JPH11272823A - 接触式及び非接触式インターフェイスを有する複合icカード - Google Patents

接触式及び非接触式インターフェイスを有する複合icカード

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JPH11272823A
JPH11272823A JP10075691A JP7569198A JPH11272823A JP H11272823 A JPH11272823 A JP H11272823A JP 10075691 A JP10075691 A JP 10075691A JP 7569198 A JP7569198 A JP 7569198A JP H11272823 A JPH11272823 A JP H11272823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interface
contact
contact interface
control circuit
card
Prior art date
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Application number
JP10075691A
Other languages
English (en)
Inventor
Aki Fukuda
亜紀 福田
Masatsugu Kurake
正嗣 椋毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to EP05018293.0A priority patent/EP1605388B2/en
Priority to EP99103878A priority patent/EP0945828B1/en
Priority to EP09001333.5A priority patent/EP2065833B1/en
Priority to AT99103878T priority patent/ATE345539T1/de
Priority to DE69940834T priority patent/DE69940834D1/de
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Priority to US09/263,955 priority patent/US6375082B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、接触式及び非接触式インターフェ
イスのいずれから駆動された場合でも誤動作を防止する
ことにより、信頼性を十分に確保するようにした複合I
Cカードを提供する。 【解決手段】この発明によると、非接触式インターフェ
イス及び非接触式インターフェイスの一方を選択して制
御回路へ接続する選択接続手段と、前記接触式インター
フェイス及び非接触式インターフェイスのどちらにより
起動されているかを判別する判別手段と、この判別手段
による判別結果に基づいて、前記選択接続手段による前
記接触式インターフェイス若しくは非接触式インターフ
ェイスの一方を前記制御回路に接続した状態を維持する
と共に、前記接触式インターフェイス若しくは非接触式
インターフェイスの他方を介しての信号の入出力を禁止
状態とする保持手段とを有することを特徴とする複合I
Cカードが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接触式及び非接触
式インターフェイスを有する複合ICカードに係り、特
に、いずれのインターフェイスから駆動された場合でも
誤動作を防止することにより、複合ICカードとしての
信頼性を十分に確保するようにした接触式及び非接触式
インターフェイスを有する複合ICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より接触式及び非接触式インターフ
ェイスを有するICカードとして、特公平4−1683
1号公報に示されるようなものが知られている。
【0003】すなわち、特公平4−16831号公報に
示される複合ICカードは、メモリ及びCPUを有する
と共に、外部からの入力に応答して信号を発生するIC
を備え、外部機器と接触して応答するための電気的接点
機構と、外部機器と非接触で通信により応答するための
アンテナ機構とを併設したカードである。
【0004】そして、この複合ICカードは、電気的接
点機構に接続した外部機器によりメモリの内容の書込
み、変更が可能であり、外部機器と非接触で通信により
応答する場合にはメモリ内の特定情報を変調してアンテ
ナ機構から出力するように構成されている。
【0005】また、特開平9−326021号公報に
は、端末装置から供給される電圧により充電されるバッ
テリを内蔵した複合ICカードが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うな複合ICカードの解決すべき問題点は次のとおりで
ある。
【0007】すなわち、上述したような複合ICカード
では、電気的接点機構を介して外部機器に接続されて駆
動されている間に、非接触式のアンテナを介して駆動さ
れた場合、もしくは、非接触式のアンテナを介して外部
機器に駆動されている間に、電気的接点機構を介して外
部機器から駆動された場合に誤動作を防止する対策が全
くとられておらず、複合ICカードとしての信頼性が十
分ではないということである。
【0008】そこで、本発明は以上のような点に鑑みて
なされたもので、接触式及び非接触式インターフェイス
を有する複合ICカードにおいて、いずれのインターフ
ェイスから駆動された場合でも誤動作を防止することに
より、複合ICカードとしての信頼性を十分に確保する
ようにした接触式及び非接触式インターフェイスを有す
る複合ICカードを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するための手段として、 1.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、前記非接触式インターフェイス及び
非接触式インターフェイスの一方を選択して前記制御回
路へ接続する選択接続手段と、前記接触式インターフェ
イス及び非接触式インターフェイスのどちらにより起動
されているかを判別する判別手段と、この判別手段によ
る判別結果に基づいて、前記選択接続手段による前記接
触式インターフェイス若しくは非接触式インターフェイ
スの一方を前記制御回路に接続した状態を維持すると共
に、前記接触式インターフェイス若しくは非接触式イン
ターフェイスの他方を介しての信号の入出力を禁止状態
とする保持手段と、を有することを特徴とする複合IC
カードが提供される。
【0010】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 2.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、前記非接触式インターフェイス及び
非接触式インターフェイスの一方を選択して前記制御回
路へ接続する選択接続手段と、前記接触式インターフェ
イス及び非接触式インターフェイスのどちらにより起動
されているかを判別する判別手段と、この判別手段によ
る判別結果に基づいて、前記選択接続手段による前記接
触式インターフェイス若しくは非接触式インターフェイ
スの一方を前記制御回路に接続した状態を維持すると共
に、前記接触式インターフェイス若しくは非接触式イン
ターフェイスの他方を介しての信号の入出力を禁止状態
とする保持手段とを有し、上記選択接続手段は、初期状
態では、前記非接触式インターフェイス若しくは接触式
インターフェイスの一方を選択して前記制御回路へ接続
されており、前記非接触式インターフェイス若しくは接
触式インターフェイスの他方を介して駆動された場合に
は、当該他方のインターフェイスを選択して前記制御回
路ヘ接続を切替えるものであることを特徴とする複合I
Cカードが提供される。
【0011】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 3.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、初期状態では、前記非接触式インタ
ーフェイス若しくは接触式インターフェイスの一方を選
択して前記制御回路へ接続されており、前記非接触式イ
