JPH11262479A - 連続mri画像再構成方法及び装置 - Google Patents

連続mri画像再構成方法及び装置

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JPH11262479A
JPH11262479A JP10068079A JP6807998A JPH11262479A JP H11262479 A JPH11262479 A JP H11262479A JP 10068079 A JP10068079 A JP 10068079A JP 6807998 A JP6807998 A JP 6807998A JP H11262479 A JPH11262479 A JP H11262479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチプルRFコイルを用いた連続撮影において
信号処理時間を短縮し、画像表示、画像転送における待
ち時間を削減する。 【解決手段】マルチプルコイルを用いて被検体から発生
するNMR信号を受信し、マルチプルコイルを構成する
複数の小型受信コイルで検出した受信信号を合成し、1
枚の画像を撮影するステップを繰り返し、時系列的に連
続したMRI画像を形成する。画像の合成は、各小型受
信コイルからの受信信号を各小型受信コイルの空間感度
分布で重み付けして行う。この合成に用いる各小型受信
コイルの空間感度分布は、前記繰り返されるステップの
うち、任意のステップにおいて、複数の小型受信コイル
でそれぞれ検出した受信信号から求めた空間感度分布を
記憶しておき、これを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体中の水素や
隣等からの核磁気共鳴(以下、NMRという)信号を測定
し、原子核の密度分布や緩和時間分布等を映像化する核
磁気共鳴撮影(MRI)装置に関し、特にNMR信号の測
定を連続的に行い時系列的に連続する画像を得るための
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、静磁場中に置かれた被検
体に高周波磁場を照射し、これによって被検体から生じ
るNMR信号を受信し、この受信信号を処理することによ
り画像を再構成するものであり、NMR信号を受信するた
めに高周波コイルが用いられる。
【0003】受信用高周波コイルとしては、感度範囲が
広く且つ感度のよいことが求められる。このような要求
を満たすものとして、小型の高感度コイルを複数組合せ
たマルチプルコイル或いはフェイズドアレイコイルと呼
ばれる高感度コイルが近年多用され始めた(特表平2-50
0175号、「改良された機能MRI用アレイ頭部コイル」Arr
ay Head Coil for Improved Functional MRI(Christoph
Leussler) 1996 ISMRM abstruct p.249、「脳撮影用ヘ
ルメット型及びシリンダー型CPアレイコイル:SN特性の
比較」Helmet and Cylindrical Shaped CP Array Coils
for Brain Imaging:A Comparison of Signal-to-Noise
Characteristics (H.A. Stark E. M. Haacke) 1996 IS
MRM abstruct p.1412、「1.5Tにおける体部撮影のため
の誘導デカップラーを備えた4チャンネルラップアラウ
ンドコイル」Four Channel Wrap-Around Coil with Ind
uctive Decoupler for 1.5 T Body Imaging(T.Takahash
iet. al) 1995 ISMRM abstruct p.1418等)。
【0004】このようなマルチプルコイルを用いたMRI
装置の信号検出部の一例を図5に示す。図示するよう
に、マルチプルコイル601は、例えば4個の小型RF受信
コイル602とそれぞれに接続されたプリアンプ603とから
構成される。各プリアンプ603からの出力は、4個のAD変
換・直交検波回路604を並列してなる信号検出部406で、
直交検波されA/D変換された後、信号処理部407において
それぞれ画像再構成のための演算605、例えばフーリエ
変換、バックプロジェクション法、ウェーブレット変換
が施され、最後に各信号毎に再構成された画像信号を合
成する(606)。
【0005】この場合、マルチプルコイルを構成する各
