JPH11267354A - 自動麻雀卓における懸賞牌の振出方法及び懸賞牌の振出装置 - Google Patents

自動麻雀卓における懸賞牌の振出方法及び懸賞牌の振出装置

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JPH11267354A
JPH11267354A JP9410898A JP9410898A JPH11267354A JP H11267354 A JPH11267354 A JP H11267354A JP 9410898 A JP9410898 A JP 9410898A JP 9410898 A JP9410898 A JP 9410898A JP H11267354 A JPH11267354 A JP H11267354A
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tiles
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JP9410898A
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Haruo Kobayashi
晴夫 小林
Isao Watanabe
功 渡辺
Toshiyuki Endo
利行 遠藤
Takehiko Moriya
武彦 森谷
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WINS KK
MTEX Matsumura Corp
Original Assignee
WINS KK
MTEX Matsumura Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動麻雀卓において、懸賞牌を自動的に表出
させる懸賞牌振出装置を、構成がシンプルで小さく、部
品点数も少なく、組付け工数の割安な、故障の少ないも
のとする。 【解決手段】 自動麻雀卓において、1局のゲームが終
了した後に牌の攪拌伏牌を行なう牌攪拌伏牌装置から取
出されてコンベアにより二段積み機構に向けて送り出さ
れる伏牌の数を、牌計数センサーにてカウントし、その
カウントした牌数が、機枠に装備してある制御装置にお
いて決定した牌数量となったタイミングにて、コンベア
上の伏牌に対しそれの下方から伏牌字面側の磁極と同一
の磁極を持つ永久磁石を近付け、同一磁極の反発力によ
ってその永久磁石に対応する伏牌を選択的に裏返しに
し、牌整列装置による牌整列終了後にリフターにより天
板上面に送り上げた際に、既に懸賞牌が表示されている
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動麻雀卓において懸
賞牌を自動的に表出させる懸賞牌振出装置及び懸賞牌振
出装置を組込んだ自動麻雀卓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動麻雀卓における懸賞牌の振出
装置であるいわゆるドラ出し装置には、例えば特開昭6
2−27977公報にある手段がある。この手段は、自
動麻雀卓において、それの天板上で1局のゲームが終了
した後の牌を、天板に装設してある牌投入口を開放して
天板の下方の機枠内の攪拌伏牌を行う牌攪拌伏牌装置に
落し込み、そこで伏せた姿勢とした牌を、その姿勢のま
まコンベアにより一列の列状に順次牌整列装置に送り、
そこで築牌状態に整列させて待機させる際に、撹拌伏牌
装置から伏牌を一列の列状に牌整列装置に送るコンベア
の終端部に、牌を回転させてそれの姿勢を転換させる回
転バケットよりなる姿勢矯正部を装設し、この回転バケ
ットを所定の時期に作動するよう制御したモーターによ
り回転させて、コンベアにより伏牌の姿勢で送られてく
る牌の一つを、字面が上向きの姿勢に転換させておい
て、築牌状態に整列させた牌がリフトにより天板の上面
にせり上げられてきたときに、そこに、懸賞牌として既
に反転させてある牌が存在しているようにする手段であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従前の懸賞牌の
振出装置は、懸賞牌とともにそれを受入れた回転バスケ
ット全体をモーターの駆動で、伝導機構を介して、制御
装置によりコントロールされた所定角度回転させるよう
にすることから、構成部品の点数も多く組み付け作業に
