JP3752584B2 - 自動麻雀卓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動麻雀卓に関し、故障の発生が少なく、かつ、低コストにしたことにより家庭用の麻雀卓としても使用できる自動麻雀卓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、出願人所有の特許に係る特開昭61−238280号、特開昭61−244384号、特開昭61−244385号、及び、特開昭61−272076号がある。これらの特許に係る自動麻雀卓は、機構的に高性能であるが故に、サービスマンが保守点検をして常に安定した性能を維持する必要のある主に麻雀店などで使用される業務用の自動麻雀卓である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような自動麻雀卓は、次の(1)及び(2)により自動麻雀卓自体の価格及びその維持費が高く、家庭用として使用するには不向きであった。
【0004】
(1)従来の自動麻雀卓においては、牌二段積み手段において、水平な状態のままで昇降動作する載置台を備えていた。しかし、このような載置台では、載置台への牌の送り込みを十分に調整して牌を隙間なく配列できるようにしておかなければ、牌を1段目及び2段目に送り込んで二段積みにする際に、正確に二段積みができない場合が生じ、また、整列台へ載せ替える際に崩れるおそれがあり、また、常に水平な状態に自動麻雀卓を設置しておかなければならず、自動麻雀卓の設置が僅かでも傾斜していると正確に二段積みができない場合が生じる。
【0005】
(2)従来の自動麻雀卓においては、天板上の麻雀牌を天板の下方に落下させる構造において、天板中央部のスイッチ盤を上昇させ、スイッチ盤と天板との隙間から牌を天板の下方に落下させるようにしていた。しかし、スイッチ盤は自動麻雀卓を制御するための配線が複雑に配置されているため、これを常に昇降させていると電気的故障の発生の原因ともなり、しかも上昇した位置と下降した位置とにおいて狂いを生じないようにしなければならず、制御関係も複雑となって、故障の発生及びコスト高の原因にもなっていた。
【0006】
そこで、発明者は、鋭意研究を重ね、上記の構造を改良することにより、保守の必要な個所を少なくし、コストの低下を図ることにより、家庭用として使用できる自動麻雀卓を発明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動麻雀卓10は、天板12と、天板12の下方に配設した牌撹拌手段26と、この牌撹拌手段26から牌を取り込み移送する牌取り出し手段34と、この牌取り出し手段34により取り出され牌案内手段50を介して移送されてきた牌を二段に積み重ねて前記天板に整列させる牌二段積み手段52とからなり、内部に磁性体を埋設した牌14を使用してゲームを行う自動麻雀卓であって、前記牌案内手段50は、前記牌取出し手段34から取り出された牌14を案内する誘導路58を備え、該誘導路58の入口60側にはソレノイド78によって上下され誘導路58の入口60を開閉する仕切り片76を設け、また、該誘導路58の入口60の近くに、誘導路58を通過する牌14の個数を計数し、所定個数の牌14が通過した時にソレノイド78を作動させて仕切り片76を移動させて誘導路58の入口60側を閉ざず第1フォトセンサ80を取り付け、前記牌二段積み手段52は、前記牌取出し手段34によって移送されてきた牌14を積重ねて載置しておく細長い板状の下方に傾斜する待機台120と、この待機台120から牌14を載せ替えて天板12上に持上げる水平な整列台130と、前記待機台120に載置された牌14を整列台130に載せ替えるための押出し機構140とから構成され、待機台120の傾斜及び水平の角変位動作、整列台130の昇降動作、及び、押し出し機構140の出入動作は、駆動制御した2個のモータによってそれぞれ駆動する2種類のカムによって作動する連動装置100を介して作動するようになっており、連動装置100は、ベース110、待機台120、整列台130、押し出し機構140、動力伝達部150、駆動部160とから構成され、連動装置100のベース110には、第1ポール111,112と第2ポール113,114とが垂直方向に立設されており、中央部に軸受け部116が配置されており、整列台130は、牌14が載置される水平載置部131と、該水平載置部131を支持し、垂直方向の孔部132を有する壁部133とを備え、前記壁部133には、前記ベース110における第1ポール111,112に対して上下方向にスライド自在に嵌合する中空軸134,135が取着されており、中空軸134,135の間に円弧部を上にした半円状であって、その底部の左右を膨出させた形状にくり抜いた第1カム部136が配されており、待機台120は、固定壁部121と、待機台の目的をなす可動載置部122とから構成され、可動載置部122は、細長い板状体であって、その一端は板状体を前記固定壁部121と回転可能に軸支した固定端122aであり、他端は、牌案内手段50より送り込まれる牌14が挿入される挿入口122bであり、固定端122aを軸にして可動載置部122は水平状態から挿入口122bが下降する傾斜状態に角変位動作を行い、また、固定壁部121には、固定端122aの軸を中心とした円周方向の第1長孔123が形成され、可動載置部122には、前記第1長孔123に嵌合する第1コロ軸124が配されていて、可動載置部の角変位動作が一定以上に変位しないように規制されており、さらに、可動載置部122の裏面には、スプリング125が取り付けられており、ベース110に連結されていて、可動載置部122が常に下方向に付勢されるようになっており、動力伝達部150は、一端が駆動部160に接続されて駆動回転する第1中心軸151と、第1中心軸151の他端に第1中心軸151と直交し、その先端に第2コロ軸152を有する第1腕部153と、第1中心軸151にそれぞれ軸着された円形の約半分近くを切欠した第2カム部154及び中心から外方に向けて複数の切欠溝155aを有する円板155とから構成され、前記第1腕部153は、整列台130の孔部132に挿入され、第2コロ軸152が第1カム部136の周縁部に当接するように配置され、第1中心軸151が回転することにより、第2コロ軸152が円運動を行い、この円運動に伴って、第2コロ軸152が第1カム部