JPH112685A - リアルタイムクロック回路 - Google Patents

リアルタイムクロック回路

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JPH112685A
JPH112685A JP9153182A JP15318297A JPH112685A JP H112685 A JPH112685 A JP H112685A JP 9153182 A JP9153182 A JP 9153182A JP 15318297 A JP15318297 A JP 15318297A JP H112685 A JPH112685 A JP H112685A
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JP
Japan
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alarm
real
circuit
time clock
data
Prior art date
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Withdrawn
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JP9153182A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Matoba
健二郎 的場
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アラーム機能を実現するための回路規模を縮
小できるリアルタイムクロック回路を提供する。 【解決手段】 リアルタイムクロック回路100は、ア
ドレスカウンタ101、データ格納用RAM102及び
判定回路103からなる演算処理方式によるRTC回路
部に、新たにデータ格納用RAM102内部にアラーム
データを格納するとともに、アラーム手段としてDFF
104、一致回路105、ラッチ106〜108及びA
NDゲート回路109を付加した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアルタイムクロ
ック回路に係り、詳細には、ディジタル装置にリアルタ
イムでクロックデータを供給するリアルタイムクロック
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像装置、テレビ会議システム等の電子
機器では、リアルタイムでクロックデータを必要とする
場合がある。リアルタイムにクロックデータを供給する
回路としてリアルタイムクロック(以下、RTCとい
う)回路がある。
【0003】従来のリアルタイムクロック回路には、カ
ウンタを用いたカウンタ方式によるRTC回路や演算方
式によるRTC回路がある。
【0004】図19はカウンタ方式によるRTC回路を
示す回路構成図である。図19において、このRTC回
路は、1Hzのクロック信号が入力され0〜59までカ
ウントする秒カウンタ11、秒カウンタ11の桁上がり
出力が入力され0〜59までカウントする分カウンタ1
2、分カウンタ12の桁上がり出力が入力され0〜23
までカウントする時カウンタ13から構成され、各カウ
ンタの出力がそれぞれ秒、分、時のRTCデータを表す
ものである。
【0005】図20は演算方式によるRTC回路を示す
回路構成図である。図20において、このRTC回路
は、RAMからデータを読み出すアドレスを指定するア
ドレスカウンタ21、秒、分、時、曜、日、月、年のデ
ータを格納するデータ格納用RAM22及びRAM22
からのRTCデータを判定する判定回路23から構成さ
れる。
【0006】判定回路23がRAM22に+1データを
出力し、RAM22からのRTCデータを判定して所望
のデータを得ることができる。
【0007】ところで、各種電子機器では所定の時刻に
なるとアラームを発するアラーム機能を備えたものがあ
る。
【0008】図21はカウンタ方式によるアラーム回路
を示す回路構成図である。
【0009】図21において、アラーム回路は、1Hz
のクロック信号が入力され0〜59までカウントする秒
カウンタ31、秒カウンタ31の桁上がり出力が入力さ
れ0〜59までカウントする分カウンタ32、分カウン
タ32の桁上がり出力が入力され0〜23までカウント
する時カウンタ33、秒アラームを指定する秒アラーム
レジスタ34、分アラームを指定する分アラームレジス
タ35、時アラームを指定する時アラームレジスタ3
6、各カウンタの出力と各アラームレジスタの出力をそ
れぞれ比較する一致回路37〜39、及びANDゲート
回路40から構成されている。
【0010】各カウンタの出力を各指定アラームと比較
して一致したときアラーム信号を出力するものである。
これにより、RTCの値がユーザの設定したアラーム時
刻と一致した時に一致信号をアラーム信号として出力す
ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアラーム回路にあっては、各時間単位毎に、
アラームレジスタ34〜36及び比較器からなる一致回
路37〜39が必要であり、アラーム機能を実現するた
めの回路規模が大きいという問題点があった。
【0012】本発明は、アラーム機能を実現するための
回路規模を縮小できるリアルタイムクロック回路を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリアルタイ
ムクロック回路は、リアルタイムクロックデータを記憶
する記憶手段と、記憶手段から読み出したデータの桁上
げを判定して少なくとも2種類の時間単位のタイムデー
タを得るリアルタイムクロック回路において、記憶手段
に任意の時間単位のアラーム設定データを格納し、アラ
ーム設定データと記憶手段から読み出したリアルタイム
クロックデータとの一致によりアラーム信号を出力する
アラーム手段とを備えている。
【0014】本発明に係るリアルタイムクロック回路
は、記憶手段が、2種類以上のアラーム設定データを格
納し、アラーム手段は、アラーム設定データに基づいて
対応する種類のアラーム信号を出力するものであっても
よい。
【0015】本発明に係るリアルタイムクロック回路
は、アラーム手段が、任意の時間単位毎に一致信号の出
力の可否を制御する手段を備えたものであってもよい。
【0016】本発明に係るリアルタイムクロック回路
は、アラーム手段が、不一致を検出したとき記憶手段か
らの読み出しを停止させる手段を備えたものであっても
よい。
【0017】本発明に係るリアルタイムクロック回路
は、アラーム手段が、時間単位の大きな順に一致を判定
し、不一致を検出すると該不一致を検出した時間単位よ
り小さい時間単位における判定を停止させる手段を備え
たものであってもよい。
【0018】本発明に係るリアルタイムクロック回路
