JPH11261990A - 交通監視用テレビカメラ装置 - Google Patents
交通監視用テレビカメラ装置Info
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- JPH11261990A JPH11261990A JP6121598A JP6121598A JPH11261990A JP H11261990 A JPH11261990 A JP H11261990A JP 6121598 A JP6121598 A JP 6121598A JP 6121598 A JP6121598 A JP 6121598A JP H11261990 A JPH11261990 A JP H11261990A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特別の支柱等の設備を設けずに、ＴＶカメラ
を設置し、交差点内と交通信号を撮像し、交差点付近の
交通事故の原因調査や渋滞状況の把握、その解消、ある
いは信号無視等の違反車両の検出等を行なうことができ
る、交通管制システムにも用いることのできるＴＶカメ
ラ装置の提供を目的とする。 【解決手段】 交通信号灯の信号の状況情報と交差点の
状況を撮像する監視用ＴＶカメラを信号機に設置し、こ
れらＴＶカメラからの映像情報を関連付けて得るように
し、交通信号灯の点灯状況をＴＶカメラの画面内に表示
するように構成した。
を設置し、交差点内と交通信号を撮像し、交差点付近の
交通事故の原因調査や渋滞状況の把握、その解消、ある
いは信号無視等の違反車両の検出等を行なうことができ
る、交通管制システムにも用いることのできるＴＶカメ
ラ装置の提供を目的とする。 【解決手段】 交通信号灯の信号の状況情報と交差点の
状況を撮像する監視用ＴＶカメラを信号機に設置し、こ
れらＴＶカメラからの映像情報を関連付けて得るように
し、交通信号灯の点灯状況をＴＶカメラの画面内に表示
するように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は映像監視システムに
関するもので特に、本発明は、テレビカメラ（以下ＴＶ
カメラと称する）を用いた交差点等の信号機を有する交
通要所の監視システムに関するものである。
関するもので特に、本発明は、テレビカメラ（以下ＴＶ
カメラと称する）を用いた交差点等の信号機を有する交
通要所の監視システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来のＴＶ映像による交差点周
辺の交通監視を目的とした、監視用ＴＶシステムの、交
差点付近の設置状況を示したものである。
辺の交通監視を目的とした、監視用ＴＶシステムの、交
差点付近の設置状況を示したものである。
【０００３】図において、１′は交通信号機本体、２は
交通信号機支柱（Ｅ、Ｗ、Ｓ、Ｎはそれぞれの方角を表
す）、３は監視用ＴＶカメラ、４は監視用ＴＶカメラ３
の支柱である。交通信号機は車両の通行方向に対応して
交差点の東端、西端、南端、北端に設置されているが、
図示の便宜上、東端、西端、南端の交通信号機は、支柱
２Ｅ、２Ｗ、２Ｓの基部だけを示す。
交通信号機支柱（Ｅ、Ｗ、Ｓ、Ｎはそれぞれの方角を表
す）、３は監視用ＴＶカメラ、４は監視用ＴＶカメラ３
の支柱である。交通信号機は車両の通行方向に対応して
交差点の東端、西端、南端、北端に設置されているが、
図示の便宜上、東端、西端、南端の交通信号機は、支柱
２Ｅ、２Ｗ、２Ｓの基部だけを示す。
【０００４】また、図示の便宜上、交通点付近の建造
物、通行車両、歩行者等は省略してあり、路面上の矢印
ＡＮ、ＡＥ、ＡＳ、ＡＷは車両の通行方向を示し交通規
制を表すものではない。
物、通行車両、歩行者等は省略してあり、路面上の矢印
ＡＮ、ＡＥ、ＡＳ、ＡＷは車両の通行方向を示し交通規
制を表すものではない。
【０００５】図６は監視ＴＶカメラ３の構成を示し、交
差点の全方位を監視するためにＴＶカメラ本体３は電動
ズームレンズ３１を組み合わせて、電動雲台３２に搭載
されており、全天候下での監視を可能にするために、Ｔ
Ｖカメラ本体３と電動ズームレンズ３１はカメラハウジ
