JPH11262016A - 動画像復号化方法 - Google Patents

動画像復号化方法

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JPH11262016A
JPH11262016A JP6135098A JP6135098A JPH11262016A JP H11262016 A JPH11262016 A JP H11262016A JP 6135098 A JP6135098 A JP 6135098A JP 6135098 A JP6135098 A JP 6135098A JP H11262016 A JPH11262016 A JP H11262016A
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勝典 平瀬
Shinichi Matsuura
信一 松浦
Hiroshi Murashima
弘嗣 村島
Akihiko Yamashita
昭彦 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、間引き後に各水平ラインの空間
位置の間隔が不均一となるような再生画像が生成される
ような垂直方向間引きが行われる動画像再生方法におい
て、出力形式に応じた再生画像を得るためのフォーマッ
ト変換時に、水平ライン数の変換と各水平ラインの空間
位置の間隔をほぼ均一にするための空間位置補正とを同
時に行うようにした動画像再生方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 間引き後に得られる第2の再生画像の奇
数フィールドの水平ライン数と偶数フィールドの水平ラ
イン数とがほぼ等しくなるように、第1の再生画像に対
して、水平方向間引きおよび垂直方向間引きのうちの少
なくとも垂直方向間引きを行い、フォーマット変換後に
得られる第3の再生画像の各水平ラインの空間位置の間
隔が均等となるように、第2の再生画像に対してフォー
マット変換を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MPEG方式で
圧縮符号化された信号を復号化して、原画像の解像度よ
り低い解像度の再生画像を得るのに適した動画像復号化
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタルTVなどの分野にお
いて画像データを圧縮符号化するための画像符号化方式
として、MPEG(Moving Picture Expert Group)方式
が知られている。
【0003】MPEG方式の代表的なものに、MPEG
1とMPEG2とがある。MPEG1では、順次走査
(ノンインターレース)の画像のみ扱われていたが、M
PEG2では、順次走査の画像だけでなく、飛び越し走
査(インターレース走査)の画像も扱われるようになっ
た。
【0004】これらのMPEGの符号化には、動き補償
予測(時間的圧縮)、DCT(空間的圧縮)及びエント
ロピー符号化(可変長符号化)が採用されている。MP
EGの符号化では、まず、16(水平方向画素数)×1
6(垂直方向画素数)の大きさのマクロブロック単位ご
とに、時間軸方向の予測符号化(MPEG1ではフレー
ム予測符号化が、MPEG2ではフレーム予測符号化ま
たはフィールド予測符号化)が行われる。予測符号化方
式に対応してIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3
種類の画像タイプが存在する。以下においては、フレー
ム予測符号化を例にとって説明する。
【0005】(1)Iピクチャ:フレーム内の情報のみ
から符号化された画面で、フレーム間予測を行わずに生
成される画面であり、Iピクチャ内の全てのマクロブロ
ック・タイプは、フレーム内情報のみで符号化するフレ
ーム内予測符号化である。
【0006】(2)Pピクチャ:IまたはPピクチャか
らの予測を行うことによってできる画面であり、一般的
に、Pピクチャ内のマクロブロック・タイプは、フレー
ム内情報のみで符号化するフレーム内符号化と、過去の
再生画像から予測する順方向フレーム間予測符号化との
両方を含んでいる。
【0007】(3)Bピクチャ:双方向予測によってで
きる画面で、一般的に、以下のマクロブロック・タイプ
を含んでいる。 a.フレーム内情報のみで符号化するフレーム内予測符
号化 b.過去の再生画像から予測する順方向フレーム間予測
符号化 c.未来から予測する逆方向フレーム間予測符号化 d.前後両方の予測による内挿的フレーム間予測符号化 ここで、内挿的フレーム間予測とは、順方向予測と逆方
向予測の2つの予測を対応画素間で平均することをい
う。
【0008】MPEG符号器では、原画像の画像データ
は、16(水平方向画素数)×16(垂直方向画素数)
の大きさのマクロブロック単位に分割される。マクロブ
ロック・タイプがフレーム内予測符号化以外のマクロブ
ロックに対しては、マクロブロック・タイプに応じたフ
レーム間予測が行われ、予測誤差データが生成される。
【0009】マクロブロック単位毎の画像データ(マク
