JPH11266203A - 光受信機、波長多重光受信機、時分割多重光受信機およびこれらを用いた光伝送方式 - Google Patents

光受信機、波長多重光受信機、時分割多重光受信機およびこれらを用いた光伝送方式

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JPH11266203A
JPH11266203A JP10067434A JP6743498A JPH11266203A JP H11266203 A JPH11266203 A JP H11266203A JP 10067434 A JP10067434 A JP 10067434A JP 6743498 A JP6743498 A JP 6743498A JP H11266203 A JPH11266203 A JP H11266203A
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optical
light
optical receiver
saturable absorption
offset
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JP10067434A
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English (en)
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Satoshi Kenjo
聰 見上
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号光の信号対雑音比が向上された光受信機
を実現すること。 【解決手段】 伝送路からの信号光を受信回路にて受信
する光受信機において、前記伝送路からの信号光を入力
して受信回路に出力する可飽和吸収領域を有する可飽和
吸収型光素子を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信に利用
される光パルス信号の信号対雑音比が改善された光受信
機、波長多重光受信機または時分割多重光受信機および
これらを用いた光伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、伝送容量の大容量化の手段として
波長合成伝送方式が注目されている。波長合成伝送方式
においては、光増幅器の特性が重要であり、光受信機側
に設けられる光増幅器として、広帯域で高安定な希土類
添加光ファイバ増幅器が一般的に広く用いられている。
【0003】信号光光源としてはレーザ装置が用いら
れ、変調器によって変調することにより信号光とされ、
希土類添加光ファイバ増幅器により増幅されて送信され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】希土類添加光ファイバ
増幅器では、信号光の増幅を行う際に光ファイバ自体の
自然放出光が放出される。このため、上述した従来の光
ファイバ増幅器を備えた光受信機では、信号光光源が出
力する信号光の出力を上げるために増幅を行うと、それ
にともなって希土類添加光ファイバ増幅器自身が発生す
る雑音が信号光に付加されるため、信号対雑音比が劣化
してしまうという問題点がある。また、信号光光源であ
るレーザ装置自身が発生する雑音やサイドモード発振、
さらには、これらの信号光成分以外の成分が混在するこ
とから、変調後の消光比が悪いことから信号対雑音比が
劣化するという問題点がある。
【0005】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、信号光の信号
対雑音比が向上された光受信機を実現することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光受信機は、伝
送路からの信号光を受信回路にて受信する光受信機にお
いて、前記伝送路からの信号光を入力して受信回路に出
力する可飽和吸収領域を有する可飽和吸収型光素子を有
することを特徴とする。
【0007】本発明の他の形態による光受信機は、伝送
路からの信号光を受信回路にて受信する光受信機におい
て、オフセット光を発生する光源と、前記伝送路からの
信号光および光源が発生したオフセット光を入力してこ
れらを結合する光結合器と、前記光結合器の出力を入力
して受信回路に出力する可飽和吸収領域を有する可飽和
吸収型光素子と、を有することを特徴とする。
【0008】本発明の他の形態による光受信機は、伝送
路からの信号光を受信回路にて受信する光受信機におい
て、オフセット光を発生する光源と、前記伝送路からの
信号光を入力する可飽和吸収領域を有する可飽和吸収型
光素子と、前記光源が発生したオフセット光を入力して
前記可飽和吸収型光素子へ向けて出力し、前記可飽和吸
収型光素子の出力を受信回路に出力する光結合器と、を
有することを特徴とする。
【0009】本発明の他の形態による光受信機は、伝送
路からの信号光を受信回路にて受信する光受信機におい
て、第1および第2のオフセット光を発生する第1およ
び第2の光源と、前記伝送路からの信号光および第1の
光源が発生した第1のオフセット光を入力してこれらを
結合する第1の光結合器と、前記第1の光結合器の出力
を入力する可飽和吸収領域を有する可飽和吸収型光素子
と、前記第2の光源が発生した第2のオフセット光を入
力して前記可飽和吸収型光素子へ向けて出力し、前記可
飽和吸収型光素子の出力を受信回路に出力する第2の光
結合器と、を有することを特徴とする。
【0010】本発明の他の形態による光受信機は、伝送
路からの信号光を受信回路にて受信する光受信機におい
て、オフセット光を発生する光源と、前記光源が発生し
た光源を入力して第1および第2のオフセット光に分岐
して出力する光分岐手段と、前記伝送路からの信号光お
よび光分岐手段にて分岐された第1のオフセット光を入
力してこれらを結合する第1の光結合器と、前記第1の
光結合器の出力を入力する可飽和吸収領域を有する可飽
和吸収型光素子と、前記光分岐手段にて分岐された第2
のオフセット光を入力して前記可飽和吸収型光素子へ向
けて出力し、前記可飽和吸収型光素子の出力を受信回路
に出力する第2の光結合器と、を有することを特徴とす
る。
【0011】上記のいずれの場合においても、伝送路と
可飽和吸収型光素子との間に設けられ、伝送路からの信
号光を受信回路に向かう一方向のみに透過させる手段を
有することとしてもよい。
【0012】また、受信回路の入力側に設けられたオフ
