JPH1127439A - ファクシミリ装置及びその制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びその制御方法

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JPH1127439A
JPH1127439A JP9190764A JP19076497A JPH1127439A JP H1127439 A JPH1127439 A JP H1127439A JP 9190764 A JP9190764 A JP 9190764A JP 19076497 A JP19076497 A JP 19076497A JP H1127439 A JPH1127439 A JP H1127439A
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power supply
unit
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JP9190764A
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Shigeo Miura
滋夫 三浦
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録部の電源を切断する省エネモード中であ
っても、プリンタに何らかの変化があった場合は、それ
を確実に検知することができ、且つ記録部の電源切断に
よっても不都合が発生しないファクシミリ装置を提供す
る。 【解決手段】 第一制御部20では、ESS OKステ
ータス要求コマンド(T1)を発し、これを受けて第二
制御部40では、ESS OKステータスを返送する
(T2)。そして、第一制御部20では、ESS移行コ
マンド(T3)を発し、これを受けて第二制御部40で
は、ESS OKステータスを返送する(T4)。さら
に、第二制御部40ではPSSポートを立てる。このP
SSポートとは、記録部150の電源を切断してもよい
ことを第一制御部20へ告知するための信号である。そ
の後に、第一制御部20は、第二の電源42Bをオフし
て(T6)ESS状態へ移行する(T7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省エネの目的で記
録部の電源を切断する機能を有するファクシミリ装置、
及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばレーザービームプリンタを
記録装置として内部に持つファクシミリ装置では、該プ
リンタのみの電源を省エネの目的で切断可能に構成した
ものが知られている。
【0003】すなわち、この種のファクシミリ装置は、
相手端末との間で画像データを送受信する送受信部と、
画像データを記録紙に記録するレーザビームプリンタ
と、このレーザビームプリンタ全体の電源の切断を制御
すると共に前記送受信全体を制御する第一制御部と、レ
ーザビームプリンタを制御する第二制御部とを備えてい
る。また、プリンタへの電源は一系統であり、省エネモ
ード時にはこの電源を切断して、プリンタへの電源供給
を停止する構成になっている。
【0004】そして、上記ファクシミリ装置には、装置
全体の電源が切断された後の該電源立ち上がり時と、レ
ーザービームプリンタの電源のみが切断された後の該レ
ーザービームプリンタの電源立ち上がり時とでは、処理
を変えるように構成したものがある。本願出願人は、こ
のようなファクシミリ装置を既に特願平8−30159
で提案している(出願日:1996年2月23日)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置におけるプリンタへの電源は一系
統であり、省エネモードで該電源を切断中に、例えばユ
ーザがトナーや記録紙を変えるなど該プリンタに何らか
の変化があった場合には、それを検知できないという問
題があった。
【0006】それを改善するためには、プリンタへの電
源供給を2系統にして、切断されない電源も記録部に供
給し、プリンタを制御するCPUをスリープモードにし
て最低限の割り込み等を残しておくということが考え
る。さらには、この場合、CPUに内蔵するメモリ等も
バックアップ可能な形態となるため、最低限の情報をバ
ックアップしておき、電源再立ち上げ後に該情報を有効
活用するということも考えられる。
【0007】ところが、プリンタの電源を単純に2系統
にすると、図12に示すように、第二制御部502のイ
ンターフェース503がCMOS・IC(Pチャネルと
NチャネルのMOSFETが相補的に接続されたCMO
Sで構成されるIC)で構成されている場合において、
該CMOSインターフェース503の電源が供給されて
いないときに、第一制御部501とのインターフェース
信号IN1,IN2が供給されていると、ラッチアップ
でCMOS・ICが破壊されるといったことが予想され
る。
【0008】また、画像データを記録紙に記録する際
に、熱定着のため記録紙に熱を印加するヒータの温度が
ある一定値以上であってファンモーターが回転している
時に、電源を切断してファンモーターの回転が停止する
と、蓄熱によって装置に悪影響を及ぼすこともある。
【0009】さらには、電源の切断により搬送中の記録
紙が機内に残ると、その記録紙からの蓄熱により装置へ
の悪影響が懸念される。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、記録部
の電源を切断する省エネモード中であっても、プリンタ
に何らかの変化があった場合は、それを確実に検知する
ことができ、且つ記録部の電源切断によっても不都合が
