JPH11271231A - 表面異物検査装置 - Google Patents

表面異物検査装置

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JPH11271231A
JPH11271231A JP7712398A JP7712398A JPH11271231A JP H11271231 A JPH11271231 A JP H11271231A JP 7712398 A JP7712398 A JP 7712398A JP 7712398 A JP7712398 A JP 7712398A JP H11271231 A JPH11271231 A JP H11271231A
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JP
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light
foreign matter
light receiving
light source
wafer
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JP7712398A
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English (en)
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Tetsuya Uno
徹也 宇野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体等の製造装置において被検出物の表面
に付着する異物を比較的簡単な構成で高精度に検出でき
るようにすること。 【解決手段】 直線偏光成分を有するレーザ光源を用い
てスキャンミラー13,走査装置14によりレーザ光を
走査してウエハ3上に投光する。ウエハ3からの散乱光
を受光レンズ16を介して受光する。受光位置には偏光
ビームスプリッタ17、受光素子18,19を配置し、
偏光成分が保存されている散乱光、及びこれと垂直な偏
光方向の散乱光を受光する。これらの受光素子の出力比
に基づいて異物の有無を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置、液
晶の製造装置等に用いられ、被検出物上の表面に付着す
る微小粒子の有無を判別するための表面異物検査装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体製造装置における真空チャ
ンバー内の異物検査装置としては、真空プロセスチャン
バー内に取付けられ、レーザ光源より平行なレーザ光を
測定領域に照射し、測定領域内を微粒子が通過したとき
微粒子からの散乱光を集光し、散乱光の有無に基づいて
チャンバー内を浮遊する微粒子数を計測するようにした
パーティクルモニタが知られている。
【0003】又ウエハ上に付着する微粒子を検出するた
めの装置として、レーザ光源よりレーザ光をウエハ上に
照射しウエハを回転駆動すると共に、特定の方向に直線
移動させてウエハの全面をスキャニングし、スキャニン
グ時にウエハ表面上の微粒子から得られる散乱光を集束
光学系で検出することにより、異物の有無を検査するよ
うにしたウエハ表面異物検査装置が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した第1の従来例
のパーティクルモニタはチャンバー内を浮遊する微粒子
を測定するものであるが、測定の対象となる領域でしか
微粒子を検出することができず、検出エリアが狭いとい
う欠点があった。又半導体制御装置を稼働させるにつれ
て光学系が徐々に汚染され易く、周期的にクリーニング
する必要があるという欠点があった。更にウエハ上に付
着する微粒子を検出するものではないので、空中を浮遊
する微粒子数から、ウエハ上に付着する微粒子数を推定
しなければならないという問題点があった。
【0005】又前述した第2の従来例では、気体レーザ
光源やウエハの回転駆動装置,移動ステージ等の大型で
高価な装置が必要になってしまう。このためこのような
装置を用いて全てのウエハをインラインで検査すること
が難しいという欠点があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、半導体製造装置における半導体
ウエハや液晶表示装置の製造装置に用いられる液晶板等
の被検査物の表面上に付着する微小粒子を判別するため
の検査装置において、比較的簡単な光学系を用いて全て
のウエハ上の微粒子の異物を自動的に検査できる検査装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、被検出物の搬送位置に設けられ、被検出物の表面に
付着した異物を検出する表面異物検査装置であって、直
線方向の偏光成分を有する光を出射する光源手段と、前
記光源手段からの光を一定の範囲で線状に被検出物上を
走査する走査手段と、被検出物からの散乱光を集光する
集光手段と、前記集光手段によって集光された散乱光か
