JPH11277991A - 抗菌防臭転写材とその製造方法、抗菌防臭物品とその製造方法 - Google Patents

抗菌防臭転写材とその製造方法、抗菌防臭物品とその製造方法

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JPH11277991A
JPH11277991A JP10105477A JP10547798A JPH11277991A JP H11277991 A JPH11277991 A JP H11277991A JP 10105477 A JP10105477 A JP 10105477A JP 10547798 A JP10547798 A JP 10547798A JP H11277991 A JPH11277991 A JP H11277991A
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JP
Japan
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antibacterial
water
layer
particles
soluble resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10105477A
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English (en)
Inventor
Yosuke Matsukawa
松川陽介
Riyoumei Men
面了明
Yoshihide Inago
稲子吉秀
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた抗菌、静菌、防かび、脱臭、防臭効果
を発揮できる抗菌防臭転写材とその製造方法、抗菌防臭
物品とその製造方法を提供する。 【解決手段】 剥離性基体シートまたは水溶性基体シー
ト1上に、少なくとも水溶性樹脂層2、抗菌性粒子3、
疎水性塗膜層4、接着層5からなる転写層が順次積層さ
れ、抗菌性粒子3の上半部が水溶性樹脂層2に埋没され
るとともに下半部が疎水性塗膜層4に埋没されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、優れた抗菌、静
菌、防かび、脱臭、防臭効果を発揮できる抗菌防臭転写
材とその製造方法、抗菌防臭物品とその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、抗菌防臭機能を物品に付与するに
は、抗菌性を有するTiO2、ZnO、RuO2からなる
酸化物半導体や、Ag、Cu、Ptなどの金属元素、あ
るいは多孔質なセラミックに前記した金属を担持させた
粒子を抗菌性粒子とし、これを塗膜液に分散させて物品
表面に塗布し乾燥したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の抗菌防
臭物品には次のような問題があった。
【0004】抗菌性粒子は、その表面の酸化還元反応に
より、菌、かび、臭いの原因である有機成分を分解・酸
化するので、抗菌、静菌、防かび、脱臭、防臭効果を発
揮するためには、抗菌性粒子の表面が常に分解・酸化す
べき有機成分と接触している必要がある。
【0005】しかし、従来の抗菌防臭物品は、抗菌性粒
子のほとんどが塗膜中に埋没してしまい、抗菌防臭物品
の表面に露出して有効に作用する抗菌性粒子が少ないも
のであった。
【0006】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消し、優れた抗菌、静菌、防かび、脱臭、防臭
効果を発揮できる抗菌防臭転写材とその製造方法、抗菌
防臭物品とその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の抗菌防臭転写
材とその製造方法、抗菌防臭物品とその製造方法は、以
上の目的を達成するために、つぎのように構成した。
【0008】つまり、この発明の抗菌防臭転写材は、剥
離性基体シートまたは水溶性基体シート上に、少なくと
も水溶性樹脂層、抗菌性粒子、疎水性塗膜層、接着層か
らなる転写層が順次積層され、抗菌性粒子の上半部が水
溶性樹脂層に埋没されるとともに下半部が疎水性塗膜層
に埋没されるように構成した。
【0009】また、この発明の抗菌防臭転写材の製造方
法は、剥離性基体シートまたは水溶性基体シート上に水
溶性樹脂層を形成する工程、水溶性樹脂層上に抗菌性粒
子を散布した後に乾燥する工程、あるいは、水溶性樹脂