ロブロック・タイプがフレーム内予測符号化である場
合)または予測誤差データ(マクロブロック・タイプが
フレーム間予測符号化である場合)は、8×8の大きさ
の4つのサブブロックに分割され、各サブブロックの画
像データに直交変換の1種である2次元離散コサイン変
換(DCT:Discrete Cosine Transform )が数式1に
基づいて行われる。つまり、図10に示すように、8×
8の大きさのブロック内の各データf(i,j)に基づ
いて、uv空間(u:水平周波数,v:垂直周波数)に
おける各DCT(直交変換)係数F(u,v)が得られ
る。
【0010】
【数1】
【0011】MPEG1では、DCTには、フレームD
CTモードのみであるが、MPEG2のフレーム構造で
は、マクロブロック単位でフレームDCTモードとフィ
ールドDCTモードに切り換えることができる。ただ
し、MPEG2のフィールド構造では、フィールドDC
Tモードのみである。
【0012】フレームDCTモードでは、16×16の
マクロブロックが、4分割され左上の8×8のブロッ
ク、右上の8×8のブロック、左下の8×8のブロッ
ク、右下の8×8のブロック毎にDCTが行われる。
【0013】一方、フィールドDCTモードでは、16
×16のマクロブロックの左半分の8(水平方向画素
数)×16(垂直方向画素数)のブロック内の奇数ライ
ンのみからなる8×8のデータ群、左半分の8×16の
ブロック内の偶数ラインのみからなる8×8のデータ
群、右半分の8(水平方向画素数)×16(垂直方向画
素数)のブロック内の奇数ラインのみからなる8×8の
データ群および右半分の8×16のブロック内の偶数ラ
インのみからなる8×8のデータ群の各データ群毎にD
CTが行われる。
【0014】上記のようにして得られたDCT係数に対
して量子化が施され、量子化されたDCT係数が生成さ
れる。量子化されたDCT係数は、ジグザグスキャンま
たはオルタネートスキャンされて1次元に並べられ、可
変長符号器によって符号化される。MPEG符号器から
は、可変長符号器によって得られた変換係数の可変長符
号とともに、マクロブロック・タイプを示す情報を含む
制御情報および動きベクトルの可変長符号が出力され
る。
【0015】図9は、MPEG復号器の構成を示すブロ
ック図である。
【0016】変換係数の可変長符号は、可変長復号化器
101に送られる。マクロブロック・タイプを含む制御
信号はCPU110に送られる。動きベクトルの可変長
符号は、可変長復号化器109に送られて復号化され
る。可変長復号化器109によって得られた動きベクト
ルは、第1参照画像用メモリ106および第2参照画像
用メモリ107に、参照画像の切り出し位置を制御する
ための制御信号として送られる。
【0017】可変長復号化器101は、変換係数の可変
長符号を復号化する。逆量子化器102は、可変長復号
化器101から得られた変換係数(量子化されたDCT
係数)を逆量子化してDCT係数に変換する。
【0018】逆DCT回路103は、逆量子化器102
で生成されたDCT係数列を8×8のサブブロック単位
のDCT係数に戻すとともに、数式2に示す逆変換式に
基づいて8×8の逆DCTを行う。つまり、図10に示
すように、8×8のDCT係数F(u,v)に基づい
て、8×8のサブブロック単位のデータf(i,j)が
得られる。また、4つのサブブロック単位のデータf
(i,j)に基づいて1つのマクロブロック単位の再生
画像データまたは予測誤差データを生成する。
【0019】
【数2】
【0020】逆DCT回路103によって生成されたマ
クロブロック単位の予測誤差データには、そのマクロブ
ロック・タイプに応じた参照画像データが加算器104
によって加算されて、再生画像データが生成される。参
照画像データは、スイッチ112を介して加算器104
に送られる。ただし、逆DCT回路103から出力され
たデータがフレーム内予測符号に対する再生画像データ
である場合には、参照画像データは加算されない。
【0021】逆DCT回路103または加算器104に
よって得られたマクロブロック単位の画像データが、B
ピクチャに対する再生画像データである場合には、その
再生画像データはスイッチ113に送られる。
【0022】逆DCT回路103または加算器104に
よって得られたマクロブロック単位の再生画像データ
が、IピクチャまたはPピクチャに対する再生画像デー
タである場合には、その再生画像データはスイッチ11
1を介して第1参照画像用メモリ106または第2参照
画像用メモリ107に格納される。スイッチ111は、
CPU110によって制御される。
【0023】平均化部108は、メモリ106、107
から読出された再生画像データを平均して、内挿的フレ
ーム間予測符号化に用いられる参照画像データを生成す
る。
【0024】スイッチ112は、CPU110によって
次のように制御される。逆DCT回路103から出力さ
れたデータがフレーム内予測符号に対する再生画像デー
タである場合には、スイッチ112の共通端子が接地端
子に切り換えられる。
【0025】逆DCT回路103から出力されたデータ
