JPH11266498A - 超音波センサ、およびその製造方法 - Google Patents

超音波センサ、およびその製造方法

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JPH11266498A
JPH11266498A JP18633898A JP18633898A JPH11266498A JP H11266498 A JPH11266498 A JP H11266498A JP 18633898 A JP18633898 A JP 18633898A JP 18633898 A JP18633898 A JP 18633898A JP H11266498 A JPH11266498 A JP H11266498A
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resin
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ultrasonic sensor
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昭三 大寺
Hidetoshi Iwatani
英俊 岩谷
Junichi Etsuno
潤一 越野
Hiroshi Hachinohe
啓 八戸
Koichi Nitta
晃一 新田
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有底筒状ケースの振動およびケース内部に発
生する超音波の双方を効果的に抑制することにより残響
特性の大幅な改善を図ることができる超音波センサを提
供する。 【解決手段】有底筒状ケースと、有底筒状ケースの内底
部に配置される圧電振動子と、圧電振動子と電気的に接
続され有底筒状ケース外部に引き出される入出力端子
と、残響波を抑制するための緩衝材とを有してなる超音
波センサにおいて、前記緩衝材に、有底筒状ケース内部
に充填された発泡性樹脂を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波センサ、特に
自動車のバックソナー、コーナーソナーとして使用され
る超音波センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波センサの分野において、セ
ンサの送受波面に近接する被検出物を検知するための近
距離タイプの超音波センサの需要が増加している。この
ような用途の超音波センサにあって、距離測定時の測定
誤差の原因として最も問題となるのが、送波信号の残響
波と受波信号との干渉である。近接距離の測定に際して
は、この残響特性がセンサの測定信頼性を左右すること
となるので、残響特性の改善が大きな課題となってい
る。
【0003】この問題に対応して従来より、図8
(a)、(b)に示す構造の超音波センサ51が提案さ
れている。図8(a)に示す超音波センサ51におい
て、金属製の有底筒状ケース52の内部底面には、その
両主面に電極の形成された板状の圧電振動子53が配置
されている。有底筒状ケース52の内側面には係止段差
部62が設けられており、シリコンゴムからなる緩衝材
54が係止段差部62で係止されて有底筒状ケース52
内部に圧入配置されている。緩衝材54上には外部端子
55a・55bを有する基板56が配置されている。基
板56は接着剤によって緩衝材54に固定されたり、有
底筒状ケース52の開口部をケース内側に折り曲げてか
しめることによって固定される。基板56の両主面上に
は、外部端子55a・55bと導通する配線パターン5
7a・57bがそれぞれ形成されている。配線パターン
57aは、ワイヤ58を介して圧電振動子53上面の電
極と電気的に接続されている。配線パターン57bは、
金属製の有底筒状ケース52を介して圧電振動子53下
面の電極と電気的に接続されている(配線パターン57
bと有底筒状ケース52とは半田59によって接続され
ている)。なお図8(b)の超音波センサ61は、図8
(a)におけるシリコンゴムの緩衝材54を綿状の緩衝
