JPH11270682A - 金属ガスケット - Google Patents

金属ガスケット

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JPH11270682A
JPH11270682A JP7165698A JP7165698A JPH11270682A JP H11270682 A JPH11270682 A JP H11270682A JP 7165698 A JP7165698 A JP 7165698A JP 7165698 A JP7165698 A JP 7165698A JP H11270682 A JPH11270682 A JP H11270682A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】シリンダライナの上面とシリンダブロックの上
面とが同一面に面削された多気筒ディーゼルエンジンに
介挿される金属ガスケットのボルト締結時におけるシリ
ンダライナの変形を防止し、燃焼室孔からの燃焼ガスの
リークを防止する金属ガスケットを提供する。 【解決手段】中板2がシリンダライナのフランジ部34
bの上面部分でシリンダライナの円筒部34aの上面部
分よりも厚く形成された厚さ最大部Tを有し、該中板2
の内径と略一致する内径の環状形基板4がシリンダライ
ナの燃焼室孔33を囲繞して中板2の両面に固着される
と共に、この両側の基板4が中板2の厚さ最大部Tの内
周縁部に沿って段差4aで折曲され、夫々の基板4の段
差4aの外周部が中板2の厚さ最大部Tを必要幅Sで重
合し、両側の各基板4の外周に隙間7をあけて中板2の
両面に沿って重合された表面板5が基板4の厚さよりも
薄く形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒エンジンの
各気筒にフランジを有するシリンダライナを設け、夫々
のシリンダライナの上面とシリンダブロックの上面とが
同一面に面削された多気筒ディーゼルエンジンに介挿さ
れる金属ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多気筒ディーゼルエンジンにおい
ては、図15に示すように、シリンダブロック31の各
気筒の上端内周に沿って段差32、32’を形成すると
共に、各気筒に挿着したシリンダライナ34、34’の
円筒部34a、34a’の外周にフランジ部34b、3
4b’が形成され、該フランジ部34b、34b’を各
気筒の段差32、32’で支持するようにしている。
【0003】また、各シリンダライナ34、34’のフ
ランジ部34b、34b’の上端外周には凹部39a、
39a’が形成され、これらの凹部39b、39b’に
亘ってガスケット30が装着されている。
【0004】このガスケット30は中板37の両側の燃
焼室孔周縁に折返板38、38を装着して成り、これら
の折返板38、38の装着箇所でガスケット30の厚さ
最大部t、t’を有するように構成されている。また、
両側の折返板38、38間には中板37の両側に表面板
35、35が設けられ、夫々の厚さ最大部t、t’の荷
重を各シリンダライナ34、34’のフランジ部34
b、34b’で受けることにより、シリンダヘッド36
の締付荷重による各シリンダライナ34、34’の内径
の歪みを防止すると共に、夫々の燃焼室孔33から侵入
する燃焼爆発圧力を封じるようにしている。
【0005】さらに、上記のようにガスケット30の両
側の折返板38、38がシリンダライナ34、34’の
両側の凹部39a、39a’に収容されることにより、
各シリンダライナ34、34’の内周側に形成された凸
部39b、39b’によって夫々の燃焼室孔33から侵
入する燃焼ガスの影響を軽減するようにしている。
【0006】ところで、上記の多気筒ディーゼルエンジ
ンにおいて、シリンダボアのメンテナンスを行うには、
図15に示すように、予め作製したフランジ厚さの異な
る数種類のシリンダライナ34、34’(左右のフラン
ジ厚さh<h’、両者の差d)を各気筒の段差32、3
2’の座ぐり深さに応じて組み替える。ところが、シリ
ンダヘッド36が各気筒にわたって平坦に連続した下面
を有する場合、このシリンダヘッド36の下面と左右の
シリンダライナ34、34’のフランジ部34b、34
