JPH11272780A - 病床情報端末システム - Google Patents
病床情報端末システムInfo
- Publication number
- JPH11272780A JPH11272780A JP7610098A JP7610098A JPH11272780A JP H11272780 A JPH11272780 A JP H11272780A JP 7610098 A JP7610098 A JP 7610098A JP 7610098 A JP7610098 A JP 7610098A JP H11272780 A JPH11272780 A JP H11272780A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information terminal
- software component
- data server
- bed information
- terminal system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソフトウェアの更新が容易であるとともに、
処理速度が速く、セキュリティ対策及びシステム冗長性
対策が施された低価格の病床情報端末システムを提供す
る。 【解決手段】 患者に関するデータや看護業務に関する
データ、医療業務に関するデータ等を保持するデータベ
ース7を有する医療データサーバ1と、病床からデータ
ベース7に対してデータの読み出し/書き込み等を行う
ことができる病床用情報端末装置2とからなる病床情報
端末システムにおいて、データベース7のデータの集計
処理及び変換処理等を全て医療データサーバ1で行うよ
うにした。
処理速度が速く、セキュリティ対策及びシステム冗長性
対策が施された低価格の病床情報端末システムを提供す
る。 【解決手段】 患者に関するデータや看護業務に関する
データ、医療業務に関するデータ等を保持するデータベ
ース7を有する医療データサーバ1と、病床からデータ
ベース7に対してデータの読み出し/書き込み等を行う
ことができる病床用情報端末装置2とからなる病床情報
端末システムにおいて、データベース7のデータの集計
処理及び変換処理等を全て医療データサーバ1で行うよ
うにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院における情報
システムに係り、医師の医療業務や看護婦の看護業務の
効率化による業務負担の軽減を行うための病床情報端末
システムに関するものである。
システムに係り、医師の医療業務や看護婦の看護業務の
効率化による業務負担の軽減を行うための病床情報端末
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院の病床における看護業務及び
医療業務は、看護婦及び医師にとって大きな負担となっ
ていた。例えば、看護婦が患者の病床にまで出向き、測
定した患者の体温や血圧等のデータは、看護婦が持ち歩
いている手帳や、場合によっては、看護婦自身の手のひ
らに書き付けられていた。これらのデータは、看護婦が
ナースステーションに戻った後でカルテに転記する必要
があり、看護婦にとって手間なものであった。
医療業務は、看護婦及び医師にとって大きな負担となっ
ていた。例えば、看護婦が患者の病床にまで出向き、測
定した患者の体温や血圧等のデータは、看護婦が持ち歩
いている手帳や、場合によっては、看護婦自身の手のひ
らに書き付けられていた。これらのデータは、看護婦が
ナースステーションに戻った後でカルテに転記する必要
があり、看護婦にとって手間なものであった。
【0003】また、患者と医師との意思疎通のためにイ
ンフォームドコンセントを行うことが求められている。
その際、医師又は看護婦は、医療や看護のスケジュー
ル、投薬時間等について口頭で患者に説明する場合が多
い。このため、患者が自分自身の看護内容や診療予定等
について確認を行うためには、再度看護婦等に尋ねるこ
ととなる。すると、医師又は看護婦は、その患者につい
ての情報を調べた上で再度説明することとなり、医者や
看護婦の業務の妨げになることが少なくないという問題
があった。
ンフォームドコンセントを行うことが求められている。
その際、医師又は看護婦は、医療や看護のスケジュー
ル、投薬時間等について口頭で患者に説明する場合が多
い。このため、患者が自分自身の看護内容や診療予定等
について確認を行うためには、再度看護婦等に尋ねるこ
ととなる。すると、医師又は看護婦は、その患者につい
ての情報を調べた上で再度説明することとなり、医者や
看護婦の業務の妨げになることが少なくないという問題
があった。
【0004】そこで、医療現場におけるこれらの問題点
を解決するために、病床情報端末システムが提案されて
いる。この病床情報端末システムは、例えば、各患者の
病床に設置される端末装置及びナースステーションに設
置される医療データサーバにより構成され、病床におい
て計測された患者の体温や血圧等が端末装置を介して入
力され、これらのデータは通信回線を介して医療データ
サーバに蓄積されるというシステムである。また、医療
や看護スケジュール等が医療データサーバに入力されて
おり、患者が再度確認したい場合、端末装置を介して医
療データサーバにアクセスすることでいつでも知ること
ができるというシステムである。
を解決するために、病床情報端末システムが提案されて
いる。この病床情報端末システムは、例えば、各患者の
病床に設置される端末装置及びナースステーションに設
置される医療データサーバにより構成され、病床におい
て計測された患者の体温や血圧等が端末装置を介して入
力され、これらのデータは通信回線を介して医療データ
サーバに蓄積されるというシステムである。また、医療
や看護スケジュール等が医療データサーバに入力されて
おり、患者が再度確認したい場合、端末装置を介して医
療データサーバにアクセスすることでいつでも知ること
ができるというシステムである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構成の病床情報端末システムでは、各端末装置におい
て使用されるソフトウェアの更新を各端末装置毎に行わ
なければならず、端末装置のソフトウェアの更新を行う
には多くの手間を要するという問題点を有していた。
な構成の病床情報端末システムでは、各端末装置におい
て使用されるソフトウェアの更新を各端末装置毎に行わ
なければならず、端末装置のソフトウェアの更新を行う
には多くの手間を要するという問題点を有していた。
【0006】また、従来の病床情報端末システムでは、
医療データサーバのデータの集計処理及び変換処理を全
