JPH11275784A - 電動車両 - Google Patents

電動車両

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JPH11275784A
JPH11275784A JP11038578A JP3857899A JPH11275784A JP H11275784 A JPH11275784 A JP H11275784A JP 11038578 A JP11038578 A JP 11038578A JP 3857899 A JP3857899 A JP 3857899A JP H11275784 A JPH11275784 A JP H11275784A
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Yutaka Matsunobu
豊 松延
Shoichi Kawamata
昭一 川又
Suetaro Shibukawa
末太郎 渋川
Osamu Koizumi
小泉  修
Keiji Oda
圭二 小田
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速回転の可能な永久磁石回転電機を駆動機構
の一部として用いることにより、一充電走行距離の長い
電動車両を提供するにある。 【解決手段】回転電機10は、固定子巻線24を巻回し
た固定子鉄心22を有する固定子20と、固定子20の
内周に回転可能に保持され、回転子鉄心32とこの回転
子鉄心32の内部に上記固定子鉄心と対向して配置され
た複数個の永久磁石36を有する回転子30とから構成
されている。ここで、回転子30の半径R0と、回転子
30の中心から永久磁石36の内周側の位置までの距離
R1の比(R1/R0)を0.85より大きくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石回転電機
を駆動機構の一部として有する電動車両に係り、特に、
内部磁石型回転電機に好適な永久磁石回転電機を駆動機
構の一部として有する電動車両に関する。
【0002】
【従来の技術】電動車両,特に、電気自動車において使
用される駆動電動機は、電気自動車として積載されるバ
ッテリーの量が限定され、かつ、そのバッテリー容量で
十分な一充電走行距離を確保することが必要なために、
小型軽量、高効率であることが望まれている。
【0003】電動機を小型軽量化するためには、高速回
転に適していることが要望される。また、高効率電動機
としては、直流電動機や誘導電動機よりも永久磁石電動
機が推奨できる。特に、永久磁石を回転子の外周に配置
する表面磁石電動機に比較して、永久磁石よりも高い透
磁率を有する、例えば、珪素鋼板の中に永久磁石保持部
を有するいわゆる内部磁石電動機が適している。内部磁
石永久磁石電動機は、弱め界磁制御によって高速まで運
転できる点や、弱め界磁制御によって高効率にできるた
めである。更に、電動機を小型軽量にするためには高性
能の永久磁石を使用することが不可欠である。しかし、
高性能な永久磁石は高価であるため、使用量を限定する
ことが必要である。一方、永久磁石の使用量を制限する
には、極数を多くすることが必要である。この方式の電
動機の従来例としては、例えば、特開平5−76146
号公報に記載のように、回転子の中に8極の永久磁石を
内蔵したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−76146号公報に記載のものにおいては、遠心力
を受ける永久磁石の外周に位置する磁極片の重量が大き
いため、磁極片の両端に位置するブリッジ部の径方向の
厚さを大きくする必要があり、高速回転への配慮がなさ
れていないものであった。従って、かかる回転電機を用
いた電動車両においては、一充電走行距離が短いという
問題があった。
【0005】本発明の目的は、高速回転の可能な永久磁
石回転電機を駆動機構の一部として用いることにより、
一充電走行距離の長い電動車両を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、固定子巻線を巻回した固定子鉄心
を有する固定子と、この固定子の内周に回転可能に保持
