JP2000232560A - 傾斜補正送信機能付きファクシミリ装置及びその傾斜補正方法 - Google Patents

傾斜補正送信機能付きファクシミリ装置及びその傾斜補正方法

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JP2000232560A
JP2000232560A JP11030355A JP3035599A JP2000232560A JP 2000232560 A JP2000232560 A JP 2000232560A JP 11030355 A JP11030355 A JP 11030355A JP 3035599 A JP3035599 A JP 3035599A JP 2000232560 A JP2000232560 A JP 2000232560A
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tilt
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JP11030355A
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English (en)
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Kenichi Kuwabara
賢一 桑原
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NEC Telecom System Ltd
Original Assignee
NEC Telecom System Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿を斜めに読み取ったり、原稿自体が斜めに
印刷されていても、傾斜角度分正しく補正して送信す
る。 【解決手段】読み取り部2で読み取り走査した画情報を
もとに傾斜検出部32で罫線の画素を基準に傾斜角度θ
0を求め、CODEC42による符号化データに対し傾
斜補正部53にて傾斜補正し、補正したデータをモデム
61を介し電話回線網7に送出する。傾斜補正部53で
は補正前走査ラインバッファ51上の任意点を基準点に
画素との距離、角度を求め、基準点を中心に画素との距
離を半径として傾斜角度θ0分戻した座標を傾斜前の座
標として補正後走査ラインバッファ52に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は傾斜補正送信機能付
きファクシミリ装置及びその傾斜補正方法に関し、特に
送信側において原稿を斜めに置いた場合や、原稿自体が
斜めに印刷された場合の送信読み取り時に発生する読み
取り傾斜情報を補正して送信するファクシミリ装置及び
その傾斜補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置では、送信側の
読み取り部で走査し読み取った一走査線を一ライン分の
データとし、画素の位置を補正なしで符号化しモデムを
介して回線へ送信していた。この従来の技術では、送信
側で原稿を斜めに読み込むと受信側の印刷も斜めにな
り、斜行(横方向の直線の段差)が目立ち読みにくい。
【0003】この問題を解決する一つの技術として、特
開平2−63370号公報(先行公報)に開示されたも
のがある。この先行公報では、原稿の傾斜量を傾斜セン
サにより光学・機械的に測定し、傾斜量に応じて画像デ
ータを修正して送信するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行公報の技
術では、傾斜量測定が傾斜センサによる光学・機械的な
方法、いわばアナログ的な方法であり、傾斜量が画素を
基準として測定されるものではない。従って、この傾斜
量を修正する傾斜データ変換手段における符号化データ
との間で正確な1対1のデータ変換を行うことは不可能
であり、正しい傾斜補正を期待することはできない。
【0005】従って本発明の目的は、原稿読み取り時の
走査ラインと後続の走査ラインから画素を基準として傾
斜量を検出し、原稿を傾斜したまま読み取りした場合で
も、画素を傾斜前の位置に正しく補正して戻し送信でき
る傾斜補正送信機能付きファクシミリ装置及びその傾斜