b’の上面とのシリンダヘッド締付け時の隙間t、t’
及びシリンダヘッド36の下面と左右のシリンダライナ
34、34’の最上面との隙間c、c’が各気筒毎に異
なった値となる。
【0007】即ち、図15の右方のシリンダライナ34
のように、シリンダヘッド36の下面とシリンダライナ
34のフランジ部34bの上面との隙間t(t>t’)
が大きい場合、シリンダヘッド締付け時のガスケット3
0に対する締付け面圧が減少し、このため燃焼ガスの吹
き抜けが生じ易くなる。
【0008】さらに、図15の左方のシリンダライナ3
4’のように、シリンダヘッド36の下面とシリンダラ
イナ34の上面との隙間t’(t’<t)が小さい場
合、シリンダヘッド締付け時において、シリンダライナ
34’のフランジ部34b’に強大なボルト軸力がかか
り、シリンダライナ34’の内径及びシリンダブロック
31の歪みに対してマイナスの要素となるだけでなく、
シリンダヘッド36に対しても余分な変形を強いること
となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
消するには、図16に示すように、各燃焼室孔33に挿
着したシリンダライナ34の上面とシリンダブロック3
1の上面とを同一面にする同時面削加工を行うことによ
って、シリンダヘッド36の下面に対するシリンダブロ
ック31の上面の高さと各シリンダライナ34の上面の
高さとを均一にするのが望ましい。
【0010】ところが、上記のように各シリンダライナ
34の上面を同時面削すると、シリンダライナ34の内
周凸部(図15の39b、39b’)が無くなるため、
シリンダライナ34とシリンダヘッド36との間に生じ
た燃焼室孔周りの隙間Cを埋める必要が生じる。このた
め、図16に示すガスケット40のように、中板37の
内周をシリンダライナ34の燃焼室孔33付近まで延長
した構成にしなければならないが、シリンダラナイ34
の円筒部34aの上面にシリンダヘッド36の締付荷重
が作用するのを避けるため、シリンダライナ34のフラ
ンジ部34bの上面に金属ガスケット40の厚さ最大部
を形成する必要がある。
【0011】従って、従来の金属ガスケットにおいて
は、ガスケット40の中板37の内周に該中板37より
も薄い内周部41を形成し、この内周部41を燃焼室孔
33の近傍まで延長すると共に、該内周部41の燃焼室
孔33を囲繞する折返板42を装着して、この折返板4
2の外周をシリンダライナ34のフランジ部34bの上
面まで延長した構成としている。
【0012】ところが、この金属ガスケットのように、
全幅Lを有する折返板42を折曲形成するのは加工上極
めて困難であり、加工することができたとしても折返板
41にクラックが生じ易くなるという問題点があった。
【0013】本発明は、このような問題点を解消し、シ
リンダライナのフランジに作用する最大面圧部を有する
ことにより、シリンダライナの変形を防止し、シリンダ
ライナとシリンダヘッド間の燃焼室孔周りの隙間を埋め
て燃焼室孔からの燃焼ガスのリークを防止するようにし
た金属ガスケットを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の金属ガスケットは、多気筒エンジンにお
けるシリンダブロックの各気筒の上端内周に形成された
段差にシリンダライナの円筒部の上端外周に形成された
フランジ部が支持され、該シリンダライナの上面と前記
シリンダブロックの上面とが同一面に面削された多気筒
ディーゼルエンジンの前記シリンダブロックとシリンダ
ヘッド間に介挿される金属ガスケットにおいて、各気筒
のシリンダライナ毎に夫々の燃焼室孔を囲繞する内径を
備えた中板が少なくとも前記シリンダライナのフランジ
部の上面に相当する部分で前記シリンダライナの円筒部
の上面に相当する部分よりも厚く形成された厚さ最大部
を有し、該中板の内径と略一致する内径の環状形基板が
前記シリンダライナの燃焼室孔を囲繞して前記中板の両
面に固着されると共に、この両側の基板が前記中板の厚
さ最大部の内周縁部に沿って段差を成して折曲され、夫
々の基板の段差の外周部が前記中板の厚さ最大部を必要
幅で重合し、さらに前記両側の各基板の外周に隙間をあ
けて前記中板の両面に沿って重合された表面板が前記基
板の厚さよりも薄く形成されたことにより、前記夫々の