ング３３内に収納されている。３４は保持アームの一部
を示す。
差点の全方位を監視するためにＴＶカメラ本体３は電動
ズームレンズ３１を組み合わせて、電動雲台３２に搭載
されており、全天候下での監視を可能にするために、Ｔ
Ｖカメラ本体３と電動ズームレンズ３１はカメラハウジ
ング３３内に収納されている。３４は保持アームの一部
を示す。
【０００６】監視用ＴＶカメラ３の取り付け位置は、通
行車両が交通信号機本体を視認する障害にならず、かつ
至近の交通信号機に視野を妨げられず、しかも遠方を見
通せるように考慮されている。
行車両が交通信号機本体を視認する障害にならず、かつ
至近の交通信号機に視野を妨げられず、しかも遠方を見
通せるように考慮されている。
【０００７】
【発明が開発しようとする課題】図７は監視ＴＶカメラ
３で得られる映像（図５の交通信号機１′に対応する）
の代表例で、５は監視センタ（図示せず）のモニタであ
る。なお、モニタ画面の上の数字は年、月、日、時間、
分、秒数を表す。ＴＶカメラの向きは対面の交通信号機
１Ｓが視野に入るように調整されており、交差点付近の
交通流を遠隔地で監視できるほか、これを録画していれ
ば記録された映像に基づいて交通事故の原因分析にも利
用可能である。一方、前記、ＴＶカメラの取り付け位置
の制約下で信号機の映像と交差点内の映像を同時に撮像
するようなＴＶカメラを一コーナーだけに設置すること
により次の欠点を生じていた。
３で得られる映像（図５の交通信号機１′に対応する）
の代表例で、５は監視センタ（図示せず）のモニタであ
る。なお、モニタ画面の上の数字は年、月、日、時間、
分、秒数を表す。ＴＶカメラの向きは対面の交通信号機
１Ｓが視野に入るように調整されており、交差点付近の
交通流を遠隔地で監視できるほか、これを録画していれ
ば記録された映像に基づいて交通事故の原因分析にも利
用可能である。一方、前記、ＴＶカメラの取り付け位置
の制約下で信号機の映像と交差点内の映像を同時に撮像
するようなＴＶカメラを一コーナーだけに設置すること
により次の欠点を生じていた。
【０００８】全コーナーを見渡すために電動雲台や電動
ズームレンズを組み合わせる結果、監視用ＴＶカメラ３
が大型化し、監視用ＴＶカメラ支柱４も頑強となってコ
スト高を招く。更に対面の交通信号灯を視野に入れよう
とすると、交差点内の足下側の視野確保が難しく、しか
も図示のように足下側の視野を極力広く取るために信号
灯を視野の端に捉えると、強風下では信号灯が視野から
逸脱することもある。また、信号灯が小さく見えるため
の色の見分けがむずかしくなる。
ズームレンズを組み合わせる結果、監視用ＴＶカメラ３
が大型化し、監視用ＴＶカメラ支柱４も頑強となってコ
スト高を招く。更に対面の交通信号灯を視野に入れよう
とすると、交差点内の足下側の視野確保が難しく、しか
も図示のように足下側の視野を極力広く取るために信号
灯を視野の端に捉えると、強風下では信号灯が視野から
逸脱することもある。また、信号灯が小さく見えるため
の色の見分けがむずかしくなる。
【０００９】これらの欠点にも拘わらず、監視ＴＶカメ
ラが交差点の一つのコーナーだけに設置されているの
は、これを各コーナーに設置すると歩道上の照明灯支柱
（図示せず）や交通信号機支柱の他に監視用ＴＶカメラ
支柱が乱立する結果となり、歩道領域を狭めて歩行者の
通行障害を招くばかりでなく、都市景観上でも好ましく
ないためと推定される。
ラが交差点の一つのコーナーだけに設置されているの
は、これを各コーナーに設置すると歩道上の照明灯支柱
（図示せず）や交通信号機支柱の他に監視用ＴＶカメラ
支柱が乱立する結果となり、歩道領域を狭めて歩行者の
通行障害を招くばかりでなく、都市景観上でも好ましく
ないためと推定される。
【００１０】監視ＴＶカメラの映像を、高度交通管制シ
ステムの一部として多目的に利用する場合は、交差点周
辺の全方位の交通流を最適な位置から同時に把握する必
要がある。それには、監視ＴＶカメラを各コーナーに設
置する必要がある。このため、従来のように交通信号機
と監視用ＴＶカメラを独立して設置する方式では、歩行
者の通行障害や都市景観上の欠点が顕在化するので、こ
