JPH11262926A - 反応性重合成形方法およびチューブ状成形体 - Google Patents

反応性重合成形方法およびチューブ状成形体

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JPH11262926A
JPH11262926A JP8813198A JP8813198A JPH11262926A JP H11262926 A JPH11262926 A JP H11262926A JP 8813198 A JP8813198 A JP 8813198A JP 8813198 A JP8813198 A JP 8813198A JP H11262926 A JPH11262926 A JP H11262926A
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JP
Japan
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mold
male joint
molded body
female joint
tubular molded
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JP8813198A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Tanimoto
博利 谷本
Atsushi Nishibe
淳 西部
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高剛性、耐衝撃性などの優れた特性を有し、
接続部の止水性に優れ、且つ接続作業が極めて簡単で、
推進工法による配管作業に好適なチューブ状成形体を提
供すること。 【解決手段】 軸方向の一端部に雄継手形成部を有する
と共に、他端部に雌継手形成部を有する略筒状の金型内
に反応原液を入れ、該金型2を回転させて該反応原液に
遠心力を加えつつ、反応重合させる。成形に先立ち金型
の雌継手形成部には止水用パッキン11を取り付ける。
これにより、長手方向の一端部の外周面に凸部13cを
有する雄継手部13aと、他端部の内周面に該凸部13
cが嵌合する凹部13dおよび止水用パッキン11を有
し、該雄継手部13aが嵌入可能な雌継手部13bを一
体的に備えたチューブ状成形体13を製造する。このよ
うにして製造された複数のチューブ状成形体13の一方
の雌継手部13bに他方の雄継手部13aを嵌入させる
ことにより、チューブ同士を順次連結接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反応性重合成形方
法およびチューブ状成形体に関し、さらに詳しくは、反
応原液を金型内に入れ、金型を回転させて反応原液に遠
心力を加えた状態下で反応重合させるようにした反応性
重合成形方法および該方法により製造されるチューブ状
成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】反応性重合成形方法とは、本明細書にお
いては、金型の内部で反応原液を反応させて重合させる
方法を広く意味するものとし、反応性重合成形方法の1
態様として、反応射出成形(RIM)法があるものとす
る。
【0003】このRIM法は、二以上の反応原液をミキ
シングチャンバで混合して金型装置のキャビティに送り
込み、金型装置内で反応させつつ射出成形を行う製法で
ある。このRIM法は、ノルボルネン系モノマーからポ
リマー(成形体)を成形する場合などに好適に用いられ
ている。RIM成形体は、耐衝撃性に優れ、しかも成形
圧力が低く成形が容易であるという特徴を有しているこ
とから、多方面の技術分野において用いられることが検
討されている。
【0004】しかしながら、従来の反応射出成形によ
り、たとえばチューブなどのように、内部が中空の成形
体を成形することは、中空部に相当する部分に、入れ子
型などを入れる必要があり、非常に困難であった。ま
た、中空部に相当する部分に、入れ子型などを入れるこ
とは、成形中において、入れ子型と接触する反応射出成
形体樹脂が冷やされ、硬化不良などが生じるおそれがあ
った。
【0005】また、成形体をチューブなどとして用いる
場合には、チューブ内に流体を流すことから、チューブ
の内面が滑らかであることが要求されるので、チューブ
の内面に不良が生じることを極力避ける必要がある。
【0006】なお、ポリエチレンなどを用いた通常の押
し出し成形法によるチューブ状成形体では、成形体の剛
性が低いとともに、成形に長時間を要するので生産性が
悪い。
【0007】また、回転する金型の内部に、反応原液を
混合して入れ、金型を回転させて、反応原液に遠心力を
加えつつ、金型の内部で反応原液を反応させて重合させ
ることにより、チューブ状成形体を製造する技術が提案
されている(米国特許第4808,364号公報参
照)。この公報に示すような遠心成形においては、反応
原液に遠心力を加えながら成形するため、液中に含まれ
る気泡が少なくなることが期待されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、たとえば上
下水道その他の配管のように、地中に埋設されるような
比較的に大口径の配管では、チューブ状成形体を互いに
順次連結接続する必要があり、互いの接続部は、内部を
流通する流体の漏洩などを防止するために、止水性に優
れている必要がある。また、現場で接続作業を実施する
ので、接続作業が容易であることも要請される。
【0009】しかしながら、上述した反応性重合成形方
法で得られる成形体は、熱硬化性樹脂であることなどか
ら、ポリエチレン管などの接続に通常用いられているよ
うな、端部を突き合わせて熱融着により接合する突き合
わせ接合による接続を行うことが困難である場合が多
い。また、通常の接着剤を用いて接着することにより一
体化することも困難である場合が多い。したがって、フ
ランジ管継手による方法等を用いる必要があるが、この
方法ではフランジ部が障害となるため、チューブをレ
キ、砂等の土中で軸方向に推進させることにより埋設す
る推進工法による配管作業に不向きである。
【0010】なお、特開平3−69357号公報には、
成形体に対して接着性のあるポリエチレン管を金型とし
て用い、このポリエチレン管を軸芯回りに回転させなが
ら、反応性重合反応を行い、ポリエチレン管の内面に反
応性重合成形体層が形成された成形体を製造する技術が
開示されている。
【0011】しかしながら、この技術は、ポリエチレン
管は低剛性であるから、反応性重合成形体層によってこ
れを補強する点において優れた技術ではあるが、ポリエ
チレン管を金型として用いるものなので、金型としての
ポリエチレン管の肉厚は成形時の遠心力などに十分耐え
る必要性があることから、必然的に薄くすることができ
