JPH11277642A - グリーンタイヤ用離型剤塗布装置 - Google Patents

グリーンタイヤ用離型剤塗布装置

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JPH11277642A
JPH11277642A JP10085648A JP8564898A JPH11277642A JP H11277642 A JPH11277642 A JP H11277642A JP 10085648 A JP10085648 A JP 10085648A JP 8564898 A JP8564898 A JP 8564898A JP H11277642 A JPH11277642 A JP H11277642A
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JP
Japan
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release agent
green tire
sensor
mounting body
splice
Prior art date
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Pending
Application number
JP10085648A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Tanaka
利夫 田中
Tasuke Kimura
太祐 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication of JPH11277642A publication Critical patent/JPH11277642A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マスキングテープを用いることなく、自動的に
インナーライナーのスプライス部を避けて塗布ガンによ
り離型剤をグリーンタイヤ内面に塗布する。 【解決手段】グリーンタイヤTをその径方向を水平方向
にして載置する環状の載置体1を回転可能に設置し、そ
の載置体1の内周側にグリーンタイヤTのインナーライ
ナー内面T1に向けて離型剤を塗布する塗布ガン2を配
置する。ビード部T2に設けられたスプライス部T3を
示すマークMを検出するセンサー3をビード部T2に対
設し、そのセンサー3からのマーク検出信号により、イ
ンナーライナー内面T1をスプライス部T3を避けて離
型剤を塗布するように塗布ガン2を制御する制御装置4
を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリーンタイヤ用
離型剤塗布装置に関し、更に詳しくは、マスキングテー
プを用いることなく、インナーライナーのスプライス部
を除いたグリーンタイヤ内面全体に離型剤を塗布するこ
とができるようにしたグリーンタイヤ用離型剤塗布装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、グリーンタイヤの加硫は、金型
にセットしたグリーンタイヤの内面にブラダーを押し当
てて行われる。そのため、グリーンタイヤ内側へのブラ
ダーの挿入や脱出を容易にする等の目的で、グリーンタ
イヤの内面全面にわたって離型剤を塗布するようにして
いる。しかし、インナーライナーのスプライス部に離型
剤を塗布すると、加硫後の製品タイヤに悪影響を及ぼ
す。
【0003】そこで、従来、スプライス部にマスキング
テープを貼り付けて離型剤を塗布している。しかし、こ
のマスキングテープは離型剤の塗布前に作業者が貼り付
け、塗布後に再び作業者が剥がすという人手による作業
であり、生産性を向上する妨げになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、マス
キングテープを用いることなく、自動的にインナーライ
ナーのスプライス部を避けて離型剤をグリーンタイヤ内
面全面に塗布することができるグリーンタイヤ用離型剤
塗布装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、グリーンタイヤをその径方向を水平方向にして載
置する環状の載置体を回転可能に設置し、前記載置体の
内周側に該載置体に載置されたグリーンタイヤのインナ
ーライナー内面に向けて離型剤を塗布する塗布ガンを配
置し、前記載置体に載置されたグリーンタイヤのインナ
ーライナーのスプライス部に応じてビード部に設けられ
たマークを検出するセンサーを該ビード部に対設し、該
センサーからの検出信号により、前記インナーライナー
内面をスプライス部を避けて離型剤を塗布するように前
記塗布ガンを制御する制御装置を設置したことを特徴と
する。
【0006】このようにグリーンタイヤを載せる載置体
を回転可能にし、その内周側に塗布ガンを配置し、イン
ナーライナーのスプライス部に応じてビード部に設けら
れたマークを検出するセンサーを設け、そのセンサーか
らの検出信号により、スプライス部を避けてインナーラ
イナー内面に離型剤を塗布するように塗布ガンを制御す
る制御装置を設置したので、グリーンタイヤを載置した
載置体を回転させながら離型剤を塗布する際に、制御装
置によりスプライス部への塗布を回避しながらグリーン
タイヤ内面全体に塗布ガンで離型剤を自動的に塗布する
ことができ、従来のようなマスキングテープを用いる必
要がない。従って、生産性の向上が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1,2は本発
明のグリーンタイヤ用離型剤塗布装置の一例を示し、1
はグリーンタイヤTをその径方向を水平方向にして載置
する載置体、2は載置体1に載置されたグリーンタイヤ
Tのインナーライナー内面T1に向けて離型剤を塗布す
る塗布ガン、3はビード部T2に設けられたマークMを
