JPH11276554A - 薬剤の小型モジュール式分配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる複数の薬剤の供給を可能にする、適応
可能な分配装置を提供する。 【解決手段】 各コンパートメントの薬剤分配に関する
データの記憶、計算、復元用の電子手段を有する二つの
コンパートメントでできたメインモジュールで構成され
た薬剤の小型モジュール式分配装置であって、メインモ
ジュールは、データ表示手段と通告手段を備えており、
さらに、鎖錠手段と連結手段を備え、錠剤の一つのタイ
プごとに一つの収納空間を形成する取外し可能な少なく
とも一つの追加コンパートメントが、メインモジュール
に取外しできるように接続され、先行するコンパートメ
ントの鎖錠及び連結手段が、それぞれ、追加コンパート
メントの連結及び鎖錠手段と協働し、各コンパートメン
トが、さまざまな薬剤のサイズの生薬形状に適合できる
ユニットに分配する手段の作動手段を備えていることを
特徴とする薬剤分配装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、さまざまなサイズ
のゼラチンカプセル及び錠剤タイプの薬剤の小型モジュ
ール式分配装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ヨーロッパ特許出願０ ５５４ １３７
Ａ１によって、分配ボックス及び取外し可能な装入器
を備えたゼラチンカプセルまたは丸剤の形状の薬剤の小
型分配装置が知られているが、この装置では、装入器が
薬剤を保存するのに適した複数の横方向コンパートメン
ト（フランス語で、compartiment）を備え、連続的な縦
方向のチェーンを形成する。この装置はまた、薬剤の取
出しの際に、取出し口のすぐ近くに配置された薬剤の通
過を検知する光学検知手段を備えている。

【０００３】このような装置の欠点は、薬剤が服用する
順番に置かれなければならず、異なる薬剤を複数服用す
る場合にはそれらの並べ方が複雑になることから、薬剤
のタイプごとに一台の装置が必要になり、大きなコスト
や場所が必要になるという点である。さらに、光学検知
手段は、色と外観が異なる複数のタイプの薬剤を使用す
る場合には、機能が低下し正しい検知ができなくなる。

【０００４】またフランス特許出願２ ６５０ ４２６
によって、薬剤の服用量を知らせ、整理用引出しの中に
置かれた薬剤を受取る非携帯型のプログラミング可能な
装置が知られている。患者は、押しボタンを押すことに
よって引出しを開ける。

【０００５】このような装置の欠点は、患者が、服用す
る薬剤の数や量を知るために画面を参照しなければなら
ない点である。薬剤の収納空間がアクセス可能であり、
患者は自分自身で薬剤の正確な分配を行わなければなら
ない。その結果、特に危険な薬剤や服用量を超えてしま
うという自己投薬の危険がある。さらに、このような装
置は、薬剤の服用を自動的に検知しないので、薬剤の服
用は単に使用者によって有効と認められることになる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、異な
る複数の薬剤の供給を可能にする、適応可能な錠剤分配
装置を提案することによって従来の技術の欠点を解消す
ることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
る薬剤の小型モジュール式分配装置が、各コンパートメ
ントの薬剤分配に関するデータの記憶、計算、復元のた
めの電子手段を有するメインモジュールで構成され、こ
のメインモジュール（２）はデータの表示手段と通告手
段を備えた薬剤分配装置であって鎖錠及び連結手段を備
え、錠剤の一つのタイプごとに一つの収納空間を形成す
る取外し可能な少なくとも一つの追加コンパートメント
が、取外しできるようにメインモジュールに接続され、
先行するコンパートメントの鎖錠及び連結手段がそれぞ
れ、追加コンパートメントの連結及び鎖錠手段と協働
し、各コンパートメントは、さまざまなサイズの薬剤の
生薬形状に適応可能なユニットへの分配手段の作動手段
を備えていることを特徴とすることによって達成され
る。

【０００８】他の特徴によれば、第一の追加コンパート
メントは、メインモジュールに接続され、後続のコンパ
ートメントは、ｎ番目の追加コンパートメントに取外し
できるように接続される（ｎ＋１）番目の追加コンパー
トメントに側方向に接続される。

【０００９】他の特徴によれば、各コンパートメント
は、先行するコンパートメントの電子手段と接続される
電子手段を備えている。

【００１０】他の特徴によれば、取外し可能な各コンパ
ートメントは、隣接する二つの面において開放されたほ
ぼ平行六面体のボックスで形成され、相補型フードと取
外し可能な閉塞型フラップが、コンパートメントを閉鎖
するためにボックスに結合され、各コンパートメントは
一つの薬剤収納空間を構成し、収納空間の底部を形成す
る収納空間の下面の方向に薬剤を保持する手段が設けら
れ、収納空間の底部には、取出し口によってコンパート
メントの下面に通じている円筒ウェルが設けられ、分配
手段は、作動手段によってウェルの中で軸の回りを回転
作動する円筒形のピニオンロックを備えている。

【００１１】他の特徴によれば、適応可能な分配手段
は、円筒形ロックの中に形成された溝を備え、その溝の
中に挿入されその溝の相補的な形状の取外し可能なゲー
ジを保持する手段が設けられ、各ゲージは、錠剤が、ピ
ニオン−ロックで構成された円筒からわずかに突き出る
ことを可能にしながらも、必要な錠剤のサイズを空洞の
中で受取るために適している。