ンターフェイス若しくは接触式インターフェイスの他方
を介して駆動された場合には、当該他方のインターフェ
イスを選択して前記制御回路ヘ接続を切替える選択接続
手段と、前記接触式インターフェイス及び非接触式イン
ターフェイスのどちらにより起動されているかを判別す
る判別手段と、この判別手段による判別結果に基づい
て、前記選択接続手段による前記接触式インターフェイ
ス若しくは非接触式インターフェイスの一方を前記制御
回路に接続した状態を維持すると共に、前記接触式イン
ターフェイス若しくは非接触式インターフェイスの他方
を介しての信号の入出力を禁止状態とする保持手段とを
有し、上記保持手段は、前記判別手段による判別結果に
基づいて、前記他方のインターフェイスと前記制御回路
との接続を維持するものであることを特徴とする複合I
Cカードが提供される。
【0012】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 4.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、初期状態では、前記非接触式インタ
ーフェイスを選択して前記制御回路へ接続されており、
前記接触式インターフェイスを介して駆動された場合に
は、当該接触式インターフェイスを選択して前記制御回
路ヘ接続を切替える選択接続手段と、前記接触式インタ
ーフェイス及び非接触式インターフェイスのどちらによ
り起動されているかを判別する判別手段と、この判別手
段による判別結果に基づいて、前記選択接続手段による
前記接触式インターフェイス若しくは非接触式インター
フェイスの一方を前記制御回路に接続した状態を維持す
ると共に、前記接触式インターフェイス若しくは非接触
式インターフェイスの他方を介しての信号の入出力を禁
止状態とする保持手段とを有するものであることを特徴
とする複合ICカードが提供される。
【0013】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 5.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、初期状態では、前記非接触式インタ
ーフェイスを選択して前記制御回路へ接続されており、
前記接触式インターフェイスを介して駆動された場合に
は、当該接触式インターフェイスを選択して前記制御回
路ヘ接続を切替える選択接続手段と、前記接触式インタ
ーフェイス及び非接触式インターフェイスのどちらによ
り起動されているかを判別する判別手段と、この判別手
段による判別結果に基づいて、前記選択接続手段による
前記接触式インターフェイス若しくは非接触式インター
フェイスの一方を前記制御回路に接続した状態を維持す
ると共に、前記接触式インターフェイス若しくは非接触
式インターフェイスの他方を介しての信号の入出力を禁
止状態とする保持手段とを有し、上記保持手段は、前記
判別手段による判別結果に基づいて、前記接触式インタ
ーフェイスと前記制御回路との接続を維持するものであ
ることを特徴とする複合ICカードが提供される。
【0014】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 6.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、初期状態では、前記接触式インター
フェイスを選択して前記制御回路へ接続されており、前
記非接触式インターフェイスを介して駆動された場合に
は、当該非接触式インターフェイスを選択して前記制御
回路ヘ接続を切替える選択接続手段と、前記接触式イン
ターフェイス及び非接触式インターフェイスのどちらに
より起動されているかを判別する判別手段と、この判別
手段による判別結果に基づいて、前記選択接続手段によ
る前記接触式インターフェイス若しくは非接触式インタ
ーフェイスの一方を前記制御回路に接続した状態を維持
すると共に、前記接触式インターフェイス若しくは非接
触式インターフェイスの他方を介しての信号の入出力を
禁止状態とする保持手段とを有し、上記保持手段は、前
記判別手段による判別結果に基づいて、前記非接触式イ
ンターフェイスと前記制御回路との接続を維持するもの
であることを特徴とする複合ICカードが提供される。
【0015】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 7.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、前記非接触式インターフェイス及び
非接触式インターフェイスのうち起動が開始された一方
を選択して前記制御回路へ接続する選択接続手段と、前
記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェイ
スのどちらにより起動されているかを判別する判別手段
と、この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択
接続手段による前記接触式インターフェイス若しくは非
接触式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続し
た状態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス
若しくは非接触式インターフェイスの他方を介しての信
号の入出力を禁止状態とする保持手段とを有し、上記判
別手段及び保持手段は、予め記憶される初期化プログラ
ムが複合ICカードの起動時に実行されることにより動
作することを特徴とする複合ICカードが提供される。
【0016】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 8.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、前記非接触式インターフェイス及び
非接触式インターフェイスの一方を選択して前記制御回
路へ接続する選択接続手段と、前記接触式インターフェ
イス及び非接触式インターフェイスのどちらにより起動
されているかを判別する判別手段と、この判別手段によ
る判別結果を記憶する記憶手段と、上記判別手段による
判別結果に基づいて、前記選択接続手段による前記接触
式インターフェイス若しくは非接触式インターフェイス
の一方を前記制御回路に接続した状態を維持すると共
に、前記接触式インターフェイス若しくは非接触式イン
ターフェイスの他方を介しての信号の入出力を禁止状態
とする保持手段と、複合ICカードが前記接触式インタ
ーフェイスまたは非接触式インターフェイスを介して端
末機器との通信中に、前記非接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスからの状態信号を監視する
と共に、この監視結果が、上記記憶手段に記憶されてい
る状態信号と変化しているか否かを判別し、変化してい
る場合に前記端末機器との通信を停止状態とすることを
特徴とする複合ICカードが提供される。
【0017】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 9.接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
イスとを有すると共に、前記接触式インターフェイス及
び非接触式インターフェイスとに選択的に接続される制
御回路を有し、前記接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスにより選択的に駆動される複合I
Cカードにおいて、前記非接触式インターフェイス及び
非接触式インターフェイスの一方を選択して前記制御回
路へ接続する選択接続手段と、前記接触式インターフェ
イスから前記制御回路に所定の駆動電圧が供給されてい
る場合に、前記接触式インターフェイスにより起動され
たと判別すると共に、前記非接触式インターフェイスか
ら前記制御回路に所定の駆動電圧が供給されている場合
に、前記非接触式インターフェイスにより起動されたと
判別する判別手段とを有し、この判別手段による判別結
果に基づいて、上記判別手段により前記接触式インター
フェイスにより起動されたと判別された場合に、前記選
択接続手段による前記接触式インターフェイスを前記制
御回路に接続した状態を維持すると共に、前記非接触式
インターフェイスを介しての信号の入出力を禁止状態と
し、上記判別手段により前記非接触式インターフェイス
により起動されたと判別された場合に、前記選択接続手
