JPH11266874A - 浸透圧により誘導可能なプロモーターを有する新規ベ クターおよびこれを用いたペプチドあるいは蛋白質の 製造方法 - Google Patents

浸透圧により誘導可能なプロモーターを有する新規ベ クターおよびこれを用いたペプチドあるいは蛋白質の 製造方法

Info

Publication number
JPH11266874A
JPH11266874A JP10095357A JP9535798A JPH11266874A JP H11266874 A JPH11266874 A JP H11266874A JP 10095357 A JP10095357 A JP 10095357A JP 9535798 A JP9535798 A JP 9535798A JP H11266874 A JPH11266874 A JP H11266874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gene
peptide
protein
expression
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10095357A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Kimura
光 木村
Yoshiharu Inoue
善晴 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10095357A priority Critical patent/JPH11266874A/ja
Publication of JPH11266874A publication Critical patent/JPH11266874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】酵母が持つグリオキサラーゼI遺伝子のプロモ
ーターおよび目的の異種遺伝子を有する発現カセット、
当該発現カセットを有する浸透圧によって誘導される発
現ベクター、および当該発現ベクターを含有し、異種遺
伝子の発現産物を著量生産する形質転換細胞を提供する
こと、および、本発現ベクターを利用して、パン酵母で
発現産物を著量生産させることを特徴とする、異種遺伝
子の発現産物の製造法を提供すること。 【解決手段】本発明は、浸透圧により誘導可能なグリオ
キサラーゼIをコードする遺伝子のプロモーターの下流
に発現させる目的の遺伝子を結合させた発現カセットに
関する。かかる遺伝子のフロモーターが配列番号1の塩
基配列を有するものであることが好ましい。また、本発
明は、かかる発現カセットを有する発現ベクター、この
発現ベクターにより酵母細胞を形質転換してなる形質転
換細胞、およびかかる形質転換細胞を培養し、該培養物
から該異種遺伝子の発現生産物であるペプチド又は蛋白
質を取得することを特徴とするペプチド又は蛋白質の製
造方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酵母を宿主とした
形質転換体を用いペプチドおよび蛋白質を生産する技術
に関する。また、本発明は、この技術に用いることが可
能な新規な、発現カセット、発現ベクター、及びこの発
現ベクターによる形質転換細胞にも関する。
【0002】
【従来の技術】酵母を宿主とした形質転換体を用いペプ
チドおよび蛋白質を生産する技術は広く存在する。この
ペプチド及び蛋白質の生産効率を向上させるためのプロ
モーターも広く利用されている。しかし、強力なプロモ
ーターとして広く利用されているGAL1などのプロモータ
ーは酵母の培養で最もよく利用されているグルコースを
炭素源として用いた場合その機能を発現しない欠点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、酵母が
持つグリオキサラーゼI遺伝子の発現系制御機構を解明
し、異種遺伝子の効果的発現を達成すべく鋭意研究を行
った。グリオキサラーゼI遺伝子は食塩などの浸透圧を
高める物質を培養液中に添加することで発現量が増大す
