JPH11265322A - バックアップ機能付オンラインデータベース情報処理システム - Google Patents

バックアップ機能付オンラインデータベース情報処理システム

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JPH11265322A
JPH11265322A JP10068439A JP6843998A JPH11265322A JP H11265322 A JPH11265322 A JP H11265322A JP 10068439 A JP10068439 A JP 10068439A JP 6843998 A JP6843998 A JP 6843998A JP H11265322 A JPH11265322 A JP H11265322A
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Jun Shirai
潤 白井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のバックアップ機能付オンラインデータ
ベース情報処理システムでは、運用中の主システムを停
止させスタンバイ中の副システムを起動させる時、主シ
ステムのデータベース内容を副システムのデータベース
に反映させ終えるまでに一定時間が必要で、この時間は
オンラインサービスを停止せざるを得なかった。 【解決手段】 運用中のシステムのデータベースの内容
をある時間遅れ(T)でスタンバイ中のシステムのデー
タベースに反映させるオンラインデータベース情報処理
システムで、切り替え前の時間(T)内に発生したトラ
ンザクション内容のキー部分をアクセスキーサーバに記
録し、切り替え後の時間(T)の期間は、オンラインデ
ータ端末群からのアクセス要求内容をアクセスキーサー
バの内容と照合し、同一キーを有するアクセス要求に対
しては限定的処理をするが、その他のアクセス要求には
通常サービスを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオンラインデータベ
ース情報処理システムにかかわり、特に、サービスの中
断が社会的に大きな影響を及ぼす金融システムや医療シ
ステムなどの社会システムのバックアップ機能に関す
る。
【0002】
【従来の技術】銀行や病院など社会生活の場にオンライ
ンデータ端末群をもち、大規模なオンラインデータベー
ス情報処理システムによって市民にサービスを行う、い
わゆる社会システムではサービスの予期せぬ中断が大き
な影響を与えるばかりでなく、サービス時間の延長によ
るサービス向上が常に求められている。このため、これ
らのシステムでは運用中のシステムの思わぬ障害や災害
時のサービス中断を速やかに回復するため、スタンバイ
中のシステムをもち、これへの切り替えができる体制を
とっている。以下、主として運用に供せられるシステム
を主システムと呼び、バックアップのため常時スタンバ
イ中のシステムを副システムと呼ぶと、主システムの故
障停止時に副システムに運用を切り替えることとなる。
また、このほかシステム機器の保守点検も重要であり、
主システムを予定に従って一定期間停止させ、その間は
副システムに切り替えサービス業務を継続することも副
システムの重要な役目である。
【0003】このような副システムへの切り替え方法と
して、デュアルシステムとデュプレックスシステムの2
つの方法がある。デュアルシステムは主システムと副シ
ステムを完全対等とした完全二重化システムであり、シ
ステム構成機器がすべて二重にあり且つそのどちらも同
時に同じ動作をする。それゆえ、オンラインデータ端末
群からのトランザクションは二つのシステムで同時に同
様に処理される。一方デュプレックスシステムは主シス
テムと代替しうる副システムを別々にもち、オンライン
データ端末群は常時は主システムに接続され、副システ
ムに切り替える時にはオンラインデータ端末群も副シス
テム側に接続が切り替えられる。
【0004】デュアルシステムの特性はシステム切り替
えが速やかな利点がある反面、1トランザクションを主
側と副側に渡す仕組みや同期方法が複雑であり、レスポ
ンスを重視するシステムでは非常に高価高性能な機器が
要求される欠点をもつ。一方デュプレックスシステムは
シングルシステム時とほぼ変わらぬレスポンス性能を維
持できる利点があるが、運用中のシステムのある時点の
状況をスタンバイ中のシステムに反映し終えるまでの時
間が必要で、速やかな切り替えができない欠点をもつ。
このため、従来からデュプレックスシステムのシステム
切り替え時間の短縮に関しての技術開発がなされてき
た。
【0005】例えば、文献特開平03−250257
号、特開平09−259023号では主システムのオン
ライン動作中のデータベースアクセスの記録をアクセス
ログとしてジャーナルに落とし、これを適宜ホットスタ
ンバイ中の副システムに反映させることによりわずかな
時間遅れで副システムが主システムに追いつく技術が開
示されている。しかし、このようなシステムであっても
切り替え時間をゼロとすることはできない。なぜなら、
優先度レベルの低いバックアップ反映処理は最優先度レ
ベルのオンライントランザクション処理の隙間時間に行
われ、反映処理待ち行列が生ずるからである。このた
