JPH11267957A - 連続研削装置 - Google Patents

連続研削装置

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JPH11267957A
JPH11267957A JP9405698A JP9405698A JPH11267957A JP H11267957 A JPH11267957 A JP H11267957A JP 9405698 A JP9405698 A JP 9405698A JP 9405698 A JP9405698 A JP 9405698A JP H11267957 A JPH11267957 A JP H11267957A
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Kazuo Ishizaki
和夫 石崎
Kenji Odaka
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被研削物を前工程より受け取って研削加工し
てから次工程へ送り出すまでを簡略な設備により連続的
に処理し、生産数量を増大ししかも高精度な研削加工を
行う。 【解決手段】 被研削物Cの側部を側方に食み出させて
当該被研削物Cを相対するベルト条の間で挟込み移送す
る上下の回動ベルト1,2と、砥石面を回動ベルト1,
2に向けて片側部に配置される回転砥石3a〜3cと、
平坦な基準面を回転砥石3a〜3cの砥石面と相対させ
て回動ベルト1,2を隔て対向配置される研削基準盤4
a〜4cとを備え、前工程より次々に搬入される被研削
物Cを受け取って回転砥石3a〜3cと研削基準盤4a
〜4cとの間で研削加工してから次工程へ搬出するまで
を回動ベルト1,2で連続的に移送処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェライトコア等
の被研削物を研削(「研磨」を含む。以下、全て同
じ。)加工するのに用いられる研削装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被研削物の研削加工を自動的に行
う研削装置としては一定周期で往復動する被研削物載置
用の移動テーブルと、その移動テーブルのテーブル面と
上方より対向する回転砥石とを被研削物の搬入コンベア
から搬出コンベアに至る側部に配置すると共に、被研削
物の挾持用チャックを移動テーブルと各コンベアとの間
に配置し、被研削物の搬入コンベアから移動テーブルへ
の転送並びに移動テーブルから搬出コンベアへの転送を
被研削物の挾持用チャックで行うものが提案されている
(特開平3ー60959号)。
【0003】その研削装置では被研削物を自動的に送る
ことはできるものの、被研削物の挾持用チャックが移動
途上にあるときには被研削物の搬入,搬出を行うことが
できない。このため、搬入コンベアの終端並びに搬出コ
ンベアの始端には被研削物の分離チャック,被研削物の
有無を検出する光センサー,被研削物を係止するストッ
パによる被研削物の分離機構を備えるもので、被研削物
の移送がバッチ処理となるところから被研削物を連続的
に研削処理することができない。
【0004】その研削装置の他に、移送パレットをベル
トコンベアの上面側で定間隔毎に備え、回転砥石を移送
パレットの移動路上方に配置することにより移送パレッ
トに載置された被研削物を研削加工するものも提案され
ている(特開昭59ー107826号)。この研削装置
においては、被研削物を移送パレットに出入れするのに
供給カセット,取出しカセットをベルトコンベアの始端
並びに終端に配置するもので、上述した研削装置と同様
に被研削物の移送乃至は研削加工がバッチ処理となる。
【0005】それに加えて、上述したいずれの研削装置
においても、回転砥石を移動テーブルまた移送パレット
に対向させて上方に配置するものであるため、一回の送
込みでは被研削物の一面しか研削処理することができな
い。また、被研削物を移動テーブルまたは移送パレット
に載置するのに電磁チャック等で吸着する必要があるた
め、装置全体として機構的に複雑で大型なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、被研削物を
