JPH11268778A - 電子レンジ用容器 - Google Patents

電子レンジ用容器

Info

Publication number
JPH11268778A
JPH11268778A JP10070656A JP7065698A JPH11268778A JP H11268778 A JPH11268778 A JP H11268778A JP 10070656 A JP10070656 A JP 10070656A JP 7065698 A JP7065698 A JP 7065698A JP H11268778 A JPH11268778 A JP H11268778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stuck
microwave oven
passage
storage
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10070656A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Matsushita
毅 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal Inc filed Critical Fuji Seal Inc
Priority to JP10070656A priority Critical patent/JPH11268778A/ja
Publication of JPH11268778A publication Critical patent/JPH11268778A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被収容物に水等の液体を加えて電子レンジで
加熱調理できる電子レンジ用容器を提供することを課題
とする。 【解決手段】 被収容物を収容可能な収容室2を有する
容器本体1と、前記収容室2を閉塞する蓋体3とを備え
てなり、前記蓋体3には、前記収容室2内に液体を注入
するための逆止弁10と、収容室2内の蒸気を排出する
ための蒸気排出口7とが設けられてなることを解決手段
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥麺や乾燥ライ
ス等の被収容物を電子レンジで加熱調理するのに適した
電子レンジ用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カップラーメン等の乾燥麺を
調理する場合には、容器本体の上蓋を開いて熱湯を容器
本体内に注湯することにより、乾燥麺に水分を与えると
共に熱湯の温度を利用して乾燥麺を加熱調理することが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる加熱
調理では、常に熱湯を準備しておく必要があるうえに、
注湯の際の上蓋の開封作業や、注湯後の上蓋の再封作業
が必要であり、加熱調理が煩雑であった。
【0004】一方、近年では、例えばカレー等の被調理
品を電子レンジで加熱調理できるようにした電子レンジ
用包装体も種々考案されているが、かかる調理方法は、
水分を含む被調理品を単に電子レンジで温めて調理する
ものであるため、加熱調理前に水やスープ等の液体を袋
内部に注入して加熱調理することは考慮されていない。
従って、乾燥麺のように乾燥状態にある食品に水を加え
て加熱調理することができないという問題点があった。
【0005】そこで、本発明はこのような問題を解決す
べくなされたものであり、被収容物に水等の液体を加え
て電子レンジで加熱調理できる電子レンジ用容器を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係る電子レンジ
用容器は、被収容物を収容可能な収容室2を有する容器
本体1と、前記収容室2を閉塞する蓋体3とを備えてな
り、前記蓋体3には、前記収容室2内に液体を注入する
ための逆止弁10と、収容室2内の蒸気を排出するため
の蒸気排出口7とが設けられてなることを特徴とする。
【0007】本発明に係る電子レンジ用容器にあって
は、調理前に、液体を逆止弁10から収容室2内に注入
することができ、また、該液体と共に被収容物を電子レ
ンジにて加熱調理すると、発生する蒸気が蒸気排出口7
から容器外部に排出し、逆止弁10からは蒸気が排出し
ない。従って、収容室2内の蒸気を的確に排出しなが
ら、収容室2内の被収容物を加熱調理することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参酌しつつ説明する。本実施形態における電子
レンジ用容器は、図1に示す如く、乾燥麺や乾燥ライス
や粉末スープ等の被収容物を収容可能な収容室2を有す
る容器本体1と、収容室2を閉塞する蓋体3とからな
る。
【0009】前記容器本体1は、電子レンジによる加熱
調理に適応すべく耐熱容器として構成されてなる。ま
た、該容器本体1の開口縁部4には鍔部が形成されてな
り、該開口縁部4には前記蓋体3の周縁部が熱融着され
て固着されてなる。
【0010】該蓋体3には、上方に突出した貼合せ部5
が形成されてなり、該貼合せ部5は、一対の包装シート
6,6の端部を重ね合わせ、該重ね合わせた端部の内面