シリンダライナのフランジ部の上面に相当する位置で最
大面圧を発揮するようにしたものである。
【0015】また、前記中板が前記シリンダライナの円
筒部とフランジ部との境界又はその近傍で内側中板と外
側中板に分離され、前記内側中板よりも前記外側中板が
厚く形成されたことにより前記中板の厚さ最大部が形成
され、前記両側の基板が前記外側中板の内周縁部に沿っ
て段差を成して折曲され、夫々の基板の段差の外周部が
前記外側中板の内周部を必要幅で重合した構成としても
よい。
【0016】また、前記中板が同一厚さを有して一体的
に形成され、前記シリンダライナのフランジ部の上面に
相当する位置において前記中板の両面に必要幅の厚さ補
充板が重合されたことにより前記中板の厚さ最大部が形
成され、前記両側の基板が前記夫々の厚さ補充板の内周
縁部に沿う段差を成して折曲されると共に、夫々の基板
の段差の外周部が前記厚さ補充板に重合された構成とし
てもよい。
【0017】また、前記シリンダライナの円筒部の上面
に相当する箇所で前記基板が前記中板にスポット溶接ま
たはレーザ溶接で固着されるようにしてもよい。
【0018】また、前記夫々の基板の内径近傍に前記シ
リンダライナの燃焼室孔を囲繞するビードが形成される
ようにしてもよい。
【0019】また、前記シリンダライナのフランジ部の
上面に相当する箇所で前記中板に穿孔部が形成され、該
穿孔部にて、前記両側の基板をかしめて結合し、または
前記両側の基板を互いに絞り成形してリベットで結合
し、或は前記両側の基板を互いに絞り成形してスポット
溶接した構成としてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0021】図1又は図7に示す多気筒ディーゼルエン
ジンは、シリンダブロック31の各気筒の上端内周に環
状の段差32が形成され、この段差32でシリンダライ
ナ34の円筒部34aの上端外周に形成されたフランジ
部34bが支持され、さらに各シリンダライナ34、3
4…の上面とシリンダブロック31の上面とが同一面に
面削されて成るもので、シリンダヘッド36は各気筒に
わたって連続した下面を有する一体形のものが設けられ
ている。
【0022】以下に示す金属ガスケットは、上記の多気
筒ディーゼルエンジンにおけるシリンダライナ34を備
えたシリンダブロック31とシリンダヘッド36との間
に介挿されるものである。
【0023】また、実施例1を示す図1又は実施例2を
示す図7において、本発明による金属ガスケットの中板
2は、各気筒のシリンダライナ34、34…毎に夫々の
燃焼室孔33を囲繞する内径を備え、この中板2が少な
くともシリンダライナ34のフランジ部34bの上面に
相当する部分でシリンダライナ34の円筒部34aの上
面に相当する部分よりも厚く形成された厚さ最大部Tを
有する。
【0024】そして、この中板2は、内側中板2aと外
側中板2bに分離して成る実施例1の場合と、中板2が
一体的に成る実施例2の場合とに区別される。
【0025】(実施例1)この実施例においては、図1
乃至図6に示すように、中板2がシリンダライナ34の
円筒部34aとフランジ部34bとの境界34c又はそ
の近傍で内側中板2aと外側中板2bに分離され、内側
中板2aよりも外側中板2bが厚く形成されたことによ
り中板2の厚さ最大部Tが形成されている。このような
構成により、各気筒において、内側中板2aは外側中板
2bとは別加工で作成することが可能であり、シリンダ
ライナ34の円筒部34aの幅に応じて内側中板2aの
幅を調整することが可能となる。
【0026】また、外側中板2bはシリンダライナ34
のフランジ部34bの上面とシリンダブロック31の上
面に相当する位置に連続して形成されている。
【0027】一方、内側中板2aの内径と略一致する内
径の環状形基板4が夫々のシリンダライナ34の燃焼室
孔33を囲繞して内側中板2aの両面にスポット溶接6
または接着剤或いは後述する他の手段によって固着さ
れ、この両側の基板4、4が、内側中板2aに対して段
差を成す外側中板2bの内周縁部に沿って段差4a、4
aを成して折曲され、夫々の基板4、4の段差4a、4
aの外周部4b、4bが中板2の厚さ最大部Tを必要幅
Sで重合することにより、必要幅Sの範囲でこの実施例