セット光成分を透過しない第1の波長選択手段を有する
こととしてもよい。
【0013】また、可飽和吸収型光素子の伝送路側とな
る前段に設けられた光増幅器を有することとしてもよ
い。
【0014】また、可飽和吸収型光素子の受信回路側と
なる後段に設けられた光増幅器を有することとしてもよ
い。
【0015】また、可飽和吸収型光素子の伝送路側とな
る前段に設けられた第1の光増幅器および可飽和吸収型
光素子の受信回路側となる後段に設けられた第2の光増
幅器を有することとしてもよい。
【0016】また、受信回路の入力側に設けられた信号
光帯域のみを通過させる第2の波長選択手段を有するこ
ととしてもよい。
【0017】また、分散を補償する機能を有する分散補
償回路を有することとしてもよい。本発明の波長多重光
受信機は、上記のいずれかに記載の構成とされ、それぞ
れ異なる波長の信号光を受信する複数の光受信機と、前
記伝送路からの各信号光を分波して各光受信機へ送出す
る光分岐器と、を有することを特徴とする。
【0018】本発明の他の形態による光受信機は、信号
光およびオフセット光を入力してこれらを結合する光結
合器と、前記光結合器の出力を入力する可飽和吸収領域
を有する可飽和吸収型光素子と、前記可飽和吸収型光素
子出力を入力する受信回路からなる複数の受信系と、オ
フセット光を発生する光源と、前記光源にて発生したオ
フセット光を入力して複数のオフセット光に分岐させ、
前記複数の受信系を構成する光結合器のそれぞれに供給
する光分岐手段と、伝送路からの複数の信号光を分岐し
て前記複数の受信系に信号光として供給する光分岐器
と、を有することを特徴とする。
【0019】本発明の他の形態による光受信機は、信号
光を入力する可飽和吸収領域を有する可飽和吸収型光素
子と、前記光源が発生したオフセット光を入力して前記
可飽和吸収型光素子へ向けて出力し、前記可飽和吸収型
光素子の出力段を構成する光結合器と、前記光結合器出
力を入力する受信回路からなる複数の受信系と、オフセ
ット光を発生する光源と、前記光源にて発生したオフセ
ット光を入力して複数のオフセット光に分岐させ、前記
複数の受信系を構成する光結合器のそれぞれに供給する
光分岐手段と、伝送路からの複数の信号光を分岐して前
記複数の受信系に信号光として供給する光分岐器と、を
有することを特徴とする。
【0020】本発明の他の形態による光受信機は、信号
光およびオフセット光を入力してこれらを結合する第1
の光結合器と、前記第1の光結合器の出力を入力する可
飽和吸収領域と、前記光源が発生したオフセット光を入
力して前記可飽和吸収型光素子へ向けて出力し、前記可
飽和吸収型光素子の出力段を構成する第2の光結合器
と、前記第2の光結合器出力を入力する受信回路からな
る複数の受信系と、オフセット光を発生する光源と、前
記光源にて発生したオフセット光を入力して複数のオフ
セット光に分岐させ、前記複数の受信系を構成する第1
および第2の光結合器のそれぞれに供給する光分岐手段
と、伝送路からの複数の信号光を分岐して前記複数の受
信系に信号光として供給する光分岐器と、を有すること
を特徴とする。
【0021】この場合、複数の受信系のそれぞれが、信
号光を受信回路に向かう一方向のみに透過させる手段を
有することとしてもよい。
【0022】また、複数の受信系のそれぞれが、受信回
路の入力側にに設けられたオフセット光成分を透過しな
い第1の波長選択手段を有することとしてもよい。
【0023】また、伝送路からの複数の信号光について
オフセット光成分を透過しない第1の波長選択手段を有
することとしてもよい。
【0024】また、光信号結合器により多重された複数
の信号光について分散を補償する機能を有する分散補償
回路を有することとしてもよい。
【0025】また、複数の受信系のそれぞれが、可飽和
吸収型光素子の伝送路側となる前段に設けられた光増幅
器を有することとしてもよい。
【0026】また、複数の受信系のそれぞれが、可飽和
吸収型光素子の受信回路側となる後段に設けられた光増
幅器を有することとしてもよい。
【0027】また、複数の受信系のそれぞれが、可飽和
吸収型光素子の伝送路側となる前段に設けられた第1の
光増幅器および可飽和吸収型光素子の受信回路側となる
後段に設けられた第2の光増幅器を有することとしても
よい。
【0028】また、複数の受信系のそれぞれが、信号光
帯域のみを通過させる第2の波長選択手段を有すること
としてもよい。
【0029】また、複数の受信系のそれぞれが、分散を
補償する機能を有する分散補償回路を有することとして
もよい。
【0030】本発明の波長多重光受信機は上記のように
構成とされる複数の光受信機と、前記複数の光受信機毎
に設けられ、入力する光信号に時間差を付与する複数の
遅延回路と、伝送路からの信号光を分岐して各光受信機
へ送出する光分岐器と、を有することを特徴とする。
【0031】本発明の光伝送方式は、上記のいずれかに
記載の光受信機、または、波長多重光受信機、または、
時分割多重光受信機を用いて構成されたことを特徴とす
る。
【0032】「作用」上記のように構成される本発明に
おいては、可飽和吸収型光素子を用いることにより信号
光の信号対雑音比を向上することが可能となる。可飽和
吸収型光素子は、可飽和吸収型光素子への入力信号光の
出力強度がある値(閾値)以下であれば吸収し、入力信
号光の出力強度がある値以上であればそのまま透過させ
る特性を有している。したがって信号光をロウレベルの
強度が閾値以下であり、ハイレベルの強度が閾値以上と
なるようにオフセット光などを用いて調整することによ
り、光雑音を抑圧し、信号対雑音比を向上することがで
きることとなる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0034】図1は本発明の光受信機の一実施例の構成
を説明するための図であり、図1(a)は受信回路2に
信号光を送出する光受信機1の構成を示すブロック図、
図1(b),(c)のそれぞれは光受信機1内に設けら
れる可飽和吸収型光素子3の作用を説明するための図で
ある。
【0035】光受信機1において、伝送路4から送出さ
れた信号光11は可飽和吸収型光素子3を介して受信回
路2に送出される。可飽和吸収型光素子3は入力された
光雑音を含む信号光11の光雑音を抑圧するために設け
られている。光ゲートともいわれる可飽和吸収型光素子
3は、半導体導波路への逆バイアス電圧印加による可飽
和吸収効果を有しており、入力光強度に依存した非線型
な透過特性を持つ。すなわち、光強度の大きなデータパ
