JPH11263389A - 石炭貯蔵設備 - Google Patents
石炭貯蔵設備Info
- Publication number
- JPH11263389A JPH11263389A JP10065413A JP6541398A JPH11263389A JP H11263389 A JPH11263389 A JP H11263389A JP 10065413 A JP10065413 A JP 10065413A JP 6541398 A JP6541398 A JP 6541398A JP H11263389 A JPH11263389 A JP H11263389A
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- odor sensor
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Abstract
ムに高精度で検出し、且つ石炭の劣化の進行を効果的に
停止させるようにする。 【解決手段】 貯蔵容器8の上部に設けられた受入コン
ベヤ6から石炭7を受入れて貯蔵し、貯蔵容器8の下部
に設けた切出装置9及び切出しコンベヤ10により石炭
7を目的場所に搬送するようにしている石炭貯蔵設備4
であって、貯蔵容器8の上部内側に臭いセンサ14を設
け、更に切出しコンベヤ10から切出した石炭7を受入
コンベヤ6に搬送し得るようにした循環搬送装置13を
設け、臭いセンサ14による臭いの検出値15を入力し
て検出値15が所定値を越えた時に循環搬送装置13を
作動させる制御器17を備える。
Description
するものである。
って石炭の流通量が増大するようになってきている。
搬されてきた石炭7は、石炭焚ボイラ3等が備えられて
いる発電設備の近くの艀2から陸揚げされ、陸揚げされ
た石炭7は、石炭焚ボイラ3等の近くに設けられたサイ
ロ状の石炭貯蔵設備4まで搬送コンベヤ5により搬送さ
れ、更に受入コンベヤ6を介して石炭貯蔵設備4に受入
れることにより一旦貯蔵され、石炭貯蔵設備4に貯蔵さ
れた石炭7は、石炭焚ボイラ3等の燃料として切出して
供給されるようになっている。
切断側面図、図4は、図3のIV−IV矢視図であり、
石炭貯蔵設備4は、石炭7を貯蔵するための貯蔵容器8
を備えている。貯蔵容器8は、例えば鉄製容器の外面を
コンクリート打設によって被覆した構成を有している。
ような受入コンベヤ6が設けられて石炭7の受入れを行
うようになっており、また、前記貯蔵容器8の下部はホ
ッパ形状に形成されていて、該ホッパ形状の下端部に
は、石炭7を所定量ずつ切出せるようにした切出装置9
(ディスチャージャ)が設けられており、更に切出装置
9で切出した石炭7を搬出するための切出しコンベヤ1
0が設けられており、該切出しコンベヤ10によって取
り出された石炭7は、搬送コンベヤ11により図2の石
炭焚ボイラ3等の火炉に供給されるようになっている。
が長い期間貯蔵されていると、石炭7は酸化によって発
熱し、これにより石炭7が劣化することが知られてい
る。石炭7が劣化すると、石炭7を切出装置9により切
出して搬送する際にガス化した揮発成分か飛散し、この
ために石炭の要求量に対して供給量(カロリー)が不足
してしまうという問題が生じる。
は、無煙炭或いは歴青炭といった硬い石炭であったが、
最近では経済性等の面から、かっ炭、亜炭のような若年
炭も利用されるようになってきている。このような若年
炭は、軟らかくて燃え易いが、カロリーが低く、揮発分
が多いという性質を備えている。
合は、軟らかくて揮発分が多いために、貯蔵時において
酸化による劣化が生じ易いという問題がある。
ては、従来、一般に石炭7をサンプリングして発熱量の
変化を調べる方法が利用されている。
容器8の天井部に、石炭7の内部に挿入するようにした
図示しないガスサンプリング管を設置して、貯蔵されて
いる石炭7内部のガスを外部に取り出して分析すること
により石炭7の劣化を調べることが行われている。
のサンプリング方法、或いはガスサンプリング方法によ
って貯蔵石炭7の劣化が検出された時に水を噴射して石
炭7の劣化の進行を停止させるようにした散水装置12
を備えたり、また、前記貯蔵容器8の温度を監視するた
めの図示しない温度計等を設けるようにしている。
に石炭7をサンプリングして発熱量の変化を調べる方法
では、石炭7の劣化をリアルタイムで検出することがで
きず、検出作業が繁雑で検査のための費用も嵩むという
問題を有していた。
リング管によってガスを吸引して分析するようにしたガ