され、回転子鉄心とこの回転子鉄心の回転軸方向に設け
られたシャフトとこの回転子鉄心の周囲に沿って配置さ
れた複数の永久磁石とからなる回転子とを備え、上記永
久磁石の個数と同数の永久磁石挿入穴が上記回転子鉄心
の内部に設けられ、上記永久磁石は、比(R1/R0)が
0.85より大きな位置にある上記永久磁石挿入穴に挿
入され、ここで、R0は、上記回転子の半径であり、R1
は、上記回転子の中心から上記永久磁石の内周側の位置
までの距離としたものであり、かかる構成により、漏洩
磁束を低減して、回転電機を小型軽量化でき、従って、
高速回転し得るため、一充電走行距離を長くし得るもの
となる。
【0007】(2)上記永久磁石回転電機において、好
ましくは、上記永久磁石の厚みR3を、上記挿入穴の半
径方向の外周端部に沿って配置された磁極部と、上記磁
極部に周方向に近接して配置された軸方向の磁極部との
間の境界部に形成された回転子鉄心のブリッジ部の厚さ
R2の2倍以下としたものであり、かかる構成により、
高速化に対応し得るものとなる。
【0008】(3)上記目的を達成するために、本発明
は、固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有する固定子
と、この固定子の内周に回転可能に保持され、回転子鉄
心とこの回転子鉄心の回転軸方向に設けられたシャフト
とこの回転子鉄心の周囲に沿って配置された複数の永久
磁石とからなる回転子とを備え、上記永久磁石の個数と
同数の永久磁石挿入穴が上記回転子鉄心の内部に設けら
れ、上記永久磁石は、比(R1/R0)が0.85より大
きな位置にある上記永久磁石挿入穴に挿入され、ここ
で、R0は、上記回転子の半径であり、R1は、上記回転
子の中心から上記永久磁石の内周側の位置までの距離で
あるとともに、上記回転子鉄心は、上記シャフトと上記
永久磁石挿入穴との間に設けられた複数の風穴を備える
ようにしたものであり、かかる構成によって、回転電機
を軽量化し、かつ磁束量を増加できき、従って、高速回
転し得るため、一充電走行距離を長くし得るものとな
る。
【0009】(4)上記目的を達成するために、本発明
は、固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有する固定子
と、この固定子の内周に回転可能に保持され、回転子鉄
心とこの回転子鉄心の回転軸方向に設けられたシャフト
とこの回転子鉄心の周囲に沿って配置された複数の永久
磁石とからなる回転子とを備え、上記永久磁石の個数と
同数の永久磁石挿入穴が上記回転子鉄心の内部に設けら
れ、上記永久磁石は、比(R1/R0)が0.85より大
きな位置にある上記永久磁石挿入穴に挿入され、ここ
で、R0は、上記回転子の半径であり、R1は、上記回転
子の中心から上記永久磁石の内周側の位置までの距離で
あるとともに、上記永久磁石挿入孔の外周方向の長さ
は、上記永久磁石の長さよりも長く、上記永久磁石が対
応する上記永久磁石挿入孔に挿入されるとき、上記永久
磁石のそれぞれの両端部に一対の空隙が形成するように
したものであり、かかる構成により、脈動トルクやコギ
ングトルクの発生を低減し得るため、一充電走行距離を
長くし得るものとなる。
【0010】(5)上記永久磁石回転電機において、好
ましくは、上記空隙は、樹脂により充填するようにした
ものであり、かかる構成により、永久磁石の回転子鉄心
への接触を緩和し得るものとなる。
【0011】(6)上記永久磁石回転電機において、好
ましくは、上記永久磁石挿入穴は、それぞれ、その周方
向の両端部に一対のスリットを有するようにしたもので
あり、かかる構成により、永久磁石の位置決めを容易と
し得るものとなる。
【0012】(7)上記目的を達成するために、本発明
は、固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有する固定子
と、この固定子の内周に回転可能に保持され、回転子鉄
心とこの回転子鉄心の回転軸方向に設けられたシャフト
とこの回転子鉄心の周囲に沿ってリング状に配置された
複数の永久磁石とからなる回転子とを備え、上記永久磁
石の個数と同数の永久磁石挿入穴が上記回転子鉄心の内
部に設けられ、上記永久磁石は、比(R1/R0)が0.