ず、また、チューブの外周部の全体がある程度の肉厚を
有するポリエチレン層となることから、反応性重合成形
体の高剛性、耐衝撃性などの優れた特性を十分に反映し
たチューブ状成形体を成形することに対し制約が多いと
いう欠点がある。
【0012】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、高剛性、耐衝撃性などの優れた特性を有し、接続部
の止水性に優れ、さらに、接続作業が容易で推進工法な
どによる配管作業に好適なチューブ状成形体およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の反応性重合成形方法は、成形体に雄継手部
を形成するための雄継手形成部を軸方向の一端部に有す
ると共に、該雄継手部が嵌入可能な雌継手部を成形体に
形成するための雌継手形成部を軸方向の他端部に有する
略筒状の金型内に反応原液を入れ、該金型を回転させて
該反応原液に遠心力を加えつつ、反応重合させることを
特徴とする。
【0014】この方法によると、長手方向の一端部に雄
継手部と、他端部に該雄継手部が嵌入可能な雌継手部を
一体的に備えた、チューブ状の反応性重合成形体が製造
される。
【0015】雌継手形成部は入れ子型となるから、成形
体のひけなどによる収縮を吸収するため、特に限定はさ
れないが、ゴムなどの弾性体で構成することが好まし
い。これに対し、雄継手形成部については、成形体の収
縮により成形体が雄継手形成部から剥離する方向に収縮
するので、弾性体で構成する必要は必ずしもないが、弾
性体で形成しても良い。
【0016】本発明方法により製造されたチューブ状成
形体は、一端部に雄継手部を、他端部に該雄継手部が嵌
入可能な雌継手部を備えているから、このチューブ状成
形体の雌継手部に他の同様に製造されたチューブ状成形
体の雄継手部を嵌入することにより、互いに一体的に連
結接続することができる。したがって、たとえば上下水
道用の比較的に大口径の配管のように、複数のチューブ
を現場で順次連結接続するものに適用することにより、
単に嵌入するだけだから、熱融着や接着剤による接着作
業と比較してその作業が非常に簡単である。
【0017】また、本発明の方法によると、長手方向の
一端部の外周面に凸部を有する雄継手部と、他端部の内
周面に該凸部が係合する凹部を有し、該雄継手部が嵌入
可能な雌継手部を一体的に備えた、チューブ状の反応性
重合成形体を製造することが可能である。さらに、本発
明の方法によると、長手方向の一端部の外周面に凹部を
有する雄継手部と、他端部の内周面に該凹部に係合する
凸部を有し、該雄継手部が嵌入可能な雌継手部を一体的
に備えた、チューブ状の反応性重合成形体を製造するこ
とが可能である。
【0018】この凹部は雄継手部の外周または雌継手部
の内周に環状に形成された溝とし、凸部はこの溝に弾性
的に係合または嵌合する環状に形成された鍔とすること
ができ、このようにすることにより、連結接続されたチ
ューブの抜け防止が図れるとともに、接続部の止水性が
良好となる。ただし、これらの凹部および凸部は、環状
のものである必要はなく、雄継手部の外周若しくは雌継
手部の内周に配列的にあるいは散点的に複数配置するこ
ともできる。
【0019】また、チューブを他のチューブに嵌入する
ようにしたから、フランジ管継手による方法等を用いる
ものと比較して、成形体の外周面に突起などを設ける必
要がなく、チューブをレキ、砂等の土中で軸方向に推進
させることにより埋設する推進工法による配管作業に好
適なチューブ状成形体を得ることができる。
【0020】本発明方法では、成形体に雌継手部を形成
する必要があるため、金型の雌継手形成部は入れ子型と
する必要があるが、チューブの内面の雌継手部以外は入
れ子型と接触せず、遠心力により得られる面となるか
ら、その部分の平滑性に優れ、流体を流通させる配管と
して用いた場合に、流体と接触する部分が滑らかで流通
抵抗が小さい。また、遠心力を加えつつ反応重合させる
から、該遠心力によって反応原液内の気泡が除去され、
ボイドが少ない成形体が得られ、機械的強度や耐久性が
良好なチューブ状成形体を製造することができる。
【0021】なお、金型の雄継手形成部または雌継手形
成部の一部に環状の止水用パッキン(Oリング)を取り
付けておき、その後に反応原液を反応重合させることに
より、止水用パッキンを一体的に有するチューブ状成形
体とすることもでき、このようにすることにより、接続
部の止水性をさらに向上することができる。
【0022】また、金型の雄継手形成部または雌継手形
成部の一部に環状の凸部を形成しておき、成形体の雄継
手部または雌継手部に止水用パッキンを成形後に取り付
けるための環状の凹溝を形成するようにでき、この部分
に成形後に止水用パッキンを装着するようにしても良
い。
【0023】止水用パッキンとしては、特に限定されな
いが、水膨潤性を有する樹脂部材を用いることができ、
たとえばポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カ
リウム、デンプン−ポリアクリル酸塩系グラフト共重合
体、アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、ポリエチ
レンオキサイド変性物、ポリビニルアルコール−マレイ
ン酸エステル系共重合体、イソブチレンと無水マレイン
酸の1モル:1モルの交互共重合体、ポリアクリル酸塩
系繊維、カルボキシメチルセルロースナトリウム等を用
いることができる。反応原液として後述するノルボルネ
ン系モノマーを含む反応原液を用いる場合には、上記の
うち特に、アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、イ
ソブチレンと無水マレイン酸の1モル:1モルの交互共
重合体が好ましい。
【0024】止水用パッキンの形状としては、特に限定
されないが、その断面が円形、楕円形、矩形、台形、そ
の他の形状のものを採用することができる。この止水用
パッキンは、成形体の雌継手部および雄継手部のいずれ
か一方または双方に配置することができる。また、止水
用パッキンは、フィルム状あるいはシート状であっても
良い。
【0025】また、本発明において、金型内を陽圧状態
として反応重合させるようにすることができ、このよう
にすることで、さらにボイドの少ない成形体を得ること
ができる。この場合における圧力は、大気圧以上であれ
ば良い。この陽圧状態は乾燥された空気を金型内に供給
することにより行うことができるが、他のガスを用いる
こともでき、特に、窒素ガス等の不活性ガスを用いるこ
とが望ましい。アルキルアルミ触媒が酸素と反応し、重
合活性が低下することを防止するためである。
【0026】本発明において、遠心力に基づく加速度の
下限は、特に限定されないが、好ましくは0.5G以