が順方向フレーム間予測符号に対する予測誤差データで
ある場合または逆方向フレーム間予測符号に対する予測
誤差データである場合には、スイッチ112の共通端子
が第1参照画像用メモリ106の出力が送られる端子ま
たは第2参照画像用メモリ107の出力が送られる端子
のいずれか一方を選択するように切り換えられる。な
お、参照画像用メモリ106、107から参照画像が読
み出される場合には、可変長復号化器109からの動き
ベクトルに基づいて、参照画像の切り出し位置が制御さ
れる。
【0026】逆DCT回路103から出力されたデータ
が内挿的フレーム間予測符号に対する予測誤差データで
ある場合には、スイッチ112の共通端子が平均化部1
08の出力が送られる端子を選択するように切り換えら
れる。
【0027】スイッチ113は、加算器104から送ら
れてくるBピクチャに対する再生画像データ、参照画像
用メモリ106に格納されたIピクチャまたはPピクチ
ャに対する再生画像データ、参照画像用メモリ107に
格納されたIピクチャまたはPピクチャに対する再生画
像データが原画像の順序と同じ順番で出力されるように
CPU110によって制御される。復号器から出力され
た画像データはモニタ装置に与えられ、モニタ装置の表
示画面に原画像が表示される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原画像の解
像度より低い解像度の再生画像を得る場合に、DCT係
数のうちの一部のみを使用して逆DCTを行って得た画
像に基づいて第1の再生画像を生成し、当該第1の再生
画像に対して水平方向間引きおよび垂直方向間引きのう
ち、少なくとも垂直方向間引きを行って、原画像に対し
て解像度の低い第2の再生画像を生成することが考えら
れる。
【0029】このような場合、第1の再生画像は、奇数
フィールドの水平ラインと偶数フィールドの水平ライン
とを含んでいるので、間引き後に得られる第2の再生画
像においても時間差のある画像情報を共に残すようにす
るために、奇数フィールドの水平ラインと偶数フィール
ドの水平ラインとが均等に含まれるような垂直間引きを
行うことが好ましい。しかしながらこのような垂直間引
きを行うと、得られた第2画像の各水平ラインの空間位
置の間隔は不均一となってしまう。
【0030】この発明は、間引き後に各水平ラインの空
間位置の間隔が不均一となるような再生画像が生成され
るような垂直方向間引きが行われる動画像再生方法にお
いて、出力形式に応じた再生画像を得るためのフォーマ
ット変換時に、水平ライン数の変換と各水平ラインの空
間位置の間隔をほぼ均一にするための空間位置補正とを
同時に行うようにした動画像再生方法を提供することを
目的とする。
【0031】この発明は、間引き後に各水平ラインの空
間位置の間隔が不均一となるような再生画像が生成され
るような垂直方向間引きが行われる動画像再生方法にお
いて、各水平ラインの空間位置の間隔がほぼ均一となる
ような再生画像が生成しやすくなる動画像再生方法を提
供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の動
画像復号化方法は、MPEG方式によって圧縮符号化さ
れた信号を復号化する動画像復号化方法であって、DC
T係数のうちの一部のみを使用して逆DCTを行って得
た画像に基づいて第1の再生画像を生成する第1ステッ
プ、当該第1の再生画像に対して水平方向間引きおよび
垂直方向間引きのうちの少なくとも垂直方向間引きを行
って、原画像に対して解像度の低い第2の再生画像を生
成する第2ステップ、第2の再生画像を所定の出力形式
に合わせてフォーマット変換して第3の再生画像を生成
する第3ステップを備え、第2ステップでは、間引き後
に得られる第2の再生画像の奇数フィールドの水平ライ
ン数と偶数フィールドの水平ライン数とがほぼ等しくな
るように、第1の再生画像に対して、水平方向間引きお
よび垂直方向間引きのうちの少なくとも垂直方向間引き
を行い、第3ステップでは、フォーマット変換後に得ら
れる第3の再生画像の各水平ラインの空間位置の間隔が
均等となるように、第2の再生画像に対してフォーマッ
ト変換を行うことを特徴とする。
【0033】第2ステップで行う垂直方向間引きの間引
き率が1/2である場合には、第1の再生画像の水平ラ
インを2本単位おきに2本単位ずつ間引くといった垂直
方向間引きが行われる。
【0034】この発明による第2の動画像復号化方法
は、MPEG方式によって圧縮符号化された信号を復号
化する動画像復号化方法であって、DCT係数のうちの
一部のみを使用して逆DCTを行って得た画像に基づい
て第1の再生画像を生成する第1ステップ、当該第1の
再生画像に対して水平方向間引きおよび垂直方向間引き
のうちの少なくとも垂直方向間引きを行って、原画像に
対して解像度の低い第2の再生画像を生成する第2ステ
ップ、および第2の再生画像に対して空間位置補正を行
って第3の再生画像を生成する第3ステップを備え、第
2ステップでは、間引き後に得られる第2の再生画像の
奇数フィールドの水平ライン数と偶数フィールドの水平
