JPH11271164A - ガス漏洩検知装置 - Google Patents

ガス漏洩検知装置

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JPH11271164A
JPH11271164A JP7531898A JP7531898A JPH11271164A JP H11271164 A JPH11271164 A JP H11271164A JP 7531898 A JP7531898 A JP 7531898A JP 7531898 A JP7531898 A JP 7531898A JP H11271164 A JPH11271164 A JP H11271164A
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Hidetoshi Tanabe
英俊 田辺
Megumi Iwakawa
恵 岩川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の検知期間内に微少でもガス流が検知さ
れる状態が継続した場合にはガス漏洩が発生したことを
判定し、しかもガス使用停止中には遮断弁を強制遮断さ
せるとともに検知期間のカウントを停止する機能を有す
るガス漏洩検知装置において、ガス使用停止前後での第
1の検知期間の時間カウントの継続に起因したガス漏洩
の誤判定の問題を解消する。 【解決手段】 ガス使用停止時のガス流の有無に基づい
て、ガス使用停止に移行開始する間の短時間のうちにス
タンバイ遮断時漏洩判定手段108がガス漏洩の有無を
高い確率で判定し、その後のガス使用復帰後の第1の時
間カウント手段103の時間カウントをリセットするか
否かを決定して、その後のガス使用復帰後のガス漏洩の
誤判定を防ぎ、正確かつ確実なガス漏洩検知を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス遮断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガス使用停止中には、操作器の弁開閉ス
イッチをユーザーが操作してマイコンガスメータの遮断
弁を強制遮断させることで、そのガス使用停止中の間の
ガス供給状態を安全な状態に保つという機能が、従来か
ら用いられている。
【0003】そしてこのようなガス使用停止中にマイコ
ンガスメータの遮断弁を強制遮断させている間は、その
マイコンガスメータの内部に通常設置されている微少流
量漏洩検知手段のようなガス漏洩を検知するための機能
は停止されることが一般的である。
【0004】つまり、ガス使用停止中にガス供給を遮断
した状態にある間は、ガス漏洩を検知する必要性も少な
く、またその検知動作等に用いられる電力消費量の合理
的な削減を図ることで電源用電池のさらなる長期使用対
応を可能とすることも可能となることから、ガス使用停
止中には操作器の弁開閉スイッチをユーザーが操作して
ガスメータの遮断弁を強制遮断させるとともに、そのマ
イコンガスメータの内部に通常設置されているガス漏洩
検知手段の動作は停止される。
【0005】前記のガス漏洩検知手段は、一般にガス使
用中にタイマー機能を働かせて、所定の時間に亙って
(例えば30日など)ずっと継続的にガスが流れている
ことが検知された場合には、ガス漏洩が発生したものと
判定する。つまり途中でガス流量が0と見做されるよう
な状態とならない限りは、ガス漏洩が発生したものと判
定する。
【0006】そこで、上記のようなガス使用停止中に
は、ガス漏洩検知手段のタイマー機能を一時停止させて
おき、操作器の弁開閉スイッチをユーザーが再び操作し
て、今度は遮断弁を開状態に復帰させたときに、ガス漏
洩検知手段のタイマー機能を復帰させて、再び前記の所
定時間のカウントを開始させるようにしていた。
【0007】しかしながら、例えば業務用に用いられる
ようなマイコンガスメータの場合には、ガス使用停止中
で遮断弁が閉状態にあるとき以外、即ち遮断弁が開状態
になっている間は、殆どガス使用状態が継続しているこ
とが普通であって、ガス流量が0になることは殆ど無
い。従って、そのような業務用に用いられるようなマイ
コンガスメータの場合には、遮断弁が開状態でガスが使
用されている間は、前記のタイマー機能が常に働いてい
る状態となっているので、たとえその途中で遮断弁を閉
状態にした場合でも、その後に遮断弁を再び開状態に戻
してガス使用を計測すると、ガス漏洩と誤判定されてし
まうという問題がある。
【0008】また、上記のような問題を回避するため
に、遮断弁を閉状態にするごとにタイマーをリセットさ
せることも考えられるが、そうすると今度は、遮断弁を
閉状態にする頻度がある程度以上頻繁になると、ガス漏
洩が継続しているにもかかわらずそれを検知できないこ
とになってしまい、上記とは逆の意味での漏洩検知ミ
ス、つまりガス漏洩が発生してもその検知を見逃すなど
のミスが発生するという問題がある。
【0009】また、上記のようにガス使用停止中に遮断
弁を閉じてガス供給を遮断状態にすると、少なくともそ
の閉じられた遮断弁前後でのガス流は遮断状態になるの
であるから、この状態では、本当にガス漏洩が発生して
もそれに起因したガス流は流れないので、このときガス
漏洩検知手段を動作させていても、ガス漏洩が発生した
ことを発見できないという問題がある。
【0010】またさらには、そのような問題を回避する
ために、ガス使用停止中にもガスを遮断しないようにす
ることも考えられるが、しかしガス使用停止中に弁を開
状態のままにしておくことは、安全上の問題が大きいの
で好ましくない。即ち、ガス漏洩検知のために遮断弁を
開状態にしておくと、監視の手薄になりがちなガス使用
停止中にガス供給可能な状態のままとなっているので、
ガス漏洩が発生した場合には、そのガス漏洩自体を助長
することになって、むしろ危険性がさらに高まってしま
うという問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するために成されたもので、例えば30日
間のような所定の検知期間内に微少でもガス流が検知さ
れる状態が継続した場合にはガス漏洩が発生したことを
判定するガス漏洩検知手段を有しており、しかもガス使
用停止中には遮断弁を強制遮断させるとともに検知期間
のカウントを停止する機能を有するガス漏洩検知装置、
あるいはそれと同様の機能を持ったマイコンガスメータ
内に用いられるガス漏洩検知装置において、ガス使用停
止前後での検知期間のカウントの継続に起因したガス漏
