JPH11271623A - 顕微鏡用オートフォーカス装置 - Google Patents

顕微鏡用オートフォーカス装置

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JPH11271623A
JPH11271623A JP7084598A JP7084598A JPH11271623A JP H11271623 A JPH11271623 A JP H11271623A JP 7084598 A JP7084598 A JP 7084598A JP 7084598 A JP7084598 A JP 7084598A JP H11271623 A JPH11271623 A JP H11271623A
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JP
Japan
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stage
focus
objective lens
signal
sample
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Withdrawn
Application number
JP7084598A
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English (en)
Inventor
Hideaki Endo
英明 遠藤
Atsuhiro Tsuchiya
敦宏 土屋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来装置による合焦は、光学系に変倍機能が必
要であり、コストアップや大型化及び複雑な調整が必要
になり信頼度を損なう。センサのサンプリングピッチを
変化させてもセンサの物理的な限界により、極低倍設定
では、高倍時の有効な画像検出範囲に極端な制限を受
け、安定したAF動作を得られない。 【解決手段】本発明は、極低倍を含む任意の倍率に切換
可能な対物レンズ7と、標本を積載し3次元的に移動可
能なスキャニングステージ1とを備える顕微鏡に搭載さ
れ、極低倍の対物レンズが装填され標本に合焦できなか
った際に、標本の観察箇所をステージ平面の座標として
記憶させ、スキャニングステージ1を任意範囲内でステ
ージ駆動部14,15で移動させて所定の閾値以上の光
束のレベルが得られた位置で合焦させた後、観察箇所に
復帰させる顕微鏡用オートフォーカス装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡に搭載さ
れ、観察する際の標本や試料へのピント位置調整(合
焦)を自動的に行う自動焦点調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、顕微鏡には、オートフォーカス
(以下、AFと称する)機能、標本を積載するステージ
の上下方向、または平面(X,Y軸)方向への移動、調
光、対物レンズ切り換え機能の他、自動化されている構
成部位が多く搭載されている。
【0003】これらの技術の中でも、観察する際の試料
への焦点検出に関する技術は、多方面に渡り提案されて
おり、前述した電動ステージ(以下、スキャニングステ
ージと称する)と組み合わされたAF装置は、最近の医
療分野におけるテレパソロジー等の遠隔操作による顕微
鏡観察、及びこれに基づいた診断には欠かせないものと
なっている。
【0004】また最近では、顕微鏡に装着する対物レン
ズにおいて、極低倍へのニーズが高まっており、これに
伴って光路差方式のAFの装置においても、1倍以下の
ような極低倍から100倍以上の高倍率の対物レンズま
でに幅広く対応する性能が要求されている。
【0005】顕微鏡の焦点検出装置として、例えば光路
差方式を用いたAF装置は、標本の予定結像面に対して
均等な距離に配置した2つの画像センサにより検出され
たコントラスト信号に基づいて、自動合焦検出動作を行
うものであり、これまでに種々の提案や改善が成されて
いる。
【0006】この光路差方式AF装置では、標本のコン
トラスト検出手段として、CCD等の画像センサを採用
しているが、極低倍の対物レンズを用いた場合に、標本
の形状や分布が超微細になる場合が多くなり、CCD等
の画像センサの分解能を越えてしまい、結果として低コ
ントラストと判断されて、AF動作が不可能、あるいは
AF精度の低下につながる、という問題を抱えている。
【0007】つまり、標本自体にはコントラストがある
にも関わらず、AF動作によるピント調整ができないと
いった事態になる。この問題を解決するものとして、特
開昭63−24209号公報では、対物レンズ倍率の変
更に伴い、センサに投影される標本の画像の倍率を変更
可能な光学素子を光路中に設け、対物レンズの変更と同
時に、これを駆動して、標本の画像倍率をセンサの分解
能以上にすることで上記問題を解決している。