ライン数とがほぼ等しくなるように、第1の再生画像に
対して、水平方向間引きおよび垂直方向間引きのうちの
少なくとも垂直方向間引きを行い、第3ステップでは、
空間位置補正後に得られる第3の再生画像の各水平ライ
ンの空間位置の間隔がほぼ均等にとなるように、第2の
再生画像に対して空間位置補正を行うことを特徴とす
る。
【0035】第2ステップで行う垂直方向間引きの間引
き率が1/2である場合には、第1の再生画像の水平ラ
インを2本単位おきに2本単位ずつ間引くといった垂直
方向間引きが行われる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
をMPEG復号器に適用した場合の実施の形態について
説明する。
【0037】〔1〕第1の実施の形態の説明
【0038】以下、図1〜図5を参照して、この発明の
第1の実施の形態について説明する。
【0039】図1は、MPEG復号器の構成を示してい
る。
【0040】変換係数の可変長符号は、可変長復号化器
1に送られる。マクロブロック・タイプを含む制御信号
はCPU20に送られる。動きベクトルの可変長符号
は、可変長復号化器10に送られて復号化される。可変
長復号化器10によって得られた動きベクトルは、ベク
トル値変換回路11に送られ、動きベクトルの水平方向
および垂直方向の大きさがそれぞれ1/2になるように
変換される。
【0041】ベクトル値変換回路11によって水平方向
および垂直方向の大きさがそれぞれ1/2になるように
変換された動きベクトルは、第1参照画像用メモリ7お
よび第2参照画像用メモリ8に、参照画像の切り出し位
置を制御するための制御信号として送られる。
【0042】可変長復号化器1は、変換係数の可変長符
号を復号化する。逆量子化器2は、可変長復号化器1か
ら得られた変換係数(量子化されたDCT係数)を逆量
子化してDCT係数に変換する。水平高域係数除去回路
(係数削減回路)3は、図2(a)に示すように、逆量
子化器2で生成されたDCT係数列を8(水平方向画素
数)×8(垂直方向画素数)のサブブロック単位に対応
する8×8のDCT係数F(u,v)(ただし、u=
0,1,…7、v=0,1,…7)に戻すとともに、各
サブブロックの水平周波数の高域部分のDCT係数を除
去して、図2(b)に示すように4(水平周波数方向
u)×8(垂直周波数方向v)の数のDCT係数F
(u,v)(ただし、u=0,1,…3、v=0,1,
…7)に変換する。
【0043】逆DCT回路4は、水平高域係数除去回路
3で生成された4×8の数のDCT係数に、数式3で示
すような4×8の逆DCTを施して、図2(c)に示す
ような元のサブブロック単位のデータが水平方向に1/
2に圧縮された4(水平方向画素数)×8(垂直方向画
素数)のデータ数からなるデータf(i,j)(ただ
し、i=0,1,…3、j=0,1,…7)を生成す
る。
【0044】
【数3】
【0045】また、このようにして得られた1つのマク
ロブロックを構成する4つのサブブロック単位に対応す
る画像データに基づいて水平方向が1/2に圧縮された
8×16の1つのマクロブロック単位の再生画像データ
または予測誤差データを生成する。したがって、逆DC
T回路4によって得られるマクロブロック単位のデータ
量は、原画像のマクロブロック単位の画像データ量の半
分となる。
【0046】逆DCT回路4によって生成された水平方
向が1/2に圧縮された8×16のマクロブロック単位
の予測誤差データには、そのマクロブロック・タイプに
応じた参照画像データ(水平方向が1/2に圧縮された
8×16のマクロブロック単位の参照画像データ)が加
算器5によって加算され、再生画像データが生成され
る。参照画像データは、スイッチ13を介して加算器5
に送られる。ただし、逆DCT回路4から出力された画
像データがフレーム内予測符号に対する再生画像データ
である場合には、参照画像データは加算されない。
【0047】逆DCT回路4または加算器5によって得
られた水平方向が1/2に圧縮された8×16のマクロ
ブロック単位の第1の再生画像データは、垂直間引回路
21に送られる。垂直間引回路21は、送られてきた8
×16のマクロブロック単位の第1の再生画像データ
を、垂直方向に1/2に間引くことにより、8×8のマ
クロブロック単位の第2の再生画像データに変換する。
【0048】垂直間引回路21による垂直方向間引き
は、図3に示すように、第1の再生画像データの水平ラ
インを2本単位おきに2本単位ずつ間引くことにより行
われる。逆DCT回路4または加算器5によって得られ
た8×16のマクロブロック単位の第1の再生画像デー
タでは、図3(a)に示すように奇数フィールドの水平
ライン(実線で示す)と偶数フィールドの水平ライン
(破線で示す)とが垂直方向に交互に現れる。そこで、
間引き後の画像において奇数フィールドの水平ラインと
偶数フィールドの水平ラインとが均等に含まれるように
するために、図3(b)に示すように、第1の再生画像
データの水平ラインを2本単位おきに2本単位ずつ間引
いているのである。
【0049】これにより、水平方向が1/2に圧縮され