上、さらに好ましくは1G以上、特に好ましくは1.2
G以上の加速度が良い。加速度が低すぎると、金型の内
周面に反応原液が均一に張り付き難く、均一な厚みの成
形体が得られ難い傾向にある。
【0027】本発明において、加速度の上限は特に限定
されないが、大型の成形体を得る場合には、好ましくは
5G以下、さらに好ましくは4G以下の加速度が良い。
【0028】反応原液には充填剤を混入させることがで
き、この場合には、所定の加速度の遠心力が得られる前
に、1G以下の加速度となるような遠心力で、金型を回
転させる(準備回転)ことが好ましい。重合反応による
成形前に、充填剤と反応原液とを十分に混合するためで
ある。このような観点からは、準備回転の所要時間は、
ポットライフ(可使時間)前までの時間であることが好
ましい。
【0029】本発明においては、反応原液は、予め金型
内に入れておき、その後、金型の回転等を行って遠心力
を作用させ、あるいは金型の回転等を行った後に反応原
液を注入するようにできる。
【0030】反応原液 反応原液の組成は特に限定されないが、ウレタン系、ウ
レア系、ナイロン系、エポキシ系、不飽和ポリエステル
系、フェノール系および、ノルボルネン系などが挙げら
れ、特にノルボルネン系が好ましい。金型の内部に入れ
る前の反応原液温度は20〜80°Cが好ましく、反応
原液の粘度は、たとえば、30°Cにおいて、好ましく
は50〜1500cps、さらに好ましくは100〜1
200cps程度である。
【0031】反応原液の粘度が低すぎる場合には、反応
原液に遠心力が作用せずに底部に停留する傾向にあり、
粘度が高すぎる場合には、加速度を利用した自由な形の
成形が困難になる傾向にある。
【0032】また、既に述べたように、反応原液には充
填剤を混入することができる。充填剤としては、特に限
定されないが、補強剤や難燃剤などを兼ねたものでも良
く、たとえば、繊維状のものとしては、アラミド繊維、
カーボン繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリプロ
ピレン繊維、木綿、アクリル繊維、ビニロン繊維などの
有機繊維およびガラス繊維、金属繊維、アルミコーティ
ングガラス繊維、ボロン繊維、シリコンカーバイド繊
維、アルミナ繊維などの無機繊維などを挙げることがで
きる。粒状またはブロック状の充填剤としては、珪砂、
ミルドガラス、カーボンブラック、タルク、クレー(ケ
イ酸アルミニウム)、けい藻土、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、雲母、チタン酸カリウム、硫酸カルシ
ウムなどが例示される。充填剤は、反応原液を入れる前
に金型内に予め入れて置いても良い。
【0033】反応原液には、前記充填剤と共に、酸化防
止剤、顔料、着色剤、摺動付与剤、エラストマー、ジシ
クロペンタジエン系熱重合樹脂およびその水添物など種
々の添加剤を配合しても良い。添加剤を添加することに
より、得られるポリマーの特性を改質することができ
る。
【0034】酸化防止剤としては、フェノール系、リン
系、アミン系など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止
剤がある。エラストマーとしては、天然ゴム、ポリブタ
ジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合
体(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレ
ンブロック共重合体(SIS)、エチレン−プロピレン
−ジエンターポリマー(EPDM)、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)およびこれらの水素化物などがあ
る。添加剤は、通常、予め反応液のいずれか一方または
双方に混合しておく。
【0035】金型 本発明では、金型の内部の反応原液に対して遠心力を加
えることができるような構造となっている。たとえば金
型が、一軸あるいは多軸回りに回転可能になっている。
金型を回転させることで、金型の内部にある反応原液に
は、遠心力による加速度が作用する。
【0036】また、金型内を陽圧とする場合には、この
金型は密封可能な構造とし、ガス供給装置等からのガス
を供給するためのガス供給口を設ける必要がある。金型
内の与圧はガス供給手段からガスが一定の圧力で供給さ
れることにより行われる。なお、金型内の圧力は該ガス
供給装置により一定に制御することができ、あるいはガ
ス供給装置により所定圧力のガスを供給して、金型内が
一定圧以上となった時にレリーフ弁によって圧力を逃が
して金型内が一定圧力に維持されるようにしても良い。
【0037】金型の温度は、好ましくは、10〜150
°C、より好ましくは、20〜120°C、さらに好ま
しくは、30〜100°Cに制御される。金型の温度制
御は、本発明では必ずしも必要ではないが、金型を回転
させながら温度制御を行う場合には、加熱手段として、
ランプや温風などを用いることが好ましい。
【0038】なお、金型内に反応原液を注入する前に、
金型の内部に温風を流通させ、少なくとも金型のキャビ
ティ内部を所定温度に加熱した後、温風の流通を停止
し、金型装置のキャビティへ反応原液を流し込み、成形
を行うようにしても良い。
【0039】本発明において用いられる金型の材質は、
特に限定されないが、金型からの離型性が良く、滑らか
な外周面形状の成形体を得るためには、成形体に対して
非接着性の材質のものが好ましく、たとえば、鋳鉄、
鉄、ステンレス、アルミニウム、ニッケル電鋳などの金
属が好ましい。ただし、成形体に対して非接着性の材質
のものであれば、合成樹脂、あるいはその他の材質でも
良い。反応性重合成形は、比較的低圧での成形が可能で
あるから、必ずしも高剛性の金型を用いる必要はない
が、金型内を陽圧とする場合には、その圧力の大きさと
の関係で金型の耐圧設計を行う必要がある。
【0040】金型を合成樹脂で構成する場合には、合成
樹脂としては、成形体に対して非接着性な、繊維強化プ
ラスチック(FRP)、フェノール、ポリエステル、塩
化ビニルなどの極性樹脂で構成した場合には、反応性重
合成形体とは一体化されないことから、反応性重合成形
毎に金型装置を取り外して繰り返し用いることができる
ので好ましい。
【0041】金型の構成としては、雌継手形成部は必然
的に入れ子型とする必要がある。また、成形体の一端部
に雄継手部を他端部にこれに嵌入可能な雌継手部を形成
するため、金型から成形体を取り外す関係上、分割可能
な構成とする必要がある。分割部分は特に限定されない
が、雌継手形成部と雄継手形成部をその余の部分(以
下、金型本体という場合がある)から取り外すことがで
きるようにすることができる。この場合、成形体の取り
出しは、雄継手形成部または雌継手形成部から成形体を
