JPH11275342A - 傾斜補正機能付きファクシミリ装置及びその傾斜補正方法 - Google Patents

傾斜補正機能付きファクシミリ装置及びその傾斜補正方法

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JPH11275342A
JPH11275342A JP7742498A JP7742498A JPH11275342A JP H11275342 A JPH11275342 A JP H11275342A JP 7742498 A JP7742498 A JP 7742498A JP 7742498 A JP7742498 A JP 7742498A JP H11275342 A JPH11275342 A JP H11275342A
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JP
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JP7742498A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kuwabara
賢一 桑原
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NEC Telecom System Ltd
Original Assignee
NEC Telecom System Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送信側が原稿を斜めに置いた場合や、原稿自体
が斜めに印刷された場合に発生する受信側での傾斜を補
正する。 【解決手段】受信部11で受信した送信側のファクシミ
リ装置3からの符号化データを復号化部12のCODE
C121で復号し、複数の記録ラインバッファ122に
1ライン単位で順次格納する。補正部13は記録ライン
バッファ122上の任意の点を基準点(原点)とし、画
素との距離、角度を求める。基準点を中心に、画素との
距離を半径とし、原稿の傾斜角度θ0分戻すことで傾斜
する前の座標を求める。求めた画素の座標を傾斜補正処
理後の記録ラインバッファ122に記録し、サーマルヘ
ッド141に伝達することにより、傾斜が補正された画
素データが感熱紙に印刷される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は傾斜補正機能付きフ
ァクシミリ装置及びその傾斜補正方法に関し、特に送信
側が原稿を斜めに置いた場合や、原稿自体が斜めに印刷
された場合に発生する受信側での傾斜を補正し印刷する
ファクシミリ装置と、その補正方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置は、送信側ファ
クシミリ装置から受信した符号化データを復号化し、記
録ラインデータを作成し、補正なしで記録ラインバッフ
ァに渡し印刷していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置では、送信側で原稿を斜めに読み込むと受信側の印刷
も斜めになり、斜行(横方向の直線の段差)が目立っ
た。
【0004】この問題を避けるために、原稿を斜めに読
み込んだ場合にデータを補正してから送信するファクシ
ミリ装置技術は提案されているが、送信側でこのような
ファクシミリ装置を用いていない場合は、受信側ファク
シミリ装置ではデータの補正を行えなかった。
【0005】したがって本発明の目的は、受信ラインと
後続の受信ラインから傾斜を検出し画素を傾斜前の位置
に戻すことにより、送信側が原稿を傾斜したまま読み取
りをした場合でも、受信側で斜め記録の問題点を解消し
て印刷可能な傾斜補正機能付きファクシミリ装置及びそ
の傾斜補正方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の傾斜補正機能付
きファクシミリ装置は、原稿読み取り時に発生した画素
データの傾斜を補正せずにそのまま符号化した送信側の
ファクシミリ装置からのデータを受信し、画素データに
復号化し印刷するファクシミリ装置において、前記送信
側のファクシミリ装置から受信した符号化データを復号
化し主走査方向の1ライン分の画素データである受信ラ
インを副走査方向に順次生成する復号化手段と、連続す
る複数の前記受信ライン相互間の相対的な画素の色変化
位置情報に基づいて前記送信側のファクシミリ装置にお
ける原稿読み取り時に発生した画素データの傾斜角度を
推定し補正傾斜角度として求め、前記各受信ラインにお
ける各画素の位置と前記補正傾斜角度とにより各画素を
傾斜前の位置に補正する補正手段とを有する。
【0007】また上記構成において、前記復号化手段
が、前記各受信ラインごとの画素データをそれぞれ格納
する記録ラインバッファを複数有し、前記補正手段が、
前記各記録ラインバッファの画素の色変化位置から傾斜
前は水平に引かれたと推察する罫線を探し、この罫線と
水平線の角度から原稿の傾斜角度を求め、記録ラインバ