136を押し上げるときは、整列台130を水平状態のままで上昇させ、第2コロ軸152が第1カム部136を押し下げるときは、整列台130を水平状態のままで下降させ、また、第2カム部154は待機台120の可動載置部122の裏面に当接し、第1中心軸151の回転により第2カム部154が回転して第2カム部154の山部が可動載置部122を押し上げ、第2カム部154の谷部に至るとスプリング125の付勢力により可動載置部122を下方に押し下げ、さらに、円板155は、これを挟み込むように第3フォトセンサ156が配置されていて、第1中心軸151の回転に伴って円板155が回転し、切欠溝155aの有無を検知して駆動部160に電気信号を送るようになっており、押し出し機構140は、待機台120の可動載置部122に配列された牌14を整列台130方向へ押し出すための垂直壁よりなる押圧板141と、該押圧板141に取着されたスライド板142と、該スライド板142に延設された連結板143と、連結板143に取着され、水平方向の第2長孔144aを有するカム板144と、固定フレーム145に固設され、カム板144のスライドを案内する2本の水平軸146a,146bとから構成され、前記固定フレーム145は、ベース110の第2ポール113,114に固定されており、また、カム板144の端部には突片147が配されており、該突片147には、これ挟むようにして第2フォトセンサ148が配置されていて、カム板144がスライドすることにより、突片147の有無を第2フォトセンサ148が検知して駆動部160に電気信号を送るようになっており、前記固定フレーム145には駆動部160が固定されており、駆動部160は、第1モータ161と第2モータ162とを備え、第1モータ161は第1動作変換機構161aを介して動力伝達部150における第1中心軸151に連結され、該第1中心軸151を回転駆動させ、第2モータ162は第2動作変換機構162aに連結され、該第2動作変換機構162aは第2モータ162により回転駆動する第2中心軸163を備え、該第2中心軸163は、これに直交する第2腕部164が接続され、その先端に第3コロ軸165が配されており、該第3コロ軸165は押し出し機構140におけるカム板144の第2長孔144aに嵌合しており、そして、第2モータ162が駆動すると、第3コロ軸165が円運動し、第3コロ軸165がカム板144を押圧するときには、スライド板142を介して押圧板141が可動載置部122上の牌14を整列台130の方へ押し出すようにスライドし、また、第3コロ軸165がカム板144を引き戻すときは、これに伴って、押圧板141が引き戻されることとなり、待機台120における可動載置部122が上昇している状態において、駆動部160における第1モータ161が駆動すると、動力伝達部150における第1中心軸151が回転することに伴って第1腕部153が回転し、その先端の第2コロ軸152が下方に円運動を行い、この円運動に伴って、第1カム部136が押し下げられ、整列台130が下降し始め、そして、整列台130が最下降した時点で第3フォトセンサ156が検知して、第1モータ161に対して駆動停止信号を送ると共に、第2モータ162に駆動信号を送り、この信号によって、第2モータ162が駆動し、第2中心軸163が回転すると共に第2腕部164が回転し、これに伴って第3コロ軸165が円運動し、この円運動により第3コロ軸165が押し出し機構140におけるカム板144の第2長孔144a内を直線運動することにより、カム板144を押し出して、このカム板144に連結されている連結板143及びスライド板142を介して押圧板141が押し出され、待機台120における可動載置部122上に待機している二段積みの牌を整列台130における水平載置部131上に移し変え、引き続き第3コロ軸165が第2長孔144a内を直線運動して、押圧板141を引き戻し、カム板144の端部に設けた突片147が第2フォトセンサ148に到達して第2モータ162の駆動を停止させる信号を送り、第2モータ162が停止して、押し出し機構140が停止し、その際、第1モータ161に対して駆動の信号が送られ、第1モータ161の回転に伴って、第2コロ軸152が上方に円運動し、この円運動により、第1カム部136が押し上げられると共に、二段積みされた牌が載置されている整列台130を天板12上まで上昇させ、このとき同時に第1中心軸151に取り付けられている第2カム部154が回転して、第2カム部154の谷部にさしかかり、これによって可動載置部122がスプリング125の付勢力に伴って下降し始め、そして、第1の傾斜状態に達したときに第3フォトセンサ156が検知して第1モータ161を停止させ、このときに同時に牌案内手段50における仕切片76が開口し、誘導路58に牌が侵入できるようになり、そして、1段目を形成する所定個数の牌が誘導路58に侵入したことを第1フォトセンサ80が検知すると、仕切片76が閉塞され、牌が誘導路58に侵入できなくなり、このときに第1モータ161に駆動信号が送られ、第1モータ161の回転に伴って、第2コロ軸152がさらに円運動し、この円運動により、第2カム部154が回転し、可動載置部122がスプリング125の付勢力に伴ってさらに下降し、第2の傾斜状態に達したときに第3フォトセンサ156が検知して第1モータ161を停止させ、このときに同時に牌案内手段50における仕切片76が開口し、誘導路58に牌が侵入できるようになり、そして、2段目を形成する所定個数の牌が誘導路58に侵入したことを第1フォトセンサ80が検知すると、仕切片76が閉塞され、牌が誘導路58に侵入できなくなり、このときに第1モータ161に駆動信号が送られ、第1モータ161の回転に伴って、第2コロ軸152がさらに円運動し、この円運動により、第2カム部154が回転して第2カム部154の山部にさしかかって可動載置部122が上昇し始め、可動載置部122が水平状態となり、その時点で、第3フォトセンサ156が検知して第1モータ161を停止させ、待機状態となるように構成したものである。上記のように構成したため、待機台が傾斜した状態で牌が送り込まれていくので、送り込まれていった牌が隙間なく配列され、常に正確な二段積み状態となる。また、自動麻雀卓が若干傾斜した場所に設置されていても、牌二段積み手段において動作不良が生じない。