る可能性が示唆されており[Inoueら:J. Biological C
hemistry, 271,25958(1996)]、それが該遺伝子のプロ
モーターの機能であることが推定されている。
【0004】本発明の目的は、酵母が持つグリオキサラ
ーゼI遺伝子のプロモーターおよび目的の異種遺伝子を
有する発現カセット、当該発現カセットを有する浸透圧
によって誘導される発現ベクター、および当該発現ベク
ターを含有し、異種遺伝子の発現産物を著量生産する形
質転換細胞を提供することである。
【0005】また、本発現ベクターを利用して、パン酵
母で発現産物を著量生産させることを特徴とする、異種
遺伝子の発現産物の製造法を提供することを目的とす
る。
【0006】なお、本明細書中で異種遺伝子というとき
は、パン酵母由来のグリオキサラーゼI遺伝子以外の任
意の遺伝子を意味する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために、パン酵母が含有するグリオキサラーゼ
I遺伝子由来の塩基配列をそのプロモーターとともに解
明した。これらの要素を利用した発現ベクターを構築
し、本発現ベクターを用いて異種遺伝子の発現を試み、
大腸菌由来のβ-ガラクトシダーゼ遺伝子を発現させる
ことに成功し、本発明を完成するに至った。
【0008】なわち、本発明の目的は、下記の構成を有
する本発明によって工業的に有利に達成された。
【0009】[1]浸透圧により誘導可能なグリオキサ
ラーゼIをコードする遺伝子のプロモーターの下流に発
現させる目的の遺伝子を結合させた発現カセット。
【0010】[2]遺伝子のフロモーターが配列番号1
の塩基配列を有することを特徴とする上記[1]記載の
発現カセット。
【0011】[3]上記[1]または[2]記載の発現
カセットを有する発現ベクター。
【0012】[4]宿主細胞の染色体DNAと相同な部分
を含み、かつこの部分において相同的組み換えを起こす
ことにより、上記[1]または[2]記載の発現カセッ
トを宿主細胞の染色体DNAに組み込ませることができる
ことを特徴とする上記[3]記載の発現ベクター。
【0013】[5]宿主細胞内での自律複製を可能なら
しめる塩基配列を有する上記[3]または[4]に記載
の発現ベクター。
【0014】[6]上記[3]、[4]、または[5]
に記載の発現ベクターにより、酵母細胞を形質転換して
なる形質転換細胞。
【0015】[7]酵母細胞がSaccharomyces cerevisi
aeであることを特徴とする上記[6]記載の形質転換細
胞。
【0016】[8]異種遺伝子によりコードされるペプ
チド又は蛋白質の製造方法において、上記[6]または
[7]に記載の形質転換細胞を培養し、該培養物から該
異種遺伝子の発現生産物であるペプチド又は蛋白質を取
得することを特徴とするペプチド又は蛋白質の製造方
法。
【0017】[9]形質転換細胞の培養を浸透圧調節剤
の存在下に行なうことを特徴とする上記[8]記載のペ
プチド又は蛋白質の製造方法。
【0018】[10]異種遺伝子によりコードされるペ
プチド又は蛋白質が大腸菌由来のβ-ガラクトシダーゼ
であることを特徴とする上記[8]または[9]記載の
ペプチド又は蛋白質の製造方法。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の発現ベクターの具体例
は、パン酵母に存在するグリオキサラーゼI(以下GLO1
と略称する場合がある)遺伝子のプロモーターを含む周
辺領域を発現カセットとして含み、GLO1遺伝子コード領
域を異種遺伝子に置き換えたものである。ターミネータ
ーについては結合する異種遺伝子由来のもの、あるいは
一般に用いられているものいずれの場合でも発現可能で
ある。このプロモーターは本発明者らにより発見された
もので、配列番号1の塩基配列を有する。
【0020】本発明に用いるGLO1遺伝子のプロモーター
は、[Inoueら:J. BiologicalChemistry, 271, 25958
(1996)]に示された塩基配列をもとに、PCR法で取得す
ることができる。プライマーには発現ベクターとしての
利用に便利な制限酵素切断部分を付与したものを用い
