JPH11261266A - 発熱体冷却装置 - Google Patents

発熱体冷却装置

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JPH11261266A
JPH11261266A JP6018698A JP6018698A JPH11261266A JP H11261266 A JPH11261266 A JP H11261266A JP 6018698 A JP6018698 A JP 6018698A JP 6018698 A JP6018698 A JP 6018698A JP H11261266 A JPH11261266 A JP H11261266A
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JP
Japan
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substrate
fan
heating element
cooling device
fin
Prior art date
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Pending
Application number
JP6018698A
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English (en)
Inventor
Shigeki Okochi
大河内  隆樹
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却能力を低下させることなく、冷却装置の
大型化および製造原価上昇を防止する。 【解決手段】 軸流ファン110のボス部に対応する部
位を中心として軸流ファン110の回転方向に4つに区
画されたエリアA1 〜A4 毎にコルゲートフィン120
の尾根方向を90°づつ異ならせるとともに、尾根方向
の空気流れ下流側を基板200の外形縁211側に位置
させる。これにより、軸流ファン110から基板200
に向かって吹き出す空気流を大きく転向させることな
く、基板200の外形縁211側に導くことができるの
で、コルゲートフィン120にて大きな圧力損失が発生
することを防止できる。したがって、冷却装置の冷却能
力を低下させることなく、軸流ファン120の大型化お
よび冷却装置の製造原価上昇を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サやインバータ等の発熱する電子部品を冷却する発熱体
冷却装置(以下、冷却装置と略す。)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】冷却装置の構造は、例えば実開昭63−
164295号公報に記載のごとく(図6参照)、電子
部品が接合される基板200に冷却フィン120(以
下、フィンと略す。)を配設するとともに、このフィン
120に向けて軸流ファン(以下、ファンと略す。)1
10により冷却風を送風するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ファン11
0から吹き出される空気流は、ファン110の回転方向
成分を有しているので、上記公報に記載の冷却装置のご
とく、フィン120が単純に平行に並んでいると、ファ
ン110から吹き出される空気流がフィン120によっ
て強制的に平行流に転向させられてしまい、フィン12
0にて大きな圧力損失(動圧の損失)が発生してしま
う。このため、上記公報に記載の冷却装置では、送風能
力の大きいファンを使用せざるを得ないので、ファン
(冷却装置)の大型化および製造原価上昇を招いてい
た。
【0004】本発明は、上記点に鑑み、冷却装置の冷却
能力を低下させることなく、冷却装置の大型化および製
造原価上昇を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
3に記載の発明では、軸流ファン(110)のボス部
(111)に対応する部位を中心として軸流ファン(1
10)の回転方向に複数個に区画された区域(A1 〜A
4 )毎にコルゲートフィン(120)の尾根方向(D)
が異なっているとともに、尾根方向(D)の空気流れ下
流側は、基板(200)の外形縁(211)側に位置し
ていることを特徴とする。
【0006】これにより、軸流ファン(110)から基
板(200)に向かって吹き出す空気流を大きく転向さ
せることなく、基板(200)の外形縁(211)側に
導くことができるので、コルゲートフィン(120)に
て大きな圧力損失(動圧の損失)が発生することを防止
できる。したがって、発熱体冷却装置の冷却能力を低下
させることなく、軸流ファン(120)の大型化およ発
熱体冷却装置のび製造原価上昇を防止できる。
【0007】請求項2に記載の発明では、隣り合う各区
