JP3226025B2 - 信号処理方法および装置、波長多重処理方法および装置、これらを利用した通信方法および装置 - Google Patents

信号処理方法および装置、波長多重処理方法および装置、これらを利用した通信方法および装置

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JP3226025B2
JP3226025B2 JP06310198A JP6310198A JP3226025B2 JP 3226025 B2 JP3226025 B2 JP 3226025B2 JP 06310198 A JP06310198 A JP 06310198A JP 6310198 A JP6310198 A JP 6310198A JP 3226025 B2 JP3226025 B2 JP 3226025B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/299Signal waveform processing, e.g. reshaping or retiming

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  • Lasers (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信に利用
される光パルス信号のSNR(Signal-to-NoiseRati
o)を改善する信号処理方法および装置、本発明の信号処
理方法および装置を利用してデータ通信するデータ通信
方法およびシステム、本発明の信号処理方法および装置
を利用して波長多重光の受信や中継を実行する波長多重
処理方法および装置、本発明の波長多重処理方法および
装置を利用してデータ通信する波長多重通信方法および
システム、に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電気信号によるデータ通信が一般
に普及しているが、多量のデータを高速に通信すること
が困難などの課題も指摘されている。そこで、これを解
決するために光パルス信号でのデータ通信が研究されて
おり、一部で実用化もされている。ただし、光パルス信
号で長距離通信を実現するためには、光パルス信号に内
包される雑音光を良好に除去することが必要である。
【0003】例えば“Techinical Digest of CPT98,Ja
nuary 12-14,1998, In corperationwith IEICE Electro
nics Society & JSAP & IEEE LEOS & OSA”に記載され
ている“Optical noise reduction by a semiconductor
waveguide saturable absorber,Yoichi Hashimoto,p
p.215-216”には、可飽和吸収領域を有する半導体素子
に雑音光が内包される光パルス信号を入射させ、可飽和
吸収領域に光パルス信号の雑音光を可飽和吸収させるこ
とが開示されている。
【0004】このような信号処理装置の一従来例を図1
8および図19を参照して以下に説明する。なお、図1
8は一従来例の信号処理装置を示す模式図、図19は光
パルス信号から雑音光を除去する状態を示す特性図であ
る。ここで例示する信号処理装置1は、図18に示すよ
うに、可飽和吸収領域を具備する可飽和吸収素子からな
る。
【0005】この信号処理装置1の可飽和吸収素子は、
入射光の強度が小さいと吸収による損失が大きく、強度
が大きい入射光は吸収能力の飽和により小さな損失で透
過する。このため、可飽和吸収素子からなる信号処理装
置1は、入射される光パルス信号の雑音光を可飽和吸収
し、雑音光が低減された光パルス信号を出射することが
できる。
【0006】より詳細には、図19に示すように、光パ
ルス信号が雑音光とともに信号処理装置1に入射される
と、光パルス信号が存在せず雑音光のみ存在する部分で
は、その強度が小さいために雑音光が可飽和吸収される
が、光パルス信号が存在する部分では、強度が大きいた
めに光パルス信号も雑音光も可飽和吸収されない。
【0007】このため、結果的に光パルス信号のSNR
が改善されることになり、光パルス信号での長距離通信
が可能となるので、上述のような信号処理装置1を光パ
ルス通信の信号受信装置や信号中継装置に利用すること
が期待されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような可飽和吸
収手段からなる信号処理装置1は、光パルス信号から雑
音光を可飽和吸収することができるので、データ通信に
利用される光パルス信号のSNRを改善することができ
る。ただし、実際に光パルス信号でデータ通信する状況
を想定すると、受信した光パルス信号を再生するときの
エラーは信号/雑音間のビート雑音が主要な原因である
ため、光パルス信号が存在する部分で雑音光を良好に排
除する必要がある。
【0009】しかし、上述した信号処理装置1では、図
20に示すように、光パルス信号が存在しない部分の雑
音光を可飽和吸収しており、光パルス信号が存在する部
分では雑音光を可飽和吸収しないので、光パルス信号に
よるデータ通信のエラー防止の効果は低いことになる。
【0010】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、光パルス信号の雑音光を良好に排除でき
る信号処理方法および装置、本発明の信号処理方法およ
び装置を利用してデータ通信するデータ通信方法および
システム、本発明の信号処理方法および装置を利用して
波長多重光の受信や中継を実行する波長多重処理方法お
よび装置、本発明の波長多重処理方法および装置を利用
してデータ通信する波長多重通信方法およびシステム、
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の信
号処理方法は、光パルス信号のパルス幅を周波数チャー
ピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮し、このパ
ルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下の
光成分を可飽和吸収させ、この所定の強度以下の光成分
が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を周波数チ
ャーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散する
うにした。
【0012】請求項2記載の発明の信号処理方法は、光
パルス信号の強度を増幅し、この強度が増幅された光パ
ルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散
との釣り合いにより圧縮し、このパルス幅が圧縮された
光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収
させ、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された
光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度
分散との釣り合いにより拡散するようにした。
【0013】請求項記載の発明の信号処理方法は、
パルス信号の強度を増幅し、この強度が増幅された光パ
ルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散
との釣り合いにより圧縮し、このパルス幅が圧縮された
光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収
させ、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された
光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度
分散との釣り合いにより拡散し、このパルス幅が拡散さ
れた光パルス信号の強度を調整するようにした。
【0014】従って、本発明の信号処理方法では、パル
ス幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡張
された状態で雑音光が除去され、この雑音光の除去後に
パルス幅が拡散されて光パルス信号が再現されるので、
この光パルス信号は雑音光が良好に除去された状態とな
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】請求項4記載の発明の信号処理装置は、光
パルス信号のパルス幅を圧縮するパルス圧縮手段と、該
パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮された光パルス信
号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和
吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の強度以下の
光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を拡
散するパルス拡散手段と、を具備しており、 前記パルス
圧縮手段が群速度分散を有しており、光パルス信号を付
加されている周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮し、前記パルス拡散手段が群速度分散を
有しており、光パルス信号を周波数チャーピングと群速
度分散との釣り合いにより拡散する
【0020】従って、本発明の信号処理装置では、光パ
ルス信号のパルス幅が周波数チャーピングと群速度分散
との釣り合いによりパルス圧縮手段で圧縮され、このパ
ルス幅が圧縮された光パルス信号から可飽和吸収手段に
より所定の強度以下の光成分が可飽和吸収され、この所
定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光パルス信号
のパルス幅が周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いによりパルス拡散手段で拡散される。パルス幅の圧
縮により光パルス信号が存在しない部分が拡張された状
態で雑音光が除去され、この雑音光の除去後にパルス幅
が拡散されて光パルス信号が再現されるので、この光パ
ルス信号は雑音光が良好に除去された状態となる。
お、このように光パルス信号を周波数チャーピングとの
釣り合いにより圧縮や拡散する群速度分散は、周波数チ
ャーピングの位相との関係で正符号や負符号により実行
される。
【0021】
【0022】
【0023】請求項5記載の発明の信号処理装置は、光
パルス信号の強度を増幅する強度増幅手段と、該強度増
幅手段により強度が増幅された光パルス信号のパルス幅
を圧縮するパルス圧縮手段と、該パルス圧縮手段により
パルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下
の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和
吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収さ
れた光パルス信号のパルス幅を拡散するパルス拡散手段
と、を具備しており、 前記パルス圧縮手段が群速度分散
を有しており、光パルス信号を付加されている周波数チ
ャーピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮し、前
記パルス拡散手段が群速度分散を有しており、光パルス
信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合いに
より拡散する
【0024】従って、本発明の信号処理装置では、光パ
ルス信号の強度が強度増幅手段により増幅され、この強
度が増幅された光パルス信号のパルス幅が周波数チャー
ピングと群速度分散との釣り合いによりパルス圧縮手段
圧縮される。このパルス幅が圧縮された光パルス信号
から可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可
飽和吸収され、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸
収された光パルス信号のパルス幅が周波数チャーピング
と群速度分散との釣り合いによりパルス拡散手段で拡散
される。光パルス信号の強度を増幅させると必然的に雑
音光が発生するが、この雑音光はパルス幅の圧縮により
光パルス信号が存在しない部分が拡張された状態で除去
され、この雑音光の除去後にパルス幅が拡散されて光パ
ルス信号が再現されるので、この光パルス信号は強度が
増幅されながら雑音光が良好に除去された状態となる。
【0025】
【0026】
【0027】請求項6記載の発明の信号処理装置は、光
パルス信号の強度を増幅する強度増幅手段と、該強度増
幅手段により強度が増幅された光パルス信号のパルス幅
を圧縮するパルス圧縮手段と、該パルス圧縮手段により
パルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下
の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和
吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収さ
れた光パルス信号のパルス幅を拡散するパルス拡散手段
と、該パルス拡散手段によりパルス幅が拡散された光パ
ルス信号の強度を調整する強度調整手段と、を具備して
おり、 前記パルス圧縮手段が群速度分散を有しており、
光パルス信号を付加されている周波数チャーピングと群
速度分散との釣り合いにより圧縮し、前記パルス拡散手
段が群速度分散を有しており、光パルス信号を周波数チ
ャーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散する
【0028】従って、本発明の信号処理装置では、光パ
ルス信号の強度が強度増幅手段により増幅され、この強
度が増幅された光パルス信号のパルス幅が周波数チャー
ピングと群速度分散との釣り合いによりパルス圧縮手段
圧縮される。このパルス幅が圧縮された光パルス信号
から可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可
飽和吸収され、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸
収された光パルス信号のパルス幅が周波数チャーピング
と群速度分散との釣り合いによりパルス拡散手段で拡散
され、このパルス幅が拡散された光パルス信号の強度が
強度調整手段により調整される。光パルス信号の強度を
増幅させると必然的に雑音光が発生するが、この雑音光
はパルス幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部分
が拡張された状態で除去され、この雑音光の除去後にパ
ルス幅を拡散して光パルス信号が再現されるので、この
光パルス信号は適正な強度で雑音光が良好に除去された
状態となる。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】請求項7記載の発明のデータ通信方法は、
光パルス信号を生成して信号伝送手段に送信し、この信
号伝送手段に送信された光パルス信号を受信して再生す
るデータ通信方法であって、受信して再生する光パルス
信号を請求項1ないし3の何れか一記載の信号処理方法
で処理するようにした。
【0034】従って、本発明のデータ通信方法では、光
パルス信号を通信するとき、受信して再生する光パルス
信号から請求項1ないし3の何れか一記載の信号処理方
法で雑音光が除去される。
【0035】請求項8記載の発明のデータ通信方法は、
光パルス信号を生成して送信し、この送信される光パル
ス信号を増幅して中継し、この中継された光パルス信号
を受信して再生するデータ通信方法であって、中継され
るときに増幅された光パルス信号を請求項1記載の信号
処理方法で処理するようにした。
【0036】従って、本発明のデータ通信方法では、光
パルス信号を通信するとき、中継される光パルス信号か
請求項1ないし3の何れか一記載の信号処理方法で雑
音光が除去される。
【0037】請求項9記載の発明のデータ通信システム
は、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置と、
該信号送信装置が送信する光パルス信号を受信して再生
する信号受信装置と、を具備しているデータ通信システ
ムであって、前記信号受信装置が請求項4ないし6の何
れか一記載の信号処理装置を具備している。
【0038】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号受信装置により受信され
て再生される。この信号受信装置が請求項4ないし6の
何れか一記載の信号処理装置を具備しているので、受信
されて再生される光パルス信号から雑音光が除去され
る。
【0039】請求項10記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号受信装置と前記信号中継装置との少な
くとも一方が、請求項4ないし6の何れか一記載の信号
処理装置を具備している。
【0040】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号中継装置により中継され
て増幅され、この光パルス信号が信号受信装置により受
信されて再生される。この信号受信装置と信号中継装置
との少なくとも一方が、請求項4ないし6の何れか一記
の信号処理装置を具備しているので、中継されて増幅
される光パルス信号や受信されて再生される光パルス信
号から雑音光が除去される。
【0041】請求項11記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間
請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置が設
けられている。
【0042】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号中継装置により中継され
て増幅され、この光パルス信号が信号受信装置により受
信されて再生される。この信号中継装置と信号受信装置
との中間に請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理
装置が設けられているので、光パルス信号の中継時の増
幅により発生する雑音光が再生以前に除去される。
【0043】請求項12記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を受信して
再生する信号受信装置と、を具備しているデータ通信シ
ステムであって、前記信号送信装置が、光パルス信号に
周波数チャーピングを付加し、前記信号受信装置が、
求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置を具備し
ている。
【0044】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号受信装置により受信され
て再生される。信号送信装置により光パルス信号に周波
数チャーピングが付加され、この光パルス信号が信号受
信装置の請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装
置により圧縮または拡散される。
【0045】請求項13記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チ
ャーピングを付加し、前記信号受信装置と前記信号中継
装置との少なくとも一方が、請求項4ないし6の何れか