【００１２】他の特徴によれば、作動手段は、コンパー
トメントのボックスの中に設けられた収納部の中で、分
配手段のレベルに設置された作動ボタンで構成され、ボ
タンの面の一つは、静止位置ではコンパートメントの側
面に通じており、作動ボタンは、コンパートメントのボ
ックスの中でボタンの収納部の先端に設けられたウェル
の中をガイドされる少なくとも一つのラックを並進作動
させるためにコンパートメントの内側に向かって移動で
きるように取付けられ、各ラックは、その回転を引き起
こすロックの先端に配置されたピニオンと協働し、戻し
ばねが、ボタンがもはや作動しない場合にはその静止位
置にボタンを引き戻す。

【００１３】他の特徴によれば、少なくとも一つのコン
パートメントが、適応可能な分配手段の上流において収
納空間の底部に配置された選別手段を備えている。

【００１４】他の特徴によれば、選別手段は、中央シュ
ートに向けて錠剤をガイドする二つのＶ字形の傾斜面を
備えたセレクタで構成され、このシュートの中に、二つ
の楔の間で移動可能なセレクタスライダが配置され、こ
のスライダが、錠剤の大きさに適応可能な寸法の通路の
方向に錠剤をガイドする。

【００１５】他の特徴によれば、使用されるゲージとセ
レクタスライダの調整は、さまざまなタイプの薬剤のた
めに使用されるセレクタスライダの位置とゲージのタイ
プを規定する計算図表（フランス語で、abaque）に基づ
いて選択される。

【００１６】他の特徴によれば、取外し可能な鎖錠手段
はそれぞれ、ほぼＵ形のトングと、トングを支えている
面に平行に向かい合っている側面と下面に共通の縁のレ
ベルに位置する少なくとも一つのつめで構成され、Ｕ形
の脚部は、隣接するコンパートメントの一面と接触する
ためのコンパートメントの一側面の上端に固定され、Ｕ
形の底部はＵ形の脚部より厚みがあり、さらに、相補型
結合手段が、それぞれつめを備えた縁とは反対側の縁上
で、トングを支える接触側面と下面に共通の縁上に位置
し、連結ロッドを備えた穴と、つめを支える接触側面と
の縁のすぐ近くで、コンパートメントの上面内に設けら
れたスリットを備えており、追加コンパートメントのつ
めは先行するコンパートメントの穴の中で連結ロッドに
引っかけられ、先行するコンパートメントのトングの楕
円形底部は、つめを支える側面の上端に位置するスリッ
トに垂直な開口部から入り込みながら、追加コンパート
メントのスリットの中にはめ込まれる。

【００１７】他の特徴によれば、収納空間の底部方向に
おいて薬剤を保持する手段は、コンパートメントの後部
側面に位置する垂直溝の中をスライドするスライダに固
定されたプレートで構成された保持用パレットと、コン
パートメントの収納空間の底部に位置する分配手段の方
向にパレットを促す弾性手段とで構成されている。

【００１８】他の特徴によれば、各コンパートメント
は、錠剤の通過検知手段を備えている。

【００１９】他の特徴によれば、各コンパートメント
は、ロックの表面のすぐ近くに位置決めされ、回転時に
ロックの外に錠剤が突き出ることによって作動されるマ
イクロコンタクト型機械的装置で構成される錠剤の通過
検知手段を備えている。

【００２０】他の特徴によれば、各コンパートメント
は、作動手段における圧力検知手段を備えている。

【００２１】他の特徴によれば、作動手段における圧力
検知手段は、ボタンに連動するピンによって作動するマ
イクロコンタクト型装置によって構成される。

【００２２】他の特徴によれば、メインモジュールは二
つのコンパートメントで構成され、メインモジュールに
接続された追加コンパートメントは、隣接する二つのコ
ンパートメント間の接触側面上に位置するスリットを備
え、このスリットは、チップカードのようなデータ媒体
を受取るのに適しており、チップカードはメインモジュ
ールと第一の追加コンパートメントによって構成された
最初の三つのコンパートメントにまたがって挿入され
る。

【００２３】他の特徴によれば、表示手段は、液晶ディ
スプレイ画面で構成される。

【００２４】他の特徴によれば、通告手段は、発光ダイ
オードと音による通告器で構成される。

【００２５】本発明のもう一つの目的は、さまざまなサ
イズの錠剤に適応でき、取外し可能で万能な多目的に使
用できるコンパートメントで構成されたモジュール式の
錠剤分配装置を提案することにある。

【００２６】この目的は、各コンパートメントが、突起
部によって固定されたロック−マスクキャップによって
閉鎖された、ゲージの設置のためのロックへのアクセス
用トラップを備えることで達成される。