85以上の位置にある上記永久磁石挿入穴に挿入され、
ここで、R0は、上記回転子の半径であり、R1は、上記
複数の永久磁石の上記固定子から離れた側の端面に内接
する仮想円の半径としたものであり、かかる構成によ
り、電動車両の一充電走行距離の長くし得るものとな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る永久磁石回転電機ついて、図1,図2,図3を用いて
説明する。図1は、本発明の一実施の形態による永久磁
石回転電機の正面側から見た部分断面図であり、図2
は、図1のA−A断面を示し、本発明の一実施の形態に
よる永久磁石回転電機の断面図であり、図3は、図2の
要部拡大図である。
【0014】図1において、回転電機10の固定子20
は、固定子鉄心22と、この固定子鉄心22に巻回され
た多相の固定子巻線24と、固定子鉄心22をその内周
面に固定保持するハウジング26から構成されている。
回転子30は、回転子鉄心32と、回転子鉄心32に設
けられた永久磁石挿入孔34に挿入された永久磁石36
と、シャフト38とから構成されている。シャフト38
は、ベアリング42,44によって回転自在に保持され
ている。ベアリング42,44は、エンドブラケット4
6,48によって支持されており、エンドブラケット4
6,48は、ハウジング26の両端にそれぞれ固定され
ている。
【0015】また、回転子30の永久磁石36の位置を
検出する磁極位置検出器PS及び回転子30の位置を検
出するエンコーダEが、回転子30の側面側に配置され
ている。回転電機10は、磁極位置検出器PSの信号
と、エンコーダEの出力信号によって、図示しない制御
装置によって運転制御される。
【0016】図2は、図1のA−A矢視の断面図である
が、ハウジングの図示は省略してある。図2において、
回転電機10は、固定子20と回転子30とから構成さ
れている。固定子20は、固定子鉄心22と固定子巻線
24から構成される。固定子巻線24は、固定子鉄心2
2に巻回されている。
【0017】回転子30は、高透磁率磁性材料である,
例えば、複数枚の珪素鋼板が積層されている回転子鉄心
32と、回転子鉄心32に設けられた8個の永久磁石挿
入孔34に挿入された8個の永久磁石36と、シャフト
38から構成されている。8個の永久磁石36は、極性
が互いに反対方向になるように、回転子鉄心32の周方
向に等間隔で配置されている。
【0018】回転子鉄心32は、永久磁石挿入孔34と
シャフト38を通す孔が打ち抜かれる構造となってい
る。永久磁石挿入孔34とシャフト38を通す孔が打ち
抜かれ珪素鋼板を積層し、貫通する永久磁石挿入孔34
とシャフト38を通す孔の中に永久磁石36及びシャフ
ト38が挿入されて回転子30を構成する。
【0019】永久磁石回転子30は、矢印(反時計)方
向に回転し、電動機として運転するものとする。使用す
る永久磁石36の形状は、直方体とする。
【0020】次に、図3を用いて、回転子の詳細構造に
ついて説明する。
【0021】回転子鉄心32を半径方向に分けると、内
周側のヨーク部32Aと、外周部32Bに分けられる。
また、回転子鉄心32の外周部32Bを周方向に3つの
部分に分けると、磁極片部32B1と、補助磁極片部3
2B2と、ブリッジ部32B3に分けられる。磁極片部
32B1は、回転子鉄心32の外周部32Bの中で、永
久磁石36の外周側に位置する領域であり、永久磁石3
6からの磁束Bφがギャップを介して固定子20側に流
れて磁気回路を構成する領域である。補助磁極片部32
B2は、磁極片部32B1の間に挟まれる領域であり、
磁石の磁気回路をバイパスして、固定子の起磁力によっ
て直接磁束を固定子側に発生させる領域である。ブリッ
ジ部32B3は、磁極片部32B1と補助磁極片部32
B2との境界の部分であり、永久磁石36の外周が、回
転子鉄心32の外周に最も近接している部分である。
【0022】以上の構成で、図示しない制御装置によっ
て、固定子巻線24に流す電流のつくる電機子起磁力の
合成ベクトルを、補助磁極部32B2の中心位置より回
転方向に向くように制御することによって、回転電機1
0は、永久磁石36によるトルクの他に補助磁極部32
B2によるトルクを発生することができ、高トルクの電
動機として運転することができる。
【0023】永久磁石の形状としては、直方体のものを
採用しているため、円弧状の磁石に比較して寸法精度が
確保でき、ブリッジ部32B3等を精度よくでき、従っ
て、回転子のバランス作業なしに高速回転に供すること
ができる。
【0024】本実施の形態においては、永久磁石回転電
機における永久磁石36の配置位置に特徴を有してい
る。回転子30の半径をR0とし、回転子30の中心か
ら永久磁石36の内周側の位置までの距離をR1とする