小型受信コイルの空間感度分布は、それぞれ異なるた
め、各小型受信コイルで得られた信号に、その空間感度
分布に応じた重み付けを行った後、合成する。各小型受
信コイルの空間感度分布は、ファントム等を用いて予め
求めることもできるが、各小型受信コイルからの受信信
号を演算することによって求めることができる。後者の
場合には、各受信信号の画像再構成演算の際に、各受信
信号に逆フーリエ変換等の演算やローパスフィルタ処理
等を行って空間感度分布を求め、これを各小型受信コイ
ルの信号の重み付け合成に用いる。
【0006】ところで、MRI装置による計測として、
近年、脳の活動状況を画像化する手法(脳機能計測)が開
発された。脳機能計測では、一定時間間隔で200枚から1
000枚のMRI画像を連続的に取得し、脳の刺激に連動した
MRI信号のわずかな変化(0.5%〜5%)を検出し、脳の
活性化部位を画像化する。
【0007】このように時系列に連続する画像を計測す
るMRI(ダイナミックMRI)では、検出すべき信号変
化が小さいので受信の高感度化が求められ、例えば上述
したマルチプルコイルが用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしマルチプルコイ
ル及びそのための信号処理部を備えた従来のMRI装置に
ダイナミックMRIを適用した場合、信号の取得、上述の
感度分布計算及び信号合成の一連の処理を、時系列に連
続する各画像毎に繰り返すことになるので(図6)、画
像再構成のための処理時間が増大する。
【0009】典型的なマルチスライス脳機能計測では、
同一スライスの画像撮影間隔(ダイナミックインターバ
ル)が2秒で、スライス数が16スライス程度が要求され
ている。これは、2/16=0.125秒毎に一枚の画像を再構成
する処理を意味し、高速の演算器が必要になり装置コス
トの増大を招く。また、処理時間が延長し演算が次の撮
影開始までに間に合わない場合、撮影が完了しているに
も関わらず、画像が表示されなかったり、画像がデータ
ベースに転送されず、その後の画像処理(例えば画像間
統計処理)を速やかに開始できないなどの実用上の不都
合を生じる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、本発明による連続MRI画像
形成方法では、静磁場中に置かれた被検体に高周波磁場
及び傾斜磁場を印加するとともに被検体から生じるNMR
信号をマルチプルコイルを用いて受信し、受信信号を処
理して被検体の画像を再構成することからなる撮像ステ
ップを繰り返し、時系列的に連続したMRI画像を形成
(以下、ダイナミック撮影という)する方法であって、
繰り返されるステップのうち、任意のステップにおい
て、マルチプルコイルを構成する複数の小型受信コイル
でそれぞれ検出した受信信号に低周波通過フィルタを作
用させ、各小型受信コイルの空間感度分布を求め、記憶
し、各ステップにおいて各小型受信コイルで検出された
受信信号を、それぞれ記憶された空間感度分布を用いて
重み付けした後、合成する。
【0011】また本発明のMRI装置は、被検体の置かれ
る空間に静磁場、傾斜磁場及び高周波磁場の各磁場を発
生する手段と、高周波磁場の照射により被検体から発生
するNMR信号を受信する受信手段と、傾斜磁場及び高周
波磁場の印加及びNMR信号の計測を所定のパルスシーケ
ンスに従って制御する手段と、受信手段で受信した信号
を処理して被検体の画像を再構成する信号処理手段とを
備えたMRI装置において、受信手段は、複数の小型受
信コイルからなるマルチプルコイルを備え、信号処理手
段は、時系列的に連続する画像を再構成するに際し、時
系列に連続して小型受信コイルから検出される信号の組
のうち任意の時点における信号の組を選択し、この信号
の組に基づき各小型受信コイルの空間感度分布を求め、
記憶する手段と、時系列に連続して小型受信コイルから
検出される各信号の組に、記憶された空間感度分布群を
用いて、重み付けし合成する手段とを備える。
【0012】各小型受信コイルの空間感度分布は、その
配置が変わらない限り変化しない。一方、ダイナミック
撮影中には一般にRFコイルの位置は固定されている。従
って、ダイナミック撮影中の空間感度分布は、時系列の
複数の画像について同一と見なすことができる。本発明
のMRI装置はこのような前提に基づき、少なくともダ
イナミック撮影の任意の一ステップで得られた信号の組
から、各小型受信コイルの空間感度分布を求め、これら
