JPH11262105A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置

Info

Publication number
JPH11262105A
JPH11262105A JP10057988A JP5798898A JPH11262105A JP H11262105 A JPH11262105 A JP H11262105A JP 10057988 A JP10057988 A JP 10057988A JP 5798898 A JP5798898 A JP 5798898A JP H11262105 A JPH11262105 A JP H11262105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intention
motor
accelerator operation
driver
accelerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10057988A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Wakashiro
輝男 若城
Yuichi Shimazaki
勇一 島崎
Kenji Nakano
賢至 中野
Yoshitaka Kuroda
恵隆 黒田
Yoichi Iwata
洋一 岩田
Hideyuki Takahashi
秀幸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP10057988A priority Critical patent/JPH11262105A/ja
Publication of JPH11262105A publication Critical patent/JPH11262105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車両の加速時あるいは減速時
に、ドライバーの意思を反映したモータの駆動あるいは
回生を行えるようにする。 【解決手段】 アシスト量決定手段M1は、車速、エン
ジン回転数、シフトポジションおよび吸気負圧に基づい
て、モータMが発生するアシスト量をモータECU1を
介して制御する。車両の加速時に、加速意思推定手段M
3は、アクセル開度センサS6 で検出したアクセル開度
と、アクセル操作速度算出手段M2で算出したアクセル
操作速度とに基づいてドライバーの加速意思をファジー
理論を用いて推定し、アシスト量補正手段M4は前記加
速意思の大小に応じて前記アシスト量を補正する。また
車両の減速時には、アクセル開度とアクセル操作速度と
に基づいてドライバーの減速意思をファジー理論を用い
て推定し、その減速意思の大小に応じてモータMが発生
する回生量を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用駆動源とし
てエンジンおよびモータを備えたハイブリッド車両に関
する。
【0002】
【従来の技術】走行用駆動源としてエンジンおよびモー
タを備えており、エンジンの駆動力およびモータの駆動
力の何れか一方により、あるいはエンジンの駆動力およ
びモータの駆動力の両方により走行可能なハイブリッド
車両は公知である。
【0003】従来、かかるハイブリッド車両において、
加速時にモータを駆動してエンジンの駆動力をアシスト
する場合、そのアシスト量はエンジン回転数および吸気
負圧に基づいてマップ検索を行うことにより、あるいは
エンジン回転数および車速に基づいてマップ検索を行う
ことにより決定していた。また減速時にモータを回生制
動してエネルギー回収を行う場合、その回生量はエンジ
ン回転数および吸気負圧に基づいてマップ検索を行うこ
とにより、あるいはエンジン回転数および車速に基づい
てマップ検索を行うことにより決定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドライ
バーが車両を加速しようとする加速意思の大きさ、ある
いはドライバーが車両を減速しようとする減速意思の大
きさは様々であり、エンジン回転数、吸気負圧、車速等
に基づいてモータの駆動量および回生量をマップ検索す
るだけでは、ドライバーの意思を反映した加速および減
速を行うことが難しいという問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ハイブリッド車両の加速時あるいは減速時に、ドラ
イバーの意思を反映したモータの駆動あるいは回生を行
えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、走行用の駆動力を発
生するエンジンと、走行用の駆動力を発生してエンジン
をアシストするモータと、車両の運転状態に応じてモー
タのアシスト量を決定するアシスト量決定手段を含む制
御手段とを備えてなり、前記制御手段の出力に応じてモ
ータを制御するハイブリッド車両の制御装置において、
前記制御手段は、ドライバーのアクセル操作によるアク
セル開度を検出するアクセル開度検出手段の出力に基づ
いてアクセル操作速度を検出するアクセル操作速度算出
手段と、前記アクセル開度および前記アクセル操作速度
に基づいてドライバーの加速意思を推定する加速意思推
定手段と、前記加速意思に基づいて前記アシスト量を補
正するアシスト量補正手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】上記構成によれば、アクセル開度およびア
クセル操作速度に基づいてドライバーの加速意思を推定
し、推定した加速意思に基づいてモータのアシスト量を
補正するので、ドライバーの加速意思の大小に応じてモ
ータのアシスト量を適切に制御し、ドライバーの意思を
反映した走行を実現することができる。
【0008】また請求項2に記載された発明は、走行用
の駆動力を発生するエンジンと、走行用の駆動力および
回生制動力を発生するモータと、車両の運転状態に応じ
てモータの回生量を決定する回生量決定手段を含む制御
手段とを備えてなり、前記制御手段の出力に応じてモー
タを制御するハイブリッド車両の制御装置において、前
記制御手段は、ドライバーのアクセル操作によるアクセ
ル開度を検出するアクセル開度検出手段の出力に基づい
てアクセル操作速度を検出するアクセル操作速度算出手
段と、前記アクセル開度および前記アクセル操作速度に
基づいてドライバーの減速意思を推定する減速意思推定
手段と、前記減速意思に基づいて前記回生量を補正する
回生量補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、アクセル開度およびア
クセル操作速度に基づいてドライバーの減速意思を推定
し、推定した減速意思に基づいてモータの回生量を補正
するので、ドライバーの減速意思の大小に応じてモータ
の回生量を適切に制御し、ドライバーの意思を反映した
走行を実現することができる。
【0010】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記加速意思をファジー理論により
推定することを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、ドライバーの加速意思
をファジー理論によりきめ細かく推定し、ドライバーの
意思を充分に反映した走行を実現することができる。
【0012】また請求項4に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、前記減速意思をファジー理論により