ルスは光素子の吸収能力を越えて(飽和させて)透過す
るが、光強度の小さなノイズ成分は強い吸収を受けて低
減するという特性を有している。このため、図1(b)
に示すようなノイズ成分を含み、透過特性と吸収特性の
閾値を越えるピーク値のパルス波形については、図1
(c)に示すようなノイズ成分が低減されたパルス波形
とすることができる。
【0036】図2(a),(b)は可飽和吸収型光素子
3の特性を示す図であり、本実施例の動作について、図
1および図2を参照して説明する。
【0037】図1において、光伝送路4からの信号光1
1は可飽和吸収型光素子3を介して受信回路2に入力さ
れる。可飽和吸収型光素子3は図2(a),(b)に示
すように入力光強度に依存した非線型な透過特性を備え
ており、光強度の大きなデータパルスは光素子の吸収能
力を越えて(飽和させて)透過するが光強度の小さなパ
ルスは強い吸収を受けて低減される特性を持つ。すなわ
ち、可飽和吸収型光素子3から出力された信号光は光雑
音が抑制され、信号対雑音比が改善された信号光となっ
て受信回路2に入力される。なお、図2(a),(b)
は、オフセット光を使用した場合とそうでない場合とを
示している。入力光のピーク値が図1(b)に示される
閾値よりも十分に高くなく、十分な出力光パルスが得ら
れない場合には図2(a)に示すようなオフセット光を
付加することで十分な出力光パルスとすることができ
る。
【0038】図3は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0039】本実施例は図1に示した第1の実施例にオ
フセット光12を発生する光源5と、伝送路4から送ら
れてくる信号光11と光源5から送られてくるオフセッ
ト光12とを結合して可飽和吸収型光素子3へ出力する
光結合器6とを設けたものである。伝送路4から送出さ
れた信号光11と光源5からのオフセット光12が光結
合器6にて結合されて可飽和吸収型光素子3に入力され
る。ここで、光結合器6は信号光11に対して可飽和吸
収型光素子3の前段に配置されるものとする。
【0040】ここで、オフセット光について再度詳細に
説明すると、図2(a),(b)に示すように、可飽和
吸収型光素子3は入力光強度に依存した非線型な透過特
性を備えており、光強度の大きなデータパルスは光素子
の吸収能力を越えて(飽和させて)透過するが、光強度
の小さなパルスは強い吸収を受けて低減される特性を持
つ。この特性は、可飽和吸収型光素子3に入力される総
ての入力光強度に依存するものである。したがって、特
に信号光自身の強度が小さな場合などは、可飽和吸収型
光素子3の透過特性に対する可飽和吸収型光素子3の透
過特性に対するオフセット光として、外部より高い強度
の連続光または信号光に同期した光パルス等を入力し、
可飽和吸収型光素子への総ての入力光強度を増加させる
必要がある。本実施例は上記のような信号光自身の強度
が小さな場合に対してのものであり、上記のような構成
とすることにより、可飽和吸収型光素子3から出力され
た信号光は、光雑音が抑圧され、信号対雑音比が改善さ
れた信号光となって受信回路2へ出力されるものとなっ
ている。
【0041】図4は本発明の第3の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0042】本実施例は図1に示した第1の実施例にオ
フセット光12を発生する光源5と、可飽和吸収型光素
子3出力と光源5から送られてくるオフセット光12と
を結合して受信回路2へ出力する光結合器6とを設けた
ものである。伝送路4から送出された信号光11は、可
飽和吸収型光素子3を介して光結合器6に入力され、ま
た、光源5からのオフセット光12が光結合器5に入力
されてこれらが結合されて受信回路2へ送出される。こ
こで、光結合器6は信号光11に対して可飽和吸収型光
素子3の後段に配置されるものとする。
【0043】光結合器6は、入力されたオフセット光1
2が可飽和吸収型光素子3に向かうように配置されてお
り、本実施例は図3に示した第2の実施例と同様に作用
および効果を奏するものとなっている。
【0044】本発明の第2および第3の実施例のいずれ
にも用いられる光結合器6のいずれも入力されるオフセ
ット光が可飽和吸収型光素子3に入力するように配置さ
れており、このことは以下に説明する各実施例でも同様
である。
【0045】図5は本発明の第4の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0046】本実施例は、図4に示した第3の実施例の
伝送路4側に受信回路2に向かう一方向のみに光を透過
する手段であるアイソレータ7を挿入したものである。
【0047】本実施例においては、アイソレータ7を設
けたことにより、伝送路4に対して光源5が発生するオ
フセット光12が入力することが防止され、伝送路4に
おける伝送特性が劣化することが防止されている。
【0048】図6は本発明の第5の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0049】本実施例は図1に示した第1の実施例にオ
フセット光12,12’を発生する光源5a,5a’
と、伝送路4からの信号光11と光源5から送られてく
るオフセット光12とを結合して可飽和吸収型光素子3
へ出力する光結合器6aと、可飽和吸収型光素子3出力
と光源5a’から送られてくるオフセット光12’とを
結合して受信回路2へ出力する光結合器6a’とを設け
たものである。伝送路4から送出された信号光11は、
光結合器6aにより光源5aからのオフセット光12a
と結合されて可飽和吸収型光素子3に入力される。可飽
和吸収型光素子3出力は光結合器6a’により光源5
a’からのオフセット光12’と結合されて受信回路2
に送出される。ここで、光結合器6a,6a’は信号光
11に対して可飽和吸収型光素子3の前段,後段に配置
されるものとする。
【0050】上記のように構成される本実施例は、第2
および第3の実施例それぞれの効果が組み合わされ、一
層向上された効果を奏するものとなっている。
【0051】なお、図6に示した構成では、各光結合器
6a,6a’にそれぞれ異なる光源5a,5a’が発生
したオフセット光12,12’を入力する構成とした
が、1つの光源が発生したオフセット光を光分岐器によ
り分岐して入力する構成としてもよい。
【0052】図7は本発明の第6の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0053】本実施例は図6に示した第5の実施例の伝