一記載の信号処理装置を具備している。
【0046】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号中継装置により中継され
て増幅され、この光パルス信号が信号受信装置により受
信されて再生される。信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号受信装置と信号中継装置との少なくとも一方の請求
項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置により圧縮
または拡散される。
【0047】請求項14記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チ
ャーピングを付加し、前記信号中継装置と前記信号受信
装置との中間に請求項4ないし6の何れか一記載の信号
処理装置が設けられている。
【0048】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号中継装置により中継され
て増幅され、この光パルス信号が信号受信装置により受
信されて再生される。信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号中継装置と信号受信装置との中間に設けられた請求
項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置により圧縮
または拡散される。
【0049】請求項15記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を受信して
再生する信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信
号受信装置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段
と、を具備しているデータ通信システムであって、前記
信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを
付加し、前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、
伝送する光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分
散との釣り合いにより圧縮し、前記信号受信装置が、
ルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下の
光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和吸
収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収され
た光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速
度分散との釣り合いにより拡散するパルス拡散手段と、
を具備している。
【0050】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号伝送手段により伝送さ
れ、この光パルス信号が信号受信装置により受信されて
再生される。信号送信装置により光パルス信号に周波数
チャーピングが付加され、この光パルス信号が信号伝送
手段により周波数チャーピングと群速度分散との釣り合
いにより圧縮される。この光パルス信号から信号受信装
置の可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可
飽和吸収され、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸
収された光パルス信号のパルス幅が周波数チャーピング
と群速度分散との釣り合いによりパルス拡散手段で拡散
される。パルス幅の圧縮により光パルス信号が存在しな
い部分が拡張された状態で雑音光が除去され、この雑音
光の除去後にパルス幅が拡散されて光パルス信号が再現
されるので、この光パルス信号は雑音光が良好に除去さ
れた状態となる。
【0051】請求項16記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信号受信装
置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、を具備
しているデータ通信システムであって、前記信号送信装
置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前
記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光
パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮し、前記信号受信装置と前記信号中継装
置との少なくとも一方が、パルス幅が圧縮された光パル
ス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可
飽和吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の強度以
下の光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅
を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合いにより
拡散するパルス拡散手段と、を具備している。
【0052】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号伝送手段により伝送さ
れ、この光パルス信号が信号中継装置により中継されて
増幅され、この光パルス信号が信号伝送手段により伝送
され、この光パルス信号が信号受信装置により受信され
て再生される。信号送信装置により光パルス信号に周波
数チャーピングが付加され、この光パルス信号が信号伝
送手段により周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮される。この光パルス信号から信号受信
装置と信号中継装置との少なくとも一方の可飽和吸収手
段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収され、こ
の所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光パルス
信号のパルス幅が周波数チャーピングと群速度分散との
釣り合いによりパルス拡散手段で拡散される。パルス幅
の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡張され
た状態で雑音光が除去され、この雑音光の除去後にパル
ス幅が拡散されて光パルス信号が再現されるので、この
光パルス信号は雑音光が良好に除去された状態となる。
【0053】請求項17記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信号受信装
置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、を具備
しているデータ通信システムであって、前記信号送信装
置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前
記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光
パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮し、前記信号中継装置と前記信号受信装
置との中間に、パルス幅が圧縮された光パルス信号から
所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手
段と、該可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分
が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を周波数チ
ャーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散するパ
ルス拡散手段と、が設けられている。
【0054】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号伝送手段により伝送さ
れ、この光パルス信号が信号中継装置により中継されて
増幅され、この光パルス信号が信号伝送手段により伝送
され、この光パルス信号が信号受信装置により受信され
て再生される。信号送信装置により光パルス信号に周波
数チャーピングが付加され、この光パルス信号が信号伝
送手段により周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮される。この光パルス信号から信号中継
装置と信号受信装置との中間に設けられた可飽和吸収手
段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収され、こ
の所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光パルス
信号のパルス幅が周波数チャーピングと群速度分散との
釣り合いによりパルス拡散手段で拡散される。パルス幅
の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡張され
た状態で雑音光が除去され、この雑音光の除去後にパル
ス幅が拡散されて光パルス信号が再現されるので、この
光パルス信号は雑音光が良好に除去された状態となる。
【0055】請求項18記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信号受信装
置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、を具備
しているデータ通信システムであって、前記信号送信装
置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前
記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光
パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより拡散し、前記信号中継装置と前記信号受信装
置との中間に、光パルス信号のパルス幅を周波数チャー
ピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮するパルス
圧縮手段と、該パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮さ
れた光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和
吸収する可飽和吸収手段と、が設けられている。
【0056】従って、本発明のデータ通信システムで
は、信号送信装置により光パルス信号が生成されて送信
され、この光パルス信号が信号伝送手段により伝送さ
れ、この光パルス信号が信号中継装置により中継されて
増幅され、この光パルス信号が信号伝送手段により伝送
され、この光パルス信号が信号受信装置により受信され
て再生される。信号送信装置により光パルス信号に周波
数チャーピングが付加され、この光パルス信号が信号伝
送手段により周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより拡散される。この光パルス信号のパルス幅
信号受信装置と信号中継装置との中間に設けられたパル
ス圧縮手段で周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮され、このパルス幅が圧縮された光パル
ス信号から可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成
分が可飽和吸収される。パルス幅の圧縮により光パルス
信号が存在しない部分が拡張された状態で雑音光が除去
されるので、例えば、この雑音光の除去後にパルス幅を
拡散して光パルス信号を再現すれば、この光パルス信号
は雑音光が良好に除去された状態となる。
【0057】請求項19記載の発明は、請求項12ない
し18の何れか一記載のデータ通信システムであって、
前記信号送信装置が、光パルス信号に繰り返し周期に同
期して周波数チャーピングを付加する。従って、光パル
ス信号に繰り返し周期に同期して信号送信装置により周
波数チャーピングが付加されるので、繰り返し周期に同
期して周波数チャーピングが付加されている光パルス信
号が信号送信装置から送信される。
【0058】請求項20記載の発明は、請求項12ない
し19の何れか一記載のデータ通信システムであって、
前記信号送信装置が、光パルス信号を位相変調して周波
数チャーピングを付加する。従って、光パルス信号が信
号送信装置により位相変調されて周波数チャーピングが
付加されるので、位相変調されており周波数チャーピン
グが付加されている光パルス信号が信号送信装置から送
信される。
【0059】請求項21記載の発明の波長多重処理方法
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付
け、この外部入力される光パルス信号を多重された波長
ごとに分岐させ、これらの波長ごとに分岐された複数の
光パルス信号の各々を請求項1ないし3の何れか一記載
の信号処理方法で個々に処理するようにした。
【0060】従って、本発明の波長多重処理方法では、
外部入力される波長多重された光パルス信号を増幅して
から波長ごとに分岐させ、これらの波長ごとに分岐され
た複数の光パルス信号の各々から請求項1ないし3の何
れか一記載の信号処理方法で雑音光が除去される。
【0061】請求項22記載の発明の波長多重処理方法
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付
け、この外部入力される光パルス信号を多重された波長
ごとに分岐させ、これらの波長ごとに分岐された複数の
光パルス信号の各々を請求項1ないし3の何れか一記載
の信号処理方法で個々に処理し、これらの処理された複
数の光パルス信号を再度合波させ、この合波された光パ
ルス信号を外部出力するようにした。
【0062】従って、本発明の波長多重処理方法では、
外部入力される波長多重された光パルス信号を波長ごと
に分岐させ、これらの波長ごとに分岐された複数の光パ
ルス信号の各々から請求項1ないし3の何れか一記載
信号処理方法で雑音光が良好に除去され、この雑音光が
除去された複数の光パルス信号が合波されて外部出力さ
れる。
【0063】請求項23記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号を多重された波長ごとに分岐させる波長
分岐手段と、該波長分岐手段により波長ごとに分岐され
た複数の光パルス信号の各々を個々に処理する請求項4
ないし6の何れか一記載の信号処理装置と、を具備して
いる。
【0064】従って、本発明の波長多重処理装置では、
波長多重された光パルス信号が多重光入力手段に外部入
力されると、この光パルス信号が多重された波長ごとに
波長分岐手段により分岐される。これらの波長ごとに分
岐された複数の光パルス信号の各々から請求項4ないし
6の何れか一記載の信号処理装置により雑音光が除去さ
れる。
【0065】請求項24記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号を多重された波長ごとに分岐させる波長
分岐手段と、該波長分岐手段により波長ごとに分岐され
た複数の光パルス信号の各々を個々に処理する請求項4
ないし6の何れか一記載の信号処理装置と、該信号処理
装置により処理された複数の光パルス信号を再度合波さ
せる信号合波手段と、該信号合波手段により合波された
光パルス信号を外部出力する多重光出力手段と、を具備
している。
【0066】従って、本発明の波長多重処理装置では、
波長多重された光パルス信号が多重光入力手段に外部入
力されると、この光パルス信号が多重された波長ごとに
波長分岐手段により分岐される。これらの波長ごとに分
岐された複数の光パルス信号の各々から請求項4ないし
6の何れか一記載の信号処理装置により雑音光が除去さ
れる。この雑音光が除去された複数の光パルス信号が信
号合波手段により再度合波され、この合波された光パル
ス信号が多重光出力手段により外部出力される。
【0067】請求項25記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号の強度を増幅する多重光増幅手段と、該
多重光増幅手段により強度が増幅された光パルス信号を
多重された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、該波
長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パルス
信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何れか
一記載の信号処理装置と、を具備している。
【0068】従って、本発明の波長多重処理装置では、
波長多重された光パルス信号が多重光入力手段に外部入
力されると、この光パルス信号の強度が多重光増幅手段
により増幅される。この強度が増幅された光パルス信号
が多重された波長ごとに波長分岐手段により分岐され、
これらの波長ごとに分岐された複数の光パルス信号の各
々から請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置
により雑音光が除去される。
【0069】請求項26記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号の強度を増幅する多重光増幅手段と、該
多重光増幅手段により強度が増幅された光パルス信号を
多重された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、該波
長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パルス
信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何れか
一記載の信号処理装置と、該信号処理装置により処理さ
れた複数の光パルス信号を再度合波させる信号合波手段
と、該信号合波手段により合波された光パルス信号を外
部出力する多重光出力手段と、を具備している。
【0070】従って、本発明の波長多重処理装置では、
波長多重された光パルス信号が多重光入力手段に外部入
力されると、この光パルス信号の強度が多重光増幅手段
により増幅される。この強度が増幅された光パルス信号
が多重された波長ごとに波長分岐手段により分岐され、
これらの波長ごとに分岐された複数の光パルス信号の各
々から請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置
により雑音光が除去される。この雑音光が除去された複
数の光パルス信号が信号合波手段により再度合波され、
この合波された光パルス信号が多重光出力手段により外
部出力される。
【0071】請求項27記載の発明の波長多重通信方法
は、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送信
し、これら複数の光パルス信号を合波して伝送し、この
合波されて伝送される光パルス信号を受信して各々相違
する波長ごとに再生する波長多重通信方法であって、受
信される光パルス信号を請求項21記載の波長多重処理
方法で処理するようにした。
【0072】従って、本発明の波長多重通信方法では、
波長多重されて通信される光パルス信号が請求項21