め、現状の銀行システムなどでは数十分程度の切り替え
時間を要するのが普通である。
【0006】災害等予期せぬ事故によって主システムを
副システムに切り替える場合は、その他の人的な対応体
制を取る時間も必要であり、上記のような切り替え時間
も許容されるが、機器の保守などのための予定に従った
主システムの副システムへの切り替えの場合は、たとえ
わずかな時間であってもオンラインサービスが停止する
ことは許されない。それゆえ、現状ではサービス終了の
夜間に主システムから副システムへの切り替えを行い、
主システムの保守点検後もまた夜間のサービス終了後、
副システムから主システムへの戻し切り替えを行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
技術ではバックアップ機能付オンラインデータベース情
報処理システムの主システムと副システムとの予定的な
切り替えは夜間のサービス終了後にせざるを得なかっ
た。しかし、近年24時間サービスを理想とする夜間サ
ービス時間の延長への要望が高まり、また、バッチ処理
業務のバックログの増大から、サービス時間内のシステ
ム切り替えを可能とすることが望まれてきた。本発明は
このような課題を解決するバックアップ機能付オンライ
ンデータベース情報処理システムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】バックアップ機能付オン
ラインデータベース情報処理システムにおいて、主シス
テムと副システムとの予定的な切り替えをサービス停止
時間を設けることなく行うことができない、という上記
の課題は図1に示す如く、第1のデータベースDB1 をも
つ主システム1と第2のデータベースDB2 をもつ副シス
テム2とを接続し、第1のデータベースDB1 の内容をあ
る時間遅れ(T)でデータベースDB2 に反映させるオン
ラインデータベース情報処理システムにおいて、主シス
テム1および副システム2の両者から書き込み参照可能
なアクセスキーサーバ5と、トランザクション内容の少
なくともキー部分を前記アクセスキーサーバ5に記録す
るトランザクション処理部121 と、オンラインデータ端
末群4からのアクセス要求内容を前記アクセスキーサー
バ5の内容と照合し、同一キーを有するアクセス要求に
対しては限定的処理を行うログ受信反映処理部222 と、
を有するバックアップ機能付オンラインデータベース情
報処理システムを提供することによって解決される。
【0009】すなわち、図2に示す主システムから副シ
ステムへのシステム切替タイムチャート例によってこれ
を示すと、主システム1によるサービスは時刻t2におい
て切り替えられ、以降は副システム2によるサービスと
なり、この間にサービス停止時間を設けることがない。
このことを可能ならしめるために、時刻t1において切替
準備を始める。この意味で時刻t1から時刻t2の間の時間
を図2では切替準備期間T12と名付けているが、オンラ
インサービスは通常サービス期間と同様に行っている。
ここで時刻t1は、この時点の主システム1の第1のデー
タベースDB1 の内容DB1(1)が少なくとも切替予定時刻t2
以前に副システム2の第2のデータベースDB2 に反映さ
れ終えているように選ばれている。このことを図2では
副システム2の第2のデータベースDB2 の時刻t2におけ
る内容DB2(2)= DB1(1)とあらわしている。
【0010】しかし時刻t2時点では第1のデータベース
DB1 の内容DB1(2)は既に変化しておりDB1(1)のままでは
ない。ここに、DB1(2)とDB1(1)とを比較すると、多くの
レコードは不変であるが、切替準備期間T12中のオンラ
インデータ端末群4からのアクセス〜によって一部
のレコードが変更、すなわち更新または追加削除されて
いる。ここでは切替準備期間T12中のトランザクション
により変更されたレコードをC であらわし、切替準備期
間T12中に無変更のレコードをR であらわすと、DB1(2)
はC とR の和集合となる。図2ではこれをDB1(2)=C+Rと
表現した。
【0011】さて、主システム1は切替準備期間T12の
初期時刻t1においてアクセスキーサーバ5の内容AS(1)
をリセットし、以降のトランザクションに関し、その都
度少なくともそのキー情報を格納する。キー情報とは、
例えば銀行システムでは取引営業店番号と預金口座番号
のように第1のデータベースDB1 上のどのレコードが変
更されたかを判別するための情報である。図2ではこれ
を<C> であらわし、時刻t2におけるアクセスキーサーバ
5の内容AS(2)=<C> とした。
【0012】時刻t2において切り替えられた時点の副シ
ステム2の第2のデータベースDB2の内容DB2(2)には時
刻t1時点の第1のデータベースDB1 の内容DB1(1)しか反
映されておらず、切替準備期間T12中のトランザクショ
ンにより変更されたレコードC を第2のデータベースDB
2 に反映する必要があるが、それには時刻t3までかか
る。そこで、時刻t2から時刻t3までの時間は限定サービ
ス期間T23として、副システム2はC に含まれるレコー
ドを参照すべきアクセス要求に対しては限定処理、例え
ば取引抑止の処置をとる。この処置判断はアクセスキー