ッファ上の任意の点を基準点として各画素の座標値から
その距離及び角度を求め、前記基準点を中心に求めた各
画素との距離を半径とし求めた角度から原稿の傾斜角度
分戻すことで傾斜する前の座標値を求め、求めた座標値
に応じて各画素を書き換え傾斜処理後の画素データとし
て前記記録ラインバッファに記録することを全画素分繰
り返す構成を含むことができる。
【0008】さらに、前記補正手段が、前記各記録ライ
ンバッファに格納された受信ラインをチェックし、1ラ
インすべてが白の画素からなる全白ライン後の黒の画素
があるラインで1番目に画素が変化した位置と、その次
のラインで1番目に画素が変化した位置との差を画素変
化時の画素数差として求めことを順次ライン位置をずら
しながら実行し、最も頻度の多い画素変化時の画素数差
を前記罫線の傾斜によるものとして罫線位置を検出する
構成を含むことができる。
【0009】本発明の傾斜補正方法は、原稿読み取り時
に発生した画素データの傾斜を補正せずにそのまま符号
化した送信側のファクシミリ装置からのデータを受信
し、画素データに復号化し印刷するファクシミリ装置の
傾斜補正方法において、前記送信側のファクシミリ装置
から受信した符号化データを復号化し主走査方向の1ラ
イン分の画素データである受信ラインを副走査方向に順
次生成し、連続する複数の前記受信ライン相互間の相対
的な画素の色変化位置情報に基づいて前記送信側のファ
クシミリ装置における原稿読み取り時に発生した画素デ
ータの傾斜角度を推定し補正傾斜角度として求め、前記
各受信ラインにおける各画素の位置と前記補正傾斜角度
とにより各画素を傾斜前の位置に補正する工程を有す
る。
【0010】また、上記工程において、前記各受信ライ
ンごとの画素データをそれぞれ格納する記録ラインバッ
ファを複数設け、前記各記録ラインバッファの画素の色
変化位置から傾斜前は水平に引かれたと推察する罫線を
探し、この罫線と水平線の角度から原稿の傾斜角度を求
め、記録ラインバッファ上の任意の点を基準点として各
画素の座標値からその距離及び角度を求め、前記基準点
を中心に求めた各画素との距離を半径とし求めた角度か
ら原稿の傾斜角度分戻すことで傾斜する前の座標値を求
め、求めた座標値に応じて各画素を書き換え傾斜処理後
の画素データとして前記記録ラインバッファに記録する
工程を含むことができる。
【0011】さらに、前記各記録ラインバッファに格納
された受信ラインをチェックし、1ラインすべてが白の
画素からなる全白ライン後の黒の画素があるラインで1
番目に画素が変化した位置と、その次のラインで1番目
に画素が変化した位置との差を画素変化時の画素数差と
して求めことを順次ライン位置をずらしながら実行し、
最も頻度の多い画素変化時の画素数差を前記罫線の傾斜
によるものとして罫線位置を検出する工程を含むことが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の傾斜補正機能付きファク
シミリ装置の一実施形態例を示すブロック構成図であ
り、本発明に係わる部分のみを示す。図1において、本
例の傾斜補正機能付きファクシミリ装置(以下、ファク
シミリ装置と略記)1は、電話回線網2と加入者線21
を介して接続され、電話回線網2に収容された他の(送
信側)ファクシミリ装置3からの送信データを受信する
受信部11と、受信部11で受信した受信データを復号
する復号化部12と、復号化部12で復号したデータを
補正する補正部13と、補正された復号データに基づい
て印刷する印刷部14とを有している。
【0014】受信部11は、加入者線21と接続し電話
回線上の着信機能を司る電話回線インタフェース部11
1と、電話回線の変調データをデジタルデータ(符号化
データ)に変換するモデム112とを有している。
【0015】復号化部12は、モデム112からのデジ
タルデータ(符号化データ)を復号化し、水平方向(主
走査)の1ラインごとに白・黒の画素データを求めるC
ODEC121と、CODEC121で求めた1ライン
ごとの画素データをそれぞれ格納する複数の記録ライン
バッファ122とを有している。この複数の記録ライン
バッファ122内の各格納データは、補正部13によ
り、傾きが検出され、傾きが補正されたデータに書き換
えられる。
【0016】印刷部14は、記録ラインバッファ122
の情報(傾きが補正されたデータ)を元に黒の画素デー
タに相当する箇所のみに熱を加えることにより、記録紙
である感熱紙(図示せず)に黒色を記録するサーマルヘ
ッド141と、記録紙を搬送する用紙搬送部142とを
有している。
【0017】なお、A4の記録紙の場合、1ラインの長
さは216mmであり、画質が「標準」、「ファイン」
とも、主走査線密度は1/8mmなので、1ラインに1
728個の画素がある。
【0018】ファクシミリ装置1は、サーマルヘッド1
41による1ラインの記録が完了すると、用紙搬送部1
42内の図示していないステップモータにより1ライン
分、感熱紙の紙送り(副走査)を行う。紙送り量は、副
走査線密度に対応し、画質「標準」の場合で:1/3.
