JPH11266115A - 展開型アンテナトラス構造 - Google Patents

展開型アンテナトラス構造

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JPH11266115A
JPH11266115A JP6635398A JP6635398A JPH11266115A JP H11266115 A JPH11266115 A JP H11266115A JP 6635398 A JP6635398 A JP 6635398A JP 6635398 A JP6635398 A JP 6635398A JP H11266115 A JPH11266115 A JP H11266115A
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JP
Japan
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basic module
antenna
truss structure
deployment
deployable
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JP6635398A
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English (en)
Inventor
Jun Nakagawa
潤 中川
Mitsuteru Yamato
光輝 大和
Kenichi Hario
健一 針生
Hiroaki Tsunoda
博明 角田
Yoichi Kawakami
用一 川上
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JISEDAI EISEI TSUSHIN HOSO SYS
JISEDAI EISEI TSUSHIN HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
JISEDAI EISEI TSUSHIN HOSO SYS
JISEDAI EISEI TSUSHIN HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ反射鏡面部を確実に展開させ、構造
的に内力バランスが十分取れ、かつ軽量で、収納寸法が
小さくできる展開型アンテナトラス構造を得る必要があ
る。 【解決手段】 展開トラスの基本モジュール1の上面に
アンテナ反射鏡面部2の鏡面2aを取り付け、下面に背
面ケーブル2bを取り付け、両者をタイケーブル2cで
結合することにより反射鏡面形状を形成するとともに、
従来トラス構造の面内剛性を担っていた上下面面内部材
を取り去りアンテナ反射鏡面部1でトラス構造の面内剛
性が確保できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星あるい
は大型宇宙構造物に搭載される展開型アンテナトラス構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の展開型アンテナトラス構造
を示す。図において1はN角錐台(Nは4または6)の
形状をした展開トラスの基本モジュール、2は上記展開
トラスの基本モジュールの上面側に取り付けられたアン
テナ反射鏡面部、2aは上記アンテナ反射鏡面部2の一
部をなす鏡面、2bは上記アンテナ反射鏡面部2の一部
をなす背面ケーブル、2cは上記アンテナ反射鏡面部2
の一部をなし上記鏡面2aと上記背面ケーブル2bとを
結合するタイケーブル、2dは上記アンテナ反射鏡面部
2の一部をなし上記展開トラスの基本モジュール1との
結合インターフェースを有するスタンドオフ、3は上記
展開トラスの基本モジュール1の上面の各辺に備えられ
た主として圧縮を受ける第一の部材、4は上記展開トラ
スの基本モジュール1の下面の各辺に備えられた主とし
て圧縮を受ける第二の部材、5は上記展開トラスの基本
モジュール1の縦方向の各辺に備えられたスライドシャ
フト、6は上記展開トラスの基本モジュール1の各側面
に対角線状に配置された同期部材、7a及び7bは上記
展開トラスの基本モジュール1の上面及び下面に中心か
