JPH11270800A - 配管診断方法、配管診断装置及び配管付き設備 - Google Patents
配管診断方法、配管診断装置及び配管付き設備Info
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- JPH11270800A JPH11270800A JP10070889A JP7088998A JPH11270800A JP H11270800 A JPH11270800 A JP H11270800A JP 10070889 A JP10070889 A JP 10070889A JP 7088998 A JP7088998 A JP 7088998A JP H11270800 A JPH11270800 A JP H11270800A
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Abstract
に存在する破損箇所の位置を少ない計測点数で短時間に
見つけ出すことができる配管診断方法、配管診断装置及
び配管付き設備を提供する。 【解決手段】診断対象となる配管1で、両端が音響的な
反射体4a、4bで仕切られた診断区間5内で人工的に
音波を発生させる音波発生手段12,15と、診断区間
5内に離間配置される一対のマイクロホン13,14
と、これらマイクロホン13,14で検出された管内音
圧から管内音響波の性質を計測し、計測された性質から
少なくとも配管破損個所の位置を算出する配管破損個所
算出手段16a、16b、17,18とを備えている。
Description
査に主眼をおいた配管診断方法、配管診断装置及び配管
付き設備に関する。
埋設されている。このため、地震等によって水道管が破
損したとき、その破損個所、つまり漏水個所を探査・確
認することが非常に困難で、早期復旧を遅らせる要因と
なっている。
探査する技術としては、地中探査レーダを用いるもの、
TVカメラを用いるもの、水圧、ガス、空気、音、流量
などの変化を利用するものなどがある。
等を想定したものではないので、例えば地震災害時には
適用できないものが多い。
制約条件があるからである。
査。
とは規模が違い、破損箇所から水が一気に吹き出し、水
のない空管の状態になる。
位置まで探査しなければいけない。
面からの計測が困難な場合もある。 (4) 短い計測時間(設置・計測・撤収まで)。
水たまりの影響も考慮。
こと。
来の地中探査レーダを用いるものを例にとると、この技
術では地表面から計測するので、上述した(3) の条件を
満たすことが難しく、地層の変化も影響し、地中での破
損箇所を推定することは困難である。一方、配管内に空
気を注入し、空気量の変化から破損を探査する技術を例
にとると、これはあくまでもその区間に破損があるかど
うかの有無を探査する技術に過ぎず、破損位置の特定は
不可能であった。
道管に空気の代わりに水を注入し、あえて破損箇所から
漏水させ、それによって地中に創出した漏水音波を調査
員が地表から聴きながら漏水箇所を探査する方法が採ら
れた。
と、周囲環境騒音の中から漏水音のみを聞き分けられる
熟練された調査員が必要であること、1つ1つの水道管
に水を入れて音を聴くという人海戦術を採らざるを得な
いこと、などの理由から非常に時間と労力を要した。な
お、スモークやヘリウムガスを注入する技術もあるが、
水道管のような配管に対しては安全面、衛生面等から適
当とはいえない。
術では、対象とする配管が所定の圧のかかった満水でな
ければならなかったり、破損の有無はわかるが破損箇所
までは算出不可能であったり、破損箇所まで見つけるに
は地表面から数時間かけて計測しなければならなかった
り、準備に時間を要したりして、制約条件の多い地震災
害時には適用できない問題があった。
場合であっても、配管に存在する破損箇所の位置を少な
い計測点数で短時間に見つけ出すことができる配管診断
方法、配管診断装置及び配管付き設備を提供することを
目的としている。
に、本発明の第1の発明に係る配管診断方法では、診断
対象となる配管に診断区間を定め、この診断区間の両端
を音響的な反射体で仕切り、上記診断区間内で人工的に
音波を発生させ、この音波を上記診断区間内に離間配置
された一対のマイクロホンで検出し、これらマイクロホ
ンで検出された管内音圧から管内音響波の性質を計測
し、計測された性質から少なくとも配管破損個所の位置
を算出するようにしている。