は、リアルタイムクロック演算を行う演算サイクルと、
アラーム判定を行うアラーム判定サイクルとを設け、ア
ラーム手段は、アラーム判定サイクルにおいて一致を判
定するものであってもよい。
【0019】本発明に係るリアルタイムクロック回路
は、アラーム判定サイクルを可変にする手段を備えたも
のであってもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るリアルタイムクロッ
ク回路は、電子機器にクロックデータを供給するリアル
タイムクロック回路に適用することができる。
【0021】第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係るリアルタイムクロ
ック回路の構成を示す回路図である。本実施形態は、
秒、分、時のアラーム一致を検出する場合の例である。
【0022】図1において、リアルタイムクロック回路
100は、RAMからデータを読み出すアドレスを指定
するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時のアラームデータ
を格納するデータ格納用RAM102(記憶手段)、R
AM102からのRTCデータを判定する判定回路10
3、RAM102出力をラッチするDフリップフロップ
(以下、DFFという)104、アラーム判定サイクル
においてDFF104出力(RTCデータ)とRAM1
02出力(アラームデータ)を比較し、一致したとき一
致信号を出力する一致回路105、秒一致信号をラッチ
する秒ラッチ106、分一致信号をラッチする分ラッチ
107、時一致信号をラッチする時ラッチ108、及び
秒、分、時の各一致信号のAND論理をとるANDゲー
ト回路109から構成されている。また、RAM102
及びDFF104には、システムクロック(RAMプリ
チャージ信号)PC(図2)が入力される。
【0023】上記DFF104、一致回路105、秒ラ
ッチ106、分ラッチ107、時ラッチ108及びAN
Dゲート回路109は、全体としてアラーム手段を構成
する。
【0024】アドレスカウンタ101は、データ格納用
RAM102からデータを読み出すアドレスを指定す
る。
【0025】データ格納用RAM102は、アドレス
〔00〕〜〔12〕毎にそれぞれ秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時のアラームデータ
を格納し、アドレス指定されたデータを出力する。ま
た、判定回路103からの+1(インクリメント)デー
タによりRTCデータを更新して格納するとともに、R
TCデータを判定回路103に出力する。
【0026】判定回路103は、データ格納用RAM1
02からのRTCデータを基に桁上がり判定を行って最
終RTCデータを得るものである。
【0027】DFF104は、アラーム判定のためにデ
ータ格納用RAM102出力をラッチする。
【0028】一致回路105は、比較器により構成さ
れ、アラーム判定サイクルにおいてDFF104にラッ
チされたRTCデータとデータ格納用RAM102から
のアラームデータを比較し、一致したとき一致信号を出
力する。
【0029】秒ラッチ106は、秒一致ラッチ信号によ
り秒一致信号をラッチし、秒一致信号として出力する。
同様に、分ラッチ107は、分一致ラッチ信号により分
一致信号をラッチし、分一致信号として出力する。ま
た、時ラッチ108は、時一致ラッチ信号により時一致
信号をラッチし、時一致信号として出力する。
【0030】ANDゲート回路109は、各ラッチ10
6〜108から出力された秒、分、時の各一致信号のA
ND論理をとり、アラーム信号として出力する。
【0031】このように本実施形態に係るリアルタイム
クロック回路100は、アドレスカウンタ101、デー
タ格納用RAM102及び判定回路103からなる演算
処理方式によるRTC回路部に、新たにデータ格納用R
AM102内部にアラームデータを格納するとともに、
アラーム手段としてDFF104、一致回路105、ラ
ッチ106〜108及びANDゲート回路109を付加
した構成となっている。
【0032】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路100の動作を説明する。
【0033】図2はリアルタイムクロック回路100の
動作を説明するためのタイミングチャートであり、各部
の信号にそれぞれ対応する。
【0034】図2に示すように、RTCデータを出力可
能なRTC演算サイクルの後にアラーム判定を行うアラ
ーム判定サイクルを設け、RAMアドレス信号によりR
TC演算サイクルとアラーム判定サイクルとを繰り返す
ようにする。
【0035】RTC演算サイクルでは、従来例の演算処
理方式によるRTC回路と同様に、RAMを用いた演算
処理によってRTCデータを得る。すなわち、判定回路
103がデータ格納用RAM102に+1データを出力
し、データ格納用RAM102からのRTCデータの桁
上がり判定を行って最終RTCデータを得る。
【0036】一方、アラーム判定サイクルでは以下のよ
うなアラーム判定が行われる。
【0037】データ格納用RAM102には、アドレス
〔00〕〜〔12〕毎にそれぞれ秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータに加え、秒、分、時のアラームデ
ータが格納されている。データ格納用RAM102から
は図2に示すアドレスカウンタ値に対応してRAM出力
が読み出され、PCサイクルタイミングでDFF104
にラッチされている。
【0038】いま、図2のアドレスカウンタ値に示すよ
うにアラーム判定サイクルにおいて〔10〕〔11〕
〔12〕がアドレス指定されると、データ格納用RAM
102出力としてアラーム秒、アラーム分、アラーム時
が出力される。このアラームデータとDFF104にラ
ッチされたRTCデータは、一致回路105に入力さ
れ、一致回路105において両者が比較されて一致した
とき一致信号を出力する。
【0039】一致信号は、ラッチ106〜108に入力
され、図2に示すように各ラッチ106〜108では、
各一致ラッチ信号により秒、分、時の一致信号をそれぞ
れラッチし、秒、分、時の一致信号として出力する。
【0040】ラッチ106〜108の秒、分、時の一致
信号は、ANDゲート回路109に入力され、ANDゲ
ート回路109は各ラッチ106〜108から出力され
た秒、分、時の各一致信号のAND論理をとり、秒、
分、時の一致信号がすべてあったときアラーム信号とし
て出力する。
【0041】以上説明したように、第1の実施形態に係
るリアルタイムクロック回路100は、アドレスカウン
タ101、データ格納用RAM102及び判定回路10
3からなる演算処理方式によるRTC回路部に、新たに
データ格納用RAM102内部にアラームデータを格納
するとともに、アラーム手段としてDFF104、一致
回路105、ラッチ106〜108及びANDゲート回
