JPH11267562A - 多色塗料の色替え塗装装置 - Google Patents

多色塗料の色替え塗装装置

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JPH11267562A
JPH11267562A JP9412198A JP9412198A JPH11267562A JP H11267562 A JPH11267562 A JP H11267562A JP 9412198 A JP9412198 A JP 9412198A JP 9412198 A JP9412198 A JP 9412198A JP H11267562 A JPH11267562 A JP H11267562A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色塗料を順次色替えして連続的に塗装する
において、色替え時の洗浄剤クリーニングと塗料の押し
出し廃棄をなくすると共に、そのクリーニング時間を短
縮して塗装生産性の向上を図る。 【解決手段】 塗料色別の塗料送出ラインL1・L2・
L3を必要数並設し、それぞれのライン端に接続した塗
料変換バルブ5で択一した塗料を塗装ガン6に送出して
多色塗料の色替え塗装をするにおいて、色替え時に「塗
料送出ラインL1・L2・L3のそれぞれに備えた塗料
の正送・逆送ポンプ3を逆転作動」させることによっ
て、塗料変換バルブ5から塗装ガン6に至る多色塗料の
共通送出路の残存塗料を元の塗料送出ラインLへ吸い戻
し逆送してクリーニングし、しかるのち、次の色の塗料
送出ラインLの塗料を送出して順次連続的に色替え塗装
する塗装方法が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
体塗装のように多色の塗料を順次色替えして塗装する多
色塗料の色替え塗装方法と、その塗装方法に用いる塗装
装置、ならびに、その塗装装置等に装着する液体の正送
・逆送ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車車体の塗装は、コンベアーで順送
されてくる車体群をグループ分けして異なる色に塗装す
る多色塗装が行なわれているので(図6参照)、塗料色
別の塗料送出ラインL1・L2・L3等を必要な塗料色
数だけ並設し、それ等のライン端に特許第182201
7号(特公平5ー32110号)等として公知の「塗料
の変換ユニット32」を設け、その変換ユニット32に
よって必要色の塗料を択一して塗装ガン6に送出すると
共に、塗料色を変換する毎に塗料送出ラインL1・L2
・L3に並設した洗浄ユニットCから洗浄液を送出して
変換ユニット32から塗装ガン6に至る塗料送出路に残
留している塗料を押し出しクリーニングし、しかるの
ち、次の色の塗料を送出して順次連続的に色替え塗装を
行う多色塗料の塗装方法・塗装装置になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の多色塗料
の色替え塗装方法・塗装装置は、前記の自動車車体の塗
装では10色以上等の多色になるので変換ユニット32
の形状・重量がかなり大きくなり、塗装ガン6を保持す
る塗装ロボットアーム7には取付け困難な為、塗装ライ
ン近傍の工場建物に取付け、その変換ユニット32と塗
装ガン6間を長い塗料ホース33で連結するレイアウト
となる。
【0004】従って、前記の色替えの際は、その長大な
連結ホース33内の残存塗料の押し出し洗浄が必要にな
るので、有機溶剤の洗浄剤の多量消費と塗料の多量廃棄
を生じて有害な工場廃液の増量と資材の無駄消費をもた
らし、さらに、その長大なホース33のクリーニングを
要することから色替えに伴うクリーニングのためのロス
タイムが長くなり、車体塗装の生産性を阻害する等の難
点がある。さらに、従来の塗料ポンプ30は送出側に流
量調整弁31が必要になるので、ポンプ形態が複雑にな
る。本発明は、以上の従来技術の難点を解消する多色塗
料の色替え塗装方法・塗装装置と、それ等に用いる液体