ら前記光源手段と同一の偏光成分及びこれと垂直な偏光
成分を有する散乱光を夫々受光する第1,第2の受光手
段と、前記第1,第2の受光手段からの出力に基づいて
被検出物上の異物の有無を判別する信号処理手段と、を
有することを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項2の発明は、被検出物の搬送
位置に設けられ、被検出物の表面に付着した異物を検出
する表面異物検査装置であって、互いに偏光方向の直交
する2つの直線偏光成分の光を交互に発光させ同一の光
軸上に出射する光源手段と、前記光源手段からの光を一
定の範囲で線状に被検出物上を走査する走査手段と、被
検出物からの散乱光を集光する集光手段と、前記集光さ
れた散乱光から前記光源のうちいずれか一方の偏光成分
と同一の偏光成分を有する散乱光を偏光フィルタを介し
て受光する受光手段と、前記光源手段の2つの直線偏光
の夫々の光の駆動時点における前記受光手段からの出力
に基づいて前記被検出物上の異物の有無を判別する信号
処理手段と、を有することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項3の発明は、被検出物の搬送
位置に設けられ、被検出物の表面に付着した異物を検出
する表面異物検査装置であって、直線偏光の第1の光源
及びこれと45°異なった方向の直線偏光の第2の光源
を交互に発光させ同一の光軸上に出射する光源手段と、
前記光源手段からの光を一定の範囲で線状に被検出物上
を走査する走査手段と、被検出物からの散乱光を集光す
る集光手段と、前記光源手段の第1の光源の投光時に集
光された散乱光から前記第1の光源と同一の偏光成分及
びこれと垂直な偏光成分を有する散乱光を夫々受光する
第1,第2の受光手段と、前記光源手段の第2の光源の
投光時に集光された散乱光から前記第2の光源と同一の
偏光成分及びこれと垂直な偏光成分を有する散乱光を夫
々受光する第3,第4の受光手段と、前記第1,第2の
受光手段の相対値と、前記第3,第4の受光手段からの
出力の相対値とが実質的に一致するかどうかに基づいて
被検出物上の異物の有無を判別する信号処理手段と、を
有することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項4の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項の表面異物検査装置において、前記光源手
段からの光を被検出物上に集束する集束レンズと、前記
光源手段より前記集束レンズ及び前記走査手段を介して
被検出物上に照射され、被検出物より反射された正反射
光を受光する分割型受光素子と、前記分割型受光素子の
各領域の受光レベルの比が所定値となるように前記集束
レンズの位置を光軸方向に移動させ、被検出物上の投光
スポット径を所定値に保持するフォーカスサーボ手段
と、を更に有することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項5の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項の表面異物検査装置において、前記走査手
段は、前記光源手段の光を前記被検出物の表面に略垂直
に入射させる光路変更手段を有することを特徴とするも
のである。
【0012】本願の請求項6の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項の表面異物検査装置において、前記信号処
理手段は、被検出物が通過する間の被検出物上に検出さ
れる異物数を計数することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項7の発明は、請求項6の表面
異物検査装置において、前記被検出物からの正反射光を
受光する正反射光受光手段を有し、前記信号処理手段は
前記正反射光受光手段からの出力に基づいて被検出物の
測定領域への到来を検出することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施の形態
による表面検査装置が用いられる半導体製造装置の一例
を示す概略図であり、図1は第1の実施の形態による表
面異物検査装置の光学系の主要部を示す斜視図、図3は
その主要部を示す断面図である。これらの図に示すよう
に半導体製造装置はウエハカセット1,2に保持されて
いるウエハ3をロードロックチャンバー4,トランスポ
ートチャンバー5を介して順次搬送し、プロセスチャン
バー6,7に挿入することによって、製造工程を順次進
めて半導体装置が製造される。ロードロックチャンバー
4はウエハ搬送用ハンド8を用いてウエハが直線的に駆
動される部分である。この実施の形態による異物検査装
置10はこの部分のガラス窓の上面に取付けられ、搬送
中のウエハの真上に配置される。異物検査装置10はこ
のロードロックチャンバー4を一定の高さで通過するウ
エハ3を光学的に走査することによって、その表面に付
着する微粒子を検査するものである。
【0015】本実施の形態による異物検査装置10は、