前工程より受け取って研削加工してから次工程へ送り出
すまでを簡略な設備により連続的に処理することにより
生産数量を増大できしかも高精度な研削加工を行える連
続研削装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は被研削物の研削加工を効率
よく高精度に行える連続研削装置を提供することを目的
とする。
【0008】更に、本発明は被研削物の損傷を防げて被
研削物を円滑に移送可能な連続研削装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
連続研削装置においては、被研削物の側部を側方に食み
出させて当該被研削物を相対するベルト条の間で挟込み
移送する上下の回動ベルトと、砥石面を回動ベルト側に
向けて片側部に配置される回転砥石と、平坦な基準面を
回転砥石の砥石面と相対させて回動ベルトを隔て対向配
置される研削基準盤とを備え、前工程より次々に搬入さ
れる被研削物を受け取って回転砥石と研削基準盤との間
で研削加工してから次工程へ搬出するまでを回動ベルト
で連続的に処理できるよう構成されている。
【0010】本発明の請求項2に係る連続研削装置にお
いては、回動ベルトを隔て対向配置される回転砥石と研
削基準盤とを組にし、回転砥石と研削基準盤とを各組順
に互い違いに位置させて、少なくとも二組を被研削物の
回動ベルトによる移送方向に順次に備え付けることによ
り構成されている。
【0011】本発明の請求項3に係る連続研削装置にお
いては、回動ベルトを隔て対向配置される回転砥石と研
削基準盤とを組にし、回転砥石と研削基準盤とを各組順
に互い違いに位置させて、被研削物の搬入側に配置され
るプレ研削用一組と、それに引き続く本研削用二組とを
被研削物の回動ベルトによる移送方向に順次に備え付け
ることにより構成されている。
【0012】本発明の請求項4に係る連続研削装置にお
いては、被研削物と接する側のベルト面を弾性材で形成
した回動ベルトを備え付けることにより構成されてい
る。
【0013】本発明の請求項5に係る連続研削装置にお
いては、被研削物の回転砥石と研削基準盤との対向領域
に亘る下回動ベルトのベルト条を上向き円弧状に湾曲す
る板面で下側から摺接支持するアンダーガイドと、上回
動ベルトのベルト条を同領域の始端並びに終端付近で上
側から押える空転ローラとでなる回動ベルトの弾性押え
機構を備え付けることにより構成されている。
【0014】本発明の請求項6に係る連続研削装置にお
いては、研削基準盤の支軸中心線に対して回転軸中心線
を微小な開き角で傾けて研削負荷を被研削物に作用可能
な回転砥石を備え付けることにより構成されている。
【0015】本発明の請求項7に係る連続研削装置にお
いては、研削基準盤として回転砥石と同調回動するロー
タリー盤を備え付けることにより構成されている。
【0016】本発明の請求項8に係る連続研削装置にお
いては、被研削物の回動ベルトによる移送方向と反対方
向に回動する回転砥石と研削基準盤とを備え付けること
により構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図示実施の形態はフェライトコア等を被研削物
(以下、「ワーク」という。)とし、そのワークに対し
て最も好適な両面研削加工を行う連続研削装置を示す。
この連続研削装置は、図1で示すようにワークCを相対
するベルト条の間で挟み込んで水平方向に移送する上下
の回動ベルト1,2(但し、上回動ベルト1は一点鎖線
で部分的に示す。)を備え、その回動ベルト1,2を隔
て対向配置される回転砥石3a〜3cと研削基準盤4a
〜4cとを組にし、三組を回動ベルト1,2によるワー
クCの移送方向に順次に備え付けることにより構成され
ている。
【0018】この連続研削装置においては、図1で示す
ようにワークCの搬入レーン5,搬出レーン6を回動ベ
ルト1,2の始端,終端側に備え、ワークCを前工程よ
り搬入レーン5で回動ベルト1,2に次々に送り込んで
研削加工してから搬出レーン6に送り出すまでを回動ベ
ルト1,2で行えるよう構成されている。その連続研削
装置の各機構部は、図2で示すように基台7の板面上に
取付け固定されたスタンドフレーム8a,8b、9a,
9bで支持することにより基台7に夫々搭載装備されて
