JPH05189990A - データ保持装置 - Google Patents

データ保持装置

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JPH05189990A
JPH05189990A JP4004939A JP493992A JPH05189990A JP H05189990 A JPH05189990 A JP H05189990A JP 4004939 A JP4004939 A JP 4004939A JP 493992 A JP493992 A JP 493992A JP H05189990 A JPH05189990 A JP H05189990A
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JP
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clock signal
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Harumi Senoo
晴美 瀬野尾
Mitsuhiko Ota
光彦 太田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はデータ保持装置に関し、低消費電力
で発熱の少ないデータ保持装置の実現を目的とする。 【構成】 クロック信号に同期して入力データを取り込
んで保持すると共に保持しているデータを出力するデー
タ保持手段1と、データ保持手段1より出力される保持
データと入力データとを比較し同一である時に一致信号
を出力する比較手段2と、一致信号が出力された時にデ
ータ保持手段1へのクロック信号の入力を停止するクロ
ック信号停止手段3とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック信号に同期し
て入力データを取り込んで次のクロック信号までの間取
り込んだデータを保持するデータ保持装置に関し、特に
ビデオ信号のような同じデータが連続することが多い信
号の処理回路で使用すると消費電力の低減が図れるデー
タ保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クロック信号に同期して入力データを取
り込み次のクロック信号までの間取り込んだデータを保
持するデータ保持装置がディジタル処理回路等で広く利
用されている。通常このようなデータ保持装置はレジス
タと呼ばれ、各種フリップフロップ回路等により実現さ
れる。ディジタル処理回路ではレジスタを多段に接続し
たシフトレジスタという形で利用されることが多く、全
体としてレジスタの個数が膨大になることがある。その
ような場合、回路全体では大きな消費電力になり、発熱
等が問題となる。そのためデータ保持装置の消費電力の
低減が求められている。
【0003】データ保持装置の消費電力の低減を図るに
は、データ保持装置自体の低消費電力化はもちろんであ
るが、データ保持装置の使用方法を工夫することにより
消費電力を低減する試みも行われている。データ保持装
置を実現するための回路は各種存在し、そのための素子
も各種ある。例えばTTL,CMOS等の素子によるD
型フリップフロップ等であるが、一般的にデータ保持装
置の電力消費の大きな要因としては、保持するデータの
変化に伴う動作とクロック信号の入力に伴う動作があ
る。そのためクロック信号の供給を停止することによ
り、保持データの変化及びクロック信号入力に伴う動作
の二つによる電力消費をなくすようにする。また入力デ
ータを一方に固定することにより保持データの変化に伴
う電力消費を発生しないようにすることもできるが、こ
の場合はクロック信号の入力に伴う動作に起因する電力
消費は発生する。
【0004】動作状態にあるデータ保持装置でどのよう
にすればクロック信号の供給停止や入力データの固定が
可能になるかであるが、これについては以下のようなこ
とが提案されている。特開昭60−035789号公報
では、液晶駆動装置において、表示をしない時にはクロ
ック信号を停止することにより低消費電力化を図ること
が示されている。
【0005】特開昭61−65623号公報では、セレ
クタ回路で非選択のCMOSバッファの入力を固定する
ことが示されている。特開平2−113728号公報で
は、高品位テレビジョンの音声データ処理回路におい
て、音声データが存在する期間以外は、処理回路へのク