推定することを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、ドライバーの減速意思
をファジー理論によりきめ細かく推定し、ドライバーの
意思を充分に反映した走行を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】図1〜図16は本発明の一実施例を示すも
ので、図1はハイブリッド車両の全体構成図、図2はモ
ータモード判定ルーチンのフローチャートの第1分図、
図3はモータモード判定ルーチンのフローチャートの第
2分図、図4はアシストトリガーテーブル、図5はドラ
イバー意思推定ルーチンのフローチャート、図6は加速
意思算出ルーチンのフローチャート、図7は加速意思メ
ンバーシップ関数を検索するマップ、図8は減速意思算
出ルーチンのフローチャート、図9は減速意思メンバー
シップ関数を検索するマップ、図10はアシスト量補正
係数算出ルーチンのフローチャート、図11はアシスト
量補正係数を検索するマップ、図12は回生量補正係数
を検索するマップ、図13は加速モードルーチンのフロ
ーチャート、図14は減速モードルーチンのフローチャ
ート、図15はモータのアシスト制御系のブロック図、
図16はモータの回生制御系のブロック図である。
【0016】図1に示すように、ハイブリッド車両はエ
ンジンEおよびモータMを備えており、エンジンEの駆
動力および/またはモータMの駆動力はオートマチック
トランスミッションあるいはマニュアルトランスミッシ
ョンよりなるトランスミッションTを介して駆動輪たる
前輪Wf,Wfに伝達される。またハイブリッド車両の
減速時に前輪Wf,Wf側からモータM側に駆動力が伝
達されると、モータMは発電機として機能して所謂回生
制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギ
ーとして回収する。
【0017】モータMの駆動および回生の制御は、モー
タECU1に接続されたパワードライブユニット2によ
り行われる。パワードライブユニット2には電気二重層
コンデンサよりなる蓄電手段としてのキャパシタ3が接
続される。キャパシタ3は、最大電圧が2.5ボルトの
セルを12個直列に接続したモジュールを、更に6個直
列に接続したもので、その最大電圧は180ボルトであ
る。ハイブリッド車両には各種補機類を駆動するための
12ボルトの補助バッテリ4が搭載されており、この補
助バッテリ4はキャパシタ3にダウンバータ5を介して
接続される。メインECU11により制御されるダウン
バータ5は、キャパシタ3の電圧を12ボルトに降圧し
て補助バッテリ4を充電する。
【0018】キャパシタ3の最大電圧は180ボルトで
あるが、過充電による劣化防止のために実際に使用され
る最大電圧は170ボルトに抑えられ、またダウンバー
タ5の作動確保のために実際に使用される最小電圧は8
0ボルトに抑えられる。
【0019】メインECUは、前記モータECU1およ
び前記ダウンバータ5に加えて、エンジンEへの燃料供
給量を制御する燃料供給量制御手段6の作動と、キャパ
シタ3に蓄電された電力により駆動されるスタータモー
タ7の作動とを制御する。そのために、メインECU1
1には、従動輪たる後輪Wr,Wrの回転数に基づいて
車速Vを検出する車速センサS1 からの信号と、エンジ
ン回転数Neを検出するエンジン回転数センサS2 から
の信号と、トランスミッションTのシフトポジションを
検出するシフトポジションセンサS3 からの信号と、ブ
レーキペダル8の操作を検出するブレーキスイッチS4
からの信号と、クラッチペダル9の操作を検出するクラ
ッチスイッチS5 からの信号と、アクセルペダル10の
開度APを検出するアクセル開度センサS6 からの信号
と、スロットル開度THを検出するスロットル開度セン
サS7 からの信号と、キャパシタ3の残容量を検出する
キャパシタ残容量センサS8 からの信号と、補助バッテ
リ4から持ち出される消費電力を検出する12ボルト系
消費電力センサS9 からの信号と、吸気負圧PBを検出
する吸気負圧センサS10からの信号とが入力される。
【0020】このハイブリッド車両の制御モードには、
「始動モード」、「アイドル停止モード」、「アイドル
モード」、「減速モード」、「加速モード」および「ク
ルーズモード」の6種類があり、本発明は「加速モー
ド」におけるモータMのアシスト力の制御と、「減速モ
ード」におけるモータMの回生力の制御とを要旨とする
ものである。
【0021】次に、図15のブロック図に基づいてモー
タMのアシスト力の制御系の概略を説明する。
【0022】本発明の制御手段を構成するメインECU
11は、アシスト量決定手段M1と、アクセル操作速度
算出手段M2と、加速意思推定手段M3と、アシスト量
補正手段M4とを備える。アシスト量決定手段M1は、
車速センサS1 で検出した車速Vと、エンジン回転数セ
ンサS2 で検出したエンジン回転数Neと、シフトポジ
ションセンサS3 で検出したシフトポジションと、吸気
負圧検出手段S10で検出した吸気負圧PBとに基づい
て、モータMが発生するアシスト量をモータECU1を
介して制御する。
【0023】アクセル操作速度算出手段M2は、アクセ
ル開度センサS6 で検出したアクセル開度APに基づい
てアクセル操作速度DAPを算出し、加速意思推定手段
M3は、前記アクセル開度APおよびアクセル操作速度
DAPに基づいてドライバーの加速意思をファジー理論
を用いて推定する。アシスト量補正手段M4は、ドライ
バーの加速意思が大きいときには、アシスト量決定手段
M1により決定されるアシスト量を増加方向に補正し、
逆にドライバーの加速意思が小さいときには、アシスト
量決定手段M1により決定されるアシスト量を減少方向
に補正する。
【0024】次に、図16のブロック図に基づいてモー
タMの回生力の制御系の概略を説明する。
【0025】メインECU11は、回生量決定手段M5
と、アクセル操作速度算出手段M2と、減速意思推定手
段M6と、回生量補正手段M7とを備える。回生量決定
手段M5は、車速センサS1 で検出した車速Vと、エン
ジン回転数センサS2 で検出したエンジン回転数Ne
と、シフトポジションセンサS3 で検出したシフトポジ
ションと、吸気負圧検出手段S10で検出した吸気負圧P
Bと、ブレーキスイッチS4 で検出した制動状態とに基
づいて、モータMが発生する回生量をモータECU1を
介して制御する。
【0026】アクセル操作速度算出手段M2は、アクセ
ル開度センサS6 で検出したアクセル開度APに基づい
てアクセル操作速度DAPを算出し、減速意思推定手段
M6は、前記アクセル開度APおよびアクセル操作速度
DAPに基づいてドライバーの減速意思をファジー理論
を用いて推定する。回生量補正手段M7は、ドライバー
の減速意思が大きいときには、回生量決定手段M5によ
り決定される回生量を増加方向に補正し、逆にドライバ
ーの減速意思が小さいときには、回生量決定手段M5に
より決定される回生量を減少方向に補正する。
【0027】次に、図2および図3のフローチャートに
基づいて前記6種類のモードの決定について説明する。
【0028】先ず、図2のフローチャートのステップS
11でドライバーがスタータスイッチをONしたとき、
ステップS12でエンジン回転数センサS2 により検出
されたエンジン回転数Neがエンジンストール判定回転
数NCRと比較され、Ne≦NCRであってエンジンE
が停止状態にあれば、ステップS13で「始動モード」
が選択され、スタータモータ7が作動してエンジンEを
始動する。その結果、エンジンEが始動してステップS
12でNe>NCRになると、「始動モード」を終了し