の正送・逆送ポンプを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「並設した塗料色別の塗料送出ラインのライ
ン端を集結した塗料変換ポイントで必要色の塗料を順次
択一して塗装ガンに送出して色替え塗装するにおいて、
該択一色の塗料送出ラインの塗料正送を停止すると同時
に、逆送ポンプの作動によって前記変換ポイントから前
記塗装ガンに至る塗料の共通送出路内の残存塗料を逆送
吸い出しまたは押し出し逆送してクリーニングし、しか
るのち、次の色の塗料を前記塗料変換ポイントで択一し
て順次連続的に色替え塗装する多色塗料の色替え塗装方
法」と、
【0006】「下端の半円柱部分を切欠いたポンプキャ
ビテイーを有してシリンダーに収納したピストンと、該
ピストンの正逆回転機構と上下作動機構を備え、前記シ
リンダーはシリンダー直径上に対向配設した液体入出口
の一次ポートと二次ポートを有し、前記ピストンは正転
逆転のいずれかの回転作動と上下作動の連動作動に構成
され、該連動作動によるピストンの上昇作動または下降
作動のストローク中に、前記一次・二次ポートの一方の
ポートが前記ポンプキャビテイーに連通し、かつ、他方
のポートが該ピストンの周壁によって閉鎖され、前記ピ
ストンの正回転によって前記一次ポートから二次ポート
へ液体正送すると共に、該ピストンの逆回転によって前
記二次ポートから一次ポートへ液体逆送する構造を特徴
とする液体の正送・逆送ポンプ」と、
【0007】「予圧圧送ポンプに続いて前記0006の
液体の正送・逆送ポンプを備えた塗料色別の塗料送出ラ
インを並設して、該塗料送出ラインのそれぞれのライン
端を、塗装ガン近傍の塗料変換バルブに集結接続し、該
塗料変換バルブによって択一した塗料によって前記00
05の塗装方法を行う構造を特徴とする多色塗料の色替
え塗装装置」と、
【0008】「予圧圧送ポンプを有する塗料色別の塗料
送出ラインを並設して、該塗装送出ラインのライン端を
塗料変換バルブに集結接続すると共に、該塗料変換バル
ブと塗装ガンとの間に前記0006の液体の正送・逆送
ポンプを単数配設し、前記塗料変換バルブによって択一
した塗料によって前記0005の塗装方法を行うことを
特徴とする多色塗料の色替え塗装装置」の4発明になっ
ている。
【0009】即ち、本発明の多色塗料の色替え塗装方法
と、それに用いる塗装装置は、塗料色変換時に「多色塗
料の共通送出路の塗料変換ポイントと塗料ガン」までの
残存塗料をポンプによる逆送吸い出しまたは押し出しに
よって除去し、従来の洗浄剤による残存塗料の押し出し
洗浄を省略可能にして、塗料・洗浄剤の省資源と色替え
クリーニング時間の短縮を図る色替え塗装システムが特
徴である。
【0010】
【作用】以上の本発明の色替え塗装方法と塗装装置は、
多色塗料の共通送出路の残存塗料を色替え時に元の塗料
送出ラインに逆送吸い出しまたは逆送押し出ししてクリ
ーニングするので、従来の洗浄剤による押し出しクリー
ニングが省略可能となり、クリーニング時間が短縮す
る。そして、前記構成の本発明の正送・逆送ポンプは、
ピストンが正回転して上昇作動するとき「ポンプキャビ
ティーと一次ポートを連通状態にセット」しておくと、
その上昇作動時に一次ポートから液体が吸入されてポン
プキャビティーにプールされ、続く下降作動時にポンプ
キャビティーと二次ポートが連通してポンプキャビティ
ー内の液体が二次ポートへ送り出されて液体を正送作用
する。
【0011】そして、そのピストンを逆回転させると、
前記の吸入・押し出しが逆転して二次ポートから一次ポ
ートへ液体が逆送送出され、単数のポンプによって液体
の正送・逆送が可能になる。そして、そのピストンの回
転数の調整によって送出流量が調整できるので、従来の
流量調整弁31は不用にしてポンプシステムが簡素化す
る。従って、この正送・逆送ポンプを装着した本発明の
塗装装置は塗料送出ラインがシンプル化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。まず、本発明の多色塗料の色替え塗装装置と液体の
正送・逆送ポンプの一実施形態を図1・図2に基づいて
説明する。即ち、本発明の色替え塗装装置1は、塗料色