ロック信号の停止又はデータの一方への固定による消費
電力低減が示されている。
【0006】上記の従来技術はデータ保持装置に限られ
るものではないが、対象となる回路にはデータ保持装置
が含まれていると考えられ、データ保持装置での消費電
力も同様に低減される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにデータ保
持装置を含む部分が所定の状態になった時に、データ保
持装置へのクロック信号の供給停止及び入力データの固
定を行うことにより消費電力の低減が図れる。しかしい
ずれもデータ保持装置を含む部分が動作する必要のない
時だけであり、その部分が動作中であれば何ら対策が施
されていないのが現状である。
【0008】本発明は、同一のデータが連続することの
多いビデオ信号の処理等に使用されるデータ保持装置
は、入力データが固定されることが多く、保持データの
変化に伴う電力消費は小さくなるが、その場合でもクロ
ック信号入力に伴う消費電力はあいかわらず存在してい
ることに着目し、この分の消費電力を低減することによ
り、データ保持装置の一層の低消費電力化を図ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のデータ保
持装置の基本構成を示す図である。なお図においては、
同一の機能部分には同一の番号を付して表わすものとす
る。図において、1はデータ保持手段であり、クロック
信号に同期して入力データを取り込み、そのデータを次
のクロック信号まで保持する。それと共に保持している
データを出力する。2は比較手段であり、データ保持手
段1より出力される保持データとデータ保持手段1への
入力データとを比較し、同一である時に一致信号を出力
する。3はクロック信号停止手段であり、一致信号が出
力された時にデータ保持手段1へのクロック信号の入力
を停止する。
【0010】図2は請求項2に記載のシフトレジスタを
有する本発明のデータ保持装置の基本構成を示す図であ
る。図において、1はデータ保持手段であり、クロック
信号に同期して入力データを取り込み、そのデータを次
のクロック信号まで保持する。それと共に保持している
データを出力する。ここでは複数個のこのデータ保持手
段1を、前段の出力データが後段の入力データになるよ
うに接続し、各データ保持手段1へ入力されるクロック
信号を共通化してシフトレジスタ手段を形成する。従っ
て入力データは初段のデータ保持手段1に入力され、出
力データは最終段のデータ保持手段1から出力される。
21はシフトデータ比較手段であり、複数個のデータ保
持手段1のすべての出力データと初段のデータ保持手段
1への入力データを比較し、すべての出力データとこの
入力データが同一である時に一致信号を出力する。3は
クロック信号停止手段であり、一致信号が出力された時
に複数個のデータ保持手段1へのクロック信号の入力を
停止する。
【0011】図3は請求項3に記載の多ビットラッチを
有する本発明のデータ保持装置の基本構成を示す図であ
る。図において、1は上記のデータ保持手段であり、複
数のデータ保持手段1でラッチ手段を形成する。各デー
タ保持手段1へ入力されるクロック信号は共通化されて
いる。各データ保持手段1にはそれぞれデータが入力さ
れ、クロック信号に同期してこのデータを取り込み、次
のクロック信号まで保持すると共に保持しているデータ
を並列に出力する。従って入力データ数はデータ保持手
段1の数に等しく、出力データ数も同じである。22は
多ビットラッチ比較手段であり、複数のデータ保持手段
1のすべての出力データと入力データがそれぞれ同一で
ある時に一致信号を出力する。3はクロック信号停止手
段である。
【0012】
【作用】前述のようにデータ保持装置の消費電力は、主
として保持データの変化に伴う分とクロック信号の入力
に伴う分がある。データ保持装置の動作中に入力データ
が一方に固定された場合、保持データの変化に伴う分の
消費電力は低減されるが、クロック信号の入力に伴う分
の消費電力はそのままであった。しかし入力データが変
化しない時には、新たに入力データを取り込んで新しい
データを保持する必要はなく、クロック信号を供給しな
くても構わない。もしクロック信号の供給を行わなけれ
ば、それに伴う電力消費は低減される。そこで比較手段
2でデータ保持手段1の出力する保持データとデータ保
持手段1へ入力する入力データとを比較する。この二つ