てステップS16に移行する。
【0029】ステップS11でスタータスイッチがOF
Fすると、ステップS14でドライバーの加速意思ある
いは減速意思の推定が行われる。このステップS14の
具体的内容は後から詳述する。
【0030】続くステップS15でアイドルエンジン停
止制御実行フラグF FCMGの状態を確認する。アイ
ドルエンジン停止制御実行フラグF FCMGは、アイ
ドル運転時にエンジンEを停止させるか否かを識別する
ためのもので、それが「0」にセットされた状態では、
燃料供給量制御手段6による燃料カットに続く燃料供給
の再開が実行されてエンジンEがアイドル運転状態に維
持されるが、それが「1」にセットされた状態では、燃
料カットに続く燃料供給の再開が禁止されてアイドル運
転を行わずにエンジンEが停止させられ、燃料消費量の
節減が図られる。
【0031】アイドルエンジン停止制御実行フラグF
FCMGは、オートマチックトランスミッションを搭載
した車両では、原則的にシフトポジションセンサS3
検出したシフトポジションと、ブレーキスイッチS4
検出した制動状態とに基づいて制御され、またマニュア
ルトランスミッションを搭載した車両では、原則的にシ
フトポジションセンサS3 で検出したシフトポジション
と、クラッチスイッチS5 で検出したクラッチ操作状態
とに基づいて制御される。
【0032】而して、ステップS15でアイドルエンジ
ン停止制御実行フラグF FCMGが「0」にセットさ
れており、且つステップS12でNe≦NCRであって
エンジンEが停止状態にあれば、ステップS13で「始
動モード」が選択されてエンジンEが自動的に始動す
る。これにより、例えば信号待ち等の状態でエンジンE
が停止しているとき、シフトポジションセンサS3 、ブ
レーキスイッチS4 またはクラッチスイッチS5 の出力
に基づいてドライバーが車両を発進させる意思を持った
ことが確認されると、自動的にエンジンEの始動が実行
される。ステップS15でアイドルエンジン停止制御実
行フラグF FCMGが「1」にセットされている場
合、あるいはステップS15でアイドルエンジン停止制
御実行フラグF FCMGが「0」にセットされてお
り、且つステップS12でNe>NCRであってエンジ
ンEが運転状態にあればステップS16に移行し、スロ
ットル開度センサS7 で検出したスロットル開度THを
スロットル全閉判定値THIDLEと比較する。
【0033】ステップS16でTH<THIDLEであ
ってスロットルバルブが全閉状態にあり、且つステップ
S17で車速センサS1 により検出した車速Vが0であ
れば、即ち車両が停止状態にあれば、ステップS18で
アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMGの状
態を確認する。そしてステップS18でアイドルエンジ
ン停止制御実行フラグF FCMGが「1」にセットさ
れていれば、ステップS19で「アイドル停止モード」
が選択され、燃料カットに続く燃料供給の再開が禁止さ
れてアイドル運転を行わずにエンジンEが停止させられ
る。一方、ステップS18でアイドルエンジン停止制御
実行フラグF FCMGが「0」にセットされていれ
ば、ステップS20で「アイドルモード」が選択され、
燃料カットに続く燃料供給の再開が実行されてエンジン
Eがアイドル運転状態に維持される。
【0034】ステップS16でTH<THIDLEであ
ってスロットルバルブが全閉状態にあり、ステップS1
7で車速センサS1 により検出した車速Vが0でなけれ
ば、ステップS23で「減速モード」が選択され、モー
タMによる回生制動が実行される。この「減速モード」
の具体的内容は後から詳述する。
【0035】ステップS16でスロットル開度THがス
ロットル全閉判定値THIDLE以上であってスロット
ルバルブが開いていれば、ステップS24において、
「加速モード」および「クルーズモード」を判別するた
めの加速モード/クルーズモード判定フラグF MAS
Tを、図4に示したアシストトリガーテーブルから検索
する。そしてステップS25で加速モード/クルーズモ
ード判定フラグF MASTが「1」であればステップ
S26で「加速モード」が選択され、モータMの駆動力
でエンジンEの駆動力がアシストされる。またステップ
S25で加速モード/クルーズモード判定フラグF
ASTが「0」であればステップS27で「クルーズモ
ード」が選択され、車両は基本的にはエンジンEの駆動
力で走行する。尚、「クルーズモード」において、キャ
パシタ3の電圧に応じてモータMによるアシスト/回生
を行うことも可能である。「加速モード」の具体的内容
は後から詳述する。
【0036】図4に示すように、アシストトリガーテー
ブルはスロットル開度センサS7 で検出したスロットル
開度THと、エンジン回転数センサS2 で検出したエン
ジン回転数Neとをパラメータとするもので、ヒステリ
シスが設定されている。即ち、スロットル開度THの増
加に応じて、あるいはエンジン回転数Neの減少に応じ
てMASTHのラインを下から上に通過すると、加速モ
ード/クルーズモード判定フラグF MASTが「0」
から「1」に変化し、またスロットル開度THの減少に
応じて、あるいはエンジン回転数Neの増加に応じてM
ASTLのラインを上から下に通過すると、加速モード
/クルーズモード判定フラグF MASTが「1」から
「0」に変化するようになっている。その結果、スロッ
トル開度THが大きくエンジン回転数Neが小さいとき
に「加速モード」が選択され、スロットル開度THが小
さくエンジン回転数Neが大きいときに「クルーズモー
ド」が選択される。
【0037】而して、図3のフローチャートのステップ
S28で前記各モードに応じて決定される態様でモータ
Mの駆動および回生が制御される。
【0038】次に、前記ステップS14の「運転意思推
定」の具体的内容を、図5、図6、図8および図10の
フローチャートを参照して説明する。
【0039】先ず、図5のフローチャートのステップS
31で、アクセル開度センサS6 で検出したアクセル開
度APに基づいてアクセル操作速度DAPを算出する。
即ち、現在のアクセル開度APから0.1sec前のア
クセル開度AP1を減算した値(AP−AP1)をアク
セル操作速度DAPとする。
【0040】続くステップS32で、アクセル開度AP
およびアクセル操作速度DAPに基づいて、ドライバー
の加速意思を推定する。ドライバーの加速意思推定の具
体的内容は、図6のフローチャートに示される。
【0041】図6のフローチャートのステップS41
で、アクセル開度APに基づいて図7(A)のAP〜u
ACC1検索マップから、アクセル開度に基づく加速意
思小メンバーシップ関数検索値uACC1を検索し、ス
テップS42でアクセル開度APに基づいて図7(B)
のAP〜uACC2検索マップから、アクセル開度に基
づく加速意思大メンバーシップ関数検索値uACC2を
検索し、ステップS43でアクセル操作速度DAPに基
づいて図7(C)のDAP〜vACC1検索マップか
ら、アクセル操作速度に基づく加速意思小メンバーシッ
プ関数検索値vACC1を検索し、ステップS44でア
クセル操作速度DAPに基づいて図7(D)のDAP〜
vACC2検索マップから、アクセル操作速度に基づく
加速意思大メンバーシップ関数検索値vACC2を検索
する。
【0042】図7(A)のAP〜uACC1検索マップ
は、アクセル開度APが0から格子点APUACC1L
(例えば、5deg)に達するまでは1に設定され、そ
こからアクセル開度APの増加に応じてリニアに減少
し、格子点APUACC1H(例えば、40deg)に