と、その比(R1/R0)を0.85より大きくしてい
る。
【0025】永久磁石36を挿入するために、回転子鉄
心30には永久磁石挿入孔34が形成されている。この
永久磁石挿入孔34に永久磁石36が挿入され、回転子
30が回転すると、遠心力が発生するが、回転子30の
全体によって発生する遠心力の内、永久磁石36及び永
久磁石36の外周に存在する磁極片部32B1によって
発生する遠心力は、ブリッジ部32B3に集中すること
になる。そこで、この永久磁石によって発生する遠心力
を、回転子30の全体によって発生する遠心力の1/2
より小さくするように、永久磁石36の配置位置を設定
するようにした。その結果、回転子30の半径R0と、
回転子30の中心から永久磁石36の内周側の位置まで
の距離R1の比(R1/R0)を0.85より大きくする
ことにより、永久磁石によって発生する遠心力を、回転
子30の全体によって発生する遠心力の1/2より小さ
くすることができる。
【0026】以上のように、永久磁石36の配置位置を
設定することにより、永久磁石36によって発生する遠
心力を小さくできるので、遠心力が最も作用するブリッ
ジ部32B3の半径向の厚さR2を短くすることができ
る。ブリッジ部32B3の半径方向の厚さR2が長くな
ると、永久磁石36から発生する磁束が、ブリッジ部3
2B3を経由して漏れる漏れ磁束BLとなるため、回転
電機によって発生するトルクが減少する。漏れ磁束BL
が大きいにも拘らず、発生するトルクを所定値にしよう
とすると、回転電機自体を大型化せざるを得ず、高速化
は達成できなくなる。
【0027】しかしながら、上述したように、回転子3
0の半径R0と、回転子30の中心から永久磁石36の
内周側の位置までの距離R1の比(R1/R0)を0.8
5より大きくすることにより、永久磁石36によって発
生する遠心力を、回転子30の全体によって発生する遠
心力の1/2より小さくすることができるので、ブリッ
ジ部32B3の半径向の厚さR2を狭くできるので、漏
れ磁束BLを低減でき、発生するトルクの低減がなく、
その結果、高速化を達成できるものである。
【0028】図3に示した実施の形態においては、回転
子30の半径R0が、57.5mmであり、回転子30
の中心から永久磁石36の内周側の位置までの距離R1
が、49.5mmとしてある。その結果、回転子30の
半径R0と、回転子30の中心から永久磁石36の内周
側の位置までの距離R1の比(R1/R0)が、0.86
となっている。なお、永久磁石36の半径方向の厚みR
3は、4mmであり、磁極片部32B1の半径方向の最
大厚みR4は、4mmであり、その時、ブリッジ部32
B3の半径方向の厚みR2は、2mmとなっている。
【0029】永久磁石36及び永久磁石36の外周に存
在する磁極片部32B1によって発生する遠心力を、回
転子30の全体によって発生する遠心力の1/2より小
さくしてあるので、ブリッジ部32B3の厚みR2が2
mmでも遠心力によってブリッジ部32B3が壊れるこ
とはなく、また、ブリッジ部32B3の厚みR2を狭く
することができた結果、ブリッジ部32B3からの漏れ
磁束も低減できるので、発生トルクを大きくできる。従
って、回転電機のサイズを小型軽量化できるので、回転
電機の高速回転が可能となる。
【0030】ちなみに、特開平5−76146号公報の
第1頁目の要約に図示された例では、R1/R0に相当す
る値は、(2.1/2.9)=0.72となり、この時
発生する遠心力は、本願の図3に示した場合の約1.5
倍となるため、ブリッジ部の厚みを厚くせざるを得ず、
その結果、漏洩磁束も大きくなり、発生トルクが低減す
るので、高速化には適さないものとなる。
【0031】さらに、永久磁石の厚さは、できる限り薄
い方がより高速に対応できる。特に、図示したように、
永久磁石36の厚みR3をブリッジ部32B3の厚さR2
の2倍以下とすることにより高速の永久磁石回転電機を
提供することができる。
【0032】本実施の形態によれば、漏洩磁束を低減で
きるため、内部永久磁石回転電機における発生トルクの
低減を防止でき、その結果、回転電機を小型軽量化でき
るので、回転電機を高速回転可能となる。
【0033】次に、本発明の他の実施の形態による永久
磁石回転電機について、図4を用いて説明する。図4
は、本発明の他の実施の形態による永久磁石回転電機の
回転子の断面図である。本実施の形態による回転電機の
全体構造は、図1に示したとおりであり、また、固定子
の構造は、図2に示したとおりである。
【0034】図4において、回転電機の回転子30は、
高透磁率磁性材料である,例えば、複数枚の珪素鋼板が
積層されている回転子鉄心32と、回転子鉄心32に設
けられた8個の永久磁石挿入孔34に挿入された8個の