層を仮乾燥した後に、抗菌性粒子の分散液を塗布して乾
燥する工程、水溶性樹脂層上に疎水性塗膜層を形成する
工程、疎水性塗膜層上に接着層を形成する工程を順に行
うように構成した。
【0010】また、上記の発明において、水溶性樹脂層
が半硬化状態であり、抗菌性粒子が乾燥した凝集粒子で
あり、抗菌性粒子の散布が吹きつけ法であるように構成
してもよい。
【0011】また、上記の発明において、水溶性樹脂層
上に疎水性塗膜層を形成する前に、水溶性樹脂層上の抗
菌性粒子の下半分をプレスにより埋没させるように構成
してもよい。
【0012】また、上記の発明において、抗菌性粒子
が、少なくともTiO2、ZnO、RuO2の酸化物半導
体の一つからなるように構成してもよい。
【0013】また、上記の発明において、抗菌性粒子
が、凝集粒子であってこれを構成する一次粒子の粒径が
50〜500Åの酸化物半導体であるように構成してもよ
い。
【0014】また、上記の発明において、抗菌性粒子
が、結合剤によって一次粒子が粒径0.5〜50μmの凝集
粒子となったものであるように構成してもよい。
【0015】また、上記の発明において、結合剤が多孔
性金属酸化物であるように構成してもよい。
【0016】また、この発明の抗菌防臭物品の製造方法
は、請求項1に記載した抗菌防臭転写材を、加熱加圧し
て転写層を被転写物に接着させる工程、剥離性基体シー
トまたは水溶性基体シートを除去して水溶性樹脂層を露
出させる工程、残存する水溶性樹脂層を除去し抗菌性粒
子の上半分を疎水性塗膜層表面に露出させる工程を順に
行うように構成した。
【0017】また、この発明の抗菌防臭物品の製造方法
は、請求項1に記載した抗菌防臭転写材を、射出成形用
金型内に配置する工程、型閉めして溶融樹脂を射出し、
成形品表面に転写層を接着させる工程、型開きした後、
剥離性基体シートまたは水溶性基体シートを剥離して水
溶性樹脂層を露出させる工程、残存する水溶性樹脂層を
除去し抗菌性粒子の上半部を露出させる工程を順に行う
ように構成した。
【0018】また、この発明の抗菌防臭物品は、被転写
物上に接着層を介して疎水性塗膜層が形成され、疎水性
塗膜層の接着層に接する面とは反対面において抗菌性粒
子の上半分は露出され下半分は埋没されているように構
成した。
【0019】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0020】図1は、この発明の抗菌防臭転写材の一実
施例を示す断面図である。図2〜5は、この発明の抗菌
防臭転写材の製造方法の各工程を示す断面図である。図
6は、この発明の抗菌防臭転写材の他の実施例を示す断
面図である。図7は、この発明の抗菌防臭物品の製造方
法の一工程を示す断面図である。図8は、この発明の抗
菌防臭物品の一実施例を示す断面図である。図中、1は
剥離性基体シートまたは水溶性基体シート、2は水溶性
樹脂層、3は抗菌性粒子、4は疎水性塗膜層、5は接着
層、6は図柄層、7は被転写物である。
【0021】この発明の抗菌防臭転写材は、剥離性基体
シートまたは水溶性基体シート1上に、少なくとも水溶
性樹脂層2、抗菌性粒子3、疎水性塗膜層4、接着層5
からなる転写層が順次積層され、抗菌性粒子3の上半部
が水溶性樹脂層2に埋没されるとともに下半部が疎水性
塗膜層4に埋没されているものである(図1参照)。
【0022】まず、剥離性基体シート1上または水溶性
基体シート1上に、水溶性樹脂層2を形成する(図2参
照)。
【0023】剥離性基体シート1の材質としては、ポリ
プロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂などの樹脂シート、アルミニウム箔、銅箔
などの金属箔、グラシン紙、コート紙、セロハンなどの
セルロース系シート、あるいは以上の各シートの複合体
など、通常の転写材の剥離性基体シートとして用いるも
のを使用することができる。
【0024】剥離性基体シート1からの転写層の剥離性
がよい場合には、剥離性基体シート1上に転写層を直接
設ければよい。剥離性基体シート1からの転写層の剥離
性を改善するためには、剥離性基体シート1上に転写層
を設ける前に、離型層を全面的に形成してもよい。離型
層は、転写後または成形同時転写後に剥離性基体シート
1を剥離した際に、剥離性基体シート1とともに転写層
から離型する。離型層の材質としては、メラミン樹脂系
離型剤、シリコーン樹脂系離型剤、フッ素樹脂系離型
剤、セルロース誘導体系離型剤、尿素樹脂系離型剤、ポ
リオレフィン樹脂系離型剤、パラフィン系離型剤および
これらの複合型離型剤などを用いることができる。離型