達した後は0に保持される。図7(B)のAP〜uAC
C2検索マップは、アクセル開度APが0から格子点A
PUACC2L(例えば、5deg)に達するまでは0
に設定され、そこからアクセル開度APの増加に応じて
リニアに増加し、格子点APUACC2H(例えば、4
0deg)に達した後は1に保持される。
【0043】図7(C)のDAP〜vACC1検索マッ
プは、アクセル操作速度DAPが0から格子点DAPV
ACC1L(例えば、5deg/sec)に達するまで
は1に設定され、そこからアクセル操作速度DAPの増
加に応じてリニアに減少し、格子点DAPVACC1H
(例えば、40deg/sec)に達した後は0に保持
される。図7(D)のDAP〜vACC2検索マップ
は、アクセル操作速度DAPが0から格子点DAPVA
CC2L(例えば、5deg/sec)に達するまでは
0に設定され、そこからアクセル操作速度DAPの増加
に応じてリニアに増加し、格子点DAPVACC2H
(例えば、40deg/sec)に達した後は1に保持
される。
【0044】続くステップS45で、アクセル開度に基
づく加速意思小メンバーシップ関数検索値uACC1、
アクセル開度に基づく加速意思大メンバーシップ関数検
索値uACC2、アクセル操作速度に基づく加速意思小
メンバーシップ関数検索値vACC1およびアクセル操
作速度に基づく加速意思大メンバーシップ関数検索値v
ACC2を表1に示すマップに適用することにより、u
ACC1およびvACC1の組み合わせから加速意思出
力値wACC11を検索し、uACC1およびvACC
2の組み合わせから加速意思出力値wACC12を検索
し、uACC2およびvACC1の組み合わせから加速
意思出力値wACC21を検索し、uACC2およびv
ACC2の組み合わせから加速意思出力値wACC22
を検索する。
【0045】
【表1】 加速意思出力値wACC11,wACC12,wACC
21,wACC22の値は、表1の右側に行くほど、下
側に行くほど、あるいは右下側に行くほど大きくなるよ
うに設定されており、またアクセル操作速度が増加した
場合のほうが、アクセル開度が増加した場合よりも大き
くなるように設定されている。
【0046】このように、アクセル開度だけでなくアク
セル操作速度に基づいて加速意思出力値wACC11,
wACC12,wACC21,wACC22を検索する
ので、ドライバーの加速意思を一層明確に反映すること
ができる。
【0047】続くステップS46で、単位時間当たりの
加速意思出力値ACCMを、前記4つの加速意思メンバ
ーシップ関数検索値uACC1,uACC2,vACC
1,vACC2および前記4つの加速意思出力値wAC
C11,wACC12,wACC21,wACC22を
用いて、次式から算出する。
【0048】ACCM=(A1 +A2 +A3 +A4 )/
(B1 +B2 +B3 +B4 ) A1 =uACC1*vACC1*wACC11 A2 =uACC1*vACC2*wACC12 A3 =uACC2*vACC1*wACC21 A4 =uACC2*vACC2*wACC22 B1 =uACC1*vACC1 B2 =uACC1*vACC2 B3 =uACC2*vACC1 B4 =uACC2*vACC2 続くステップS47で、単位時間当たりの加速意思積算
値の前回値ACCSUM(n−1)に今回の単位時間当
たりの加速意思出力値ACCMを加算することにより、
単位時間当たりの加速意思積算値の今回値ACCSUM
(n)を算出する。
【0049】続くステップS48〜S51で、前記ステ
ップS47において算出した単位時間当たりの加速意思
積算値ACCSUMをリミット処理し、その上限および
下限を規制する。即ち、ステップS48で単位時間当た
りの加速意思積算値ACCSUMが下限値ACCSUM
L未満であれば、ステップS50で前記下限値ACCS
UMLを単位時間当たりの加速意思積算値ACCSUM
とし、ステップS49で単位時間当たりの加速意思積算
値ACCSUMが上限値ACCSUMHを越えていれ
ば、ステップS51で前記上限値ACCSUMHを単位
時間当たりの加速意思積算値ACCSUMとする。
【0050】続いて、図5のフローチャートのステップ
S33で、アクセル開度APおよびアクセル操作速度D
APに基づいて、ドライバーの減速意思を推定する。ド
ライバーの減速意思推定の具体的内容は、図8のフロー
チャートに示される。
【0051】図8のフローチャートのステップS61で
単位時間当たりの加速意思出力値ACCMが0でなく、
ドライバーが加速意思を持っていると判断すれば、ステ
ップS72に移行して後述する単位時間当たりの減速意
思積算値DECSUMを下限値DECSUMLに設定す
る。またステップS61で単位時間当たりの加速意思出
力値ACCMが0であり、ステップS62でブレーキペ
ダル8が踏まれてブレーキスイッチS4 がONしていれ
ば、ドライバーが強い減速意思を持っていると判断し、
ステップS73に移行して単位時間当たりの減速意思積
算値DECSUMを上限値DECSUMHに設定する。
【0052】ステップS61で単位時間当たりの加速意
思出力値ACCMが0であり、且つステップS62でブ
レーキペダル8が踏まれていなければ、ステップS63
に移行してアクセル開度APおよびアクセル操作速度D
APに基づいてドライバーの減速意思を推定する。
【0053】先ず、ステップS63でアクセル開度AP
に基づいて図9(A)のAP〜uDEC1検索マップか
ら、アクセル開度に基づく減速意思小メンバーシップ関
数検索値uDEC1を検索し、ステップS64でアクセ
ル開度APに基づいて図9(B)のAP〜uDEC2検
索マップから、アクセル開度に基づく減速意思大メンバ
ーシップ関数検索値uDEC2を検索し、ステップS6
5でアクセル操作速度DAPに基づいて図9(C)のD
AP〜vDEC1検索マップから、アクセル操作速度に
基づく減速意思小メンバーシップ関数検索値vDEC1
を検索し、ステップS66でアクセル操作速度DAPに
基づいて図9(D)のDAP〜vDEC2検索マップか
ら、アクセル操作速度に基づく減速意思大メンバーシッ
プ関数検索値vDEC2を検索する。
【0054】図9(A)のAP〜uDEC1検索マップ
は、アクセル開度APが0から格子点APUDEC1L
(例えば、5deg)に達するまでは1に設定され、そ
こからアクセル開度APの増加に応じてリニアに減少
し、格子点APUDEC1H(例えば、40deg)に
達した後は0に保持される。図9(B)のAP〜uDE
C2検索マップは、アクセル開度APが0から格子点A
PUDEC2L(例えば、5deg)に達するまでは0
に設定され、そこからアクセル開度APの増加に応じて
リニアに増加し、格子点APUDEC2H(例えば、4
0deg)に達した後は1に保持される。
【0055】図9(C)のDAP〜vDEC1検索マッ
プは、アクセル操作速度DAPが0から格子点DAPV
DEC1L(例えば、−5deg/sec)に達するま
では1に設定され、そこからアクセル操作速度DAPの
増加に応じてリニアに減少し、格子点DAPVDEC1
H(例えば、−40deg/sec)に達した後は0に
保持される。図9(D)のDAP〜vDEC2検索マッ
プは、アクセル操作速度DAPが0から格子点DAPV
DEC2L(例えば、−5deg/sec)に達するま
では0に設定され、そこからアクセル操作速度DAPの
増加に応じてリニアに増加し、格子点DAPVDEC2
H(例えば、−40deg/sec)に達した後は1に
保持される。
【0056】続くステップS67で、アクセル開度に基
づく減速意思小メンバーシップ関数検索値uDEC1、