サーバ5の内容AS(2) を利用して行うことができる。
【0013】すなわち、図2において、副システム2は
限定サービス期間T23中のオンラインデータ端末群4か
らのアクセス要求〜のそれぞれに含まれるキー情報
をアクセスキーサーバ5の内容AS(2) のもつC に関する
キー情報<C> と照合して、該当アクセス要求がC にかか
わるかどうかを判定する。そしてC にかかわる取引要求
である場合この取引を抑止し、そうでない場合にはDB2
(2)の内容に含まれるRを参照して取引トランザクション
を成立させる。このようにして、副システム2は限定サ
ービス期間T23中もサービス停止することなく、第2の
データベースDB2 のDB2(2)およびアクセスキーサーバ5
のAS(2) を参照して限定したオンラインサービスを行う
ことができる。時刻t3は切替準備期間T12および限定サ
ービス期間T23中のすべてのトランザクションを第2の
データベースDB2 に反映し終えた時点である。時刻t3以
降のオンラインサービスは副システム2によって通常の
サービス形態に復帰する。また、主システム1の保守点
検を終えて副システム2から主システム1に切替を戻す
場合には、上記説明の逆を行えるよう、両システムは互
いの機能を等しく備えておればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】バックアップ機能付オンラインデ
ータベース情報処理システムの実施例を図1〜図9によ
り説明する。なお、本発明におけるコンピュータ処理
は、コンピュータプログラムにより当該コンピュータの
主記憶装置上で実行されるが、このコンピュータプログ
ラムの提供形態は、当該コンピュータに接続された補助
記憶装置をはじめ、フロッピーディスクやCD−ROM
等の可搬型記憶装置やネットワーク接続された他のコン
ピュータの主記憶装置及び補助記憶装置等の各記録媒体
に格納されて提供されるもので、このコンピュータプロ
グラムの実行に際しては、当該コンピュータの主記憶装
置上にローディングされ実行されるものである。
【0015】図1〜図9に基づいて、銀行システムを例
にとり本発明の実施例を説明する。図1はバックアップ
機能付オンラインデータベース情報処理システムの構成
例である。オンラインデータ端末群4は主システム1お
よび副システム2の切替制御手段11によって主システム
1側に切り替えられており、主システム1がオンライン
サービスを実施している通常のサービス期間では、オン
ラインデータ端末群4からのアクセス要求は主システム
1の第1の情報処理手段12に伝えられる。
【0016】図3には第1の情報処理手段12および第2
の情報処理手段22の機能のうち、本発明にかかわる部分
のみを取り出した構成例を示す。図示の如く、第1の情
報処理手段12はトランザクション処理部121 およびログ
出力送信処理部122 を有している。トランザクション処
理部121 は通常サービス期間および切替準備期間T12中
のオンラインデータ端末群4からの電文到着によって起
動され、これらのトランザクション処理を行う。一方、
ログ出力送信処理部122 はトランザクション処理部121
からの要求によって起動され、これら動作の履歴を主シ
ステム1のアクセスログ15に格納し、システムタイマに
よる定時割り込みにより、これを反映用ログとして副シ
ステム2に送出する。また時刻t1、t2におけるシステム
切替関連の制御も行う。
【0017】一方、副システム2の第2の情報処理手段
22はトランザクション処理部221 およびログ受信反映処
理部222 を有する。主システム1による通常サービス期
間中はトランザクション処理部221 は動作せず、専らロ
グ受信反映処理部222 が主システム1からのログを受信
して第2のデータベースDB2 への反映を行う。時刻t2に
システム切替が行われ、限定サービス期間T23中および
その後の通常サービス期間では、オンラインデータ端末
群4からの電文が副システム2の第2の情報処理手段22
に入るので、これによってトランザクション処理部221
が起動され必要な処理をする。
【0018】このように本実施例では、ログ出力送信処
理部122 はトランザクション処理部121 が一件処理をす
る毎にログ出力要求を受け起動され、主システム1のア
クセスログ15に蓄積されるが、これを副システム2に送
出するタイミングとして、システムタイマによる定時割
り込みを使用した。すなわち、アクセスログの容量に十
分余裕のある一定時間毎にログ出力送信処理部122 を呼
び、副システム2に対するログ送信を行わせる。一方、
第2の情報処理手段22のログ受信反映処理部222 はこれ
に対応して通信制御手段14より受信通知を受け、受信内
容を第2のデータベースDB2 に反映させるので、この定
時割り込みの時間間隔で定まる時間遅れをもって、副シ
ステム2へのデータ反映が維持されていることになる。
また、限定サービス期間T23終了後の副システム2によ
る通常サービス期間中は、相手の主システム1をシステ
ム停止させるので、別途主システム1を回復スタンバイ
中にするまでは定時割り込みを発生させないものとす
る。
【0019】以上の時間遅れによるバックアップ法は従
来技術における手法と同様である。本発明では以上の動