発生しないファクシミリ装置、及びその制御方法を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、相手端末との間で画像データを送受
信する送受信部と、前記画像データを記録紙に記録する
記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御
部と、前記記録部を制御する第二制御部とを有し、前記
記録部の電源として、常時供給される第1の電源と前記
第一制御部の制御により切断可能な第2の電源とが供給
されるファクシミリ装置において、前記第一制御部の要
求により、前記第二制御部が前記第2の電源の切断を許
可することを示すステータス信号を返してきた時にの
み、前記第一制御部は、前記第二制御部に対して前記第
2の電源を切断する旨を示す電源切断予告信号を伝達
し、前記第二制御部は、前記電源切断予告信号の受信時
に該第二制御部に内蔵されたCPUのスリープモードへ
の移行あるいは出力ポートの設定を含む装置誤動作防止
用の各種設定を行い、該設定が終了して前記第2の電源
が切断されてもよい状態になった時に、前記第二制御部
が前記第一制御部に対して前記第2の電源の切断を許可
することを告知し、前記第一制御部はその告知を確認し
た後に前記第2の電源を切断するようにしたものであ
る。
【0012】第2の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、ヒータ及び該ヒータの温度
を下げるためのファンモータを有し前記ヒータにより記
録紙に熱を印加して熱定着により前記画像データを記録
紙に記録する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御
する第一制御部と、前記記録部を制御する第二制御部と
を備え、前記記録部の電源は、常時供給される第1の電
源と前記ファンモータの電源を含み前記第一制御部の制
御により切断可能な第2の電源とが供給されるファクシ
ミリ装置において、前記第一制御部は、前記ヒータの温
度がある一定値以上で前記ファンモータが回転している
時には前記第2の電源を切断しない構成にしたものであ
る。
【0013】第3の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、記録紙を搬送するためのモ
ータを有し搬送されてきた記録紙に前記画像データを記
録する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第
一制御部と、前記記録部を制御する第二制御部とを備
え、前記記録部の電源として、常時供給される第1の電
源と前記第一制御部の制御により切断可能な第2の電源
とが供給されているファクシミリ装置において、前記第
一制御部は、前記モータが回転している時には前記第2
の電源を切断しない構成としたものである。
【0014】第4の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、画像データを記録紙に記録
する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一
制御部と、前記記録部を制御する第二制御部とを有し、
前記記録部の電源として、常時供拾される第1の電源と
該第一制御部の制御により切断可能な第2の電源とが供
給されるファクシミリ装置において、前記第一制御部が
前記第二制御部に対して前記第2の電源を切断すること
を告知する信号を送出した後、前記第二制御部は前記第
2の電源の切断を許可することを示すステータス信号を
返し、さらに前記第二制御部は、該第二制御部に内蔵さ
れるCPUのスリープモードへの移行あるいは出力ポー
トの設定を含む装置誤動作防止用の各種設定を行い、該
設定が終了して前記第2の電源が切断されてもよい状態
になった時に、前記第二制御部は、前記第一制御部に対
して前記第2の電源の切断を許可することを告知し、前
記第一制御部はその告知を確認した後に前記第2の電源
を切断するものである。
【0015】第5の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、画像データを記録紙に記録
する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一
制御部と、前記記録部を制御する第二制御部とを有し、
前記記録部の電源として、常時供給される第1の電源と
前記第一制御部の制御により切断可能な第2の電源とが
供給されるファクシミリ装置において、前記第一制御部
が前記第二制御部に対して前記第2の電源を切断するこ
とを告知する信号を送出した後、前記第二制御部は、該
第二制御部に含まれるCPUのスリープモードへの移行
あるいは出力ポートの設定を含む装置誤動作防止用の各
種設定を行い、該設定が終了して前記第2の電源が切断
されてもよい状態になった時に、前記第二制御部が前記
第一制御部に対して前記第2の電源の切断を許可するこ
とを告知し、前記第一制御部は、その告知を確認した後
に前記第2の電源を切断するものである。
【0016】第6の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、前記画像データを記録紙に
記録する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する
第一制御部と、前記記録部を制御する第二制御部とを有
し、前記記録部の電源として、常時供給される第1の電
源と前記第一制御部の制御により切断可能な第2の電源
とが供給されるファクシミリ装置を用い、前記第一制御
部の要求により、前記第二制御部が前記第2の電源の切
断を許可することを示すステータス信号を返してきた時