永久磁石36と、シャフト38から構成されている。8
個の永久磁石36は、極性が互いに反対方向になるよう
に、回転子鉄心32の周方向に等間隔で配置されてい
る。
【0035】さらに、永久磁石36の内周側には、永久
磁石36と同数の風穴39が形成されている。
【0036】回転子鉄心32は、永久磁石挿入孔34と
シャフト38を通す孔と風穴39が打ち抜かれる構造と
なっている。永久磁石挿入孔34とシャフト38を通す
孔と風穴39が打ち抜かれ珪素鋼板を積層し、貫通する
永久磁石挿入孔34とシャフト38を通す孔の中に永久
磁石36及びシャフト38が挿入されて回転子30を構
成する。その時、各層の回転鉄心32に形成された風穴
39は、連通するようになっている。従って、永久磁石
32とシャフト38の間には、空気が流通可能な風穴が
形成されている。
【0037】永久磁石回転子30は、矢印(反時計)方
向に回転し、電動機として運転するものとする。使用す
る永久磁石36の形状は、直方体とする。
【0038】永久磁石の内周側のヨーク部の中に、永久
磁石を個数と同数の風穴39を設けることにより、回転
子30を軽量化できるので、回転電機全体を軽量化で
き、高速回転に適したものとなる。
【0039】また、永久磁石36として、特に、稀土類
磁石を用いた場合には、温度上昇による磁束の減少が大
きいものである。そこで、永久磁石を個数と同数の風穴
39を設けることにより、回転子30の内周に冷却風を
いれる構成とすることによって磁石温度を低くし、磁束
量を増加させ、トルクを増加させることができる。
【0040】なお、高速内転型永久磁石回転電機におい
ては、永久磁石36が外周側に配置されるために、内周
側の回転子鉄心32のヨーク部32Aの磁束密度は極端
に低くなる。そのため、風孔39を設ける余地がある。
【0041】また、風孔39を設けたことによる磁石回
転子32の軽量化は、ベアリング42,44の負担を軽
減できる。
【0042】以上の構成によって小型軽量高効率で高速
回転に適した永久磁石回転電機を提供することができ
る。
【0043】図4に示す例において、回転子30の半径
R0が、57.5mmであり、回転子30の中心から永
久磁石36の内周側の位置までの距離R1が、49.5
mmとしてあり、図3に示す例と同じ大きさとしたと
き、風穴39の内周側の半径方向の距離R5を27mm
とし、風穴39の半径の方向の距離R6を17mmと
し、風穴39の外周側の幅を永久磁石36の幅と同じ大
きさとすることができる。この時、回転子30の全重量
を、27%低減することができる。
【0044】風穴39の個数としては、永久磁石36の
個数と同数が好ましいが、永久磁石36の個数より少な
くてもよい。その時は、回転バランスを考慮して、永久
磁石36の個数の整数分の1の穴数とすることが好まし
い。
【0045】風穴39の開口面積の合計は、回転子30
の断面積の20%以上とすることが効果的である。
【0046】本実施の形態によれば、漏洩磁束を低減で
きるため、内部永久磁石回転電機における発生トルクの
低減を防止でき、その結果、回転電機を小型軽量化でき
るので、回転電機を高速回転可能となる。
【0047】また、永久磁石の内周側のヨーク部の中
に、風穴を設けることにより、回転子を軽量化できるの
で、回転電機全体を軽量化でき、高速回転に適したもの
となる。
【0048】また、風穴を設けることにより、回転子の
内周に冷却風をいれる構成とすることによって磁石温度
を低くし、磁束量を増加させ、トルクを増加させること
ができる。
【0049】また、風孔を設けたことによる磁石回転子
の軽量化できるため、ベアリングの負担を軽減できる。
【0050】次に、本発明の第3の実施の形態による永
久磁石回転電機について、図5,図6を用いて説明す
る。図5は、本発明の第3の実施の形態による永久磁石
回転電機の回転子の断面図であり、図6は、図5に示す
実施の形態における磁束密度の分布を説明する図であ
る。本実施の形態による回転電機の全体構造は、図1に
示したとおりであり、また、固定子の構造は、図2に示
したとおりである。
【0051】図5において、回転電機の回転子30は、
高透磁率磁性材料である,例えば、複数枚の珪素鋼板が
積層されている回転子鉄心32と、回転子鉄心32に設
けられた8個の永久磁石挿入孔34に挿入された8個の
永久磁石36と、シャフト38から構成されている。8
個の永久磁石36は、極性が互いに反対方向になるよう
に、回転子鉄心32の周方向に等間隔で配置されてい
る。
【0052】さらに、永久磁石36の内周側には、永久
磁石36と同数の風穴39が形成されている。
【0053】回転子鉄心32は、永久磁石挿入孔34と
シャフト38を通す孔と風穴39が打ち抜かれる構造と
なっている。永久磁石挿入孔34とシャフト38を通す