作のうち、切替準備期間T12におけるトランザクション
処理部121 および限定サービス期間T23におけるトラン
ザクション処理部221 でアクセスキーサーバ5を使用し
てサービス無停止切替を行うところに主眼点がある。以
下に図4〜7によりこの動作を詳細に述べる。
【0020】図4はトランザクション処理部の動作フロ
ーであり、通常サービス期間および切替準備期間T12の
トランザクション処理を行う。まずステップS401で
オンラインデータ端末群4より切替制御手段11を経てア
クセス要求電文が伝えられる。ステップS402では第
1のデータベースDB1 の元帳を参照しつつ、無条件にこ
れらのトランザクションを実行し、実行結果は第1のデ
ータベースDB1 に記入され元帳更新が行われる。すなわ
ち、すべてのトランザクションに対応しうる完全な元帳
によるサービスが行われている。
【0021】次にステップS403でログ出力送信処理
部122 がログ送信中でないのを確かめて、ステップS4
04でこの元帳アクセスの履歴を主システム1のアクセ
スログ15に記録すべくログ出力送信処理部122 を起動す
る。図の☆印はログ出力送信処理部122 への起動トリガ
を意味する。主システム1のアクセスログ15への出力情
報としては、元帳アクセス履歴、アクセス時刻に対応す
る論理時刻、フェーズフラグphの内容、などがある。元
帳アクセス履歴とはステップS402での第1のデータ
ベースDB1 の変更内容を再現できるための記録であっ
て、例えばステップS402において発行されたデータ
ベースアクセスマクロ(レコード更新、生成、削除)そ
のものであってもよい。これにアクセスの順序を保証す
る通番である論理時刻を付して、副システム2における
反映時の順序を確保する。またフェーズフラグphは該当
トランザクションが切替準備期間T12や限定サービス期
間T23のフェーズにあることを示すフラグであって、後
に述べるログ出力送信処理部122 が第1の情報処理手段
12内およびアクセスキーサーバ5上にセットするもので
ある。
【0022】次いで、ステップS405ではフェーズフ
ラグphをみて現在が切替準備期間T12中であるかどうか
を判定し、通常サービス時であれば処理を終わるが、切
替準備期間T12中であればステップS406に進み、ア
クセスキーサーバ5に当該アクセスキーを書き込む。す
なわち、ステップS402での第1のデータベースDB1
への変更内容のうち、少なくとも変更されたレコードに
対応するキー情報を記録し、将来の副システム2からの
アクセスに備える。
【0023】第1のデータベースDB1 の構造例と対応す
るキー情報を含むアクセスキーの設定例を図8に示す。
第1のデータベースDB1 の元帳には、図8(a) に示す如
く、顧客管理レコードのもとに各金融商品の口座毎の管
理レコードがあり、さらに各々のもとに取引明細のレコ
ードがリンクしている。図8(b) にはこのうちの預金管
理レコードのデータ形式例を示した。オンラインデータ
端末群4からのアクセス要求は少なくとも店番号、口座
番号、科目を含んでおり、ステップS402ではこれを
もとに第1のデータベースDB1 中の該当管理レコードを
検索し、取引内容に応じた明細レコードの更新作成が行
われたのち、管理レコードの残高などサマリ情報が書き
換えられる。
【0024】このように一つの取引で変更をうけたレコ
ードは必ず対応するユニークな店番号、口座番号、科目
の組をもつので、これを口座idとして管理し、これを
キー情報とする。アクセスキーの最小限の役目は、切替
準備期間T12で第1のデータベースDB1 に変更を生じさ
せた口座idを知ることである。すなわち、口座idを
キー情報としてアクセスキーサーバ5に逐一記録してお
けば、アクセスキーサーバ5を検索して見つからない口
座idに対応するレコードは切替準備期間T12中に変更
を受けなかったことが保証される。
【0025】一件のトランザクションが二つ以上のキー
情報を発生する場合もある。例えばAの普通預金から引
き落としBの当座預金口座に振り込むトランザクション
では図8(c) のように引落元の口座idと預入先の口座
idの二つのキー情報が記録される。なお、図8(c) で
はキー情報のほかに残高もアクセスキーとして記録した
が、これは後に図6のステップS605で説明する限定
トランザクション処理の内容によって必要となるものの
一例である。
【0026】次に図5によってログ出力送信処理部のロ
グ送信およびシステム切替動作を説明する。ログ出力送
信処理部122 は既に説明したトランザクション処理部12
1 のアクセスログ出力要求(図4のステップS404の
☆印)によって起動されるログ出力部分(ステップS5
01〜ステップS504)、およびシステムタイマの定
時割り込みによる動作部分(ステップS521〜ステッ
プS530)からなっている。
【0027】ログ出力部分はステップS501によって
通信制御手段14がログ送信中かどうかを調べ、送信中で
なければステップS502でログ出力中フラグloをセッ
トした後、ステップS503で主システム1のアクセス
ログ15にトランザクション処理部121 から託されたログ
内容を書き出す。そしてステップS504でログ出力中
フラグloをリセットし処理を終える。
【0028】システムタイマからの定時割り込みには通