層の形成方法としては、ロールコート法、スプレーコー
ト法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷
法などの印刷法がある。
【0025】また、剥離性基体シート1に代えて水溶性
基体シート1を用いてもよい。水溶性基体シート1とし
ては、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラールな
どの樹脂フィルムを用いることができる。
【0026】水溶性樹脂層2としては、カルボキシメチ
ルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース
(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HP
C)、エチルセルロース(EC)、メチルセルロース
(MC)などのセルロース誘導体、アルギン酸ソーダな
どの有機系天然物およびその誘導体、ポリアクリル酸ソ
ーダ誘導体、ポリビニルアルコール(PVA)などの水
溶性樹脂を用いるとよい。水溶性樹脂層2の形成方法と
しては、スプレー法などの塗布法や、グラビア印刷法な
どの印刷法などがある。水溶性樹脂層2の膜厚は、0.1
〜25μmが好ましく、さらには抗菌性粒子3の粒径の50
%以下が最も好ましい。水溶性樹脂層2の膜厚が0.1μ
mに満たないと、均一な被膜とはなりにくい。また、水
溶性樹脂層2中に埋没される抗菌性粒子3の総量が少な
くなるので、抗菌性粒子3が抗菌防臭転写材の表面に露
出する面積が少なくなり、抗菌防臭効果が減少する。一
方、水溶性樹脂層2の膜厚が25μmを越えると、後の工
程で水溶性樹脂層2を除去する際、除去に手間がかか
り、しかも抗菌性粒子3の固着が不完全なものとなりや
すい。
【0027】次に、水溶性樹脂層2上に抗菌性粒子3を
散布した後に乾燥する。あるいは、水溶性樹脂層2を仮
乾燥した後に、抗菌性粒子3の分散液を塗布して乾燥す
る(図3参照)。
【0028】抗菌性粒子3としては、TiO2、Zn
O、RuO2などの酸化物半導体、とりわけアナターゼ
型TiO2の粒子を用いるとよい。これらの粒子は、光
エネルギーを電子−正孔対という電気エネルギーに変換
して得られるOHラジカルの強力な酸化力を有し、過酸
化水素水や紫外線などよりも抗菌性が優れているので抗
菌性粒子3として好適である。
【0029】また、抗菌性粒子3は、凝集粒子であって
これを構成する一次粒子の粒径が50〜500Åであっても
よい。特に、1個のフォトンに対して発生する電子−正
孔対数である量子効率が高くなり、光エネルギーを最も
有効に吸収し光電変換するためには、一次粒子の粒径を
100〜200Åとするのが好ましい。さらに、抗菌性粒子3
としては、一定の大きさに調製されたものを用いるのが
好ましい。経験上最適と考えられる凝集粒子の粒径は、
0.5〜50μmの範囲である。0.5μmに満たないと、抗菌
性粒子3の上半部を露出させるためには疎水性塗膜層4
の膜厚をさらに薄くかつ均一に形成することが必要とな
り、生産性が劣ることになる。また、50μmを越えると
抗菌防臭転写材に曇りが生じるおそれがある。一定の粒
径の凝集粒子は、たとえばTiO2、ZnO、RuO2
うちの少なくとも1種類の一次粒子、あるいは、これら
の自然凝集物を含む粉体を、シリカゾル、アルミナゾル
などの多孔性金属酸化物となるゾルに混合してさらに大
きな凝集体を生成した後、焼成、粉砕、分級することに
よって得ることができる。結合剤としてシリカゾル、ア
ルミナゾルなどの多孔性金属酸化物を用いることによ
り、凝集粒子の表面積は大きくなり、凝集粒子表面およ
び内部の光触媒能を有した酸化物半導体が有効に働く。
また、このようにして得た凝集粒子は、抗菌性粒子3が
有するOHラジカルの強力な酸化力にも充分耐えること
ができる。このように、抗菌性粒子3として一定の粒径
の凝集粒子を用い、かつ、水溶性樹脂層2の厚みを抗菌
性粒子3の粒径の50%以下にすることで、抗菌性粒子3
が疎水性塗膜層4にしっかりと埋没し、抗菌性粒子3が
欠落しにくく、かつ、転写後には抗菌性粒子3の上半部
が抗菌防臭転写材の表面に露出するようになり、優れた
抗菌、静菌、防かび、脱臭、防臭効果を有する抗菌防臭
転写材となる。
【0030】抗菌性粒子3を散布する方法としては、抗
菌性粒子3をスプレー法などの散布法で未乾燥の水溶性
樹脂層2上に散布する方法がある。特に、半硬化状態の
水溶性樹脂層2に、サンドブラスト装置などで乾燥した
凝集粒子を吹きつけると、均一かつ細密に散布すること