別の塗料送出ラインL1・L2・L3が必要色数だけ並
設され、それぞれのライン端が塗装ロボットのロボット
アーム7に取付けられた塗料変換バルブ5に集約連結さ
れ、この塗料変換バルブ5で択一した塗料がロボットア
ーム7の塗装ガン6に送出されて色替え塗装を順次連続
的に行うようになっている。
【0013】詳しくは、塗料送出ラインL1・L2・L
3のそれぞれはライン始端の塗料槽2からそれぞれの塗
料を汲み上げてポンプ送出する塗料送出ラインにして、
塗料槽2近傍のダイヤフラムポンプの予圧ポンプ4と予
圧ポンプ4に続いて配設された「液体の正送・逆送ポン
プ3」を備え、予圧ポンプ4によって予圧送出された塗
料を正送・逆送ポンプ3によって所要圧に加圧して図示
矢印F方向に塗料を正送したり、図示矢印R方向に逆送
してリターン管9を経由してライン中の塗料を塗料槽2
に引き抜き戻しができる構造を有している。なお、この
色替え塗装装置1には変換バルブ5に接続した洗浄ユニ
ットCが付設されており、1日の作業終了後のライン休
止の場合等の必要なとき、洗浄ユニットCから洗浄剤を
注入して変換バルブ5から塗料ガン6に至る多色塗料の
共通送出路を洗浄クリーニングする。なお、図中の8は
リターン管9に塗料を流すときの切替え弁である。
【0014】そして、正送・逆送ポンプ3は(図2参
照)、シリンダー11に収納したピストン10を主要部
とするピストンポンプにして、ピストン10の下端部分
は縦軸心15に沿って切欠いた半円柱形のポンプキャビ
ティー12を有すると共に、駆動部17によってピスト
ン10が正回転または逆回転する回転作動機構とストロ
ークLの上下作動機構を有し、正転または逆転の一回転
に対してワンストローク上下して連動作動する。
【0015】そして、シリンダー11にはシリンダー1
1の直径上に対向配設された液体出入口の一次ポート1
3と二次ポート14が設けられ、ピストン10が正回転
して下死点から上死点に上昇する上昇作動の半回転にお
いて、一次ポート13がポンプキャビティー12と連通
状態となって一次ポート13からポンプキャビティー1
2へ液体を吸い込むと共に、その一次ポート13と18
0°位置ずれしている二次ポート14はピストン10の
周壁によって閉鎖される。そして、続いて作動するピス
トン10の下降作動の半回転において、ポンプキャビテ
ィー12が二次ポート14と連通状態となって下降によ
る押し出しによってポンプキャビティー12内の液体が
二次ポート14へ送出され、以下順次これを反復して液
体を一次ポート13から二次ポート14へ正送する。
【0016】そして、ピストン10を逆回転すると前記
の送出方向が逆になって二次ポート14から送出されて
ラインに入った液体が二次ポート14から吸い出されて
一次ポート13へ逆送され、その液体の正送と逆送がバ
イパス管や逆止弁を介在させることなくピストン10の
正転逆転操作のみで作動できる構造を有している。な
お、この実施形態のものの上下作動機構はピストン軸1
8に設けたカムピン19を円柱体20の外周に穿設した
カム溝21に係合させることによってピストン軸18を
上下させる円柱カム機構になっている。そして、この正
送・逆送ポンプ3はピストン10の回転数調整によって
液体送出量が制御される。
【0017】そして、以上の色替え塗料装置1によって
本発明の多色塗料の色替え塗装方法が以下のように実施
される。即ち、指定色の塗装送出ラインLの正送・逆送
ポンプ3を正転駆動させて塗料を送出し、塗料変換バル
ブ5を経由して塗装ガン6から注出させて所定色の塗装
を行い、その色の塗装が終了すると、その塗料送出ライ
ンLのポンプ3を逆転させて「塗装ガン6から塗料変換
バルブ5に至る多色塗料の共通送出路の残存塗料」を元
の塗料送出ライン内に吸い取りリターンさせてその共通
送出路をクリーニングし、続いて直ちに、次の色の塗装
送出ラインLを作動させて塗料を送出して色替え塗装を
行い、以下順次色替えを反復して連続的色替え塗装を行
う。なお。変換バルブ5で送出をストップした塗料送出
ラインLは、正送・逆送ポンプ3をそのまま正送作動さ
せてリターン管9を介して塗料槽2に戻し、塗料槽2の
