JPH11273494A - 押し釦式スイッチ - Google Patents
押し釦式スイッチInfo
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- JPH11273494A JPH11273494A JP7580098A JP7580098A JPH11273494A JP H11273494 A JPH11273494 A JP H11273494A JP 7580098 A JP7580098 A JP 7580098A JP 7580098 A JP7580098 A JP 7580098A JP H11273494 A JPH11273494 A JP H11273494A
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- light emitting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチの厚みを薄くする。
【解決手段】 押し釦13に脚部19を連結して基板1
1のスルーホール11aに貫通させ、基板11の裏面側
に設置された付勢部材16により脚部19をスイッチの
非接続状態へ付勢する構成とし、また照明要素として平
板状のEL発光板14を使用することで、スイッチの厚
みを薄くする。EL発光板14からの照明光を導光レン
ズ22により導光して、透光孔17より出射させる。
1のスルーホール11aに貫通させ、基板11の裏面側
に設置された付勢部材16により脚部19をスイッチの
非接続状態へ付勢する構成とし、また照明要素として平
板状のEL発光板14を使用することで、スイッチの厚
みを薄くする。EL発光板14からの照明光を導光レン
ズ22により導光して、透光孔17より出射させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車内や家庭
内で使用されるオーディオ装置やエアーコンディショナ
ー(エアコン)その他の各種電気機器のスイッチに関
し、特に夜間用の照明が内蔵されたスイッチに係る。
内で使用されるオーディオ装置やエアーコンディショナ
ー(エアコン)その他の各種電気機器のスイッチに関
し、特に夜間用の照明が内蔵されたスイッチに係る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラバーコンタクトスイッ
チは、図7に示すように、基板1上にカーボン等の導電
材よりなる第1の接点部2が貼着されると共に、基板1
上に前記第1の接点部2を覆うようにラバーコンタクト
部3が取付けられて構成される。上記ラバーコンタクト
部3は、略短角柱状の操作部4の下面に第2の接点部5
が貼着されると共に、スカート部6が操作部4の下面周
縁から基板1上の第1の接点部2周囲に向けて裾広がり
に延設される。また、夜間でもスイッチのオン/オフ状
態が識別できるよう、基板1上には、LEDやバルブ等
を用いた照明部品7が実装されている。この照明部品7
は、ラバーコンタクト部3に穿設された透光孔8を透し
て光照射を行うことで、運転者等にスイッチのオン状態
を知らせるようにしたものである。尚、照明部品7から
の光を効率よくラバーコンタクト部3の背後から照射す
るため、照明部品7に導光レンズ9を設置することもあ
った。
チは、図7に示すように、基板1上にカーボン等の導電
材よりなる第1の接点部2が貼着されると共に、基板1
上に前記第1の接点部2を覆うようにラバーコンタクト
部3が取付けられて構成される。上記ラバーコンタクト
部3は、略短角柱状の操作部4の下面に第2の接点部5
が貼着されると共に、スカート部6が操作部4の下面周
縁から基板1上の第1の接点部2周囲に向けて裾広がり
に延設される。また、夜間でもスイッチのオン/オフ状
態が識別できるよう、基板1上には、LEDやバルブ等
を用いた照明部品7が実装されている。この照明部品7
は、ラバーコンタクト部3に穿設された透光孔8を透し
て光照射を行うことで、運転者等にスイッチのオン状態
を知らせるようにしたものである。尚、照明部品7から
の光を効率よくラバーコンタクト部3の背後から照射す
るため、照明部品7に導光レンズ9を設置することもあ
った。
【0003】そして、操作部4の頂部を指等で下方に押
圧することにより、スカート部6が下方に押しつぶされ
るように弾性変形して、第1の接点部2と第2の接点部
5とが接触し、また、下方への押圧をやめると、スカー
ト部6が原形に弾性復帰し、第1の接点部2と第2の接
点部5とが離隔されるようになっている。
圧することにより、スカート部6が下方に押しつぶされ
るように弾性変形して、第1の接点部2と第2の接点部
5とが接触し、また、下方への押圧をやめると、スカー
ト部6が原形に弾性復帰し、第1の接点部2と第2の接
点部5とが離隔されるようになっている。