も手間がかかる上に故障も多かった。
【0004】また、回転バスケットを、牌撹拌伏牌装置
から伏牌とした牌を牌整列装置に順次一列に送り出すコ
ンベアの終端部にしか設置することが出来ないために自
動麻雀卓全体の機構配置に制約が生じ、結果的に自動麻
雀卓全体が大きく重くなってしまうというデメリットが
あった。
【0005】本発明は、上述の従来の自動麻雀卓におけ
る懸賞牌の振出装置において発生していた様々な問題点
を解決すべく成されたものであり、構成がシンプルで小
さく、部品点数も少なく、部品のコスト及び組付け工数
の割安な、故障の少ない自動麻雀卓における懸賞牌の振
出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に於いては前述の
目的を達成するための手段として、内部に永久磁石を入
れた牌を用いて磁力吸着により伏牌を行なう機構を持つ
自動麻雀卓において、1局のゲームが終了した後に牌の
攪拌伏牌を行なう牌攪拌伏牌装置から取出されてコンベ
アにより二段積み機構に向けて送り出される伏牌の数
を、牌計数センサーにてカウントし、そのカウントした
牌数が、機枠に装備してある制御装置において決定した
牌数量となったタイミングにて、コンベア上の伏牌に対
しそれの下方から伏牌字面側の磁極と同一の磁極を持つ
永久磁石を近付け、同一磁極の反発力によってその永久
磁石に対応する伏牌を選択的に裏返しにし、牌整列装置
による牌整列終了後にリフターにより天板上面に送り上
げた際に、既に懸賞牌が表示されているようにすること
を特徴とする自動麻雀卓における懸賞牌の振出方法、お
よび、内部に永久磁石を入れた牌を用いて磁力吸着によ
って伏牌を行なう機構を持つ自動麻雀卓において、1局
のゲームが終了した後に牌の攪拌伏牌を行なう牌攪拌伏
牌装置から取出されてコンベアにより二段積み機構に向
けて送り出される伏牌の数を、牌計数センサーにてカウ
ントし、そのカウントした牌数が、機枠に装備してある
制御装置において決定した牌数量となったタイミングに
て、コンベア上の伏牌に対しそれの下方から伏牌字面側
の磁極と同一の磁極を持つ永久磁石を近付けるととも
に、該永久磁石と対応する牌の一側辺を突き上げる突上
体を上昇させて、当該伏牌の字面の一辺をせり上げ、同
一磁極の反発力と突上体の突き上げによって当該伏牌を
選択的に裏返しにし、牌整列装置による牌整列終了後に
リフトにより天板の上面に送り上げた際に、既に懸賞牌
が表示されているようにすることを特徴とする自動麻雀
卓における懸賞牌の振出方法、ならびに、内部に永久磁
石を入れた牌を用いて磁力吸着によって伏牌を行なう機
構をもつ自動麻雀卓において、天板に開閉自在に開設せ
る牌投入口から天板下方の機枠内に落し込む1局のゲー
ムが終了した後の牌の撹拌伏牌を行なうよう前記機枠内
に設けた牌撹拌伏牌装置と二段積み機構との間に、牌撹
拌伏牌装置から取出される伏牌状態の牌を二段積み機構
に向けて順次送り出すよう装設するコンベアの枠体の下
面側に、伏牌状態の麻雀牌の内部の永久磁石の下面側の
磁極と同一の磁極を上面側に具備する永久磁石を、該コ
ンベアベルト上の伏牌に対し昇降する支持部材に支持せ
しめて昇降自在に配設し、その支持部材にモーターの起
動により昇降作動する昇降作動装置を連繋し、前記二段
積み機構にはそこに送られてくる伏牌の数をカウントす
る牌計数センサを設け、その牌計数センサによりカウン
トする牌数が、所定の数となったときに前記モーターを
起動して前述昇降装置が作動するよう制御して、永久磁
石をコンベアベルト上の対応する伏牌に近接させること
により一つの伏牌を裏返しに反転させるようにしたこと
を特徴とする自動麻雀卓における懸賞牌の振出装置を提
起するものである。
【0007】
【実施の態様】本発明手段は、麻雀牌には、内部に永久
磁石を埋設した牌を用いることおよび自動麻雀卓自体の
構成については、従前と同様にしてよい。
【0008】即ち、麻雀牌には、内部に永久磁石を、そ
れのN極とS極とが上面側と下面側とに振り分けられた
状態に埋設した形態の牌を用い、また、自動麻雀卓につ
いては、麻雀卓に形成した天板を、上面側が開放する四
角な箱状に形成した機枠の上面に載架し、その天板に
は、一局のゲームを終えた牌を天板下方の機枠内に投入
する牌投入口を開設して、開閉蓋により開閉自在に閉塞
する。
【0009】また、機枠内には、前記天板の牌投入口か
ら投入される牌群を受入れるホッパーとそれの底面とな