材64に変更したもので、その他の構成は図8(a)の
超音波センサ51と変わるところはない。
【0004】次に超音波センサ51の動作について説明
する。まず、超音波センサ51の外部端子55a・55
bに駆動電圧を印加し、圧電振動子53を振動させる。
この圧電振動子53の振動と連動して、有底筒状ケース
52の振動面60が振動し、図8(a)に示す矢印方向
に超音波を発する。所定時間経過後、被検出物から反射
してきた超音波が振動面60を介して圧電振動子53に
到達し反射信号に変換され、外部端子55a・55bか
ら出力される。ここで、駆動電圧の印加時点から反射信
号の出力時点までの時間が検出され、この検出結果から
被検出物との距離が測定される。
【0005】以上の動作過程において、圧電振動子53
の振動と連動して、振動面60のみならず有底筒状ケー
ス52全体も振動するため、この振動が残響波を引き起
こす。また、圧電振動子53の振動により、図8(a)
に示す矢印方向のみならず、有底筒状ケース52の内部
方向にも超音波が発生するため、このケース52内部の
超音波も残響波となる。
【0006】これらの残響波に対し、有底筒状ケース5
2の振動から生じる残響波に対しては、図8(a)に示
すように、ケース52に圧入配置されたシリコンゴムの
復元力によって抑制する。また、ケース52の内部方向
に発生する超音波に対しては、図8(b)に示すよう
に、ケース52内に詰められた綿状の緩衝材64によっ
て吸音し抑制する。これらの手法によって、超音波セン
サの残響特性の改善が図られる。
【0007】またその他の従来例としては、Q値の低い
発泡性樹脂を用いることによって残響波を抑制し残響特
性を改善しようとする構成が、例えば実開平5−631
96や特開平7−154898等に開示されている。す
なわち、有底筒状ケースを発泡性樹脂で形成することに
より残響特性を改善する手法や、板状の発泡性樹脂上に
圧電振動子を接合することにより残響特性を改善する手
法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8
(a)に示す構成を用いて残響特性を改善しようとする
場合、シリコンゴムの復元力でケース52の不要な振動
は抑制できるものの、ケース52内部に生じる不要な超
音波はゴム中を自在に伝播するため充分に吸音すること
ができず、残響特性の改善には限界があった。また、一
般にシリコンゴムは復元力が非常に強いため制振を目的
とする緩衝材には好適であるが、振動させる必要のある
振動面60までもが制振されてしまい、超音波の送波お
よび受波に障害が発生し超音波センサ51の感度が劣化
すると言う問題があった。
【0009】また、図8(b)に示す構成を用いて残響
特性を改善しようとする場合、ケース52内部に生じる
不要な超音波は吸音できるものの、緩衝材が綿状のため
ケース52への密着性が低く、ケース52の不要な振動
は充分に抑制することができず、残響特性の改善には限
界があった。
【0010】さらに、有底筒状ケースを発泡性樹脂で形
成する手法による場合、発泡性樹脂を筒状に形成するた
めに手間がかかること、発泡性樹脂内部には多数の空乏
(発泡孔)が存在するためケースとしての強度および耐
久性に欠けること等が問題点として挙げられる。
【0011】さらにまた、板状の発泡性樹脂と圧電振動
子とを接合する手法による場合、制振性の高い発泡性樹
脂を圧電振動子に直接貼り付けているため、広がり振動
時での感度特性の劣化は避けられないこと等が問題点と
して挙げられる。
【0012】したがって、本発明の目的は上述の技術的
問題点を解消するためになされたものであって、有底筒
状ケースの振動およびケース内部に発生する超音波の双
方を効果的に抑制することにより残響特性の大幅な改善
を図ることができる超音波センサを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の超音波センサは、有底筒
状ケースと、有底筒状ケースの内底部に配置される圧電
振動子と、圧電振動子と電気的に接続され有底筒状ケー
ス外部に引き出される入出力端子と、残響波を抑制する