当たり、上記診断区間の一端側近傍で前記音波を人工的
に発生させ、上記診断区間の両端近傍に前記マイクロホ
ンをそれぞれ配置することが好ましい。
当たり、前記管内音響波の性質を計測し、計測された性
質から少なくとも配管破損個所の位置を算出するに際し
て、前記マイクロホンで検出された管内音圧から管内空
間伝達関数を計測し、この管内空間伝達関数の実数部と
虚数部とを用いて少なくとも前記配管破損個所の位置を
算出してもよいし、前記マイクロホンで検出された管内
音圧から管内空間インパルス応答関数または相互相関関
数を計測し、この計測データを基に前記配管破損個所で
生じる反射波に起因した成分から少なくとも前記配管破
損個所の位置を算出してもよい。なお、後者を採用する
場合、前記配管の前記診断区間内に上記配管の口径で決
まる管径方向の一次共鳴モードを励起させる単一周波数
の音波を人工的に発生させるようにしてもよいし、さら
に前記配管の共鳴周波数を同定し、この共鳴周波数の音
波を人工的に発生させるようにしてもよい。
当たり、前記診断対象となる配管内部が実質的に空の水
道管の場合には、前記反射体として上記水道管に付設さ
れている仕切弁を用い、人工的な前記音波の発生に供さ
れる要素及び前記マイクロホンを上記水道管に付設され
ている消火栓を通して前記診断区間内に配置することが
好ましい。この場合、前記消火栓内に、この消火栓内で
の音の反射を防止する反射抑制要素を装着することが好
ましい。
の発明に係る配管診断方法では、診断対象となる配管に
診断区間を定め、この診断区間の両端を音響的な反射体
で仕切り、上記診断区間内に所定の圧力を有する気体圧
を発生させ、この気体圧によって配管破損個所から発生
した放射音波を上記診断区間内に離間配置された一対の
マイクロホンで検出し、これらマイクロホンで検出され
た管内音圧から管内音響波の性質を計測し、計測された
性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出するよう
にしている。
る場合、前記診断区間の両端近傍に前記マイクロホンを
それぞれ配置することが好ましい。
当たり、管内音響波の性質を計測し、計測された性質か
ら少なくとも配管破損個所の位置を算出するに際して、
前記マイクロホンで検出された管内音圧から管内空間伝
達関数を計測し、この管内空間伝達関数を用いて少なく
とも前記配管破損個所の位置を算出することが好まし
い。
当たり、前記診断対象となる配管内部が実質的に空の水
道管の場合には、前記反射体として上記水道管に付設さ
れている仕切弁を用い、前記診断区間内に気体圧を発生
させる要素の一部及び前記マイクロホンを上記水道管に
付設されている消火栓を通して前記診断区間内に配置す
ることが好ましい。
の発明に係る配管診断方法では、地下に埋設されている
診断対象となる配管に診断区間を定め、この診断区間の
両端を仕切体で仕切り、上記診断区間内に所定圧力を有
する気体を発生させ、この気体圧によって配管破損個所
から発生する放射音波を上記配管を通して放射音検知セ
ンサで検出するとともに少なくとも一対の地表振動検知
センサを地表面に配置し、これら地表振動検知センサの
出力信号から前記放射音検知センサで得られた信号とは
関わりのない雑音信号を相互相関処理でそれぞれ除去
し、この処理を経た対をなす信号を用いて地表面に伝わ
る前記放射音波の振動インテンシティを求め、この振動
インテンシティから少なくとも配管破損個所の位置を算
出するようにしている。
の発明に係る配管診断装置は、診断対象となる配管で、
両端が音響的な反射体で仕切られた診断区間内で人工的
に音波を発生させる音波発生手段と、前記診断区間内に
離間配置される一対のマイクロホンと、これらマイクロ
ホンで検出された管内音圧から管内音響波の性質を計測
し、計測された性質から少なくとも配管破損個所の位置
を算出する配管破損個所算出手段とを備えている。
において、前記第1の発明に係る配管診断方法で採用可
能としている配管破損個所算出方式、音波発生手段並び
にマイクロホンの設置方式を採用することができる。
の発明に係る配管診断装置は、診断対象となる配管で、
両端が音響的な反射体で仕切られた診断区間内に所定の
圧力を有する気体を発生させる気体圧発生手段と、前記
診断区間内に離間配置されて前記気体圧によって配管破
損個所から発生した放射音波を検出する一対のマイクロ
ホンと、これらマイクロホンで検出された管内音圧から
