点を、胴部上端が属する水平面より下方の点でほ
ぼ突き合うように安定させることにより再封可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牛乳やジュース類
といった液体内容物の再封保管用の製品パックとしてだ
けではなく、味噌やアイスクリーム等の練状化食品類で
取り分け使用後に再封保管用の製品パックとしても好適
な紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、味噌やアイスクリーム等の練り
性や粘性を有する内容物を充填した製品パックの場合、
その多くは、内容物の一部を取り分け後に封止し、再封
使用に耐えるだけの構造と材質で成形されている。特に
家庭内では、しゃもじや盛り分け用スプーンで内容物の
一部をその都度取り出して用い、残りを次回の使用時ま
で再封して保管する取り分け使用が行われるので、容器
としてはそれに適した構造や耐久性が要求される。
【0003】例えば、味噌用の容器の場合、外面に製品
ラベル貼した硬質の合成樹脂材材脂による外装容器と、
この内側に直に味噌を収納する薄い樹脂フィルムによる
内装容器による二重構造のものが多用されている。ある
いは、そうした内外装二重構造の容器の他にも、硬軟質
の樹脂フィルムを内外に重ね合わせた二重袋が用いられ
ることも多々ある。また一方、アイスクリーム用の容器
としては、カップ形状に成形された3ピース形紙容器な
どが周知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、牛乳や各種ジュ
ース類といた飲料の製品パックは、周知のテトラポット
型、あるいはゲーベルトップ型と呼ばれる屋根形頂部を
頭部に設けた紙容器が多用されている。この飲料用紙容
器の場合、上記味噌やアイスクリームなど取り分け使用
による再封用として、殆ど使用されることはない。
【0005】再封用に紙容器が用いられない理由とし
て、特にゲーベルトップ型紙容器の場合、もともと飲料
水など漏洩し易い液状商品用に利用し易い点がある。す
なわち、ゲーベルトップ型紙容器は、通例として、切妻
型の屋根頭部にスパウト(注出口)パネルを有し、この
スパウトパネルに設けたシール部をほぼ半分だけ破って
開き、その開口から内容物を注ぎ出すのに適した構造と
なっている。
【0006】ところで、係るゲーベルトップ型の飲料用
紙容器でも、アルミニウム箔などをコーティングして密
封加工してあれば、味噌やアイスクリームなどの練状粘
性製品の包装にも十分使用可能である。
【0007】味噌やアイスクリームなどは、前述のよう
に、取り分け後に再封使用されることが多いから、ゲー
ベルトップ型紙容器を利用した場合は、そのトップシー
ルの全長を剥離開封して、取り分け道具であるしゃもじ
やスプーンを簡便に出し入れする必要がある。
【0008】しかしながら、しゃもじやスプーンといっ
た取り分け道具を出し入れするためにトップシールを全
開状態にすると、密封性がはなはだ損なわれてしまう。
そのため、味噌など取り分け使用される商品の再封容器
として考えると、従前からのゲーベルトップ型は不適と
いえる。ちなみに、全開したトップシールの口をクリッ
プなどの留め具で止めることも考えられるが、封止によ
る商品の品質保護や衛生面の観点からいえば不都合であ
る。
【0009】そこで、最小限開いたトップシールからし
ゃもじやスプーンを無理なく、簡便に出し入れするため
に、紙容器全体を相対に大型化することが考えられる。
この場合、紙容器の全高も増大するから、しゃもじやス
プーンといえどもその紙容器の底部にまで到達し難くな
る。また、容器大型化で内容量が過分に増量すると、開
封後の風味を保持する期間が超過し易くなるなど、大型
化にも限界があり、製品販促の点や実用面で多くの課題
が残る。
【0010】したがって、本発明の目的は、飲料水など
の液状内容物の包装に多用されているゲーベルトップ型
紙容器を基本に改良を加え、注出時や取出し時に破口し
た開口部を再封に好適な構造とすることで、しゃもじや
スプーンで味噌やアイスクリームなどの練状内容物をも
簡便に取り出し可能とした再封型の紙容器を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、表裏の全面に熱可塑性樹脂を被覆した板紙
素材によって水平断面を正方形とする有底の胴部の上に