って回転するターンテーブルとそのターンテーブルで撹
拌した牌のうちから伏せた姿勢となった伏牌を、それの
内部の永久磁石と吸引し合って取り出す永久磁石を具備
する吸着リングとからなる牌撹拌伏牌装置を装設すると
ともに、その牌撹拌伏牌装置から取出される伏牌を順次
一列の列状に運び出すコンベアと、それにより運び出さ
れてくる伏牌を二段積み状態とする二段積み機構と、そ
れにより二段積み状態とした牌を整列させる牌整列装置
と、整列させた牌を待機位置に搬送する牌搬送装置と、
待機位置の牌を天板上面にせり上げるリフト装置等を装
設して、これにより自動麻雀卓を構成することについて
は、従前の自動麻雀卓と同様に構成してよい。
【0010】また、この自動麻雀卓に組込む懸賞牌振出
装置は、牌撹拌伏牌装置から取出される伏せた状態の牌
を牌整列装置に一列の列状に順次送り出すコンベアを利
用して、これに組付けるようにすることについても従前
と同様に構成してよい。
【0011】しかし、このコンベアには、それの下面側
に、伏牌状態の牌の内部の永久磁石に対して極性を反発
し合うようにした永久磁石を、下方側に付勢した支持部
材に支持せしめて昇降自在に配設し、その支持部材に昇
降作動装置を連繋し、それの作動により永久磁石が所定
の上昇作動を行なうようにする。
【0012】そして、この昇降作動装置を、前述のコン
ベアから送られてきた牌を二段積みする二段積み機構に
組込むか、またはコンベアの途中に組込む牌計数センサ
で検出した牌の数が、電気制御系において決定して算出
したカウント数となったときに、永久磁石を上昇させる
作動が行なわれるように制御し、これにより、上昇して
きた永久磁石と牌の内部の永久磁石との互いの反発力に
より、このタイミングで永久磁石に対応する牌を字面が
上となる姿勢に反転させ、これが、牌整列装置により整
列してリフト装置により天板上面にせり上げたときに懸
賞牌となるようにする。
【0013】この牌計数装置で計測した牌の数が電気制
御系により決定された数値となって昇降作動装置を作動
させる際、コンベヤの作動を停止させ、その状態におい
て昇降装置を作動させて永久磁石を上昇させるようにす
ることが望ましい。
【0014】また、永久磁石を上昇させて、それの磁力
の反発で牌を反転させる際、永久磁石と一緒に上昇し
て、その反転させようとする牌の左右の一側縁を突上げ
ていく突上体を装設して、この突上体と永久磁石との両
者の共同で牌の反転を行なわすようにする場合がある。
【0015】
【実施例1】次に実施例を図面に従い詳述する。図1は
本発明手段を実施せる自動麻雀卓で用いる麻雀牌の一部
破断した斜視図で、同図において1は麻雀牌、2はそれ
の内部に埋設した永久磁石を示す。
【0016】永久磁石2は、平盤状に成形してあり、か
つ、一方の極が上面側に位置し他方の極が下面側に位置
する状態として埋設してある。
【0017】次に図2は、本発明による懸賞牌の振出装
置を装備せしめた自動麻雀卓の全体の斜視図、図3は同
上の縦断面図、図4は同上の天板を外した状態の平面図
で、同図において、aは上面側が開放する箱状に形成し
た機枠、bはその機枠aの上面に載架した天板を示す。
【0018】天板bには、それの中央に寄せた部位に、
天板b上において一局のゲームが終了した後の牌群を機
枠a内に落し込む牌投入口cが開設してあり、開閉自在
の開閉蓋dにより閉塞されている。また、この牌投入口
cの外側部位には、機枠a内の牌整列装置で整列させた
牌を天板bの上面にせり上げるリフタを出没させる窓穴
e…が開設してある。
【0019】機枠a内には、前述の牌投入口cから投入
される牌群を受入れるホッパーfと、それの底面を形成
するターンテーブルgと吸着リングh等からなる牌撹拌
伏牌装置3が組込まれ、さらに、これにより伏牌となっ
た牌を一列の列状に運び出すコンベア4と、二段積み機
構iと、牌整列装置jと牌移送装置kとリフタLとが組
込まれている。
【0020】この自動麻雀卓は、1局のゲームが終了し
た後の牌1…を、ゲーム者の操作により牌投入口cを開
放してそこから機枠a内の牌攪拌伏牌装置3のホッパー
f内に投入すると、ホッパーfの底部のターンテーブル
gの回転により牌1…の攪拌が行なわれ、充分に攪拌さ
れた牌は回転するターンテーブルgの外周部から、ホッ
パーfの上部を回転し、内部に永久磁石が埋め込まれて
いる吸着リングhによって伏せた状態で磁力により吸着