にのみ、前記第一制御部は、前記第二制御部に対して前
記第2の電源を切断する旨を示す電源切断予告信号を伝
達し、前記第二制御部は、前記電源切断予告信号の受信
時に該第二制御部に内蔵されたCPUのスリープモード
への移行あるいは出力ポートの設定を含む装置誤動作防
止用の各種設定を行い、該設定が終了して前記第2の電
源が切断されてもよい状態になった時に、前記第二制御
部が前記第一制御部に対して前記第2の電源の切断を許
可することを告知し、前記第一制御部はその告知を確認
した後に前記第2の電源を切断するものである。
【0017】第7の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、ヒータ及び該ヒータの温度
を下げるためのファンモータを有し前記ヒータにより記
録紙に熱を印加して熱定着により前記画像データを記録
紙に記録する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御
する第一制御部と、前記記録部を制御する第二制御部と
を備え、前記記録部の電源は、常時供給される第1の電
源と前記ファンモータの電源を含み前記第一制御部の制
御により切断可能な第2の電源とが供給されるファクシ
ミリ装置を用い、前記ヒータの温度がある一定値以上で
前記ファンモータが回転していることを検出し、その検
出時には前記第一制御部による前記第2の電源の切断を
行わないようにしたものである。
【0018】第8の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、記録紙を搬送するためのモ
ータを有し搬送されてきた記録紙に前記画像データを記
録する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第
一制御部と、前記記録部を制御する第二制御部とを備
え、前記記録部の電源として、常時供給される第1の電
源と前記第一制御部の制御により切断可能な第2の電源
とが供給されているファクシミリ装置を用い、前記モー
タが回転していることを検出し、その検出時には前記第
2の電源の切断を行わないようにしたものである。
【0019】第9の発明は、相手端末との間で画像デー
タを送受信する送受信部と、画像データを記録紙に記録
する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一
制御部と、前記記録部を制御する第二制御部とを有し、
前記記録部の電源として、常時供拾される第1の電源と
該第一制御部の制御により切断可能な第2の電源とが供
給されるファクシミリ装置を用い、前記第一制御部が前
記第二制御部に対して前記第2の電源を切断することを
告知する信号を送出した後、前記第二制御部は前記第2
の電源の切断を許可することを示すステータス信号を返
し、さらに前記第二制御部は、該第二制御部に内蔵され
るCPUのスリープモードへの移行あるいは出力ポート
の設定を含む装置誤動作防止用の各種設定を行い、該設
定が終了して前記第2の電源が切断されてもよい状態に
なった時に、前記第二制御部は、前記第一制御部に対し
て前記第2の電源の切断を許可することを告知し、前記
第一制御部はその告知を確認した後に前記第2の電源を
切断するようにしたものである。
【0020】第10の発明は、相手端末との間で画像デ
ータを送受信する送受信部と、画像データを記録紙に記
録する記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第
一制御部と、前記記録部を制御する第二制御部とを有
し、前記記録部の電源として、常時供給される第1の電
源と前記第一制御部の制御により切断可能な第2の電源
とが供給されるファクシミリ装置を用い、前記第一制御
部が前記第二制御部に対して前記第2の電源を切断する
ことを告知する信号を送出した後、前記第二制御部は、
該第二制御部に含まれるCPUのスリープモードへの移
行あるいは出力ポートの設定を含む装置誤動作防止用の
各種設定を行い、該設定が終了して前記第2の電源が切
断されてもよい状態になった時に、前記第二制御部が前
記第一制御部に対して前記第2の電源の切断を許可する
ことを告知し、前記第一制御部は、その告知を確認した
後に前記第2の電源を切断するようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0022】図1、図2及び図3は、本発明の第1実施
形態に係るファクシミリ装置の概略構成を示すブロック
図である。
【0023】図中1は、送信原稿を読み取り画像データ
に変換する原稿読み取り部であり、2は、電話回線をフ
ァクシミリに接続するための網制御装置すなわちNCU
である。3は通信を行なうための変調復調装置すなわち
モデムであり、4はモデム3を制御するモデム制御部で
ある。
【0024】5は操作パネルであり、6は操作パネル5
に含まれてファクシミリの状態をユーザに表示するため
の表示器であり、7は操作パネル5に含まれユーザがフ
ァクシミリに各種動作を指示するためのキーである。
【0025】8はファクシミリの状態を検知するための
センサ(1)であり、9は、原稿搬送を行うための読取
りモーターなどにより構成される駆動系(1)であり、
10は受信画像データ等を記憶する画像メモリである。
11は停電等商用電源遮断時においても電池等でバック
アップされデータが破壊しないシステムRAM(または
システムメモリ)であり、12はファクシミリの仕様を
決定するROMであり、13は、画像メモリ10からR
OM12を含むメモリである。14は、外部機器とのイ
ンターフェースを取るためのバイセントロインターフェ
ース回路であり、15は、メモリカードなどとのインタ
ーフェースを取るための外部接続カードインターフェー
ス回路である。