空間感度分布を用いて、各小型受信コイルで受信した信
号の重み付け合成を繰り返し行うようにしたので、時系
列の複数の画像毎に空間感度分布を計算する必要がな
く、感度分布計算処理に掛る演算量・演算時間を大幅に
削減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
【0014】図4は本発明が適用される典型的なMRI装
置の構成を示す図で、このMRI装置は、磁場発生手段と
して、被検体401の周囲に静磁場を発生する磁石402と、
この空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル403と、
この領域に高周波磁場を発生するRFコイル404と、被検
体401が発生するMR信号を検出するRFコイル405とを備え
ている。
【0015】傾斜磁場コイル403は、X、Y、Zの3方向の
傾斜磁場コイルで構成され、傾斜磁場電源409からの信
号に応じてそれぞれ傾斜磁場を発生する。RFコイル404
はRF送信部410の信号に応じて高周波磁場を発生する。
【0016】RFコイル405は、複数の小型受信コイルか
らなるマルチプルコイルで、各受信コイルで受信された
受信信号は、それぞれ信号検出部406で直交検波、AD
変換された後、信号処理部407でフーリエ変換、バック
プロジェクション法、ウェーブレット変換等の演算が施
される。各小型受信コイル毎に再構成された画像は、後
述する各小型受信コイルの空間感度分布に応じた重み付
けして合成され、1枚の統合画像に再構成される。画像
は表示部408で表示される。
【0017】マルチプルコイル405、信号検出部406及び
信号処理部407の構造は図5に示すものと同様である
が、信号処理部407はダイナミイック撮影において任意
の時点においてのみ小型受信コイルの感度分布計算を行
うように設定されている。
【0018】傾斜磁場電源409、RF送信部410及び信号検
出部406は、制御部411で、パルスシーケンスと呼ばれる
タイムチャートに従い制御される。ベッド412は被検体
が横たわるためのものである。
【0019】次に上記構成のMRI装置を用いた撮影方法
を、脳機能計測に適用した実施例について説明する。
【0020】脳機能計測は、例えば被検体が定期的に手
指の運動(tapping)を行っている状態と安静状態とを
繰り返しながら、脳の横断面を連続して撮影する。受信
コイルとしては、例えば4つの表面型小型コイル(以
下、小型受信コイルという)からなる頭部マルチプルRF
コイルを採用する。撮影法としては、1秒以内の短時間
で1枚の画像に必要な信号を得ることが可能な高速シー
ケンスであれば任意の撮影法が採用でき、本実施例では
100ミリ秒程度で1枚の画像を撮影できるシングルショ
ットEPI法を採用し、繰り返し時間TR内に異なる複
数のスライスを順次撮影するマルチスライス撮影を行う
場合を説明する。
【0021】このマルチスライス撮影では、例えば頭部
の8cmの厚さを、スライス厚5mm、スライス数16で撮影す
る。この場合、撮影の繰り返し時間TRを2秒とし、こ
の繰り返し時間内で各スライスの撮影を等間隔で行うと
すると、2秒÷16スライス=0.125秒でシグルシ
ョットEPIシーケンスが実行される。この1回のEP
Iシーケンス(ステップ)毎に1枚の画像に必要な信号
例えば128或いは256個のエコー信号が各小型受信コイル
毎に計測される。脳機能計測では、このような計測を1
000回程度繰り返し、この2000秒の間に、被検体
は例えば「40秒間安静にし10秒間左手の手指の運動を行
う」動作を40回繰り返す。
【0022】次にこのような連続撮影において、4つの
小型受信コイルで受信した信号から画像を再構成する方
法を図1を参照して詳述する。
【0023】まず1回目のEPIシーケンスの実行によ
って4つの小型受信コイルでそれぞれ計測された信号
を、図1(a)に示すように、AD変換・検波し、フーリ
エ変換等の演算を行い、4つの部分画像201を作成する
(301)。次いで、この4枚の部分画像201を用いて、そ
れぞれの小型受信コイルの感度分布計算を行う(20
6)。図中、en(i,j)は小型受信コイルn(n=1、2、3又は
4。以下同じ)で受信した信号から再構成した画像であ
ることを示し、wn(i,j)は小型受信コイルnについて求め
られた感度分布を表わす。
【0024】感度分布計算は、例えば図2に示すような
処理を施すことにより行う。即ちまず原画像201を2次
元逆フーリエ変換し(202)、計測(k)空間のデータpn(i',