スサンプリング方法では、多量のガスを吸引する必要が
あり、石炭7の劣化を高い精度(ppmレベル)で検出
することはできなかった。しかも石炭7の内部に挿入し
たサンプリング管は、石炭7との接触によって短期間で
損耗してしまう問題があり、又このためにサンプリング
管を交換しようとしても、貯蔵容器8内の石炭7を総て
排出した後でなければサンプリング管の交換はできない
という問題を有していた。
くなしたもので、簡単な構成によって石炭の劣化をリア
ルタイムに高精度で検出することができ、且つ石炭の劣
化の進行を効果的に停止させることができるようにした
石炭貯蔵設備を提供することを目的としている。
部に設けられた受入コンベヤから石炭を受入れて貯蔵
し、貯蔵容器の下部に設けた切出装置及び切出しコンベ
ヤにより石炭を目的場所に搬送するようにしている石炭
貯蔵設備であって、前記貯蔵容器の上部内側に臭いセン
サを設け、且つ前記切出しコンベヤから切出した石炭を
前記受入コンベヤに搬送し得るようにした循環搬送装置
を設け、更に前記臭いセンサによる臭いの検出値を入力
して該検出値が所定値を越えた時に前記循環搬送装置を
作動させる制御器を備えたことを特徴とする石炭貯蔵設
備、に係るものである。
化が始まる際に石炭から発生する含酸素、含イオウ、含
窒素ガス等の特異的な臭いを、臭いセンサにより検出す
るようにしたので、石炭の劣化を高感度で且つリアルタ
イムに検出することができる。
定値を越えた時に循環搬送装置を作動させる制御器を備
えているので、石炭の劣化が検出された際に貯蔵容器内
の石炭を一旦外に出して再び戻す循環操作を行うことに
より、石炭を冷却して劣化の進行を効果的に停止させる
ことができる。
を図面に基づいて説明する。
したもので、図中図3と同一の符号を付した部分は同一
物を表しており、詳細な説明は省略する。
けた切出しコンベヤ10から切出した石炭7を受けて、
貯蔵容器8の上部に設けた受入コンベヤ6に搬送し得る
ようにした循環搬送装置13を設ける。図1の循環搬送
装置13では、切出しコンベヤ10から切出した石炭7
をそのまま直ちに受入コンベヤ6に搬送するように構成
しているが、搬送コンベヤ11の下流側において石炭7
を受入コンベヤ6に戻すように循環させてもよい。
天井部に、臭いセンサ14を設けている。更に、該臭い
センサ14による臭いの検出値15を入力して該検出値
15が所定値を越えた時に前記循環搬送装置13の駆動
装置16を作動させるようにした制御器17を設けてい
る。
ている金属酸化物半導体を用いる方法と、人間が臭い
(匂い)を感じる脂質二分子膜ときわめて類似した構成
の合成二分子膜を用いた方法等を用いることができる。
は、金属酸化物半導体に一定量の酸素を吸着させた状態
を保持させておき、ここを還元性のガスが通過すると酸
素が離脱して電子が供与され、これに伴って電極間の抵
抗値が低下するので、この変化量を検知することで、ガ
ス濃度に比例した検出値が得られるようになっている。
水晶振動子の表面に合成二分子膜を均一に被覆した構成
において、合成二分子膜部分に臭い物質が吸着すると、
吸着した臭い物質の重量に応じて水晶振動子の振動数が
減少するので、この振動数の減少分を電気信号として外
部に出力することにより測定値が得られるようになって
いる。
ンサ14、及び合成二分子膜を用いた臭いセンサ14
は、何れもppm単位、更にはppb単位で僅かなガス
成分をも検出することができ、よって非常に高い精度で
石炭7の劣化を検出することができる。
設けていることにより、貯蔵容器8に貯蔵されている石
炭7の品質劣化が始まる際に石炭7から発生する含酸
素、含イオウ、含窒素ガス等の特異的な臭いを、臭いセ
ンサ14によって高精度にしかもリアルタイムで検出す
ることができる。
らの検出値15が所定値を越えた時に「劣化」の発生と
判断できるように制御器17に設定値を設定しておけ
ば、石炭7の劣化を精度良く検出することができる。
よる臭いの検出値15が所定値を越えた時に、制御器1
7によって循環搬送装置13の駆動装置16を作動させ
るようにし、更に切出装置9及びコンベヤ10を駆動す
ると共に、受入コンベヤ6を駆動するようにすると、貯
蔵容器8の下部から切出装置9によって切出された石炭
7は、コンベヤ10、循環搬送装置13及び受入コンベ
ヤ6を介して再び貯蔵容器8に戻される循環が行われる
ようになり、よって石炭7が外気と接触して冷却され、
石炭7の劣化の進行が効果的に停止させられるようにな
る。
7の劣化が検出された時に、貯蔵容器8内上部に設けた
散水装置12から水を噴射するようにすれば、石炭7の