孔と風穴39が打ち抜かれ珪素鋼板を積層し、貫通する
永久磁石挿入孔34とシャフト38を通す孔の中に永久
磁石36及びシャフト38が挿入されて回転子30を構
成する。その時、各層の回転鉄心32に形成された風穴
39は、連通するようになっている。従って、永久磁石
32とシャフト38の間には、空気が流通可能な風穴が
形成されている。
【0054】さらに、回転子鉄心32に設けられた永久
磁石挿入孔34の長さを、永久磁石36の長さより大き
くして、ブリッジ部の孔52,54を構成する。ブリッ
ジ部の孔52,54は、接着剤等で埋める。また、永久
磁石36の半径方向外周の隙間も、接着剤等で埋めるこ
とによってより強固な構成とすることができる。
【0055】以上の構成により、永久磁石の使用量を減
らすことができる。希土類磁石は高価であることから、
磁石量の低減は効果的である。なお、磁石量を少なくし
ても、永久磁石36の周方向の両端には、孔52,54
が存在するため、補助磁極側へ漏洩する磁束が減少する
ため、トルクが低減するおそれはない。
【0056】また、磁極片と補助磁極との間の内周側に
ブリッジ部の孔52,54を有する構成では、空隙面の
磁束密度の周方向の傾斜が緩やかになり、脈動トルク,
コギングトルクの発生を低減することができる。即ち、
図6の実線で示すように、永久磁石36によって発生す
る磁束密度は、永久磁石36に対向する部分では、均一
であり、永久磁石36の両端部では、孔52,54の存
在により、空隙面の磁束密度の周方向の傾斜が緩やかに
なる。なお、図6中で、破線は、永久磁石挿入孔34の
長さと、永久磁石36の長さを等しくした場合の磁束密
度を示しており、この場合では、磁束密度の両端部の変
化が急激となる。
【0057】本実施の形態によれば、漏洩磁束を低減で
きるため、内部永久磁石回転電機における発生トルクの
低減を防止でき、その結果、回転電機を小型軽量化でき
るので、回転電機を高速回転可能となる。
【0058】また、永久磁石の内周側のヨーク部の中
に、風穴を設けることにより、回転子を軽量化できるの
で、回転電機全体を軽量化でき、高速回転に適したもの
となる。
【0059】また、風穴を設けることにより、回転子の
内周に冷却風をいれる構成とすることによって磁石温度
を低くし、磁束量を増加させ、トルクを増加させること
ができる。
【0060】また、風孔を設けたことによる磁石回転子
の軽量化できるため、ベアリングの負担を軽減できる。
【0061】さらに、永久磁石量を低減することができ
る。
【0062】また、磁束密度の周方向の傾斜が緩やかに
なり、脈動トルク,コギングトルクの発生を低減するこ
とができる。
【0063】次に、本発明の第4の実施の形態による永
久磁石回転電機について、図7を用いて説明する。図7
は、本発明の第4の実施の形態による永久磁石回転電機
の回転子の断面図である。
【0064】本実施の形態による回転電機の全体構造
は、図1に示したとおりであり、また、固定子の構造
は、図2に示したとおりである。
【0065】図6において、回転電機の回転子30は、
高透磁率磁性材料である,例えば、複数枚の珪素鋼板が
積層されている回転子鉄心32と、回転子鉄心32に設
けられた8個の永久磁石挿入孔34’に挿入された8個
の永久磁石36と、シャフト38から構成されている。
8個の永久磁石36は、極性が互いに反対方向になるよ
うに、回転子鉄心32の周方向に等間隔で配置されてい
る。
【0066】さらに、永久磁石36の内周側には、永久
磁石36と同数の風穴39が形成されている。
【0067】回転子鉄心32は、永久磁石挿入孔34’
とシャフト38を通す孔と風穴39が打ち抜かれる構造
となっている。永久磁石挿入孔34’とシャフト38を
通す孔と風穴39が打ち抜かれ珪素鋼板を積層し、貫通
する永久磁石挿入孔34’とシャフト38を通す孔の中
に永久磁石36及びシャフト38が挿入されて回転子3
0を構成する。その時、各層の回転鉄心32に形成され
た風穴39は、連通するようになっている。従って、永
久磁石32とシャフト38の間には、空気が流通可能な
風穴が形成されている。
【0068】ここで、永久磁石挿入孔34の両端には、
スリット62,64を形成するようにしている。このス
リット62,64は、図5に示した孔52,54の内周
側の回転子鉄心32を外周側にあげる構成としてある。
この構成では、永久磁石36の周方向への位置決めが可
能となる。また、ワニス等の接着剤をブリッジ部の空隙
部内に充填するにも、使用量を少なくすることができ
る。
【0069】また、永久磁石36を永久磁石の挿入孔3
4’に挿入すると、永久磁石36の吸引力により、近接
する磁性材側に吸引されるため、磁気的に安定な内径側
に収納できる。これは、永久磁石の外周側にワニス等の
接着剤の挿入を容易にする。ワニスは、磁極片32B1