域(A1 〜A4 )内に存在するコルゲートフィン(12
0)間に所定の空隙(140)を設けたことを特徴とす
る。これにより、尾根方向(D)の空気流れ上流側に空
隙(140)が存在することとなるので、各区域(A1
〜A4 )毎に尾根方向(D)が異なる場合であっても、
軸流ファン(110)からの空気流が各区域(A1 〜A
4 )に流入し易くなる。したがって、コルゲートフィン
(120)における圧力損失をさらに小さくすることが
できるので、軸流ファン(120)の小型化を図ること
ができる。
【0008】請求項3に記載の発明では、コルゲートフ
ィン(120)にルーバ(130)を形成したことを特
徴とする。これにより、コルゲートフィン(120)の
表面にて温度境界層が成長することを防止できるので、
コルゲートフィン(120)の熱伝達率を向上させるこ
とができ、発熱体冷却装置の放熱能力を向上させること
ができる。
【0009】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態記載の具体的手段との対応関係の例を示
すものである。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る発熱体冷却装置をマイクロプロセッサ(M
PU)等の電子部品(発熱体)を冷却する冷却装置10
0を適用したものであって、図1は本実施形態に係る冷
却装置100を装着した状態を示す斜視図である。
【0011】図1中、200はアルミニウム製の基板で
あり、電子部品300は、後述する冷却フィン120と
反対側の基板200の略中央に接合(はんだ付け)され
る(図3参照)。110は、基板200の板面210に
対して略直交する方向から板面210に向けて冷却空気
を吹き出す軸流ファンであり、この軸流ファン110
は、周知のようにボス部111の周りに複数枚の羽根1
12を有して構成されている。
【0012】なお、軸流ファン(以下、ファンと略
す。)を駆動する電動モータ(図示せず)は、ボス部1
11内に構成されている。そして、ファン110と基板
200(板面210)との間には、波状にローラ成形さ
れたコルゲートフィン(以下、フィンと略す。)120
が配設されており、このフィン120には、空気流れを
所定方向に転向させるルーバ130がフィン120の一
部を切り起こすことにより多数個形成されている。な
お、フィン120と基板200とはろう付け接合されて
いる。
【0013】次に、フィン120の尾根方向ついて述べ
る。なお、ここで、フィン120の尾根方向とは、波状
に形成されたフィン120の山部又は谷部に形成される
フィン120の折曲部121(図2、3参照)の折り目
方向Dを言う。因みに、図3では、フィン120の形状
を模式化して描いてあるため、図2と図3ではフィン1
20の形状が若干異なっている。
【0014】図2、図3の(a)は、ファン110を取
り外した状態を示す図であり、両図から明らかなよう
に、基板200は、ボス部111に対応する部位を中心
としてファン110の回転方向に複数個(本実施形態で
は4個)の区域(エリア)A1〜A4 に区画されてい
る。そして、各エリアA1 〜A4 に存在するフィン12
0の尾根方向Dは、各エリアA1 〜A4 毎に90°づつ
異なっているとともに、尾根方向Dの空気流れ下流側
は、基板200の外形縁211側に位置している。この
ため、各エリアA1 〜A4 に存在するフィン120の尾
根方向Dを連ねると、ボス部111に対応する部位を中
心とする多角形状のループ(本実施形態では、矩形状ル
ープ)を描くようになる。
【0015】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態では、各エリアA1 〜A4 に存在するフィン120
の尾根方向Dは、各エリアA1 〜A4 毎に90°づつ異
なっているとともに、尾根方向Dの空気流れ下流側は、
基板200の外形縁211側に位置しているので、ファ
ン110から基板200に向かって吹き出す空気流を大
きく転向させることなく、基板200の外形縁211側
(外側)に導くことができる。
【0016】したがって、フィン120にて大きな圧力
損失(動圧の損失)が発生することを防止できるので、
冷却装置100の冷却能力を低下させることなく、ファ
ン120(冷却装置100)の大型化および製造原価上
昇を防止できる。また、ルーバ130によってフィン1
20内の空気流れが転向させられるので、フィン120
の表面にて温度境界層が成長することを防止できるの
で、フィン120の熱伝達率を向上させることができ
る。したがって、冷却装置100の放熱能力を向上させ
ることができる。
【0017】因みに、発明者等の試験検討によれは、フ
ィン120のフィンピッチFPとルーバ130のルーバ
ピッチLPとの比(FP/LP)は1〜4.5程度が望
ましく、フィン120のフィン高さFHとフィンピッチ