管内音響波の性質を計測し、計測された性質から少なく
とも配管破損個所の位置を算出する配管破損個所算出手
段とを備えている。
において、前記第2の発明に係る配管診断方法で採用可
能としている配管破損個所算出方式、音波発生手段並び
にマイクロホンの設置方式を採用することができる。
の発明に係る配管診断装置は、診断対象となる配管で、
両端が仕切体によって仕切られた診断区間内に所定の圧
力を有する気体を発生させる気体圧発生手段と、前記気
体圧によって配管破損個所から発生する放射音波を上記
配管を通して検出する放射音検知センサと、地表面に配
置された少なくとも一対の地表振動検知センサと、これ
ら地表振動検知センサの出力信号から前記放射音検知セ
ンサで得られた信号とは関わりのない雑音信号を相互相
関処理でそれぞれ除去する手段と、この手段による処理
を経た対をなす信号を用いて地表面に伝わる前記放射音
波の振動インテンシティを求め、この振動インテンシテ
ィから少なくとも配管破損個所の位置を算出する配管破
損個所算出手段とを備えている。
の発明に係る配管付き設備は、各種の配管を備えた設備
本体と、診断対象となる配管で、診断区間となる両端を
音響的な反射体で仕切る仕切り手段と、この手段で仕切
られた診断区間内で人工的に音波を発生させる音波発生
手段と、前記診断区間内に離間配置される一対のマイク
ロホンと、これらマイクロホンで検出された管内音圧か
ら管内音響波の性質を計測し、計測された性質から少な
くとも配管破損個所の位置を算出する配管破損個所算出
手段と、前記仕切り手段及び前記音波発生装置手段及び
前記配管破損個所算出手段を用いて配管破損個所探査動
作を所定時間おきに実行させる管理手段とを備えてい
る。
実施形態を説明する。
いる地下埋設水道管の破損位置を本発明の第1の実施形
態に係る配管診断装置11で探査しているときの概念図
が示されている。
されている水道管を示し、2は地表面を示し、3a,3
bは水道管1に接続されている消火栓を示し、4a,4
bは金属製の仕切り弁を示している。
道管を診断するときには、まず診断対象となる水道管1
を選び、次に選ばれた水道管1に診断区間5を設定す
る。この診断区間5の設定は仕切り弁4a、4bを閉め
ることによって行われる。つまり、水道管1内で仕切り
弁4aと4bとの間に位置する部分が診断区間5とな
る。仕切り弁4a、4bの配設位置は、通常、水道管埋
設地図等に記載されている。したがって、これらから診
断区間5の管軸方向の距離を知ることができる。勿論、
実測して知ることもできる。
ら、仕切り弁4a,4bの近くで、かつ仕切り弁4a,
4b間に接続されている消火栓3a,3bを選ぶ。そし
て、消火栓3a,3bの先端に取り付けられているバル
ブ類を取り外して胴筒だけにする。
通して小型のスピーカ12と小型のマイクロホン13と
を水道管1内に配置する。また、消火栓3bの胴筒を通
して小型のマイクロホン14を水道管1内に配置する。
駆動装置15に接続し、マイクロホン13,14の出力
端をA/D変換器16a、16bを介して空間伝達関数
計測装置17に入力し、この空間伝達関数計測装置17
の出力を配管破損個所算出装置18に導入する。なお、
この例では各消火栓3a、3bの胴筒内に、この胴筒内
での音の反射を防止する反射抑制材19を充填してい
る。
対象となる水道管1内に音響的には剛壁、すなわち完全
反射壁として扱うことが可能な仕切り弁4a,4bによ
って仕切られた診断区間5を設定し、この診断区間5内
にスピーカ12を挿入して人工的な音波を発生させる。
このとき、診断区間5内に離間配置したマイクロホン1
3,14によって診断区間5内の音圧を測定し、2点間
の信号から空間伝達関数を測定し、診断区間5内の音波
の伝わり方から2つのマイクロホン13,14間にある
少なくとも破損箇所Bの位置を算出するようにしてい
る。また、必要に応じて破損個所Bの大きさ(形状)を
測定により知ることもできる。
存在することから、計測値は健全な配管の場合に比べ変
化する。
としては、図2(a)に示すように水道管1の周方向に
亀裂20が生じたり、図2(b)に示すように水道管1
に接続されている分岐管21が根元から折れて分岐管口
径分の孔22が開いたり、図2(c)に示すように水道
管1が完全に切断され、その切断面23に土24がかぶ
さったりする状態が考えられる。
わる平面波(平面波として配管を伝播する限界周波数は
配管口径で決まる)であることから、管壁の種類に左右