る。
【0021】発現カセットとしては、該プロモーターお
よび異種遺伝子のターミネーターもしくは公知のターミ
ネーターを結合し、プロモーターとターミネーターの間
に異種遺伝子が挿入できるような遺伝子を構築し完成す
る。一方遺伝子を組み込む宿主への組み込みのために、
相同的組み換え部分あるいは自律複製のための部分が必
要となる。前者の場合、URA3遺伝子およびLEU2遺伝子な
ど広く用いられる遺伝子を用いることができる。後者の
場合も、一般に用いられる公知の遺伝子を使用すること
ができる。
【0022】本発明の発現ベクターは、所望の異種遺伝
子を含む上記発現カセットを適当なベクターに挿入して
構成される。そのために使用されるベクターとしては公
知のpUC18, pUC19, pBR322等の大腸菌ベクターが例示
される。これらのベクターに異種遺伝子、GLO1プロモー
ター、URA3遺伝子などを挿入し、発現ベクターを完成す
る。これらの手法は、後記実施例の記載を参照して、あ
るいは慣用の技術により当業者が適宜実施することがで
きる。
【0023】本発明は、上記発現ベクターにより形質転
換された形質転換細胞を培養し、目的とする異種遺伝子
の発現産物であるペプチド又は蛋白質を製造する方法に
も関する。
【0024】本発明の形質転換細胞は、食塩、ソルビト
ールなどの浸透圧調節剤を添加した条件下で培養する
と、異種遺伝子の発現が誘導され、所望のペプチド又は
蛋白質を細胞内あるいは細胞外に著量生産する。
【0025】形質転換のための宿主細胞としては特に限
定されるものではないが、好ましいのは酵母であり、特
に好ましいのはGLO1プロモーターを取得したパン酵母
(Saccharomyces cerevisiae)である。形質転換体のス
クリーニングのために、適当な選択マーカーを用いる。
一例として、宿主細胞の染色体DNA上の代謝に関与する
遺伝子を用いることが望ましい。すなわち、染色体DNA
上の上記遺伝子を突然変異などの適当な手段により機能
しないような宿主細胞を用い、相当する正常な遺伝子を
含む発現ベクターを用いて、相同的組み換えを起こすこ
とにより、正常な代謝遺伝子を含む形質転換細胞のみを
増殖させてスクリーニングできる物が好ましい。具体的
には上記したようなURA3,LEU2など広く用いられている
選択マーカー遺伝子を発現ベクターに接続する。自律複
製遺伝子を含んだ場合にもこれらの遺伝子はスクリーニ
ングのマーカーとなる。
【0026】パン酵母の形質転換法および外来遺伝子が
染色体DNAに組み込まれた形質転換細胞の取得法は、リ
チウム酢酸法、エレクトロポーレイション法、プロトプ
ラスト法などの公知の方法を利用できる。また自律複製
を可能ならしめるDNA断片の例ならびにそれらのベクタ
ーへの組み込みは、[Kurtsら:Mol. Cell. Biol. 7,20
9(1987)]に開示されており、これを本発明において用
いることができる。
【0027】異種遺伝子を組み込んだ酵母を増殖させる
培養方法は一般的なものでよく、グルコース、サッカロ
ースなどの糖、あるいはエタノール、メタノールなどの
アルコールを炭素源、硫酸アンモニウムなどの無機窒素
源、あるいはポリペプトンなどの有機窒素源、その他無
機塩、微量金属、ビタミン、あるいは天然成分である酵
母エキスなどを含んだ培地を用いる。
【0028】GLO1プロモーターの発現を誘導させる浸透
圧処理を行う。すなわち培養の適当なフェース゛で食塩、ソ
ルビトールなどの浸透圧を高める物質を添加する。
【0029】発現ペプチドまたは蛋白質の回収方法とし
ては、形質転換細胞を培養後、その菌体を集め、ガラス
ビーズで破砕する方法、フレンチプレスで破壊する方法
など酵母細胞を破砕する一般的な方法を用い、細胞の内
容物を回収する。培養上清に分泌する場合は遠心分離な
どで細胞を除去し、培養上清を得、蛋白質を回収する。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。。
【0031】[実施例1]GLO1プロモーターの調製 GLO1遺伝子の塩基配列をもとに、SmaI切断部位を付加し