【００２７】添付の図面を参照しながら以下に説明する
ことによって、本発明の他の特性及び利点がより明らか
になるだろう。

【００２８】

【発明の実施の形態】図１は、本発明によって、少なく
とも一つの追加コンパートメント（５）が接続されたメ
インモジュール（２）で構成された薬剤分配装置（１）
を表わしている。このメインモジュール（２）は、薬剤
の分配に関するデータの記憶、計算、復元のための電子
手段（ここには図示せず）を有する。このメインモジュ
ール（２）はまた、データの表示手段（３）を備えてい
る。このデータの表示手段（３）は、たとえば液晶画面
で構成されている。メインモジュール（２）は、たとえ
ば、二つのコンパートメント（２ａ、２ｂ）に置き換え
ることができる。各コンパートメント（２ａ、２ｂ、
５）はさらに、通告手段（６）を備えている。通告手段
（６）は、たとえば点滅式の光信号によって、服用する
薬剤のコンパートメント（５）を決定することができる
発光ダイオードで構成することができる。通告手段はま
た、従来タイプの音による通告器で構成することができ
る。装置の中に挿入される取外し可能な外部データ媒体
（４）は、透明で表されている。このデータ媒体（４）
はたとえば、標準型クレジットカードのサイズのチップ
カードで構成される。一つのタイプの錠剤を入れた取外
し可能な追加コンパートメント（５）は、メインモジュ
ール（２）に接続される。

【００２９】図４ａと２ａは、本発明によるコンパート
メント（５）を構成するボックス（５１０）の透視図で
ある。平行六面体の形状をもつこのボックス（５１０）
は、隣接する二つの面において開放されている。ボック
ス（５１０）の三つの側面は、それぞれ、接触側面
（７）、前面（８）、後部側面（９）と呼ばれ、Ｕ形断
面をもつシュートを形成する。これらの側面は、収納空
間（５１２）の範囲を限定している。このボックスは、
底部を形成する一端に、薬剤の取出し口（１４）を備え
た下面（１１）を備えている。錠剤またはゼラチンカプ
セルを入れるためにコンパートメント（５）を備えるこ
とができる。

【００３０】図２ｂは、本発明によるコンパートメント
（５）のボックス（５１０）の図２ａの方向Ａに沿った
側面図である。収納空間（５１２）の底部では、傾斜面
（１８）及び（１９）が収納空間（５１２）の下面（１
１）に向かってＶ字形の絞り部を形成している。保持用
パレット（５１３）を用いて収納空間の底部に向かって
保持されるゼラチンカプセル（２０ａ）がまた概略的に
表わされている。この要領で、頚部の形状が、分配手段
（５１５）（図２ｂ参照）が収納されている円筒ウェル
（１１５）の中にゼラチンカプセルが入り込むのを促す
ために保持用パレット（５１３）と協働する。

【００３１】図３は、各コンパートメント（５）を形成
するために各ボックス（５１０）に結合されたフード
（５１１）の透視図を表わしている。このフード（５１
１）は、Ｌ字形を形成する隣接する二つの面（１１１）
及び（１２）を有している。その結果、二つの面の短い
方（１２）がコンパートメント（５）の上面となる。

【００３２】図４ａは、本発明によるコンパートメント
（５）の構造の分解概略図である。各コンパートメント
（５）は、ボックス（５１０）と、フード（５１１）
と、ほぼ長方形の取外し可能な閉塞フラップ（１５）の
アセンブリで形成されている。フードの短い方の面（１
２）は、ボックス（５１０）の上部を覆い、その結果、
コンパートメント（５）の上面を形成する。コンパート
メント（５）のこの上面は、以下、参照番号（１２）で
示される。フードのもう一方の面（１１１）は、ボック
ス（５１０）の後部側面（９）に重ね合わされて唯一つ
の面を形成するので、以下の説明では後部側面（９）と
同じ面とみなされる。さらに、フラップ（１５）は、ボ
ックスの残りの側方向の開放部分を塞ぎ、その結果、隣
接する二つのコンパートメント（５）間の接触側面（１
０）を形成する。この取外し可能なフラップ（１５）
は、特に、収納空間に薬剤を入れるために収納空間にア
クセスすることを可能にする。このアセンブリは、たと
えば、相補型穴と協働する突起を用いてさまざまな部品
をはめ込めることによってつくりだすことができる。Ｖ
字形絞り部を形成する傾斜面（１８）及び（１９）は、
円筒形ウェル（１１５）上でボックスの下部に通じてい
る。ボックスはまた、後部側面（９）に平行な前側面
（８）上に、収納空間（５１２）の中に存在する薬剤に
ついての情報ラベルをしまうポケットを形成するラベル
ホルダ（９００）を有している。作動ボタン（５１６
ａ）はまた、この同一側面（８）上の、コンパートメン
ト（５）の下面（１１）のすぐ近くに備えられる。