されず、また配管内部の凹凸や土などの障害物が存在し
ても、あるいは配管が上下にうねるような形状であって
も、あるいはまた図2に示す何れの状況であっても破損
箇所の位置を算出することが可能である。
方向の長さをLとし、診断区間5の左端壁からL1 、診
断区間5の右端壁からL2 の位置Zの管壁に半径aの孔
が存在した場合、診断区間5の左端壁、診断区間5の右
端壁の音圧B1 、B2 及び粒子速度U1 、U2 は以下の
ようになる。
孔の位置Zで決まる距離L2 を算出する。
る。
ように、2つのピークが現れる。2番目のピークが破損
箇所L2 に依存したピークであることから、既知であ
る配管長Lを代入することで、L2 を逆算することがで
きる。
左端壁から5mの位置に口径80cmの破損孔、破損孔
の外側周囲1mを掘り起こした解放空間を持つ実験設備
を使って得られた結果が示されている。
の実測データ、図5(b)は管内の空間伝達関数の虚数
部の実測データであり、式(2)に相当する。実数部を
逆フーリエ変換すると図5(c)、(d)となり、虚数
部を逆フーリエ変換すると図5(e)、(f)となり、
配管長Lのみで決まるピークと配管長Lと破損孔位置の
距離L2 とによって決まるピークに分離でき、2つのピ
ークが算出される。
ークは配管長によるものと容易に推測され、残りのピー
クが現れた横軸の数値から破損孔位置を逆算することが
できる。なお、ピークの大きさは、式(2) より、破損孔
の形状、大きさにより変化することから、ピークの大き
さの大小から定性的に破損規模を推測することも可能と
なる。なお、図5(g),(h)は図5(e)、(f)
の横軸を配管長Lで割算して正規化したものである。
のB(x)を算出する。横軸にx、縦軸にB(x)のグ
ラフを作ると、x= 0、x= L2 となったときだけ、
直交条件を満たし、B(x)が値を持ち、それ以外は零
となる。配管長Lは既知であることから当然、x= 0で
値を持つことは明らかであることから、x≠0 以外で
値を持ったとき、そのときのxが配管破損位置となる。
上記の場合は、x= L2 が破損位置となる。
bの胴筒を通してスピーカ12やマイクロホン13,1
4を配管内に配置する場合、胴筒を分岐管とみなすこと
ができるので、その分岐管の先端の条件によって音の伝
わり方が変化する。図6に示すように、分岐管の先端部
がたとえ閉じられていても、分岐の長さLa によって音
響伝播が変化する。
て存在していると、式(2) で表した直管の場合の式に比
べて音圧、粒子速度の式は下記のように複雑になる。
つまり消火栓3a、3bの胴筒内に音の反射を防止する
反射抑制材19を充填して空間をなくすと、モデルを簡
単化することができる。
管診断装置11aが示されている。この図では、図1と
同一機能部分が同一符号で示されている。したがって、
重複する部分の説明は省略する。
から破損位置を算出しているが、この例に係る装置で
は、A/D変換器16a、16bの出力を相互相関関数
計測装置25あるいはインパルス応答関数計測装置26
に導入し、これら計測装置の出力を配管破損個所算出装
置27に導入して破損位置を算出させるようにしてい
る。
持つ配管、例えば水道管1において、診断区間5の左端
から音波(平面波)を発信させると、同じ左端で受信す
るタイミング(受信時間)は図9(a)中TP1 のよう
になる。はじめは音波発信位置と受信位置とがほぼ等し
いことから、受信時間は0、続いて配管破損個所Zで反
射して戻る音波を受信することから、その時間は2L1
/C(C:空気を伝播する音速)である。次は、その音
波が左端で反射し、再度、配管破損個所で反射し戻る音
波である。その次は、診断区間5の右端で反射し戻る音
波である。右端で受信する音波の時間についはて図9
(a)中TP2 のようになる。
に示すような2点間音波到達時間差(△T= TP2 −T
P1 )を観測できるので、配管破損個所に依存する時間
差から配管破損個所の位置を逆算することができる。
互相関関数(あるいはインパルス応答関数)により、上
記時間△Tを計測し、これによって配管破損個所Bの位
置を算出させるようにしている。
管についてもLt、La 、Lが既知であることから配管
破損個所に依存する時間差を判別することが可能とな
り、逆算して配管破損個所の位置を算出することができ
る。
配管診断装置11bが示されている。この図では、図1
及び図7と同一機能部分が同一符号で示されている。し
たがって、重複する部分の説明は省略する。