図1に示すようにX軸に平行な直線偏光成分を有するレ
ーザダイオード11が光源手段として用いられ、このレ
ーザ光をレンズ12を介してスキャンミラー13に入射
する。走査装置14はスキャンミラー13を一定の速度
で回動させることによって、レーザ光をXY平面上で走
査するものである。この走査されたレーザ光は、図示の
ようにXY平面から45°傾いた反射面を有する直角三
角柱状のミラー15に入射し、下方に反射される。スキ
ャンミラー13,走査装置14及びミラー15は光源か
らの光を一定の範囲で線上に被検出物上を走査する走査
手段であり、ミラー15は光を被測定物の表面に略垂直
に入射させる光路変更手段である。レンズ12はスキャ
ンミラー13及びミラー15を介してレーザ光をウエハ
3上に照射したとき、ウエハ3上に集束するように焦点
位置が定められているものとする。こうすればウエハ3
が停止している場合には、走査装置14によってスキャ
ンミラー13を回動させることにより投光スポットはウ
エハ上を図示のように直線状に走査する。スキャンビー
ムが通過する領域で異物があれば、異物上を走査したと
きに散乱光が得られることとなる。ミラー15の上部に
は散乱光を集光するための受光レンズ16が設けられ
る。受光レンズ16による散乱光の集束位置には散乱光
の偏光成分に応じて光を分離する偏光ビームスプリッタ
17が設けられ、偏光ビームスプリッタ17を透過する
位置及び反射する位置に第1,第2の受光手段であるフ
ォトダイオード等の受光素子18,19が設けられる。
受光素子18はレーザダイオードの偏光方向と同一の偏
光方向の偏光ビームスプリッタを通過する光を受光する
第1の受光素子であり、受光素子19はこれと垂直な偏
光成分の光、即ち光源であるレーザダイオードと90°
異なった偏光方向の光を受光する第2の受光素子であ
る。
【0016】ウエハ3は加工前には表面が平坦である
が、加工によってパターン等が形成され、その表面は凹
凸になっている場合がある。パターンは多くの場合、X
軸又はY軸と平行であり、このようなパターンが形成さ
れている場合には、X軸に沿った偏光成分を有するウエ
ハ3への照射光があればその偏光成分はほとんど保存さ
れる。従ってパターンによる散乱光は偏光ビームスプリ
ッタ17を透過し、受光素子18によって受光されるこ
ととなる。一方ウエハ3上にごみ等の微粒子(異物)が
付着している場合には、光を照射すると散乱光が生じる
が、偏光成分は保存されないため、受光素子18,19
のいずれにも散乱光は得られる。従って2つの受光素子
の受光レベルの比に基づいて微粒子の有無を判別するこ
とができる。以下の表はウエハの回転角度をX軸及びY
軸に平行な方向にパターンを有する状態を0°とし、夫
々0°,45°,90°回転させて移動させた状態での
2つの受光素子の受光比(受光素子19の出力/受光素
子18の出力)を測定した実験データである。
【表1】
【0017】この場合にはウエハの回転角度0°及び9
0°では、最大値が0.23以下であり、受光比はほぼ
同じとなる。回転角度が45°のときには最大値は1.
60となる。又パターンのない平坦なウエハ上に粒径
0.3μm及び1.0μmの微粒子が付着していると
き、受光比は夫々0.49、0.50となる。このため
ウエハの移動方向(この場合はY軸)とウエハのパター
ンの方向とを一致させておくことによって、受光比から
ウエハ上の異物の有無をパターンと区別して判別するこ
とができる。受光素子18,19の前面には夫々X軸に
平行、及びY軸に平行な偏光成分の光のみを受光素子に
入射するように、偏光フィルタ20,21を設けること
が好ましい。又偏光ビームスプリッタ17に代えてハー
フミラーを用いることができる。ハーフミラーを用いた
場合には受光素子18及び19の前面には偏光フィルタ
20,21を設けることが必要となる。又搬送手段によ
ってウエハ3がロードロックチャンバー4を搬送されて
きたことを検出するために、正反射光受光手段である受
光素子22を反射光が検出できる位置に設けておき、正
反射光が検出された後に異物の検出処理を行うようにし
てもよい。例えばミラー15から投光スポットをウエハ
に照射するZ軸方向の光軸をZ軸とわずかにずらせ、正
反射光をスキャンビーム13,レンズ15を介して受光
できるようにレーザダイオード11に近接する位置に受
光素子22を設けておいてもよい。又ウエハ3に光学ス
ポットが照射される位置にきたことを検出するための光
電センサ等を設け、その受光素子の出力を信号処理部に
入力するようにしてもよい。
【0018】次にこの実施の形態による異物検査装置の
投光素子駆動部及び受光素子の出力を処理する信号処理
手段の構成について、図4を参照しつつ説明する。光源
であるレーザダイオード11はAPC駆動回路31が接
続される。APC駆動回路31はレーザダイオード11
のレベルを一定となるように駆動するものである。又受
光素子18,19及びウエハ検出用の受光素子22の出
力は夫々増幅回路32〜34により増幅され、A/D変
換回路35〜37を介してマイクロコンピュータ38に
与えられる。マイクロコンピュータ38はこれらのA/
D変換出力に基づいて、2つの受光素子の受光比から微