載の波長多重処理方法で波長ごとに分岐されて各々の雑
音光が除去される。
【0073】請求項28記載の発明の波長多重通信方法
は、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送信
し、これら複数の光パルス信号を合波して伝送し、この
合波されて伝送される光パルス信号を増幅して中継し
この中継された光パルス信号を受信して各々相違する波
長ごとに再生する波長多重通信方法であって、中継され
る光パルス信号を請求項22記載の波長多重処理方法で
処理し、受信される光パルス信号を請求項21記載の波
長多重処理方法で処理するようにした。
【0074】従って、本発明の波長多重通信方法では、
波長多重されて通信される光パルス信号が請求項22
載の波長多重処理方法で波長ごとに分岐されて各々の雑
音光が除去されてから合波され、この波長多重されて通
信される光パルス信号が請求項21記載の波長多重処理
方法で波長ごとに分岐されて各々の雑音光が除去され
る。
【0075】請求項29記載の発明の波長多重通信シス
テムは、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送
信する複数の信号送信装置と、これら複数の信号送信装
置が個々に送信する複数の光パルス信号を合波する信号
合波手段と、この信号合波手段により合波された光パル
ス信号を伝送する信号伝送手段と、この信号伝送手段に
より伝送される光パルス信号を受信して各々相違する波
長ごとに再生する複数の信号受信装置と、を具備してい
る波長多重通信システムであって、前記信号受信装置が
請求項23または25記載の波長多重処理装置を具備し
ている。
【0076】従って、本発明の波長多重通信システムで
は、複数の信号送信装置により各々相違する波長で光パ
ルス信号が生成されて送信され、これら複数の光パルス
信号が信号合波手段により合波されて信号伝送手段によ
り伝送される。この伝送される光パルス信号が複数の信
号受信装置により受信されて各々相違する波長ごとに再
生されるが、この信号受信装置は請求項23または25
記載の波長多重処理装置により波長ごとに分岐した光パ
ルス信号の雑音光を除去する。
【0077】請求項30記載の発明の波長多重通信シス
テムは、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送
信する複数の信号送信装置と、これら複数の信号送信装
置が個々に送信する複数の光パルス信号を合波する信号
合波手段と、この信号合波手段により合波された光パル
ス信号を伝送する信号伝送手段と、この信号伝送手段に
より伝送される光パルス信号を中継して増幅する少なく
とも一個の信号中継装置と、該信号中継装置により中継
された光パルス信号を受信して各々相違する波長ごとに
再生する複数の信号受信装置と、を具備している波長多
重通信システムであって、前記信号中継装置の少なくと
も一個が請求項24または26記載の波長多重処理装置
を具備している。
【0078】従って、本発明の波長多重通信システムで
は、複数の信号送信装置により各々相違する波長で光パ
ルス信号が生成されて送信され、これら複数の光パルス
信号が信号合波手段により合波されて信号伝送手段によ
り伝送される。この伝送される光パルス信号が少なくと
も一個の信号中継装置により中継されて増幅されるが、
この信号中継装置の少なくとも一個は請求項24または
26記載の波長多重処理装置により多重された光パルス
信号から波長ごとに各々の雑音光を除去し、この雑音光
が除去されて中継された光パルス信号が複数の信号受信
装置により受信されて各々相違する波長ごとに再生され
る。
【0079】請求項31記載の発明は、請求項29また
は30記載の波長多重通信システムであって、前記信号
送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加
し、前記信号受信装置が、請求項4ないし6の何れか一
記載の信号処理装置を具備している。
【0080】従って、信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号受信装置の請求項4ないし6の何れか一記載の信号
処理装置により圧縮または拡散される。
【0081】請求項32記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号受信装置と前記信号中継装置との少なくとも一方
が、請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置を
具備している。
【0082】従って、信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号受信装置と信号中継装置との少なくとも一方の請求
項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置により圧縮
または拡散される。
【0083】請求項33記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号中継装置と前記信号受信装置との中間に請求項4な
いし6の何れか一記載の信号処理装置が設けられてい
る。
【0084】従って、信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号中継装置と信号受信装置との中間に設けられた請求
項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置により圧縮
または拡散される。
【0085】請求項34記載の発明は、請求項29また
は30記載の波長多重通信システムであって、前記信号
送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加
し、前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送
する光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮し、前記信号受信装置が、パルス
幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下の光成
分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和吸収手
段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光
パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分
散との釣り合いにより拡散するパルス拡散手段と、を具
備している。
【0086】従って、信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号伝送手段により周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮される。この光パルス信号から
号受信装置の可飽和吸収手段により所定の強度以下の光
成分が可飽和吸収され、この所定の強度以下の光成分が
可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅が周波数チャ
ーピングと群速度分散との釣り合いによりパルス拡散手
段で拡散される。パルス幅の圧縮により光パルス信号が
存在しない部分が拡張された状態で雑音光が除去され、
この雑音光の除去後にパルス幅が拡散されて光パルス信
号が再現されるので、この光パルス信号は雑音光が良好
に除去された状態となる。
【0087】請求項35記載の発明は、請求項29また
は30記載の波長多重通信システムであって、前記信号
送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加
し、前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送
する光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮し、前記信号受信装置と前記信号
中継装置との少なくとも一方が、パルス幅が圧縮された
光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収
する可飽和吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の
強度以下の光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパ
ルス幅を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合い
により拡散するパルス拡散手段と、を具備している。
【0088】従って、信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号伝送手段により周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮される。この光パルス信号から
号受信装置と信号中継装置との少なくとも一方の可飽和
吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収さ
れ、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光
パルス信号のパルス幅が周波数チャーピングと群速度分
散との釣り合いによりパルス拡散手段で拡散される。パ
ルス幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡
張された状態で雑音光が除去され、この雑音光の除去後
にパルス幅が拡散されて光パルス信号が再現されるの
で、この光パルス信号は雑音光が良好に除去された状態
となる。
【0089】請求項36記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光パ
ルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合
いにより圧縮し、前記信号中継装置と前記信号受信装置
との中間に、パルス幅が圧縮された光パルス信号から所
定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段
と、該可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が
可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を周波数チャ
ーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散するパル
ス拡散手段と、が設けられている。
【0090】従って、信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号伝送手段により周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮される。この光パルス信号から
号中継装置と信号受信装置との中間に設けられた可飽和
吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収さ
れ、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光
パルス信号のパルス幅が周波数チャーピングと群速度分
散との釣り合いによりパルス拡散手段で拡散される。パ
ルス幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡
張された状態で雑音光が除去され、この雑音光の除去後
にパルス幅が拡散されて光パルス信号が再現されるの
で、この光パルス信号は雑音光が良好に除去された状態
となる。
【0091】請求項37記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光パ
ルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合
いにより拡散し、前記信号中継装置と前記信号受信装置
との中間に、光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピ
ングと群速度分散との釣り合いにより圧縮するパルス圧
縮手段と、該パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮され
た光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸
収する可飽和吸収手段と、が設けられている。
【0092】従って、信号送信装置により光パルス信号
に周波数チャーピングが付加され、この光パルス信号が
信号伝送手段により周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより拡散される。この光パルス信号のパル
ス幅が信号受信装置と信号中継装置との中間に設けられ
パルス圧縮手段で周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮され、このパルス幅が圧縮された
光パルス信号から可飽和吸収手段により所定の強度以下
の光成分が可飽和吸収される。パルス幅の圧縮により光
パルス信号が存在しない部分が拡張された状態で雑音光
が除去されるので、例えば、この雑音光の除去後にパル
ス幅を拡散して光パルス信号を再現すれば、この光パル
ス信号は雑音光が良好に除去された状態となる。
【0093】請求項38記載の発明は、請求項31ない
し37の何れか一記載の波長多重通信システムであっ
て、前記信号送信装置が、光パルス信号に繰り返し周期
に同期して周波数チャーピングを付加する。従って、光
パルス信号に繰り返し周期に同期して信号送信装置によ
り周波数チャーピングが付加されるので、繰り返し周期
に同期して周波数チャーピングが付加されている光パル
ス信号が信号送信装置から送信される。
【0094】請求項39記載の発明は、請求項31ない
し38の何れか一記載の波長多重通信システムであっ
て、前記信号送信装置が、光パルス信号を位相変調して
周波数チャーピングを付加する。従って、光パルス信号
が信号送信装置により位相変調されて周波数チャーピン
グが付加されるので、位相変調されており周波数チャー
ピングが付加されている光パルス信号が信号送信装置か
ら送信される。
【0095】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
および図2を参照して以下に説明する。なお、図1は本
発明の信号処理装置の実施の形態である雑音除去装置を
示す模式的なブロック図、図2は光パルス信号から雑音
光を除去する状態を示す特性図である。図1の〜と
図2の(a)〜(d)とは個々に対応している。
【0096】本実施の形態の信号処理装置である雑音除
去装置10は、図1に示すように、パルス圧縮手段であ
るパルス圧縮器11と、可飽和吸収手段である可飽和吸
収素子12と、パルス拡散手段であるパルス拡散器13
と、を具備しており、これらが順番に接続されている。
【0097】可飽和吸収素子12は、例えば、可飽和吸
収領域を具備する光半導体素子からなり、入射される光
パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収す
る。パルス圧縮器11は、光パルス信号のパルス幅を圧
縮し、パルス拡散器13は、光パルス信号のパルス幅を
拡散する。
【0098】上述のような構成において、本実施の形態
の雑音除去装置10の信号処理方法では、図2(a)に示
すように、外部から光パルス信号が入力されると、同図
(b)に示すように、この光パルス信号のパルス幅がパル
ス圧縮器11により圧縮される。
【0099】同図(c)に示すように、このパルス幅が圧
縮された光パルス信号から可飽和吸収素子12により所
定の強度以下の光成分が可飽和吸収され、同図(d)に示
すように、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収さ
れた光パルス信号のパルス幅がパルス拡散器13により
拡散される。
【0100】本実施の形態の雑音除去装置10は、上述
のように光パルス信号から雑音光を除去するが、パルス
幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡張さ
れた状態で雑音光が除去され、この雑音光の除去後にパ
ルス幅が拡散されて光パルス信号が再現される。
【0101】このため、本実施の形態の雑音除去装置1
0は、結果的に光パルス信号が存在する部分でも雑音光
を良好に除去することができるので、信号/雑音間で発
生するビート雑音を低減して光パルス信号を良好に再生
することができる。なお、本発明は上記形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変
形を許容する。
【0102】つぎに、本発明の実施の第二の形態を図3
ないし図5を参照して以下に説明する。ただし、これ以
後の実施の形態において、それ以前の実施の形態と同一
の部分は同一の名称および符号を使用して詳細な説明は
省略する。
【0103】なお、図3は本発明の信号処理装置の実施
の形態である雑音除去装置を示す模式的なブロック図、
図4はパルス圧縮手段およびパルス拡散手段である光フ
ァイバの群速度分散の光学特性を示す特性図、図5は光
ファイバにより光パルス信号のパルス幅が変化する状態
を示す特性図である。
【0104】本実施の形態の信号処理装置である雑音除
去装置20は、図3に示すように、強度増幅手段である
光増幅器21と、パルス圧縮手段である光ファイバ22
と、可飽和吸収手段である可飽和吸収素子12と、パル
ス拡散手段である光ファイバ23と、を具備しており、
これらが順番に接続されている。
【0105】光増幅器21は、光パルス信号の強度を増
幅し、光ファイバ22は、光パルス信号のパルス幅を圧
縮し、光ファイバ23は、光パルス信号のパルス幅を拡
散する。より詳細には、入力側の光ファイバ22は、図
4(b)に示すように、群速度分散が正側となる異常分散
領域に光パルス信号の波長帯域が位置しており、ソリト
ン効果により光パルス信号のパルス幅を圧縮する。出力
側の光ファイバ23は、同図(c)に示すように、群速度
分散が負側となる正常分散領域に光パルス信号の波長帯
域が位置しており、ソリトン効果により光パルス信号の
パルス幅を拡散する。
【0106】上述のような構成において、本実施の形態
の雑音除去装置20の信号処理方法では、外部から入力
される光パルス信号の強度が光増幅器21により増幅さ
れ、この強度が増幅された光パルス信号のパルス幅が光
ファイバ22によりソリトン効果により圧縮される。
【0107】このパルス幅が圧縮された光パルス信号か
ら可飽和吸収素子12により所定の強度以下の光成分が
可飽和吸収され、この所定の強度以下の光成分が可飽和
吸収された光パルス信号のパルス幅が光ファイバ23に
よりソリトン効果により拡散される。
【0108】より詳細には、入力側の光ファイバ22
は、前述のように光パルス信号の波長帯域が異常分散領
域に位置するので、内部を伝搬される光パルス信号の強
度に対応して屈折率が変化する。図5(a)に示すよう
に、これで光ファイバ22の内部を伝搬される光パルス
信号は、自己位相変調効果により周波数が変化して周波
数チャーピングが付加されるので、この周波数チャーピ
ングと正符号での群速度分散との釣り合いによりパルス
幅が圧縮されることになる。
【0109】反対に、出力側の光ファイバ23では、光
パルス信号の波長帯域が正常分散領域に位置するので、
同図(b)に示すように、その内部を伝搬される光パルス
信号は、その周波数チャーピングと負符号での群速度分
散との釣り合いによりパルス幅が拡散されることにな
る。