アクセル開度に基づく減速意思大メンバーシップ関数検
索値uDEC2、アクセル操作速度に基づく減速意思小
メンバーシップ関数検索値vDEC1およびアクセル操
作速度に基づく減速意思大メンバーシップ関数検索値v
DEC2を表2に示すマップに適用することにより、u
DEC1およびvDEC1の組み合わせから減速意思出
力値wDEC11を検索し、uDEC1およびvDEC
2の組み合わせから減速意思出力値wDEC12を検索
し、uDEC2およびvDEC1の組み合わせから減速
意思出力値wDEC21を検索し、uDEC2およびv
DEC2の組み合わせから減速意思出力値wDEC22
を検索する。
【0057】
【表2】 減速意思出力値wDEC11,wDEC12,wDEC
21,wDEC22の値は、表2の右側に行くほど、下
側に行くほど、あるいは右下側に行くほど大きくなるよ
うに設定されており、またアクセル操作速度が増加した
場合のほうが、アクセル開度が増加した場合よりも大き
くなるように設定されている。
【0058】このように、アクセル開度だけでなくアク
セル操作速度に基づいて減速意思出力値wDEC11,
wDEC12,wDEC21,wDEC22を検索する
ので、ドライバーの減速意思を一層明確に反映すること
ができる。
【0059】続くステップS68で、単位時間当たりの
減速意思出力値DECMを、前記4つの減速意思メンバ
ーシップ関数検索値uDEC1,uDEC2,vDEC
1,vDEC2および前記4つの減速意思出力値wDE
C11,wDEC12,wDEC21,wDEC22を
用いて、次式から算出する。
【0060】DECM=(C1 +C2 +C3 +C4 )/
(D1 +D2 +D3 +D4 ) C1 =uDEC1*vDEC1*wDEC11 C2 =uDEC1*vDEC2*wDEC12 C3 =uDEC2*vDEC1*wDEC21 C4 =uDEC2*vDEC2*wDEC22 D1 =uDEC1*vDEC1 D2 =uDEC1*vDEC2 D3 =uDEC2*vDEC1 D4 =uDEC2*vDEC2 続くステップS69で、単位時間当たりの減速意思積算
値の前回値DECSUM(n−1)に今回の単位時間当
たりの減速意思出力値DECMを加算することにより、
単位時間当たりの減速意思積算値の今回値DECSUM
(n)を算出する。
【0061】続くステップS70〜S73で、前記ステ
ップS69において算出した単位時間当たりの減速意思
積算値DECSUMをリミット処理し、その上限および
下限を規制する。即ち、ステップS70で単位時間当た
りの減速意思積算値DECSUMが下限値DECSUM
L未満であれば、ステップS72で前記下限値DECS
UMLを単位時間当たりの減速意思積算値DECSUM
とし、ステップS71で単位時間当たりの減速意思積算
値DECSUMが上限値DECSUMHを越えていれ
ば、ステップS73で前記上限値DECSUMHを単位
時間当たりの減速意思積算値DECSUMとする。
【0062】続いて、図5のフローチャートのステップ
S34で、前記単位時間当たりの加速意思積算値ACC
SUMに基づいてアシスト量補正係数KASSISTを
決定する。図11は加速意思積算値ACCSUMからア
シスト量補正係数KASSISTを検索するアシスト量
補正係数検索マップを示すもので、加速意思積算値AC
CSUMが0から格子点ACCSUMLに達するまでア
シスト量補正係数KASSISTは1未満の所定値に設
定され、そこから加速意思積算値ACCSUMが格子点
ACCSUMHに達するまでアシスト量補正係数KAS
SISTは1を越えてリニアに増加し、加速意思積算値
ACCSUMが格子点ACCSUMHに達した後にアシ
スト量補正係数KASSISTは1よりも大きい所定値
に保持される。
【0063】このようにして、図10のフローチャート
のステップS81でアシスト量補正係数KASSIST
が検索されると、続くステップS82〜S85で、前記
ステップS81において検索したアシスト量補正係数K
ASSISTをリミット処理し、その上限および下限を
規制する。即ち、ステップS82でアシスト量補正係数
KASSISTが上限値KASSISTLMTH以上で
あれば、ステップS84で前記上限値KASSISTL
MTHをアシスト量補正係数KASSISTとし、ステ
ップS83でアシスト量補正係数KASSISTが下限
値KASSISTLMTL以下であれば、ステップS8
5で前記下限値KASSISTLMTLをアシスト量補
正係数KASSISTとする。
【0064】続いて、図5のフローチャートのステップ
S35で、前記単位時間当たりの減速意思積算値DEC
SUMに基づいて回生量補正係数KREGENEを決定
する。図12は減速意思積算値DECSUMから回生量
補正係数KREGENEを検索する回生量補正係数検索
マップを示すもので、減速意思積算値DECSUMが0
から格子点DECSUMLに達するまで回生量補正係数
KREGENEは1に設定され、そこから減速意思積算
値DECSUMが格子点DECSUMHに達するまで回
生量補正係数KREGENEはリニアに減少し、減速意
思積算値ACCSUMが格子点DECSUMHに達した
後に回生量補正係数KREGENEは1よりも小さい所
定値に保持される。
【0065】次に、図3のフローチャートのステップS
26の「加速モード」の内容を、そのサブルーチンを示
す図13のフローチャートに基づいて説明する。
【0066】先ずステップS91でRAMに記憶されて
いる各種記憶値をクリアする。続くステップS92にお
いて、マニュアルトランスミッションを搭載した車両の
クラッチスイッチS5 がONしていてクラッチ断状態に
ある場合と、ステップS93において、マニュアルトラ
ンスミッションを搭載した車両のシフトポジションがニ
ュートラルポジションにあるか、オートマチックトラン
スミッションを搭載した車両のシフトポジションがニュ
ートラルポジションかパーキングポジションにある場合
と、ステップS94において、キャパシタ残容量センサ
8 で検出したキャパシタ3の残容量QCAPが下限値
QCAPLMTL以下である場合とには、ステップS9
5でモータMのアシスト量ASTPWRを0に設定して
モータMによるアシストを中止する。そしてステップS
96で、12ボルト系消費電力センサS9 で検出した1
2ボルト系消費電力に相当する電力をモータMの回生に
より発電し、その電力を補助バッテリ4に供給する。
【0067】一方、ステップS92において、マニュア
ルトランスミッションを搭載した車両のクラッチスイッ
チS5 がOFFしていてクラッチ接状態にあり、ステッ
プS93において、マニュアルトランスミッションを搭
載した車両のシフトポジションがインギヤポジションに
あるか、オートマチックトランスミッションを搭載した
車両のシフトポジションがニュートラルポジションかパ
ーキングポジション以外にあり、且つステップS94に
おいて、キャパシタ3の残容量QCAPが下限値QCA
PLMTLを越えている場合には、モータMによるアシ
ストを行うべく、ステップS97でアシスト量ASTP
WRをマップ検索する。
【0068】アシスト量ASTPWRを検索するマップ
は、マニュアルトランスミッションを搭載した車両と、
オートマチックトランスミッションを搭載した車両とで
異なっており、マニュアルトランスミッションを搭載し
た車両では、吸気負圧センサS10で検出した吸気負圧P
Bと、エンジン回転数センサS2 で検出したエンジン回
転数Neとに基づいてアシスト量ASTPWRを検索
し、オートマチックトランスミッションを搭載した車両
では、車速センサS1 で検出した車速Vと、エンジン回
転数センサS2 で検出したエンジン回転数Neとに基づ
