JPH11263018A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH11263018A
JPH11263018A JP6866698A JP6866698A JPH11263018A JP H11263018 A JPH11263018 A JP H11263018A JP 6866698 A JP6866698 A JP 6866698A JP 6866698 A JP6866698 A JP 6866698A JP H11263018 A JPH11263018 A JP H11263018A
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ink
cleaning
electric field
guide portion
guide
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JP6866698A
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English (en)
Inventor
Koichi Ishii
浩一 石井
Teruo Murakami
照夫 村上
Shuzo Hirahara
修三 平原
Yasuo Hosaka
靖夫 保坂
Kazushi Nagato
一志 永戸
Kazuhiko Higuchi
和彦 樋口
Hideyuki Nakao
英之 中尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクガイドの凸状ガイド部に物理的な衝撃を
与えることなく、インク流路細部に生じるインク詰まり
を確実に除去可能なクリーニング機能を備えたインクジ
ェット記録装置を提供する。 【解決手段】溶媒中に色材成分を分散させたインク10
0に対し複数の個別電極109により静電力を作用さ
せ、個別電極109のそれぞれに対応して設けられた複
数の凸状ガイド部108aからインク滴115を飛翔さ
せて記録を行うインクジェット記録装置において、凸状
ガイド部108aを個別電極109とクリーニング電極
21間に交流電圧を印加して凸状ガイド部108aを交
番電界によりクリーニングするクリーニング部2を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に係り、特に溶媒中に色材を分散させた液状インク
を用い、このインク中の少なくとも色材成分をインク滴
として記録媒体上に飛翔させて記録を行うインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液状インクをインク滴と呼ばれる小さな
液滴として記録媒体上に吹き付けて記録ドットを形成す
ることにより画像を記録する装置は、インクジェットプ
リンタとして実用化されている。インクジェットプリン
タは、他の記録方法のプリンタと比べて騒音が少なく、
現像や定着などの処理が不要であるという利点を有し、
普通紙記録技術として注目されている。インクジェット
プリンタの方式は、現在までに数多く考案されている
が、特に(a)発熱体の熱により発生する蒸気の圧力で
インク滴を飛翔させる方式(例えば、特公昭56−94
29、特公昭61−59911など)や、(b)圧電素
子によって発生される機械的な圧力パルスによりインク
滴を飛翔させる方式(例えば特公昭53−12138な
ど)が代表的なものである。
【0003】インクジェットプリンタに使用される記録
ヘッドは、キャリッジに搭載されて記録紙の搬送方向
(以下、副走査方向)に対し直交する方向(以下、主走
査方向)に移動しながら記録を行うシリアル走査型ヘッ
ドが実用化されている。このシリアル走査型ヘッドは、
記録速度を高速にすることは困難である。そこで、記録
ヘッドの長さを記録紙の幅と同一にした長尺ヘッドを用
いて高速化したライン走査型プリンタも考えられている
が、このようなライン走査型ヘッドを実用化すること
は、次の理由により容易なことではない。
【0004】インクジェット記録方式は、解像度に対応
する個別の細かいノズルが多数設けられているが、本質
的に溶媒の蒸発や揮発によって局部的なインクの濃縮が
生じ易く、これが前記ノズルの目詰まりの原因となって
いる。さらに、インクジェットの形成に蒸気の圧力を使
う方式では、インクと熱的あるいは化学的に反応して形
成された不溶物質の付着がノズルの目詰まりを誘起し、
また圧電素子による圧力を使う方式では、インク流路等
の複雑な構造がさらに目詰まりを誘起し易くしている。
数十から百数十個程度のノズルを使用するシリアル走査
型ヘッドよりもさらに多い数千にものぼる多数のノズル
を用いるライン走査型ヘッドでは、確率的にかなり高い
頻度で目詰まりが発生し、実用上の信頼性を欠くという
問題を有していた。
【0005】さらに、蒸気の圧力を用いる方法では、記
録紙上で直径50数μmの記録ドットに相当する直径2
0μm以下の粒径のインク粒を生成するのが難しいため
に、解像度の高いヘッドを製造するのが困難である。ま
た、圧電素子が発生する圧力を使う方式では、記録ヘッ
ドが複雑な構造となるために加工技術上の問題で解像度
の高いヘッドを製造することが困難である。このため、
従来のインクジェット方式においては、いずれの方式の
ものであっても、解像度の向上を図ることが困難である
という問題を有していた。
【0006】これらの問題を解決するために、基板上に
薄膜により形成された複数の個別電極を配列して形成さ
れた電極アレイに電圧を印加し、静電力を用いてインク
液面からインクあるいはインク中の色材成分をインク滴
として飛翔させて記録を行うインクジェット記録方式が
提案されている。具体的には、静電的引力を用いてイン
ク滴を飛翔させる方式(特開昭49−62024号公
報、特開昭56−4467号公報参照)や、帯電した色
材成分を含むインクを用い色材の濃度を高めてインク滴
を飛翔させる方式(特表平7−502218号公報参
照)などが提案されている。
【0007】これらの方式は、記録ヘッドの構成が個別
のドット毎のノズルを必要としないスリット状ノズル構
造か、あるいは個別のドット毎のインク流路の隔壁を必
要としないノズルレス構造であるために、ライン走査型
記録ヘッドを実現する上で大きな障害であった目詰まり
の防止と復旧に対して有効である。また、後者は非常に
小さい径のインク粒を安定に生成し飛翔させることがで
きるため、高解像度化にも適している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェット記録方式は、いずれも静電力の作用によりイン
ク滴を飛翔させるものであるが、電界力を高めて記録ギ
ャップを広げるには、インクが供給されるインクガイド
のうちインク滴が飛翔する部分を長い凸状のガイド部と