85mm、画質「ファイン」の場合で:1/7.7mm
となる。
【0019】1ラインの記録が完了すると、その記録ラ
インバッファ122が空になり、CODEC121から
の新しいデータの記録ラインバッファ122への格納が
可能となる。紙送り完了後、次の記録ラインバッファ1
22のデータを記録する。
【0020】ファクシミリ装置1には、その他、原稿読
取部や送信部等を有することが普通だが、周知の技術で
実現できる上、本発明と直接関係ないため説明は省略す
る。
【0021】次に、本発明のファクシミリ装置1の動作
の概要を説明する。
【0022】送信側のファクシミリ装置3で、水平に引
かれた罫線を含む原稿を読み取り、そのデータを電話回
線網2を介して受信側のファクシミリ装置1へ送信す
る。このときの、ファクシミリ装置3における原稿の読
み取り状態を図2に示す。図2の分図(a)は水平の罫
線を傾斜なく読み取った場合のイメージデータ、分図
(b)は水平の罫線を右下がりの傾斜を持って読み取っ
た場合のイメージデータ、分図(c)は水平の罫線を左
下がりの傾斜を持って読み取った場合のイメージデータ
をそれぞれ示す。
【0023】受信側のファクシミリ装置1では、復号化
部の出力である記録ラインバッファ122を複数保有す
る。複数の記録ラインバッファ122の記録から傾斜前
は水平に引かれたと推察する罫線を探す。その罫線と水
平線の角度から原稿の傾斜角度θ0を求める。図4(分
図(a),(b))に右下がりの原稿に対する各記録ラ
インバッファ122の格納データ例、図5(分図
(a),(b))に左下がりの原稿に対する各記録ライ
ンバッファ122の格納データ例をそれぞれ示す。
【0024】記録ラインバッファ122上の任意の点を
基準点(原点)とし、画素との距離、角度を求める。基
準点を中心に、画素との距離を半径とし、原稿の傾斜角
度θ0分戻すことで傾斜する前の座標を求める。求めた
画素の座標を傾斜補正処理後の記録ラインバッファに記
録する。図3にこの傾斜補正処理による画素データの補
正の原理を示す。
【0025】これを全画素分繰り返すことにより、記録
ラインバッファ122内のデータを原稿が傾斜する前の
状態にすることができる。
【0026】さらに、本発明の傾斜補正処理について図
面を参照して詳細に説明する。
【0027】記録ラインバッファ122を補正前の格納
用と、補正後の格納用とに分ける。CODEC121で
求めた1ライン(受信ライン)ごとの画素を補正前の記
録ラインバッファ122に格納する。補正部13は、補
正前の記録ラインバッファ122から以下のような方法
により傾斜角度θ0を求める。
【0028】ここで、図4(分図(b))及び図5(分
図(b))に示すように、全白ライン(1ラインすべて
が白の画素)後の黒の画素があるライン(以下、「ライ
ンA」と称す)とその次のライン(以下、「ラインB」
と称す)を対象とする。ラインAで1番目に画素が変化
した位置とラインBで1番目に画素が変化した位置との
差を求める。上記を繰り返し、最も頻度の多い画素変化
時の画素数差を求める。
【0029】つまり、傾斜を求めるために、罫線あるい
はそれに代わるものを見つける。罫線ならば、隣接する
ラインの画素の色の変化する位置は同じはずだが、傾斜
がある状態では、隣接するラインの画素の色の変化する
位置にズレ(画素変化時の画素数差)が生じる。罫線な
らば、このズレが均一になるので、最も頻度の多いズレ
(画素変化時の画素数差)を罫線の傾斜によるものとし
て、このズレから傾斜角度θ0を求める(なお、ズレの
開始位置が各ラインの順番に従ってズレていることを確
認することにより罫線の検出精度を上げることができ
る)。傾斜角度は、副走査方向(垂直方向)の位置のズ
レ(ラインAとラインBとの位置の差)と、主走査方向
(水平方向)の位置のズレ(ラインA及びラインB間に
おける画素変化時の位置の差)とから求められる。
【0030】この傾斜角度θ0を数式で示すと次のよう
になる。原稿の傾斜は、tanθ0=副走査線密度/
(主走査線密度×画素変化時の画素数差)で表される。
したがって、
【0031】
【数1】θ0=tan-1(副走査線密度/(主走査線密
度×画素変化時の画素数差)) となる。
【0032】次に基準点(原点)を決める。右下がりの
ときはページの先頭の左端、左下がりのときはページの
先頭の右端を原点とする。この原点から各画素への距離
を求め、原点を中心に傾斜角度とは逆向きで同じ角度、
原点から等距離にある地点を補正後の画素位置とする。
【0033】図6は、右下がりのとき(図4参照)の、
原点、角度、距離相互間の関係を三角関数を用いて説明
するための図である。