ら放射状に配置された引っ張りを受ける第一及び第二の
部材、8aは上記圧縮を受ける第一の部材3の両端に取
り付けられ上記圧縮を受ける第一の部材3にばね力等の
展開力を作用させる第一の展開機構部、8bは上記圧縮
を受ける第二の部材4の両端に取り付けられ上記圧縮を
受ける第二の部材4にばね力等の展開力を作用させる第
二の展開機構部、10は上記スライドシャフト5にその
軸方向の並進動作が可能なように結合されたスライダで
ある。圧縮を受ける第一及び第二の部材3及び4、スラ
イドシャフト5、同期部材6、引っ張りを受ける第一及
び第二の部材7a、7b、スライダ10は、スライドシ
ャフト5とスライダ10の間の結合を除きそれぞれお互
いに回転自在のピン結合をされている。
【0003】次に上記のように構成された従来の展開型
アンテナトラス構造の動作について説明する。図7に示
すように、展開トラスの基本モジュール1は第一及び第
二の展開機構部8a、8bの展開力により圧縮を受ける
第一及び第二の部材3及び4がたとえば折れ曲がった状
態(図7(a))から伸びるなどしてスライドシャフト
5を外側に押し拡げ、この時同期部材6及びスライダ1
0で接続されたスライドシャフト5が外側に略平行に動
作し(図7(b))、引っ張りを受ける第一及び第二の
部材7a、7b及びアンテナ反射鏡面部2を張力状態に
張架することにより展開動作を行う(図7(c))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
ている従来の展開型アンテナトラス構造では、展開動作
末期に急激に大きくなるアンテナ反射鏡面部2の反力に
よる展開抵抗力によりトラスの各部材が僅かな弾性変形
を生じ上下の圧縮を受ける第一及び第二の部材3及び4
の展開動作が非同期になるため、アンテナ反射鏡面部2
の反力を直接受ける上面の圧縮を受ける第一の部材3に
比べ、トラスの各部材を経由して間接的にしかアンテナ
反射鏡面部2の反力を受けない下面の圧縮を受ける第二
の部材4の展開が早くなり、結果として下面の圧縮を受
ける第二の部材4に取り付けられた第二の展開機構8b
のばねエネルギー等がほとんどアンテナ反射鏡面部2の
展開に用いられず重量的に無駄になっているという問題
があった。アンテナ反射鏡面部2の反力による展開抵抗
力と第一及び第二の展開機構部8a、8bの展開力の関
係を図8に示す。
【0005】また、図9の模式図に示すように、アンテ
ナ反射鏡面2の取り付いていない展開トラスの基本モジ
ュール1だけの構造体の場合は、第一の展開機構8aの
展開力が、上面の圧縮を受ける第一の部材3の圧縮力
と、引っ張りを受ける第一の部材7aの引っ張り力に均
等に配分されるため、ガタのない構造体として十分機能
するが、図10の模式図に示すように、片側にアンテナ
反射鏡面部2が取り付けられた構造体の場合では、第一
の展開機構8aの展開力がほとんどアンテナ反射鏡面部
2の張架に費やされるため上面の引っ張りを受ける第一
の部材7aに十分な張力が与えられず緩んで構造として
機能せず、逆に張力を与えようとするとアンテナ反射鏡
面部2の張架には不必要な大きくて重い第一の展開機構
8aが必要となるという問題があった。
【0006】また、アンテナ反射鏡面部2とトラスの基
本モジュール1との機械的インターフェースを簡略にす
るために、張力の大きなアンテナ反射鏡面部2がトラス
の基本模モジュール1の上面側に偏って取り付けられて
いるため、基本的に下面の部材は上面側の第一の展開機
構部8aの発生力によって生ずる引っ張り力のみを受け
持てば良いが、逆に第二の展開機構部8bの発生力によ
り、圧縮を受ける第二の部材4に圧縮力をかける構成で
あり、展開機構部重量、部材重量が重くなるという問題
があった。
【0007】また、アンテナ反射鏡面部2がトラスの基
本モジュール1の上面側に偏って取り付けられており、
スタンドオフ2dの長さだけ収納寸法が大きくなるとい
う問題があった。
【0008】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、構造的に不用な展開機構部や
構造材を廃し、軽量で、構造特性の優れた展開型アンテ
ナトラス構造を得ることを目的としている。
【0009】上記目的に加え、トラス部構成材の一部を