のデータが同一であれば、クロック信号を供給する必要
はないから、クロック信号停止手段3が一致信号に応じ
てデータ保持手段1へのクロック信号の入力を停止す
る。これにより入力データと出力データが同一であれば
クロック信号が供給されず、データ保持手段1でのクロ
ック信号入力に伴う電力消費が低減される。しかもデー
タ保持装置としての機能は何ら損なわれない。
【0013】データ保持手段1を図2に示すように接続
してシフトレジスタ手段を形成する場合、各データ保持
手段1を図1に示すようなデータ保持装置にすることで
消費電力の低減を図ることも可能である。しかしそれで
は各段に比較手段2とクロック信号停止手段3を設ける
ことになる。そこでシフトレジスタ手段内のすべてのデ
ータ保持手段1に対して一組のシフトデータ比較手段2
1とクロック信号停止手段3を設ける。この時クロック
信号は共通化されているためクロック信号の供給を停止
できるのは、各データ保持手段1に保持されているデー
タと初段への入力データがすべて同一の時である。従っ
てシフトデータ比較手段21はこれらのデータがすべて
同一の時にのみ一致信号を出力し、クロック信号停止手
段3はこの一致信号が出力された時に各データ保持手段
1へのクロック信号の供給を停止する。
【0014】図3に示すように複数のデータ保持手段1
を用いて多ビットラッチ手段を形成する場合も、各デー
タ保持手段1に図1で示すような比較手段2とクロック
信号停止手段3を設けて消費電力の低減を図ることが可
能である。しかし複数のデータ保持手段1に対して一組
の多ビットラッチ手段22と共通化したクロック信号の
クロック信号停止手段3を設けることで個別に比較手段
2とクロック信号停止手段3を設ける必要がなくなる。
この時共通化したクロック信号の供給を停止できるの
は、すべてのデータ保持手段1の入力データと出力デー
タがそれぞれ同一の時であり、多ビットラッチ比較手段
22はこの時一致信号を出力する。
【0015】
【実施例】図4に本発明の第一実施例の回路を示す。本
実施例は、一個の入力データを取り込んで保持するデー
タ保持装置に本発明を適用したものである。図4におい
て、11はデータ保持手段であり、以下レジスタと称す
る。201は排他的論理和(以下EX−ORと称す
る。)ゲートであり、31はアンドゲートである。EX
−ORゲート201には入力データとレジスタ11の出
力データが入力され、両方が一致した時に「低」(L又
は0)信号が出力される。すなわちEX−ORゲート2
01が図1の比較手段2に相当し、その出力がL状態で
ある時が一致信号である。アンドゲート31にはクロッ
ク信号と一致信号が入力される。従って一致信号が出力
されている時、すなわちEX−ORゲート201の出力
がL状態の時にはアンドゲート31からはクロック信号
は出力されない。アンドゲート31の出力はレジスタ1
1にクロック信号として入力される。入力データはレジ
スタ11にデータとして入力される。
【0016】レジスタ11は、クロック信号に同期して
入力データを取り込み、次のクロック信号が入力される
までそのデータを保持し、更に保持しているデータを出
力するものであれば、どのようなものでも有効である。
もちろん保持データが固定であってもクロック信号に伴
う消費電力が、図4に示すアンドゲート31とEX−O
Rゲート201の消費電力より大きくなければ、本発明
は有効でない。
【0017】本実施例では、レジスタ11として図5に
示すような回路で形成されるレジスタを使用している。
図5において、Dはデータ入力を、CKはクロック信号
入力を、Qは保持データの出力を、XQは保持データの
反転出力を示す。111,112,115,116,1
19,120,121,122はインバータであり、1
13と117はスイッチである。実際にはこれらはすべ
てトランジスタ又はFETの集積回路で実現される。
【0018】クロック信号はスイッチ113と117に
印加されるが、図示の通り印加方向が逆であり、スイッ
チ113と117は逆の動作を行う。インバータ115
と116、及びインバータ119と120は正帰還によ
る前後二つの双安定回路114と118を形成する。入
力データはインバータ111を介してスイッチ113に
入り、その出力は前双安定回路114に入力される。前
双安定回路114の出力はスイッチ117を介してもう
一つの後双安定回路118に入力される。後双安定回路
118の出力はインバータ121を介して保持データと