【0004】ここで、スイッチのオン/オフ状態は、上
述の通り、照明部品7の点灯/消灯によって表示される
ようになっており、照明部品7が点灯しているときに
は、スカート部4を含むラバーコンタクト部3が遮光板
の機能を果たすことによって、照明部品7からの光の拡
散が防止される。
述の通り、照明部品7の点灯/消灯によって表示される
ようになっており、照明部品7が点灯しているときに
は、スカート部4を含むラバーコンタクト部3が遮光板
の機能を果たすことによって、照明部品7からの光の拡
散が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車内や家庭
内で使用されるオーディオ装置やエアコンその他の各種
電気機器では、電子技術の急激な発展に伴って多機能化
しており、このためスイッチにおける回路構成が複雑に
なってきており、いかに効率よくスペースを確保するか
が問題となってきている。
内で使用されるオーディオ装置やエアコンその他の各種
電気機器では、電子技術の急激な発展に伴って多機能化
しており、このためスイッチにおける回路構成が複雑に
なってきており、いかに効率よくスペースを確保するか
が問題となってきている。
【0006】しかしながら、従来においては、スイッチ
の触感を適正なものとするために、スカート部6を含む
ラバーコンタクト部3の高さを一定の寸法以上に設定す
る必要があり、まして、内部に導光レンズ9を設置する
ような場合、そのためのスペースも必要であることか
ら、スイッチの小型化には一定の限界があった。
の触感を適正なものとするために、スカート部6を含む
ラバーコンタクト部3の高さを一定の寸法以上に設定す
る必要があり、まして、内部に導光レンズ9を設置する
ような場合、そのためのスペースも必要であることか
ら、スイッチの小型化には一定の限界があった。
【0007】そこで、この発明の課題は、多機能化に伴
う小型化を達成し得る押し釦式スイッチを提供すること
にある。
う小型化を達成し得る押し釦式スイッチを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、基板の一方面に第1の接点部
が設けられると共に、前記基板の一方面側に、第2の接
点部を前記第1の接点部に対応させた状態で離接自在に
押し操作するための押し釦が配設された押し釦式スイッ
チであって、前記押し釦の裏面に、当該押し釦を内部か
ら照明するための平板状の発光板が取り付けられると共
に、この発光板の外面側に前記第2の接点部と前記押し
釦を前記基板の一方面側に進退自在に支持する脚部とが
配設され、前記基板に、前記脚部を貫通するスルーホー
ルが形成され、前記基板の前記スルーホールの形成部分
の裏面側に、前記第2の接点部を前記第1の接点部から
離間させる方向に前記押し釦を付勢するための付勢部材
が配設されたものである。
請求項1に記載の発明は、基板の一方面に第1の接点部
が設けられると共に、前記基板の一方面側に、第2の接
点部を前記第1の接点部に対応させた状態で離接自在に
押し操作するための押し釦が配設された押し釦式スイッ
チであって、前記押し釦の裏面に、当該押し釦を内部か
ら照明するための平板状の発光板が取り付けられると共
に、この発光板の外面側に前記第2の接点部と前記押し
釦を前記基板の一方面側に進退自在に支持する脚部とが
配設され、前記基板に、前記脚部を貫通するスルーホー
ルが形成され、前記基板の前記スルーホールの形成部分
の裏面側に、前記第2の接点部を前記第1の接点部から
離間させる方向に前記押し釦を付勢するための付勢部材
が配設されたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記発光板で発
光された照明光を前記押し釦の中央部に向けて収束的に
導光する導光レンズが前記押し釦の内部に設けられたも
のである。
光された照明光を前記押し釦の中央部に向けて収束的に
導光する導光レンズが前記押し釦の内部に設けられたも
のである。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記発光板の外
面に、当該発光板へ電源を供給するためのフレキシブル
配線基板が接続されたものである。
面に、当該発光板へ電源を供給するためのフレキシブル
配線基板が接続されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施の形態
に係る押し釦式スイッチを示す断面図である。この押し
釦式スイッチは、図1の如く、基板11の上面(一方
面)にカーボン等の導電材よりなる第1の接点部12が
上方に突出した状態で貼着されると共に、基板11上
(基板11の一方面側)に前記第1の接点部12を覆う
ように押し釦13が取付けられており、この押し釦13
の裏面に、背面照明用のEL(エレクトロルミネッサン
ス)発光板14と、上記基板11上の第1の接点部12
