JPH11269973A - 泥溜め桝 - Google Patents

泥溜め桝

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Publication number
JPH11269973A
JPH11269973A JP7438998A JP7438998A JPH11269973A JP H11269973 A JPH11269973 A JP H11269973A JP 7438998 A JP7438998 A JP 7438998A JP 7438998 A JP7438998 A JP 7438998A JP H11269973 A JPH11269973 A JP H11269973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mud reservoir
mud
drainage
reservoir
mud collecting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7438998A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Tominaga
五郎 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH11269973A publication Critical patent/JPH11269973A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水管路内に組み込んで雨水用の桝としても
使用することができる泥溜め桝を提供すること。 【解決手段】 有底筒状の桝本体2の下部内が隔壁3に
て排水主管部4と泥溜め部5とに仕切られ、隔壁3の上
部に設けられた越流部31を介して泥溜め部5と排水主
管部4とが連通され、桝本体2の側壁に泥溜め部5に連
通した流入側の受け口6が設けられ、泥溜め部5の深さ
が受け口6に接続される排水枝管8の口径の約2.5倍
とされ、かつ、流入側の受け口6が高い位置に設けられ
ている泥溜め桝1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水用の泥溜め桝
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば実開昭63−65788
号公報において、インバートますの内部が堰部によって
水溜まり部と排水路とに仕切られ、上記水溜まり部の胴
壁に、排水導入管路との接続口が設けられたトラップま
すが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このトラッ
プますを雨水用の泥溜め桝として使用しようとした場
合、水溜まり部の深さがあまり深くなく、しかも、排水
導入管路が接続される接続口が水溜まり部の胴壁下部に
設けられているので、降雨があった場合、初期雨水中に
含まれ、雨水と一緒にます内に流れ込む土砂やゴミなど
を水溜まり部にて、捕捉することができず、土砂やゴミ
を雨水とともに汚水本管に排出してしまうという問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、汚水管路内に組み込んで
雨水用の桝としても使用することができる泥溜め桝を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、有底筒状の桝本体の下部内が隔壁にて排水部と泥溜
め部とに仕切られ、隔壁の上部に設けられた越流部を介
して泥溜め部と排水部とが連通され、前記桝本体の側壁
に前記泥溜め部に連通した流入側接続部が設けられてい
る泥溜め桝において、前記泥溜め部の深さが、排水部の
底面よりも下方に位置するようにされ、かつ、流入側接
続部が高い位置に設けられているものである。
【0006】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
泥溜め桝において、排水部が直線状のものである
【0007】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
泥溜め桝において、排水部が泥溜め部の周りを取り囲む
ように湾曲されているものである。
【0008】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
泥溜め桝において、流入側接続部の奥部内面に、エルボ
短管の上端部が接続され、下端部が泥溜め部内に位置さ
れているものである。
【0009】請求項5記載の本発明は、請求項1記載の
泥溜め桝において、土砂などを捕捉する籠状体が泥溜め
部内に設置されているものである。
【0010】(作用)請求項1記載の本発明の泥溜め桝
においては、越流部を介して排水部と連通されている泥
溜め部の深さが、排水部の底面よりも下方に位置するよ
うにされ、かつ、流入側接続部が高い位置に設けられて
いるので、流入側接続部を通じて初期雨水が泥溜め部に
流れ込み、この泥溜め部にて雨水中に含まれる土砂は沈
殿して堆積される。そして、雨水のみが越流部を乗り越