路109を付加した構成としたので、一致回路105を
全時間単位で共通にすることができ、アラーム機能のた
めの回路規模を大幅に減少させることができる。
【0042】第2の実施形態 図3は本発明の第2の実施形態に係るリアルタイムクロ
ック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形態
に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図1に
示すリアルタイムクロック回路と同一構成部分には同一
符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0043】本実施形態は、2種類のアラーム設定でそ
れぞれ秒、分、時のアラーム一致を検出する場合の例で
ある。
【0044】図3において、リアルタイムクロック回路
200は、RAMからデータを読み出すアドレスを指定
するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時の2種類のアラー
ムデータを格納するデータ格納用RAM201、RAM
201からのRTCデータを判定する判定回路103、
RAM201出力をラッチするDFF104、アラーム
判定サイクルにおいてDFF104出力(RTCデー
タ)とRAM102出力(アラームデータ)を比較し、
一致したとき一致信号を出力する一致回路105、第1
の秒一致信号をラッチする秒ラッチ202、第1の分一
致信号をラッチする分ラッチ203、第1の時一致信号
をラッチする時ラッチ204、第2の秒一致信号をラッ
チする秒ラッチ205、第2の分一致信号をラッチする
分ラッチ206、第2の時一致信号をラッチする時ラッ
チ207、第1の秒、分、時の各一致信号のAND論理
をとるANDゲート回路208及び第2の秒、分、時の
各一致信号のAND論理をとるANDゲート回路209
から構成されている。また、RAM201及びDFF1
04には、システムクロックPC(図4)が入力され
る。
【0045】データ格納用RAM201は、アドレス
〔00〕〜〔22〕毎にそれぞれ秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び第1の秒、分、時のアラーム
データ(1)、第2の秒、分、時のアラームデータ
(2)を格納し、アドレス指定されたデータを出力す
る。また、判定回路103からの+1(インクリメン
ト)データによりRTCデータを更新して格納するとと
もに、RTCデータを判定回路103に出力する。
【0046】第1の秒ラッチ202は、第1の秒一致信
号をラッチし、第1の秒一致信号として出力する。第1
の分ラッチ203は、第1の分一致信号をラッチし、第
1の分一致信号として出力する。また、第1の時ラッチ
204は、第1の時一致信号をラッチし、第1の時一致
信号として出力する。同様に、第2の秒ラッチ205
は、第2の秒一致信号をラッチし、第2の秒一致信号と
して出力する。第2の分ラッチ206は、第2の分一致
信号をラッチし、第2の分一致信号として出力する。ま
た、第2の時ラッチ207は、第2の時一致信号をラッ
チし、第2の時一致信号として出力する。
【0047】ANDゲート回路208は、各第1のラッ
チ202〜204から出力された第1の秒、分、時の各
一致信号のAND論理をとり、アラーム信号(1)とし
て出力する。
【0048】ANDゲート回路209は、各第2のラッ
チ205〜207から出力された第2の秒、分、時の各
一致信号のAND論理をとり、アラーム信号(2)とし
て出力する。
【0049】このように本実施形態に係るリアルタイム
クロック回路200は、データ格納用RAM201内部
に2種類のアラームデータを格納するとともに、ラッチ
及び論理回路を複数設け、2種類のアラーム設定でそれ
ぞれ秒、分、時のアラーム一致を検出するものである。
【0050】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路200の動作を説明する。
【0051】図4はリアルタイムクロック回路200の
動作を説明するためのタイミングチャートであり、各部
の信号にそれぞれ対応する。
【0052】図4に示すように、RTCデータを出力可
能なRTC演算サイクルの後にアラーム判定を行うアラ
ーム判定サイクルを設け、RAMアドレス信号によりR
TC演算サイクルとアラーム判定サイクルとを繰り返す
ようにする。
【0053】アラーム判定サイクルにおけるアラーム判
定は、2種類のアラームデータについてそれぞれアラー
ム判定を行う以外は、基本的な動作は前記第1の実施形
態と同様である。
【0054】すなわち、データ格納用RAM201に
は、アドレス
〔00〕〜〔22〕毎にそれぞれ秒、分、
時、曜、日、月、年のRTCデータ、及び2種類の秒、
分、時のアラームデータが格納されている。データ格納
用RAM201からは図4に示すアドレスカウンタ値に
対応してRAM出力が読み出され、PCサイクルタイミ
ングでDFF104にラッチされている。
【0055】いま、図4のアドレスカウンタ値に示すよ
うにアラーム判定サイクルにおいて〔10〕〔11〕
〔12〕〔20〕〔21〕〔22〕がアドレス指定され
ると、データ格納用RAM201出力として第1のアラ
ーム秒(1)、アラーム分(1)、アラーム時(1)及
び第2のアラーム秒(2)、アラーム分(2)、アラー
ム時(2)が出力される。これらアラームデータとDF
F104にラッチされたRTCデータは、一致回路10
5に入力され、一致回路105において両者が比較され
て一致したとき一致信号を出力する。
【0056】一致信号は、第1、第2のラッチ202〜
207に入力され、第1、第2のラッチ202〜207
では、各一致ラッチ信号(図示略)により第1、第2の
秒、分、時の一致信号をそれぞれラッチし、第1、第2
の秒、分、時の一致信号として出力する。
【0057】第1の秒、分、時の一致信号は、ANDゲ
ート回路208に入力され、ANDゲート回路208は
各第1のラッチ202〜204から出力された第1の
秒、分、時の各一致信号のAND論理をとり、秒、分、
時の一致信号がすべてあったとき第1のアラーム信号
(1)として出力する。同様に、第2の秒、分、時の一
致信号は、ANDゲート回路209に入力され、AND
ゲート回路209は各第2のラッチ205〜207から
出力された第2の秒、分、時の各一致信号のAND論理
をとり、秒、分、時の一致信号がすべてあったとき第2
のアラーム信号(2)として出力する。
【0058】以上説明したように、第2の実施形態に係
るリアルタイムクロック回路200は、データ格納用R
AM201内部に2種類のアラームデータを格納すると
ともに、ラッチ及び論理回路を複数設け、2種類のアラ
ーム設定でそれぞれ秒、分、時のアラーム一致を検出す
るようにしたので、第1の実施形態と同様に、アラーム
機能のための回路規模を大幅に減少させることができ
る。