補正方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の傾斜補正送信機
能付きファクシミリ装置は、送信すべき原稿を読み取り
走査し画情報を生成する読み取り部と、生成した前記画
情報を補正前の画素データとして格納する走査ラインバ
ッファを有し連続する複数の走査ライン相互間の相対的
な画素の色変化位置情報に基づき原稿読み取り時に発生
した画素データの傾斜角度を推定する傾斜検出手段と、
前記走査ラインバッファの内容をCODECにより符号
化し符号化データとして順次に保存し且つ一ページの符
号化終了後に一走査ラインずつ取り出して復号化し復号
化データとするハードディスク手段と、取り出した前記
復号化データを補正前走査ラインバッファに格納し各走
査ラインにおける各画素の位置と前記傾斜角度とにより
各画素を傾斜前の位置に補正して補正後走査ラインバッ
ファに格納する傾斜補正手段と、補正完了した前記補正
後走査ラインバッファの内容をCODECにより符号化
し符号化データとしてモデム及び回線インタフェース部
を介し変調して電話回線網に送信する送信部とを備えて
いる。
【0007】この傾斜補正送信機能付きファクシミリ装
置において、前記傾斜検出手段が前記各走査ラインバッ
ファの画素の色変化位置から傾斜前は水平に引かれたと
推察する罫線を探し、この罫線と水平線の角度から原稿
の傾斜角度を求めることを特徴とし、前記傾斜補正手段
が前記補正前走査ラインバッファ上の任意の点を基準点
として各画素の座標値からその距離及び角度を求め、前
記基準点を中心に求めた各画素との距離を半径とし求め
た角度から原稿の傾斜角度分戻すことで傾斜する前の座
標値を求め、求めた座標値に応じて各画素を書き換え傾
斜処理後の画素データとして前記補正後走査ラインバッ
ファに格納することを全画素分繰り返すのが好ましい。
【0008】また前記傾斜検出手段が前記各走査ライン
バッファに格納された走査ラインをチェックし、1ライ
ンすべてが白の画素からなる全白ライン後の黒の画素が
あるラインにおいて黒から白に画素が変化した第1の位
置と、以降のラインにおいて黒から白に画素が変化する
向きが前ラインと異なるラインを探しこの場合の前記前
ラインにおける画素が変化した第2の位置とを求めるこ
とを順次ライン位置をずらしながら実行し、前記第1及
び第2の位置の水平方向の画素数差が最も大きいものを
前記罫線の傾斜によるものとして罫線位置を検出するよ
うにしてもよい。
【0009】本発明のファクシミリ装置の傾斜補正方法
は、送信すべき原稿を読み取り走査して画情報を生成
し、生成した前記画情報を補正前の画素データとして格
納する走査ラインバッファを有し連続する複数の走査ラ
イン相互間の相対的な画素の色変化位置情報に基づき原
稿読み取り時に発生した画素データの傾斜角度を推定
し、前記走査ラインバッファの内容をCODECにより
符号化し符号化データとして順次に保存し且つ一ページ
の符号化終了後に一走査ラインずつ取り出して復号化し
復号化データとし、取り出した前記復号化データを補正
前走査ラインバッファに格納し各走査ラインにおける各
画素の位置と前記傾斜角度とにより各画素を傾斜前の位
置に補正して補正後走査ラインバッファに格納し、補正
完了した前記補正後走査ラインバッファの内容をCOD
ECにより符号化し符号化データとしてモデム及び回線
インタフェース部を介し変調して電話回線網に送信する
ものである。
【0010】このファクシミリ装置の傾斜補正方法にお
いて、前記各走査ラインバッファの画素の色変化位置か
ら傾斜前は水平に引かれたと推察する罫線を探し、この
罫線と水平線の角度から原稿の傾斜角度を求め、前記補
正前走査ラインバッファ上の任意の点を基準点として各
画素の座標値からその距離及び角度を求め、前記基準点
を中心に求めた各画素との距離を半径とし求めた角度か
ら原稿の傾斜角度分戻すことで傾斜する前の座標値を求
め、求めた座標値に応じて各画素を書き換え傾斜処理後
の画素データとして前記補正後走査ラインバッファに格
納することを全画素分繰り返すのが好ましい。
【0011】また各走査ラインバッファに格納された走
査ラインをチェックし、1ラインすべてが白の画素から
なる全白ライン後の黒の画素があるラインにおいて黒か
ら白に画素が変化した第1の位置と、以降のラインにお
いて黒から白に画素が変化する向きが前ラインと異なる
ラインを探しこの場合の前記前ラインにおける画素が変