に離接自在に接触する第2の接点部15とが貼着されて
いる。そして、基板11には、第2の接点部15を第1
の接点部12から離間させる方向に押し釦13を付勢す
るための付勢部材16が取り付けられている。
に係る押し釦式スイッチを示す断面図である。この押し
釦式スイッチは、図1の如く、基板11の上面(一方
面)にカーボン等の導電材よりなる第1の接点部12が
上方に突出した状態で貼着されると共に、基板11上
(基板11の一方面側)に前記第1の接点部12を覆う
ように押し釦13が取付けられており、この押し釦13
の裏面に、背面照明用のEL(エレクトロルミネッサン
ス)発光板14と、上記基板11上の第1の接点部12
に離接自在に接触する第2の接点部15とが貼着されて
いる。そして、基板11には、第2の接点部15を第1
の接点部12から離間させる方向に押し釦13を付勢す
るための付勢部材16が取り付けられている。
【0012】基板11は、一般的なプリント配線基板が
使用されており、当該基板11上にプリント印刷された
配線パターン上に第1の接点部12が突出形成されてい
る。なお、この第1の接点部12は必ずしも突出させる
必要がなく、配線パターン上のランド部として平滑に形
成しても差し支えない。この基板11には、後述する押
し釦13の脚部19を裏面に貫通するスルーホール11
aが形成されている。
使用されており、当該基板11上にプリント印刷された
配線パターン上に第1の接点部12が突出形成されてい
る。なお、この第1の接点部12は必ずしも突出させる
必要がなく、配線パターン上のランド部として平滑に形
成しても差し支えない。この基板11には、後述する押
し釦13の脚部19を裏面に貫通するスルーホール11
aが形成されている。
【0013】押し釦13は、エポキシ樹脂等の遮光性の
硬質樹脂が使用されて、その縦断面が頂部からEL発光
板14に接する基部にかけて末広がりの台形に形成され
ている。押し釦13の頂部のほぼ中央には、EL発光板
14で発光された照明光を透過させる透光孔17が形成
されており、この透光孔17は、個別の押し釦式スイッ
チに付与された操作入力機能に応じたマーキングとして
の所定の形状に形成されている。そして、当該透光孔1
7に保護用の透光性樹脂板18が嵌入されている。
硬質樹脂が使用されて、その縦断面が頂部からEL発光
板14に接する基部にかけて末広がりの台形に形成され
ている。押し釦13の頂部のほぼ中央には、EL発光板
14で発光された照明光を透過させる透光孔17が形成
されており、この透光孔17は、個別の押し釦式スイッ
チに付与された操作入力機能に応じたマーキングとして
の所定の形状に形成されている。そして、当該透光孔1
7に保護用の透光性樹脂板18が嵌入されている。
【0014】EL発光板14は、押し釦13の透光孔1
7(透光性樹脂板18)に背後から照明光を照射するこ
とで、マーキングとして形成された透光孔17の形状を
操作者に対して投影するものであり、透明なITO(イ
ンジウム−チン−オキサイド)膜等の導電材料が使用さ
れて平行配置された一対の透明電極層と、透明な有機材
料を使用して両透明電極層に挟まれてなる有機発光層と
から蒸着技術によって形成された一般的なものが使用さ
れており、両透明電極層への電圧印加により所定の色彩
(例えば橙色)に発光するものである。なお、このEL
発光板14は単層型または積層型のいずれのものであっ
てもよい。ここで、EL発光板14の発光領域は、その
端部14aを除く中央部14bの領域に限られており、
端部14aが図2に示すフレキシブル配線基板21に接
続されることにより、外部の電源回路からの電源がEL
発光板14に供給される。なお、フレキシブル配線基板
21の各押し釦13に対応する部分には、脚部19及び
第2の接点部15を貫通するための貫通孔21aが形成
されている。
7(透光性樹脂板18)に背後から照明光を照射するこ
とで、マーキングとして形成された透光孔17の形状を
操作者に対して投影するものであり、透明なITO(イ
ンジウム−チン−オキサイド)膜等の導電材料が使用さ
れて平行配置された一対の透明電極層と、透明な有機材
料を使用して両透明電極層に挟まれてなる有機発光層と
から蒸着技術によって形成された一般的なものが使用さ
れており、両透明電極層への電圧印加により所定の色彩
(例えば橙色)に発光するものである。なお、このEL
発光板14は単層型または積層型のいずれのものであっ
てもよい。ここで、EL発光板14の発光領域は、その
端部14aを除く中央部14bの領域に限られており、
端部14aが図2に示すフレキシブル配線基板21に接
続されることにより、外部の電源回路からの電源がEL
発光板14に供給される。なお、フレキシブル配線基板
21の各押し釦13に対応する部分には、脚部19及び
第2の接点部15を貫通するための貫通孔21aが形成
されている。