【0008】また、この公報において、画像センサのサ
ンプリングピッチ、すなわち画素サイズを可変にするこ
とで、上記問題を解決する方法も提案されている。すな
わち、センサへの投影倍率を低倍対物レンズ時の標本に
合わせておき、高倍対物レンズ使用時には、センサの画
素サイズを電気的に広げることで、上記問題を回避可能
としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開昭63−
24209号公報に記載される技術においては、以下の
問題が生じる。第1に、変倍機能を持つ光学系を付加し
なければならないため、装置全体のコストアップ、大型
化を招くだけでなく、光学系の複雑な調整が必要とな
り、結果として装置の信頼度を著しく低下させてしま
う。
【0010】第2に、センサのサンプリングピッチを変
化させても、センサの物理的大きさには限界があり、例
えば極低倍の対物レンズ用に設定すると、高倍では有効
な画像検出範囲の極端な制限を受け、結果として全ての
倍率に対して、安定したAF動作を確保することは不可
能である。
【0011】遠隔操作が可能な顕微鏡はその必要性が近
年増加しているが、スキャニングステージやAF装置
等、全て自動化される為、そのコストアップは否めな
い。従って全体的なコストの低減を考えた場合、当然A
F装置単体においてもコストパフォーマンスが優れてい
なければならない。
【0012】これらの問題点を鑑みると、特開昭63−
24209号公報に記載の方法では、前述した問題が新
たな発生するため、AF装置全体のコストアップを招
き、且つ対物レンズ倍率への対応性は不十分であるとい
える。
【0013】そこで本発明は、装置全体の大型化やコス
トアップを防止しつつ、極低倍から高倍までの対物レン
ズに対しても高い合焦精度を実現して、さらに信頼性の
高い顕微鏡用オートフォーカス装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、任意の倍率に切換可能な対物レンズと、標
本を積載し3次元的に移動可能なステージと、前記標本
の光像を形成するための光学系と、この光学像を観察若
しくは撮影するための観察手段とを備える顕微鏡に搭載
され、前記光学系が照射した前記光像を含む光束に光路
差を設けて受光して光電変換し、光電変換された信号に
基づき、前記ステージに移動をさせ、前記標本に前記対
物レンズを合焦させる合焦手段と、前記ステージ上の観
察位置を平面の座標として記憶するステージ位置記憶手
段と、極低倍の前記対物レンズが装填され前記標本に合
焦できなかった際に、前記ステージ位置記憶手段に前記
標本の観察箇所を座標として記憶させ、前記ステージを
任意範囲内で移動させて予め設定された閾値以上の前記
光束のレベルが得られた位置で前記合焦手段により合焦
させた後、前記ステージを前記観察箇所に平面移動させ
て復帰させる制御手段とを備えた顕微鏡用オートフォー
カス装置を提供する。
【0015】以上のような構成の顕微鏡用オートフォー
カス装置は、極低倍の対物レンズを使用している場合、
ステージを所定範囲内で移動させながら合焦検出を行
い、ある閾値以上のコントラスト信号が得られる位置に
おいてAF動作を行い、合焦した後、再び元の位置にス
テージを移動させる様な制御が行なわれて、AF動作を
行いたい標本の箇所が低コントラスト、若しくはコント
ラストはあるが標本の形状が微細でセンサが検出できな
い様な箇所においても、別の箇所でAF動作をかけ、極
低倍故の焦点深度の深さによって保証されたAF精度を
確保しつつ元の箇所に戻すことを可能としたため、1倍
以下の対物レンズ使用時にも、安定したAF動作が行わ
れる。
【0016】また、極低倍以外の対物レンズ装着時には
通常の光路差、若しくは極低倍の対物レンズにおけるA
F開始時に、AF動作を行いたい標本の箇所がセンサか
ら見て十分なコントラストを持っていると判断された場
合、ステージの移動は行わず、即その位置でピントを合
わせる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
る第1の実施形態に係る顕微鏡用オートフォーカス(A
F)装置の構成例を示し説明する。
【0018】このAF装置は、3次元方向に移動可能な
スキャニングステージ1と、スキャニングステージ1に
積載した被写体Sを照明するための光源2と、光源2か
らの照明光を観察に好適するように処理するNDフィル
タ3、視野絞り4、ミラー5及びコンデンサ6と、被写
体Sを通過若しくは反射した光束が入射する対物レンズ
7と、分岐した対物レンズ7からの光束の一部を肉眼に
より観察するための接眼レンズ8と、その他の光束から
AF動作状態を検出するための被写体像信号(コントラ
スト信号)を生成するオートフォーカスセンサヘッド9
と、前記コントラスト信号による合焦判定及びこの判定
に基づく各構成部位の動作制御を行うCPU13と、C
PU13の制御によりスキャニングステージ1を3次元
的に移動するステージ駆動装置(Z)14及びステージ