粒子数を計数し出力を出すものである。マイクロコンピ
ュータ38は図4に示すように受光比演算手段38a,
受光比を設定された閾値と比較する比較手段38b及び
閾値を越えたときに計数する計数手段38cと、A/D
変換回路37からの出力を所定の閾値と比較するウエハ
判別手段38d及び計数制御手段38eを有している。
又マイクロコンピュータ38には比較手段38bに閾値
を設定する閾値設定手段38fを有している。計数制御
手段38eはウエハ判別手段38dからのウエハ有無の
判別信号が得られたときに計数手段38cによって比較
出力の計数を開始させ、ウエハの判別出力が停止したと
きに計数を停止させて計数した異物数を出力するもので
ある。
【0019】このような構成により投光用のレーザダイ
オード11が駆動され、ウエハ3がロードロックチャン
バー4を通過し、ウエハ3上にスキャンビームが入射し
始めた時からマイクロコンピュータ38で計数が開始さ
れる。スキャニングにより図1に実線で示す走査領域が
搬送につれて順次移動することとなり、ウエハ3のほぼ
全面を走査することができる。従ってウエハ判別出力が
得られなくなれば1枚のウエハの走査のほぼ全面の走査
が完了したため、計数手段38cより異物数を出力す
る。こうすれば1枚のウエハについての異物数を検出す
ることができる。
【0020】尚この実施の形態ではY軸方向への走査速
度はウエハ3の搬送速度によって決まる。従ってウエハ
3の全面を走査するためには、搬送速度が速ければスキ
ャンミラー13の回動を高速にする必要がある。又ウエ
ハ3の全ての面を走査することなく図5(a)に示すよ
うに間引いて走査するようにしてもよい。又スキャニン
グの幅はウエハ3の直径と同一の幅としてもよく、又図
5(b)に示すようにその中央部のみを走査してもよ
い。これらの場合には搬送速度が高速となった場合にも
高速で通過するウエハの異物を検出することができる。
【0021】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図6は第2の実施の形態のウエハ表面異物検査
装置であり、第1の実施の形態と同一部分は同一符号を
付して詳細な説明を省略する。この実施の形態では互い
に直交する2つの投光用のレーザダイオードを用いる。
レーザダイオード41はX軸方向の直線偏光成分を有す
るレーザダイオードであり、その前方にレーザ光を集束
するレンズ42が設けられる。レーザダイオード43は
Y軸方向に偏光方向を有するレーザダイオードであり、
その前方にレーザ光を集束するレンズ44が設けられ
る。これらのレーザダイオード41,43からの光は偏
光ビームスプリッタ45によって透過及び反射され、2
つのレーザ光が共にスキャンミラー13に入射される。
レーザダイオード41,43はスキャンミラー13の走
査及びウエハの走行時間よりも十分短い時間間隔で交互
に点灯するものとし、異なった偏光方向の光をウエハ上
に照射する。その他の光学系は前述した第1の実施の形
態と同様であり、受光レンズ16の焦点位置にはX軸方
向に偏光成分を有する散乱光を透過させる偏光フィルタ
46及び受光素子47を設ける。
【0022】図7はこの実施の形態によるウエハ表面異
物検査装置の投光部及び信号処理部の構成を示すブロッ
ク図である。本図に示すようにタイミング回路51は同
一の周期で投光時間がずれた投光パルス信号51a,5
1bを発生し、APC駆動回路52,53に与える。A
PC駆動回路52,53はこれらの投光パルスに基づい
てレーザダイオード41,43を交互に駆動するもので
ある。又受光素子47の出力は増幅回路54を介してサ
ンプルホールド(S/H)回路55に与えられる。サン
プルホールド回路55はタイミング回路51より出力さ
れる2つの投光パルスの双方のタイミングで増幅出力を
保持するものであり、保持された受光レベルはA/D変
換回路56を介してマイクロコンピュータ57に入力さ
れる。マイクロコンピュータ57にもタイミング回路5
1より投光パルスのタイミング信号が与えられている。
マイクロコンピュータ57内にはこのタイミング信号に
基づいてA/D変換回路56からのA/D変換出力を保
持する受光レベル保持手段57a,受光比演算手段57
b,比較手段57c,計数手段57d及び比較手段に閾
値を与えるための閾値設定手段57eと、外部からのウ
エハ判別信号によって計数の開始,終了及びリセットを
制御する計数制御手段57fが設けられている。
【0023】この実施の形態ではタイミング回路51よ
り発生する投光パルスに基づいて2つのレーザダイオー
ド41,43を交互に駆動する。前述したようにウエハ
3にパターンが形成されていない場合又はX軸及びY軸
に平行なパターンが形成されている場合には、X軸に沿
った偏光方向を有するレーザダイオード41を投光した
ときには、その偏光成分が保存された散乱光が得られ、
受光レンズ16によって散乱光が集光されて偏光フィル
タ46を介して受光素子47に得られる。X軸及びY軸
に平行なパターンのみの場合には、レーザダイオード4
3によりY軸に平行な偏光成分の光を投光しても同様の
散乱光が得られるが、ほとんど偏光フィルタ46を透過
