JPH11276809A - 染色廃水用処理剤及び処理方法 - Google Patents

染色廃水用処理剤及び処理方法

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JPH11276809A
JPH11276809A JP8715698A JP8715698A JPH11276809A JP H11276809 A JPH11276809 A JP H11276809A JP 8715698 A JP8715698 A JP 8715698A JP 8715698 A JP8715698 A JP 8715698A JP H11276809 A JPH11276809 A JP H11276809A
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sulfate
dye
pigment
chloride
lipophilic
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JP8715698A
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Kazuhito Deyama
和仁 出山
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Neos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 染色廃水等の染料又は顔料を含有する液を効
率よく脱色することができる脱色剤を提供し、処理速度
を大幅に短縮することができる処理剤及び処理方法を提
供し、好ましくは凝集処理を行うことができる処理剤及
び処理方法を提供する。 【解決手段】 親油性粘土鉱物(具体的には、アルキル
アミン若しくはアリールアミン又はそれらのアンモニウ
ム塩により表面処理した粘土鉱物)からなる脱色剤を含
有し、必要に応じて凝集剤又は凝集助剤を含有する処理
剤を染料又は顔料含有液(特に染色廃水)に添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染料又は顔料含有
液、特に染色廃水を処理するために有用な脱色剤、処理
剤及び処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印刷所においては、ローラーや
版の洗浄時、各種薬剤の使用後等に、顔料、染料、各種
添加剤、紙の微細な屑等の懸濁成分を含む廃液が発生す
る。また、染色工場においても、同様に顔料、染料、無
機及び有機添加剤を多量に含む廃液が発生する。
【0003】これらの廃液中に含まれる顔料又は染料
は、通常は水中に溶解しているか又は安定に分散してお
り、ごく微量でも廃液を著しく着色させる。
【0004】一方、昨今の環境重視の風潮の中で、特に
着色廃水に対しては厳しい監視下にあり、既に和歌山
県、川崎市においては条例による規制が始まっている。
【0005】例えば、染色廃水の処理方法としては、各
種凝集剤による凝集沈殿法が一般的であるが、完全に脱
色するためには多量の薬剤を投入する必要があるか又は
活性炭による吸着やオゾンによる酸化等の高度な処理を
必要とするという問題点がある。
【0006】そこで、染色廃水等の染料又は顔料を含有
する液を処理するための脱色効率が高い処理剤及び処理
方法、特に凝集処理ができる処理剤及び処理方法が望ま
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、染色
廃水等の染料又は顔料を含有する液を効率よく脱色する
ことができる脱色剤を提供し、処理速度を大幅に短縮す
ることができる処理剤及び処理方法を提供し、好ましく
は凝集処理を行うことができる処理剤及び処理方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な課題を解決するために研究を行い、親油性粘土鉱物
が、染色廃水等の染料及び顔料を含有する液に対して良
好な脱色性能を示すこと及び凝集剤による凝集性も良好
であることを見出し本発明を完成するに至った。
【0009】本発明は、親油性粘土鉱物、具体的には、
アルキルアミン若しくはアリールアミン又はそれらのア
ンモニウム塩の1種又は2種以上により表面処理した粘
土鉱物からなる脱色剤にある。
【0010】本発明は、親油性粘土鉱物、具体的には、
アルキルアミン若しくはアリールアミン又はそれらのア
ンモニウム塩の1種又は2種以上により表面処理した粘
土鉱物の1種又は2種以上を含有する染料又は顔料含有
液(特に染色廃水)用処理剤にある。