洩の誤判定の問題を解消して、正確かつ確実なガス漏洩
の判定を行なうことができ、しかもガス使用停止中には
遮断弁を強制遮断させて安全を保つことができ、またそ
の間の電力消費量を殆ど0にまで低く抑えて低消費電力
化を実現してマイコンガスメータのさらなる長期使用要
請に対応することが可能な、ガス漏洩検知装置を提供す
ることを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1に、本発明のガス漏
洩検知装置は、ガス供給源から供給されるガスを前記ガ
ス供給源から下流側のガス消費機器へと導通するガス供
給配管の途中に配置されて前記ガスの流れに対応して少
なくとも1パルスを出力して前記ガスの流れを検知する
ガス流検知手段と、前記ガス供給配管の途中に配置され
て弁の開閉によって前記ガスの流れの停止および導通を
行なう遮断弁と、予め定められた第1の検知期間に亙っ
て該時間カウントを継続する第1の時間カウント手段で
あって前記遮断弁が開状態にある期間にのみ前記時間カ
ウントを継続するが前記遮断弁が閉状態にある期間中は
前記時間カウントを一旦停止し前記遮断弁が再び開状態
に戻ると前記一旦停止していた時間カウントを継続する
第1の時間カウント手段と、前記第1の時間カウント手
段によってカウントされる前記第1の検知期間に亙って
前記ガス流検知手段によって前記ガスの流れが断続なく
継続的に検知された場合にはガス漏洩が発生したものと
判定し、前記第1の検知期間の時間カウントの継続途中
に前記ガスの流れの停止が検知された場合には前記時間
カウントを停止するとともに該時間カウントをリセット
して該時間カウントを再び初期値から新たにカウント開
始可能な状態に戻すガス漏洩判定手段とを有するガス漏
洩検知装置において、前記遮断弁の開閉状態を制御する
信号を送出して前記遮断弁の開閉を制御する遮断弁開閉
制御手段と、前記遮断弁開閉制御手段から前記遮断弁を
閉状態に制御する信号が送出されると、該信号を受けた
時点から、前記第1の検知期間よりも短い第2の検知期
間に亙っての時間を少なくとも経過した後に前記弁を閉
じる動作を実行する遮断弁スタンバイ遮断制御手段と、
前記遮断弁開閉制御手段から前記遮断弁を閉状態に制御
する信号が送出されると、該信号を受けた時点から、前
記第2の検知期間に亙って該第2の検知期間の時間カウ
ントを継続し、該第2の検知期間中に前記ガスの流れが
0でない状態に対応した少なくとも1パルス以上の前記
パルスが前記ガス流検知手段から出力された場合には、
前記第1の時間カウント手段による時間カウントはリセ
ットしないで継続する一方、前記遮断弁を開状態に保っ
たままでさらに第3の検知期間に亙って時間カウントを
継続し、前記第3の検知期間の時間カウント中に少なく
とも1パルス以上の前記パルスが前記ガス流検知手段か
ら出力された場合には、ガス漏洩が発生しているものと
判定して前記遮断弁スタンバイ遮断制御手段によって前
記遮断弁を閉状態にするとともに前記ガス漏洩が発生し
ている旨の警報を警報発生手段によって発生させるが、
前記第2の検知期間の時間カウント中または前記第3の
検知期間の時間カウント中に1パルスも前記パルスが出
力されなかった場合には、ガス漏洩が発生していないも
のと判定して前記第1の時間カウント手段の時間カウン
トをリセットするとともに前記遮断弁スタンバイ遮断制
御手段によって前記遮断弁を閉状態にする、スタンバイ
遮断時漏洩判定手段と、前記警報を発する警報発生手段
とを備えたことを特徴とするガス漏洩検知装置である。
【0013】即ち、前記遮断弁開閉制御手段から前記遮
断弁を閉状態に制御する信号が送出されたということ
は、ユーザーがガスの使用を一時停止する際に、安全性
をさらに確実にするためにガス供給を強制遮断させたと
いうことである。つまり、換言すれば、この信号が送出
された時点から暫くの間はガスの使用を停止するという
ことを、ユーザーが言わばガス漏洩検知装置やガスメー
タに対して予告したことになる。従って、そのような遮
断弁を閉状態に制御する信号が送出された時点から暫く
の間は、一般的なガスの使用に対応したガスは流れない
状態となっている筈である。つまり、その間はガス漏洩
が無ければ必ずガス流=0となっている筈である。これ
は換言すれば、この遮断弁を閉状態に制御する信号が送
出された時点から暫くの間に(この時点では遮断弁はま
だ閉じられていないので)、ガスの流れが少しでもあれ
ば、その場合にはガス漏洩が発生している確率が極めて
高いということになる。また逆に、この暫くの間にガス
流=0が断続せずに継続されていれば、ガス漏洩は発生
していないという判定を高い妥当性で判定することがで
きることになる。
【0014】そこで、本発明によれば、前記遮断弁を閉
状態に制御する信号が送出されると、該信号を受けた時
点から、スタンバイ遮断時漏洩判定手段が第2の検知期
間に亙って60分間など設定された時間カウントを継続
し、この第2の検知期間中に前記ガスの流れが0でない
状態に対応した少なくとも1パルス以上の前記パルスが
前記ガス流検知手段から出力された場合には、正常なら
ばガス流=0であるはずのこの期間中にガス流が検知さ
れたのだから、ガス漏洩が発生している確率が高いもの
と見做して、前記第1の時間カウント手段による時間カ
ウントはリセットしないで継続する一方、60分間など
に設定された第3の検知期間に亙って時間カウントをさ
らに継続して、その第3の検知期間の時間カウント中に
少なくとも1パルス以上の前記パルスが前記ガス流検知
手段から出力された場合には、ガス漏洩が発生している
ものとの判定を決定し、前記遮断弁を閉状態にするとと
もに前記ガス漏洩が発生している旨の警報を警報発生手
段に発生させる。
【0015】しかし他方、前記第2の検知期間の時間カ
ウント中または前記第3の検知期間の時間カウント中に
1パルスも前記パルスが出力されなかった場合には、少
なくともこの期間中にはガス漏洩が発生していないもの
と判定できることになるから、前記第1の時間カウント
手段の時間のカウントをリセットするとともに、前記時
間カウントの終了後に前記遮断弁を閉状態にする。そし
てその後は、消費電力節約などのためにガス流検知機能
やガス漏洩判定機能等を停止するとともに前記の遮断弁
の閉状態を継続して、いわゆるガス使用停止時の強制遮
断状態に入る。
【0016】このようにして、前記の第2の検知期間お
よび第3の検知期間中に、ガス漏洩が発生しているか否
かを、前記スタンバイ遮断時漏洩判定手段によって判定