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1に示すように、10は自動麻雀卓であり、この天板12の中央には牌14を落し入れるための口部16が設けられ、この口部16は、通常、蓋板18によって閉ざされており、蓋板18は後述するように、自動麻雀卓に向かって奥側18aがヒンジ結合され、手前側18bが下方に垂下するように構成されており、蓋板18を垂下させて口部16を開口することにより牌14を落し入れることができるようになっている。20は天板中央部に区画して設けた自動麻雀卓10を操作するためのそれぞれのスイッチ盤であり、このスイッチ板20には、少なくとも前記蓋板18を開口させるスイッチ20aと蓋板18を閉塞するスイッチ20bが含まれており、スイッチ20bを押すと蓋板18が閉塞すると共に、二段積みされた新しい牌を天板上に移送する準備が始まるようになっている。22は支持脚である。なお、支持脚は4本足の簡単なものでも差し支えなく、また、必ずしも必要なものではない。
【0010】
前記牌14は、図2に示すように、内部に磁性体が埋設されている。本実施例では、この磁性体として磁石24を用い、磁石24は牌14における文字や図形が表わされた表面と裏面との中央に埋設されており、この自動麻雀卓10においては、これらの牌14を2組用いて、その一方で競技し、他方の牌14は、自動麻雀卓10内で撹拌され、二段に積重ねて整列状態で待機させられる。なお、この場合の磁石24は牌14同士が互いに吸着しない程度のものを用いる。また、この磁性体としては磁石24に限らず、鉄片等の他の磁性金属片を埋設してもよく、この場合磁性金属片は牌14の裏側に片寄せて埋設する。
【0011】
図3及び図4は、それぞれ自動麻雀卓10の平面図であり、図3は蓋板18により口部16が閉塞されている状態を表しており、図4は蓋板18が垂下して口部16が開口している状態を表している。そして、この各蓋板18の裏面には、それぞれ押し上げ作動片18cが取り付けられており、この押し上げ作動片18cは回転カム13により作動するようになっている。すなわち、回転カム13は円板を四方に突出させることにより4個所の山部13aと谷部13bとを交互に形成した形状をなしており、山部13aが図3に示すように上下左右の位置にあるときは押し上げ作動片18cを押し上げて蓋板18により口部が閉塞され、谷部13aが図4に示すように上下左右の位置にあるときは押し上げ作動片18cが解放されて蓋板18が垂下し、口部16が開口して、牌14を口部16から自動麻雀卓内に落とし込めるようになる。
【0012】
このように構成したために、蓋板18を開口させるだけで牌14を天板12の下方に落下させることができ、また、蓋板18を閉塞するだけで落下用孔すなわち口部16が塞がり、天板上でゲームを行うことが可能となる。
【0013】
図5は自動麻雀卓10の内部構造の全貌を示す一部切欠図である。
【0014】
前記天板12の下方には、牌撹拌手段26が設けられており、これは、図7に示すように、中央から外方向に若干低くなる円形傘状の回転体28が、その下面側に取付けられた歯車30を介してモ―タ32によって回転されてなるものである。これにより、競技終了後に天板12の口部16から落し入れた牌14が回転体28の回転により転動し撹拌されるとともに、牌14が遠心力によって回転体28上を外側に移動するようになっている。なお、この回転体28としては、回転遠心力が充分作用すれば水平な円盤状のものでもよく、また、図7に示すように撹拌用軸27を配置しても良い。
【0015】
34は、牌撹拌手段26から牌14の表裏を選別して取り込むための牌取出し手段であり、前記回転体28の外側において等間隔4箇所に設けられている。図5の右下部は牌取り出し手段34をカバー35で覆った状態であり、右上図はカバー35を取り去り、牌取り出し手段34を露出させた状態を表している。この牌取出し手段34は、図6に示すように、円板の両側を切り欠いた形状の回転部材36で、その相対向する2箇所に磁石38,38を配設してなり、この回転部材36周縁が前記回転体28周縁の上方に牌14の通過可能な間隔をおいて位置するように設けられている。また、前記磁石38,38の後方には、この回転部材36の下方に突出された可撓性の突片40,40が設けられている。
【0016】
この回転部材36は、図7に示すように下方に歯車42を有する軸44によって回転可能に支持されており、この回転部材36の磁石38と牌撹拌手段26の回転体28周縁とが同方向でほぼ同速度に回転するように回転体28の歯車30と回転部材36の歯車42とが噛合されてモ―タ32によって、連動回転するように構成されている。
【0017】
前記回転部材36の下方には、回転体28上の牌14を吸着して待機しておくための磁石46が配されており、これは、本実施例において、後述する牌案内手段50の基部56における回転体28側に配設されている。
【0018】
前記回転部材36の磁石38は、その下面に前記牌14の裏側が吸着するように、この回転部材36と牌14との各磁石38,24の極性を決め、かつ前記の牌待機用の磁石46は、その回転体28側の面と前記牌14の裏面側とが吸着するように、この磁石46と牌14の磁石24との極性を決めている。例えば、牌14の磁石24における表面側をN極、裏面側をS極とした場合には、回転部材36の磁石38における下面側および磁石46における回転体28側の面とのそれぞれをN極とする。また、上記のN極とS極とを逆にして実施することも可能である。
【0019】
したがって、図6に示すように、牌撹拌手段26の回転体28周縁を回転している様々な状態の牌14は、牌待機用の磁石46に吸着され、その位置で一旦待機しており、その上方に回転部材36の磁石38が回転してきたときに、この磁石38に牌14の裏面側が吸着して後述する牌案内手段50を介して牌二段積み手段52に移送される。
【0020】
この場合、牌14の裏面側が上向きや下向きのものは、約1/4回転して牌待機用の磁石46に吸着し、また、牌14の裏面側が磁石46側を向いているものは、そのまま磁石46に吸着し、さらに、牌14の裏面側が磁石46と反対側を向いているものは、ほぼ半回転して牌待機用の磁石46に吸着するか、あるいは吸着されない場合、牌撹拌手段26により撹拌される結果、前記と同様に牌待機用の磁石46に吸着するようになっている。
【0021】