ための緩衝材とを有してなる超音波センサであって、前
記緩衝材に有底筒状ケース内部に充填された発泡性樹脂
を用いる。なお、ここで用いる発泡性樹脂の材料として
は、その密度が0.01〜0.9g/cm3の範囲内に
ある発泡性樹脂、具体的には発泡シリコン、発泡ウレタ
ン等が用いられる。
【0014】このような構成を採用すると、充填した発
泡性樹脂が充填後に発泡して体積が大きくなることで、
ケースを内側から外側へ押し張る力(復元力)が作用
し、ケースへの密着性が高まりケースの振動を抑制する
ことができる。また発泡性樹脂内に形成された空乏(発
泡孔)が超音波を散乱・吸収することでケース内部に発
生した超音波を吸音、抑制することができる。これによ
り有底筒状ケース自体の振動、ケース内部にこもる超音
波の双方を効率的に抑制することが可能となり、残響特
性を大幅に改善することができる。またその際、樹脂が
発泡しても従来のシリコンゴムほどの強い復元力ではな
いので、超音波センサの感度特性に与える影響を小さく
抑えることができる。
【0015】また、本発明の請求項2記載の超音波セン
サは、有底筒状ケースと、有底筒状ケースの内底部に配
置される圧電振動子と、圧電振動子と電気的に接続され
有底筒状ケース外部に引き出される入出力端子と、残響
波を抑制するための緩衝材とを有してなる超音波センサ
であって、前記緩衝材に、有底筒状ケースの底部側に充
填された発泡性樹脂と、該発泡性樹脂の上部に重ねて充
填された密度の異なる樹脂とを用いる。なお、ここで用
いる樹脂の材料としては、ケース底部側に充填した発泡
性樹脂よりも密度の高い樹脂材料、具体的にはシリコン
ゴム、ウレタン樹脂等が用いられる。
【0016】このように、有底筒状ケースの底部側(振
動面)から離れた部分に、例えばシリコンゴム等の、よ
り密度が高く強い復元力を有する樹脂材料を充填するこ
とにより、超音波センサの感度を低下させることなく、
より効率的にケースの振動を抑制することが可能にな
り、残響特性のさらなる改善を図ることができる。
【0017】また、本発明の請求項3に記載の超音波セ
ンサは、有底筒状ケースと、有底筒状ケースの内底部に
配置される圧電振動子と、圧電振動子と電気的に接続さ
れ有底筒状ケース外部に引き出される入出力端子と、残
響波を抑制するための緩衝材とを有してなる超音波セン
サであって、前記緩衝材に予め固化された発泡性樹脂か
らなる樹脂栓を用い、該樹脂栓が圧電振動子と間隔を空
けて有底筒状ケース内部に挿入固定されている。
【0018】このように、緩衝材として発泡性樹脂を用
いるに際して、予め固化された発泡性樹脂を栓(樹脂
栓)として用いる構成としても良い。
【0019】すなわち、請求項1、請求項2に記載の超
音波センサを製造する方法としては、有底筒状ケース内
部に液体状の発泡性樹脂を充填し、充填後に熱硬化、経
時硬化等の手法で固化させる方法が、一つの方法として
検討される。しかしながら、液体状の樹脂をケース内部
に充填すると、ケースの底部(振動面)まで空隙なく樹
脂が充填されることになるので、振動面の振動阻害によ
る感度特性の劣化が懸念される(なお、液体状の発泡性
樹脂の充填に伴う感度特性の劣化に関しては、前述の通
り、使用する発泡性樹脂の密度を適切に選択することに
よって特性劣化を防止する方法も、本出願において別途
提案している)。
【0020】この点に関して、予めケース外部で発泡性
樹脂を固化させておき、固化した樹脂を栓(樹脂栓)と
してケース内部に挿入固定する手法をとることによっ
て、この懸念は解消されうる。つまり、ケース内部に樹
脂栓を挿入固定するに際して、該樹脂栓が振動面及び圧
電振動子に接しない位置に固定することにより、振動面
の振動阻害を防止できるからである。なお、樹脂栓を挿
入固定した後に、該樹脂栓の上部にさらにシリコンゴム
等の強い復元力を有する樹脂を重ねて配置しても構わな
い。
【0021】また、使用する樹脂栓は、少なくともその
一方主面が樹脂の発泡による発泡孔を有さないスキン層
となっていることが望ましい。これは、発泡栓はその構
造上多数の発泡孔を有しており、例えば樹脂栓の上部に
