JPH11265324A - 個人情報端末 - Google Patents

個人情報端末

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JPH11265324A
JPH11265324A JP10068007A JP6800798A JPH11265324A JP H11265324 A JPH11265324 A JP H11265324A JP 10068007 A JP10068007 A JP 10068007A JP 6800798 A JP6800798 A JP 6800798A JP H11265324 A JPH11265324 A JP H11265324A
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memory
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JP10068007A
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English (en)
Inventor
Miki Takeuchi
幹 竹内
Koshi Yamada
孔司 山田
Junichi Nishimoto
順一 西本
Yasuhisa Shimazaki
靖久 島崎
Hiroyuki Tanigawa
博之 谷川
Nobuyoshi Kobayashi
伸好 小林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力、高速、高信頼,使い勝手のよい
個人情報端末の提供。 【解決手段】 個人情報端末が格納すべき通信データ
は、その内容に応じて複数の予め決められた項目のいず
れかに属しラジオ放送のように流れる。着信を検出した
らアンプ,制御回路に電源を供給する(ステップ40
2)。受信済みの無線通信データの項目IDとバージョ
ンIDがある場合はそのバージョンIDを保持してお
き、新たに受信した通信データの項目IDがユーザが受
信指定している項目IDと一致していない場合(ステッ
プ404:N)とバージョンIDが一致している場合
(ステップ407:N)に該データを破棄する。項目I
Dが一致しバージョンIDが不一致の場合(ステップ4
04:Y,ステップ407:Y)には、ユーザの指定に
基づいて、該通信データを不揮発メモリ(強誘電体メモ
リ)に取り込んだり破棄したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、無線など
による通信機能を有する個人情報端末に係り、特に、低
消費電力、高速、高信頼性で使い勝手のよい携帯用の個
人情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータシステムにおいて
は、大量のデータを通常ハードディスク上に保持してお
り、処理を必要とするデータおよびそれに関連するデー
タを高速アクセスが可能な半導体メモリ上に適宜ロード
するようにしている。一方、コンピュータシステム相互
間で通信により情報をやりとりする方法が、近年注目を
浴びつつある。この場合、コンピュータシステムはハー
ドディスクを持つ必要がなく、通信回線を通してネット
ワーク上に設けられているデータバンクから各コンピュ
ータシステムの半導体メモリ上に必要データをロードす
ればよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信可
能なコンピュータシステムのこのような従来の使い方
は、無線による通信を行う携帯端末に適さない次のよう
な問題点を有している。 (1)ユーザはデータを要求するための送信手段を持つ
必要がある。無線通信システムにおいては、受信より送
信に大きな電力を要するので、携帯端末の消費電力を増
大させる。 (2)無線通信により高信頼にデータをやりとりするに
は、データに冗長性を持たせる必要があり、通信時間で
データの読み出し時間が律速される。また、共有するデ
ータバンクが多くのユーザからの同時アクセスにより混
雑している場合、データの読み出し時間がさらに遅くな
る。本発明は、上記問題点を解消し、低消費電力、高
速、高信頼性で使い勝手のよい携帯用の個人情報端末を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の個人情報端末に
格納する通信データは、ちょうどラジオ放送のようにユ
ーザの意図と無関係に電波として流れている。通信デー
タは、その内容により1からmまでの項目番号が付与さ
れた予め決められている項目(例えば、レストラン情
報,イベント情報,・・・買い物情報,道路情報など)
のいずれかに属する。本発明の個人情報端末のユーザ
は、必要とする項目番号を予め指定しておく。本発明の
個人情報端末は、該項目番号に該当する通信データを受
信した場合、データ内容を自動的に個人情報端末内の不
揮発メモリ領域に連続アドレスで書き込む(図1a)。
一方ユーザは、自分の都合のよい時間に個人情報端末内
の不揮発メモリ領域に格納された上記データを読み出
す。読みだしは、CPUによる演算あるいは検索処理に
より、ランダムアドレスに対して行われる。書き込みデ
ータのビットあたりの転送時間Twは、読みだしデータ
のビットあたりの転送時間Trよりも大きい。上記手段
は、携帯電話における留守番電話機能に一部共通点を持
つが、データが項目に分類されている点、読みだしをラ
ンダムアクセスで行う点、およびTw>Trを規定して
いる点などにおいて異なる。
【0005】具体的な構成としては、受信した通信デー
タを格納する不揮発メモリ(102,104)と、該不
揮発メモリ(102,104)へのデータの書込みを制
御する制御回路(ゲート101)と、該不揮発メモリ
(102,104)からデータを読み出すCPU(10
3)を含む個人情報端末であって、上記制御回路(ゲー
ト101)は、通信データが所定のレベル以上になった
ことを検知する着信検知手段(図15のCT2)と、予
めユーザによって指定された受信すべき項目を識別する
ための項目IDを設定する項目ID設定手段(図18参
照)と、上記不揮発メモリに格納されている項目のバー
ジョンIDを格納するバージョンID格納手段と(バー
ジョン検知手段CT00内)、上記着信検知手段で所定
のレベル以上の通信データが検知され、その通信データ
の項目IDが上記項目ID設定手段に設定されている項
目IDと一致している場合に、待機時に電源が供給され
ていない上記バージョン検知手段を含む待機時に電源が
供給されていない待ち受け回路に電源を供給し動作可能
状態にする手段(アンプON信号CT2−S0など)
と、両者の項目IDが一致し、さらに上記バージョン検
知手段でバージョンIDの一致が検知された場合には受
信した通信データを破棄し、上記バージョン検知手段で
バージョンIDの一致が検知されない場合に、外部から
の指定に基づき、受信した通信データを破棄するかある
いは上記不揮発メモリに格納する書込み制御手段(受信
データ書き込み制御回路CT0:図19参照)を有す
る。
【0006】データ内容としては、ある地域内にいる人
々に共通して有用な情報とする(図1b)。例えば、周
辺レストランの場所、メニュー、価格、混雑状況などで
ある。あるいは、近辺駅の時刻表、座席予約状況などで
ある。さらに、本発明の別の個人情報端末においては、