アンテナ反射鏡面部の構成材の一部で置き換えることに
より、軽量で、構成要素が少なく簡素で、スタンドオフ
の長さが短い収納寸法の小さな展開型アンテナトラス構
造を得ることを目的としている。
【0010】上記目的に加え、上記のように構成された
展開トラスの基本モジュールを複数個繋ぎ合わせ、大型
のアンテナ反射鏡面を構成可能な展開型アンテナトラス
構造を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明による展開ア
ンテナトラス構造は、N角錐台(Nは4または6)を基
本モジュールとし、上記基本モジュールの上面下面の各
辺が折れ曲がる、あるいは伸び縮みする等してその長さ
を変える構造とするとともに、上記N角錐台の縦方向の
各辺間をパンタグラフ等の同期機構で接続して上記縦方
向の各辺の略平行を保つ構造とすることにより、展開、
収納動作可能な展開型アンテナトラス構造において、上
記基本モジュールの上面側にアンテナ反射鏡面部を取り
付け、上記基本モジュールの上面の各辺のパイプ材等の
主として圧縮を受ける部材を備え、上記基本モジュール
の下面の各辺にテンションロッドあるいはワイヤロープ
等の引っ張りを受ける部材を備え、上記圧縮を受ける部
材の両端に上記圧縮を受ける部材にばね力等の展開力を
作用させる展開機構部を取り付けたものである。
【0012】また、第2の発明による展開型アンテナト
ラス構造は、上記基本モジュールの下面の略中心点と下
面の各頂点を放射状に結合する引っ張りを受ける部材を
備えたものである。
【0013】また、第3の発明による展開型アンテナト
ラス構造は、N角錐台(Nは4または6)を基本モジュ
ールとし、上記基本モジュールの上面下面の各辺が折れ
曲がる、あるいは伸び縮みする等してその長さを変える
構造とするとともに、上記N角錐台の縦方向の各辺間を
パンタグラフ等の同期機構で接続して上記縦方向の各辺
の略平行を保つ構造とすることにより、展開、収納動作
可能な展開型アンテナトラス構造において、上記基本モ
ジュールの上面側にアンテナ反射鏡面部の鏡面を取り付
け、上記基本モジュールの下面側にアンテナ反射鏡面部
の背面ケーブルを取り付け、上記鏡面と上記背面ケーブ
ルをタイケーブルにて結合し、上記基本モジュールの上
面と下面の各辺に主として圧縮を受ける部材を備え、上
記上面及び下面の圧縮を受ける部材の両端に上記上面及
び下面の圧縮を受ける部材にばね力等の展開力を作用さ
せる展開機構部を取り付けたものである。
【0014】また、第4の発明による展開型アンテナト
ラス構造は、上記基本モジュールからなる複数個の展開
型アンテナトラス構造を、互いに隣り合う展開型アンテ
ナトラス構造の側面構造を共有して結合し、上記アンテ
ナ反射鏡面部を一体型に形成したものである。
【0015】また、第5の発明による展開型アンテナト
ラス構造は、上記基本モジュールからなる複数個の展開
型アンテナトラス構造を、互いに隣り合う展開型アンテ
ナトラス構造の側面構造の各頂点間を結合部材で結合し
たものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
一実施例である展開型アンテナトラス構造における展開
後の形状を示す斜視図である。図において1、2、3、
5、6、8a、10は従来の展開型アンテナトラス構造
と同一の部分を示すものであり、1はN角錐台(Nは4
または6)の形状をした展開トラスの基本モジュール、
2は上記展開トラスの基本モジュールの上面側に取り付
けられたアンテナ反射鏡面部、2aは上記アンテナ反射
鏡面部2の一部をなす鏡面、2bは上記アンテナ反射鏡
面部2の一部をなす背面ケーブル、2cは上記アンテナ
反射鏡面部2の一部をなし上記鏡面2aと上記背面ケー
ブル2bとを結合するタイケーブル、2dは上記アンテ
ナ反射鏡面部2の一部をなし上記展開トラスの基本モジ
ュールとの結合インターフェースを有するスタンドオ
フ、3は上記展開トラスの基本モジュール1の上面の各
辺に備えられた主として圧縮を受ける第一の部材、5は
上記展開トラスの基本モジュール1の縦方向の各辺に備
えられたスライドシャフト、6は上記展開トラスの基本
モジュール1の各側面に対角線状に配置された同期部