【0034】図6において、主走査方向(水平方向)を
X軸、副走査方向(垂直方向)をY軸とし、原点Oを左
上端とする。原点Oの座標(0,0)を基準に、記録ラ
インバッファ上の任意の画素Aの座標を(Xa,Ya)
とし、画素Aの傾斜前の点である画素A0の座標を(X
a0,Ya0)する。
【0035】原点OとA0間の距離をaとすると、a2
=Xa2+Ya2であるので、
【0036】
【数2】a=(Xa2+Ya21/2 原点OとX軸を基準としたaの角度θaは、
【0037】
【数3】θa=tan-1(Ya/Xa) 画素Aの傾斜前の点、画素A0は、角度θaからθ0分
だけ戻した角度(θa−θ0)の延長線上で、原点Oか
ら距離aの地点にあるので、画素A0の座標(Xa0,
Ya0)はそれぞれ、
【0038】
【数4】Xa0=a×cos(θa−θ0)
【0039】
【数5】Ya0=a×sin(θa−θ0) となる。
【0040】次に、上記のようにして求めたA0の座標
を主走査線密度・副走査線密度から、受信ラインに置き
換える。すなわち、補正後の画素位置を補正後の記録ラ
インバッファ122に格納する。上記処理を全画素分繰
り返し、傾斜前の状態に変換することができる(図4
(c)及び図5(c)参照)。
【0041】このようにして、補正が完了した記録ライ
ンバッファ122が、サーマルヘッド141に送信側で
発生した傾斜を補正したデータを渡すことが可能とな
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信側のファクシミリ装置が原稿を斜めに読み取りした場
合、または、原稿自体が斜めに印刷された場合でも、受
信側で傾斜を補正し印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜補正機能付きファクシミリ装置の
一実施形態例を示すブロック構成図であり、本発明に係
わる部分のみを示す。
【図2】送信側のファクシミリ装置における原稿の読み
取り状態を示す図であり、分図(a)は水平の罫線を傾
斜なく読み取った場合のイメージデータ、分図(b)は
水平の罫線を右下がりの傾斜を持って読み取った場合の
イメージデータ、分図(c)は水平の罫線を左下がりの
傾斜を持って読み取った場合のイメージデータをそれぞ
れ示す。
【図3】傾斜補正処理による画素データの補正の原理を
示す図である。
【図4】受信データの補正の様子を説明するための図で
あり、分図(a)は水平の罫線を右下がりの傾斜を持っ
て読み取った場合の送信側のイメージデータ、分図
(b)は受信側の補正前の記録ラインバッファの格納デ
ータ、分図(c)は補正後の記録ラインバッファの格納
データをそれぞれ示す。
【図5】受信データの補正の様子を説明するための図で
あり、分図(a)は水平の罫線を左下がりの傾斜を持っ
て読み取った場合の送信側のイメージデータ、分図
(b)は受信側の補正前の記録ラインバッファの格納デ
ータ、分図(c)は補正後の記録ラインバッファの格納
データをそれぞれ示す。
【図6】画素位置補正時の原点、角度、距離相互間の関
係を三角関数を用いて説明するための図である。
【符号の説明】
1 傾斜補正機能付きファクシミリ装置 2 電話回線網 3 (送信側)ファクシミリ装置 11 受信部 12 復号化部 13 補正部 14 印刷部 111 電話回線インタフェース部 112 モデム 121 CODEC 122 記録ラインバッファ 141 サーマルヘッド 142 用紙搬送部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読み取り時に発生した画素データの
    傾斜を補正せずにそのまま符号化した送信側のファクシ
    ミリ装置からのデータを受信し、画素データに復号化し
    印刷するファクシミリ装置において、 前記送信側のファクシミリ装置から受信した符号化デー
    タを復号化し主走査方向の1ライン分の画素データであ
    る受信ラインを副走査方向に順次生成する復号化手段
    と、 連続する複数の前記受信ライン相互間の相対的な画素の
    色変化位置情報に基づいて前記送信側のファクシミリ装
    置における原稿読み取り時に発生した画素データの傾斜
    角度を推定し補正傾斜角度として求め、前記各受信ライ
    ンにおける各画素の位置と前記補正傾斜角度とにより各
    画素を傾斜前の位置に補正する補正手段とを有すること
    を特徴とする傾斜補正機能付きファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記復号化手段が、前記各受信ラインご