と永久磁石36の機械的な接触を緩和し、高速回転に適
した永久磁石回転電機を提供することができる。
【0070】本実施の形態によれば、漏洩磁束を低減で
きるため、内部永久磁石回転電機における発生トルクの
低減を防止でき、その結果、回転電機を小型軽量化でき
るので、回転電機を高速回転可能となる。
【0071】また、永久磁石の内周側のヨーク部の中
に、風穴を設けることにより、回転子を軽量化できるの
で、回転電機全体を軽量化でき、高速回転に適したもの
となる。
【0072】また、風穴を設けることにより、回転子の
内周に冷却風をいれる構成とすることによって磁石温度
を低くし、磁束量を増加させ、トルクを増加させること
ができる。
【0073】また、風孔を設けたことによる磁石回転子
の軽量化できるため、ベアリングの負担を軽減できる。
【0074】さらに、永久磁石の位置決めが容易とな
る。
【0075】次に、本発明の第5の実施の形態による永
久磁石回転電機を用いた電気自動車について、図8を用
いて説明する。図8は、本発明の第5の実施の形態によ
る永久磁石回転電機を搭載した電気自動車のブロック構
成図である。
【0076】電気自動車の車体100は、4つの車輪1
10,112,114,116によって支持されてい
る。この電気自動車は、前輪駆動であるため、前方の車
軸154には、永久磁石回転電機120が直結して取り
付けられている。永久磁石回転電機120は、制御装置
130によって駆動トルクが制御される。制御装置13
0の動力源としては、バッテリ140が備えられ、この
バッテリ140から電力が制御装置130を介して、永
久磁石回転電機120に供給され、永久磁石回転電機1
20が駆動されて、車輪110,114が回転する。ハ
ンドル150の回転は、ステアリングギア152及びタ
イロッド,ナックルアーム等からなる伝達機構を介し
て、2つの車輪110,114に伝達され、車輪の角度
が変えられる。
【0077】なお、以上の実施例では、永久磁石回転電
機を電気自動車の車輪の駆動に用いるものとして説明し
たが、電気機関車等の車輪の駆動にも使用できるもので
ある。
【0078】本実施の形態によれば、永久磁石回転電機
を電動車両、特に電気自動車に適用すれば、小型軽量高
効率の永久磁石回転電機駆動装置を搭載でき、一充電走
行距離の長い電気自動車を提供することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、高速回転の可能な永久
磁石回転電機を駆動機構の一部として用いることによ
り、電動車両の一充電走行距離の長くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による永久磁石回転電機
の正面側から見た部分断面図である。
【図2】図1のA−A断面を示し、本発明の一実施の形
態による永久磁石回転電機の断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】本発明の他の実施の形態による永久磁石回転電
機の回転子の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による永久磁石回転
電機の回転子の断面図である。
【図6】図5に示す実施の形態における磁束密度の分布
を説明する図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態による永久磁石回転
電機の回転子の断面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態による永久磁石回転
電機を搭載した電気自動車のブロック構成図である。
【符号の説明】
10…永久磁石回転電機 20…固定子 22…固定子鉄心 24…固定子巻線 26…ハウジング 30…回転子 32…回転子鉄心 32A…ヨーク 32B…外周部 32B2…補助磁極片部 32B1…磁極片部 32B3…ブリッジ部 34…永久磁石挿入穴 36…永久磁石 38…シャフト 39…風孔 46,48…エンドブラケット 42,44…ベアリング 52,54…ブリッジ部の孔 62,64…スリット部 100…車体 110,112,114,116…車輪 130…制御装置 140…バッテリ 150…ハンドル 152…ステアリングギア 154…車軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川又 昭一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 渋川 末太郎 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 小泉 修 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 小田 圭二 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有する