【0110】なお、光増幅器21は、上述のような光フ
ァイバ22によるパルス幅の圧縮が良好に実行される強
度に光パルス信号を増幅する。このように光増幅器21
により光パルス信号の強度を増幅すると必然的に雑音光
が発生するが、この光パルス信号は圧縮された状態で雑
音光が除去されてから拡散されるので、本実施の形態の
雑音除去装置20は、強度が増幅されながら雑音光が良
好に除去された光パルス信号を再生することができる。
【0111】また、本実施の形態の雑音除去装置20で
は、光パルス信号のパルス幅の圧縮および拡散を光ファ
イバ22,23で実行するので、その構造が簡単で生産
性が良好である。なお、本実施の形態ではソリトン効果
により光パルス信号のパルス幅を変化させるパルス圧縮
手段およびパルス拡散手段として光ファイバ22,23
を例示したが、これをグレーティング対やファイバグレ
ーティングとすることも可能である。
【0112】また、上述のようなソリトン効果やパルス
圧縮は“Nonlinear Fiber Optics,Quantam Electronic
s, Govind P Agrawal”の“第5章:Optical Soliton
s,第6章:Optical Pulse Compression”や“光増幅器
とその応用、オーム社、石尾秀樹(監修)他著”の“第1
2章:光ソリトン伝送”などに詳述されている。
【0113】つぎに、本発明の実施の第三の形態を図6
を参照して以下に説明する。なお、同図は本発明の信号
処理装置の実施の形態である雑音除去装置を示す模式的
なブロック図である。
【0114】本実施の形態の信号処理装置である雑音除
去装置30は、強度増幅手段である光増幅器21と、パ
ルス圧縮手段であるチャープファイバグレーティング3
1と、可飽和吸収手段である可飽和吸収素子12と、パ
ルス拡散手段であるチャープファイバグレーティング3
2と、を具備しており、これらが順番に接続されてい
る。
【0115】チャープファイバグレーティング31,3
2は、回折格子が書き込まれた光ファイバからなり、実
際には光カプラ33,34で光導波路に各々接続されて
いる。入力側のチャープファイバグレーティング31
は、書き込まれた回折格子により異常分散領域に光パル
ス信号の波長帯域が位置しており、ソリトン効果により
光パルス信号のパルス幅を圧縮する。出力側のチャープ
ファイバグレーティング32は、書き込まれた回折格子
により正常分散領域に光パルス信号の波長帯域が位置し
ており、ソリトン効果により光パルス信号のパルス幅を
拡散する。
【0116】上述のような構成において、本実施の形態
の雑音除去装置30の信号処理方法でも、前述した雑音
除去装置20と同様に、強度が増幅されながら雑音光が
良好に除去された光パルス信号を再生することができ、
光パルス信号のパルス幅の圧縮および拡散をチャープフ
ァイバグレーティング31,23で実行するので構造が
簡単で生産性が良好である。
【0117】つぎに、本発明の実施の第四の形態を図7
を参照して以下に説明する。なお、同図は本発明の信号
処理装置の実施の形態である雑音除去装置を示す模式的
なブロック図である。
【0118】本実施の形態の信号処理装置である雑音除
去装置40は、前述した雑音除去装置10と同様に、パ
ルス圧縮手段であるパルス圧縮器11と可飽和吸収手段
である可飽和吸収素子12とを具備しているが、前述し
た雑音除去装置10とは相違してパルス拡散手段は具備
していない。
【0119】上述のような構成において、本実施の形態
の雑音除去装置40の信号処理方法では、光パルス信号
はパルス幅が圧縮されてから可飽和吸収により雑音光が
除去される。これでも可飽和吸収によりSNRは改善さ
れているので、特定の用途では有用である。
【0120】つぎに、本発明の実施の第五の形態を図8
を参照して以下に説明する。なお、同図は本発明の信号
処理装置の実施の形態である信号受信装置を示す模式的
なブロック図である。
【0121】本実施の形態の信号処理装置である信号受
信装置50は、強度増幅手段である光増幅器21と、前
述した雑音除去装置10と、信号受信手段である信号受
信器51と、を具備しており、これらが順番に接続され
ている。光増幅器21は、外部から信号伝送手段である
光ファイバ52で伝送される光パルス信号の強度を増幅
し、信号受信器51は、光パルス信号のデータ内容を再
生する。
【0122】上述のような構成において、本実施の形態
の信号受信装置50の信号処理方法では、外部から光パ
ルス信号を受信して内容を再生する。このとき、雑音除
去装置10により光パルス信号から雑音光が良好に除去
されるので、外部から受信する光パルス信号の内容を良
好に再生することができる。
【0123】なお、このような構造の信号受信装置50
に前述した雑音除去装置20,30,40を適用するこ
とも可能であり、その場合は信号受信装置50と雑音除
去装置20,30とで光増幅器21を兼用することがで
きる。
【0124】つぎに、本発明の実施の第六の形態を図9
を参照して以下に説明する。なお、同図は本発明の信号
処理装置の実施の形態である信号中継装置を示す模式的
なブロック図である。
【0125】本実施の形態の信号処理装置である信号中
継装置60は、強度増幅手段である光増幅器21と、前
述した雑音除去装置10と、強度調整手段である光増幅
器61と、を具備しており、これらが順番に接続されて
いる。後段の光増幅器61は、光パルス信号の強度を信
号伝送手段である光ファイバ52での伝送に適正な強度
に調整する。
【0126】上述のような構成において、本実施の形態
の信号中継装置60の信号処理方法では、光ファイバ5
2で通信される光パルス信号を中継して増幅する。この
とき、雑音除去装置10により光パルス信号から雑音光
が良好に除去されるので、光パルス信号を雑音光が除去
された状態で中継することができる。
【0127】なお、このような構造の信号中継装置60
にも前述した雑音除去装置20,30,40を適用する
ことが可能であり、その場合は信号中継装置60と雑音
除去装置20,30とで前段の光増幅器21を兼用する
ことができる。
【0128】つぎに、本発明の実施の第七の形態を図1
0を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の形
態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図であ
る。
【0129】本実施の形態のデータ通信システム100
は、信号送信装置110と信号受信装置120とを具備
しており、これらが信号伝送手段である光ファイバ52
で接続されている。信号送信装置110は、信号送信手
段である信号送信器111と強度増幅手段である光増幅
器112とを具備しており、光パルス信号を生成して所
定強度で光ファイバ52から外部に送信する。
【0130】信号受信装置120は、強度増幅手段であ
る光増幅器21と、雑音除去装置10と、強度調整手段
である光増幅器61と、信号受信手段である信号受信器
51と、を具備しており、光ファイバ52で外部から光
パルス信号を受信して内容を再生する。
【0131】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム100では、信号送信装置110
により光パルス信号が生成されて光ファイバ52に送信
され、この光ファイバ52を伝送される光パルス信号が
信号受信装置120により受信されて再生される。この
とき、信号受信装置120は、雑音除去装置10を具備
しているので、光パルス信号を雑音光が除去された状態
で良好に再生することができる。
【0132】つまり、本実施の形態のデータ通信システ
ム100では、信号送信装置100や信号受信装置12
0が光増幅器112,21により光パルス信号の強度を
増幅しても、この増幅により雑音光が増加した光パルス
信号を信号受信器51が良好に再生できるので、光ファ
イバ52を延長して無中継での長距離通信を実現するこ
とができる。
【0133】つぎに、本発明の実施の第八の形態を図1
1を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の形
態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図であ
る。
【0134】本実施の形態のデータ通信システム200
は、信号送信装置110と信号受信装置120とを接続
する信号伝送手段である光ファイバ52の各所に、複数
の強度増幅手段である光増幅器210および複数の信号
中継装置60が設けられている。
【0135】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム200では、信号送信装置110
により光パルス信号が生成されて送信され、この光パル
ス信号が信号受信装置120により受信されて再生され
る。
【0136】このとき、光ファイバ52で伝送される光
パルス信号は各所の光増幅器210で増幅されるととも
に信号中継装置60で中継されるので、本実施の形態の
データ通信システム200は長距離通信を実現すること
ができる。しかも、信号中継装置60と信号受信装置1
20との雑音除去装置10で雑音光が除去されるので、
本実施の形態のデータ通信システム200では、通信エ
ラーなく長距離通信を実行することができる。
【0137】つぎに、本発明の実施の第九の形態を図1
2を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の形
態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図であ
る。
【0138】本実施の形態のデータ通信システム300
も、信号送信装置310と信号受信装置320とを接続
する信号伝送手段である光ファイバ52の各所に、複数
の強度増幅手段である光増幅器210および少なくとも
一個の信号中継装置330が設けられている。
【0139】信号送信装置310は、レーザ出射手段で
ある半導体レーザ311と信号変調手段である光強度変
調器312と強度増幅手段である光増幅器112とを具
備しており、半導体レーザ311が出射するCW(Cont
inuous Wave)光のレーザビームを光強度変調器312
がデータ信号に対応して変調する。
【0140】このとき、この光強度変調器312による
変調のタイミングと同期して半導体レーザ311の駆動
電流を周波数変調することにより、信号送信装置310
から送信される光パルス信号に繰り返し周期に同期して
周波数チャーピングを付加する。
【0141】また、信号中継装置330と信号受信装置
320とは、前述した雑音除去装置10と同様な構造の
信号処理装置として雑音除去装置340を具備してお
り、この雑音除去装置340は、パルス圧縮手段である
パルス圧縮器341と、可飽和吸収手段である可飽和吸
収素子12と、パルス拡散手段であるパルス拡散器34
2と、を具備している。
【0142】ただし、パルス圧縮器341は、前述した
光ファイバ22やチャープファイバグレーティング31
のように周波数チャーピングが付加された光パルス信号
をソリトン効果により圧縮するものであり、パルス拡散
器342は、光ファイバ23やチャープファイバグレー
ティング34のように周波数チャーピングが付加された
光パルス信号をソリトン効果により圧縮するものであ
る。
【0143】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム300も、信号送信装置310と
信号受信装置320とが光パルス信号でデータ通信を実
行することができ、その光パルス信号は各所の光増幅器
210で増幅されるとともに信号中継装置330で中継
されるが、その増幅で発生する雑音光が信号中継装置3
30と信号受信装置320との雑音除去装置340で除
去されるので、通信エラーなく長距離通信を実行するこ
とができる。
【0144】本実施の形態のデータ通信システム300
では、信号送信装置310の半導体レーザ311が出射
するレーザビームが光強度変調器312によりデータ信
号に対応して変調され、この変調のタイミングと同期し
て半導体レーザ311の駆動電流が周波数変調されるの
で、信号送信装置310は繰り返し周期に同期して周波
数チャーピングが付加された光パルス信号を生成して送
信する。
【0145】つまり、半導体レーザ311の駆動電流に
光周波数を変調する信号を重畳すると、光パルス信号の
周波数を変調することができる。この変調のタイミング
を光パルス信号の繰り返し周期に同期させると、光パル
ス信号には周波数チャーピングが付加されることにな
る。
【0146】本実施の形態のデータ通信システム300
では、上述のように信号送信装置310により光パルス
信号に繰り返し周期に同期して周波数チャーピングが付
加され、信号中継装置330と信号受信装置320との
雑音除去装置340により光パルス信号が周波数チャー
ピングに対応してソリトン効果により圧縮および拡散さ
れる。
【0147】このため、信号中継装置330と信号受信
装置320との雑音除去装置340の構造を簡略化して
生産性を向上させることができるので、データ通信シス
テム300としても構造を簡略化して生産性を向上させ
ることができる。特に、データ通信システム300で長
距離通信を実行する場合には、長大な光ファイバ50に
多数の信号中継装置330を設けるので、この信号中継
装置330の生産性の向上はデータ通信システム300
の生産性の向上に多大に寄与することになる。
【0148】つぎに、本発明の実施の第十の形態を図1
3を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の形
態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図であ
る。
【0149】本実施の形態のデータ通信システム400
も、信号送信装置410と信号受信装置320とを接続
する信号伝送手段である光ファイバ52の各所に、複数
の強度増幅手段である光増幅器210および少なくとも
一個の信号中継装置330が設けられている。
【0150】信号送信装置410は、信号送信手段であ
る信号送信器111と信号変調手段である光位相変調器
411と強度増幅手段である光増幅器112とを具備し
ており、信号送信機111が生成する光パルス信号を光
位相変調器411が変調信号に対応して位相変調するこ
とにより、繰り返し周期に同期して周波数チャーピング
が付加された光パルス信号を生成する。
【0151】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム400も、信号送信装置410と
信号受信装置320とが光パルス信号でデータ通信を実
行することができ、この光パルス信号は光増幅器210
で増幅されるとともに信号中継装置330で中継される
が、その増幅により発生する雑音光が信号中継装置33
0と信号受信装置320との雑音除去装置340で除去
されるので、通信エラーなく長距離通信を実行すること
ができる。
【0152】本実施の形態のデータ通信システム400
では、信号送信装置410の信号送信機111が生成す
る光パルス信号が光位相変調器411により変調信号に
対応して位相変調されることで、繰り返し周期に同期し
て周波数チャーピングが付加された光パルス信号が生成
される。
【0153】このように周波数チャーピングが付加され
た光パルス信号が信号中継装置330と信号受信装置3
20との雑音除去装置340でソリトン効果により圧縮
および拡散されるので、データ通信システム400は構
造が簡単で生産性が良好である。
【0154】つぎに、本発明の実施の第十一の形態を図
14を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の
形態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図で
ある。
【0155】本実施の形態のデータ通信システム500
では、信号送信装置310と信号受信装置510とが信
号伝送手段である光ファイバ52,22,23で接続さ
れており、その各所に複数の強度増幅手段である光増幅
器210および少なくとも一個の信号中継装置520が
設けられている。
【0156】より詳細には、信号送信装置310と最初
の光増幅器210とは通常の光ファイバ22で接続され
ており、最初の光増幅器210と信号中継装置520と
はパルス圧縮手段でもある光ファイバ22で接続されて
いる。信号中継装置520と最後の光増幅器210とは
パルス拡散手段でもある光ファイバ23で接続されてお
り、最後の光増幅器210と信号受信装置510とはパ
ルス圧縮手段である光ファイバ22で接続されている。
【0157】通常の光ファイバ22は、光パルス信号の
波長帯域が正常分散領域と異常分散領域との境界に位置
しており、伝送する光パルス信号を圧縮も拡散もしな
い。パルス圧縮手段である光ファイバ22は、光パルス
信号の波長帯域が異常分散領域に位置しており、伝送す
る光パルス信号のパルス幅をソリトン効果により圧縮す
る。パルス拡散手段である光ファイバ23は、光パルス
信号の波長帯域が正常分散領域に位置しており、伝送す
る光パルス信号のパルス幅をソリトン効果により拡散す
る。
【0158】信号受信装置510は、前述した雑音除去
装置340と同様な構造の雑音除去装置511を具備し
ており、この雑音除去装置511は、可飽和吸収手段で
ある可飽和吸収素子12と、パルス拡散手段であるパル
ス拡散器342と、を具備しているが、パルス圧縮手段
であるパルス圧縮器341は具備していない。
【0159】信号中継装置520は、雑音除去装置とし
て可飽和吸収手段である可飽和吸収素子12を具備して
おり、パルス拡散手段であるパルス拡散器342やパル
ス圧縮手段であるパルス圧縮器341は具備していな
い。
【0160】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム500も、信号送信装置310と
信号受信装置510とが光パルス信号でデータ通信を実
行することができ、この光パルス信号が光増幅器210
で増幅されるとともに信号中継装置520で中継される
が、その増幅で発生する雑音光が信号中継装置520と
信号受信装置510とで除去されるので、通信エラーな
く長距離通信を実行することができる。
【0161】本実施の形態のデータ通信システム500
では、信号送信装置310が送信する光パルス信号は信
号中継装置520に光ファイバ22で伝送されるときに
パルス幅が圧縮されるので、信号中継装置520はパル
ス幅が圧縮された光パルス信号の雑音光を可飽和吸収素
子12により除去する。
【0162】この光パルス信号は信号中継装置520か
ら光増幅器210に光ファイバ23で伝送されるときに
パルス幅が拡散され、この光増幅器210から信号受信
装置510に光ファイバ22で伝送されるときにパルス
幅が圧縮されるので、信号照射装置510はパルス幅が
圧縮された光パルス信号の雑音光を雑音除去装置511
により除去する。
【0163】このため、本実施の形態のデータ通信シス
テム500では、信号中継装置520と信号受信装置5
10との構造が簡略化されているので生産性が良好であ
り、特に、信号中継装置520の生産性が向上している
のでデータ通信システム500の生産性が良好に向上し
ている。
【0164】つぎに、本発明の実施の第十二の形態を図
15を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の
形態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図で
ある。
【0165】本実施の形態のデータ通信システム600
も、上述した第十一の形態のデータ通信システム500
と同様な構造に形成されているが、その信号送信装置4
10は前述した第十の形態のデータ通信システム400
の場合と同様な構造に形成されている。
【0166】上述のような構成において、本実施の形態