送路4側に一方向のみに光を透過する手段であるアイソ
レータ7を挿入したものである。
【0054】本実施例においては、アイソレータ7を設
けたことにより、第5の実施例の効果に加えて、伝送路
4に対して光源5が発生するオフセット光12が入力す
ることが防止され、伝送路4の伝送特性が劣化すること
が防止されている。
【0055】図8は本発明の第7の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0056】本実施例は、図3に示した第2の実施例の
可飽和吸収型光素子3と受信回路2の間に、ファイバグ
レーティング等の光帯域通過フィルタ8を挿入したもの
である。光帯域通過フィルタ8はオフセット光12を除
去するために設けられたもので、オフセット光12の波
長帯域を透過しない特性を有しており、信号光は光帯域
通過フィルタ8によりオフセット光12の成分が除去さ
れて受信回路2に出力される。
【0057】図9は本発明の第8の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【0058】本実施例は図8に示した第7の実施例の伝
送路4側(可飽和吸収型光素子3の前段)に、光増幅器
9を挿入したものである。光増幅器9は例えば出力一定
制御方式により制御されるもので、光増幅器9の出力を
可飽和吸収型光素子3の透過特性に応じて調整すること
により、光雑音を効率よく抑圧し、信号光の信号対雑音
比を効率よく改善することができる。
【0059】図10は本発明の第9の実施例の構成を示
すブロック図である。
【0060】本実施例は図9に示した第8の実施例の光
帯域フィルタ8と受信回路2との間に、さらにファイバ
グレーティング等の光帯域通過フィルタ8’を挿入した
ものである。光帯域通過フィルタ8’は信号光波長成分
のみを抽出するためのもので、信号光帯域のみを透過さ
せ、信号光帯域以外は遮断する特性を有するもので、信
号光は光帯域通過フィルタ8によりオフセット光12の
成分が除去され、光帯域通過フィルタ8’により信号光
帯域のみが透過して受信回路2に出力される。
【0061】本実施例においては光帯域通過フィルタを
2段構成としたことにより、受信回路2に出力される信
号光の信号対雑音比がさらに向上したものとなってい
る。図11は本発明の第10の実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【0062】本実施例は図9に示した第8の実施例の光
増幅器9と光結合器6との間に伝送路4における分散を
補償する機能を有する分散補償回路14を設けたもので
ある。本実施例においては、伝送路4における分散の影
響を低減することができるものとなっている。
【0063】図12は本発明の第11の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0064】本実施例は図11に示した第10の実施例
の構成のものを二組用い、伝送路4より入力された信号
光11を光分波器13により分岐して各組に供給するよ
うに構成したものである。図10中、一方の組には符号
aを付し、他方の組には符号bを付している。また、こ
の点は以下の多重化を図った他の実施例においても同様
である。本実施例においては、波長多重伝送が可能とな
り、伝送容量を増加することができるものとなってい
る。
【0065】図13は本発明の第12の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0066】本実施例は図3に示した第2の実施例と同
様の構成のものを二組用いて波長多重伝送を図るととも
に、オフセット光を発生する光源を共通化することによ
り装置構成の簡略化を図ったものである。
【0067】伝送路4から入力された信号光は光分波器
13により分岐される。一方の信号光11aは光結合器
6aに入力され、光源5にて発生し、光分波器13’に
て分波されたオフセット光12と結合されて可飽和吸収
型光素子3aに入力されてノイズ成分が低減されたパル
ス波形とされて受信回路2aに入力される。他方の信号
光11bは光結合器6bに入力され、光源5にて発生
し、光分波器13’にて分波されたオフセット光12と
結合されて可飽和吸収型光素子3bに入力されてノイズ
成分が低減されたパルス波形とされて受信回路2bに入
力される。
【0068】上記のように構成される本実施例は、オフ
セット光12を異なる2つの可飽和吸収型光素子3a,
3bで共用するために光分波器13’を用いることによ
り各可飽和吸収型光素子に対するオフセット光を発生す
るための光源の数を減らすことができ、省スペース化お
よび低コスト化を実現できるものとなっている。
【0069】図14は本発明の第13の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0070】本実施例は図4に示した第3の実施例と同
様の構成のものを二組用いて波長多重伝送を図るととも
に、オフセット光を発生する光源を共通化することによ
り装置構成の簡略化を図ったものである。
【0071】伝送路4から入力された信号光は光分波器
13により分岐される。一方の信号光11aは可飽和吸
収型光素子3aに入力されてノイズ成分が低減されたパ
ルス波形とされた後に光結合器6aに入力され、光源5
にて発生し、光分波器13’にて分波されたオフセット
光12と結合されて受信回路2aに入力される。他方の
信号光11bは可飽和吸収型光素子3bに入力されてノ
イズ成分が低減されたパルス波形とされた後に光結合器
6bに入力され、光源5にて発生し、光分波器13’に
て分波されたオフセット光12と結合されて受信回路2
bに入力される。
【0072】上記のように構成される本実施例は、オフ
セット光12を異なる2つの可飽和吸収型光素子3a,
3bで共用するために光分波器13を用いることにより
各可飽和吸収型光素子に対するオフセット光を発生する
ための光源の数を減らすことができ、省スペース化およ
び低コスト化を実現できるものとなっている。図15は
本発明の第14の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0073】本実施例は図14に示した第13の実施例
の光分波器13とアイソレータ7a,7bとの間に、一
方向のみに光を透過する手段であるアイソレータ7a,
7bを挿入したものである。
【0074】本実施例においては、アイソレータ7a,
7bを設けたことにより、第13の実施例の効果に加え
て、伝送路4に対して光源5が発生するオフセット光1