FPとの比(FH/FP)は0.5〜5程度が望ましい
との検討結果を得ている(図4参照)。そして、本実施
形態では、ルーバピッチLPは0.9〜2mmであり、
フィンピッチFPは2〜4mmであり、フィン高さFH
は2〜10mmである。
【0018】(第2実施形態)本実施形態は、図5に示
すように、隣り合う各エリアA1 〜A4 内に存在するフ
ィン120間に所定の空隙140を設けたものである。
これにより、尾根方向Dの空気流れ上流側に空隙140
が存在することとなるので、各エリアA1 〜A4 毎に尾
根方向Dが異なる場合であっても、ファン110からの
空気流が各エリアA1 〜A4 に流入し易くなる。したが
って、フィン120における圧力損失をさらに小さくす
ることができるので、ファン120(冷却装置100)
の小型化および製造原価低減を図ることができる。
【0019】ところで、上述の実施形態では、基板20
0の正方形としたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、長方形や円などその他の形状であってもよい。
また、フィン120は正弦波状に限定されるものではな
く、矩形波状などその他の形状であってもよい。また、
発熱体は電子部品に限定されるものではなく、その他の
発熱体であってもよい。
【0020】また、ルーバ130を廃止してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る発熱体冷却装置の斜視図で
ある。
【図2】ファンを取り外した状態を示す発熱体冷却装置
の斜視図である。
【図3】(a)はファンを取り外した状態における基板
の正面図であり、(b)は発熱体冷却装置の側面図であ
る。
【図4】フィンの拡大図である。
【図5】(a)はファンを取り外した状態における基板
の正面図であり、(b)は発熱体冷却装置の側面図であ
る。
【図6】(a)は、従来の技術に係る発熱体冷却装置の
斜視図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。
【符号の説明】
110…軸流ファン、120…コルゲートフィン、13
0…ルーバ、200…基板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体(300)を冷却する発熱体冷却
    装置であって、 前記発熱体(300)が接合される基板(200)と、 ボス部(111)の周りに複数枚の羽根(112)を有
    し、前記基板(200)に向けて空気を吹き出す軸流フ
    ァン(110)と、 前記軸流ファン(110)と前記基板(200)との間
    に配設され、波状に形成されたコルゲートフィン(12
    0)とを備え、 前記基板(200)は、前記ボス部(111)に対応す
    る部位を中心として前記軸流ファン(110)の回転方
    向に複数個の区域(A1 〜A4 )に区画されており、 前記コルゲートフィン(120)の尾根方向(D)は、
    前記各区域(A1 〜A 4 )毎に異なり、 さらに、前記尾根方向(D)の空気流れ下流側は、前記
    基板(200)の外形縁(211)側に位置しているこ
    とを特徴とする発熱体冷却装置。
  2. 【請求項2】 隣り合う前記各区域(A1 〜A4 )内に
    存在する前記コルゲートフィン(120)間には、所定
    の空隙(140)が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の発熱体冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記コルゲートフィン(120)には、
    空気流れを所定方向に転向させるルーバ(130)が形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の発熱体冷却装置。
JP6018698A 1998-03-11 1998-03-11 発熱体冷却装置 Pending JPH11261266A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020048844A (ko) * 2000-12-18 2002-06-24 이형도 전자칩 냉각용 히트싱크
US20090302458A1 (en) * 2005-06-27 2009-12-10 Hidehito Kubo Heat Sink For Power Module
CN110087435A (zh) * 2018-01-25 2019-08-02 Aptiv技术有限公司 用于冷却电子设备的系统及组装方法
WO2023068059A1 (ja) * 2021-10-20 2023-04-27 株式会社小糸製作所 灯具

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