のデータ通信システム600も、信号送信装置410と
信号受信装置510とが光パルス信号でデータ通信を実
行することができ、この光パルス信号は光増幅器210
で増幅されるとともに信号中継装置520で中継される
が、その増幅で発生する雑音光が信号中継装置520と
信号受信装置510とで除去されるので、通信エラーな
く長距離通信を実行することができる。
【0167】本実施の形態のデータ通信システム600
も、前述したデータ通信システム500と同様に、光パ
ルス信号が光ファイバ22,23で伝送されるときにパ
ルス幅が圧縮および拡散されるので、信号中継装置52
0と信号受信装置510との構造が簡略化されて生産性
が良好であり、特に、信号中継装置520の生産性が向
上しているのでデータ通信システム600の生産性が良
好に向上している。
【0168】つぎに、本発明の実施の第十三の形態を図
16を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の
形態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図で
ある。
【0169】本実施の形態の波長多重通信システム70
0は、信号送信ユニット710と信号受信ユニット72
0とを接続する信号伝送手段である光ファイバ52の各
所に、複数の強度増幅手段である光増幅器210および
少なくとも一個の信号中継装置730が設けられてい
る。
【0170】信号送信ユニット710は一種の波長多重
処理装置からなり、複数の信号送信装置として信号送信
器111と、一個の信号合波手段である波長多重カプラ
711と、一個の強度調整手段であり多重光出力手段で
もある光増幅器61と、を具備している。複数の信号送
信機111は、各々相違する波長で光パルス信号を生成
して送信し、波長多重カプラ711は、複数の信号送信
機111が個々に送信する複数の光パルス信号を一つに
合波する。
【0171】信号受信ユニット720も一種の波長多重
処理装置からなり、多重光入力手段であり多重光増幅手
段でもある一個の光増幅器21と、波長分岐手段である
一個の波長分岐カプラ721と、複数の信号処理装置で
ある雑音除去装置10と、複数の信号受信手段である信
号受信器51と、を具備している。
【0172】光増幅器21は、波長多重された状態で外
部入力される光パルス信号の強度を増幅し、波長分岐カ
プラ721は、強度が増幅された光パルス信号を波長ご
とに複数に分岐させる。複数の雑音除去装置10は、分
岐された複数の光パルス信号から雑音光を個々に除去
し、複数の信号受信器51は、雑音光が個々に除去され
た複数の光パルス信号のデータ内容を個々に再生する。
【0173】信号中継装置730も一種の波長多重処理
装置からなり、多重光入力手段であり多重光増幅手段で
もある一個の光増幅器21と、波長分岐手段である一個
の波長分岐カプラ721と、複数の信号処理装置である
雑音除去装置10と、一個の信号合波手段である波長多
重カプラ711と、一個の強度調整手段であり多重光出
力手段でもある光増幅器61と、を具備している。
【0174】上述のような構成において、本実施の形態
の波長多重通信システム700では、信号送信ユニット
710と信号受信ユニット720とが波長多重された複
数の光パルス信号で同時に複数のデータ通信を実行する
ことができる。
【0175】その場合、信号送信ユニット710では、
複数の信号送信機111が各々相違する波長で個々に生
成する複数の光パルス信号が波長多重カプラ711で一
つに合波されてから送信されるので、信号受信ユニット
720では、波長多重された一つの光パルス信号が波長
分岐カプラ721により波長ごとに複数に分岐されてか
ら複数の信号受信機51により個々に受信される。
【0176】このとき、波長多重されて光ファイバ52
で伝送される光パルス信号は各所の光増幅器210で増
幅されるとともに信号中継装置730で中継されるの
で、本実施の形態の波長多重通信システム700は長距
離通信を実現することができる。
【0177】しかも、本実施の形態の波長多重通信シス
テム700では、波長多重されて伝送される光パルス信
号が信号中継装置730と信号受信機51とで波長ごと
に分岐されて雑音除去装置10により雑音光が除去され
るので、通信エラーなく長距離通信を実行することがで
きる。
【0178】つぎに、本発明の実施の第十四の形態を図
17を参照して以下に説明する。なお、同図は本実施の
形態のデータ通信システムを示す模式的なブロック図で
ある。
【0179】本実施の形態の波長多重通信システム80
0も、上述した実施の第十三の形態の波長多重通信シス
テム700と同様な構造に形成されており、信号送信ユ
ニット810と信号受信ユニット820とが複数の強度
増幅手段である光増幅器210や信号中継装置830な
どを介して接続されている。
【0180】ただし、前述したデータ通信システム50
0と同様に、信号送信ユニット810と最初の光増幅器
210とは信号伝送手段である通常の光ファイバ52で
接続されているが、最初の光増幅器210と信号中継装
置830とはパルス圧縮手段でもある光ファイバ22で
接続されている。信号中継装置830と最後の光増幅器
210とはパルス拡散手段でもある光ファイバ23で接
続されており、最後の光増幅器210と信号受信ユニッ
ト820とはパルス圧縮手段でもある光ファイバ22で
接続されている。
【0181】信号送信ユニット810は、複数の信号送
信手段である信号送信器111と信号変調手段である複
数の光位相変調器411とを具備しており、これらが複
数の信号送信装置として一個の一個の信号合波手段であ
る波長多重カプラ711を介して一個の強度調整手段で
あり多重光出力手段でもある光増幅器61に接続されて
いる。
【0182】信号受信装置820は、多重光入力手段で
あり多重光増幅手段でもある一個の光増幅器21と、波
長分岐手段である一個の波長分岐カプラ721と、複数
の信号処理装置である雑音除去装置511と、複数の信
号受信手段である信号受信器51と、を具備している。
【0183】信号中継装置830は、多重光入力手段で
あり多重光増幅手段でもある一個の光増幅器21と、波
長分岐手段である一個の波長分岐カプラ721と、複数
の信号処理装置であり可飽和吸収手段である可飽和吸収
素子12と、一個の信号合波手段である波長多重カプラ
711と、一個の強度調整手段であり多重光出力手段で
もある光増幅器61と、を具備している。
【0184】上述のような構成において、本実施の形態
の波長多重通信システム800も、前述した波長多重通
信システム700と同様に、信号送信ユニット810と
信号受信ユニット820とが波長多重された複数の光パ
ルス信号で同時に複数のデータ通信を実行することがで
きる。
【0185】さらに、前述したデータ通信システム60
0と同様に、波長多重された光パルス信号が光ファイバ
22,23で伝送されるときにパルス幅が圧縮および拡
散されるので、信号中継装置830や信号受信ユニット
820の構造が簡略化されており、波長多重通信システ
ム800は生産性が良好である。
【0186】
【発明の効果】本実施の形態は以上説明したように構成
されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0187】請求項1記載の発明の信号処理方法は、光
パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分
散との釣り合いにより圧縮し、このパルス幅が圧縮され
た光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸
収させ、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収され
た光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速
度分散との釣り合いにより拡散するようにしたことによ
り、パルス幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部
分が拡張された状態で雑音光を除去することができ、こ
の雑音光の除去後にパルス幅が拡散されて光パルス信号
が再現されるので、光パルス信号のSNRを良好に改善
することができる。
【0188】請求項2記載の発明の信号処理方法は、
パルス信号の強度を増幅し、この強度が増幅された光パ
ルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散
との釣り合いにより圧縮し、このパルス幅が圧縮された
光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収
させ、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された
光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度
分散との釣り合いにより拡散するようにしたことによ
り、光パルス信号の強度の増幅によっても雑音光が発生
するが、このような雑音光もパルス幅の圧縮により光パ
ルス信号が存在しない部分が拡張された状態で除去する
ことができ、この雑音光の除去後にパルス幅が拡散され
て光パルス信号が再現されるので、光パルス信号の強度
を増幅しながらSNRを良好に改善することができる。
【0189】請求項3記載の発明の信号処理方法は、光
パルス信号の強度を増幅し、この強度が増幅された光パ
ルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散
との釣り合いにより圧縮し、このパルス幅が圧縮された
光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収
させ、この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された
光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度
分散との釣り合いにより拡散し、このパルス幅が拡散さ
れた光パルス信号の強度を調整するようにしたことによ
り、光パルス信号の強度の増幅によっても雑音光が発生
するが、このような雑音光もパルス幅の圧縮により光パ
ルス信号が存在しない部分が拡張された状態で除去する
ことができ、この雑音光の除去後にパルス幅が拡散され
て光パルス信号が再現され、この再現された光パルス信
号の強度が調整されるので、強度が適正でSNRが良好
な光パルス信号を獲得することができる。
【0190】
【0191】請求項4記載の発明の信号処理装置は、光
パルス信号のパルス幅を圧縮するパルス圧縮手段と、該
パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮された光パルス信
号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和
吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の強度以下の
光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を拡
散するパルス拡散手段と、を具備しており、前記パルス
圧縮手段が群速度分散を有しており、光パルス信号を付
加されている周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮し、前記パルス拡散手段が群速度分散を
有しており、光パルス信号を周波数チャーピングと群速
度分散との釣り合いにより拡散することにより、パルス
幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡張さ
れた状態で雑音光を除去することができ、この雑音光の
除去後にパルス幅が拡散されて光パルス信号が再現され
るので、光パルス信号のSNRを良好に改善することが
でき、パルス圧縮手段やパルス拡散手段の構造を簡略化
することができるので、信号処理装置の生産性を向上さ
せることができる。
【0192】
【0193】請求項5記載の発明の信号処理装置は、光
パルス信号の強度を増幅する強度増幅手段と、該強度増
幅手段により強度が増幅された光パルス信号のパルス幅
を圧縮するパルス圧縮手段と、該パルス圧縮手段により
パルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下
の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和
吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収さ
れた光パルス信号のパルス幅を拡散するパルス拡散手段
と、を具備しており、前記パルス圧縮手段が群速度分散
を有しており、光パルス信号を付加されている周波数チ
ャーピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮し、前
記パルス拡散手段が群速度分散を有しており、光パルス
信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合いに
より拡散することにより、光パルス信号の強度の増幅に
よっても雑音光が発生するが、このような雑音光もパル
ス幅の圧縮により光パルス信号が存在しない部分が拡張
された状態で除去することができ、この雑音光の除去後
にパルス幅が拡散されて光パルス信号が再現されるの
で、光パルス信号の強度を増幅しながらSNRを良好に
改善することができ、パルス圧縮手段やパルス拡散手段
の構造を簡略化することができるので、信号処理装置の
生産性を向上させることができる。
【0194】
【0195】請求項6記載の発明の信号処理装置は、光
パルス信号の強度を増幅する強度増幅手段と、該強度増
幅手段により強度が増幅された光パルス信号のパルス幅
を圧縮するパルス圧縮手段と、該パルス圧縮手段により
パルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下
の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和
吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収さ
れた光パルス信号のパルス幅を拡散するパルス拡散手段
と、該パルス拡散手段によりパルス幅が拡散された光パ
ルス信号の強度を調整する強度調整手段と、を具備して
おり、前記パルス圧縮手段が群速度分散を有しており、
光パルス信号を付加されている周波数チャーピングと群
速度分散との釣り合いにより圧縮し、前記パルス拡散手
段が群速度分散を有しており、光パルス信号を周波数チ
ャーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散する
とにより、光パルス信号の強度の増幅によっても雑音光
が発生するが、このような雑音光もパルス幅の圧縮によ
り光パルス信号が存在しない部分が拡張された状態で除
去することができ、この雑音光の除去後にパルス幅が拡
散されて光パルス信号が再現され、この再現された光パ
ルス信号の強度が調整されるので、強度が適正でSNR
が良好な光パルス信号を獲得することができ、パルス圧
縮手段やパルス拡散手段の構造を簡略化することができ
るので、信号処理装置の生産性を向上させることができ
る。
【0196】
【0197】
【0198】
【0199】請求項7記載の発明のデータ通信方法は、
光パルス信号を生成して信号伝送手段に送信し、この信
号伝送手段に送信された光パルス信号を受信して再生す
るデータ通信方法であって、受信して再生する光パルス
信号を請求項1ないし3の何れか一記載の信号処理方法
で処理するようにしたことにより、通信される光パルス
信号を受信したときに雑音光を良好に除去することがで
きるので、データ受信の性能を向上させて長距離通信を
可能とすることができる。
【0200】請求項8記載の発明のデータ通信方法は、
光パルス信号を生成して送信し、この送信される光パル
ス信号を増幅して中継し、この中継された光パルス信号
を受信して再生するデータ通信方法であって、中継され
るときに増幅された光パルス信号を請求項1記載の信号
処理方法で処理するようにしたことにより、通信される
光パルス信号を中継するときに雑音光を良好に除去する
ことができるので、データ通信の性能を向上させて長距
離通信を可能とすることができる。
【0201】請求項9記載の発明のデータ通信システム
は、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置と、
該信号送信装置が送信する光パルス信号を受信して再生
する信号受信装置と、を具備しているデータ通信システ
ムであって、前記信号受信装置が請求項4ないし6の何
れか一記載の信号処理装置を具備していることにより、
信号伝送手段で通信される光パルス信号を受信したとき
に雑音光を良好に除去することができるので、データ受
信の性能を向上させて長距離通信を可能とすることがで
きる。
【0202】請求項10記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号受信装置と前記信号中継装置との少な
くとも一方が、請求項4ないし6の何れか一記載の信号
処理装置を具備していることにより、光パルス信号を中
継するときの増幅によっても雑音光が発生するが、この
ような雑音光も通信される光パルス信号を受信したとき
や中継するときに良好に除去することができるので、デ
ータ通信の性能を向上させて長距離通信を可能とするこ
とができる。
【0203】請求項11記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間
請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置が設
けられていることにより、光パルス信号を中継するとき
の増幅によっても雑音光が発生するが、このような雑音
光も通信される光パルス信号が中継されてから受信され
る以前に良好に除去することができるので、データ通信
の性能を向上させて長距離通信を可能とすることができ
る。
【0204】請求項12記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を受信して
再生する信号受信装置と、を具備しているデータ通信シ
ステムであって、前記信号送信装置が、光パルス信号に
周波数チャーピングを付加し、前記信号受信装置が、
求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置を具備し
ていることにより、 信号伝送手段で通信される光パル
ス信号を受信したときに雑音光を良好に除去することが
できるので、データ受信の性能を向上させて長距離通信
を可能とすることができ、信号受信装置の構造を簡略化
することができるのでデータ通信システムの生産性を向
上させることができる。
【0205】請求項13記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チ
ャーピングを付加し、前記信号受信装置と前記信号中継
装置との少なくとも一方が、請求項4ないし6の何れか
一記載の信号処理装置を具備していることにより、光パ
ルス信号を中継するときの増幅によっても雑音光が発生
するが、このような雑音光も通信される光パルス信号を
中継するときや受信したときに良好に除去することがで
きるので、データ通信の性能を向上させて長距離通信を
可能とすることができ、信号受信装置や信号中継装置の
構造を簡略化することができるのでデータ通信システム
の生産性を向上させることができる。
【0206】請求項14記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、を具備しているデータ通信システムで