た 5’CTGAAGGAGGTGCCCGGGGGATAAACCTAC 3’(配列番号
2)と5’ATCATTCCCGGGTTTCTCAATCTGAATTGG 3’(配
列番号3)の2種類のプライマーをDNAシンセサイザー
にて合成した。Saccharomycescerevisiae S288C(MATα
SUC2 mal1 me1 gal2 CUP1)の染色体DNAを鋳型とし、下
記条件でPCRを行い、GLO1プロモーターを得た。[PCR条
件は以下のようである。鋳型DNA約0.1μg、各プライマ
ー20pmol、10mMトリス塩酸緩衝液(pH8.3)、
1.5mM MgCl2、50mM KCl、100μg/ml BSA、
50μM各dNTP、3単位γTaq DNAポリメラーゼ(東洋紡
社製)となるよう各試薬を加え、全量を50μlとす
る。DNAの変性条件を92℃、1分、プライマーのアニ
ーリング条件を60℃、2分、伸長反応を74℃、2分
の各条件でパーキンエルマー社製のDNAサーマルサイク
ラーを用い、30サイクル反応させた。これを1%低融
点アガロースゲルにて電気泳動し、993bpのDNA断片
を常法に従って調製した。] ここで得たDNA断片をSmaIで切断後、同様にSmaIで切断
したlacZ(β-ガラクトシダーゼ構造遺伝子を含む)ベ
クターpMC1871と接続した。ここで調製したプラスミドp
MCGlac18を制限酵素SalIで切断し、GLO1プロモーターと
lacZ遺伝子のカセットを、同様にSalIで切断した酵母形
質転換用ベクターpRS415と結合し、pRSGlac415を得た。
【0032】[実施例2]酵母への組み換えプラスミド
の組み込み プラスミドの組み込みはエレクトロポーレーション法で
以下のように行った。
【0033】Saccharomyces cerevisiae YIT2(MATa ur
a3-52 ,lys2-801, ade2-101,trp1-△1, his3-△200, le
u2-△1,cta1△::TRP1)をYPD培地(Glucose 2%,Polypept
one 2%,Yeast extract 1%)5mLを入れた試験管に一白金
耳植菌し、2日28℃で培養した。この前培養液をYPD
培地50mLを入れた200mL坂口フラスコにOD610が1.0程度が約
1.0になった時点で集菌した。20 mLの1Mソルビトー
ル溶液に菌体を懸濁し、菌体を洗浄した。遠心分離で上
清を除いた。この操作を3回繰り返した。菌体を100μL
の1Mソルビトール溶液に懸濁し、エレクトロポーレーシ
ョン(Bio-Rad社製、ジーンパルサーII)用のキュベッ
ト(0.2cm electrode、gap 50、カタログNo.165-2086)
に移液した。ここに実施例1で得たDNApRSG415を加えよ
く混ぜ、1.5kvolt、25uF、200オームでパルスを与えた。1M
ソルビトールを含む最小寒天培地(Glucose 1%,硫安
0.5%,KH2PO4 0.1%,MgSO4・7H2O0.05%,CaCl2・2H2O 0.01
%,NaCl 0.01%,L−リジン、L−ヒスチジン、ウラシ
ル、アデニン各0.002%、)をキュベットに1mL加えて菌
体を回収し、滅菌したワッセルマンチューブに写し、2
8℃で2時間振とうした。遠心分離で菌体を回収し、適
当量の滅菌生理食塩水に懸濁し、上記最小培地に2%寒天
を添加した固体培地に菌体を広げ、28℃で3から4日
静置培養した。出現したコロニーを最小寒天培地で純化
した後、組み換え体とした。
【0034】[実施例3]組み換え体の培養 組み換え体をSD(2%グルコース、0.67% Yeast Nitrogen
Base)培地にL-リジン、L-ヒスチジン、ウラシル、ア
デニンを各0.002%加えた培地を5mL入れた試験管培地に
植菌し、30時間28℃で培養した。YPD培地(2%グル
コース、2%ポリペプトン、1%酵母エキス)50mLを入れた
200mLエーレンマイヤーフラスコに植菌し、約18時間
28℃培養した。OD610nmが約1.0に達した時点で最終濃
度0.5MになるようNaClを添加し、さらに1時間培養し
た。培養液から遠心分離により菌体を得た。菌体をpH7.