さらに異なる樹脂を充填する場合に、液体状の樹脂が樹
脂栓中の連続する発泡孔を伝って樹脂栓の裏面側まで流
れ出す恐れがあるからである。樹脂栓の少なくとも一方
主面を発泡孔の存在しない状態(スキン層の形成された
状態)にすれば、この流出を防止することができる。な
おここで言うスキン層としては、発泡孔が完全に存在し
ない状態が最も望ましいが、液体状樹脂の流出が防げる
程度に発泡孔が存在していても良い。
【0022】なお、本発明の超音波センサに用いられる
有底筒状ケースとしては、その筒部も振動面(底面)も
金属材料で形成されているもの、あるいはプラスチック
で作られた筒部と、金属材料で作られた振動面とを組み
合わせて形成されているもののいずれを用いても構わな
い。前者の場合であれば、有底筒状ケースの材料として
は、軽くて弾性率の高いアルミニウム等が適当である。
後者の場合であれば、耐熱性・耐久性に優れたエンジニ
アリングプラスチック材料、具体的にはポリフェニレン
サルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエー
テルスルフォン等が筒部の材料として適当であり、軽く
て弾性率の高いアルミニウム等の材料が振動面の材料と
して適当である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して詳細に説明する。
【0024】[第1実施例、図1〜図3]以下、本発明
の第1実施例の超音波センサ1の構造を、図1を参照し
ながら説明する。
【0025】図1に示す超音波センサ1において、アル
ミニウム等からなる金属製の有底筒状ケース2の内部底
面には、その両主面に電極の形成された板状の圧電振動
子3が配置されている。有底筒状ケース2内部のほぼ全
体には、緩衝材4として発泡シリコン等の発泡性樹脂が
充填されている。緩衝材4上には外部端子5a・5bを
有する基板6が配置されている。基板6は接着剤によっ
て緩衝材4に固定されたり、有底筒状ケース2の開口部
をケース内側に折り曲げてかしめることによって固定さ
れる。基板6の両主面上には、外部端子5a・5bと導
通する配線パターン7a・7bがそれぞれ形成されてい
る。配線パターン7aは、ワイヤ8を介して圧電振動子
3上面の電極と電気的に接続されている。配線パターン
7bは、金属製の有底筒状ケース2を介して圧電振動子
3下面の電極と電気的に接続されている(配線パターン
7bと有底筒状ケース2とは半田9によって接続されて
いる)。なお、本実施例においては両主面に電極の形成
された圧電振動子を使用しているが、必ずしもこれに限
られるものではない。すなわち、例えば圧電振動子の振
動面10と接する側の主面には必ずしも電極を形成する
必要はない。これは、導電性を有する有底筒状ケース2
を電極として機能させることが可能だからである。
【0026】以上のような構成の超音波センサ1は、以
下のようにして組み立てられる。
【0027】まず、有底筒状ケース2の内部底面に圧電
振動子3を半田や導電性接着剤等によって固定する。次
に圧電振動子3の上面側の電極と基板6上の配線パター
ン7aとをワイヤ8を用いて電気的に接続する。そし
て、ケース2の内部に液体状の発泡性樹脂を充填し、そ
の上に基板6を載置する。その後、所定の方法を用いて
発泡性樹脂を固化させ、樹脂の固化後、配線パターン7
bとケース2とを半田9によって接続する。このように
して、超音波センサ1を組み立てる。
【0028】次に超音波センサ1の動作について説明す
る。まず、超音波センサ1の外部端子5a・5bに駆動
電圧を印加し、圧電振動子3を振動させる。この圧電振
動子3の振動と連動して、有底筒状ケース2の振動面1
0が振動し、図1に示す矢印方向に超音波を発する。所
定時間経過後、被検出物から反射してきた超音波が振動
面10を介して圧電振動子3に到達し反射信号に変換さ
れ、外部端子5a・5bから出力される。ここで、駆動
電圧の印加時点から反射信号の出力時点までの時間が検
出され、この検出結果から被検出物との距離が測定され
る。
【0029】以上の動作過程において発生する残響波