あって、前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チ
ャーピングを付加し、前記信号中継装置と前記信号受信
装置との中間に請求項4ないし6の何れか一記載の信号
処理装置が設けられていることにより、光パルス信号を
中継するときの増幅によっても雑音光が発生するが、こ
のような雑音光も通信される光パルス信号が中継されて
から受信される以前に良好に除去することができるの
で、データ通信の性能を向上させて長距離通信を可能と
することができ、信号受信装置や信号中継装置の構造を
簡略化することができるのでデータ通信システムの生産
性を向上させることができる。
【0207】請求項15記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を受信して
再生する信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信
号受信装置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段
と、を具備しているデータ通信システムであって、前記
信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを
付加し、前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、
伝送する光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分
散との釣り合いにより圧縮し、前記信号受信装置が、
ルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下の
光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和吸
収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収され
た光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速
度分散との釣り合いにより拡散するパルス拡散手段と、
を具備していることにより、信号伝送手段で通信される
光パルス信号を受信したときに雑音光を良好に除去する
ことができるので、データ受信の性能を向上させて長距
離通信を可能とすることができ、信号受信装置の構造を
簡略化することができるのでデータ通信システムの生産
性を向上させることができる。
【0208】請求項16記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信号受信装
置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、を具備
しているデータ通信システムであって、前記信号送信装
置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前
記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光
パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮し、前記信号受信装置と前記信号中継装
置との少なくとも一方が、パルス幅が圧縮された光パル
ス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可
飽和吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の強度以
下の光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅
を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合いにより
拡散するパルス拡散手段と、を具備していることによ
り、光パルス信号を中継するときの増幅によっても雑音
光が発生するが、このような雑音光も通信される光パル
ス信号を中継するときや受信したときに良好に除去する
ことができるので、データ通信の性能を向上させて長距
離通信を可能とすることができ、信号受信装置や信号中
継装置の構造を簡略化することができるのでデータ通信
システムの生産性を向上させることができる。
【0209】請求項17記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信号受信装
置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、を具備
しているデータ通信システムであって、前記信号送信装
置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前
記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光
パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより圧縮し、前記信号中継装置と前記信号受信装
置との中間に、パルス幅が圧縮された光パルス信号から
所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手
段と、該可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分
が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を周波数チ
ャーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散するパ
ルス拡散手段と、が設けられていることにより、光パル
ス信号を中継するときの増幅によっても雑音光が発生す
るが、このような雑音光も通信される光パルス信号が中
継されてから受信される以前に良好に除去することがで
きるので、データ通信の性能を向上させて長距離通信を
可能とすることができ、信号受信装置や信号中継装置の
構造を簡略化することができるのでデータ通信システム
の生産性を向上させることができる。
【0210】請求項18記載の発明のデータ通信システ
ムは、光パルス信号を生成して送信する信号送信装置
と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を中継して
増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継
装置により中継された光パルス信号を受信して再生する
信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信号受信装
置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、を具備
しているデータ通信システムであって、前記信号送信装
置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前
記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光
パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り
合いにより拡散し、前記信号中継装置と前記信号受信装
置との中間に、光パルス信号のパルス幅を周波数チャー
ピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮するパルス
圧縮手段と、該パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮さ
れた光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和
吸収する可飽和吸収手段と、が設けられていることによ
り、光パルス信号を中継するときの増幅によっても雑音
光が発生するが、このような雑音光も通信される光パル
ス信号が中継されてから受信される以前に良好に除去す
ることができるので、データ通信の性能を向上させて長
距離通信を可能とすることができ、信号受信装置や信号
中継装置の構造を簡略化することができるのでデータ通
信システムの生産性を向上させることができる。
【0211】請求項19記載の発明は、請求項12ない
し18の何れか一記載のデータ通信システムであって、
前記信号送信装置が、光パルス信号に繰り返し周期に同
期して周波数チャーピングを付加することにより、送信
する光パルス信号に繰り返し周期に同期して周波数チャ
ーピングを付加することができる。
【0212】請求項20記載の発明は、請求項12ない
し19の何れか一記載のデータ通信システムであって、
前記信号送信装置が、光パルス信号を位相変調して周波
数チャーピングを付加することにより、位相変調して送
信する光パルス信号に周波数チャーピングを付加するこ
とができる。
【0213】請求項21記載の発明の波長多重処理方法
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付
け、この外部入力される光パルス信号を多重された波長
ごとに分岐させ、これらの波長ごとに分岐された複数の
光パルス信号の各々を請求項1ないし3の何れか一記載
の信号処理方法で個々に処理するようにしたことによ
り、複数の光パルス信号を波長多重して同時に処理する
ことができ、多重された複数の光パルス信号を波長ごと
に分岐させてから各々の雑音光を良好に除去することが
できるので、波長多重された光パルス信号のSNRを良
好に改善することができる。
【0214】請求項22記載の発明の波長多重処理方法
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付
け、この外部入力される光パルス信号を多重された波長
ごとに分岐させ、これらの波長ごとに分岐された複数の
光パルス信号の各々を請求項1ないし3の何れか一記載
の信号処理方法で個々に処理し、これらの処理された複
数の光パルス信号を再度合波させ、この合波された光パ
ルス信号を外部出力するようにしたことにより、複数の
光パルス信号を波長多重して同時に処理することがで
き、多重された複数の光パルス信号を波長ごとに分岐さ
せてから各々の雑音光を良好に除去することができ、こ
の雑音光が除去された複数の光パルス信号を波長多重す
ることができるので、SNRが良好で波長多重された光
パルス信号を獲得することができる。
【0215】請求項23記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号を多重された波長ごとに分岐させる波長
分岐手段と、該波長分岐手段により波長ごとに分岐され
た複数の光パルス信号の各々を個々に処理する請求項4
ないし6の何れか一記載の信号処理装置と、を具備して
いることにより、複数の光パルス信号を波長多重して同
時に処理することができ、多重された複数の光パルス信
号を波長ごとに分岐させてから各々の雑音光を良好に除
去することができるので、波長多重された光パルス信号
のSNRを良好に改善することができる。
【0216】請求項24記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号を多重された波長ごとに分岐させる波長
分岐手段と、該波長分岐手段により波長ごとに分岐され
た複数の光パルス信号の各々を個々に処理する請求項4
ないし6の何れか一記載の信号処理装置と、該信号処理
装置により処理された複数の光パルス信号を再度合波さ
せる信号合波手段と、該信号合波手段により合波された
光パルス信号を外部出力する多重光出力手段と、を具備
していることにより、複数の光パルス信号を波長多重し
て同時に処理することができ、多重された複数の光パル
ス信号を波長ごとに分岐させてから各々の雑音光を良好
に除去することができ、この雑音光が除去された複数の
光パルス信号を波長多重することができるので、SNR
が良好で波長多重された光パルス信号を獲得することが
できる。
【0217】請求項25記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号の強度を増幅する多重光増幅手段と、該
多重光増幅手段により強度が増幅された光パルス信号を
多重された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、該波
長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パルス
信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何れか
一記載の信号処理装置と、を具備していることにより、
複数の光パルス信号を波長多重して同時に処理すること
ができ、多重された複数の光パルス信号を増幅してから
波長ごとに分岐させ、各々の雑音光を良好に除去するこ
とができるので、波長多重されて増幅された光パルス信
号のSNRを良好に改善することができる。
【0218】請求項26記載の発明の波長多重処理装置
は、波長多重された光パルス信号の外部入力を受け付け
る多重光入力手段と、該多重光入力手段に外部入力され
る光パルス信号の強度を増幅する多重光増幅手段と、該
多重光増幅手段により強度が増幅された光パルス信号を
多重された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、該波
長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パルス
信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何れか
一記載の信号処理装置と、該信号処理装置により処理さ
れた複数の光パルス信号を再度合波させる信号合波手段
と、該信号合波手段により合波された光パルス信号を外
部出力する多重光出力手段と、を具備していることによ
り、複数の光パルス信号を波長多重して同時に処理する
ことができ、多重された複数の光パルス信号を増幅して
から波長ごとに分岐させ、各々の雑音光を良好に除去し
てから波長多重することができるので、強度が増幅され
ながらSNRが良好で波長多重された光パルス信号を獲
得することができる。
【0219】請求項27記載の発明の波長多重通信方法
は、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送信
し、これら複数の光パルス信号を合波して伝送し、この
合波されて伝送される光パルス信号を受信して各々相違
する波長ごとに再生する波長多重通信方法であって、受
信される光パルス信号を請求項21記載の波長多重処理
方法で処理するようにしたことにより、波長多重された
複数の光パルス信号で同時に通信することができ、多重
された複数の光パルス信号を受信したときに波長ごとに
分岐させてから各々の雑音光を良好に除去することがで
きるので、波長多重通信の性能を向上させて長距離通信
を可能とすることができる。
【0220】請求項28記載の発明の波長多重通信方法
は、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送信
し、これら複数の光パルス信号を合波して伝送し、この
合波されて伝送される光パルス信号を増幅して中継し
この中継された光パルス信号を受信して各々相違する波
長ごとに再生する波長多重通信方法であって、中継され
る光パルス信号を請求項22記載の波長多重処理方法で
処理し、受信される光パルス信号を請求項21記載の波
長多重処理方法で処理するようにしたことにより、波長
多重された複数の光パルス信号で同時に通信することが
でき、多重された複数の光パルス信号を中継するときや
受信したときに波長ごとに分岐させてから各々の雑音光
を良好に除去することができるので、波長多重通信の性
能を向上させて長距離通信を可能とすることができる。
【0221】請求項29記載の発明の波長多重通信シス
テムは、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送
信する複数の信号送信装置と、これら複数の信号送信装
置が個々に送信する複数の光パルス信号を合波する信号
合波手段と、この信号合波手段により合波された光パル
ス信号を伝送する信号伝送手段と、この信号伝送手段に
より伝送される光パルス信号を受信して各々相違する波
長ごとに再生する複数の信号受信装置と、を具備してい
る波長多重通信システムであって、前記信号受信装置が
請求項23または25記載の波長多重処理装置を具備し
ていることにより、波長多重された複数の光パルス信号
で同時に通信することができ、多重された複数の光パル
ス信号を受信したときに波長ごとに分岐させてから各々
の雑音光を良好に除去することができるので、波長多重
通信の性能を向上させて長距離通信を可能とすることが
できる。
【0222】請求項30記載の発明の波長多重通信シス
テムは、各々相違する波長で光パルス信号を生成して送
信する複数の信号送信装置と、これら複数の信号送信装
置が個々に送信する複数の光パルス信号を合波する信号
合波手段と、この信号合波手段により合波された光パル
ス信号を伝送する信号伝送手段と、この信号伝送手段に
より伝送される光パルス信号を中継して増幅する少なく
とも一個の信号中継装置と、該信号中継装置により中継
された光パルス信号を受信して各々相違する波長ごとに
再生する複数の信号受信装置と、を具備している波長多
重通信システムであって、前記信号中継装置の少なくと
も一個が請求項24または26記載の波長多重処理装置
を具備していることにより、波長多重された複数の光パ
ルス信号で同時に通信することができ、多重された複数
の光パルス信号を中継するときや受信したときに波長ご
とに分岐させてから各々の雑音光を良好に除去すること
ができるので、波長多重通信の性能を向上させて長距離
通信を可能とすることができる。
【0223】請求項31記載の発明は、請求項29また
は30記載の波長多重通信システムであって、前記信号
送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加
し、前記信号受信装置が、請求項4ないし6の何れか一
記載の信号処理装置を具備していることにより、信号伝
送手段で通信される光パルス信号を受信したときに雑音
光を良好に除去することができるので、データ受信の性
能を向上させて長距離通信を可能とすることができ、信
号受信装置の構造を簡略化することができるので波長多
重通信システムの生産性を向上させることができる。
【0224】請求項32記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号受信装置と前記信号中継装置との少なくとも一方
が、請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置を
具備していることにより、光パルス信号を中継するとき
の増幅によっても雑音光が発生するが、このような雑音
光も通信される光パルス信号を中継するときや受信した
ときに良好に除去することができるので、波長多重通信
の性能を向上させて長距離通信を可能とすることがで
き、信号受信装置や信号中継装置の構造を簡略化するこ
とができるので波長多重通信システムの生産性を向上さ
せることができる。
【0225】請求項33記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号中継装置と前記信号受信装置との中間に請求項4な
いし6の何れか一記載の信号処理装置が設けられている
ことにより、光パルス信号を中継するときの増幅によっ
ても雑音光が発生するが、このような雑音光も通信され
る光パルス信号が中継されてから受信される以前に良好
に除去することができるので、波長多重通信の性能を向
上させて長距離通信を可能とすることができ、信号受信
装置や信号中継装置の構造を簡略化することができるの