駆動装置(X,Y)15と、ユーザーが操作により、各
種設定や現在光路に挿入されている対物レンズの種類等
をCPU13に指示する外部コントローラ16とで構成
される。
【0019】また前記オートフォーカスセンサヘッド9
は、入射した光束を結像する結像レンズ10と、結像さ
れた光束を2つの光路に分岐する光路差プリズム11
と、それぞれの光路の光束を光電変換し、被写体の合焦
状態を検出するための2つのコントラスト信号を生成す
るイメージセンサ12とで構成される。
【0020】このように構成されたAF装置において、
CPU13からの制御信号に基づき、被写体Sを積載し
たスキャニングステージ1は、ステージ駆動装置(Z)
14により上下(Z軸)方向、及びステージ駆動装置
(X,Y)15により平面(X,Y軸)方向の3次元方
向に移動可能に構成されている。観察の際には、光源2
による照明光(光束)が 減光のためのNDフィルタ3
と視野絞り4、ミラー5、及びコンデンサ6を介してス
テージ上の標本となる被写体Sに入射する。
【0021】この被写体Sを通過若しくは反射した光束
は、対物レンズ7を通過して、その一部が接眼レンズ8
へ導かれ、その他の光束は、オートフォーカスセンサヘ
ッド9に入射する。オートフォーカスセンサヘッド9に
入射した光束は、結像レンズ10及び光路差プリズム1
1を経て、光路差を持つ2つの光束として生成され、イ
メージセンサ12上に照射される。
【0022】前記イメージセンサ12では、これらの2
つの光束を光電変換して、2つのコントラスト信号(こ
こでは、Aコントラスト信号、Bコントラスト信号と称
する)を出力する。これらのコントラスト信号は、図示
しないアナログ処理回路を経て、A/D変換され、CP
U13に入力される。
【0023】そして、CPU13は、イメージセンサ1
2からのA,Bコントラスト信号に基づき後述するよう
な合焦判定を行い、その判定結果に応じて、被写体Sを
合焦位置へと移動させるためのスキャニングステージ1
の移動量及び方向を算出し、ステージ駆動装置14,1
5に駆動制御信号を送出する。
【0024】ここで、ステージ駆動装置(Z)14は、
CPU13からの駆動制御信号に基づいてスキャンニン
グステージ1を上下させ、合焦調節を行う。またステー
ジ駆動装置(X,Y)15は、CPU13からの駆動制
御信号に基づいて、スキャンニングステージ1を平面内
で自由に移動させる。
【0025】次に図2(a)には、イメージセンサ12
で検出されたA,Bコントラスト信号の特性を示す。図
中、縦軸にはコントラストのレベル、横軸にはスキャン
ニングステージ1の上下方向に対する変位を示してい
る。
【0026】前記イメージセンサ12は、前記A,Bコ
ントラスト信号の交差する中心位置Oがピント位置(合
焦位置)となるよう、光学的に調整されている。そして
CPU13では、前記A,Bコントラスト信号から、
(B−A/A+B)の評価式に基づき、図2(b)に示
される様なAF特性信号を算出する。図中、縦軸は前記
評価式によって正規化された、AF特性信号のレベル
(Max=1、Min=−1)であり、横軸は、図2
(a)と同様に、スキャンニングステージ1の上下方向
に対する変位を示している。また図2(a)、(b)の
横軸は同一のスケールである。
【0027】前記CPU13は、図2(b)に示したA
F特性信号レベルの符号から、ピント位置へ移動させる
スキャンニングステージ1の方向、またそのレベルから
現在の合焦状態を検出し、スキャンニングステージ1の
移動速度や合焦判定等、これに対応した種々の動作を行
うことでAF動作による合焦を可能にしている。
【0028】次に図3に示すフローチャートを参照し
て、本実施形態のAF装置によるAF動作について詳し
く説明する。まず、ユーザーの操作により外部コントロ
ーラ16からCPU13へAF動作開始を示唆する信号
が送信される(ステップS1)。この信号によりCPU
13は、予め設定されるAF動作を行うステージ1上下
方向の範囲(AFゾーンと称する)内に、スキャンニン
グステージ1があるか否か判断し(ステップS2)、A
Fゾーン範囲外にスキャンニングステージ1があった場
合は(NO)、ステージ駆動装置(Z)14を駆動させ
てスキャニングステージ1をその範囲内の所定位置まで
移動させる(ステップS3)。
【0029】次に、CPU13は、外部コントローラ1
6による設定状態から現在光路中に挿入されている対物
レンズの倍率を検出し、極低倍の対物レンズか否かを判
定する(ステップS4)。
【0030】この判定で、現在の対物レンズが0.5倍
等の極低倍の対物レンズではなかった場合(NO)、通
常の光路差方式のAF動作を行う。すなわち、前記A,
Bコントラスト信号を検出し(ステップS5)、前記評
価式にて、AF特性信号のレベルを算出し(ステップS
6)、この値が各対物レンズの焦点深度等の特性によっ
て予め設定された、合焦と見なせるステージZ軸範囲に
相当するAF特性信号レベルと所定レベルαとを比較し