することが有利であり、また微小な画点を形成するため
には、この凸状ガイド部を細くする必要がある。
【0009】このような凸状ガイド部は、そのクリーニ
ング、すなわちガイド内のインク流路に生じるインク詰
まりを除去する作業が困難であり、また従来のような物
理的な接触を伴うクリーニング方法では凸状部分の破損
を招く可能性があった。
【0010】本発明は上記の課題を解決すべくなされた
もので、インクガイドの凸状ガイド部に物理的な衝撃を
与えることなく、インク流路細部に生じるインク詰まり
の確実な除去が可能なクリーニング機能を備えたインク
ジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は溶媒中に色材成分を分散させたインクに静
電力を作用させて、少なくとも色材成分を含むインク滴
を記録媒体に向けて飛翔させることにより記録を行うイ
ンクジェット記録装置であって、特に記録媒体上に形成
すべき画素に対応して個別に設けられ、インクに静電力
を作用させるための複数の個別電極と、これらの個別電
極にそれぞれ対応して設けられた複数の凸状ガイド部を
有し、該凸状ガイド部からインク滴を飛翔させるインク
ガイドと、このインクガイドにインクを供給するインク
供給手段を有するインクジェット記録装置において、イ
ンクガイドの少なくとも凸状ガイド部を交番電界により
クリーニングするクリーニング手段を備えたことを基本
的な特徴とする。
【0012】ここで、クリーニング手段は一つの態様に
よると、少なくとも1個の電界発生用電極を有し、この
電界発生用電極と個別電極との間で交番電界を発生する
ように構成される。他の態様によると、クリーニング手
段は少なくとも一対の電界発生用電極を有し、該電界発
生用電極間で交番電界を発生するように構成される。こ
れにより個別電極もしくはインクガイドの凸状ガイド部
において、これらにトナー粒子等の不揮発成分に対して
電界を作用させて付着トナー等を除去し、クリーニング
を行うことが可能となる。
【0013】このクリーニング手段は、クリーニング溶
液を保持する保持手段を有することが望ましく、これに
より付着したトナー粒子等の不揮発成分への有効な電界
作用が可能となる。また、クリーニング手段はクリーニ
ング溶液に対する圧力を調整する手段をさらに有するこ
とが望ましく、これによってクリーニング溶液の揮発防
止が可能となる。さらに、クリーニング手段において、
クリーニング溶液の保持手段にクリーニング溶液を供給
する供給手段およびクリーニング溶液を回収する回収手
段を別個に有するようにしてもよく、これによってクリ
ーニングの安定化が図られる。
【0014】また、本発明のインクジェット記録装置に
おいては、インクガイドの凸状ガイド部を観測するか、
あるいは個別電極とインクガイドおよびインク供給手段
からなる記録ヘッドに対向する対向電極上の記録媒体に
形成される画点を観測し、あるいはその凸状ガイド部お
よび形成画点の両方を観測して、その観測結果を少なく
ともクリーニング手段にフィードバックする。このよう
にすることにより、クリーニング動作のオンデマンド化
が実現でき、トナー付着等が実際に生じてクリーニング
が必要な場合にのみクリーニングを行うことが可能とな
る。すなわち、不必要なクリーニング動作を防止して、
クリーニングの頻度を適切に保ち、ひいては記録効率の
向上が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るインクジェット記録装置の主要部を示したものであ
り、このインクジェット記録装置はインク滴吐出を行う
記録ヘッド1と、記録ヘッド1のクリーニングを行う第
1クリーニング部2、第1クリーニング部2に付着した
溶液を除去する第2クリーニング部3、および記録ヘッ
ド1に記録紙121を介して対向した記録ドラム122
から構成されている。
【0016】記録ヘッド1は、記録ドラム122の中心
軸方向に対して直角方向に、記録ヘッド支持軸4に沿っ
て移動可能となっている。第1クリーニング部2は、記
録ヘッド1の記録位置(図1の位置)からやや離れて設
置されており、図1で上下方向に移動するようになって
いる。第2クリーニング部3は、記録ヘッド支持軸4を
介して第1クリーニング部2と対向して設けられてい
る。記録ドラム122には、記録紙121が巻き付けら
れて固定されている。また、記録ヘッド1にはインク供
給路112を介してインク供給タンク111が接続され
ている。
【0017】次に、図2および図3を用いて記録ヘッド
1について詳細に説明する。記録ヘッド1はライン走査
タイプであり、図2に示すようにヘッドブロック101
と電極基板103およびインクガイド108から構成さ
れる。
【0018】電極基板103は、画素に対応して設けら
れた複数の貫通孔107を有する絶縁性基板104と、
この絶縁性基板104の記録紙121に対向する面上に
貫通孔107を囲むように形成された個別電極109と
から構成されている。個別電極109には、図3に示す
ように引き出し導体が連続して形成されている。絶縁性
基板104は、25μm程度の厚さのポリイミドフィル
ムからなり、個別電極109は18μm程度の厚さの銅
箔からなる。貫通孔107の内径は、150〜300μ
m程度である。
【0019】インクガイド108は、100μm程度の
一定の厚みを有する絶縁性部材の一方の面側を一定間隔
で三角形状あるいは台形状に切り出し、中心に幅20〜
60μm程度のスリット108bを形成した突起、すな
わち凸状ガイド部108aを有する。このインクガイド
108は、凸状ガイド部108aが電極基板103の貫
通孔107に対して挿入され、かつインク滴吐出方向に
所定距離だけ突出するように設置されており、図3のよ
うに凸状ガイド部108aは貫通孔107の略中心位置
に配置されている。なお、電極基板103およびインク
ガイド108はヘッドブロック101に固定されてい
る。
【0020】インク100は、プラス帯電性の色材成分
を帯電制御剤やバインダ等と共に絶縁性の溶媒中にコロ
イド状に分散させ浮遊させたものである。このインク1
00は、インク供給タンク111からインク供給路11
2を介して記録ヘッド1内に供給されて電極基板103
の貫通孔107を満たし、さらに毛管力によりインクガ
イド108の凸状ガイド部108aに設けられたスリッ
ト108bを通って、インク滴吐出位置110まで到達
する。インク供給タンク111内には、インク100に
対する圧力を調整する図示しない圧力調整機構を備えて
いる。
【0021】次に、本実施形態における記録動作につい
て説明する。記録動作は、記録ヘッド1が図1に示す位
置にある状態で行われる。この記録動作時には、個別電
極109にバイアス電圧源123から常時バイアスとし
て例えばDC1.5kVの電圧が与えられ、これにパル
ス電圧源124からの画像信号に応じた信号電圧とし