沈殿防止を図る。
【0018】以上の実施形態の色替え塗装方法は、色替
えの際の残存塗料の抜き取りクリーニングのとき塗装ガ
ン6を閉じておくと、残存塗料が抜き取られて空洞化し
て前記の共通送出路が真空状態となるので、その共通送
出路は美麗にクリーニングされ次の色の塗料をそのまま
送出することができる。
【0019】そして、塗料変換バルブ5が塗装ガン6の
近傍に配設されて前記の共通送出路が極めて短くなるの
で、残存塗料の吸い取りクリーニング時間は短時間で良
く、その上、従来の長大な塗料ホース33の洗浄剤によ
る強制洗浄が無用になるので、色替えクリーニング時間
が極めて少くして色替えロスタイムが大幅に減少して塗
装ラインの塗装生産性の向上を図ると共に、洗浄剤の消
費と残存塗料の押し出し廃棄がなくなるので省資源の促
進と有害な工場廃液の少量化を図ることができる。
【0020】続いて、図3を参照して本発明の多色塗料
の色替え塗装装置の他の実施形態を説明する。即ち、こ
の図3実施例のものは塗料送出ラインL1・L2・L3
が予圧ポンプ4のみを有するコンパクト構造にして、そ
れぞれのライン端が塗料変換バルブ5に集約連結される
と共に、その塗料変換バルブ5と塗装ガン6の間にして
塗料変換バルブ5寄りに前記構成の「液体の正送・逆送
ポンプ3」が配設され、単数の正送・逆送ポンプ3を塗
料送出ラインL1・L2・L3で共用するシステムにな
っている。そして、色替えするときは正送・逆送ポンプ
3の逆転作動によって、塗料変換バルブ5と正送・逆送
ポンプ3間の塗料を押し出して逆送して塗料槽2にリタ
ーンさせると同時に塗装ガン6と正送・逆送ポンプ3間
の塗料を吸い出し逆送してクリーニングする。この図3
実施例のものは色替えクリーニング時間が図1実施例の
ものより若干長くなるものの、装置全体が小形化・コン
パクト化する。
【0021】なお、本発明の色替え塗装装置1と液体の
正送・逆送ポンプ3は前記の実施形態に限定されず、図
2の正送・逆送ポンプ3に代えて(図示しないが)正送
ポンプと逆送ポンプの2台を並設した構造のものを用い
たり、図2の正送・逆送ポンプ3を装着したときの送出
脈動を防止する為に、図4例示のように正送・逆送ポン
プ3に続いて塗料アキュウムレーター25を付設した
り、ピストン10の上下作動機構をクランク機構等の他
の公知手段にすることがある。そして、ポンプキャビテ
ィー12を形成するためのピストン10の切欠は、幾何
学的に厳密な半円柱形状のみではなく、図5例示のよう
に、ピストン10の位置によって一次ポート13と二次
ポート14が連通状態になるのを防止する突起10Aを
ピストン10に設けた形態も含まれる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の多色塗料
の色替え塗装方法と多色塗料の色替え塗装装置は、色替
えクリーニングが短時間にして色替え塗装ラインの塗料
生産性を向上すると共に、色替え毎の塗料の押し出し廃
棄と洗浄剤消費をなくして省資源の促進と有害な工場廃
液の少量化を図る効果がある。
【0023】そして、本発明の液体の正送・逆送ポンプ
はシンプル構造にして単数ポンプによって液体の正送・
逆送が可能であり、複数の塗料送出ラインの集合からな
る本発明の色替え塗装装置を一段とコンパクト化シンプ
ル化すると共に、塗料以外の液体の正送・逆送に有用に
使用できる。以上の諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多色塗料の色替え塗装装置の一実施形
態の説明図
【図2】本発明の液体の正送・逆送ポンプの一実施形態
を示し、(A)はピストン上死点状態の正面図、(B)
はピストン下死点状態の正面図、(C)は作動説明図
【図3】本発明の多色塗料の色替え塗装装置の他の実施
形態の説明図
【図4】本発明の塗装装置の他の実施形態の部分説明図
【図5】本発明の塗装装置の他の実施形態の部分説明図
【図6】従来の多色塗料の色替え塗装装置の説明図
【符号の説明】