えて排水部へ流出し、排水本管を通じて下水本管へ流出
する。
【0011】請求項2記載の本発明では、排水部が直線
状のものであるので、合流用の桝として、あるいは、排
水部の一端をたとえば栓体にて閉塞することで、起点用
の泥溜め桝として使用できる。
【0012】請求項3記載の本発明では、排水部が泥溜
め部の周りを取り囲むように湾曲されているものである
ので、曲がり部での合流用の泥溜め桝として使用でき
る。
【0013】請求項4記載の本発明では、流入側接続部
の奥部内面に、エルボ短管の上端部が接続され、エルボ
短管の下端が越流部よりも下方に位置するように泥溜め
部内に設置されているので、このエルボ短管がトラップ
の役目を果たす。このため、汚水桝と組み合わせて使用
しても、下水本管側からの臭気の逆流を防止でき、バル
コニーやベランダなどに配設される雨樋の下流側端部を
接続して使用することができる。
【0014】請求項5記載の本発明では、籠状体が泥溜
め部内に設置されているので、この籠状体にて雨水とと
もに流れ込む土砂やゴミが捕捉され、この籠状体を外に
取り出して土砂やゴミの掃除を簡単に行える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1は本発明の泥溜め桝の
第1実施例を示す平面図、図2は図1のX−X断面図で
ある。
【0016】図において、1は泥溜め桝であり、有底筒
状の桝本体2の下部内が隔壁3にて排水主管部4と泥溜
め部5とに仕切られている。隔壁3上部の長手方向の中
央部は他の部分よりも少し低くされて、越流部31とさ
れている。この越流部31を介して泥溜め部5と排水主
管部(いわゆる、インバート部)4とが連通されてい
る。図2に示すように、越流部31の上面は排水主管部
4の中心軸よりもかなり上方に位置するようにされてい
る。桝本体2の上部には点検管7の下端部が接続される
点検用の受け口21が立設されている。
【0017】桝本体2の泥溜め部5側の側壁には、排水
枝管8の端部が接続される流入側の受け口6が設けられ
ている。排水枝管8は、竪樋を通じて建物の軒先に配設
された軒樋に通じている。すなわち、建物の屋根に降っ
た雨水が軒樋にて集水され、竪樋および排水枝管8を通
じて桝本体2の泥溜め部5に流れ込むようになってい
る。受け口6の内部は泥溜め部5に連通している。
【0018】図から明らかなように、泥溜め部5は有底
の半円筒状のものであり、その深さは受け口6の口径の
約2.5倍とされている。排水主管部4は直線状のもの
であり、その両端部には排水本管(図示せず)の端部が
接続される受け口41,41が設けられている。本発明
においては、泥溜め部5の深さはその底面が、排水部4
の底面よりも下方に位置するようにされておればよく、
少なくとも排水主管部4の端部に接続される排水本管の
口径の1.5倍以上とするのが望ましい。
【0019】つぎに、上記泥溜め桝1の使用態様につい
て説明する。図2に示すように、雨水は排水枝管8を通
じて桝本体2の泥溜め部5に流れ込んで溜まり、水位が
上昇していく。そして、初期雨水中に含まれている土砂
は沈殿して、泥溜め部5の底に堆積する。泥溜め部5内
の水位が越流部31を越えるようになると、雨水は越流
部31を乗り越えて排水主管部4側に流出する。
【0020】上記第1実施例では、泥溜め部5の深さが
排水枝管8の口径の約2.5倍であるので、流れ込む初
期雨水中に含まれている土砂は泥溜め部5内にて沈殿・
堆積され、上澄みである雨水のみが排水主管部4側に流
出することになり、泥溜め部5にて土砂を確実に捕捉で
きる。
【0021】図3は本発明の泥溜め桝の第2実施例を示
す平面図であり、排水主管部4Aを泥溜め部5の周りを
取り囲むように90度曲がり形状とした以外は、基本的
に上記第1実施例と同一であるので、同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。この第2実施例の場合、
排水管路の曲がり部に設置される合流用の泥溜め桝とし
て好適に使用できる。
【0022】図4は本発明の泥溜め桝の第3実施例を示
す断面図であり、泥溜め部5内に90度エルボ短管51
を設置した以外は、基本的に上記第1実施例と同一であ
るので、同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。図に示すように、エルボ短管51の上端部が流入側
の受け口6の奥部内面に接続され、その下端部が泥溜め
部5内に位置するように設置されている。この場合、泥
溜め部5内に設置されたエルボ短管51がトラップとし
ての機能を有しているので、たとえば下水本管側からの
臭気の逆流を防止でき、汚水桝と組み合わせて使用する
ことができる。
【0023】図5は本発明の泥溜め桝の第4実施例を示
す断面図であり、泥溜め部5内に土砂やゴミなどを捕捉
する籠状体52を取り出し可能に設置するとともに、ト
ラップの機能を果たす断面U字状のカバー体53の上端
部を、隔壁3の越流部31の付近にて接続した以外は、
基本的に上記第1実施例と同一であるので、同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。なお、籠状体52
は薄肉のステンレス製のものであり、側壁の上半部には