【0026】20は、以上を制御する第一制御部であ
る。21は、記録部の各種状態を検知するためのセンサ
ー(2)であり、25は、転写を行うための転写部であ
り、26は、転写部25に含まれ、転写に必要な高電圧
を作り出すための高圧回路である。27は、レーザーを
スキャンするためのスキャナ部であり、28は、スキャ
ナ部27に含まれるレーザーである。29は、ヒーター
に印加するACを入力するための、そして装置にDC電
源を供給するためのDC電源のエネルギー源となるAC
電源のAC入力部である。
【0027】30は、トライアック等により構成され、
ヒーターに印加するAC電圧を制御するヒーターコント
ロール部であり、31は熱定着を行うための熱定着器で
ある。32は、記録紙に熱を印加し、定着を行うための
ヒーター(1)であり、33は、ヒーター32に取り付
けられヒーター32の温度を検知するサーミスタ(1)
である。38は、機内温度を下げるためのファンモータ
ー部であり、39は、ファンモーター部38をドライブ
するためのファンモータードライブ部である。
【0028】40は、記録部全体を制御する第2制御部
であり、41は、ユーザがAC電源をオン/オフするた
めのAC電源オン・オフスイッチであり、42はAC電
源のエネルギーをDCに変換し、装置を動作させるため
のDC電源である。43は、高圧電圧が印加され、ユー
ザが触れると危険なカートリッジ部や、AC電源が供給
され高温でありユーザが触れると危険なヒーター部が隠
れている部分をユーザが開けた時にAC電源をオフし、
ユーザを危険から保護するためのドアスイッチ部であ
る。
【0029】44は、AC電源の電圧を検知するための
AC電圧検知回路であり、45は、AC電源電圧のゼロ
クロス点を検知するゼロクロス検知回路46,48,5
0,52,54は、トランジスタ回路などにより構成さ
れ、ソレノイドやクラッチ等への電流の供給を制御する
それぞれ駆動回路(1)〜(5)である。47は、記録
部上段のカセットからの記録紙給紙を行うための上段給
紙ソレノイド、49は、記録部下段のカセットからの記
録紙給紙を行うための下段給紙クラッチ、51は、記録
部手差し部からの記録紙給紙を行うための手差し給紙ソ
レノイド、53は、記録部下段のカセットからの記録紙
給紙を行うための下段給紙ソレノイド、55は、レジス
トローラーを回転させるためのレジストローラーであ
る。
【0030】60は、常に供給されているDC電源であ
り、61は、信号62によりオン/オフされるDC電源
であり、150は、例えばレーザービームプリンタから
成る記録部であり、160は、読み取りおよび通信など
の機能を有する記録部以外のファクシミリ本体部であ
る。200は、記録部150からファクシミリ本体部1
60へのコマンドレスポンス構成の信号のやり取りなど
を行うためなどの、例えばシリアルインターフェースな
どのインターフェース信号である。
【0031】図4は、本第1実施形態のファクシミリ装
置の要部構成を説明するブロック図である。
【0032】ファクシミリ本体部160には、読み取り
部1と、通信を行うための送受信部160A(図1に示
すNCU2、モデム3、及びモデム制御部4に相当)
と、本体部160を制御する第一制御部20とを備えて
いる。そして、記録部150は、これを制御する第二制
御部40が設けられ、該第二制御部40は、スリープモ
ードへの移行が可能なCPU40Aと、I/Oポート4
0Bとを備えている。ここで、CPUのスリープモード
とは、CPUのクロックを止めるか、もしくは周波数を
下げることにより、CPUの消費電流を下げるモードの
ことである。
【0033】図中の42Aは、ESS時でも常時オンと
なっている第一の電源であり、42Bは、ファクシミリ
本体部160によりオン/オフされESS状態では切ら
れる第二の電源であり、これらは図1中のDC電源42
内に存在する。ここで、ESS状態とは、装置が誤動作
しない様に第二制御部40のI/Oポート40Bを設定
した後、CPU40Aをスリープモードにし、記録部1
50に供袷されている電源のうち、第一制御部20の制
御によりオフされる第二の電源42Bをオフして装置の
消費電流を下げ、省エネを図るモードのことである。
【0034】次に、第1実施形態の動作を説明する。
【0035】図5は、本実施形態における第一制御部2
0と第二制御部40とのコマンド−ステータスのやり取
りとESS状態への移行へのシーケンスを説明する図で
ある。
【0036】まず、第一制御部20では、ESS OK
ステータス要求コマンド(T1)を発し、これを受けて
第二制御部40では、ESS OKステータスを返送す
る(T2)。そして、第一制御部20では、ESS移行
コマンド(T3)を発し、これを受けて第二制御部40
では、ESS OKステータスを返送する(T4)。さ
らに、第二制御部40ではPSSポートを立てる。この
PSSポートとは、記録部150の電源を切断してもよ
いことを第一制御部20へ告知するための信号である。
その後に、第一制御部20は、第二の電源42Bをオフ
して(T6)ESS状態へ移行する(T7)。
【0037】このように、第一制御部20と第二制御部
40との間でコマンド−ステータスのやり取りがあり、
ESS状態へ移行するが、本実施形態では、ESS O
Kステータス要求コマンド(T1)とESS移行コマン
ド(T3)を分けることにより、ESS OKステータ
ス要求コマンドに対するステータスが、ESS OKで
あった場合、第一制御部20側で、ESSのための各種
処理を行った後に、ESS移行コマンドを送る事がで
き、第一制御部20の処理時間を稼ぐ事ができる。
【0038】また、CPU40Aの電源を切らずにスリ
ープモードにすることにより、CPU40Aは、割り込
み等の検知が可能になり、例えば、記録部150の状態