上記不揮発メモリは強誘電体キャパシタと電界効果トラ
ンジスタとでメモリセルが構成された強誘電体メモリで
ある(図2および図3)。
【0007】本発明の個人情報端末における通信データ
は、着信通知信号、項目番号ID、バージョンID、内
容の部分から少なくとも構成される(図4,8)。上記
着信検知信号が一定の信号レベルを越えた場合に、通信
データの項目番号の判定を開始する。そして、上記ユー
ザ指定の項目番号が上記通信データの項目番号と一致し
たときに本発明の個人情報端末のデータ格納動作(通信
データの不揮発メモリへの書込み動作)が開始される。
該格納動作の停止は、上記通信データのバージョンがす
でに格納されている同じ項目番号のバージョンに一致す
るか、あるいは1セットの上記通信データの格納を終了
したときに行なわれる。なお、バージョンとは、同じ項
目に属していても内容が一部あるいは全部異なるデータ
を区別するための指標であり、例えば11:00のレス
トラン混雑状況と12:00のレストラン混雑状況は異
なるバージョンのデータに属する。
【0008】本発明の個人情報端末のデータ格納領域
は、項目ごとに定められる。そのメモリ容量は、項目に
よらず同じに設定される。あるいは、決まった容量のサ
ブブロック複数個で構成され、そのサブブロック数は項
目ごとに定められる(図5a)。
【0009】本発明の個人情報端末のデータ格納領域
は、上書き禁止領域と上書き許可領域とに分かれる(図
5b)。上書き禁止領域への格納がユーザにより指定さ
れた項目は、ユーザの該指定の後、一度データが書き込
まれたらバージョンの異なるデータを次に受信しても格
納を行わない。これに対して、上書き許可領域への格納
がユーザにより指定された項目は、常に最新のバージョ
ンのデータが上書きされる。本発明の別の個人情報端末
の不揮発メモリには、上記通信データ格納領域とOS・
アプリケーションプログラム格納領域とが少なくとも設
定される(図5b)。
【0010】本発明の個人情報端末には、上記通信デー
タを不揮発メモリの連続アドレスに格納するためのアド
レスカウンタが設けられる。該アドレスカウンタの最大
値は、項目によらず同じに設定された上記格納領域の容
量に一致する。あるいは、該最大値は格納領域を構成す
る上記サブブロックの容量に一致する(図7)。本発明
の個人情報端末における通信データを構成する着信通知
信号、項目番号ID、バージョンID、データ内容のう
ち、項目番号IDおよびバージョンIDは固定長である
(図8a)。また、データ内容は、固定長のデータ、1
からnに分割され、データ内容の先頭部にはデータ1〜
nの内容要約に関する情報がある。本発明の個人情報端
末における項目は、階層構造を持っている(図8b)。
不揮発メモリにおけるデータ格納は、最下層の項目を単
位として行なわれる(図9)。
【0011】本発明の個人情報端末の1形態において
は、通信データの書き込みを、CPUを介さずに受信デ
ータ自身から書き込みコントロールコマンドを生成して
行う(図13a、図14)。そして、待機時には上記制
御回路内の信号着信を検知するための回路と、不揮発メ
モリのコマンド受け付け回路以外の電源は、CPUも含
めてすべてオフとする。信号着信が検知されて初めて、
アンプなどの消費電力の大きい部分が活性化され、デー
タの詳細な認識や書き込みなどの動作が開始される(図
15および図16)。本発明の別の個人情報端末におけ
る不揮発メモリは、強誘電体キャパシタと電界効果トラ
ンジスタとでメモリセルが構成される強誘電体メモリで
あり、該強誘電体キャパシタのプレートは、少なくとも
同一のサブブロックに属するメモリセル間で共通化され
る(図20)。
【0012】
【発明の実施の形態】図1(a)は、本発明の個人情報
端末に用いられるメモリシステムの基本構成を示す実施
例である。本メモリシステムは通信データを格納し、検
索、演算するためのものである。メモリシステムは、少
なくともゲート(受信データ制御回路)101、不揮発
メモリ102、CPU103からなる。ゲート101は
受信データを不揮発メモリ102への書き込みデータに
変換するとともに、データ受信をトリガとして不揮発メ
モリの書き込みコントロールコマンドを生成する。受信
データは、その内容により、予め決められた1〜mの項
目番号のいずれかに属する。ユーザは予め必要とするデ
ータ(受信したいデータ)の項目番号を指定しておく。
【0013】本メモリシステムに接続された受信システ
ムによりその項目番号のデータが受信された場合、本メ
モリシステムは書き込みコントロールコマンドを自動的
に発生し、ユーザが指示する事なく受信データの不揮発
メモリ102への書き込みが開始される。受信データは
連続したアドレスに順次格納される。このようにして不
揮発メモリ102に格納したデータを、ユーザはCPU
を介して所望の時間に読み出すことができる。この読み
出し方法は、通常のコンピュータシステムにおけるメモ
リへのアクセス手段と同様である。ユーザはCPUによ
る演算、検索処理により、ランダムアドレスに対して格
納データの読みだしを行う。単位ビットあたりのデータ
書き込みに要する時間Twは、データ読みだしに要する
時間Trより長い。不揮発メモリ102としては、フラ
ッシュメモリ、強誘電体メモリなどが適用できる。ある
いは、電池バックアップした揮発メモリ(DRAMな
ど)も適用できる。
【0014】上記メモリシステムを有する本発明の個人
情報端末によれば、以下の効果が得られる。 (1)ユーザはデータを要求するための送信手段を持つ
必要がない。無線通信システムにおいては、受信よりも
送信に大きな電力を要するので、これにより携帯機器に
適した低消費電力のシステムが得られる。 (2)数時間内に、ある項目番号のデータを必要とする
というユーザの予測さえあれば、その間に自動的に通信
データを受信して格納しておくことにより、ユーザはそ
のデータの処理を実効的にCPUと同程度の高速で行え
る。すなわち、所望のデータを読みだそうとする時点で
はじめて通信によるデータの取り込みを行うと、通信時
間でデータの読みだし時間が律速される。また、複数の
ユーザで共有するデータバンクが混雑していた場合、デ
ータの読みだし時間はさらに遅くなる。本発明のメモリ
システムでは、ユーザがデータ処理を開始するとき、必
要データは既に不揮発メモリ102に格納されているの
で、ユーザは迅速にデータ読みだしを行うことができ
る。
【0015】(3)データ読みだし、書き込み以外の時
には、少なくとも不揮発メモリはコントロールコマンド
を受け付けるところ以外、電源をオフ状態にできる。こ
の場合の不揮発メモリの消費電流は数マイクロアンペア
に過ぎない。CPU103は、データ読みだし時以外は
電源オフにできる。さらに、ゲート(受信データ制御回
路)101を受信データ自身で起動するようにすれば、
ゲート(受信データ制御回路)101の消費電流はデー
タ書き込み時以外ほとんど0にできる。すなわち、本構
成のメモリシステムを用いると消費電力を極めて小さく
でき、携帯機器に適したシステムが得られる。
【0016】(4)データ読みだしは、ランダムアドレ
スに対して行うことができるので、データを階層構造に
して必要データ部分を効率的に取り出したり、あるいは
演算処理してユーザ所望の必要データに変換することが
できる。すなわち、使い勝手のよいシステムが得られ