いる。
【0019】各回動ベルト1,2は、図2で示す(但
し、回転砥石,研削基準盤は組3a,4aで示す。以
下、同じ。)ように駆動,従動プーリ1a,1b、2
a,2bに掛け渡す無端ベルトで構成されている。この
回動ベルト1,2は、通常のテンションに耐えられる材
質のベルト条をベースにし、ウレタン系等の弾性を有す
る材料をワークWと接する側のベルト面にコーティング
することによりワークWの厚み等のバラ付きを吸収でき
るよう形成されている。
【0020】その回動ベルト1,2は、上回動ベルト1
のベルト条を上側から、下回動ベルト2のベルト条を下
側からテンションローラ10,11で押圧支持し、ワー
クCを相対するベルト条により適度な張力で挾込み支持
できるよう装備されている。また、図3で示すようにワ
ークCの側部を両側に食み出させて挾込み支持するよう
ワークCの幅W1 よりも相対的に幅W2 の狭いものが備
え付けられている。
【0021】回転砥石3a〜3cは、砥石面を回動ベル
ト1,2に向けて片側部に配置されている。この回転砥
石3a〜3cとしては砥石面がリング状のカップ型砥石
を備え、夫々が駆動モータにより同速で回転駆動するよ
う装備されている。
【0022】研削基準盤4a〜4cは、平坦な基準面を
回転砥石3a〜3cの砥石面と相対させて回動ベルト
1,2を隔て対向配置されている。その研削基準盤4a
〜4cとしては、回転砥石3a〜3cで研削加工中のワ
ークCを安定よく基準面で受けられるよう駆動モータに
より各回転砥石3a〜3cと同調回転する円盤状のロー
タリー盤が備え付けられている。
【0023】回転砥石3a〜3cは、図4で示す(但
し、回転砥石,研削基準盤は組3a,4aで示す。)よ
うに回転軸中心線aを研削基準盤4a〜4cの支軸中心
線bに対して微小な開き角θで傾けることにより研削負
荷をワークCに作用できるよう備え付けられている。そ
れと共に、回転砥石3a〜3c並びに研削基準盤4a〜
4cは回動ベルト1,2よるワークCの移送方向Xと相
反する反対方向Yに回転駆動することにより研削負荷を
更に高めてワークCを安定よく切削できるよう装備され
ている。
【0024】上述した三組3a,4a、3b,4b、3
c,4cの回転砥石並びに研削基準盤は、図1で示すよ
うにワークCを片面毎づつ順次に研削加工するよう各組
順に互い違いに配置されている。これと同様に、4組以
上複数組を順次に配列させて備え付けることもできる。
【0025】そのうち、ワークCの搬入側にはプレ研削
用の回転砥石3a,研削基準盤4aが配置されている。
このプレ研削用はワークCがフェライトコア等である場
合、成形時に生ずる粒子や焼成時の載置トレイから出る
粉末が付着していることがあり、それによる研削誤差の
発生を防ぐよう付着物を除去する如き切削基準となるワ
ーク面の面出しをするものとして備えられている。この
プレ研削用の組3a,4aに引き続いて、回転砥石3a
によるワークCの面出しされた面を基準に研削加工する
組から、ワークCを片面毎づつ研削加工する本研削用の
組3b,4b、3c,4cが順次に配置されている。
【0026】その各回転砥石3a〜3cと研削基準盤4
a〜4cとの対向領域には、図2で示すように下回動ベ
ルト2のベルト条を下側から摺接支持するアンダーガイ
ド12と、上回動ベルト1のベルト条を上側から押える
空転ローラ13a,13bとからなる回動ベルトの弾性
押え機構が研削加工されるワークCを回動ベルト1,2
で安定よく挟込み移送すると共に、ワークCの損傷を防
止するものとして各組毎に備え付けられている。
【0027】アンダーガイド12としては、下回動ベル
ト2との摺接面を上向き円弧状に湾曲形成したものが基
台7の板面上に備えられている。空転ローラ13a,1
3bは、各回転砥石3a〜3cと研削基準盤4a〜4c
との対向領域の始端並びに終端付近で基台7の板面上に
配置したスタンドフレーム14a,14bで支持されて
いる。
【0028】空転ローラ13a,13bは、ブラケット
アーム15a,15bで軸受けすることによりスタンド
フレーム14a,14bに備え付けられている。そのブ
ラケットアーム15a,15bはスタンドフレーム14
a,14bに基部側で枢着すると共に、引張スプリング
16a,16bをスタンドフレーム14a,14bの側