切妻屋根型頂部が存在するように形成されたゲーベルト
ップ型の紙容器であって、前記胴部の側面を構成する4
枚の胴部パネルのうちの対向する胴部パネルの上端に折
線を介して切妻屋根壁パネルが連設され、該切妻屋根壁
パネルの上端に切妻屋根壁側頂部シールパネルが連設さ
れ、また、前記4枚の胴部パネルのうちの他の対向する
胴部パネルの上端に折線を介して前記2枚の切妻屋根壁
パネルの下に折り込まれる妻壁パネルが連設され、該妻
壁パネルの上端に前記対向する2枚の切妻屋根壁側頂部
シールパネルの内側に折り込まれる妻壁側頂部シールパ
ネルが連設され、そして、前記2枚の妻壁パネルには、
その上端中心と左右下隅を結び前記切妻屋根壁側頂部シ
ールパネルと妻壁側頂部シールパネルとの熱接着による
シール時に谷折りされる斜め折線が設けられ、また、前
記2枚の切妻屋根壁パネルにもその上端中心と左右下隅
とを結ぶ斜め折線が設けられてなり、前記互いに対向し
てシールされる切妻屋根壁側頂部シールパネルと妻壁側
頂部シールパネルの全てのシール部が剥され、胴部断面
積とほぼ同じ大きさの開口部をなすように開封した状態
からの再封にあたり、前記2枚の切妻屋根壁パネルの斜
め折線を谷折りすることにより切妻屋根壁側頂部シール
パネル及び妻壁側シールパネルを中央でほぼ十文字形状
をなすように重合して開口部を閉鎖し、この状態から前
記切妻屋根壁側頂部シールパネル及び妻壁側頂部シール
パネルを左又は右に捻りながら、斜め折線により形成さ
れる切妻屋根壁パネル及び妻壁パネルの前記十文字形状
の中心点を頂点とする4つの山形傾斜パネルを押し込
み、該4つの山形傾斜パネルの各頂点を、胴部上端が属
する水平面より下方の点でほぼ突き合うように安定させ
ることにより再封可能とした構成とした。
【0012】上記構成により、前記互いに対向してシー
ルされる切妻屋根壁側頂部シールパネルと妻壁側頂部シ
ールパネルの全てのシール部が剥され、胴部断面積とほ
ぼ同じ大きさの開口部をなすように開封した状態からの
再封にあたり、前記2枚の切妻屋根壁パネルの斜め折線
を谷折りすることにより切妻屋根壁側頂部シールパネル
及び妻壁側シールパネルを中央でほぼ十文字形状をなす
ように重合すると、切妻屋根壁側頂部シールパネル及び
妻壁側シールパネルの中心が互いに突き合い、そして切
妻屋根壁側頂部シールパネル及び妻壁側頂部シールパネ
ルのそれぞれの斜め折線により形成される切妻屋根壁パ
ネル及び妻壁パネルの前記十文字形状の中心点を頂点と
する4つの山形傾斜パネルの斜め折線に接する左右の三
角パネル同志が重合しあい、開口部が封止される。この
状態から前記切妻屋根壁側頂部シールパネル及び妻壁側
頂部シールパネルを左又は右に捻りながら、斜め折線に
より形成される切妻屋根壁パネル及び妻壁パネルの前記
十文字形状の中心点を頂点とする4つの山形傾斜パネル
を押し込むと、該4つの山形傾斜パネルが変形して胴部
上端が属する水平面より下方に陥没する。胴部上端が属
する水平面より下方に陥没した4つの山形傾斜パネルに
復元力が働き、この復元力が4つの山形傾斜パネルの各
頂点を、胴部上端が属する水平面より下方の点でほぼ突
き合うように安定させ、且つ4つの山形傾斜パネルの斜
め折線に接する左右の三角パネル同志の重合を付勢し、
これにより、前記開口部の封止が確実なものとなるとと
もに封止状態を維持することができる。
【0013】再び開封して内容物の取り出す際、再封時
の手順を逆に行う。すなわち、陥没した位置にて封止状
態にある切妻屋根壁パネル及び妻壁パネルの前記切妻屋
根側頂部シールパネル及び妻壁側頂部シールパネルを摘
んで上方に引き上げる。その操作で簡単に切妻屋根壁側
頂部シールパネルと妻壁側頂部シールパネルの全てのシ
ール部が剥され全開した開封状態となり、広い取出し開
口部を形成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による紙容器の実施
の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1
は、表裏の全面に熱可塑性樹脂を被覆した板紙素材によ
って水平断面を正方形とする有底の胴部の上に切妻屋根
型頂部が存在するように形成されたゲーベルトップ型の
紙容器を基本にした本実施の形態の紙容器1を示す斜視
図である。天地方向でいう縦長直方体の容器本体の四辺