が、ユーザによる記録紙やトナーの変更等により変わっ
た時に、その変化を割り込みとして捕らえる等の制御が
可能になる。また、CPU40Aにメモリを内蔵し、ス
リープモード時のメモリ保持機能があるものでは、ES
S状態からの復帰時、これらのメモリ内容を役立てて、
以後の制御に役立てることが可能である。
【0039】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0040】図6は、本発明の第2実施形態の係るファ
クシミリ装置の要部構成を示すブロック図であり、図4
と共通の構成要素には同一の符号が付されている。
【0041】図中の40Cは、第二制御部40により制
御されるヒーターであり、レーザービームプリンターの
定着を行うために設けられている。40Dは、ヒーター
40Cの温度を第二制御部40が検知するためのサーミ
スタである。300は、サーミスタ40Dにより検知さ
れた温度がある一定値以上の時にファンを回転させるた
めのファンモーターである。他の構成は、図1〜図4に
示すものと同一である。
【0042】この第2実施形態の動作を図7のフローチ
ャートに示す。
【0043】第一制御部20から第二制御部40へES
S OKステータス要求コマンドが送られてきたとき
(ステップS1)、ヒーター40Cの温度がある一定値
以上でファンモーター300が回転している時には(ス
テップS2)、ESS OKステータスを「ESS移行
不可」にして第一制御部20へ返送し、ESSへは移行
できない事を告知する(ステップS3)。その後は次の
処理へ移行する(ステップS4)。これにより、蓄熱に
よる装置への悪影響を防止する。
【0044】次に、本発明の第3実施形態を説明する。
【0045】図8は、本発明の第3実施形態の係るファ
クシミリ装置の要部構成を示すブロック図であり、図4
と共通の構成要素には同一の符号が付されている。
【0046】図中の60は、記録紙を搬送させるための
給紙搬送モーター、21Aは、搬送される記録紙が装置
の中に存在するかどうかを検知する紙センサーである。
他の構成は、図1〜図4に示すものと同一である。
【0047】この第3実施形態の動作を図9のフローチ
ャートに示す。
【0048】図9において、第一制御部20から第二制
御部40へESS OKステータス要求コマンドが送ら
れてきたとき(ステップS11)、記録紙が搬送終了し
ていない状態、すなわち搬送中で記録紙が機内に残って
いる時には(ステップS12)、ESS OKステータ
スを「ESS移行不可」にして第一制御部20へ返送
し、ESSへは移行できない事を告知する(ステップS
13)。その後は次の処理へ移行する(ステップS1
4)。これにより、記録紙により持っていかれる熱量を
考慮して、蓄熱による装置への悪影響を防止する。
【0049】次に、本発明の第4実施形態を説明する。
【0050】本実施形態のファクシミリ装置の構成は、
図1〜図4に示すものと同一である。図10は、第4実
施形態における第一制御部20と第二制御部40とのコ
マンド−ステータスのやり取りとESS状態への移行へ
のシーケンスを説明する図である。
【0051】まず、第一制御部20では、ESS 移行
コマンド(T11)を発し、これを受けて第二制御部4
0では、ESS OKステータスを返送する(T1
2)。さらに、第二制御部40ではPSSポートを立て
る(T13)。その後に、第一制御部20は、第二の電
源42Bをオフして(T14)、ESS状態へ移行する
(T15)。
【0052】このように本実施形態では、上記第1実施
形態のシーケンス(図5)に比べて、ESS OKステ
ータス要求コマンドを必要としない分だけ、シーケンス
が簡単になる。この場合は、第一制御部20側でのES
S状態への処理時間が必要でない場合には有効である。
【0053】次に、本発明の第5実施形態を説明する。
【0054】本実施形態のファクシミリ装置の構成は、
図1〜図4に示すものと同一である。図11は、第5実
施形態における第一制御部20と第二制御部40とのコ
マンド−ステータスのやり取りとESS状態への移行へ
のシーケンスを説明する図である。
【0055】まず、第一制御部20では、ESS 移行
コマンド(T21)を発し、これを受けて第二制御部4
0では、PSSポートを立てる(T22)。その後に、
第一制御部20は、第二の電源42Bをオフして(T2
3)、ESS状態へ移行する(T24)。
【0056】このように本実施形態では、第4実施形態
のシーケンスと比べて、ESS OKステータスの返送
を必要としない分だけ、シーケンスが簡単になる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明である
ファクシミリ装置によれば、第一制御部の要求により、
第二制御部が第2の電源の切断を許可することを示すス
テータス信号を返してきた時にのみ、第一制御部は、第
二制御部に対して第2の電源を切断する旨を示す電源切
断予告信号を伝達し、第二制御部は、電源切断予告信号
の受信時に該第二制御部に内蔵されたCPUのスリープ
モードへの移行あるいは出力ポートの設定を含む装置誤
動作防止用の各種設定を行い、該設定が終了して第2の
電源が切断されてもよい状態になった時に、第二制御部
が第一制御部に対して第2の電源の切断を許可すること
を告知し、第一制御部はその告知を確認した後に第2の
電源を切断するようにした。これにより、次のような効
果がある。すなわち、(1)CMOS・IC破壊等の不
都合が起きないように第2の電源を切るまでの動作シー
ケンスを的確に行うことが可能になる。(2)第2の電
源が切断されても、第1の電源が記録部に供給されてい
るので、この間に例えばユーザがトナーや記録紙を変え
るなど該プリンタに何らかの変化があった場合でも、そ