ができる。抗菌性粒子3を散布した後に、水溶性樹脂層
2を乾燥する。乾燥温度は、80〜150℃にて行うとよ
い。
【0031】また、水溶性樹脂層2を80〜150℃にて乾
燥を行い、その後抗菌性粒子3のアルコールなどの分散
液を塗布し乾燥することにより、水溶性樹脂層2上に抗
菌性粒子3を散布させる方法がある。また、抗菌性粒子
3の分散液を塗布するには、グラビア印刷法などの印刷
法を用いてもよい。
【0032】次に、必要に応じて、水溶性樹脂層2上の
抗菌性粒子3の下半分をプレスにより埋没する(図4参
照)。抗菌性粒子3を散布するのみで水溶性樹脂層2に
埋没できる場合(図4参照)は、プレスを行う必要性は
ない。水溶性樹脂層2上に散布した抗菌性粒子3をプレ
スすることにより抗菌性粒子3の下半分を水溶性樹脂層
2中に埋没することができる。プレス方法としては、ロ
ーラープレス法、ヒートローラープレス法などがある。
プレスする際には、抗菌性粒子3の全体を水溶性樹脂層
2に埋めてしまうのではなく、半分程度を埋めるように
するのが好ましい。なお、この発明で抗菌性粒子3の上
半分または下半分というのは、図面に基づいて示したも
のであり、図面上で上下関係が反転した場合であっても
図面の上側に位置する部分を上半分、下側に位置する部
分を下半分とする。また、上半分、下半分とはおよそ半
分という意味であり、具体的数値として50%を意味する
ものではない。
【0033】次に、抗菌性粒子3が埋没された水溶性樹
脂層2上に、疎水性塗膜層4を形成する(図5参照)。
疎水性塗膜層4は、抗菌性粒子3を固着するための層で
ある。疎水性塗膜層4としては、溶剤乾燥型樹脂、熱硬
化性樹脂、紫外線硬化樹脂あるいは無機系塗膜剤を用い
るとよい。溶剤乾燥型樹脂としては、アクリル樹脂やバ
イロンなどのポリエステル樹脂がある。熱硬化性樹脂と
しては、エポキシ樹脂、ユリア樹脂などがある。紫外線
硬化樹脂としては、アクリルエポキシ樹脂、ウレタン樹
脂などがある。無機系塗膜剤としては、アルコキシシラ
ンを加水分解することにより得られるシラノール基含有
ポリオルガノシロキサンなどがある。さらに、疎水性塗
膜層4として、フッ素系モノマーおよびオリゴマー、ポ
リマーを併用または単独で使用すると、抗菌性粒子3が
有する強力な酸化還元力による樹脂の分解速度、つまり
疎水性塗膜層4を劣化させる速度を遅らすことができる
ので好適である。フッ素系樹脂としては、大日本インキ
化学工業株式会社製ディフェンサーTRシリーズ、住友
スリーエム株式会社製フロラードFCシリーズなどのフ
ッ素系樹脂などを用いるとよい。
【0034】次に、疎水性塗膜上に接着層5を形成する
(図1参照)。接着層5は、被転写物7の表面に上記の
各層を接着するものである。接着層5としては、被転写
物7の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜
使用する。たとえば、被転写物7の材質がアクリル系樹
脂の場合はアクリル系樹脂を用いるとよい。また、被転
写物7の材質がポリフェニレンオキシド・ポリスチレン
系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン共重合体系
樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの
樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さらに、
被転写物7の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素
化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共
重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可
能である。接着層5の形成方法としては、グラビアコー
ト法、ロールコート法、コンマコート法などのコート
法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法が
ある。
【0035】また、抗菌防臭機能を付与するのと同時に
装飾を行う場合には、図柄層6を形成するとよい(図6
参照)。図柄層6は疎水性塗膜と接着層5との間に形成
する。
【0036】図柄層6は、通常は印刷層として形成す
る。印刷層の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の
顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用
いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印
刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の
印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現
を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適し
ている。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロ
ールコート法、コンマコート法などのコート法を採用す
ることもできる。印刷層は、表現したい図柄に応じて、
全面的に設ける場合や部分的に設ける場合もある。
【0037】また、図柄層6は、金属薄膜層からなるも
の、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからな
るものでもよい。金属薄膜層は、図柄層6として金属光
沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッタ
ーリング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形
成する。表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウ
ム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、イン
ジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これら
の合金または化合物を使用する。また、金属薄膜層を設
ける際に、他の転写層と金属薄膜層との密着性を向上さ
せるために、前アンカー層や後アンカー層を設けてもよ
い。前アンカー層および後アンカー層の材質としては、
2液性硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、メラミ
ン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、塩素含有ゴム系
樹脂、塩素含有ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ビニル系共重合体樹脂などを使用するとよ
い。前アンカー層および後アンカー層の形成方法として
は、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート
法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法
などの印刷法がある。
【0038】このようにして抗菌防臭転写材を得ること
ができる。
【0039】このような構成の抗菌防臭転写材を用い、
抗菌防臭物品を得る方法について説明する。
【0040】まず、抗菌防臭転写材を、加熱加圧して転
写層を被転写物7に接着させる。
【0041】具体的には、被転写物7面に、転写材の接
着層5側を密着させる。
【0042】被転写物7としては、樹脂成形品、ゴム製
品、金属製品、木工品、ガラス製品、陶磁器製品もしく
は各種材質からなる複合製品などを挙げることができ
る。被転写物7は、透明、半透明、不透明のいずれでも
よい。また、被転写物7は、着色されていても、着色さ
れていなくてもよい。樹脂としては、ポリスチレン系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、A
N樹脂などの汎用樹脂を挙げることができる。また、ポ
リフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリカーボネート変性ポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂などの
汎用エンジニアリング樹脂やポリスルホン樹脂、ポリフ
ェニレンサルファイド系樹脂、ポリフェニレンオキシド
系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹
脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリアリ
ル系耐熱樹脂などのスーパーエンジニアリング樹脂を使
用することもできる。さらに、ガラス繊維や無機フィラ
ーなどの補強材を添加した複合樹脂も使用できる。
【0043】次に、シリコンラバーなどの耐熱ゴム状弾
性体を備えたロール転写機、アップダウン転写機などの