2から、診断区間5の配管、つまり水道管1の口径で決
まる管内1次共鳴モードが卓越する単一周波数の音波を
発生させている。破損のない正常な配管に比べ、破損が
あると対称性が崩れることから、より振動しやすくな
り、そのモードは正常時よりも顕著に現れる。
が、対称性が崩れたことにより進行波成分も現れ、その
波が配管破損個所で反射する。そこで、この例に係る装
置11bでは先の基本原理にしたがって相互相関処理な
どにより配管破損個所の位置を算出するようにしてい
る。
間12m、口径60cm、診断区間の左端からL1 =3
mの位置に径が5cm の破損孔を有した配管を用いて
配管破損個所の位置を算出する実験を行った結果が示さ
れている。
を片方から発生させ、両側2点間の空間伝達関数を測定
し、これを逆フーリエ変換し、時間軸のインパルス応答
関数を算出する。
到達時間から、破損孔位置(L1 )を算出する。
の反射波で、Yは破損孔からの反射波である。Yまでの
時間は18.1ミリ秒であり、音速を340m/sとす
ると、L1 =3.07mとなり、ほぼ正確に破損孔箇所
の位置を算出することができた。
まるものの、実際の配管は途中で口径が変化していた
り、管内が経年変化により変形していたり、途中の分岐
部の影響を受けたりして、正しく1次共鳴モードを計算
により算出することができない場合もある。
2中に2点鎖線で示すように、共鳴周波数同定装置28
を設け、管内が共鳴するまで音波の周波数を変化させて
いき、共鳴したときの周波数を同定する。そして、その
周波数で改めて音波を発生させて、以下同様の手法によ
って、少なくとも配管破損個所の位置を算出するように
すればよい。
では水が吹き出すことから、破損箇所周囲に、図14
(a)に示すように、空洞30ができることが知られて
いる。音響モデルにおいて、空洞30は図14(b)に
示すように共鳴室31として扱うことができる。したが
って、この共鳴室31の寸法に依存した共鳴周波数が現
れたら、共鳴室31、すなわち空洞30が生じているこ
とが判る。これにより、破損した事実も判ることにな
る。この共鳴室モデルを先に説明した伝達マトリクスモ
デルに追加することで、共鳴室の位置も算出することが
可能となり、破損箇所の位置を逆算することができる。
配管診断装置11cが示されている。この図では、図1
と同一機能部分が同一符号で示されている。したがっ
て、重複する部分の説明は省略する。
させているが、この例では音波の代わりに、診断区間5
内に空気圧注入装置32で空気圧を注入し、この注入に
よって配管破損個所Bに仮想音源を形成させる。
16に示す診断区間5の左右端の音圧P1 、P2 、粒子
速度U1 、U2 を求めることができる。これらは配管破
損個所Bの位置L1 の関数として算出されるので、配管
破損個所Bの位置L1 を逆算することができる。
状態、配管寸法が既知であることを必要とするが、たと
え分岐部が存在し、その個数、存在箇所、分岐寸法が未
知であっても、比較的簡単に配管破損個所Bの位置を算
出できる。
a、33bが存在し、かつその分岐部33a、33bが
両端から離れていても、管内の破損箇所でできた仮想音
源の音圧を測定するための2本のマイクロホン13,1
4間の距離が既知である限り、相互相関関数から2本の
マイクロホン13,14への伝播時間差が判り、破損箇
所Bの位置を逆算することができる。これは、いわゆる
通常の漏水検知で用いる相関法であるが、漏水検知の場
合は管壁に伝わる音波を対象としていることから管種が
重要であり、管種が未知の場合は漏水箇所を推定できな
くなるが、図15に示す手法では管内空気を伝わる音波
を対象とすることから管種には左右されないことが大き
な利点である。
算出した時間差Tと破損箇所Bの位置との関係は、空気
を伝わる音速をCとすると以下の式となる。
11dが示されている。この図では、図15と同一機能
部分が同一符号で示されている。したがって、重複する
部分の説明は省略する。
箇所Bが新たな音源となれば、この音波は地中を介して
地表にも伝わる。したがって、地表でこの音波のインテ
ンシティ(音波の放射エネルギの流れ方向)を計測する
ことで、配管破損個所Bの位置を同定することができ
る。この装置11dは上述した原理を採用している。
て配管破損個所Bから発生する放射音波を水道管1を通
して例えば仕切り弁4a上で検出する放射音検知センサ
34を設けるとともに地表面に少なくとも一対の地表振