引き抜くことにより行うことができる。特に限定はされ
ないが、雄継手形成部または雌継手形成部を弾性体で構
成すれば、該当部分を弾性変形させつつ引き抜くことに
より、成形体を傷つけることなく容易に取り外すことが
可能となる。
【0042】雌継手形成部を金型本体から分割可能にす
ると共に、金型本体と雄継手形成部を一体として、たと
えば中心軸を含む面で分割した割型とすることができ
る。また、雄継手形成部をも金型本体から分割可能にし
て金型本体と雄継手形成部の両方をそれぞれ割型とし、
あるいは金型本体を割型とせず、雄継手形成部を割型と
することもできる。
【0043】なお、離型性を良くするために、原液の注
入前に、型の内周面に予めワックスや滑剤などを塗布し
ておくことも好ましい。また、成形体の取り出しは、成
形体の温度が、成形体のガラス転移温度(Tg)以下の
温度、好ましくは(Tg−50)°C以下の温度に成っ
てから行うことが好ましい。その方が、成形体の形状が
崩れないと共に、作業性がよいからである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
【0045】図1(A),(B)は本発明の1実施形態
に係る反応性重合成形方法に用いる金型の概略斜視図、
図2は同じく金型の一部破断側面図、図3は金型を回転
させるための駆動装置の側面図、図4は駆動装置の平面
図、図5は成形体の一例を示す一部破断側面図、図6は
チューブ状成形体に他のチューブ状成形体を接続した状
態の拡大断面図、図7は本発明の他の実施形態に係る反
応性重合成形方法に用いられる金型の一部破断側面図、
図8は成形体の他の例を示す一部破断側面図、図9はチ
ューブ状成形体に他のチューブ状成形体を接続した状態
の拡大断面図である。
【0046】第1実施形態 本実施形態では、ノルボルネン系モノマーを含む反応原
液を反応させて重合させ、比較的に大口径(たとえば4
00mm以上)の配管用チューブを製造する方法につい
て説明する。反応原液に遠心力を加えるために、本実施
形態では、図1(A),(B)および図2に示す金型2
を用いる。
【0047】金型2は、割面3aに沿って縦方向(軸方
向)に2つに分割可能な割型4と、この割型4が組み合
わされた状態で、その軸方向の一端部に取り付けられる
雄継手型(雄継手形成部)5と、その軸方向の他端部に
取り付けられる雌継手型(雌継手形成部)6と、その両
端部の外周に軸方向から取り付けられる一対の転動リン
グ8とを有している。割型4は、たとえばアルミニウム
製鋳物などで構成してあり、転動リング8は、鋳鉄など
で構成される。雄継手型5および雌継手型6は、特に限
定はされないが、たとえばゴムなどの弾性を有する部材
で構成される。
【0048】割型4と割型4の接合面3a、割型4と雄
継手型5および雌継手型6の接合面3b、3cには、シ
ール材が装着してあることが好ましい。シール材を装着
することで、割面3a〜3cから反応原液が漏れるなど
の不都合を防止することができる。本実施形態に用いて
好適なシール材としては、特に限定されず、シリコーン
ゴム製シール材などを用いることができる。
【0049】組み合わされた金型2の内部には、内周面
が形成してあり、この内周面に、所定の粘度の反応原液
が、所定の加速度を持つ遠心力で押し付けられるように
なっている。
【0050】割型4の軸方向一端部に取り付けられる雄
継手型5は、成形体の一端部(その近傍を含む)の外周
面に環状の凸部を有する雄継手部を形成するためのもの
であり、中央部に軸方向に貫通する貫通孔5aを有する
とともに、その内周面5bには環状の凹部(溝)5cが
成形されている。
【0051】雄継手型5の内周面5bのうち凹部5cよ
りも奥側(図2において左側)の部分の内径は一定とな
っており、雄継手型5の内周面5bのうち凹部5cより
も開口側(図2において右側)の部分および凹部5cの
内周面はそれぞれ該奥側にいくにしたがって細くなるよ
うに逆テーパ状に形成されている。なお、雄継手型5の
内周面5bのうち凹部5cよりも奥側の部分を該奥側に
いくにしたがって細くなるように逆テーパ状に形成して
も良い。
【0052】割型4の軸方向他端部に取り付けられる雌
継手型6は、成形体の他端部(その近傍を含む)の内周
面に環状の凹部(溝)を有する雌継手部を形成するため
のものであり、中央部に軸方向に貫通する貫通孔6aを
有するとともに、その入れ子部6bの外周面には、環状
の凸部(鍔)6cが成形されている。雌継手型6の入れ
子部6cの外周面のうち凸部6cよりも先端側(図2に
おいて左側)の部分の外径は一定となっており、雌継手
型6の入れ子部5bの外周面6bのうち凸部6cよりも
基端側(図2において右側)の部分および凸部6cの外
周面はそれぞれ該先端側にいくにしたがって細くなるよ
うにテーパ状に形成されている。
【0053】なお、雄継手型5の内周面5bのうち凹部
5cよりも奥側の部分を該奥側にいくにしたがって細く
なるように逆テーパ状に形成した場合には、雌継手型6
の入れ子部6bのうち凸部6cよりも先端側の部分を該
先端側にいくにしたがって細くなるようにテーパ状に形
成する。すなわち、雄継手型5と雌継手型6とは互いに
嵌合可能な形状となっている。雌継手型6の入れ子部6
bの外周面および凸部6cの外周面は割型4の他端部
(その近傍を含む)の内周面に対してある間隔をもって
対峙している。
【0054】貫通孔5a,6aからは、反応原液を供給
するためのノズルが差し込まれ、金型2の内部へ反応原
液を供給可能になっている。
【0055】図3および4に示すように、金型2におけ
る一方の転動リング8には、一対のフランジ付き駆動ロ
ーラ12が当接し、他方の転動リング8には、一対のフ
ランジ無しの駆動ローラ14が当接するようになってい
る。これら駆動ローラ12および14は、変速機16お
よび定トルクインバータモータ18に接続してあり、全
て略同じ回転速度で回転するようになっている。これら
駆動ローラ12および14が、全て略同じ回転速度で回
転することで、それらに当接する転動リング8も、その
軸芯回りに回転し、金型2をも同時に軸芯回りに回転す
る。なお、駆動ローラ12,14、変速機16およびモ
ータ18は、ベース20の上に装着してある。また、軸
方向一方の駆動ローラ12をフランジ付きとしたのは、
フランジが転動リング8の軸方向移動を制限することに
より、金型2の軸方向移動を制限するためである。軸方
向双方の駆動ローラ12,14をフランジ付きとしても
良いが、一方のみで十分に金型2の軸方向移動を制限す
ることができる。
【0056】まず、図1(B)に示すように、割型4,
4を組み合わせ、その一端部に雄継手型5を、他端部に
雌継手型6を取り付ける。雄継手型5および雌継手型6
の割型4,4への取り付けは、特に限定されないが、た
とえば、ネジ止めにより行う。その後、図1(A)およ
び図2に示すように、組み合わされた割型4,4の両端