【0059】特に、本実施形態では、前記第1の実施形
態と殆ど同じ回路規模でアラームの種類を増やすことが
できる。
【0060】なお、本実施形態では、2種類のアラーム
としているが、同様の方法により3種類以上のアラーム
設定を行うことができることは言うまでもない。
【0061】第3の実施形態 図5は本発明の第3の実施形態に係るリアルタイムクロ
ック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形態
に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図1に
示すリアルタイムクロック回路と同一構成部分には同一
符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0062】第1、第2の実施形態では、アラーム一致
信号は全アラームレジスタの値とRTCデータのが一致
しないと出力されず、1分毎若しくは1時間毎にアラー
ム一致信号を出力させる等の処理ができない。そこで、
本実施形態は、上記設定にも対応できるようにしたもの
である。
【0063】図5において、リアルタイムクロック回路
300は、RAMからデータを読み出すアドレスを指定
するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時のアラームデータ
を格納するデータ格納用RAM102、RAM102か
らのRTCデータを判定する判定回路103、RAM1
02出力をラッチするDFF104、アラーム判定サイ
クルにおいてDFF104出力(RTCデータ)とRA
M102出力(アラームデータ)を比較し、一致したと
き一致信号を出力する一致回路105、秒一致信号をラ
ッチする秒ラッチ301、分一致信号をラッチする分ラ
ッチ302、時一致信号をラッチする時ラッチ303、
各ラッチ301〜303出力と各イネーブル入力とのO
R論理をとるORゲート回路304〜306及びORゲ
ート回路304〜306出力のAND論理をとるAND
ゲート回路109から構成されている。また、ORゲー
ト回路304〜306には、外部からそれぞれ秒イネー
ブル、分イネーブル、時イネーブル(図6)が入力され
る。
【0064】秒ラッチ301は、秒一致又はNo判定信
号をラッチし、秒一致信号として出力する。同様に、分
ラッチ302は、分一致又はNo判定信号をラッチし、
分一致信号として出力する。また、時ラッチ303は、
時一致又はNo判定信号をラッチし、時一致信号として
出力する。
【0065】ORゲート回路304〜306は、各ラッ
チ301〜303出力と各イネーブル入力とのOR論理
をとりANDゲート回路109に出力する。
【0066】ANDゲート回路109は、ORゲート回
路304〜306から出力された秒、分、時の各一致信
号のAND論理をとり、アラーム信号として出力する。
【0067】このように本実施形態に係るリアルタイム
クロック回路300は、ラッチ301〜303出力と各
イネーブル入力とのOR論理をとるORゲート回路30
4〜306を設け、イネーブル入力された秒、分、又は
時についてアラーム設定ができるようにしたものであ
る。
【0068】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路300の動作を説明する。
【0069】図6はリアルタイムクロック回路300の
動作を説明するためのタイミングチャートであり、図6
は1時間毎にアラーム一致信号を出力させる場合につい
て示している。
【0070】各ラッチ301〜303に一致信号をそれ
ぞれラッチし、秒、分、時の一致信号として出力するま
での基本的な動作は前記第1の実施形態と同様である。
【0071】いま、1時間毎にアラーム一致信号を出力
させる場合であるから、ORゲート回路304〜306
に入力するイネーブルのうち図6に示すように秒イネー
ブル及び時イネーブルを“H”、分イネーブルを“L”
とする。すると、分のみの一致信号出力が意味を持つも
のとなり、ANDゲート回路109において、ORゲー
ト回路304〜306からの出力のうち分のみのアラー
ム一致判定が行われ、アラーム信号として出力される。
【0072】以上説明したように、第3の実施形態に係
るリアルタイムクロック回路300は、ラッチ301〜
303出力と各イネーブル入力とのOR論理をとるOR
ゲート回路304〜306を設け、イネーブル入力され
た秒、分、又は時についてアラーム設定ができるように
構成したので、前記第1の実施形態と殆ど同じ回路規模
で1分毎若しくは1時間毎のようなアラームが可能とな
り、アラーム機能のバリエーションを広げることができ
る。
【0073】なお、本実施形態を、第2の実施形態に適
用してもよいことは言うまでもない。
【0074】第4の実施形態 図7は本発明の第4の実施形態に係るリアルタイムクロ
ック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形態
に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図1に
示すリアルタイムクロック回路と同一構成部分には同一
符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0075】第1〜第3の実施形態では、アラーム一致
を判定する際、秒→分→時→…の順に全時間単位で一致
判定を行っているが、秒→分→時→…の一致を判定して
いる最中に不一致を検出した時点でRAMの動作を停止
させるようにしたものである。
【0076】図7において、リアルタイムクロック回路
400は、RAMからデータを読み出すアドレスを指定
するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時のアラームデータ
を格納するデータ格納用RAM102、RAM102か
らのRTCデータを判定する判定回路103、RAM1
02出力をラッチするDFF104、アラーム判定サイ
クルにおいてDFF104出力(RTCデータ)とRA
M102出力(アラームデータ)を比較し、一致したと
き一致信号を出力する一致回路105、システムクロッ
クPCとSTOP信号のAND論理をとりRAM102
及びDFF104のクロック入力に出力するANDゲー
ト回路401、一致回路105からの一致信号1をラッ
チ信号によりラッチするラッチ回路402から構成され
る。
【0077】一致回路105は、一致信号1をラッチ回
路402に出力するとともに、時アラーム判定時は無条
件に“L”を出力する一致信号2をアドレスカウンタ1
01に出力する。
【0078】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路400の動作を説明する。
【0079】図8はリアルタイムクロック回路400の
動作を説明するためのタイミングチャートであり、図8
は分で不一致を検出した場合と、秒、分、時が一致した