る。(5)TwがTrより長いので、通信データに冗長
性を持たせ、より確実にデータを送信することが可能と
なる。かつ、通信データに冗長性を持たせることでユー
ザにとってのデータ読みだし速度が低下することはな
い。すなわち、高い信頼性とユーザにとっての高速性を
合わせ持つシステムが得られる。
【0017】図1(b)は、本発明の個人情報端末に用
いられるメモリシステムの応用例を示すものである。本
メモリシステムは携帯可能なパーソナル携帯端末(個人
情報端末)201に組み込まれている。パーソナル携帯
端末201にデータを送信する地方基地局202はその
基地局の周辺、例えば徒歩活動範囲内の様々な情報を集
める。項目の例としては、買い物情報(捜し物のある場
所やバーゲン開催場所など)、イベント情報(映画など
の開催場所、開催時間、内容など)、レストラン情報
(混雑状況、メニュー、価格など)、電車、バス情報
(時刻表、座席予約状況など)、道路交通情報(混雑状
況など)などがある。このような項目のうち、必要とす
る項目を予め指定しておけば、ユーザは本発明の個人情
報端末に所望の項目に関する最新情報を持つことができ
る。パーソナル携帯端末201を持つユーザは、その地
域での活動を(たとえ未知の領域であっても)効率的に
行うことが可能となる。
【0018】不揮発メモリとしては、必要な項目を高速
に得ることができるランダムI/Oが適しており、さら
にランダムI/Oとして、強誘電体メモリが適してい
る。図2は、図1(a)の不揮発メモリとして強誘電体
メモリを適用した本発明の一実施例である。強誘電体メ
モリのメモリセルは強誘電体キャパシタと電界効果トラ
ンジスタとで構成される。このような強誘電体メモリの
例は、例えば電子情報通信学会英文誌Cの1996年2
月号234頁〜242頁(IEICE Transactions on Elec
tronics, vol.E79-C, no.2, pp.234-242, 1996)あるい
はその参考文献に記載されている。
【0019】図3は、本発明の個人情報端末に用いられ
るメモリシステムの不揮発メモリとして、強誘電体メモ
リがフラッシュメモリに比べて適している理由を説明す
るための図である。同図(a)に示すように、フラッシ
ュメモリでは、いったんデータ消去しないと書き込み動
作に移ることができない。これに対して、同図(b)に
示すように、強誘電体メモリでは直ちに書き込み動作を
開始できる。通信データのデータレートが100kbp
s程度の場合、10マイクロ秒に1ビットの情報が到着
する。フラッシュメモリのデータ消去に要する時間は、
ミリ秒のオーダである。したがって、フラッシュメモリ
を用いた場合は、データ到着から100ビット程度の情
報が無駄になってしまう。
【0020】また、フラッシュメモリのデータ消去時間
は製品ごとに統一されていないので、データの書込み開
始のタイミングの制御も難しくなる。すなわち、強誘電
体メモリを不揮発メモリとして用いれば、データ着信か
らデータ格納までの動作が容易に行える効果がある。ま
た、電池バックアップしたDRAMに比べ、強誘電体メ
モリでは電源をオフできリフレッシュ動作を必要としな
いので、待機時の消費電流を大幅に低減できる。さら
に、書込み回数の寿命は、フラッシュメモリが10の5
乗程度であるのに対して、強誘電体メモリは10の8乗
以上であり、本発明の如き通信データを自動的に受信し
てメモリに上書きする形態の情報端末にとって強誘電体
メモリの方が有利である。
【0021】図4は、図1(a)または図2のゲート1
01の動作フローを示す図である。ある項目に属する一
連のデータの先頭にある、着信を通知する情報を、一定
の信号レベルを越えて受信した場合(ステップ40
2)、ゲートは動作を開始し、着信通知信号に引き続く
項目番号IDをデコードする(ステップ403)。デコ
ードの結果、該受信データがユーザの指定した項目番号
のいずれにも属さなかった場合(ステップ404:
N)、ゲートはステップ401の待機状態に戻る。一
方、該受信データがユーザの指定した項目番号のひとつ
に属することが明かとなった場合(ステップ404:
Y)、ゲートは不揮発メモリへ書込み開始の指示を送る
(ステップ405)。すなわち、受信データ、項目ごと
に予め指定されている格納領域に対応する初期アドレス
およびバースト長、書込みコマンド、および動作の同期
をとるクロックを送る。
【0022】次に、項目番号IDに引き続くバージョン
IDを本発明のシステム内の項目別の記憶領域に格納し
(ステップ406)、すでに別の記憶領域に格納されて
いる現在の不揮発メモリのデータのバージョンIDと比
較する(ステップ407)。なお、バージョンとは同じ
項目番号に属するデータの新しさを示すものである。図
1(b)の応用例では、例えば11:00現在のレスト
ラン状況であるか、12:00現在のレストラン状況で
あるかなどが、バージョンとなる。既に格納されている
データのバージョンIDと一致した場合には(ステップ
407:N)、ゲートは不揮発メモリへバーストストッ
プコマンドを送る(ステップ408)。不一致の場合に
は(ステップ407:Y)、ゲートは何ら指示せず、不
揮発メモリの書込み動作が続けられる。すなわち、新し
いデータが古いデータの上に完全に上書きされる。上記
一連のデータの不揮発メモリへの書込み動作終了を認識
したら、ゲートは再び待機状態へ戻る(ステップ41
0)。書き込みが終了したら、再び待機状態に戻る。
【0023】図4に示す実施例によれば、着信通知信号
が一定の信号レベルに達した場合にゲートの動作が開始
されるので、受信電波の受信レベルがよくないにもかか
わらず不揮発メモリへの書込み動作が開始され、格納デ
ータに多くの誤りが生じて、その後のCPUによる演
算、検索処理に支障が出るのを防止できる。特に、電波
到達範囲の境界に本発明のメモリシステムの所持者が達
した時点では不揮発メモリへの書込み動作は開始され
ず、電波到達範囲の十分内側に上記所持者が達した時点
で書込み動作が開始されるので、携帯に適した高信頼の
システムが得られる。また、ゲートから不揮発メモリへ
の書込み動作開始の指示は、項目番号が一致した段階で
なされ、その後バージョンが一致した場合に書込み動作
を停止するようにしている。項目番号が一致しかつバー
ジョンが一致しなかった場合に書込み動作開始の指示を
する場合に比べて、常に一致信号発生をトリガにして動
作の制御が出来るので、回路構成が簡単になる効果があ
る。
【0024】さらに、データを項目に分類することによ
り、ユーザが送信手段を持たなくても、あるいは極めて
大容量のメモリを用意しなくても所望のデータを得るこ
とが出来、送受信に要する時間も実効的にユーザが感じ
ないようにできるので、携帯機器に好適で、低消費電
力、実効的に高速データ処理の可能なシステムが得られ
る。さらに、バージョンをデータに持たせることによ
り、同じデータを受信しても書き込み動作を行わないの
で、消費電力を低減できるとともに、書き込み回数の制
限を有する不揮発メモリの寿命を向上できる。一方、新
しいバージョンのデータを古いデータに上書きすること
により、格納データ量の増大を防ぐことができる。すな
わち、不揮発メモリの必要量も小さく抑えられ、低価格
かつコンパクトなシステムが得られる。
【0025】図5(a)は、不揮発メモリ内の通信デー
タ格納領域の構成を示す、本発明の一実施例である。格
納領域は、固定サイズのサブブロックsub−BK