動検知センサ35a,35bを水道管1のは配設経路に
沿って移動自在に設けている。そして、地表振動検知セ
ンサ35a,35bの出力信号から放射音検知センサ3
4で得られた信号とは関わりのない雑音信号を相互相関
処理装置36a,36bで除去し、この処理を経た対を
なす信号を用いて地表面に伝わる放射音波の振動インテ
ンシティを演算装置37で求め、求められた振動インテ
ンシティから配管破損個所算出装置38で配管破損個所
Bの位置を算出させるようにしている。なお、図18
中、39は空気漏れを防ぐシール要素を示している。
いる水道管等を診断対象とし、地震災害等に遭遇したと
きにおいて診断する方法及び装置についてであるが、各
種の配管を備えた設備(プラント)に上述した診断装
置、特に音響的な手法を用いる診断装置を常時設置して
おき、この診断装置を一定時間おきに管理装置で動作さ
せて配管を定期的に診断できるようにした設備構成を採
用してもよい。
例えば地震災害等で空管状態になった配管の破損位置探
査作業の容易化に寄与できる。
概略構成図
の図
の図
の図
概略構成図
の図
の図
めの図
めの図
の概略構成図
めの図
めの図
の概略構成図
めの図
めの図
の概略構成図
Claims (24)
- 【請求項1】診断対象となる配管に診断区間を定め、こ
の診断区間の両端を音響的な反射体で仕切り、上記診断
区間内で人工的に音波を発生させ、この音波を上記診断
区間内に離間配置された一対のマイクロホンで検出し、
これらマイクロホンで検出された管内音圧から管内音響
波の性質を計測し、計測された性質から少なくとも配管
破損個所の位置を算出するようにしたことを特徴とする
配管診断方法。 - 【請求項2】前記診断区間の一端側近傍で前記音波を人
工的に発生させ、上記診断区間の両端近傍に前記マイク
ロホンをそれぞれ配置していることを特徴とする請求項
1に記載の配管診断方法。 - 【請求項3】前記管内音響波の性質を計測し、計測され
た性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出するに
際して、前記マイクロホンで検出された管内音圧から管
内空間伝達関数を計測し、この管内空間伝達関数の実数
部と虚数部とを用いて少なくとも前記配管破損個所の位
置を算出していることを特徴とする請求項1に記載の配
管診断方法。 - 【請求項4】前記管内音響波の性質を計測し、計測され
た性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出するに
際して、前記マイクロホンで検出された管内音圧から管
内空間インパルス応答関数または相互相関関数を計測
し、この計測データを基に前記配管破損個所で生じる反
射波に起因した成分から少なくとも前記配管破損個所の
位置を算出していることを特徴とする請求項1に記載の
配管診断方法。 - 【請求項5】前記管内音響波の性質を計測し、計測され
た性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出するに
際して、前記配管の前記診断区間内に上記配管の口径で
決まる管径方向の一次共鳴モードを励起させる単一周波
数の音波を人工的に発生させるようにしたことを特徴と
する請求項4に記載の配管診断方法。 - 【請求項6】前記管内音響波の性質を計測し、計測され
た性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出するに
際して、前記配管の共鳴周波数を同定し、この共鳴周波
数の音波を人工的に発生させるようにしたことを特徴と
する請求項4に記載の配管診断方法。 - 【請求項7】前記管内音響波の性質を計測し、計測され
た性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出するに
際して、前記配管が地下に埋設されているときには、破
損個所の周辺に生じている地下空洞によって生じた共鳴
周波数から地下空洞箇所を推定し、少なくとも配管破損
個所の位置を算出していることを特徴とする請求項1に
記載の配管診断方法。 - 【請求項8】前記診断対象となる配管内部が実質的に空
の水道管の場合には、前記反射体として上記水道管に付
設されている仕切弁を用い、人工的な前記音波の発生に
供される要素及び前記マイクロホンを上記水道管に付設
されている消火栓を通して前記診断区間内に配置してい