【0011】本発明は、更に凝集剤(特に無機系凝集剤
(具体的には、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミン
酸ナトリウム、水酸化鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、塩
化第二鉄)又は高分子凝集剤(例えば、アニオン性高分
子凝集剤(具体的には、ポリアクリル酸塩)、ノニオン
性高分子凝集剤(具体的には、ポリエーテル、ポリアミ
ド)、カチオン性高分子凝集剤(具体的には、ポリ4級
アンモニウム塩))又は凝集助剤(水酸化ナトリウム、
塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、水
酸化カリウム、塩化カリウム、炭酸カリウム、硫酸カリ
ウム、水酸化マグネシウム、塩化マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、硫酸マグネシウム、水酸化カルシウム、塩
化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、シリ
カ、アルミナ、ゼオライト、活性白土、粘土鉱物)の1
種若しくは2種以上を含有する前記の染料又は顔料含有
液(特に染色廃水)用処理剤にある。
【0012】本発明は、染料又は顔料含有液(例えば染
色廃水)に前記いずれかの処理剤を添加することを特徴
とする染料又は顔料含有液の処理方法にある。
【0013】
【発明の実施の形態】親油性粘土鉱物(脱色剤) 親油性粘土鉱物とは、親油性に表面処理した粘土鉱物を
いう。粘土鉱物としては、例えば、ベントナイト、カオ
リン、モンモリナイト、ヘクトライト、スメクタイト等
が挙げられる。
【0014】本発明において粘土鉱物を親油性に表面処
理する方法は特に限定されない。例えば、分子中に親油
基(通常は有機基、例えば炭化水素基、具体的にはアル
キル基、アリール基等)を有する化合物(親油性処理
剤)により表面処理した粘土鉱物を使用することができ
る。
【0015】親油性処理剤としては、例えば、分子中に
親油基を有し、且つ、粘土鉱物の表面の極性官能基に化
学吸着し得る化合物を使用することができる。好ましい
実施の形態では、例えば、アルキルアミン若しくはアリ
−ルアミン(好ましくは炭素原子数の下限が4以上、よ
り好ましくは6以上であり、上限が100以下、より好
ましくは72以下、更に好ましくは60以下のアルキル
アミン若しくはアリールアミン)又はそれらのアンモニ
ウム塩の1種又は2種以上で表面処理した粘土鉱物を使
用する。
【0016】具体的には、下記式(1)で表される化合
物で表面処理した粘土鉱物を使用することができる。式
(1)中R1、R2、R3及びR4は、それぞれ、同一又は
異なって、炭素数1〜20のアルキル基又はアリール基
を示す。
【0017】
【化1】
【0018】好ましい実施の形態では、式(1)中のR
1及びR2が同一又は異なって炭素数1〜9のアルキル基
(好ましくは炭素数1〜6のアルキル基、特に好ましく
は炭素数1〜3のアルキル基、例えばメチル基)であ
り、R3が炭素数10〜20のアルキル基(更に好ましくは
炭素数14〜20のアルキル基、特に好ましくは炭素数16〜
20のアルキル基、例えばオクタデシル基)であり、R4
が炭素数10〜20のアルキル基(更に好ましくは炭素数14
〜20のアルキル基、特に好ましくは炭素数16〜20のアル
キル基、例えばオクタデシル基)又は置換基(例えば1
個、2個又は3個の炭素数1〜3のアルキル基、例えば
メチル基)を有することができるフェニル基(例えばフ
ェニル基)である化合物で表面処理した粘土鉱物を使用
する。
【0019】粘土鉱物を親油性処理剤により表面処理す
る方法としては、公知の方法を使用することができ、例
えば、粘土鉱物を水中に分散させた状態で親油性処理剤
を添加することにより、粘土鉱物の表面に親油基を配列
させる方法がある。
【0020】具体的には、粘土鉱物(例えばヘクトライ
ト)を水に分散させておき、アルキルアミン若しくはア
リールアミン又はそれらのアンモニウム塩を過剰に添加
して、粘土鉱物(ヘクトライト)表面の極性官能基に対
して化学吸着させることにより、親油性のヘクトライト
を得ることができる。
【0021】染料又は顔料含有液(染色廃水)用処理剤 本発明の処理剤は、親油性粘土鉱物の1種又は2種以上
を必須成分とし、また、必要に応じて凝集剤又は凝集助
剤の1種又は2種以上を構成成分とする。
【0022】凝集剤としては、無機系凝集剤又は有機系
凝集剤の1種又は2種以上を使用することができる。
【0023】無機系凝集剤としては、例えば、硫酸アル