され、コンベア4上に送られる、それで、一列の列状に
順次送り出される。
【0021】このコンベ4により搬送される伏牌は、コ
ンベア4の終端部に位置する二段積み機構iに送られて
二段積みの後、順次牌整列装置jの誘導路上に押し出さ
れる。
【0022】その誘導路上に所定の牌数量が整列する
と、各場の牌毎に牌誘導路上を東南西北の各場の待機位
置まで牌移送装置kによって送られる。
【0023】ゲーム者の操作により天板b位置まで上昇
していたリフタLが前記待機位置まで下降し、プッシャ
mが待機位置の各牌列をリフタL上に押し出す。
【0024】押し出し動作の完了とともにリフタLが天
板b位置まで上昇し、天板b上の東南西北各位置に牌が
整列する。
【0025】以上が永久磁石2を埋設した牌1を用いた
自動麻雀卓の基本的な構成及び動作である。
【0026】次に前記コンベア4上を搬送されてくる伏
牌の一つを選択的に裏返しにして、懸賞牌とする本発明
手段について詳述する。
【0027】図6はコンベア4の側面図である。コンベ
ア4は図7にあるように金属板を折曲げてチャンネル状
に成形した枠体40の長手方向の両端部に図6にあるよ
うそれぞれローラー41・41を軸支し、枠体40の中
間部には、取付座板42を組付け、これに、駆動用のモ
ーターM1を組付けるとともに、そのモーターM1によ
り駆動回転する駆動ローラー43を軸支して、これらロ
ーラーにコンベアベルト44をエンドレスに張架するこ
とで構成してあって、前記モーターM1の駆動によりコ
ンベアベルト44を、それの前記枠体40の底面に沿う
部分が、図6において右方から左方に回動するようにな
る。
【0028】該コンベア4は、図6において、搬送方向
の始端側となる右側に、牌撹拌伏牌装置3の吸着リング
hの周縁の一部が図5にあるように臨み、搬送方向の終
端側となる左側には、前記図5にあるよう二段積み機構
iに臨むように配設され、これにより、牌撹拌伏牌装置
3から取出される伏牌が、順次一列の列状となって二段
積み機構iに送られる。この二段積み機構iには送られ
てきた伏牌の数をカウントする牌計数センサSが設けら
れる。
【0029】また、該コンベア4の枠体40の下面側に
は、終端側に寄せた部位に、盤状に成形した永久磁石Mg
を、それの上面側が伏牌とした麻雀牌1の内部の永久磁
石2の下面側の極と同じ極となる姿勢として、昇降自在
に配位し、枠体40の下面に一端側を固着した板バネよ
りなる支持部材5の他端側の上面に支持せしめ、その板
バネよりなる支持部材5のバネ性を、該支持部材5の他
端側が下降勝手となるように設定して、常態において、
この永久磁石Mgが枠体40の下面から下方に離れて位置
するようにしておく。
【0030】そして、この支持部材5の下面側には、前
述の取付座板42に組付けたモーターM2により作動す
る偏心カム輪60よりなる昇降作動装置6を連繋して、
その偏心カム輪60の回転により板バネの付勢に抗して
永久磁石Mgを押し上げてコンベアベルト44上の伏牌の
下面に近づけ、磁力の反発により伏牌を反転させるよう
にする。
【0031】45はこの永久磁石Mgを上昇させたとき
に、コンベアベルト44上の伏牌に対して近づけるのを
確実にするために、枠体40の底板46に開設した切欠
穴である。
【0032】また、7は永久磁石Mgの磁力による反発と
共同させて伏牌を反転させるために、その伏牌の一側縁
を突上げるように、支持部材5に設けた突上体である。
【0033】61は、モーターM2の起動により偏心カ
ム輪60を回転させたときに、それが一回転して永久磁
石Mgを下降位置に復元させたときにモーターM2の作動
を停止させるよう制御するスイッチである。
【0034】また、モーターM2の起動は、二段積み機
構iに設けた牌計数センサSでカウントする牌の数量
が、機枠40に装架してある制御装置wによりゲームの
開始時にランダムに決定される牌の数となったときに行
なわれるように制御してある。
【0035】次に上記の実施例の懸賞牌振出機構の動作
について説明する。牌攪拌伏牌装置3から取出される伏
牌は、それを受入れるコンベア4がモーターM1の起動
により作動を開始することで、二段積み機構iに連続的
に送り出される。
【0036】二段積み機構iは送られてきた伏牌を二段
積みの状態として牌整列装置jに送り出すとともに、送
られてきた伏牌の数を、牌計数センサーSによりカウン
トする。
【0037】この牌計数センサーSが,機枠aに設けて