して出力され、後双安定回路118の入力はインバータ
122を介して反転出力になる。
【0019】図5のレジスタ回路の動作を図6を参照し
て説明する。クロック信号CKとしてデューティ比50
%の方形波が入力されたとする。スイッチ113をスイ
ッチAで示し、スイッチ117をスイッチBで示すとす
る。スイッチAはクロック信号CKが「高」(H)状態
の時閉じ、スイッチBはクロック信号CKがL状態の時
閉じるとする。
【0020】クロック信号CKがHの時、入力データは
インバータ111で反転された後、スイッチ113が閉
じているので前双安定回路114に入力する。これによ
り前双安定回路114はそれまでの状態にかかわらず、
入力データが前双安定回路114の出力に現れる状態に
なる。この時スイッチ117は開放されているため、そ
れから先には影響しない。
【0021】次にクロック信号CKがLになるとする。
スイッチ113は開放されるため前双安定回路114は
そのままの状態を維持する。それと同時にスイッチ11
7が閉じるため、前双安定回路114に保持されたデー
タがスイッチ117を通して後双安定回路118に入力
される。これにより後双安定回路118はそれまでの状
態にかかわらず後双安定回路118の出力が、前双安定
回路114の出力の反転したデータである状態になる。
これにより出力Qからはインバータ121を介して前双
安定回路114の出力に等しいデータ、すなわち後双安
定回路118の出力の反対のデータが出力される。反転
出力XQからは出力Qと逆の出力が出る。クロック信号
CKがこのままLであれば、このままの状態が保持さ
れ、そのデータが出力される。
【0022】再びクロック信号CKがHになれば、スイ
ッチ117が開放されるため後双安定回路118はその
ままの状態を維持し、前双安定回路114は入力データ
に応じてその状態が定められる。以上のように図5の回
路では、図6に示すように、クロック信号の立ち下がり
に同期して出力データが変化することがわかる。
【0023】再び図4の回路に戻って、その動作を図7
を参照して説明する。レジスタ11は図5に示したもの
である。入力データはクロック信号の立ち下がりに同期
して変化したとする。初めの部分では入力データはHの
状態が続いており、それに応じて出力データもHの状態
が続く。従ってEX−ORゲート201の出力はLであ
り、一致信号が出力される。これによりアンドゲート3
1からはクロック信号が出力されず、レジスタ11への
クロック信号の供給は停止される。
【0024】次にaの時点で入力データがLに変化す
る。この時はまだ出力データはHのままであるからEX
−ORゲートの出力はHに変化する。これによりアンド
ゲート31からはクロック信号が出力される状態にな
り、次のクロック信号のHへの変化はレジスタ11に入
力され、Lである入力データを取り込む。次にクロック
信号がLに変化するbの時点で入力データは再びHに変
化するが、出力データは前に取り込まれたLのデータに
なる。これによりEX−ORゲート201の出力はデー
タが異なるためHのままであり、アンドゲート31から
クロック信号が供給され、Hの入力データを取り込む。
次のクロックサイクルでは入力データが変化しないた
め、入力データと出力データが共にHになり、EX−O
Rゲート201の出力は再びLになりクロック信号のレ
ジスタ11への供給は停止される。
【0025】入力データが図7に示すように変化するな
らば、クロック信号に比べて、レジスタ11に入力され
るクロック信号ははるかに少なく、それに伴う電力消費
も低減される。ビデオ信号等のディジタル処理回路で
は、データを遅延させた上で演算する処理がよく行われ
る。そのためディジタルデータをシフトレジスタで所定
量だけ遅延させる。図8はそのようなディジタル回路の
例である。図において、131から146がレジスタで
2段、3段、及び5段のシフトレジスタを2個形成して
おり、前段の出力データが後段の入力データとなるよう
に接続されている。そして各段の間には加算回路147
から150が設けられ、所定量だけ前のデータとの加算
が行われる。この図8のディジタル処理回路に本発明を
適用する場合、各レジスタ毎に図4で示すEX−ORゲ
ートとアンドゲートを付加して消費電力の低減を図るこ
とができる。しかしそれとは別に所定段数毎にまとめ
て、その中のレジスタへのクロック信号の入力を停止さ
せることでゲート数の低減が図れる。図8のディジタル
処理回路にこのような形で本発明を適用した第二実施例