の金属ガスケットにおける合計厚さ最大部Wを形成して
いる。
【0028】このような構成により、隣設する両側の気
筒間において、外側中板2bの両側には内側中板2a、
2aが設けられ、夫々の内側中板2aの両面に固着され
た基板4、4の夫々の外周部4b、4bが外側中板2b
の内周部の両側を必要幅Sで挟持することにより、外側
中板2bが定位置に固定された状態にされている。
【0029】さらに、両側の各基板4、4の外側に隙間
7をあけて外側中板2bの両面に沿って重合された表面
板5、5が基板4、4よりも薄く形成されている。ま
た、各表面板5にはシリンダブロック31の上面に相当
する位置で左右両側に段差ビード5a、5aが形成さ
れ、燃焼ガスの2次シールを行うようにしている。ただ
し、夫々の表面板5、5に形成されたビード5aは、本
発明の金属ガスケットにおいて必ずしも必要ではなく、
フラットな状態に形成してもよい。
【0030】上記の構成において、夫々の基板4、4は
燃焼室孔側で折り返されることなく単独の環状形に形成
されているため、夫々の基板4、4には折返し加工を必
要とせず、図16に示した従来のものとは異なり、基板
4にクラックが生じるおそれがない。
【0031】また、内側中板2aと基板4、4がシリン
ダライナ34の燃焼室孔33の近傍にてこの燃焼室孔3
3を囲繞する内径を有するため、図15に示した従来の
ものとは異なり、シリンダライナ34の上面に燃焼室孔
33を囲繞する凸部(図15の凸部39b、39b’)
を設ける必要がなく、シリンダライナ34とシリンダブ
ロック31の上面を同一面に面削することが可能とな
る。
【0032】また、本実施例による金属ガスケットをシ
リンダヘッド36とシリンダブロック31及びシリンダ
ライナ34との間に介挿してボルト締結したとき、シリ
ンダライナ34のフランジ部34aの上面に相当する位
置に形成された合計厚さ最大部Wが必要幅Sで最大面圧
Fを発揮するため、シリンダヘッド36の締付荷重及び
燃焼爆発時のたたかれ等によってもシリンダライナ34
が変形せずに元の形状を維持することができ、燃焼ガス
の吹き抜け、ピストン当たりの不良等の従来の問題点を
解消することが可能となる。
【0033】また、大型のディーゼルエンジンにおいて
は、シリンダライナ34の上面の幅が拡大するが、これ
に伴って、外側中板2bとは別加工による内側中板2a
の幅と基板4、4の幅を調整することにより、シリンダ
ライナ34の上面とシリンダヘッド36の下面の隙間を
補充することが容易に行え、燃焼ガスの不完全燃焼隙間
を少なくすることが可能となる。
【0034】なお、上記のように、夫々の基板4、4は
内側中板2aの両面にスポット溶接6で固着されている
が、さらに内側中板2aと両側の基板4、4との接合部
17の内周をレーザ溶接16で固着することにより、燃
焼室孔33からの燃焼ガスが中板2と両側の基板4、4
の間に侵入するのを防止することが可能となる。
【0035】また、この実施例の金属ガスケットにおい
ては、燃焼室孔33からの高温の燃焼ガスに曝されやす
い両側の基板4、4の表面側にモリブデンコーティング
8を施してあり、シリンダヘッド36の下面とシリンダ
ライナ34の上面に対する基板4の滑り性能及びシール
性能を向上するようにしてある。
【0036】また、両側の表面板5、5には表面にゴム
コーティング9を施し、2次シール性能を向上するよう
にしてある。なお、この表面板5、5の燃焼室孔側には
モリブデンコーティング8を施した基板4、4が表面板
5、5よりも厚い板材を用いて形成されているため、こ
の表面板5、5のゴムコーティング9は燃焼室孔33か
らの高熱の燃焼ガスに触れることがなく、長期間にわた
って耐久性を確保することが可能となる。
【0037】図2に示す金属ガスケットにおいて、両側
の基板4、4は内側中板2aの表面の所要箇所にスポッ
ト溶接6、6で固定されると共に、両側の基板4、4に
は該基板4、4の内径の近傍にてシリンダライナ34の
燃焼室孔33を囲繞する円弧形状のビード10、10が
形成されている。
【0038】なお、上記のスポット溶接6のみでは、基
板4、4と内側中板2aとの接合部17に隙間ができ、
燃焼室孔33からの燃焼ガスがリークするおそれがあ
る。しかしながら、スポット溶接6の内周側に燃焼室孔
33を囲繞するビード10、10が形成されているた