場合の例である。
【0080】一致回路105で一致を判定し、秒、分、
時の一致信号として出力するまでの基本的な動作は前記
第1の実施形態と同様である。
【0081】図8の前段のアラーム判定サイクルに示す
ように、まず、秒で一致した場合には一致信号1及び一
致信号2が出力されて前記第1の実施形態と同様な処理
となるが、続く、分では不一致であるため一致信号1及
び一致信号2は出力されない。このとき、STOP信号
は“L”となるため、RAM102及びDFF104の
クロック入力に供給されるクロックPC2は“L”とな
り、従って、RAM102の動作は停止される。
【0082】次の図8の後段のアラーム判定サイクルに
示すように、秒、分、時が一致した場合には一致信号1
及び一致信号2が出力されて前記第1の実施形態と同様
な処理となり、秒、分、時が一致しているため一致信号
1及び一致信号2が出力され(但し、一致信号2は時ア
ラーム判定時は無条件に“L”を出力する)、アラーム
信号が出力される。
【0083】以上説明したように、第4の実施形態に係
るリアルタイムクロック回路400は、不一致を検出し
たときRAM102からの読み出しを停止させるように
構成したので、第1の実施形態の効果に加えて消費電流
を低減することができる。
【0084】また、RTC演算サイクル、アラーム判定
サイクルでRAMが動作している最中は、外部からのR
AMへのアクセスが不可能であるが、本実施形態では、
アラーム判定サイクルでRAMが動作している時間が短
くなるため、外部からのRAMへのアクセス可能時間が
長くなるという効果もある。
【0085】第5の実施形態 図9は本発明の第5の実施形態に係るリアルタイムクロ
ック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形態
に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図1及
び図7に示すリアルタイムクロック回路と同一構成部分
には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0086】本実施形態では、時間単位の大きな順、例
えば秒、分、時のアラーム判定であれば、まず時のアラ
ーム判定から行い、不一致ならば次に時のキャリーUP
(桁上げ出力)があるまでアラーム判定を行わない機能
をもたせるようにしたものである。
【0087】図9において、リアルタイムクロック回路
500は、RAMからデータを読み出すアドレスを指定
するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時のアラームデータ
を格納するデータ格納用RAM102、RAM102か
らのRTCデータを判定し、時キャリーUP信号を出力
する判定回路103、RAM102出力をラッチするD
FF104、アラーム判定サイクルにおいてDFF10
4出力(RTCデータ)とRAM102出力(アラーム
データ)を比較し、一致したとき一致信号を出力すると
ともに、PCイネーブル信号を出力する一致回路50
1、システムクロックPCとPCイネーブル信号のAN
D論理をとりRAM102及びDFF104のクロック
入力に出力するANDゲート回路401、一致回路50
1からの一致信号1をラッチ信号によりラッチするラッ
チ回路402から構成される。
【0088】一致回路501は、判定回路103から時
キャリーUP信号を入力し、一致信号1をラッチ回路4
02に、秒アラーム判定時は無条件に“L”を出力する
一致信号2をアドレスカウンタ101に、PCイネーブ
ル信号をANDゲート回路401にそれぞれ出力するも
のである。
【0089】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路500の動作を説明する。
【0090】図10はリアルタイムクロック回路500
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図
10は時が一致しなかった場合と、秒、分、時の全アラ
ームデータが一致した場合の例である。
【0091】一致回路501で一致を判定し、秒、分、
時の一致信号として出力するまでの基本的な動作は前記
第1の実施形態と同様である。
【0092】図10の前段のアラーム判定サイクルに示
すように、時では不一致であるため一致信号1及び一致
信号2は出力されない。その後、次に時のキャリーUP
があるまでは、秒、分についてのアラーム判定を行わな
い。すなわち、時間単位の大きな時が既に不一致である
から、秒、分についての一致/不一致を判定する必要は
なく、図10の後段のアラーム判定サイクルに示すよう
に、次に時のキャリーUPがあるまではRAM102動
作を停止させる。
【0093】そして、図10の後段のアラーム判定サイ
クルに示すように、RAM102動作が再開されて、
秒、分、時が一致した場合には一致信号1及び一致信号
2が出力されて前記第1の実施形態と同様な処理とな
り、アラーム信号が出力される。以上説明したように、
第5の実施形態に係るリアルタイムクロック回路500
は、時間単位の大きな順に一致を判定し、時の不一致を
検出すると時より小さい時間単位における判定を停止さ
せるように構成したので、第1の実施形態の効果に加え
て消費電流を低減することができる。
【0094】また、アラーム判定の回数も減るため外部
からのRAMへのアクセス可能時間もさらに長くなると
いう効果もある。
【0095】第6の実施形態 図11は本発明の第6の実施形態に係るリアルタイムク
ロック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形
態に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図1
及び図9に示すリアルタイムクロック回路と同一構成部
分には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0096】前記第5の実施形態では、時のアラーム判
定から行い、不一致ならば次に時のキャリーUPがある
までアラーム判定を行わないようにしたものであるが、
本実施形態ではこれに加えて、時が一致しても次に分の
アラーム判定を行い、不一致ならば次の分のキャリーU
Pがあるまでアラーム判定を行わない機能をもたせるよ
うにしたものである。
【0097】図11において、リアルタイムクロック回
路600は、RAMからデータを読み出すアドレスを指
定するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時のアラームデータ
を格納するデータ格納用RAM102、RAM102か
らのRTCデータを判定する判定回路103、RAM1
02出力をラッチするDFF104、アラーム判定サイ
クルにおいてDFF104出力(RTCデータ)とRA
M102出力(アラームデータ)を比較し、一致したと