特に、牌待機用の磁石46については、牌待機用の磁石46の磁力と牌14の重量との関係や、磁石46と牌14の磁石24との関係あるいは磁石46と回転体28の上面との位置関係によって、牌14の裏面側が上向きの状態で回転体28上を移動してきたものを、その状態のままで牌14の側面が牌待機用の磁石46に吸着するように設けるのが、回転部材36の磁石38による牌14の吸着作用を一層効率よく行え、実施上特に望ましい。
【0022】
また、牌14は、牌待機用の磁石46に吸着せずに直接回転部材36の磁石38によって吸着され、牌案内手段50を介して牌二段積み手段52に移送される場合もあり得る。
【0023】
このように、牌取出し手段34によって牌撹拌手段26から牌14の表裏を選別して取り込み、牌二段積み手段52に移送することができる。このとき、牌取り出し手段34の回転部材36の下方に、回転体28上の牌14を吸着して待機しておくための磁石46が配されているため、ここに吸着された牌14が回転部材36の磁石38に吸着し易く、牌14の取り出しをより一層効率よく行うことができる。
【0024】
このとき、各磁石38,46,24の磁力は、回転部材36の磁石38、牌待機用の磁石46、牌14の磁石24の順に弱くしている。
【0025】
上記のように牌取出し手段34によって移送されてきた牌14は図5の左上及び図7〜図9に示すように、牌案内手段50によって誘導され、牌二段積み手段52に移送される。このように、回転部材36は、回転体28の等間隔4箇所に有しているので、牌14の取出しが効率よく行える。
【0026】
この牌案内手段50は、図7〜図9に示すように、半円形部分から角型の突出部分を形成した盤状の基部56と、その外縁のほぼ半分にフランジ状に突設した薄板によって形成された誘導路58とからなっており、前記牌取出し手段34の回転部材36と回転体28との間に位置するように基部56の角部に設けた支持棒54によって固定され、この牌案内手段50の下面が前記牌撹拌手段26の回転体28とほぼ同じ高さに配され、この基部56の半円形部分の中央に前記牌取出し手段34の軸44が貫通し、この基部56の回転体28の面には、前述したように、牌14を待機させておくための磁石46が配設されている。
【0027】
この誘導路58は、前記回転部材36に吸着されて移動する牌14の軌跡に沿った断面略凹形状に形成され、牌14が下方や外方へ落ちないようにしている。さらに、この誘導路58の入口60側は前記牌撹拌手段26の回転体28の周縁と近接し、これと反対側は誘導路58が外方に湾曲しつつ突出形成され、この突出部分が牌14の載置部62として形成され、牌二段積み手段52の挿入口64に連結されている。
【0028】
前記載置部62の下面には磁石66が取付けられており、回転部材36によって移送され、回転部材36の磁石38の後方に取り付けた突片40によって載置部62の近傍に押されてきた牌14を、この位置に引き寄せることができるようにしている。
【0029】
68は、牌案内手段50の押入機構であり、前記誘導路58の載置部62上の牌14を牌二段積み手段52の挿入口64に順次押し入れるものである。この押入機構68は、前記誘導路58の下方において、ピンにより回転可能に軸支された水平バー70と、この水平バー70の先端から上方に突設しかつその上端が前記載置部62のやや上方において挿入口64側へ折曲した薄板状の押入片72とから構成されている。
【0030】
この水平バー70の長手方向におけるピン69側にはコロ73が取り付けられ、前記牌取出し手段34の軸44に係合されたカム74によってこの水平バー70がコロ73を介して外方に押され、押入片72の水平部分が載置部62の上を図8に示す矢印方向に動かされ、載置部62の上の牌14を牌二段積み手段52の挿入口64に押し入れるように設けられている。このとき、この水平バー70は、バネ75によって軸44側に付勢されており、コロ73を介して水平バー70を常にカム74に押し付けている。
【0031】
この押入機構68の動作は、回転部材36の磁石38に吸着された牌14が牌案内手段50の載置部62上に到達する少し前に回転部材36と同回転するカム74によって水平バー70が外方に押されて前記押入片72が図8実線の状態に移動され、載置部62に牌14が回転部材36の突片40によって押されるとともに載置部62の下面の磁石66によって引き寄せられて載置部62上に載置され、さらに前記カム74が回転して水平バー70が図9矢印方向に動き、載置部62上の牌14を牌二段積み手段52の挿入口64に押し入れる。
【0032】
76は、前記誘導路58の入口60側を閉じる仕切り片であり、ソレノイド78によって上下に移動するものである。80は、誘導路58の入口近くの外周面側に取り付けたフォトセンサであり、この第1フォトセンサ80は、誘導路58を通過する牌14の個数を数えて、牌14が17個目および34個目が通過した時に前記ソレノイド78を作動させて仕切り片76を上に移動させて前記誘導路58の入口60側を閉ざすためのものである。したがって、本実施例のように、第1フォトセンサ80を誘導路58の入口近くの外周面側に取り付けたことにより、湾曲した誘導路58を通過する牌は、たとえ誘導路58に複数の牌が侵入して内周側では接触していても、外周側では必ず離隔するので、牌の通過個数を数え間違えるおそれがない。これにより、牌二段積み手段52に所定個数以上の牌14が進入することを確実に防止する。
【0033】
この牌二段積み手段52は、図10〜12に示すように、前記牌取出し手段34によって移送されてきた牌14を17列2段に積重ねて載置しておく細長い板状の下方に傾斜する待機台120と、前記待機台120と同形で、この待機台120から牌14を載せ替えて天板12上に持上げる水平な整列台130と、前記待機台120に載置された牌14を整列台130に載せ替えるための押出し機構140とから構成され、待機台120の傾斜及び水平の角変位動作、整列台130の昇降動作、及び、押し出し機構140の出入動作は、センサやスイッチなどにより駆動を制御した2個のモータによってそれぞれ駆動する2種類のカムによって作動する連動装置100を介して作動するようになっている。
【0034】
以下、この連動装置100を図10〜図12に基づいて詳述する。
【0035】
図10は連動装置100の分解斜視図であり、図11は連動装置100の概略正面図であり、図12は連動装置100の概略平面図である。連動装置100の詳細は次記するように、ベース110、待機台120、整列台130、押し出し機構140、動力伝達部150、駆動部160とから構成される。