検出するセンサー、4は塗布ガン2を制御する制御装置
である。
【0008】ベースBに立設された支持フレーム5に軸
受手段6を介して鉛直方向に延びる円筒状の回転軸7が
支持され、この回転軸7の上部に取り付けられた支持板
8に4本のアーム9が等間隔で水平方向に延設されてい
る。各アーム9には、上方に向けてアーム9と垂直に各
3本の支持棒10が突設され、その支持棒10の上端に
上記載置体1が配設されている。
【0009】この載置体1は中心が回転軸7と同心軸上
となる3本の環状のリング1A,1B,1Cから構成さ
れ、最内側のリング1A程径が小さく、また、そのリン
グ1Aから外側に向かうにつれてリング1B,1Cが高
く配置された階段状になっている。
【0010】円筒状の回転軸7内には、下端がベースB
に固定されたブロック体11に立設固定された配管3
1,32が鉛直方向に貫通するように内装されている。
この配管31,32の上端部には、水平方向に延びる1
本の支持腕13が取り付けられている。支持腕13の基
端部には、ブラケット14を介して上方に向けて鉛直方
向に延びる棒状の支持体15が立設され、上記塗布ガン
2がこの支持体15に上下に移動可能に取り付けられて
いる。塗布ガン2を移動させることで、種々のタイヤに
対応できるようにしている。
【0011】この塗布ガン2は一方側に設けた噴射口2
aから、グリーンタイヤTのインナーライナー内面T1
に離型剤をスプライス部T3の方向に沿って斜めに塗布
するようになっている。上記2本の給排用の配管31,
32の上端から不図示のホースが塗布ガン2に接続さ
れ、塗布ガン2に離型剤を供給するようにしている。配
管31,32の下端は、ブロック体11の側面に開口
し、この開口31a,32aに不図示の離型剤供給源が
接続されている。
【0012】支持腕13の先端部には外側斜め下方に向
けてアーム部材16が延設され、そのアーム部材16の
載置体1より下方に位置する下端部に取り付けられたブ
ラケット17上に上記センサー3が設けられている。ブ
ラケット17が矢印で示すようにその取り付け部を支点
として上下に揺動可能に配設され、センサー3の位置を
調整できるようにしている。このセンサー3は、グリー
ンタイヤTのインナーライナーのスプライス部T3の位
置で、かつ載置体1に載置されたグリーンタイヤTの下
側のビード部T2aの内径側端に設けられたマークMを
検出できるように、下側のビード部T2aに対設されて
いる。また、このセンサー3の検出方向が、塗布ガン2
の塗布方向に対して、平面視で逆方向(図では180°
逆方向)になっており、塗布ガン2で塗布した際に離型
剤がセンサー3を汚さないようになっている。センサー
3は不図示の配線により制御装置4に接続されている
が、その不図示の配線は回転軸7の上端から回転軸7内
に入り、その中を通ってブロック体11の側面の開口a
から制御装置4に接続されるようになっている。
【0013】回転軸7の下端部にはスプロケット18が
固定され、このスプロケット18と支持フレーム5の側
部に取り付けられた駆動モータ19の回転軸に固設され
たスプロケット20との間にチェーン21が巻回されて
いる。駆動モータ19は制御装置4により回転制御さ
れ、この駆動モータ19により、回転軸7を介して載置
体1が回転可能になっている。
【0014】また、支持フレーム5には載置体1の回転
量を検出するロータリーエンコーダー22が設置されて
いる。このロータリーエンコーダー22は、その回転軸
22aに固定されたスプロケット23にチェーン21が
巻回され、駆動モータ19が作動した時にパルスを発生
し、そのパルスをロータリーエンコーダー22に接続さ
れた制御装置4に送るようになっている。
【0015】制御装置4は、予め記憶された塗布ガン2
とセンサー3の位置関係のデータと、センサー3からの
マークMの検出信号とから、スプライス部T3の位置を
算出し、インナーライナー内面T1に離型剤を塗布する
際に、スプライス部T3に塗布ガン2が位置した時に塗
布を中断させ、スプライス部T3を避けて離型剤をイン
ナーライナー内面T1全面に塗布するように塗布ガン2
を制御するようにしている。
【0016】上記装置によれば、グリーンタイヤTが載
置体1上に移載されると、駆動モータ19の作動によ
り、載置体1が回転する。載置体1が1回転する間に、
センサー3がスプライス部T3を示すマークMを検出す
る。ロータリーエンコーダー22からの載置体1の回転
量の検出信号に基づいて、マークMを検出した位置が制
御装置4に記憶される。2回転目に塗布ガン2により塗
布が開始されるが、制御装置4が塗布ガン2からマーク
Mの位置までの回転量を算出し、塗布ガン2がそのマー
クMの位置、即ちスプライス部T3の位置にきた時に、
塗布ガン2からの塗布を停止し、その位置を通過後、再
び塗布を行い、スプライス部T3を除いたインナーライ
ナー内面T1の全面に離型剤を塗布する。従って、従来
のようなマスキングテープを用いることなく、自動的に
インナーライナーのスプライス部T3を避けて離型剤を
塗布することができる。
【0017】本発明において、上記マークMとしては、
タイヤの情報(製造者等)を記載したようなラベル等を
好ましく用いる(貼り付ける)ことができるが、白いペ
イント等で印を付けたようなものであってもよく、セン
サー3により検出可能なマークであれば特に限定されな
い。
【0018】また、マークMは、図ではスプライス部T
3の位置に設けたが、スプライス部T3から予め決めら
れた角度、例えば90°や180°離れた位置にマーク
Mを設けてもよく、スプライス部T3に応じたマークで
あればよい。その場合、予め離れた相違データを制御装
置4に記憶させ、その相違データを加味して塗布ガン2
からスプライス部T3の位置までの回転量を算出するよ
うにすればよい。
【0019】また、上記実施形態では、載置体1を1回
転させて、センサー3によりスプライス部T3を検出