て(ステップS7)、AF特性信号レベルが閾値となる
所定レベルα以上と判定された場合(NO)、前記信号
の符号やレベルに応じた移動方向、移動スピードでスキ
ャニングステージ1を駆動しながら、AF動作を繰り返
し行う(ステップS8,S9)。
【0031】そして前記AF特性信号のレベルが所定レ
ベルα未満となった時点で(YES)、CPU13はこ
の時のステージ上下方向の位置を合焦位置と見なし、A
F動作が終了する。
【0032】また前記ステップS4の判定において、現
在光路中に挿入されている対物レンズが極低倍であると
判定した場合(YES)、CPU13は現在のスキャニ
ングステージ1の位置として、光軸に垂直な平面内での
X,Y座標をステージ駆動装置(X,Y)15を介して
検出し、図示しないCPU13内部のメモリに記憶する
(ステップS10)。
【0033】次に、CPU13は、ステージ駆動装置
(X,Y)15に駆動制御信号を与え、スキャニングス
テージ1を所定の範囲内で平面移動させながら(ステッ
プS11)、前記A,Bコントラスト信号を検出する
(ステップS12)。
【0034】この時、前記A,Bコントラスト信号に基
づくコントラストレベルの片方、若しくは両方のコント
ラストレベルの和分が閾値となる所定レベルβ以上か否
か判定し(ステップS13)、コントラストレベルの和
分が所定レベルβ以上となるステージ位置を検索する。
【0035】この判定において、コントラストレベルが
所定レベルβ以上となった場合に(YES)、CPU1
3は、その座標位置でスキャニングステージ1の平面移
動を停止して、通常のAF動作と同様に、コントラスト
信号からAF特性信号レベルを算出し(ステップS1
4)、算出されたレベルと対物レンズ毎に設定されてい
る前記所定レベルαとを比較する(ステップS15)。
【0036】この比較で算出されたレベルが前記所定レ
ベルα以上であった場合には(NO)、ステージ駆動装
置(Z)14を使用してスキャニングステージ1を上下
方向に駆動させながらAF動作を行い(ステップS1
6,S17)、ステップS12に戻りコントラスト信号
を再度、検出する。
【0037】そして、極低倍以外のAF動作と同様に、
前記AF特性信号のレベルが前記所定レベルα未満とな
った場合に(YES)、CPU13は、この時のステー
ジ上下方向の位置を合焦位置と見なす。
【0038】さらに、最初に記憶していた光軸に垂直な
平面内でのX,Y座標に基づき、スキャニングステージ
1をAF開始時の位置に復帰させた後(ステップS1
8)、AF動作を終了する。
【0039】次に前述した極低倍の対物レンズにおける
コントラスト特性信号、及びAF特性信号について、図
4に示す特性図を参照して説明する。図4(a)は、図
2(a)と同様にA,Bコントラスト信号のコントラス
ト特性を示すもので、図中、a:高倍対物レンズ装着
時、b:低倍倍率レンズ装着時、c:極低倍対物レンズ
装着時のそれぞれの特性を示している。図4(b)は前
記評価式に基づく、AF特性信号を示している。それぞ
れの信号線は図4(a)と同様である。また図4
(a)、(b)の縦軸は信号電圧(V)を示し、横軸は
同一のスケールで距離を示している。
【0040】図4に示されるように、使用する対物レン
ズの倍率が低くなる程、図4(a)のコントラスト特性
におけるA,Bコントラスト信号のそれぞれのピーク値
に相当するステージZ方向の範囲は広くなる。
【0041】つまり、高倍、低倍、極低倍の各対物レン
ズを装着した場合、センサからみて十分なコントラスト
が確保されているものとして、AF動作を行えて合焦判
定が可能である範囲(合焦判定範囲と呼ぶ)は、図中に
示すとおり、極低倍では非常に広範囲となっている。
【0042】言い換えれば、極低倍の対物レンズ装着時
においては、本来の合焦位置から非常に離れていて、他
の高い倍率の対物レンズでは画像成分に相当するコント
ラストが検出されないステージ位置(大ぼけ位置)であ
っても、極低倍であれば十分合焦判定を行うことが可能
である。
【0043】従って、前述したAFゾーンを極低倍の合
焦判定範囲(図4中のAで示す範囲)以内とすれば、本
実施形態のシーケンスの様に、最初にスキャニングステ
ージ1をAFゾーン以内に移動させることで、極低倍対
物レンズの場合、ピントは合っていなくても、コントラ
ストが検出されることになる。
【0044】すなわち、適正に設定したAFゾーンの最
下端、若しくは最上端において、スキャニングステージ
1で所定範囲に対してスキャン動作を行えば、例えば標
本のエッヂやスライドガラス、カバーガラスの端面等の
十分なコントラストを持つ場所を検出することができ、
これにピントを合わせる。
【0045】この後、元の標本位置にスキャンニングス
テージ1を戻しても、極低倍では、焦点深度が非常に深
いため、標本の厚みやカバーガラスの厚み等、多少の段
差による標本のピントズレは、光学的な分解能以下であ
るため、影響を受けない。
【0046】本実施形態では、以上の様な構成をとるこ