の場合はこれらの欠点を排除したカメラ設置が望まし
い。
ステムの一部として多目的に利用する場合は、交差点周
辺の全方位の交通流を最適な位置から同時に把握する必
要がある。それには、監視ＴＶカメラを各コーナーに設
置する必要がある。このため、従来のように交通信号機
と監視用ＴＶカメラを独立して設置する方式では、歩行
者の通行障害や都市景観上の欠点が顕在化するので、こ
の場合はこれらの欠点を排除したカメラ設置が望まし
い。
【００１１】この他、例えば、従来はスピード違反を自
動的に測定するシステムなどはあるが、信号違反につい
ては目視による現行犯検挙が主である。目視による現行
犯検挙では、違反者を摘発する人物は交通信号機の信号
表示を見て、それから違反車両が出現する予測領域を見
る、という動作を繰返して違反車両が出現するかどうか
を常に監視している必要がある。
動的に測定するシステムなどはあるが、信号違反につい
ては目視による現行犯検挙が主である。目視による現行
犯検挙では、違反者を摘発する人物は交通信号機の信号
表示を見て、それから違反車両が出現する予測領域を見
る、という動作を繰返して違反車両が出現するかどうか
を常に監視している必要がある。
【００１２】このように従来は、違反車両の捕捉を人手
に頼ることにより人件費が嵩むばかりでなく見落としや
誤認も否定できないこと、すべての交通信号機について
監視できないこと、更に信号違反の証拠が残らないこ
と、交通信号の変化の変り目の判断が曖昧になることや
違反領域の曖昧さ等で判断ミスを起こしやすい等の問題
があった。
に頼ることにより人件費が嵩むばかりでなく見落としや
誤認も否定できないこと、すべての交通信号機について
監視できないこと、更に信号違反の証拠が残らないこ
と、交通信号の変化の変り目の判断が曖昧になることや
違反領域の曖昧さ等で判断ミスを起こしやすい等の問題
があった。
【００１３】本発明はこのような従来の問題点を解決
し、通常の交差点から、高度交通管制システムにも適用
可能なＴＶカメラを用いた交通要所監視用ＴＶシステム
を提供することを目的とする。
し、通常の交差点から、高度交通管制システムにも適用
可能なＴＶカメラを用いた交通要所監視用ＴＶシステム
を提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、各交差点等の
交通信号灯の情報を各監視用ＴＶカメラの映像中に取り
込むことによって、高度交通管制システムにも利用可能
な利用価値の高い映像が得られる監視用ＴＶシステムを
提供せんとするものである。
交通信号灯の情報を各監視用ＴＶカメラの映像中に取り
込むことによって、高度交通管制システムにも利用可能
な利用価値の高い映像が得られる監視用ＴＶシステムを
提供せんとするものである。
【００１５】更に、本発明は、交通信号灯と交差点監視
用ＴＶカメラと、信号機撮像用のＴＶカメラを交通信号
灯筐体内に収納し、あるいは一体化し、交通信号機支柱
と監視用ＴＶカメラ支柱の共用化によって、各コーナー
に監視用ＴＶカメラを設置することを実用化して上記の
問題点を解決するものである。
用ＴＶカメラと、信号機撮像用のＴＶカメラを交通信号
灯筐体内に収納し、あるいは一体化し、交通信号機支柱
と監視用ＴＶカメラ支柱の共用化によって、各コーナー
に監視用ＴＶカメラを設置することを実用化して上記の
問題点を解決するものである。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１に、本発明の交通信号機の構
成の一例を示す。
成の一例を示す。
【００１７】図１において、１は本発明の交通信号機
で、１１は交通信号灯ハウジングで、この交通信号灯ハ
ウジング１１内には緑色交通信号灯１２ｇ、黄色交通信
号灯１２ｙ、赤色交通信号灯１２ｒが取り付けられてお
り、１３ａ，１３ｂは当該ハウジングに内蔵された監視
用ＴＶカメラ３ａ，３ｂの監視窓で、ＴＶカメラ３ａは
主として交差点内、ＴＶカメラ３ｂは対面の交通信号機
の信号表示の撮像を目的にしている。
で、１１は交通信号灯ハウジングで、この交通信号灯ハ
ウジング１１内には緑色交通信号灯１２ｇ、黄色交通信