できるので、その後の第1の検知期間の時間カウントを
継続するか否かについての必要性を高い妥当性を以て判
別することができる。
【0017】即ち、第2の検知期間および第3の検知期
間中にそれぞれ1パルス以上のパルスが検出されてガス
漏洩が発生していることが判定された場合には、その旨
の警報を発してガス漏洩の発生をユーザーに確実に報知
することができる。あるいは、第2の検知期間ではパル
スが検知されたが(つまりガス流が検知されたが)第3
の検知期間でのパルスは検知されなかった場合でも、ガ
ス漏洩の疑い有りとしてその後の第1の検知期間の時間
カウントを継続する必要性を高い妥当性を以て判別し
て、遮断弁を再び開状態に戻してガス供給を復帰した後
に前記第1の検知期間の時間カウントの続きを継続して
カウントすることで、それ以後もガス漏洩検知の警戒を
継続して確実にそのガス漏洩の発生を発見(判定)する
ことが可能となる。
【0018】また一方、第2の検知期間中および第3の
検知期間中のいずれの期間中にも、1パルスもパルスが
検出されなかった場合には、ガス漏洩は発生していなか
ったことが高い確率(妥当性)で判定されるから、その
場合には、それ以後つまり遮断弁を再び開状態に戻して
ガス供給を復帰した後に、前記第1の検知期間の時間カ
ウントの続きは、それ以上カウントする必要が無いこと
になる。むしろそのような第1の検知期間の時間カウン
トの続きを継続してカウントしてしまうと、前記の第2
の検知期間および第3の検知期間でガス漏洩が発生して
いないことが判定されたのに、前記のカウント終了後に
はガス漏洩が発生したことが誤判定されてしまう事にな
るので、不都合である。そこでこのような場合には、前
記第1の検知期間の時間カウントをリセットすることに
よって、その後の時間カウント継続に起因した誤判定を
防ぐことができる。
【0019】そして、第2の検知期間あるいは第3の検
知期間を経過した後は、遮断弁を閉じてガス使用停止中
の安全性を確保するとともに、ガス使用停止中に対応し
たガス漏洩検知機能等の一時停止状態に入って、その間
の電力消費量の節約等を図ることができる。
【0020】このようにして、本発明によれば、例えば
30日間のような所定の検知期間内に微少でもガス流が
検知される状態が継続した場合にはガス漏洩が発生した
ことを判定する従来の機能を備えたガス漏洩検知装置で
あってしかもガス使用停止中には遮断弁を強制遮断させ
るとともに検知期間のカウントを停止する機能を有する
ガス漏洩検知装置あるいはさらにそれと同様の機能を持
ったマイコンガスメータに用いられるガス漏洩検知装置
において、ガス使用停止前後での検知期間のカウントの
継続に起因したガス漏洩の誤判定の問題を解消して、正
確かつ確実なガス漏洩の判定を行なうことができ、しか
も、ガス使用停止中には遮断弁を強制遮断させて安全を
保つことができ、またその間の電力消費量を殆ど0にま
で低く抑えて低消費電力化を実現してマイコンガスメー
タのさらなる長期使用の要請に十分に対応することが可
能となる。
【0021】なお、上記のガス流検知手段としては、例
えば、いわゆる膜式ガス流量計と呼ばれるような、容積
流量計測方式のガス流量計測機構によって前記の容積変
化の1サイクルまたは半サイクルごとに1パルスが出力
されるようなガス流量計を用いても良い。あるいは、い
わゆる推量方式(あるいは文献によっては推測方式とも
言う)と呼ばれるような、ガス流の流速あるいは流量に
対応して変化する流体的な各種物理量に対応した頻度あ
るいは強さのパルスを出力する方式、つまりガス流によ
る動圧を計測する差圧流量計圧方式や、ガス流の粘性抵
抗を計測する面積流量計測方式や、ガス流がタービン羽
を動かす仕事率を計測するタービン流量計測方式や、ガ
ス流で発生する渦の周波数を計測する渦流量計測方式
や、ガス流中に超音波を伝搬させてその伝搬時間あるい
は伝搬速度等を計測する超音波流量計測方式のガス流量
計などを、ガス流検知手段として好適に用いることがで
きる。あるいはその他にも、ガス流中に熱線を配置して
その前後での温度変化を計測する熱式質量流量計測方式
なども用いることができる。
【0022】また、ガスの流速あるいは流量に関するフ
ァクタ(物理量)に対応したパルスを出力するものであ
れば、いずれにせよ上記の本発明に係るガス流検知手段
として好適に利用可能であることは言うまでもない。第
2に、本発明のガス漏洩検知装置は、上記第1記載のガ
ス漏洩検知装置において、前記ガス流検知手段および前
記遮断弁および前記第1の時間カウント手段および前記
ガス漏洩判定手段のうち少なくともいずれか一つは、前
記ガス供給源から供給される前記ガスを前記ガス供給源
から下流側の前記ガス消費機器へと導通する前記ガス供
給配管の途中に配置されて前記ガスの積算流量を計測す
るガスメータ内部に用いられているガス流検知手段およ
び遮断弁および第1の時間カウント手段およびガス漏洩
判定手段のうち少なくともいずれか一つを兼用して用い
てなることを特徴としている。
【0023】即ち、上記第1記載のガス漏洩検知装置に
おいて用いられる前記遮断弁および前記ガス流検知手段
および前記第1の時間カウント手段および前記遮断弁開
閉制御手段のうち少なくともいずれか一つ乃至それら全
ては、従来のいわゆるマイコンガスメータの主要部に用
いられている構成部位を、それぞれに対応した構成部位
として好適に兼用して用いることができる。
【0024】つまり、前記遮断弁としては、従来の一般
的なガス漏洩が検知された際に危険回避のためにガス供
給を停止するためにガスメータに配設されている遮断弁
を好適に兼用して用いることができる。また、前記ガス
流検知手段としては、ガスメータに配設されてユーザー
の消費するガスの積算消費流量を計測するために用いら
れる、膜式容積流量計や超音波推量方式流量計(あるい
は流速計)など、一般的なガス流量計測手段を好適に兼
用して用いることができる。ただし、このガス流検知手
段としては、微少なガス漏洩が発生した場合の微少な流
量(または流速)の検出が可能であることが望ましいの
で、この点からすると、できるだけ微少な流量の精確な
検出が可能な流量センサまたは流速センサを用いてなる
ガス流量計測手段を用いることが望ましいことは言うま
でもない。
【0025】また、前記第1の時間カウント手段および
前記遮断弁開閉制御手段についても、従来の一般的なマ
イコンガスメータに用いられているものを兼用で用いる
ことができる。このようにすることによって、従来の一
般的なマイコンガスメータがすでに備えている構成部位