ることを特徴とする請求項1に記載の配管診断方法。 - 【請求項9】前記消火栓内に、この消火栓内での音の反
射を抑制する反射抑制要素を装着していることを特徴と
する請求項8に記載の配管診断方法。 - 【請求項10】診断対象となる配管に診断区間を定め、
この診断区間の両端を音響的な反射体で仕切り、上記診
断区間内に所定の圧力を有する気体を発生させ、この気
体圧によって配管破損個所から発生した放射音波を上記
診断区間内に離間配置された一対のマイクロホンで検出
し、これらマイクロホンで検出された管内音圧から管内
音響波の性質を計測し、計測された性質から少なくとも
配管破損個所の位置を算出するようにしたことを特徴と
する配管診断方法。 - 【請求項11】前記診断区間の両端近傍に前記マイクロ
ホンをそれぞれ配置していることを特徴とする請求項1
0に記載の配管診断方法。 - 【請求項12】前記管内音響波の性質を計測し、計測さ
れた性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出する
に際して、前記マイクロホンで検出された管内音圧から
管内空間伝達関数を計測し、この管内空間伝達関数を用
いて少なくとも前記配管破損個所の位置を算出している
ことを特徴とする請求項10に記載の配管診断方法。 - 【請求項13】前記診断対象となる配管内部が実質的に
空の水道管の場合には、前記反射体として上記水道管に
付設されている仕切弁を用い、前記診断区間内に前記気
体圧を発生させる要素の一部及び前記マイクロホンを上
記水道管に付設されている消火栓を通して前記診断区間
内に配置していることを特徴とする請求項10に記載の
配管診断方法。 - 【請求項14】地下に埋設されている診断対象となる配
管に診断区間を定め、この診断区間の両端を仕切体で仕
切り、上記診断区間内に所定の圧力を有する気体を発生
させ、この気体圧によって配管破損個所から発生する放
射音波を上記配管を通して放射音検知センサで検出する
とともに少なくとも一対の地表振動検知センサを地表面
に配置し、これら地表振動検知センサの出力信号から前
記放射音検知センサで得られた信号とは関わりのない雑
音信号を相互相関処理でそれぞれ除去し、この処理を経
た対をなす信号を用いて地表面に伝わる前記放射音波の
振動インテンシティを求め、この振動インテンシティか
ら少なくとも配管破損個所の位置を算出するようにした
ことを特徴とする配管診断方法。 - 【請求項15】実質的に内部が空の配管を診断するため
の装置であって、診断対象となる配管で、両端が音響的
な反射体で仕切られた診断区間内で人工的に音波を発生
させる音波発生手段と、前記診断区間内に離間配置され
る一対のマイクロホンと、これらマイクロホンで検出さ
れた管内音圧から管内音響波の性質を計測し、計測され
た性質から少なくとも配管破損個所の位置を算出する配
管破損個所算出手段とを具備してなることを特徴とする
配管診断装置。 - 【請求項16】前記配管破損個所算出手段は、前記マイ
クロホンで検出された管内音圧から管内空間伝達関数を
計測し、この管内空間伝達関数の実数部と虚数部とを用
いて少なくとも前記配管破損個所の位置を算出している
ことを特徴とする請求項15に記載の配管診断装置。 - 【請求項17】前記配管破損個所算出手段は、前記マイ
クロホンで検出された管内音圧から管内空間インパルス
応答関数または相互相関関数を計測し、この計測データ
を基に前記配管破損個所で生じる反射波に起因した成分
から少なくとも前記配管破損個所の位置を算出している
ことを特徴とする請求項15に記載の配管診断装置。 - 【請求項18】前記音波発生手段は、前記配管の前記診
断区間内に、上記配管の口径で決まる管径方向の一次共
鳴モードを励起させる単一周波数の音波を発生させてお
り、前記配管破損個所算出手段は、前記マイクロホンで
検出された管内音圧から管内空間インパルス応答関数ま
たは相互相関関数を計測し、この計測データを基に前記
配管破損個所で生じる反射波に起因した成分から少なく
とも前記配管破損個所の位置を算出していることを特徴
とする請求項15に記載の配管診断装置。 - 【請求項19】前記音波発生手段は、前記配管の共鳴周
波数を同定し、この共鳴周波数の音波を前記診断区間内
に発生させており、前記配管破損個所算出手段は、前記
マイクロホンで検出された管内音圧から管内空間インパ
ルス応答関数または相互相関関数を計測し、この計測デ
ータを基に前記配管破損個所で生じる反射波に起因した