め、シリンダヘッド36をシリンダブロック31にボル
ト締結した際、基板4、4がビード10、10のビード
荷重によって内側中板2a側に押圧されることにより、
燃焼室孔33からの燃焼ガスが内側中板2aと両側の基
板4、4の間に侵入するのを防止することが可能とな
る。従って、この図2の金属ガスケットは、内側中板2
aと両側の基板4、4との接合部の内周をレーザ溶接で
固着する必要がない。
【0039】また、この図2に示す金属ガスケットにお
いては、基板4、4に設けられた夫々のビード10、1
0によって、シリンダライナ34の上面とシリンダヘッ
ド36の下面の間における内側中板2aと基板4、4の
合計厚さに対する隙間を補充することが可能となり、こ
れによって燃焼室孔33からの燃焼ガスの侵入を防ぎ、
シリンダヘッド36とシリンダ34間の不完全燃焼隙間
をなくして公害物質の発生を防ぐことができる。
【0040】さらに、図3乃至図6に示す金属ガスケッ
トにおいて、内側中板2aと両側の基板4、4とは、内
側中板2aに部分的に設けられた穿孔部11にて、以下
に示すような手段で両側の基板4、4が固着されてい
る。
【0041】即ち、図3に示す金属ガスケットにおいて
は、内側中板2aの穿孔部11にて両側の基板4、4を
かしめることによって一方の基板4に穿孔部12を設
け、他方の基板4に形成した折返し部13を穿孔部12
に係合することにより結合している。
【0042】また、図4又は図5に示す金属ガスケット
においては、内側中板2aの穿孔部11にて両側の基板
4、4を互いに絞り成形して基板4、4の接合部に穿孔
4cを施し、該穿孔4cに嵌着したリベット14、15
で結合するようにしている。さらに、図6に示す金属ガ
スケットにおいては、内側中板2aの穿孔部11にて両
側の基板4、4を互いに絞り成形することにより接合さ
れた基板4、4の接合面同士をスポット溶接6で結合し
ている。
【0043】なお、上記の図1乃至図6に示した金属ガ
スケットにおいては、両側の基板4、4と内側中板2a
との接合部17に燃焼室孔33からの燃焼ガスが侵入し
ないように、内側中板2aと両側の基板4、4との接合
部17の内周をレーザ溶接16で固着するとよいが、図
2に示す金属ガスケットには、上記したように、このレ
ーザ溶接16を施す必要がない。
【0044】(実施例2)この実施例においては、図7
乃至図14に示すように、中板2が同一厚さを有してシ
リンダブロック31の上面とシリンダライナ34の上面
に一体的に形成されると共に、シリンダライナ34のフ
ランジ部34bの上面に相当する位置において中板2の
両面に必要幅Sの厚さ補充板3、3が重合されたことに
より、中板2の厚さ最大部Tが形成されている。
【0045】そして、中板2の内径と略一致する内径の
環状形基板4が夫々のシリンダライナ34の燃焼室孔3
3を囲繞して中板2の両面にスポット溶接6または接着
剤或いは後述する他の手段によって固着されると共に、
この両側の基板4、4が、両側の厚さ補充板3、3の内
周縁部に沿って段差4a、4aを成して折曲され、さら
に夫々の基板4、4の段差4a、4aの外周部4b、4
bが両側の厚さ補充板3、3を必要幅Sで重合すること
により、この金属ガスケットの合計厚さ最大部Wを形成
している。
【0046】また、両側の各基板4、4の外側に隙間7
をあけて中板2の両面に沿って重合された表面板5、5
が、基板4と厚さ補充板2の合計厚さよりも薄く形成さ
れている。各表面板5にはシリンダブロック31の上面
に相当する位置で左右両側に段差ビード5a、5aが形
成され、燃焼ガスの2次シールを行うようにしている。
ただし、夫々の表面板5、5に形成したビード5aは、
本発明の金属ガスケットにおいて必ずしも必要ではな
く、フラットな状態に形成してもよい。上記の構成にお
いては、実施例1でも説明したように、夫々の基板4、
4は燃焼室孔側で折り返されることなく単独の環状形に
形成されているため、夫々の基板4、4には折返し加工
を必要とせず、図16に示した従来のものとは異なり、
基板4にクラックが生じるおそれがない。
【0047】また、中板2と基板4、4がシリンダライ
ナ34の燃焼室孔33の近傍にてこの燃焼室孔33を囲
繞する内径を有するため、図15に示した従来のものと
は異なり、シリンダライナ34の上面に燃焼室孔33を