号灯１２ｙ、赤色交通信号灯１２ｒが取り付けられてお
り、１３ａ，１３ｂは当該ハウジングに内蔵された監視
用ＴＶカメラ３ａ，３ｂの監視窓で、ＴＶカメラ３ａは
主として交差点内、ＴＶカメラ３ｂは対面の交通信号機
の信号表示の撮像を目的にしている。
【００１８】本実施例は、理想的な監視を行うために、
東西南北の各信号ハウジングに監視用ＴＶカメラが内蔵
されることを前提にしている。監視用ＴＶカメラ３ａ，
３ｂ像は被写体が決まっているため、使用中に画角や方
位を変更する必要がない。このため、通常電動ズームレ
ンズや電動雲台は必要としない。ただし、必要に応じ
て、これらを変更できる電動雲台を設けても良いことは
いうまでもない。ＴＶカメラ３ａ，３ｂは交通信号灯ハ
ウジング１１内にあるため、従来のような専用ハウジン
グ３３は必要ない。このような交通信号機を用いれば、
当然監視用ＴＶカメラ専用の支柱を設置する必要がな
い。このため、各方角に多数のＴＶカメラを設置し易く
なり、建造物や反対車線の交通量の蔭の問題も発生しな
い。また、ＴＶカメラの真下から後方等の死角は他のＴ
Ｖカメラで認識することができるし、全方位を同時に見
渡して、相互の交通を関連づけることもできる。さら
に、ＴＶカメラ支柱の乱立を排除する結果、歩道領域が
広まり、車両からの死角を減らすばかりでなく、景観上
でも好ましいものとなる。また、ＴＶカメラ３ｂを信号
機撮像専用とすれば、強風による揺れを考慮した画角で
撮像できるため、風の影響により、信号期の映像が画面
から逸脱するようなことはない。
東西南北の各信号ハウジングに監視用ＴＶカメラが内蔵
されることを前提にしている。監視用ＴＶカメラ３ａ，
３ｂ像は被写体が決まっているため、使用中に画角や方
位を変更する必要がない。このため、通常電動ズームレ
ンズや電動雲台は必要としない。ただし、必要に応じ
て、これらを変更できる電動雲台を設けても良いことは
いうまでもない。ＴＶカメラ３ａ，３ｂは交通信号灯ハ
ウジング１１内にあるため、従来のような専用ハウジン
グ３３は必要ない。このような交通信号機を用いれば、
当然監視用ＴＶカメラ専用の支柱を設置する必要がな
い。このため、各方角に多数のＴＶカメラを設置し易く
なり、建造物や反対車線の交通量の蔭の問題も発生しな
い。また、ＴＶカメラの真下から後方等の死角は他のＴ
Ｖカメラで認識することができるし、全方位を同時に見
渡して、相互の交通を関連づけることもできる。さら
に、ＴＶカメラ支柱の乱立を排除する結果、歩道領域が
広まり、車両からの死角を減らすばかりでなく、景観上
でも好ましいものとなる。また、ＴＶカメラ３ｂを信号
機撮像専用とすれば、強風による揺れを考慮した画角で
撮像できるため、風の影響により、信号期の映像が画面
から逸脱するようなことはない。
【００１９】第１の実施例 次に本発明の第１の実施例について、図２を用いて説明
する。なお、この実施例では交通信号機として図１で示
した交通信号灯ハウジング１１にＴＶカメラ３ａ，３ｂ
を収納した交通信号機を用いて説明する。また、通常交
差点では４つの交通信号機を有するが、説明を簡単にす
るため、図はこの内の一つを示す。
する。なお、この実施例では交通信号機として図１で示
した交通信号灯ハウジング１１にＴＶカメラ３ａ，３ｂ
を収納した交通信号機を用いて説明する。また、通常交
差点では４つの交通信号機を有するが、説明を簡単にす
るため、図はこの内の一つを示す。
【００２０】同図は、交通監視システムにおける本発明
の一実施例を示すシステムブロック図であり、他図と同
一のものには同一の参照符号を付してある。
の一実施例を示すシステムブロック図であり、他図と同
一のものには同一の参照符号を付してある。
【００２１】同図において、８は信号灯位置検出回路、
９は信号灯部分の信号切出し回路、１０は映像合成回路
で、説明の便宜上これらの回路は専用のハードウェアと
して述べるが、コンピュータのソフトウェアによってそ
の機能を果たしても良い。
９は信号灯部分の信号切出し回路、１０は映像合成回路
で、説明の便宜上これらの回路は専用のハードウェアと
して述べるが、コンピュータのソフトウェアによってそ
の機能を果たしても良い。