を用いてそのマイコンガスメータ内に、本発明に係るガ
ス漏洩検知装置を簡易で安価かつコンパクトに構築する
ことができる。
【0026】第3に、本発明のガス漏洩検知装置は、上
記第1又は第2記載のガス漏洩検知装置において、前記
遮断弁開閉制御手段は命令入力インターフェイスとして
弁開閉切替スイッチを具備しており、該弁開閉切替スイ
ッチを用いた入力に対応して前記遮断弁の開閉を制御す
る信号を送出する遮断弁開閉制御手段であって、前記弁
開閉切替スイッチは少なくとも前記遮断弁および前記ガ
ス流検知手段が配置された前記ガス漏洩検知装置の本体
とは別の位置に配置されており、該ガス漏洩検知装置の
本体と伝送手段を介して接続されている遮断弁開閉制御
手段であることを特徴としている。
【0027】即ち、前記遮断弁開閉制御手段が送出(出
力)して遮断弁の開閉を制御する信号として前記遮断弁
を閉状態から開状態に制御する信号を出力する場合と、
それとは逆に開状態から閉状態に制御する信号を出力す
る場合とで、異なった操作の入力をユーザーが行なうこ
とで、その操作に対応した信号を送出(出力)するため
の、いわゆる命令入力インターフェイスとして用いられ
る弁開閉切替スイッチは、マイコンガスメータやガス漏
洩検知装置の本体が配置される屋外に設置されているよ
りも、できるだけユーザーの日常居住領域内あるいはそ
れに近い位置に設置されている方が、ユーザーにとって
は操作の利便性が高い筈である。
【0028】そこで、いわゆる命令入力インターフェイ
スとして用いられる弁開閉切替スイッチは、マイコンガ
スメータやガス漏洩検知装置の本体が設置されている位
置とは別の位置に、より望ましくはユーザーの日常居住
領域内つまり居室内等に設置すれば良い。そしてそのよ
うなユーザーの居室内に設置された弁開閉切替スイッチ
とガス漏洩検知装置本体との間での信号の授受を、専用
の伝送配線あるいは無線通信手段などの伝送手段を用い
て行なうようにすれば良い。
【0029】そして特に、ガスメータ内に既に既存の遮
断弁が設置されている場合には、これを本発明に係るガ
ス漏洩検知装置の遮断弁として兼用して用いることが好
適だが、さらには、その遮断弁をガス使用停止時などに
強制遮断するための信号を送出する命令入力インターフ
ェイスとして用いられる弁開閉切替スイッチが既に設置
されている場合などには、その既に設置されている弁開
閉切替スイッチを、本発明に係る弁開閉切替スイッチと
して好適に用いることができる。
【0030】このように、既存のハードウェア資源等が
あれば、それを本発明に係る弁開閉切替スイッチ等とし
て好適に用いることができる。そしてこのように既存の
ハードウェア資源等を流用しているので、命令入力イン
ターフェイスとしての切替スイッチや配線等をさらに付
加する必要もなくなるので、そのようなものの付加に起
因した装置全体としての繁雑化を回避することができ
る。
【0031】また、第4に、上記第1乃至第3のうちい
ずれかに記載のガス漏洩検知装置において、前記スタン
バイ遮断時漏洩判定手段は、前記第2の検知期間の時間
カウント中にはパルスが出力されたが前記第3の検知期
間の時間カウント中には1パルスも前記パルスが出力さ
れなかった場合には、ガス漏洩が発生している可能性が
無視できないものと判定して前記第1の時間カウント手
段の時間カウントはリセットしないスタンバイ遮断時漏
洩判定手段であることを特徴とするガス漏洩検知装置で
ある。
【0032】即ち、前記第2の検知期間の時間カウント
中にはパルスが出力されたが前記第3の検知期間の時間
カウント中には1パルスも前記パルスが出力されなかっ
た場合には、確かに第3の検知期間ではガス流は検出さ
れなかったのであるから、そのときにはガス漏洩が発生
してないとも考えられるが、それ以前の第2の検知期間
中にはガス流が検出されたのであるから、ガス漏洩が発
生している可能性は必ずしも全面的には無視できないも
のとして、その後のガス使用復帰後のガス漏洩監視を継
続した方が、より確実なガス漏洩検知を実現できる場合
も多い。
【0033】そこで、このような場合に対応してこの第
4記載の技術においては、スタンバイ遮断時漏洩判定手
段は、前記第2の検知期間の時間カウント中にはパルス
が出力されたが前記第3の検知期間の時間カウント中に
は1パルスも前記パルスが出力されなかった場合には、
ガス漏洩が発生している可能性が無視できないものと判
定して前記第1の時間カウント手段の時間カウントはリ
セットしない。これにより、さらに確実なガス漏洩検知
を実現できる確率を高くすることができる。ただし、こ
のような確実なガス漏洩検知を実現できる確率を高くす
る効果は、第2の検知期間や第3の検知期間と第1の検
知期間との、実際の時間的長さの兼ね合いや、実際上の
検知期間として取ることが可能な時間の長さの兼ね合い
などに大きく左右されるので、正確さを追及し過ぎてそ
の検知期間を余りにも長く取ることも好ましくないし、
また逆に余りにも短いと粗い検知しかできなくなるの
で、実際上のその定量的な時間設定についてはガス流検
知手段の計測レンジアビリティ等も考慮して適宜に最適
値を設定すれば良いことは言うまでもない。
【0034】第5に、本発明のガス漏洩検知装置は、上
記第1乃至第3いずれかに記載のガス漏洩検知装置にお
いて、前記スタンバイ遮断時漏洩判定手段は、前記第2
の検知期間の時間カウント中に少なくとも1パルス以上
の前記パルスが出力された場合にはガス漏洩が発生して
いるものと判定し、その時点で前記第1の時間カウント
手段の時間カウントをリセットするとともに前記遮断弁
スタンバイ遮断制御手段によって前記遮断弁を閉状態に
するとともに前記ガス漏洩が発生した旨の警報を警報発
生手段によって発生させるスタンバイ遮断時漏洩判定手
段であることを特徴としている。
【0035】即ち、第2の検知期間に1パルスでも検出
されたら、その時点で直ちにガス漏洩発生と判定するよ
うにしても良い。ただし、このように第3の検知期間に
おけるパルス検出を省略した場合には、上記のような第
3の検知期間におけるパルス検出を行なうようにした場
合よりも判定精度が粗いものとなる傾向にあることは言
うまでもない。しかしその反面、完全に強制遮断状態へ
と移行するまでの間のガス流検知手段等を継続して動作
させておく時間については、上記の第3の検知期間まで
パルス検出を続行する場合よりも短時間に済ませること
ができるので、その間のパルス検出等の動作に要する電
力消費量を節約することができるというメリットや、完
全にガス使用停止に対応した完全な弁遮断状態への移行