1 塗装装置 2 塗料槽 3 正送・逆送ポンプ 4 予圧ポンプ 5 塗料変換バルブ 6 塗装ガン 7 ロボットアーム 9 リターン管 10 ピストン 11 シリンダー 12 ポンプキャビティー 13 一次ポート 14 二次ポート 19 カムピン 21 カム溝 30 塗料ポンプ 31 流量調整弁 33 塗料ホース L 塗料送出ライン C 洗浄ユニット
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 多色塗料の色替え塗装装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
体塗装のように多色の塗料を順次色替えして塗装する多
色塗料の色替え塗装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車車体の塗装は、コンベアーで順送
されてくる車体群をグループ分けして異なる色に塗装す
る多色塗装が行なわれているので(図6参照)、塗料色
別の塗料送出ラインL1・L2・L3等を必要な塗料色
数だけ並設し、それ等のライン端に特許第182201
7号(特公平5ー32110号)等として公知の「塗料
の変換ユニット32」を設け、その変換ユニット32に
よって必要色の塗料を択一して塗装ガン6に送出すると
共に、塗料色を変換する毎に塗料送出ラインL1・L2
・L3に並設した洗浄ユニットCから洗浄液を送出して
変換ユニット32から塗装ガン6に至る塗料送出路に残
留している塗料を押し出しクリーニングし、しかるの
ち、次の色の塗料を送出して順次連続的に色替え塗装を
行う多色塗料の塗装方法・塗装装置になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の多色塗料
の色替え塗装方法・塗装装置は、前記の自動車車体の塗
装では10色以上等の多色になるので変換ユニット32
の形状・重量がかなり大きくなり、塗装ガン6を保持す
る塗装ロボットアーム7には取付け困難な為、塗装ライ
ン近傍の工場建物に取付け、その変換ユニット32と塗
装ガン6間を長い塗料ホース33で連結するレイアウト
となる。
【0004】従って、前記の色替えの際は、その長大な
連結ホース33内の残存塗料の押し出し洗浄が必要にな
るので、有機溶剤の洗浄剤の多量消費と塗料の多量廃棄
を生じて有害な工場廃液の増量と資材の無駄消費をもた
らし、さらに、その長大なホース33のクリーニングを
要することから色替えに伴うクリーニングのためのロス
タイムが長くなり、車体塗装の生産性を阻害する等の難
点がある。さらに、従来の塗料ポンプ30は送出側に流
量調整弁31が必要になるので、ポンプ形態が複雑にな
る。本発明は、以上の従来技術の難点を解消する多色塗
料の色替え塗装装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「並設した塗料色別の塗料送出ラインのライ
ン端を集結した塗料変換ポイントで必要色の塗料を順次
択一して塗装ガンに送出して色替え塗装する装置にし
て、ピストンの正回転による液体正送と該ピストンの逆
回転による液体逆送可能のピストン型の塗料の正送・圧
送ポンプを予圧圧送ポンプに続いて備えた塗料色別の塗
料送出ラインを並設して、該塗料送出ラインのそれぞれ
のライン端を、塗装ガン近傍の塗料変換バルブに集結接
続し、前記塗料変換バルブによって択一した塗料を前記
塗料ガンに送出する構造を特徴とする多色塗料の色替え
塗装装置」の第一発明と、
【0006】「並設した塗料色別の塗料送出ラインのラ
イン端を集結した塗料変換ポイントで必要色の塗料を順
次択一して塗装ガンに送出して色替え塗装する装置にし
て、予圧圧送ポンプを有する塗料色別の塗料送出ライン
を並設して、該塗装送出ラインのライン端を塗料変換バ
ルブに集結接続すると共に、該塗料変換バルブと前記塗
装ガンとの間に、ピストンの正回転による液体正送と該
ピストンの逆転による液体逆送可能のピストン型の塗料
の正送・逆送ポンプを単数配設し、前記塗料変換バルブ
によって択一した塗料を前記塗装ガンに送出する構造を
特徴とする多色塗料の色替え塗装装置」の第二発明にな
っている。
【0007】即ち、本発明の多色塗料の色替え塗装装置