化した第2の位置とを求めることを順次ライン位置をず
らしながら実行し、前記第1及び第2の位置の水平方向
の画素数差が最も大きいものを前記罫線の傾斜によるも
のとして罫線位置を検出するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明の傾斜補正送信機能付きファ
クシミリ装置の実施の形態を示すブロック図である。
【0014】図1において、この実施の形態の傾斜補正
送信機能付きファクシミリ装置(以下、ファクシミリ装
置と略記)1は、送信すべき原稿をCCD(電荷結合素
子)などの読み取りデバイスによって読み取り走査して
画情報を生成する読み取り部2と、生成した画情報をも
とに読み取り部2における原稿の傾斜角度を推定して求
める傾斜検出手段3と、画情報を符号化データとして一
ページ分格納したのち傾斜補正を行うために一走査ライ
ンずつ取り出すハードディスク手段4と、補正前と補正
後の走査ラインバッファを有し取り出した画データに対
し上述の傾斜角度に応じた傾斜補正を行う傾斜補正手段
5と、補正完了した符号化データを変調し電話回線網7
を介して受信側のファクシミリ装置8に送出する送信部
6とを有してなる。
【0015】傾斜検出手段3は、読み取り部2で走査し
生成した画情報を一走査ライン毎の補正前の画素データ
として格納する走査ラインバッファ31と、連続する複
数の走査ライン相互間の相対的な画素の色変化位置情報
に基づき読み取り部2において原稿読み取り時に発生し
た画素データの傾斜角度を推定し求める傾斜検出部32
とを有している。
【0016】ハードディスク手段4は、走査ラインバッ
ファ31の内容をCODEC42にて符号化し、符号化
データをハードディスク41に一たん保存する。原稿一
ページ分のデータの符号化終了後、補正をかけるために
ハードディスク41から一走査ラインずつ補正前符号化
データを取り出す。
【0017】傾斜補正手段5は、補正前走査ラインバッ
ファ51、補正後走査ラインバッファ52及び傾斜補正
部53を有し、ハードディスク41から一走査ラインず
つ補正前符号化データを取り出し、CODEC42で復
号化した上で補正前走査ラインバッファ51に格納す
る。傾斜補正部53にて各走査ラインにおける各画素の
位置と上記で求めた傾斜角度とにより各画素を傾斜前の
位置に補正し、補正後走査ラインバッファ52に格納す
る。これを一ライン分繰り返す。
【0018】送信部6は、補正完了した補正後走査ライ
ンバッファ52の内容をCODEC42にて符号化デー
タとし、この符号化データをモデム61にて変調して変
調データとし、電話回線に対する送信機能を司る電話回
線インタフェース部62を介し、電話回線網7を経由し
て受信側のファクシミリ装置8に送信する。
【0019】ファクシミリ装置1には、その他、記録部
や用紙搬送部等を有することが一般的だが、これらは周
知の技術で実現できる上、本発明の傾斜補正送信機能と
は直接関係がないため説明を省略する。
【0020】次に、この実施の形態のファクシミリ装置
1の傾斜補正送信機能動作の概要を説明する。
【0021】このファクシミリ装置1では、読み取り部
2で罫線を含む原稿を走査し読み取る。このときの原稿
の読み取り状態を図2に示す。図2(a)は水平の罫線
を傾斜なく読み取った場合のイメージデータ、図2
(b)は原稿が傾斜し水平の罫線を右下がりの傾斜を持
って読み取った場合のイメージデータ、図2(c)は原
稿が傾斜し水平の罫線を左下がりの傾斜を持って読み取
った場合のイメージデータをそれぞれ示す。
【0022】このファクシミリ装置1では、読み取り部
2が走査し生成した補正前の画素データを走査ラインバ
ッファ31に一ライン毎に格納し、傾斜検出部32が、
走査ラインバッファ31内の数ライン相互間の画素の色
変化位置情報から、傾斜前は水平に引かれたと推察する
罫線を探し、この罫線と水平線の角度から原稿の傾斜角
度θ0を求める。図3(a)、(b)に右下がりの原稿
に対する走査ラインバッファ31の格納データ、図4
(a)、(b)に左下がりの原稿に対する走査ラインバ
ッファ31の格納データをそれぞれ示す。
【0023】傾斜角度θ0を検出するため、全白ライン
(1ライン全てが白の画素)後の黒の連続画素があるラ
イン(「ラインA」と称す)と、それ以降のラインから
罫線を検出し、その傾斜を求める。つまり、傾斜を求め
るために、原稿上の罫線を見つける。罫線ならば隣接す