た8×16のマクロブロック単位の第1の再生画像デー
タは、水平および垂直の両方がそれぞれ1/2に圧縮さ
れた8×8のマクロブロック単位の第2の再生画像デー
タに変換される。したがって、垂直間引回路21によっ
て得られるマクロブロック単位の画像データ量は、原画
像のマクロブロック単位の画像データ量の1/4とな
る。
【0050】垂直間引回路21によって得られたマクロ
ブロック単位の再生画像データが、Bピクチャに対する
再生画像データである場合には、その再生画像データは
スイッチ14に送られる。
【0051】垂直間引回路21によって得られたマクロ
ブロック単位の再生画像データが、IピクチャまたはP
ピクチャに対する再生画像データである場合には、その
再生画像データはスイッチ12を介して第1参照画像用
メモリ7または第2参照画像用メモリ8に格納される。
第1参照画像用メモリ7または第2参照画像用メモリ8
に格納される画像データ量は従来の1/4となる。スイ
ッチ12は、CPU20によって制御される。
【0052】第1垂直内挿回路22は、第1参照画像用
メモリ7から読み出された8×8のマクロブロック単位
の参照画像データに対して、垂直方向の内挿を行って、
つまり垂直間引回路21によって間引かれた水平ライン
を補間して、8×16のマクロブロック単位の参照画像
データを生成する。
【0053】第2垂直内挿回路23は、第2参照画像用
メモリ8から読み出された8×8のマクロブロック単位
の参照画像データに対して、垂直方向の内挿を行って、
つまり垂直間引回路21によって間引かれた水平ライン
を補間して、8×16のマクロブロック単位の参照画像
データを生成する。
【0054】平均化部9は、第1垂直内挿回路22およ
び第2垂直内挿回路23から読出された画像データを平
均して、内挿的フレーム間予測符号化に用いられる8×
16のマクロブロック単位の参照画像データを生成す
る。
【0055】スイッチ13は、CPU20によって次の
ように制御される。逆DCT回路4から出力されたデー
タがフレーム内予測符号化に対する再生画像データであ
る場合には、スイッチ13の共通端子が接地端子に切り
換えられる。
【0056】逆DCT回路4から出力されたデータが順
方向フレーム間予測符号に対する予測誤差データである
場合または逆方向フレーム間予測符号に対する予測誤差
データである場合には、スイッチ13の共通端子が第1
垂直内挿回路22からの参照画像データが送られる端子
または第2垂直内挿回路23からの参照画像データが送
られる端子のいずれか一方を選択するように切り換えら
れる。
【0057】逆DCT回路4から出力されたデータが内
挿的フレーム間予測符号に対する予測誤差データである
場合には、スイッチ13の共通端子が平均化部9の出力
が送られる端子を選択するように切り換えられる。
【0058】なお、参照画像用メモリ7、8から参照画
像が読み出される場合には、ベクトル値変換回路11か
らの動きベクトルに基づいて、その切り出し位置が制御
される。ベクトル値変換回路11によって動きベクトル
の水平方向および垂直方向の大きさが1/2に変換され
ているのは、垂直間引回路21から参照画像用メモリ
7、8に送られるマクロブロック単位の画像データが水
平および垂直方向にそれぞれ1/2に圧縮されたものと
なっているためである。
【0059】スイッチ14は、垂直間引回路21からス
イッチ14に送られてきたBピクチャに対する第2の再
生画像データ、参照画像用メモリ7に格納されたIピク
チャまたはPピクチャに対する第2の再生画像データ、
参照画像用メモリ8に格納されたIピクチャまたはPピ
クチャに対する第2の再生画像データが原画像の順序と
同じ順番で出力されるようにCPU20によって制御さ
れる。スイッチ14から出力された第2の再生画像デー
タは、フォーマット変換回路15によってモニタ装置の
水平および垂直走査線数に対応するようにフォーマット
変換されることにより、第3の再生画像データが得られ
る。そして、得られた第3の再生画像データは、モニタ
装置に送られる。
【0060】フォーマット変換回路15は、フォーマッ
ト変換後に得られる第3の再生画像データの各水平ライ
ンの空間位置の間隔が均等となるように、第2の再生画
像データに対してフォーマット変換を行う。つまり、フ
ォーマット変換回路15は、形式変換と空間位置補正と
を同時に行う。
【0061】たとえば、第2の再生画像データの水平ラ
イン数が540本であり、フォーマット変換後に得られ
る第3の再生画像データの水平ライン数が480本であ
る場合を例にとって説明する。
【0062】図4は、水平ライン数が540本の第2の
再生画像データを、水平ライン数が480本である第3
の再生画像データにフォーマット変換する方法を示して
いる。図4では、奇数フィールドにおける水平ラインは
実線で表されており、偶数フィールドにおける水平ライ
ンは破線で表されている。
【0063】図4(a)は、第2の再生画像データを示
している。第2の再生画像の奇数ラインはAOn (ただ
し、n=1,2,…)で表されており、第2の再生画像
の偶数ラインはAEm (ただし、m=1,2,…)で表
されている。