(i) (i=1,2,・・・)を単位として構成され
る。ひとつの項目の格納領域は、複数のサブブロックか
ら成り、先頭のサブブロックはヘッダとして該格納領域
の項目番号およびサブブッロク数、格納されているデー
タのバージョン、および目次となるデータ内容の要約な
どの情報を格納する。新しいバージョンのデータは古い
バージョンのデータに上書きされる。
【0026】本発明の実施例によれば、格納領域の大き
さを、各項目に最適な大きさに設定できると同時に、サ
ブブロックを単位とすることにより、格納領域の記憶が
容易になり、また読み出し、書込み時の制御が簡単にな
る効果がある。別の格納領域の構成方法としては、図示
していないが、すべての項目に対し、一定サイズのブロ
ックが割り当てられる。本発明の実施例では、格納領域
の大きさはすべての項目に対して一定となるが、格納領
域の記憶や読み出し、書込み時の制御が、図5(a)の
場合よりさらに容易となる利点がある。
【0027】図5(b)は、不揮発メモリ内の記憶領域
の構成を示す図である。該記憶領域には、通信データ格
納領域(1)とOS・アプリケーションプログラム格納
領域(2)とが少なくとも設定される。本実施例によれ
ば、個人情報端末のメモリチップ数を削減できるので、
携帯機器に好適なコンパクトなシステムが得られる。通
信データ格納領域(1)は、上書き許可領域(1a)と
上書き禁止領域(1b)とに分かれる。上書き禁止領域
(1b)への格納がユーザにより指定された項目は、ユ
ーザの該指定の後、一度データが書き込まれたらバージ
ョンの異なるデータを次に受信しても上書きを行わな
い。これに対して、上書き許可領域(1a)への格納が
ユーザにより指定された項目は、常に最新のバージョン
のデータが上書きされる。本発明の実施例によれば、残
しておきたいデータが上書きされてしまうのを防止でき
る。例えば、本発明の個人情報端末のユーザが出張先の
交通機関の時刻表を格納した場合、そのまま放置すると
出張から戻った後、同じ項目に属する地元の時刻表が上
書きされる。出張先での時刻表を保存したい場合には、
出張先での時刻表の格納先を上書き禁止領域に設定する
か、あるいは格納後にCPUを介してデータを上書き禁
止領域に移動すればよい。本実施例によれば、使い勝手
のよい個人情報端末が得られる。
【0028】図6は、本発明の個人情報端末に用いられ
るメモリシステムの構成、特にデータ格納を指示する情
報の記憶部の構成を示す図である。上記格納指示情報の
記憶部には、ユーザ選択の項目番号およびそのデータの
格納アドレス、すなわち図5の構成例では初期サブブロ
ックおよびサブブロック数が記録される。上記格納指示
情報の記憶部は、ゲート内に設けてもよいし(図6
(a))、不揮発メモリ内に設けてもよい(図6
(b))。
【0029】図7は、不揮発メモリに対するアドレスを
生成するための回路構成を示す図である。通常時のメモ
リへのアクセスは、外部入力によりアドレスバッファを
経て行なわれる。通信データを格納する場合には、アド
レス生成回路がアドレスを生成する。アドレス生成回路
(701)は、データの項目番号と格納指示情報の記憶
部(702)からのデータとをもとに、上位アドレスす
なわちサブブロック選択信号を生成する。また、アドレ
スカウンタ(703)のカウントアップパルスを発生し
て、下位アドレスすなわちサブブロック内アドレスを生
成する。ここで、アドレスカウンタの最大値(カウンタ
ビット数)がサブブロックの容量(サブブロックビット
数)に一致している。
【0030】本発明のアドレスカウンタの構成法によれ
ば、データが異なる項目の格納領域にまで誤ってはみだ
して格納されることがなくなり、高信頼のシステムが得
られる。なお、格納領域の大きさがすべての項目に対し
同じ構成の場合は、アドレスカウンタの最大値を該格納
領域の大きさに一致させ、アドレスカウンタの値を該格
納領域内アドレスに対応させる構成とすることにより、
同様に高信頼のシステムが得られる。
【0031】図8(a)は、本発明の個人情報端末に用
いられるメモリシステムにおいて送受信されるデータの
フォーマット例である。まず、ドアノックに相当する着
信通知信号(801)が送られる。これは、例えば特定
周波数の連続信号などである。次に項目番号ID(80
2)が送られる。さらにバージョンID(803)およ
び図5で説明したそのデータのヘッダ情報が送られる。
その後に、データ内容(806,807)が送られる。
データは同じ大きさのデータ1〜nに分割され、おのお
のの大きさは図5の構成の場合、サブブロックサイズに
等しい。バージョンID(803)とヘッダ情報(80
4,805)とを合わせたデータ(これは図5のヘッダ
格納領域に格納される)の量もサブブロックサイズに等
しい。項目番号ID(802)およびバージョンID
(803)は固定長である。本発明の実施例によれば、
通信データがサブブロック単位に整理され、例えばユー
ザがヘッダ情報をまず見てからデータiにジャンプする
などのCPUによる検索操作が容易となる効果がある。
【0032】図8(b)は、通信データの項目の構造を
示す図である。項目は階層構造となっている。最下位の
項目がデータセットの単位となり、そのデータフォーマ
ットは決められている。例えば図8(a)のデータセッ
ト全体がイタリアレストランの情報を持っており、デー
タiが一つの店の情報に対応する。本発明の項目構成法
によれば、膨大な情報を整理して扱うことが容易とな
る。また、ひとつのデータiを異なる人が記述できるの
で、データベースの作成が容易となる利点がある。
【0033】図9は、図8(b)の項目構成に対する、
不揮発メモリへのデータ格納指示の設定方法を示す図で
ある。同図(1)に示す格納指示情報を自動設定する方
法においては、ユーザは格納したい任意の上位の項目を
指定すればよい(a)。CPUはそこから最下位の項目
を生成した後(b)、各最下位の項目ごとに設定された
サブブロック数を予め与えられたテーブルから作成する
(c)。CPUは、これを基に格納領域を割り振り
(d)、格納指示情報の記憶部に記録する(e)。本発
明の実施例によれば、使い勝手のよいシステムが得られ
る。その他、図9(2)に示したように、格納指示情報
を細かくユーザが設定してもよい。
【0034】図10は、格納データの検索方法を示す図
である。(1)の直接検索においては、最上位の項目
(レストラン情報,イベント情報,・・)から順次選択
を繰り返しながら最下位の項目まで辿っていく。同図
は、まず最上位項目番号から1)「レストラン情報」を
選択し、順次下位項目、2)「洋食」,1)「フラン
ス」を選択し、格納指示情報の記憶部(図6参照)から
選択項目番号1−3−1)の初期サブブロックを照会
し、ヘッダの情報を表示し、データ1〜nを選択・表示
(店を順次表示紹介)する。その他、(2)のキーワー
ドによる検索や、(3)の演算処理を含む検索も可能で
ある。(3)の演算処理による検索では、例えば項目番
号1)、すなわちレストラン情報において価格1000
円以下かつ30分以内に食事開始可能という条件が与え
られる。特に30分以内に食事開始可能という条件は、
店までの到達時間と店の混雑状況から計算され、店まで
の到達時間は現在位置の認識情報を加えて自動計算され
る。
【0035】図11は、本発明の個人情報端末に用いら
れるメモリシステムの一構成例である。(a)に示すよ