て端末装置の側で行っている。このため、端末装置には
大量の一時記憶装置(メモリ)が必要になり、端末装置
の価格が高くなってしまうという問題点を有していた。
医療データサーバのデータの集計処理及び変換処理を全
て端末装置の側で行っている。このため、端末装置には
大量の一時記憶装置(メモリ)が必要になり、端末装置
の価格が高くなってしまうという問題点を有していた。
【0007】また、従来の病床情報端末システムでは、
データの集計処理及び変換処理を端末装置において行う
際、医療データサーバに接続して端末装置の一時記憶装
置に該処理に必要となるソフトウェアを読み込むように
なっている。このため、医療データサーバ側との接続に
相当の時間が必要になるという問題点を有していた。
データの集計処理及び変換処理を端末装置において行う
際、医療データサーバに接続して端末装置の一時記憶装
置に該処理に必要となるソフトウェアを読み込むように
なっている。このため、医療データサーバ側との接続に
相当の時間が必要になるという問題点を有していた。
【0008】また、従来の病床情報端末システムでは、
集計処理及び変換処理を行うソフトウェアに対してセキ
ュリティ対策がなされておらず、端末装置に読み込まれ
たソフトウェアを書き換えることで医療データサーバの
データを改竄及び捏造される恐れがあるという問題点を
有していた。
集計処理及び変換処理を行うソフトウェアに対してセキ
ュリティ対策がなされておらず、端末装置に読み込まれ
たソフトウェアを書き換えることで医療データサーバの
データを改竄及び捏造される恐れがあるという問題点を
有していた。
【0009】さらに、従来の病床情報端末システムで
は、信頼性向上に対する対策がなんらなされていない。
このため、医療データサーバ内のソフトウェアが壊れた
場合、医療データサーバが停止してしまい、修復される
まで待たなければならないという問題点を有していた。
この問題点に対しては、システムの冗長性を上げるため
に予備の医療データサーバを設置する方法が考えられる
が、その分システム全体の価格が高くなってしまうとい
う問題点を有している。
は、信頼性向上に対する対策がなんらなされていない。
このため、医療データサーバ内のソフトウェアが壊れた
場合、医療データサーバが停止してしまい、修復される
まで待たなければならないという問題点を有していた。
この問題点に対しては、システムの冗長性を上げるため
に予備の医療データサーバを設置する方法が考えられる
が、その分システム全体の価格が高くなってしまうとい
う問題点を有している。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、ソフトウェアの
更新が容易であるとともに、処理速度が速く、セキュリ
ティ対策及びシステム冗長性対策が施された低価格の病
床情報端末システムを提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、ソフトウェアの
更新が容易であるとともに、処理速度が速く、セキュリ
ティ対策及びシステム冗長性対策が施された低価格の病
床情報端末システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
患者に関するデータや看護業務に関するデータ、医療業
務に関するデータ等を保持するデータベースを有する医
療データサーバと、病床からデータベースに対してデー
タの読み出し/書き込み等を行うことができる病床用情
報端末装置とからなる病床情報端末システムにおいて、
データベースのデータの集計処理及び変換処理等を全て
医療データサーバで行うようにしたことを特徴とするも
のである。
患者に関するデータや看護業務に関するデータ、医療業
務に関するデータ等を保持するデータベースを有する医
療データサーバと、病床からデータベースに対してデー
タの読み出し/書き込み等を行うことができる病床用情
報端末装置とからなる病床情報端末システムにおいて、
データベースのデータの集計処理及び変換処理等を全て
医療データサーバで行うようにしたことを特徴とするも
のである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の病
床用情報端末システムにおいて、集計処理及び変換処理
等を行うソフトウェア部品を鋳型化しておき、該鋳型化
ソフトウェア部品を常に医療データサーバで起動してお
くようにしたことを特徴とするものである。
床用情報端末システムにおいて、集計処理及び変換処理
等を行うソフトウェア部品を鋳型化しておき、該鋳型化
ソフトウェア部品を常に医療データサーバで起動してお
くようにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の病
床情報端末システムにおいて、病床用情報端末装置から
の医療データサーバに対する接続要求毎に鋳型化ソフト
ウェア部品を用いて集計処理及び変換処理等を行う際に
必要となる鋳物ソフトウェア部品を生成するようにした
ことを特徴とするものである。
床情報端末システムにおいて、病床用情報端末装置から
の医療データサーバに対する接続要求毎に鋳型化ソフト
ウェア部品を用いて集計処理及び変換処理等を行う際に
必要となる鋳物ソフトウェア部品を生成するようにした
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の病床情報端末システムにおいて、鋳型化ソフ
トウェア部品を木構造になし、上層に位置する鋳型化ソ
フトウェア部品により生成された鋳物ソフトウェア部品
を用いて利用者の識別を行い、正当な利用者でないと判
断された場合には、その下層に位置する鋳型化ソフトウ
ェア部品が利用できないようにしたことを特徴とするも
のである。
項3記載の病床情報端末システムにおいて、鋳型化ソフ
トウェア部品を木構造になし、上層に位置する鋳型化ソ
フトウェア部品により生成された鋳物ソフトウェア部品
を用いて利用者の識別を行い、正当な利用者でないと判
断された場合には、その下層に位置する鋳型化ソフトウ
ェア部品が利用できないようにしたことを特徴とするも
のである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求
項4記載の病床情報端末システムにおいて、鋳型化ソフ
トウェア部品により生成された鋳物ソフトウェア部品に
より利用者を識別し、識別された利用者毎に利用できる
鋳型化ソフトウェア部品を決定するようにしたことを特
徴とするものである。
項4記載の病床情報端末システムにおいて、鋳型化ソフ
トウェア部品により生成された鋳物ソフトウェア部品に
より利用者を識別し、識別された利用者毎に利用できる