常サービス時の定時割り込みと切替準備を指示する定時
割り込みと切替実行を指示する定時割り込みの3種類が
含まれる。これらは図示省略の初期モードスケジュール
設定部でシステム管理者の操作卓からの操作により主シ
ステム1に指示される。すなわち、主システム1を保守
点検などのためにシステム停止したい日時を入力する
と、第1の情報処理手段12はこれに最も近い定時割り込
みを切替実行割り込みに、その一つ前の定時割り込みを
切替準備割り込みにスケジュールする。その他の定時割
り込みは通常割り込みである。
【0029】これらの定時割り込みを受けると、ログ出
力送信処理部122 はステップS521でログ出力が完了
したことを見届け、ステップS522でログ送信中フラ
グlsをセットしたのち、ステップS523で通信制御手
段14に対して主システム1のアクセスログ15の内容を副
システム2に送信することを命ずる。通信制御手段14か
らログ送信が成功終了したことを受け、ステップS52
4でログ出力送信処理部122 は主システム1のアクセス
ログ15をリセットし、次のログ蓄積に備える。以上が完
了するとステップS525でログ送信中フラグlsをリセ
ットする。
【0030】次にステップS526で割り込みの種類を
調べ、通常定時の割り込みであった場合には処理を終え
る。切替準備要求であった場合には、以降のトランザク
ションのキー部分をアクセスキーサーバ5に記録するた
めの準備として、ステップS527でアクセスキーサー
バ5のバッファ内容をリセットするとともにフェーズフ
ラグphを切替準備値にセットして、トランザクション処
理部121 に切替準備期間T12にはいったことを知らせ
る。
【0031】ステップS526で切替実行要求の割り込
みであった場合は、ログ出力送信処理部122 はステップ
S528でシステム切替を実行する。すなわち、切替制
御手段11のスイッチを副システム2側に切り替える指示
を出す。これによってオンラインデータ端末群4は副シ
ステム2に接続され、以後のアクセス要求は第2の情報
処理手段22にはいることとなる。そして、限定サービス
期間T23にはいったことを第2の情報処理手段22に知ら
せるため、ステップS529でアクセスキーサーバ5内
の所定位置のフェーズフラグphをセットする。このの
ち、主システム1はもはや停止可能となったのでステッ
プS530で主システム1を自動停止させる。なお、主
システム1の再立ち上げの場合は図示省略の初期モード
スケジュール設定部でフラグ類の初期値設定がなされる
ものとする。
【0032】以上の第1の情報処理手段12の動作に対応
する第2の情報処理手段22の動作について、次に図6〜
7によって説明する。既に述べた如く、第2の情報処理
手段22は限定サービス期間T23およびその後の通常サー
ビス期間のトランザクションを処理するトランザクショ
ン処理部221 と、限定サービス期間T23中の限定処理ロ
グおよびそれ以前の時期のログ受信分の反映を行うログ
受信反映処理部222 とから成る。
【0033】図6は第2の情報処理手段のトランザクシ
ョン処理部の動作フローである。オンラインデータ端末
群4からの電文を受信した時点でトランザクション処理
部221 が起動され、最初にステップS601でもし限定
処理ログ反映中であればこれの終了まで電文処理を待た
せる。この意味については後に図7の限定処理ログの説
明でふれる。次いでステップS602で現在のフェーズ
を確認する。すなわち、アクセスキーサーバ5を読みフ
ェーズフラグphの値を調べ限定サービス期間T23中かど
うかを知る。なお、本実施例では簡単のためフェーズフ
ラグphをアクセスキーサーバ5上にもち、限定サービス
期間T23終了後の副システム2による通常サービス期間
も、このステップS602で毎回電文受信の都度、アク
セスキーサーバ5をアクセスする例を示したが、後に第
2の実施例で示す如く、限定サービス期間T23終了後の
ある時点でシステム管理者が介入しモードスケジュール
設定することにより、アクセスキーサーバ5へのアクセ
スを不要とさせることができる。
【0034】現在フェーズが限定サービス期間T23中で
なかった場合は、トランザクション処理部221 はステッ
プS606に進み第2のデータベースDB2 の副元帳を参
照しつつ通常のトランザクション処理を行い、その結果
を第2のデータベースDB2 に書き込む。また、ステップ
S607でトランザクション処理部221 がログ送信中で
ないことを確かめてからステップS608にてこのアク
セス履歴をアクセスログ25に出力するよう要求を出す。
このステップS606〜ステップS608は既に説明し
た図4のステップS402〜ステップS404を主シス
テム1と副システム2が立場を変えて行っている。
【0035】ステップS602で限定サービス期間T23
中であった場合は、トランザクション処理部221 はステ
ップS603でアクセスキーサーバ5を検索し、ステッ
プS604で電文の含むキー情報がアクセスキーサーバ
5の中に登録されているかを判断する。もしも登録され
ていないならば電文のアクセス要求は第2のデータベー
スDB2 の副元帳を使用して処理可能であるからステップ
S606の既に説明した通常トランザクション処理を行
う。
【0036】ステップS604でアクセスキーが一致し