て、例えばON時に500Vとなるパルス電圧が個別電
極109に重畳して印加される。一方、記録媒体121
の背面に設けられた対向電極122は、図2のように接
地電位0Vに設定されている。
【0022】今、個別電極109がON状態(500V
が印加された状態)となり、バイアス電圧DC1.5k
Vに500Vのパルス電圧が重畳された合計2kVの電
圧が加わると、インクガイド108の凸状ガイド部10
8a先端のインク滴飛翔位置110から、色材成分を中
心とするインク滴115が飛び出し、対向電極122に
引っ張られて、記録媒体121に向けて飛翔して、記録
媒体121上に画像を形成する。
【0023】次に、図4および図5を用いて第1クリー
ニング部2および第2クリーニング部3の構成について
説明する。第1クリーニング部2は、図4に示すように
断面形状がコの字型の絶縁性部材20と、この絶縁性部
材20の内部の底面に形成されたクリーニング電極21
からなる。実際のクリーニングは、絶縁性部材20の内
側のスリット状のクリーニングスペース22で行われ
る。クリーニングスペース22のスリット厚は、少なく
ともインクガイド108の厚みよりも大きく、クリーニ
ング溶液が入り込んだときに液だれしない程度に表面張
力が働く範囲に大きいことが要求され、例えば150μ
m〜2mm程度が適当である。
【0024】一方、第2クリーニング部3は、図5に示
すように矩形状の筐体30と、この筐体30から一部突
出して設けられたインク吸収体31と筐体30内に設け
られたインク保持材32からなる。インク吸収体31
は、第1クリーニング部2のクリーニングスペース22
に挿入できる程度の厚みを有し、クリーニングスペース
22の広さと同等以下に設定する。また、吸収した液体
を効率よくインク保持材に吸収させるため、インク保持
材32の材料は、インク吸収体31の材料よりも溶液の
吸収能力の高いもの、例えば多孔質体であればより孔径
の小さいものを選択する必要がある。
【0025】以下、本実施形態におけるインクジェット
記録装置のクリーニング動作について図1と図6および
図7を用いて説明する。クリーニング動作に入ると、ま
ず記録ヘッド1が記録ヘッド支持軸4に沿って第1クリ
ーニング部2の直下まで移動し、その後、第1クリーニ
ング部2が記録ヘッド1のインクガイド108の凸状ガ
イド部108aを覆うように、記録ヘッド1に接触しな
い範囲で下降する(図6(a))。
【0026】次に、インク供給部111の調整によりイ
ンク100に対する圧力が増加して貫通孔107からの
インクの盛り上がりが増大し、第1クリーニング部2の
クリーニングスペース22内にインク100が充填され
る(図6(b))。
【0027】次に、記録ヘッド1の個別電極109に交
流電圧(パルス電圧)が印加されると、個別電極109
と接地されているクリーニング電極21との間で交番電
界が形成され、図6(c)に点線で示すような電気力線
に沿ってインク100中のトナー粒子が移動する。この
ようにして図中上下方向に形成される電界力および移動
するトナー粒子の衝突等によって、凸状ガイド部108
aに付着したトナー粒子や微小なゴミは除去される。
【0028】記録ヘッド1の個別電極109に一定期間
交流電圧が印加された後、インク供給タンク111の調
整によりインク100に対する圧力が減少すると、第1
クリーニング部2と記録ヘッド1にまたがっていたイン
ク100は、一部はクリーニングスペース22の内部
へ、他の一部は貫通孔107へと分離可能な状態となる
(図7(a))。
【0029】その後、第1クリーニング部2は上昇し、
記録ヘッド1は所定の記録動作位置まで戻って、記録ヘ
ッド1のクリーニング動作が終了する。次に、第1クリ
ーニング部2は再度下降し、直下の第2クリーニング部
3のインク吸収体31がクリーニングスペース22内部
に入り込むように移動する(図7(b))。
【0030】インク吸収体31は、クリーニングスペー
ス22の内部の残留インク100を吸収し、吸収された
インク100は第2クリーニング内部のインク保持材3
2まで浸透して保持される(図7(c))。その後、第
1クリーニング部2は上昇して所定の位置に戻り、第1
クリーニング部2のクリーニング動作が終了する。
【0031】上述のクリーニング動作は、ある一定の条
件が成立する毎に、例えば一定時間毎、一定枚数記録
毎、一定休止時間経過毎などに行われたり、あるいはユ
ーザによる指令があった場合など随時に行われる。
【0032】以上のように、本実施形態ではインクガイ
ド108の凸状ガイド部108aを交番電界の印加によ
り、機械的手段によらず溶液を接触させるだけで電気的
にクリーニングするため、微細な凸状ガイド部108a
を破損させることなく、微小な領域に付着したトナー粒
子やゴミを効果的に除去することができる。
【0033】(変形例)上記実施形態は記録ヘッド1の
クリーニング動作時に、個別電極109に交流電圧を印
加し、クリーニング電極21を接地して交番電界を形成
させるものであったが、これとは逆に個別電極109を
一定電位とし、クリーニング電極21に交流電圧を印加
してもよく、また双方の電極に交流電圧を印加しても同
様の効果を得ることができる。
【0034】また、いずれの場合においても双方の電極
の電位関係はインクガイド108への付着物を取り剥が
すという本来的機能からすれば、どのようになっていて
も構わないが、付着物を記録ヘッド1から除去する方が
望ましい場合には、平均電圧においてクリーニング電極
21よりも個別電極109の方を高く設定することが必
要となる。
【0035】また、上記実施形態では第1クリーニング
部2の両端は開放状態となっているが、図8(a)のよ
うに一面だけを開放した形状とすることもできる。この
ような形状にすると、インクが両端から流出する心配が
なくなる。但し、両端を開放にするメリットもあり、こ
れについては他の実施形態において後述する。
【0036】さらに、第1クリーニング部2のクリーニ
ングスペース22については、図8(b)のようにイン
クガイド108の凸状ガイド部108aにそれぞれ対応
して個別化させて形成させることもできる。このように
クリーニングスペース22を個別に設けることによっ
て、凸状ガイド部108aから引き剥がされたトナー粒
子や異物が隣接する他の凸状ガイド部108aに再付着
するといった問題を除去することができる。ただし、こ
の場合には第2クリーニング部3のインク吸収体31も
個別のクリーニングスペース22に対応して設ける必要
がある。
【0037】また、上記実施形態では記録ヘッド1のイ
ンクガイド108が一列の場合のみを図示しているが、
記録ヘッド1を平面方向に展開して複数列にすることも
可能であり、その場合にはこれに対応すべく第1クリー
ニング部2のクリーニングスペース22の幅を広げれば
よい。但し、クリーニングスペース22の幅を広げる