2が入力することが防止され、伝送路4の伝送特性が劣
化することが防止されている。
【0075】図16は本発明の第15の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0076】本実施例は図6に示した第5の実施例と同
様の構成のものを二組用いて波長多重伝送を図るととも
に、オフセット光を発生する光源を共通化することによ
り装置構成の簡略化を図ったものである。
【0077】伝送路4から入力された信号光は光分波器
13により分岐される。一方の信号光11aは、光結合
器6aにより光源5にて発生し光分波器13’にて分岐
されたオフセット光12と結合されて可飽和吸収型光素
子3aに入力される。可飽和吸収型光素子3a出力は光
結合器6a’により光源5にて発生し光分波器13にて
分岐されたオフセット光12と結合されて受信回路2に
送出される。ここで、光結合器6a,6a’は信号光1
1aに対して可飽和吸収型光素子3の前段,後段に配置
されるものとする。他方の信号光11bは、光結合器6
bにより光源5にて発生し光分波器13’にて分岐され
たオフセット光12と結合されて可飽和吸収型光素子3
bに入力される。可飽和吸収型光素子3b出力は光結合
器6b’により光源5にて発生し光分波器13にて分岐
されたオフセット光12と結合されて受信回路2に送出
される。ここで、光結合器6b,6b’は信号光11a
に対して可飽和吸収型光素子3bの前段,後段に配置さ
れるものとする。
【0078】以上のように構成される本実施例において
は、オフセット光12を異なる4つの光結合器6a,6
a’,6b,6b’で共用するために光分波器13’を
用いることにより各可飽和吸収型光素子に対するオフセ
ット光を発生するための光源の数を減らすことができ、
省スペース化および低コスト化を実現できるものとなっ
ている。
【0079】図17は本発明の第16の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0080】本実施例は図16に示した第15の実施例
の光結合器6a,6bと可飽和吸収型光素子伝送路3
a,3bの間に受信回路に向かう一方向のみに光を透過
する手段であるアイソレータ7a,7bを挿入したもの
である。
【0081】本実施例においては、アイソレータ7a,
7bを設けたことにより、第15の実施例の効果に加え
て、伝送路4に対して光源5が発生するオフセット光1
2が入力することが防止され、伝送路の伝送特性が劣化
することが防止されている。
【0082】図18は本発明の第17の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0083】本実施例は、受信回路を含む受信系を二組
用いて波長多重伝送を図るとともに、オフセット光を発
生する光源を共通化することにより装置構成の簡略化を
図ったものである。
【0084】伝送路4から入力された信号光は光分波器
13により分岐される。一方の信号光11aは可飽和吸
収型光素子3aに入力されてノイズ成分が低減されたパ
ルス波形とされて光結合器6aに入力され、光源5にて
発生し、光分波器13’にて分波されたオフセット光1
2と結合されて受信回路2aに入力される。他方の信号
光11bは光結合器6bに入力され、光源5にて発生
し、光分波器13’にて分波されたオフセット光12と
結合されて可飽和吸収型光素子3bに入力されてノイズ
成分が低減されたパルス波形とされて受信回路2bに入
力される。
【0085】上記のように構成される本実施例は、オフ
セット光12を異なる2つの可飽和吸収型光素子3a,
3bで共用するために光分波器13’を用いることによ
り各可飽和吸収型光素子に対するオフセット光を発生す
るための光源の数を減らすことができ、省スペース化お
よび低コスト化を実現できるものとなっている。
【0086】図19は本発明の第18の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0087】本実施例は図18に示した第17の実施例
の光分波器13と可飽和吸収型光素子3aの間および光
結合器6bと可飽和吸収型光素子3bの間に受信回路2
a,2bに向かう一方向のみに光を透過する手段である
アイソレータ7a,7bを挿入したものである。
【0088】本実施例においては、アイソレータ7a,
7bを設けたことにより、第15の実施例の効果に加え
て、伝送路4に対して光源5が発生するオフセット光1
2が入力されることが防止され、伝送路4の伝送特性が
劣化することが防止されている。
【0089】図20は本発明の第19の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0090】本実施例は図15に示した第14の実施例
の光結合器6a,6bの後段に、ファイバグレーティン
グ等の光帯域通過フィルタ8a,8bを挿入したもので
ある。光帯域通過フィルタ8a,8bはオフセット光1
2を除去するために設けられたもので、オフセット光1
2の波長帯域を透過しない特性を有しており、信号光は
光帯域通過フィルタ8a,8bによりオフセット光12
の成分が除去されて受信回路2a,2bに出力される。
【0091】図21は本発明の第20の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0092】本実施例は図20に示した第19の実施例
の可飽和吸収型光素子3a,3bの前段に、光増幅器9
a,9bを挿入したものである。光増幅器9,9bは例
えば出力一定制御方式により制御されるもので、光増幅
器9,9bの出力を可飽和吸収型光素子3a,3bの透
過特性に応じて調整することにより、光雑音を効率よく
抑圧し、信号光の信号対雑音比を効率よく改善すること
ができる。
【0093】図22は本発明の第21の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0094】本実施例は図21に示した第20の実施例
の光分波器13’と伝送路4との間にファイバグレーテ
ィング等の光帯域通過フィルタ8を挿入したものであ
る。光帯域通過フィルタ8は信号光波長成分のみを抽出
するためのもので、信号光帯域のみを透過させ、信号光
帯域以外は遮断する特性を有するもので、信号光は光帯
域通過フィルタ8a,8bによりオフセット光12の成
分が除去され、光帯域通過フィルタ8により信号光帯域
のみが透過して受信回路2a,2bに出力される。
【0095】本実施例においては光帯域通過フィルタを
2段構成としたことにより信号対雑音比がさらに向上し