しないため受光レベルは極めて低いレベルとなる。従っ
てこの場合には2つの受光レベルの比は大きくなる。又
ウエハ3上に異物が付着している場合には、いずれの偏
光方向のレーザ光を投光しても散乱光の一部は偏光フィ
ルタ46を透過し受光素子47で受光されることとな
る。従ってレーザダイオード41,43を点灯している
ときに得られる受光素子のレベルの比は小さい値とな
る。このため比較手段57cでその比を閾値と比較する
ことによって、ウエハ3に形成されたパターンとウエハ
上の異物とを識別して検出することができる。このため
前述した実施の形態と同様に、ウエハの1枚の通過時に
計数手段57dで計数し、通過後に計数出力を出すこと
によってウエハ上の異物数を出力することができる。
【0024】次に本発明の第3の実施の形態について図
8を用いて説明する。この実施の形態ではスキャンミラ
ーで走査された光をウエハ上に反射するためのXY平面
より45°傾いた反射面を有するミラー15Aをわずか
に湾曲させ、その湾曲の中心位置をスキャンミラーを介
してレーザ光を集束するレンズとなるようにしたもので
ある。その他の構成は前述した第1の実施の形態又は第
2の実施の形態と同様である。こうすればレーザ光から
の光はレンズからミラーまで及びウエハまでの距離が一
定となり、ウエハ3上のレーザ光のスキャニング位置に
かかわらず一定の径のスポットを投光することができ
る。この場合にはミラー15Aの湾曲をごくわずかにし
ておくことにより、偏光方向はほとんど変化することな
くウエハ3上に照射することができる。
【0025】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。この実施の形態では図9に光学系の主要部を示
すように受光レンズをミラーで照射される位置の周辺か
らの散乱光を受光するために複数の受光レンズを16
a,16bを連結したものであり、その他の構成は前述
した各実施の形態と同一とする。この場合には各受光レ
ンズ16a,16bは正方形状のものとし、一辺を連結
して横長に用いる。この場合には夫々の受光レンズの焦
点位置に第1の実施の形態と同様の偏光ビームスプリッ
タ17a,17bや2つの受光素子18a,18b,1
9a,19bを配置する。この場合に各偏光方向の受光
素子18a,18bの出力を加算し、受光素子19a,
19bの出力を加算して信号処理をする必要がある。尚
受光レンズ数は2つに限らず、更に多数の受光レンズを
並列に配置してもよく、この場合は受光部を複数設けて
各受光素子の出力を加算して処理を行う。
【0026】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。図10は第5の実施の形態の光学系の主要部を
示す斜視図である。この実施の形態では、X軸方向の偏
光成分を有するレーザダイオード61及びX軸から45
°傾けた偏光方向となるレーザダイオード62を用い
る。そしてレーザダイオード61,62の前面にはレー
ザ光を集束するためのレンズ63,64を配置する。そ
してレーザダイオード61,62の光軸を一致するため
にハーフミラー65を用いて、ハーフミラー65を反射
又は透過した光をスキャンミラー13に導く。スキャン
ミラー13で走査された光は第1の実施の形態と同様に
ミラー15で反射され、図示しないウエハ3上を直線的
に走査する。そして前述した第2の実施の形態と同様
に、レーザダイオード61,62を交互に点灯し、スキ
ャンミラー13,ミラー15によってこれらの光をウエ
ハ上に照射する。そしてウエハより得られる散乱光を受
光レンズ16によって受光する。受光レンズ16の焦点
位置にはハーフミラー66を配置し、散乱光を二分割す
る。そして分離された一方の散乱光について、光源であ
る一方のレーザダイオード61と同一方向とこれに垂直
な方向の光を偏光ビームスプリッタ67で分離し、第
1,第2の受光手段である受光素子68a,68bで受
光する。又分離された他方の散乱光についても同様に、
光源である他方のレーザダイオード62と同一及びこれ
と垂直な方向の散乱光を偏光ビームスプリッタ69で分
離し、第3,第4の受光手段である受光素子70a,7
0bによって受光できるように光学系を配置する。
【0027】次にこの実施の形態の投光部,信号処理部
の構成について図11,図12のブロック図を用いて説
明する。図11において、レーザダイオード61,62
は前述した第2の実施の形態と同様に、タイミング回路
51、APC駆動回路52,53によって交互に駆動さ
れる。又受光素子68a,68b,70a,70bの出
力は夫々増幅回路71a,71b,72a,72bによ
って増幅され、サンプルホールド回路73a,73b,
74a,74bに入力される。サンプルホールド回路7
3a,73bはAPC駆動回路52でレーザダイオード
61が駆動されるタイミングで増幅出力をホールドし、
サンプルホールド回路74a,74bはレーザダイオー
ド62を駆動するタイミングで増幅出力をホールドする
ものであり、夫々の出力はA/D変換回路75a,75
b,76a,76bに与えられる。A/D変換回路75