【００３３】ここで、図４ｂ、４ｃ、６、７、８を参照
して、本発明による錠剤容器のコンパートメント（５）
について説明する。図４ｂは、セレクタ（５１４）を有
する錠剤を入れるための本発明による錠剤容器の取外し
可能なコンパートメント（５）の透視図を表わしてい
る。コンパートメントが、ゼラチンカプセルを入れるこ
とを目的とする場合には、収納空間（５１２）（図２ｂ
参照）のＶ字形絞りゾーンの中に配置されていないセレ
クタ（５１４）を除いては、以下に説明するコンパート
メントと同じである。コンパートメント（５）の本体
は、収納空間（５１２）の範囲を限定し、その収納空間
の底面には、セレクタ（５１４）（図５ａ、５ｂ）が傾
斜面（１８、１９）の上面に支えられように配置されて
いる。セレクタ（５１４）は、セレクタの中央平行六面
体シュート（５１４ｃ）に向かって錠剤をガイドする二
つのＶ字形傾斜面（５１４ａ、５１４ｂ）を有する（図
４ｃ参照）。ほぼ長方形の薄い二つの楔（６１４ａ、６
１４ｂ）は、シュート（５１４ｃ）の中に垂直に配置さ
れる。これらの楔（６１４ａ、６１４ｂ）は、その長さ
の一部及びそれらの底部で、シュート（５１４ｃ）の底
面のすぐ近くに、刻み目（１６１４）を備えている。こ
の刻み目（１６１４）は、楔（６１４ａ、６１４ｂ）の
間に配置されたセレクタのスライダ（１５１４）の横側
面の両側に形成された側方向円筒形の脚部（１５１５）
とともに協働するためのものである。これらの楔の向か
い合った上縁はさらに、隅切り面（１６１５）（図４ｃ
参照）を有している。これらの隅切り面（１６１５）
は、錠剤を入れることを促すこれらの同じ楔（６１４
ａ、６１４ｂ）間で収納空間（５１２）の底面に向かっ
て漏斗の形状の通路をつくりだしている。ほぼ平行六面
体のセレクタのこのスライダ（１５１４）は、コンパー
トメント（５）の下面（１１）と隣接する後部側面
（９）に共通の縁に平行な方向に沿って、このシュート
（５１４ｃ）の中の楔（６１４ａ、６１４ｂ）間を並進
移動するように取付けられる。セレクタのスライダ（１
５１４）の上面（１５１４ａ）は、スライダ（１５１
４）の並進方向に平行な方向Ｘ（図５ｂ参照）において
低方に向かって傾斜している。この面（１５１４ａ）
は、セレクタのスライダ（１５１４）の前部と、楔の内
面（６１４ａ、６１４ｂ）と、ボックスの接触側面
（７）によって、範囲が限定された通路の方向に錠剤を
ガイドする。この通路の寸法は、楔（６１４ａ、６１４
ｂ）の間におけるセレクタのスライダ（１５１４）の位
置によって調節可能である。円筒形のピニオンロック
（６００）（図６参照）で構成された分配手段（５１
５）は、セレクタ（５１４）の下で、セレクタ（５１
４）の出口、すなわち下流に置かれる。ピニオンロック
（６００）の円筒軸は、スライダ（１５１４）の移動方
向に平行に取付けられる。ロック（６００）の側面（６
０３、６０４）は、それぞれの中央に、ピニオン（６０
５）を備えている。このロック（６００）は、ロック
（６００）のピニオン（６０５）と協働する少なくとも
一つのラック（７１７）（図４ｃ参照）によって軸の回
りを回転作動する。側面（６０３、６０４）に通じてい
ないほぼ円筒形の溝（６０１）が、ロック（６００）の
中に設けられている。この溝（６０１）は、その溝（６
０１）の形状と相補的な形状を有する各ゲージ（７０
０）上に形成されたボタン（７０１）と、はめ込みによ
って協働することができる盲穴（６０２）をほぼ中央に
備えている。ゲージ（７００）は溝（６０１）の中に挿
入される。各ゲージ（７００）は、その上部に空洞（７
０３）を備えているが、その空洞（７０３）の中で、望
ましい寸法と形状に対応する錠剤のサイズを受取るため
にロックの中に設置される。セレクタのスライダ（１５
１４）は、ロック（６００）に取付けられたゲージ（７
００）のタイプに応じて調節される。長さ側にのみ空洞
（７０３）を有するゲージ（７００）の場合には、スラ
イダ（１５１４）は、ゲージ（７００）の空洞（７０
３）の側で錠剤をガイドするような位置で固定される。
セレクタ（５１４）によってガイドされた錠剤は、ロッ
ク（６００）の中にはめ込まれたゲージ（７００）の空
洞（７０３）の中に入り込む。ゲージ（７００）は、錠
剤が、ロック（６００）（図７参照）で構成された円筒
の外にわずかに突き出ることができるように錠剤のサイ
ズに適応している。分配手段（５１５）は、三角柱の形
状の作動ボタン（５１６ａ）で構成された作動手段（５
１６）と協働する。このボタン（５１６ａ）は、分配手
段（５１５）のレベルに置かれる。ボタン（５１６ａ）
の面の一つは、静止状態では、コンパートメント（５）
の前部側面（８）に通じている。作動ボタン（５１６
ａ）は、円筒形のピニオンロック（６００）の軸の方向
に平行な最も鋭角の縁（１５１６）の回りを軸回転する
ことができる。コンパートメントの内側に向かって軸回
転することによって、このボタンは、それぞれが、ボタ
ン（５１６ａ）の収納部の二つの先端に設けられた二つ
のウェル（１５１７）（図４ｂ参照）の中に収納される