鋳型化ソフトウェア部品を決定するようにしたことを特
徴とするものである。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求
項5記載の病床情報端末システムにおいて、医療データ
サーバが有する鋳型化ソフトウェア部品を非常用として
少なくとも1つの病床用情報端末装置に有し、医療デー
タサーバの鋳型化ソフトウェア部品に故障が生じた際、
非常用の鋳型化ソフトウェア部品を使用するようにした
ことを特徴とするものである。
項5記載の病床情報端末システムにおいて、医療データ
サーバが有する鋳型化ソフトウェア部品を非常用として
少なくとも1つの病床用情報端末装置に有し、医療デー
タサーバの鋳型化ソフトウェア部品に故障が生じた際、
非常用の鋳型化ソフトウェア部品を使用するようにした
ことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図1乃至図8に基づき詳細に説明する。図1は本発
明に係る病床情報端末システムのブロック図である。図
2は患者の枕元等に設置される病床用情報端末装置の外
観図である。図3は病床用情報端末装置の表示手段に表
示される初期画面を示す図である。図4は病床用情報端
末装置の表示手段に表示される他の画面を示す図であ
る。図5は本発明に係る病床情報端末システムのシステ
ムアーキテクチャを示す概略構成図である。図6は本発
明に係る病床情報端末システムの初期のソフトウェア構
成及び鋳型化ソフトウェア部品から鋳物ソフトウェア部
品を生成した場合のソフトウェア構成を示す概略図であ
り、(a)は端末装置から医療データサーバへの接続要
求が成されていない場合を示し、(b)は端末装置から
医療データサーバへの接続要求を出した装置が1台の場
合を示し、(c)は端末装置から医療データサーバへの
接続要求を出した端末が2台の場合を示す。図7は集計
処理及び変換処理用の鋳型化ソフトウェア部品の概略構
成図である。図8は集計処理及び変換処理用の鋳型化ソ
フトウェア部品の他の概略構成図である。
いて図1乃至図8に基づき詳細に説明する。図1は本発
明に係る病床情報端末システムのブロック図である。図
2は患者の枕元等に設置される病床用情報端末装置の外
観図である。図3は病床用情報端末装置の表示手段に表
示される初期画面を示す図である。図4は病床用情報端
末装置の表示手段に表示される他の画面を示す図であ
る。図5は本発明に係る病床情報端末システムのシステ
ムアーキテクチャを示す概略構成図である。図6は本発
明に係る病床情報端末システムの初期のソフトウェア構
成及び鋳型化ソフトウェア部品から鋳物ソフトウェア部
品を生成した場合のソフトウェア構成を示す概略図であ
り、(a)は端末装置から医療データサーバへの接続要
求が成されていない場合を示し、(b)は端末装置から
医療データサーバへの接続要求を出した装置が1台の場
合を示し、(c)は端末装置から医療データサーバへの
接続要求を出した端末が2台の場合を示す。図7は集計
処理及び変換処理用の鋳型化ソフトウェア部品の概略構
成図である。図8は集計処理及び変換処理用の鋳型化ソ
フトウェア部品の他の概略構成図である。
【0018】本実施の形態に係る病床情報端末システム
は、図1に示すように、ナースステーションに設置され
る医療データサーバ1と、各患者の病床に設置される病
床用情報端末装置2とから構成される。そして、医療デ
ータサーバ1と各病床用情報端末装置21〜2nとはハ
ブ3を介して接続され、体温計や血圧計等により計測さ
れるバイタルデータ等が医療データサーバ1と各病床用
情報端末装置21〜2nとの間で通信される。
は、図1に示すように、ナースステーションに設置され
る医療データサーバ1と、各患者の病床に設置される病
床用情報端末装置2とから構成される。そして、医療デ
ータサーバ1と各病床用情報端末装置21〜2nとはハ
ブ3を介して接続され、体温計や血圧計等により計測さ
れるバイタルデータ等が医療データサーバ1と各病床用
情報端末装置21〜2nとの間で通信される。
【0019】病床用情報端末装置2は、図2に示すよう
に、各病床に設置される筐体40と、筐体40にその一
端が接続されるアーム41とを有している。筐体40の
表面には、各種操作手段42〜45が設けられている。
アーム41は、複数の屈曲部を有して屈曲及び回動が自
在な支持部材であって、先端部分に表示手段46が設け
られている。
に、各病床に設置される筐体40と、筐体40にその一
端が接続されるアーム41とを有している。筐体40の
表面には、各種操作手段42〜45が設けられている。
アーム41は、複数の屈曲部を有して屈曲及び回動が自
在な支持部材であって、先端部分に表示手段46が設け
られている。
【0020】アーム41で支えられた表示手段46には
図3に示すような初期画面が表示され る。使用者は使
用者識別手段45を用いて、病床用情報端末システムに
使用許可を申請する。使用者識別手段45によりデータ
ベース7への接続が許可された後の画面モード内の1つ
が図4に示したものである。
図3に示すような初期画面が表示され る。使用者は使
用者識別手段45を用いて、病床用情報端末システムに
使用許可を申請する。使用者識別手段45によりデータ
ベース7への接続が許可された後の画面モード内の1つ
が図4に示したものである。
【0021】なお、表示手段46はタッチパネルの機能
を有しており、例えば、表示手段46上に表示される仮
想ボタン51〜56を操作することにより、所望のデー
タを表示手段46上に表示する等が可能になる。すなわ
ち、仮想ボタン51を選択すると、医療データサーバ1
からある患者のバイタルデータが表示手段46上に表示
されるのである。
を有しており、例えば、表示手段46上に表示される仮
想ボタン51〜56を操作することにより、所望のデー
タを表示手段46上に表示する等が可能になる。すなわ
ち、仮想ボタン51を選択すると、医療データサーバ1
からある患者のバイタルデータが表示手段46上に表示
されるのである。
【0022】ここで、本実施の形態の病床用情報端末シ
ステムのシステムアーキテクチャについて図5に基づき
説明する。最下層にデータ層61、その上位の層にデー
タアクセスコントロール層(ビジネスルール層)62、
さらに上位の層にグラフィカルユーザインターフェース
層63を有する3階層のデータベース構造になってい
る。データ層61とデータアクセスコントロール層62
との間はオープンデータベースコネクティビティ64と
いう規格に基づいて連結されている。また、データアク
セスコントロール層62とグラフィカルユーザインター
フェース層63との間はコンポーネントオブジェクトモ