側板を形成する4枚の胴部パネル10を有し、直方体頭
部に切妻屋根型頂部20を有している。この切妻屋根型
頂部20の棟界に沿って設けた頂部シール部30におい
て、その接着面を剥離して開封することにより内容物の
注出または取り分けが可能となる。
【0015】図2は、係る紙容器1の組立加工前のブラ
ンクと呼ばれる展開を示す図である。板紙素材の表裏両
面にポリエチレンをコーティングして所要の印刷を施
し、定法によって打ち抜き加工後に所要の組立折り目加
工した例えば87×87mm角の1リットル容量容器と
なる。
【0016】四辺の胴部パネル10は互いに折線11を
介して連設され、一端の胴部パネル10の端部をここに
設けた容器縦長サイズに相当する長さの糊代12によ
り、他端の胴部パネル10の内面に熱溶着法等を採用し
て貼着する。それにより、平面断面が正方形で縦長直方
体の1リットル容器が組立加工される。四辺の胴部パネ
ル10の水平な上端に沿って四辺に折線13が形成さ
れ、この折線13を境界にして切妻屋根型頂部20が形
成される。
【0017】切妻屋根型頂部20は、4枚の上部パネル
よりなって、前記四辺のうち対向2つの辺に沿った折線
13を境界にして切妻屋根壁パネル21,22が連設さ
れ、他の対向する2つの辺に沿った折線13を境界にし
て切妻屋根壁パネル21,22の下に折り込まれる妻壁
パネル23,24が連設されている。
【0018】対向する2枚の切妻屋根壁パネル21,2
2の上端には折線25,26を境界にして頂部シール部
30を構成する細長い短冊状の切妻屋根壁側頂部シール
パネル31,32が、対向面を接着面にして連設されて
いる。
【0019】この2枚の切妻屋根壁パネル21,22に
は、それぞれその上端中心と左右下隅とを結ぶ2本の斜
め折線21a,21bと22a、22bが設けられてい
る。片側だけの切妻屋根壁パネル21についていうと、
切妻屋根壁パネル21の上端中心と左右下隅とを結ぶ2
本の斜め折線21a,21bと、胴部パネル10との境
界の折線13とで、切妻屋根壁パネル21に二等辺三角
形状の山形傾斜パネルAが形成されている。それによ
り、切妻屋根壁パネル21には前記山形傾斜パネルA
と、山形傾斜パネルAの斜め折線21a,21bに接す
る左右の三角パネルB,Cが形成される。山形傾斜パネ
ルAの頂点から垂直に、切妻屋根壁側頂部パネルシール
31の長手方向中央にも短い垂直折線31aが形成して
ある。また、他側の切妻屋根壁パネル22においても同
様であり、2本の斜め折線22a,22bによって山形
傾斜パネルAと、山形傾斜パネルAの斜め折線21a,
21bに接する左右の三角パネルB,Cが形成され、切
妻屋根壁側頂部シールパネル32の長手方向中央に短い
垂直折線32aが形成してある。
【0020】一方、他の対向する2枚の妻壁パネル2
3,24の構造の場合も、妻壁壁パネル23,24に
は、その上端中心と左右下隅を結び前記切妻屋根壁側頂
部シールパネル31,32と妻壁側頂部シールパネル3
3,34との熱接着によるシール時に谷折りされる斜め
折線23a,23bと24a、24bが設けられてい
る。片側だけの妻壁パネル23についていうと、妻壁パ
ネル23の上端中心と左右下隅とを結ぶ2本の斜め折線
23a,23bと、胴部パネル10との境界の折線13
とで、妻壁パネル23に二等辺三角形状の山形傾斜パネ
ルDが形成されている。それにより、妻壁パネル23に
は前記山形傾斜パネルDと、山形傾斜パネルDの斜め折
線23a,23bに接する左右の三角パネルE,Fが形
成される。山形傾斜パネルDの頂点から垂直に、妻壁側
頂部シールパネル33の長手方向中央にも短い垂直折線
33aが形成してある。また、他側の妻壁パネル24に
おいても同様であり、2本の斜め折線24a,24bに
よって山形傾斜パネルDと、山形傾斜パネルDの斜め折
線24a,24bに接する左右の三角パネルE,Fが形
成され、妻壁側頂部シールパネル34の長手方向中央に
短い垂直折線34aが形成してある。
【0021】前記4枚の胴部パネル10の上端に有する
切妻屋根型頂部20は、図1に示すように、対向2枚の
切妻屋根壁パネル21,22の下に妻壁パネル23,2
4はそれらの斜め折線23a,23bと24a,24b
を介して折り込まれ、切妻屋根壁側頂部シールパネル3
1,32の内側同志、及び妻壁側頂部シールパネル3
3,34の外側同志が熱溶着されて密封され、頂部シー