囲繞する凸部(図15の凸部39b、39b’)を設け
る必要がなく、シリンダライナ34とシリンダブロック
31の上面を同一面に面削することが可能となる。
【0048】また、本実施例による金属ガスケットをシ
リンダヘッド36とシリンダブロック31及びシリンダ
ライナ34との間に介挿してボルト締結したとき、シリ
ンダライナ34のフランジ部34aの上面に相当する位
置に形成された合計厚さ最大部Wが必要幅Sで最大面圧
Fを発揮するため、シリンダヘッド36の締付荷重及び
燃焼爆発時のたたかれ等によってもシリンダライナ34
が変形せずに元の形状を維持することができ、燃焼ガス
の吹き抜け、ピストン当たりの不良等の従来の問題点を
解消することが可能となる。
【0049】なお、本実施例の金属ガスケットにおいて
は、中板2と両側の基板4、4との接合部17の内周を
レーザ溶接16で固着することにより、燃焼室孔33か
らの燃焼ガスが中板2と両側の基板4、4の間に侵入す
るのを防止することが可能となる。ただし、後述するよ
うに、図8に示す金属ガスケットには、中板2と両側の
基板4、4との接合部17の内周にレーザ溶接16を施
す必要はない。
【0050】また、この実施例の金属ガスケットにおい
ては、燃焼室孔33からの高温の燃焼ガスに曝されやす
い両側の基板4、4の表面側に耐熱性を発揮するモリブ
デンコーティング8を施してあり、シリンダヘッド36
の下面とシリンダライナ34の上面に対する基板4の滑
り性能及びシール性能を向上するようにしてある。
【0051】また、両側の表面板5、5には表面にゴム
コーティング9を施し、2次シール性能を向上するよう
にしてある。なお、この表面板5、5の燃焼室孔側には
モリブデンコーティング8を施した基板4、4が表面板
5、5よりも厚く形成されているため、この表面板5、
5のゴムコーティング9は燃焼室孔33からの高熱の燃
焼ガスに触れることがなく、耐久性を確保することが可
能となる。
【0052】以下に、実施例2の他の構成について図面
を参照しながら説明する。ただし、以下の説明におい
て、図7に示した金属ガスケットと同様の構成及び効果
については説明を省略する。
【0053】図8に示す金属ガスケットにおいては、両
側の基板4、4が中板2の表面の所要箇所にスポット溶
接6、6で固着されると共に、夫々の基板4、4には該
基板4、4の内径の近傍にシリンダライナ34の燃焼室
孔33を囲繞する円弧形状のビード10、10が形成さ
れている。このため、この金属ガスケットをシリンダヘ
ッド36とシリンダブロック31及びシリンダライナ3
4間に介挿してボルト締結した際、実施例1の図2に示
した金属ガスケットと同様に、基板4、4がビード1
0、10のビード荷重によって内側中板2a側に押圧さ
れることにより、燃焼室孔33からの燃焼ガスが内側中
板2aと両側の基板4、4の間に侵入するのを防止する
ことが可能となる。従って、内側中板2aと両側の基板
4、4との接合部の内周をレーザ溶接で固着する必要が
なくなる。
【0054】また、この図8に示す金属ガスケットにお
いては、中板2の内径と略一致する内径の環状形基板
4、4に設けられた夫々のビード10、10によって、
シリンダライナ34の上面とシリンダヘッド36の下面
の間における内側中板2aと基板4、4の合計厚さに対
する隙間を補充することが可能となり、これによって燃
焼室孔33からの燃焼ガスの侵入を防ぎ、シリンダヘッ
ド36とシリンダ34間の不完全燃焼隙間をなくして公
害物質の発生を防ぐことができる。
【0055】図9に示す金属ガスケットにおいては、中
板2の両面に必要幅Sで設けられた厚さ補充板3、3の
周部に沿って円弧形状のビード18が形成され、さらに
厚さ補充板3、3のビード18、18の形状に沿って両
側の基板4、4の外周部4b、4bにもビード18’、
18’が形成され、厚さ補充板3、3が設けられた必要
幅Sの範囲で合計厚さ最大部Wが発揮する最大面圧F
(図7参照)にビード荷重による弾性面圧を加えるよう
にしている。
【0056】また、図10に示す金属ガスケットにおい
ては、中板2の両面にスポット溶接6で固着された両側
の基板4、4が、夫々の厚さ補充板3、3の内周縁部に
沿う段差4a、4aを成して折曲されると共に、夫々の
基板4、4の外周部4b、4bが厚さ補充板3、3に重