は、本実施例の超音波センサ1においては、以下のよう
にして抑制される。
【0030】まず、有底筒状ケース2の内部に充填され
ている発泡性樹脂は、発泡によってその体積が大きくな
るので、ケース2への密着性が高まり、ケース2を内側
から外側に押し張る力(復元力)が働くことになる。こ
の力により、有底筒状ケース2全体の振動を抑制するこ
とができる。また、発泡性樹脂内部に存在する多数の空
乏(発泡孔)によって超音波が散乱・吸収されるので、
ケース2の内部に発生する超音波を吸音、抑制すること
ができる。これによりケース2自体の振動、およびケー
ス内部にこもる超音波の双方を効率的に抑制することが
可能となり、残響特性を大幅に改善することができる。
【0031】ここで、本発明に用いられる発泡性樹脂に
求められる好ましい条件について検討する。すなわち、
一般に密度の高い樹脂を緩衝材4に用いることにより超
音波センサの残響特性は向上する傾向にあるが、他方、
超音波センサの感度特性は劣化する傾向にある。従っ
て、残響特性・感度特性の双方において好ましい特性の
得られる樹脂密度の範囲について検討を加える。
【0032】まず、樹脂密度と残響特性との関係を示す
グラフを図2に示す。このグラフから明らかなように、
用いる発泡性樹脂の密度が0.01g/cm3未満にな
ると、急激に残響時間が長くなり所望する残響特性を得
られなくなる。次に、樹脂密度と感度特性との関係を示
すグラフを図3に示す。このグラフから明らかなよう
に、用いる発泡性樹脂の密度が0.9g/cm3を越え
ると、急激に感度電圧が低くなり、所望する感度特性を
得られなくなる。
【0033】以上の検討から、用いる発泡性樹脂の樹脂
密度を0.01〜0.9g/cm3の範囲内に設定する
ことで、残響特性・感度特性の双方において好ましい特
性の得られる超音波センサを得られることがわかる。
【0034】なお、本実施例の超音波センサにおいて
は、従来例とは異なり圧電振動子3の配置されているケ
ース2の底部(振動面10)まで空隙なく緩衝材である
発泡性樹脂が充填されており、感度特性の劣化が懸念さ
れるが、上述の条件を満たす発泡性樹脂を用いることに
より、従来例の超音波センサを上回る感度特性を得られ
ることが確認されている。
【0035】[第2実施例、図4]以下、本発明の第2
実施例の超音波センサの構造を、図4を参照しながら説
明する。
【0036】図4に示す超音波センサ21においては、
有底筒状ケース22がそれぞれ別体の筒部22aと振動
面22bとを組み合わせることにより形成されている。
筒部22aには耐熱性・耐久性に優れたエンジニアリン
グプラスチック材料、具体的にはポリフェニレンサルフ
ァイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルス
ルフォン等が用いられる。振動面22bには軽くて弾性
率の高いアルミニウム等の材料が用いられる。そして、
筒部22aにはワイヤ等の導電部材28が埋設されてお
り、その1つは一端が圧電振動子23の一方主面上に形
成された電極に半田や導電性接着剤で接続され、他の1
つは一端が金属製の振動面22bに接続されている。そ
れぞれの他端は筒部22aの外部に引き出されている。
この導電部材28によって、圧電振動子23の両主面に
形成された電極と外部回路(図示せず)との電気的接続
を行う。また有底筒状ケース22内部のほぼ全体には、
緩衝材24として発泡シリコン等の発泡性樹脂が充填さ
れている。
【0037】以上のような構成の超音波センサ21は、
以下のようにして組み立てられる。
【0038】まず、有底筒状ケース22の内部底面(振
動面)に圧電振動子23を半田や導電性接着剤等によっ
て固定する。次に導電部材28の一端をそれぞれ、圧電
振動子の一方主面および振動面に半田や導電性接着剤等
で接続する。そして、ケース22の内部に液体状の発泡
性樹脂を充填し、所定の方法を用いて樹脂を硬化させ
る。このようにして、超音波センサ21を組み立てる。
【0039】このように、導電部材28を筒部22aに
埋設することにより、従来必要とされていた基板や外部