を上記よりも早期にできるようになるというメリットも
ある。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガス漏洩検知
装置の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図
1は本発明に係るガス漏洩検知装置の主要部の構成を示
す図である。
【0037】このガス漏洩検知装置は、ガス供給源(図
示省略)から供給されるガスを前記ガス供給源から下流
側のガス消費機器(図示省略)側へと導通するガス供給
配管1の途中に配置されて前記ガスの流れに対応して、
ガス流が流れている場合には少なくとも1パルスを出力
して前記ガスの流れを検知する(本実施形態においては
膜式ガス流量計を用いてなる)ガス流検知手段101
と、前記ガス供給配管1の途中に配置されて弁2の開閉
によって前記ガスの流れの停止および導通を行なう遮断
弁102と、予め定められた第1の検知期間T1 (本実
施形態においてはT1 =30日間とした)に亙って該時
間カウントを継続する第1の時間カウント手段103で
あって前記遮断弁102の弁2が開状態にある期間にの
み前記時間カウントを継続するが前記遮断弁102の弁
2が閉状態にある期間中は前記時間カウントを一旦停止
し、前記遮断弁102の弁2が再び開状態に戻ると前記
一旦停止していた時間カウントを継続する第1の時間カ
ウント手段103と、前記第1の時間カウント手段10
3によってカウントされる前記第1の検知期間に亙って
前記ガス流検知手段101によって前記ガスの流れが断
続なく(つまり途中でガス流=0となることなく)継続
的に検知された場合にはガス漏洩が発生したものと判定
し、前記第1の検知期間T1 の時間カウントの継続途中
に前記ガスの流れの停止が検知された場合には前記時間
カウントを停止するとともに該時間カウントをリセット
して該時間カウントを再び初期値(=0)から新たにカ
ウント開始可能な状態に戻すガス漏洩判定手段104と
を有するガス漏洩検知装置において、前記遮断弁102
の開閉状態を制御する信号を送出して前記遮断弁102
の開閉を制御する遮断弁開閉制御手段105と、前記遮
断弁開閉制御手段105から前記遮断弁102を閉状態
に制御する信号が送出されると、該信号を受けた時点か
ら、前記第1の検知期間T1 よりも短い第2の検知期間
T2 の時間(本実施形態においてはT2 =60分間とし
た)を少なくとも経過した後に、前記弁2を閉じる動作
を実行させる遮断弁スタンバイ遮断制御手段106と、
前記遮断弁開閉制御手段105から前記遮断弁102を
閉状態に制御する信号が送出されると、該信号を受けた
時点から、前記第2の検知期間に亙って該第2の検知期
間T2の時間カウントを継続し、該第2の検知期間T2
中に前記ガスの流れが0でない状態に対応した少なくと
も1パルス以上の前記パルスが前記ガス流検知手段10
1から出力された場合には、前記第1の時間カウント手
段103による時間カウントはリセットしないで継続す
る一方、遮断弁スタンバイ遮断制御手段106によって
前記遮断弁102をまだ閉じないで開状態のままに保ち
つつ、さらに第3の検知期間T3 (本実施形態において
はT3 =60分間とした)に亙って時間カウントを継続
し、前記第3の検知期間T3 の時間カウント中に少なく
とも1パルス以上の前記パルスが前記ガス流検知手段1
01から出力された場合には、ガス漏洩が発生している
ものと判定して遮断弁スタンバイ遮断制御手段106に
よって前記遮断弁102を閉状態にするとともに前記ガ
ス漏洩が発生している旨の警報を警報発生手段107に
よって発生させるが、前記第2の検知期間T2 の時間カ
ウント中または前記第3の検知期間T3 の時間カウント
中に1パルスも前記ガス流検知手段101から前記パル
スが出力されなかった場合には、ガス漏洩が発生してい
ないものと判定して前記第1の時間カウント手段103
の時間カウントをリセットするとともに遮断弁スタンバ
イ遮断制御手段106によって前記遮断弁102を閉状
態にする、スタンバイ遮断時漏洩判定手段108と、前
記ガス漏洩が発生している旨の警報を発する警報発生手
段107と、を備えている。なお、この警報発生手段1
07は、本実施形態においては上記のガス漏洩判定手段
104でガス漏洩が判定された場合にもその旨の警報を
発するものとした。いずれも同様のガス漏洩を警報する
ものであることから、警報発生手段107はこのように
ガス漏洩発生が判定されたいずれの場合にも用いること
が可能であることは言うまでもなく、またこのように一
つの警報発生手段107だけて済ませることができるの
で装置全体での構造の簡易化に対してもメリットが大き
いと言える。
【0038】なお、本実施形態においては、第1の時間
カウント手段103は遮断弁の開/閉状態の検知を、直
接に遮断弁102の開/閉状態から検出するようにした
が、これのみには限定されず、この第1の時間カウント
手段103にも遮断弁開閉制御手段105の出力信号が
送出されるようにして、この信号に基づいて遮断弁10
2の開/閉状態を検知しても良いことは言うまでもな
い。
【0039】そしてさらには、前記ガス流検知手段10
1、前記遮断弁102、前記第1の時間カウント手段1
03、ガス漏洩判定手段104をはじめとして、遮断弁
開閉制御手段105、遮断弁スタンバイ遮断制御手段1
06、警報発生手段107、スタンバイ遮断時漏洩判定
手段108は、前記ガス供給源から供給される前記ガス
を前記ガス供給源から下流側の前記ガス消費機器へと導
通する前記ガス供給配管1の途中に配置されて前記ガス
の積算流量を計測するガスメータ200の内部にて、そ
のガスメータ200用のガス流量検知手段、遮断弁、第
1の時間カウント手段、ガス漏洩判定手段としてもそれ
ぞれ兼用で用いられている。
【0040】そしてさらには、上記の遮断弁開閉制御手
段105は、命令入力インターフェイスとして弁開閉切
替スイッチ3a,3bを具備しており、該弁開閉切替ス
イッチ3a,3bを用いた入力に対応して前記遮断弁1
02の開閉を制御する信号を送出する遮断弁開閉制御手
段105であって、前記弁開閉切替スイッチ3a,3b
は少なくとも前記遮断弁102および前記ガス流検知手
段101が配置された前記ガス漏洩検知装置の本体つま
りガスメータ200の本体とは別の位置に(本実施形態
ではユーザーの居住室内に)、操作器300上に配置さ
れており、該ガス漏洩検知装置の本体であるガスメータ
200の本体との間を伝送手段400を介して接続され
ている。