うに、図1の制御回路101としてPHS(パーソナル
ハンディフォンシステム)端末を利用する。これに図1
の不揮発メモリ102に対応するメモリカードを接続
(挿入)する。この場合、図1(b)の地方基地局とし
てPHS基地局を利用できる。不揮発メモリカードに格
納された受信データを読み出す場合、図1のCPUとし
ては、PHS端末のそれを利用してもよいが、図11
(b)に示すように、別の携帯ディスプレー端末のCP
Uを用いてもよい。不揮発メモリカードを上記携帯ディ
スプレー端末に接続(挿入)して受信データを読み出
す。本発明の実施例によれば、本発明のメモリシステム
を既存のシステムの中で使用できるので、新たな投資を
押さえて本発明のメモリシステムを活用できる。
【0036】図12は、本発明に係る携帯用の個人情報
端末の一構成例である。同図(a)においては、メモリ
システム(120)とデータを受信するRF部(12
1)と表示システム(122)とによって構成される。
RF部(121)は信号フィルタとプリアンプとを持
つ。同図(b)においては、アンテナ(125)で受け
た信号は、SAWコリレータ(126)で解読され、プ
リアンプ(127)である程度増幅された後、メモリシ
ステム(120)に送られる。SAWコリレータ(12
6)の例は、例えば固体物理、vol.25、no.5 (1990)の第
48頁から第54頁に示されている。
【0037】図13は、本発明の個人情報端末に用いら
れるメモリシステムの一構成例であり、特にゲートの構
成法を示している。同図(a)においては、ゲート(1
30)は不揮発メモリチップ(131)内にオンチップ
に設けられる。同図(b)においては、ゲートの機能を
CPU(132)に持たせる。
【0038】図14は、図13(a)のより詳細な構成
を示す図である。図1のゲート101をGTとして不揮
発メモリチップ401内に設けている。メモリアレーM
A、アドレスデコーダAD1およびAD2、アドレスバ
ッファABU、入力バッファIO、コマンド制御回路C
NTLは通常のメモリチップと同様である。アドレス生
成回路ACR、アドレスカウンタACNT、格納指示情
報の記憶部、マルチプレクサMPLX1およびMPLX
2は、図7と同様にして、通信データ格納のアドレスを
生成する。ゲートGTは、データ着信時にCPUとIO
とを電気的に切り離す信号SW0を発生し、さらに項目
番号がユーザ選択のそれと一致した場合はクロックCL
K、書き込み信号WE、項目番号情報CT1−S1を発
生してクロックCLKに同期したデータ格納を指示す
る。データ格納の終了を示すEND信号をアドレス生成
回路ACRから受けるか、あるいはバージョンが格納済
みのデータのそれに一致した場合、ゲートGTは、書き
込み信号WEをロウレベルにして書込みを終了する。さ
らに、アドレスカウンタACNTをリセットするリセッ
ト信号パルスRESを発生する。本発明の実施例によれ
ば、受信データによりメモリチップが活性化され、自動
的にデータが書き込まれる。したがって、通常CPUの
電源を完全にオフ状態にできるので、携帯機器に好適な
低消費電力のシステムが得られる。
【0039】図15は、図14中のゲートGTの一構成
例を示すものである。アンテナからRF部などを通って
GTへ入ってきた受信データは、アンプAP0により増
幅される。ただし、最初はアンプAP0はオフ状態であ
り、着信検知回路CT2が受信データの着信を検知し
て、アンプオン信号CT2−S0によりアンプAP0を
オンする。CT2−S0はクロック発生回路CT3にも
送られ、GT内部の動作を受信データに同期して行うた
めのクロックCLK0を発生させる。また、CT2−S
0は、図14中のSW0信号として用いることもでき
る。アンプAP0を通過した受信データは、項目番号判
定回路CT1へ送られ、ユーザの必要とするデータであ
るかを判定する。ユーザが予め指定した項目番号に一致
したデータであった場合には、CT1は書き込み開始信
号パルスCT1−S0、および項目番号情報CT1−S
1を発生する。CT1−S0は受信データが受信データ
書き込み制御回路CT0へ送られるようにパスを切り替
える。また、CT1−S0はCT0へも送られ、書き込
み信号WEの発生による書き込み動作の開始を指示す
る。CT1−S1は図14のアドレス生成回路ACRへ
送られ、書き込みアドレスの一部を決める。
【0040】受信データ書き込み制御回路CT0へパス
を切り替えられたデータは、バージョン検知回路CT0
0によりすでに不揮発メモリに格納されているデータよ
り新しいバージョンのデータであるかを調べられる。新
バージョンでなかった場合には受信データ書き込み制御
回路CT0は書き込み信号WEをロウレベルにし書き込
み動作を停止する。書き込み信号WEがハイレベルの間
は、クロック発生回路CT3の生成するクロックがCL
Kとしてメモリ周辺回路に送られ、メモリアレーMAへ
のデータ書き込み動作が進められる。受信データの書き
込みを終了し、例えば図14のアドレス生成回路ACR
が終了信号ENDを発生したら、書き込み信号WEはロ
ウレベルに戻り、メモリ周辺回路へのクロック供給は停
止する。また、書き込み信号WEの変化を受けて着信検
知回路CT2はCT2−S0を例えばロウレベルに戻
し、アンプAP0を非活性状態に戻す。受信データのパ
スもCT1へのパスに戻される。本発明の実施例によれ
ば、受信データの到着により自動的に書き込み動作が開
始される。かつ待機時にはアンプは非活性状態になって
いる。したがって、携帯機器に適した低消費電力のシス
テムが得られる。
【0041】以下、図16から図19により、GTのよ
り具体的な回路例を示す。図16は、図15中のCT2
の一構成例を示すものである。図16において、ノード
Vsは通常ハイレベルにプリチャージされている。受信
データがNチャネルトランジスタNM0のしきい電圧を
越える信号レベルで入ってくると、Nチャネルトランジ
スタNM0がオンし、Vsがロウレベルに変化する。受
信データは、例えばある周波数の連続信号であって、図
12(a)に示されたシステムにおいてフィルタによっ
て分別される。あるいは、受信データはスペクトラム拡
散により送られた信号であって、図12(b)に示され
たシステムにおいてSAWコリメータで予め指定された
符号に一致した信号が連続したものである。
【0042】NチャネルトランジスタNM0への入力D
inがたとえ数百ミリボルトの小さな電圧振幅であって
も、Dinを連続して与えることによりVsをロウレベ
ルへ変化させることができる。Vsがロウレベルへ変化
すると、CT2−S0がハイレベルとなり、アンプAP
0を活性化する。また、CT2−S0は遅延回路DL2
0を経てナンド回路の一方の入力となる。DL20の遅
延時間は、受信データ到着から書き込み信号WEをハイ
レベルにしてデータ書き込みを開始するかどうかの判定
を終了するまでの時間よりやや長い程度に設定する。書
き込み信号WEがハイレベルである間は、ナンド回路の
出力Vpはハイレベルであり、その結果アンプAP0は
活性化された状態に保たれる。書き込み動作を終了し
て、書き込み信号WEがロウレベルに戻ると、Vpはロ
ウレベルとなりVsはハイレベルにプリチャージされ
る。そして、CT2−S0はロウレベルに戻りアンプA
P0を非活性とする。
【0043】なお、Vsはリーク電流により一定時間ご
とにロウレベルとなるが、書き込み信号WEがロウレベ