端子等の部品を不要とすることができ、さらに、超音波
センサの作り方を簡略化することが可能となる。
【0040】その他の点については、第1実施例の超音
波センサ1と変わるところはないので、その説明を省略
する。
【0041】[第3実施例、図5]本発明の第3実施例
の超音波センサ31は、図5に示すように、第2実施例
の超音波センサ21の緩衝材が、複数の樹脂の層から構
成されている。
【0042】この層の構成として、振動面22bの直上
に配置される第1層目の樹脂層34aには、前述の所定
の密度を有する発泡性樹脂が用いられている。第2層目
の樹脂層には、第1層目の樹脂よりも密度の高い、例え
ばシリコンゴム等の樹脂が用いられている。
【0043】緩衝材34をこのような積層構造とするこ
とにより、振動面22bでの超音波の送受波に関しては
第2実施例と同等の感度特性を実現しつつ、振動面22
bから離れた部分、すなわち感度特性に影響を与えにく
い部分に高密度のシリコンゴムを緩衝材として用いるこ
とにより筒部22aの不要な振動を第1層目の発泡性樹
脂よりもより強く抑制することができるので、残響特性
をさらに向上させることができる。
【0044】その他の点については、第2実施例の超音
波センサ21と変わるところはないので、その説明を省
略する。
【0045】なお、第1実施例の超音波センサ1におい
ても同様に、緩衝材をこのような積層構造とすることは
可能である。
【0046】[第4実施例、図6〜図7]以下、本発明
の第4実施例の超音波センサの構造を、図を参照して説
明する。なお、上述の各実施例に示した超音波センサと
同一の構成部分については、同一の符号を付す。
【0047】図6(a)は、超音波センサ41を示す断
面図である。図6(a)において、有底筒状ケース2の
内部には、予め固化された発泡性樹脂からなる円盤状の
樹脂栓42が挿入されており、圧電振動子3と間隔を空
けて固定されている。樹脂栓42の上部には、樹脂栓4
2よりも密度の高いシリコンゴム等の樹脂43が重ねて
配置されている。この樹脂栓42と樹脂43とから緩衝
材44が構成されており、緩衝材44によってケース2
自体の制振やケース2内部にこもる超音波の吸音を効率
的に行っている。樹脂43上には外部端子5a・5bを
有する基板6が配置されており、接着剤等を用いて緩衝
材44に固定されている。なお、その他の構成について
は、第1実施例の超音波センサ1と変わるところはない
のでその説明を省略する。
【0048】また、超音波センサ41の製造方法につい
ては、ケース2の内部に液体状の発泡性樹脂を充填する
工程が、樹脂栓42を挿入固定しさらにその上部にシリ
コンゴムを充填する工程に置き換わる点以外は、第1実
施例の超音波センサ1の製造方法と特に本質的な変更点
はない。
【0049】図6(b)は、本実施例のまた別の超音波
センサ45を示す断面図である。図6(b)に示す超音
波センサ45は、第2実施例の超音波センサ21と同様
に、有底筒状ケース22がそれぞれ別体の筒部22aと
振動面22bとを組み合わせることにより形成されてい
る。図6(b)において、有底筒状ケース22の内部に
は、予め固化された発泡性樹脂からなる円盤状の樹脂栓
46が挿入されており、圧電振動子3と間隔を空けて固
定されている。樹脂栓46の上部には、樹脂栓46より
も密度の高い、例えばシリコンゴム等の樹脂47が重ね
て配置されている。この樹脂栓46と樹脂47とから緩
衝材48が構成されており、緩衝材48によってケース
22自体の制振やケース22内部にこもる超音波の吸音
を効率的に行っている。なお、その他の構成について
は、第2実施例の超音波センサ21と変わるところはな
いのでその説明を省略する。
【0050】また、超音波センサ45の製造方法につい
ては、ケース22の内部に液体状の発泡性樹脂を充填す
る工程が、樹脂栓46を挿入固定しさらにその上部にシ
リコンゴムを充填する工程に置き換わる点以外は、第2
実施例の超音波センサ21の製造方法と変更点はない。
【0051】このように、本実施例においては、予め固
化された発泡性樹脂からなる樹脂栓42(46)を用い
る点が特徴である。固化された樹脂栓をケース内部に押