【0041】また、警報発生手段107は、ガスメータ
200の本体ではなく操作器300側に配置しても良い
ことは言うまでもない。また、操作器300は、ガスメ
ータ200の前面あるいはそれに付設しても良いが、ユ
ーザーの操作性の良さを考慮すれば、ユーザーの居住室
内などに設置することが望ましい。
【0042】また、本実施形態においては、本発明に係
るガス漏洩検知装置の主要部の構成およびその動作につ
いて詳述することを目的としているのであるから、それ
以外の一般的なガスメータとしての構造や機能について
は、一般的なガスメータのそれで構わない。むしろ、で
きるだけ一般的なガスメータを用いることができる方
が、本発明に係るガス漏洩検知装置の主要部を付加する
際に簡便性が良好なものとなるのであって、本発明に係
るガス漏洩検知装置の主要部の構成はそのような一般的
なガスメータ内に配設することができ、しかもそのガス
メータの構成部位の少なくとも上記のような一部分を兼
用で用いることが可能なのであるから、本発明に係るガ
ス漏洩検知装置の主要部の構成は、一般的なガスメータ
内に極めて簡易に付設することができるというメリット
も備えている。
【0043】よって、本発明に係るガス漏洩検知装置の
主要部の構成およびその動作以外の一般的なガスメータ
としての構成やその動作については、一般的なガスメー
タのそれを用いれば良いということで、本実施形態で
は、その主要部の説明の簡潔化を図るために、ガスメー
タ本体としての部分の詳述および図示は省略した。
【0044】次に、上記のような本発明に係るガス漏洩
検知装置の主要な動作を、特にガス使用停止時における
スタンバイ遮断時漏洩判定手段108による動作を中心
として以下に説明する。図2は、本発明に係るガス漏洩
検知装置の主要な動作を示す概要フローチャートであ
る。
【0045】ユーザーは、通常のガス使用時には、操作
器300の弁開閉切替スイッチ3a,3bを用いて遮断
弁102を開状態にしておき(s1のN)、ガスの供給
を継続させてガス消費を継続する(s2)。そして、例
えば深夜の稼働停止時間に至るなどして、ガスの使用を
停止する際になると、ユーザーは操作器300の弁開閉
切替スイッチ3bを押下して、遮断弁102を閉状態に
切り替える操作を行なう(s1のY)。
【0046】すると、この命令入力に基づいて、遮断弁
開閉制御手段105は、遮断弁102を閉状態に制御す
る信号Sを、遮断弁スタンバイ遮断制御手段106に送
出する(s3)。そして遮断弁スタンバイ遮断制御手段
106は、前記の信号Sを受けると、この信号Sを受け
た時点から、第2の検知期間T2 の時間として本実施形
態においてはT2 =60分間の時間カウントt2 を初期
値t2 =0からカウント開始する(s4)。
【0047】そしてその第2の検知期間T2 の時間カウ
ント中(s5のY)に、1パルスもパルスが出力(検
出)されなかった場合には(s6のN〜s5のN)、ガ
ス漏洩は発生していないものと判定されるので、この場
合にはスタンバイ遮断時漏洩判定手段108は、第1の
時間カウント手段103の時間カウントをリセットする
(s8)とともに、前記遮断弁102を閉状態にして
(s9)、スタンバイ遮断を終了して完全にガス停止時
の遮断状態に入る。
【0048】しかし一方、この第2の検知期間T2 の時
間カウント中(s5のY)に、少なくとも1パルスでも
ガス流に対応して出力(検出)されるパルスが前記ガス
流検知手段101から出力(検出)された場合には(s
6のY)、遮断弁スタンバイ遮断制御手段106は、そ
の時点からさらに第3の検知期間T3 として本実施形態
においてはT3 =60分間に亙って、第3の時間カウン
トt3 を初期値t2 =0からカウント開始して、これを
継続する(s7)。
【0049】続いて、その第3の検知期間T3 の時間カ
ウント中(s10のY)に、1パルスもパルスが出力
(検出)されなかった場合には(s11のN〜s10の
N)、スタンバイ遮断時漏洩判定手段108は、ガス漏
洩が発生していないものと判定して、第1の時間カウン
ト手段103の時間カウントをリセットする(s8)と
ともに、前記遮断弁102を閉状態にして(s9)、第
2の検知期間および第3の検知期間に亙ってのスタンバ
イ遮断の動作を完全に終了して、完全にガス停止時の遮
断状態に入る。
【0050】しかし一方、この第3の検知期間T3 の時
間カウント中(s10のY)つまり本実施形態において
はT3 =60分間内に、少なくとも1パルスでもガス流
に対応して出力(検出)されるパルスが前記ガス流検知
手段101から出力(検出)された場合には(s11の
Y)、その時点でスタンバイ遮断時漏洩判定手段108
は、ガス漏洩が発生したとの判定を下して(s12)、
その旨の警報を警報発生手段107によって発する(s
13)とともに、第1の時間カウント手段103の時間
カウントを初期値=0にリセットする(s14)。また
このとき、遮断弁102を閉状態にする(s15)。こ
うしてスタンバイ遮断を終了して、完全にガス停止時の
遮断状態に入る。
【0051】そして、上記のようにして、ガス漏洩が判
定され、あるいは判定されないままでも、いずれにせよ
スタンバイ遮断が終了して完全にガス停止時の遮断状態
に入った後、ユーザーが再びガスの使用を開始する際に
は、ユーザーは今度は操作器300の弁開閉切替スイッ
チ3aを押下して、遮断弁102を開状態に切り替える
操作を行なう(s16のY)。
【0052】すると、この開状態への切替命令の入力に
基づいて、遮断弁開閉制御手段105は、遮断弁102
を開状態に復帰するように制御する信号Rを、遮断弁1
02に送出する(s17)。すると遮断弁102は、こ
の信号Rに基づいて、それまで遮断状態にあった弁2を
再び開状態に復帰させる(s18)。
【0053】またこのとき、前記の信号Rは遮断弁スタ
ンバイ遮断制御手段106にも送出される。ただしこれ
は、上記のスタンバイ遮断が完全には終了していない場
合つまりs1〜s15の途中の動作段階で、上記の一連
のスタンバイ遮断の動作を割り込みモードで強制終了さ
せるための命令の伝送の一環として実行されるものであ
り、また前記の遮断弁スタンバイ遮断制御手段106以
外の部位についても、いずれも遮断弁102を開状態に
復帰させることで、これを検知してスタンバイ遮断の動
作を割り込みモードで強制終了させるようにする。
【0054】即ち、本実施形態においては、図2中のs
16以下〜s18までの各ステップは、s16のYつま
りユーザーによって操作器300の弁開閉切替スイッチ