ル部30が形成される。
【0022】そして、前記互いに対向してシールされる
切妻屋根壁側頂部シールパネル31,32と妻壁側頂部
シールパネル33,34の全てのシール部が剥され、胴
部断面積とほぼ同じ大きさの開口部をなすように開封し
た状態からの再封にあたり、前記2枚の切妻屋根壁パネ
ル21,22の斜め折線21a,21b及び22a,2
2bを谷折りすることにより切妻屋根壁側頂部シールパ
ネル31,32及び妻壁側シールパネル33,34を中
央でほぼ十文字形状をなすように重合して開口部を閉鎖
し、この状態から前記切妻屋根壁側頂部シールパネル3
1,32及び妻壁側頂部シールパネル33,34を左又
は右に捻りながら、斜め折線21a,21b、22a,
22b、23a,23b、24a,24bにより形成さ
れる切妻屋根壁パネル21,22及び妻壁パネル23,
24の前記十文字形状の中心点を頂点とする4つの山形
傾斜パネルA,A、D,Dを押し込み、該4つの山形傾
斜パネルA,A、D,Dの各頂点を、胴部上端が属する
水平面より下方の点でほぼ突き合うように安定させるこ
とにより再封可能とした構成とした。
【0023】次に、図3以下の各図を併用して、以上の
構成よりなる紙容器1を、例えば味噌とかアイスクリー
ムなどの非液状の練り状内容物を充填内容物とした製品
パックとして取り扱う際の作用について説明する。
【0024】開封時、図3の平面図に示すように、切妻
屋根壁側超部シールパネル31,32と妻壁側頂部パネ
ルシール33,34よりなる頂部シール部30の全長に
わたって、その接着面を図中矢印方向へ相対に引っ張っ
て全面剥離して開封する。それにより、図4の平面図に
示すように、頂部シール部30がほぼ全開して注出開口
部この場合は取出し開口部40を形成する。この取出し
開口部40の開口面積は胴部パネル10による容器本体
の直方体平面断面に相当する大きさで開口することがで
きる。それゆえ、内容物を必要量だけ取り分けるための
しゃもじやスプーンをその取出し開口部40から無理な
く入れ、取り分け作業を簡便に行うことができる。
【0025】内容物の取り分け作業後は、取出し開口部
40を閉塞して再封することにより、次回使用時まで味
噌等内容物を安全かつ衛生的に保管することができる。
その再封作業は以下の要領で行うことができる。
【0026】2枚の切妻屋根壁パネル21,22の斜め
折線21a,21b、22a,22bを谷折りすること
により切妻屋根壁側頂部シールパネル31,32及び妻
壁側シールパネル33,34を中央でほぼ十文字形状を
なすように重合する。これにより、切妻屋根壁側頂部シ
ールパネル31,32及び妻壁側シールパネル33,3
4の中心が互いに突き合い、そして切妻屋根壁側頂部シ
ールパネル31,32及び妻壁側頂部シールパネル3
3,34のそれぞれの斜め折線21a,21b、22
a,22b、23a,23b、24a,24bにより形
成される切妻屋根壁パネル21,22及び妻壁パネル2
3,24の前記十文字形状の中心点を頂点とする4つの
山形傾斜パネルA,A、D,Dの斜め折線21a,21
b、22a,22b、23a,23b、24a,24b
に接する左右の三角パネルB,C、E,F同志が重合し
あい、開口部40が封止される。この状態から前記切妻
屋根壁側頂部シールパネル31,32及び妻壁側頂部シ
ールパネル33,34を左又は右に捻りながら、前記4
つの山形傾斜パネルA,A、D,Dを押し込む。これに
より、該4つの山形傾斜パネルA,A、D,Dが変形し
て胴部上端が属する水平面より下方に陥没する。陥没し
た4つの山形傾斜パネルA,A、D,Dには復元力が働
き、この復元力が4つの山形傾斜パネルA,A、D,D
の各頂点が、胴部上端が属する水平面より下方の点でほ
ぼ突き合うように安定して保持され、前記三角パネル
B,C、E,F同志の重合が付勢され、これにより、前
記開口部40の封止が確実なものとなるとともに封止状
態を維持することができる。
【0027】そして、再び開封して内容物の取り出す
際、再封時の手順を逆に行う。すなわち、陥没した位置
にて封止状態にある切妻屋根壁パネル21,22及び妻
壁パネル23,24の前記切妻屋根側頂部シールパネル
31,32及び妻壁側頂部シールパネル33,34を摘
んで上方に引き上げる。その操作で簡単に切妻屋根壁側
頂部シールパネル31,32と妻壁側頂部シールパネル