いてアシスト量ASTPWRを検索する。
【0069】尚、マニュアルトランスミッションを搭載
した車両用のマップは変速段毎に持ち替えられ、更に混
合気の濃度に応じて持ち替えられる。またオートマチッ
クトランスミッションを搭載した車両用のマップは混合
気の濃度に応じて持ち替えられる。
【0070】続くステップS98で、前記ステップS9
7で検索したアシスト量ASTPWRに、図10のフロ
ーチャートで算出したアシスト量補正係数KASSIS
Tを乗算して補正した値を最終的なアシスト量ASTP
WRとし、この最終的なアシスト量ASTPWRが得ら
れるようにモータMが駆動される。ドライバーの加速意
思が大きいときにはアシスト量補正係数KASSIST
も大きくなるため、そのアシスト量補正係数KASSI
STを乗算されたアシスト量ASTPWRも大きくな
り、その結果モータMがドライバーの加速意思に則した
大きな駆動力を発生して車両の加速性能が高められる。
【0071】モータMが駆動力を発生しているときには
回生電力を利用できないため、ステップS99で12ボ
ルト系消費電力に相当する電力をキャパシタ3から補助
バッテリ4に供給する。
【0072】次に、図3のフローチャートのステップS
23の「減速モード」の内容を、そのサブルーチンを示
す図14のフローチャートに基づいて説明する。
【0073】先ずステップS101でRAMに記憶され
ている各種記憶値をクリアする。続くステップS102
において、マニュアルトランスミッションを搭載した車
両のクラッチスイッチS5 がONしていてクラッチ断状
態にある場合と、ステップS103において、マニュア
ルトランスミッションを搭載した車両のシフトポジショ
ンがニュートラルポジションにあるか、オートマチック
トランスミッションを搭載した車両のシフトポジション
がニュートラルポジションかパーキングポジションにあ
る場合と、ステップS105において、キャパシタ残容
量センサS8 で検出したキャパシタ3の残容量QCAP
が上限値QCAPLMTH以上である場合とには、ステ
ップS106でモータMの非制動時回生量REGENお
よび制動時回生量REGENBRを何れも0に設定して
モータMによる回生制動を中止する。
【0074】一方、ステップS102において、マニュ
アルトランスミッションを搭載した車両のクラッチスイ
ッチS5 がOFFしていてクラッチ接状態にあり、ステ
ップS103において、マニュアルトランスミッション
を搭載した車両のシフトポジションがインギヤポジショ
ンにあるか、オートマチックトランスミッションを搭載
した車両のシフトポジションがニュートラルポジション
かパーキングポジション以外にあり、且つステップS1
05において、キャパシタ3の残容量QCAPが上限値
QCAPLMTH未満である場合には、モータMによる
回生制動を行うべく、ステップS107に移行する。
【0075】尚、ステップS103において、マニュア
ルトランスミッションを搭載した車両のシフトポジショ
ンがインギヤポジションにあるか、オートマチックトラ
ンスミッションを搭載した車両のシフトポジションがニ
ュートラルポジションかパーキングポジション以外にあ
る場合には、ステップS104において、12ボルト系
消費電力センサS9 で検出した12ボルト系消費電力に
相当する電力をモータMの回生により発電し、その電力
を補助バッテリ4に供給する。
【0076】ステップS107でブレーキスイッチS4
がOFFしている非制動時には、ステップS108で非
制動時回生量REGENをマップ検索し、ステップS1
07でブレーキスイッチS4 がONしている制動時に
は、ステップS111で制動時回生量REGENBRを
マップ検索する。非制動時回生量REGENおよび制動
時回生量REGENBRを検索するマップは、マニュア
ルトランスミッションを搭載した車両と、オートマチッ
クトランスミッションを搭載した車両とで異なってお
り、マニュアルトランスミッションを搭載した車両で
は、吸気負圧センサS 10で検出した吸気負圧PBと、エ
ンジン回転数センサS2 で検出したエンジン回転数Ne
とに基づいて非制動時回生量REGENおよび制動時回
生量REGENBRを検索し、オートマチックトランス
ミッションを搭載した車両では、車速センサS1 で検出
した車速Vと、エンジン回転数センサS2 で検出したエ
ンジン回転数Neとに基づいて非制動時回生量REGE
Nおよび制動時回生量REGENBRを検索する。
【0077】ブレーキスイッチS4 がONしているとき
は、大きな制動力を必要としてブレーキペダル8を踏ん
だ場合であり、従って制動時回生量REGENBRは非
制動時回生量REGENよりも大きく設定される。尚、
マニュアルトランスミッションを搭載した車両用のマッ
プは変速段毎に持ち替えられ、更に混合気の濃度に応じ
て持ち替えられる。またオートマチックトランスミッシ
ョンを搭載した車両用のマップは混合気の濃度に応じて
持ち替えられる。
【0078】そしてステップS107でブレーキスイッ
チS4 がOFFしている場合には、ステップS109に
おいて、前記ステップS108で検索した非制動時回生
量REGENに、図5のフローチャートのステップS3
5で算出した回生量補正係数KREGENEを乗算して
補正した値を最終的な非制動時回生量REGENとし、
この最終的な非制動時回生量REGENが得られるよう
にモータMが回生制動され、続くステップS110で制
動時回生量REGENBRが0に設定される。またステ
ップS107でブレーキスイッチS4 がONしている場
合には、ステップS112において、前記ステップS1
11で検索した制動時回生量REGENBRに、図5の
フローチャートのステップS35で算出した回生量補正
係数KREGENEを乗算して補正した値を最終的な制
動時回生量REGENBRとし、この最終的な制動時回
生量REGENBRが得られるようにモータMが回生制
動され、続くステップS113で非制動時回生量REG
ENが0に設定される。
【0079】回生量補正係数KREGENEはドライバ
ーの減速意思が大きいときほど大きくなるため、その回
生量補正係数KREGENEを乗算された制動時回生量
REGENBRおよび非制動時回生量REGENも大き
くなり、その結果モータMがドライバーの減速意思に則
した大きな回生制動力を発生して車両の減速性能が高め
られる。
【0080】ドライバーの加速意思や減速意思の大きさ
には様々な段階があって、単純に意思「有り」と意思
「無し」とに分けられるものではないが、ファジー理論
を用いてアクセル開度APおよびアクセル操作速度DA
Pからドライバーの意思をきめ細かく推定することによ
り、ドライバーの意思を反映した制御を行うことが可能
となる。
【0081】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0082】例えば、車両のトランスミッションTがオ
ートマチックトランスミッションである場合、それは有
段式のものに限定されず、無段式のもの(CVT)であ
っても良い。
【0083】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された構成
によれば、アクセル開度およびアクセル操作速度に基づ
いてドライバーの加速意思を推定し、推定した加速意思
に基づいてモータのアシスト量を補正するので、ドライ
バーの加速意思の大小に応じてモータのアシスト量を適
切に制御し、ドライバーの意思を反映した走行を実現す
ることができる。
【0084】また請求項2に記載された発明によれば、
アクセル開度およびアクセル操作速度に基づいてドライ