たものとなっている。
【0096】図23は本発明の第22の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0097】本実施例は図21に示した第20の実施例
の光帯域フィルタ8a,8bと受信回路2a,2bとの
間に、さらにファイバグレーティング等の光帯域通過フ
ィルタ8a’,8b’を挿入したものである。光帯域通
過フィルタ8a’,8b’は信号光波長成分のみを抽出
するためのもので、信号光帯域のみを透過させ、信号光
帯域以外は遮断する特性を有するもので、信号光は光帯
域通過フィルタ8a,8bによりオフセット光12の成
分が除去され、光帯域通過フィルタ8’a’,8b’に
より信号光帯域のみが透過して受信回路2a,2bに出
力される。
【0098】本実施例においては光帯域通過フィルタを
2段構成としたことにより第20の実施例の効果に加え
て、オフセット光12の成分除去特性がさらに向上した
ものとなっている。
【0099】図24は本発明の第23の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0100】本実施例は図21に示した第20の実施例
の光増幅器9a,9bの前段に、伝送路4における分散
を補償する機能を有する分散補償回路14a,14bを
設けたものである。本実施例においては、第20の実施
例の効果に加えて伝送路4における分散の影響を低減す
ることができるものとなっている。
【0101】図25は本発明の第24の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0102】本実施例は図13に示した第12の実施例
の可飽和吸収型光素子3a,3bと受信回路2a,2b
とのそれぞれの間に入力信号を所定時間遅延して出力す
る遅延回路15a,15bを挿入したものである。本実
施例においては可飽和吸収型光素子a,3bの出力信号
は遅延回路15a,15bにより時間差が付与されて受
信回路2a,2bにて受信されることとなり、時分割多
重伝送が可能となっている。
【0103】図26は本発明の第25の実施例の構成を
示すブロック図である。
【0104】本実施例は第1乃至第23の実施例で説明
された光受信機1を用いて行われる光伝送方式であり、
光受信機1と光送信機17およびこれらの間に複数設け
られる光中継器15,16は伝送路11により結ばれ、
伝送する光信号11による通信が行われる。
【0105】光受信機1が第1乃至第23の実施例で説
明したような特性を有することから信号光の信号対雑音
比が改善され、伝送特性を改善することができるものと
なっている。
【0106】なお、光増幅器、光帯域通過フィルタ(波
長選択手段)、分散補償回路などの数や配置箇所は上記
の実施例に限定されるものではなく、これらは光信号が
伝送するいずれの箇所に配置されたり、複数設けられて
もよい。さらには、上記の実施例以外の組合わせとして
も当然よい。
【0107】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0108】入力信号光の出力強度がある値(閾値)以
下であれば吸収し、入力信号光の出力強度がある値以上
であればそのまま透過させる可飽和吸収型光素子を介し
て信号光が入力されるため、可飽和吸収型光素子を透過
する際に光雑音が抑圧されて信号光の信号対雑音比を向
上することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光受信機の一実施例の構成を説明する
ための図であり、(a)は受信回路2に信号光を送出す
る光受信機1の構成を示すブロック図、(b),(c)
のそれぞれは光受信機1内に設けられる可飽和吸収型光
素子3の作用を説明するための図である。
【図2】(a),(b)は可飽和吸収型光素子3の特性
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】本発明の第5の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】本発明の第6の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図8】本発明の第7の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図9】本発明の第8の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図10】本発明の第9の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図11】本発明の第10の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】本発明の第11の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】本発明の第12の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】本発明の第13の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】本発明の第14の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】本発明の第15の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図17】本発明の第16の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図18】本発明の第17の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】本発明の第18の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図20】本発明の第19の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図21】本発明の第20の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】本発明の第19の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図23】本発明の第22の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】本発明の第23の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図25】本発明の第24の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図26】本発明の第25の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 光受信機 2 受信回路 3 可飽和吸収型光素子 4 伝送路 5 光源 6 光結合器 7 アイソレータ 8 光帯域通過フィルタ 9 光増幅器 10 光結合器 11 信号光 12 オフセット光 13 光分岐器 14 分散補償回路 15 遅延回路 16 光中継器 17 光送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04J 14/00 H04B 9/00 Y 14/02 J 14/08 H04B 10/28 10/26 10/17 10/16