とにより、0.5倍などの極低倍の対物レンズに対す
る、画像センサの分解能に起因するAF不能、誤動作を
回避し、且つ特別な光学系を付加することなく、低コス
トで精度の高い、しかも極低倍から高倍率の対物レンズ
まで、安定した精度を確保したAF動作が可能となる。
【0047】次に、本発明による第2実施形態に係る顕
微鏡用オートフォーカス装置について説明する。本実施
形態の構成は、前述した第1の実施形態の構成と同等で
あるが作用が異なっている。ここでの本実施形態の構成
部位には第1の構成部位と同じ参照符号を付して、詳細
な説明は省略する。
【0048】図5に示すフローチャートを参照して、本
実施形態における極低倍対物レンズ装着時のAF動作に
ついて説明する。まず、ユーザーの操作により、外部コ
ントローラ16からCPU13へAF動作開始を示唆す
る信号が送信される(ステップS21)。この信号によ
りCPU13は、図3のステップS2と同様に、AFゾ
ーン内にスキャンニングステージ1があるか否か判定し
(ステップS22)、AFゾーン範囲外にスキャンニン
グステージ1がある場合には(NO)、ステージ駆動装
置(Z)14を駆動してスキャニングステージ1をAF
ゾーン範囲内の所定位置に移動させる(ステップS2
3)。
【0049】次に、CPU13において、フラグ(FL
G)に「0」を設定し(ステップS24)、外部コント
ローラ16の設定状態から現在光路中に挿入されている
対物レンズの倍率を検知して、極低倍の対物レンズか否
かを判定する(ステップS25)。
【0050】この判定で、挿入されている対物レンズ
が、0.5倍等の極低倍の対物レンズではなかった場合
(NO)、通常の光路差方式のAF動作を行い(ステッ
プS26)、合焦位置にスキャニングステージ1を移動
させ、AF動作を終了させる(ステップS27)。そし
て、FLGが「2」か否か判定し(ステップS28)、
「2」が設定されていたならば(YES)、最初に記憶
していた光軸に垂直な平面内でのX,Y座標に基づき、
スキャニングステージ1をAF開始時の位置に復帰させ
て(ステップS29)、若しくはFLGが「2」でなけ
れば(NO)、一連の動作を終了する。
【0051】前記ステップS25の判定において、現在
光路中に挿入されている対物レンズが極低倍であった場
合(YES)、FGLに「1」を立てた後(ステップS
30)、CPU13は、イメージセンサ12で現在のス
テージ位置におけるA,Bコントラスト信号を検出して
各コントラストレベルを求め(ステップS31)、前記
コントラストレベルの片方、あるいは両方のコントラス
トレベルの和分が所定レベルβ以上であるか否かを判定
する(ステップS32)。
【0052】この判定で前記コントラストレベルが所定
レベルβ以上であれば(YES)、前記ステップS26
に移行して、通常のシーケンスによるAF動作を行う。
しかし、この判定で前記コントラストレベルが所定レベ
ルβ未満であれば(NO)、FLGに「1」が設定され
ているか否か判定し(ステップS33)、「1」であれ
ば(YES)、CPU13は、現在のスキャニングステ
ージ1の光軸に垂直な平面内でのX,Y座標をステージ
駆動装置(X,Y)15を介して検出し、図示しないC
PU13内部のメモリに記憶する(ステップS34)。
その後、FLGに「2」を立てて(ステップS35)、
ステージ駆動装置(X,Y)15に駆動制御信号を与
え、スキャニングステージ1を所定の範囲内で平面移動
させる(ステップS36)。そして前記ステップS31
に戻り、平面移動させながら、前記A、B両信号のコン
トラストを再度検出する。また、ステップS33の判定
で、FLGが「1」でなければ(NO)、そのままステ
ップS36に移行する。
【0053】以上のように本実施形態によれば、極低倍
の対物レンズが使用されている場合でも、最初の標本位
置でAF動作を行うため、十分なコントラストが検出さ
れてれば、極低倍用の特別な処理を行うことなく標本に
ピントを合わせることができ、ステージ位置の記憶や移
動等にかかる時間が短縮化され、標本の持つコントラス
トによってフレキシブルに対応でき、高速、且つ高精度
のAF動作を行うことが実現できる。
【0054】次に、本発明による第3実施形態に係る顕
微鏡用オートフォーカス装置について説明する。本実施
形態における顕微鏡システムの構成は、図1に示した第
1の実施形態と同様であり、作用が異なっているため、
本実施形態の構成部位には同じ参照符号を付して、ここ
での説明は省略する。
【0055】図6に示すフローチャートを参照して、本
実施形態における極低倍対物レンズ装着時のAF動作に
ついて説明する。まず、極低倍以外の対物レンズが選択
されており、すでにAF動作が終了し、ピントが合って
いる状態、もしくは前記条件において常にAF制御(追
従型AF)が行われている場合を想定する(ステップS
41)。
【0056】このAF制御状態において、ユーザーの操
作により、外部コントローラ16からCPU13へ極低