【0036】
連動装置100のベース110には、第1ポール111,112と第2ポール113,114との4本のポールが垂直方向に立設されており、外周部に係止軸115が取着され、中央部に軸受け部116が配置されている。
【0037】
整列台130は、牌14が載置される水平載置部131と、該水平載置部131を支持し、垂直方向の孔部132を有する壁部133と、前記ベース110における第1ポール111,112に対して矢符a及び矢符bで示すようにスライド自在に嵌合する中空軸134,135が壁部133に取着されており、中空軸134,135の間に、第1カム部136が配されている。
【0038】
待機台120は、不図示のフレームに固定された固定壁部121と、待機台の目的をなす可動載置部122とから構成され、可動載置部122は、細長い板状体であって、その一端は板状体を前記固定壁部121と回転可能に軸支した固定端122aであり、他端は、牌案内手段50より送り込まれる牌14が挿入される挿入口122bであり、固定端122aを軸にして可動載置部122は水平状態から挿入口が下降する傾斜状態に角変位動作を行う。また、固定壁部121には、固定端122aの軸を中心とした円周方向の第1長孔123が形成され、可動載置部122には、前記長孔に嵌合する第1コロ軸124が配されていて、可動載置部の角変位動作が一定以上に変位しないように規制している。さらに、可動載置部122の裏面には、スプリング125が取り付けられており、ベース110における係止軸115に連結されていて、可動載置部122が常に下方向に付勢されるようになっている。
【0039】
動力伝達部150は、一端が駆動部160に接続されて駆動回転する第1中心軸151と、中心軸の他端に第1中心軸151と直交し、その先端に第2コロ軸152を有する第1腕部153と、円形の約半分近くを切欠した第2カム部154と、中心から外方に向けて複数の切欠溝155aを有する円板155とから構成される。前記第1腕部153は、整列台130の孔部132に挿入し、第2コロ軸152が第1カム部136の周縁部に当接するように配置され、第1中心軸151が回転することにより、第2コロ軸152が円運動を行い、この円運動に伴って、第2コロ軸152が第1カム部136を押し上げるときは、整列台130を水平状態のままで上昇させ、第2コロ軸152が第1カム部136を押し下げるときは、整列台130を水平状態のままで下降させる。また、第2カム部154は待機台120の可動載置部の裏面に当接し、第1中心軸151の回転により第2カム部154が回転して第2カム部154の山部が可動載置部122を押し上げ、第2カム部154の谷部になるとスプリング125の付勢力により下方に押し下げられる。さらに、円板155は、これを挟み込むように第3フォトセンサ156が配置されていて、第1中心軸151の回転に伴って円板155が回転し、切欠溝155aの有無を検知して駆動部160に電気信号を送るようになっている。
【0040】
押し出し機構140は、待機台120の可動載置部122に配列された牌14を整列台130方向へ押し出すための垂直壁よりなる押圧板141と、該押圧板141に取着されたスライド板142と、該スライド板142に延設された連結板143と、連結板143に取着され、水平方向の第2長孔144aを有するカム板144と、固定フレーム145に固設され、カム板144のスライドを案内する2本の水平軸146a,146bとから構成される。なお、前記固定フレーム145は、ベース110の第2ポール113,114に矢符c及び矢符dで示す位置に固定されている。また、カム板144の端部には突片147が配されており、該突片147には、これ挟むようにして第2フォトセンサ148が配置されていて、カム板144がスライドすることにより、突片147の有無を第2フォトセンサ148が検知して駆動部160に電気信号を送るようになっている。
【0041】
前記フレーム145には駆動部160が固定されており、駆動部160は、第1モータ161と第2モータ162とを備え、第1モータ161は第1動作変換機構161aを介して動力伝達部150における第1中心軸151に連結され、該第1中心軸151を回転駆動させる。第2モータ162は第2動作変換機構162aに連結され、該第2動作変換機構162aは第2モータ162により回転駆動する第2中心軸163を備え、該第2中心軸163は、これに直交する第2腕部164が接続され、その先端に第3コロ軸165が配されており、該第3コロ軸165は押し出し機構140におけるカム板144の第2長孔144aに嵌合している。そして、第2モータ162が駆動すると、第3コロ軸165が円運動し、第3コロ軸165がカム板144を押圧するときには、スライド板142を介して押圧板141が可動載置部122上の牌14を整列台130の方へ押し出すようにスライドする。また、第3コロ軸165がカム板144を引き戻すときは、これに伴って、押圧板141が引き戻されることとなる。
【0042】
以上は連動装置100における各構成要素について個々に説明したが、以下、図13〜図21に基づいて、自動麻雀卓10の牌14の流れに関与する動きについて順を追って説明する。
【0043】
図13は天板12上でゲームを行っている状態の自動麻雀卓10の断面図であり、図14は天板12上でゲームを行っている状態の連動装置100の斜視図であって、蓋板18が閉塞しており、待機台120における可動載置部122が上昇している状態にある。
【0044】
ここでゲームを終了し、スイッチ板20におけるスイッチ20aを押して回転カム13を90度回転させると、図15に示すように蓋板18が垂下し、口部16が開口するので、口部16から自動麻雀卓10の内部に牌14を落下させる。
【0045】
そして、スイッチ板20のスイッチ20bを押して、回転カム13を90度回転させ、図16に示すように回転カム13の山部13aにより蓋板18裏面の押し上げ作動片18cを押し上げて蓋板18により口部16を閉塞する。このとき、スイッチ20bを押すと、同時に駆動部160における第1モータ161が駆動し、動力伝達部150における第1中心軸151が回転することに伴って第1腕部153が回転し、その先端の第2コロ軸152が円運動を行う。この円運動に伴って、第1カム部136が押し下げられ、図16及び図17に示すように、整列台130が下降し始める。