デル65という規格に基づいて連結されている。
ステムのシステムアーキテクチャについて図5に基づき
説明する。最下層にデータ層61、その上位の層にデー
タアクセスコントロール層(ビジネスルール層)62、
さらに上位の層にグラフィカルユーザインターフェース
層63を有する3階層のデータベース構造になってい
る。データ層61とデータアクセスコントロール層62
との間はオープンデータベースコネクティビティ64と
いう規格に基づいて連結されている。また、データアク
セスコントロール層62とグラフィカルユーザインター
フェース層63との間はコンポーネントオブジェクトモ
デル65という規格に基づいて連結されている。
【0023】また、従来のクライアントサーバ型データ
ベースシステムでは、データアクセスコントロール層6
2はクライアント側、すなわち、病床用情報端末装置2
側に存在していたが、本実施の形態の病床情報端末シス
テムでは、医療データサーバ1側に存在するようにして
いる。従って、グラフィカルユーザインターフェース層
63とデータアクセスコントロール層62との間で通信
を行う際は、後述するように、医療データサーバ1内の
鋳物ソフトウェア部品11と病床用情報端末装置2内の
鋳物ソフトウェア部品11との間で通信が行われる事に
なる。さらに、データアクセスコントロール層62には
各種データの集計処理及び変換処理を行う鋳型化ソフト
ウェア部品8が存在し、医療データサーバ1内で常に起
動された状態になっている。
ベースシステムでは、データアクセスコントロール層6
2はクライアント側、すなわち、病床用情報端末装置2
側に存在していたが、本実施の形態の病床情報端末シス
テムでは、医療データサーバ1側に存在するようにして
いる。従って、グラフィカルユーザインターフェース層
63とデータアクセスコントロール層62との間で通信
を行う際は、後述するように、医療データサーバ1内の
鋳物ソフトウェア部品11と病床用情報端末装置2内の
鋳物ソフトウェア部品11との間で通信が行われる事に
なる。さらに、データアクセスコントロール層62には
各種データの集計処理及び変換処理を行う鋳型化ソフト
ウェア部品8が存在し、医療データサーバ1内で常に起
動された状態になっている。
【0024】図6に示すように、医療データサーバ1
は、データベース7と、データベース7に蓄積される患
者のバイタルデータ等に対して集計処理や変換処理を行
う鋳型化ソフトウェア部品8とを有している。なお、医
療データサーバ1の鋳型化ソフトウェア部品8は、病床
用情報端末装置21の表示画面ソフトウェア部品101
からデータベース7への接続要求があった後に起動され
て鋳物ソフトウェア部品111を生成するのではなく、
前述したように、初期状態から常に医療データサーバ1
内で起動しておく。従って、表示画面ソフトウェア部品
101からデータベース7への接続要求があった場合に
は、既に起動されている鋳物ソフトウェア部品111を
実行するだけでよい。また、医療データサーバ1の鋳型
化ソフトウェア部品8は、病床用情報端末装置21の接
続要求に応じて鋳物ソフトウェア部品111を1つ生成
する。つまり、N台の病床用情報端末装置21〜2nの
接続要求に対してNセットの鋳物ソフトウェア部品11
1〜11nを生成するようになっている。
は、データベース7と、データベース7に蓄積される患
者のバイタルデータ等に対して集計処理や変換処理を行
う鋳型化ソフトウェア部品8とを有している。なお、医
療データサーバ1の鋳型化ソフトウェア部品8は、病床
用情報端末装置21の表示画面ソフトウェア部品101
からデータベース7への接続要求があった後に起動され
て鋳物ソフトウェア部品111を生成するのではなく、
前述したように、初期状態から常に医療データサーバ1
内で起動しておく。従って、表示画面ソフトウェア部品
101からデータベース7への接続要求があった場合に
は、既に起動されている鋳物ソフトウェア部品111を
実行するだけでよい。また、医療データサーバ1の鋳型
化ソフトウェア部品8は、病床用情報端末装置21の接
続要求に応じて鋳物ソフトウェア部品111を1つ生成
する。つまり、N台の病床用情報端末装置21〜2nの
接続要求に対してNセットの鋳物ソフトウェア部品11
1〜11nを生成するようになっている。
【0025】これにより、例えば、病床用情報端末装置
21内の画面表示ソフトウェア部品101からデータベ
ース7への接続要求があった場合、ソフトウェア部品8
は鋳物ソフトウェア部品111を生成する。そして、生
成された鋳物ソフトウェア部品111は病床用情報端末
装置21からの接続要求の内容に応じてデータベース7
に対して検索等を行い、さらにデータベース7から取り
出したデータの集計処理及び変換処理を行うのである。
得られた結果は、病床用情報端末装置21の表示画面ソ
フトウェア部品101に渡されることになる。
21内の画面表示ソフトウェア部品101からデータベ
ース7への接続要求があった場合、ソフトウェア部品8
は鋳物ソフトウェア部品111を生成する。そして、生
成された鋳物ソフトウェア部品111は病床用情報端末
装置21からの接続要求の内容に応じてデータベース7
に対して検索等を行い、さらにデータベース7から取り
出したデータの集計処理及び変換処理を行うのである。
得られた結果は、病床用情報端末装置21の表示画面ソ
フトウェア部品101に渡されることになる。
【0026】集計処理及び変換処理を行う鋳型化ソフト
ウェア部品8は、図7に示すような木構造を有してお
り、最上階層に「接続」という名前の鋳型化ソフトウェ
ア部品8aが設けられている。病床用情報端末装置2表
示画面ソフトウェア部品10から医療データサーバ1内
のデータベース7への接続要求があった場合、まず「接
続」鋳型化ソフトウェア部品8aが「接続」鋳物ソフト
ウェア部品11aを生成し、「接続」鋳物ソフトウェア
部品11aにより利用者ID及びパスワードが照合され
る。利用者識別ができた時は下位の階層に位置する残り
の必要となる鋳物ソフトウェア部品11が生成され、利
用者識別ができなかった時は他の鋳物ソフトウェア部品
11は一切生成されないようになっている。鋳物ソフト
ウェア部品11が生成されなかった場合、表示画面ソフ
トウェア部品10には「接続不可」のメッセージが送ら
れるようになっており、これにより表示手段46に「接
続不可」の表示が行われる。
ウェア部品8は、図7に示すような木構造を有してお
り、最上階層に「接続」という名前の鋳型化ソフトウェ
ア部品8aが設けられている。病床用情報端末装置2表
示画面ソフトウェア部品10から医療データサーバ1内
のデータベース7への接続要求があった場合、まず「接
続」鋳型化ソフトウェア部品8aが「接続」鋳物ソフト