と、クリーニングスペース22内でのインク保持力が低
下して、インク100が他の部分に漏れ出る可能性が出
てくる。そこで、図8(c)のように複数列のインクガ
イド108に対応してクリーニングスペース22を複数
列設けるようにすると、上記問題を除去することができ
る。
【0038】(第2の実施形態)次に、図9、図10を
用いて本発明の第2の実施形態について説明する。図9
は、本実施形態において記録ヘッド1がクリーニング動
作に入ったときの様子を表している。第1クリーニング
部2は、第1の実施形態と異なり、クリーニングスペー
ス22内において2枚のクリーニング電極21a,21
bを対向して設けた構成となっている。そして、これら
のクリーニング電極21a,21bのいずれか一方ある
いは双方に交流電圧が印加される。図9の例では、クリ
ーニング電極21a,21bに交流電圧源125a,1
25bおよびバイアス電圧源126a,126bが直列
に接続されている。また、個別電極109には直流電圧
源127が接続されている。その他の構成および動作
は、第1の実施形態と同様である。
【0039】クリーニング動作中には、例えば図10に
示すような電圧をクリーニング電極21a,21bおよ
び個別電極109に印加する。今、一方のクリーニング
電極21aに交流電圧源125aによってデューティ5
0%の連続パルス電圧40を付与するものとすると、他
方のクリーニング電極21bと個別電極109には、バ
イアス電圧源126bおよび127によってパルス電圧
40の1/2に相当するDC電圧41,42を印加す
る。
【0040】こうすると、図9中に点線で示すような電
気力線に沿って電界が形成され、インクガイド108の
凸状ガイド部108a付近にほぼ平行な電界が形成され
ることになる。この電界力はインクガイド108の厚み
方向に作用し、凸状ガイド部108aに付着したトナー
粒子や異物を交番電界により振動させ、除去することが
可能となる。
【0041】なお、クリーニング電極21a,21bお
よび個別電極109の電位関係を図10のように設定し
た場合、個別電極109に近い部分では付着したトナー
粒子や異物が個別電極109側に逆流する可能性もあ
る。個別電極109への印加電圧を右側のクリーニング
電極21a,21bへの印加電圧よりも高くし、さらに
左側のクリーニング電極21aへ印加する平均電圧より
も高く設定することで、この問題を解消することができ
る。
【0042】また、二つのクリーニング電極21a,2
1b間の電位関係については、第1の実施形態における
クリーニング電極21と個別電極109との電位関係と
全く同様であり、いずれに交流電圧を印加してもよい
し、双方に交流電圧を印加してもよく、同様な効果を得
ることができる。
【0043】(第3の実施形態)次に、図11を用いて
本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態
は、第2クリーニング部3による第1クリーニング部2
のクリーニング動作の他の例についてのものであり、そ
の動作を図11により説明する。図11において、第1
クリーニング部2の構成は第1の実施形態と同様である
が、クリーニング電極21には交流電圧源125により
交流電圧を印加できるようになっている。また、第2ク
リーニング部3はインク吸収体31が導電性の材料から
形成されており、電気的に接地されている。
【0044】まず、第1クリーニング部2のクリーニン
グスペース22内部に残留したインク100を除去する
前に、クリーニング電極21に対してバイアス電圧源1
26からの直流バイアス電圧にパルス電圧源125から
の交流電圧を重畳して印加する。このとき、残留インク
100中のトナー粒子はクリーニングスペース22の開
口部付近に集中するようになる(図11(a))。
【0045】次に、第1クリーニング部2を下降させ
て、第2クリーニング部3のインク吸収体31をクリー
ニングスペース22の内部に挿入させると、インク10
0の毛管力と共にクリーニング電極21とインク吸収体
31との間に電界力が働き、残留インク100はインク
吸収体31に吸収される。
【0046】このように、予め第1クリーニング部2の
内部で交番電界を作用させることによりインク内部のト
ナー粒子を振動させて、トナー粒子がクリーニングスペ
ース22の内壁に付着する機会を失わせることができる
ため、常にクリーニングスペース22内部をトナー付着
のない状態に保持することができ、次回のクリーニング
時においてインクガイド108に悪影響を及ぼす心配が
なくなる。
【0047】また、予めトナー粒子を開口部表面近くに
集中させることができるため、効率よく第2クリーニン
グ部3のインク吸収体31にトナー粒子を移動させるこ
とができる。
【0048】さらに、クリーニング電極21とインク吸
収体31との間に電界を作用させることにより、第1ク
リーニング部2の残留インク除去処理を効率よく行うこ
とが可能となる。
【0049】なお、上記実施形態においては、インク吸
収体31を導電性として電気的に接地しているが、第2
クリーニング30の内部のインク保持材32を導電性の
部材により構成して、これを接地しても同様の効果が得
られる。
【0050】(第4の実施形態)次に、図12を用いて
本発明の第4の実施形態について説明する。図12は、
本実施形態におけるインクジェット記録装置の主要部を
示したものである。同図に示されるように、本実施形態
では第1の実施形態で説明した記録ヘッド1と第2クリ
ーニング部3が一体化されて構成されており、両者は記
録ヘッド支持軸4上を同時に移動するようになってい
る。これ以外の装置構成は、第1の実施形態と同様であ
る。
【0051】本実施形態によると、記録ヘッド1はクリ
ーニング終了後、記録位置まで戻らずに、記録ヘッド1
に隣接する第2クリーニング部3が第1クリーニング部
2の直下に位置するまで移動する。次に、第1クリーニ
ング部2が第2クリーニング部3まで下降し、所定のク
リーニング動作を行う。その後、記録ヘッド1は記録位
置まで復帰して、記録可能な状態となる。
【0052】このように本実施形態によると、記録ヘッ
ド1と第2クリーニング部3を一体化することによっ
て、(a)第1クリーニング部2の移動距離を一定にで
きる、(b)第1クリーニング部2の残留インクの除去
動作を記録ヘッド支持軸4の位置を考慮しないで行うこ
とができるため、設計上の自由度が広がる、(c)第2
クリーニング部3を設けるためのスペースを狭くするこ
とができるため、装置の小型化に有利である、といった
メリットが享受できる。
【0053】(第5の実施形態)次に、図13を用いて
本発明の第5の実施形態について説明する。図13は本
実施形態における第1クリーニング部2を示したもので
あり、コの字型の絶縁性部材20の底部にクリーニング
スペース22と連通するクリーニング溶液通過孔23を