き一致信号を出力するとともに、時、分キャリーUP信
号及びPCイネーブル信号を出力する一致回路601、
システムクロックPCとPCイネーブル信号のAND論
理をとりRAM102及びDFF104のクロック入力
に出力するANDゲート回路401、一致回路601か
らの一致信号1をラッチ信号によりラッチするラッチ回
路402から構成される。
【0098】一致回路601は、一致信号1をラッチ回
路402に、一致信号2をアドレスカウンタ101に、
PCイネーブル信号をANDゲート回路401にそれぞ
れ出力し、判定回路103から時キャリーUP信号及び
分キャリーUP信号を入力するものである。
【0099】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路600の動作を説明する。
【0100】図12はリアルタイムクロック回路600
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図
12は時が一致しなかった場合と、時のみが一致した場
合の例である。
【0101】一致回路601で一致を判定し、秒、分、
時の一致信号として出力するまでの基本的な動作は前記
第5の実施形態と同様である。
【0102】図12の前段のアラーム判定サイクルに示
すように、時では不一致であるため一致信号1及び一致
信号2は出力されない。その後、次に時のキャリーUP
があるまでは、秒、分についてのアラーム判定を行わな
い。
【0103】そして、図12の後段のアラーム判定サイ
クルに示すように、RAM102動作が再開されて、時
が一致したとしても分では不一致であるため、秒につい
ての一致/不一致を判定する必要はなく、図12の後段
のアラーム判定サイクルに示すように、次に分のキャリ
ーUPがあるまではRAM102動作を停止させる。以
上説明したように、第6の実施形態に係るリアルタイム
クロック回路600は、時間単位の大きな順に一致を判
定し、時、分の不一致を検出すると、分より小さい時間
単位における判定を停止させるように構成したので、第
1の実施形態の効果に加えて消費電流を低減することが
でき、前記第5の実施形態より消費電流をより一層低減
することができる。
【0104】また、アラーム判定の回数も減るため外部
からのRAMへのアクセス可能時間もさらに長くなると
いう効果もある。
【0105】第7の実施形態 図13は本発明の第7の実施形態に係るリアルタイムク
ロック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形
態に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図1
及び図7に示すリアルタイムクロック回路と同一構成部
分には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0106】前記第4〜6の実施形態では、前記第3の
実施形態で説明したような各時間単位(例えば、1分
毎)のアラーム設定ができない。本実施形態では前記第
4〜6の実施形態の効果に加えて、各時間単位のアラー
ム設定を可能としたものである。
【0107】図13において、リアルタイムクロック回
路700は、RAMからデータを読み出すアドレスを指
定するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時のアラームデータ
を格納するデータ格納用RAM102、RAM102か
らのRTCデータを判定する判定回路103、RAM1
02出力をラッチするDFF104、アラーム判定サイ
クルにおいてDFF104出力(RTCデータ)とRA
M102出力(アラームデータ)を比較し、一致したと
き一致信号を出力する一致回路701、システムクロッ
クPCとSTOP信号のAND論理をとりRAM102
及びDFF104のクロック入力に出力するANDゲー
ト回路401、アドレスカウンタ101出力をデコード
するデコーダ回路702、デコーダ回路702出力と外
部からの秒、分、時イネーブル信号及び一致信号との論
理をとるゲート回路703、ゲート回路703からの一
致信号1をラッチ信号によりラッチするラッチ回路40
2から構成される。
【0108】一致回路701は、一致信号1をラッチ回
路402に出力するとともに、時アラーム判定時は無条
件に“L”を出力する一致信号2をアドレスカウンタ1
01に出力する。
【0109】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路700の動作を説明する。
【0110】図14はリアルタイムクロック回路700
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図
14は1分毎のアラーム設定をした場合の例である。
【0111】一致回路601で一致を判定し、秒、分、
時の一致信号として出力するまでの基本的な動作は前記
各実施形態と同様である。
【0112】各ラッチ301〜303に一致信号をそれ
ぞれラッチし、秒、分、時の一致信号として出力するま
での基本的な動作は前記第1の実施形態と同様である。
【0113】論理回路703に入力するイネーブルのう
ち、例えば図14に示すように時イネーブル及び分イネ
ーブルを“H”、秒イネーブルを“L”とすると、秒の
みの一致信号出力が一致信号としてラッチ回路402に
出力される。この場合、秒が一致しなければ“L”とな
り、その後の判定は行われない。
【0114】このように、第7の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路700では、前記第4〜6の実施形
態と同様に消費電流の低減を図りつつ、全アラームデー
タ一致と各アラームデータ一致の判定ができ、アラーム
機能のバリエーションを増やすことができる。
【0115】第8の実施形態 図15は本発明の第8の実施形態に係るリアルタイムク
ロック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形
態に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図
1、図3及び図7に示すリアルタイムクロック回路と同
一構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省略
する。
【0116】前記第4〜6の実施形態では、前記第の実
施形態で説明したようなアラームの種類を2以上に増や
せない。本実施形態では、アラーム判定サイクルのウィ
ンドウを2種類以上設け前記第4〜6の実施形態の効果
に加えて、アラームの種類を2種類以上としたものであ
る。
【0117】図15において、リアルタイムクロック回
路800は、RAMからデータを読み出すアドレスを指
定するアドレスカウンタ101、秒、分、時、曜、日、
月、年のRTCデータ及び秒、分、時の2種類のアラー