ウェア部品11aを生成し、「接続」鋳物ソフトウェア
部品11aにより利用者ID及びパスワードが照合され
る。利用者識別ができた時は下位の階層に位置する残り
の必要となる鋳物ソフトウェア部品11が生成され、利
用者識別ができなかった時は他の鋳物ソフトウェア部品
11は一切生成されないようになっている。鋳物ソフト
ウェア部品11が生成されなかった場合、表示画面ソフ
トウェア部品10には「接続不可」のメッセージが送ら
れるようになっており、これにより表示手段46に「接
続不可」の表示が行われる。
【0027】また、「接続」鋳物ソフトウェア部品8a
において、病床用情報端末装置2の利用者が識別できた
場合、利用者の種別(医者、看護婦、患者)に応じて生
成する鋳物ソフトウェア部品11が選択されるようにな
っている。すなわち、複数の病床用情報端末装置21〜
2nから医療データサーバ1内のデータベース7へ接続
要求があった場合、利用者に応じて鋳型化ソフトウェア
部品8が生成する鋳物ソフトウェア部品11の構造を変
えるようになっている。
において、病床用情報端末装置2の利用者が識別できた
場合、利用者の種別(医者、看護婦、患者)に応じて生
成する鋳物ソフトウェア部品11が選択されるようにな
っている。すなわち、複数の病床用情報端末装置21〜
2nから医療データサーバ1内のデータベース7へ接続
要求があった場合、利用者に応じて鋳型化ソフトウェア
部品8が生成する鋳物ソフトウェア部品11の構造を変
えるようになっている。
【0028】なお、医療データサーバ1内におかれた鋳
型化ソフトウェア部品8のデータが破損した場合、複数
の病床用情報端末装置21〜2nのうち少なくとも1つ
に存在する予備の鋳型化ソフトウェア部品8が自動的に
起動され、複数の病床用情報端末装置21〜2nはこの
予備の鋳型化ソフトウェア部品8を介して医療データサ
ーバ1内のデータベース7と通信するようになってい
る。これにより、不慮の事故が生じたとしても病床情報
端末システムが停止してしまう蓋然性を低減している。
型化ソフトウェア部品8のデータが破損した場合、複数
の病床用情報端末装置21〜2nのうち少なくとも1つ
に存在する予備の鋳型化ソフトウェア部品8が自動的に
起動され、複数の病床用情報端末装置21〜2nはこの
予備の鋳型化ソフトウェア部品8を介して医療データサ
ーバ1内のデータベース7と通信するようになってい
る。これにより、不慮の事故が生じたとしても病床情報
端末システムが停止してしまう蓋然性を低減している。
【0029】次に、本実施の形態に係る病床情報端末シ
ステムの動作について説明する。まず、初期状態では病
床用情報端末装置2の表示手段46には初期画面が表示
されている。使用者がIDカード等を使用者識別手段3
1に近づけると表示手段26にはパスワードを確認する
画面が起動される。IDカードには予め利用者IDが記
憶されているので、パスワード確認画面でパスワードを
端末操作手段46を用いて入力する。
ステムの動作について説明する。まず、初期状態では病
床用情報端末装置2の表示手段46には初期画面が表示
されている。使用者がIDカード等を使用者識別手段3
1に近づけると表示手段26にはパスワードを確認する
画面が起動される。IDカードには予め利用者IDが記
憶されているので、パスワード確認画面でパスワードを
端末操作手段46を用いて入力する。
【0030】医療データサーバ1側では、利用者IDと
パスワードを受け取ると、図8に示す木構造を持った集
計処理及び変換処理を行うための鋳型化ソフトウェア部
品8の最上階層に位置する「Logon」鋳型化ソフトウェ
ア部品80aが「Logon」鋳物ソフトウェア部品110
aを生成する。生成された鋳物ソフトウェア部品110
aはデータベース7に対してデータ照会を行い、その利
用者が登録されているか否か及びパスワードの正否を確
認する。
パスワードを受け取ると、図8に示す木構造を持った集
計処理及び変換処理を行うための鋳型化ソフトウェア部
品8の最上階層に位置する「Logon」鋳型化ソフトウェ
ア部品80aが「Logon」鋳物ソフトウェア部品110
aを生成する。生成された鋳物ソフトウェア部品110
aはデータベース7に対してデータ照会を行い、その利
用者が登録されているか否か及びパスワードの正否を確
認する。
【0031】利用者の識別に成功した場合、鋳型化ソフ
トウェア部品8はその利用者の種別(患者、看護婦、医
師)に応じて鋳物ソフトウェア部品11を生成する。例
えば、利用者が患者の場合、「Patient」鋳型化ソフト
ウェア部品80g以下の階層の鋳型化ソフトウェア部品
8のみが各々の鋳型に応じた鋳物ソフトウェア部品11
を生成する。また、利用者が医者の場合は、全ての鋳型
化ソフトウェア部品8から鋳物ソフトウェア部品11を
生成することが可能になる。なお、鋳物ソフトウェア部
品11を生成した後、ID識別の結果を病床用情報端末
装置2に返す。
トウェア部品8はその利用者の種別(患者、看護婦、医
師)に応じて鋳物ソフトウェア部品11を生成する。例
えば、利用者が患者の場合、「Patient」鋳型化ソフト
ウェア部品80g以下の階層の鋳型化ソフトウェア部品
8のみが各々の鋳型に応じた鋳物ソフトウェア部品11
を生成する。また、利用者が医者の場合は、全ての鋳型
化ソフトウェア部品8から鋳物ソフトウェア部品11を
生成することが可能になる。なお、鋳物ソフトウェア部
品11を生成した後、ID識別の結果を病床用情報端末
装置2に返す。
【0032】成功のID識別結果を受け取った病床用情
報端末装置2では、表示手段46に表示される画面が、
例えば、図4に示すようなものに切り替えられる。そし
て、表示手段46上の仮想ボタン51〜56を操作する
ことにより、操作された仮想ボタン51〜56の種類が
鋳物ソフトウェア部品11に伝わり、鋳物ソフトウェア
部品11の中で、データベース7へのアクセス、データ
ベース7からデータの取得、所得したデータの集計及び
変換、対応する病床用情報端末装置2に対して処理結果
の送付、といった作業が行われるようになっている。
報端末装置2では、表示手段46に表示される画面が、
例えば、図4に示すようなものに切り替えられる。そし
て、表示手段46上の仮想ボタン51〜56を操作する
ことにより、操作された仮想ボタン51〜56の種類が
鋳物ソフトウェア部品11に伝わり、鋳物ソフトウェア
部品11の中で、データベース7へのアクセス、データ
ベース7からデータの取得、所得したデータの集計及び
変換、対応する病床用情報端末装置2に対して処理結果
の送付、といった作業が行われるようになっている。
【0033】また、病床用情報端末装置21〜2nの少