【0046】
そして、整列台130が図18に示すように最下降した時点で第3フォトセンサ156が検知して、第1モータ161に対して駆動停止信号を送ると共に、若干時間をおいて、第2モータ162に駆動信号を送る。この信号によって、第2モータ162が駆動し、第2中心軸163が回転すると共に第2腕部164が回転し、これに伴って第3コロ軸165が円運動する。この円運動により第3コロ軸165が押し出し機構140におけるカム板144の第2長孔144a内を直線運動することにより、図18に示すように、カム板144を押し出して、このカム板144に連結されている連結板143及びスライド板142を介して押圧板141が押し出され、待機台120における可動載置部122上に待機している二段積みの牌を整列台130における水平載置部131上に移し変え、引き続き第3コロ軸165が第2長孔144a内を直線運動して、図19に示すように、押圧板141を引き戻し、カム板144の端部に設けた突片147が第2フォトセンサ148に到達して第2モータ162の駆動を停止させる信号を送り、第2モータ162が停止して、押し出し機構が停止する。その際、第1モータ161に対して駆動の信号が送られ、第1モータ161の回転に伴って、前述したように、第2コロ軸152が円運動し、この円運動により、図20に示されるように、第1カム部136が押し上げられると共に、二段積みされた牌が載置されている整列台130を天板12上まで上昇させる。このとき同時に第1中心軸151に取り付けられている第2カム部154が回転して、第2カム部154の谷部にさしかかり、これによって、図20に示すように可動載置部122がスプリング125の付勢力に伴って下降し始める。
【0047】
そして、図20における第1の傾斜状態に達したときに第3フォトセンサ156が検知して第1モータ161を停止させ、このときに同時に牌案内手段50における仕切片76が開口し、誘導路58に牌が侵入できるようになる。そして、1段目を形成する所定個数の牌が誘導路58に侵入したことを第1フォトセンサ80が検知すると、仕切片76が閉塞され、牌が誘導路58に侵入できなくなる。このときに第1モータ161に駆動信号が送られ、第1モータ161の回転に伴って、第2コロ軸152がさらに円運動し、この円運動により、第2カム部154が回転し、図21に示すように可動載置部122がスプリング125の付勢力に伴ってさらに下降し、第2の傾斜状態に達したときに第3フォトセンサ156が検知して第1モータ161を停止させ、このときに同時に牌案内手段50における仕切片76が開口し、誘導路58に牌が侵入できるようになる。
【0048】
そして、2段目を形成する所定個数の牌が誘導路58に侵入したことを第1フォトセンサ80が検知すると、仕切片76が閉塞され、牌が誘導路58に侵入できなくなる。このときに第1モータ161に駆動信号が送られ、第1モータ161の回転に伴って、第2コロ軸152がさらに円運動し、この円運動により、第2カム部154が回転して第2カム部154の山部にさしかかって可動載置部122が上昇し始め、図17に示すように、可動載置部122が水平状態となり、その時点で、第3フォトセンサ156が検知して第1モータ161を停止させ、次のゲーム開始までの待機状態となる。
【0049】
上記のように構成したため、待機台120における可動載置部122が傾斜した状態で牌が送り込まれていくので、送り込まれていった牌が隙間なく配列され、常に正確な二段積み状態となる。また、自動麻雀卓が若干傾斜した場所に設置されていても、牌二段積み手段52において動作不良が生じない。
【0050】
したがって、本実施例に係る自動麻雀卓10は、上記のような構成とすることにより、保守の必要な個所を少なくし、コストの低下を図ることができたので、家庭用として十分に使用できるものである。
【0051】
【発明の効果】
本発明に係る自動麻雀卓は、天板と、天板の下方に配設した牌撹拌手段と、この撹拌手段から牌を取り込み移送する牌取り出し手段と、この牌取り出し手段により移送されてきた牌を二段に積み重ねて前記天板に整列させる牌二段積み手段とからなり、内部に磁性体を埋設した牌を使用してゲームを行う自動麻雀卓であって、前記牌二段積み手段は、牌取り出し手段により移送されてきた牌を順次配列して二段に積み重ねる待機台と、前記待機台上に載置された二段積みの牌を待機台から載せ替えて天板上の位置まで上昇する整列台とを備え、前記待機台は細長い板状体であって、その一端は板状体を回転可能に軸支した固定端とし、他端は牌が挿入される個所であって2段階に下降する挿入口としたことにより、該待機台は水平状態と第1及び第2の傾斜状態とをとることができるように構成し、待機台の第1の傾斜状態は、挿入口が牌取り出し手段から移送されてきた牌を移し替えられる位置まで下降した状態であり、待機台の第2の傾斜状態は、挿入口が第1の傾斜状態より牌1個の高さ分だけ下降した状態であるように構成したため、待機台が傾斜した状態で牌が送り込まれていくので、送り込まれていった牌が隙間なく配列され、常に正確な二段積み状態となる。また、自動麻雀卓が若干傾斜した場所に設置されていても、牌二段積み手段において動作不良が生じない。
【0052】
したがって、上記のような構成とすることにより、本発明の自動麻雀卓は、保守の必要な個所を少なくし、コストの低下を図ることができたので、家庭用として十分に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の斜視図である。
【図2】 本発明の実施例の自動麻雀卓において使用する牌の半断面斜視図である。
【図3】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓において、蓋板により口部が閉塞されている状態を表した平面図である。
【図4】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓において、蓋板が垂下して口部が開口している状態を表した平面図である。
【図5】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の内部構造を示す一部切欠平面図である。
【図6】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌取り出し手段の斜視図である。