    との画素データをそれぞれ格納する記録ラインバッファ
    を複数有し、 前記補正手段が、前記各記録ラインバッファの画素の色
    変化位置から傾斜前は水平に引かれたと推察する罫線を
    探し、この罫線と水平線の角度から原稿の傾斜角度を求
    め、記録ラインバッファ上の任意の点を基準点として各
    画素の座標値からその距離及び角度を求め、前記基準点
    を中心に求めた各画素との距離を半径とし求めた角度か
    ら原稿の傾斜角度分戻すことで傾斜する前の座標値を求
    め、求めた座標値に応じて各画素を書き換え傾斜処理後
    の画素データとして前記記録ラインバッファに記録する
    ことを全画素分繰り返すことを特徴とする請求項1記載
    の傾斜補正機能付きファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段が、前記各記録ラインバッフ
    ァに格納された受信ラインをチェックし、1ラインすべ
    てが白の画素からなる全白ライン後の黒の画素があるラ
    インで1番目に画素が変化した位置と、その次のライン
    で1番目に画素が変化した位置との差を画素変化時の画
    素数差として求めことを順次ライン位置をずらしながら
    実行し、最も頻度の多い画素変化時の画素数差を前記罫
    線の傾斜によるものとして罫線位置を検出することを特
    徴とする請求項2記載の傾斜補正機能付きファクシミリ
    装置。
  4. 【請求項4】 原稿読み取り時に発生した画素データの
    傾斜を補正せずにそのまま符号化した送信側のファクシ
    ミリ装置からのデータを受信し、画素データに復号化し
    印刷するファクシミリ装置の傾斜補正方法において、 前記送信側のファクシミリ装置から受信した符号化デー
    タを復号化し主走査方向の1ライン分の画素データであ
    る受信ラインを副走査方向に順次生成し、 連続する複数の前記受信ライン相互間の相対的な画素の
    色変化位置情報に基づいて前記送信側のファクシミリ装
    置における原稿読み取り時に発生した画素データの傾斜
    角度を推定し補正傾斜角度として求め、前記各受信ライ
    ンにおける各画素の位置と前記補正傾斜角度とにより各
    画素を傾斜前の位置に補正することを特徴とする傾斜補
    正方法。
  5. 【請求項5】 前記各受信ラインごとの画素データをそ
    れぞれ格納する記録ラインバッファを複数設け、 前記各記録ラインバッファの画素の色変化位置から傾斜
    前は水平に引かれたと推察する罫線を探し、この罫線と
    水平線の角度から原稿の傾斜角度を求め、記録ラインバ
    ッファ上の任意の点を基準点として各画素の座標値から
    その距離及び角度を求め、前記基準点を中心に求めた各
    画素との距離を半径とし求めた角度から原稿の傾斜角度
    分戻すことで傾斜する前の座標値を求め、求めた座標値
    に応じて各画素を書き換え傾斜処理後の画素データとし
    て前記記録ラインバッファに記録することを全画素分繰
    り返すことを特徴とする請求項4記載の傾斜補正方法。
  6. 【請求項6】前記各記録ラインバッファに格納された受
    信ラインをチェックし、1ラインすべてが白の画素から
    なる全白ライン後の黒の画素があるラインで1番目に画
    素が変化した位置と、その次のラインで1番目に画素が
    変化した位置との差を画素変化時の画素数差として求め
    ことを順次ライン位置をずらしながら実行し、最も頻度
    の多い画素変化時の画素数差を前記罫線の傾斜によるも
    のとして罫線位置を検出することを特徴とする請求項5
    記載の傾斜補正方法。
JP7742498A 1998-03-25 1998-03-25 傾斜補正機能付きファクシミリ装置及びその傾斜補正方法 Pending JPH11275342A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004199679A (ja) * 2002-12-17 2004-07-15 Xerox Corp 画像データ処理方法
WO2005002207A1 (ja) * 2003-06-25 2005-01-06 Metro Overseas Japan Co., Ltd. セキュリティ画像通信方法、送信側装置、受信側装置、通信システム装置及び通信処理プログラム並びに該プログラムを記録した記録媒体

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