【0015】EL発光板14の表面側には、図1の如
く、EL発光板14で発光された照明光を押し釦13の
透光孔17に向けて集光するための導光レンズ22が設
置されている。
く、EL発光板14で発光された照明光を押し釦13の
透光孔17に向けて集光するための導光レンズ22が設
置されている。
【0016】第2の接点部15は、一対のものとしてE
L発光板14の外面(下面)側に突出して設けられ、こ
れらの一対の第2の接点部15は図示しないプリント配
線により短絡結線されている。そして、基板11上の一
対の第1の接点部12にそれぞれ接続することにより、
両第1の接点部12を電気的に同電位にすることで、当
該押し釦式スイッチに固有の操作指示信号を基板11に
与える機能を有するものである。
L発光板14の外面(下面)側に突出して設けられ、こ
れらの一対の第2の接点部15は図示しないプリント配
線により短絡結線されている。そして、基板11上の一
対の第1の接点部12にそれぞれ接続することにより、
両第1の接点部12を電気的に同電位にすることで、当
該押し釦式スイッチに固有の操作指示信号を基板11に
与える機能を有するものである。
【0017】付勢部材16は、図3の如く、基板11の
スルーホール11aが形成された部分の裏面側に設置さ
れた支持筺23によって支持された巻きばね等の弾性体
であり、押し釦13の押圧力に抗して脚部19を上方へ
付勢するものである。この付勢部材16は、押し釦13
を押圧したときの触感を決定するものであるため、その
弾性復元力は人の指で押圧したときの触感を経験的な実
験等に基づいて決定される。なお、支持筺23は基板1
1の裏面に直接固設されてもよいが、基板11の裏面に
も配線パターンを形成するような場合は、この裏面の面
積を有効活用する必要があるため、望ましくは基板11
の裏面側を覆う裏面カバー等の他の構造部品に固設して
おいてもよい。
スルーホール11aが形成された部分の裏面側に設置さ
れた支持筺23によって支持された巻きばね等の弾性体
であり、押し釦13の押圧力に抗して脚部19を上方へ
付勢するものである。この付勢部材16は、押し釦13
を押圧したときの触感を決定するものであるため、その
弾性復元力は人の指で押圧したときの触感を経験的な実
験等に基づいて決定される。なお、支持筺23は基板1
1の裏面に直接固設されてもよいが、基板11の裏面に
も配線パターンを形成するような場合は、この裏面の面
積を有効活用する必要があるため、望ましくは基板11
の裏面側を覆う裏面カバー等の他の構造部品に固設して
おいてもよい。
【0018】なお、付勢部材16を図3に示したように
構成すると、この押し釦式スイッチは構造的には自律復
帰型のものとして実現されるが、例えば自動車のオーデ
ィオ装置やエアコン等の各種電気機器の操作用に用いら
れる場合、操作指示して各種電気機器のモード設定等を
行った状態がそのまま保持されることが望ましい。した
がって、例えば図4に示したような制御部25におい
て、上記押し釦式スイッチSWの押し操作について、例
えばゲートトリガー入力状態が保持されるようなサイリ
スタ等の電気的なインターロック回路を内蔵しておき、
さらにインバータ26とEL発光板14との接続をフレ
キシブル配線基板21を通じて行われるようにしておく
ことで、制御部25のインターロック回路を用いた制御
に基づいて各種電気機器を駆動するとともに、この制御
に基づいてインバータ26によりEL発光板14を駆動
制御すれば、スイッチSWが自律復帰しても、操作入力
に対応したEL発光板14の点灯/消灯状態が得られ
る。また、制御部25には、押し釦式スイッチSWの2
回目の押し操作により、インターロックが解除される機
能をも付与されている。
構成すると、この押し釦式スイッチは構造的には自律復
帰型のものとして実現されるが、例えば自動車のオーデ
ィオ装置やエアコン等の各種電気機器の操作用に用いら
れる場合、操作指示して各種電気機器のモード設定等を
行った状態がそのまま保持されることが望ましい。した
がって、例えば図4に示したような制御部25におい
て、上記押し釦式スイッチSWの押し操作について、例
えばゲートトリガー入力状態が保持されるようなサイリ
スタ等の電気的なインターロック回路を内蔵しておき、
さらにインバータ26とEL発光板14との接続をフレ
キシブル配線基板21を通じて行われるようにしておく
ことで、制御部25のインターロック回路を用いた制御
に基づいて各種電気機器を駆動するとともに、この制御
に基づいてインバータ26によりEL発光板14を駆動
制御すれば、スイッチSWが自律復帰しても、操作入力
に対応したEL発光板14の点灯/消灯状態が得られ
る。また、制御部25には、押し釦式スイッチSWの2
回目の押し操作により、インターロックが解除される機
能をも付与されている。
【0019】なお、制御部25は、ROMおよびRAM