るラインの画素の色の変化する位置は同じはずだが、傾
斜がある状態では隣接するラインの画素の色の変化する
位置にずれ(画素変化時の画素数差)が生じることに着
目する。
【0024】ラインAで黒から白に画素が変化した点を
αとし、以降のラインで罫線が終了したラインの画素が
変化した点をβとする。傾斜のない罫線の場合は、図5
に示すように、罫線の上部の終了した点の次の画素の点
αと、罫線の下部の終了した点の次の画素の点βとは一
直線上にあってずれ(画素数差)は生じない。もし原稿
に傾斜があると罫線も傾斜し、図3(b)及び図4
(b)に示すように点αと点βとの間にずれ(画素数
差)が生じる。
【0025】さらに詳しくは、全白ライン後の黒の連続
画素があるラインAにおいて画素が黒から白に変化した
点αと、以降のラインにおいて画素が黒から白に変化す
る向きが前ラインと異なるラインを探し、この場合の前
ラインにおける画素が変化した点βとを求める。この作
業を順次ライン位置をずらしながら一ページ分実行し、
水平方向の画素数差が最も大きいときの点αと点βをも
つ場合を罫線の傾斜によるものとして罫線の位置を検出
する。
【0026】このとき点αと点βをもつラインの垂直方
向の関係は、隣接するライン同士に限定することなく、
図3(b)及び図4(b)に示すように複数ライン離れ
たライン同士の関係であってもよいため、傾斜角度の検
出をより正確に行うことができる。
【0027】また上述した、点αのあるライン以降のラ
インにおいて画素が変化する向きが前ラインと異なるラ
インと定義するラインは、全白ラインであってもよい。
【0028】以上のようにして検出した罫線の傾斜角度
θ0を数式で表す。罫線の傾斜(即ち、原稿の傾斜)
は、上述した点αと点βの垂直方向距離を水平方向距離
で割った値であるため、tanθ0=(副走査線密度×
垂直方向距離の画素数差)/(主走査線密度×水平方向
距離の画素数差)で表される。したがって、 [数1] 傾斜角度θ0=tan-1(副走査線密度×垂直方向距離
の画素数差)/(主走査線密度×水平方向距離の画素数
差) となる。
【0029】この傾斜角度θ0をもとにして、傾斜補正
部53にて傾斜の補正を行う。傾斜補正部53では、補
正前走査ラインバッファ51上の任意の点を基準点(原
点)とし、各画素の座標値から画素との距離及び角度を
求める。基準点を中心に求めた各画素との距離を半径と
し、求めた角度から原稿の傾斜角度θ0分戻すことで傾
斜する前の座標値を求める。求めた座標値に応じて各画
素を書き換え、傾斜処理後の画素データとして補正後走
査ラインバッファ52に格納する。図6及び図7にこの
傾斜補正処理による画素データの補正の原理を示す。
【0030】まず基準点(原点)を決める。右下がりの
ときはページの先頭の左端、左下がりのときはページの
先頭の右端を原点とする。この原点から各画素への距離
を求め、原点を中心に傾斜角度とは逆向きで同じ角度、
原点から等距離にある地点を補正後の画素位置とする。
【0031】図6及び図7は、右下がりのとき(図3参
照)の、原点、角度、距離相互間の関係を三角関数を用
いて説明するための図である。
【0032】図6及び図7において、主走査方向(水平
方向)をX軸、副走査方向(垂直方向)をY軸とし、原
点Oを左上端とする。原点Oの座標(0,0)を基準
に、走査ラインバッファ上の任意の画素Aの座標を(X
a,Ya)とし、画素Aの傾斜前の点である画素A0の
座標を(Xa0,Ya0)とする。
【0033】原点OとA0間の距離をaとすると、a2=
Xa2+Ya2 であるので、 [数2] a=(Xa2+Ya21/2 原点OとX軸を基準としたaの角度θaは、 [数3] θa=tan-1(Ya/Xa) 画素Aの傾斜前の点、画素A0は、角度θaからθ0分
だけ戻した角度(θa−θ0)の延長線上で、原点Oか
ら距離aの地点にあるので、画素A0の座標(Xa0,
Ya0)はそれぞれ、 [数4] Xa0=a×cos(θa−θ0) [数5] Ya0=a×sin(θa−θ0) となる。
【0034】上記のようにして求めたA0の座標を、主
走査線密度・副走査線密度から、補正後の走査ラインに
置き換える。即ち、補正後の画素位置を補正後走査ライ
ンバッファ52に格納する。上記の処理を全画素分繰り
返し、傾斜前の走査ライン状態に変換することができ
る。
【0035】このようにして補正が完了した補正後走査