の構成を図9に示す。
【0026】図9に示すように、本実施例では、2段、
3段、5段のシフトレジスタ毎にまとめ、各シフトレジ
スタ毎にレジスタへのクロック信号を共通化して各クロ
ック信号を制御する。レジスタ151と152で一番目
の2段のシフトレジスタが形成される。レジスタ151
には入力データが入り、レジスタ151の出力データが
レジスタ152の入力データになる。171は3入力ア
ンドゲートであり、入力データ、レジスタ151の出力
データ、及びレジスタ152の出力データがすべてHの
時にHをNORゲート173に出力する。172は3入
力NORゲートであり、上記三つのデータがすべてLの
時にHをNORゲート173に出力する。NORゲート
173はいずれかの入力がHであればLをアンドゲート
174に出力し、レジスタ151と152へのクロック
信号の入力を停止する。これによりレジスタ151と1
52の出力データと入力データがすべて等しい時、すな
わちすべてL又はHの時にレジスタ151と152への
クロック信号の入力が停止される。
【0027】入力データとレジスタ152の反転出力は
加算器167で加算されて、次のシフトレジスタへの入
力データになる。以下詳しい説明は省略するが、図から
明らかなように、レジスタ153,154及び155で
3段のシフトレジスタが形成され、4入力アンドゲート
175、4入力NORゲート176、及びNORゲート
178でシフトレジスタ153,154及び155の出
力データ、レジスタ153への入力データがすべて同じ
であるか検出され、同じであればアンドゲート179で
クロック信号の各レジスタへの入力を停止する。以下段
数が5段になるため同一であることを判定するデータが
増加するだけて基本的には同様の構成である。
【0028】第二実施例は、前段のレジスタの出力デー
タが後段のレジスタの入力データになるように接続した
シフトレジスタに本発明を適用したものであるが、複数
のレジスタへ入力するクロック信号を共通化し、複数ビ
ットの並列データをクロック信号に同期して取り込み保
持する多ビットラッチと呼ばれるものがある。この場合
も各レジスタを図4に示すような構成にすることができ
るが、各レジスタへ入力されるクロック信号を共通化
し、全体でクロック信号の停止を制御することが可能で
ある。このような例を第三実施例として図10に示す。
【0029】この実施例は4ビットラッチであり、図示
の通りレジスタ188から191に4ビットのデータが
並列に入力され、共通のクロック信号によりラッチす
る。192から195はEX−ORゲートであり、レジ
スタ188から191の入力データと出力データがそれ
ぞれ一致した時Lになる。NORゲート196はEX−
ORゲート192から195の出力が入力され、すべて
の入力がLの時にLを出力する。197はアンドゲート
であり、クロック信号とNORゲート196の出力が入
力され、NORゲート196の出力がLの時にクロック
信号の出力を停止する。すなわち各レジスタの入力デー
タと出力データがそれぞれ同一で、且つすべてのレジス
タについてこれが成り立てばレジスタ188から191
へのクロック信号の入力が停止される。
【0030】本発明のデータ保持装置は、同一のデータ
が連続する場合に特に効果がある。例えばビデオ信号の
ディジタル処理回路では、空や壁等の同じ背景の映像信
号が連続することが多く、特に多値の階調信号の場合に
は上位ビットほど変化が少ない。そのためこのようなデ
ータの処理回路ほど効果が顕著である。ビデオ信号のデ
ィジタル処理回路については従来技術の項で、帰線期間
等の処理を必要としない期間はクロック信号の入力を停
止することが提案されていることを述べた。本発明にこ
のような処理不要期間でのクロック信号の停止機能を加
えればより一層の消費電力低減が可能になる。そこで本
発明のデータ保持装置にこのようなクロック信号の停止
機能を付加した第四実施例を図11に示す。
【0031】図11の回路は、図4の回路にアンドゲー
ト301を加え、それにEX−ORゲート201の出力
とイネーブル信号を入力し、その出力をアンドゲート3
1に入力させるようにしたものである。イネーブル信号
を外部より印加できるようにし、処理不要期間はこのイ
ネーブル信号をLにすることによりクロック信号のレジ
スタ11への入力を停止できる。アンドゲート301は
クロック信号とイネーブル信号が入力するようにして
も、アンドゲート31を3入力アンドゲートにしてイネ