二つのラック（７１７）（図４ｃ参照）を作動させる。
並進作動する二つのラックは、その回転を引き起こすた
めにロック（６００）のピニオン（６０５）とともに協
働する。ロックの中に収納され、そのロックの周囲にわ
ずかに突き出た薬剤は、ロックとともに回転し、通路に
おいて、ブレード（１５１７）を押すことによって電気
接点（５１７）を閉鎖する（図４ｃ、図７参照）。薬剤
の回転は、下面（１１）の取出し口（１４）（図２ａ及
び４ａ）に来るまで続けられ、それから作動ボタン（５
１６ａ）を押した患者によって薬剤が回収されるコンパ
ートメント（５）の外側に重力によって落ちる。二面の
形の戻しばね（５３０）は、ボタン（５１６ａ）の内側
面上でその二つの面のうちの一つ（５３１）によって支
持され、その第二の面（５３２）はコンパートメント
（５）の固定スリットの中に入り込む（図４ｃ参照）。
この戻しばね（５３０）は、ボタン（５１６ａ）がもは
や作動されないときには静止位置にボタンを戻し、その
結果、ラックの逆運動によってピニオン−ロック（６０
０）も戻される。この二つのラック型システムは、分配
（５１５）及び作動（５１６）手段が偶発的にブロック
されてしまう危険を最小限に抑えるという利点を有して
いる。このコンパートメント（５）は、連結手段（５０
３、５０４）とともに取外しできるように協働する鎖錠
手段（５０１、５０２）によってメインモジュール
（２）に取外しできるように機械的に接続されている。
したがって、取外し可能な各コンパートメントは、鎖錠
手段（５０１、５０２）と、連結手段（５０３、５０
４）を備えている。第一の鎖錠手段（５０１）は、Ｕ形
のトング（５０１）で構成される。Ｕ形の脚部（１５０
１）は、フードの面（１２）または上面（１２）と、コ
ンパートメント（５）との間で、収納部（１２１、１２
２）の中に固定されている（図３参照）。Ｕ形の底部
（１５１１）は、脚部（１５０１）より厚みがあり、楕
円形をしており、開口部（１５０４）から入り込みなが
ら、隣接するコンパートメント（５）の上面（１２）の
中に形成されたスリット（５０４）の中にはめ込まれ
る。開口部（１５０４）は、フードの上面（１２）と隣
接するコンパートメント（５）の本体との間に形成され
る。開口部（１５０４）は、コンパートメント（５）の
フード（１２）の中に形成されるスリット（５０４）に
垂直である。スリット（５０４）は、トング（５０１）
の楕円形底部（１５１１）の形状と相補的な形状を有す
る。スリット（５０４）は、トング（５０１）のための
連結手段を構成する。スリット（５０４）は、コンパー
トメント（５）の上面（１２）の中に設けられ、上面
（１２）と閉塞フラップ（１５）を備えた接触側面（１
０）に共通な縁に平行である。トング（５０１）が入り
込むスリット（５０４）に垂直な開口部（１５０４）
は、閉塞フラップ（１５）を備えた側面（１０）の上端
に位置している。閉塞フラップ（１５）を備えたこの側
面（１０）は、二つのコンパートメント（５）間の接触
面を構成する。この要領で、二つのコンパートメントが
接続されている場合には、フラップ（１５）は目に見え
ず、アクセスできない。このことから、錠剤容器の偶発
的な開放、すなわち薬剤収納部の開放が不可能になる。
さらに、たとえば、継続ループが開放されたことによっ
て錠剤容器が解体された場合には、そうした解体が、電
気接点によって検知される。第二の鎖錠手段（５０２）
は、コンパートメント（５）の底部において、閉塞フラ
ップ（１５）を備えた側面（１０）と下面（１１）に共
通の縁上に位置するつめ（５０２）によって構成され
る。これらのつめ（５０２）は、相補型穴で構成された
鎖錠手段（５０３）の中に連結される。これらの相補型
穴（５０３）は、コンパートメント（５）の底部で、閉
塞フラップ（１５）を備えた面（１０）に平行に向かい
合っている側面（７）と下面（１１）に共通の縁上に位
置している。この縁は、つめ（５０２）を支える縁の反
対側に位置している。これらの穴（５０３）は、穿孔
（１３）の中に位置しているロッド（ここには図示され
ていない）を備えている（図４ｃ参照）。フック（５０
２）は、これらのロッドに寄りかかっている。二つのコ
ンパートメント（５）の組立ては、追加コンパートメン
ト（５）のつめ（５０２）を、先行するコンパートメン
ト（５）の穴（５０３）の中で連結用ロッドに引っか
け、さらに、追加コンパートメント（５）のスリット
（５０４）の中に先行するコンパートメントのトング
（５０１）がはめ込まれるまで追加コンパートメント
（５）を傾動させることによって行われる。この要領
で、追加コンパートメントの閉塞フラップ（１５）を備
えた側面（１０）は、先行するコンパートメントの側面
（７）にぴったり接触する位置に置かれる。各コンパー
トメント（５）はまた、その中に、フード（５１１）の
内側に位置する電子手段（５０５）（図３参照）と、雄
型（５２０）及び雌型（５２１）の接続ピンを有してい
る。この二つのピンはそれぞれ、トング（５０１）と閉