し、2回転目に塗布ガン2で塗布を開始するように制御
装置4により制御したが、載置体1を1回転させて、セ
ンサー3によりスプライス部T3を検出した後、更に塗
布ガン2を塗布位置がスプライス部T3を越える隣接位
置となるように載置体1を回転させた後、塗布ガン2で
塗布を開始し、スプライス部T3を除いたインナーライ
ナー内面T1の全面に離型剤を塗布するように制御して
もよい。
【0020】
【発明の効果】上述したように本発明は、グリーンタイ
ヤをその径方向を水平方向にして載置する環状の載置体
を回転可能に設置し、前記載置体の内周側に該載置体に
載置されたグリーンタイヤのインナーライナー内面に向
けて離型剤を塗布する塗布ガンを配置し、前記載置体に
載置されたグリーンタイヤのインナーライナーのスプラ
イス部に応じてビード部に設けられたマークを検出する
センサーを該ビード部に対設し、該センサーからの検出
信号により、前記インナーライナー内面をスプライス部
を避けて離型剤を塗布するように前記塗布ガンを制御す
る制御装置を設置したので、マスキングテープを用いる
ことなく、自動的にインナーライナーのスプライス部を
避けて離型剤をグリーンタイヤ内面に塗布することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグリーンタイヤ用離型剤塗布装置の一
例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【符号の説明】
1 載置体 2 塗布ガン 3 センサー 4 制御装置 M マーク T グリーンタイヤ T1 内面 T2 ビード部 T3 スプライス部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリーンタイヤをその径方向を水平方向
    にして載置する環状の載置体を回転可能に設置し、前記
    載置体の内周側に該載置体に載置されたグリーンタイヤ
    のインナーライナー内面に向けて離型剤を塗布する塗布
    ガンを配置し、前記載置体に載置されたグリーンタイヤ
    のインナーライナーのスプライス部に応じてビード部に
    設けられたマークを検出するセンサーを該ビード部に対
    設し、該センサーからの検出信号により、前記インナー
    ライナー内面をスプライス部を避けて離型剤を塗布する
    ように前記塗布ガンを制御する制御装置を設置したグリ
    ーンタイヤ用離型剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記マークを前記載置体に載置されたグ
    リーンタイヤの下側のビード部の内径側端に設けた請求
    項1に記載のグリーンタイヤ用離型剤塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記塗布ガンの塗布方向と前記センサー
    の検出方向とを平面視で逆方向となるようにした請求項
    1または2に記載のグリーンタイヤ用離型剤塗布装置。
JP10085648A 1998-03-31 1998-03-31 グリーンタイヤ用離型剤塗布装置 Pending JPH11277642A (ja)

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JP10085648A JPH11277642A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 グリーンタイヤ用離型剤塗布装置

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JP10085648A JPH11277642A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 グリーンタイヤ用離型剤塗布装置

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JPH11277642A true JPH11277642A (ja) 1999-10-12

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ID=13864651

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JP10085648A Pending JPH11277642A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 グリーンタイヤ用離型剤塗布装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100889219B1 (ko) 2007-09-28 2009-03-17 금호타이어 주식회사 그린타이어 이형제 도포장치
JP2011056812A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Sumitomo Rubber Ind Ltd インナーライナー用ポリマーシートの製造方法および空気入りタイヤの製造方法
CN105436049A (zh) * 2014-09-24 2016-03-30 住友橡胶工业株式会社 内隔离剂的涂布方法及涂布装置

Cited By (4)

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CN105436049A (zh) * 2014-09-24 2016-03-30 住友橡胶工业株式会社 内隔离剂的涂布方法及涂布装置
JP2016064348A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 住友ゴム工業株式会社 インサイドペイントの塗布方法と塗布装置

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