ミニウム(硫酸バンド)、ポリ塩化アルミニウム、水酸
化アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミン酸ナトリ
ウム、水酸化鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、塩化第二鉄
等が挙げられる。
【0024】有機系凝集剤としては、ポリアクリル酸塩
等のアニオン性高分子凝集剤、ポリエーテル、ポリアミ
ド等のノニオン性高分子凝集剤、ポリ4級アンモニウム
塩等のカチオン性高分子凝集剤等が挙げられる。
【0025】好ましい実施の形態では、凝集剤として、
硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、酸化アルミ
ニウム等の無機系凝集剤、ポリアミド等のノニオン性高
分子凝集剤又はポリ4級アンモニウム塩等のカチオン性
高分子凝集剤の1種又は2種以上を使用する。
【0026】凝集助剤は、pH調整、電荷中和等の作用
を発現するものである。凝集助剤としては、例えば、水
酸化ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫
酸ナトリウム、水酸化カリウム、塩化カリウム、炭酸カ
リウム、硫酸カリウム、水酸化マグネシウム、塩化マグ
ネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、水酸
化カルシウム(消石灰)、塩化カルシウム、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム、シリカ、アルミナ、ゼオライ
ト、活性白土等が挙げられる。
【0027】好ましい実施の形態では、凝集助剤とし
て、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、シリカ、アル
ミナ、活性白土、粘土鉱物を使用する。
【0028】染料又は顔料含有液(染色廃水)の処理方
染料又は顔料を含有する液、具体的には染料廃水(着色
液)に、必要に応じて撹拌しながら、親油性粘土鉱物を
添加することにより、脱色することができ、親油性粘土
鉱物は、例えば、凝集剤及び/又は凝集助剤を添加する
ことにより、凝集沈殿させることができ、回収すること
ができる。
【0029】例えば、着色液に、親油性粘土鉱物及び凝
集剤又は凝集助剤を添加することにより、着色液を脱色
し、親油性粘土鉱物等を凝集沈殿させることができる。
親油性粘土鉱物は、それぞれ順次間隔を置いて添加して
もよく、全部を同時に添加してもよく、また、事前に二
種又は三種以上の全部又は一部の成分を混合しておいて
添加してもよい。例えば、染色廃水の廃水成分が濃い場
合には、前処理として凝集剤を添加し、次いで粘土鉱
物、凝集剤、必要に応じて凝集助剤を添加することによ
り、処理効率を向上させることができる。
【0030】親油性粘土鉱物の添加量は、例えば、染色
廃水に対して重量基準で、下限を100ppm以上、好ましく
は500ppm以上とし、上限を50000ppm以下、好ましくは20
000ppmとすることができる。凝集剤の添加量は、例え
ば、染色廃水に対して重量基準で、下限を10ppm以上、
好ましくは50ppm以上とし、上限を10000ppm以下、好ま
しくは5000ppm以下とすることができる。凝集助剤の添
加量は、例えば、染色廃水に対して重量基準で、下限を
100以上、好ましくは500ppm以上とし、上限を10000ppm
以下、好ましくは5000ppm以下とすることができる。
【0031】着色液に親油性粘土鉱物等を添加し、凝集
沈殿させた後、ろ過、あるいはデカンテーションによっ
て凝集沈殿物を除去することにより、清浄な処理水を得
ることができる。
【0032】本発明の実施にあたっては、従来から着色
液の処理に使用されている活性炭、ジシアンジアミド系
高分子等の脱色剤等を併用することができる。また、本
発明による処理の前後に、中和処理、凝集沈殿処理、微
生物処理、電解処理、活性炭吸着、酸化還元処理等の他
の処理をすることもできる。
【0033】
【実施例】実施例1 モデル廃液に対して、重量基準で、親油性ヘクトライト
(トリアルキルアリールアンモニウムにより表面処理し
たヘクトライト、Rheox社製、BENTONE27)を3000ppm添
加し、マグネチックスターラーで15分間撹拌した後、脱
色性と凝集沈殿性を次の方法により評価した。結果を表
1に示す。モデル廃液としては、重量基準で、油性イン
キ濃度10ppm、メタノール濃度1%、ノニオン系界面活
性剤濃度0.1%、残量水の水性液を使用した。
【0034】(1)脱色性 脱色性は、分散している固形分(親油性ヘクトライト