は、塗料色変換時に「多色塗料の共通送出路の塗料変換
ポイントと塗料ガン」までの残存塗料をポンプによる逆
送吸い出しによって除去し、従来の洗浄剤による残存塗
料の押し出し洗浄を省略可能にして、塗料・洗浄剤の省
資源と色替えクリーニング時間の短縮を図るものであ
る。
【0008】
【作用】前記第一・二発明の色替え塗装装置は、ピスト
ン型の塗料正送・逆送ポンプを正転させて塗料を正送す
ることによって、択一した塗料色の塗料を塗装ガンに送
出すると共に、その多色塗料の色替え時には、その正送
・逆送ポンプを逆転させることによって塗料色変換ポイ
ントの塗料変換バルブと塗装ガン間の「多色塗料の共通
の送出路」の残存塗料を吸い出し除去してクリーニング
することができる。従って、従来の洗浄剤による押し出
しクリーニングが無用となり、クリーニング時間が短縮
できる。
【0009】そして、前記第一発明のものは「塗料変換
バルブが塗装ガン近傍」に位置しているので、色替時に
クリーニングすべき前記の共通送出路が極めて短小にし
て、クリーニング時間が特段に短縮できる。そして、前
記第二発明のものは前記の共通送出路が第一発明のもの
より長くなってクリーニング時間が若干長くなるもの
の、塗料の送出・逆送ポンプが単数にして塗料送出ライ
ン構成がシンプル化する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。まず、前記第一発明の色替え塗装装置の一実施形態
を図1・図2に基づいて説明する。即ち、本発明の色替
え塗装装置1は、塗料色別の塗料送出ラインL1・L2
・L3が必要色数だけ並設され、それぞれのライン端が
塗装ロボットのロボットアーム7に取付けられた塗料変
換バルブ5に集約連結され、この塗料変換バルブ5で択
一した塗料がロボットアーム7の塗装ガン6に送出され
て色替え塗装を順次連続的に行うようになっている。
【0011】詳しくは、塗料送出ラインL1・L2・L
3のそれぞれはライン始端の塗料槽2からそれぞれの塗
料を汲み上げてポンプ送出する塗料送出ラインにして、
塗料槽2近傍のダイヤフラムポンプの予圧ポンプ4と予
圧ポンプ4に続いて配設された「ピストン型の液体の正
送・逆送ポンプの塗料正送・逆送ポンプ3」を備え、予
圧ポンプ4によって予圧送出された塗料を正送・逆送ポ
ンプ3によって所要圧に加圧して図示矢印F方向に塗料
を正送したり、図示矢印R方向に逆送してリターン管9
を経由してライン中の塗料を塗料槽2に引き抜き戻しが
できる構造を有している。なお、この色替え塗装装置1
には変換バルブ5に接続した洗浄ユニットCが付設され
ており、1日の作業終了後のライン休止の場合等の必要
なとき、洗浄ユニットCから洗浄剤を注入して変換バル
ブ5から塗料ガン6に至る多色塗料の共通送出路を洗浄
クリーニングする。なお、図中の8はリターン管9に塗
料を流すときの切替え弁である。
【0012】そして、正送・逆送ポンプ3は(図2参
照)、シリンダー11に収納したピストン10を主要部
とするピストンポンプにして、ピストン10の下端部分
は縦軸心15に沿って切欠いた半円柱形のポンプキャビ
ティー12を有すると共に、駆動部17によってピスト
ン10が正回転または逆回転する回転作動機構とストロ
ークLの上下作動機構を有し、正転または逆転の一回転
に対してワンストローク上下して連動作動する。
【0013】そして、シリンダー11にはシリンダー1
1の直径上に対向配設された液体出入口の一次ポート1
3と二次ポート14が設けられ、ピストン10が正回転
して下死点から上死点に上昇する上昇作動の半回転にお
いて、一次ポート13がポンプキャビティー12と連通
状態となって一次ポート13からポンプキャビティー1
2へ液体を吸い込むと共に、その一次ポート13と18
0°位置ずれしている二次ポート14はピストン10の
周壁によって閉鎖される。そして、続いて作動するピス
トン10の下降作動の半回転において、ポンプキャビテ
ィー12が二次ポート14と連通状態となって下降によ
る押し出しによってポンプキャビティー12内の液体が
二次ポート14へ送出され、以下順次これを反復して液