部に転動リング8,8を装着し、金型2を組み立てる。
次に、この金型2を、図3,4に示す駆動ローラ12,
14の上に、回転自在に載置する。
【0057】その後、反応性重合成形を行う。本実施形
態で行う反応性重合成形は、ノルボルネン系モノマーを
用いた成形であり、使用するノルボルネン系モノマーの
具体例としては、ノルボルネン、ノルボルナジエン等の
二環体;ジシクロペンタジエン(シクロペンタジエン二
量体)、ジヒドロジシクロペンタジエン等の三環体;テ
トラシクロドデセン等の四環体;シクロペンタジエン三
量体等の五環体;シクロペンタジエン四量体等の七環
体;これらのメチル、エチル、プロピル、ブチルなどの
アルキル、ビニル等のアルケニル、エチリデン等のアル
キリデン、フェニル、トリル、ナフチル等のアリール等
の置換体;更にこれらのエーテル基、ハロゲン原子など
の極性基を有する置換体などが例示される。これらのモ
ノマーは、1種以上を組み合わせて用いても良い。入手
が容易であり、反応性に優れ、得られる樹脂成形体の耐
熱性に優れる点から、三環体、四環体、あるいは五環体
のモノマーが好ましい。
【0058】また、生成する開環重合体は熱硬化型とす
ることが好ましく、そのためには、上記ノルボルネン系
モノマーの中でも、シクロペンタジエン三量体等の反応
性の二重結合を二個以上有する架橋性モノマーを少なく
とも含むものが用いられる。全ノルボルネン系モノマー
中の架橋性モノマーの割合は、2〜30重量%が好まし
い。
【0059】なお、本発明の目的を損なわない範囲で、
ノルボルネン系モノマーと開環共重合し得るシクロブテ
ン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、シクロオク
テン、シクロドデセン等の単環シクロオレフィン等を、
コモノマーとして用いても良い。
【0060】ノルボルネン系モノマーを用いた成形にお
いて使用することができるメタセシス触媒は、六塩化タ
ングステン、またはトリドデシルアンモニウムモリブデ
ート、もしくはトリ(トリデシル)アンモニウムモリブ
デート等のモリブデン酸有機アンモニウム塩等のノルボ
ルネン系モノマーの塊状重合用触媒として公知のメタセ
シス触媒であれば特に制限はないが、モリブデン酸有機
アンモニウム塩が好ましい。
【0061】活性剤(共触媒)としては、特開昭58−
127728号公報、特開平4−226124号公報、
特開昭58−129013号公報、特開平4−1452
47号公報に開示してあるような公知の活性剤であれ
ば、特に制限はないが、例えばエチルアルミニウムジク
ロリド、ジエチルアルミニウムクロリド等のアルキルア
ルミニウムハライド、アルコキシアルキルアルミニウム
ハライドなどの有機アルミ化合物、有機スズ化合物等が
挙げられる。
【0062】成形の前準備として、ノルボルネン系モノ
マー、メタセシス触媒及び活性剤を主材とする成形用材
料を、ノルボルネン系モノマーとメタセシス触媒とより
なるB液と、前記のノルボルネン系モノマーと活性剤と
よりなるA液との安定な2液に分けて、それぞれを別の
タンクに入れておく。
【0063】なお、充填剤を入れる場合には、平均粒径
が0.1〜2.0mm程度の珪砂などの充填剤を、予め
金型の内部に入れておく。充填剤の充填割合は、特に限
定されないが、金型中に入れられる反応原液の全重量を
100重量%とした場合に、10〜80重量%程度、好
ましくは20〜60重量%程度の割合であることが好ま
しい。
【0064】成形を開始するには、ミキサーを制御し、
タンクからのA液およびB液を混合し、その混合液を反
応原液として、ノズルなどを用いて、金型2の貫通孔5
a,6aから金型2の内部に供給する。金型2内に供給
された反応原液の粘度は、30°Cにおいて、50cp
s〜1500cpsである。
【0065】本実施形態においては、金型2は、必ずし
も加熱する必要はないが、重合反応を生じ易くする観点
から、熱媒体あるいは温風などを利用して加熱しても良
い。
【0066】金型2の回転数は、反応原液に1G以上5
G以下の加速度が加えられるように設計され、金型2の
内周面の径などによっても異なり、内周面の径を400
〜600mmとした場合には、金型2の軸芯回りの回転
数は、80〜150rpm程度が好ましい。金型2を、
その軸芯回りに一定な回転速度で回転するために必要な
初期起動(準備回転)時間は、数秒から30秒程度であ
る。この準備回転時間中に、反応原液および充填剤に、
1G以下程度の加速度が加わり、反応原液および充填剤
が均一に混合される。その後、金型の回転数を上げて、
一定の回転数とし、1G〜5G程度の加速度を金型内の
反応原液と充填剤とに作用させる。なお、金型2を、そ
の軸芯回りに一定な回転速度で回転する状態となった後
で、貫通孔5a,6aからノズルを入れて、反応原液を
供給しても良い。
【0067】金型2を、その軸芯回りに一定な回転速度
で回転することで、金型2内部に供給された反応原液
は、遠心力により、雌継手型6の外周面と割型4,4の
内周面との対向部に入り込むと共に、割型4,4の内周
面および雄継手型5の内周面5b、5cにチューブ状に
張り付くことになる。また、充填剤を入れた場合には、
充填剤は反応原液中で、少なくとも周方向に均一に分散
することになる。その状態を、たとえば1〜10分間保
持することで、反応原液における反応が進み、塊状重合
が行われる。
【0068】その後、金型2の回転を停止し、金型2を
冷却した後、図1(A)に示す状態から同図(B)に示
す状態となるように、転動リング8を外し、雄継手型5
および雌継手型6の割型4,4に対するネジ止め固定を
解除し、割型4,4を開く。次いで、雄継手型5を成形
体に対して回転させるなどして引き抜くと共に、雌継手
型6も同様に回転させるなどして引き抜くことにより、
図5に示すようなチューブ状の成形体10を得ることが
できる。
【0069】このチューブ状成形体10は、ノルボルネ
ン系モノマーの反応性重合成形体から構成され、図5に
示すように、その一端部に雄継手部10aを、他端部に
該雄継手部10aが嵌入(嵌合)可能な雌継手部10b
を一体的に有している。さらにこの雄継手部10aは環
状の凸部10cを有し、雌継手部10bは該凸部10c
が嵌合可能な環状の凹部10dを有している。
【0070】なお、この実施形態では雄継手型5および
雌継手型6はゴムなどの弾性部材で構成しているから、
成形体のひけなどによる収縮を吸収することができ、こ
のことは特に雌継手型6について有効である。成形体は
雌継手型6を締め付ける方向に収縮するからである。ま
た、雄継手型5および雌継手型6を弾性部材で構成した
から、雄継手型5および雌継手型6を弾性変形させつ
つ、成形体を引き抜くことができ、このようにすること
によって、成形体10の金型2からの取り外し作業を簡
単化することができると共に、取り外し作業に伴う成形