有し、この通過孔23を通してクリーニングスペース2
2が外部のクリーニング溶液供給タンク24と接続され
ている。クリーニング溶液供給タンク24の内部には、
クリーニング溶液25が保持されている。通常、クリー
ニング溶液25としては、インク100と同じインクの
希釈液が用いられる。クリーニング溶液供給タンク24
は、矢印で示すように上下動が可能となっている。
【0054】待機状態においては、クリーニング溶液供
給タンク24は第1クリーニング部2の下方に位置して
おり、クリーニングスペース22の内部は空の状態とな
っている。これは、待機時においてもクリーニング溶液
25をクリーニングスペース22内に保持しておくこと
とすると、第1クリーニング部2の開口部からクリーニ
ング溶液25が揮発する可能性があることから、クリー
ニング溶液25が無駄に消費されるのを防止するためで
ある。
【0055】クリーニング動作に入ると、クリーニング
溶液供給タンク24が上昇し、サイフォン現象によって
クリーニングスペース22内にクリーニング溶液25を
充填する。この後は、第1の実施形態と同様であり、記
録ヘッド1の移動および第1クリーニング部2の移動に
より、インクガイド108の凸状ガイド部108aをク
リーニングスペース22内に収めた後、所定の電圧印加
によりクリーニング動作を行う。
【0056】但し、本実施形態の場合には第1の実施形
態と異なり、記録ヘッド1内におけるインク100に対
する圧力調整は伴わない。なぜならば、クリーニングス
ペース22内は既にクリーニング溶液25で満たされて
おり、第1クリーニング部2と記録ヘッド1を接近させ
るだけで、クリーニング溶液25と記録ヘッド1の貫通
孔107から盛り上がったインク100を連通させるこ
とにより、クリーニング電極21と個別電極109とを
溶液を介して接触させることが可能だからである。
【0057】交番電界の作用によるクリーニング動作
と、第1クリーニング部2および記録ヘッド1の移動
後、クリーニング溶液供給タンク24が下降し、クリー
ニングスペース22内のクリーニング溶液25はクリー
ニング溶液供給タンク24内に逆流して、再び保持され
る。
【0058】このように本実施形態では、第1クリーニ
ング部2にクリーニング溶液25を保持し、その供給お
よび回収を行うことで、第2クリーニング部を設ける必
要がなくなり、装置の小型化に有利となる。
【0059】また、インクとは異なる溶液をクリーニン
グ溶液25として使用することができるため、例えば希
釈液を使用する場合には、通常はインクそのものよりも
絶縁性が高いために、溶液内部において有効に電界を作
用させることができ、効率の高いクリーニング動作を実
現でき、さらにクリーニングスペース22内やインクガ
イド108の凸状ガイド部108a表面にインク中のト
ナー粒子を再付着させる可能性が低くなる、といった効
果が得られる。
【0060】但し、クリーニング溶液25と記録ヘッド
1中のインク100とは連通されるため、クリーニング
溶液25として希釈液を用いた場合には、濃度拡散現象
によりインク100中のトナー粒子がクリーニング溶液
25内へと移動し、クリーニング動作により、特に記録
ヘッドの貫通孔107付近のインク濃度はクリーニング
前よりも低下することが考えられる。この場合には、貫
通孔107付近のインク濃度を回復させるために、クリ
ーニング動作終了後にパージング等の動作を行い、希薄
したインクを排出させるようにすればよい。
【0061】また、第1の実施形態の変形例で述べたよ
うに、クリーニングスペース22の内部に対向した二つ
のクリーニング電極21a,21b間で電界の作用によ
るクリーニングを行う場合には、予め記録ヘッド1中の
インク100に対する圧力を下げることで、貫通孔10
7におけるインク100の盛り上がりを低く抑えておく
ようにすると、記録ヘッド1中のインク100とクリー
ニングスペース22内のクリーニング溶液25とをほぼ
分断することができる。この様子を図14に示す。
【0062】このようにすると、クリーニングスペース
22内は常にトナー粒子が希薄な状態で電界を作用させ
ることができるため、クリーニングの効率が向上すると
ともに、クリーニングスペース22内にトナー粒子が付
着する可能性が低くなり、また記録ヘッド1内のインク
濃度が大きく低下するといった悪影響を及ぼすことがな
くなる。
【0063】(第6の実施形態)次に、図15を用いて
本発明の第6の実施形態について説明する。図15は、
本実施形態における第1クリーニング部2の構造を示し
たものである。クリーニングスペース22に隣接してク
リーニング溶液保持室26が設けられており、この保持
室26にクリーニング溶液25を満たしたクリーニング
溶液保持材27が充填されている。クリーニング溶液保
持材27は、スポンジ等の伸縮可能な材料で構成され
る。クリーニングスペース22とクリーニング溶液保持
室26との間は仕切り板28によって仕切られており、
仕切り板28にはクリーニング溶液25が流入出するた
めの通過孔29が設けられている。また、クリーニング
溶液保持室26の一部は、図中上下方向に移動可能なイ
ンク加圧壁200から構成されている。
【0064】待機時においては、クリーニング溶液25
は全てクリーニング溶液保持室26のクリーニング溶液
保持材27に保持されており、クリーニングスペース2
2内は空の状態となっている(図15(a))。クリー
ニング動作に入ると、インク加圧壁200は下方向に移
動し、内部のクリーニング溶液保持材27は圧縮され
る。このクリーニング溶液保持材27の圧縮による体積
変化により、クリーニング溶液保持材27の内部に保持
されていたクリーニング溶液25の一部は、通過孔29
を通ってクリーニングスペース22内へと押し出される
(図15(b))。
【0065】このようにして、クリーニングスペース2
2内には所定量のクリーニング溶液25が供給される。
この後の動作は第5の実施形態と同様であり、所定のク
リーニング動作が終了するとインク加圧壁200は上昇
し、クリーニング溶液25はクリーニング保持材27の
伸張とともに、クリーニング溶液保持室26内に全て吸
収される。
【0066】このように本実施形態によると、第1クリ
ーニング部2の内部にクリーニング溶液保持室26を一
体で設けることにより、クリーニング装置の小型化が図
られる。また、インク加圧壁200の移動だけでクリー
ニング溶液25の流入出を制御できるため、極めて簡単
な構造で正確な制御が可能となる。
【0067】(変形例)上記実施形態はインク加圧壁2
00、すなわちクリーニング溶液保持室26を構成する
壁が移動することにより、クリーニング溶液25の供給
を制御するものであったが、こうした壁の移動を伴わず
に壁の変形により同様の作用効果を奏することも可能で
ある。
【0068】図16は、その実施形態の一例を示したも
のである。クリーニング溶液保持室26の一部がピエゾ