3aが押下された時点から、それがたとえ上記のスタン
バイ遮断のs1〜s15の一連の動作途中の動作段階で
入力された場合であっても、その動作途中で強制終了さ
せるように割り込みモードで実行されるものであるとい
うことである。
【0055】なお、本実施形態では、第3の検知期間T
3 中にパルスが1パルスも検出されなかった場合には、
それまでカウントされて一旦停止されていた第1の時間
カウント手段103の時間カウントをリセットする場合
について(つまり特にs8を実行する場合について)示
したが、第3の検知期間T3 中にパルスが1パルスも検
出されなかった場合でも、第2の検知期間T2 中にはパ
ルスが少なくとも1パルスは検知されたのだから、その
場合にはガス漏洩の疑い有りとして、それまでカウント
されて一旦停止されていた第1の時間カウント手段10
3の時間カウントt1 はリセットしないでそのまま保存
しておき、再び遮断弁が開状態に復帰されてガス使用が
再開された時点から、その第1の時間カウント手段10
3による第1の検知周期T1 の時間カウントt1 を引き
続きカウント継続して、その間にガス漏洩を監視(検
知)するようにしても良い。つまり前記のs8は省略し
ても良い。
【0056】あるいは、第3の検知期間におけるパルス
検出は行なわないで、第2の検知期間に1パルスでも検
出されたら、その時点で直ちにガス漏洩発生と判定する
ようにしても良いことは言うまでもない。つまり、s7
〜s11は省略して、s6のYから直ちにs12に進む
ようにしても良い。ただし、このように第3の検知期間
におけるパルス検出(s7〜s11)を省略した場合に
は、上記のような第3の検知期間におけるパルス検出を
行なうようにした場合よりも判定精度が粗いものとなる
傾向にあることは言うまでもない。しかしその反面、完
全に強制遮断状態へと移行するまでの間の、ガス流検知
手段101等を継続して動作させておく時間について
は、上記よりも短時間に済ませることができるので、そ
の間の電力消費量を節約することができるというメリッ
トがある。
【0057】次に、遮断弁102が開いた状態における
一般的なガス使用時の、第1の時間カウント手段103
による第1の検知周期T1 でのガス漏洩検知の動作を図
2ではs(ステップ)19として示しているが、その内
容を図3に別途に示す。即ち、図3に示すように、まず
ガス流検知手段101でパルスが1つでも検出された場
合には(s20のY)、第1の時間カウント手段103
は時間カウントt1 のカウントを開始する(s21)。
【0058】そして第1の時間カウント手段103は、
時間カウントt1 を第1の検知周期T1 までカウント継
続し(s22のN〜s20〜s21)、その間にパルス
が断続無く継続して検出されていて(s20のY)、そ
の状態で第1の検知周期T1までカウントアップが完了
すると(s22のY)、つまり30日間に亙って60分
間ごとに少なくとも1パルスずつ以上はパルスが検出さ
れる状態が継続した場合には、ガス漏洩判定手段104
はガス漏洩が発生したものと判定して、警報発生手段1
07によって警報を発する(s23)。そしてこのよう
にガス漏洩発生が判定された場合には、即座に遮断弁1
02を閉状態に遮断して(s24)、そのときのガス漏
洩を拡大しないように対処して当面の安全を確保すると
ともに、前記の時間カウントt1 をリセットする(s2
5)。
【0059】また一方、前記のs20において、パルス
が60分間に1パルスも検出されなかった状態が発生し
た場合には(s20のN)、ガス流が完全停止状態とな
ったものと見做して、ガス漏洩は無かったものと判定
し、t1 をリセットして(s26)、再びパルスが検出
されるのを待つ状態に戻る(s20)。
【0060】ただしここで、上記のs20〜s25のい
ずれかの動作ステップの途中で、s1に示したような弁
遮断命令の入力が割り込みで入力された場合には、上記
のs20〜s25のどのステップの動作途中であって
も、そのとき入力された弁遮断命令の入力に基づく上記
のs1以降の各動作が割り込みモードで実行されるもの
であることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細な説明で明示したように、本
発明によれば、例えば30日間のような所定の検知期間
内に微少でもガス流が検知される状態が継続した場合に
はガス漏洩が発生したことを判定するガス漏洩検知手段
を有しており、しかもガス使用停止中には遮断弁を強制
遮断させるとともに検知期間のカウントを停止する機能
を有するガス漏洩検知装置あるいはそれと同様の機能を
持ったマイコンガスメータ内に用いられるガス漏洩検知
装置において、ガス使用停止前後での検知期間のカウン
トの継続に起因したガス漏洩の誤判定の問題を解消し
て、正確かつ確実なガス漏洩の判定を行なうことがで
き、しかも、ガス使用停止中には遮断弁を強制遮断させ
て安全を保つことができ、またその間の電力消費量を殆
ど0にまで低く抑えて低消費電力化を実現してマイコン
ガスメータのさらなる長期使用要請に対応することが可
能な、ガス漏洩検知装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス漏洩検知装置の構成の主要部
を示す図である。
【図2】本発明に係るガス漏洩検知装置の特に主要な動
作である、スタンバイ遮断の動作を中心として示す概要
フローチャートである。
【図3】遮断弁102が開いた状態における一般的なガ
ス使用時の、第1の時間カウント手段103による第1
の検知周期T1 でのガス漏洩検知の動作を示す概要フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…ガス供給配管 2…弁 3a, 3b…弁開閉切替スイッチ 200…ガスメータ(本体) 300…操作器 400…伝送手段 101…ガス流検知手段 102…遮断弁 103…第1の時間カウント手段 104…ガス漏洩判定手段 105…遮断弁開閉制御手段 106…遮断弁スタンバイ遮断制御手段 107…警報発生手段 108…スタンバイ遮断時漏洩判定手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給源から供給されるガスを前記ガ
    ス供給源から下流側のガス消費機器へと導通するガス供
    給配管の途中に配置されて前記ガスの流れに対応して少
    なくとも1パルスを出力して前記ガスの流れを検知する
    ガス流検知手段と、前記ガス供給配管の途中に配置され