【００２２】次にこの動作を説明する。
【００２３】図２において、対面の交通信号機１を撮像
するＴＶカメラ３ｂから送出される映像信号３ｂｓは、
信号灯位置検出回路８で画面内の信号灯位置が検出さ
れ、当該検出情報８ｓに基づいて信号灯切出し回路９に
よって信号灯の映像だけが切り出され、切り出された映
像５１は、映像合成回路１０によって交差点内撮像用Ｔ
Ｖカメラ３ａから送出される映像３ａｓに重畳またはは
め込み合成され、モニタ５の交通流映像の表示に支障の
ない位置に、図示のように表示される。
するＴＶカメラ３ｂから送出される映像信号３ｂｓは、
信号灯位置検出回路８で画面内の信号灯位置が検出さ
れ、当該検出情報８ｓに基づいて信号灯切出し回路９に
よって信号灯の映像だけが切り出され、切り出された映
像５１は、映像合成回路１０によって交差点内撮像用Ｔ
Ｖカメラ３ａから送出される映像３ａｓに重畳またはは
め込み合成され、モニタ５の交通流映像の表示に支障の
ない位置に、図示のように表示される。
【００２４】また、この映像は必要に応じて図示しない
ＶＴＲやビデオディスクレコーダ等の映像記録装置や、
交通管制センタ等に送出される。
ＶＴＲやビデオディスクレコーダ等の映像記録装置や、
交通管制センタ等に送出される。
【００２５】なお、信号灯位置検出回路８における信号
灯位置の検出は、周知のパターンマッチング法などの技
術で簡単に実現することができる。
灯位置の検出は、周知のパターンマッチング法などの技
術で簡単に実現することができる。
【００２６】第２の実施例 次に本発明の第２の実施例について、図３を用いて説明
する。
する。
【００２７】同図は、交通監視システムにおける本発明
の第２の実施例を示すシステムブロック図であり、他図
と同一のものには同一の参照符号を付してある。
の第２の実施例を示すシステムブロック図であり、他図
と同一のものには同一の参照符号を付してある。
【００２８】同図において、１１０は信号灯位置検出回
路８で検出された信号灯の点灯色読み出し回路で、検出
された点灯色信号は交通信号灯パターン発生回路１１２
に供給される。ここで、同期分離回路１１１から出力さ
れる同期信号１１１ｓにより、映像信号３ａｓに同期し
たパターン信号１１２ｓが出力され、映像合成回路１０
で映像信号３ｓａと交通信号灯パターン信号１１２ｓが
合成されて、モニタ５には図示のように交差点内の映像
と共に交通信号の状態がパターン化されて表示される。
つまり、各交通信号灯の相対位置を小さな円で表し、点
灯している交通信号灯に対応する円だけが当該交通信号
灯の点灯色で塗りつぶされ、同図に示すように、点灯し
ている赤色交通信号灯１２ｒに対応したパターン５１２
ｒが赤色で表示され、点灯していない交通信号灯１２
ｇ，１２ｙに対応したパターン５１２ｇ，５１２ｙは、
位置を示す円だけが表示される。この交通信号パターン
５１２ｒ，５１２ｇ，５１２ｙの表示位置は、交通流映
像に支障のない任意の位置に移動することができる。
路８で検出された信号灯の点灯色読み出し回路で、検出
された点灯色信号は交通信号灯パターン発生回路１１２
に供給される。ここで、同期分離回路１１１から出力さ
れる同期信号１１１ｓにより、映像信号３ａｓに同期し
たパターン信号１１２ｓが出力され、映像合成回路１０
で映像信号３ｓａと交通信号灯パターン信号１１２ｓが
合成されて、モニタ５には図示のように交差点内の映像
と共に交通信号の状態がパターン化されて表示される。
つまり、各交通信号灯の相対位置を小さな円で表し、点
灯している交通信号灯に対応する円だけが当該交通信号
灯の点灯色で塗りつぶされ、同図に示すように、点灯し
ている赤色交通信号灯１２ｒに対応したパターン５１２
ｒが赤色で表示され、点灯していない交通信号灯１２
ｇ，１２ｙに対応したパターン５１２ｇ，５１２ｙは、
位置を示す円だけが表示される。この交通信号パターン
５１２ｒ，５１２ｇ，５１２ｙの表示位置は、交通流映
像に支障のない任意の位置に移動することができる。
【００２９】このような交通信号機１を東西南北４方向
に設けられる東西南北各方位のモニタの表示を対比する
と、時々刻々の各方位の車両の走行状況と交通信号灯の