a,75b,76a,76bはこれらのホールドされた
出力をデジタル値に変換してマイクロコンピュータ77
に出力するものである。
【0028】マイクロコンピュータ77にも2つの投光
パルス信号51a,51bが与えられている。マイクロ
コンピュータ77内には図12に示すように、A/D変
換回路75a,75bの出力を保持する受光レベル保持
手段77a、A/D変換回路76a,76bの出力を保
持する受光レベル保持手段77bが設けられる。各受光
レベル保持手段77a,77bは夫々A/D変換回路7
5aと75b及び76aと76bの受光レベルを保持す
るものである。又受光比演算手段77c,75dは夫々
のA/D変換出力の受光比を算出するものであり、各受
光比は受光比比較手段77eに与えられる。受光比比較
手段77eは2つの受光比がほぼ同一のレベルかどうか
を判別するものであり、その出力は計数手段77fに与
えられる。又計数制御手段77gはウエハ判別信号が与
えられたときに計数手段77fにより計数を開始させ、
ウエハの通過時に計数を終了して異物数を出力するもの
である。
【0029】この場合にもウエハ3に投光スポットが照
射される位置に達すると、計数手段77fにより計数を
開始する。ウエハ3上のパターンがX軸及びY軸と平行
であれば、レーザダイオード61が駆動されているとき
には受光比演算手段77cで得られる受光比は前述した
第1の実施の形態で得られる受光比演算手段38fの出
力と同一となる。この場合にはパターンのみであれば受
光比は0.23以下の小さいレベルとなっている。又異
物があれば受光比はこれより大きい値となる。一方レー
ザダイオード62が駆動されているタイミングでは、受
光比演算手段77bで得られる出力はばらつきが大きく
なるが、レーザダイオード61を照射したときの受光比
との差が大きくなる。又異物が付着している場合にはレ
ーザダイオード61を照射したときの受光比とほぼ同一
のレベルとなる。従って2つの受光比が同一レベルかど
うかを判別することによって、ウエハ上のパターンと異
物とを識別する。このようにパターンと一致した方向の
偏光成分及びこれに対して45°傾いた偏光成分の夫々
の強度比に基づいて安定してウエハ上の異物のみを検出
することができる。
【0030】次に本発明の第6の実施の形態について図
13を用いて説明する。この実施の形態の光学系部分は
前述した第5の実施の形態とほぼ同様であり、同一部分
は同一符号を付して詳細な説明を省略する。この実施の
形態は2つのレーザダイオード81,82の波長をわず
かに異ならせ、ハーフミラー65の位置に代えてダイク
ロイックミラー83を用いる。ダイクロイックミラー8
3はレーザダイオード81の光を反射し、レーザダイオ
ード62の光を透過させることによって2つのレーザビ
ームを同一の光軸としてスキャンミラーにより走査す
る。この場合には散乱光を分離するためのハーフミラー
66に代えて、ダイクロイックミラー84を用いて波長
成分毎に散乱光を分離する。その他の構成は第5の実施
の形態と同様である。こうすればレーザダイオード8
1,82の光を無駄なく有効に利用できるため、前述し
た第5の実施の形態よりもより高いレベルの散乱光を検
出することができる。このため高感度で異物の有無の判
別精度を向上させることができる。
【0031】次に本発明の第7の実施の形態について図
14を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の
形態と基本的な構成はほぼ同様であり、同一部分は同一
符号を付して詳細な説明を省略する。この実施の形態は
第1の実施の形態で用いられるレーザダイオード11と
レンズ12との間にハーフミラー91を配置する。ハー
フミラー91はレーザダイオードより出射した光の一部
を透過してスキャンミラー13に導くと共に、ウエハ3
で反射された正反射光を反射させて三分割フォトダイオ
ード92に入射する。三分割フォトダイオード92はウ
エハ3からの正反射光のスポットを受光するものであ
り、その受光出力は受光部93に与えられる。受光部9
3は3つの領域の夫々の受光レベルの出力をフォーカス
サーボ手段94に与える。フォーカスサーボ手段94は
三分割フォトダイオード92の中心の受光領域と両端の
受光領域の加算値の比が一定となるようにレンズ12を
Z軸方向に駆動するものである。こうしてフォーカスサ
ーボをかけると、ウエハ3上の投光スポットの径が所定
の径となるようにレンズ12がZ軸方向に駆動される。
こうすればレーザ光のスキャニング位置にかかわらずウ
エハ上でほぼ一定の投光スポット径を得ることができ
る。
【0032】又本発明の第8の実施の形態について図1
5を用いて説明する。この実施の形態は第7の実施の形
態とほぼ同様であるが、ハーフミラー91を用いること
なく図15に示すようにレーザダイオード11に隣接す
る位置に三分割フォトダイオード92を配置している。
そしてウエハ3からの反射光が三分割フォトダイオード
92に入射するように入射光をZ軸からわずかに傾けて
照射するようにしたものである。こうすればハーフミラ
ー91による光の損失がなく、高感度でフォーカスサー
ボをかけることができ、異物の有無を判別することがで