合され、さらにこの基板4、4の外周端部に中板2の側
に折り曲げられた段差4c、4cが形成された構成とさ
れている。このような構成により、両側の基板4、4の
外周部4b、4bの左右両側に形成された段差4a、4
cがその内側に厚さ補充板3を挟み込んだ状態となり、
夫々の厚さ補充板3、3を中板2の両面における定位置
に保持することが可能となる。
【0057】さらに、図11乃至図14に示す金属ガス
ケットにおいては、両側の基板4、4の段差4a、4a
の内周側にて、中板2と両側の基板4、4とは中板2に
部分的に設けられた穿孔部11に対して以下に示すよう
な手段で固着されている。
【0058】即ち、図11に示すように、中板2の穿孔
部11にて両側の基板4、4をかしめることによって一
方の基板4に穿孔部12を設け、他方の基板4に形成し
た折返し部13を穿孔部12に係合することにより結合
することができる。
【0059】また、図12または図13に示すように、
中板2の穿孔部11にて両側の基板4、4を互いに絞り
成形して基板4、4の接合部に穿孔4cを施し、該穿孔
4cに嵌着したリベット14、15で結合するようにし
てもよい。
【0060】さらに、図14に示すように、中板2の穿
孔部11にて両側の基板4、4を互いに絞り成形するこ
とにより接合された基板4、4の接合面同士をスポット
溶接6で結合するようにしてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属ガス
ケットによれば、シリンダライナとシリンダブロックの
上面を同一面に面削することが可能となり、ボルト締結
時点でのシリンダヘッド下面との各シリンダ毎の隙間は
一定となる。
【0062】また、本発明の金属ガスケットによれば、
シリンダライナのフランジ部の上面に相当する位置で、
中板の両面に固着された基板の各外周部が中板の厚さ最
大部に必要幅で重合された合計厚さ最大部を有するた
め、この金属ガスケットをシリンダヘッドとシリンダブ
ロック間に介挿してボルト締結したとき、合計厚さ最大
部で最大面圧を発揮して、この最大面圧をシリンダライ
ナのフランジ部の上面に作用させるため、シリンダヘッ
ドの締付荷重及び燃焼爆発時のたたかれ等によってもシ
リンダライナが変形せずに元の形状を維持することが可
能となり、燃焼ガスの吹き抜け、ピストン当たり不良等
の従来の問題点を解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の金属ガスケットをシリ
ンダヘッドとシリンダブロックとの間に介挿した断面図
である。
【図2】本発明による実施例1の他の構成のうち、両側
の基板に燃焼室孔を囲繞するビートが形成された状況を
示す断面図である。
【図3】本発明による実施例1の他の構成のうち、中板
(内側中板)の穿孔部において両側の基板を互いにかし
めることにより固着した状況を示す断面図である。
【図4】本発明による実施例1の他の構成のうち、中板
(内側中板)の穿孔部において両側の基板をリベットで
接合した状況を示す断面図である。
【図5】本発明による実施例1の他の構成のうち、中板
(内側中板)の穿孔部において両側の基板をリベットで
接合した状況を示す断面図である。
【図6】本発明による実施例1の他の構成のうち、中板
(内側中板)の穿孔部において両側の基板を互いに絞り
成形してスポット溶接した状況を示す断面図である。
【図7】本発明による実施例2の金属ガスケットをシリ
ンダヘッドとシリンダブロックとの間に介挿した断面図
である。
【図8】本発明による実施例2の他の構成のうち、両側
の基板に燃焼室孔を囲繞するビートが形成された状況を
示す断面図である。
【図9】本発明による実施例2の他の構成のうち、厚さ
補充板と基板にビードが形成された状況を示す断面図で
ある。
【図10】本発明による実施例2の他の構成のうち、厚
さ補充板を基板の外周部の両側の段差で挟み込んだ状況
を示す断面図である。
【図11】本発明による実施例2の他の構成のうち、中
板の穿孔部において両側の基板を互いにかしめることに
より固着した状況を示す断面図である。
【図12】本発明による実施例2の他の構成のうち、中
板の穿孔部において両側の基板をリベットで接合した状
況を示す断面図である。
【図13】本発明による実施例2の他の構成のうち、中