体10の損傷も少なくすることができる。
【0071】なお、得られる成形体10の厚みは、特に
限定されないが、本実施形態では、3〜50mm程度で
ある。
【0072】本実施形態による方法では、反応原液に遠
心力を加えることにより、成形中において、遠心力によ
り泡が反応原液から分離され、得られる成形体中にボイ
ドがなくなる。
【0073】また、本実施形態の方法により得られる図
5に示すチューブ状成形体10の内周面10eは、成形
の過程において何にも触れることなく、遠心力により得
られる面となるので、成形中に反応原液の硬化不良など
の不都合も生じることがなく、その内周面が滑らかにな
る。得られるチューブ状成形体10は、たとえば流体配
管などとして用いられ、配管内に流体を流すことから、
内周面10cが滑らかであることは、配管として用いて
都合がよい。
【0074】また、本実施形態に係る方法により得られ
たチューブ状成形体10は、ノルボルネン系モノマーの
塊状重合反応を利用して得られた重合体であることか
ら、耐衝撃性および耐久性などの機械的特性に優れてい
る。また、この方法によれば、比較的大口径のチューブ
状成形体でも、比較的容易に成形することができる。
【0075】さらに本実施形態では、割型4,4、雄継
手型5および雌継手型6を用い、この外周に転動リング
8,8を装着し、この転動リング8,8を利用して、金
型2を、その軸芯回りに回転させているので、割型を用
いることによる成形体の自由形状の成形と、リングを利
用した回転ぶれの少ない回転との双方を実現することが
できる。なお、回転ぶれが生じたら、回転中に、リング
8,8の外周を削ることにより、回転ぶれを抑制するこ
ともできる。また、リング8,8の交換も容易である。
【0076】本実施形態により得られたチューブ状成形
体10の用途としては、特に限定されないが、特に大口
径(400mm以上、1000〜2000mm)のパイ
プとして、下水配管、農道用配水管、ダム用配水管、宅
地造成用配水管、その他の配管などとして好適に用いる
ことができる。
【0077】このようにして製造されたチューブ状形成
体を配管として用いる場合には、上述した方法により製
造された複数のチューブ状成形体(配管用チューブ)1
0が順次連結接続されることになる。
【0078】接続作業は、図6に示すように、接続すべ
き配管用チューブ10,10の一方の雌継手部10bに
他方の雄継手部10aを挿入(嵌入)ことにより行われ
る。したがって、接続作業は非常に簡単である。また、
雄継手部10aと雌継手部10bは互いに嵌め合わされ
ると共に、雄継手部10aの凸部10cが雌継手部10
bの凹部10dに嵌合するから、その接続が強固に保持
されて抜けなどが防止されると共に、接続部の止水性も
良好である。
【0079】なお、その後、架橋ポリエチレンなどで構
成される熱収縮チューブ(図示せず)で接続部およびそ
の近傍を覆い、加熱することにより収縮させて、該接続
部を保護するようにできる。
【0080】本実施形態の反応性重合成形方法により得
られたチューブ状成形体10は、その一端部に雄継手部
10aを、他端部に該雄継手部10aが嵌入可能な雌継
手部10bを一体的に有しているから、その雄継手部1
0aを他の同様に成形したチューブ状成形体10の雌継
手部10bに嵌入し、またはその雌継手部10bに他の
同様に形成したチューブ状成形体10の雄継手部10a
を嵌入することにより、複数のチューブ状成形体10を
容易に一体的に連結接続することができる。
【0081】このように、本実施形態の方法により得ら
れたチューブ状成形体10は、容易に接続することがで
きると共に、耐衝撃性および耐久性などの機械的特性や
内面平滑性に優れ且つ配管として用いる場合の接続部の
止水性に優れた成形体である。また、フランジ管継手と
する必要もなくなることから、フランジ部(突起部)が
障害となることもなく、チューブをレキ、砂等の土中で
軸方向に推進させることにより埋設する推進工法による
配管作業に好適である。
【0082】なお、雄継手部10aの凸部10cおよび
雌継手部10bの凹部10dの形状は、抜け防止などの
観点からテーパ状としているが、このようなテーパ状の
ものに限定されるものではなく、他の形状を採用するこ
とができ、その位置も他の位置に配置することができ
る。
【0083】たとえば、凸部10cをその断面が半円状
の環状の鍔とし、凹部10dをその断面が半円状の環状
の溝とすることができる。また、雄継手部10aの凸部
10cおよび雌継手部10bの凹部10dの形状は、止
水性の向上などの観点から環状としているが、このよう
な環状のものに限定されるものではなく、複数の球状の
突起とこれらに対応する球状の切り欠きを配列的にある
いは散点的に配置することもできる。
【0084】さらに、凸部10cと凹部10dは上記の
実施形態では嵌合する関係としているが、係合(係止)
する関係にあれば良く、たとえば、凹部をその断面が矩
形の環状溝とし、凸部を挿入方向下流側を傾斜面とした
断面が直角三角形の鍔とすることができる。
【0085】第2実施形態 本実施形態では、図7に示す金型2および止水用パッキ
ン(Oリング)11を用いる以外は、前記第1実施形態
とほぼ同様にして、ノルボルネン系モノマーを含む反応
原液を反応させて重合させる。なお、上述した第1実施
形態と実質的に同一の構成部分については同一の番号を
付して、その説明の一部を省略することにする。
【0086】本実施形態では、図7に示す金型2を用い
る。金型2の雌継手型6の入れ子部6bの外周面には、
止水用パッキン11が着脱自在に取り付けられるパッキ
ン取付用凹部が形成されている。
【0087】このパッキン取付用凹部に取り付けられる
止水用パッキン11は、雌継手型6の入れ子部6bのパ
ッキン取付用凹部に沿うような形状の断面矩形の環状リ
ングである。ただし、止水用パッキン11およびパッキ
ン取付用凹部は、このような形状に限定されない。止水
用パッキン11は、フィルム状あるいはシート状のもの
であっても良い。
【0088】この実施形態における止水用パッキン11
は、水膨潤性を有する樹脂部材であり、たとえば、アク
リル酸−ビニルアルコール共重合体またはイソブチレン
と無水マレイン酸の1モル:1モルの交互共重合体が用
いられる。
【0089】次に、上記の金型2を用い、反応性重合成
形方法によりチューブを成形する方法について説明す
る。
【0090】まず、雌継手型6のパッキン取付用凹部に
沿うように、止水用パッキン11をを配置装着した上
で、割型4,4を組み合わせ、その一端部に雄継手型5
を、他端部に該止水用パッキン11を装着した雌継手型
6を取り付ける。その後、組み合わされた割型4,4の
両端部に転動リング8,8を装着し、金型2を組み立て
る。次に、この金型2を、図3,4に示す駆動ローラ1
2,14の上に、回転自在に載置する。