成分から少なくとも前記配管破損個所の位置を算出して
いることを特徴とする請求項15に記載の配管診断装
置。 - 【請求項20】前記配管破損個所算出手段は、前記配管
が地下に埋設されているときには、破損個所の周辺に形
成される空洞部によって生じた共鳴周波数から地下空洞
箇所を推定し、少なくとも配管破損個所の位置を算出し
ていることを特徴とする請求項15に記載の配管診断装
置。 - 【請求項21】実質的に内部が空の配管を診断するため
の装置であって、診断対象となる配管で、両端が音響的
な反射体で仕切られた診断区間内に所定の圧力を有する
気体を発生させる気体圧発生手段と、前記診断区間内に
離間配置されて前記気体圧によって配管破損個所から発
生した放射音波を検出する一対のマイクロホンと、これ
らマイクロホンで検出された管内音圧から管内音響波の
性質を計測し、計測された性質から少なくとも配管破損
個所の位置を算出する配管破損個所算出手段とを具備し
てなることを特徴とする配管診断装置。 - 【請求項22】前記配管破損個所算出手段と前記マイク
ロホンとで検出された管内音圧から管内空間伝達関数を
計測し、この管内空間伝達関数を用いて少なくとも前記
配管破損個所の位置を算出していることを特徴とする請
求項21に記載の配管診断装置。 - 【請求項23】地下に埋設されている実質的に内部が空
の配管を診断するための装置であって、診断対象となる
配管で、両端が仕切体によって仕切られた診断区間内に
空気圧を発生させる気体圧発生手段と、前記気体圧によ
って配管破損個所から発生する放射音波を上記配管を通
して検出する放射音検知センサと、地表面に配置された
少なくとも一対の地表振動検知センサと、これら地表振
動検知センサの出力信号から前記放射音検知センサで得
られた信号とは関わりのない雑音信号を相互相関処理で
それぞれ除去する手段と、この手段による処理を経た対
をなす信号を用いて地表面に伝わる前記放射音波の振動
インテンシティを求め、この振動インテンシティから少
なくとも配管破損個所の位置を算出する配管破損個所算
出手段とを具備してなることを特徴とする配管診断装
置。 - 【請求項24】各種の配管を備えた設備本体と、診断対
象となる配管で、診断区間となる両端を音響的な反射体
で仕切る仕切り手段と、この手段で仕切られた診断区間
内で人工的に音波を発生させる音波発生手段と、前記診
断区間内に離間配置される一対のマイクロホンと、これ
らマイクロホンで検出された管内音圧から管内音響波の
性質を計測し、計測された性質から少なくとも配管破損
個所の位置を算出する配管破損個所算出手段と、前記仕
切り手段及び前記音波発生装置手段及び前記配管破損個
所算出手段を用いて配管破損個所探査動作を所定時間お
きに実行させる管理手段とを具備してなることを特徴と
する配管付き設備。
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---|---|---|---|
JP07088998A JP3629139B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 配管診断方法及び配管診断装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07088998A JP3629139B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 配管診断方法及び配管診断装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11270800A true JPH11270800A (ja) | 1999-10-05 |
JP3629139B2 JP3629139B2 (ja) | 2005-03-16 |
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---|---|
JP (1) | JP3629139B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-03-19 JP JP07088998A patent/JP3629139B2/ja not_active Expired - Fee Related
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