ルのままなのですぐにVsはハイレベルに再プリチャー
ジされる。本発明の実施例によれば、受信データが小振
幅でも一定時間以上続けばその着信を検知することがで
きる。そして、着信時点で初めて消費電流の大きいアン
プを活性化することができる。すなわち、高感度かつ低
消費電力の通信システムを構築できる。また、着信通知
信号の信号レベルが十分高くDinがNチャネルトラン
ジスタNM0のしきい電圧を越えて十分オン状態となる
場合にアンプAP0が活性化するので、信号レベルの低
い状態でデータ格納を開始して、格納データに多くの誤
りが生じる危険性を回避できる効果がある。
【0044】図17は、図15中のCT3の一構成例を
示すものである。CT2−S0がハイレベルとなるとリ
ングオシレータOSがオンし、GT内部の同期クロック
CLK0およびそれを90度位相変換したCLK90が
発生する。図15に示したように、CLK0は書き込み
信号WEがハイレベルになると、データ格納を行うため
の同期クロックとなる。OSの周期は受信データの周期
に一致させる。本発明の実施例によれば、データが着信
したとき自動的にデータをメモリに格納するためのクロ
ックを発生し、書き込みを終了したらまもなく停止する
クロック発生回路が得られる。必要時だけに動作するの
で、低消費電力のシステムを構築できる。
【0045】図18は、図15中のCT1の一構成例を
示す図である。受信データは、CLK0および90度位
相変換したCLK90のタイミングで、それぞれシフト
レジスタCT1−R0およびCT1−R90を進む。2
つの位相のシフトレジスタを持っているのは、クロック
発生方法によっては受信データの位相とずれてクロック
が入力し、その結果データのフィードが適切に行われな
い場合を防止するためである。2つのシフトレジスタ内
のデータの少なくとも一方が、項目番号のいずれかに一
致したとき、制御回路はCT1−S0およびCT1−S
1の2つの信号を発生する。
【0046】図18の例では、aからxまでユーザの指
定した項目番号に対して信号を発生するように構成され
ている。図18中のレジスタに項目番号IDを設定し
て、所望の項目のみに対してCT1−S0を発生するよ
うにする。本発明の実施例によれば、シフトレジスタ中
を受信データを通過させることにより項目番号の認識を
行うので、CT1−S0が発生してから次の受信データ
が、例えば図7のバージョンIDに関するデータの先頭
であることが認識できる。したがって、バージョンID
以降のデータを、所望のアドレスに格納することができ
る。すなわち、格納データの読み出しが容易になり、検
索や演算処理も可能となる効果がある。
【0047】図19は、図15中のCT0の一構成例を
示す図である。リセット信号パルス発生回路CT01
は、書き込み信号WEの立ち下がりにより書き込み動作
の終了を認識し、リセット信号パルスRESを発生す
る。バージョン検知回路CT00は、受信データがCT
1−S1に指定された項目の新バージョンデータかどう
かを判定し、新データでない場合には、バージョン一致
信号CT00−S0を発生する。さて、CT0の動作
は、以下のように行われる。まず、書き込み信号WE
は、通常ロウレベルにあるが、項目番号がユーザ指定の
それに一致した場合、CT1−S0によりハイレベルと
なる。この結果、例えば図15において、クロックCL
K0がメモリ周辺回路にCLKとして送られるようにな
る。そして、受信データのメモリアレーへの書き込みが
開始される。
【0048】データが新バージョンでありCT00−S
0が発生しなかった場合には、そのままメモリアレーへ
の書き込み動作が続行される。終了信号ENDが発生す
ると、その立ち上がりエッジを検出してパルスが発生
し、書き込み信号WEはロウレベルに戻る。そして、書
き込み動作を終了する。一方、CT00によりデータが
すでに格納されているバージョンに一致していることが
認識された場合には、CT00−S0が発生する。そし
て、バージョンの情報がメモリアレーに書き込まれた段
階で書き込み信号WEがロウレベルになり、書き込みを
終了する。書き込み信号WEがロウレベルになると、C
T02はRESを発生し、アドレスカウンタはリセット
される。本発明の実施例によれば、同じデータを上書き
することがなくなり、システムの消費電力を節約でき
る。
【0049】なお、図5(b)で述べたような機能、す
なわちユーザの項目指定の後、一度該項目のデータが通
信データ格納領域に書き込まれたら、該項目のバージョ
ンの異なるデータを次に受信しても上書きを行わないよ
うにする機能を図19の回路CT0において実現するた
めには、例えば、信号パルスCT1−S0が上記二度目
の受信時には発生しないように構成すればよい。具体的
には、上記上書き禁止の項目に関しては、図15の項目
番号判定回路CT1において一度受信が判定されたら、
上記項目を項目リストから削除してしまうなどの方法が
ある。もちろん、図5(b)で述べたような機能を図1
9の回路CT0以外の部分で実現してもよい。
【0050】例えば、通信データを格納する不揮発メモ
リ自体に、初期化の後の書き込みが1回に制限された領
域と上書き可能な領域とを実現してもよい。具体的に
は、図7の格納指示領域の記憶部702において、項目
番号ごとに上記二領域のいずれであるかの情報と書換許
可フラグを付加する。該書換許可フラグは、例えば、該
項目が上書き禁止領域であった場合には、一回目の書き
込みの後に書換禁止状態へ変化する。該書換禁止フラグ
が書換禁止状態にあるときには、図7のアドレス生成回
路701はゲートGTからの書込クロック信号CLKを
受け付けず、終了信号ENDをゲートGTへ返信するよ
うに構成する。
【0051】図20は、強誘電体キャパシタのプレート
を電源電圧Vccの半分に固定して動作させる、Vcc
/2プレート強誘電体メモリを図2の強誘電体メモリと
して適用した例を示すものである。このような強誘電体
メモリの例は、例えば電子情報通信学会英文誌Cの19
96年2月号234頁〜242頁(IEICE Transactions
on Electronics,vol.E79-C, no.2, pp.234-242, 199
6)に記されている。メモリアレーの単位マットは10
24×256セル、すなわち256Kbitのセルで構
成されている。2つのメモリマットを挟んで、センスア
ンプ部が設けられる。図20では、この512Kbit
の領域が32個配列された、16Mbit強誘電体メモ
リアレーを示している。図5の構成に対応して、サブブ
ロックは1024x16セル、すなわち16Kbitの
セルで構成されている。これは、1画面分約1000文
字の漢字情報に相当する。メモリマットはサブブロック
16個分である。この16個分のサブブロックのセルが
プレート電極を共有している。
【0052】図21は、図20のメモリアレーへのゲー
ト101による書込み動作フローを示したものである。
着信通知信号検知後(ステップ2101)、項目番号I
Dをデコードして(ステップ2102)、必要データで
あった場合には(ステップ2103:Y)、書き込むサ
ブブロック部のプレートを0からVcc/2へ昇圧する
ように指示する(ステップ2104)。昇圧が終了した
ら、書込み動作を開始する(ステップ2105)。な
お、上記文献に示されているように、プレートの昇圧を
数マイクロ秒で終了することは可能なので、データレー