【0091】その後、反応性重合成形を行う。貫通孔5
a,6aからノズルを入れて、反応原液を供給し、金型
2を、その軸芯回りに一定な回転速度で回転すること
で、金型2内部に供給された反応原液は、遠心力によ
り、雌継手型6の外周面および止水用パッキン11と割
型4,4の内周面との対向部に入り込むと共に、割型
4,4の内周面および雄継手型5の内周面にチューブ状
に張り付くことになる。反応原液における反応が進み、
塊状重合が行われる。
【0092】その後、金型2の回転を停止し、金型2を
冷却した後、転動リング8を外し、雄継手型5および雌
継手型6の割型4,4に対するネジ止め固定を解除し、
割型4,4を開く。次いで、雄継手型5を成形体に対し
て回転させるなどしながら引き抜くと共に、雌継手型6
も同様に回転させるなどしながら引き抜くことにより、
図8に示すようなチューブ状の成形体13を得ることが
できる。
【0093】このチューブ状成形体13は、ノルボルネ
ン系モノマーの反応性重合成形体から構成され、図8に
示すように、環状の凸部13cを有する雄継手部13a
および凹部13dを有する雌継手部13bを備えると共
に、雌継手部13bの内周面に止水用パッキン11を一
体的に有している。
【0094】このように、本実施形態の反応性重合成形
方法により得られたチューブ状成形体13は、その一端
部に雄継手部13aを、他端部に該雄継手部13aが嵌
入可能な雌継手部13bを一体的に有しているから、そ
の雄継手部13aを他の同様に成形したチューブ状成形
体13の雌継手部13bに嵌入し、またはその雌継手部
13bに他の同様に形成したチューブ状成形体13の雄
継手部13aを嵌入することにより、複数のチューブ状
成形体13を容易に一体的に連結接続することができ
る。
【0095】そして、図9に示すように、雄継手部13
aの凸部13cおよび雌継手部13bの凹部13dが互
いに嵌合(係合)するから、接続が強固且つ確実であ
る。これに加えて、雄継手部13aとこれが嵌入された
雌継手部13bの間の一部には、水潤膨性を有する止水
用パッキン11が介在されているから、複数のチューブ
状成形体13を順次嵌入・接続して配管せしめ、その内
部に水流を流通させた場合に止水用パッキン11が水分
を含んで膨張し、チューブ同士の接続部の隙間がより完
全に閉塞されることになる。したがって、接続部の止水
性を前記第1実施形態よりも高くすることが可能であ
る。
【0096】なお、止水用パッキン11の形状や配置位
置は、上記の実施形態に限定されることはなく、他の形
状を採用し、あるいは他の位置に配置することができ
る。
【0097】また、上記の第2実施形態では、止水用パ
ッキン11を金型2内に配置して得られる成形体と一体
化するようにしているが、成形体にパッキン取付部を同
時成形し、あるいは後加工し、止水用パッキン11を成
形後において成形体に装着することもできる。
【0098】その他の実施形態 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。たとえば、本発明で用いることができる金型として
は、上述した実施形態に限定されず、種々に改変するこ
とができる。
【0099】さらに、上述した実施形態では、金型を1
軸回りに回転させたが、2以上の多軸回りに回転させて
も良い。
【0100】加えて、チューブ状形成体の形状は、必ず
しも円筒形である必要はなく、その外周が矩形やその他
の形状のチューブであっても良い。
【0101】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0102】実施例1 図1(A)および図2に示す金型2を準備し、図3,4
に示す金型回転装置の駆動ローラ12,14上にセット
した。一対の割型4,4は、アルミニウム鋳物製であ
り、その外径は、500mm、その内径は軸方向の両端
部近傍の部分が410mmでその余の部分が400m
m、その軸方向長さは、1200mmであった。
【0103】雄継手型5および雌継手型6は、アルミニ
ウム鋳物製であり、雄継手型5の内側の軸方向の寸法
(深さ)は、82mm、雌継手型6の入れ子部6bの軸
方向の寸法(高さ)は、82mmであった。雄継手型5
および雌継手型6の貫通孔5a,6aの内径は、150
mmであった。
【0104】この割型4,4を割面3aで組み合わせ、
その一端部に雄継手型5を、他端部に雌継手型6をそれ
ぞれネジ止めにより固定した。割面3a,3b,3cに
は、シリコーンゴム製シール材を装着した。
【0105】この状態で、転動リング8,8を取り付け
た。転動リング8,8は、鋳鉄で構成してあり、その外
径は700mm、その軸方向厚みは50mmであった。
【0106】転動リング8,8を駆動ローラ12,14
の上に乗せ、金型2の貫通孔5a,6aからノズルを用
いて、22.5kgの反応原液を金型2の内部に供給し
た。
【0107】反応原液の調整は以下のように行った。ジ
シクロペンタジエン(DCP)85重量%と、トリシク
ロペンタジエン15重量%とからなる混合モノマーを用
い、このモノマー総量100重量部に対して、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体(クレイトン
1170、シェル社製)を5重量部とフェノール系の酸
化防止剤であるイルガノックス1010(チバガイギー
社製)を2重量部とを溶解させ、これを2つの容器に入
れ、一方には混合モノマーに対しジエチルアルミニウム
クロリド(DEAC)を40ミリモル濃度(混合モノマ
ー1モルに対するミリモル当量を以下「ミリモル濃度」
という)、n−プロパノールを44ミリモル濃度、四塩
化ケイ素を20ミリモル濃度となるように添加した(A
液)。他方には、混合モノマーに対しトリ(トリデシ
ル)アンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度とな
るように添加した(B液)。
【0108】A液およびB液をそれぞれギヤーポンプに
て1対1の容積比となるようにミキサーに送液し、次い
で、金型2の貫通孔5a,6aから金型2内部に、ノズ
ルを用いて供給した。反応原液の温度は、30°Cであ
り、その粘度は、30°Cで、300cpsであった。
【0109】反応原液の供給完了後、直ぐに、駆動ロー
ラ12,14を回転させ、金型2を、その軸芯回りに回
転した。15秒で、金型2の回転速度が、103rpm
となり、その速度を維持した。反応原液に作用する加速
度を計算すると、3.5Gであった。
【0110】この状態を5分間維持し、その後、回転を
停止し、金型2を取り出し、転動リング8,8を取り外
し、割型4,4を開くと共に、雄継手型5および雌継手
型6を取り外したところ、図5に示すようなチューブ状
成形体10が得られた。
【0111】成形体の肉厚は、15mmであった。雄継
手部10aの外径は390mm、雌継手部10bの内径