ラインバッファ52が、読み取り時に発生した傾斜を補
正したデータをCODEC42に渡して符号化し、符号
化したデータをモデム61を介し変調して送信すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァクシミリ装置の送信側において、原稿を斜めに読み取
りした場合、または、原稿自体が斜めに印刷されている
場合でも、原稿読み取り時の走査ラインと後続の走査ラ
インから画素を基準として傾斜角度を検出し、画素を傾
斜前の位置に正しく補正し、傾斜のない状態のデータを
受信側へ送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜補正送信機能付きファクシミリ装
置の実施の形態を示すブロック構成図であり、本発明に
係わる部分のみを示す。
【図2】本発明における原稿の読み取り状態を示す図で
あり、(a)は水平の罫線を傾斜なく読み取った場合の
イメージデータ、(b)は水平の罫線を右下がりの傾斜
を持って読み取った場合のイメージデータ、(c)は水
平の罫線を左下がりの傾斜を持って読み取った場合のイ
メージデータをそれぞれ示す。
【図3】罫線の傾斜角度検出の様子を説明する図であ
り、(a)は水平の罫線を右下がりの傾斜を持って読み
取った場合のイメージデータ、(b)はその補正前の走
査ラインバッファへの格納データをそれぞれ示す。
【図4】罫線の傾斜角度検出の様子を説明する図であ
り、(a)は水平の罫線を左下がりの傾斜を持って読み
取った場合のイメージデータ、(b)はその補正前の走
査ラインバッファへの格納データをそれぞれ示す。
【図5】傾斜のない罫線の場合の格納データを示す図で
ある。
【図6】傾斜補正処理による画素データの補正の原理を
示す図である。
【図7】画素位置補正時の原点、角度、距離相互間の関
係を三角関数を用いて説明する図である。
【符号の説明】
1 傾斜補正送信機能付きファクシミリ装置 2 読み取り部 3 傾斜検出手段 4 ハードディスク手段 5 傾斜補正手段 6 送信部 7 電話回線網 8 ファクシミリ装置(受信側) 31 走査ラインバッファ 32 傾斜検出部 41 ハードディスク 42 CODEC 51 補正前走査ラインバッファ 52 補正後走査ラインバッファ 53 傾斜補正部 61 モデム 62 電話回線インタフェース部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信すべき原稿を読み取り走査し画情報
    を生成する読み取り部と、生成した前記画情報を補正前
    の画素データとして格納する走査ラインバッファを有し
    連続する複数の走査ライン相互間の相対的な画素の色変
    化位置情報に基づき原稿読み取り時に発生した画素デー
    タの傾斜角度を推定する傾斜検出手段と、前記走査ライ
    ンバッファの内容をCODECにより符号化し符号化デ
    ータとして順次に保存し且つ一ページの符号化終了後に
    一走査ラインずつ取り出して復号化し復号化データとす
    るハードディスク手段と、取り出した前記復号化データ
    を補正前走査ラインバッファに格納し各走査ラインにお
    ける各画素の位置と前記傾斜角度とにより各画素を傾斜
    前の位置に補正して補正後走査ラインバッファに格納す
    る傾斜補正手段と、補正完了した前記補正後走査ライン
    バッファの内容をCODECにより符号化し符号化デー
    タとしてモデム及び回線インタフェース部を介し変調し
    て電話回線網に送信する送信部とを備えることを特徴と
    する傾斜補正送信機能付きファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜検出手段が前記各走査ラインバ
    ッファの画素の色変化位置から傾斜前は水平に引かれた
    と推察する罫線を探し、この罫線と水平線の角度から原
    稿の傾斜角度を求めることを特徴とし、前記傾斜補正手
    段が前記補正前走査ラインバッファ上の任意の点を基準
    点として各画素の座標値からその距離及び角度を求め、
    前記基準点を中心に求めた各画素との距離を半径とし求
    めた角度から原稿の傾斜角度分戻すことで傾斜する前の
    座標値を求め、求めた座標値に応じて各画素を書き換え
    傾斜処理後の画素データとして前記補正後走査ラインバ