塞フラップ（１５）をそれぞれ備えた向かい合った二つ
の接触側面（７、１０）上に位置している。組立てのと
きには、電子手段（５０５）の結線は、以下の要領で行
われる：先行するコンパートメントの雄型ピン（５２
０）が、追加コンパートメントの雌型ピン（５２１）に
接続される。コンパートメント（５）はまた、たとえば
四つの突起部（８０３）によって固定されたロック−マ
スクキャップ（８０１）によって閉鎖されたロック（６
００）へのアクセス用トラップ（フランス語で、trapp
e）（８００）を備えている。トラップ（８００）は、
コンパートメント（５）の収納空間（５１２）の中に入
れられる錠剤のサイズに適応させるためにゲージ（７０
０）のタイプを変えることができる。ゲージ（７００）
のタイプと、さまざまなタイプの薬剤のために使用され
るセレクタの調節（５１４）を規定するために計算図表
をつくりだすこともできる。マイクロコンタクト型装置
で構成された錠剤の通過検知手段（５１７）（図７参
照）は、コンパートメント（５）の後部側面（９）の側
で、円筒ウェル（１１５）の中において、ロック（６０
０）の表面のすぐ近くに位置する。これらの検知手段
は、回転時にロックの外に錠剤（２０ｂ）が突き出る部
分（１５１１）によって作動される。この突出部分がブ
レード（１５１７）（図４ｃ参照）を押し、その結果、
電気回路の中の接点が確立される。コンパートメント
（５）はまた、作動手段における圧力検知手段（５１
８）を備えている（図８参照）。これらの手段は、ボタ
ン（５１６ａ）に連動するピン（１５１８）によって作
動されるマイクロコンタクト型装置によって構成され
る。このようにして、電子手段（５０５）は、一方で
は、作動手段（５１６）における圧力を、もう一方で
は、分配手段（５１５）の中の錠剤の通過を記録するこ
とができる。コンパートメント（５）はまた、収納空間
（５１２）の底部の方向において薬剤を保持する手段
（５１３）を備えている。これらの手段（５１３）は、
コンパートメント（５）の後部側面（９）のほぼ真ん中
に位置する垂直溝（１５１３）の中をスライドするスラ
イダ（ここには図示されていない）に固定された、例え
ばほぼ長方形のプレートの形の保持用パレットで構成さ
れている。弾性手段（ここには図示されていない）は、
コンパートメント（５）の収納空間（５１２）の底部の
選別（５１４）及び分配（５１５）手段の方向にパレッ
トを押しつける。この要領で、パレット（５１３）は、
収納空間（５１２）の中に入っている薬剤の山に寄りか
かり、この収納空間の底面に置かれた分配手段（５１
５）の中に薬剤が入り込むことを促す。さらに、溝（１
５１３）の上のスライダの位置を観察することによって
コンパートメントの中に存在する薬剤のレベルを監視す
ることが可能になる。二つのコンパートメントの寸法を
有するメインモジュール（２）ならびに各追加コンパー
トメント（５）は、フラップ（１５）を有する接触用側
面（１０）上に位置するスリット（５４０）を備えてい
る。このスリット（５４０）は、すぐ近くに、後部側面
（９）に平行に位置する。スリット（５４０）は、たと
えば標準クレジットカードのサイズのチップカードのよ
うなデータ媒体（４）（図１参照）を受取るのに適して
いる。このチップカードは、メインモジュール（２）の
およそ３分の２に挿入され（図１参照）、さらに、その
突出部分は、メインモジュール（２）に接続される第一
の追加コンパートメント（５）のフラップ（１５）を有
する側面（１０）のスリット（５４０）の中に挿入され
る。したがって、データ媒体（４）は、最初の三つのコ
ンパートメント（２ａ、２ｂ、５）にまたがって、薬剤
の分配装置（１）の中に完全に閉じ込められる。そこ
で、データ媒体（４）は、コンパートメント（５）の中
に存在する電子手段（５０５）とともに（図３参照）、
さらに、メインモジュール（２）の電子手段（ここには
図示されていない）とともに協働することができる。各
コンパートメント（５）はまた、たとえば電子手段（５
０５）に接続された発光ダイオード（１００６）で構成
される通告手段（６）を備えている。このダイオード
は、コンパートメント（５）の後部側面（９）に平行
で、前部側面（８）に通じているダイオードホルダー管
（１０１６）の中に収納されている。このダイオード
（１００６）は、メインモジュールの電子手段の制御に
よって、患者に、薬剤服用のコンパートメント（５）を
示すために、たとえば点滅型の光信号を発する。通告手
段はまた、従来タイプの音による通告器（ここには図示
されていない）を備えている。この音による通告器は、
たとえば、患者に薬剤の服用量を知らせるために電子手
段（５０５）によって始動することができる。次に、当
該のコンパートメントが、先述のようにダイオード（１
００６）の光信号によって示される。メインモジュール
（２）（図１参照）は、通告手段（６）に加えて、たと
えば液晶ディスプレイ画面で構成されたデータの表示手
段を備えている。これらの追加データ表示手段（３）
は、その上面（１２）に配置されている。