段による前記非接触式インターフェイスを前記制御回路
に接続した状態を維持すると共に、前記接触式インター
フェイスを介しての信号の入出力を禁止状態とすること
を特徴とする複合ICカードが提供される。
【0018】また、本発明によると、上記課題を解決す
るための手段として、 10.駆動電力およびデータ等の授受を行なうための複
数の接触端子から成る接触式インターフェイスと、アン
テナと、このアンテナを介して受信した信号により駆動
電力の生成および受信データの復調を行なう非接触式イ
ンタ一フェイスと、接触式インターフェイスまたは非接
触式インターフェイスを介して受信したデータの処理を
行なう制御回路と、前記非接触式インターフェイスと前
記制御回路の間の接続をオン・オフする第1のスイッチ
と、前記接触式インターフェイスの各接触端子と制御回
路の間の接続をオン・オフする第2のスイッチと、前記
接触式インターフェイス及び非接触式インターフェイス
のどちらにより起動されたかを判別する判別手段、この
判別手段の判別結果により、前記接触式インターフェイ
スを介して駆動されている間は前記第1のスイッチをオ
フすることで前記非接触式インターフェイスを介しての
駆動電力およびデータ等の授受を禁止し、前記非接触式
インターフェイスを介して駆動されている間は前記第2
のスイッチをオフすることで前記接触式インタ一フェイ
スを介しての駆動電力およびデータ等の授受を禁止する
制御手段と、を具備したことを特徴とする複合ICカー
ドが提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0020】(第1の実施の形態)まず、この発明によ
る第1の実施の形態について図1乃至図3を参照して説
明する。
【0021】図1は、この発明による複合ICカードと
して適用されるデータ記憶媒体としての無線コンビネー
ションカード(以下、単に、無線コンビカードと記す)
を用いた無線カードシステムの構成を示すものである。
【0022】この無線カードシステムは、図1に示すよ
うに、データ処理装置としての無線カードリーダ・ライ
タ200と、携帯可能で、接触式の通信機能と無線通信
機能の双方の通信機能を有するデータ記憶媒体としての
無線コンビカード300とに大別される。
【0023】無線カードリーダ・ライタ200は、無線
コンビカード300への読出し、書込み(記憶)コマン
ドの送信、読出しデータの処理、書込みデータの送信な
どを行うもので、図1に示すように、制御部207、変
調回路204、送信用のドライバ203、送信アンテナ
201、受信アンテナ202、受信用の増幅器205、
復調回路206、キーボードなどの操作部209、表示
部208、各部に動作電源を供給する電池などを主体に
構成される電源部210、および外部装置(図示しな
い)と接続されるインターフェース211などによって
構成されている。
【0024】無線コンビカード300は、無線カードリ
ーダ・ライタ200からのコマンドの解読、データの書
込み(記憶)、データの送信などを行うもので、図1に
示すように、送受信アンテナとしてのループ状アンテナ
コイル(図示しない)と同調コンデンサ(図示しない)
とからなる並列同調回路(受信手段)301、電源生成
部(電源生成手段)302、復調回路(復調手段)30
3、制御ロジック回路(CPU)305、変調回路(変
調手段)304、記憶手段としてのEEPROM等で構
成される不揮発性メモリ306、およびクロック生成回
路(クロック生成手段)307などによって構成されて
いる。
【0025】なお、無線コンビカード300は、後述す
る接触式の通信機能を実行する場合に用いられるものと
して、図2に示すように、外部機器と接触して応答する
ための電気的接点機構となる外表面に露出した8個の電
気接点C1〜C8を備えている。
【0026】以下、無線カードリーダ・ライタ200お
よび無線コンビカード300について更に詳細に説明す
る。
【0027】まず、無線カードリーダ・ライタ200に
おける無線コンビカード300に対するデータの読出し
について説明する。
【0028】無線カードリーダ・ライタ200の制御部
207で読出しコマンドを生成し、変調回路204へ送
る。
【0029】変調回路204では、任意の変調方式でコ
マンドを変調し、送信用のドライバ203へ送る。
【0030】ドライバ203では、変調信号を放射する
に十分な強度まで増幅し、増幅した信号を送信アンテナ
201へ供給する。
【0031】送信アンテナ201に供給された信号は空
間へ放射され、無線コンビカード300の並列同調回路
301で受信される。
【0032】この受信信号は、復調回路303で復調さ
れて、制御ロジック回路305に送られ、ここでコマン
ド解析が行われる。
【0033】その結果、コマンドの内容が読出しである
と解読すると、制御ロジック回路305は、カードデー
タが格納されている不揮発性メモリ306から所定のデ
ータを読出して変調回路304へ送る。
【0034】変調回路304では、カードデータを変調
して、並列同調回路301へ供給する。
【0035】並列同調回路301に供給された信号は空
間へ放射され、無線カードリーダ・ライタ200の受信
アンテナ202で受信される。
【0036】この受信信号は、受信用の増幅器205へ
送られる。
【0037】増幅器205では、受信信号を増幅した
後、復調回路206へ送り、ここで復調する。
【0038】復調された信号は、制御部207へ送ら
れ、ここで所定のデータ処理が行われる。
【0039】なお、必要に応じて表示部208でデータ
表示が可能であり、また操作部209でデータ入力が可
能である。
【0040】次に、無線カードリーダ・ライタ200に
おける無線コンビカード300に対するデータの書込み
について説明する。
【0041】無線カードリーダ・ライタ200の制御部
207で書込みコマンドおよび書込みデータを生成し、
変調回路204へ送る。
【0042】変調回路204では、任意の変調方式でコ
マンドおよびデータを変調し、送信用のドライバ203
へ送る。
【0043】ドライバ203では、変調信号を放射する
に十分な強度まで増幅し、増幅した信号を送信アンテナ
201へ供給する。
【0044】送信アンテナ201に供給された信号は空
間へ放射され、無線コンビカード300の並列同調回路
301で受信される。
【0045】この受信信号は、復調回路303で復調さ
れて、制御ロジック回路305に送られ、ここでコマン
ド解析が行われる。
【0046】その結果、コマンドの内容が書込みである
と解読すると、制御ロジック回路305は、書込みコマ
ンドの後に送られてくる書込みデータを不揮発性メモリ
306の所定のアドレスに書込む。
【0047】無線コンビカード300内の電源生成部3
02は、上記並列同調回路301での受信信号を分岐し
て整流することにより、無線コンビカード300内で消
費する電源を生成するものである。
【0048】また、無線コンビカード300内のクロッ
ク生成回路307は、上記並列同調回路301での受信
信号に基づいて、各回路を動作させるのに必要なクロッ
クを発生するものである。
【0049】このクロック生成回路307で生成された
クロックは復調回路303、変調回路304、および制
御ロジック回路305に出力されている。
【0050】このように、無線カードリーダ・ライタ2
00は、無線コンビカード300の並列同調回路301
と相対向する位置に送信アンテナ201と受信アンテナ
202とを接近して配置する必要がある。
【0051】送信アンテナ201からは無線コンビカー
ド300に対して強度の強い信号が放射される。
【0052】また、受信系は、無線コンビカード300
からの微弱信号を受信する必要があるため高感度となっ
ている。
【0053】次に、上記無線コンビカード300内の詳
細な構成を、図2、図3を用いて説明する。
【0054】無線コンビカード300には、図2、図3
に示すように、カード表面に端末装置との接触端子C1
(VCC)、C2(RST)、C3(CLK)、C4
(将来のための予備端子:RFU)、C5(GND)、
C6(VPP:未使用)、C7(I/O)、C8(将来
のための予備端子:RFU)が接触式インターフェイス
401として配置されている。
【0055】無線コンビカード300のカード内には、
図2、図3に示すような1チップマイクロプロセッサ3
10が埋め込まれている。
【0056】この1チップマイクロプロセッサ310
は、図3に示すように、上記制御ロジック回路305に
相当する制御用のCPU(セントラル・プロセッシング