【図7】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の内部構造の概略側面図である。
【図8】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌案内手段の斜視図である。
【図9】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌案内手段の平面図である。
【図10】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の連動装置の分解斜視図である。
【図11】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の連動装置の概略正面図である。
【図12】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の連動装置の概略平面図である。
【図13】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図14】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図15】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図16】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図17】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図18】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図19】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図20】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【図21】 本発明の実施例を示す自動麻雀卓の牌に関与する機構の動作順序を段階的に表した説明図である。
【符号の説明】
10・・・自動麻雀卓 12・・・天板
13・・・回転カム 13a・・山部
13b・・谷部 14・・・牌
16・・・口部 18・・・蓋板
18a・・蓋番の奥側 18b・・蓋番の手前側
18c・・押し上げ作動片 20・・・スイッチ盤
20a・・蓋板を開口させるスイッチ 20b・・蓋板を閉塞するスイッチ
22・・・支持脚 24・・・磁石
26・・・牌撹拌手段 27・・・撹拌用軸
28・・・回転体 30・・・歯車
32・・・モータ 34・・・牌取り出し手段
35・・・カバー 36・・・回転部材
38・・・磁石 40・・・突片
42・・・歯車 44・・・軸
46・・・磁石 50・・・牌案内手段
52・・・牌二段積み手段 54・・・支持棒
56・・・基部 58・・・誘導路
60・・・入口 62・・・載置部
64・・・挿入口 66・・・磁石
68・・・押入機構 69・・・ピン
70・・・水平バー 72・・・押入片
73・・・コロ 74・・・カム
75・・・バネ 76・・・仕切り片
78・・・ソレノイド 80・・・第1フォトセンサ
100・・連動装置 110・・ベース
111,112・・・第1ポール 113,114・・・第2ポール
115・・係止軸 116・・軸受け部
120・・待機台 121・・固定壁部
122・・可動載置部 122a・固定端
122b・挿入口 123・・第1長孔
124・・第1コロ軸 125・・スプリング
130・・整列台 131・・水平載置部
132・・孔部 133・・壁部
134,135・・・中空軸 136・・第1カム部
140・・押し出し機構 141・・押圧板
142・・スライド板 143・・連結板
144a・第2長孔 144・・カム板
145・・フレーム 146a,146b・・・水平軸
147・・突片 148・・第2フォトセンサ
150・・動力伝達部 151・・第1中心軸
152・・第2コロ軸 153・・第1腕部
154・・第2カム部 155・・円板
155a・切欠溝 156・・第3フォトセンサ
160・・駆動部 161・・第1モータ
161a・第1動作変換機構 162・・第2モータ
162a・第2動作変換機構 163・・第2中心軸
164・・第2腕部 165・・第3コロ軸

Claims (1)

  1. 天板と、天板の下方に配設した牌撹拌手段と、この牌撹拌手段から牌を取り込み移送する牌取り出し手段と、この牌取り出し手段により取り出され牌案内手段を介して移送されてきた牌を二段に積み重ねて前記天板に整列させる牌二段積み手段とからなり、内部に磁性体を埋設した牌を使用してゲームを行う自動麻雀卓であって、
    前記牌案内手段は、前記牌取出し手段から取り出された牌を案内する誘導路を備え、該誘導路の入口側にはソレノイドによって上下され誘導路の入口を開閉する仕切り片を設け、また、該誘導路の入口の近くに、誘導路を通過する牌の個数を計数し、所定個数の牌が通過した時にソレノイドを作動させて仕切り片を移動させて誘導路の入口側を閉ざず第1フォトセンサを取り付け、
    前記牌二段積み手段は、前記牌取出し手段によって移送されてきた牌を積重ねて載置しておく細長い板状の下方に傾斜する待機台と、この待機台から牌を載せ替えて天板上に持上げる水平な整列台と、前記待機台に載置された牌を整列台に載せ替えるための押出し機構とから構成され、待機台の傾斜及び水平の角変位動作、整列台の昇降動作、及び、押し出し機構の出入動作は、駆動制御した2個のモータによってそれぞれ駆動する2種類のカムによって作動する連動装置を介して作動するようになっており、
    連動装置は、ベース、待機台、整列台、押し出し機構、動力伝達部、駆動部とから構成され、
    連動装置のベースには、第1ポールと第2ポールとが垂直方向に立設されており、中央部に軸受け部が配置されており、
    整列台は、牌が載置される水平載置部と、該水平載置部を支持し、垂直方向の孔部を有する壁部とを備え、前記壁部には、前記ベースにおける第1ポールに対して上下方向にスライド自在に嵌合する中空軸が取着されており、中空軸の間に、円弧部を上にした半円状であって、その底部の左右を膨出させた形状にくり抜いた第1カム部が配されており、