切り替わりを関連づけて分析することができる。
に設けられる東西南北各方位のモニタの表示を対比する
と、時々刻々の各方位の車両の走行状況と交通信号灯の
切り替わりを関連づけて分析することができる。
【００３０】第３の実施例 本発明の第３の実施例を図４の外観図に示す。
【００３１】図４において、３６は小型のＴＶカメラを
内蔵するハウジングで監視窓１３ａ，１３ｂを有し、信
号灯ハウジング１１の下面に取り付けられて、図２や図
３と同様に第１、第２の実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。この実施例は、既設の交通信号機に監視
用ＴＶカメラを増設する場合に適している。
内蔵するハウジングで監視窓１３ａ，１３ｂを有し、信
号灯ハウジング１１の下面に取り付けられて、図２や図
３と同様に第１、第２の実施例と同様の作用効果を得る
ことができる。この実施例は、既設の交通信号機に監視
用ＴＶカメラを増設する場合に適している。
【００３２】第１、第２、第３の実施例では、説明の便
宜上、監視用ＴＶカメラを内蔵した交通信号機を東西南
北の各コーナーに独立して設置する例について述べた
が、ワベヤ１００で吊るされた交差点中央設置用集合型
交通信号機にも適用できることは言うまでもない。
宜上、監視用ＴＶカメラを内蔵した交通信号機を東西南
北の各コーナーに独立して設置する例について述べた
が、ワベヤ１００で吊るされた交差点中央設置用集合型
交通信号機にも適用できることは言うまでもない。
【００３３】本発明によれば交通信号機支柱と監視用Ｔ
Ｖカメラ支柱の共通化によって、歩道の通行障害や、都
市景観上の難点を解決すると共に、各コーナーへの監視
用ＴＶカメラ導入が可能となり、交通信号灯の情報を監
視用ＴＶカメラの映像中に常時取り込むことによって、
高度交通管制システムにも利用可能な利用価値の高い映
像が得られる。
Ｖカメラ支柱の共通化によって、歩道の通行障害や、都
市景観上の難点を解決すると共に、各コーナーへの監視
用ＴＶカメラ導入が可能となり、交通信号灯の情報を監
視用ＴＶカメラの映像中に常時取り込むことによって、
高度交通管制システムにも利用可能な利用価値の高い映
像が得られる。
【００３４】また、交通信号機と監視用ＴＶカメラを独
立して設置する方式よりも装置の合計が割安となり、交
通信号機と監視用ＴＶカメラの据え付け工事や保守点検
作業も同時に行われ得るので、費用や交通規制への影響
も少ない。
立して設置する方式よりも装置の合計が割安となり、交
通信号機と監視用ＴＶカメラの据え付け工事や保守点検
作業も同時に行われ得るので、費用や交通規制への影響
も少ない。
【００３５】また、説明の便宜上、図２や図３は交差点
内を重点的に捉える例について説明したが、交差点外を
捉えたり、信号機に更に複数のカメラを設け交差点内と
交差点外を捉えるようにしても良い。また、監視用ＴＶ
カメラの向きは交差点に対し、後向であっても良い。
内を重点的に捉える例について説明したが、交差点外を
捉えたり、信号機に更に複数のカメラを設け交差点内と
交差点外を捉えるようにしても良い。また、監視用ＴＶ
カメラの向きは交差点に対し、後向であっても良い。
【００３６】なお、対面の信号機の信号灯を撮像するＴ
Ｖカメラと、交差点内を撮像する別のＴＶカメラを相異
なる支柱に設置し、両ＴＶカメラの映像を分割表示する
方法も考えられるが、強風下では二つのＴＶカメラの揺
れ方が異なるので見づらい映像となる。本発明では、信
号機のハウジング内（あるいは一体）に、二つのＴＶカ
メラがあるため、このような欠点は生じなくなる。
Ｖカメラと、交差点内を撮像する別のＴＶカメラを相異
なる支柱に設置し、両ＴＶカメラの映像を分割表示する
方法も考えられるが、強風下では二つのＴＶカメラの揺
れ方が異なるので見づらい映像となる。本発明では、信
号機のハウジング内（あるいは一体）に、二つのＴＶカ
メラがあるため、このような欠点は生じなくなる。
【００３７】
【発明の効果】本発明によれば、複数のＴＶカメラによ
り、対面する交通信号機の映像と、交差点内の状況を同
時に、正確に、把握することが出来、しかも、信号機の