・ユニット)405、制御プログラムを記憶するROM
406、暗証番号(たとえば4桁)、およびデータなど
が記録されるEEPROMで構成されるデータメモリ4
07、UART等で構成されるインターフェイス回路4
08、一時記憶用のRAM409、暗号回路402など
からなる一連のデータ処理装置を有している。
【0057】そして、このような無線コンビカード30
0による接触式でのデータ交換に際しては、カード30
0を挿入した端末装置より、接触端子C1からVCC
(通常5V))端子へ電圧が供給されるとともに、接触
端子C3、C2、C5を通してCLK(クロック)端
子、RST(リセット)端子、GND(接地電位)端子
に信号が入力され、同時に接触端子C7とI/Oポート
が接続されてデータ交信が行われる。
【0058】上記各部はICチップで構成され、1つの
基板上に設けられている。
【0059】また、上記各端子とは配線により接続され
ていると共に、各端子とICチップを搭載した基板と
は、一体化されて、ICモジュールとしてハンドリング
されることにより、図2に示すように、カード表面に各
端子が露出するようにカードに埋込まれている。
【0060】また、カード300内には非接触式でのデ
ータ交換のために、並列同調回路301が設けられてい
る。
【0061】すなわち、並列同調回路301は、無線カ
ードリーダライタ200の送信アンテナ201からの2
相位相変調波信号(第1の2相位相変調波信号)を受信
するとともに、f0 /2の搬送波周波数の2相位相変調
波信号(第2の2相位相変調波信号)で送信も行われる
ものであり、ループ状アンテナコイル301aおよび同
調301bコンデンサにより構成されている。
【0062】この並列同調回路301において、ループ
状アンテナコイル301aからは受信と同時にf0 /2
の搬送波周波数で送信も行わせているが、受信電波から
電源生成のための電力の確保を効率良く行わせる必要が
あり、このために受信した2相位相変調波信号の搬送波
周波数f0 に同調するようになっている。
【0063】上記送信のための搬送波周波数が受信する
2相位相変調波信号の搬送波周波数の1/2ではなく、
整数分の1であっても良い。
【0064】なお、ループ状アンテナコイル301aは
単に信号の授受のためのものであり、これらは1個のコ
イルを送受信用に兼用に設けてもよいが、送信用と受信
用で別々にするようにしてもよい。
【0065】上記1チップマイクロプロセッサ310に
は、非接触式でのデータ交換のために、並列同調回路3
01を介してデータ交換を行なう非接触インタフェース
回路400が内蔵されている。
【0066】この非接触インタフェース回路400に
は、上記並列同調回路301からの2相位相変調波信号
により無線コンビカード300内の回路全体に供給する
ための電源を生成する電源生成部302、並列同調回路
301を介して受信したアナログ信号から動作用のクロ
ックを生成するクロック生成回路(クロック生成手段)
307、並列同調回路301を介して受信したアナログ
信号を1チップマイクロプロセッサ310内のCPU4
05に読み込ませるためのデジタル信号に変換する復調
回路(復調手段)303、CPU405から送出される
信号で発振回路出力を変調して並列同調回路301のル
ープ状アンテナ(送信)コイル301aから送信するた
めの変調回路(変調手段)304、クロック生成回路
(クロック生成手段)307により生成されたクロック
に基づきリセット信号を生成するリセット信号生成回路
308などによつて構成されている。
【0067】上記無線コンビカード300内には、非接
触式インターフェイス400と並列同調回路301のル
ープ状アンテナコイル301aとの導通をON/OFF
するスイッチ(SW1)309が設けられている。
【0068】このスイッチ(SW1)309は、初期状
態では、通常ON(接続)状態となっているが、接触式
インターフェイス401の接触端子C1からVCC(通
常5V)端子へVcc電圧が印可されている場合には、
CPU405によって、このスイッチ(SW1)309
をOFFとするように構成されている。
【0069】そして、さらに、第1の実施の形態におい
ては、上記スイッチ(SW1)309の他に、接触端子
C1(VCC)、C2(RST)、C3(CLK)、C
7(I/O)の各々に対応してスイッチ(SW2,SW
3,SW4,SW5)312〜315が設けられる。
【0070】これらのスイッチ(SW2,SW3,SW
4,SW5)312〜315の各一方の入力端が、接触
端子C1(VCC)、C2(RST)、C3(CL
K)、C7(I/O)の各々に対応して接続されてい
る。
【0071】そして、スイッチ(SW2)312の他方
の入力端が、非接触式インターフェイス400の電源生
成部302にて生成されたVcc電圧が入力されるよう
に電源生成部302と接続されている。
【0072】ここで、スイッチ(SW2)312は、C
PU405によって制御される選択回路(sel)32
0の出力により、いずれか一方の入力端がイネーブル状
態に選択る。
【0073】なお、スイッチ(SW2)312は、CP
U405によって、初期状態では電源生成部302にて
生成されたVcc電圧が入力されるように、他方の入力
端が選択されている。
【0074】また、スイッチ(SW3)313の他方の
入力端が、非接触式インターフェイス400のリセット
信号生成回路308にて生成されたリセット信号が入力
されるようにリセット信号生成回路308と接続されて
いる。
【0075】ここで、スイッチ(SW3)313は、C
PU405によって制御される選択回路(sel)32
0の出力により、いずれか一方の入力端がイネーブル状
態に選択る。
【0076】なお、スイッチ(SW3)313は、CP
U405によって、初期状態ではリセット信号生成回路
308にて生成されたリセット信号が入力されるよう
に、他方の入力端が選択されている。
【0077】また、スイッチ(SW4)314の他方の
入力端が、非接触式インターフェイス400のクロック
生成回路307にて生成されたクロック信号が入力され
るようクロック生成回路307と接続されている。
【0078】ここで、スイッチ(SW4)314は、C
PU405によって制御される選択回路(sel)32
0の出力により、いずれか一方の入力端がイネーブル状
態に選択る。
【0079】なお、スイッチ(SW4)314は、CP
U405によって、初期状態ではクロック生成回路30
7にて生成されたクロック信号が入力されるように、他
方の入力端が選択されている。
【0080】また、スイッチ(SW5)315の他方の
入力端が、非接触式インターフェイス400の復調回路
(復調手段)303と接続されている。
【0081】また、スイッチ(SW5)315の一方の
出力端が、非接触式インターフェイス400の変調回路
(変調手段)304と接続されている。
【0082】ここで、スイッチ(SW5)315は、C
PU405によって制御される選択回路(sel)32
0の出力により、復調回路(復調手段)303の出力
端、変調回路(変調手段)304の入力端若しくは接触
端子C7(I/O)と選択的に接続されるように、いず
れか一方の入力端若しくは出力端がイネーブル状態に選
択される。
【0083】なお、スイッチ(SW5)315は、CP
U405によって、初期状態では復調回路(復調手段)
303の出力端、変調回路(変調手段)304の入力端
が選択されて接続されている。
【0084】一方、接触式インターフェイス401の接
触端子C1及び電源生成部302の出力は、各々CPU
405の端子A,Bにに入力されており、無線コンビカ
ード300が起動されて初期化動作を行なう際に、CP
U405において接触式インターフェイス401により
駆動されているのか、若しくは、非接触式インターフェ
イス400により駆動されているのかが判別されるよう
になっている。
【0085】そして、CPU405は、ROM406に
記憶されている初期化動作を行うためのプログラムを読
み出して初期化動作を行うようになされている。
【0086】次に、このような構成によるの無線コンビ
カードの動作を図4に示すフローチヤートに従って説明
する。
【0087】例えば、カード300を端末装置に挿入す
ると、カード300の接触式インターフェイス401の
接触端子C1からVCC(通常5V))電圧が印可され
る(ST1)。
【0088】ここで、接触端子C1からVCC(通常5
V)端子へVcc電圧が印可されると、カード300の