ムデータを格納するデータ格納用RAM201、RAM
201からのRTCデータを判定する判定回路103、
RAM201出力をラッチするDFF104、アラーム
判定サイクルにおいてDFF104出力(RTCデー
タ)とRAM201出力(アラームデータ)を比較し、
一致したとき一致信号を出力する一致回路801、シス
テムクロックPCとSTOP信号のAND論理をとりR
AM201及びDFF104のクロック入力に出力する
ANDゲート回路401、アラーム1ウィンドウ時に一
致回路801からの一致信号1をラッチ信号1によりラ
ッチするラッチ回路802及びアラーム2ウィンドウ時
に一致回路801からの一致信号1をラッチ信号2によ
りラッチするラッチ回路803から構成される。
【0118】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路800の動作を説明する。
【0119】図16はリアルタイムクロック回路800
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図
16はアラーム1で秒のみ一致し、アラーム2で全て一
致した場合の例である。
【0120】リアルタイムクロック回路800は、アラ
ーム2種類で、秒、分、時の判定を行うものである。ア
ラームの選択は、図16に示すようにアラーム判定サイ
クルの中でSTOP信号の立ち上がり毎にアラーム1ウ
ィンドウとアラーム2ウィンドウとを切り替え、アラー
ム1ウィンドウ時はアラーム1について、またアラーム
1ウィンドウ時はアラーム1について前記各実施形態と
同様の動作を行う。
【0121】このように、第8の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路800では、前記第4〜6の実施形
態の回路規模を殆ど増加させずに、アラーム機能のバリ
エーションを増やすことができる。
【0122】第9の実施形態 図17は本発明の第9の実施形態に係るリアルタイムク
ロック回路の構成を示す回路図である。なお、本実施形
態に係るリアルタイムクロック回路の説明にあたり図1
5に示すリアルタイムクロック回路と同一構成部分には
同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0123】図17において、リアルタイムクロック回
路900は、アラーム1でスタートし、アラーム1ウィ
ンドウ及びアラーム1ウィンドウ出力を出力するととも
に、RAMからデータを読み出すアドレスを指定するア
ドレスカウンタ901、秒、分、時、曜、日、月、年の
RTCデータ及び秒、分、時の2種類のアラームデータ
を格納するデータ格納用RAM201、RAM201か
らのRTCデータを判定する判定回路103、RAM2
01出力をラッチするDFF104、アラーム判定サイ
クルにおいてDFF104出力(RTCデータ)とRA
M201出力(アラームデータ)を比較し、一致したと
き一致信号を出力する一致回路801、アドレスカウン
タ901からのアラーム1ウィンドウ出力とアラーム1
ウィンドウ出力とのOR論理をとるORゲート回路90
2、システムクロックPCとORゲート回路902出力
のAND論理をとりRAM201及びDFF104のク
ロック入力に出力するANDゲート回路903、アラー
ム1ウィンドウ時に一致回路801からの一致信号1を
ラッチ信号1によりラッチするラッチ回路802及びア
ラーム2ウィンドウ時に一致回路801からの一致信号
1をラッチ信号2によりラッチするラッチ回路803か
ら構成される。
【0124】以下、上述のように構成されたリアルタイ
ムクロック回路900の動作を説明する。
【0125】図18はリアルタイムクロック回路900
の動作を説明するためのタイミングチャートであり、図
18はアラーム1で秒のみ一致し、アラーム2で全て一
致した場合の例である。
【0126】リアルタイムクロック回路900は、アラ
ーム2種類で、秒、分、時の判定を行うものである。ア
ラームの選択は、図18に示すようにアラーム判定サイ
クルの中でアラーム1スタートでアラーム1ウィンドウ
がスタートし、アラーム1ウィンドウの立ち下がりでア
ラーム2ウィンドウに切り替わること以外は前記第8の
実施形態と同様の動作を行う。
【0127】前記第8の実施形態では、アラーム1ウィ
ンドウ、アラーム2ウィンドウはある一定幅に固定され
ているが、本実施形態ではそれを可変にすることにより
アラーム判定時間を短くする。すなわち、アラーム1で
不一致が検出された時点でアラーム1ウィンドウを
“L”とし、アラーム2ウィンドウを“H”レベルとす
る。タイミングもアラーム1の判定スタートタイミング
のみ与えればよい。
【0128】このように、第9の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路900では、前記第8の実施形態の
効果に加え、アラーム判定時間が短くなるため外部から
のRAMへのアクセス可能時間が増える効果がある。
【0129】このように、上記各実施形態に係るリアル
タイムクロック回路は、簡単な回路構成でありながら、
アラーム機能を実現することができ、種々の電子機器内
部に搭載することができるという優れた特長を有する。
【0130】なお、上記各実施形態では、記憶手段にR
AMを用いているが勿論これには限定されず、同様の動
作を行う他のメモリでもよい。また、各種信号の立ち上
がりで動作するようにしているが、立ち下がりで動作す
るように構成してもよいことは言うまでもない。
【0131】また、上記リアルタイムクロック回路は、
各種電子機器にクロックデータを供給するリアルタイム
クロック回路に適用することができるが、クロックデー
タを出力するものであればどのようなリアルタイムクロ
ック回路にも適用できることは言うまでもない。また、
本実施形態に係るリアルタイムクロック回路が集積回路
内部に組み込まれて設置されていてもよいし、あるいは
独立した装置に適用してもよい。
【0132】また、上記リアルタイムクロック回路を構
成するフリップフロップやゲート回路の種類や個数、接
続状態等は上記各実施形態に限定されない。
【0133】
【発明の効果】本発明に係るリアルタイムクロック回路
では、記憶手段に任意の時間単位のアラーム設定データ
を格納し、アラーム設定データと記憶手段から読み出し
たリアルタイムクロックデータとの一致によりアラーム
信号を出力するアラーム手段とを備えて構成したので、
一致回路等を全時間単位で共通にすることができ、アラ