ある制御装置wにて決定、算出した数量をカウントする
と、コンベア4の動作を停止させる。
【0038】この状態で、永久磁石Mgと突出体の上方に
対応する部位のコンベアベルト44上には懸賞牌に決定
した伏牌が載置されていることになる。
【0039】モーターM2はこの状態で起動し、偏心カ
ム輪60が回転し始め、板バネよりなる支持部材5を押
し上げ、これに支持せしめてある永久磁石Mgと突出体7
は、前述の懸賞牌に決定したコンベアベルト44上の伏
牌の下面に接近する。
【0040】永久磁石Mgの上面側の磁極と牌の字面側の
磁極は同じであるために同一磁極による反発力が発生し
伏牌を浮上させる向きに力が発生する。同時に突出体7
が懸賞牌の字面の一辺に当接してせり上げる。同一磁極
の反発力とこの突出体7のせり上げによって懸賞牌は字
面が上向きに露出する姿勢に反転する。さらに偏心カム
輪60が回転すると、支持部材5も降下し、よって永久
磁石Mgおよび突出体7も下降し、懸賞牌から離れる。
【0041】スイッチ61が偏心カム輪60の1回転の
動作終了を検出すると、モーターM2の作動が停止し、
コンベア4の駆動用のモーターM1が再び起動して、反
転した懸賞牌は他の伏牌と同様に二段積み機構iに送ら
れ、二段積みされた後、牌整列装置jの牌誘導路上を東
南西北の各場の待機位置まで牌移送装置kによって送ら
れる。この状態でゲーム者の操作を待つ。
【0042】天板b上でのもう一組の牌による一局のゲ
ームが終了し、ゲーム者の操作により天板bの上面位置
まで上昇していたリフタLが前記待機位置まで下降し、
プッシャmが待機位置の各牌列をリフタL上に押し出
す。
【0043】押し出し動作の完了とともにリフタLが天
板bの上面位置まで上昇し天板b上の東南西北各位置に
牌が整列するが、四列二段に整列した牌の内の一つだけ
が、字面を露出した状態となって懸賞牌を表示する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自動
麻雀卓における懸賞牌振出手段は、牌撹拌伏牌装置3か
ら取出される伏牌を順次一列の列状として二段積み機構
iに送り出すコンベア4の枠体40の下面側に、伏牌と
した姿勢の麻雀牌1の内部の永久磁石2の下面側の磁極
と同じ磁極が上面側に位置する永久磁石Mgを、昇降自在
に配位して、その永久磁石Mgを、二段積み機構iに設け
た牌計数センサSによりカウントする牌数が所定の数と
なったときに上昇させて、コンベア4のコンベアベルト
44上の対応する伏牌に近接させて、磁力の反発によっ
て対応する一つの伏牌を裏返しに反転させるのであるか
ら、コンベア4の長さを長くせず、また、少ない部品点
数で構成でき、しかも故障の少ない懸賞牌振出装置が得
られるようになる。
【0045】また、所定のタイミング時に上昇させる永
久磁石Mgと共に、その永久磁石Mgにより反転させようと
する伏牌の一側縁を突き上げるように上昇していく突上
体7を設けるときは、伏牌を裏返し反転させる作動が一
層適確に行なわれるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】永久磁石を埋設した麻雀牌の一部断面外観図で
ある。
【図2】本発明による懸賞牌の振出装置を搭載した自動
麻雀卓の全体の斜視図である。
【図3】本発明による懸賞牌の振出装置を搭載した自動
麻雀卓の縦断面図である。
【図4】同上麻雀卓の天板を外した状態の平面図であ
る。
【図5】本発明による懸賞牌の振出装置を搭載した自動
麻雀卓の送りベルト部分の一部破断した平面図である。
【図6】本発明による懸賞牌の振出装置を搭載した自動
麻雀卓の懸賞牌振出装置部分の側面図である。
【図7】本発明による懸賞牌の振出装置の斜視図であ
る。
【図8】本発明による懸賞牌の振出装置の懸賞牌振出動
作時の斜視図である。
【図9】本発明による懸賞牌の振出装置の懸賞牌振出動
作終了後の斜視図である。
【符号の説明】
a…機枠、b…天板、c…牌投入口、d…開閉蓋、e…
窓穴、f…ホッパー、g…ターンテーブル、h…吸着リ
ング、i…二段積み機構、j…牌整列装置、k…牌移送
装置、L…リフタ、m…プッシャ、w…制御装置、Mg…
永久磁石、M1・M2…モーター、S…牌計数センサ、
1…麻雀牌、2…永久磁石、3…牌撹拌伏牌装置、4…
コンベア、40…枠体、41…ローラー、42…取付座
板、43…駆動ローラー、44…コンベアベルト、45