33,34の全てのシール部が剥され全開した開封状態
となり、広い取出し開口部40を形成する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による紙容
器はゲーベルトップ型を基本としたものであって、従
来、頂部シール部全長を開くと再封時に十分な密封が得
られないといった不都合のために、頂部シール部を半ば
開きにすると、しゃもじや盛り分け用スプーンでの内容
物の取り出しが不便になる理由のために活用できなかっ
た切妻屋根型ゲーベルトップ型紙容器を、味噌やアイス
クリーム等の非液状内容物のように再封使用される商品
の包装にも使用可能となるなど、紙容器の利用範囲拡大
に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙容器の要部の一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】同実施形態の紙容器の展開ブランクを示す正面
図である。
【図3】同実施形態の紙容器の頂部シール部開封直後の
態様を示す平面図である。
【図4】同実施形態の紙容器の頂部シール部ほぼ全開に
よる開封状態を示す平面図である。
【図5】同実施形態の紙容器の再封操作の初期の状態を
示す平面図である。
【図6】同実施形態の紙容器の再封操作の途中の状態を
示す平面図である。
【図7】同実施形態の紙容器の再封完了態を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 紙容器 10 胴部パネル 13 折線 20 切妻屋根型頂部 21,22 切妻屋根壁パネル 21a,21b 斜め折線 22a,22b 斜め折線 23,24 妻壁パネル 23a,23b 斜め折線 24a,24b 斜め折線 30 頂部シール部 31,32 切妻屋根壁側頂部パネル 31a,32a 垂直折線 33,34 妻壁側頂部シールパネル 33a,34a 垂直折線 40 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏の全面に熱可塑性樹脂を被覆した板
    紙素材によって水平断面を正方形とする有底の胴部の上
    に切妻屋根型頂部が存在するように形成されたゲーベル
    トップ型の紙容器であって、前記胴部の側面を構成する
    4枚の胴部パネルのうちの対向する胴部パネルの上端に
    折線を介して切妻屋根壁パネルが連設され、該切妻屋根
    壁パネルの上端に切妻屋根壁側頂部シールパネルが連設
    され、また、前記4枚の胴部パネルのうちの他の対向す
    る胴部パネルの上端に折線を介して前記2枚の切妻屋根
    壁パネルの下に折り込まれる妻壁パネルが連設され、該
    妻壁パネルの上端に前記対向する2枚の切妻屋根壁側頂
    部シールパネルの内側に折り込まれる妻壁側頂部シール
    パネルが連設され、そして、前記2枚の妻壁パネルに
    は、その上端中心と左右下隅を結び前記切妻屋根壁側頂
    部シールパネルと妻壁側頂部シールパネルとの熱接着に
    よるシール時に谷折りされる斜め折線が設けられ、ま
    た、前記2枚の切妻屋根壁パネルにもその上端中心と左
    右下隅とを結ぶ斜め折線が設けられてなり、前記互いに
    対向してシールされる切妻屋根壁側頂部シールパネルと
    妻壁側頂部シールパネルの全てのシール部が剥され、胴
    部断面積とほぼ同じ大きさの開口部をなすように開封し
    た状態からの再封にあたり、前記2枚の切妻屋根壁パネ
    ルの斜め折線を谷折りすることにより切妻屋根壁側頂部
    シールパネル及び妻壁側シールパネルを中央でほぼ十文
    字形状をなすように重合して開口部を閉鎖し、この状態
    から前記切妻屋根壁側頂部シールパネル及び妻壁側頂部
    シールパネルを左又は右に捻りながら、斜め折線により
    形成される切妻屋根壁パネル及び妻壁パネルの前記十文
    字形状の中心点を頂点とする4つの山形傾斜パネルを押
    し込み、該4つの山形傾斜パネルの各頂点を、胴部上端
    が属する水平面より下方の点でほぼ突き合うように安定
    させることにより再封可能としたことを特徴とする紙容
    器。
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