ーム機能のための回路規模を大幅に減少させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図2】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】本発明を適用した第2の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図4】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図5】本発明を適用した第3の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図6】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図7】本発明を適用した第4の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図8】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図9】本発明を適用した第5の実施形態に係るリアル
タイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図10】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図11】本発明を適用した第6の実施形態に係るリア
ルタイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図12】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図13】本発明を適用した第7の実施形態に係るリア
ルタイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図14】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図15】本発明を適用した第8の実施形態に係るリア
ルタイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図16】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図17】本発明を適用した第9の実施形態に係るリア
ルタイムクロック回路の構成を示す回路図である。
【図18】上記リアルタイムクロック回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図19】従来のカウンタ方式によるリアルタイムクロ
ック回路の構成を示す回路図である。
【図20】従来の演算方式によるリアルタイムクロック
回路の構成を示す回路図である。
【図21】従来のアラーム回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600,7
00,800,900リアルタイムクロック回路、10
1,901 アドレスカウンタ、102 データ格納用
RAM、103 判定回路、104 DFF、105,
501,601,701,801 一致回路、106,
201,202,205,301 秒ラッチ、107,
203,206,302 分ラッチ、108,204,
207,303 時ラッチ、109,208,209,
401,902 ANDゲート回路、304〜306,
902 ORゲート回路、402,802,803 ラ
ッチ回路、702 デコーダ回路、703 ゲート回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアルタイムクロックデータを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段から読み出したデータの桁上げを判定して
    少なくとも2種類の時間単位のタイムデータを得るリア
    ルタイムクロック回路において、 前記記憶手段に任意の時間単位のアラーム設定データを
    格納し、 前記アラーム設定データと前記記憶手段から読み出した
    リアルタイムクロックデータとの一致によりアラーム信
    号を出力するアラーム手段とを備えたことを特徴とする
    リアルタイムクロック回路。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、 2種類以上のアラーム設定データを格納し、 前記アラーム手段は、前記アラーム設定データに基づい
    て対応する種類のアラーム信号を出力することを特徴と
    する請求項1記載のリアルタイムクロック回路。
  3. 【請求項3】 前記アラーム手段は、 任意の時間単位毎に一致信号の出力の可否を制御する手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに
    記載のリアルタイムクロック回路。
  4. 【請求項4】 前記アラーム手段は、 不一致を検出したとき前記記憶手段からの読み出しを停
    止させる手段を備えたことを特徴とする請求項1、2又
    は3の何れかに記載のリアルタイムクロック回路。
  5. 【請求項5】 前記アラーム手段は、 時間単位の大きな順に一致を判定し、不一致を検出する
    と該不一致を検出した時間単位より小さい時間単位にお
    ける判定を停止させる手段を備えたことを特徴とする請
    求項1、2、3又は4の何れかに記載のリアルタイムク
    ロック回路。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5の何れかに
    記載のリアルタイムクロック回路において、 リアルタイムクロック演算を行う演算サイクルと、アラ
    ーム判定を行うアラーム判定サイクルとを設け、 前記アラーム手段は、前記アラーム判定サイクルにおい
    て一致を判定することをことを特徴とするリアルタイム
    クロック回路。
  7. 【請求項7】 前記アラーム判定サイクルを可変にする
    手段を備えたことを特徴とする請求項6記載のリアルタ
    イムクロック回路。
JP9153182A 1997-06-11 1997-06-11 リアルタイムクロック回路 Withdrawn JPH112685A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4814877A (en) * 1983-02-21 1989-03-21 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus provided with correction for shadings in image data

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4814877A (en) * 1983-02-21 1989-03-21 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus provided with correction for shadings in image data

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