きる。又三分割フォトダイオード92をウエハが測定領
域に達したことを検出するための受光素子として用いる
ため、各領域の出力を加算し、図4に示すようにA/D
変換回路37に与えるようにしてもよい。
【0033】ここで説明した各実施の形態による異物検
査装置は、プラズマCVD装置やスパッタ装置,エッチ
ング装置等の半導体や液晶の製造装置において、ウエハ
等を搬送する搬送部分に取付けることにより、常に異物
の検出が可能となる。従って全ての被検出物について製
造工程を変化させることなく検査が可能となる。
【0034】尚前述した各実施の形態では光源と同一の
偏光方向の受光レベル及びこれと垂直な方向の偏光成分
の受光レベルの比に基づいて異物の有無を検出するよう
にしているが、2つの受光手段の出力の和に対する光源
に同一の偏光成分の受光レベルの比に基づいて異物を検
出するようにしてもよい。又2つの出力の和に対する光
源の偏光方向と垂直な偏光成分の受光レベルの比に基づ
いて異物の有無を検出するようにしてもよい。
【0035】更に各実施の形態では、異物を検出する信
号処理の主要部の機能をマイクロプロセッサを用いたソ
フトウェアによって実現しているが、ハードウェアによ
って同等の機能を実現するようにしてもよいことはいう
までもない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜7の発明によれば、投光スポットを線状に走査し、
その散乱光によってウエハ等の表面に実際に付着してい
る異物の有無を判別することができる。従ってこの装置
を被検出物の搬送経路に取付けておくだけで、ウエハ等
の被検出物の搬送途中で被検出物の表面を走査して異物
を判別することができるため、改めてウエハ移動ステー
ジやウエハ回転機構等を設ける必要がなく、構造を極め
て簡略化することができ、装置を小型化することができ
る。更に直線偏光を有する光をその偏光成分が保存され
ている散乱光と保存されない散乱光に分離し、それらの
出力に基づいて異物を判別するようにしているため、異
物の判別の精度を向上させることができるという効果が
得られる。又請求項4の発明では、被検出物から得られ
る正反射光に基づいてフォーカスサーボをかけているた
め、被検出物上に照射される投光スポットのスポット径
を一定とすることができる。又請求項6,7の発明で
は、被検出物が通過する際に計数を開始し、通過後に計
数を終了することで、被検出物上の異物数を計数して出
力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるウエハ表面異
物判別装置の光学系の構成を示す図である。
【図2】この実施の形態が用いられる異物検出装置と半
導体製造装置の全体構成を示す斜視図である。
【図3】半導体製造装置に取付けられる異物検査装置と
搬送経路を示す側面図である。
【図4】この実施の形態によるウエハ異物検査装置の信
号処理部の構成を示すブロック図である。
【図5】この実施の形態による異物検検査置の投光スポ
ットとウエハを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるウエハ表面異
物検査装置の光学系の構成を示す図である。
【図7】この実施の形態によるウエハ異物検査装置の信
号処理部の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態によるウエハ表面異
物検査装置の光学系の構成を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態によるウエハ表面異
物検査装置の光学系の構成を示す図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態によるウエハ表面
異物検査装置の光学系の構成を示す図である。
【図11】この実施の形態によるウエハ異物検査装置の
信号処理部の構成を示すブロック図(その1)である。
【図12】この実施の形態によるウエハ異物検査装置の
信号処理部の構成を示すブロック図(その2)である。
【図13】本発明の第6の実施の形態によるウエハ表面
異物検査装置の光学系の構成を示す図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態によるウエハ表面
異物検査装置の光学系の構成を示す図である。
【図15】本発明の第8の実施の形態によるウエハ表面
異物検査装置の光学系の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2 ウエハカセット 3 ウエハ 4 ロードロックチャンバー 10 ウエハ表面異物検査装置 11,41,43,61,62,81,82 レーザダ
イオード 12,42,44 レンズ 13 スキャンミラー 14 走査装置 15,15A ミラー 16 受光レンズ 17,20,21,45,46,67,69 偏光ビー
ムスプリッタ 18,19,22,68a,68b,70a,70b