【0064】図4(b)は、第2の再生画像データに対
してフォーマット変換された後の第3の再生画像データ
を示している。第3の再生画像の奇数ラインはBO
n (ただし、n=1,2,…)で表されており、第3の
再生画像の偶数ラインはBEm (ただし、m=1,2,
…)で表されている。
【0065】540ラインを480ラインに変換する場
合、ライン本数が9/10になるので、図4に示すよう
に、第2の再生画像の隣り合う奇数ライン間隔および隣
り合う偶数ライン間隔を8dとし、隣り合う奇数ライン
と偶数ラインとの間隔を2dとすると、第3の再生画像
の隣り合う奇数ライン間隔および隣り合う偶数ライン間
隔は9dとなり、隣り合う奇数ラインと偶数ラインとの
間隔は4dまたは5dとなる。
【0066】第3の再生画像の各奇数ラインBOn 上の
画素値は、第2の再生画像の奇数ラインAOn 上の画素
値を補間することによって得られる。同様に、第3の再
生画像の各偶数ラインBEm 上の画素値は、第2の再生
画像の偶数ラインAEm 上の画素値を補間することによ
って得られる。
【0067】第3の再生画像の注目奇数ライン上の各画
素値は、注目奇数ラインから垂直方向に±α・d(ただ
し、αは表1に示されているように0〜7の値をとる)
離れた位置の第2の再生画像の1本または2本の奇数ラ
イン上の対応する位置の画素値と、αに応じた係数値Z
(α)とに基づいて求められる。
【0068】第3の再生画像の注目偶数ライン上の各画
素値は、注目偶数ラインから垂直方向に±α・d(ただ
し、αは表1に示されている値をとる)離れた位置の第
2の再生画像の1本または2本の偶数ライン上の対応す
る画素値と、αに応じた係数値Z(α)とに基づいて求
められる。
【0069】表1にαとZ(α)との関係を示す。
【0070】
【表1】
【0071】つまり、第3の再生画像における注目奇数
ラインに対して垂直方向距離が±α・dである第2の再
生画像の奇数ラインに対する係数値はZ(α)となる。
第3の再生画像における注目奇数ラインに対して、垂直
方向距離が±α・dである第2の再生画像の奇数ライン
は、1本または2本である。
【0072】第3の再生画像における注目奇数ラインに
対して垂直方向距離が±α・dである第2の再生画像の
奇数ラインが1本である場合とは、注目奇数ラインがた
とえばB1である場合のように、注目奇数ラインに対し
て垂直方向距離が0(α=0)である第2の再生画像の
奇数ラインが存在する場合である。この場合には、当該
注目奇数ライン上の各画素値は、当該注目奇数ラインに
対して垂直方向距離が0(α=0)である第2の再生画
像の奇数ライン上の対応する位置の画素値と同一とな
る。
【0073】第3の再生画像における注目奇数ラインに
対して垂直方向距離が±α・dである第2の再生画像の
奇数ラインが2本である場合とは、注目奇数ラインがた
とえばB3である場合のように、注目奇数ラインに対し
て垂直方向距離が1d〜7dの範囲である第2の再生画
像の1本の奇数ライン(以下、第1番目の奇数ラインと
いう)と、注目奇数ラインに対して垂直方向距離が−7
d〜−1dの範囲である第2の再生画像の1本の奇数ラ
イン(以下、第2番目の奇数ラインという)が存在する
場合である。
【0074】この場合には、当該注目奇数ライン上の各
画素値は、注目奇数ラインに対して垂直方向距離が1d
〜7dの範囲である第2の再生画像の1本の奇数ライン
上の対応する位置の画素値に係数値Z(α)が乗算され
た値と、注目奇数ラインに対して垂直方向距離が−7d
〜−1dの範囲である第2の再生画像の1本の奇数ライ
ン上の対応する位置の画素値に係数値Z(α)が乗算さ
れた値との和となる。第3の再生画像における注目偶数
ライン上の各画素値も、同様にして求められる。
【0075】図5は、水平ライン数が540本の第2の
再生画像データを、水平ライン数が432本である第3
の再生画像データにフォーマット変換する方法を示して
いる。図5では、奇数フィールドにおける水平ラインは
実線で表されており、偶数フィールドにおける水平ライ
ンは破線で表されている。
【0076】図5(a)は、第2の再生画像データを示
している。第2の再生画像の奇数ラインはAOn (ただ
し、n=1,2,…)で表されており、第2の再生画像
の偶数ラインはAEm (ただし、m=1,2,…)で表
されている。
【0077】図5(b)は、第2の再生画像データに対
してフォーマット変換された後の第3の再生画像データ
を示している。第3の再生画像の奇数ラインはBO
n (ただし、n=1,2,…)で表されており、第3の
再生画像の偶数ラインはBEm (ただし、m=1,2,
…)で表されている。
【0078】540ラインを432ラインに変換する場
合、ライン本数が8/10になるので、図5に示すよう
に、第2の再生画像の隣り合う奇数ライン間隔および隣
り合う偶数ライン間隔を8dとし、隣り合う奇数ライン
と偶数ラインとの間隔を2dとすると、第3の再生画像
の隣り合う奇数ライン間隔および隣り合う偶数ライン間
隔は10dとなり、隣り合う奇数ラインと偶数ラインと
の間隔は5dとなる。