体を一次ポート13から二次ポート14へ正送する。
【0014】そして、ピストン10を逆回転すると前記
の送出方向が逆になって二次ポート14から送出されて
ラインに入った液体が二次ポート14から吸い出されて
一次ポート13へ逆送され、その液体の正送と逆送がバ
イパス管や逆止弁を介在させることなくピストン10の
正転逆転操作のみで作動できる構造を有している。な
お、この実施形態のものの上下作動機構はピストン軸1
8に設けたカムピン19を円柱体20の外周に穿設した
カム溝21に係合させることによってピストン軸18を
上下させる円柱カム機構になっている。そして、この正
送・逆送ポンプ3はピストン10の回転数調整によって
液体送出量が制御される。
【0015】そして、以上の色替え塗料装置1によって
多色塗料の色替え塗装方法が以下のように実施される。
即ち、指定色の塗装送出ラインLの正送・逆送ポンプ3
を正転駆動させて塗料を送出し、塗料変換バルブ5を経
由して塗装ガン6から注出させて所定色の塗装を行い、
その色の塗装が終了すると、その塗料送出ラインLのポ
ンプ3を逆転させて「塗装ガン6から塗料変換バルブ5
に至る多色塗料の共通送出路の残存塗料」を元の塗料送
出ライン内に吸い取りリターンさせてその共通送出路を
クリーニングし、続いて直ちに、次の色の塗装送出ライ
ンLを作動させて塗料を送出して色替え塗装を行い、以
下順次色替えを反復して連続的色替え塗装を行う。な
お、変換バルブ5で送出をストップした塗料送出ライン
Lは、正送・逆送ポンプ3をそのまま正送作動させてリ
ターン管9を介して塗料槽2に戻し、塗料槽2の沈殿防
止を図る。
【0016】以上の実施形態の色替え塗装装置は、色替
えの際の残存塗料の抜き取りクリーニングのとき塗装ガ
ン6を閉じておくと、残存塗料が抜き取られて空洞化し
て前記の共通送出路が真空状態となるので、その共通送
出路は美麗にクリーニングされ次の色の塗料をそのまま
送出することができる。
【0017】そして、塗料変換バルブ5が塗装ガン6の
近傍に配設されて前記の共通送出路が極めて短いので、
残存塗料の吸い取りクリーニング時間は短時間で良く、
その上、従来の長大な塗料ホース33の洗浄剤による強
制洗浄が無用になるので、色替えクリーニング時間が極
めて少くして色替えロスタイムが大幅に減少して塗装ラ
インの塗装生産性の向上を図ると共に、洗浄剤の消費と
残存塗料の押し出し廃棄がなくなるので省資源の促進と
有害な工場廃液の少量化を図ることができる。
【0018】続いて、図3を参照して前記第二発明の多
色塗料の色替え塗装装置の一実施形態を説明する。即
ち、この図3に示すのものは塗料送出ラインL1・L2
・L3が予圧ポンプ4のみを有するコンパクト構造にし
て、それぞれのライン端が塗料変換バルブ5に集約連結
されると共に、その塗料変換バルブ5と塗装ガン6の間
にして塗料変換バルブ5寄りに前記構成の「塗料の正送
・逆送ポンプ3」が配設され、単数の正送・逆送ポンプ
3を塗料送出ラインL1・L2・L3で共用する構造に
なっている。そして、色替えするときは正送・逆送ポン
プ3の逆転作動によって、塗料変換バルブ5と正送・逆
送ポンプ3間の塗料を押し出して逆送して塗料槽2にリ
ターンさせると同時に塗装ガン6と正送・逆送ポンプ3
間の塗料を吸い出し逆送してクリーニングする。この図
3実施形態のものは色替えクリーニング時間が図1実施
例のものより若干長くなるものの、装置全体が小形化・
コンパクト化する。
【0019】なお、本発明の色替え塗装装置1と塗料の
正送・逆送ポンプ3は前記の実施形態に限定されず、図
2の正送・逆送ポンプ3を装着したときの送出脈動を防
止する為に、図4例示のように正送・逆送ポンプ3に続
いて塗料アキュウムレーター25を付設したり、ピスト
ン10の上下作動機構をクランク機構等の他の公知手段
にすることがある。そして、ポンプキャビティー12を
形成するためのピストン10の切欠は、幾何学的に厳密
な半円柱形状のみではなく、図5例示のように、ピスト
ン10の位置によって一次ポート13と二次ポート14
が連通状態になるのを防止する突起10Aをピストン1
0に設けた形態のものを使用することがある。