れを確実に検知することが可能となる。(3)第一制御
部の要求により、第二制御部が第2の電源の切断を許可
することを示すステータス信号を返してきた時にのみ、
第一制御部は電源切断予告信号を伝達するので、第一制
御部側では、電源切断予告信号を伝達する前に、第2の
電源の切断のための各種処理を行うことができるように
なり、第一制御部の処理時間を確保することができる。
【0058】第2の発明であるファクシミリ装置によれ
ば、第一制御部は、ヒータの温度がある一定値以上でフ
ァンモーターが回転している時には第2の電源を切断し
ない構成にしたので、ヒータの温度がある一定値以上の
ときはファンモーターが停止することはなくなり、蓄熱
による装置への悪影響を防止することができる。また、
第2の電源が切断されても、第1の電源が記録部に供給
されているので、この間に例えばユーザがトナーや記録
紙を変えるなど該プリンタに何らかの変化があった場合
でも、それを確実に検知することが可能となる。
【0059】第3の発明であるファクシミリ装置によれ
ば、第一制御部は、記録紙を搬送するためのモーターが
回転している時には第2の電源を切断しない構成とした
ので、第2の電源の切断により記録紙が機内に残ること
を回避することができ、記録紙からの蓄熱による装置へ
の悪影響を防止することが可能になる。また、第2の電
源が切断されても、第1の電源が記録部に供給されてい
るので、この間に例えばユーザがトナーや記録紙を変え
るなど該プリンタに何らかの変化があった場合でも、そ
れを確実に検知することが可能となる。
【0060】第4の発明であるファクシミリ装置によれ
ば、第一制御部が第二制御部に対して第2の電源を切断
することを告知する信号を送出した後、第二制御部は第
2の電源の切断を許可することを示すステータス信号を
返し、さらに第二制御部は、該第二制御部に内蔵される
CPUのスリープモードへの移行あるいは出力ポートの
設定を含む装置誤動作防止用の各種設定を行い、該設定
が終了して第2の電源が切断されてもよい状態になった
時に、第二制御部は、第一制御部に対して第2の電源の
切断を許可することを告知し、第一制御部はその告知を
確認した後に第2の電源を切断するようにしたので、上
記第1の発明よりもシーケンスを簡素化することが可能
になる。また、第2の電源が切断されても、第1の電源
が記録部に供給されているので、この間に例えばユーザ
がトナーや記録紙を変えるなど該プリンタに何らかの変
化があった場合でも、それを確実に検知することが可能
となる。
【0061】第5の発明であるファクシミリ装置によれ
ば、第一制御部が第二制御部に対して第2の電源を切断
することを告知する信号を送出した後、第二制御部は、
該第二制御部に含まれるCPUのスリープモードへの移
行あるいは出力ポートの設定を含む装置誤動作防止用の
各種設定を行い、該設定が終了して第2の電源が切断さ
れてもよい状態になった時に、第二制御部が第一制御部
に対して第2の電源の切断を許可することを告知し、第
一制御部は、その告知を確認した後に第2の電源を切断
するようにしたので、上記第4の発明よりもシーケンス
を簡素化することが可能になる。また、第2の電源が切
断されても、第1の電源が記録部に供給されているの
で、この間に例えばユーザがトナーや記録紙を変えるな
ど該プリンタに何らかの変化があった場合でも、それを
確実に検知することが可能となる。
【0062】第6の発明であるファクシミリ装置の制御
方法によれば、上記第1の発明と同等の効果を奏する。
【0063】第7の発明であるファクシミリ装置の制御
方法によれば、上記第2の発明と同等の効果を奏する。
【0064】第8の発明であるファクシミリ装置の制御
方法によれば、上記第3の発明と同等の効果を奏する。
【0065】第9の発明であるファクシミリ装置の制御
方法によれば、上記第4の発明と同等の効果を奏する。
【0066】第10の発明であるファクシミリ装置の制
御方法によれば、上記第5の発明と同等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の続きの図である。
【図3】図2の続きの図である。
【図4】第1実施形態のファクシミリ装置の要部構成を
説明するブロック図である。
【図5】第1実施形態におけるシーケンスを説明する図
である。
【図6】本発明の第2実施形態の係るファクシミリ装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第3実施形態の係るファクシミリ装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図9】第3実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】第4実施形態におけるシーケンスを説明する
図である。
【図11】第5実施形態におけるシーケンスを説明する
図である。
【図12】従来の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1 読み取り部 20 第一制御部 21A 紙センサー 40 第二制御部 40A CPU 40B I/Oポート 40C ヒーター 40D サーミスタ 60 給紙搬送モーター 150 記録部 160 ファクシミリ本体部 160A 送受信部 300 ファンモーター

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、前記画像データを記録紙に記録する記録
    部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部
    と、前記記録部を制御する第二制御部とを有し、前記記
    録部の電源として、常時供給される第1の電源と前記第