0の10mMリン酸緩衝液で懸濁し、0.5mm径のガラスビーズ
を入れ、3分間ボルテックスミキサーで攪拌し、菌体を
破砕した。遠心分離で得た上清液を抽出液とした。
【0035】[実施例4]β-ガラクトシダーゼ活性測
定 β-ガラクトシダーゼ活性測定はミラーの方法[Mille
r:Experiments inMolecular Genetics,352(1972)]に
従った。その結果を表1に示した。 表1 菌株(プラスミド) 0.5MNaCl β-ガラクトシダーゼ活性 (ユニット/mg) 比較例 YIT2 添加 0 本発明例 YIT2(pRSGlac415) 添加 364
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、異種遺伝子によりコー
ドされるペプチド又は蛋白質を大量生産することができ
る。
【0037】
【配列表】 配列番号:1 配列の長さ:993 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: CTGAAGGAGG TGCCCGGGGG ATAAACCTAC GGGTTTTTAA 40 ATTAGCGAAA AGCTTTTTCA ATGGGGATCT TTCTGGTTCG 80 GGACAGTTAA ATATAGCATT AACCAGCGGG TTCAACAGCG 120 TTGGTAAATG GTAAACTGAC ATTGTCAACC CTAGCTAAGC 160 CATAGCTTTT CCGTTGAGGA ATTTACAATA AGGTGGTTCC 200 TTTAGTTATA AATTGCAACT GCCAAAATTT TCGGGTAGCG 240 GCAAAATTAA ACGAAAACCT TCTGTCATAT TAAACATAGT 280 TTAGTGACGC AATGCACACA CACTCATATA TATGTATATA 320 TTTATCTATA TCATAGGTGT AAGGCAAAGT TATCACGTGA 360 ATATACTGTT TAGTATACAA GTACGTTGAT TTAACGGCTG 400 AGAGATTCTC AAACAAAGTA ACGCTTAGTT TAGCTAAAGT 440 AGAATCGAAG CGCAGTGAAG GCAAGACGAG TTATCCCTTT 480 ATCACAAAAT ATAAAAAATA GGTAAAGAGG GGGGTGGGGG 520 TGGTTCGGAC TTTGCATCTC GGTGCATTAG TACCACTCAG 560 CTTCAGTTAT AGGAATACTG ACAATGTTCT TGAGCCAGGG 600 AGAACTGAAA TTTCCATACC CTTTAACCCT TTATTCTTGA 640 GCATATGATC TTATTTTTCC ACTCAGCACA AAATACACAT 680 CCCGCATATG ATCTGGACAC TGAATAAACA AGGGGCTTTA 720 CGATGGAGTA GTAGACCTGG ATACGTAGTC ACCACAGGGA 760 TCCTAAACTG CGTCATAGTA AGTTTCTTTG ATACTAGAAT 800 GTCCCTCTCT CGTAGTAGTT GATATCCCGT ATTTCTAGTT 840 AGTGACGTTT ATAAATAGGG AGAAAAAAAA TCGGAATAAC 880 ATTTCCATGC CTTTTTTTTG ACACTTCAGA CCAGATACGC 920 CACCAGCTAC AAACTAACAA TGTCCACTGA TAGTACACGC 960 TATCCAATTC AGATTGAGAA AGCCGGGAAT GAT 993 配列番号:2 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列:CTGAAGGAGG TGCCCGGGGG ATAAACCTAC 30 配列番号:3 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列:ATCATTCCCG GGTTTCTCAA TCTGAATTGG 30
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:865) (C12N 9/38 C12R 1:865)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浸透圧により誘導可能なグリオキサラーゼ
    Iをコードする遺伝子のプロモーターの下流に発現させ
    る目的の遺伝子を結合させた発現カセット。
  2. 【請求項2】遺伝子のフロモーターが配列番号1の塩基
    配列を有するものであることを特徴とする請求項1記載
    の発現カセット。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の発現カセットを有
    する発現ベクター。
  4. 【請求項4】宿主細胞の染色体DNAと相同な部分を含
    み、かつこの部分において相同的組み換えを起こすこと
    により、請求項1または2記載の発現カセットを宿主細
    胞の染色体DNAに組み込ませることができることを特徴
    とする請求項3記載の発現ベクター。
  5. 【請求項5】宿主細胞内での自律複製を可能ならしめる
    塩基配列を有する請求項3または4に記載の発現ベクタ
    ー。
  6. 【請求項6】請求項3、4、または5に記載の発現ベク
    ターにより、酵母細胞を形質転換してなる形質転換細
    胞。
  7. 【請求項7】酵母細胞がSaccharomyces cerevisiaeであ
    ることを特徴とする請求項6記載の形質転換細胞。
  8. 【請求項8】異種遺伝子によりコードされるペプチド又
    は蛋白質の製造方法において、請求項6または7に記載