トが100kbps以下であれば、項目番号IDの次の
データからメモリアレーへ格納することができる。以下
の動作(ステップ2106〜2110)は図4と同様で
ある。本発明の実施例によれば、書込みを行う領域のプ
レートのみを昇圧するので、消費電力を低減できる効果
がある。
【0053】図22は、本発明に係る携帯用の個人情報
端末に着信通知手段を設けた一実施例である。ユーザ選
択の項目のうち、特にデータ入手を急ぐと指定された項
目のデータが、本発明のメモリシステムに格納された場
合に点灯する、着信通知の表示部を設けた。本発明の実
施例によれば、CPUをオン状態にして検索を試みなく
ても、容易にデータの着信を知ることが出来、使い勝手
のよいシステムが得られる。
【0054】図23は、本発明の個人情報端末に用いら
れるメモリシステムにおけるデータ読みだし時のチュー
ニング方法を示す一実施例である。同図(a)は予定し
たメモリアドレスへデータが正しく書き込まれている場
合であり、この場合はチューニング不要である。しか
し、同図(b)に示すように、予定したメモリアドレス
からずれてデータが誤って書き込まれる場合も考えられ
る。ユーザはデータが認識できなかった場合、次のよう
なチューニングをCPUに指示する。すなわち、1ビッ
ト分アドレスをずらしてデータを読みだしてみる。この
ようなチューニング作業をデータが認識できるようにな
るまで行う。同図(b)の場合、3ビットアドレスをず
らした時点でチューニングを完了する。本発明の実施例
によれば、例えば図8のフォーマットのデータにおい
て、アドレスがずれて書き込まれてしまった場合にも読
みだしが可能となる。
【0055】図24は、本発明の個人情報端末に用いら
れるメモリシステムにおけるデータの転送方法を示す一
実施例である。本発明の個人情報端末では送信データレ
ートが遅くてもよい。なぜなら、データの取り込みはユ
ーザが意識しないうちに自動的に行われるからである。
(a)は多数決原理を用いたデータ転送である。同じデ
ータを例えば3回送る。受信時に3つのうち一つが誤っ
て認識されても、残り二つのデータによる多数決から、
正しいデータが認識できる。一旦正しいデータが不揮発
メモリに格納されれば、(b)に示すように、これを高
速に読み出すことは可能である。
【0056】図24(a)の場合には、図1の制御回路
101に多数決によりデータを決定する回路が付加され
る。(c)はある狭い周波数領域のデータを、それより
低く広い周波数領域を使ったデータに変換して送る、ス
ペクトラム拡散によるデータ送信である。この場合に
は、図1の制御回路101に、スペクトラム拡散データ
を解読するためのフィルタ、例えばSAWコリメータが
付加される。本発明の実施例によれば、通信時のデータ
誤りを低減し、高信頼の携帯用の個人情報端末を得るこ
とができる。
【0057】上述した本発明の個人情報端末に係る技術
は、受信機能だけで送信機能を持たない全ての携帯機器
にも適用可能であり、低消費電力のシステムが得られ
る。また、本発明の個人情報端末の不揮発メモリへのデ
ータ書き込みは、低速であってもユーザにとって問題は
生じない。したがって、通信データに冗長性を持たせる
ことにより高信頼のシステムが得られる。あるいは、デ
ータベースが混雑してユーザが不快を感じることもな
い。データの読み出しは、不揮発メモリのアクセススピ
ードで行えるので、ユーザにとって実質的に高速のシス
テムが得られる。本発明の個人情報端末によれば、ユー
ザは例えばレストランの混雑を避けて好みの料理を予算
に応じた価格でとれるなど、活動が効率的に行えるよう
になる。
【0058】さらに、強誘電体メモリを含んだ本発明の
別の個人情報端末においては、データ着信後直ちに書込
み動作を開始できるので、通信データに無駄が生じた
り、システムの制御が複雑になったりするのを回避でき
る。本発明の個人情報端末におけるデータ構成およびそ
れに応じた通信データの書込み動作方法によれば、十分
な信号レベルの着信通知信号を動作開始のトリガとする
ために、信号レベルが十分でない段階で書込み動作が開
始されることがなく、高信頼のシステムが得られる。ま
た、項目番号およびバージョン両方に対して、一致信号
発生をトリガとして動作の制御ができるので、システム
構成が簡単になる。さらに、データが項目に分かれてい
るので、ユーザは送信手段を持たなくても項目選択とい
う形でほぼ同等の機能を得られるとともに、極めて大容
量のメモリを用意しなくても所望のデータを得られる。
さらに、バージョンを設けたことにより、格納に必要な
データ量の増大を防ぐことができるとともに、書き込み
回数の制限を有する不揮発メモリの寿命向上に効果があ
る。
【0059】データ格納領域をサブブロック単位で構成
する本発明の個人情報端末に用いられるメモリシステム
によれば、項目ごとに格納領域の大きさを設定でき、メ
モリを有効に活用できるとともに、読み出し、書込みの
制御が簡単になる。本発明の個人情報端末の記憶領域の
構成方法によれば、メモリチップ数を削減できる。ある
いは、使い勝手のよいシステムが得られる。本発明の個
人情報端末のアドレスカウンタの構成方法によれば、高
信頼のシステムが得られる。
【0060】本発明の個人情報端末に定められた通信デ
ータのデータ長の規定によれば、CPUによる検索、演
算処理が容易となり、使い勝手のよいシステムが得られ
る。本発明の個人情報端末における階層構造を持った項
目の構成方法によれば、膨大な情報を整理して扱うこと
が容易となり、ユーザは送信手段を持たなくても項目選
択という形により同等の機能を得られる。本発明の個人
情報端末におけるCPUを介さない書き込み手段によれ
ば、低消費電力なシステムが得られる。強誘電体メモリ
を含んだ本発明の個人情報端末におけるプレート電極構
成法によれば、低消費電力のシステムが得られる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、特
徴ある構成のメモリシステムを用いることにより、低消
費電力、高速、高信頼性で使い勝手のよい携帯用の個人
情報端末が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個人情報端末に用いられるメモリシス
テムの基本構成、および、応用例を示す図である。
【図2】図1(a)の不揮発メモリとして強誘電体メモ
リを適用した本発明の一実施例である。
【図3】フラッシュと強誘電体メモリの書込み動作の違
いを説明するための図である。
【図4】図1(a)または図2のゲート101の動作フ
ローを示す図である。
【図5】不揮発メモリ内の通信データ格納領域の構成を
示す図である。
【図6】図6は、本発明の個人情報端末に用いられるメ
モリシステムの構成、特にデータ格納を指示する情報の
記憶部の構成を示す図である。
【図7】不揮発メモリに対するアドレスを生成するため
の回路構成を示す図である。
【図8】本発明の個人情報端末に用いられるメモリシス
テムにおいて送受信されるデータのフォーマット例、お
よび、通信データの項目の構造を示す図である。
【図9】図8(b)の項目構成に対する、不揮発メモリ
へのデータ格納指示の設定方法を示す、本発明の一実施
例を示す図である。
【図10】格納データの検索方法を示す図である。
【図11】本発明の個人情報端末に用いられるメモリシ
ステムの一構成例を示す図である。
【図12】本発明に係る携帯用の個人情報端末の一構成