    て弁の開閉によって前記ガスの流れの停止および導通を
    行なう遮断弁と、予め定められた第1の検知期間に亙っ
    て該時間カウントを継続する第1の時間カウント手段で
    あって前記遮断弁が開状態にある期間にのみ前記時間カ
    ウントを継続するが前記遮断弁が閉状態にある期間中は
    前記時間カウントを一旦停止し前記遮断弁が再び開状態
    に戻ると前記一旦停止していた時間カウントを継続する
    第1の時間カウント手段と、前記第1の時間カウント手
    段によってカウントされる前記第1の検知期間に亙って
    前記ガス流検知手段によって前記ガスの流れが断続なく
    継続的に検知された場合にはガス漏洩が発生したものと
    判定し、前記第1の検知期間の時間カウントの継続途中
    に前記ガスの流れの停止が検知された場合には前記時間
    カウントを停止するとともに該時間カウントをリセット
    して該時間カウントを再び初期値から新たにカウント開
    始可能な状態に戻すガス漏洩判定手段とを有するガス漏
    洩検知装置において、 前記遮断弁の開閉状態を制御する信号を送出して前記遮
    断弁の開閉を制御する遮断弁開閉制御手段と、 前記遮断弁開閉制御手段から前記遮断弁を閉状態に制御
    する信号が送出されると、該信号を受けた時点から、前
    記第1の検知期間よりも短い第2の検知期間に亙っての
    時間を少なくとも経過した後に前記弁を閉じる動作を実
    行する遮断弁スタンバイ遮断制御手段と、 前記遮断弁開閉制御手段から前記遮断弁を閉状態に制御
    する信号が送出されると、該信号を受けた時点から、前
    記第2の検知期間に亙って該第2の検知期間の時間カウ
    ントを継続し、該第2の検知期間中に前記ガスの流れが
    0でない状態に対応した少なくとも1パルス以上の前記
    パルスが前記ガス流検知手段から出力された場合には、
    前記第1の時間カウント手段による時間カウントはリセ
    ットしないで継続する一方、前記遮断弁を開状態に保っ
    たままでさらに第3の検知期間に亙って時間カウントを
    継続し、前記第3の検知期間の時間カウント中に少なく
    とも1パルス以上の前記パルスが前記ガス流検知手段か
    ら出力された場合には、ガス漏洩が発生しているものと
    判定して前記遮断弁スタンバイ遮断制御手段によって前
    記遮断弁を閉状態にするとともに前記ガス漏洩が発生し
    ている旨の警報を警報発生手段によって発生させるが、
    前記第2の検知期間の時間カウント中または前記第3の
    検知期間の時間カウント中に1パルスも前記パルスが出
    力されなかった場合には、ガス漏洩が発生していないも
    のと判定して前記第1の時間カウント手段の時間カウン
    トをリセットするとともに前記遮断弁スタンバイ遮断制
    御手段によって前記遮断弁を閉状態にする、スタンバイ
    遮断時漏洩判定手段と、 前記警報を発する警報発生手段とを備えたことを特徴と
    するガス漏洩検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス漏洩検知装置におい
    て、 前記ガス流検知手段および前記遮断弁および前記第1の
    時間カウント手段および前記ガス漏洩判定手段のうち少
    なくともいずれか一つは、前記ガス供給源から供給され
    る前記ガスを前記ガス供給源から下流側の前記ガス消費
    機器へと導通する前記ガス供給配管の途中に配置されて
    前記ガスの積算流量を計測するガスメータ内部に用いら
    れているガス流検知手段および遮断弁および第1の時間
    カウント手段およびガス漏洩判定手段のうち少なくとも
    いずれか一つを兼用して用いてなることを特徴とするガ
    ス漏洩検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のガス漏洩検知装置
    において、 前記遮断弁開閉制御手段は、命令入力インターフェイス
    として弁開閉切替スイッチを具備しており、該弁開閉切
    替スイッチを用いた入力に対応して前記遮断弁の開閉を
    制御する信号を送出する遮断弁開閉制御手段であって、
    前記弁開閉切替スイッチは少なくとも前記遮断弁および
    前記ガス流検知手段が配置された前記ガス漏洩検知装置
    の本体とは別の位置に配置されており、該ガス漏洩検知
    装置の本体と伝送手段を介して接続されている遮断弁開
    閉制御手段であることを特徴とするガス漏洩検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3いずれかに記載のガス漏
    洩検知装置において、 前記スタンバイ遮断時漏洩判定
    手段は、前記第2の検知期間の時間カウント中には前記
    パルスが出力されたが前記第3の検知期間の時間カウン
    ト中には1パルスも前記パルスが出力されなかった場合
    には、ガス漏洩が発生している可能性が無視できないも
    のと判定して前記第1の時間カウント手段の時間カウン
    トはリセットしないスタンバイ遮断時漏洩判定手段であ
    ることを特徴とするガス漏洩検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3いずれかに記載のガス漏
    洩検知装置において、 前記スタンバイ遮断時漏洩判定
    手段は、前記第2の検知期間の時間カウント中に少なく
    とも1パルス以上の前記パルスが出力された場合には、
    ガス漏洩が発生しているものと判定し、その時点で前記
    第1の時間カウント手段の時間カウントをリセットする
    とともに前記遮断弁スタンバイ遮断制御手段によって前
    記遮断弁を閉状態にするとともに前記ガス漏洩が発生し
    た旨の警報を警報発生手段によって発生させるスタンバ
    イ遮断時漏洩判定手段であることを特徴とするガス漏洩
    検知装置。
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JP2002340721A (ja) * 2001-03-14 2002-11-27 Osaka Gas Co Ltd ガス漏洩検知装置
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