なくとも一つには予備の鋳型化ソフトウェア部品8が存
在し、医療データサーバ1内の鋳型化ソフトウェア部品
8が破損した場合、自動的に予備の鋳型化ソフトウェア
部品8が用いられるようになっている。
なくとも一つには予備の鋳型化ソフトウェア部品8が存
在し、医療データサーバ1内の鋳型化ソフトウェア部品
8が破損した場合、自動的に予備の鋳型化ソフトウェア
部品8が用いられるようになっている。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明にあ
っては、患者に関するデータや看護業務に関するデー
タ、医療業務に関するデータ等を保持するデータベース
を有する医療データサーバと、病床からデータベースに
対してデータの読み出し/書き込み等を行うことができ
る病床用情報端末装置とからなる病床情報端末システム
において、データベースのデータの集計処理及び変換処
理等を全て医療データサーバで行うようにしたので、集
計処理及び変換処理等を行うソフトウェア部品を更新す
る際、医療データサーバ内のソフトウェア部品を変更す
るだけで良く、メンテナンス性に優れるという効果を奏
する。また、病床用情報端末装置に集計処理及び変換処
理等を行うための処理装置を必要とせず、病床用情報端
末装置を安価に製造することができるという効果を奏す
る。
っては、患者に関するデータや看護業務に関するデー
タ、医療業務に関するデータ等を保持するデータベース
を有する医療データサーバと、病床からデータベースに
対してデータの読み出し/書き込み等を行うことができ
る病床用情報端末装置とからなる病床情報端末システム
において、データベースのデータの集計処理及び変換処
理等を全て医療データサーバで行うようにしたので、集
計処理及び変換処理等を行うソフトウェア部品を更新す
る際、医療データサーバ内のソフトウェア部品を変更す
るだけで良く、メンテナンス性に優れるという効果を奏
する。また、病床用情報端末装置に集計処理及び変換処
理等を行うための処理装置を必要とせず、病床用情報端
末装置を安価に製造することができるという効果を奏す
る。
【0035】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の病床用情報端末システムにおいて、集計処理及び
変換処理等を行うソフトウェア部品を鋳型化しておき、
該鋳型化ソフトウェア部品を常に医療データサーバで起
動しておくようにしたので、病床用情報端末装置からデ
ータの処理要求に対して遅延なく対応することができる
という効果を奏する。
記載の病床用情報端末システムにおいて、集計処理及び
変換処理等を行うソフトウェア部品を鋳型化しておき、
該鋳型化ソフトウェア部品を常に医療データサーバで起
動しておくようにしたので、病床用情報端末装置からデ
ータの処理要求に対して遅延なく対応することができる
という効果を奏する。
【0036】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の病床情報端末システムにおいて、病床用情報端末
装置からの医療データサーバに対する接続要求毎に鋳型
化ソフトウェア部品を用いて集計処理及び変換処理等を
行う際に必要となる鋳物ソフトウェア部品を生成するよ
うにしたので、不必要な鋳物ソフトウェア部品が生成さ
れないため医療データサーバ内の記憶装置の容量を節約
することができるとともに、余った容量を他の処理に用
いることができるため、処理速度の向上を図ることがで
きるという効果を奏する。
記載の病床情報端末システムにおいて、病床用情報端末
装置からの医療データサーバに対する接続要求毎に鋳型
化ソフトウェア部品を用いて集計処理及び変換処理等を
行う際に必要となる鋳物ソフトウェア部品を生成するよ
うにしたので、不必要な鋳物ソフトウェア部品が生成さ
れないため医療データサーバ内の記憶装置の容量を節約
することができるとともに、余った容量を他の処理に用
いることができるため、処理速度の向上を図ることがで
きるという効果を奏する。
【0037】請求項4記載の発明にあっては、請求項2
又は請求項3記載の病床情報端末システムにおいて、鋳
型化ソフトウェア部品を木構造になし、上層に位置する
鋳型化ソフトウェア部品により生成された鋳物ソフトウ
ェア部品を用いて利用者の識別を行い、正当な利用者で
ないと判断された場合には、その下層に位置する鋳型化
ソフトウェア部品が利用できないようにしたので、利用
権限のない利用者が病床情報端末システムを不正に利用
することを防止することができるとともに、セキュリテ
ィの設定を分散せずに一括で行えるため、セキュリティ
についての設定が容易に行えるという効果を奏する。
又は請求項3記載の病床情報端末システムにおいて、鋳
型化ソフトウェア部品を木構造になし、上層に位置する
鋳型化ソフトウェア部品により生成された鋳物ソフトウ
ェア部品を用いて利用者の識別を行い、正当な利用者で
ないと判断された場合には、その下層に位置する鋳型化
ソフトウェア部品が利用できないようにしたので、利用
権限のない利用者が病床情報端末システムを不正に利用
することを防止することができるとともに、セキュリテ
ィの設定を分散せずに一括で行えるため、セキュリティ
についての設定が容易に行えるという効果を奏する。
【0038】請求項5記載の発明にあっては、請求項2
乃至請求項4記載の病床情報端末システムにおいて、鋳
型化ソフトウェア部品により生成された鋳物ソフトウェ
ア部品により利用者を識別し、識別された利用者毎に利
用できる鋳型化ソフトウェア部品を決定するようにした
ので、不必要な鋳物ソフトウェア部品が生成されないた
め医療データサーバ内の記憶装置の容量を節約すること
ができるとともに、余った容量を他の処理に用いること
ができるため、処理速度の向上を図ることができるとい
う効果を奏する。
乃至請求項4記載の病床情報端末システムにおいて、鋳
型化ソフトウェア部品により生成された鋳物ソフトウェ
ア部品により利用者を識別し、識別された利用者毎に利
用できる鋳型化ソフトウェア部品を決定するようにした
ので、不必要な鋳物ソフトウェア部品が生成されないた
め医療データサーバ内の記憶装置の容量を節約すること
ができるとともに、余った容量を他の処理に用いること
ができるため、処理速度の向上を図ることができるとい
う効果を奏する。
【0039】請求項6記載の発明にあっては、請求項2
乃至請求項5記載の病床情報端末システムにおいて、医
療データサーバが有する鋳型化ソフトウェア部品を非常
用として少なくとも1つの病床用情報端末装置に有し、
医療データサーバの鋳型化ソフトウェア部品に故障が生
じた際、非常用の鋳型化ソフトウェア部品を使用するよ
うにしたので、医療データサーバの鋳型化ソフトウェア