倍の対物レンズの選択が指示されると(ステップS4
2)、CPU13は、AF動作が追従モード中であるか
否かを判定し(ステップS43)、追従モード中であれ
ば(YES)、AF動作が追従モード中であることを記
憶した後(ステップS44)、そのAF動作を停止させ
る(ステップS45)。
【0057】その後、CPU13は、図示しないメモリ
に予め記憶されている極低倍対物レンズと切り換え以前
の対物レンズとの光学的、若しくは機械的な同焦補正の
データを読み出す(ステップS46)。またステップS
43において、追従モードでなかった場合も(NO)、
ステップS46に移行し、補正データを読み出す。
【0058】そして読み出された補正データに基づい
て、ステージ駆動装置(Z)14を駆動して、スキャニ
ングステージ1を所定のZ軸方向位置まで移動させる
(ステップS47)。
【0059】ここで、極低倍対物レンズの選択以前にピ
ントが合っていた場合、極低倍であるため非常に深い焦
点深度であり、前記対物レンズ間の同焦補正に基づくス
テージ移動を行っただけで、極低倍対物レンズ選択後の
標本のピントは光学的な分解能以下の誤差となり、再度
AF動作を行う必要はない。
【0060】従って、本実施形態では、これまでのAF
動作で、極低倍対物レンズにおけるピント合わせを終了
する(ステップS48)。この後、極低倍以外の対物レ
ンズが選択された場合、以前に追従モードであった場合
には、記憶されている種々のデータを元にAF動作を再
開する。
【0061】従って本実施形態においては、極低倍以外
の対物レンズですでにピントが合っている状態から極低
倍対物レンズが選択された場合、AF動作を行わず、対
物レンズ間の同焦補正のみを行うことにより、極低倍に
おいても十分な精度でピント合わせを可能にしているた
め、AF動作にかかる時間を短縮することがなくすこと
が可能となる。
【0062】さらに、対物レンズが極低倍以外に切り替
わった場合においては、以前に記憶しているモードに基
づいて追従型AF動作を再開させるため、頻繁な対物レ
ンズ切り換えに伴うAF動作についても、安定した合焦
精度を確保し、且つ時間的に無駄のないAF動作を可能
にしている。
【0063】以上説明した本発明の顕微鏡用オートフォ
ーカス装置によれば、スキャニングステージと組み合わ
せることにより、0.5倍などの極低倍の対物レンズに
対する、画像センサの分解能に起因するAF不能、誤動
作を回避し、且つ特別な光学系を付加することなく、低
コストで精度の高い、しかも極低倍から高倍率の対物レ
ンズまで、安定した精度を確保したAF動作が可能とな
る。
【0064】また、極低倍の対物レンズが使用されてい
る場合でも、最初の標本位置でAF動作を行うために十
分なコントラストが検出されている場合は、極低倍用の
特別な処理を行うことなく標本にピントを合わせること
ができるため、ステージ位置の記憶や移動等に費やされ
る時間を省略でき、標本の持つコントラストによってフ
レキシブルに対応できる高速なAF動作を行うことが可
能となる。
【0065】さらに、極低倍以外の対物レンズですでに
ピントが合っている状態から極低倍対物レンズが選択さ
れた場合、AF動作を行わず、対物レンズ間の同焦補正
のみを行うことでAFに費やす時間をなくし、対物レン
ズが極低倍以外に切り替わった場合、以前に記憶してい
るモードに基づいて追従型AFを再開させるため、頻繁
な対物レンズ切り換えに伴うAF動作についても、安定
した合焦精度を確保し、且つ時間的にロスのないAF動
作を可能にして、頻繁な対物レンズ変換にも柔軟に対応
した汎用性の高いAF装置を実現する。
【0066】尚、説明したいずれの実施形態において
も、その趣旨を逸脱しない限り、種々の変形は勿論可能
である。例えば、焦準手段としての標本と対物レンズ間
の距離の調節は、ステージ移動によって説明したが、逆
に対物レンズを装着するレボルバーを上下駆動する方式
等に変更しても、全く同様の効果が得られる。
【0067】また、同様に標本の観察位置を選択する視
野選択手段としても、各実施形態では、ステージを光軸
に直交する平面内で移動させる方式として説明している
が、ステージは固定で、対物レンズを光軸に直交する平
面内で移動する方式、またはステージ及び対物レンズを
前記平面内で交差する方向にそれぞれ直線または円弧状
等に一軸移動させる方式を採用することもできる。ま
た、対物レンズ情報やAF動作状態等の情報は、外部入
力手段から得られるよう記述されているが、例えばレボ
ルバー付近に、対物レンズ種類の検出手段を設け、前記
検出手段からの情報に基づいて種々の制御を行っても、
本発明の効果に変わりはない。
【0068】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。 (1) 複数の切り換え可能な対物レンズと、被写体と
する標本を積載するステージと、前記ステージを光軸に
垂直な平面内で移動させるステージ移動手段と、前記対
物レンズを介して被写体像を結像させる結像光学系と、