材、8aは上記圧縮を受ける第一の部材3の両端に取り
付けられ上記圧縮を受ける第一の部材3にばね力等の展
開力を作用させる第一の展開機構部、10は上記スライ
ドシャフト5にその軸方向の並進動作が可能なように結
合されたスライダであり、これらの従来の構成品と展開
トラスの基本モジュール1の下面の各辺に備えられたた
とえばテンションロッドあるいはワイヤロープ等の引っ
張りを受ける第三の部材9とによって構成される。圧縮
を受ける第一の部材3、スライドシャフト5、同期部材
6、、引っ張りを受ける第三の部材9、スライダ10
は、スライドシャフト5とスライダ10の間の結合を除
きそれぞれお互いに回転自在のピン結合をされている。
なお、引っ張りを受ける第三の部材9にワイヤロープ等
の可とう性材を使用した場合は、スライダ10への取付
は回転拘束された状態でもよい。
【0017】次に、上記のように構成された展開型アン
テナトラス構造の動作について説明する。図1に示すよ
うに、展開トラスの基本モジュール1は第一の展開機構
部8aの展開力により圧縮を受ける第一の部材3がたと
えば折れ曲がった状態から伸びるなどして同期部材6お
よびスライダ10を押し拡げ、これに伴いスライドシャ
フト5が外側に略平行に動作し、同時に引っ張りを受け
る第三の部材9及びアンテナ反射鏡面部2を張力状態に
張架することにより展開動作を行う。このようにすれ
ば、アンテナ反射鏡面部2の展開にほとんど寄与しない
下部の第二の展開機構8bを廃することができるため、
従来の展開型アンテナトラス構造に比較して効率の良い
軽量な展開型アンテナトラス構造を得ることができる。
【0018】また、アンテナ反射鏡面部張架時に従来の
展開型アンテナトラス構造では構造材として機能しにく
い上面の引っ張りを受ける第一の部材7aを廃し、アン
テナ反射鏡面部張架時に張力の作用する下面に配置され
た圧縮を受ける第二の部材4と引っ張りを受ける第二の
部材7bを引っ張りを受ける第三の部材9に置き換える
ことにより、従来の展開型アンテナトラス構造に比較し
て効率の良い軽量な展開型アンテナトラス構造を得るこ
とができる。
【0019】実施の形態2.上記実施の形態1では、ト
ラスの基本モジュール1の下面の面内剛性を十分高くす
ることができず、アンテナ構造全体の剛性が要求を満足
しない恐れがある。しかし、図2に示すように、上記基
本モジュールの下面の略中心点と下面の各頂点を放射状
に結合する。引っ張りを受ける第二の部材7bを追加す
ることにより、下面の面内剛性を高めることができる。
【0020】実施の形態3.上記実施の形態1では、ア
ンテナ反射鏡面部2がトラスの基本モジュール1の上面
側に偏って取り付けられているため、スタンドオフ2d
の長さだけ収納寸法が大きくなる。しかし、図3に示す
ように、展開トラスの基本モジュール1の上面の各頂点
になるスライドシャフト5の先端にアンテナ反射鏡面部
の鏡面2aを取り付けることにより、上面の面内剛性を
維持しつつアンテナ反射鏡面部のスタンドオフ2dの長
さを短くし、下面の各頂点になるスライダ10にアンテ
ナ反射鏡面部の背面ケーブル2bを取り付けることによ
り下面の面内剛性を高め、下面の引っ張りを受ける第三
の部材9を従来の展開型アンテナトラス構造での圧縮を
受ける第二の部材4に戻すことにより背面ケーブル2b
の張力を受け、その圧縮を受ける第三の部材4のたとえ
ば両端に第二の展開機構8bを設けることにより背面ケ
ーブル2bに張力を与え、上面の第一の展開機構8aは
ほぼ鏡面2aにのみ張力を与えられるエネルギーを有す
るもので良いためその重量は軽くなり、鏡面2aと背面
ケーブル2bを複数のタイケーブル2cで結合すること
により鏡面2aのパラボラ形状を維持することが可能に
なるため、従来の展開型アンテナトラス構造に比較して
構造的に内力バランスが取れた収納時の寸法の小さな展
開型アンテナトラス構造を得ることができる。
【0021】実施の形態4.図4ではこの発明の第4の
実施の形態を示すもので、上記実施の形態3で示した展
開トラスの基本モジュールからなる複数個の展開型アン
テナトラス構造を、互いに隣り合う展開型アンテナトラ
ス構造の側面構造11を共有して結合し、上記アンテナ
反射鏡面部2を一体型に形成することにより、大きな開