受光素子 31,32,52,53 APC駆動回路 38,77 マイクロコンピュータ 38a,57b,77c,77d 受光比演算手段 38b,57c 比較手段 38c,57d,77f 計数手段 38d ウエハ判別手段 38e,57f,77g 計数制御手段 38f,57e 閾値設定手段 57a,77a,77b 受光レベル保持手段 65,66,91 ハーフミラー 77e 受光比比較手段 83,84 ダイクロイックミラー 92 三分割フォトダイオード 93 受光部 94 フォーカスサーボ手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出物の搬送位置に設けられ、被検出
    物の表面に付着した異物を検出する表面異物検査装置で
    あって、 直線方向の偏光成分を有する光を出射する光源手段と、 前記光源手段からの光を一定の範囲で線状に被検出物上
    を走査する走査手段と、 被検出物からの散乱光を集光する集光手段と、 前記集光手段によって集光された散乱光から前記光源手
    段と同一の偏光成分及びこれと垂直な偏光成分を有する
    散乱光を夫々受光する第1,第2の受光手段と、 前記第1,第2の受光手段からの出力に基づいて被検出
    物上の異物の有無を判別する信号処理手段と、を有する
    ことを特徴とする表面異物検査装置。
  2. 【請求項2】 被検出物の搬送位置に設けられ、被検出
    物の表面に付着した異物を検出する表面異物検査装置で
    あって、 互いに偏光方向の直交する2つの直線偏光成分の光を交
    互に発光させ同一の光軸上に出射する光源手段と、 前記光源手段からの光を一定の範囲で線状に被検出物上
    を走査する走査手段と、 被検出物からの散乱光を集光する集光手段と、 前記集光された散乱光から前記光源のうちいずれか一方
    の偏光成分と同一の偏光成分を有する散乱光を偏光フィ
    ルタを介して受光する受光手段と、 前記光源手段の2つの直線偏光の夫々の光の駆動時点に
    おける前記受光手段からの出力に基づいて前記被検出物
    上の異物の有無を判別する信号処理手段と、を有するこ
    とを特徴とする表面異物検査装置。
  3. 【請求項3】 被検出物の搬送位置に設けられ、被検出
    物の表面に付着した異物を検出する表面異物検査装置で
    あって、 直線偏光の第1の光源及びこれと45°異なった方向の
    直線偏光の第2の光源を交互に発光させ同一の光軸上に
    出射する光源手段と、 前記光源手段からの光を一定の範囲で線状に被検出物上
    を走査する走査手段と、 被検出物からの散乱光を集光する集光手段と、 前記光源手段の第1の光源の投光時に集光された散乱光
    から前記第1の光源と同一の偏光成分及びこれと垂直な
    偏光成分を有する散乱光を夫々受光する第1,第2の受
    光手段と、 前記光源手段の第2の光源の投光時に集光された散乱光
    から前記第2の光源と同一の偏光成分及びこれと垂直な
    偏光成分を有する散乱光を夫々受光する第3,第4の受
    光手段と、 前記第1,第2の受光手段の相対値と、前記第3,第4
    の受光手段からの出力の相対値とが実質的に一致するか
    どうかに基づいて被検出物上の異物の有無を判別する信
    号処理手段と、を有することを特徴とする表面異物検査
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光源手段からの光を被検出物上に集
    束する集束レンズと、 前記光源手段より前記集束レンズ及び前記走査手段を介
    して被検出物上に照射され、被検出物より反射された正
    反射光を受光する分割型受光素子と、 前記分割型受光素子の各領域の受光レベルの比が所定値
    となるように前記集束レンズの位置を光軸方向に移動さ
    せ、被検出物上の投光スポット径を所定値に保持するフ
    ォーカスサーボ手段と、を更に有することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項記載の表面異物検査装置。
  5. 【請求項5】 前記走査手段は、前記光源手段の光を前
    記被検出物の表面に略垂直に入射させる光路変更手段を
    有するものであることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載の表面異物検査装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段は、被検出物が通過す
    る間の被検出物上に検出される異物数を計数するもので
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載
    の表面異物検査装置。
  7. 【請求項7】 前記被検出物からの正反射光を受光する
    正反射光受光手段を有し、前記信号処理手段は前記正反
    射光受光手段からの出力に基づいて被検出物の測定領域
    への到来を検出するものであることを特徴とする請求項
    6記載の表面異物検査装置。
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