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路からの信号光を受信回路にて受信
    する光受信機において、 前記伝送路からの信号光を入力して受信回路に出力する
    可飽和吸収領域を有する可飽和吸収型光素子を有するこ
    とを特徴とする光受信機。
  2. 【請求項2】 伝送路からの信号光を受信回路にて受信
    する光受信機において、 オフセット光を発生する光源と、 前記伝送路からの信号光および光源が発生したオフセッ
    ト光を入力してこれらを結合する光結合器と、 前記光結合器の出力を入力して受信回路に出力する可飽
    和吸収領域を有する可飽和吸収型光素子と、を有するこ
    とを特徴とする光受信機。
  3. 【請求項3】 伝送路からの信号光を受信回路にて受信
    する光受信機において、 オフセット光を発生する光源と、 前記伝送路からの信号光を入力する可飽和吸収領域を有
    する可飽和吸収型光素子と、 前記光源が発生したオフセット光を入力して前記可飽和
    吸収型光素子へ向けて出力し、前記可飽和吸収型光素子
    の出力を受信回路に出力する光結合器と、を有すること
    を特徴とする光受信機。
  4. 【請求項4】 伝送路からの信号光を受信回路にて受信
    する光受信機において、 第1および第2のオフセット光を発生する第1および第
    2の光源と、 前記伝送路からの信号光および第1の光源が発生した第
    1のオフセット光を入力してこれらを結合する第1の光
    結合器と、 前記第1の光結合器の出力を入力する可飽和吸収領域を
    有する可飽和吸収型光素子と、 前記第2の光源が発生した第2のオフセット光を入力し
    て前記可飽和吸収型光素子へ向けて出力し、前記可飽和
    吸収型光素子の出力を受信回路に出力する第2の光結合
    器と、を有することを特徴とする光受信機。
  5. 【請求項5】 伝送路からの信号光を受信回路にて受信
    する光受信機において、 オフセット光を発生する光源と、 前記光源が発生した光源を入力して第1および第2のオ
    フセット光に分岐して出力する光分岐手段と、 前記伝送路からの信号光および光分岐手段にて分岐され
    た第1のオフセット光を入力してこれらを結合する第1
    の光結合器と、 前記第1の光結合器の出力を入力する可飽和吸収領域を
    有する可飽和吸収型光素子と、 前記光分岐手段にて分岐された第2のオフセット光を入
    力して前記可飽和吸収型光素子へ向けて出力し、前記可
    飽和吸収型光素子の出力を受信回路に出力する第2の光
    結合器と、を有することを特徴とする光受信機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の光受信機において、 伝送路と可飽和吸収型光素子との間に設けられ、伝送路
    からの信号光を受信回路に向かう一方向のみに透過させ
    る手段を有することを特徴とする光受信機。
  7. 【請求項7】 請求項2、4、5のいずれかに記載の光
    受信機において、 受信回路の入力側に設けられたオフセット光成分を透過
    しない第1の波長選択手段を有することを特徴とする光
    受信機。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の光受信機において、 可飽和吸収型光素子の伝送路側となる前段に設けられた
    光増幅器を有することを特徴とする光受信機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の光受信機において、 可飽和吸収型光素子の受信回路側となる後段に設けられ
    た光増幅器を有することを特徴とする光受信機。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項7のいずれかに
    記載の光受信機において、 可飽和吸収型光素子の伝送路側となる前段に設けられた
    第1の光増幅器および可飽和吸収型光素子の受信回路側
    となる後段に設けられた第2の光増幅器を有することを
    特徴とする光受信機。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    に記載の光受信機において、 受信回路の入力側に設けられた信号光帯域のみを通過さ
    せる第2の波長選択手段を有することを特徴とする光受
    信機。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載の光受信機において、 分散を補償する機能を有する分散補償回路を有すること
    を特徴とする光受信機。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    に記載の構成とされ、それぞれ異なる波長の信号光を受
    信する複数の光受信機と、 前記伝送路からの各信号光を分波して各光受信機へ送出
    する光分岐器と、を有することを特徴とする波長多重光
    受信機。
  14. 【請求項14】 信号光およびオフセット光を入力して
    これらを結合する光結合器と、前記光結合器の出力を入
    力する可飽和吸収領域を有する可飽和吸収型光素子と、
    前記可飽和吸収型光素子出力を入力する受信回路からな
    る複数の受信系と、 オフセット光を発生する光源と、 前記光源にて発生したオフセット光を入力して複数のオ
    フセット光に分岐させ、前記複数の受信系を構成する光