口径のアンテナ反射鏡面を持つ展開型アンテナトラス構
造を得ることができる。また上記実施の形態1及び2で
示した展開型アンテナトラス構造を用いても同様な大き
な開口径のアンテナ反射鏡面を持つ展開型アンテナトラ
ス構造を得ることができる。
【0022】実施の形態5.図5ではこの発明の第5の
実施の形態を示すもので、上記実施の形態3で示した展
開トラスの基本モジュールからなる複数個の展開型アン
テナトラス構造を、互いに隣り合う展開型アンテナトラ
ス構造の側面構造11の各頂点間を結合部材12で結合
することにより、大きな開口径のアンテナ反射鏡面を持
つ展開型アンテナトラス構造を得ることができる。また
上記実施の形態1及び2で示した展開型アンテナトラス
構造を用いても同様な大きな開口径のアンテナ反射鏡面
を持つ展開型アンテナトラス構造を得ることができる。
【0023】ところで上記説明では、この発明を展開型
アンテナトラスに利用する場合について述べたが、その
他の展開構造物にも利用できることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】第1の発明によれば、アンテナ反射鏡面
部の張架にほとんど寄与しない下部の展開機構を廃し、
下面の構造材を軽量な引張を受ける部材に置き換えるこ
とができるため、従来の展開型アンテナトラス構造と比
較して効率の良い軽量な展開型アンテナトラス構造を得
ることができる。
【0025】また、第2の発明によれば、軽量な構造を
維持したまま展開型アンテナトラス構造の下面の面内剛
性を高めることができる。
【0026】また、第3の発明によれば、展開型アンテ
ナトラス構造の面内剛性を保持する部材をアンテナ反射
鏡面が兼ねることができ、スタンドオフの長さも短くて
良いため、従来の展開型アンテナトラス構造と比較して
構造的に内力バランスが取れた収納時の寸法の小さな展
開型アンテナトラス構造を得ることができる。
【0027】また、第4の発明によれば、軽量で大きな
開口径のアンテナ反射鏡面を持つ展開型アンテナトラス
構造を得ることができる。
【0028】また、第5の発明によれば、第4の発明と
同様に大きな開口径のアンテナ反射鏡面を持ち、展開ト
ラスの基本モジュール毎に試験評価等が可能な展開型ア
ンテナトラス構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す展開型アンテ
ナトラス構造の展開状態の斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す展開型アンテ
ナトラス構造の展開状態の斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す展開型アンテ
ナトラス構造の展開状態の斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示す展開型アンテ
ナトラス構造の展開状態の斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示す展開型アンテ
ナトラス構造の展開状態の斜視図である。
【図6】 従来の展開型アンテナトラス構造の展開状態
の斜視図である。
【図7】 従来の展開型アンテナトラス構造の動作を示
す模式図である。
【図8】 従来の展開型アンテナトラス構造の展開抵抗
力と展開力の関係を示す模式図である。
【図9】 従来の展開型アンテナトラス構造でアンテナ
反射鏡面部の取り付いていない展開トラスの基本モジュ
ールだけでの、各部材内力状態を示す模式図である。
【図10】 従来の展開型アンテナトラス構造での、各
部材内力状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 展開トラスの基本モジュール、2 アンテナ反射鏡
面部、2a 鏡面、2b 背面ケーブル、2c タイケ
ーブル、2d スタンドオフ、3 圧縮を受ける第一の
部材、4 圧縮を受ける第二の部材、5 スライドシャ
フト、6 同期部材、7a 引っ張りを受ける第一の部
材、7b 引っ張りを受ける第二の部材、8a 第一の
展開機構部、8b 第二の展開機構部、9 引っ張りを
受ける第三の部材、10 スライダ、11 側面構造、