選択回路(sel)320は、接触端子C1(VC
C)、C2(RST)、C3(CLK)、C7(I/
O)の各々を選択して接続するようスイッチ(SW2,
SW3,SW4,SW5)312〜315の各々に対し
て選択信号「1」を出力する(ST101)。
【0089】その後、CLK端子C3、RST端子C2
から各々クロック信号、リセット信号が供給される(S
T2,ST2)と、CPU405は初期化動作を開始す
る(ST102)。
【0090】この初期化動作時において、CPU405
は、入力端子A,Bの状態を確認し、無線コンビカード
300が、CPU405において接触式インターフェイ
ス401により起動されてされているか、非接触式イン
ターフェイス400により起動されてされているのかを
判別する(ST103)。
【0091】すなわち、入力端子Aが「1」で、入力端
子Bが「0」での状態判別は、非接触式インターフェイ
ス400により、起動されていることとなる。
【0092】また、入力端子Aが「0」で、入力端子B
が「1」での状態判別は、接触式インターフェイス40
1により、起動されていることとなる。
【0093】そして、入力端子Aが「0」で、入力端子
Bが「0」若しくは、入力端子Aが「1」で、入力端子
Bが「1」での状態判別は、エラーとなる。
【0094】そして、エラーの場合、CPU405は動
作を停止する。
【0095】この場合、接触式インターフェイス401
により起動されており、CPU405は、入力端子A,
Bの状態をRAM409の所定エリアに保持する(ST
104)。
【0096】非接触式インターフェイス401による起
動の場合には、RAM409の所定エリアに(1,0)
を記憶し、接触式インターフェイスによる起動の場合に
は、RAM409の所定エリアに(0,1)を記憶す
る。
【0097】次に、CPU405はRAM409に格納
されている情報により、カード300が接触式インター
フェイス401により起動されているか否か、すなわ
ち、RAM409に格納されているパターンが(0,
1)であるか否かを判別する(ST105)。
【0098】接触式インターフェイス401により起動
され、RAM409の所定エリアのパターンが(0,
1)の場合、CPU405は、上記スイッチ(SW1)
309をOFFにする選択信号を出力する(ST10
6)。
【0099】この選択信号により、スイッチ(SW1)
309はOFFとされる。
【0100】また、この選択信号は選択回路(sel)
320にも供給され、スイッチ(SW2,SW3,SW
4,SW5)312〜315の各々が接触端子C1(V
CC)、C2(RST)、C3(CLK)、C7(I/
O)の各々を選択した状態を維持するよう選択回路(s
el)320を制御する(ST106)。
【0101】この選択回路(sel)320の選択によ
り、スイッチ(SW2,SW3,SW4,SW5)31
2〜315の各々が接触端子C1(VCC)、C2(R
ST)、C3(CLK)、C7(I/O)の各々を選択
した状態が維持され、以後、端末装置からのI/Oポー
トを介してコマンドを受信し、コマンドに応じてI/O
ポートを介しての接触式でのデータ交換が行われる。
【0102】すなわち、接触式でのデータ交換が行われ
ている間は、上記スイッチ(SW1)309はOFFに
されていると共に、スイッチ(SW2,SW3,SW
4,SW5)312〜315の各々が接触端子C1(V
CC)、C2(RST)、C3(CLK)、C7(I/
O)の各々を選択した状態が維持されるので、接触式で
のデータ交換が行われている間、若しくは、接触式で駆
動されている間に、並列同調回路301の受信アンテナ
コイル301aに何らかの電波を受けたとしても、コン
ビカード300は誤動作することなく、接触式での駆動
若しくは、接触式でのデータ交換が確保される。
【0103】一方、非接触式インターフェイス400に
よる起動される場合、スイッチ(SW1)309は通常
ON(接続)状態となっているので、並列同調回路30
1の受信アンテナコイル301aにより電波を受信し
(ST201)、上述した電源生成部302、クロック
生成回路(クロック生成手段)307、復調回路(復調
手段)303、変調回路(変調手段)304、リセット
信号生成回路が動作する(ST202)。
【0104】電源生成部302から電圧が印可される
と、選択回路(sel)320は、選択信号「0」を出
力を出力する(ST202)。
【0105】スイッチ(SW2,SW3,SW4,SW
5)312〜315の各々は初期状態では電源生成部3
02、クロック生成回路(クロック生成手段)307、
復調回路(復調手段)303、変調回路(変調手段)3
04、リセッ卜信号生成回路の各々を選択して接続して
おり、選択信号「0」は各スイッチスイッチ(SW2,
SW3,SW4,SW5)312〜315の状態を変化
させない。
【0106】その後、クロック生成回路(クロック生成
手段)307、リセット信号生成回路から各々クロック
信号、リセット信号が供給されることにより、CPU4
05は初期化動作を開始する(ST102)。
【0107】この初期化動作時において、CPU405
は入力端子A,Bの状態を確認し、無線コンビカード3
00が、CPU405において接触式インターフェイス
401により起動されてされているのか、非接触式イン
ターフェイス400により起動されてされているのかを
判別する(ST103)。
【0108】この場合、非接触式インターフェイス40
0により起動されており、CPU405は入力端子A,
Bの状態をRAM409の所定エリアに(1,0)とし
て記憶する(ST103)。
【0109】次に、CPU405はRAM409に格納
されている情報により、カード300が接触式インター
フェイス401により起動されているのか、非接触式イ
ンターフェイス400により起動されているのかを判別
する(ST105,ST107)。
【0110】非接触式インターフェイス400により起
動され、RAM409の所定エリアのパターンが(1,
0)であることが判別されると(ST106)、CPU
405は選択回路(sel)320及びスイッチ(SW
1)309に対して選択信号「0」を出力する(ST1
08)。
【0111】この選択信号「0」は各スイッチを初期状
態に保持する。
【0112】その後、スイッチ(SW2,SW3,SW
4,SW5)312〜315の各々は電源生成部30
2、クロック生成回路(クロック生成手段)307、復
調回路(復調手段)303、変調回路(変調手段)30
4、リセット信号生成回路の各々を選択して接続してお
り、それぞれ非接触インタフェース400が接続された
状態となっている。
【0113】以上のステップST102乃至ステップS
T108によりCPU405による初期化動作が完了す
る。
【0114】なお、初期化動作としては、他にもROM
406,RAM409,EEPROM407等のハード
ウェアチェック等が行われている。
【0115】初期化動作が完了すると、カード300は
外部とのデータの送受信が可能となる。
【0116】接触式インターフェイス401によりカー
ド300を駆動している場合、外部装置(リーダライ
タ)は接触端子C3にクロックの供給を開始してから、
4万クロツクが経過した後に、接触端子C2に印可して
いるリセット信号を解除するようになっている。
【0117】また、リセット信号生成回路308も同様
に、クロック生成回路307によるクロックの供給が開
始されてから、所定数のクロックが経過した後に、リセ
ット信号を解除するようになっている。
【0118】そして、CPU405は、接触端子C2に
印可されているリセット信号が解除されるか、リセット
信号生成回路308からのリセット信号が解除される
と、接触式インターフエイス401、非接触式インター
フエイス400のうち選択されている一方を介して初期
応答信号(ATR)を外部装置(リーダライタ)に出力
する。
【0119】外部装置(リーダライタ)はカード300
より初期応答信号(ATR)を受信すると、カード30
0とのコマンドの送受信が可能となり、カード300に
対してコマンドの送信を行う。
【0120】カード300は接触式インターフェイス4
01、非接触式インターフェイス400のうち、現在、
選択されている一方を介してコマンドを受信する(ST
110)。
【0121】コマンドを受信すると、CPU405は入
力端子A,Bの状態を判別し、RAM409に格納され
ているパターン(初期状態)と比較する(ST11
1)。
【0122】入力端子A,Bの状態とRAM409に格