前記結像光学系を介して被写体からの光像を受ける撮像
手段と、前記撮像手段からの被写体情報より被写体の合
焦度を演算する演算手段と、前記演算手段からの被写体
合焦度を出力する合焦度出力手段と、前記対物レンズま
たは前記ステージの少なくとも一方を駆動する駆動手段
と、対物レンズ情報、あるいはオートフォーカス動作状
態等の情報を検出する検出手段と、前記合焦度出力手段
からの合焦度信号により前記駆動手段を動作させ、被写
体を合焦へ導く顕微鏡用オートフォーカス装置におい
て、前記オートフォーカス装置は、前記ステージの前記
平面内での座標を記憶するステージ座標記憶手段と、前
記ステージ移動手段によりステージを前記平面内で移動
させながら、前記合焦度出力手段からの合焦度信号を検
出し、前記合焦度信号が所定値以上であることを検出し
た時点で前記ステージ移動手段の動作を停止させる合焦
度信号サーチ手段と、前記合焦度信号サーチ手段からの
信号を受けて前記駆動手段を動作させ、現在のステージ
位置における被写体の合焦位置を検出する合焦位置検出
手段と、前記合焦位置検出手段からの合焦判定信号を受
けて、前記ステージ座標記憶手段において記憶されたス
テージ位置にステージを復帰させるステージ復帰手段と
を備え、 さらに、前記対物レンズ情報に基づいて、前
記ステージ座標記憶手段、前記合焦度信号サーチ手段、
前記合焦位置検出手段、及び前記ステージ復帰手段を動
作させるか否かを判定するAFモード判定手段と、を具
備したことを特徴とする顕微鏡用オートフォーカス装
置。
【0069】(2)前記AFモード判定手段は、オート
フォーカス動作の開始直後、前記合焦度出力手段からの
合焦度信号がすでに所定値以上である場合、前記ステー
ジ座標記憶手段、前記合焦度信号サーチ手段、前記合焦
位置検出手段、及び前記ステージ復帰手段動作を行わな
いことを特徴とした請求項1記載の顕微鏡用オートフォ
ーカス装置。
【0070】(3)前記AFモード判定手段は前記合焦
度出力手段からの合焦度信号に基づいて、前記駆動手段
を動作させるか否かを判定することを特徴とした前記
(1)項または前記(2)項に記載の顕微鏡用オートフ
ォーカス装置。
【0071】(4)任意な倍率に切換可能で光軸方向に
移動可能な対物レンズと、標本を積載し、前記光軸方向
に対して垂直な平面で移動可能なステージと、前記標本
の光像を形成するための光学系と、この光学像を観察若
しくは撮影するための観察手段とを備える顕微鏡に搭載
され、前記光学系が照射した前記光像を含む光束に光路
差を設けて受光して光電変換し、光電変換された信号に
基づき、前記ステージに移動をさせ、前記標本に前記対
物レンズを合焦させる合焦手段と、前記ステージ上の観
察位置を平面の座標として記憶するステージ位置記憶手
段と、極低倍の前記対物レンズが装填され前記標本に合
焦できなかった際に、前記ステージ位置記憶手に前記標
本の観察箇所を座標として記憶させ、前記ステージを任
意範囲内で移動させて前記合焦手段によって予め設定さ
れた閾値以上の前記光束のレベルが得られた位置で合焦
させた後、前記ステージを前記観察箇所に平面移動させ
て復帰させる制御手段と、を具備したことを特徴とする
顕微鏡用オートフォーカス装置。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、極
低倍の対物レンズに対する、画像センサの分解能に起因
するAF不能、誤動作を回避し、且つ特別な光学系を付
加することなく、低コストで精度の高い、しかも極低倍
から高倍率の対物レンズまで、安定した精度を確保した
AF動作が可能となる顕微鏡用オートフォーカス装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態に係る顕微鏡用オ
ートフォーカス(AF)装置の構成例を示し
【図2】実施形態におけるイメージセンサで検出された
コントラスト信号の特性及びAF動作に用いる信号の特
性を示す図である。
【図3】第1の実施形態のAF装置によるAF動作につ
いて説明するためのフローチャートである。
【図4】高倍、低倍及び極低倍の各対物レンズにより得
られるコントラスト信号及びAF動作に用いる信号の特
性を示す図である。
【図5】第2の実施形態のAF装置によるAF動作につ
いて説明するためのフローチャートである。
【図6】第3の実施形態のAF装置によるAF動作につ
いて説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…スキャニングステージ 2…光源 3…NDフィルタ 4…視野絞り 5…ミラー 6…コンデンサ 7…対物レンズ 8…接眼レンズ 9…オートフォーカスセンサヘッド 10…結像レンズ 11…光路差プリズム 12…イメージセンサ 13…CPU 14…移動するステージ駆動装置(Z)1 15…ステージ駆動装置(X,Y) 16…外部コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の倍率に切換可能な対物レンズと、