部に備えられた上下位置調整可能な連結プレート17
a,17bとの間に掛け渡すことにより引張スプリング
16a,16bで揺動自在に支持されている。
【0029】上述した各機構に加えて、回動ベルト1,
2によるワークCの移送路側部には図2で示すようにワ
ークCの側面と摺接するガイドプレート18a,18b
が各回転砥石3a〜3c,研削基準盤4a〜4cの配置
領域から前後方向に亘って砥石面,基準面と面一に延長
するよう備え付けられている。このガイドプレート18
a,18bは回動ベルト1,2によるワークCの移送を
補助するもので、回動ベルト1,2によるワークCの移
送路を介して両側(片側は図示ぜす)に配置されてい
る。
【0030】上述した実施の形態は乾式の研削装置に基
づいて説明したが、特に図示しないが、湿式の研削装置
においてはワークCの研削液供給機構が備えられる。
【0031】このように構成する連続研削装置では、ワ
ークCが搬入レーン5より回動ベルト1,2のベルト条
の間に次々に送り込まれる。その回動ベルト1,2は、
ワークCの送込み速度と同速で駆動することから前後間
隔を空けず、ワークCを整列させて順次に受け取ること
により移送することができる。このため、ワークCの移
送効率を高められるばかりでなく、そのワークCの移送
に伴って施す切削加工の生産数量も増大することができ
る。
【0032】そのワークCは、ワークCを回動ベルト
1,2の弾性材で形成されたベルト面間で挟込み保持す
ることにより受け取られるため、ワークCの厚みに多少
のバラ付きがあっても回動ベルト1,2のベルト面で吸
収できてワークCを安定よく保持できる。また、回転砥
石3a〜3c,研削基準盤4a〜4cの配置方向に対す
る移送は回動ベルト1,2の走行に伴って行われる。最
終的には、回動ベルト1,2の各ベルト条が反対方向に
走行し、回動ベルト1,2の条間が終端側で広がること
からワークCを搬出レーン6に次々に送り出せる。
【0033】このため、ワークCがフェライトコアの場
合、コアの成形,焼成を含む前工程から研削工程を経
て、次工程のコアの洗浄,乾燥、更にはマガジン詰めに
まで至るコアの製造工程を連続化させて一連に処理する
ようにできる。
【0034】そのワークCの研削加工はワークCを回動
ベルト1,2のベルト条の間で挟込み保持したままで行
われ、また、回動ベルト1,2のベルト条より側方に食
み出たワークCの側部に対して施される。このワークC
がプレ研削用の組3a,4aに達すると、回転砥石3a
がワークCの片側部を切削基準となる面出しを行う。次
に、そのプレ研削用の組3a,4aとは互い違いになる
本研削用の組3b,4bが面出しされたワークの側部を
基準に片側部の研削加工を行い、更に、引き続く本研削
用の組3c,4cでも先に研削されたワークCの側部を
基準に他側部の研削加工を行う。
【0035】そのワークCの研削加工は、ワークCを片
側部から研削基準盤4a〜4cの平坦な基準面で規制し
つつ相対する回転砥石3a〜3cの砥石面で行われるた
め、回動ベルト1,2で安定よく挟込み移送するワーク
Cに対して高精度に施せる。特に、プレ研削加工を施す
ときには精度をより高められ、また、これによる一連の
研削処理中で両面加工も連続的に施せる。
【0036】更に、回転砥石3a〜3cの回転軸中心線
aが微小な開き角θで傾けられていると共に、回転砥石
3a〜3c並びに研削基準盤4a〜4cが回動ベルト
1,2よるワークCの移送方向Xと相反する反対方向Y
に回転駆動するため、ワークCに対しては研削負荷が作
用することにより回転砥石3a〜3cの砥石面を確実に
接触させて研削加工を効率よく安定的に行える。
【0037】各回転砥石3a〜3cと研削基準盤4a〜
4cとの対向領域においては、ワークCを挟込み移送す
る下回動ベルト2のベルト条がアンダーガイド12の上
向き円弧状の湾曲面で下側から摺接支持されて上方に隆
起すると共に、上回動ベルト1のベルト条がワークCを
挟んだ状態で空転ローラ13a,13bで上側から押え
られる。
【0038】このため、空転ローラ13a,13bの間
隔内で、ワークCは回動ベルト1,2のベルト条の弾性
変形でより強く押込み保持されることから研削加工に伴
うワークCのズレ動きを防げる。また、空転ローラ13
a,13bは揺動自在に装備されているため、余分な負