部品に故障が生じたとしても自動的に非常用の鋳型化ソ
フトウェア部品が起動され、病床情報端末システムの冗
長性を向上することができるという効果を奏する。
乃至請求項5記載の病床情報端末システムにおいて、医
療データサーバが有する鋳型化ソフトウェア部品を非常
用として少なくとも1つの病床用情報端末装置に有し、
医療データサーバの鋳型化ソフトウェア部品に故障が生
じた際、非常用の鋳型化ソフトウェア部品を使用するよ
うにしたので、医療データサーバの鋳型化ソフトウェア
部品に故障が生じたとしても自動的に非常用の鋳型化ソ
フトウェア部品が起動され、病床情報端末システムの冗
長性を向上することができるという効果を奏する。
【図1】本発明に係る病床情報端末システムのブロック
図である。
図である。
【図2】患者の枕元等に設置される病床用情報端末装置
の外観図である。
の外観図である。
【図3】病床用情報端末装置の表示手段に表示される初
期画面を示す図である。
期画面を示す図である。
【図4】病床用情報端末装置の表示手段に表示される他
の画面を示す図である。
の画面を示す図である。
【図5】本発明に係る病床情報端末システムのシステム
アーキテクチャを示す概略構成図である。
アーキテクチャを示す概略構成図である。
【図6】本発明に係る病床情報端末システムの初期のソ
フトウェア構成及び鋳型化ソフトウェア部品から鋳物ソ
フトウェア部品を生成した場合のソフトウェア構成を示
す概略図であり、(a)は端末装置から医療データサー
バへの接続要求が成されていない場合を示し、(b)は
端末装置から医療データサーバへの接続要求を出した装
置が1台の場合を示し、(c)は端末装置から医療デー
タサーバへの接続要求を出した端末が2台の場合を示
す。
フトウェア構成及び鋳型化ソフトウェア部品から鋳物ソ
フトウェア部品を生成した場合のソフトウェア構成を示
す概略図であり、(a)は端末装置から医療データサー
バへの接続要求が成されていない場合を示し、(b)は
端末装置から医療データサーバへの接続要求を出した装
置が1台の場合を示し、(c)は端末装置から医療デー
タサーバへの接続要求を出した端末が2台の場合を示
す。
【図7】集計処理及び変換処理用の鋳型化ソフトウェア
部品の概略構成図である。
部品の概略構成図である。
【図8】集計処理及び変換処理用の鋳型化ソフトウェア
部品の他の概略構成図である。
部品の他の概略構成図である。
1 医療データサーバ 2 病床用情報端末装置 7 データベース 8 鋳型化ソフトウェア部品 11 鋳物ソフトウェア部品
フロントページの続き (72)発明者 橋本 勝 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 喜多山 和也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小山 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西村 治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 患者に関するデータや看護業務に関する
データ、医療業務に関するデータ等を保持するデータベ
ースを有する医療データサーバと、病床からデータベー
スに対してデータの読み出し/書き込み等を行うことが
できる病床用情報端末装置とからなる病床情報端末シス
テムにおいて、データベースのデータの集計処理及び変
換処理等を全て医療データサーバで行うようにしたこと
を特徴とする病床情報端末システム。 - 【請求項2】 集計処理及び変換処理等を行うソフトウ
ェア部品を鋳型化しておき、該鋳型化ソフトウェア部品
を常に医療データサーバで起動しておくようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の病床用情報端末システム。 - 【請求項3】 病床用情報端末装置からの医療データサ
ーバに対する接続要求毎に鋳型化ソフトウェア部品を用
いて集計処理及び変換処理等を行う際に必要となる鋳物
ソフトウェア部品を生成するようにしたことを特徴とす
る請求項2記載の病床情報端末システム。 - 【請求項4】 鋳型化ソフトウェア部品を木構造にな
し、上層に位置する鋳型化ソフトウェア部品により生成
された鋳物ソフトウェア部品を用いて利用者の識別を行
い、正当な利用者でないと判断された場合には、その下
層に位置する鋳型化ソフトウェア部品が利用できないよ
うにしたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の
病床情報端末システム。 - 【請求項5】 鋳型化ソフトウェア部品により生成され
た鋳物ソフトウェア部品により利用者を識別し、識別さ
れた利用者毎に利用できる鋳型化ソフトウェア部品を決
定するようにしたことを特徴とする請求項2乃至請求項
4記載の病床情報端末システム。 - 【請求項6】 医療データサーバが有する鋳型化ソフト
ウェア部品を非常用として少なくとも1つの病床用情報
端末装置に有し、医療データサーバの鋳型化ソフトウェ
ア部品に故障が生じた際、非常用の鋳型化ソフトウェア
部品を使用するようにしたことを特徴とする請求項2乃
至請求項5記載の病床情報端末システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7610098A JPH11272780A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 病床情報端末システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7610098A JPH11272780A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 病床情報端末システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11272780A true JPH11272780A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13595465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7610098A Pending JPH11272780A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 病床情報端末システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11272780A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001282933A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-12 | Fujitsu Ltd | ベッドサイド情報システム |