劣化の進行を更に効果的に停止させることができる。
ものではなく、貯蔵容器8の構成、循環搬送装置13の
構成は種々変更し得ること、その他本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ること、等は勿
論である。
品質劣化が始まる際に石炭から発生する含酸素、含イオ
ウ、含窒素ガス等の特異的な臭いを、臭いセンサにより
検出するようにしたので、石炭の劣化を高感度で且つリ
アルタイムに検出することができる。
定値を越えた時に循環搬送装置を作動させる制御器を備
えているので、石炭の劣化が検出された際に貯蔵容器内
の石炭を一旦外に出して再び戻す循環操作を行うことに
より、石炭を冷却して劣化の進行を効果的に停止させる
ことができる。
である。
略斜視図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 貯蔵容器の上部に設けられた受入コンベ
ヤから石炭を受入れて貯蔵し、貯蔵容器の下部に設けた
切出装置及び切出しコンベヤにより石炭を目的場所に搬
送するようにしている石炭貯蔵設備であって、前記貯蔵
容器の上部内側に臭いセンサを設け、且つ前記切出しコ
ンベヤから切出した石炭を前記受入コンベヤに搬送し得
るようにした循環搬送装置を設け、更に前記臭いセンサ
による臭いの検出値を入力して該検出値が所定値を越え
た時に前記循環搬送装置を作動させる制御器を備えたこ
とを特徴とする石炭貯蔵設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10065413A JPH11263389A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 石炭貯蔵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10065413A JPH11263389A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 石炭貯蔵設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11263389A true JPH11263389A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13286336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10065413A Pending JPH11263389A (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 石炭貯蔵設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11263389A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102756924A (zh) * | 2012-07-26 | 2012-10-31 | 中国神华能源股份有限公司 | 一种倒仓系统及方法 |
JP2016222335A (ja) * | 2015-06-04 | 2016-12-28 | Ihi運搬機械株式会社 | 貯留石炭自然発火防止方法及び装置 |
WO2018198869A1 (ja) * | 2017-04-27 | 2018-11-01 | 千代田化工建設株式会社 | 貯蔵物の発熱監視システム、貯蔵物の発熱監視方法、およびサイロ |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP10065413A patent/JPH11263389A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102756924A (zh) * | 2012-07-26 | 2012-10-31 | 中国神华能源股份有限公司 | 一种倒仓系统及方法 |
JP2016222335A (ja) * | 2015-06-04 | 2016-12-28 | Ihi運搬機械株式会社 | 貯留石炭自然発火防止方法及び装置 |
WO2018198869A1 (ja) * | 2017-04-27 | 2018-11-01 | 千代田化工建設株式会社 | 貯蔵物の発熱監視システム、貯蔵物の発熱監視方法、およびサイロ |
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