【0020】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の多色塗料
の色替え塗装装置は、色替えクリーニングが短時間にし
て色替え塗装ラインの塗装生産性を向上すると共に、色
替え毎の塗料の押し出し廃棄と洗浄剤消費をなくして省
資源の促進と有害な工場廃液の少量化を図る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の多色塗料の色替え塗装装置の一実施
形態の説明図
【図2】本発明の色替え塗装装置の液体の正送・逆送ポ
ンプの一実施形態を示し、(A)はピストン上死点状態
の正面図、(B)はピストン下死点状態の正面図、
(C)は作動説明図
【図3】第二発明の多色塗料の色替え塗装装置の一実施
形態の説明図
【図4】本発明の塗装装置の他の実施形態の部分説明図
【図5】本発明の塗装装置の液体正送・逆送ポンプの他
の実施形態の部分説明図
【図6】従来の多色塗料の色替え塗装装置の説明図
【符号の説明】 1 塗装装置 2 塗料槽 3 正送・逆送ポンプ 4 予圧ポンプ 5 塗料変換バルブ 6 塗装ガン 7 ロボットアーム 9 リターン管 10 ピストン 11 シリンダー 12 ポンプキャビティー 13 一次ポート 14 二次ポート 19 カムピン 21 カム溝 30 塗料ポンプ 31 流量調整弁 33 塗料ホース L 塗料送出ライン C 洗浄ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並設した塗料色別の塗料送出ラインのラ
    イン端を集結した塗料変換ポイントで必要色の塗料を順
    次択一して塗装ガンに送出して色替え塗装するにおい
    て、該択一色の塗料送出ラインの塗料正送を停止すると
    同時に、逆送ポンプの作動によって、前記変換ポイント
    から前記塗装ガンに至る塗料の共通送出路内の残存塗料
    を逆送吸い出しまたは押し出し逆送してクリーニング
    し、しかるのち、次の色の塗料を前記塗料変換ポイント
    で択一して順次連続的に色替え塗装する多色塗料の色替
    え塗装方法。
  2. 【請求項2】 下端の半円柱部分を切欠いたポンプキャ
    ビテイーを有してシリンダーに収納したピストンと、該
    ピストンの正逆回転機構と上下作動機構を備え、前記シ
    リンダーはシリンダー直径上に対向配設した液体入出口
    の一次ポートと二次ポートを有し、前記ピストンは正転
    逆転のいずれかの回転作動と上下作動の連動作動に構成
    され、該連動作動によるピストンの上昇作動または下降
    作動のストローク中に、前記一次・二次ポートの一方の
    ポートが前記ポンプキャビテイーに連通し、かつ、他方
    のポートが該ピストンの周壁によって閉鎖され、前記ピ
    ストンの正回転によって前記一次ポートから二次ポート
    へ液体正送すると共に、該ピストンの逆回転によって前
    記二次ポートから一次ポートへ液体逆送する構造を特徴
    とする液体の正送・逆送ポンプ。
  3. 【請求項3】 予圧圧送ポンプに続いて請求項2の液体
    の正送・逆送ポンプを備えた塗料色別の塗料送出ライン
    を並設して、該塗料送出ラインのそれぞれのライン端
    を、塗装ガン近傍の塗料変換バルブに集結接続し、該塗
    料変換バルブによって択一した塗料によって請求項1の
    塗装方法を行う構造を特徴とする多色塗料の色替え塗装
    装置。
  4. 【請求項4】 予圧圧送ポンプを有する塗料色別の塗料
    送出ラインを並設して、該塗装送出ラインのライン端を
    塗料変換バルブに集結接続すると共に、該塗料変換バル
    ブと塗装ガンとの間に請求項2の液体の正送・逆送ポン
    プを単数配設し、前記塗料変換バルブによって択一した
    塗料によって請求項1の塗装方法を行うことを特徴とす
    る多色塗料の色替え塗装装置。
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