【0079】このように、第3の再生画像の各水平ライ
ンの空間位置は図4とは異なるが、第3の再生画像の各
水平ライン上の各画素値を求める補間方法は図4で説明
した補間方法と同じである。
【0080】つまり、第3の再生画像の注目奇数ライン
上の各画素値は、注目奇数ラインから垂直方向に±α・
d(ただし、αは上記表1に示されているように0〜7
の値をとる)離れた位置の第2の再生画像の1本または
2本の奇数ライン上の対応する位置の画素値と、αに応
じた係数値Z(α)とに基づいて求められる。
【0081】また、第3の再生画像の注目偶数ライン上
の各画素値は、注目偶数ラインから垂直方向に±α・d
(ただし、αは上記表1に示されている値をとる)離れ
た位置の第2の再生画像の1本または2本の偶数ライン
上の対応する画素値と、αに応じた係数値Z(α)とに
基づいて求められる。
【0082】〔2〕第2の実施の形態の説明
【0083】以下、図6〜図8を参照して、この発明の
第2の実施の形態について説明する。
【0084】図6は、MPEG復号器の構成を示してい
る。図6において、図1と同じものには同じ符号を付し
てその説明を省略する。
【0085】このMPEG復号器では、図1のMPEG
復号器に比べて、フォーマット変換回路32の前段に空
間位置補正回路31が設けられている点が異なってい
る。また、空間位置補正回路31が設けられたことにと
もなって、フォーマット変換回路32によるフォーマッ
ト変換動作も異なる。
【0086】空間位置補正回路31は、スイッチ14を
介して送られてきた第2の再生画像に対して、図7また
は図8に示すような垂直方向の空間位置補正を行って、
各水平ラインの空間位置間隔が均等となるような第3の
再生画像を生成する。
【0087】図7は奇数フィールドおよび偶数フィール
ドのうち、一方のフィールドに対する水平ラインのみを
空間位置補正する場合を示し、図8は両フィールドに対
する水平ラインを空間位置補正する場合を示している。
図7(a)および図8(a)は、第2の再生画像データ
を示している。図7(b)および図8(b)は、第2の
再生画像データに対してフォーマット変換された後の第
3の再生画像データを示している。図7および図8にお
いて、奇数フィールドにおける水平ラインは実線で表さ
れており、偶数フィールドにおける水平ラインは破線で
表されている。
【0088】図7および図8において、第2の再生画像
の奇数ラインをAOn (ただし、n=1,2,…)で表
し、第2の再生画像の偶数ラインをAEm (ただし、m
=1,2,…)で表し、第3の再生画像の奇数ラインを
BOn (ただし、n=1,2,…)で表し、第3の再生
画像の偶数ラインをBEm (ただし、m=1,2,…)
で表すとする。
【0089】また、第2の再生画像の奇数ラインAOn
上の位置iに対応する画素値をAO n (i)とし、第2
の再生画像の偶数ラインAEm 上の位置iに対応する画
素値をAEm (i)とし、第3の再生画像の奇数ライン
BOn 上の位置iに対応する画素値をBOn (i)と
し、第3の再生画像の偶数ラインBEm 上の位置iに対
応する画素値をBEm (i)とする。
【0090】図7において、n=kである第3の再生画
像の注目奇数ラインBOk 上の位置iに対応する各画素
値BOk (i)およびm=kである第3の再生画像の注
目偶数ラインBEk 上の各画素値BEk (i)は、次の
数式4で表される。
【0091】
【数4】
【0092】図8において、n=kである第3の再生画
像の注目奇数ラインBOk 上の位置iに対応する各画素
値BOk (i)およびm=kである第3の再生画像の注
目偶数ラインBEk 上の各画素値BEk (i)は、次の
数式5で表される。
【0093】
【数5】
【0094】フォーマット変換回路32は、 空間位置
補正回路31によって得られた、各水平ラインの空間位
置間隔が均等である第3の再生画像を、モニタ装置の水
平および垂直走査線数に対応するようにフォーマット変
換して、第4の再生画像を生成する。この場合にも、フ
ォーマット後に得られる第4の再生画像の各水平ライン
の空間位置間隔が均等となるようにフォーマット変換が
行われるが、フォーマット変換対象である第3の再生画
像の各水平ラインの空間位置間隔が均等となっているた
め、フォーマット変換回路32によるフォーマット変換
処理が簡単となる。
【0095】上記の第1または第2の実施の形態では、
DCT係数の一部を除去した後に逆DCTを行って得た
画像に基づいて第1の再生画像を生成しているが、DC
T係数の一部を0に置換した後に逆DCTを行って得た
画像に基づいて第1の再生画像を生成するようにしても
よい。
【0096】
【発明の効果】この発明によれば、間引き後に各水平ラ
インの空間位置の間隔が不均一となるような再生画像が
生成されるような垂直方向間引きが行われる動画像再生
方法において、出力形式に応じた再生画像を得るための
フォーマット変換時に、水平ライン数の変換と各水平ラ
インの空間位置の間隔をほぼ均一にするための空間位置
補正とを同時に行うようにした動画像再生方法が得られ
る。
【0097】また、この発明によれば、間引き後に各水