納されているパターン(初期状態)とが同一であること
が確認されると(ST112)、CPU405は受信し
たコマンドを実行し、その処理結果を外部に出力する
(ST113)。
【0123】そして、以後、同様に外部装置との間での
コマンドおよびデータの送受信が行われる。
【0124】外部からの不正な試みや異常が発生してい
ない場合には、入力端子A,Bの状態とRAM409に
格納されているパターン(初期状態)とは同一でなけれ
ばならず、ステップ112において、入力端子A,Bの
状態とRAM409に格納されているパターン(初期状
態)とが同一でないことが確認されるとCPU405は
エラー出力を行って動作を停止する(ST114)。
【0125】なお、並列同調回路301の受信アンテナ
コイル301aを通して受信された信号は、復調回路
(復調手段)303でデジタル信号に変換されると共
に、UART(I/O)408を通してCPU405に
取り込まれて適宜信号処理された後、必要に応じてRA
M409等に記憶される。
【0126】また、端末側に送信すべき信号は、UAR
T(I/O)408から変調回路304へ出力され、ク
ロック生成回路307の出力を変調して並列同調回路3
01のアンテナコイルを通して送信される。
【0127】こうして、非接触式でのデータ交換が行わ
れる。
【0128】この実施の形態においては、CPU405
は初期化時に、入力端子A,Bの状態を確認し、無線コ
ンビカード300が、CPU405において接触式イン
ターフェイス401により起動されてされているのか、
非接触式インターフェイス400により起動されてされ
ているのかを判別し、その結果をRAM409に保持す
るようにしている。
【0129】そして、端末機器との情報交換中に入力端
子A,Bの状態を監視し、RAM409に保持している
パターンと比較することにより、状態が変化したか否か
を判別することができる。
【0130】CPU405は、入力端子A,Bの状態を
監視し、RAM409に保持しているパターンとが同一
の場合には正常状態であり問題なしとするが、入力端子
A,Bの状態とRAM409に保持しているパターンと
が異なる場合には何らかの異常状態が発生していること
が予想されるため、端末機器に対してはエラーレスポン
スを出力して、CPU405の動作を停止状態とするこ
とができる。
【0131】なお、スイッチ(SW2,SW3,SW
4,SW5)312〜315の各々を初期状態において
接触端子C1(VCC)、C2(RST)、C3(CL
K)、C7(I/O)の各々を選択した状態とする場合
には、図5に示すように選択回路(sel)320の出
力信号を反転したものを選択信号として用いることによ
り、同様の動作を行うことができる。
【0132】したがって、以上のような第1の実施の形
態によれば、接触式インターフェイス401を介して駆
動されている間、非接触式インターフェイス400の動
作を動作禁止状態とする禁止手段を有するので、接触式
インターフェイス401を介して情報交換されている間
に周囲で電波が放射されても誤動作しない。
【0133】また、以上のような第1の実施の形態によ
れば、非接触式インターフェイス400と並列同調回路
301のアンテナコイル301aとの導通を遮断する手
段により構成されているので、接触式インターフェイス
401を介して情報交換されている間に周囲で電波が放
射されても受信することなく、誤動作しない。
【0134】また、以上のような第1の実施の形態によ
れば、マイクロプロセッサ310の非接触式インターフ
ェイス400は並列同調回路301の出力により動作す
る電源生成部302、クロック生成回路(クロック生成
手段)307、復調回路(復調手段)303、変調回路
(変調手段)304、リセット信号生成回路308を有
し、非接触式インターフェイス400と並列同調回路3
01の導通をON/OFFするスイッチ309を有し、
接触式インターフェイス401を介してVcc電圧が印
可されている場合には、このスイッチ309をOFFと
するように構成されているので、接触式インターフェイ
スを介して情報交換されている間に、周囲で電波が放射
されても、非接触式インターフェイス400は全く動作
せず、誤動作しない。
【0135】(第2の実施の形態)次に、この発明の第
2の実施の形態について図6を参照して説明する。
【0136】第2の実施の形態においては、上述した図
1、図2の構成は同一であり、無線コンビカード300
内の構成が図3のものと一部異なっており、同一部分に
ついては説明を省略する。
【0137】無線コンビカード300内には、非接触式
インターフェイス400とアンテナコイル(並列同調回
路301)との導通をON/OFFするスイッチ(SW
1)309aが設けられている。
【0138】このスイッチ(SW1)309aは、通常
0N(接続)状態となっているが、接触式インターフェ
イス401の接触端子C1からVCC(通常5V))端
子へVcc電圧が印可されている場合には、このスイッ
チ(SW1)309aをOFFとするように構成されて
いる。
【0139】そして、さらに、第2の実施の形態におい
ては、スイッチ(SW1)309aの他に、非接触式イ
ンターフェイス400の電源生成部302、クロック生
成回路(クロック生成手段)307、復調回路(復調手
段)303、変調回路(変調手段)304、リセット信
号生成回路308の各々に対応してスイッチ(SW2,
SW3,SW4,SW5)312a〜315aが設けら
れている。
【0140】これらのスイッチ(SW2,SW3,SW
4,SW5)312a〜315aは、通常0N(接続)
状態となっているが、接触式インターフェイス401の
接触端子C1からVCC(通常5V))端子へVcc電
圧が印可されている場合には、これらのスイッチ(SW
2,SW3,SW4,SW5)312a〜315aをO
FFとするように構成されている。
【0141】そして、これらのスイッチ(SW2,SW
3,SW4,SW5)312a〜315aは、非接触式
インターフェイス400を介しての信号の入出力を禁止
するものである。
【0142】つまり、これらのスイッチ(SW2,SW
3,SW4,SW5)312a〜315aを設けること
により、接触式でのデータ交換が行われている間、若し
くは、接触式で駆動されている間に非接触式インターフ
ェイス400を介しての信号の入出力を完全に禁止し、
誤動作を防ぐことができる。
【0143】さらに、第2の実施の形態においては、接
触式インターフェイス401の接触端子C1(VC
C)、C2(RST)、C3(CLK)、C7(I/
O)の各々に対応してスイッチ(SW6,SW7,SW
8,SW9,SW10)316a〜320Aが設けられ
ている。
【0144】これらのスイッチ(SW6,SW7,SW
8,SW9,SW10)316a〜320Aは、通常O
N(接続)状熊となっているが、非接触式インターフェ
イス400の電源生成部302からVcc電圧が印可さ
れている場合には、これらのスイッチ(SW6,SW
7,SW8,SW9,SW10)316a〜320Aを
OFFとするように構成されている。
【0145】これらのスイッチ(SW6,SW7,SW
8,SW9,SW10)316a〜320Aは、接触式
インターフェイス(接触端子)401を介しての信号の
入出力を禁止するものである。
【0146】つまり、これらのスイッチ(SW6,SW
7,SW8,SW9,SW10)316a〜320Aを
設けることにより、非接触式でのデータ交換が行われて
いる間、若しくは、非接触式で駆動されている間に接触
式インターフェイス401を介しての信号の入出力を完
全に禁止し、誤動作を防ぐことができる。
【0147】したがって、以上のような第2の実施の形
態によれば、接触式インターフェイス401を介して駆
動されている間、非接触式インターフェイス400の動
作を禁止状態とする動作禁止手段を備えているので、接
触式インターフェイス401を介して情報交換されてい
る間に、周囲で電波が放射されても誤動作しない。
【0148】また、以上のような本発明によれば、接触
式インターフェイス401を介して駆動されている間、
非接触式インターフェイス401とアンテナコイル(並
列同調回路)との導通を遮断する手段を備えて構成され
ているので、接触式インターフェイス401を介して情
報交換されている間に、周囲で電波が放射されても受信
することなく、誤動作しない。
【0149】また、以上のような本発明によれば、マイ
クロプロセッサの非接触式インターフェイス400は並
列同調回路301の出力により動作する電源生成部30