j')(i'、j'は、k空間上のデータ配列を表わす)に戻
す。このデータpn(i',j')にk空間上の2次元のローパス
フィルタを作用させ(204)、2次元フーリエ変換(205)す
ることにより感度分布wn(i,j)(207)を得る。このように
求められた感度分布wn(i,j)は、ダイナミック撮影が終
了するまで、信号処理部の所定のメモリ上に保存してお
く。
【0025】次に信号処理部はこの感度分布を用いて4
つの部分画像en(i,j)の合成(303)を行う。この演算
は、例えば次式で示すような、en(i,j)とwn(i,j)を用い
て合成画像s(i,j)(304)を求める演算である。
【0026】
【数1】 この結果得られる合成画像304をMRI装置の表示部408に
表示し、或いは計算機のハードディスクに転送し画像デ
ータとして格納する(501)。
【0027】このように1枚目の画像を撮影した後、そ
の後の繰り返し時間で計測した信号についても、部分画
像en(i,j)(n=1、2、3、4)の作成までは1枚目の画像と
同様に処理する。即ち、各小型受信コイルで計測した受
信信号を信号検出部406でAD変換・検波し、信号処理部4
07でフーリエ変換等の演算を行い4つの部分画像を作成
する(301)。次に2枚目以降では、図1(b)及び図
3に示すように、感度分布計算を行わずに、1枚目で計
算し、メモリに保存された感度分布の結果wn(i,j)を用
いて信号合成(303)を行う。こうして合成された画像
を、1枚目の画像と同様に表示し、もしくは計算機に転
送(501)する。このような撮影を1000枚になるまで続
ける。
【0028】説明を簡単にするために1つのスライスに
ついて説明したが、マルチスライス撮影の場合には、以
上の処理を各スライスについて行う。従って16スライ
スのマルチスライスの場合、以上の処理により合計16
000枚の画像を得る。
【0029】これら画像形成における感度分布計算206
は、従来では4(コイル)×16(スライス)×1000(回)=6400
0回の演算が必要だったところを、本実施例では最初の
画像再構成時に行うだけでよいので、4(コイル)×16(ス
ライス)×1(回)=64回の演算量で済み、従来の1/1000に
削減している。即ち、本実施例での感度分布計算におけ
る演算の削減率は99.9%である。これにより演算器の負
担を軽減し、リアルタイムで画像を表示できる。
【0030】尚、以上の実施例では、1枚目の画像再構
成の際に各受信コイルの感度分布を求めることとした
が、感度分布を求める受信信号の計測時点は必ずしも最
初の計測時に限らない。但し、表示をリアルタイムで行
う場合には、計測開始から早い時点で感度分布を求めて
おくことが好適であり、これにより感度分布計算のため
の処理を待つことなく画像合成演算を行うことができ
る。
【0031】また以上の実施例では、マルチスライス撮
影の場合、スライス毎に感度分布を求めるとして説明し
た。これは一般には受信コイルの感度分布はスライス方
向について均一でなく、異なるスライス間で感度分布の
共有はできないためであるが、スライス方向に感度分布
の変化が少ない受信コイルでは、スライス間で感度分布
の共有が可能である。ここで、スライス方向に感度分布
の変化が少ない場合とは、例えば、筒状の表面に径方向
に矩形コイルを並べた頭部マルチプルコイルを使って、
体軸方向にマルチスライス撮影をする場合などが挙げら
れる。特に矩形コイルの寸法が筒状の軸方向に20cm〜30
cmと長い場合、スライス間隔が10mm、スライス数が10枚
程度までは感度分布の変化が少ない。この場合、上述の
実施例でスライス毎に感度分布を求めているのに対し、
例えば数スライス置きに感度分布を求めることができ、
更に感度分布計算の演算量を低減できる。
【0032】更に前述の実施例では、RFコイルの位置が
変化しない限り、感度分布は変化しないことを前提に、
一度求めた感度分布を、連続撮影された1000枚の画
像の合成に共通して用いる場合を説明したが、必要に応
じて或いは定期的に新たに計測された受信信号をもとに
感度分布を求める処理を行ってもよい。このような感度
分布の更新は、ダイナミック撮影中、被検体の検査部位
に対し受信コイルの位置が移動する可能性がある場合に
好適である。
【0033】例えば運動機能計測のように受信コイルの
動きが予測できるような場合には、複数枚(例えば3
枚)の画像の撮影毎に感度分布を求める演算を行うよう
に設定する。この場合でも、画像形成における感度分布