同士を熱融着することにより形成されている。(図2参
照)尚、包装シート6は、二軸延伸ポリエステル、二軸
延伸ポリアミド等のプラスチックフィルムを基材とし、
最内層にポリエチレンやポリプロピレン等の熱融着性樹
脂を積層したもの等の公知のシートから構成されてい
る。
【0011】前記貼合せ部5には、収容室2内の蒸気を
排出するための蒸気通路7(蒸気排出口)が設けられて
なる。該蒸気通路7は、収容室2に連通して収容室2か
ら上方に伸びた第一通路7aと、該第一通路7aの上方
位置から貼合せ部5の長手方向(横方向)に沿って延設
された第二通路7bとからなり、前記第一通路7aは、
収容室2側から上方に向かって幅が狭くなったテーパ部
と、該テーパ部から上方に延設された幅一定のストレー
ト部とからなり、前記第二通路7bの幅は第一通路7a
のストレート部の幅の略1/2から1/4に設定されて
なる。尚、蒸気通路7は、貼合せ部5をヒートシールに
よって形成する際に、非シール部を残すことにより形成
されている。
【0012】また、貼合せ部5の上縁には、該貼合せ部
5を幅方向(上下方向)に破断できるように、V字状の
切欠部8が形成されてなり、該切欠部8により貼合せ部
5を破断することで、前記蒸気通路7の第二通路7bを
開口させることができるようになっている。(図3参
照)更に、第二通路7bの下方側には、前記切欠部8と
対向した位置に切込部9が形成されている。
【0013】このような貼合せ部5を有する蓋体3に
は、前記収容室2内に水やソースやスープ等の液体を注
入するための逆止弁10が設けられてなる。
【0014】具体的には、逆止弁10は、一対の合成樹
脂フィルムから構成されてなり、該フィルムの両側縁部
の所定箇所が熱融着されて両フィルムの間に間隙が形成
されてなり、該間隙によって水等の液体を注入可能な注
入孔11が形成されてなる。該逆止弁10は、前記貼合
せ部5の内面側に挿入されて両包装シート6,6に挟持
されてなり、熱融着によって貼合せ部5に固着されてな
る。また、該逆止弁10は、貼合せ部5の上縁から上端
部が上方に突出すると共に、収容室2内にも下端部が突
出してなり、貼合せ部5の上縁から突出した上端部から
注入孔11を介して液体を収容室2内に注入でき、しか
も、電子レンジで加熱調理した際には、突出した下端部
が収容室2の内圧によって蓋体3の内面12側に押圧さ
れるか、又は内部の蒸気圧で二枚のフィルムが互いに密
着して前記注入孔11が閉塞されて蒸気が外部に排出し
ないよう構成されてなる。(図2及び図4参照)
【0015】次に、上記構成からなる電子レンジ用容器
の使用方法について、乾燥麺を収容する場合を一例にし
て説明する。
【0016】上記容器本体1の収容室2内に乾燥麺を収
容した後、容器本体1の開口縁部4に蓋体3を熱融着し
て収容室2を閉塞し、容器を密閉状態として保管流通す
る。
【0017】収容された乾燥麺を調理する際には、図2
に示す如く、まず、逆止弁10の二枚のフィルムを離反
させて上端部から水を収容室2内に注ぎ入れ、貼合せ部
5を切欠部8から切断する。この切断によって、破断線
が蒸気通路7の第二通路7bの先端部を横切り、第二通
路7bの先端が開口して、破断線は切込部9まで到達し
て破断が止まる。即ち、切込部9が形成されているの
で、仮に強く破断しても破断線が収容室2側まで到達す
るおそれがない。
【0018】そして、蒸気通路7が開口された状態で、
容器を電子レンジ内に入れて加熱調理すると、マイクロ
波によって乾燥麺と水が加熱される。この加熱によって
水が蒸気となり、乾燥麺に水分が吸収されつつ加熱調理
が進む。
【0019】一方、加熱による蒸気発生によって収容室
2内の圧力が上昇すると、蓋体3が上方に膨張し、逆止
弁10の下端部は、図4に示す如く、内圧によって上方
に折れ曲がって蓋体3の内面12側に当接して注入孔1
1が閉塞する。また、発生する蒸気は、蒸気通路7を押
し広げ、第一通路7aから第二通路7bを通って、図3
の矢印のように外部へ排出される。
【0020】このように、逆止弁10から蒸気が排出せ
ずに、蒸気通路7からのみ的確に蒸気が排出されるの
で、注入した水の沸騰状態を安定して継続させることが
でき且つ、沸騰した水が外部に吹きこぼれるおそれもな
く、乾燥麺の加熱調理を容易に短時間で完了させること
ができる。
【0021】以上のような乾燥麺の調理にあたっては、
従来のように蓋体3を開封して熱湯を注ぎ入れるという
作業が不要で、熱湯を準備する必要もなくなり、単に水
を収容室2内に注入して電子レンジで調理することのみ
でよく、従来に比して調理の手間を簡素化することがで
きる。
【0022】尚、乾燥麺以外にも、例えば乾燥ライスや
粉末スープなどの乾燥食品を収容してもよく、従来のよ
うに、水分を含んだ被調理品を電子レンジで加熱調理す
るようにした包装体に比して、軽量化や長期保存に適し
ており、更には、加熱調理前にスープやソース等の調味
料を注入することもできるので、注入量を調整すること
により好みの味付けにすることができるという利点もあ
る。更に、容器本体1や蓋体3を内圧に耐えうる強度に
すれば、米や豆類の煮炊き調理としても使用できる。
【0023】また、上記実施形態においては、貼合せ部
5に逆止弁10及び蒸気通路7(蒸気排出口)が設けら
れているものについて説明したが、本発明の電子レンジ