12 結合部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和 光輝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 針生 健一 東京都千代田区岩本町二丁目12番5号 株 式会社次世代衛星通信・放送システム研究 所内 (72)発明者 角田 博明 東京都千代田区岩本町二丁目12番5号 株 式会社次世代衛星通信・放送システム研究 所内 (72)発明者 川上 用一 東京都千代田区岩本町二丁目12番5号 株 式会社次世代衛星通信・放送システム研究 所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N角錐台(Nは4または6)を基本モジ
    ュールとし、上記基本モジュールの上面下面の各辺が折
    れ曲がる、あるいは伸び縮みする等してその長さを変え
    る構造とするとともに、上記N角錐台の縦方向の各辺間
    をパンタグラフ等の同期機構で接続して上記縦方向の各
    辺の略平行を保つ構造とすることにより、展開、収納動
    作可能な展開型アンテナトラス構造において、上記基本
    モジュールの上面側に取り付けられたアンテナ反射鏡面
    部と、上記基本モジュールの上面の各辺に備えられた主
    として圧縮を受ける部材と、上記基本モジュールの下面
    の各辺に備えられた引っ張りを受ける部材と、上記圧縮
    を受ける部材に取り付けられ、上記圧縮を受ける部材に
    ばね力等の展開力を作用させる展開機構部とで構成され
    たことを特徴とする展開型アンテナトラス構造。
  2. 【請求項2】 上記基本モジュールの下面の略中心点と
    下面の各頂点を放射状に結合する引っ張りを受ける部材
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の展開型アン
    テナトラス構造。
  3. 【請求項3】 N角錐台(Nは4または6)を基本モジ
    ュールとし、上記基本モジュールの上面下面の各辺が折
    れ曲がる、あるいは伸び縮みする等してその長さを変え
    る構造とするとともに、上記N角錐台の縦方向の各辺間
    をパンタグラフ等の同期機構で接続して上記縦方向の各
    辺の略平行を保つ構造とすることにより、展開、収納動
    作可能な展開型アンテナトラス構造において、上記基本
    モジュールの上面側に取り付けられたアンテナ反射鏡面
    部の鏡面と、上記基本モジュールの下面側に取り付けら
    れたアンテナ反射鏡面部の背面ケーブルと、上記鏡面と
    上記背面ケーブルを結合するタイケーブルと、上記基本
    モジュールの上面と下面の各辺に備えられた主として圧
    縮を受ける部材と、上記上面及び下面の圧縮を受ける部
    材に取り付けられ、上記上面及び下面の圧縮を受ける部
    材にばね力等の展開力を作用させる展開機構部とで構成
    されたことを特徴とする展開型アンテナトラス構造。
  4. 【請求項4】 上記基本モジュールからなる複数個の展
    開型アンテナトラス構造を、互いに隣り合う展開型アン
    テナトラス構造の側面構造を共有して結合し、上記アン
    テナ反射鏡面部を一体型に形成してなることを特徴とす
    る請求項1から3いずれか記載の展開型アンテナトラス
    構造。
  5. 【請求項5】 上記基本モジュールからなる複数個の展
    開型アンテナトラス構造を、互いに隣り合う展開型アン
    テナトラス構造の側面構造の各頂点間を結合部材で結合
    してなることを特徴とする請求項1から3いずれか記載
    の展開型アンテナトラス構造。
JP6635398A 1998-03-17 1998-03-17 展開型アンテナトラス構造 Pending JPH11266115A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102280683A (zh) * 2011-04-22 2011-12-14 西安电子科技大学 张拉整体可展开天线
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