バーの減速意思を推定し、推定した減速意思に基づいて
モータの回生量を補正するので、ドライバーの減速意思
の大小に応じてモータの回生量を適切に制御し、ドライ
バーの意思を反映した走行を実現することができる。
【0085】また請求項3に記載された発明によれば、
ドライバーの加速意思をファジー理論によりきめ細かく
推定し、ドライバーの意思を充分に反映した走行を実現
することができる。
【0086】また請求項4に記載された発明によれば、
ドライバーの減速意思をファジー理論によりきめ細かく
推定し、ドライバーの意思を充分に反映した走行を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド車両の全体構成図
【図2】モータモード判定ルーチンのフローチャートの
第1分図
【図3】モータモード判定ルーチンのフローチャートの
第2分図
【図4】アシストトリガーテーブル
【図5】ドライバー意思推定ルーチンのフローチャート
【図6】加速意思算出ルーチンのフローチャート
【図7】加速意思メンバーシップ関数を検索するマップ
【図8】減速意思算出ルーチンのフローチャート
【図9】減速意思メンバーシップ関数を検索するマップ
【図10】アシスト量補正係数算出ルーチンのフローチ
ャート
【図11】アシスト量補正係数を検索するマップ
【図12】回生量補正係数を検索するマップ
【図13】加速モードルーチンのフローチャート
【図14】減速モードルーチンのフローチャート
【図15】モータのアシスト制御系のブロック図
【図16】モータの回生制御系のブロック図
【符号の説明】
11 メインECU(制御手段) AP アクセル開度 ASTPWR アシスト量 DAP アクセル操作速度 E エンジン KASSIST アシスト量補正係数(加速意
思) KREGENE 回生量補正係数(減速意思) M モータ M1 アシスト量決定手段 M2 アクセル操作速度算出手段 M3 加速意思推定手段 M4 アシスト量補正手段 M5 回生量決定手段 M6 減速意思推定手段 M7 回生量補正手段 REGEN 非制動時回生量(回生量) REGENBR 制動時回生量(回生量) S6 アクセル開度センサ(アクセル開度検出手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 恵隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 岩田 洋一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高橋 秀幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の駆動力を発生するエンジン
    (E)と、 走行用の駆動力を発生してエンジン(E)をアシストす
    るモータ(M)と、 車両の運転状態に応じてモータ(M)のアシスト量(A
    STPWR)を決定するアシスト量決定手段(M1)を
    含む制御手段(11)と、を備えてなり、前記制御手段
    (11)の出力に応じてモータ(M)を制御するハイブ
    リッド車両の制御装置において、 前記制御手段(11)は、 ドライバーのアクセル操作によるアクセル開度(AP)
    を検出するアクセル開度検出手段(S6 )の出力に基づ
    いてアクセル操作速度(DAP)を検出するアクセル操
    作速度算出手段(M2)と、 前記アクセル開度(AP)および前記アクセル操作速度
    (DAP)に基づいてドライバーの加速意思(KASS
    IST)を推定する加速意思推定手段(M3)と、 前記加速意思(KASSIST)に基づいて前記アシス
    ト量(ASTPWR)を補正するアシスト量補正手段
    (M4)と、を備えたことを特徴とするハイブリッド車
    両の制御装置。
  2. 【請求項2】 走行用の駆動力を発生するエンジン
    (E)と、 走行用の駆動力および回生制動力を発生するモータ
    (M)と、 車両の運転状態に応じてモータ(M)の回生量(REG
    EN,REGENBR)を決定する回生量決定手段(M
    5)を含む制御手段(11)と、を備えてなり、前記制
    御手段(11)の出力に応じてモータ(M)を制御する
    ハイブリッド車両の制御装置において、 前記制御手段(11)は、 ドライバーのアクセル操作によるアクセル開度(AP)
    を検出するアクセル開度検出手段(S6 )の出力に基づ
    いてアクセル操作速度(DAP)を検出するアクセル操
    作速度算出手段(M2)と、 前記アクセル開度(AP)および前記アクセル操作速度
    (DAP)に基づいてドライバーの減速意思(KREG
    ENE)を推定する減速意思推定手段(M6)と、 前記減速意思(KREGENE)に基づいて前記回生量
    (REGEN,REGENBR)を補正する回生量補正
    手段(M7)と、を備えたことを特徴とするハイブリッ
    ド車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記加速意思(KASSIST)をファ
    ジー理論により推定することを特徴とする、請求項1に
    記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記減速意思(KREGENE)をファ
    ジー理論により推定することを特徴とする、請求項2に
    記載のハイブリッド車両の制御装置。
JP10057988A 1998-03-10 1998-03-10 ハイブリッド車両の制御装置 Pending JPH11262105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10057988A JPH11262105A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 ハイブリッド車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10057988A JPH11262105A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 ハイブリッド車両の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11262105A true JPH11262105A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13071403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10057988A Pending JPH11262105A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 ハイブリッド車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11262105A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004535031A (ja) * 2001-07-11 2004-11-18 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両減速の自動作動方法及びその装置
KR100921274B1 (ko) 2007-12-13 2009-10-09 현대자동차주식회사 하이브리드 차량의 토크 제어 방법