で波長多重通信システムの生産性を向上させることがで
きる。
【0226】請求項34記載の発明は、請求項29また
は30記載の波長多重通信システムであって、前記信号
送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加
し、前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送
する光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮し、前記信号受信装置が、パルス
幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下の光成
分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和吸収手
段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光
パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分
散との釣り合いにより拡散するパルス拡散手段と、を具
備していることにより、信号伝送手段で通信される光パ
ルス信号を受信したときに雑音光を良好に除去すること
ができるので、データ受信の性能を向上させて長距離通
信を可能とすることができ、信号受信装置の構造を簡略
化することができるので波長多重通信システムの生産性
を向上させることができる。
【0227】請求項35記載の発明は、請求項29また
は30記載の波長多重通信システムであって、前記信号
送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加
し、前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送
する光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散と
の釣り合いにより圧縮し、前記信号受信装置と前記信号
中継装置との少なくとも一方が、パルス幅が圧縮された
光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収
する可飽和吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の
強度以下の光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパ
ルス幅を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合い
により拡散するパルス拡散手段と、を具備していること
により、光パルス信号を中継するときの増幅によっても
雑音光が発生するが、このような雑音光も通信される光
パルス信号を中継するときや受信したときに良好に除去
することができるので、波長多重通信の性能を向上させ
て長距離通信を可能とすることができ、信号受信装置や
信号中継装置の構造を簡略化することができるので波長
多重通信システムの生産性を向上させることができる。
【0228】請求項36記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光パ
ルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合
いにより圧縮し、前記信号中継装置と前記信号受信装置
との中間に、パルス幅が圧縮された光パルス信号から所
定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段
と、該可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が
可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を周波数チャ
ーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散するパル
ス拡散手段と、が設けられていることにより、光パルス
信号を中継するときの増幅によっても雑音光が発生する
が、このような雑音光も通信される光パルス信号が中継
されてから受信される以前に良好に除去することができ
るので、波長多重通信の性能を向上させて長距離通信を
可能とすることができ、信号受信装置や信号中継装置の
構造を簡略化することができるので波長多重通信システ
ムの生産性を向上させることができる。
【0229】請求項37記載の発明は、請求項30記載
の波長多重通信システムであって、前記信号送信装置
が、光パルス信号に周波数チャーピングを付加し、前記
信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する光パ
ルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合
いにより拡散し、前記信号中継装置と前記信号受信装置
との中間に、光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピ
ングと群速度分散との釣り合いにより圧縮するパルス圧
縮手段と、該パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮され
た光パルス信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸
収する可飽和吸収手段と、が設けられていることによ
り、光パルス信号を中継するときの増幅によっても雑音
光が発生するが、このような雑音光も通信される光パル
ス信号が中継されてから受信される以前に良好に除去す
ることができるので、波長多重通信の性能を向上させて
長距離通信を可能とすることができ、信号受信装置や信
号中継装置の構造を簡略化することができるので波長多
重通信システムの生産性を向上させることができる。
【0230】請求項38記載の発明は、請求項31ない
し37の何れか一記載の波長多重通信システムであっ
て、前記信号送信装置が、光パルス信号に繰り返し周期
に同期して周波数チャーピングを付加することにより、
送信する光パルス信号に繰り返し周期に同期して周波数
チャーピングを付加することができる。
【0231】請求項39記載の発明は、請求項31ない
し38の何れか一記載の波長多重通信システムであっ
て、前記信号送信装置が、光パルス信号を位相変調して
周波数チャーピングを付加することにより、位相変調し
て送信する光パルス信号に周波数チャーピングを付加す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態の信号処理装置であ
る雑音除去装置を示す模式的なブロック図である。
【図2】信号処理装置が光パルス信号から雑音光を除去
する状態を示す特性図である。
【図3】本発明の実施の第二の形態の信号処理装置であ
る雑音除去装置を示す模式的なブロック図である。
【図4】パルス圧縮手段およびパルス拡散手段である光
ファイバの群速度分散の光学特性を示す特性図である。
【図5】光ファイバにより光パルス信号のパルス幅が変
化する状態を示す特性図である。
【図6】本発明の実施の第三の形態の信号処理装置であ
る雑音除去装置を示す模式的なブロック図である。
【図7】本発明の実施の第四の形態の信号処理装置であ
る雑音除去装置を示す模式的なブロック図である。
【図8】本発明の実施の第五の形態の信号処理装置であ
る信号受信装置を示す模式的なブロック図である。
【図9】本発明の実施の第六の形態の信号処理装置であ
る信号中継装置を示す模式的なブロック図である。
【図10】本発明の実施の第七の形態のデータ通信シス
テムを示す模式的なブロック図である。
【図11】本発明の実施の第八の形態のデータ通信シス
テムを示す模式的なブロック図である。
【図12】本発明の実施の第九の形態のデータ通信シス
テムを示す模式的なブロック図である。
【図13】本発明の実施の第十の形態のデータ通信シス
テムを示す模式的なブロック図である。
【図14】本発明の実施の第十一の形態のデータ通信シ
ステムを示す模式的なブロック図である。
【図15】本発明の実施の第十二の形態のデータ通信シ
ステムを示す模式的なブロック図である。
【図16】本発明の実施の第十三の形態の波長多重通信
システムを示す模式的なブロック図である。
【図17】本発明の実施の第十四の形態の波長多重通信
システムを示す模式的なブロック図である。
【図18】一従来例の信号処理装置を示す模式的なブロ
ック図である。
【図19】信号処理装置が光パルス信号から雑音光を除
去する状態を示す特性図である。
【図20】光パルス信号から雑音光を除去する前後の関
係を示す特性図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,340 信号処理装置であ
る雑音除去装置 11 パルス圧縮手段であるパルス圧縮器 12 可飽和吸収手段である可飽和吸収素子 13 パルス拡散手段であるパルス拡散器 21 強度増幅手段である光増幅器 22,23,52 信号伝送手段である光ファイバ 22 パルス圧縮手段である光ファイバ 23 パルス拡散手段である光ファイバ 31 パルス圧縮手段であるチャープファイバグレー
ティング 32 パルス拡散手段であるチャープファイバグレー
ティング 50 信号処理装置である信号受信装置 51 信号受信手段であり信号受信装置でもある信号
受信器 60 信号処理装置である信号中継装置 61 強度調整手段である光増幅器 100,200,300,400,500,600
データ通信システム 110,310,410 信号送信装置 111 信号送信手段であり信号送信装置でもある信
号送信器 112 強度増幅手段である光増幅器 120,320,510 信号受信装置 210 強度増幅手段である光増幅器 330,520,730,830 信号中継装置 341 パルス圧縮手段であるパルス圧縮器 342 パルス拡散手段であるパルス拡散器 700,800 波長多重通信システム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−196974(JP,A) 特開 平1−94329(JP,A) 特開 平3−50884(JP,A) 特開 平8−248455(JP,A) 特開 平9−326520(JP,A) 特開 平9−289349(JP,A) 特開 平3−269522(JP,A) 特開 平2−306226(JP,A) 特開 平10−73851(JP,A) 特開 平11−177502(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/00 - 3/30 G02F 1/35 H04B 10/00 - 10/30 JICSTファイル(JOIS)

Claims (39)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光パルス信号のパルス幅を周波数チャー
    ピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮し、 このパルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度
    以下の光成分を可飽和吸収させ この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光パル
    ス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散と
    の釣り合いにより拡散する ようにした信号処理方法。
  2. 【請求項2】 光パルス信号の強度を増幅し、 この強度が増幅された 光パルス信号のパルス幅を周波数
    チャーピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮し、 このパルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度
    以下の光成分を可飽和吸収させ、 この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光パル
    ス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散と
    の釣り合いにより拡散するようにした信号処理方法。
  3. 【請求項3】 光パルス信号の強度を増幅し、 この強度が増幅された光パルス信号のパルス幅を周波数
    チャーピングと群速度分散との釣り合いにより圧縮し、 このパルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度
    以下の光成分を可飽和吸収させ、 この所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された光パル
    ス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散と
    の釣り合いにより拡散し、 このパルス幅が拡散された光パルス信号の強度を調整す
    るようにした信号処理方法。
  4. 【請求項4】 光パルス信号のパルス幅を圧縮するパル
    ス圧縮手段と、 該パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮された光パルス
    信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽
    和吸収手段と、 該可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽
    和吸収された光パルス信号のパルス幅を拡散するパルス
    拡散手段と、 を具備しており、 前記パルス圧縮手段が群速度分散を有しており、光パル
    ス信号を付加されている周波数チャーピングと群速度分
    散との釣り合いにより圧縮し、 前記パルス拡散手段が群速度分散を有しており、光パル
    ス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合い
    により拡散する 信号処理装置。
  5. 【請求項5】 光パルス信号の強度を増幅する強度増幅
    手段と、 該強度増幅手段により強度が増幅された光パルス信号の
    パルス幅を圧縮するパルス圧縮手段と、 該パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮された光パルス
    信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽
    和吸収手段と、 該可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽
    和吸収された光パルス信号のパルス幅を拡散するパルス
    拡散手段と、 を具備しており、 前記パルス圧縮手段が群速度分散を有しており、光パル
    ス信号を付加されている周波数チャーピングと群速度分
    散との釣り合いにより圧縮し、 前記パルス拡散手段が群速度分散を有しており、光パル
    ス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合い
    により拡散する 信号処理装置。
  6. 【請求項6】 光パルス信号の強度を増幅する強度増幅
    手段と、 該強度増幅手段により強度が増幅された光パルス信号の
    パルス幅を圧縮するパルス圧縮手段と、 該パルス圧縮手段によりパルス幅が圧縮された光パルス
    信号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽
    和吸収手段と、 該可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽
    和吸収された光パルス信号のパルス幅を拡散するパルス
    拡散手段と、 該パルス拡散手段によりパルス幅が拡散された光パルス
    信号の強度を調整する強度調整手段と、 を具備しており、 前記パルス圧縮手段が群速度分散を有しており、光パル
    ス信号を付加されてい る周波数チャーピングと群速度分
    散との釣り合いにより圧縮し、 前記パルス拡散手段が群速度分散を有しており、光パル
    ス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣り合い
    により拡散する 信号処理装置。
  7. 【請求項7】 光パルス信号を生成して信号伝送手段に
    送信し、この信号伝送手段に送信された光パルス信号を
    受信して再生するデータ通信方法であって、 受信して再生する光パルス信号を請求項1ないし3の何
    れか一記載の信号処理方法で処理するようにしたデータ
    通信方法。
  8. 【請求項8】 光パルス信号を生成して送信し、この送
    信される光パルス信号を増幅して中継し、この中継され
    た光パルス信号を受信して再生するデータ通信方法であ
    って、中継されるときに増幅された光パルス信号を請求項1記
    の信号処理方法で処理するようにしたデータ通信方
    法。
  9. 【請求項9】 光パルス信号を生成して送信する信号送
    信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を受
    信して再生する信号受信装置と、を具備しているデータ
    通信システムであって、 前記信号受信装置が請求項4ないし6の何れか一記載
    信号処理装置を具備しているデータ通信システム。
  10. 【請求項10】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    中継して増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該
    信号中継装置により中継された光パルス信号を受信して
    再生する信号受信装置と、を具備しているデータ通信シ
    ステムであって、 前記信号受信装置と前記信号中継装置との少なくとも一
    方が、請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置
    を具備しているデータ通信システム。
  11. 【請求項11】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    中継して増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該
    信号中継装置により中継された光パルス信号を受信して
    再生する信号受信装置と、を具備しているデータ通信シ
    ステムであって、 前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間に請求項
    4ないし6の何れか一記載の信号処理装置が設けられて
    いるデータ通信システム。
  12. 【請求項12】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    受信して再生する信号受信装置と、を具備しているデー
    タ通信システムであって、 前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピン
    グを付加し、 前記信号受信装置が、請求項4ないし6の何れか一記載
    の信号処理装置を具備しているデータ通信システム。
  13. 【請求項13】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    中継して増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該