荷がワークCに作用するときは逆に逃がすことができる
から、研削加工に伴う相前後のワークCに対する影響を
抑えられ、各ワークCが損傷するのを防止できる。
【0039】上述した研削加工を総じ、加工速度は従来
では600mm/minであるのに対し、本発明では1
4000mm/minと2倍以上も高められる。生産数
量は従来に比べ、本発明では3倍程度も増大できる。ま
た、研削精度のバラ付きは従来では20μmもあるのに
対して、本発明では10μm以下と1/2以下に抑えら
れる。
【0040】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係る連
続研削装置に依れば、被研削物の側部を側方に食み出さ
せて当該被研削物を相対するベルト条の間で挟込み移送
する上下の回動ベルトと、砥石面を回動ベルト側に向け
て片側部に配置される回転砥石と、平坦な基準面を回転
砥石の砥石面と相対させて回動ベルトを隔て対向配置さ
れる研削基準盤とを備え、前工程より次々に搬入される
被研削物を受け取って回転砥石と研削基準盤との間で研
削加工してから次工程へ搬出するまでを回動ベルトで連
続的に処理することにより、前後間隔を空けず、被研削
物を整列させて順次に受け取れる。
【0041】このため、被研削物の移送効率を高められ
るばかりでなく、その被研削物の移送に伴って施す加工
数量も増大することができる。また、被研削物の研削加
工は被研削物の片側部から研削基準盤の平坦な基準面で
規制しつつ相対する回転砥石の砥石面で行うため、回動
ベルトで安定よく挟込み移送する被研削物に対して高精
度に施せる。
【0042】本発明の請求項2に係る連続研削装置に依
れば、回動ベルトを隔て対向配置される回転砥石と研削
基準盤とを組にし、回転砥石と研削基準盤とを各組順に
互い違いに位置させて、少なくとも二組を被研削物の回
動ベルトによる移送方向に順次に備え付けることによ
り、被研削物の両面加工を連続させて高精度に行える。
【0043】本発明の請求項3に係る連続研削装置に依
れば、回動ベルトを隔て対向配置される回転砥石と研削
基準盤とを組にし、回転砥石と研削基準盤とを各組順に
互い違いに位置させて、被研削物の搬入側に配置される
プレ研削用一組と、それに引き続く本研削用二組とを被
研削物の回動ベルトによる移送方向に順次に備え付ける
ことにより、被研削物の両面加工を連続させて行えるば
かりでなく、極めて高精度な両面加工を行える。
【0044】本発明の請求項4に係る連続研削装置に依
れば、被研削物と接する側のベルト面を弾性材で形成し
た回動ベルトを備え付けることにより、被研削物の厚み
等にバラ付きがあっても吸収できるため、被研削物を安
定よく挾込み移送ですることができる。
【0045】本発明の請求項5に係る連続研削装置に依
れば、被研削物の回転砥石と研削基準盤との対向領域に
亘る下回動ベルトのベルト条を上向き円弧状に湾曲する
板面で下側から摺接支持するアンダーガイドと、上回動
ベルトのベルト条を同領域の始端並びに終端付近で上側
から押える空転ローラとでなる回動ベルトの弾性押え機
構を備え付けることにより、被研削物を空転ローラの間
隔内で回動ベルトのベルト条の弾性変形でより強く押込
み保持でき、研削加工に伴う被研削物のズレ動きを防げ
るため、研削加工に伴う相前後の被研削物に対する影響
を抑えられ、被研削物が損傷するのを防止できる。
【0046】本発明の請求項6に係る連続研削装置に依
れば、研削基準盤の支軸中心線に対して回転軸中心線を
微小な開き角で傾けて研削負荷を被研削物に作用可能な
回転砥石を備え付けることにより、回転砥石の砥石面を
被研削物に確実に接触させて研削負荷を被研削物に作用
することから研削加工を効率よく行える。
【0047】本発明の請求項7に係る連続研削装置に依
れば、研削基準盤として回転砥石と同調回動するロータ
リー盤を備え付けることにより、回転砥石と研削基準盤
とによる研削加工を回動ベルトで挟込み移送する被研削
物に対して極めて安定よく施せる。
【0048】本発明の請求項8に係る連続研削装置に依
れば、被研削物の回動ベルトによる移送方向と反対方向
に回動する回転砥石と研削基準盤とを備え付けることか
ら、回動ベルトで安定よく挟込み移送する被研削物に対