    ッファに格納することを全画素分繰り返すことを特徴と
    する請求項1記載の傾斜補正送信機能付きファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜検出手段が前記各走査ラインバ
    ッファに格納された走査ラインをチェックし、1ライン
    すべてが白の画素からなる全白ライン後の黒の画素があ
    るラインにおいて黒から白に画素が変化した第1の位置
    と、以降のラインにおいて黒から白に画素が変化する向
    きが前ラインと異なるラインを探しこの場合の前記前ラ
    インにおける画素が変化した第2の位置とを求めること
    を順次ライン位置をずらしながら実行し、前記第1及び
    第2の位置の水平方向の画素数差が最も大きいものを前
    記罫線の傾斜によるものとして罫線位置を検出すること
    を特徴とする請求項2記載の傾斜補正送信機能付きファ
    クシミリ装置。
  4. 【請求項4】 送信すべき原稿を読み取り走査して画情
    報を生成し、生成した前記画情報を補正前の画素データ
    として格納する走査ラインバッファを有し連続する複数
    の走査ライン相互間の相対的な画素の色変化位置情報に
    基づき原稿読み取り時に発生した画素データの傾斜角度
    を推定し、前記走査ラインバッファの内容をCODEC
    により符号化し符号化データとして順次に保存し且つ一
    ページの符号化終了後に一走査ラインずつ取り出して復
    号化し復号化データとし、取り出した前記復号化データ
    を補正前走査ラインバッファに格納し各走査ラインにお
    ける各画素の位置と前記傾斜角度とにより各画素を傾斜
    前の位置に補正して補正後走査ラインバッファに格納
    し、補正完了した前記補正後走査ラインバッファの内容
    をCODECにより符号化し符号化データとしてモデム
    及び回線インタフェース部を介し変調して電話回線網に
    送信することを特徴とするファクシミリ装置の傾斜補正
    方法。
  5. 【請求項5】 前記各走査ラインバッファの画素の色変
    化位置から傾斜前は水平に引かれたと推察する罫線を探
    し、この罫線と水平線の角度から原稿の傾斜角度を求
    め、前記補正前走査ラインバッファ上の任意の点を基準
    点として各画素の座標値からその距離及び角度を求め、
    前記基準点を中心に求めた各画素との距離を半径とし求
    めた角度から原稿の傾斜角度分戻すことで傾斜する前の
    座標値を求め、求めた座標値に応じて各画素を書き換え
    傾斜処理後の画素データとして前記補正後走査ラインバ
    ッファに格納することを全画素分繰り返すことを特徴と
    する請求項4記載のファクシミリ装置の傾斜補正方法。
  6. 【請求項6】 各走査ラインバッファに格納された走査
    ラインをチェックし、1ラインすべてが白の画素からな
    る全白ライン後の黒の画素があるラインにおいて黒から
    白に画素が変化した第1の位置と、以降のラインにおい
    て黒から白に画素が変化する向きが前ラインと異なるラ
    インを探しこの場合の前記前ラインにおける画素が変化
    した第2の位置とを求めることを順次ライン位置をずら
    しながら実行し、前記第1及び第2の位置の水平方向の
    画素数差が最も大きいものを前記罫線の傾斜によるもの
    として罫線位置を検出することを特徴とする請求項5記
    載のファクシミリ装置の傾斜補正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008259172A (ja) * 2007-03-15 2008-10-23 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

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JP2008259172A (ja) * 2007-03-15 2008-10-23 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

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