・セラミックス材等の圧電素子からなる変形壁201で
構成され、変形壁201の両面の一部に変形電極202
a,202bが設けられている。その他の構成は、第6
の実施形態と同様である。
【0069】待機時においては、二つの変形電極202
a,202bは同電位に保たれており、変形壁201は
図16(a)のように矩形形状となっている。クリーニ
ング動作に入ると、それぞれの変形電極200に電位差
が生じるように電圧が印加され、図16(b)のように
変形壁201が屈曲する。この場合には、直流電圧源1
27によって図中下側の変形電極202bの電位が上側
の変形電極202aの電位よりも高くなるように、両電
極202a,202b間に直流電圧が印加されている。
変形壁201の屈曲によりクリーニング溶液保持材27
は圧縮され、内部のクリーニング液25がクリーニング
スペース22へと押し出される。後の動作は、第6の実
施形態で述べた通りである。
【0070】このようにクリーニング溶液保持室26を
構成する壁の一部を変形させることによっても、容易に
クリーニング溶液の制御が実現でき、しかも電圧印加だ
けで制御できるため、装置の構造を更に容易にすること
が可能となる。
【0071】上述した第6の実施形態およびその変形例
では、クリーニング溶液保持材27に対して外部から圧
力を加えることで、クリーニング溶液25の供給と吸収
を制御したが、図17(a)のようにクリーニング溶液
保持材27を高分子ゲルで構成し、その上下に保持材制
御電極203a,203bを設けることで、同様な作用
を得ることも可能である。高分子ゲルの中には電界をか
けることで、溶液中において収縮と膨潤を可逆的に繰り
返すことができ、収縮時の体積が膨潤時の体積の数百分
の一となるような変化を生じるものもあり(例えば、SC
IENCE,VOL.218,29 OCTOBER 1982 など)、こうした高分
子ゲルもクリーニング溶液保持材27として使用が可能
である。
【0072】このような高分子ゲルからなるクリーニン
グ溶液保持材27にクリーニング溶液25を保持させて
おき、クリーニング動作時にその上下に位置する保持材
制御電極203a,203b間に電位差が生じるように
直流電圧源129によって電圧を印加すると、高分子ゲ
ルが収縮して内部に保持してあったクリーニング溶液2
5をクリーニングスペース22内に供給することができ
る(図17(b))。このようにクリーニング溶液保持
材27自体を変形させて、クリーニング溶液25の制御
を行うこともできる。
【0073】なお、上述したような高分子ゲルはクリー
ニング溶液保持材27としてだけでなく、第6の実施形
態におけるインク加圧壁200の代わりにクリーニング
溶液保持材27を変形させる手段として使用することも
可能である。
【0074】(第7の実施形態)次に、図18を用いて
本発明の第7の実施形態について説明する。図18は、
本実施形態における第1クリーニング部2の構造を示し
たものであり、クリーニング溶液供給タンク24とクリ
ーニング溶液回収タンク204がクリーニングスペース
22のいずれかの壁を介して接続して設けられている。
タンクを接続しているクリーニング溶液供給路205お
よびクリーニング溶液回収路206には、クリーニング
溶液25の流れをコントロールする制御弁207が設け
られている。
【0075】待機状態においては、両方の制御弁207
は閉じた状態となっており、クリーニングスペース22
内は空の状態にある。クリーニング動作に入ると、まず
クリーニング溶液供給路205の制御弁207が開き、
クリーニングスペース22内にクリーニング溶液25が
供給される。所定量のクリーニング溶液25が充填され
ると制御弁207は閉じ、クリーニングスペース22内
において所定のクリーニング動作が行われる。クリーニ
ング動作終了後、クリーニング回収路206の制御弁2
07が開き、クリーニング溶液25はクリーニング回収
タンク204へと吸収される。クリーニングスペース2
2内が空の状態となると、制御弁207は再び閉じた状
態となる。
【0076】このように本実施形態では、クリーニング
溶液25の供給と回収のために個別のタンク24,20
4を設けることにより、クリーニングスペース22の内
部を常にトナー粒子やゴミのない清浄な状態に保つこと
ができ、クリーニングの効率を高めることが可能とな
る。
【0077】(第8の実施形態)次に、図19を用いて
本発明の第8の実施形態について説明する。図19は本
実施形態におけるクリーニング装置を説明するものであ
り、記録ヘッド1を正面方向から見たときの図である。
これまでの実施形態では、第1クリーニング部2は記録
ヘッド1の長さ分だけ設けられていたのに対し、本実施
形態における第1クリーニング部2は、一つあるいは数
個の凸状ガイド部108aのみをカバーするだけの長さ
を有し、凸状ガイド部108aの配列方向に第1クリー
ニング部支持軸208に沿って移動できるようになって
いる。
【0078】クリーニング動作に入ると、まず第1の実
施形態と同様に、記録ヘッド1は第1クリーニング部2
の直下まで移動する。次に、記録ヘッド1から離れた位
置に待機していた第1クリーニング部2は、内部にクリ
ーニング溶液25を充填した後、クリーニングスペース
22の内部で交番電界を作用させることにより凸状ガイ
ド部108aの配列方向をクリーニングしながら移動す
る。
【0079】このように本実施形態では、第1クリーニ
ング部2を小型化することで、その収容スペースを小さ
く抑えることができ、装置の小型化に有利な構成とな
る。また、クリーニング動作をこのようなシリアル走査
にすることによって、凸状ガイド部108a毎の個別ク
リーニングを行うこともでき、不必要な箇所も一律にク
リーニングすることによってインクガイドの寿命を低下
させたり、トナー粒子を再付着させるといった悪影響を
及ぼす必要がなくなる。
【0080】本実施形態においては、第1クリーニング
部2は図3のように両端が開放状態となった構造を有し
ていることにより、凸状ガイド部108a毎に上下動す
ることなく、横方向の移動だけでクリーニング動作を行
うことができ、装置構成がより簡単化されると共に、ク
リーニングの高速化を図ることができるという利点があ
る。
【0081】(第9の実施形態)次に、図20を用いて
本発明の第9の実施形態について説明する。図20は、
本実施形態に係るインクジェット記録装置の主要部を示
したものであり、記録ヘッド1に近接してインクガイド
108の凸状ガイド部108aの状態を観測するための
発光部40および受光部41を有する。この観測結果で
ある受光部41からの出力信号は制御回路42内でデー
タ処理され、少なくとも第1クリーニング部2にフィー
ドバックされる。なお、この例では発光部40および受
光部41による観測結果は制御回路42を介して記録ヘ