    一制御部の制御により切断可能な第2の電源とが供給さ
    れるファクシミリ装置において、 前記第一制御部の要求により、前記第二制御部が前記第
    2の電源の切断を許可することを示すステータス信号を
    返してきた時にのみ、前記第一制御部は、前記第二制御
    部に対して前記第2の電源を切断する旨を示す電源切断
    予告信号を伝達し、 前記第二制御部は、前記電源切断予告信号の受信時に該
    第二制御部に内蔵されたCPUのスリープモードへの移
    行あるいは出力ポートの設定を含む装置誤動作防止用の
    各種設定を行い、 該設定が終了して前記第2の電源が切断されてもよい状
    態になった時に、前記第二制御部が前記第一制御部に対
    して前記第2の電源の切断を許可することを告知し、前
    記第一制御部はその告知を確認した後に前記第2の電源
    を切断することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、ヒータ及び該ヒータの温度を下げるため
    のファンモータを有し前記ヒータにより記録紙に熱を印
    加して熱定着により前記画像データを記録紙に記録する
    記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御
    部と、前記記録部を制御する第二制御部とを備え、前記
    記録部の電源は、常時供給される第1の電源と前記ファ
    ンモータの電源を含み前記第一制御部の制御により切断
    可能な第2の電源とが供給されるファクシミリ装置にお
    いて、 前記第一制御部は、 前記ヒータの温度がある一定値以上で前記ファンモータ
    が回転している時には前記第2の電源を切断しない構成
    にしたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、記録紙を搬送するためのモータを有し搬
    送されてきた記録紙に前記画像データを記録する記録部
    と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部と、
    前記記録部を制御する第二制御部とを備え、前記記録部
    の電源として、常時供給される第1の電源と前記第一制
    御部の制御により切断可能な第2の電源とが供給されて
    いるファクシミリ装置において、 前記第一制御部は、 前記モータが回転している時には前記第2の電源を切断
    しない構成としたことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、画像データを記録紙に記録する記録部
    と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部と、
    前記記録部を制御する第二制御部とを有し、前記記録部
    の電源として、常時供拾される第1の電源と該第一制御
    部の制御により切断可能な第2の電源とが供給されるフ
    ァクシミリ装置において、 前記第一制御部が前記第二制御部に対して前記第2の電
    源を切断することを告知する信号を送出した後、前記第
    二制御部は前記第2の電源の切断を許可することを示す
    ステータス信号を返し、 さらに前記第二制御部は、該第二制御部に内蔵されるC
    PUのスリープモードへの移行あるいは出力ポートの設
    定を含む装置誤動作防止用の各種設定を行い、該設定が
    終了して前記第2の電源が切断されてもよい状態になっ
    た時に、前記第二制御部は、前記第一制御部に対して前
    記第2の電源の切断を許可することを告知し、前記第一
    制御部はその告知を確認した後に前記第2の電源を切断
    することを特徴としたファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、画像データを記録紙に記録する記録部
    と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部と、
    前記記録部を制御する第二制御部とを有し、前記記録部
    の電源として、常時供給される第1の電源と前記第一制
    御部の制御により切断可能な第2の電源とが供給される
    ファクシミリ装置において、 前記第一制御部が前記第二制御部に対して前記第2の電
    源を切断することを告知する信号を送出した後、 前記第二制御部は、該第二制御部に含まれるCPUのス
    リープモードへの移行あるいは出力ポートの設定を含む
    装置誤動作防止用の各種設定を行い、該設定が終了して
    前記第2の電源が切断されてもよい状態になった時に、
    前記第二制御部が前記第一制御部に対して前記第2の電
    源の切断を許可することを告知し、前記第一制御部は、
    その告知を確認した後に前記第2の電源を切断すること
    を特徴としたファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、前記画像データを記録紙に記録する記録
    部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部
    と、前記記録部を制御する第二制御部とを有し、前記記
    録部の電源として、常時供給される第1の電源と前記第
    一制御部の制御により切断可能な第2の電源とが供給さ
    れるファクシミリ装置を用い、 前記第一制御部の要求により、前記第二制御部が前記第
    2の電源の切断を許可することを示すステータス信号を
    返してきた時にのみ、前記第一制御部は、前記第二制御
    部に対して前記第2の電源を切断する旨を示す電源切断