し込んで挿入固定する手法をとることによって、振動面
や圧電振動子から間隔を空けた位置に樹脂栓を固定する
ことが可能になる。したがって、液体状の発泡性樹脂を
ケース底部(振動面)から空隙なく充填する場合に生じ
る恐れのある問題、具体的には振動面の振動阻害による
感度特性の劣化と言う問題を解消することができる。
【0052】ここで、ケース内部に挿入される樹脂栓4
2について説明する。図7は本実施例で使用される樹脂
栓を示す斜視図である。図7(a)において、樹脂栓4
2は有底筒状ケース2の内径とほぼ同一の径を有する円
盤状の発泡性樹脂である。樹脂栓42は、ケース2に挿
入される段階では既に固化されている。樹脂栓42は多
数の発泡孔49を有している。樹脂栓42の一方主面は
発泡孔49を有さないスキン層50となっている。スキ
ン層50は、発泡性樹脂の表面に薄いフイルムを貼り付
けて形成しても良いし、発泡工程において自然に形成さ
れる層を用いても良い。
【0053】このようにスキン層を有する樹脂栓を用い
ることにより、樹脂栓42をケース2内部に挿入した場
合、樹脂栓42の上部に液体状のシリコンゴム等を重ね
て充填しても、樹脂栓42の表面には液体の通路となる
恐れのある発泡孔を有さないスキン層が介在しているの
で、液体が樹脂栓の裏面側に漏れ出してくる恐れが無く
なる(液体状のシリコンゴムが樹脂栓から漏れ出して振
動面や圧電振動子に付着すると、センサの感度特性が劣
化する恐れがある)。
【0054】なお、本実施例ではスキン層50を有する
樹脂栓を使用したが、図7(b)に示すようなスキン層
を有さない樹脂栓であっても、有底筒状ケースの制振や
ケース内部の超音波の吸収を効果的に行いうることは言
うまでもない。
【0055】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明の超音
波センサは以下の優れた効果を有する。
【0056】すなわち、有底筒状ケース内部に発泡性樹
脂を充填し、この発泡性樹脂を残響波を抑制する緩衝材
として用いることにより、ケース自体の振動およびケー
ス内部の超音波の双方を効率的に抑制することができ、
結果として超音波センサの残響特性を大幅に改善するこ
とができる。またその際、発泡性樹脂には従来のゴムほ
どの強い復元力ではないので、振動面を必要以上に押さ
えつけることがなく、超音波センサの感度特性に与える
悪影響を低く抑えることができる。
【0057】また、緩衝材を発泡性樹脂とまた別の樹脂
との積層構造とすることにより、超音波センサの感度を
低下させることなく、さらに効率的にケースの振動を抑
制することが可能になる。
【0058】加えて、予め固化された発泡性樹脂からな
る樹脂栓をケース内部に押し込んで挿入固定する手法を
とることによって、振動面や圧電振動子から間隔を空け
た位置に樹脂栓を固定することが可能になる。したがっ
て、液体状の発泡性樹脂をケース底部(振動面)から充
填する場合に生じる恐れのある問題、具体的には振動面
の振動阻害による感度特性の劣化と言う問題を解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の超音波センサを示す断面
図である。
【図2】本発明の超音波センサに用いる発泡性樹脂の樹
脂密度と残響特性との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の超音波センサに用いる発泡性樹脂の樹
脂密度と感度特性との関係を示すグラフである。
【図4】第2実施例の超音波センサを示す断面図であ
る。
【図5】第3実施例の超音波センサを示す断面図であ
る。
【図6】(a)、(b)第4実施例の超音波センサを示
す断面図である。
【図7】(a)、(b)第4実施例の超音波センサに用
いる樹脂栓を示す斜視図である。
【図8】(a)、(b)従来例の超音波センサを示す断
面図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 超音波センサ 2 ・・・ 有底筒状ケース 3 ・・・ 圧電振動子 4 ・・・ 緩衝材 5a、5b ・・・ 外部端子 6 ・・・ 基板 7a、7b ・・・ 配線パターン 8 ・・・ ワイヤ(導電性部材) 9 ・・・ 半田 10・・・ 振動面