    待機台は、固定壁部と、待機台の目的をなす可動載置部とから構成され、可動載置部は、細長い板状体であって、その一端は板状体を前記固定壁部と回転可能に軸支した固定端であり、他端は、牌案内手段より送り込まれる牌が挿入される挿入口であり、固定端を軸にして可動載置部は水平状態から挿入口が下降する傾斜状態に角変位動作を行い、また、固定壁部には、固定端の軸を中心とした円周方向の第1長孔が形成され、可動載置部には、前記第1長孔に嵌合する第1コロ軸が配されていて、可動載置部の角変位動作が一定以上に変位しないように規制されており、さらに、可動載置部の裏面には、スプリングが取り付けられており、ベースに連結されていて、可動載置部が常に下方向に付勢されるようになっており、
    動力伝達部は、一端が駆動部に接続されて駆動回転する第1中心軸と、第1中心軸の他端に第1中心軸と直交し、その先端に第2コロ軸を有する第1腕部と、第1中心軸にそれぞれ軸着された円形の約半分近くを切欠した第2カム部及び中心から外方に向けて複数の切欠溝を有する円板とから構成され、前記第1腕部は、整列台の孔部に挿入され、第2コロ軸が第1カム部の周縁部に当接するように配置され、第1中心軸が回転することにより、第2コロ軸が円運動を行い、この円運動に伴って、第2コロ軸が第1カム部を押し上げるときは、整列台を水平状態のままで上昇させ、第2コロ軸が第1カム部を押し下げるときは、整列台を水平状態のままで下降させ、また、第2カム部は待機台の可動載置部の裏面に当接し、第1中心軸の回転により第2カム部が回転して第2カム部の山部が可動載置部を押し上げ、第2カム部の谷部に至るとスプリングの付勢力により可動載置部を下方に押し下げ、さらに、円板は、これを挟み込むように第3フォトセンサが配置されていて、第1中心軸の回転に伴って円板が回転し、切欠溝の有無を検知して駆動部に電気信号を送るようになっており、
    押し出し機構は、待機台の可動載置部に配列された牌を整列台方向へ押し出すための垂直壁よりなる押圧板と、該押圧板に取着されたスライド板と、該スライド板に延設された連結板と、連結板に取着され、水平方向の第2長孔を有するカム板と、固定フレームに固設され、カム板のスライドを案内する2本の水平軸とから構成され、前記固定フレームは、ベースの第2ポールに固定されており、また、カム板の端部には突片が配されており、該突片には、これ挟むようにして第2フォトセンサが配置されていて、カム板がスライドすることにより、突片の有無を第2フォトセンサが検知して駆動部に電気信号を送るようになっており、
    前記固定フレームには駆動部が固定されており、駆動部は、第1モータと第2モータとを備え、第1モータは第1動作変換機構を介して動力伝達部における第1中心軸に連結され、該第1中心軸を回転駆動させ、第2モータは第2動作変換機構に連結され、該第2動作変換機構は第2モータにより回転駆動する第2中心軸を備え、該第2中心軸は、これに直交する第2腕部が接続され、その先端に第3コロ軸が配されており、該第3コロ軸は押し出し機構におけるカム板の第2長孔に嵌合しており、そして、第2モータが駆動すると、第3コロ軸が円運動し、第3コロ軸がカム板を押圧するときには、スライド板を介して押圧板が可動載置部上の牌を整列台の方へ押し出すようにスライドし、また、第3コロ軸がカム板を引き戻すときは、これに伴って、押圧板が引き戻されることとなり、
    待機台における可動載置部が上昇している状態において、
    駆動部における第1モータが駆動すると、動力伝達部における第1中心軸が回転することに伴って第1腕部が回転し、その先端の第2コロ軸が下方に円運動を行い、この円運動に伴って、第1カム部が押し下げられ、整列台が下降し始め、
    そして、整列台が最下降した時点で第3フォトセンサが検知して、第1モータに対して駆動停止信号を送ると共に、第2モータに駆動信号を送り、この信号によって、第2モータが駆動し、第2中心軸が回転すると共に第2腕部が回転し、これに伴って第3コロ軸が円運動し、この円運動により第3コロ軸が押し出し機構におけるカム板の第2長孔内を直線運動することにより、カム板を押し出して、このカム板に連結されている連結板及びスライド板を介して押圧板が押し出され、待機台における可動載置部上に待機している二段積みの牌を整列台における水平載置部上に移し変え、引き続き第3コロ軸が第2長孔内を直線運動して、押圧板を引き戻し、カム板の端部に設けた突片が第2フォトセンサに到達して第2モータの駆動を停止させる信号を送り、第2モータが停止して、押し出し機構が停止し、その際、第1モータに対して駆動の信号が送られ、第1モータの回転に伴って、第2コロ軸が上方に円運動し、この円運動により、第1カム部が押し上げられると共に、二段積みされた牌が載置されている整列台を天板上まで上昇させ、このとき同時に第1中心軸に取り付けられている第2カム部が回転して、第2カム部の谷部にさしかかり、これによって可動載置部がスプリングの付勢力に伴って下降し始め、
    そして、第1の傾斜状態に達したときに第3フォトセンサが検知して第1モータを停止させ、このときに同時に牌案内手段における仕切片が開口し、誘導路に牌が侵入できるようになり、そして、1段目を形成する所定個数の牌が誘導路に侵入したことを第1フォトセンサが検知すると、仕切片が閉塞され、牌が誘導路に侵入できなくなり、このときに第1モータに駆動信号が送られ、第1モータの回転に伴って、第2コロ軸がさらに円運動し、この円運動により、第2カム部が回転し、可動載置部がスプリングの付勢力に伴ってさらに下降し、第2の傾斜状態に達したときに第3フォトセンサが検知して第1モータを停止させ、このときに同時に牌案内手段における仕切片が開口し、誘導路に牌が侵入できるようになり、
    そして、2段目を形成する所定個数の牌が誘導路に侵入したことを第1フォトセンサが検知すると、仕切片が閉塞され、牌が誘導路に侵入できなくなり、このときに第1モータに駆動信号が送られ、第1モータの回転に伴って、第2コロ軸がさらに円運動し、この円運動により、第2カム部が回転して第2カム部の山部にさしかかって可動載置部が上昇し始め、可動載置部が水平状態となり、その時点で、第3フォトセンサが検知して第1モータを停止させ、待機状態となるように構成した
    ことを特徴とする自動麻雀卓。
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