    標本を積載し、3次元的に移動可能なステージと、前記
    標本の光像を形成するための光学系と、この光学像を観
    察若しくは撮影するための観察手段とを備える顕微鏡に
    搭載され、 前記光学系が照射した前記光像を含む光束に光路差を設
    けて受光して光電変換し、光電変換された信号に基づ
    き、前記ステージに移動をさせ、前記標本に前記対物レ
    ンズを合焦させる合焦手段と、 前記ステージ上の観察位置を平面の座標として記憶する
    ステージ位置記憶手段と、 極低倍の前記対物レンズが装填され前記標本に合焦でき
    なかった際に、前記ステージ位置記憶手段に前記標本の
    観察箇所を座標として記憶させ、前記ステージを任意範
    囲内で移動させて予め設定された閾値以上の前記光束の
    レベルが得られた位置で前記合焦手段により合焦させた
    後、前記ステージを前記観察箇所に平面移動させて復帰
    させる制御手段と、を具備したことを特徴とする顕微鏡
    用オートフォーカス装置。
  2. 【請求項2】 倍率が切り換え可能な対物レンズと、被
    写体とする標本を積載するステージと、前記ステージを
    光軸に垂直な平面内で移動させるステージ移動手段と、
    前記対物レンズを介して被写体像を結像させる結像光学
    系と、前記結像光学系を介して被写体からの光像を受け
    る撮像手段と、前記撮像手段からの被写体情報より被写
    体の合焦度を演算する演算手段と、前記演算手段からの
    被写体合焦度を出力する合焦度出力手段と、前記対物レ
    ンズ、若しくは前記ステージの少なくとも一方を駆動す
    る駆動手段と、対物レンズ情報、若しくはオートフォー
    カス動作状態等の情報を検出する検出手段と、前記合焦
    度出力手段からの合焦度信号により前記駆動手段を動作
    させ、被写体を合焦へ導く顕微鏡用オートフォーカス装
    置において、 前記ステージ上の被写体位置をステージ座標として記憶
    するステージ座標記憶手段と、 前記ステージ移動手段によりステージを前記平面内で移
    動させながら、前記合焦度出力手段からの合焦度信号を
    検出し、前記合焦度信号が所定値以上であることを検出
    した時点で前記ステージ移動手段の動作を停止させる合
    焦度信号サーチ手段と、 前記合焦度信号サーチ手段からの信号を受けて前記駆動
    手段を動作させ、現在のステージ位置における被写体の
    合焦位置を検出する合焦位置検出手段と、 前記合焦位置検出手段からの合焦判定信号を受けて、前
    記ステージ座標記憶手段に記憶されたステージ位置にス
    テージを復帰させるステージ復帰手段と、 前記対物レンズ情報に基づいて、前記ステージ座標記憶
    手段、前記合焦度信号サーチ手段、前記合焦位置検出手
    段及び前記ステージ復帰手段を動作させるか否かを判定
    するAFモード判定手段と、を具備したことを特徴とす
    る顕微鏡用オートフォーカス装置。
  3. 【請求項3】 前記AFモード判定手段は、オートフォ
    ーカス動作の開始直後、前記合焦度出力手段からの合焦
    度信号がすでに所定値以上である場合、前記ステージ座
    標記憶手段、前記合焦度信号サーチ手段、前記合焦位置
    検出手段、及び前記ステージ復帰手段動作を行わないこ
    とを特徴とした請求項1記載の顕微鏡用オートフォーカ
    ス装置。
JP7084598A 1998-03-19 1998-03-19 顕微鏡用オートフォーカス装置 Withdrawn JPH11271623A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001022147A1 (fr) * 1999-09-24 2001-03-29 Olympus Optical Co., Ltd. Systeme de transfert d'image a microscope
US7486329B2 (en) 2001-11-29 2009-02-03 Olympus Optical Co., Ltd. Focusing state signal output apparatus for a microscope representing a relative distance between a subject and an image sensing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001022147A1 (fr) * 1999-09-24 2001-03-29 Olympus Optical Co., Ltd. Systeme de transfert d'image a microscope
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