転写機を用い、温度80〜260℃程度、圧力50〜200kg/m2
程度の条件に設定した耐熱ゴム状弾性体を介して転写材
の剥離性基体シート1側から熱と圧力とを加える。こう
することにより、接着層5が被転写物7表面に接着す
る。
【0044】次に、水溶性樹脂層2を露出させる(図6
参照)。剥離性基体シートまたは水溶性基体シート1を
除去することにより、水溶性樹脂層2を露出させること
ができる。
【0045】剥離性基体シート1を用いた場合は、剥離
性基体シート1を剥離することによって、水溶性樹脂層
2を露出させることができる。剥離性基体シート1を剥
がすと、剥離性基体シート1と水溶性樹脂層2との境界
面で剥離が起こり、転写が完了する。また、剥離性基体
シート1上に離型層を設けた場合は、剥離性基体シート
1を剥がすと、離型層と水溶性樹脂層2との境界面で剥
離が起こり、転写が完了する。
【0046】また、水溶性基体シート1を用いた場合
は、水溶性基体シート1を水洗により除去する。この
際、後述するように、水溶性樹脂層2とともに除去する
ことができる。
【0047】次に、水溶性樹脂層2を除去し、抗菌性粒
子3の上半分を露出させる(図7参照)。水溶性樹脂層
2の除去は、水洗などの方法によるとよい。水溶性樹脂
層2を除去することにより、抗菌性粒子3の上半分を露
出させることができる。水洗方法としては、ブラシ洗浄
あるいはシャワー洗浄を行うのがよい。また、水溶性基
体を用いた場合は、水洗により水溶性基体シート1の除
去とともに水溶性樹脂層2を溶解除去し、抗菌性粒子3
の上半分を露出させることができる。
【0048】このようにして、優れた抗菌、静菌、防か
び、脱臭、防臭効果を発揮できる抗菌防臭物品を得るこ
とができる。
【0049】また、抗菌防臭転写材を用い、射出成形に
よる成形同時転写法を利用して被転写物7である樹脂成
形品の面に抗菌防臭機能を付与することもできる。
【0050】まず、可動型と固定型とからなる成形用金
型内に転写材を送り込む。その際、枚葉の転写材を1枚
づつ送り込んでもよいし、長尺の転写材の必要部分を間
欠的に送り込んでもよい。
【0051】成形用金型を閉じた後、固定型に設けたゲ
ートより溶融樹脂を金型内に射出充満させ、被転写物7
を形成するのと同時にその面に転写材を接着させる。被
転写物7である樹脂成形品を冷却した後、成形用金型を
開いて樹脂成形品を取り出す。
【0052】最後に、剥離性基体シート1を剥がすこと
により、転写が完了する。
【0053】次に、水溶性樹脂層2を除去し、抗菌性粒
子3の上半分を露出させる。また、水溶性基体を用いた
場合は、水洗により水溶性基体の除去とともに水溶性樹
脂層2を溶解除去し、抗菌性粒子3の上半分を露出させ
ることができる。このようにして、抗菌防臭物品を得る
ことができる。
【0054】
【実施例】実施例1 剥離性基体シートとして、厚さ25μm、大きさ200mm×2
00mmのアクリルメラミン処理済ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(東レ株式会社製ルミラー)を用い、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースの水/アルコール溶液
(信越化学工業株式会社製メトローズSH60)をグラビ
アコーティングし、80℃、1分間乾燥して半硬化状態の
水溶性樹脂層を形成した。
【0055】また、シリカゾル(パール加工株式会社製
セラスタッツNO.17)の30%エタノール溶液に、微粒子
TiO2(テイカ株式会社製ST−157)を固形分比シリ
カ:チタニア=1:2にて添加し、さらに0.01%のキタ
ンサンガム水溶液を少量加え混練し、得られたスラリー
状の分散液を80℃で30分間乾燥し、さらに500℃で1時
間焼成した。この焼成物を乳鉢にて粉砕し、次にふるい
により平均粒径30μmの酸化チタンの凝集粒子である抗
菌性粒子を得た。
【0056】次に、上記抗菌性粒子をサンドブラスト装
置(厚地鉄工社製B−2S)により圧力2.0Kg/cm2にて
水溶性樹脂層上に吹きつけて散布し、次いで120℃2分間
の乾燥を行った。
【0057】次に、熱ローラープレスにより抗菌性粒子
をプレスし、抗菌性粒子の下半分を水溶性樹脂層に埋没
させた。
【0058】次に、上半分が露出した抗菌性粒子を有し
た水溶性樹脂層上に、主剤(大日本インキ化学工業株式
会社製ディフェンサーTR304)50重量%と、架橋剤
(大日本インキ化学工業株式会社バーノックDN950)
0.05重量%と、希釈剤(大日本インキ化学工業株式会社