平ラインの空間位置の間隔が不均一となるような再生画
像が生成されるような垂直方向間引きが行われる動画像
再生方法において、各水平ラインの空間位置の間隔がほ
ぼ均一となるような再生画像が生成しやすくなる動画像
再生方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態であるMPEG復号器の構成
を示すブロック図である。
【図2】水平高域係数除去回路によって水平空間周波数
の高域部分が除去された後のDCT係数を示すととも
に、逆DCT回路によって逆変換された後のデータを示
す模式図である。
【図3】垂直間引回路による間引処理を説明するための
模式図である。
【図4】水平ライン数が540本の第2の再生画像デー
タを、水平ライン数が480本である第3の再生画像デ
ータにフォーマット変換する方法を説明するための模式
図である。
【図5】水平ライン数が540本の第2の再生画像デー
タを、水平ライン数が432本である第3の再生画像デ
ータにフォーマット変換する方法を説明するための模式
図である。
【図6】第2の実施の形態であるMPEG復号器の構成
を示すブロック図である。
【図7】空間位置補正回路31によって行われる空間位
置補正を説明するための模式図である。
【図8】空間位置補正回路31によって行われる空間位
置補正の他の例を説明するための模式図である。
【図9】従来のMPEG復号器の構成を示すブロック図
である。
【図10】MPEG符号器で行われるDCTおよび従来
のMPEG復号器で行われる逆DCTを説明するための
模式図である。
【符号の説明】 1 可変長復号化器 2 逆量子化器 3 水平高域係数除去回路 4 逆DCT回路 5 加算器 7 第1参照画像用メモリ 8 第2参照画像用メモリ 9 平均化部 10 可変長復号化器 11 ベクトル値変換回路 12、13、14 スイッチ 15、32 フォーマット変換回路 20 CPU 21 垂直間引回路 22 第1垂直内挿回路 23 第2垂直内挿回路 31 空間位置補正回路
フロントページの続き (72)発明者 山下 昭彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEG方式によって圧縮符号化された
    信号を復号化する動画像復号化方法であって、 DCT係数のうちの一部のみを使用して逆DCTを行っ
    て得た画像に基づいて第1の再生画像を生成する第1ス
    テップ、 当該第1の再生画像に対して水平方向間引きおよび垂直
    方向間引きのうちの少なくとも垂直方向間引きを行っ
    て、原画像に対して解像度の低い第2の再生画像を生成
    する第2ステップ、 第2の再生画像を所定の出力形式に合わせてフォーマッ
    ト変換して第3の再生画像を生成する第3ステップを備
    え、 第2ステップでは、間引き後に得られる第2の再生画像
    の奇数フィールドの水平ライン数と偶数フィールドの水
    平ライン数とがほぼ等しくなるように、第1の再生画像
    に対して、水平方向間引きおよび垂直方向間引きのうち
    の少なくとも垂直方向間引きを行い、 第3ステップでは、フォーマット変換後に得られる第3
    の再生画像の各水平ラインの空間位置の間隔が均等とな
    るように、第2の再生画像に対してフォーマット変換を
    行うことを特徴とする動画像復号化方法。
  2. 【請求項2】 MPEG方式によって圧縮符号化された
    信号を復号化する動画像復号化方法であって、 DCT係数のうちの一部のみを使用して逆DCTを行っ
    て得た画像に基づいて第1の再生画像を生成する第1ス
    テップ、 当該第1の再生画像に対して水平方向間引きおよび垂直
    方向間引きのうちの少なくとも垂直方向間引きを行っ
    て、原画像に対して解像度の低い第2の再生画像を生成
    する第2ステップ、および第2の再生画像に対して空間
    位置補正を行って第3の再生画像を生成する第3ステッ
    プを備え、 第2ステップでは、間引き後に得られる第2の再生画像
    の奇数フィールドの水平ライン数と偶数フィールドの水
    平ライン数とがほぼ等しくなるように、第1の再生画像
    に対して、水平方向間引きおよび垂直方向間引きのうち
    の少なくとも垂直方向間引きを行い、 第3ステップでは、空間位置補正後に得られる第3の再
    生画像の各水平ラインの空間位置の間隔がほぼ均等にと
    なるように、第2の再生画像に対して空間位置補正を行
    うことを特徴とする動画像復号化方法。
  3. 【請求項3】 第2ステップで行う垂直方向間引きの間
    引き率が1/2である場合には、第1の再生画像の水平
    ラインを2本単位おきに2本単位ずつ間引くといった垂
    直方向間引きが行われる請求項1および2のいずれかに
    記載の動画像復号化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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