ッド1およびインク供給タンク11にもフィードバック
される。また、制御回路42は発光部40の制御も行
う。
【0082】インクガイド108にトナー粒子の付着が
生じると、インクガイド108の内部、特に凸状ガイド
部108aのスリット108bの内部の光学濃度が高ま
るため、発光部40および受光部41によって光学濃度
をモニタすることにより、トナー付着の有無を検知する
ことが可能である。制御回路42は、光学濃度がある閾
値以上となった場合には、トナー付着が生じているもの
と判断し、記録ヘッド1および第1クリーニング部2に
対してクリーニング動作に入るように命令を出す。これ
により先の手順によって凸状ガイド部108aのクリー
ニングが行われる。
【0083】発光部40および受光部41は、一つまた
は数個の凸状ガイド部108aのみを監視し、凸状ガイ
ド部108aの配列方向にスキャンを行って全体をモニ
タするものであってもよいし、全ての凸状ガイド部10
8aに対応して発光素子および受光素子を設けることに
より、全ての凸状ガイド部108aを一度にモニタでき
るようにしてもよい。
【0084】また、図20では発光部40と受光部41
を分離して、破線矢印で示すような透過光により凸状ガ
イド部108aを観測しているが、これに限らず発光部
40と受光部41とを一体に構成して、反射光により凸
状ガイド部108aを観測する構成としても構わない。
【0085】このように本実施形態では、発光部40お
よび受光部41によってインクガイド108の凸状ガイ
ド部108aの状態、すなわち光学濃度を監視して、そ
の監視結果を制御回路42から第1クリーニング部2、
さらには記録ヘッド1にフィードバックすることで、ト
ナー付着等が生じた場合にのみクリーニング動作を行う
ようにすることが可能である。従って、先の一定条件が
成立する毎にクリーニングする方法のように、不必要な
場合にまでクリーニングすることによって記録動作に入
るまでの時間を延長させるというような不具合がなくな
り、記録効率を上げることができる。
【0086】また、トナー付着が生じている凸状ガイド
部108aを特定することができるため、必要な凸状ガ
イド部108aのみをクリーニングすることにより、ク
リーニング動作の時間短縮を実現することができる。
【0087】さらに、自己診断により常にインクガイド
108をトナー付着のない状態に保持することができる
ため、ユーザが全く関与する必要がなくなるという利点
もある。
【0088】また、本実施形態では凸状ガイド部108
aの状態の監視結果を記録ヘッド1およびインク供給タ
ンク111にもフィードバックすることによって、例え
ばクリーニングに長時間がかかったり、クリーニングが
困難または不可能なほど著しいトナー付着が生じた場合
には、クリーニングが終了するまで、あるいはインク付
着に対する何らかの対策が終わるまで、記録およびイン
クの供給を停止するようにすることも可能である。
【0089】(第10の実施形態)次に、図21を用い
て第10の実施形態について説明する。図21は、本実
施形態に係るインクジェット記録装置の主要部を示した
ものであり、記録ドラム10に近接して発光部および受
光部が一体となった形成画点モニタ部43が配置されて
いる。形成画点の観測結果である形成画点モニタ部43
からの出力信号は、制御回路42内でデータ処理され、
少なくとも記録ヘッド1および第1クリーニング部2に
フィードバックされる。
【0090】インクガイド108にトナー付着が生じた
場合には、インク滴の吐出が不可能となったり、あるい
は形成される画点の大きさが所定値よりも極端に小さく
なったりする。そこで、記録紙121に形成された画点
を観測することで、インクガイド108へのトナー付着
の有無を検知することが可能であり、これをシステム的
に構築したのが本実施形態である。
【0091】記録紙121上の画点を観測する際には、
記録紙121上にテスタパターンを記録するが、テスト
パターンとしては画点を最も検知し易くするために、矩
形の「ベタ」のパターン(パッチ)を用いるのが良く、
各々の凸状ガイド部108aによる形成パターンの光学
濃度を検知するようにする。光学濃度がある閾値以下で
ある場合には、トナー付着が生じているものとしてクリ
ーニング動作に入るように記録ヘッド1および第1クリ
ーニング部2に対して命令を出す。
【0092】なお、形成画点モニタ部43は第9の実施
形態と同様に、発光部と受光部が分離した構成でもよ
く、また全凸状ガイド部108aに対応したライン型の
構成でも、シリアル構造で全凸状ガイド部108aによ
る形成画点をモニタするようにしても構わない。
【0093】このように記録紙121に形成された画点
によりクリーニングの必要性を判断する構成とすれば、
高い確率で凸状ガイド部108aへのトナー付着の有無
を判別することができるため、クリーニングの頻度を適
切に保つことができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば交
番電界によって、さらには交番電界とクリーニング溶液
の併用によって、記録ヘッドにおけるインクガイドの凸
状ガイド部をクリーニングする構成であるため、クリー
ニングに際して凸状ガイド部に対する機械的な接触を伴
わず、接触させるとしてもクリーニング溶液を接触させ
るだけでよい。
【0095】従って、微小な凸状ガイド部を破損させる
ことなく、微小な領域に付着したトナー粒子やゴミ等を
効果的に除去することができ、インク滴吐出の安定化、
ひいては装置の長寿命化および信頼性向上に寄与する。
【0096】さらに、凸状ガイド部の状態や記録媒体上
の形成画点を観測することで、凸状ガイド部へのトナー
等の付着の有無を直接的または間接的に判断し、その観
測結果をクリーニング機構にフィードバックするように
すれば、現実に凸状ガイド部へのトナー付着等が生じて
クリーニングが真に必要な場合にのみクリーニングを行
うことができ、クリーニングの頻度を適切に抑えて、記
録効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るインクジェッ
ト記録装置の主要部の構成を示す図
【図2】 同実施形態における記録ヘッド部の説明図
【図3】 同実施形態における記録ヘッドの部分拡大図
【図4】 同実施形態における第1クリーニング部の構
成を示す斜視図
【図5】 同実施形態における第2クリーニング部の構
成を示す斜視図
【図6】 同実施形態におけるクリーニング動作の説明
【図7】 同実施形態におけるクリーニング動作の説明
【図8】 同実施形態における第1クリーニング部の他
の構成を示す斜視図
【図9】 本発明の第2の実施形態におけるクリーニン
グ動作の説明図
【図10】 同実施形態におけるクリーニング電圧波形
を示す図
【図11】 本発明の第3の実施形態におけるクリーニ
ング動作の説明図