ディフェンサーTN100)49.95重量%とからなるフッ素
系樹脂溶液をロールコーティングし、70℃で2分間乾燥
し、疎水性塗膜層を形成した。
【0059】次に、疎水性塗膜層上に、ペレット(三菱
レイヨン株式会社製ダイヤナールBR-80)20重量%をト
ルエン80重量%に溶解したアクリル系樹脂溶液をグラビ
アコーティングし、80℃で5秒間乾燥し、接着層を形成
した。
【0060】このようにして得た抗菌防臭転写材の接着
層側を200mm×200mmのアクリル樹脂板(三菱レイヨン株
式会社製アクリライトL)に密着させ、シリコンゴムを
備えたロール転写機を用い、温度200℃、圧力100kg/
m2、速度100mm/秒で熱圧着した。
【0061】次に、剥離性基体シートを剥離し、シャワ
ーにて水溶性樹脂層を洗い流した。
【0062】このようにしてTiO2の微粒子からなる
平均粒子径30μmの抗菌性粒子の上半分を露出させた抗
菌防臭物品を得た。
【0063】このようにして得た抗菌防臭物品の抗菌性
粒子による作用としての光触媒活性を、有機物分解の観
点から、染料水溶液中の染料分解による濃度変化で評価
した。
【0064】上記抗菌防臭物品(10mm×35mm)を、耐候
性に優れた染料(クラリアントジャパン株式会社製Mil
l.Blue N-BL)0.5×10-2重量%の水溶液5ml中に浸漬
し、ブラックライト(波長ピーク365nm、8w×2本)
により塗布面側から紫外光を24時間照射した。その後、
染料濃度を測定したところ、0.13×10-2重量%であっ
た。
【0065】比較例として、実施例1に記載した抗菌性
粒子をポリエステル樹脂に分散して得た抗菌防臭物品に
ついて同様にして染料濃度を測定したところ、0.34×10
-2重量%であり、本実施例の抗菌防臭物品が優れた抗
菌、静菌、防かび、脱臭、防臭効果を有することがわか
った。
【0066】実施例2 実施例1における剥離性基体シートを、厚さ20μmの水
溶性フィルム(東セロ株式会社製パスロンEP−20)で
ある水溶性基体シートに代替し、その他の構成は実施例
1と同様にして抗菌防臭物品を得た。
【0067】このようにして得た抗菌防臭物品の抗菌性
粒子による作用としての光触媒活性を、実施例1と同様
にして評価したところ、染料濃度は0.15×10-2重量%で
あり、本実施例の抗菌防臭物品が優れた抗菌、静菌、防
かび、脱臭、防臭効果を有することがわかった。
【0068】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0069】この発明の抗菌防臭転写材は、抗菌性粒子
が水溶性樹脂層と疎水性塗膜層との間に閉じ込められて
いるので、転写前においては菌、かび、臭いの原因であ
る有機成分と抗菌性粒子が接触することがなく、その効
果の持続時間が長い。また、抗菌性粒子が乾燥状態であ
るので、抗菌性粒子を塗布液に分散させて使用する従来
法に比べて、物品への抗菌防臭機能の付与が簡単にでき
る。
【0070】この発明の抗菌防臭転写材の製造方法は、
剥離性基体シートまたは水溶性基体シート上に水溶性樹
脂層を形成する工程、水溶性樹脂層上に抗菌性粒子を散
布した後に乾燥する工程、あるいは水溶性樹脂層を乾燥
した後に抗菌性粒子の分散液を塗布する工程、水溶性樹
脂層上に疎水性塗膜層を形成する工程、水溶性塗膜層上
に接着層を形成する工程を経るだけであるので、抗菌防
臭転写材を簡単に得ることができる。
【0071】この発明の抗菌防臭物品の製造方法は、こ
の発明の抗菌防臭転写材を用い、加熱加圧転写法または
成形同時転写法により転写層を被転写物に転写した後、
剥離性基体シートまたは水溶性基体シートを除去して水
溶性樹脂層を露出させる工程、残存する水溶性樹脂層を
除去し抗菌性粒子の上半部を疎水性塗膜層の表面に露出
させる工程を経るだけであるので、抗菌防臭物品を簡単
に得ることができる。
【0072】この発明の抗菌防臭物品は、物品上に接着
層を介して形成された疎水性塗膜層に抗菌性粒子の上半
部が露出されているので、これが菌、かび、臭いの原因
である有機成分と直接接触することができ、分解効率が
非常に高くなり、優れた抗菌、静菌、防かび、脱臭、防
臭効果を具備したものとなる。また、この発明の抗菌防
臭物品は、前記抗菌性粒子の下半部が疎水性塗膜層に埋
没されているので、抗菌性粒子が疎水性塗膜層により確
実に固着されたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の抗菌防臭転写材の一実施例を示す断
面図である。
【図2】この発明の抗菌防臭転写材の製造方法の一工程
を示す断面図である。