JP2012205476A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Honda Motor Co Ltd 車両の制御装置
JP2013504492A (ja) * 2009-09-15 2013-02-07 ケーピーアイティ カミンズ インフォシステムズ リミテッド ユーザ入力に基づくハイブリッド車のモータ補助
WO2013168779A1 (ja) * 2012-05-10 2013-11-14 本田技研工業株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP2013244797A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Mazda Motor Corp ハイブリッドシステム
JP2014111436A (ja) * 2012-11-26 2014-06-19 Dr Ing Hcf Porsche Ag 自動車の駆動システム、および前記タイプの駆動システムを操作する方法
US9227626B2 (en) 2009-09-15 2016-01-05 Kpit Technologies Limited Motor assistance for a hybrid vehicle based on predicted driving range
JP2017175907A (ja) * 2017-04-24 2017-09-28 本田技研工業株式会社 車両の制御装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7840354B2 (en) 2001-07-11 2010-11-23 Robert Bosch Gmbh Method and device for automatically triggering a vehicle deceleration
JP2004535031A (ja) * 2001-07-11 2004-11-18 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両減速の自動作動方法及びその装置
KR100921274B1 (ko) 2007-12-13 2009-10-09 현대자동차주식회사 하이브리드 차량의 토크 제어 방법
US9227626B2 (en) 2009-09-15 2016-01-05 Kpit Technologies Limited Motor assistance for a hybrid vehicle based on predicted driving range
JP2013504492A (ja) * 2009-09-15 2013-02-07 ケーピーアイティ カミンズ インフォシステムズ リミテッド ユーザ入力に基づくハイブリッド車のモータ補助
US9884615B2 (en) 2009-09-15 2018-02-06 Kpit Technologies Limited Motor assistance for a hybrid vehicle based on predicted driving range
JP2012205476A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Honda Motor Co Ltd 車両の制御装置
JPWO2013168779A1 (ja) * 2012-05-10 2016-01-07 本田技研工業株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
US9302669B2 (en) 2012-05-10 2016-04-05 Honda Motor Co., Ltd. Control device for hybrid vehicle
WO2013168779A1 (ja) * 2012-05-10 2013-11-14 本田技研工業株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP2013244797A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Mazda Motor Corp ハイブリッドシステム
JP2014111436A (ja) * 2012-11-26 2014-06-19 Dr Ing Hcf Porsche Ag 自動車の駆動システム、および前記タイプの駆動システムを操作する方法
JP2017175907A (ja) * 2017-04-24 2017-09-28 本田技研工業株式会社 車両の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6740987B2 (en) Control device for hybrid vehicle
US6414401B1 (en) Regeneration control system and method of hybrid vehicle
US6523626B2 (en) Control device for hybrid vehicles
US6550557B2 (en) Control apparatus for hybrid vehicle
US20020108794A1 (en) Control apparatus for hybrid vehicles
US6561295B1 (en) Control system and method of hybrid vehicle
US6570266B1 (en) Control apparatus for hybrid vehicle
JP2001103613A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US6343246B1 (en) Control system for a hybrid vehicle
US6641501B2 (en) Control apparatus for hybrid vehicle
JPH11262105A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3350465B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3383231B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3706732B2 (ja) 車両のエンジン停止制御装置
JP3540214B2 (ja) ハイブリッド車両の出力制御装置
JP3706736B2 (ja) 車両のエンジン自動停止・始動制御装置
US6717378B2 (en) Motor output control system and method for hybrid vehicle
JP3706733B2 (ja) 車両のエンジン停止制御装置
JP3706734B2 (ja) 車両のエンジン停止制御装置
JP4474452B2 (ja) 車両のエンジン停止制御装置
JP3819582B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP4041204B2 (ja) 車両のエンジン停止制御装置
JP3706735B2 (ja) 車両のエンジン自動停止・始動制御装置
JP3578945B2 (ja) ハイブリッド車両の発電制御装置
JPH11257119A (ja) 車両のエンジン停止制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 11