2、クロック生成回路(クロック生成手段)307、復
調回路(復調手段)303、変調回路(変調手段)30
4、リセット信号生成回路308を有し、非接触式イン
ターフェイス400と並列同調回路301との導通をO
N/OFFするスイッチを有し、接触式インターフェイ
ス401を介してVcc電圧が印可されている場合に
は、このスイッチをOFFとするように構成されている
ので、接触式インターフェイス401を介して情報交換
されている間に、周囲で電波が放射されても、非接触式
インターフェイス400は全く動作せず、誤動作しな
い。
【0150】そして、以上のような実施の形態に基づい
て説明した本発明は、以下のような要旨にまとめること
ができる。
【0151】(1)接触式インターフェイス及び非接触
式インターフェイスを有し、接触式インターフェイス又
は非接触式インターフェイスにより駆動される無線コン
ビカードにおいて、接触式インターフェイス及び非接触
式インターフェイスの一方を選択して制御回路へ接続す
る選択接続手段、接触式インターフェイス及び非接触式
インターフェイスのどちらにより起動されたかを判別す
る判別手段、この判別手段の判別結果により上記選択接
続手段による接触式インターフェイス若しくは非接触式
インターフェイスの一方に接続した状態を維持し、他方
のインターフェイスを介しての信号の入出力を禁止状態
とする保持手段とを有する無線コンビカード。
【0152】(2)上記選択接続手段は初期状態では非
接触式インターフェイス若しくは接触式インターフェイ
スの一方を選択して制御回路へ接続しており他方のイン
ターフェイスを介して駆動された場合には他方のインタ
ーフェイスヘ接続を切替えるものであり、上記保持手段
は判別手段の判別結果に基づいて他方のインターフェイ
スへの接続状態を維持するものである。
【0153】(3)接触式インターフェイスである接触
端子C1(VCC)、C2(RST)、C3(CL
K)、C7(I/O)の各々と制御回路の間は接続スイ
ッチ(SW2,SW3,SW4,SW5)312〜31
5により接続され、かつ、各々のスイッチには非接触式
インターフェイスである電源生成部302、クロック生
成回路 (クロック生成手段)307、復調回路(復調
手段)303、変調回路(変調手段)304、リセット
信号生成回路の各々が接続され、初期状態では一方のイ
ンターフェイスを選択して制御回路ヘ接続しており、接
触端子C1からVCC(通常5V))端子へVcc電圧
が印可されてた場合には、各スイッチSW7−10を接
触式インターフェイスと接続し、電源生成部302から
電圧が印可されてた場合には、各スイッチ(SW2,S
W3,SW4,SW5)312〜315を非接触式イン
ターフェイスと接続して初期化動作を行い、初期化動作
時に、非接触式インターフェイス若しくは接触式インタ
ーフェイスのどちらにより起動されているかを判別し、
非活性化されるまでは各スイッチ(SW2,SW3,S
W4,SW5)312〜315の接続状態を保持する無
線コンビカード。
【0154】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、接触式及び非接触式インターフェイスを有する複合
ICカードにおいて、いずれのインターフェイスから駆
動された場合でも誤動作を防止することにより、複合I
Cカードとしての信頼性を十分に確保するようにした接
触式及び非接触式インターフェイスを有する複合ICカ
ードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明による複合ICカードとして
適用されるデータ記憶媒体としての無線コンビネーショ
ンカード(無線コンビカード)を用いた無線カードシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、無線コンビカードが外部機器と接触し
て応答するための電気的接点機構となる外表面に露出し
て設けられている8個の電気接点C1〜C8と、カード
内に埋め込まれている1チップマイクロプロセッサ31
0を示す図である。
【図3】図3は、この発明の第1の実施の形態として適
用される無線コンビカード300のカード内に埋め込ま
れている1チップマイクロプロセッサ310の構成を示
すブロック図である。
【図4】図4は、この発明による複合ICカードとして
適用されるデータ記憶媒体としての無線コンビネーショ
ンカード(無線コンビカード)を用いた無線カードシス
テムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図5は、この発明の第1の実施の形態の変形例
として適用される無線コンビカード300のカード内に
埋め込まれている1チップマイクロプロセッサ310の
構成を示すブロック図である。
【図6】図6は、この発明の第2の実施の形態として適
用される無線コンビカード300のカード内に埋め込ま
れている1チップマイクロプロセッサ310の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
222…無線カードリーダ・ライタ200、 300…無線コンビネーションカード(無線コンビカー
ド、複合ICカード)、 207…制御部、 204…変調回路、 203…送信用のドライバ、 201…送信アンテナ、 202…受信アンテナ、 205…受信用の増幅器、 206…復調回路、 209…操作部、 208…表示部、 210…電源部、 211…インターフェース、 301…並列同調回路(受信手段)、 301a…ループ状アンテナコイル、 301b…同調コンデンサ、 302…電源生成部(電源生成手段)、 303…復調回路(復調手段)、 305…制御ロジック回路(CPU)、 304…変調回路(変調手段)、 306…不揮発性メモリ、 307…クロック生成回路(クロック生成手段)、 C1〜C8…電気接点、 310…1チップマイクロプロセッサ、 320…選択回路(sel)、 402…暗号回路、 405…CPU(セントラル・プロセッシング・ユニッ
ト)、 406…ROM、 407…データメモリ、 408…インターフェイス回路、 409…RAM、 400…非接触インタフェース回路、 309…スイッチ(SW、禁止手段)、 401…接触式インターフェイス、 309a…スイッチ(SW1、禁止手段)、 312〜315,312a〜315a…スイッチ(SW
2,SW3,SW4,SW5、禁止手段)、 316a〜320A…スイッチ(SW6,SW7,SW
8,SW9,SW10、禁止手段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 前記非接触式インターフェイス及び非接触式インターフ
    ェイスの一方を選択して前記制御回路へ接続する選択接
    続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段と、 を有することを特徴とする複合ICカード。
  2. 【請求項2】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 前記非接触式インターフェイス及び非接触式インターフ
    ェイスの一方を選択して前記制御回路へ接続する選択接
    続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段とを有し、 上記選択接続手段は、初期状態では、前記非接触式イン
    ターフェイス若しくは接触式インターフェイスの一方を
    選択して前記制御回路へ接続されており、前記非接触式
    インターフェイス若しくは接触式インターフェイスの他
    方を介して駆動された場合には、当該他方のインターフ
    ェイスを選択して前記制御回路ヘ接続を切替えるもので
    あることを特徴とする複合ICカード。
  3. 【請求項3】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 初期状態では、前記非接触式インターフェイス若しくは
    接触式インターフェイスの一方を選択して前記制御回路
    へ接続されており、前記非接触式インターフェイス若し
    くは接触式インターフェイスの他方を介して駆動された
    場合には、当該他方のインターフェイスを選択して前記
    制御回路ヘ接続を切替える選択接続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段とを有し、 上記保持手段は、前記判別手段による判別結果に基づい