板の穿孔部において両側の基板をリベットで接合した状
況を示す断面図である。
【図14】本発明による実施例2の他の構成のうち、中
板の穿孔部において両側の基板を互いに絞り成形してス
ポット溶接した断面図である。
【図15】従来の金属ガスケットをシリンダヘッドとシ
リンダブロックとの間に介挿した断面図である。
【図16】従来の他の金属ガスケットをシリンダヘッド
とシリンダブロックとの間に介挿した断面図である。
【符合の説明】
2…中板 3…中板 4…基板 4a…基板の段差 4b…基板の外周部 5…表面板 7…隙間 31…シリンダブロック 33…燃焼室孔 34…シリンダライナ 34a…円筒部 34b…フランジ部 32…段差 36…シリンダヘッド S…必要幅 T…中板の厚さ最大部 W…金属ガスケットの合計厚さ最大部 F…最大面圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒エンジンにおけるシリンダブロック
    の各気筒の上端内周に形成された段差にシリンダライナ
    の円筒部の上端外周に形成されたフランジ部が支持さ
    れ、該シリンダライナの上面と前記シリンダブロックの
    上面とが同一面に面削された多気筒ディーゼルエンジン
    の前記シリンダブロックとシリンダヘッド間に介挿され
    る金属ガスケットにおいて、 各気筒のシリンダライナ毎に夫々の燃焼室孔を囲繞する
    内径を備えた中板が少なくとも前記シリンダライナのフ
    ランジ部の上面に相当する部分で前記シリンダライナの
    円筒部の上面に相当する部分よりも厚く形成された厚さ
    最大部を有し、該中板の内径と略一致する内径の環状形
    基板が前記シリンダライナの燃焼室孔を囲繞して前記中
    板の両面に固着されると共に、この両側の基板が前記中
    板の厚さ最大部の内周縁部に沿って段差を成して折曲さ
    れ、夫々の基板の段差の外周部が前記中板の厚さ最大部
    を必要幅で重合し、さらに前記両側の各基板の外周に隙
    間をあけて前記中板の両面に沿って重合された表面板が
    前記基板の厚さよりも薄く形成されたことにより、前記
    夫々のシリンダライナのフランジ部の上面に相当する位
    置で最大面圧を発揮するようにしたことを特徴とする金
    属ガスケット。
  2. 【請求項2】前記中板が前記シリンダライナの円筒部と
    フランジ部との境界又はその近傍で内側中板と外側中板
    に分離され、前記内側中板よりも前記外側中板が厚く形
    成されたことにより前記中板の厚さ最大部が形成され、
    前記両側の基板が前記外側中板の内周縁部に沿って段差
    を成して折曲され、夫々の基板の段差の外周部が前記外
    側中板の内周部を必要幅で重合したことを特徴とする請
    求項1記載の金属ガスケット。
  3. 【請求項3】前記シリンダライナのフランジ部の上面に
    相当する位置において前記中板の両面に必要幅の厚さ補
    充板が重合されたことにより前記中板の厚さ最大部が形
    成され、前記両側の基板が前記夫々の厚さ補充板の内周
    縁部に沿う段差を成して折曲されると共に、夫々の基板
    の段差の外周部が前記厚さ補充板に重合されたことを特
    徴とする請求項1記載の金属ガスケット。
  4. 【請求項4】前記シリンダライナの円筒部の上面に相当
    する箇所で前記基板が前記中板にスポット溶接またはレ
    ーザ溶接で固着されたことを特徴とする請求項1記載の
    金属ガスケット。
  5. 【請求項5】前記夫々の基板の内径近傍に前記シリンダ
    ライナの燃焼室孔を囲繞するビードが形成されたことを
    特徴とする請求項1記載の金属ガスケット。
  6. 【請求項6】前記シリンダライナのフランジ部の上面に
    相当する箇所で前記中板に穿孔部が形成され、該穿孔部
    にて、前記両側の基板をかしめて結合し、または前記両
    側の基板を互いに絞り成形してリベットで結合し、或は
    前記両側の基板を互いに絞り成形してスポット溶接した
    ことを特徴とする請求項1記載の金属ガスケット。
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