    結合器のそれぞれに供給する光分岐手段と、伝送路から
    の複数の信号光を分岐して前記複数の受信系に信号光と
    して供給する光分岐器と、を有することを特徴とする光
    受信機。
  15. 【請求項15】 信号光を入力する可飽和吸収領域を有
    する可飽和吸収型光素子と、前記光源が発生したオフセ
    ット光を入力して前記可飽和吸収型光素子へ向けて出力
    し、前記可飽和吸収型光素子の出力段を構成する光結合
    器と、前記光結合器出力を入力する受信回路からなる複
    数の受信系と、 オフセット光を発生する光源と、 前記光源にて発生したオフセット光を入力して複数のオ
    フセット光に分岐させ、前記複数の受信系を構成する光
    結合器のそれぞれに供給する光分岐手段と、伝送路から
    の複数の信号光を分岐して前記複数の受信系に信号光と
    して供給する光分岐器と、を有することを特徴とする光
    受信機。
  16. 【請求項16】 信号光およびオフセット光を入力して
    これらを結合する第1の光結合器と、前記第1の光結合
    器の出力を入力する可飽和吸収領域と、前記光源が発生
    したオフセット光を入力して前記可飽和吸収型光素子へ
    向けて出力し、前記可飽和吸収型光素子の出力段を構成
    する第2の光結合器と、前記第2の光結合器出力を入力
    する受信回路からなる複数の受信系と、 オフセット光を発生する光源と、 前記光源にて発生したオフセット光を入力して複数のオ
    フセット光に分岐させ、前記複数の受信系を構成する第
    1および第2の光結合器のそれぞれに供給する光分岐手
    段と、 伝送路からの複数の信号光を分岐して前記複数の受信系
    に信号光として供給する光分岐器と、を有することを特
    徴とする光受信機。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし請求項16のいずれ
    かに記載の光受信機において、 複数の受信系のそれぞれが、信号光を受信回路に向かう
    一方向のみに透過させる手段を有することを特徴とする
    光受信機。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし請求項17のいずれ
    かに記載の光受信機において、 複数の受信系のそれぞれが、受信回路の入力側に設けら
    れたオフセット光成分を透過しない第1の波長選択手段
    を有することを特徴とする光受信機。
  19. 【請求項19】 請求項14ないし請求項17のいずれ
    かに記載の光受信機において、 伝送路からの複数の信号光についてオフセット光成分を
    透過しない第1の波長選択手段を有することを特徴とす
    る光受信機。
  20. 【請求項20】 請求項14ないし請求項19のいずれ
    かに記載の光受信機において、 光信号結合器により多重された複数の信号光について分
    散を補償する機能を有する分散補償回路を有することを
    特徴とする光受信機。
  21. 【請求項21】 請求項14ないし請求項20のいずれ
    かに記載の光受信機において、 複数の受信系のそれぞれが、可飽和吸収型光素子の伝送
    路側となる前段に設けられた光増幅器を有することを特
    徴とする光受信機。
  22. 【請求項22】 請求項14ないし請求項20のいずれ
    かに記載の光受信機において、 複数の受信系のそれぞれが、可飽和吸収型光素子の受信
    回路側となる後段に設けられた光増幅器を有することを
    特徴とする光受信機。
  23. 【請求項23】 請求項14ないし請求項20のいずれ
    かに記載の光受信機において、 複数の受信系のそれぞれが、可飽和吸収型光素子の前段
    に設けられた第1の光増幅器および可飽和吸収型光素子
    の受信回路側となる後段に設けられた第2の光増幅器を
    有することを特徴とする光受信機。
  24. 【請求項24】 請求項14ないし請求項23のいずれ
    かに記載の光受信機において、 複数の受信系のそれぞれが、信号光帯域のみを通過させ
    る第2の波長選択手段を有することを特徴とする光受信
    機。
  25. 【請求項25】 請求項14ないし請求項23のいずれ
    かに記載の光受信機において、 複数の受信系のそれぞれが、分散を補償する機能を有す
    る分散補償回路を有することを特徴とする光受信機。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    に記載の構成とされる複数の光受信機と、 前記複数の光受信機毎に設けられ、入力する光信号に時
    間差を付与する複数の遅延回路と、 伝送路からの信号光を分岐して各光受信機へ送出する光
    分岐器と、を有することを特徴とする波長多重光受信
    機。
  27. 【請求項27】 請求項14ないし請求項25のいずれ
    かに記載の光受信機を用いた時分割多重光受信機であっ
    て、 前記複数の受信系毎に設けられ、入力する光信号に時間
    差を付与する複数の遅延回路と、 伝送路からの信号光を分岐して各光受信機へ送出する光
    分岐器と、を有することを特徴とする波長多重光受信
    機。
  28. 【請求項28】 請求項1ないし請求項12、請求項1
    4ないし請求項25のいずれかに記載の光受信機、また
    は、請求項13記載の波長多重光受信機、または、請求
    項26または請求項27に記載の時分割多重光受信機を
    用いて構成された光伝送方式。
JP10067434A 1998-03-17 1998-03-17 光受信機、波長多重光受信機、時分割多重光受信機およびこれらを用いた光伝送方式 Pending JPH11266203A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1122582A2 (en) * 2000-02-04 2001-08-08 DDI Corporation Nonlinear optical element
CN100446050C (zh) * 2006-07-07 2008-12-24 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种分时光电信号采集的编码器处理电路

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