等)を、孔径0.22μmのフイルターでろ過し、ろ液を目
視観察し、また、吸収スペクトルを測定することにより
評価した。すなわち、ろ液の上澄み液を目視観察し、着
色の有無を確認し、特に着色が無いと思われたものにつ
いて、可視領域(350〜700nm)における吸収スペクトル
を測定して吸光度を求め、処理前のモデル廃液の吸光度
と比較して色の残存率(={[処理後の吸光度]/[処
理前の吸光度]}×100)を算出した。
【0035】(2)凝集沈殿性 処理剤による処理(撹拌)を終了した後、処理液を静置
して30分間経過した後の処理液中の浮遊物の沈殿状態、
懸濁状態を目視により次の評価基準により判定した。す
なわち、30分以内に沈殿し、透明な上澄みが形成された
場合を良(○)、30分以内には沈殿せず、縣濁状態のま
まである場合を不良(×)と評価した。
【0036】実施例2 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、親油性ヘクトライト(トリアルキルアリー
ルアンモニウムにより表面処理したヘクトライト、Rheo
x社製、BENTONE27)を3000ppm添加し、マグネチックス
ターラーで15分間撹拌した後、酸化アルミニウムと炭酸
ナトリウムとの混合物(重量比1:1)を1000ppm添加
し、次いで消石灰を1000ppm添加し、これを5分間軽く撹
拌することによって無色透明な上澄み液が得られた。実
施例1と同様の方法により評価した結果を表1に示す。
【0037】実施例3 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、親油性ヘクトライト(和光純薬社製、合成
ヘクトライト・親油性)を3000ppm添加し、マグネチッ
クスターラーで15分間撹拌した後、硫酸バンドを1000pp
m、消石灰を1000ppm添加し、これを5分間軽く撹拌する
ことによって無色透明な上澄み液が得られた。実施例1
と同様に評価した結果を表1に示す。
【0038】実施例4 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、親油性ベントナイト(テトラアルキルアン
モニウムにより表面処理したベントナイト、Rheox社
製、BENTONE SD-2)を500ppm添加し、マグネチックス
ターラーで15分間撹拌した後、ノニオン性高分子凝集剤
(昭和電工社製、GE-191)を100ppm添加し、これを5分
間軽く撹拌することによって無色透明な上澄み液が得ら
れた。実施例1と同様に評価した結果を表1に示す。
【0039】実施例5 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、親油性ヘクトライト(BENTONE27)を3000p
pm添加し、マグネチックスターラーで15分間撹拌した
後、ポリ塩化アルミニウムを1000ppm、消石灰を1000ppm
添加し、これを5分間軽く撹拌することによって無色透
明な上澄み液が得られた。実施例1と同様に評価した結
果を表1に示す。
【0040】実施例6 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、親油性ヘクトライト(トリアルキルアリー
ルアンモニウムにより表面処理したヘクトライト、Rheo
x社製、BENTONESD-3)を3000ppm添加し、マグネチック
スターラーで15分間撹拌した後、酸化アルミニウムと炭
酸ナトリウムとの混合物(重量比1:1)を1000ppm、
活性白土を1000ppm、ベーマイトを1000ppm添加し、これ
を5分間軽く撹拌することによって無色透明な上澄み液
が得られた。実施例1と同様に評価した結果を表1に示
す。
【0041】実施例7 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、親油性ヘクトライト(BENTONE27)を3000p
pm、酸化アルミニウムと炭酸ナトリウムとの混合物(重
量比1:1)を1000ppm、活性白土を1000ppm及びベーマ
イトを1000ppm同時に添加し、これを15分間マグネチッ
クスターラーにより撹拌することによって無色透明な上
澄み液が得られた。実施例1と同様に評価した結果を表
1に示す。
【0042】比較例1 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、ジシアンジアミド系高分子凝集剤を1000pp
m添加し、マグネチックスターラーで15分間撹拌した
後、これにカチオン性高分子凝集剤を100ppm添加して軽
く5分間撹拌した。実施例1と同様に評価した結果を表