    の形質転換細胞を培養し、該培養物から該異種遺伝子の
    発現生産物であるペプチド又は蛋白質を取得することを
    特徴とするペプチド又は蛋白質の製造方法。
  9. 【請求項9】形質転換細胞の培養を浸透圧調節剤の存在
    下に行なうことを特徴とする請求項8記載のペプチド又
    は蛋白質の製造方法。
  10. 【請求項10】異種遺伝子によりコードされるペプチド
    又は蛋白質が大腸菌由来のβ-ガラクトシダーゼである
    ことを特徴とする請求項8または9記載のペプチド又は
    蛋白質の製造方法。
JP10095357A 1998-03-24 1998-03-24 浸透圧により誘導可能なプロモーターを有する新規ベ クターおよびこれを用いたペプチドあるいは蛋白質の 製造方法 Pending JPH11266874A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10095357A JPH11266874A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 浸透圧により誘導可能なプロモーターを有する新規ベ クターおよびこれを用いたペプチドあるいは蛋白質の 製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10095357A JPH11266874A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 浸透圧により誘導可能なプロモーターを有する新規ベ クターおよびこれを用いたペプチドあるいは蛋白質の 製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11266874A true JPH11266874A (ja) 1999-10-05

Family

ID=14135405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10095357A Pending JPH11266874A (ja) 1998-03-24 1998-03-24 浸透圧により誘導可能なプロモーターを有する新規ベ クターおよびこれを用いたペプチドあるいは蛋白質の 製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11266874A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107012164A (zh) CRISPR/Cpf1植物基因组定向修饰功能单元、包含该功能单元的载体及其应用
EP2565262A1 (en) Protein expression
KR20180037237A (ko) 프로모터 변이체
JP4855640B2 (ja) インシュリン前駆体及びその調製方法
JP2002514049A (ja) ピヒア・メタノリカの栄養要求性突然変異体の製造
CN109321548B (zh) 一种Cas9蛋白、CRISPR/Cas9系统、蘑菇基因编辑的方法及应用
JPH0767665A (ja) 成熟インスリンの生産のための遺伝子系
JP2708154B2 (ja) 外来遺伝子発現用に改良された酵母菌株
JP2973430B2 (ja) 誘導可能な系を用いた酵母による蛋白質の製造方法、ベクター及びその形質転換株
EP0399455B1 (en) Stably transformed yeast host cells and their use for the production of albumin
CN113265345B (zh) 一株纳豆激酶真核高效表达双启动子系统重组基因工程菌及其构建方法和应用
JPH11266874A (ja) 浸透圧により誘導可能なプロモーターを有する新規ベ クターおよびこれを用いたペプチドあるいは蛋白質の 製造方法
CN106459940B (zh) 新型过氧化氢酶信号序列及利用其的过氧化氢酶表达方法
US5756313A (en) Albumin gene-containing plasmid, transformant carrying same, production of such transformant and production of albumin
US20080299616A1 (en) Malate Synthase Regulatory Sequences for Heterologous Gene Expression in Pichia
JP2014519840A (ja) 相同組み換えによる酵母形質転換体の形質転換用および選択用のカセットならびに方法
EP0174585A2 (en) Promoters and the use thereof in the expression of unfused procaryotic or eucaryotic proteins in yeast
CN104293737B (zh) 一种包含表达功能性重组人凝血因子ⅶ载体的宿主细胞及其高水平表达方法
CN117343950B (zh) 一种提高里氏木霉表达外源蛋白表达水平的方法
EP4175968B1 (en) Methods and compositions for protein synthesis and secretion
US11866714B2 (en) Promoter for yeast
JP4671394B2 (ja) キャンディダ・ユティリス由来のプロモーターdna
JPH05199863A (ja) システインおよびその誘導体の高生産微生物
JP6696506B2 (ja) クローニングベクター
CN116814628A (zh) 嗜热毁丝霉小分子热休克蛋白组成型强启动子Phsp、及其应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080404