た場合はステップS605であらかじめ定められた限定
トランザクション処理を行い、その結果を限定処理ログ
に書き出す。ここで限定トランザクション処理とは、電
文の取引要求がアクセスキーサーバ5の内容をもとに取
引可能な処理のみを行い、そうでない場合はこの取引要
求を抑止するような処理をさす。最も単純にはアクセス
キーサーバ5に登録されたキー情報の口座idを含む電
文に対してはすべて取引抑止し、例えば、「ただいま混
み合っておりますので受け付けられません。」というメ
ッセージをアクセス元のオンラインデータ端末に回答す
る。
【0037】図8(c) に示すように、アクセスキーサー
バ5がアクセスキーとして口座idとその残高を常に記
録している場合は、限定トランザクション処理としてあ
る程度のサービスが可能である。例えば、預金の入金や
支払いサービスはアクセスキーサーバ5の残高を参照し
て可能であるが、明細レコードの参照が必要な記帳サー
ビスはできない。このように、限定トランザクション処
理が実行するサービスと抑止するサービスはアクセスキ
ーサーバ5に記録するアクセスキー情報の種類範囲と取
引サービスの必要とする情報の種類範囲を比較して決定
されるので、システム設計時にこれらを考慮してアクセ
スキーが設計される。
【0038】このようにしてなされた限定トランザクシ
ョン処理の内容は、暫定的に限定処理ログに蓄積され
る。なぜなら、この時点では副元帳である副システム2
の第2のデータベースDB2 には該当口座idの切替準備
期間T12中での変更内容が反映され終えていない可能性
があるので、限定サービス期間T23中の限定トランザク
ション処理についてはこれを副元帳に書き込むことがで
きないためである。なお、限定処理ログに記録される限
定取引履歴は、取引明細に関して後に元帳の明細レコー
ドに反映すべきすべての情報を含むものであり、これが
論理時刻とともに蓄積される。
【0039】最後に、上記限定処理ログを含むログ反映
動作について図7により説明する。第2の情報処理手段
22のログ受信反映処理部222 は通信制御手段14からのロ
グ受信通知によって起動される。ステップS701でロ
グ受信反映処理部222 は通信制御手段14から受け取った
ログをアクセスログ25に格納する。全部の格納が終わる
と、今度はステップS702においてこの内容を第2の
データベースDB2 の副元帳に反映させる。すなわち、ロ
グ内容が論理時刻に従った順序のデータベースアクセス
マクロ列である場合は、この順序でマクロ実行し第2の
データベースDB2 にアクセスしていくことにより、あた
かもトランザクション処理が順次になされたかのように
第2のデータベースDB2 のレコードを変更して行く。こ
のようにして副元帳は時間遅れで正元帳である第1のデ
ータベースDB1 の内容を反映し終える。ステップS70
2での反映処理を終えるとログ受信反映処理部222 はス
テップS703でアクセスログ25の内容をリセットし、
次のログ受信に備える。
【0040】次いでログ受信反映処理部222 はステップ
S704でフェーズフラグphを調べ、現在が限定サービ
ス期間T23中であるかどうかを調べる。限定サービス期
間T23中のログ受信の場合は、そのログ内容は切替準備
期間T12中の変更分であることがわかっているので、現
時点で第2のデータベースDB2 の内容は切替直前の第1
のデータベースDB1 の状態をすべて反映し終えたことに
なり、ステップS705からステップS707の限定処
理ログの反映を行うことが可能となった。
【0041】ステップS706は限定サービス期間T23
中の限定トランザクション処理の記録である限定処理ロ
グを第2のデータベースDB2 の副元帳に反映する処理で
あって、すべて反映し終わると限定処理ログの領域はリ
セットされ、この時点で第2のデータベースDB2 は完全
な元帳となり、以降の通常トランザクションサービスに
対処できる態勢が整った。なお、このステップS706
の処理中に新たな限定トランザクション処理が発生する
と反映漏れが生ずるので、この処理の前後にステップS
705で限定ログ反映中フラグglをセットし、ステップ
S707でこのフラグをリセットする。既に説明した図
6のトランザクション処理部221 のステップS601は
このフラグによって限定トランザクション処理とステッ
プS706の限定処理ログ反映の競合を避けている。
【0042】ステップS707では限定ログ反映中フラ
グglのリセットとフェーズフラグphの通常サービスフェ
ーズ値へのセットは同時に行われる。これによってシス
テム切替の処理がすべて終わり、副システム2がオンラ
イントランザクションを受け持ち、主システム1はシス
テム停止をしている態勢となった。そして、最後にステ
ップS708で第2の情報処理手段22の割り込み機構
(図示されていない)に対して割り込みのマスクを指示
し、以降のアクセスログ25の主システム1への転送が起
こらないようにする。
【0043】以上の説明では、本発明の主眼点を見やす
くするために、主システム1が通常サービスを行いなが
ら副システム2が時間遅れで追随している通常サービス
のフェーズから切替準備期間T12を経て副システム2に
よるオンラインサービスに切り替わり、限定サービス期
間T23中の限定サービスを経て副システム2による通常