計算206は、従来の1/3に削減できる。
【0034】尚、被検体が仮に動いてもRFコイル自体の
位置が変化しない限り、感度分布は変化しないので、画
像の合成には一度求めた感度分布を用いることができ、
またナビゲーションエコー法等の公知の体動補正技術と
組み合わせることも可能である。
【0035】本発明は上述した脳機能計測や運動機能計
測以外の連続撮影にも有用である。たとえば、IVMR(Int
erventional MR)の術中モニター画像をマルチプルRFコ
イルを搭載したMRI装置で連続撮影する場合、レーザ治
療時に体内の温度分布の時間変化を連続して撮影する場
合等にも本発明は利用できる。これらの場合にも、公知
の体動補正技術を組合せてもよく、また必要に応じ感度
分布計算の更新を行ってもよい。
【0036】
【発明の効果】このように本発明のMRI装置および方
法によれば、マルチプルコイルを用いたMRI連続撮影に
おいて、マルチプルコイルを構成する各受信コイルの感
度分布を用いて画像を合成する際に、任意の時点で計測
された受信信号の組をもとに感度分布を求め、この感度
分布を用いて画像を合成することにより、感度分布計算
のための信号処理を大幅に削減できる。これにより高速
連続撮影の画像表示もしくは画像転送の待ち時間を短縮
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMRI装置における信号処理の一実施
例を示す模式図で、(a)は1枚目の画像の処理を、
(b)は2枚目以降の画像の処理をそれぞれ示す。
【図2】本発明による信号処理アルゴリズムの一例を示
す模式図。
【図3】本発明によるダイナミック撮影の一実施例を示
す模式図。
【図4】本発明が適用されるMRI装置のブロック図。
【図5】本発明及び従来のMRI装置の検出部・信号処
理部の一実施例を示すブロック図。
【図6】従来のMRI装置によるダイナミック撮影を示
す模式図。
【符号の説明】
402・・・・・・磁石(静磁場発生手段) 403・・・・・・傾斜磁場コイル 404・・・・・・RFコイル(高周波磁場発生手段) 405、601・・・・・・マルチプルコイル(受信手段) 407・・・・・・信号処理部(信号処理手段) 411・・・・・・制御部(制御手段) 602・・・・・・小型受信コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静磁場中に置かれた被検体に高周波磁場及
    び傾斜磁場を印加するとともに前記被検体から生じる核
    磁気共鳴信号をマルチプルコイルを用いて受信し、受信
    信号を処理して前記被検体の画像を再構成することから
    なる撮像ステップを繰り返し、時系列的に連続したMR
    I画像を再構成する方法であって、 前記繰り返されるステップのうち、任意のステップにお
    いて、前記マルチプルコイルを構成する複数の小型受信
    コイルでそれぞれ検出した受信信号に低周波通過フィル
    タを作用させ、各小型受信コイルの空間感度分布を求
    め、記憶し、 前記各ステップにおいて各小型受信コイルで検出された
    受信信号を、それぞれ前記空間感度分布を用いて重み付
    けした後、合成することを特徴とする連続MRI画像再
    構成方法。
  2. 【請求項2】被検体の置かれる空間に静磁場、傾斜磁場
    及び高周波磁場の各磁場を発生する手段と、前記高周波
    磁場の照射により被検体から発生する核磁気共鳴信号を
    受信する受信手段と、前記傾斜磁場及び高周波磁場の印
    加及び前記核磁気共鳴信号の計測を所定のパルスシーケ
    ンスに従って制御する手段と、前記受信手段で受信した
    信号を処理して前記被検体の画像を再構成する信号処理
    手段とを備えたMRI装置において、 前記受信手段は、複数の小型受信コイルからなるマルチ
    プルコイルを備え、 前記信号処理手段は、時系列的に連続する画像を再構成
    するに際し、時系列に連続して前記小型受信コイルから
    検出される信号の組のうち任意の時点における信号の組
    を選択し、この信号の組に基づき各小型受信コイルの空
    間感度分布を求め、記憶する手段と、 時系列に連続して前記小型受信コイルから検出される各
    信号の組に、前記空間感度分布群を用いて、重み付けし
    合成する手段とを備えたことを特徴とするMRI装置。
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