    て、前記他方のインターフェイスと前記制御回路との接
    続を維持するものであることを特徴とする複合ICカー
    ド。
  4. 【請求項4】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 初期状態では、前記非接触式インターフェイスを選択し
    て前記制御回路へ接続されており、前記接触式インター
    フェイスを介して駆動された場合には、当該接触式イン
    ターフェイスを選択して前記制御回路ヘ接続を切替える
    選択接続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段とを有するものである
    ことを特徴とする複合ICカード。
  5. 【請求項5】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 初期状態では、前記非接触式インターフェイスを選択し
    て前記制御回路へ接続されており、前記接触式インター
    フェイスを介して駆動された場合には、当該接触式イン
    ターフェイスを選択して前記制御回路ヘ接続を切替える
    選択接続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段とを有し、 上記保持手段は、前記判別手段による判別結果に基づい
    て、前記接触式インターフェイスと前記制御回路との接
    続を維持するものであることを特徴とする複合ICカー
    ド。
  6. 【請求項6】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 初期状態では、前記接触式インターフェイスを選択して
    前記制御回路へ接続されており、前記非接触式インター
    フェイスを介して駆動された場合には、当該非接触式イ
    ンターフェイスを選択して前記制御回路ヘ接続を切替え
    る選択接続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段とを有し、 上記保持手段は、前記判別手段による判別結果に基づい
    て、前記非接触式インターフェイスと前記制御回路との
    接続を維持するものであることを特徴とする複合ICカ
    ード。
  7. 【請求項7】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 前記非接触式インターフェイス及び非接触式インターフ
    ェイスのうち起動が開始された一方を選択して前記制御
    回路へ接続する選択接続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段とを有し、 上記判別手段及び保持手段は、予め記憶される初期化プ
    ログラムが複合ICカードの起動時に実行されることに
    より動作することを特徴とする複合ICカード。
  8. 【請求項8】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 前記非接触式インターフェイス及び非接触式インターフ
    ェイスの一方を選択して前記制御回路へ接続する選択接
    続手段と、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されているかを判別する判別手
    段と、 この判別手段による判別結果を記憶する記憶手段と、 上記判別手段による判別結果に基づいて、前記選択接続
    手段による前記接触式インターフェイス若しくは非接触
    式インターフェイスの一方を前記制御回路に接続した状
    態を維持すると共に、前記接触式インターフェイス若し
    くは非接触式インターフェイスの他方を介しての信号の
    入出力を禁止状態とする保持手段と、 複合ICカードが前記接触式インターフェイスまたは非
    接触式インターフェイスを介して端末機器との通信中
    に、前記非接触式インターフェイス及び非接触式インタ
    ーフェイスからの状態信号を監視すると共に、この監視
    結果が、上記記憶手段に記憶されている状態信号と変化
    しているか否かを判別し、変化している場合に前記端末
    機器との通信を停止状態とすることを特徴とする複合I
    Cカード。
  9. 【請求項9】 接触式インターフェイス及び非接触式イ
    ンターフェイスとを有すると共に、前記接触式インター
    フェイス及び非接触式インターフェイスとに選択的に接
    続される制御回路を有し、前記接触式インターフェイス
    または非接触式インターフェイスにより選択的に駆動さ
    れる複合ICカードにおいて、 前記非接触式インターフェイス及び非接触式インターフ
    ェイスの一方を選択して前記制御回路へ接続する選択接
    続手段と、 前記接触式インターフェイスから前記制御回路に所定の
    駆動電圧が供給されている場合に、前記接触式インター
    フェイスにより起動されたと判別すると共に、前記非接
    触式インターフェイスから前記制御回路に所定の駆動電
    圧が供給されている場合に、前記非接触式インターフェ
    イスにより起動されたと判別する判別手段とを有し、 この判別手段による判別結果に基づいて、上記判別手段
    により前記接触式インターフェイスにより起動されたと
    判別された場合に、前記選択接続手段による前記接触式
    インターフェイスを前記制御回路に接続した状態を維持
    すると共に、前記非接触式インターフェイスを介しての
    信号の入出力を禁止状態とし、上記判別手段により前記
    非接触式インターフェイスにより起動されたと判別され
    た場合に、前記選択接続手段による前記非接触式インタ
    ーフェイスを前記制御回路に接続した状態を維持すると
    共に、前記接触式インターフェイスを介しての信号の入
    出力を禁止状態とすることを特徴とする複合ICカー
    ド。
  10. 【請求項10】 駆動電力およびデータ等の授受を行な
    うための複数の接触端子から成る接触式インターフェイ
    スと、 アンテナと、 このアンテナを介して受信した信号により駆動電力の生
    成および受信データの復調を行なう非接触式インタ一フ
    ェイスと、接触式インターフェイスまたは非接触式イン
    ターフェイスを介して受信したデータの処理を行なう制
    御回路と、 前記非接触式インターフェイスと前記制御回路の間の接
    続をオン・オフする第1のスイッチと、 前記接触式インターフェイスの各接触端子と制御回路の
    間の接続をオン・オフする第2のスイッチと、 前記接触式インターフェイス及び非接触式インターフェ
    イスのどちらにより起動されたかを判別する判別手段、 この判別手段の判別結果により、前記接触式インターフ
    ェイスを介して駆動されている間は前記第1のスイッチ
    をオフすることで前記非接触式インターフェイスを介し
    ての駆動電力およびデータ等の授受を禁止し、前記非接
    触式インターフェイスを介して駆動されている間は前記
    第2のスイッチをオフすることで前記接触式インタ一フ
    ェイスを介しての駆動電力およびデータ等の授受を禁止
    する制御手段と、 を具備したことを特徴とする複合ICカード。
JP10075691A 1998-03-24 1998-03-24 接触式及び非接触式インターフェイスを有する複合icカード Pending JPH11272823A (ja)

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DE69933963T DE69933963T2 (de) 1998-03-24 1999-03-01 IC Karte mit kontaktbehafteten und kontaktlosen Schnittstellen
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TW088103525A TW569143B (en) 1998-03-24 1999-03-08 Portable electronic device with contacting and noncontacting interfaces
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