内部あるいは、信号機に直接ＴＶカメラを取りつけてる
ため、特別に専用の支柱を設置する必要がない。
り、対面する交通信号機の映像と、交差点内の状況を同
時に、正確に、把握することが出来、しかも、信号機の
内部あるいは、信号機に直接ＴＶカメラを取りつけてる
ため、特別に専用の支柱を設置する必要がない。
【００３８】また、各ＴＶカメラは撮像する位置が決っ
ているため、電動雲台やズーム機構を必要とせず、軽量
化することができる。もちろん、必要に応じて、電動雲
台やズーム機構を用いることが出来ることは言うまでも
ない。
ているため、電動雲台やズーム機構を必要とせず、軽量
化することができる。もちろん、必要に応じて、電動雲
台やズーム機構を用いることが出来ることは言うまでも
ない。
【００３９】更に、本発明によれば、監視ＴＶカメラを
各コーナーの信号機に設置するだけであるため交差点周
辺の全方位の交通流を最適な位置から同時に把握するこ
とが容易に可能となる。このため、監視ＴＶカメラの映
像を、高度交通管制システムの一部として多目的に利用
することができる。また、歩行者の通行障害や都市景観
上の欠点が生じない。
各コーナーの信号機に設置するだけであるため交差点周
辺の全方位の交通流を最適な位置から同時に把握するこ
とが容易に可能となる。このため、監視ＴＶカメラの映
像を、高度交通管制システムの一部として多目的に利用
することができる。また、歩行者の通行障害や都市景観
上の欠点が生じない。
【図１】本発明の一実施例を説明するための構成外観図
【図２】本発明の一実施例の構成ブロック図
【図３】本発明の他の実施例の構成ブロック図
【図４】本発明の一実施例の構成外観図
【図５】従来例における交差点付近の説明構成図
【図６】従来例における監視用ＴＶカメラの説明構成図
【図７】従来例における監視用ＴＶモニタの映像説明図
１：交通信号機、３ａ，３ｂ：ＴＶカメラ、１２：交通
信号灯、１１１：同期分離回路、１１２：交通信号灯パ
ターン発生回路。
信号灯、１１１：同期分離回路、１１２：交通信号灯パ
ターン発生回路。
Claims (2)
- 【請求項１】 交差点等信号機を有する交通要所の映像
を前記モニタテレビに表示して交通流を監視するように
した交通監視用テレビカメラ装置において、 対向する交通信号機の信号を撮像する第１のテレビカメ
ラと、交通流を撮像する第２のテレビカメラを備え、該
第１と第２のテレビカメラは同一信号機に設置し、前記
第１のテレビカメラの映像からの交通信号機の信号表示
情報を、前記第２のテレビカメラの映像に合成する手段
と、合成後の映像を表示する手段を有することを特徴と
する交通監視用テレビカメラ装置。 - 【請求項２】 交差点等信号機を有する交通要所の映像
を前記モニタテレビに表示して交通流を監視するように
した交通監視用テレビカメラ装置において、 対向する交通信号機の信号を撮像する第１のテレビカメ
ラと、交通流を撮像する第２のテレビカメラを備え、該
第１と第２のテレビカメラは同一信号機の筐体内に設置
し、前記第１のテレビカメラの映像信号から該カメラと
対向する交通信号機の信号表示信号を抽出する手段抽出
手段と、該抽出手段により抽出された信号を前記第２の
テレビカメラからの映像信号に合成する合成手段と、該
合成手段により合成された後の映像を表示する表示手段
とを有することを特徴とする交通監視用テレビカメラ装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121598A JPH11261990A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 交通監視用テレビカメラ装置 |