    信号中継装置により中継された光パルス信号を受信して
    再生する信号受信装置と、を具備しているデータ通信シ
    ステムであって、 前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピン
    グを付加し、 前記信号受信装置と前記信号中継装置との少なくとも一
    方が、請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置
    を具備しているデータ通信システム。
  14. 【請求項14】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    中継して増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該
    信号中継装置により中継された光パルス信号を受信して
    再生する信号受信装置と、を具備しているデータ通信シ
    ステムであって、 前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピン
    グを付加し、 前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間に請求項
    4ないし6の何れか一記載の信号処理装置が設けられて
    いるデータ通信システム。
  15. 【請求項15】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    受信して再生する信号受信装置と、前記信号送信装置か
    ら前記信号受信装置まで光パルス信号を伝送する信号伝
    送手段と、を具備しているデータ通信システムであっ
    て、 前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピン
    グを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより圧縮し、 前記信号受信装置が、パルス幅が圧縮された光パルス信
    号から所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和
    吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の強 度以下の
    光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を周
    波数チャーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散
    するパルス拡散手段と、を具備しているデータ通信シス
    テム。
  16. 【請求項16】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    中継して増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該
    信号中継装置により中継された光パルス信号を受信して
    再生する信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信
    号受信装置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段
    と、を具備しているデータ通信システムであって、 前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピン
    グを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより圧縮し、 前記信号受信装置と前記信号中継装置との少なくとも一
    方が、パルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強
    度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該
    可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和
    吸収された光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピン
    グと群速度分散との釣り合いにより拡散するパルス拡散
    手段と、を具備しているデータ通信システム。
  17. 【請求項17】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    中継して増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該
    信号中継装置により中継された光パルス信号を受信して
    再生する信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信
    号受信装置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段
    と、を具備しているデータ通信システムであって、 前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピン
    グを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより圧縮し、 前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間に、パル
    ス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下の光
    成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和吸収
    手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された
    光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度
    分散との釣り合いにより拡散するパルス拡散手段と、
    設けられているデータ通信システム。
  18. 【請求項18】 光パルス信号を生成して送信する信号
    送信装置と、該信号送信装置が送信する光パルス信号を
    中継して増幅する少なくとも一個の信号中継装置と、該
    信号中継装置により中継された光パルス信号を受信して
    再生する信号受信装置と、前記信号送信装置から前記信
    号受信装置まで光パルス信号を伝送する信号伝送手段
    と、を具備しているデータ通信システムであって、 前記信号送信装置が、光パルス信号に周波数チャーピン
    グを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより拡散し、 前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間に、光パ
    ルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散
    との釣り合いにより圧縮するパルス圧縮手段と、該パル
    ス圧縮手段によりパルス幅が圧縮された光パルス信号か
    ら所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収
    手段と、が設けられているデータ通信システム。
  19. 【請求項19】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    繰り返し周期に同期して周波数チャーピングを付加する
    請求項12ないし18の何れか一記載のデータ通信シス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記信号送信装置が、光パルス信号を
    位相変調して周波数チャーピングを付加する請求項12
    ないし19の何れか一記載のデータ通信システム。
  21. 【請求項21】 波長多重された光パルス信号の外部入
    力を受け付け、 この外部入力される光パルス信号を多重された波長ごと
    に分岐させ、 これらの波長ごとに分岐された複数の光パルス信号の各
    々を請求項1ないし3の何れか一記載の信号処理方法で
    個々に処理するようにした波長多重処理方法。
  22. 【請求項22】 波長多重された光パルス信号の外部入
    力を受け付け、 この外部入力される光パルス信号を多重された波長ごと
    に分岐させ、 これらの波長ごとに分岐された複数の光パルス信号の各
    々を請求項1ないし3の何れか一記載の信号処理方法で
    個々に処理し、 これらの処理された複数の光パルス信号を再度合波さ
    せ、 この合波された光パルス信号を外部出力するようにした
    波長多重処理方法。
  23. 【請求項23】 波長多重された光パルス信号の外部入
    力を受け付ける多重光入力手段と、 該多重光入力手段に外部入力される光パルス信号を多重
    された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、 該波長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パ
    ルス信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何
    れか一記載の信号処理装置と、 を具備している波長多重処理装置。
  24. 【請求項24】 波長多重された光パルス信号の外部入
    力を受け付ける多重光入力手段と、 該多重光入力手段に外部入力される光パルス信号を多重
    された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、 該波長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パ
    ルス信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何
    れか一記載の信号処理装置と、 該信号処理装置により処理された複数の光パルス信号を
    再度合波させる信号合波手段と、 該信号合波手段により合波された光パルス信号を外部出
    力する多重光出力手段と、 を具備している波長多重処理装置。
  25. 【請求項25】 波長多重された光パルス信号の外部入
    力を受け付ける多重光入力手段と、 該多重光入力手段に外部入力される光パルス信号の強度
    を増幅する強度増幅手段と、 該強度増幅手段により強度が増幅された光パルス信号を
    多重された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、 該波長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パ
    ルス信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何
    れか一記載の信号処理装置と、 を具備している波長多重処理装置。
  26. 【請求項26】 波長多重された光パルス信号の外部入
    力を受け付ける多重光入力手段と、 該多重光入力手段に外部入力される光パルス信号の強度
    を増幅する強度増幅手段と、 該強度増幅手段により強度が増幅された光パルス信号を
    多重された波長ごとに分岐させる波長分岐手段と、 該波長分岐手段により波長ごとに分岐された複数の光パ
    ルス信号の各々を個々に処理する請求項4ないし6の何
    れか一記載の信号処理装置と、 該信号処理装置により処理された複数の光パルス信号を
    再度合波させる信号合波手段と、 該信号合波手段により合波された光パルス信号を外部出
    力する多重光出力手段とを、 さらに具備している波長多重処理装置。
  27. 【請求項27】 各々相違する波長で光パルス信号を生
    成して送信し、これら複数の光パルス信号を合波して伝
    送し、この合波されて伝送される光パルス信号を受信し
    て各々相違する波長ごとに再生する波長多重通信方法で
    あって、 受信される光パルス信号を請求項21記載の波長多重処
    理方法で処理するようにした波長多重通信方法。
  28. 【請求項28】 各々相違する波長で光パルス信号を生
    成して送信し、これら複数の光パルス信号を合波して伝
    送し、この合波されて伝送される光パルス信号を増幅し
    て中継し、この中継された光パルス信号を受信して各々
    相違する波長ごとに再生する波長多重通信方法であっ
    て、 中継される光パルス信号を請求項22記載の波長多重処
    理方法で処理し、 受信される光パルス信号を請求項21記載の波長多重処
    理方法で処理するようにした波長多重通信方法。
  29. 【請求項29】 各々相違する波長で光パルス信号を生
    成して送信する複数の信号送信装置と、これら複数の信
    号送信装置が個々に送信する複数の光パルス信号を合波
    する信号合波手段と、この信号合波手段により合波され
    た光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、この信号伝
    送手段により伝送される光パルス信号を受信して各々相
    違する波長ごとに再生する複数の信号受信装置と、を具
    備している波長多重通信システムであって、 前記信号受信装置が請求項23または25記載の波長多
    重処理装置を具備している波長多重通信システム。
  30. 【請求項30】 各々相違する波長で光パルス信号を生
    成して送信する複数の信号送信装置と、これら複数の信
    号送信装置が個々に送信する複数の光パルス信号を合波
    する信号合波手段と、この信号合波手段により合波され
    た光パルス信号を伝送する信号伝送手段と、この信号伝
    送手段により伝送される光パルス信号を中継して増幅す
    る少なくとも一個の信号中継装置と、該信号中継装置に
    より中継された光パルス信号を受信して各々相違する波
    長ごとに再生する複数の信号受信装置と、を具備してい
    る波長多重通信システムであって、 前記信号中継装置の少なくとも一個が請求項24または
    26記載の波長多重処理装置を具備している波長多重通
    信システム。
  31. 【請求項31】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    周波数チャーピングを付加し、 前記信号受信装置が、請求項4ないし6の何れか一記載
    の信号処理装置を具備している請求項29または30記
    の波長多重通信システム。
  32. 【請求項32】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    周波数チャーピングを付加し、 前記信号受信装置と前記信号中継装置との少なくとも一
    方が、請求項4ないし6の何れか一記載の信号処理装置
    を具備している請求項30記載の波長多重通信システ
    ム。
  33. 【請求項33】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    周波数チャーピングを付加し、 前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間に請求項
    4ないし6の何れか一記載の信号処理装置が設けられて
    いる請求項30記載の波長多重通信システム。
  34. 【請求項34】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    周波数チャーピングを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより圧縮し、 前記信号受信装置が、パルス幅が圧縮された光パルス信
    号から所定の強度以下 の光成分を可飽和吸収する可飽和
    吸収手段と、該可飽和吸収手段により所定の強度以下の
    光成分が可飽和吸収された光パルス信号のパルス幅を周
    波数チャーピングと群速度分散との釣り合いにより拡散
    するパルス拡散手段と、を具備している請求項29また
    は30記載の波長多重通信システム。
  35. 【請求項35】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    周波数チャーピングを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより圧縮し、 前記信号受信装置と前記信号中継装置との少なくとも一
    方が、パルス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強
    度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該
    可飽和吸収手段により所定の強度以下の光成分が可飽和
    吸収された光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピン
    グと群速度分散との釣り合いにより拡散するパルス拡散
    手段と、を具備している請求項29または30記載の波
    長多重通信システム。
  36. 【請求項36】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    周波数チャーピングを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより圧縮し、 前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間に、パル
    ス幅が圧縮された光パルス信号から所定の強度以下の光
    成分を可飽和吸収する可飽和吸収手段と、該可飽和吸収
    手段により所定の強度以下の光成分が可飽和吸収された
    光パルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度
    分散との釣り合いにより拡散するパルス拡散手段と、
    設けられている請求項30記載の波長多重通信システ
    ム。
  37. 【請求項37】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    周波数チャーピングを付加し、 前記信号伝送手段が群速度分散を有しており、伝送する
    光パルス信号を周波数チャーピングと群速度分散との釣
    り合いにより拡散し、 前記信号中継装置と前記信号受信装置との中間に、光パ
    ルス信号のパルス幅を周波数チャーピングと群速度分散
    との釣り合いにより圧縮するパルス圧縮手段と 、該パル
    ス圧縮手段によりパルス幅が圧縮された光パルス信号か
    ら所定の強度以下の光成分を可飽和吸収する可飽和吸収
    手段と、が設けられている請求項30記載の波長多重通
    信システム。
  38. 【請求項38】 前記信号送信装置が、光パルス信号に
    繰り返し周期に同期して周波数チャーピングを付加する
    請求項31ないし37の何れか一記載の波長多重通信シ
    ステム。
  39. 【請求項39】 前記信号送信装置が、光パルス信号を
    位相変調して周波数チャーピングを付加する請求項31
    ないし38の何れか一記載の波長多重通信システム。
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