サービス態勢を確立する過程のみを説明した。
【0044】実際の実施システムでは、しかしながら、
この後主システム1が保守点検を終えて復帰し、副シス
テム2からトランザクション接続を戻す過程が必要であ
る。すなわち、副システム2の通常処理中のアクセスロ
グを主システム1が復帰前に受ける戻し切替準備期間T
12' 、更に切替時に主システム1による限定トランザク
ション処理を行う戻し限定サービス期間T23’を経て主
システム1に復帰するであろう。これらのことは、上記
本発明の実施例に示す第1の情報処理手段12の動作を副
システム2にさせ、第2の情報処理手段22の動作を主シ
ステム1にさせることにより容易に実現できるので、こ
こではごく簡単に説明を補充するにとどめる。
【0045】すなわち、主システム1と副システム2の
両方向の切り替えを実現するためには、上記実施例の第
1の情報処理手段12および第2の情報処理手段22の機能
を併せ持つ共通の情報処理手段を有する主システム1お
よび副システム2からなるバックアップ機能付オンライ
ンデータベース情報処理システムを実施すればよい。図
9にはこのような第2の実施例を示した。
【0046】図9(a) に示す如く、本実施例の場合には
主システム1、副システム2の双方に共通の情報処理手
段32があり、その本発明関連部分の構成は図9(b) に示
される。ここに初期モードスケジュール設定部はシステ
ム管理者によってシステムの初期起動時または運転中の
随時にモードの変更を行うために起動されるものであ
る。ここでモード設定のために入力されるパラメータ
は、例えば、 ・自己id:G(主システム1へのロード) B(副システム2へのロード) ・初期id:1(主システム1を運用中システムとし、副
システム2をスタンバイ中のシステムの状態、すなわ
ち、切替制御手段11を主システム1側に切り替えた状態
から開始する。) 2(主システム1をスタンバイ中のシステムとし、副シ
ステム2を運用中のシステムの状態、すなわち、切替制
御手段11を副システム2側に切り替えた状態から開始す
る。) である。これらの設定により主システム1の共通の情報
処理手段32は、現用側となるG1、スタンバイ側にまわ
るG2、のいずれかのモードとなり、同様に副システム
2の共通の情報処理手段32は現用側となるB2、スタン
バイ側にまわるB1、のいずれかのモードとなる。また
スケジュール設定のための入力パラメータは、 ・定時割り込み間隔値:999min. (分単位で三桁で入
力) ・自己停止日時:mm.dd.hh(G1 またはB2選択時入力要求
がなされる。) などがある。以上のパラメータ設定によって初期モード
スケジュール設定部は配下のトランザクション処理部、
ログ出力送信処理部、ログ受信反映処理部をリセットス
タンバイさせる。すなわち、フラグ類のリセットを行
い、限定サービス期間T23後の定時割り込み禁止を解除
し、モードに従って切替制御手段11を主システム1側ま
たは副システム2に切り替える。これ以降は電文受信や
定時割り込みなどの既に説明した要因で、既に説明した
図4〜図7の機能が動作する。ただし共通の情報処理手
段32の動作モードG1,G2,B1,B2に応じて図9
(b) に示すパラメータの読み替えが生じる。例えばログ
送信中フラグはG1モードで使用するlsとB2モードで
使用するls' の二つの独立した領域で設定管理される。
このような実施例では副システム2から主システム1へ
の復帰に際して、システム管理者が初期モードスケジュ
ール設定部を起動して復帰の指示ができる。また、限定
サービス期間T23後の通常処理では副システム2のアク
セスログ25にどんどんログが蓄積するので、システム管
理者は準備完了を見計らって初期モードスケジュール設
定部によって介入する。これによりフラグ管理が切替準
備期間T12以前の通常処理に移行するので、再びアクセ
スログの定時転送が復活する。
【0047】以上によって本発明の骨子は明らかになっ
たと思われるが、以下には実施に当たっての若干の補足
を行う。本実施例では主システム1、副システム2、ア
クセスキーサーバ5の場所的な関係を規定していない。
災害対策を考慮してこれらが互いに遠隔地にあって通信
回線で結ばれていてもよく、また、すべてが一つの室内
に設置されていてもよい。また、本実施例のようにフェ
ーズフラグphをアクセスキーサーバ5上にとらず、主シ
ステム1と副システム2がフェーズフラグphを通信回線
によって通知し合う設計とすれば、最低限アクセスキー
サーバ5はシステム切り替え時のみに動作可能であれば
よく、その他の時点ではシステム停止状態であってもよ
い。
【0048】また第1の情報処理手段12やアクセスログ
15などがロードシェアのために複数個で構成されていて
もよい。この場合の第1の情報処理手段12には、これら
複数の情報処理手段の間の統一が保たれて、共通の第1
のデータベースDB1 に排他的にアクセスするマネージャ
の存在が必要であり、この配下にある複数個のトランザ
クション処理部121 は当該マネージャに依頼してデータ
ベースアクセスし、このアクセス順序に従った論理時刻
を受け取る必要がある。このように構成された場合には
通信回線3も多重化されアクセスログの転送効率をあげ
ることが可能である。そして、論理時刻はこのような並