    予告信号を伝達し、 前記第二制御部は、前記電源切断予告信号の受信時に該
    第二制御部に内蔵されたCPUのスリープモードへの移
    行あるいは出力ポートの設定を含む装置誤動作防止用の
    各種設定を行い、 該設定が終了して前記第2の電源が切断されてもよい状
    態になった時に、前記第二制御部が前記第一制御部に対
    して前記第2の電源の切断を許可することを告知し、 前記第一制御部はその告知を確認した後に前記第2の電
    源を切断することを特徴とするファクシミリ装置の制御
    方法。
  7. 【請求項7】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、ヒータ及び該ヒータの温度を下げるため
    のファンモータを有し前記ヒータにより記録紙に熱を印
    加して熱定着により前記画像データを記録紙に記録する
    記録部と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御
    部と、前記記録部を制御する第二制御部とを備え、前記
    記録部の電源は、常時供給される第1の電源と前記ファ
    ンモータの電源を含み前記第一制御部の制御により切断
    可能な第2の電源とが供給されるファクシミリ装置を用
    い、 前記ヒータの温度がある一定値以上で前記ファンモータ
    が回転していることを検出し、 その検出時には前記第一制御部による前記第2の電源の
    切断を行わないことを特徴とするファクシミリ装置の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、記録紙を搬送するためのモータを有し搬
    送されてきた記録紙に前記画像データを記録する記録部
    と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部と、
    前記記録部を制御する第二制御部とを備え、前記記録部
    の電源として、常時供給される第1の電源と前記第一制
    御部の制御により切断可能な第2の電源とが供給されて
    いるファクシミリ装置を用い、 前記モータが回転していることを検出し、 その検出時には前記第2の電源の切断を行わないことを
    特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 相手端末との間で画像データを送受信す
    る送受信部と、画像データを記録紙に記録する記録部
    と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部と、
    前記記録部を制御する第二制御部とを有し、前記記録部
    の電源として、常時供拾される第1の電源と該第一制御
    部の制御により切断可能な第2の電源とが供給されるフ
    ァクシミリ装置を用い、 前記第一制御部が前記第二制御部に対して前記第2の電
    源を切断することを告知する信号を送出した後、前記第
    二制御部は前記第2の電源の切断を許可することを示す
    ステータス信号を返し、 さらに前記第二制御部は、該第二制御部に内蔵されるC
    PUのスリープモードへの移行あるいは出力ポートの設
    定を含む装置誤動作防止用の各種設定を行い、該設定が
    終了して前記第2の電源が切断されてもよい状態になっ
    た時に、前記第二制御部は、前記第一制御部に対して前
    記第2の電源の切断を許可することを告知し、 前記第一制御部はその告知を確認した後に前記第2の電
    源を切断することを特徴としたファクシミリ装置の制御
    方法。
  10. 【請求項10】 相手端末との間で画像データを送受信
    する送受信部と、画像データを記録紙に記録する記録部
    と、前記送受信部と装置全体を制御する第一制御部と、
    前記記録部を制御する第二制御部とを有し、前記記録部
    の電源として、常時供給される第1の電源と前記第一制
    御部の制御により切断可能な第2の電源とが供給される
    ファクシミリ装置を用い、 前記第一制御部が前記第二制御部に対して前記第2の電
    源を切断することを告知する信号を送出した後、 前記第二制御部は、該第二制御部に含まれるCPUのス
    リープモードへの移行あるいは出力ポートの設定を含む
    装置誤動作防止用の各種設定を行い、該設定が終了して
    前記第2の電源が切断されてもよい状態になった時に、
    前記第二制御部が前記第一制御部に対して前記第2の電
    源の切断を許可することを告知し、 前記第一制御部は、その告知を確認した後に前記第2の
    電源を切断することを特徴としたファクシミリ装置の制
    御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7020403B2 (en) 2003-01-29 2006-03-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus achieving reduction in power consumption

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7020403B2 (en) 2003-01-29 2006-03-28 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus achieving reduction in power consumption

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