等が接続された一般的なCPUを含んでおり、このCP
U内において所定のソフトウェアプログラムによって動
作することで各種制御機能を発揮するものである。この
制御部25及びインバータ26は基板11の上面に実装
される。
等が接続された一般的なCPUを含んでおり、このCP
U内において所定のソフトウェアプログラムによって動
作することで各種制御機能を発揮するものである。この
制御部25及びインバータ26は基板11の上面に実装
される。
【0020】上記構成の押し釦式スイッチにおいて、操
作前の自然状態においては、図1の如く、付勢部材16
が脚部19の下端点を上方へ付勢しているため、基板1
1上の第1の接点部12と押し釦13側の第2の接点部
15とは互いに離間されて電気的導通がなされていない
状態に保持されている。また、EL発光板14は、図4
中の制御部25及びインバータ26からの電源供給が停
止された状態に保持されている。
作前の自然状態においては、図1の如く、付勢部材16
が脚部19の下端点を上方へ付勢しているため、基板1
1上の第1の接点部12と押し釦13側の第2の接点部
15とは互いに離間されて電気的導通がなされていない
状態に保持されている。また、EL発光板14は、図4
中の制御部25及びインバータ26からの電源供給が停
止された状態に保持されている。
【0021】ここで、図1の状態において操作者により
押し釦13が1回だけ押し操作されると、脚部19は付
勢部材16の付勢力に抗して移動し、押し釦13の裏面
の第2の接点部15が第1の接点部12に接触して、電
気的通電がなされる。そうすると、図4中の制御部25
は押し釦式スイッチSWからの操作入力信号に基づいて
押し操作がなされたことを認識し、かかる操作入力信号
をゲートトリガー入力として電気的なインターロック回
路が動作し、操作指示された通り所定の各種電気機器を
駆動制御するとともに、インバータ26及びフレキシブ
ル配線基板21を介してEL発光板14を点灯する。し
たがって、この時点で操作者が押し釦13から指を離し
て、付勢部材16が弾性復元することで第1の接点部1
2が第2の接点部15から離間しても、制御部25のイ
ンターロック回路によりEL発光板14は点灯した状態
が保持(インターロック)される。
押し釦13が1回だけ押し操作されると、脚部19は付
勢部材16の付勢力に抗して移動し、押し釦13の裏面
の第2の接点部15が第1の接点部12に接触して、電
気的通電がなされる。そうすると、図4中の制御部25
は押し釦式スイッチSWからの操作入力信号に基づいて
押し操作がなされたことを認識し、かかる操作入力信号
をゲートトリガー入力として電気的なインターロック回
路が動作し、操作指示された通り所定の各種電気機器を
駆動制御するとともに、インバータ26及びフレキシブ
ル配線基板21を介してEL発光板14を点灯する。し
たがって、この時点で操作者が押し釦13から指を離し
て、付勢部材16が弾性復元することで第1の接点部1
2が第2の接点部15から離間しても、制御部25のイ
ンターロック回路によりEL発光板14は点灯した状態
が保持(インターロック)される。
【0022】この際、EL発光板14で発光された照明
光は、導光レンズ22により押し釦13内の透光孔17
に嵌入された透光性樹脂板18に向けて導光された後、
透光性樹脂板18を透過して外部に出射される。このよ
うに、EL発光板14の照明光が導光レンズ22により
透光性樹脂板18に導光されるようにしているため、優
れた光照射効率で操作者の目に届くことになる。
光は、導光レンズ22により押し釦13内の透光孔17
に嵌入された透光性樹脂板18に向けて導光された後、
透光性樹脂板18を透過して外部に出射される。このよ
うに、EL発光板14の照明光が導光レンズ22により
透光性樹脂板18に導光されるようにしているため、優
れた光照射効率で操作者の目に届くことになる。
【0023】次に、再び操作者が押し釦13を押し操作
すると、脚部19は付勢部材16の付勢力に抗して移動
し、押し釦13の裏面の第2の接点部15が第1の接点
部12に接触して、電気的通電がなされる。そうする
と、制御部25は2度目の押し操作のあった旨を検出し
てインターロックを解除し、対応する各種電気機器の駆
動を停止するとともに、インバータ26への制御を停止
し、EL発光板14への電源供給を停止する。これによ
り、EL発光板14は消灯する。
すると、脚部19は付勢部材16の付勢力に抗して移動
し、押し釦13の裏面の第2の接点部15が第1の接点
部12に接触して、電気的通電がなされる。そうする
と、制御部25は2度目の押し操作のあった旨を検出し
てインターロックを解除し、対応する各種電気機器の駆
動を停止するとともに、インバータ26への制御を停止
し、EL発光板14への電源供給を停止する。これによ
り、EL発光板14は消灯する。
【0024】このように動作する押し釦式スイッチは、