【図12】 本発明の第4の実施形態に係るインクジェ
ット記録装置の主要部の構成を示す図
【図13】 本発明の第5の実施形態におけるクリーニ
ング動作の説明図
【図14】 同実施形態における他のクリーニング動作
の説明図
【図15】 本発明の第6の実施形態におけるクリーニ
ング動作の説明図
【図16】 同実施形態に係る変形例を示す図
【図17】 同実施形態に係る変形例を示す図
【図18】 本発明の第7の実施形態における第1クリ
ーニング部の説明図
【図19】 本発明の第8の実施形態に係るインクジェ
ット記録装置の部分拡大図
【図20】 本発明の第9の実施形態に係るインクジェ
ット記録装置の主要部の構成を示す図
【図21】 本発明の第10の実施形態に係るインクジ
ェット記録装置の主要部の構成を示す図
【符号の説明】
1…記録ヘッド 100…インク 108…インクガイド 108a…凸状ガイド部 108b…スリット 109…個別電極 2…第1クリーニング部 20…絶縁性部材 21,21a,21b…クリーニング電極 22…クリーニングスペース 24…クリーニング溶液供給タンク 25…クリーニング溶液 26…クリーニング溶液保持室 27…クリーニング溶液保持材 200…インク圧縮壁 201…変形壁 202…変形電極 203…保持材制御電極 204…クリーニング溶液回収タンク 205,206…制御弁 3…第2クリーニング部 30…矩形状筐体 31…インク吸収体 32…インク保持材 40…発光部 41…受光部 42…制御回路 43…形成画点モニタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保坂 靖夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 永戸 一志 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 樋口 和彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 中尾 英之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶媒中に色材成分を分散させたインクに静
    電力を作用させて、少なくとも色材成分を含むインク滴
    を記録媒体に向けて飛翔させることにより記録を行うイ
    ンクジェット記録装置において、 前記記録媒体上に形成すべき画素に対応して個別に設け
    られ、前記インクに前記静電力を作用させるための複数
    の個別電極と、 前記個別電極にそれぞれ対応して設けられた複数の凸状
    ガイド部を有し、該凸状ガイド部からインク滴を飛翔さ
    せるインクガイドと、 前記インクガイドに前記インクを供給するインク供給手
    段と、 前記インクガイドの少なくとも前記凸状ガイド部を交番
    電界によりクリーニングするクリーニング手段とを具備
    することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】溶媒中に色材成分を分散させたインクに静
    電力を作用させて、少なくとも色材成分を含むインク滴
    を記録媒体に向けて飛翔させることにより記録を行うイ
    ンクジェット記録装置において、 前記記録媒体上に形成すべき画素に対応して個別に設け
    られ、前記インクに前記静電力を作用させるための複数
    の個別電極と、 前記個別電極にそれぞれ対応して設けられた複数の凸状
    ガイド部を有し、該凸状ガイド部からインク滴を飛翔さ
    せるインクガイドと、 前記インクガイドに前記インクを供給するインク供給手
    段と、 前記インクガイドの少なくとも前記凸状ガイド部を交番
    電界によりクリーニングするクリーニング手段と、 前記インクガイドの前記凸状ガイド部を観測する観測手
    段と、 前記観測手段による観測結果を少なくとも前記クリーニ
    ング手段にフィードバックするフィードバック手段とを
    具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】溶媒中に色材成分を分散させたインクに静
    電力を作用させて、少なくともこの色材成分を含むイン
    ク滴を記録媒体に向けて飛翔させることにより記録を行
    うインクジェット記録装置において、 前記記録媒体上に形成すべき画素に対応して個別に設け
    られた前記インクに前記静電力を作用させるための複数
    の個別電極、該個別電極にそれぞれ対応して設けられた
    複数の凸状ガイド部を有するインクガイド、および該イ
    ンクガイドに前記インクを供給するインク供給手段を有
    する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドの前方に記録媒体を介して配置された対
    向電極と、 前記インクガイドの少なくとも前記凸状ガイド部を交番
    電界によりクリーニングするクリーニング手段と、 前記記録媒体に形成された画点を観測する観測手段と、 前記観測手段による観測結果を少なくとも前記クリーニ
    ング手段にフィードバックするフィードバック手段とを
    具備することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記クリーニング手段は、少なくとも1個
    の電界発生用電極を有し、該電界発生用電極と前記個別
    電極との間で交番電界を発生することを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】前記クリーニング手段は、少なくとも一対
    の電界発生用電極を有し、該電界発生用電極間で交番電
    界を発生することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】前記クリーニング手段は、クリーニング溶
    液を保持する保持手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1項記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】前記クリーニング手段は、前記クリーニン
    グ溶液に対する圧力を調整する手段をさらに有すること
    を特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】前記クリーニング手段は、前記保持手段に
    クリーニング溶液を供給する供給手段およびクリーニン
    グ溶液を回収する回収手段を別個に有することを特徴と
    する請求項6または7記載のインクジェット記録装置。
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