【図3】この発明の抗菌防臭転写材の製造方法の一工程
を示す断面図である。
【図4】この発明の抗菌防臭転写材の製造方法の一工程
を示す断面図である。
【図5】この発明の抗菌防臭転写材の製造方法の一工程
を示す断面図である。
【図6】この発明の抗菌防臭転写材の他の実施例を示す
断面図である。
【図7】この発明の抗菌防臭物品の製造方法の一工程を
示す断面図である。
【図8】この発明の抗菌防臭物品の一実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 剥離性基体シートまたは水溶性基体シート 2 水溶性樹脂層 3 抗菌性粒子 4 疎水性塗膜層 5 接着層 6 図柄層 7 被転写物

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離性基体シートまたは水溶性基体シー
    ト上に、少なくとも水溶性樹脂層、抗菌性粒子、疎水性
    塗膜層、接着層からなる転写層が順次積層され、抗菌性
    粒子の上半部が水溶性樹脂層に埋没されるとともに下半
    部が疎水性塗膜層に埋没されていることを特徴とする抗
    菌防臭転写材。
  2. 【請求項2】 剥離性基体シートまたは水溶性基体シー
    ト上に水溶性樹脂層を形成する工程、水溶性樹脂層上に
    抗菌性粒子を散布した後に乾燥する工程、あるいは、水
    溶性樹脂層を仮乾燥した後に、抗菌性粒子の分散液を塗
    布して乾燥する工程、水溶性樹脂層上に疎水性塗膜層を
    形成する工程、疎水性塗膜層上に接着層を形成する工程
    を順に行うことにより抗菌防臭転写材を得ることを特徴
    とする抗菌防臭転写材の製造方法。
  3. 【請求項3】 水溶性樹脂層が半硬化状態であり、抗菌
    性粒子が乾燥した凝集粒子であり、抗菌性粒子の散布が
    吹きつけ法である請求項2に記載の抗菌防臭転写材の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 水溶性樹脂層上に疎水性塗膜層を形成す
    る前に、水溶性樹脂層上の抗菌性粒子の下半分をプレス
    により埋没させる請求項2〜3のいずれかに記載の抗菌
    防臭転写材の製造方法。
  5. 【請求項5】 抗菌性粒子が、少なくともTiO2、Z
    nO、RuO2の酸化物半導体の一つからなる請求項2
    〜4のいずれかに記載の抗菌防臭転写材の製造方法。
  6. 【請求項6】 抗菌性粒子が、凝集粒子であってこれを
    構成する一次粒子の粒径が50〜500Åの酸化物半導体で
    ある請求項2〜5のいずれかに記載の抗菌防臭転写材の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 抗菌性粒子が、結合剤によって一次粒子
    が粒径0.5〜50μmの凝集粒子となったものである請求
    項2〜6のいずれかに記載の抗菌防臭転写材の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 結合剤が多孔性金属酸化物である請求項
    7に記載の抗菌防臭転写材の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の抗菌防臭転写材を、加熱加圧
    して転写層を被転写物に接着させる工程、剥離性基体シ
    ートまたは水溶性基体シートを除去して水溶性樹脂層を
    露出させる工程、残存する水溶性樹脂層を除去し抗菌性
    粒子の上半分を疎水性塗膜層表面に露出させる工程を順
    に行うことを特徴とする抗菌防臭物品の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1の抗菌防臭転写材を、射出成
    形用金型内に配置する工程、型閉めして溶融樹脂を射出
    し、成形品表面に転写層を接着させる工程、型開きした
    後、剥離性基体シートまたは水溶性基体シートを剥離し
    て水溶性樹脂層を露出させる工程、残存する水溶性樹脂
    層を除去し抗菌性粒子の上半部を露出させる工程を順に
    行うことを特徴とする抗菌防臭物品の製造方法。
  11. 【請求項11】 被転写物上に接着層を介して疎水性塗
    膜層が形成され、疎水性塗膜層の接着層に接する面とは
    反対面において抗菌性粒子の上半分は露出され下半分は
    埋没されていることを特徴とする抗菌防臭物品。
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