図1のように、押し釦13に脚部19を連結して基板1
1のスルーホール11aに貫通させ、基板11の裏面側
に設置された付勢部材16により付勢する構成とし、ま
た照明要素として平板状のEL発光板14を使用してい
るので、従来のラバーコンタクトスイッチに比べて厚み
を飛躍的に薄くすることができる。
図1のように、押し釦13に脚部19を連結して基板1
1のスルーホール11aに貫通させ、基板11の裏面側
に設置された付勢部材16により付勢する構成とし、ま
た照明要素として平板状のEL発光板14を使用してい
るので、従来のラバーコンタクトスイッチに比べて厚み
を飛躍的に薄くすることができる。
【0025】また、EL発光板14で発光された照明光
は、導光レンズ22によって収束的に導光されるため、
ラバーコンタクトのような密閉構造を採るまでもなく、
発散光による光の漏れを可及的に緩和できる。
は、導光レンズ22によって収束的に導光されるため、
ラバーコンタクトのような密閉構造を採るまでもなく、
発散光による光の漏れを可及的に緩和できる。
【0026】なお、上記実施の形態において、付勢部材
16として巻きばねを適用していたが、ゴムのような弾
性樹脂や板ばねのような他の弾性部材を使用してもよ
い。
16として巻きばねを適用していたが、ゴムのような弾
性樹脂や板ばねのような他の弾性部材を使用してもよ
い。
【0027】また、押し釦13の縦断面形状は必ずしも
台形である必要はなく、例えば図5及び図6のように押
し釦13の表面が曲面状に形成されても良い。同図で
は、1本の支持条27により、連結片28を介して複数
の押し釦13が列状に配置した状態で片持支持された例
を示している。また、図1に示した実施の形態では、1
個の押し釦13につき一対の脚部19を形成した例につ
いて説明していたが、図6のように支持条27により押
し釦13を片持支持している場合、各押し釦13につき
1個の脚部19を形成し、この脚部19と支持条27と
で各押し釦13を二点支持する構造としてもよい。
台形である必要はなく、例えば図5及び図6のように押
し釦13の表面が曲面状に形成されても良い。同図で
は、1本の支持条27により、連結片28を介して複数
の押し釦13が列状に配置した状態で片持支持された例
を示している。また、図1に示した実施の形態では、1
個の押し釦13につき一対の脚部19を形成した例につ
いて説明していたが、図6のように支持条27により押
し釦13を片持支持している場合、各押し釦13につき
1個の脚部19を形成し、この脚部19と支持条27と
で各押し釦13を二点支持する構造としてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、押し釦
に脚部を連結して基板のスルーホールに貫通させ、基板
の裏面側に設置された付勢部材により付勢する構成と
し、また照明要素として平板状の発光板を使用している
ので、従来のラバーコンタクトスイッチに比べて厚みを
飛躍的に薄くすることができる。
に脚部を連結して基板のスルーホールに貫通させ、基板
の裏面側に設置された付勢部材により付勢する構成と
し、また照明要素として平板状の発光板を使用している
ので、従来のラバーコンタクトスイッチに比べて厚みを
飛躍的に薄くすることができる。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、発光板で
発光された照明光を、導光レンズによって収束的に導光
できるため、従来のラバーコンタクトのような密閉構造
を採るまでもなく、発散光による光の漏れを防止でき
る。
発光された照明光を、導光レンズによって収束的に導光
できるため、従来のラバーコンタクトのような密閉構造
を採るまでもなく、発散光による光の漏れを防止でき
る。
【0030】請求項3に記載の発明によれば、第1の接
点部と第2の接点部との接続の有無に拘わらず、フレキ
シブル配線基板を通じて発光板に対し電源供給を行うこ
とができ、例えば押し釦式スイッチの操作入力を保持す
べく発光板の発光を電気的にインタロックしたいような
場合に、物理的な押し操作と別個に発光板の点灯/消灯
を適宜制御できるという効果がある。
点部と第2の接点部との接続の有無に拘わらず、フレキ
シブル配線基板を通じて発光板に対し電源供給を行うこ
とができ、例えば押し釦式スイッチの操作入力を保持す
べく発光板の発光を電気的にインタロックしたいような
場合に、物理的な押し操作と別個に発光板の点灯/消灯
を適宜制御できるという効果がある。
【図1】この発明の一の実施の形態に係る押し釦式スイ
ッチを示す断面図である。
ッチを示す断面図である。
【図2】押し釦式スイッチに使用されるフレキシブル配
線基板を示す平面図である。
線基板を示す平面図である。
【図3】押し釦式スイッチに使用される付勢部材を示す
概略図である。
概略図である。