行転送される複数個のアクセスログの全体にわたって履
歴の時間順序を保証するので、ログ受信反映処理部222
ではこれら複数のアクセスログ25の内容をマージし、論
理時刻によってソートしたのち、ステップS702で説
明した反映処理を行うこととなる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、バックアップ機能付オンラインデータベース情
報処理システムにおいて、主システムと副システムとの
システム切り替え時に、オンラインデータ端末群からの
アクセス要求の一部を限定処理するだけで、その他のア
クセス要求には通常サービスを行うことができ、システ
ム停止を許されない時間帯においてもシステム切り替え
ができる、という著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックアップ機能付オンラインデータベース情
報処理システム構成例
【図2】主システムから副システムへのシステム切り替
えタイムチャート
【図3】第1の情報処理手段および第2の情報処理手段
の構成例
【図4】第1の情報処理手段のトランザクション処理部
の動作フロー
【図5】第1の情報処理手段のログ出力送信処理部の動
作フロー
【図6】第2の情報処理手段のトランザクション処理部
の動作フロー
【図7】第2の情報処理手段のログ受信反映処理部の動
作フロー
【図8】元帳データベースの構造例とアクセスキーの設
定例
【図9】共通の情報処理手段を有するバックアップ機能
付オンラインデータベース情報処理システムの実施例
【符号の説明】
DB1 第1のデータベース DB2 第2のデータベース 1 主システム 2 副システム 5 アクセスキーサーバ 12 第1の情報処理手段 15 主システムのアクセスログ 22 第2の情報処理手段 25 副システムのアクセスログ 32 共通の情報処理手段 121 第1の情報処理手段のトランザクション処理部 122 第1の情報処理手段のログ出力送信処理部 221 第2の情報処理手段のトランザクション処理部 222 第2の情報処理手段のログ受信反映処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のデータベースをもつ運用中のシス
    テムと第2のデータベースをもつスタンバイ中のシステ
    ムとを接続し、第1のデータベースの内容をある時間遅
    れ(T)で第2のデータベースに反映させるオンライン
    データベース情報処理システムにおいて、 運用中のシステムおよびスタンバイ中のシステムの両者
    から書き込み参照可能なアクセスキーサーバと、 トランザクション内容の少なくともキー部分を前記アク
    セスキーサーバに記録するトランザクション処理部と、 オンラインデータ端末群からのアクセス要求内容を前記
    アクセスキーサーバの内容と照合し、同一キーを有する
    アクセス要求に対しては限定的処理を行うログ受信反映
    処理部と、を有することを特徴とするバックアップ機能
    付オンラインデータベース情報処理システム。
  2. 【請求項2】 トランザクション処理部は、少なくとも
    切り替え前の時間(T)内に発生したトランザクション
    内容の少なくともキー部分をアクセスキーサーバに記録
    し、 少なくとも切り替え後の時間(T)の期間は、ログ受信
    反映処理部はオンラインデータ端末群からのアクセス要
    求内容をアクセスキーサーバの内容と照合し、同一キー
    を有するアクセス要求に対しては限定的処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のバックアップ機能付オンラ
    インデータベース情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記限定的処理として、要求の取引サー
    ビスを抑止することを特徴とする請求項2記載のバック
    アップ機能付オンラインデータベース情報処理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 第1のデータベースをもつ運用中のシス
    テムと第2のデータベースをもつスタンバイ中のシステ
    ムとを接続し、第1のデータベースの内容をある時間遅
    れで第2のデータベースに反映させるオンラインデータ
    ベース情報処理をコンピュータに行わせるプログラムを
    記録した記録媒体であって、 運用中のシステムおよびスタンバイ中のシステムの両者
    から書き込み参照可能なアクセスキーサーバと、 トランザクション内容の少なくともキー部分を前記アク
    セスキーサーバに記録させるトランザクション処理部
    と、 オンラインデータ端末群からのアクセス要求内容を前記
    アクセスキーサーバの内容と照合させ、同一キーを有す
    るアクセス要求に対しては限定的処理を行わせるログ受
    信反映処理部と、を実現させるプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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