内径が約15mmの多数の流出孔が穿孔されている。
【0024】この場合、初期雨水中に含まれている土砂
は泥溜め部5内に滞留してから排水主管部4側に流出す
るので、泥溜め部5内に設置されている籠状体52の底
部に土砂を確実に捕捉できる。また、カバー体53がト
ラップとしての機能を有しているので、たとえば下水本
管側からの臭気の逆流を防止でき、汚水桝と組み合わせ
て使用することができる。
【0025】上記実施例では、排水主管部4に対して直
交するように、流入側の受け口6を桝本体2の泥溜め部
5側の側壁に設けたが、排水主管部4と平行になるよう
に受け口6を所定位置に設けてもよく、受け口6を2個
以上設けてもよい。また、泥溜め部5の横断面形状は上
記半円形状以外のものとしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
【0027】請求項1ないし5記載の本発明において
は、泥溜め部の深さが、排水部の底面よりも下方に位置
するようにされ、しかも、流入側接続部が高い位置に設
けられているので、雨水中に含まれる土砂は泥溜め部に
て沈殿・堆積され、雨水のみが越流部を越えて排水部へ
流出し、排水本管側への土砂の排出を防止できる。
【0028】請求項2記載の本発明においては、合流用
の泥溜め桝としての他、排水部の一端を栓体にて閉塞す
れば、起点用の泥溜め桝としても使用できる。
【0029】請求項3記載の本発明においては、排水部
が泥溜め部の周りを取り囲むように湾曲しているので、
曲がり部での合流用の泥溜め桝として使用できる。
【0030】請求項4記載の本発明においては、トラッ
プの機能を有するエルボ短管が泥溜め部内に設置されて
いるので、汚水桝と組み合わせて使用しても、下水本管
側からの臭気の逆流を防止でき、バルコニーやベランダ
などに配設される雨樋の下流側端部を接続して使用する
ことができる。
【0031】請求項5記載の本発明においては、泥溜め
部内に、土砂などを捕捉する籠状体が泥溜め部内に設置
されているので、雨水とともに流れ込む土砂やゴミの清
掃・除去を簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 泥溜め桝 2 桝本体 21 受け口 3 隔壁 31 越流部 4,4A 排水主管部(排水部) 41 受け口 5 泥溜め部 51 エルボ短管 52 籠状体 53 カバー体 6 受け口(流入側接続部) 7 点検管 8 排水枝管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の桝本体の下部内が隔壁にて排
    水部と泥溜め部とに仕切られ、隔壁の上部に設けられた
    越流部を介して泥溜め部と排水部とが連通され、前記桝
    本体の側壁に前記泥溜め部に連通した流入側接続部が設
    けられている泥溜め桝において、前記泥溜め部の深さ
    が、排水部の底面よりも下方に位置するようにされ、か
    つ、流入側接続部が高い位置に設けられていることを特
    徴とする泥溜め桝。
  2. 【請求項2】 排水部が直線状のものである請求項1記
    載の泥溜め桝。
  3. 【請求項3】 排水部が泥溜め部の周りを取り囲むよう
    に湾曲されているものである請求項1記載の泥溜め桝。
  4. 【請求項4】 流入側接続部の奥部内面に、エルボ短管
    の上端部が接続され、下端部が泥溜め部内に位置されて
    いる請求項1記載の泥溜め桝。
  5. 【請求項5】 泥溜め部内に、土砂やゴミを捕捉する籠
    状体が設置されている請求項1記載の泥溜め桝。
JP7438998A 1998-03-23 1998-03-23 泥溜め桝 Withdrawn JPH11269973A (ja)

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JP7438998A JPH11269973A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 泥溜め桝

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Family

ID=13545784

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JP7438998A Withdrawn JPH11269973A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 泥溜め桝

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100834532B1 (ko) 2007-05-15 2008-06-02 전완재 합류식 하수구의 토사유입 방지구

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Effective date: 20050223

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Effective date: 20051228