ーブル信号を入力するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明により、低消費電力で発熱の少な
いデータ記憶装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ保持装置の基本構成を示す図で
ある。
【図2】シフトレジスタを有する本発明のデータ保持装
置の基本構成を示す図である。
【図3】多ビットラッチを有する本発明のデータ保持装
置の基本構成を示す図である。
【図4】第一実施例の回路を示す図である。
【図5】レジスタ回路の例を示す図である。
【図6】図5のレジスタ回路の動作説明用タイミングチ
ャートである。
【図7】第一実施例の動作説明用タイミングチャートで
ある。
【図8】第二実施例で本発明を適用する前のディジタル
処理回路の構成を示す図である。
【図9】第二実施例の構成を示す図である。
【図10】第三実施例の構成を示す図である。
【図11】第四実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…データ保持手段 2…比較手段 3…クロック信号停止手段 21…シフトデータ比較手段 22…多ビットラッチ比較手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に同期して入力データを取
    り込んで保持すると共に、保持しているデータを出力す
    るデータ保持手段(1)を備えるデータ保持装置におい
    て、 前記データ保持手段(1)より出力される前記保持デー
    タと前記入力データとを比較し、同一である時に一致信
    号を出力する比較手段(2)と、 前記一致信号が出力された時に前記データ保持手段
    (1)への前記クロック信号の入力を停止するクロック
    信号停止手段(3)とを備えることを特徴とするデータ
    保持装置。
  2. 【請求項2】 クロック信号に同期して入力データを取
    り込んで保持すると共に、保持しているデータを出力す
    る複数のデータ保持手段(1)を前段の出力データが後
    段の入力データとなるように多段に接続し、前記データ
    保持手段(1)へそれぞれ入力される前記クロック信号
    を共通化したシフトレジスタ手段を備えるデータ保持装
    置において、 前記複数個のデータ保持手段(1)のすべての出力デー
    タと前記初段のデータ保持手段への入力データを比較
    し、すべての前記出力データと前記初段の入力データが
    同一である時に一致信号を出力するシフトデータ比較手
    段(21)と、 前記一致信号が出力された時に前記複数個のデータ保持
    手段(1)への前記クロック信号の入力を停止するクロ
    ック信号停止手段(3)とを備えることを特徴とするデ
    ータ保持装置。
  3. 【請求項3】 クロック信号に同期して入力データを取
    り込んで保持すると共に、保持しているデータを出力す
    る複数のデータ保持手段(1)で構成され、該複数個の
    データ保持手段(1)へ入力される前記クロック信号を
    共通化し、入力される前記データ保持手段(1)の個数
    と同数の複数データを前記クロック信号に同期して取り
    込んで保持すると共に、保持している前記複数データを
    並列に出力するラッチ手段を備えるデータ保持装置にお
    いて、 前記複数のデータ保持手段(1)のすべての出力データ
    と入力デーがそれぞれ同一である時に一致信号を出力す
    る多ビットラッチ比較手段(22)と、 前記一致信号が出力された時に前記複数のデータ保持手
    段(1)への前記クロック信号の入力を停止するクロッ
    ク信号停止手段(3)とを備えることを特徴とするデー
    タ保持装置。
  4. 【請求項4】 外部よりの信号に応じて前記データ保持
    手段(1)への前記クロック信号の入力を停止する第二
    クロック信号停止手段を備えることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載のデータ保持装置。
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Cited By (7)

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