用容器はこれに限定されるものではなく、貼合せ部5を
有しない蓋体3や、逆止弁10が開口縁部4に固着され
ているもの、並びに、蒸気排出口として微少な細孔が設
けられているものなど、種々の構成が採用可能である。
更に、逆止弁10の構成についても特に限定するもので
はなく、蓋体3を開封することなく収容室2内に液体を
注入でき且つ、加熱調理時に注入孔11が閉塞するよう
構成されていれば本発明の意図する範囲内である。
【0024】更に、内圧の上昇や温度上昇によって蒸気
排出口が自動的に開口するようにすれば、開口を形成
(貼合せ部5を切断)し忘れても、蓋体3等が破裂した
りすることがなく、また、蒸気排出口が開口するまで内
部に適度な圧力を加えることができるため好ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る電子レンジ用容器にあって
は、逆止弁が蓋体に設けられてなるので、蓋体を開封せ
ずに逆止弁から液体を注ぎ入れることができ、しかも、
蓋体に蒸気排出口が設けられてなるので、注入した液体
が加熱調理中に外部に吹きこぼれることなく的確に蒸気
を排出することができる。従って、逆止弁と蒸気排出口
を設けることにより、被収容物に液体を加えて電子レン
ジで極めて簡便に加熱調理することができるという効果
を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における電子レンジ用容器
の斜視図を示す。
【図2】同実施形態の要部端面図。
【図3】同実施形態における電子レンジ用容器の使用状
態を示す側面図。
【図4】同実施形態における電子レンジ用容器の使用状
態を示す要部端面図。
【符号の説明】
1…容器本体、2…収容室、3…蓋体、7…蒸気排出
口、10…逆止弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被収容物を収容可能な収容室(2)を有
    する容器本体(1)と、前記収容室(2)を閉塞する蓋
    体(3)とを備えてなり、前記蓋体(3)には、前記収
    容室(2)内に液体を注入するための逆止弁(10)
    と、収容室(2)内の蒸気を排出するための蒸気排出口
    (7)とが設けられてなることを特徴とする電子レンジ
    用容器。
JP10070656A 1998-03-19 1998-03-19 電子レンジ用容器 Pending JPH11268778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10070656A JPH11268778A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 電子レンジ用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10070656A JPH11268778A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 電子レンジ用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11268778A true JPH11268778A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13437927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10070656A Pending JPH11268778A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 電子レンジ用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11268778A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7172780B1 (en) * 2002-10-11 2007-02-06 The Vivian A. Skaife Trust, C/O Margaret Skaife, Trustee Food packaging for microwave pressure cooking and method of using same
JP2010018352A (ja) * 2002-08-13 2010-01-28 Medical Instill Technologies Inc 内容物蓄蔵吐出用容器に接続されるバルブアセンブリ及び内容物蓄蔵吐出方法並びにそのバルブアセンブリを含むデバイス及びそのデバイスを充填する方法
US9668914B2 (en) 2000-10-23 2017-06-06 Dr. Py Institute Llc Method for dispensing ophthalmic fluid
US9725228B2 (en) 2000-10-23 2017-08-08 Dr. Py Institute Llc Fluid dispenser having a one-way valve, pump, variable-volume storage chamber, and a needle penetrable and laser resealable portion