して効率のよい研削加工を施せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続研削装置の主要部を示す斜視
図である。
【図2】同連続研削装置における一組の回転砥石,研削
基準盤を中心に、周辺の関連機構を示す概略側面図であ
る。
【図3】同連続研削装置における回動ベルトのベルト条
とワークの幅関係を示す説明図である。
【図4】同連続研削装置における回転砥石の開き角を示
す説明図である。
【符号の説明】
C 被研削物 1 上回動ベルト 2 下回動ベルト 3a〜3c 回転砥石 4a〜4c 研削基準盤 3a,4a プレ研削用の組 3b,4b、3c,4c 本研削用の組 12 アンダーガイド 13a,13b 空転ローラ a 回転砥石の回転軸中心線 b 研削基準盤の支軸中心線 θ 回転砥石の回転軸中心線開
き角

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研削物の側部を側方に食み出させて当
    該被研削物を相対するベルト条の間で挟込み移送する上
    下の回動ベルトと、砥石面を回動ベルト側に向けて片側
    部に配置される回転砥石と、平坦な基準面を回転砥石の
    砥石面と相対させて回動ベルトを隔て対向配置される研
    削基準盤とを備え、前工程より次々に搬入される被研削
    物を受け取って回転砥石と研削基準盤との間で研削加工
    してから次工程へ搬出するまでを回動ベルトで連続的に
    処理可能に構成したことを特徴とする連続研削装置。
  2. 【請求項2】 上記回動ベルトを隔て対向配置される回
    転砥石と研削基準盤とを組にし、回転砥石と研削基準盤
    とを各組順に互い違いに位置させて、少なくとも二組を
    被研削物の回動ベルトによる移送方向に順次に備え付け
    たことを特徴とする請求項1に記載の連続研削装置。
  3. 【請求項3】 上記回動ベルトを隔て対向配置される回
    転砥石と研削基準盤とを組にし、回転砥石と研削基準盤
    とを各組順に互い違いに位置させて、被研削物の搬入側
    に配置されるプレ研削用一組と、それに引き続く本研削
    用二組とを被研削物の回動ベルトによる移送方向に順次
    に備え付けたことを特徴とする請求項1に記載の連続研
    削装置。
  4. 【請求項4】 上記被研削物と接する側のベルト面を弾
    性材で形成した回動ベルトを備え付けた1〜3のいずれ
    かに記載の連続研削装置。
  5. 【請求項5】 上記被研削物の回転砥石と研削基準盤と
    の対向領域に亘る下回動ベルトのベルト条を上向き円弧
    状に湾曲する板面で下側から摺接支持するアンダーガイ
    ドと、上回動ベルトのベルト条を同領域の始端並びに終
    端付近で上側から押える空転ローラとでなる回動ベルト
    の弾性押え機構を備え付けたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の連続研削装置。
  6. 【請求項6】 上記研削基準盤の支軸中心線に対して回
    転軸中心線を微小な開き角で傾けて研削負荷を被研削物
    に作用可能な回転砥石を備え付けたことを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の連続研削装置。
  7. 【請求項7】 上記研削基準盤として回転砥石と同調回
    動するロータリー盤を備え付けたことを特徴とする請求
    項1〜6のいずれかに記載の連続研削装置。
  8. 【請求項8】 上記被研削物の回動ベルトによる移送方
    向と反対方向に回動する回転砥石と研削基準盤とを備え
    付けたことを特徴とする請求項6に記載の連続研削装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113766761A (zh) * 2021-08-25 2021-12-07 信丰福昌发电子有限公司 一种多层线路板生产用酸洗磨板装置及其实施方法
CN114346789A (zh) * 2021-12-27 2022-04-15 李合江 一种连续生产精密磨床

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