例を示す図である。
【図13】本発明の個人情報端末に用いられるメモリシ
ステムの一構成例、特にゲートの構成法を示す図であ
る。
【図14】図13(a)のより詳細な構成を示す図であ
る。
【図15】図14中のゲートGTの一構成例を示す図で
ある。
【図16】図15中のCT2の構成例を示す図である。
【図17】図15中のCT3の一構成例を示すものであ
る。
【図18】図15中のCT1の一構成例を示す図であ
る。
【図19】図15中のCT0の一構成例を示すものであ
る。
【図20】強誘電体キャパシタのプレートを電源電圧V
ccの半分に固定して動作させる、Vcc/2プレート
強誘電体メモリを図2の強誘電体メモリとして適用した
例を示す図である。
【図21】図20のメモリアレーへのゲート101によ
る書込み動作フローを示す図である。
【図22】図22は、本発明に係る携帯用の個人情報端
末に着信通知手段を設けた一実施例を示す図である。
【図23】本発明の個人情報端末に用いられるメモリシ
ステムにおけるデータ読みだし時のチューニング方法を
示す図である。
【図24】本発明の個人情報端末に用いられるメモリシ
ステムにおけるデータの転送方法を示す図である。
【符号の説明】
101:ゲート(受信データ制御回路)、102:不揮
発メモリ、103:CPU、104:強誘電体メモリ、
Tw:単位ビットあたり書き込み時間、Tr:単位ビッ
トあたり読み出し時間、201:パーソナル携帯端末、
202:地方基地局、sub−BK(i):サブブロッ
ク、BK(i):ブロック(項目番号i格納領域)、W
E0:ライトイネーブル信号、CE0:チップイネーブ
ル信号、401:メモリチップ、GT:ゲート、CLK
0:ゲート内部クロック、CLK:メモリチップ内部ク
ロック、WE:受信データ書き込み信号、CT1−S
1:項目番号情報、SW0:スイッチ制御信号、RE
S:リセット信号、END:書込み終了信号、CT1−
S0:書き込み開始信号パルス、CT2−S0:アンプ
オン信号、Vref:参照電位、Din:着信検知回路
への受信データ入力、Dout:アンプ出力、NM0:
Nチャネル電界効果トランジスタ、Vs、Vp:ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島崎 靖久 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 谷川 博之 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 小林 伸好 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した通信データを格納する不揮発メ
    モリと、該不揮発メモリへのデータの書込みを制御する
    制御回路と、該不揮発メモリからデータを読み出すCP
    Uを含む個人情報端末であって、 上記制御回路は、 通信データが所定のレベル以上になったことを検知する
    着信検知手段と、 予めユーザによって指定された受信すべき項目を識別す
    るための項目IDを設定する項目ID設定手段と、 上記不揮発メモリに格納されている項目のバージョンI
    Dを格納するバージョンID格納手段と、 上記着信検知手段で所定のレベル以上の通信データが検
    知され、その通信データの項目IDが上記項目ID設定
    手段に設定されている項目IDと一致している場合に、
    待機時に電源が供給されていない上記バージョン検知手
    段を含む待機時に電源が供給されていない待ち受け回路
    に電源を供給し動作可能状態にする手段と、 両者の項目IDが一致し、さらに上記バージョン検知手
    段でバージョンIDの一致が検知された場合には受信し
    た通信データを破棄し、上記バージョン検知手段でバー
    ジョンIDの一致が検知されない場合に、外部からの指
    定に基づき、受信した通信データを破棄するかあるいは
    上記不揮発メモリに格納する書込み制御手段を有するこ
    とを特徴とする個人情報端末。
  2. 【請求項2】 上記不揮発メモリを構成するメモリアレ
    ーは、上記項目ごとに同一ビット容量の複数のメモリブ
    ロックに分割されており、そのビット容量は、該不揮発
    メモリに設けられたアドレスカウンタの最大数に等しい
    ことを特徴とする請求項1記載の個人情報端末。
  3. 【請求項3】 上記不揮発メモリを構成するメモリアレ
    ーは、複数のサブメモリブロックに分割されており、上
    記項目ごとのデータの格納領域は、該サブメモリブロッ
    ク一つまたは複数個を単位として構成され、該サブメモ
    リブロックのビット容量は、該不揮発メモリに設けられ
    たアドレスカウンタの最大数に等しいことを特徴とする
    請求項1記載の個人情報端末。
  4. 【請求項4】 上記不揮発メモリを構成するメモリアレ
    ーは、項目ID設定手段への設定後、一度だけの書込み
    しか許容されない通信データ領域と、上書きが許容され
    る通信データ格納領域とを有することを特徴とする請求
    項1〜3の何れかに記載の個人情報端末。
  5. 【請求項5】 上記不揮発メモリを構成するメモリアレ
    ーは、上記通信データを格納する領域と、上記個人情報
    端末で使われるOSあるいはアプリケーションプログラ
    ムを格納する領域とを有することを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載の個人情報端末。
  6. 【請求項6】 通信データの上記不揮発メモリへの書き
    込みは、書き込みをコントロールするコマンドを上記制
    御回路が受信データ自身をもとに生成して行うことを特
    徴とする請求項1〜5の何れかに記載の個人情報端末。
  7. 【請求項7】 上記通信データは、一定範囲内の領域に
    存在する人々に共通して有用な情報に関するものである
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の個人情
    報端末。
  8. 【請求項8】 上記通信データは、着信通知信号、項目
    番号ID、バージョンID、内容の部分を含むことを特
    徴とする請求項1〜7の何れかに記載の個人情報端末。
  9. 【請求項9】 上記項目を階層構造にするとともに、上
    記不揮発メモリとしてランダムアクセスが可能であるラ
    ンダムI/Oのメモリを用いたことを特徴とする請求項
    1〜8の何れかに記載の個人情報端末。
  10. 【請求項10】上記ランダムI/Oのメモリは、強誘電
    体キャパシタと電界効果トランジスタとからなる強誘電
    体メモリで構成されることを特徴とする請求項9記載の
    個人情報端末。
  11. 【請求項11】上記強誘電体メモリは、項目を書換単位
    とし、該書換単位ごとに強誘電体メモリセルのプレート
    電極を共通接続して、書換を行なう書換ブロックのプレ
    ート電極を活性化し、書換を行わない非書換ブロックの
    プレートを非活性化することを特徴とする請求項10記
    載の個人情報端末。
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