【００３４】当業者によるその他の改良もまた、本発明
の趣旨の一部をなすとみなされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】メインモジュールに連結された取外し可能な追
加コンパートメントを有する本発明による薬剤分配装置
の透視図である。

【図２ａ】本発明によるコンパートメントを構成するボ
ックスの透視図である。

【図２ｂ】図２Ａの方向Ａに応じた、ゼラチンカプセル
及び保持手段を表わす本発明によるコンパートメントを
構成するボックスの図である。

【図３】本発明によるコンパートメントを形成するため
にボックスに結合している相補型フードの透視図であ
る。

【図４ａ】本発明によるコンパートメント構造の分解概
略図である。

【図４ｂ】本発明による装置のコンパートメントの透視
図である。

【図４ｃ】図４ｂのコンパートメントの下面図である。

【図５ａ】本発明による選別手段の透視図である。

【図５ｂ】図５のセレクタスライダの側面図である。

【図６】取外されたピニオン−ロックとゲージの集合で
構成された分配手段の透視図である。

【図７】錠剤の通過検知手段の原理図である。

【図８】錠剤の供給手段における圧力検知手段の原理図
である。

【符号の説明】

１ モジュール式分配装置 ２ メインモジュール ２ａ、２ｂ コンパートメント ３ データ表示手段 ５ 追加コンパートメント ６ 通告手段 ５０１、５０２ 鎖錠手段 ５０３、５０４ 連結手段 ５１５ 手段 ５１６ 作動手段