JP2001325360A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Higashi Nihon Medicom Kk | 電子薬歴管理システム |
JP2003527186A (ja) * | 2000-03-17 | 2003-09-16 | メドトロニック・インコーポレーテッド | 患者管理システム用の心不全モニタのクイックルック概要 |
AU771822B2 (en) * | 2001-03-21 | 2004-04-01 | Fair Go Mate Pty Ltd | A monitoring system |
JP2004519020A (ja) * | 2000-05-18 | 2004-06-24 | アラリス メディカル システムズ,インコーポレイテッド | 分散遠隔アセットと薬物管理薬品投与システム |
JP2013061923A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | E Doktor:Kk | 携帯端末による入力及び認証支援システム |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7610098A patent/JPH11272780A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003527186A (ja) * | 2000-03-17 | 2003-09-16 | メドトロニック・インコーポレーテッド | 患者管理システム用の心不全モニタのクイックルック概要 |
JP2001282933A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-12 | Fujitsu Ltd | ベッドサイド情報システム |
JP2001325360A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Higashi Nihon Medicom Kk | 電子薬歴管理システム |
JP2004519020A (ja) * | 2000-05-18 | 2004-06-24 | アラリス メディカル システムズ,インコーポレイテッド | 分散遠隔アセットと薬物管理薬品投与システム |
JP4558142B2 (ja) * | 2000-05-18 | 2010-10-06 | 東日本メディコム株式会社 | 電子薬歴管理システム |
AU771822B2 (en) * | 2001-03-21 | 2004-04-01 | Fair Go Mate Pty Ltd | A monitoring system |
JP2013061923A (ja) * | 2011-09-13 | 2013-04-04 | E Doktor:Kk | 携帯端末による入力及び認証支援システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4605252B2 (ja) | 医療情報アクセス制御装置および医療情報アクセス制御プログラム | |
JP5967408B2 (ja) | 情報取得端末装置および情報取得方法、並びにプログラム | |
JP5525161B2 (ja) | 携帯機器または携帯端末へ医療データを安全に転送する方法 | |
WO2004025530A1 (ja) | 医療情報管理システム | |
US20090204433A1 (en) | Method for writing medical prescriptions, storing, and accessing patient medical records with improved portability and improved patient data security using a USB dongle device | |
JPH10312430A (ja) | 医療情報処理システム | |
JPS62269534A (ja) | 情報システム | |
WO2002059770A1 (en) | Computer oriented record administration system | |
JP2018018470A (ja) | 健康医療介護連携システム携帯端末装置用のプログラム、健康医療介護連携システムおよび健康医療介護連携システム統合基盤 | |
JPH11272780A (ja) | 病床情報端末システム | |
US20170024520A1 (en) | Methods, platform and system for collecting and managing vital data of patients for healthcare establishments | |
JP2005025674A (ja) | 情報処理システム及び情報処理方法、並びにコンピュータ上で動作する情報処理プログラム | |
JPH1049608A (ja) | 地域医療情報システム | |
JPH1021301A (ja) | 地域保健医療情報システム及びこれに用いる可搬型記憶媒体 | |
JP4986382B2 (ja) | 固有情報記録装置を用いたデータ検出システム | |
EP2390809A1 (en) | System and method for managing health data | |
JP2006048670A (ja) | 医療情報処理システム、医療情報処理用記憶媒体および医療情報処理用読取装置 | |
JP2006323468A (ja) | 旅行中のヘルスケアサポートシステム | |
JP5181693B2 (ja) | 診療情報表示プログラムおよび診療情報表示装置 | |
JP4157746B2 (ja) | 投薬指示間違い防止プログラム及び投薬指示間違い防止装置 | |
CN112768020A (zh) | 一种基于云平台的电子病历系统 | |
JPH06259454A (ja) | 医療総合情報システム | |
JP6202152B2 (ja) | 情報取得端末装置および方法、情報管理装置および方法、並びにプログラム | |
JP2003070851A (ja) | 治療管理方法及び治療管理システム | |
JPH1044659A (ja) | 電子カード |