    固定子と、 この固定子の内周に回転可能に保持され、回転子鉄心と
    この回転子鉄心の回転軸方向に設けられたシャフトとこ
    の回転子鉄心の周囲に沿って配置された複数の永久磁石
    とからなる回転子とを備え、 上記永久磁石の個数と同数の永久磁石挿入穴が上記回転
    子鉄心の内部に設けられ、 上記永久磁石は、比(R1/R0)が0.85より大きな
    位置にある上記永久磁石挿入穴に挿入され、ここで、R
    0は、上記回転子の半径であり、R1は、上記回転子の中
    心から上記永久磁石の内周側の位置までの距離である永
    久磁石回転電機を駆動機構の一部として有する電動車
    両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動車両において、 上記永久磁石の厚みR3を、上記挿入穴の半径方向の外
    周端部に沿って配置された磁極部と、上記磁極部に周方
    向に近接して配置された軸方向の磁極部との間の境界部
    に形成された回転子鉄心のブリッジ部の厚さR2の2倍
    以下としたことを特徴とする永久磁石回転電機。
  3. 【請求項3】固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有する
    固定子と、 この固定子の内周に回転可能に保持され、回転子鉄心と
    この回転子鉄心の回転軸方向に設けられたシャフトとこ
    の回転子鉄心の周囲に沿って配置された複数の永久磁石
    とからなる回転子とを備え、 上記永久磁石の個数と同数の永久磁石挿入穴が上記回転
    子鉄心の内部に設けられ、 上記永久磁石は、比(R1/R0)が0.85より大きな
    位置にある上記永久磁石挿入穴に挿入され、ここで、R
    0は、上記回転子の半径であり、R1は、上記回転子の中
    心から上記永久磁石の内周側の位置までの距離であると
    ともに、 上記回転子鉄心は、上記シャフトと上記永久磁石挿入穴
    との間に設けられた複数の風穴を備えた永久磁石回転電
    機を駆動機構の一部として有する電動車両。
  4. 【請求項4】固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有する
    固定子と、 この固定子の内周に回転可能に保持され、回転子鉄心と
    この回転子鉄心の回転軸方向に設けられたシャフトとこ
    の回転子鉄心の周囲に沿って配置された複数の永久磁石
    とからなる回転子とを備え、 上記永久磁石の個数と同数の永久磁石挿入穴が上記回転
    子鉄心の内部に設けられ、 上記永久磁石は、比(R1/R0)が0.85より大きな
    位置にある上記永久磁石挿入穴に挿入され、ここで、R
    0は、上記回転子の半径であり、R1は、上記回転子の中
    心から上記永久磁石の内周側の位置までの距離であると
    ともに、 上記永久磁石挿入孔の外周方向の長さは、上記永久磁石
    の長さよりも長く、上記永久磁石が対応する上記永久磁
    石挿入孔に挿入されるとき、上記永久磁石のそれぞれの
    両端部に一対の空隙が形成される永久磁石回転電機を駆
    動機構の一部として有する電動車両。
  5. 【請求項5】請求項4記載の電動車両において、 上記空隙は、樹脂により充填されていることを特徴とす
    る永久磁石回転電機。
  6. 【請求項6】請求項1記載の電動車両において、 上記永久磁石挿入穴は、それぞれ、その周方向の両端部
    に一対のスリットを有することを特徴とする永久磁石回
    転電機。
  7. 【請求項7】固定子巻線を巻回した固定子鉄心を有する
    固定子と、 この固定子の内周に回転可能に保持され、回転子鉄心と
    この回転子鉄心の回転軸方向に設けられたシャフトとこ
    の回転子鉄心の周囲に沿ってリング状に配置された複数
    の永久磁石とからなる回転子とを備え、 上記永久磁石の個数と同数の永久磁石挿入穴が上記回転
    子鉄心の内部に設けられ、 上記永久磁石は、比(R1/R0)が0.85以上の位置
    にある上記永久磁石挿入穴に挿入され、ここで、R0
    は、上記回転子の半径であり、R1は、上記複数の永久
    磁石の上記固定子から離れた側の端面に内接する仮想円
    の半径である永久磁石回転電機を駆動機構の一部として
    有する電動車両。
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