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各コンパートメントの薬剤分配に関する
   データの記憶、計算、復元のための電子手段を有するメ
   インモジュール（２）で構成された薬剤の小型モジュー
   ル式分配装置（１）であって、メインモジュール（２）
   が、データの表示手段（３）と通告手段（６）を備えて
   いる薬剤分配装置であって、鎖錠手段（５０１、５０
   ２）と連結手段（５０３、５０４）を備え、錠剤の一つ
   のタイプごとに一つの収納空間を形成する取外し可能な
   少なくとも一つの追加コンパートメント（５）が、取外
   しできるようにメインモジュール（２）に接続され、先
   行するコンパートメントの鎖錠手段（５０１）と連結手
   段（５０３）がそれぞれ、追加コンパートメントの連結
   手段（５０４）と鎖錠手段（５０２）と協働し、各コン
   パートメントが、さまざまなサイズの薬剤の生薬形状に
   適合できるユニットへの分配手段（５１５）の作動手段
   （５１６）を備えていることを特徴とする薬剤分配装
   置。
2. 【請求項２】 第一の追加コンパートメント（５）が、
   メインモジュール（２）に接続され、後続のコンパート
   メント（５）が、ｎ番目の追加コンパートメントに取外
   しできるように接続された（ｎ＋１）番目の追加コンパ
   ートメントに側方向で接続されていることを特徴とする
   請求項１に記載の薬剤分配装置（１）。
3. 【請求項３】 各コンパートメント（５）が、先行する
   コンパートメント（５）の電子手段（５０５）と接続さ
   れる電子手段（５０５）を備えていることを特徴とする
   請求項１または２に記載の薬剤分配装置（１）。
4. 【請求項４】 取外し可能な各コンパートメント（５）
   が、二つの隣接する面において開放されたほぼ平行六面
   体のボックス（５１０）と、相補型フード（５１１）
   と、コンパートメント（５）を閉鎖するためにボックス
   に連結された取外し可能な閉塞フラップ（１５）で形成
   され、各コンパートメント（５）が、薬剤収納空間を構
   成し、収納空間（５１２）の底部を形成する収納空間の
   下面の方向に薬剤を保持する手段（５１３）を備え、収
   納空間の底部には、取出し口（１４）によってコンパー
   トメント（５）の下面（１１）に通じている円筒ウェル
   （１１５）が設けられ、分配手段（５１５）が作動手段
   （５１６）によってウェル（１１５）中で軸の回りを回
   転作動する円筒形のピニオンロック（６００）を備えて
   いることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に
   記載の薬剤分配装置（１）。
5. 【請求項５】 適合可能な分配手段（５１５）が、円筒
   ロック（６００）の中に形成される溝（６０１）を備
   え、このロックが、溝（６０１）の中に挿入され、その
   溝に対して相補的な形状をもつ取外し可能なゲージ（７
   ００）の保持手段（６０２）を備え、各ゲージ（７０
   ０）が、錠剤がロック（６００）によって構成された円
   筒の外にわずかに突き出ることを可能にしながらも、空
   洞（７０３）の中で必要な錠剤のサイズを受取るために
   適していることを特徴とする請求項４に記載の薬剤分配
   装置（１）。
6. 【請求項６】 作動手段（５１６）が、コンパートメン
   ト（５）のボックス（５１０）の中に設けられた収納部
   の中で、分配手段（５１５）のレベルに置かれた作動ボ
   タン（５１６ａ）で構成され、ボタン（５１６ａ）の面
   の一つが、静止位置ではコンパートメント（５）の側面
   （８）に通じ、作動ボタン（５１６ａ）が、コンパート
   メントのボックスの中のボタン（５１６ａ）の収納部の
   先端に設けられたウェル（１５１７）の中にガイドされ
   る少なくとも一つのラック（７１７）を並進作動させる
   ために、コンパートメント（５）の内側に向かって移動
   できるように取付けられ、各ラックが、その回転を引き
   起こすロック（６００）の先端に配置されたピニオンと
   協働し、戻しばね（５３０）が、ボタン（５１６ａ）が
   もはや作動していないときに、そのボタンを静止位置に
   引き戻すことを特徴とする請求項４または５に記載の薬
   剤分配装置（１）。
7. 【請求項７】 少なくとも一つのコンパートメント
   （５）が、適合可能な分配手段（５１５）の上流におい
   て、収納空間（５１２）の底部に配置された選別手段
   （５１４）を備えていることを特徴とする請求項１から
   ６のいずれか一項に記載の薬剤分配装置（１）。
8. 【請求項８】 選別手段（５１４）が、Ｖ形の二つの傾
   斜面（５１４ａ、５１４ｂ）を有するセレクタで構成さ
   れ、それらの傾斜面が、セレクタ（５１４）の中央シュ
   ート（５１４ｃ）に向かって錠剤をガイドし、そのシュ
   ートの中に、二つの楔（６１４ａ、６１４ｂ）間で移動
   することができるセレクタのスライダ（１５１４）が配
   置され、スライダ（１５１４）が、錠剤の寸法に適合可
   能な寸法をもつ通路の方向に錠剤をガイドすることを特
   徴とする請求項７に記載の薬剤分配装置。
9. 【請求項９】 使用されるゲージ（７００）とセレクタ
   （１５１４）のスライダの調節が、さまざまなタイプの
   薬剤のために使用されるセレクタ（１５１４）のスライ
   ダの位置とゲージ（７００）のタイプを規定する計算図
   表に基づいて選択されることを特徴とする請求項５また
   は８に記載の薬剤分配装置（１）。
10. 【請求項１０】 取外し可能な鎖錠手段（５０１、５０
    ２）が、それぞれ、ほぼＵ形を有するトング（５０１）
    と、トング（５０１）を支える面（７）に平行に向かい
    合っている側面（１０）と下面（１１）に共通の縁のレ
    ベルに位置する少なくとも一つのつめ（５０２）によっ
    て構成され、Ｕ形の脚部（１５０１）は、隣接するコン
    パートメント（５）の一面（１０）と接触するためのコ
    ンパートメント（５）の側面（７）の上端に固定され、
    Ｕ形の底部（１５１１）はＵ形の脚部（１５０１）より
    厚みがあり、さらに、相補的連結手段（５０３、５０
    ４）がそれぞれ、連結ロッドを備え、つめ（５０２）を
    備えた縁と向かい合った縁上でトング（５０１）を支え
    る接触側面（７）と下面（１１）に共通の縁上に位置す
    る穴（５０３）と、つめを支える接触側面（１０）との
    縁のすぐ近くで、コンパートメント（５）の上面（１
    ２）の中に設けられたスリット（５０４）で構成され、
    追加コンパートメント（５）のつめ（５０２）が、先行
    するコンパートメント（５）の穴（５０３）の中で連結
    ロッドにひっかけられ、先行するコンパートメント
    （５）のトング（５０１）の楕円形底部（１５１１）
    が、つめ（５０２）を支える側面（１０）の上端に位置
    し、スリット（５０４）に垂直な開口部（１５０４）か
    ら入り込みながら、追加コンパートメント（５）のスリ
    ット（５０４）の中にはめ込まれることを特徴とする請
    求項１から９のいずれか一項に記載の薬剤分配装置
    （１）。
11. 【請求項１１】 収納空間（５１２）の底部方向に薬剤
    を保持する手段が、コンパートメント（５）の後部側面
    （９）上に位置する垂直溝（１５１３）の中をスライド
    するスライダに固定されたプレートで構成された保持用
    パレット（５１３）で構成され、弾性手段が、コンパー
    トメント（５）の収納空間の底部（５１２）に位置する
    分配手段（５１５）の方向にパレットを促すことを特徴
    とする請求項４から１０のいずれか一項に記載の薬剤分
    配装置（１）。
12. 【請求項１２】 各コンパートメント（５）が錠剤の通
    過検知手段（５１７）を備えていることを特徴とする請
    求項１から１１のいずれか一項に記載の薬剤分配装置
    （１）。
13. 【請求項１３】 各コンパートメントが、ロック（６０
    ０）の表面のすぐ近くに位置決めされ、その回転時にロ
    ック（６００）の外に錠剤（１５１１）が突き出ること
    によって作動されるマイクロコンタクト型機械的装置で
    構成された錠剤の通過検知手段（５１７）を備えている
    ことを特徴とする請求項５に記載の薬剤分配装置
    （１）。
14. 【請求項１４】 各コンパートメント（５）が、作動手
    段（５１６）における圧力の検知手段（５１８）を備え
    ていることを特徴とする請求項１から１３のいずれか一
    項に記載の薬剤分配装置（１）。
15. 【請求項１５】 作動手段（５１６）における圧力の検
    知手段（５１８）が、ボタン（５１６ａ）に連動するピ
    ン（１５１８）によって作動されるマイクロコンタクト
    型装置によって構成されていることを特徴とする請求項
    ６に記載の薬剤分配装置。
16. 【請求項１６】 メインモジュール（２）が二つのコン
    パートメント（２ａ、２ｂ）で構成され、メインモジュ
    ールに接続された追加コンパートメント（５）が、隣接
    する二つのコンパートメント（５）の間の接触側面（１
    ０）上に位置するスリット（５４０）を備え、スリット
    （５４０）が、チップカードのようなデータ媒体（４）
    を受取るのに適し、このチップカードが、メインモジュ
    ールと第一の追加コンパートメント（５）で構成される
    最初の三つのコンパートメント（２ａ、２ｂ、５）にま
    たがって挿入されることを特徴とする請求項１から１５
    のいずれか一項に記載の薬剤分配装置（１）。
17. 【請求項１７】 表示手段（３）が、液晶ディスプレイ
    画面で構成されていることを特徴とする請求項１から１
    ６のいずれか一項に記載の薬剤分配装置（１）。
18. 【請求項１８】 通告手段（６）が、発光ダイオードと
    音による通告器で構成されていることを特徴とする請求
    項１から１７のいずれか一項に記載の薬剤分配装置
    （１）。
19. 【請求項１９】 各コンパートメント（５）が、突起部
    （８０３）によって固定されたロック−マスクキャップ
    （８０１）によって閉鎖されたゲージ（７００）の設置
    のためにロック（６００）へのアクセストラップ（８０
    ０）を備えていることを特徴とする請求項４から６のい
    ずれか一項に記載の薬剤分配装置（１）。