は395mmであった。また、雄継手部10aの凸部1
0cの最大外径は396mm、最小外径は390mm、
雌継手部10bの凹部10dの最大内径は402mm、
最小内径は395mmであった。
【0112】確認のため、このチューブ状成形体10を
複数箇所で切断し、断面状態を調べたが、ボイドは確認
されず、チューブ状成形体10の内周面10eを観察し
たところ、硬化不良などの不具合がなく、滑らかである
ことが確認された。また、チューブ状成形体の中空部断
面の真円度を計測したところ、真円に近いものであり、
良好な真円度が得られたことが確認された。
【0113】このようにして製造したチューブ状成形体
10を複数準備し、一方のチューブ状成形体10の雌継
手部10bに他方のチューブ状形成体10の雄継手部1
0aを嵌入することにより、順次連結接続させた。その
作業は極めて簡単であり、また、内部に水流を流通させ
たところ、接続部の止水性は良好であることが確認でき
た。
【0114】実施例2 金型2内に、充填剤としての珪砂(龍森製RS−シリ
カ、平均粒径1mm)を5kg投入し、その後、金型2
の貫通孔5a,6aからノズルを用いて、合計で5kg
の反応原液を金型2の内部に供給した以外は、前記実施
例1と同様にして、チューブ状成形体10を成形した。
【0115】確認のため、このチューブ状成形体を複数
箇所で切断し、断面状態を調べたが、ボイドは確認され
ず、充填剤としての珪砂が、均一に分散していることが
確認できた。また、チューブ状成形体10の内周面を観
察したところ、硬化不良などの不具合がなく、滑らかで
あることが確認された。また、チューブ状成形体の中空
部断面の真円度を計測したところ、真円に近いものであ
り、良好な真円度が得られたことが確認された。
【0116】実施例3 図7に示す金型2および止水用パッキン11を用いた以
外は、前記実施例1と同様にして反応性重合成形を実施
し、止水用パッキン11を一体的に有するチューブ状成
形体13を成形した。
【0117】止水用パッキン11としては、断面矩形の
環状リングを用い、その外径は402mm、内径は39
6mm、幅は6mmのものを使用した。止水用パッキン
11の材質は、ノルボルネン系モノマーを含む反応原液
からなる成形体との接合性を考慮して、アクリル酸−ビ
ニルアルコール共重合体から形成したものを用いた。
【0118】この止水用パッキン11を雌継手型6のパ
ッキン取付用凹部に取り付け、金型2を組み立てた上
で、前記実施例1と同様に反応原液を金型2内に供給
し、図8に示した止水用パッキン11を一体的に有する
チューブ状成形体13を得た。
【0119】確認のため、このチューブ状成形体13を
複数箇所で切断し、断面状態を調べたが、ボイドは確認
されず、チューブ状成形体13の内周面を観察したとこ
ろ、硬化不良などの不具合がなく、滑らかであることが
確認された。成形体13と止水用パッキン11との接合
性も良好であった。また、チューブ状成形体の中空部断
面の真円度を計測したところ、真円に近いものであり、
良好な真円度が得られたことが確認された。
【0120】このようにして製造したチューブ状成形体
13を複数準備し、一方のチューブ状成形体13の雌継
手部13bに他方のチューブ状形成体13の雄継手部1
3aを嵌入することにより、順次連結接続させた。その
作業は極めて簡単であり、また、内部に水流を流通させ
たところ、接続部の止水性は極めて良好であることが確
認できた。
【0121】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、高剛性、耐衝撃性などの優れた特性を有し、且つ、
接続部の止水性に優れた接続を実現できるチューブ状成
形体を製造することができる。また、接続作業が極めて
簡単であると共に、外周部に突起部等がなく、推進工法
による配管作業に好適なチューブ状成形体を製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A),(B)は本発明の1実施形態に係
る反応性重合成形方法に用いる金型の概略斜視図であ
る。
【図2】図2は本発明の1実施形態に係る反応性重合成
形方法に用いる金型の概略を示す一部破断側面図であ
る。
【図3】図3は金型を回転させるための駆動装置の側面
図である。
【図4】図4は駆動装置の平面図である。
【図5】図5は成形体の一例を示す一部破断側面図であ
る。
【図6】図6は雌継手部に雄継手部を嵌入させた状態の
拡大断面図である。
【図7】図7は本発明の他の実施形態に係る反応性重合
成形方法に用いられる金型の概略を示す一部破断側面図
である。
【図8】図8は成形体の他の例を示す一部破断側面図で
ある。
【図9】図9は雌継手部に雄継手部を嵌入させた状態の
拡大断面図である。
【符号の説明】
2… 金型 3a,3b,3c… 割面 4… 割型 5… 雄継手型 6… 雌継手型 8… 転動リング 10,13… チューブ状形成体 10a,13a… 雄継手部 10b,13b… 雌継手部 10c,13c… 凸部 10d,13d… 凹部 11…止水用パッキン 12,14… 駆動ロール 16… 変速機 18… トルクインバータモータ 20… ベース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形体に雄継手部を形成するための雄継
    手形成部を軸方向の一端部に有すると共に、該雄継手部
    が嵌入可能な雌継手部を成形体に形成するための雌継手
    形成部を軸方向の他端部に有する略筒状の金型内に反応
    原液を入れ、該金型を回転させて該反応原液に遠心力を
    加えつつ、反応重合させることを特徴とする反応性重合
    成形方法。
  2. 【請求項2】 長手方向の一端部の外周面に凸部および
    凹部の一方を有する雄継手部と、他端部の内周面に該凸
    部および凹部の一方と係合する凸部および凹部の他方を
    有し、該雄継手部が嵌入可能な雌継手部を一体的に備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の反応性重合成形方
    法により製造されたチューブ状成形体。
JP8813198A 1998-03-17 1998-03-17 反応性重合成形方法およびチューブ状成形体 Pending JPH11262926A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100747753B1 (ko) 2006-03-16 2007-08-08 김학건 합성수지관 및 그 제조방법
KR100803705B1 (ko) 2006-03-16 2008-02-15 김학건 합성수지관의 연결 구조를 가진 합성수지관

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