| US09/190,006 US6466260B1 (en) | 1997-11-13 | 1998-11-12 | Traffic surveillance system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6121598A JPH11261990A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 交通監視用テレビカメラ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11261990A true JPH11261990A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13164764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6121598A Pending JPH11261990A (ja) | 1997-11-13 | 1998-03-12 | 交通監視用テレビカメラ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11261990A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6439743B1 (en) * | 2000-10-05 | 2002-08-27 | Power Signal Technologies Inc. | Solid state traffic light apparatus having a cover including an integral lens |
| US6467921B2 (en) * | 1999-12-06 | 2002-10-22 | Siemens Vdo Automotive Ag | Control unit having control elements which can be illuminated |
| JP2008262127A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Nippon Tsushin Denzai Kk | 光ケーブル接続用クロージャ |
| KR100904655B1 (ko) * | 2008-03-28 | 2009-06-25 | 렉스젠(주) | 교통상황 기록장치 |
| KR101025634B1 (ko) | 2010-06-15 | 2011-03-30 | 금미전자(주) | 영상전송장치의 장착장치 |
| US10977938B2 (en) | 2010-08-06 | 2021-04-13 | Nikon Corporation | Signal control apparatus and signal having the same |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP6121598A patent/JPH11261990A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6467921B2 (en) * | 1999-12-06 | 2002-10-22 | Siemens Vdo Automotive Ag | Control unit having control elements which can be illuminated |
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| JP2008262127A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Nippon Tsushin Denzai Kk | 光ケーブル接続用クロージャ |
| KR100904655B1 (ko) * | 2008-03-28 | 2009-06-25 | 렉스젠(주) | 교통상황 기록장치 |
| KR101025634B1 (ko) | 2010-06-15 | 2011-03-30 | 금미전자(주) | 영상전송장치의 장착장치 |
| US10977938B2 (en) | 2010-08-06 | 2021-04-13 | Nikon Corporation | Signal control apparatus and signal having the same |
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