1に示す。
【0043】比較例2 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、硫酸バンドを1000ppm、消石灰を1000ppm添
加し、マグネチックスターラーで15分間撹拌した。実施
例1と同様に評価した結果を表1に示す。
【0044】比較例3 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、酸化アルミニウムと炭酸ナトリウムとの混
合物(重量比1:1)を1000ppm、活性白土を1000ppm、
ベーマイトを1000ppm添加し、マグネチックスターラー
で15分間撹拌した。実施例1と同様に評価した結果を表
1に示す。
【0045】比較例4 モデル廃液(油性インキ:10ppm、メタノール:1%、
ノニオン系界面活性剤:0.1%、水:残量)に対して、
重量基準で、活性炭を1000ppm添加し、マグネチックス
ターラーで15分間撹拌した。実施例1と同様に評価した
結果を表1に示す。
【0046】
【表1】 親油性粘土鉱物 脱色性 凝集沈殿性 着色の有無 色の残存率(%) 実施例1 親油性ヘクトライト 無 ≒0 × 実施例2 親油性ヘクトライト 無 ≒0 ○実施例3 親油性ヘクトライト 無 ≒0 ○ 実施例4 親油性ベントナイト 無 ≒0 ○ 実施例5 親油性ヘクトライト 無 ≒0 ○ 実施例6 親油性ヘクトライト 無 ≒0 ○実施例7 親油性ヘクトライト 無 ≒0 ○ 比較例1 − 無 ≒0 × 比較例2 − 有 − ○ 比較例3 − 有 − ○比較例4 − 有 − ×

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親油性粘土鉱物からなる脱色剤。
  2. 【請求項2】 アルキルアミン若しくはアリールアミン
    又はそれらのアンモニウム塩の1種又は2種以上により
    表面処理した粘土鉱物からなる脱色剤。
  3. 【請求項3】 親油性粘土鉱物の1種又は2種以上を含
    有する染料又は顔料含有液用処理剤。
  4. 【請求項4】 アルキルアミン若しくはアリールアミン
    又はそれらのアンモニウム塩の1種又は2種以上により
    表面処理した粘土鉱物の1種又は2種以上を含有する染
    料又は顔料含有液用処理剤。
  5. 【請求項5】 凝集剤又は凝集助剤の1種又は2種以上
    を含有する請求項3又は4に記載の処理剤。
  6. 【請求項6】 無機系凝集剤又は高分子凝集剤の1種又
    は2種以上を含有する請求項3又は4に記載の処理剤。
  7. 【請求項7】 アニオン性高分子凝集剤、ノニオン性高
    分子凝集剤又はカチオン性高分子凝集剤の1種又は2種
    以上を含有する請求項3又は4に記載の処理剤。
  8. 【請求項8】 硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウ
    ム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、アルミン
    酸ナトリウム、水酸化鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、塩
    化第二鉄、ポリアクリル酸塩、ポリエーテル、ポリアミ
    ド又はポリ4級アンモニウム塩から選択される1種又は
    2種以上を含有する請求項3又は4に記載の処理剤。
  9. 【請求項9】 水酸化ナトリウム、塩化ナトリウム、炭
    酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、水酸化カリウム、塩化
    カリウム、炭酸カリウム、硫酸カリウム、水酸化マグネ
    シウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マ
    グネシウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、炭酸
    カルシウム、硫酸カルシウム、シリカ、アルミナ、ゼオ
    ライト、活性白土又は粘土鉱物から選択される1種又は
    2種以上を含有する請求項3又は4に記載の処理剤。
  10. 【請求項10】 染料又は顔料含有液に請求項3〜9の
    いずれかに記載の処理剤を添加することを特徴とする染
    料又は顔料含有液の処理方法。
  11. 【請求項11】 染料又は顔料含有液が染色廃水である
    請求項10に記載の処理方法。
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