…切欠穴、46…底板、5…支持部材、6…昇降作動装
置、60…偏心カム輪、61…スイッチ、7…突出体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 利行 山形県天童市北久野本一丁目7番43号 エ ムテックスマツムラ株式会社内 (72)発明者 森谷 武彦 山形県天童市北久野本一丁目7番43号 エ ムテックスマツムラ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に永久磁石を入れた牌を用いて磁力
    吸着により伏牌を行なう機構を持つ自動麻雀卓におい
    て、1局のゲームが終了した後に牌の攪拌伏牌を行なう
    牌攪拌伏牌装置から取出されてコンベアにより二段積み
    機構に向けて送り出される伏牌の数を、牌計数センサー
    にてカウントし、そのカウントした牌数が、機枠に装備
    してある制御装置において決定した牌数量となったタイ
    ミングにて、コンベア上の伏牌に対しそれの下方から伏
    牌字面側の磁極と同一の磁極を持つ永久磁石を近付け、
    同一磁極の反発力によってその永久磁石に対応する伏牌
    を選択的に裏返しにし、牌整列装置による牌整列終了後
    にリフターにより天板上面に送り上げた際に、既に懸賞
    牌が表示されているようにすることを特徴とする自動麻
    雀卓における懸賞牌の振出方法。
  2. 【請求項2】 内部に永久磁石を入れた牌を用いて磁力
    吸着によって伏牌を行なう機構を持つ自動麻雀卓におい
    て、1局のゲームが終了した後に牌の攪拌伏牌を行なう
    牌攪拌伏牌装置から取出されてコンベアにより二段積み
    機構に向けて送り出される伏牌の数を、牌計数センサー
    にてカウントし、そのカウントした牌数が、機枠に装備
    してある制御装置において決定した牌数量となったタイ
    ミングにて、コンベア上の伏牌に対しそれの下方から伏
    牌字面側の磁極と同一の磁極を持つ永久磁石を近付ける
    とともに、該永久磁石と対応する牌の一側辺を突き上げ
    る突上体を上昇させて、当該伏牌の字面の一辺をせり上
    げ、同一磁極の反発力と突上体の突き上げによって当該
    伏牌を選択的に裏返しにし、牌整列装置による牌整列終
    了後にリフトにより天板の上面に送り上げた際に、既に
    懸賞牌が表示されているようにすることを特徴とする自
    動麻雀卓における懸賞牌の振出方法。
  3. 【請求項3】 内部に永久磁石を入れた牌を用いて磁力
    吸着によって伏牌を行なう機構をもつ自動麻雀卓におい
    て、天板に開閉自在に開設せる牌投入口から天板下方の
    機枠内に落し込む1局のゲームが終了した後の牌の撹拌
    伏牌を行なうよう前記機枠内に設けた牌撹拌伏牌装置と
    二段積み機構との間に、牌撹拌伏牌装置から取出される
    伏牌状態の牌を二段積み機構に向けて順次送り出すよう
    装設するコンベアの枠体の下面側に、伏牌状態の麻雀牌
    の内部の永久磁石の下面側の磁極と同一の磁極を上面側
    に具備する永久磁石を、該コンベアベルト上の伏牌に対
    し昇降する支持部材に支持せしめて昇降自在に配設し、
    その支持部材にモーターの起動により昇降作動する昇降
    作動装置を連繋し、前記二段積み機構にはそこに送られ
    てくる伏牌の数をカウントする牌計数センサを設け、そ
    の牌計数センサによりカウントする牌数が、所定の数と
    なったときに前記モーターを起動して前述昇降装置が作
    動するよう制御して、永久磁石をコンベアベルト上の対
    応する伏牌に近接させることにより一つの伏牌を裏返し
    に反転させるようにしたことを特徴とする自動麻雀卓に
    おける懸賞牌の振出装置。
JP9410898A 1998-03-23 1998-03-23 自動麻雀卓における懸賞牌の振出方法及び懸賞牌の振出装置 Pending JPH11267354A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100408133C (zh) * 2005-08-24 2008-08-06 松冈机电(中国)有限公司 自动麻将机的叠推机构

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