US9938128B2 (en) 2004-12-04 2018-04-10 Medinstill Development Llc One-way valve and apparatus and method of using the valve

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9668914B2 (en) 2000-10-23 2017-06-06 Dr. Py Institute Llc Method for dispensing ophthalmic fluid
US9725228B2 (en) 2000-10-23 2017-08-08 Dr. Py Institute Llc Fluid dispenser having a one-way valve, pump, variable-volume storage chamber, and a needle penetrable and laser resealable portion
JP2010018352A (ja) * 2002-08-13 2010-01-28 Medical Instill Technologies Inc 内容物蓄蔵吐出用容器に接続されるバルブアセンブリ及び内容物蓄蔵吐出方法並びにそのバルブアセンブリを含むデバイス及びそのデバイスを充填する方法
JP2014166890A (ja) * 2002-08-13 2014-09-11 Medical Instill Technologies Inc 内容物蓄蔵吐出用容器に接続されるバルブアセンブリ及び内容物蓄蔵吐出方法並びにそのバルブアセンブリを含むデバイス及びそのデバイスを充填する方法
US9408455B2 (en) 2002-08-13 2016-08-09 MedInstill Development, LLC Container and valve assembly for storing and dispensing substances, and related method
US7172780B1 (en) * 2002-10-11 2007-02-06 The Vivian A. Skaife Trust, C/O Margaret Skaife, Trustee Food packaging for microwave pressure cooking and method of using same
US9938128B2 (en) 2004-12-04 2018-04-10 Medinstill Development Llc One-way valve and apparatus and method of using the valve
US10464801B2 (en) 2004-12-04 2019-11-05 Medinstill Development Llc One-way valve and apparatus and method of using the valve

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3061234U (ja) 電子レンジで調理するための食品容器
KR101194780B1 (ko) 전자레인지용 자동 개봉 파우치
JP4463931B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
RU2371367C1 (ru) Упаковка с усовершенствованным повторно закрывающимся отверстием
US20070257030A1 (en) Microwaveable package
WO2013146592A1 (ja) 容器入り即席食品、容器入り即席食品の調理方法、及び即席食品用容器
KR200490548Y1 (ko) 증기배출부가 구비된 조리용 용기
JPH11268778A (ja) 電子レンジ用容器
JP3003622B2 (ja) 電子レンジ用包装体
JP2001106270A (ja) 加熱処理用包装体
JP2009166853A (ja) 包装袋
JP7330483B2 (ja) 自動蒸気抜け機能付電子レンジ加熱用包装体
JPS63131926A (ja) 電子レンジを用いた蒸気加温方法
JP6753159B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装袋
JP3581241B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
JP2002137312A (ja) 電子レンジ加熱調理用密封袋の製造方法
JPH1095472A (ja) 電子レンジ用包装袋
JP7285672B2 (ja) 包装容器
JP4320860B2 (ja) 電子レンジ用包装袋
JP2000335654A (ja) 電子レンジ用包装袋
CN116547217A (zh) 微波炉用袋
JP2594353Y2 (ja) 開封容易な電子レンジ用容器
JPH072507B2 (ja) 食品容器の製造方法
JPH11105944A (ja) 食品包装用袋
KR100989502B1 (ko) 포장 용기