フロントページの続き (72)発明者 八戸 啓 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 新田 晃一 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状ケースと、有底筒状ケースの内
    底部に配置される圧電振動子と、圧電振動子と電気的に
    接続され有底筒状ケース外部に引き出される入出力端子
    と、残響波を抑制するための緩衝材と、を有してなる超
    音波センサであって、 前記緩衝材に、有底筒状ケース内部に充填された発泡性
    樹脂を用いることを特徴とする超音波センサ。
  2. 【請求項2】 有底筒状ケースと、有底筒状ケースの内
    底部に配置される圧電振動子と、圧電振動子と電気的に
    接続され有底筒状ケース外部に引き出される入出力端子
    と、残響波を抑制するための緩衝材と、を有してなる超
    音波センサであって、 前記緩衝材に有底筒状ケースの底部側に充填された発泡
    性樹脂と、該発泡性樹脂の上部に重ねて充填された密度
    の異なる樹脂とを用いることを特徴とする超音波セン
    サ。
  3. 【請求項3】 有底筒状ケースと、有底筒状ケースの内
    底部に配置される圧電振動子と、圧電振動子と電気的に
    接続され有底筒状ケース外部に引き出される入出力端子
    と、残響波を抑制するための緩衝材と、を有してなる超
    音波センサであって、 前記緩衝材に予め固化された発泡性樹脂からなる樹脂栓
    を用い、該樹脂栓が圧電振動子と間隔を空けて有底筒状
    ケース内部に挿入固定されていることを特徴とする超音
    波センサ。
  4. 【請求項4】 前記樹脂栓の上部に、樹脂栓とは密度の
    異なる樹脂が重ねて配置されていることを特徴とする請
    求項3に記載の超音波センサ。
  5. 【請求項5】 前記樹脂栓は、少なくともその一方主面
    が、樹脂の発泡による発泡孔を有さないスキン層となっ
    ていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載
    の超音波センサ。
  6. 【請求項6】 前記発泡性樹脂は、その密度が0.01
    〜0.9g/cm3の範囲内にある発泡性樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載の超音波
    センサ。
  7. 【請求項7】 前記有底筒状ケースは、プラスチック材
    料よりなる筒部と、金属材料よりなる振動面とを組み合
    わせてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6記
    載の超音波センサ。
  8. 【請求項8】 圧電振動子を有底筒状ケースの内底部に
    配置する工程と、 圧電振動子と有底筒状ケース外部との電気的導通をとる
    ための入出力端子を圧電振動子に接続する工程と、 有底筒状ケースの内部に液体状の発泡性樹脂を充填する
    工程と、 有底筒状ケースの内部に充填された液体状の発泡性樹脂
    を固化させる工程と、を有することを特徴とする超音波
    センサの製造方法。
  9. 【請求項9】 圧電振動子を有底筒状ケースの内底部に
    配置する工程と、 圧電振動子と有底筒状ケース外部との電気的導通をとる
    ための入出力端子を圧電振動子に接続する工程と、 予め固化された発泡性樹脂からなる樹脂栓を圧電振動子
    と間隔を空けて有底筒状ケース内部に挿入固定する工程
    と、 前記樹脂栓の上部に、樹脂栓とは密度の異なる樹脂を重
    ねて配置する工程と、を有することを特徴とする超音波
    センサの製造方法。
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