【図4】押し釦式スイッチ及びそのEL発光板に係る制
御系を示すブロック図である。
御系を示すブロック図である。
【図5】この発明の一の実施の形態に係る押し釦式スイ
ッチの押し釦の他の例を示す外観図である。
ッチの押し釦の他の例を示す外観図である。
【図6】この発明の一の実施の形態に係る押し釦式スイ
ッチの押し釦の他の例を裏面から見た状態を示す図であ
る。
ッチの押し釦の他の例を裏面から見た状態を示す図であ
る。
【図7】従来の押し釦式スイッチを示す断面図である。
11 基板 11a スルーホール 12 第1の接点部 13 押し釦 14 EL発光板 15 第2の接点部 16 付勢部材 17 透光孔 18 透光性樹脂板 19 脚部 21 フレキシブル配線基板 22 導光レンズ 25 制御部 26 インバータ
Claims (3)
- 【請求項1】 基板の一方面に第1の接点部が設けられ
ると共に、前記基板の一方面側に、第2の接点部を前記
第1の接点部に対応させた状態で離接自在に押し操作す
るための押し釦が配設された押し釦式スイッチであっ
て、 前記押し釦の裏面に、当該押し釦を内部から照明するた
めの平板状の発光板が取り付けられると共に、この発光
板の外面側に前記第2の接点部と前記押し釦を前記基板
の一方面側に進退自在に支持する脚部とが配設され、 前記基板に、前記脚部を貫通するスルーホールが形成さ
れ、 前記基板の前記スルーホールの形成部分の裏面側に、前
記第2の接点部を前記第1の接点部から離間させる方向
に前記押し釦を付勢するための付勢部材が配設されたこ
とを特徴とする押し釦式スイッチ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の押し釦式スイッチであ
って、前記発光板で発光された照明光を前記押し釦の中
央部に向けて収束的に導光する導光レンズが前記押し釦
の内部に設けられたことを特徴とする押し釦式スイッ
チ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の押し釦
式スイッチであって、前記発光板の外面に、当該発光板
へ電源を供給するためのフレキシブル配線基板が接続さ
れたことを特徴とする押し釦式スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7580098A JPH11273494A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 押し釦式スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7580098A JPH11273494A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 押し釦式スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11273494A true JPH11273494A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13586648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7580098A Pending JPH11273494A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 押し釦式スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11273494A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006070854A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2008-06-12 | サンアロー株式会社 | 薄型キーシート及び該薄型キーシートを組み込んだ薄型キーユニット |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7580098A patent/JPH11273494A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006070854A1 (ja) * | 2004-12-28 | 2008-06-12 | サンアロー株式会社 | 薄型キーシート及び該薄型キーシートを組み込んだ薄型キーユニット |
JP4653119B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-03-16 | サンアロー株式会社 | 薄型キーシート及び該薄型キーシートを組み込んだ薄型キーユニット |
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